JP2020011662A - ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット - Google Patents

ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット Download PDF

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Abstract

【課題】ラックガイドをラック軸に向けて押圧する力を増大でき、かつ、ラックガイドの外周面とハウジングの内周面とが直接接触することを防止できる、ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットの構造を実現する。【解決手段】ラックガイド28の外周面と第三収容部16の内周面との間に、第一弾性リング12a、12bを挟持する。ラックガイド28は、後側部に、カバー29に近づく方向に伸長した第一筒部32を有し、第三収容部16の開口端18に固定されたカバー29は、ラックガイド28に近づく方向に伸長した第二筒部40を有する。第一筒部32と第二筒部40とを、第三収容部16の軸方向に関する相対移動を可能に嵌合する。ラックガイド28とカバー29との間に、コイル径の異なる複数のコイルばね30a、30bを径方向に重畳して配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の操舵輪に舵角を付与するためのステアリング装置を構成する、ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットに関する。
ラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニットを備えたステアリング装置は、小型かつ軽量に構成でき、しかも剛性が高く良好な操舵感を得られるなどの理由から、自動車用のステアリング装置に広く使用されている。ラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニットを備えたステアリング装置では、運転者が操作するステアリングホイールの回転運動を、ステアリングギヤユニットによって往復直線運動に変換し、タイロッドを介して操舵輪に舵角を付与する。
ラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニットは、ステアリングホイールの回転運動が伝達されるピニオン軸と、ピニオン軸の回転運動を直線運動に変換するラック軸とを有しており、ピニオン軸に設けられたピニオン歯とラック軸に設けられたラック歯とを噛合させている。ピニオン軸とラック軸との間で動力伝達を行う際には、ピニオン軸及びラック軸に互いに離れる方向の力が作用する。ラック軸は、長尺状の部材であり、軸方向両側寄り部分のみがハウジングに支持されているため、ピニオン軸との間で動力伝達を行う際には、ラック歯を有する軸方向中間部が、ピニオン軸から離れる方向に弾性的に撓みやすくなる。このため、ピニオン歯とラック歯との噛み合い部のバックラッシュが増大し、打音が発生しやすくなる。
このような事情に鑑みて、実開昭64−41477号公報には、ラック軸を挟んでピニオン軸と反対側に押圧機構を配置し、ラック軸をピニオン軸に向けて押圧する構造が開示されている。このような構造によれば、ピニオン軸とラック軸との間で動力伝達を行う際にも、ピニオン歯とラック歯との噛み合い部のバックラッシュを低減することができる。このため、噛み合い部で打音が発生することを防止できる。
実開昭64−41477号公報 特開2005−41251号公報
ただし、実開昭64−41477号公報に記載された構造は、1つのコイルばねの弾力のみを利用して、ラックガイドをラック軸に向けて押圧し、ラック軸をピニオン軸に向けて押圧している。このため、ピニオン軸に対するラック軸の押圧力が不足する可能性がある。したがって、噛み合い部のバックラッシュを十分に低減できず、噛み合い部で打音が発生する可能性がある。また、ピニオン軸とラック軸との間で動力伝達を行う際などに、ラック軸に作用するピニオン軸から離れる方向の力に基づいてコイルばねが大きく縮んでしまい、ラックガイドがハウジングの内側でピニオン軸から離れる方向に変位する可能性がある。この際、ラックガイドの外周面とハウジングの内周面とが直接接触し、異音を発生させる可能性がある。
一方、ラック軸は、車両の幅方向に略水平に配置され、車体に固定されたハウジングの内側に往復移動可能に配置されている。このため、悪路走行時などに車体が上下に揺れて、ステアリングギヤユニットに強い振動が入力されると、ラック軸に上下方向の大きな力が加わる場合がある。したがって、噛み合い部のバックラッシュを低減すべく、押圧機構によりラック軸を押圧する場合には、ラック軸に加わる上下方向の力が、ラック軸を直接押圧するラックガイドに作用し、ラックガイドが上下方向に揺動する(倒れる)可能性がある。この結果、ラックガイドの外周面がハウジングの内周面に直接接触して、異音を発生させる可能性がある。
特開2005−41251号公報には、ラックガイドの外周面とハウジングの内周面とが直接接触することを防止するために、ラックガイドの外周面とハウジングの内周面との間に、2つの弾性リングを挟持する構造が開示されている。ただし、このような構造の場合にも、ラック軸に加わる力が大きくなった際に、弾性リングの弾性変形量が大きくなり、ラックガイドの外周面とハウジングの内周面とが直接接触する可能性がある。
本発明は、上述のような事情に鑑み、ラックガイドをラック軸に向けて押圧する力を増大することができ、かつ、ラックガイドの外周面とハウジングの内周面とが直接接触することを有効に防止できる、ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットの構造を実現すべく発明したものである。
本発明のラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットは、ハウジングと、ラック軸と、ピニオン軸と、押圧機構と、第一弾性リングと、を備えている。
前記ハウジングは、両端が開口した筒状の第一収容部と、該第一収容部に対しねじれの位置関係に配置された筒状の第二収容部と、前記第一収容部に対し直交する方向に伸長し、かつ、前記第二収容部と反対側に開口端を有する第三収容部と、を有している。
前記ラック軸は、前記第一収容部の内側に、該第一収容部の軸方向に関する往復移動を可能に配置されている。
前記ピニオン軸は、前記第二収容部の内側に回転可能に支持されている。
前記押圧機構は、前記第三収容部の内側に前記ラック軸に対する遠近移動を可能に配置されたラックガイドと、前記第三収容部の開口端に固定されたカバーと、該カバーと前記ラックガイドとの間に配置され、前記ラックガイドを前記ラック軸に向けて押圧する弾性部材と、を有している。
前記第一弾性リングは、前記第三収容部の内周面と前記ラックガイドの外周面との間に挟持されている。
前記ラックガイドは、前記カバーに近づく方向に伸長した第一筒部を有している。
前記カバーは、前記ラックガイドに近づく方向に伸長した第二筒部を有している。
前記第一筒部と前記第二筒部とは、前記第三収容部の軸方向に関する相対移動を可能に嵌合している。
前記弾性部材は、径方向に重畳して配置された互いにコイル径の異なる複数(たとえば2つあるいは3つ以上)のコイルばねである。
本発明では、前記第一筒部と前記第二筒部とのうち径方向内側に配置された内径側筒部を、最も径方向外側に配置された前記コイルばねの径方向外側に配置し、前記内径側筒部の内周面により、最も径方向外側に配置された前記コイルばねの姿勢を規制することができる。
さらに本発明では、前記ラックガイドと前記カバーとのいずれか一方に、最も径方向内側に配置された前記コイルばねの径方向内側に挿入されるガイド軸部を設け、該ガイド軸部の外周面により、最も径方向内側に配置された前記コイルばねの姿勢を規制することもできる。
本発明では、前記第一筒部の周面と前記第二筒部の周面との間に挟持された第二弾性リングをさらに備えることもできる。
本発明では、前記第一筒部を前記第二筒部に内嵌し、前記第二弾性リングを、前記第一筒部の外周面と前記第二筒部の内周面との間に挟持することができる。
または、前記第一筒部を前記第二筒部に外嵌し、前記第二弾性リングを、前記第一筒部の内周面と前記第二筒部の外周面との間に挟持することもできる。
本発明のラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットによれば、ラックガイドをラック軸に向けて押圧する力を増大することができ、かつ、ラックガイドの外周面とハウジングの内周面とが直接接触することを有効に防止できる。
図1は、実施の形態にかかるラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットを備えたステアリング装置を示す、斜視図である。 図2は、ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットを取り出して示す、部分切断図である。 図3は、図2のA−A断面図である。
[実施の形態の1例]
実施の形態の1例について、図1〜図3を用いて説明する。
なお、以下の説明において、前後方向は、車両の前後方向を意味し、上下方向は、車両の上下方向を意味し、左右方向は、車両の幅方向を意味する。
ステアリング装置1は、図1に全体構成を示すように、運転者が操作するステアリングホイール2の回転運動を、ピニオン軸3とラック軸4とを有するラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニット5により往復直線運動に変換することで、図示しない左右の操舵輪に対し所望の舵角を付与する。このために、ステアリングホイール2を、ステアリングシャフト6の後端部に固定している。また、ステアリングシャフト6の前端部を、1対の自在継手7及び中間シャフト8を介して、ピニオン軸3の基端部に接続している。さらに、ピニオン軸3と噛合するラック軸4の軸方向両端部を、それぞれが左右の操舵輪に連結された1対のタイロッド9に接続している。
ステアリングギヤユニット5は、ハウジング10と、ピニオン軸3と、ラック軸4と、押圧機構11と、第一弾性リング12a、12bと、第二弾性リング13とを備えている。
ハウジング10は、車体に固定されるものであり、ラック軸4の軸方向中間部を収容する第一収容部14と、ピニオン軸3の先半部を収容する第二収容部15と、押圧機構11を収容する第三収容部16と、車体に固定するための1対の取付フランジ部17とを備えている。このようなハウジング10は、アルミニウム系合金などの軽合金をダイキャスト成形することにより一体的に造られている。また、第一収容部14の内部空間と、第二収容部15の内部空間と、第三収容部16の内部空間とは、互いに連通している。
第一収容部14は、左右方向に伸長した円筒形状を有しており、左右両端が開口している。このような第一収容部14は、略水平に配置されている。
第二収容部15は、有底円筒形状を有しており、上端のみが開口している。このような第二収容部15は、第一収容部14の前側(図3の左側)で、かつ、第一収容部14の軸方向片側(図1の左側、図2の右側)に偏った位置に配置されている。また、第二収容部15は、第一収容部14に対しねじれの位置関係に配置されている。つまり、第二収容部15の中心軸O15と第一収容部14の中心軸O14とは、ねじれの位置関係にある。また、前後方向から見て、第二収容部15の中心軸O15は、第一収容部14の中心軸O14に対して直交する方向には配置されておらず、直交する方向に対し傾斜して配置されている。
第三収容部16は、円筒形状を有している。このような第三収容部16は、第一収容部14の後側(図3の右側)で、かつ、第一収容部14の軸方向片側に偏った位置に配置されている。具体的には、第三収容部16は、第一収容部14の軸方向に関して、第二収容部15と同じ位置に配置されている。また、第三収容部16は、第一収容部14に対し直交する方向のうち前後方向に伸長している。このため、第三収容部16の中心軸O16は、第一収容部14の中心軸O14に対して直交する方向に配置されている。また、第三収容部16は、第二収容部15と反対側である後側に、開口端18を有している。開口端18は、内周面に雌ねじ部19を有している。第三収容部16は、内周面のうち第一収容部14につながった前端部から中間部にわたる範囲に、後側に向かうほど内径が大きくなるテーパ面部20を有している。雌ねじ部19の内径は、テーパ面部20の後側部における内径よりも大きくなっており、雌ねじ部19とテーパ面部20とは、円輪状の段差面21を介して、第三収容部16の軸方向である前後方向に連続している。
1対の取付フランジ部17は、第一収容部14の前側に、第一収容部14の軸方向に離隔して配置されている。ハウジング10は、取付フランジ部17を挿通したボルトやスタッドなどの固定部材22を用いて、車体に対して固定する。
ピニオン軸3は、外周面の先端寄り部分にピニオン歯23を有している。このようなピニオン軸3は、先半部を第二収容部15の内側に配置し、第二収容部15に対して、1対の転がり軸受24a、24bにより回転のみ可能に支持されている。具体的には、ピニオン軸3の先端部を、第二収容部15の奥側部に対し、転がり軸受(ラジアルニードル軸受)24aにより回転自在に支持している。また、ピニオン軸3の中間部を、第二収容部15の開口寄り部分に対し、深溝型、3点接触型又は4点接触型などの単列の転がり軸受(玉軸受)24bにより回転自在に支持している。また、第二収容部15の開口端に抑えねじ筒25を螺着して、転がり軸受24bの軸方向位置を規制している。さらに、抑えねじ筒25の内周面とピニオン軸3の外周面との間の隙間を、シールリング26により塞いでいる。
ラック軸4は、炭素鋼やステンレス鋼などの金属製で、前面の軸方向片側に偏った位置にラック歯27を有している。ラック軸4の外周面は、ラック歯27が設けられた部分を除いて円筒面状である。すなわち、ラック軸4の外周面の断面形状は、軸方向に関してラック歯27から外れた位置では円形であるが、軸方向に関してラック歯27と重なる位置では弓形である。このようなラック軸4は、第一収容部14の内側に、該第一収容部14の軸方向に関する往復移動を可能に配置されており、ラック歯27をピニオン歯23に噛合させている。また、ラック軸4の軸方向両側寄り部分は、第一収容部14の開口寄り部分に対して、図示しないラックブッシュを介して軸方向の変位を可能に支持されている。また、ラック軸4の軸方向両端部は、第一収容部14の開口部から突出しており、図示しない球面継手を介してタイロッド9の基端部に接続している。
押圧機構11は、ラック軸4をピニオン軸3に向けて押圧するものであり、ラックガイド28と、カバー29と、弾性部材である複数(図示の例では2つ)のコイルばね30a、30bとを備えている。
ラックガイド28は、第三収容部16の内側に、ラック軸4に対する遠近移動を可能に配置されている。換言すれば、ラックガイド28は、第三収容部16の内側に、第三収容部16の軸方向である前後方向に移動可能に配置されている。ラックガイド28は、ラック軸4に近い前側に円柱状のガイド本体31を有しており、ラック軸4から遠い後側に円筒状の第一筒部32を有している。ラックガイド28の外径は、ラックガイド28を第三収容部16の内側で円滑に前後移動させるため、第三収容部16の内周面を構成するテーパ面部20の前側部における内径よりも小さくなっている。このため、ラックガイド28の外周面とテーパ面部20との間には、断面形状がくさび形の第一隙間33が存在している。
ガイド本体31の両端面のうち、ラック軸4の背面に対向する前端面には、ラック軸4を摺動可能に支持するために、ラック軸4の背面形状に合った部分円筒状凹面の押圧凹部34を有している。押圧凹部34の表面には、摺動性に優れた合成樹脂製のシート35が添設されている。ガイド本体31の後端面の径方向中央部には、カバー29に近づく方向である後方側に伸長する、ガイド軸部36を有している。ガイド軸部36は、円柱状で、軸方向にわたり外径が一定である。このため、ガイド軸部36の外周面は、軸方向にわたり外径が変化しない円筒面状である。ガイド本体31の外周面のうち、押圧凹部34の底部よりも後側に位置する部分には、第一係止凹溝37aが全周にわたり形成されている。
第一筒部32は、ガイド本体31の後端面の径方向外側部から、カバー29に近づく方向である後方側に伸長している。このため、第一筒部32は、ガイド軸部36の周囲に配置されている。第一筒部32の長さ寸法は、ガイド軸部36の長さ寸法、及び、コイルばね30a、30bの自由状態での全長よりもそれぞれ短くなっている。第一筒部32の外径は、ガイド本体31と同じ外径を有している。第一筒部32の内周面は、軸方向にわたり内径が変化しない円筒面状である。第一筒部32の外周面には、第一係止凹溝37bが形成されている。ガイド本体31の外周面に形成された第一係止凹溝37aと、第一筒部32の外周面に形成された第一係止凹溝37bとは、前後方向に離隔して配置されている。
カバー29は、略円盤形状を有しており、第三収容部16の開口端18に螺着されて、第三収容部16の開口端18を塞いでいる。具体的には、カバー29は、外周面に雄ねじ部38を有しており、該雄ねじ部38を、開口端18の内周面に設けられた雌ねじ部19に螺合している。カバー29は、後側部に底板部39を有しており、前側部に内径側筒部である第二筒部40を有しており、前後方向中間部に外周面に雄ねじ部38を有する大径部41を有している。底板部39は、第三収容部16の軸方向から見た形状が六角形状であり、カバー29を螺着する際に工具を係合する。第二筒部40は、円筒状で、大径部41の前端面の径方向内側部から、ラックガイド28に近づく方向である前方側に伸長している。第二筒部40の内径は、コイルばね30a、30bのうちコイル径が大きい大径のコイルばね30aの外径よりも少しだけ大きい。第二筒部40の外周面には、第二係止凹溝42が全周にわたり形成されている。第二筒部40の外周面は、第二係止凹溝42が形成された部分を除いて、軸方向にわたり外径が変化しない円筒面状である。また、第二筒部40の内周面は、軸方向にわたり内径が変化しない円筒面状である。
カバー29を第三収容部16の開口端18に固定した際に、第一筒部32と第二筒部40とは互いに同軸に配置され、第一筒部32は第二筒部40に外嵌される。また、第一筒部32の内周面と第二筒部40の外周面との間には、微小の第二隙間43が存在している。したがって、第一筒部32と第二筒部40とは、第三収容部16の軸方向である前後方向に相対移動可能に嵌合、すなわち隙間嵌めで嵌合している。また、第二隙間43の径方向寸法は、ラックガイド28の外周面とテーパ面部20との間に存在する第一隙間33の前側部における径方向寸法よりも小さい。
コイルばね30a、30bはいずれも、軸方向にわたりコイル径(外径)が変化しない円筒コイルばねである。コイルばね30a、30bは、コイル径が互いに異なっている。コイルばね30a、30bは、ラックガイド28とカバー29との間に配置されており、前側の端部をガイド本体31の後端面にそれぞれ当接させ、かつ、後側の端部をカバー29の底板部39の前端面にそれぞれ当接させている。コイル径の大きい大径のコイルばね30aとコイル径の小さい小径のコイルばね30bとは、第二筒部40の径方向内側でかつガイド軸部36の径方向外側に存在する円環状の空間に、径方向に関する隙間を介して径方向に重畳して配置されている。また、大径のコイルばね30aと小径のコイルばね30bとは、互いに同軸に配置されている。このために、コイルばね30a、30bのうち最も径方向外側に配置された大径のコイルばね30aの姿勢を、大径のコイルばね30aの径方向外側に微小隙間を介して配置された第二筒部40の内周面によって規制している。また、コイルばね30a、30bのうち最も径方向内側に配置された小径のコイルばね30bの姿勢を、小径のコイルばね30bの径方向内側に微小隙間を介して挿入されたガイド軸部36の外周面によって規制している。
コイルばね30a、30bはいずれも、カバー29を回転させて、第三収容部16の開口端18に対するカバー29の螺合長さを調整することで、全長が縮められている。このため、複数のコイルばね30a、30bの弾力により、ラックガイド28をラック軸4に向けて押圧している。これにより、ラック軸4をピニオン軸3に向けて弾性的に押圧して、ピニオン歯23とラック歯27との噛み合い部のバックラッシュを低減している。
第一弾性リング12a、12bは、ラックガイド28の外周面に設けられた第一係止凹溝37a、37bにそれぞれ係止されている。第一弾性リング12a、12bはいずれも、Oリングであり、自由状態で円形の断面形状を有し、第一係止凹溝37a、37bの深さよりもそれぞれ大きい線径を有している。このような第一弾性リング12a、12bは、第一係止凹溝37a、37bの底面と第三収容部16の内周面であるテーパ面部20との間で、それぞれ弾性的に圧縮されている。ラックガイド28が第三収容部16の内側で前後方向に移動する際には、第一弾性リング12a、12bの外周面がテーパ面部20に対して摺動する。このような第一弾性リング12a、12bを設けることで、第三収容部16の内側でラックガイド28ががたつくことを防止できるとともに、泥水などの異物が、第一隙間33を通じてハウジング10の第一収容部14及び第二収容部15内に侵入することを防止できる。なお、ラックガイド28の前後方向の移動を円滑に行うために、第三収容部16の内側にはグリースを充填している。
第二弾性リング13は、第二筒部40の外周面に設けられた第二係止凹溝42に係止されている。このため、前側に配置された第一弾性リング12aと第二弾性リング13とは、前後方向に大きく離隔して配置されている。第二弾性リング13は、Oリングであり、自由状態で円形の断面形状を有し、第二係止凹溝42の深さよりも大きい線径を有している。このような第二弾性リング13は、第二係止凹溝42の底面と第一筒部32の内周面との間で、弾性的に圧縮されている。ラックガイド28が第三収容部16の内側で前後方向に移動する際には、第二弾性リング13の外周面が第一筒部32の内周面に対して摺動する。図示の例では、第二弾性リング13の線径は、第一弾性リング12a、12bの線径よりも小さい。このような第二弾性リング13を設けることで、第一筒部32の内側で第二筒部40ががたつくことを防止できるとともに、泥水などの異物が、第二隙間43を通じて複数のコイルばね30a、30bが配置された空間に侵入することを防止できる。
本例のステアリング装置1によれば、ラックガイド28をラック軸4に向けて押圧する力を増大することができ、かつ、ラックガイド28の外周面と第三収容部16の内周面であるテーパ面部20とが直接接触することを有効に防止できる。
すなわち、ラックガイド28とカバー29との間に、コイル径の異なる複数(本例では2つ)のコイルばね30a、30bを径方向に重畳して配置している。このため、複数のコイルばね30a、30bは並列に接続されることになるので、全体のばね定数を、個々のコイルばね30a、30bのばね定数の和(合計)にすることができる。したがって、ラックガイド28とカバー29との間に、コイルばねを1つだけ設ける場合に比べて、ラックガイド28をラック軸4に向けて押圧する力を増大しやすくできる。しかも、コイルばね30a、30bを径方向に重畳して配置しているため、コイルばねを1つだけ設ける場合に比べて、設置スペースが徒に大きくなることはない。したがって、押圧機構11を大型化することなく、ピニオン軸3に対するラック軸4の押圧力を十分に確保することが可能になる。この結果、ピニオン歯23とラック歯27との噛み合い部のバックラッシュを十分に低減できる。したがって、ピニオン軸3とラック軸4との間で動力伝達を行う際に、ピニオン軸3及びラック軸4に互いに離れる方向の力が作用した際にも、噛み合い部で打音が発生することを有効に防止できる。また、ラック軸4に作用するピニオン軸3から離れる方向の力にかかわらず、ラックガイド28が第三収容部16の内側で後側に変位することを有効に防止できるため、ラックガイド28の外周面と第三収容部16のテーパ面部20とが直接接触し、異音を発生させることも有効に防止できる。
また、ラックガイド28の後側部に備えられた第一筒部32と、カバー29の前側部に備えられた第二筒部40とを、第三収容部16の軸方向に関する相対移動を可能に嵌合している。このため、ラックガイド28は、カバー29との間に、十分な長さを有する嵌合部を確保することができる。したがって、第三収容部16の内側でのラックガイド28の移動量を、第三収容部16の軸方向に関する移動を除いて、制限することができる。このため、ラック軸4に上下方向の大きな力が加わることで、ラックガイド28が上下方向に揺動する傾向になった場合にも、第一筒部32と第二筒部40との嵌合部により、ラックガイド28が上下方向に大きく揺動することを防止できる。これにより、ラックガイド28の外周面と第三収容部16の内周面との間に挟持された第一弾性リング12a、12bの弾性変形量を抑えられるため、ラックガイド28の外周面がテーパ面部20に直接接触することを有効に防止できる。また、本例では、第一筒部32の内周面と第二筒部40の外周面との間に、第二弾性リング13を挟持しているため、第一筒部32の内周面と第二筒部40の外周面とが直接接触することで異音を発生させることも有効に防止できる。
また、ラックガイド28の外周面に、1対の第一弾性リング12a、12bを係止しているため、ラックガイド28を、第三収容部16に対して、2つの支点で支持することができる。このため、ラックガイド28を1つの支点で支持する場合に比べて、ラックガイド28の揺動変位を抑えることができる。このため、ラックガイド28が上下方向に揺動する傾向になった場合にも、ラックガイド28の外周面がテーパ面部20に直接接触することを有効に防止できる。また、ラックガイド28が揺動した際には、ラックガイド28の後端部の外周面がテーパ面部20に接触しやすいが、第二筒部40の外周面に係止した第二弾性リング13を、第一筒部32の径方向内側に配置しているため、ラックガイド28の後端部の外周面がテーパ面部20に直接接触することを有効に防止できる。
なお、ピニオン歯23及びラック歯27にそれぞれねじれ角を設定している場合には、ピニオン軸3の回転方向が逆転する際に、ラック軸4には上下方向の力が作用する。このため、悪路を走行した場合と同じように、ラックガイド28は上下方向に揺動する傾向になるが、このような揺動変位が生じた場合にも、ラックガイド28の外周面がテーパ面部20に直接接触することを有効に防止できる。
第一筒部32と第二筒部40との嵌合部の長さ寸法及び直径は、ラックガイド28と第三収容部16との嵌合部の長さ寸法及び直径よりもいずれも小さいため、第一筒部32と第二筒部40との嵌合部で生じる摺動抵抗は、ラックガイド28と第三収容部16との嵌合部で生じる摺動抵抗よりも十分に小さくなる。そこで本例では、第一筒部32の内周面と第二筒部40の外周面との間の第二隙間43の径方向寸法を、ラックガイド28の外周面とテーパ面部20との間の第一隙間33の前側部における径方向寸法よりも小さく設定している。このため、ラックガイド28が上下方向に揺動することで、第二弾性リング13が径方向に潰れ、第一筒部32の内周面と第二筒部40の外周面とが直接接触するとしても、その接触の勢いは十分に小さくなる。したがって、第一筒部32の内周面と第二筒部40の外周面との接触に起因して、異音が発生することを十分に抑制できる。
実施の形態では、ラックガイドに備えられた第一筒部を、カバーに備えられた第二筒部に外嵌する場合について説明したが、ラックガイドに備えられた第一筒部を、カバーに備えられた第二筒部に内嵌することもできる。この場合には、第二弾性リングは、第一筒部の外周面と第二筒部の内周面との間に挟持する。また、第一筒部の内周面により、複数のコイルばねのうち最も径方向外側に配置されたコイルばねの姿勢を規制する。さらに、最も径方向内側に配置されたコイルばねの姿勢を規制するガイド軸部は、ラックガイドの後端面ではなく、カバーの前端面に設けることもできる。
ラックガイドとカバーとの間に配置するコイルばねの数は、2つに限らず、3つあるいはそれ以上としても良い。また、複数のコイルばねは、コイル径が互いに異なっており、径方向に重畳して配置することができれば、コイルばねの材質や自由長、巻き数、線径、形状などは特に問わない。
また、実施の形態では、ラックガイドの外周面と第三収容部の内周面との間に挟持する第一弾性リング、及び、第一筒部の周面と第二筒部の周面との間に挟持する第二弾性リングを、それぞれOリングとする場合について説明したが、第一弾性リング及び第二弾性リングは、断面形状が円形のOリングに限らず、従来から知られた各種構造の弾性リングを使用することができる。また、第一弾性リングの線径を、第二弾性リングの線径よりも大きくする構造にかぎらず、第一弾性リングの線径と第二弾性リングの線径を互いに同じにすることもできるし、第一弾性リングの線径を、第二弾性リングの線径よりも小さくすることもできる。また、第一弾性リングと第二弾性リングとの間で、使用するゴムの種類などを変えることで、硬さを互いに異ならせることもできる。さらに、ラックガイドの外周面と第三収容部の内周面との間に挟持する第一弾性リングの数は、2本に限らず、1本または3本以上とすることもできる。また、第一筒部の周面と第二筒部の周面との間に挟持する第二弾性リングの数は、1本に限らず、2本以上とすることもできる。
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ピニオン軸
4 ラック軸
5 ステアリングギヤユニット
6 ステアリングシャフト
7 自在継手
8 中間シャフト
9 タイロッド
10 ハウジング
11 押圧機構
12a、12b 第一弾性リング
13 第二弾性リング
14 第一収容部
15 第二収容部
16 第三収容部
17 取付フランジ部
18 開口端
19 雌ねじ部
20 テーパ面部
21 段差面
22 固定部材
23 ピニオン歯
24a、24b 転がり軸受
25 抑えねじ筒
26 シールリング
27 ラック歯
28 ラックガイド
29 カバー
30a、30b コイルばね
31 ガイド本体
32 第一筒部
33 第一隙間
34 押圧凹部
35 シート
36 ガイド軸部
37a、37b 第一係止凹溝
38 雄ねじ部
39 底板部
40 第二筒部
41 大径部
42 第二係止凹溝
43 第二隙間

Claims (4)

  1. 両端が開口した筒状の第一収容部と、該第一収容部に対しねじれの位置関係に配置された筒状の第二収容部と、前記第一収容部に対し直交する方向に伸長し、かつ、前記第二収容部と反対側に開口端を有する第三収容部と、を有するハウジングと、
    前記第一収容部の内側に、該第一収容部の軸方向に関する往復移動を可能に配置されたラック軸と、
    前記第二収容部の内側に回転可能に支持されたピニオン軸と、
    前記第三収容部の内側に前記ラック軸に対する遠近移動を可能に配置されたラックガイドと、前記第三収容部の開口端に固定されたカバーと、該カバーと前記ラックガイドとの間に配置され、前記ラックガイドを前記ラック軸に向けて押圧する弾性部材と、を有する押圧機構と、
    前記第三収容部の内周面と前記ラックガイドの外周面との間に挟持された第一弾性リングと、を備え、
    前記ラックガイドは、前記カバーに近づく方向に伸長した第一筒部を有しており、
    前記カバーは、前記ラックガイドに近づく方向に伸長した第二筒部を有しており、
    前記第一筒部と前記第二筒部とは、前記第三収容部の軸方向に関する相対移動を可能に嵌合しており、
    前記弾性部材は、径方向に重畳して配置された互いにコイル径の異なる複数のコイルばねである、
    ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット。
  2. 前記第一筒部と前記第二筒部とのうち径方向内側に配置された内径側筒部は、最も径方向外側に配置された前記コイルばねの径方向外側に配置されており、前記内径側筒部の内周面により、最も径方向外側に配置された前記コイルばねの姿勢を規制する、請求項1に記載したラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット。
  3. 前記ラックガイドと前記カバーとのいずれか一方は、最も径方向内側に配置された前記コイルばねの径方向内側に挿入されるガイド軸部を有しており、前記ガイド軸部の外周面により、最も径方向内側に配置された前記コイルばねの姿勢を規制する、請求項1〜2のうちのいずれか1項に記載したラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット。
  4. 前記第一筒部の周面と前記第二筒部の周面との間に挟持された第二弾性リングをさらに備える、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載したラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット。
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