JP2020010798A - 可動装飾体の演出機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】単に可動装飾体を上昇位置から自由落下させるのみではなく、上昇の途中行程での上下動又は落下させるなどして、より興趣を高めた可動装飾体の演出機構を提供する。【解決手段】直線レール13上を一端側への引き力によって摺動する可動装飾体3と、該可動装飾体3に設けた作動機構4に解離可能に係合して引き力方向及びその反対方向へ可動装飾体3を移動させる駆動機構5と、前記作動機構4に設けたガイド部422が倣い移動する主ガイド溝21とこれに並設した副ガイド溝22と、及び前記主ガイド溝21と前記副ガイド溝22とを連絡する連絡溝23、24とから成るガイド構成体2と、前記主ガイド溝21から前記副ガイド溝22へ移動経路を変更する分岐ブレード25と、前記副ガイド溝22から前記主ガイド溝21へ移動経路を変更する合流ブレード26と、から構成している。【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機に関し、特に、遊技時の可動装飾体の演出機構に関するものである。
従来、これら遊技機には、弾球の入賞により遊技盤上の遊技領域の略中央部に配置された画像表示部の周辺部において、立体的に装飾された可動装飾体(通称、「役物」という。)を組み込み、この画像表示部に表示される演出画像にしたがって、該可動装飾体を適時に落下や可動させ、特定の遊技状態を演出するようにしたものがある。
従来、この可動装飾体の演出機構としては、例えば、特許文献1で開示されているように、遊技領域内に昇降自在に設けた可動演出体を、駆動機構で所定の上昇位置まで押し上げてロック手段で保持し、適時にロック手段を解除して自由落下させる構成のものがある。
また、自由落下だけではなく、その他の動きを加えたものとして、例えば、特許文献2で開示されているように、所定の上下距離間をスライド可能に支持した装飾体を、落下用の駆動モータを用いて所定高さ範囲内で上下に揺動させると共に、落下カムの作動によって所定の高さ範囲内から自由落下させるものがある。この落下した装飾体は、別に配設した復帰用の駆動モータを用いてスライダ上のラック部材を上昇移動させることによって装飾体を押し上げて行くものであった。
特開2011−224077号公報 特開2015−066184号公報
しかし、上記特許文献1の開示技術は、可動演出体の落下位置が上昇位置の一箇所からのみであり、その落下動作は役物を上昇位置に配置したロック手段に掛けた後に、駆動体が一旦下方に降下してからの落下となるため、上昇後すぐに可動演出体を落下させることができなかった。また、駆動体に可動演出体が乗っている構造のため、可動演出体をロックさせる前に上下に振動動作をさせた場合、可動演出体が暴れてしまう課題があった。
また、上記特許文献2の開示技術は、落下位置が上昇位置の1か所のみであり、複数箇所からの落下の機構は備えていなかった。さらに昇降用の駆動モータとは別に、ロック解除用の駆動モータを設けており、複数の駆動モータを必要とするものであった。そのため構成部品が多くなり、それだけ耐久性と故障のおそれがあった。また複数の駆動モータを制御するためのポートが必要となりそれらの制御も複雑となる課題があった。
そこで、本発明は上記の課題に鑑み、単に可動装飾体を上昇位置から下端位置まで自由落下させるのみではなく、落下位置を複数箇所に設けることができると共に、上昇工程の途中において上下動を付加するなどして、より遊技者への興趣を高めることを目的とした可動装飾体の演出機構を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明に係る可動装飾体の演出機構は、所定長さの直線レール上をその一端側への引き力によって摺動させる可動装飾体と、該可動装飾体に設けた作動機構に解離可能に係合して前記引き力方向、又はその反対方向へ適宜に前記可動装飾体を移動させる駆動機構と、前記作動機構に設けたガイド部が倣い移動する主ガイド溝とこれに並設した副ガイド溝と、及び前記主ガイド溝と前記副ガイド溝とを連絡する連絡溝とから成るガイド構成体と、前記主ガイド溝から前記副ガイド溝へ移動経路を変更する分岐手段と、前記副ガイド溝から前記主ガイド溝へ移動経路を変更する合流手段と、から構成している。
上記ガイド構成体を垂直面上、又は傾斜面上に配設して前記引き力を、主に重力としている。また、これに限定するものではなく、上記ガイド構成体を水平面上、又は傾斜面上に配設しても良く、その場合の前記引き力は、略一定力の弾性力を付勢力として設置しても良い。
上記分岐手段は、初期状態を副ガイド溝へ導くように付勢設定して成る付勢部材を用いている。該付勢部材の一例として、初期状態を副ガイド溝へ導く方向に付勢設定して揺動可能に軸支したブレード(以下、「分岐ブレード」と言う。)を用いている。
また、上記合流手段は、初期状態を主ガイド溝上のガイド部の上昇移動を妨げないように付勢設定して成る付勢部材を用いている。該付勢部材の一例として、初期状態を主ガイド溝上の移動を妨げないように付勢設定して揺動可能に軸支したブレード(以下、「合流ブレード」と言う。」を用いている。
なお、前記ガイド構成体の断面形状は、倣い移動を可能とする形状であれば良く、上方開放のL字状、V字条、コ字状、又はこれらを組み合わせた形状などが考えられる。また、移動の障害とならない限り、これらの溝が連続状であるほか、不連続であって良い。
本発明は上記のように構成することにより、単一の駆動源によって上昇と往復動や振動を行うことができると共に、落下位置を従来のように上限位置に限定することなく、移動行程の途中の位置からも落下させることができるため、遊技者に意外性を与えてより興趣に富んだ装飾体の演出を行うことができる。
また、このような装飾体の挙動構成は、ガイド構成体の設定如何で決まるため、この部分を種々の仕様に合わせて設計してフレーム内に付け替え設定することにより、多種多様の演出機構を簡易かつ容易に構築することができる顕著な効果を有する。
本実施例の主要構成部品を模式的に示した組立斜視図である。 図1に示した主要構成部品を組み付けた状態を示した斜視図である。 本実施例の作動機構を模式的に示した組立斜視図である。 本実施例の作動機構の要部の動きを示す斜視図であり、(A)は作動前、(B)は作動後の状態を示す斜視図である。 本実施例の可動装飾体を、支持部材を介して支持するブラケットの取り付け状態を示す組立斜視図である。 本実施例の移動行程を示す模式図であって、(A)はガイド構成体を示す平面図、(B)は(A)のA−A線断面図である。 本実施例の移動行程を示す模式図であって、(A)はガイド構成体を示す平面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。 本実施例の移動行程を示す模式図であって、(A)はガイド構成体を示す平面図、(B)は(A)のC−C線断面図である。 本実施例の移動行程を示す模式図であって、(A)はガイド構成体を示す平面図、(B)は(A)のD−D線断面図である。 本実施例の移動行程を示す模式図であって、(A)はガイド構成体を示す平面図、(B)は(A)のE−E線断面図である。 本実施例の移動行程を示す模式図であって、(A)はガイド構成体を示す平面図、(B)は(A)のF−F線断面図である。 フレームのガイド構成体を水平配置した場合を示す模式図であって、(A)はガイド構成体を示す側面図、(B)は(A)のG−G線断面図である。 分岐手段及び分流手段の変更例を示す模式図である。
以下に、本発明にかかる実施形態の一例(以下、「本実施例」という。)を図面に基づいて詳述する。先ず、図1〜図5をもとに主要な構成要素毎に項分けして説明する。なお、各構成要素の特定に用いた用語は、本発明が属する技術分野において他の用語が慣用される場合がある。
本実施例にかかる演出機構(「本機構」)Mは、可動装飾体を垂直方向に移動(「昇降移動」)させる演出機構として説明する。なお、本機構Mは、立設配置に限定するものではなく、遊技領域内の仕様に合わせて斜め移動用の配置仕様、又は水平移動用の配置仕様に適用することができるものである。
図1に示す本機構Mは、遊技領域面に向かって(遊技者にとって正面)右側から見た状態で各構成要素を組立斜視図として表したものである。以下の本実施例の説明においては、便宜的に図示した矢視Vを正面として、以下の説明に用いる。
本機構Mは、全体を保持するフレーム1と、該フレーム1に配設したガイド構成体2と、該ガイド構成体2によって移動が規定される可動装飾体3と、該可動装飾体3に取り付けた作動機構4と、及び該可動装飾体3を昇降移動させる駆動機構5と、を主要構成要素としている。以下にそれらについて詳述する。
<フレームの構成>
フレーム1は、正面視で縦方向延長した凹部開口空間を持って垂直上下方向に設置されている。該フレーム1は、正面視で左右に分割して左フレーム枠11と右フレーム枠12とで構成されている。左フレーム枠11には、右側方向に面して、上下方向に延長したスライドレール13が設けられ、さらに係合してスライドするインナーレール14が取り付けられている。
また、フレーム1の上記凹部開口空間の下端位置には、下降移動(又は落下移動)してきた(後述する)ブラケット41への衝撃を緩衝するための緩衝体15が設置されている。
さらに、スライドレール13の上端位置付近には、ブラケット41が上限位置まで来たことを検知するための検知センサ16が設置されている。
<ガイド構成体>
フレーム1の前記凹部開口空間の奥部には、可動装飾体3の挙動を規制するガイド構成体2が配置されている。このガイド構成体2は、垂直方向に所定長(最長の長さ)をもった主ガイド溝21と、及び該主ガイド溝21より両端が中央に寄ってそれより短い長さでかつ所定の間隔をもって並設した副ガイド溝22と、並びに該主ガイド溝21と副ガイド溝22とを連絡する連絡溝となる分岐溝23及び合流溝24と、から構成されている。この分岐溝23は、該主ガイド溝21の上端部と略中間部からそれぞれ右下方に分岐して副ガイド溝22に連絡されている。また合流溝24は、副ガイド溝22の下端部から左下降して主ガイド溝21に合流されている。
また、主ガイド溝21と分岐溝23との連絡部付近には、分岐手段としての付勢部材となる分岐ブレード25が配設されている。この分岐ブレード25は、初期状態を主ガイド溝21から副ガイド溝22に導くように付勢した状態で軸支されている。
また、主ガイド溝21と合流溝24との連絡部付近には、合流手段としての付勢部材となる合流ブレード26が配設されている。この合流ブレード26は、初期状態で副ガイド溝22を閉じるように付勢した状態で軸支されている。
なお、本実施例においては、分岐ブレード25及び合流ブレード26には、片持ち回動軸支の支持軸にトーションバネ等のバネ手段を取り付けて所定の回動方向に付勢力を付加した状態で設置されている。
<可動装飾体の構成>
次に、可動装飾体3は、一方側へ突出した支持部材31が設けられており、これに取り付けられたブラケット41を介して上記インナーレール14へ片持ち状に取付けられている。また該ブラケット41には、可動装飾体3の挙動を規定するための作動機構4が配設されている。
<作動機構の構成>
該作動機構4は、前記支持部材31に取り付けるブラケット41をベースとして構成されている。該ブラケット41は、直角二面を有するL字アングル板状を成し、その一面側を支持部材31に接合する接合板411と、該接合板411と直角面を成し前記ガイド構成体2に対面した位置関係にある対面板412とから構成されている。
前記ブラケット41の対面板412には、対面板412の面に沿って片持ち回動する倣いレバー42が、その下端部付近で軸支されている。該倣いレバー42は、正面視で略右湾曲の帯び板状の全体形状を成し、その上部側には所定強度をもった横棒状の挟持部421が形成されている。この挟持部421には、前記のガイド構成体2にガイドされて倣い移動するガイド部となるローラ422が回転自在に取り付けられている。このローラ422の軸は、前記対面板412からガイド構成体側に延長露出した状態で配置されている。かつ対面板412には、前記倣いレバー42の回動時に前記ローラ422の移動(正面視で右移動)を許容するための切欠き部413が形成されている。なお、本実施例では、ガイド部としてローラ422を取り付けているが、これに限定するものではなく、溝内を滑らかに移動できる構造であれば、他の滑動部材で良い。例えば、先端を球形にしたピン(図示省略)状のものでも良い。
またブラケット41の上端部には、前記光検知式の検知センサ16を遮光して反応させるための検知片414が形成されている。
<駆動機構の構成>
前記フレーム1の正面の前記ガイド構成体2の右側には、可動装飾体3を昇降移動させるための駆動機構5が配設されている。この該駆動機構5は、前記フレーム1の正面視右側に軸回転可能にして立設させたリードシャフト51と、該リードシャフト51の下端部に取り付けたシャフトギア52と、これと噛合させて回転駆動力を伝達する下部配置の駆動モータ53と、及び前記リードシャフト51に環装させたキャリッジ54と、から構成されている。リードシャフト51には、全長に渡って連続した螺旋溝が形成されており、これと螺合する状態でキャリッジ54を環装させている。
このキャリッジ54は、前記ガイド構成体2と対向した位置関係にある。キャリッジ54には、該ガイド構成体2に向かう方向に片持ち揺動するように軸支された押上レバー541が配置されている。この押上レバー541は、付勢力をもって前記キャリッジ54から露出して前記ガイド構成体側に倒れた状態を初期状態として付勢設定される。また、該押上レバー541の上側には、離隔対向した付勢レバー542が配置されている。
この付勢レバー542は、片持ち支持の先端側が下方への付勢力を付勢した状態を初期状態とされている。これにより、前記押上レバー541の先端部と付勢レバー542の先端部との間で挟持力が発生する。この挟持力が、前記ブラケット41の倣いレバー42の挟持部421への把持力となる。換言すると、上方から移動してきたキャリッジ54の押上レバー541が、倣いレバー42の前記挟持部421を乗り越えて、前記付勢レバー542の先端部と協働して前記挟持部421が挟持されることとなる。
また、該キャリッジ54には、正面視で右側部分に突片543が形成されている。この突片543は、前記右フレーム1に取り付けられて、前記リードシャフト51に沿って並設されたガイドレール55の溝内を摺動させるものである。これにより、リードシャフト51の軸回転による前記キャリッジ54の共回りが阻止され、該キャリッジ54はガイド構成体2と対面した状態を維持しながらリードシャフト51に沿って昇降移動することとなる。
[本実施例の作動]
上記の様に構成した本機構Mは、以下の様に作動する。その作動行程を図6〜図11に示した模式図をもとにして説明する。
ア)可動装飾体3の移動
駆動機構5の駆動モータ53の駆動制御によって、リードシャフト51に螺合環装したキャリッジ54が昇降移動する。なお、この移動は、キャリッジ54の押上レバー541と付勢レバー542とで倣いレバー42の挟持部421が挟持されているため、ブラケット41を介して支持した可動装飾体3をスライドレール13に沿って上昇移動だけではなく、往復の昇降移動も行わせるものである(図6)。
イ)キャリッジ54とブラケット41との連係
キャリッジ54の上昇行程においては、倣いレバー42から延出したローラ422が、ガイド構成体2の主ガイド溝21にガイドされて上昇して行き、付勢力によって主ガイド溝21を塞いでいた分岐ブレード25を押し退けながらさらに上昇移動して行くことになる(図7)。なお、この移動行程中においてローラ422が分岐ブレード25(本実施例では2カ所に設置)を押し退けない位置(図6)において,適宜に駆動モータ53の制御によってキャリッジ54に所定ストロークの往復動を行わせることができる。このキャリッジ54の往復動が、可動装飾体3へ伝達され、趣向的な動きを呈することとなる。
ウ)キャリッジ54とブラケット41の解離
さらに、キャリッジ54を上昇移動させると、ブラケット41に支持された倣いレバー42のローラ422が、上位又は中間の分岐ブレード25を押し退け通過して該分岐プレード25が初期状態(主ガイド溝21を閉じた状態)に戻ったところで、駆動モータ53を逆転させてキャリッジ54を下降移動させると、ローラ422が分岐ブレード25の傾斜面(正面視右下がり傾斜)に誘導されて分岐溝23から副ガイド溝22へと導かれる。これに連動して、ブラケット41に軸支された倣いレバー42は、正面視で右側へ揺動して前記挟持部421が、上記キャリッジ54の押上レバー541と付勢レバー542とによる挟持から外れることとなる。これにより可動装飾体3は、駆動機構5との連係が解離されることとなる(図8)。
エ)可動装飾体3の落下移動
上記可動装飾体3が駆動機構5から解離されると、ローラ422は副ガイド溝22に沿って移動する。その状態のまま可動装飾体3は、重力によって自由落下することとなる。その後、副ガイド溝22に沿って下方へ移動してきたローラ422は、その下端部で合流溝24に導かれ、付勢力をもって閉じられていた合流ブレード26を押し退けて主ガイド溝21の下端部まで移動して停止することとなる(図9、図10)。
オ)可動装飾体3の上昇移動
次に、可動装飾体3が作動機構4と共に下端位置まで落下した時点では、キャリッジ54は、リードシャフト51の中間位置又は上端位置にある(図9)。ここで駆動モータ53を回転させて、キャリッジ54を降下移動させる。そしてブラケット41の倣いレバー42の挟持部421に、キャリッジ54に付勢軸支された押上レバー541の先端部の下面が接触する(図10)。さらに下降させると押上レバー541が、挟持部421を乗り越えると共に付勢レバー542の付勢押し下げ力と協働して挟持部421を所定の把持力をもって保持することとなる(図11)。
この状態で駆動機構5を起動させてキャリッジ54を上昇させることにより、可動装飾体3を上記ア)に記載した行程を繰り返し行わせることができる(図11)。
[本実施例の効果]
本実施例は上記のように構成しているため、ガイド構成体2を並行二条の主ガイド溝21と副ガイド溝22、及びこれらを連絡する複数の分岐溝23と分岐ブレード25を適宜の間隔で設けることで、単一の駆動モータ53の回転制御によって、上昇行程の途中位置で振動等の往復等を行わせることができる。また、上限位置まで到達させずに途中行程で不意に落下させるなど、従来の装飾体にない意外性をもったより興趣に富んだ演出を行わせることができる。
[他の実施例]
以上、本発明の一実施例について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施例における具体的な記載によって、限定的に解釈されるものではない。
例えば、上記の実施例は、フレーム1を立設させてガイド構成体2を垂直面上に構成して、重力を引き力として利用した機構であるが、他の実施例としては、上記構成のフレーム1を遊技領域内に水平配置、又は一方側への傾斜配置、としても良い。水平配置の場合は、引き力として上記構成のブラケット41の端部に収縮付勢力を持った弾性手段を配置して一方側に常時引き力が作用するように構成してもよい。
なお、傾斜配置の場合は、傾斜角度が大きい場合は引き力を重力としても良いが、素早い動きを企図するのであれば、上記水平配置と同様にブラケット41の端部に収縮付勢力を持った弾性手段を配置して可動装飾体3に常時一方側の引き力を作用するように構成しても良い。この水平配置の場合に、図12において模式図として示したように、引き力を略一定力とするため弾性手段としてゼンマイバネ6を利用しても良い。
次に、上記本機構Mでは、溝切換手段として付勢力をもって片持ち揺動する仕様の分岐ブレード25と合流ブレード26を用いているが、これに限らず図13に模式図と示したように、分岐溝23又は(及び)合流溝24に連なる付近にテーパ面を持った三角形状のブロック体から成り、導入方向、又は溝を閉じる方向へ付勢設定した付勢部材sを配設する構成としても良い。また倣いレバー42に取り付けたローラ422に正面視で副ガイド溝22方向への付勢力を付勢部材sにて付加した軸支設定としても良い。
M 本機構
1 フレーム
11 左フレーム枠
12 右フレーム枠
13 スライドレール
14 インナーレール
15 緩衝体
16 検知センサ
2 ガイド構成体
21 主ガイド溝
22 副ガイド溝
23 分岐溝
24 合流溝
25 分岐ブレード
26 合流ブレード
3 可動装飾体
31 支持部材
4 作動機構
41 ブラケット
411 接合板
412 対面板
413 切欠き部
414 検知片
42 倣いレバー
421 挟持部
422 ローラ
5 駆動機構
51 リードシャフト
52 シャフトギア
53 駆動モータ
54 キャリッジ
541 押上レバー
542 付勢レバー
543 突片
55 ガイドレール
6 ゼンマイバネ
s 付勢部材
なお、前記ガイド構成体を構成する主ガイド溝、副ガイド溝、及び連結溝の断面形状は、倣い移動を可能とする形状であれば良く、上方開放のL字状、V字、コ字状、又はこれらを組み合わせた形状などが考えられる。また、移動の障害とならない限り、これらの溝が連続状であるほか、不連続であって良い。

Claims (8)

  1. 所定長さの直線レール上をその一端側への引き力によって摺動させる可動装飾体と、
    該可動装飾体に設けた作動機構に解離可能に係合して前記引き力方向、又はその反対方向へ適宜に前記可動装飾体を移動させる駆動機構と、
    前記作動機構に設けたガイド部を倣い移動させる主ガイド溝とこれに並設した副ガイド溝と、及び前記主ガイド溝と前記副ガイド溝とを連絡する連絡溝とから成るガイド構成体と、
    前記主ガイド溝から前記副ガイド溝へ移動経路を変更する分岐手段と、
    前記副ガイド溝から前記主ガイド溝へ移動経路を変更する合流手段と、
    から成ることを特徴とする可動装飾体の演出機構。
  2. 前記ガイド構成体を垂直面上、又は傾斜面上に配設して前記引き力を、重力としたことを特徴とする請求項1記載の可動装飾体の演出機構。
  3. 前記ガイド構成体を水平面上、又は傾斜面上に配設して前記引き力を、略一定力の弾性力としたことを特徴とする請求項1、又は2記載の可動装飾体の演出機構。
  4. 前記分岐手段が、
    初期状態を副ガイド溝へ導くように付勢設定してなる付勢部材であることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の可動装飾体の演出機構。
  5. 前記合流手段が、
    初期状態を主ガイド溝上の移動を妨げないように付勢設定してなる付勢部材であることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の可動装飾体の演出機構。
  6. 前記分岐手段が、
    初期状態を副ガイド溝へ導く方向に付勢設定して揺動可能に軸支したブレードであることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の可動装飾体の演出機構。
  7. 前記合流手段が、
    初期状態を主ガイド溝上の移動を妨げないように付勢設定して揺動可能に軸支したブレードであることを特徴とする請求項1、2、3、又は5記載の可動装飾体の演出機構。
  8. 前記ガイド構成体の断面形状が、
    上方開放のL字状、V字条、コ字状、又はこれらを組み合わせた形状であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は7記載の可動装飾体の演出機構。
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