JP2020012330A - 建物基礎用ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】建物基礎の施工に要する費用を低減できるとともに、建物基礎の品質を均一化できる建物基礎用ブロックを提供する。【解決手段】建物基礎用ブロックBRは、所定の間隔を置いて地盤に配設され、構造材を支持する。建物基礎用ブロックBRは、柱状部10と、嵌合部20とを備える。柱状部10は、上下方向に配設され、地中に埋設される。嵌合部20は、柱状部10に形成され、構造材に嵌合する。嵌合部20は、柱嵌合孔21を含む。柱嵌合孔21は、柱状部10の上面10aに開口し、柱と嵌合する。また、嵌合部20は、梁嵌合溝22を含む。梁嵌合溝22は、柱状部10の上面10aに形成され、床梁と嵌合する。【選択図】図1

Description

本発明は、建物基礎用ブロックに関し、特に、木造家屋のように比較的に軽量である建築物の基礎に好適な建物基礎用ブロックに関するものである。
木造家屋の基礎として、特許文献1には、柱支持部を有する建物基礎が記載されている。特許文献1に記載の建物基礎においては、柱支持部は、柱と柱の間を繋いで延びる長尺板状に形成される。
特開2014−173354号公報
しかしながら、特許文献1に記載の建物基礎において、柱支持部は、建築の現場において作業員がコンクリートを打設することによって形成される。従って、建物基礎の施工費用のうち、少なからぬ費用を作業員の人件費が占めることとなり、コストダウンが容易ではない。また、柱支持部の品質が、作業員の技量に多少なりとも依存することとなり、均一な品質の建物基礎を提供するという観点において改善の余地がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、建物基礎の施工費用を低減できるとともに、建物基礎の品質を均一化できる建物基礎用ブロックを提供することにある。
本願に開示する建物基礎用ブロックは、所定の間隔を置いて地盤に配設され、建物構造材を支持する。建物基礎用ブロックは、柱状部と、嵌合部とを備える。前記柱状部は、上下方向に配設され、地中に埋設される。前記嵌合部は、前記柱状部に形成され、前記建物構造材に嵌合する。
本願に開示する建物基礎用ブロックにおいて、前記嵌合部は、柱嵌合孔を含む。前記柱嵌合孔は、前記柱状部の上面に開口し、建物柱の少なくとも下端部が嵌挿される。
本願に開示する建物基礎用ブロックにおいて、前記嵌合部は、梁嵌合溝を含む。前記梁嵌合溝は、前記柱状部の上面に形成され、床梁と嵌合する。
本願に開示する建物基礎用ブロックにおいて、前記柱状部は、前記梁嵌合溝の周壁に第1挿通孔を有する。前記第1挿通孔は、前記床梁を係止する軸状部材が挿通される。
本願に開示する建物基礎用ブロックは、上面に前記柱状部が突設される台板部を更に備える。前記台板部は、第2挿通孔を有する。前記第2挿通孔は、アンカーボルトが挿通される。
本発明の建物基礎用ブロックによれば、建物基礎の施工費用を低減できるとともに、建物基礎の品質を均一化できる。
本発明の実施形態1に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。(b)は、本発明の実施形態1に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。 本発明の各実施形態に係る建物基礎用ブロックの設置位置を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋骨組を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態2に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。(b)は、本発明の実施形態2に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。 本発明の実施形態3に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態3に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。(b)は、本発明の実施形態3に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。 本発明の実施形態4に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態4に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。(b)は、本発明の実施形態4に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。 本発明の実施形態5に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態5に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。(b)は、本発明の実施形態5に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。
以下、本発明に係る建物基礎用ブロックに関する実施の形態について、添付の図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、本発明を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨が明記されていない限り、この形態に限定されるものではない。
[基本原理]
図1〜図3を参照して、本発明の基本原理を説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。図2(a)は、本発明の実施形態1に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。図2(b)は、本発明の実施形態1に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。図3は、本発明の各実施形態に係る建物基礎用ブロックの設置位置を示す平面図である。
図1〜図3に示すように、実施形態に係る建物基礎用ブロックBRは、所定の間隔を置いて地盤に配設され、構造材Mを支持するものである。構造材Mは、実施形態においては、木造家屋等の一般住宅の柱又は床梁である。また、実施形態の建物基礎用ブロックBRには複数種類があり、設置位置に対応する種類の建物基礎用ブロックBRが選定される。建物基礎用ブロックBRの種類毎の違いについては後述する。
建物基礎用ブロックBRは、図1に示すように、柱状部10と、嵌合部20とを備える。柱状部10は、上下方向に配設され、少なくとも下端部が地中に埋設される。柱状部10は、例えばコンクリートから形成される。嵌合部20は、柱状部10に形成され、構造材Mに嵌合する。なお、構造材Mは、請求の範囲における建物構造材に対応している。
図2(a)に示すように、柱状部10には、鉄筋骨組30を埋設することができる。柱状部10に鉄筋骨組30を埋設することによって、建物基礎用ブロックBRの強度を向上できる。なお、鉄筋骨組30については、図4を参照して後述する。図2(b)に示すように、実施形態においては、構造材Mは、柱M1又は床梁M2である。なお、柱M1は、請求の範囲における建物柱に対応している。
建物基礎用ブロックBRは、工場において型の中に鉄筋骨組30を配置し、コンクリートを打設するだけの簡単な工程によって製造できる。工場において製造された建物基礎用ブロックBRは、建築の現場まで運搬され、図2(b)に示すように、柱状部10が地中に埋設され、地盤に設置される。地盤における支持層が地中の比較的に浅い位置にあるとき、柱状部10を地中に埋設することによって、構造材Mを建物基礎用ブロックBRによって十分な強度で支持できる。
柱状部10が地中に埋設される深さL1は、例えば50〜150センチメートルである。深さL1は、構造材Mを支持するレベルを揃えるように、各建物基礎用ブロックBRに対し、設定される。また、地盤が湿気を多く含む場合は、地面GLと床梁M2との間隔が比較的に大きくなるように、深さL1が設定される。
以上、図1〜図3を参照して説明したように、実施形態の建物基礎用ブロックBRによれば、建物基礎用ブロックBRが、所定の間隔を置いて地盤に配設され、構造材Mを支持する。建物基礎用ブロックBRは、工場における簡単な工程によって製造できる。また、建物基礎用ブロックBRは、柱状部10を地中に埋設するだけの簡単な作業によって地盤に設置できる。従って、建築の現場における作業量を低減でき、建物基礎の施工費用を低減できる。また、工場における簡単な工程によって建物基礎用ブロックBRを製造できることから、品質を均一化することも容易である。また、製造工程の機械化も容易であり、製造工程を機械化することによって、施工費用を更に低減できる。
次に、図1〜図3を参照して、実施形態の建物基礎用ブロックBRを更に詳しく説明する。図1に示すように、実施形態においては、建物基礎用ブロックBRは、台板部11を備える。台板部11の上面には、柱状部10が突設される。また、図1、図2に示すように、台板部11は、アンカーボルト40が挿通される板貫通孔11aを有する。なお、板貫通孔11aは、請求の範囲における第2挿通孔に対応している。台板部11は、実施形態においては、正方形状であり、板貫通孔11aは、台板部11の四辺に沿った各端部の近傍に、台板部11を厚み方向に貫通するように形成される。
図2(b)に示すように、建物基礎用ブロックBRが設置される地盤にはコンクリート基礎30を打設することができる。アンカーボルト40は、板貫通孔11aに挿通され、コンクリート基礎30に建物基礎用ブロックBRを固定する。
次に、図1、図2を参照して、嵌合部20を説明する。嵌合部20は、柱嵌合孔21及び梁嵌合溝22の少なくとも一方を含む。柱嵌合孔21は、柱状部10の上面10aに開口し、柱M1の少なくとも下端部が嵌挿される。梁嵌合溝22は、柱状部10の上面10aに形成され、床梁M2と嵌合する。
実施形態においては、床梁M2の端部又は中間部が梁嵌合溝22に嵌合される。また、梁嵌合溝22の周壁22aには、壁貫通孔22bが形成される。壁貫通孔22bは、床梁M2を係止する軸状部材が挿通される。軸状部材は、例えばボルトである。なお、壁貫通孔22bは、請求の範囲における第1挿通孔に対応している。また、柱嵌合孔21の周壁における肉厚、梁嵌合溝22の周壁22aにおける肉厚は、安全性を確保するために、住宅の品質確保の促進等に関する法律及び関係規定に準じた強度計算に基づいて、十分な耐荷重性が得られる肉厚に設定される。
図1、図2に示す建物基礎用ブロックBRは、第1建物基礎用ブロックBR1であり、1つの柱嵌合孔21と、4つの梁嵌合溝22とを有する。1つの柱嵌合孔21は、柱状部10における上面10aの中央に開口する。4つの梁嵌合溝22は、柱嵌合孔21を中心に、90度ずつずれた外側4方向に延びるように形成される。従って、第1建物基礎用ブロックBR1は、図3に示すように、周囲の4方向から床梁M2が延びてくる位置、例えば建物中央に設置するのに好適である。
また、第1建物基礎用ブロックBR1においては、4つの梁嵌合溝22が外側4方向に延びることから、柱状部10の上面形状も、図2(a)に示すように、外側4方向に向かって突出する一方、外側4方向以外は、内側に窪む凹部となっている。すなわち、柱状部10は、各梁嵌合溝22の下側部分を除く領域に径方向内側に窪む凹部を有しており、材料の無駄を省き、コスト低減が可能であるとともに、軽量化が可能である。
以上、図1、図2を参照して説明したように、実施形態の建物基礎用ブロックBRによれば、嵌合部20が柱嵌合孔21と梁嵌合溝22とを含む。柱嵌合孔21は、縦孔であり柱M1と嵌合する。梁嵌合溝22は、水平に延びる溝であり、床梁M2と嵌合する。従って、柱状部10に縦孔又は溝を形成するだけの簡易な工程によって、建物基礎用ブロックBRに柱M1、又は床梁M2の支持部を形成でき、柱M1又は床梁M2の支持構造を簡易に提供できる。また、独立した1つの建物基礎用ブロックBRによって、柱M1と床梁M2の両方を支持できることから、建物基礎の構成要素の部材数を低減でき、施工日数を短縮することも容易になる。
また、図1、図2を参照して説明したように、実施形態によれば、建物基礎用ブロックBRの台板部11に、板貫通孔11aが形成され、板貫通孔11aに、アンカーボルト40が挿通される。従って、建物基礎用ブロックBRをコンクリート基礎30に固定でき、建物基礎用ブロックBRを更に良好に地盤に固定できる。なお、板貫通孔11aの個数は、安全性を確保するために、建築基準法及び関係規定に準じた強度計算に基づいて、十分な耐震性が得られる個数に設定される。
また、アンカーボルト40によって建物基礎用ブロックBRをコンクリート基礎30に固定する代わりに、地中梁によって、隣り合う建物基礎用ブロックBR同士を繋ぐこともできる。地中梁によって、隣り合う建物基礎用ブロックBR同士を繋ぐことによって、建物基礎用ブロックBRを更に良好に地盤に固定できる。あるいは、アンカーボルト40によって建物基礎用ブロックBRをコンクリート基礎30に固定するとともに、地中梁によって、隣り合う建物基礎用ブロックBR同士を繋ぐこともできる。
また、図1、図2を参照して説明したように、実施形態によれば、柱状部10が、梁嵌合溝22の周壁22aに壁貫通孔22bを有する。壁貫通孔22bは、床梁M2を係止する軸状部材が挿通される。従って、床梁M2と建物基礎用ブロックBRとの連結強度を向上でき、床梁M2を更に良好に支持できる。なお、壁貫通孔22bの個数は、安全性を確保するために、建築基準法及び関係規定に準じた強度計算に基づいて、十分な耐震性が得られる個数に設定される。
次に、図4を参照して、実施形態に係る鉄筋骨組30を説明する。図4は、本発明の実施形態に係る鉄筋骨組を示す斜視図である。鉄筋骨組30は、柱状部10の内部に埋め込まれるものであり、複数のリング部31と、複数の延設部32と、複数の縦線部33とを含む。
複数のリング部31は、各々、中心軸方向が上下方向に一致するように、上下に一定の間隔で配設される。柱嵌合孔21は、複数のリング部31の内側に配設可能である。また、複数のリング部31が上下に配設される間隔は、例えば10センチメートルである。
複数の延設部32は、各リング部31の外周面から径方向外側に延びるように延設される。各延設部32の形状は、柱状部10の横断面形状に対応して、柱状部10を効果的に補強できるように設定される。複数の縦線部33は、複数のリング部31を上下に繋ぐように複数のリング部31に溶接されるとともに、複数の延設部32を上下に繋ぐように複数の延設部32に溶接される。
以上、図4を参照して説明したように、実施形態によれば、鉄筋骨組30が、複数のリング部31と、複数の延設部32と、複数の縦線部33とを含む。従って、様々な横断面形状の柱状部10を効果的に補強できる。
以下、図5〜図12を参照して、本発明の他の実施形態を説明する。図5は、本発明の実施形態2に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。図6(a)は、本発明の実施形態2に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。図6(b)は、本発明の実施形態2に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。図7は、本発明の実施形態3に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。図8(a)は、本発明の実施形態3に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。図8(b)は、本発明の実施形態3に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。
図9は、本発明の実施形態4に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。図10(a)は、本発明の実施形態4に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。図10(b)は、本発明の実施形態4に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。図11は、本発明の実施形態5に係る建物基礎用ブロックを示す斜視図である。図12(a)は、本発明の実施形態5に係る建物基礎用ブロックを示す上面図である。図12(b)は、本発明の実施形態5に係る建物基礎用ブロックを示す側面図である。
図5、図6に示す建物基礎用ブロックBRは、第2建物基礎用ブロックBR2であり、柱状部10Aと、嵌合部20Aとを有する。柱状部10Aは、上下方向に配設され、台板部11の上面11bに突設される。嵌合部20Aは、柱状部10Aに形成され、1つの柱嵌合孔21と、3つの梁嵌合溝22とを含む。1つの柱嵌合孔21は、台板部11の上面11bにおける中央部上方に位置する。3つの梁嵌合溝22は、1つの柱嵌合孔21を中心に、90度ずつずれた外側3方向に延びるように形成される。従って、図3に示すように、第2建物基礎用ブロックBR2は、周囲の3方向から床梁M2が延びてくる建物外壁の中間位置に設置するのに好適である。
図7、図8に示す建物基礎用ブロックBRは、第3建物基礎用ブロックBR3であり、柱状部10Bと、嵌合部20Bとを有する。柱状部10Bは、上下方向に配設され、台板部11の上面11bに突設される。嵌合部20Bは、柱状部10Bに形成され、1つの柱嵌合孔21と、2つの梁嵌合溝22とを含む。1つの柱嵌合孔21は、台板部11の上面11bにおける中央部上方に位置する。2つの梁嵌合溝22は、1つの柱嵌合孔21から、互いに直交する外側2方向に延びるように形成される。従って、図3に示すように、第3建物基礎用ブロックBR3は、直交する2方向から床梁M2が延びてくる建物角部に設置するのに好適である。
図9、図10に示す建物基礎用ブロックBRは、第4建物基礎用ブロックBR4であり、柱状部10Cと、嵌合部20Cとを有する。柱状部10Cは、上下方向に配設され、台板部11の上面11bに突設される。嵌合部20Cは、柱状部10Cに形成され、1つの柱嵌合孔21と、2つの梁嵌合溝22とを含む。1つの柱嵌合孔21は、台板部11の上面11bにおける中央部上方に位置する。2つの梁嵌合溝22は、1つの柱嵌合孔21から、反対方向の外側2方向に延びるように、上面10aに形成される。従って、図3に示すように、第4建物基礎用ブロックBR4は、柱M1と柱M1の間に更に柱M1を設ける場合、又は柱M1と柱M1の間で床梁M2を支持する場合に好適に使用できる。
図11、図12に示す建物基礎用ブロックBRは、第5建物基礎用ブロックBR5であり、柱状部10Dと、嵌合部20Dとを有する。柱状部10Dは、上下方向に配設され、台板部11の上面11bに突設される。嵌合部20Dは、柱状部10Dに形成され、1つの柱嵌合孔21だけを有する。1つの柱嵌合孔21は、台板部11の上面11bにおける中央部上方に位置する。従って、第5建物基礎用ブロックBR5は、例えばテントの支柱を支持するのに好適に使用できる。
以上、図面(図1〜図12)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記(1)〜(2))。
(1)実施形態においては、設置位置に応じて建物基礎用ブロックBRの種類を変えたが、全ての設置位置に対し、1種類の建物基礎用ブロックBR、例えば図1、図2に示した第1建物基礎用ブロックBR1を設置することもできる。1種類の建物基礎用ブロックBRだけを使用することで、建物基礎用ブロックBRの製造工程を更に簡易にでき、材料費とのバランスによっては、更に製造コストを低減することもできる。
(2)実施形態においては、建物基礎用ブロックBR、特に第1建物基礎用ブロックBR1〜第4建物基礎用ブロックBR4は、一般住宅の基礎に使用するものとしたが、これに限らず、建物基礎用ブロックBRは、仮設建物の基礎として使用することもできる。例えば、建築の現場において作業員の休憩所を設置するとき、又は緊急時に避難者のために仮設住宅を設置するときに、建物基礎用ブロックBRを使用することができる。建物基礎用ブロックBRを仮設建物に使用することによって、例えば大規模な災害があったときに、通常よりも短時日のうちに建物基礎を施工でき、速やかに仮設住宅を提供できる。また、例えば建築の現場において作業員の休憩所を設置するときには、固めた地盤の上に建物基礎用ブロックBRを置くだけでもよく、更に簡易に休憩所を設置できる。
BR、BR1、BR2、BR3、BR4、BR5…建物基礎用ブロック
M…構造材(建物構造材)
M1…柱(建物柱)
M2…床梁
10、10A、10B、10C、10D…柱状部
10a…柱状部の上面
11…台板部
11a…板貫通孔(第2挿通孔)
20、20A、20B、20C、20D…嵌合部
21…柱嵌合孔
22…梁嵌合溝
22a…周壁
22b…壁貫通孔(第1挿通孔)
40…アンカーボルト
本願に開示する建物基礎用ブロックは、所定の間隔を置いて地盤に配設され、建物構造材を支持する。建物基礎用ブロックは、柱状部と、嵌合部と、鉄筋骨組とを備える。前記柱状部は、上下方向に配設され、地中に埋設される。前記嵌合部は、前記柱状部に形成され、前記建物構造材に嵌合する。前記鉄筋骨組は、前記柱状部の内部に埋設される。また、前記嵌合部は、1つの柱嵌合孔と、少なくとも1つの梁嵌合溝とを含む。前記1つの柱嵌合孔は、前記柱状部の上面に開口し、建物柱の少なくとも下端部が嵌挿される。前記少なくとも1つの梁嵌合溝は、前記柱状部の上面に形成され、床梁と嵌合する。
本願に開示する建物基礎用ブロックにおいて、前記鉄筋骨組は、複数のリング部と、複数の縦線部とを含む。前記複数のリング部は、間隔を空けて上下に並んでいる。前記複数の縦線部は、前記複数のリング部に各々接合する。
本願に開示する建物基礎用ブロックにおいて、前記嵌合孔は、前記複数のリング部のうちの少なくとも1つの内側に配設されている。
図2(b)に示すように、建物基礎用ブロックBRが設置される地盤にはコンクリート基礎Sを打設することができる。アンカーボルト40は、板貫通孔11aに挿通され、コンクリート基礎Sに建物基礎用ブロックBRを固定する。
また、図1、図2を参照して説明したように、実施形態によれば、建物基礎用ブロックBRの台板部11に、板貫通孔11aが形成され、板貫通孔11aに、アンカーボルト40が挿通される。従って、建物基礎用ブロックBRをコンクリート基礎Sに固定でき、建物基礎用ブロックBRを更に良好に地盤に固定できる。なお、板貫通孔11aの個数は、安全性を確保するために、建築基準法及び関係規定に準じた強度計算に基づいて、十分な耐震性が得られる個数に設定される。
また、アンカーボルト40によって建物基礎用ブロックBRをコンクリート基礎Sに固定する代わりに、地中梁によって、隣り合う建物基礎用ブロックBR同士を繋ぐこともできる。地中梁によって、隣り合う建物基礎用ブロックBR同士を繋ぐことによって、建物基礎用ブロックBRを更に良好に地盤に固定できる。あるいは、アンカーボルト40によって建物基礎用ブロックBRをコンクリート基礎Sに固定するとともに、地中梁によって、隣り合う建物基礎用ブロックBR同士を繋ぐこともできる。

Claims (5)

  1. 所定の間隔をおいて地盤に配設され、建物構造材を支持する建物基礎用ブロックであって、
    上下方向に配設され、地中に埋設される柱状部と、
    前記柱状部に形成され、前記建物構造材に嵌合する嵌合部
    とを備える、建物基礎用ブロック。
  2. 前記嵌合部は、前記柱状部の上面に開口し、建物柱の少なくとも下端部が嵌挿される柱嵌合孔を含む、請求項1に記載の建物基礎用ブロック。
  3. 前記嵌合部は、前記柱状部の上面に形成され、床梁と嵌合する梁嵌合溝を含む、請求項1又は請求項2に記載の建物基礎用ブロック。
  4. 前記柱状部は、前記梁嵌合溝の周壁に、前記床梁を係止する軸状部材が挿通される第1挿通孔を有する、請求項3に記載の建物基礎用ブロック。
  5. 上面に前記柱状部が突設される台板部を更に備え、
    前記台板部は、アンカーボルトが挿通される第2挿通孔を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の建物基礎用ブロック。
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