JP2020008790A - カバーフィルム、そのカバーフィルムを備えたディスプレイ、カバーフィルムの製造方法およびディスプレイの製造方法。 - Google Patents
カバーフィルム、そのカバーフィルムを備えたディスプレイ、カバーフィルムの製造方法およびディスプレイの製造方法。 Download PDFInfo
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Abstract
Description
光学フィルム14はシート状または薄膜状になっており、中央部18と外周部20を備える。図1の光学フィルム14はディスプレイ12の前面の外形形状と同じ形状になっているが、異なる形状になっていてもよい。ディスプレイ12における表示部分22の上に配置される部分が中央部18であり、表示部分22の周辺部24の上に配置される部分が外周部20である。
加飾層16は光学フィルム14の外周部20に形成されている。加飾層16の一面28と光学フィルム14の中央部18とで面一になっている。加飾層16は、一面28が露出するように光学フィルム14に埋め込まれた構造である。
光学フィルム14の鉛筆硬度はH以上、加飾層16の鉛筆硬度はB以上である。これによって、カバーフィルム10のいずれの面が指やペンでタッチされても、傷つきにくい。
光学フィルム14の一面26および加飾層16の表面28は同じ表面粗さになっている。これは、カバーフィルム10を製造するときに同一のフィルム上に形成した後に剥がすためである。さらに、光学フィルム14の他面27も一面26および加飾層16の表面28と同じ表面粗さになっていてもよい。
本願のディスプレイ12は、表面にカバーフィルム10が配置されている。ディスプレイ12は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどである。ディスプレイ12とカバーフィルム10は光学透明接着剤(Optical Clear Adhesive)30で接着する。カバーフィルム10は両面が平面になっているため、いずれの面がディスプレイ12に接着されてもよい。必要に応じて、カバーフィルム10におけるディスプレイ12と反対側の面に反射防止膜などの光学機能層を形成してもよい。また、ディスプレイ12はタッチパネルを取り付けたディスプレイであってもよい。ディスプレイ12の上にタッチパネル、カバーフィルム10の順番で重ねる。ディスプレイ12とタッチパネルの配線を加飾層16で覆う。
次に、カバーフィルム10の製造方法について説明する。(1)第1ベースフィルムと第2ベースフィルムを準備する。各ベースフィルムはポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、アクリル樹脂、環状ポリオレフィン樹脂などの樹脂からなるフィルムである。各ベースフィルムは、表面に光沢または非光沢のいずれかの加工が施されていてもよい。
(加飾層の形成)
離型性を有する平滑な第1ベースフィルム32(東洋紡株式会社製A4200)に、インク(セイコーアドバンス製HF GV3 710ブラック)をスクリーン印刷で加飾層16が印刷された第1ベースフィルム32を用意した(図3(a))。
メタクリロイル基を全てのケイ素原子上に有した篭型ポリオルガノシルセスキオキサン:25重量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:10重量部、ジシクロペンタニルジアクリレート:60重量部、ウレタンアクリレートオリゴマー1.5重量部、光重合開始剤としての1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:2.5重量部を混合し、光学フィルム前駆体(光学フィルムの材料38)を調製した。
得られた光学フィルム前駆体材料を、硬化後の膜厚が100μmとなるように、加飾層16が形成された第1ベースフィルム32の上にテスター産業株式会社製のバーコーター(ROD#75)を用いて塗布し、光学フィルム前駆体を形成した(図3(b))。さらに光学フィルム前駆体と第2ベースフィルム40(東洋紡株式会社製A4200)の一面42が接するように重ね合わせて、積層体を作製した(図3(c))。
紫外線硬化装置(フュージョンUVシステムズ・ジャパン株式会社製:CV−110Q−G)を用いて、上記積層体に積算照射量1500mJ/cm2の紫外線を照射し、光学フィルム前駆体に含まれる未硬化の紫外線硬化樹脂を光ラジカル重合させた。
光ラジカル重合後の積層体の両面のベースフィルム32、40を剥離し、光学フィルム14に加飾層16を転写形成し、実施例にかかるカバーフィルム10を完成させた(図3(d))。
比較例として実施例の第1ベースフィルムに加飾層を形成する以外は同じ製法で光学フィルムを作成し、光学フィルム上にインク(セイコーアドバンス製HF GV3 710ブラック)をスクリーン印刷で形成し、硬化させた。すなわち、図5の従来技術のように加飾層54を形成した。インクには硬化剤を添加して硬化するようにした。
12:ディスプレイ
14:光学フィルム
16:加飾層
18:光学フィルムの中央部
20:光学フィルムの外周部
22:ディスプレイの表示部分
24:ディスプレイの外周部
26:光学フィルムの一面
27:光学フィルムの他面
28:加飾層の表面
30:光学透明接着剤層
32:第1ベースフィルム
34:第1ベースフィルムの一面
38:光学フィルムの材料
40:第2ベースフィルム
42:第2ベースフィルムの一面
Claims (9)
- 中央部と外周部を備え、外周部の厚みが中央部の厚みよりも薄い光学フィルムと、
前記光学フィルムの外周部に形成され、該光学フィルムとで面一になった加飾層と、
で構成され、
ディスプレイの前面に配置されるカバーフィルム。 - 前記光学フィルムの鉛筆硬度がH以上であり、加飾層の鉛筆硬度がB以上である請求項1のカバーフィルム。
- 前記光学フィルムの中央部の表面と加飾層の表面が同一の表面粗さである請求項1または2のカバーフィルム。
- 前記光学フィルムが紫外線硬化樹脂または熱硬化性樹脂である請求項1から3のいずれかのカバーフィルム。
- 請求項1から4のいずれかのカバーフィルムを前面に配置したディスプレイ。
- ディスプレイの前面に配置されるカバーフィルムの製造方法であって、
2枚のベースフィルムを準備する工程と、
前記一のベースフィルムの一面に加飾層を形成する工程と、
前記一のベースフィルムの一面および加飾層を光学フィルムの材料で覆った状態で、2枚のベースフィルムで光学フィルムの材料と加飾層を挟み込む工程と、
前記光学フィルムの材料を硬化させて光学フィルムを形成する工程と、
前記光学フィルムと加飾層を2枚のベースフィルムから剥がす工程と、
を備えたカバーフィルムの製造方法。 - 前記加飾層の接触角が一のベースフィルムの接触角よりも小さい請求項6のカバーフィルムの製造方法。
- 前記透明樹脂が紫外線硬化樹脂または熱硬化性樹脂であり、
前記光学フィルムを形成する工程は、紫外線照射または加熱によって光学フィルムを形成する請求項6または7のカバーフィルムの製造方法。 - 請求項6から8のいずれかのカバーフィルムの製造方法によってカバーフィルムを製造する工程と、
前記カバーフィルムをディスプレイの前面に張り付ける工程と、
を備えたディスプレイの製造方法。
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