JP2019003884A - ボルト締め端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】重ね合わせて用いるボルト締め端子を改良する。
【解決手段】2本の電線端末にそれぞれ加締め圧着する1種類のボルト締め端子であり、該ボルト締め端子は表面を上向きとして電線の加締め圧着部を上向きとする第一端子と、裏面を上向きとして電線の加締め圧着部を下向きとする第二端子として用いられ、該ボルト締め端子は、ボルト穴を設けた前端側の電気接触部を上下に重ねた状態で、前記電線に加締め圧着する電線接続部の後端に互いに面接触する水平接触部と、該水平接触部の幅方向の両端に互いに嵌合する嵌合穴と嵌合突起を有する締結部を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明はボルト締め端子に関し、詳しくは、車両に配線される電源線等の太物電線の端末に接続されるボルト締め端子であって、2本の太物電線端末に接続するボルト締め端子を重ねて1本のボルトで締結するものである。
車両に配線されている太物電線端末にはボルト締め端子が接続されている場合が多い。例えば、このボルト締め端子を圧着接続した電線を補機の導電材に溶接した1本のボルトに締結する必要がある場合、ボルト締め端子として図8に示す1つの共通端子120を用いるか、図9、図10に示す2つの重ね合わせ端子150、151を用いている。
図8に示す1つの共通端子120は2本の電線100と101に加締め圧着して接続するものである。具体的には、銅系金属板からなる共通端子120は幅広とした基板部の後側部分を電線接続部122とし、幅方向に一対の芯線バレル122a、122aを設け、2本の電線100、101の芯線100aと101aに芯線バレル122a、122aを加締め圧着し、かつ、該電線接続部122に絶縁バレル122b、122bを設け、電線100、101の絶縁被覆100bと101bの外周面に加締め圧着している。電線接続部122の前端に電気接触部123を連続して設け、該電気接触部123の中心にボルト穴を設け、ボルト125を通し、ナット126で締結している。
図9に示す2つの重ね合わせ端子150、151は本出願人の先願に係わる特開平7−263043号公報で提供したアース接続用の端子である。アース電線160に接続する第一の端子150と、アース電線161に接続する第二の端子151を設け、ボルト穴150a、151aを設けた電気接触部150b、151bに電線接続部150c、151cを左右に偏芯した位置に設けている。ボルト穴150aと151aを連通させて、電気接触部150bと151bを重ねた状態で、電線接続部150cと151cとが重ならずに並ぶようにしている。
特開平7−263043号公報
図8に示す1つの共通端子120および図9に示す重ね合わせ端子150、151のいずれを用いても端子に接続する2本の電線は横方向に並び電線配線側にスペースをとる問題がある。特に、この共通端子120を接続した2本の太物電線を配線工程で車体パネルに穿設した貫通穴に通す必要がある場合、貫通穴の周縁に引っ掛かって挿通が困難になり易い。スムーズに通せる大きな貫通穴とすると、該貫通穴を設ける場所によっては浸水発生の大きな要因になる等の問題がある。
かつ、図8の共通端子120では接続する2本の電線が電源線となる太物電線であると、ボルト穴を設けた電気接触部123の大きさも1本の電線に接続するボルト締め端子の電気接触部より幅広になり、共通端子120を接続する相手側部品も変更せざるを得なくなる。
図10に示す重ね合わせ端子180、190では、各端子180、190のバレルによる加締め圧着部を重ねあわせると、電線も上下に重なり左右の広がりを抑制できる。しかしながら、上下の端子の電線接続部が接触と非接触を繰り返し火花や高発熱が発生する恐れがある。上段側の端子180の電線接続部の絶縁被覆バレル181、芯線バレル182による圧着部は上向き、下段側の端子190の電線接続部の絶縁被覆バレル191、芯線バレル192の圧着部は下向きとし、上下の端子180と190の基板184、194は背中合わせで重なり、接触と非接触を繰り返す隙間が発生しにくくなる。しかし、バレルで加締める圧着部181と191、182と192の基板部分でも加締め側に湾曲し、背中合わせ面は前面が面接触ではなく隙間があく状態になり、絶縁被覆バレルにより圧着される基板184、194の後端部分では端子180と190の間に隙間Cができる。2本の電線が太物電線の電源線であると、高電流回路のため外部要因で隙間部分が接触と非接触を繰り返すと火花発生や高温発熱が発生しやすくなる問題がある。
本発明は前記問題を解消せんとするもので、電源線となる高圧電流用の2本の太物電線を相手型電気部材から突設するボルトに締結するボルト締め端子であって、左右の幅をとらず、重なり部分に隙間を発生させないようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、2本の電線端末にそれぞれ加締め圧着する1種類のボルト締め端子であり、
該ボルト締め端子は表面を上向きとして電線の加締め圧着部を上向きとする第一端子と、裏面を上向きとして電線の加締め圧着部を下向きとする第二端子として用いられ、
該ボルト締め端子は、ボルト穴を設けた前端側の電気接触部を上下に重ねた状態で、前記電線に加締め圧着する電線接続部の後端に互いに面接触する水平接触部と、該水平接触部の幅方向の両端に互いに嵌合する嵌合穴と嵌合突起を有する締結部を備えていることを特徴とするボルト締め端子を提供している。
前記電気接触部と電線接続部の前端の間、該電線接続部の後端と前記締結部の間にそれぞれ上下逆向きに傾斜する傾斜部を備え、かつ、前記電線接続部の幅方向両端に少なくとも芯線加締め用のバレルを備えている。
前記電線接続部には、芯線加締め用のバレルの後部に絶縁被覆加締め用のバレルを設けている場合が多い。
即ち、第一端子として用いるボルト締め端子は、中央にボルト穴を設けた電気接触部と、該電気接触部の表面に上向きの傾斜部を介して前端が連続する矩形状基板の前記電線接続部と、該電線接続部に下向きの傾斜部を介して連続する前記締結部を備え、
前記電線接続部は幅方向両側から上方に突出する芯線バレルと絶縁被覆バレルを備え、 前記締結部は前記傾斜部と連続する前記水平接触部の右端から嵌合穴を有する下向きの突起部を備えると共に左端面から前記嵌合穴に嵌合できる形状の嵌合突起を突出しており、
前記第二端子として用いるボルト締め端子は、前記傾斜部が第一端子と逆向きとなると共に、前記締結部の嵌合穴と嵌合突起が左右逆転している。
前記ボルト締め端子の電気接触部は円形または四角形であり、中央に設けるボルト穴は円形で、該ボルト穴の中心点を通る中心軸線が前記電線接続部の基板の中心軸線と一致し、前記第一端子と第二端子のボルト穴を連通させてボルトに締結した状態で第一端子の電線接続部の下面と第二端子の電線接続部の上面が上下同一位置に位置し、第一端子の芯線バレルの加締め部分は上向き、第二端子の芯線バレルの加締め部分は下向き、
前記第一端子の締結部の下面に第二端子の締結部の上面が全面接触し、その左右両側で前記嵌合穴に嵌合突起が密嵌して締結されるものとしている。
前記ボルト締め端子の電気接触部と電線接続部の間の傾斜部と該電線接続部と前記締結部の間の傾斜部は、板厚の1/2の段差を発生させる傾斜角度で、該第一端子と第二端子の面接触する前記水平接触部の境界位置が、上下に重ねる第一、第二端子の電気接触部の境界位置と同一水平線上に位置するものとしている。
前記端子は電気接触部の前端から締結部の後端まで同一板厚であり、前記第一端子の表側では、前記嵌合穴の下面先端は上方傾斜するテーパ面とし、嵌合突起の先端上面は下向傾斜するテーパ面としていることが好ましい。
前記形状とすると、前記嵌合穴に嵌合突起がスムーズに嵌合できると共に、密嵌状態にでき、締結力を強めることができる。
前記嵌合穴は四角穴、嵌合突起は四角形状が好ましいが、円形でもよい。
本発明のボルト締め端子は、車両に配線する電源回路用の高圧電流の太物電線と接続され、上下に重ね合わせて前記締結部が結合された前記ボルト締め端子は補機の導電回路材に溶接して上向きに突出させたボルトのネジ軸に前記ボルト穴を通し、上方からナットで締結されるものとして、好適に用いられる。
前記のように、高圧電流が流れる電源用の太物電線では、上下の端子の接触と非接触で火花が発生しやすく、かつ、発熱が高温となりやすいためである。
また、ボルトにナットを締め付けている過程で、上下に重ねた端子に回転負荷がかかり、締結部における嵌合穴へ嵌合突起が圧入でき、締結力を高めることができる。
また、車両のパネルに設ける電線挿通穴が小さい場合には、前記端子を接続した太物電線を1本づつ通した後に前記第一端子と第二端子とを重ねて前記締結部を締結して、前記補機に固定したボルトと締結することが好ましい。
このように、パネルに小さい電線挿通穴しかあけられない場合に太物電線に圧着した端子を電線挿通穴を通した後に、上下に重ねて簡単に締結できるため、作業性を高めることができる。
本発明のボルト締め端子は、一種類のボルト締め端子を表裏逆転して2本の電線に加締め圧着して第一端子、第二端子として用いており、部品点数は1つであるため、端子製造費を安価にできる。かつ、1本の電線に1つの端子を圧着接続して、相手方部材にボルト・ナットで締結する際に上下に積層して、端子の後端同士をロック結合するため、上下積層する組み合わせが簡単に行えると共に、端子の後端に隙間を発生させない。その結果、端子後端で接触と非接触を繰り返して火花の発生および高温発熱の発生を防止することができる。
本発明のボルト締め端子を表裏逆転した状態で示す斜視図である。 前記ボルト締め端子の表面を上向きとした第一端子を示し、(A)は斜視図、(B)は後端を示す左側面図、(C)は正面図である。 前記ボルト締め端子の裏面を上向きとした第二端子を示し、(A)は斜視図、(B)は後端を示す左側面図、(C)は正面図である。 前記第一端子と第二端子を上下に重ねた状態を示し、(A)は斜視図、(B)は後端を示す左側面図、(C)は正面図である。 前記第一端子と第二端子をそれぞれ接続した電線を車体パネルの挿通穴に挿通する順序を示す説明図である。 (A)は前記第一端子と第二端子をそれぞれ接続した電線を補機の電源接続部材にボルト締結する手順を示す斜視図、(B)はボルト締め端子を締結する相手方部材の概略図である。 (A)は前記補機に第一端子と第二端子をボルト締結した状態を示す斜視図、(B)は芯線バレル圧着部の断面図である。 従来例を示す斜視図である。 他の従来例を示す斜視図である。 更に他の従来例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1に本発明のボルト締め端子1を表裏逆転した状態を示し、表面を上向きとした状態で太物電線20に加締め圧着する場合を第一端子10とし、裏面を上向きとした状態で太物電線21に加締め圧着する場合を第二端子11としている。ボルト締め端子1は導電性に優れた銅系金属板を打ち抜き加工した後、折り曲げ加工して形成している。
前記同一形状のボルト締め端子1からなる第一端子10は図6に示すように、車両に配線する太物電線20の端末に圧着接続し、第二端子11は太物電線21の端末に圧着接続される。該太物電線20と21は同一サイズであり、芯線断面積が8mm以上である。2本の太物電線20と21は第一、第二端子10、11をそれぞれ圧着接続した状態で、図5に示すように、車体パネルPに穿設している電線挿通穴Hを1本づつ通した後、車両に搭載されている補機50の電源接続部で、収容した電源回路材のバスバー51に頭部を溶接したボルト55に第一、第二端子10、11のボルト穴を通し、上方からナット56を螺合して締結するものである。
表裏逆転して用いる図2で示す第一端子10と図3で示す第二端子11とするボルト締め端子1は、中央に円形のボルト穴2を設けた電気接触部3と、電線接続部4と、該電線接続部4の後端に締結部5を前後方向に連続させて設けている。ボルト穴2の中心点を通る中心軸線Lを電線接続部4、締結部5を構成する基板8の幅方向中央の中心軸線と一致させ、従来例の図9に示す端子のような偏芯はさせていない。
前記電気接触部3と電線接続部4との間に上下方向の傾斜部6、電線接続部4と締結部5の間に上下方向の傾斜部7を介在させている。電気接触部3の後端に連続する傾斜部6、電線接続部4、傾斜部7、締結部5は同一幅、同一板厚で前後方向に連続する基板8を屈折して設けている。傾斜部6と傾斜部7の傾斜方向は逆であり、電気接触部3と締結部5は同一高さで、その間の電線接続部4は図1に示す第一端子10では上段となり、図1に示す第二端子11では下段となる。
前記第一端子10として用いる図2に示す表面側を上面とする場合に上下方向を規定して説明すると、該電気接触部3に連続する前記傾斜部6は上向きに傾斜し、水平の基板8からなる電線接続部4の前部に幅方向の両側から上方に突出する一対の芯線バレル13を備え、その後部に幅方向に一対の絶縁被覆バレル14を備えている。該電線接続部4の後端に下向きの傾斜部7を介して締結部5を連続する。
締結部5は、基板8からなる水平接触部15を備え、第一端子10では、該水平接触部15の右端から四角穴からなる嵌合穴16を有する下向きの突起部17を備えると共に、左端面から嵌合穴16に嵌合できる四角形状の嵌合突起18を突出している。
図3に示す第二端子11では水平接触部15の左端から嵌合穴16を有する上向きの突起部17を備えると共に右端から嵌合穴16に嵌合できる形状の嵌合突起18を突出している。
かつ、第一端子10とする表側では、嵌合穴16の下面を先端に向けて上方傾斜するテーパ面16aとし、嵌合突起18の上面の先端に下向き傾斜するテーパ面18aを設けている。
前記ボルト締め端子1を表裏逆転して2本の太物電線20、21にそれぞれ圧着接続し、パネルPの電線挿通穴Hを通して、補機50の電源回路材にボルト締め接続するまでの工程を説明する。
まず、ボルト締め端子1の表面を上向きとして用いる第一端子10の芯線バレル13により太物電線20の端末で皮剥ぎして露出させた芯線20aを加締める圧着部K1と、絶縁被覆20bを絶縁被覆バレル14で加締めた圧着部K2を上向きとして接続する。
一方、ボルト締め端子1の裏面を上向きとして用いる第二端子11の芯線バレル13により太物電線21の端末で皮剥ぎして露出させた芯線21aを加締める圧着部K3と、絶縁被覆21bを絶縁被覆バレル14で加締めた圧着部K4を下向きとして接続する。
前記第一端子10を接続した太物電線20と第二端子11を接続した太物電線21を、図5に示すように、車両組立ラインで車両のパネルPに設けた電線挿通穴Hに通す際、第一端子10と第二端子11を上下重ねて通すには、電線挿通穴Hの上下寸法が小さいため、1本づつ通し、まず、太物電線20に接続した第一端子10を貫通させ、ついで、太物電線21を接続した第二端子11を通す。パネルPを貫通させた2本の太物電線20、21を補機50へと配線し、補機50のバスバーと接続したボルト55と接続する時に、図6、図7に示すように、第一端子10と第二端子11を上下に重ねて結合する。
第一端子10ではバレルの圧着部K1、K2を上向きとし、第二端子11ではバレルの圧着部K3、K4を下向きとして、前端側の電気接触部3をボルト穴2を連通させて上下に重ねると共に、後端側の締結部5では水平接触部15を上下に重ねる。このように、第一端子10と第二端子11の締結部5を上下に重ねるために、第一端子10の嵌合穴16に第二端子11の嵌合突起18を嵌合し、第一端子10の嵌合突起18を第二端子11の嵌合穴16に嵌合する。
この状態で、芯線バレル13を芯線20a、21aに加締め圧着した圧着部K1、K3、絶縁被覆バレル14を絶縁被覆20b、21bに加締め圧着した圧着部K2、K4の平板状の基板8、8は図7(B)に示すように、加締め時に若干湾曲するため、第一端子10の基板8は上向き段状とし、第二端子11の基板8は下向き段状として隙間Cを設けている。加締めた状態でも、上下の基板8、8は線接触するが、面接触せずに隙間Cが生じる。
しかし、電線接続部4の後端側の締結部5では、水平接触部15の左右両側で嵌合穴に嵌合突起が嵌合し、上側の第一端子10と下側の第二端子11の水平接触部15同士が図4(B)に示すように全面接触し、隙間が無い状態に結合される。この状態で、第一端子10と第二端子11の前端側の電気接触部3同士の接触面と、後端側の締結部5の水平接触部15同士の接触面が図4に示すように同一ラインに位置することになる。
前記のように第一端子10と第二端子11を表裏逆転して重ねあわせて結合した状態で、補機50のボルト55の上向きのネジ軸に連通したボルト穴2を挿入し、上方からナット56を締め付けていく。このボルト締め作業時に特に上側の第一端子10に回転負荷が作用し、第一端子10の嵌合突起18は第二端子11の嵌合穴16に圧入されると共に、第一端子10の嵌合穴16に第二端子11の嵌合突起18が圧入され、第一端子10と第二端子11との嵌合穴16に嵌合突起18が密嵌し、締結部5のロック力を強固に出来る。
前記第一、第二端子10、11に接続する太物電線20、21は電源回路用の高圧電流が流れるため、上下の端子が接触と非接触を繰り返すと火花が発生しやすく、高温の発熱が発生するが、本発明では、上下に重ねる第一、第二端子は前端側の電気接触部3ではボルト55の締結で隙間なく接触し、後端の締結部5では強固にロックされて水平接触部の全面が接触して隙間は発生しない。このように、前後両端で上下の端子が強固に接合されて隙間が発生しないため、前記火花の発生および高温の発熱が生じるのを確実に防止できる。
さらに、2本の電線に圧着するボルト締め端子1は一種類であるため、部品点数が増えず、部品管理および電線との圧着後の一方を表面上向きの第一端子10とし、他方を裏面上向きの第二端子11として用いれば良いだけであり、電線との圧着作業も容易に行え、作業手数を簡単にできる利点も有する。
本発明は前記実施形態に限定されず、1つのボルト締め端子を表裏両面で利用して、上下に重ねる第一端子と第二端子として電線に圧着でき、かつ、上下に重ねた状態で端子の電線接続部の後端に互いに嵌合する締結部を備えた形状であれば良く、ボルト穴を設けた電気接触部は円形でもよい。また、接続する電線は太物電線に限定されず、かつ、電源線に限定されずアース線でもよい。
1 ボルト締め端子
10 第一端子
11 第二端子
2 ボルト穴
3 電気接触部
4 電線接続部
5 締結部
6、7 傾斜部
8 基板
13 芯線バレル
14 絶縁被覆バレル
15 水平接触部
16 嵌合穴
17 突起部
18 嵌合突起
20、21 太物電線
50 補機
55 ボルト
56 ナット
P パネル
H 電線挿通穴

Claims (3)

  1. 2本の電線端末にそれぞれ加締め圧着する1種類のボルト締め端子であり、
    該ボルト締め端子は表面を上向きとして電線の加締め圧着部を上向きとする第一端子と、裏面を上向きとして電線の加締め圧着部を下向きとする第二端子として用いられ、
    該ボルト締め端子は、ボルト穴を設けた前端側の電気接触部を上下に重ねた状態で、前記電線に加締め圧着する電線接続部の後端に互いに面接触する水平接触部と、該水平接触部の幅方向の両端に互いに嵌合する嵌合穴と嵌合突起を有する締結部を備えていることを特徴とするボルト締め端子。
  2. 前記電気接触部と電線接続部の前端の間、該電線接続部の後端と前記締結部の間にそれぞれ上下逆向きに傾斜する傾斜部を備え、かつ、前記電線接続部の幅方向両端に少なくとも芯線加締め用のバレルを備えている請求項1に記載のボルト締め端子。
  3. 車両に配線する電源回路用の高圧電流の太物電線と接続され、上下に重ね合わせ
    て前記締結部が結合された前記ボルト締め端子は補機の導電回路材に溶接して上向きに突出させたボルトのネジ軸に前記ボルト穴を通し、上方からナットで締結されるものである請求項1または請求項2に記載のボルト締め端子。
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