JP2015115240A - 端子および該端子の電線接続方法 - Google Patents

端子および該端子の電線接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電線の芯線との接続信頼性が良い端子を提供する。
【解決手段】導電性金属板から基板の長さ方向の一側に電線接続部を設けると共に他側に電気接触部を設けており、前記電線接続部には後端から前側の電気接触部側にかけて、絶縁被覆固定部と芯線溶接部とを設け、前記芯線溶接部は、前記基板の左右一側面から縦壁を突出したL字形状とし、前記基板からなる底面と前記縦壁の内面の2面を電線の芯線への溶接面としている。
【選択図】図2

Description

本発明は端子および該端子の電線接続方法に関し、特に、車両に配索される太物電線、アルミニウム電線に接続する端子として好適に用いられるものである。
従来、電線端末に接続する銅系金属板からなる端子100は、図7に示すように、長さ方向の一側に電線接続部101、他側に電気接触部102を連続して備え、電線接続部101に絶縁被覆バレル103と芯線バレル104を設けているとともに、電気接触部102は図示の平板形状としたタブ形状のオス端子あるいはボックス形状のメス端子としている。該端子100に対して、電線200の端末で露出した芯線201を芯線バレル104で加締め圧着し、絶縁被覆層202を絶縁被覆バレル103で加締め圧着している。
一方、特開2003−338327号公報で、図8に示すように、電線200の芯線201を端子300のバレル302で挟まれた溶接部301上にセットして、上下超音波電極310(310A、310B)で溶接し、その後、両側バレル302を溶接部に加締め圧着すると共に絶縁被覆層202を絶縁被覆バレル303で加締め圧着する端子が提供されている。電線の芯線を溶接した端子を、さらに、バレル302、絶縁被覆バレル303で加締め圧着しているのは、バレル302で溶接部を保護し、絶縁被覆バレル303で上下左右方向から電線200に負荷される力で、芯線201が溶接部301から引き剥がされるのを防止するためである。
この超音波溶接とバレルによる加締め圧着の異なる2種類の方法で端子と接続する電線は、芯線が銅系金属からなる銅電線で且つ芯線断面積が8mm以上の太物電線、あるいは芯線径が銅電線より大きくなるアルミニウム系金属からなるアルミ電線において、芯線と端子との電気接続信頼性を高める点から好適に用いられている。
特開2003−338327号公報
電線に接続する端子は、電線のねじれにより端子に曲がり変形が発生しやすく、特に、太物電線では端子に曲がりが発生しやすい。この端子の曲がり変形を抑制防止するには、前記図8と同様な図9に示す溶接部501とバレル503を備えた端子500において、溶接部501の幅wと板厚tとの積(w×t)である断面積を大きくして、溶接部501の剛性を高める必要がある。そのため、例えば、芯線断面積が20sqのアルミ電線では、板厚tは2.3mm、溶接部501の幅wは14mmとされている。電線サイズに応じて端子の溶接部の幅が大となり、厚さも増大して、端子が大型化し、端子の小型化を図ることが困難となっている。
また、前記溶接とバレル圧着を行って端子を電線と接続する場合、溶接工程で電線の芯線に端子を溶接装置で溶接した後に圧着工程へ搬送し、圧着装置で電線の絶縁被覆にバレルを加締め圧着させる必要がある。このように、端子と電線の接続に溶接工程と圧着工程が必要となり、作業時間がかかると共に設備コストもかかる問題がある。
本発明は前記問題を解消せんとするもので、電線の芯線を端子に溶接して電気接続信頼性を高める端子において、幅寸法および厚さの増大を抑制して小型化を図ることを第1の課題としている。かつ、電線と端子の接続工程を簡素化することを第2の課題としている。
前記課題を解決するため、第1の発明として、導電性金属板からなる基板の長さ方向の一側に電線接続部を設けると共に他側に電気接触部を設けている端子において、
前記電線接続部には後端から前側の電気接触部側にかけて、絶縁被覆固定部と芯線溶接部とを設け、
前記芯線溶接部は、前記基板の左右一側面から縦壁を突出したL字形状とし、前記基板からなる底面と前記縦壁の内面の2面を電線の芯線への溶接面としていることを特徴とする端子を提供している。
前記のように、電線の芯線と溶接する端子の芯線溶接部は、端子の基板からなる底面と該底面の幅方向の一側から突出する側面の2面とすることで、端子の基板の幅寸法を増大させることなく、該基板と側面とを合わせた溶接部全体の幅を増大させることができる。その結果、端子の板厚を厚くすることなく、断面積を増大させて端子の芯線溶接部の剛性を高めることができ、端子の大型化を抑制できる。
前記端子の前記絶縁被覆固定部は、前記基板の左右他側面から縦壁を突出すると共に該縦壁の先端から横壁を突出してコ字形状とし、前記基板からなる底面と、前記縦壁からなる一側面と、前記横壁からなる上面との3面に囲まれた空間に前記電線の絶縁被覆を押し込んで固定する構成とすることが好ましい。
前記のように、電線の絶縁被覆の固定は、バレルを加締め圧着して固定する方法に代えて、本発明では、圧着せずに、前記コ字形状とした絶縁被覆固定部に電線の絶縁被覆を押し込んで固定している。この電線の押し込みを溶接工程で同時に行うようにして、圧着装置で行う圧着工程を廃止し、端子と電線との接続作業を溶接装置での工程だけとして、電線と端子の接続作業を簡素化している。
また、前記コ字形状の絶縁被覆固定部の縦壁は前記電線溶接部の縦壁と対角線上に位置するため、端子に接続した電線の左右方向への移動を抑制でき、かつ、電線溶接部および絶縁被覆固定部の基板からなる底面と該絶縁被覆固定部の上面とで電線の上下方向の移動を抑制できる。その結果、電線に上下左右方向から引っ張り力が負荷されるのを低減して、芯線が溶接面から剥がれるのを防止できる。
前記コ字形状の絶縁被覆固定部の内面にはリブを突設し、該リブを電線の絶縁被覆の外周面に押し付けて固定する構成とすることが好ましい。
なお、絶縁被覆固定部は、基板となる底面の両側から縦壁を突設した構成、さらに該両側縦壁の先端から近接方向に横壁を突設した門型としても良く、絶縁被覆固定部に電線端末の絶縁被覆を押し込んで固定できる形状であればよい。
本発明の端子は、車両に配索される電線で、芯線断面積が8mm以上の太物電線、および芯線がアルミニウム系金属からなるアルミニウム電線に対して好適に用いられる。
これは、太物電線では、芯線を端子に溶接することで電気接続信頼性を高めることができることに因る。また、アルミニウム電線では、異種金属の銅系金属からなる端子との接触面に水分に因る腐食が発生しやすいため、該腐食の発生を防止できる溶接で端子と芯線とを接続して電気接続信頼性を高めることができる。
第2の発明として、前記第1の発明のL形状の芯線溶接部とコ字形状の絶縁被覆固定部を備え、前記芯線溶接部の縦壁と前記絶縁被覆固定部の縦壁とが対角線上に位置する端子と、端末側で絶縁被覆を剥離して芯線を露出させた電線端末を接続する方法であって、
溶接装置の対向する溶接電極の間に前記端子の芯線溶接部をセットし、該端子の芯線溶接部の基板上に、前記電線の芯線をセットする一方、
前記芯線に連続する絶縁被覆の部分を、前記絶縁被覆固定部の縦壁と反対側に引き出すと共に、一方の前記溶接電極を搭載した移動台上に突設した押圧材と前記端子との間に配置し、
前記移動台を端子側へ移動させて、前記溶接電極により芯線を端子の芯線溶接部に溶接し、同時に前記押圧材により電線の絶縁被覆部分を絶縁被覆固定部内へと押し込んで固定する端子と電線の接続方法を提供している。
前記のように、溶接装置の一方の溶接電極を搭載する移動台上に電線の絶縁被覆部分を端子の絶縁被覆固定部へ押し込む押圧材を突設しておくと、溶接工程で同時に絶縁被覆部分の固定作業を行うことができ、作業工程が簡単かつ短時間で行うことができる。
なお、対向する一対の溶接電極は、移動台上に搭載しない側の溶接電極を固定溶接電極としても良いし、両方を互いに近接方向に移動する移動溶接電極としてもよい。
前記溶接装置は超音波溶接装置とし、超音波により前記芯線の前記芯線溶接部とを溶接することが好ましい。
溶接方法としては、抵抗溶接と超音波溶接のいずれも用いることが可能であるが、芯線がアルミニウム系金属のアルミ電線では、アルミニウム系金属の融点が高いため、抵抗溶接では加熱温度が高くなり、熱影響で絶縁被覆の熱劣化が発生する可能性があるため、アルミ系電線では超音波溶接が好適に用いられる。なお、電線が銅系電線の場合は抵抗溶接でもよい。
前記端子を幅方向で挟む一対の溶接電極の一方は底面と一側面を有するL形状とし、他方の溶接電極は他側面と上面を有する倒L形状として、同士を近接移動させ、両側の溶接電極の対向する底面と上面とで芯線の上下面を挟み、かつ、両側の溶接電極の対向する側面で芯線の左右両面を挟むことで、芯線を芯線溶接部のL型の底面と側面の2面に確実に溶接することができる。
本発明では、電線の芯線を溶接して接続する端子において、芯線溶接部をL形状として、2面で芯線と溶接して接続信頼性を高めているため、端子の芯線溶接部の幅および板厚を大とすることなく剛性を高めることができる。よって、端子の大型化を抑制することができる。
また、前記芯線溶接部を設けた端子では、バレルを設けて加締め圧着する代わりに、コ字形状の絶縁被覆固定部を設け、溶接工程で、該絶縁被覆固定部に電線の絶縁被覆部分を押し込んで固定すると、圧着設備による圧着工程を廃止することができ、電線と端子の接続作業は溶接工程だけで良くなるため、作業を簡単かつ短時間にでき、生産性を高めると共にコスト低下を図ることができる。
本発明の実施形態の端子を示し、(A)は一方側から見た斜視図、(B)は他方側から見た斜視図、(C)は平面図である。 前記端子に電線を接続した状態の斜視図である。 (A)は前記端子の絶縁被覆固定部の側面図、(B)は該絶縁被覆固定部で固定する電線の断面図である。 超音波溶接装置を示し、(A)は概略配置図面、(B)は溶接電極で芯線を芯線溶接部に溶接する動作を示す説明図である。 (A)は超音波溶接装置に端子をセットした状態の概略平面図、(B)は端子に電線を挿入する状態を示す斜視図である。 (A)(B)は超音波溶接工程および絶縁被覆固定部での電線固定工程を示す図面である。 従来例を示す斜視図である。 (a)〜(c)は他の従来例の斜視図である。 図8の従来例と同様な端子を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示す端子1は、銅系金属板を打ち抜いた後、曲げ加工して形成している。端子1は基板2の長さ方向の一側(後側)に電線接続部3を設けると共に他側(前側)に電気接触部4を設けている。電気接触部4は相手型端子(図示せず)の電気接触部と接触させて電気接続を行うものである。本実施形態では、図2に示すように、端子1と接続する電線20は、車両に配線する電線で、芯線断面積が20mmの太物のアルミニウム電線からなる電源線である。該電源線からなる電線20は電源端子とボルト締め接続するため、端子1の電気接触部4の基板2aにボルト穴5を設けている。
端子1の電線接続部3には、前側の電気接触部4との境界から後端に向けて芯線溶接部10と絶縁被覆固定部13とを前記基板2の側面から突出した部分を折り曲げて形成している。
図1(C)に示すように、電気接触部4の基板2aの幅Y1は幅広とし、連続する電線接続部3の芯線溶接部10の部分の基板2bの幅Y2は1/2以下に縮小して幅狭とし、かつ、絶縁被覆固定部13に連続する側で基板2bの幅を次第に拡大するように傾斜部2b1を設け、絶縁被覆固定部13の部分の基板2cの幅Y3は電気接触部4の幅Y1と同程度としている。
前記芯線溶接部10は、基板2bの左右一側面(図中右側面)から縦壁11を突出したL字形状とし、基板2からなる底面10aと縦壁11の内面からなる側面10bの2面を芯線への溶接面としている。前記縦壁11は基板2bを次第に拡大する部分に対応する位置から、絶縁被覆固定部13側に向けて下向き傾斜させたカット部11cとし、電線20の芯線20aを挿入しやすくすると共に、該芯線20aに連続する電線20の絶縁被覆部20bを縦壁11より外方へ引き出しやすくしている。
端子1は前記基板2および前記L形状に屈折した芯線溶接部10を含めた全体の板厚tを1.6mmとしている。また、前記芯線溶接部10の底面10aの幅Y2を5.0mm、縦壁の側面10bの幅(高さ)L2を8.0mmとしている。よって、芯線溶接部10の全体の断面積を20.8mmとしている。
なお、前記図9に示す従来の溶接端子では、芯線溶接部の幅は14mm、板厚は2.3mmであったため、本発明の端子1は溶接部の幅(基板幅)が5.0mmと1/3、板厚は略1/2にでき、大幅な小型化および軽量化が図れる。
端子1の絶縁被覆固定部13の基板2cは幅広とし、該基板2cの左右他側面(図中左側面)から縦壁14を突出すると共に、縦壁14の先端から横壁15を突出してコ字形状としている。基板2cからなる底面13aと、縦壁14の内面からなる一側面13bと、横壁15の上面13cの3面に囲まれた空間13dに、他側開口13hから電線20の絶縁被覆部20bを押し込んで固定する部分としている。具体的には、図3(B)に示すように、電線20の絶縁被覆20bの直径(高さ)を15mmとすると、絶縁被覆固定部13の上下面で挟まれた空間13dの高さは15mmとし、後述するリブ13rを絶縁被覆20bの外周の3面で食い込ませて固定するようにしている。
絶縁被覆固定部13の縦壁14と芯線溶接部10の縦壁11とは基板2を挟んで対角線上に位置させ、縦壁14の前端14aと縦壁11の後端11eとは基板2を挟んで前後方向で連続するように設定している。
また、該絶縁被覆固定部13の底面13a、一側面13bおよび上面13cにはそれぞれ中央部に空間13dに向けて前記リブ13rを突設している。空間13dに押し込まれる電線の絶縁被覆20bの外周面に3方向からリブ13rを食い込むように押し付けて、電線20が確実に固定されるようにしている。
つぎに、前記端子1を電線20に接続する方法および装置について、図4〜図6を参照して説明する。
端子1の芯線溶接部10に電線20の端末に露出させた芯線20aを溶接するために、図4(A)(B)に示すように、超音波溶接装置30の固定溶接電極31と移動溶接電極32を対向して設置している。なお、固定溶接電極31を固定とせずに、移動可能としても良い。
固定溶接電極31は下部31aの左端より側部31bが上向きに突出したL形状とし、移動溶接電極32は上部32aの右端の側部32bが下向きに突出した倒L形状としている。これにより、移動溶接電極32を固定溶接電極31へ移動させると、芯線20aの上下および左右両側に溶接電極を接触させて、芯線20aの下面を端子1の芯線溶接部10の底面10aに溶接し、芯線20aの側面を芯線溶接部10の側面10bに溶接できるようにしている。
前記移動溶接電極32を移動台34上に搭載すると共に、該移動台34に電線20の絶縁被覆20bを端子1の絶縁被覆固定部13に開口13hより空間13dに押し込むための押圧材35を突設している。
図5(A)に示すように、固定溶接電極31の下部31a上に端子1の芯線溶接部10の底面10aを載置して、側面10bと反対側に側部31bを配置する。この時点では、移動台24は端子1から離れて位置し、端子1に電線20を挿入しやすくしている。
前記のように、超音波溶接装置30にセットした端子1に対して、図5(B)に示すように、電線20の端末を上方から挿入し、芯線20aを芯線溶接部10上にセットする。図6(A)に示すように、連続する絶縁被覆20bは絶縁被覆固定部13に押し込むことは容易にできないため、開口13hの外方へ屈折させた状態で引き出す。この状態で、電線20が引き出された開口13hと対向する位置に押圧材35が位置し、芯線溶接部10の縦壁11の外面と対応した位置に移動溶接電極32が位置する。
前記のように、端子1に電線20をセットした後に、移動台34を端子1側へ移動させ、図6(B)に示すように、押圧材35で電線20の絶縁被覆20bを絶縁被覆固定部13の開口13hより空間13dに押し込み、絶縁被覆20bの外周にリブ13rを食い込ませて固定する。
前記移動台34の移動で移動溶接電極32は端子1の芯線溶接部10の縦壁外面に当接する。この状態で、移動溶接電極32と対向する固定溶接電極31とで前記のように電線20の芯線20aを左右両側および上下両側から挟持した状態となり、通電することで、芯線20aは芯線溶接部10の底面10aと側面10bの2面に超音波溶接される。
前記のように、電線20の芯線20aを端子1の芯線溶接部10に溶接する作業と、絶縁被覆20bを絶縁被覆固定部13に圧入固定する作業を同時に行うことができ、接続作業の効率化を図ることができる。
本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を越えない範囲で種々に変形することができる。例えば、前記アルミニウム電線に変えて銅電線を端子に接続してもよい。また、端子はボルト締め端子に変えて、電気接触部をタブ状としてオス端子としても良いし、ボックス状としてメス端子にしてもよい。さらに、絶縁被覆固定部は前記コ字形状とすることが好ましいが、電線の絶縁被覆を圧入固定できる形状であれば限定されない。また、超音波溶接装置では、対向する溶接電極を両方とも移動させてもよく、さらに、超音波溶接に代えて抵抗溶接でもよい。
1 端子
2 基板
3 電線接続部
4 電気接触部
10 芯線溶接部
13 絶縁被覆固定部
20 電線
20a 芯線
20b 絶縁被覆

Claims (6)

  1. 導電性金属板からなる基板の長さ方向の一側に電線接続部を設けると共に他側に電気接触部を設けている端子において、
    前記電線接続部には後端から前側の電気接触部側にかけて、絶縁被覆固定部と芯線溶接部とを設け、
    前記芯線溶接部は、前記基板の左右一側面から縦壁を突出したL字形状とし、前記基板からなる底面と前記縦壁の内面の2面を電線の芯線への溶接面としていることを特徴とする端子。
  2. 前記絶縁被覆固定部は、前記基板の左右他側面から縦壁を突出すると共に該縦壁の先端から横壁を突出してコ字形状とし、前記基板からなる底面と、前記縦壁からなる一側面と、前記横壁からなる上面との3面に囲まれた空間に前記電線の絶縁被覆を押し込んで固定する構成としている請求項1に記載の端子。
  3. 前記コ字形状の絶縁被覆固定部の内面にはリブを突設し、該リブで電線の絶縁被覆の外周面に押し付ける構成とする請求項2に記載の端子。
  4. 前記電線は車両に配線する電線で、かつ、芯線径が8mm以上の太物電線およびアルミニウム電線の接続用としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端子。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の端子で、前記L形状の芯線溶接部の縦壁とコ字形状の絶縁被覆固定部の縦壁とが対角線上に位置する端子に、端末側で絶縁被覆を剥離して芯線を露出させた電線端末を接続する方法であって、
    溶接装置の対向する固定溶接電極と移動溶接電極の間に前記端子の芯線溶接部をセットし、該端子の芯線溶接部の基板上に、前記電線の芯線をセットする一方、
    前記芯線に連続する絶縁被覆の部分を、前記絶縁被覆固定部の縦壁と反対側に引き出すと共に、前記移動溶接電極を搭載した移動台上に突設した押圧材と前記端子との間に配置し、
    前記移動台を端子側へ移動させて、前記移動溶接電極と固定溶接電極とにより芯線を端子の芯線溶接部に溶接し、同時に前記押圧材により電線の絶縁被覆部分を絶縁被覆固定部の縦壁側へと押し込んで固定している端子と電線の接続方法。
  6. 前記溶接装置は超音波溶接装置からなり、超音波溶接で前記端子の芯線溶接部に前記電線の芯線を超音波溶接している請求項5に記載の端子と電線の接続方法。
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