JP2020009671A - 電線の接続構造 - Google Patents

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二郎 伊藤
Jiro Ito
二郎 伊藤
慎史 大下
Chikafumi Oshita
慎史 大下
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Hiroshi Furuta
拓 古田
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Abstract

【課題】容易に組付け作業を行うことができる平型電線の接続構造を提供する。【解決手段】車両に搭載される電線の接続構造であって、第1の平型電線と、端部の一部の領域に、少なくとも1つの切り起こしと平坦部とを有する挟み込み端子部が設けられ、挟み込み端子部が第1の平型電線の端部の一部の領域を挟み込み、かつ、端部の他の一部の領域が、第1の平型電線の端部の他の一部の領域に重ね合わされた第2の平型電線と、第1の平型電線と第2の平型電線とが重ね合わされた領域を貫通した状態で、第1の平型電線および第2の平型電線を締結する1組の締結部材とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される電線の接続構造に関する。
特許文献1には、平型のバスバーの長手方向中間部に接続孔を設け、この接続孔にボルトとナットで分岐線の端末を締付接続させる分岐接続構造が開示されている。特許文献1では、2本のバスバーを接続するために、補機と呼ばれる接続具が用いられている。
特開平11−126637号公報
特許文献1に記載の分岐接続構造では、2本の平型電線(バスバー)の接続に補機と呼ばれる接続具を要するため、製造コストの増加に繋がる。そこで、接続具を用いずに、2本の平型電線を直接ボルト等で接続することが考えられる。この場合、2本の平型電線の接続状態を安定させるためには、複数のボルトで両者を締結することが好ましい。
しかしながら、2本の平型電線を複数のボルトで締結する構成においては、ボルトを挿通させる穴の公差が大きい場合に、組付け作業が困難となる。
本発明は、容易に組付け作業を行うことができる電線の接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載される電線の接続構造に関するものであって、第1の平型電線と、端部の一部の領域に、少なくとも1つの切り起こしと平坦部とを有する挟み込み端子部が設けられ、挟み込み端子部が第1の平型電線の端部の一部の領域を挟み込み、かつ、端部の他の一部の領域が、第1の平型電線の端部の他の一部の領域に重ね合わされた第2の平型電線と、第1の平型電線と第2の平型電線とが重ね合わされた領域を貫通した状態で、第1の平型電線および第2の平型電線を締結する1組の締結部材とを備える。
本発明によれば、容易に組付け作業を行うことができる電線の接続構造を実現できる。
実施形態に係る電線の接続構造の模式図 図1のA−A線に沿った模式断面図 実施形態に係る電線の接続方法を説明するための模式図 比較例及び実施形態に係る電線の接続構造と電流の流れを説明するための模式図
(概要)
本発明に係る電線の接続構造は、一対の平型電線を接続したものである。一方の平型電線の端部の一部の領域には、切り起こしと平坦部とを有する挟み込み端子部が設けられている。一対の平型電線の端部近傍は少なくとも部分的に重ね合わされ、一方の平型電線に設けられた挟み込み端子部が他方の平型電線の端部の一部の領域を挟み込んだ状態で、一対の平型電線の重なり部が1組の締結部材により締結される。一対の平型電線を1組の締結部材で接続するため、容易に平型電線の組付け作業を行うことができる。また、平型電線の一方に設けられた挟み込み端子部で他方の平型電線を保持するため、一対の平型電線を安定して接続することができる。
(実施形態)
<構成>
以下、実施形態に係る車両に搭載される電線の接続構造について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、実施形態に係る電線の接続構造の模式図であり、図2は、図1のA−A線に沿う模式断面図である。図1に示すように、接続構造1は、第1の平型電線2と、第2の平型電線3と、一組の締結部材4とを備える。
第1の平型電線2は、アルミニウム等の金属板からなり、端部を除く部分は、絶縁体に覆われて絶縁されている。本実施形態においては、第1の平型電線2の端部の一部には、他の部分よりも第1の平型電線2の長手方向に突出する延設領域5が設けられている。延設領域5は、第2の平型電線2と重ね合わせて締結するために用いられる部分である。延設領域5には、締結部材4のボルト10を挿通させるための穴(図示せず)が設けられている。尚、第1の平型電線2は、車両に配索された電気配線であっても良いし、電源分配箱や各種電子機器に第2の平型電線3を接続するために設けられる電線であっても良いし、平型電線を分岐させるための接続具に設けられる電線であっても良い。
第2の平型電線3は、アルミニウム等の金属板からなる。第2の平型電線3の端部を除く部分は、第1の平型電線2と同様に、絶縁体に覆われて絶縁されていても良い。また、第2の平型電線3は、第1の平型電線2と同様に、電気配線であっても良いし、電源分配箱や各種電子機器に第1の平型電線2を接続するために設けられる電線であっても良いし、平型電線を分岐させるための接続具に設けられる電線であっても良い。第2の平型電線3の端部の一部の領域には、挟み込み端子部6が設けられ、端部の他の一部の領域には、ボルト10を挿通させるための穴(図示せず)が設けられている。尚、第1の平型電線2及び第2の平型電線3のいずれか一方に、延設領域5及び挟み込み端子部6の両方が設けられていても良い。
挟み込み端子部6は、第2の平型電線3の端部の一部の領域に、第2の平型電線3の幅方向に交互に設けられた切り起こし7と平坦部8とから構成される。本実施形態では、第2の平型電線3の端部の一部の領域に、第2の平型電線3の例えば長手方向に沿って平行に延びる複数の切り込みを形成し、隣接する一対の切り込みに挟まれた部分をプレス加工等で折り曲げることにより、切り起こし7が構成されている。尚、第1の平型電線2を保持することができる限り、切り起こし7及び平坦部8の数、形状、大きさは特に限定されないが、第1の平型電線2の保持と、第1の平型電線2及び第2の平型電線3の電気接続とを安定に行うという観点では、本実施形態のように、切り起こし7及び平坦部8を複数設けることが好ましい。
切り起こし7及び平坦部8を設けることにより、第2の平型電線3の端部の一部の領域には、図2に示すように、切り起こし7のそれぞれの下面(図2における下面)を含む平面と、平坦部8のそれぞれの上面(図2における上面)を含む平面との間に、第1の平型電線2を挿入可能な空間が形成される。
締結部材4は、本実施形態では、1本のボルト10と1個のナット11から構成される。ただし、締結部材4は、第1の平型電線2及び第2の平型電線3のそれぞれに設けられた穴を貫通した状態で両者を締結することができる構成であれば良く、1本のボルトと2個のナットから構成されていても良い。また、締結部材4は、必要に応じて、ワッシャー等の他の部材を含んでいても良い。
図1に示すように、本実施形態に係る電線の接続構造1においては、第2の平型電線3に設けられた挟み込み端子部6が第1の平型電線2の端部の一部の領域を挟み込み、かつ、第2の平型電線3の端部の他の一部の領域が、第1の平型電線2の端部の他の一部の領域(延設領域5)に重ね合わされている。尚、図示を省略しているが、第1の平型電線2と第2の平型電線3との重ね合わせ部において、第1の平型電線2に設けられた穴と、第2の平型電線3に設けられた穴とが重なっている。ボルト10は、第1の平型電線2及び第2の平型電線3のそれぞれに設けられた穴を貫通しており、ボルト10にナット11を締め込むことにより、第1の平型電線2及び第2の平型電線3が締結されている。
図2に示すように、切り起こし7の下面には、インデント加工等により突起9が設けられている。挟み込み端子部6に第1の平型電線2を挿入する前の状態において、平坦部8のそれぞれの上面を含む平面と突起9との間の垂直距離は、第1の平型電線2の厚みより小さくなるように設定されている。したがって、図2に示すように、挟み込み端子部6に第1の平型電線2を挿入すると、切り起こし7には、第1の平型電線2により押し上げられることにより付勢力が生じる。この付勢力により、切り起こし7に設けられた突起9が第1の平型電線2を平坦部8に対して押圧するため、安定的な電気的接続を得ることができる。
<電線の接続方法>
ここで、実施形態に係る電線の接続方法について、図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係る電線の接続方法を説明するための模式図である。
まず、第2の平型電線3の穴と第1の平型電線2の穴とにボルト10を順に挿通させて、第2の平型電線3上に第1の平型電線2の延設領域5を重ね合わせる。このとき、第1の平型電線2の幅方向の端縁と、第2の平型電線3の幅方向の端縁とのなす角度(鋭角)を、30°乃至45°とすることが好ましい。
次に、第1の平型電線2及び第2の平型電線3を、ボルト10を中心として相対的に回転させ、第1の平型電線2の端部の一部を第2の平型電線3の挟み込み端子部6に嵌合させる。ボルト10を支点として第1の平型電線2及び第2の平型電線3を相対回転させることで、第1の平型電線2を平行移動させて挟み込み端子部6に嵌合させるよりも、第1の平型配線2を挟み込み端子部6に嵌合させるために要する力を小さくすることができる。その後、ボルト10にナット11を締結することにより、図1及び図2に示した電線の接続構造1を得ることができる。尚、図3に示すように、第1の平型電線2及び第2の平型電線3の端部の幅方向の一方端側の領域にボルト10を挿通させる穴が設けられている場合、ボルト10を中心として相対的に回転させることが好ましいが、電線の接続方法はこれに限定されない。
図2及び図3に示すように、切り起こし7の先端部は、第2の平型電線3の上方側に折り曲げられ、切り起こし7の先端部の下面が平坦部8の上面と平行な面に対して所定の迎え角をなすように構成されている。第1の平型電線2を第2の平型電線3の挟み込み端子部6に嵌合させる際に、切り起こし7の先端部の下面がガイドとして機能し、第1の平型電線2の端部と挟み込み端子部6との位置関係が若干ずれた場合でも、位置ずれを吸収して挟み込み端子部6内に第1の平型配線2の端部を誘導することができる。したがって、第1の平型電線2及び第2の平型電線3の相対回転に伴って、第1の平型電線2を第2の平型電線3の挟み込み端子部6に容易に嵌合させることができる。
<電線の接続構造における電流の流れ及び荷重>
実施形態に係る電線の接続構造における電流の流れ及び機械応力について、図4を用いて説明する。図4(a)は、比較例に係る電線の接続構造と電流の流れを示す模式図であり、図4(b)は、実施形態に係る電線の接続構造と電流の流れを示す模式図である。図4(a)に示す電線の接続構造91は、第2の平型電線93の端部に挟み込み端子部が設けられておらず、1組の締結部材94のみで第1の平型電線92及び第2の平型電線93を締結する点が、図4(b)に示す実施形態に係る電線の接続構造1と異なる。尚、いずれの図においても矢印の方向に電流が流れる。
図4(a)に示す電線の接続構造91では、第1の平型電線92と第2の平型電線93とが締結部材94を用いて締結された部分において、相対的に抵抗が小さくなるため、この締結部分を電流が集中して流れる傾向にある。そのため、上記締結部材94を用いて締結された部分では、流れる電流量に応じた熱が発生する。
また、電線の接続構造91では、1組の締結部材94のみで第1の平型電線92及び第2の平型電線93を締結する構成であるため、接続構造91に外力が加わった場合に、上記締結部材94を用いて締結された領域に荷重が集中する。
これに対して、本実施形態に係る電線の接続構造1は、第1の平型配線2の端部の一部を第2の平型配線3に設けた挟み込み端子部6で挟み込んで保持し、第1の平型電線2の端部の他の一部と第2の平型電線3の端部の他の一部とを1組の締結部材4を用いて締結する構成である。そのため、接続構造1を流れる電流は、図4(b)に示すように、締結部材4を用いて締結された部分と、第1の平型電線2及び第2の平型配線3の挟み込んだ挟み込み端子部6との接触部分とに分散して流れる。通電箇所を分散させることにより、熱の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る電線の接続構造1では、締結部材4を用いて締結された領域と、第1の平型電線2の端部の一部の領域を挟み込んだ挟み込み端子部6とで第1の平型電線2及び第2の平型電線3を接続する構成であるため、接続構造1に外力が加わった場合に、上記締結部材4を用いて締結された領域と挟み込み端子部6とに荷重を分散させることができる。
<効果等>
本実施形態に係る接続構造1は、第1の平型配線2の端部の一部を第2の平型配線3に設けた挟み込み端子部6で挟み込んで保持し、第1の平型電線2の端部の他の一部と第2の平型電線3の端部の他の一部とを1組の締結部材4を用いて締結する構成である。したがって、複数のボルト等の締結部材を用いて接続する構成と比べて、組付けが容易となる。また、第1の平型配線2の端部の幅方向に広い領域を第2の平型配線3の挟み込み端子部6で挟み込むため、第1の平型電線2及び第2の平型配線3のボルト10を挿入する穴が幅方向にずれていたとしても第1の平型配線2の端部の一部を挟み込み端子部6で挟み込み得るため、締結部材4のボルト10を挿入する穴の公差を吸収することができる。その結果、容易に平型電線の組付け作業を行うことができる。また、第1の平型配線2の端部の一部は挟み込み端子部6に一定の押圧力で挟み込まれているため、良好な電気的接続を得ることができる。
また、接続構造1における電流の流れを、締結部材4を用いて締結された領域と第1の平型電線2を挟み込んだ挟み込み端子部6との分散通電とすることができる。そのため、熱の発生を抑制することができ、その結果、電流の浪費を低減したり、第1の平型電線2及び第2の平型電線3の劣化を抑制したりすることができる。
また、接続構造1に外力が加わった場合に、第1の平型電線2と第2の平型電線3とが重ね合わされ締結部材4を用いて締結された領域と、第1の平型電線2の端部の一部の領域を挟み込んだ挟み込み端子部6とに荷重を分散させることができる。そのため、外力による接続構造1の破壊リスクを低減することができる。
本発明に係る平型電線の接続構造は、例えば、車両に搭載される電線の接続構造として好適に利用できる。
1 接続構造
2 第1の平型電線
3 第2の平型電線
4 一組の締結部材
6 挟み込み端子部
7 切り起こし
8 平坦部

Claims (1)

  1. 車両に搭載される電線の接続構造であって、
    第1の平型電線と、
    端部の一部の領域に、少なくとも1つの切り起こしと平坦部とを有する挟み込み端子部が設けられ、前記挟み込み端子部が前記第1の平型電線の端部の一部の領域を挟み込み、かつ、端部の他の一部の領域が、前記第1の平型電線の端部の他の一部の領域に重ね合わされた第2の平型電線と、
    前記第1の平型電線と前記第2の平型電線とが重ね合わされた領域を貫通した状態で、前記第1の平型電線および前記第2の平型電線を締結する1組の締結部材とを備える、電線の接続構造。
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