JP2020008748A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】画角を確保しつつ、光学系を小型化すること。【解決手段】ヘッドマウントディスプレイ100は、表示デバイス11と、投射光学部材12と、プリズム部材13とを備える。プリズム部材13は、投射光学部材12からの画像光GLが入射する第1プリズム13aと、第1プリズム13aよりも射出瞳側に配置される第2プリズム13bとを有する。第1プリズム13aは、入射面と、第1反射面13gと、第1接合面13hとを有し、第2プリズム13bは、半透過反射面31を介して第1接合面13hと接合される第2接合面13iと、第2反射面13jと、集光反射面13kとを有し、半透過反射面31は、集光反射面13kを経て第2反射面13jで全反射された画像光GLを第2反射面13jを透過させるように反射する。【選択図】図1A
Description
本発明は、頭部に装着することで虚像の観察を可能にするヘッドマウントディスプレイに関する。
特許文献1には、画像表示素子からの光を入射させる入射面と、入射面から入射した光を反射する互いに偏芯させた2つの曲面反射面とを有するプリズム状の部材を備え、両曲面反射面で反射された光を一方の曲面反射面から射出させる画像表示装置が開示されている。その変形例では、一対のプリズムを組み合わせて境界にハーフミラーを配置し、光路の分割又は合成を行っている(図4等参照)。
しかしながら、特許文献1の画像表示装置は、偏芯させた光学面が基本的要素であり、収差を抑えた画像を形成することが容易でない。
本発明の一側面におけるヘッドマウントディスプレイは、表示素子と、表示素子から射出された画像光を受けて投射する投射光学部材と、投射光学部材から射出された画像光を入射させて、射出瞳の位置に射出するプリズム部材とを備え、プリズム部材は、投射光学部材からの画像光が入射する第1プリズムと、第1プリズムよりも射出瞳側に配置される第2プリズムとを有し、第1プリズムは、画像光が入射する入射面と、入射面から入射した画像光を全反射する第1反射面と、第2プリズムと接合される第1接合面とを有し、第2プリズムは、半透過反射面を介して第1接合面と接合される第2接合面と、第2接合面を介して第1プリズムから入射した画像光を全反射する第2反射面と、第2反射面で全反射された画像光を第2反射面に向けて反射する集光反射面とを有し、半透過反射面は、集光反射面を経て第2反射面で全反射された画像光を第2反射面を透過させるように反射する。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明に係る第1実施形態のヘッドマウントディスプレイについて説明する。
以下、図面を参照して本発明に係る第1実施形態のヘッドマウントディスプレイについて説明する。
図1A及び1Bにおいて、X、Y、及びZは、直交座標系であり、X方向は、ヘッドマウントディスプレイ100を装着した観察者USの両眼の並ぶ横方向に対応し、Y方向は、観察者USにとっての両眼の並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、Z方向は、観察者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。なお、Y方向は、後述するプリズム部材13が延びる方向に相当し、Z方向は、プリズム部材13の厚さ方向に相当し、X方向は、これらに対して直交する方向となっている。
図示のヘッドマウントディスプレイ100は、観察者USに虚像としての映像を認識させる。ヘッドマウントディスプレイ100は、表示デバイス11と、投射光学部材12と、プリズム部材13とを備える。表示デバイス11及び投射光学部材12は、フレーム80のケース中に収納され、プリズム部材13は、露出した状態でフレーム80によって支持されている。なお、図面では、右眼用のヘッドマウントディスプレイ100のみを示しているが、同様の構造又は左右反転させた同様の構造を有する左眼用の虚像表示装置を組み合わせることができ、この場合、全体として例えば眼鏡又は水中メガネのような外観を有するヘッドマウントディスプレイ100とできる。右眼用又は左眼用の虚像表示装置については、一方を省略することができ、この場合、片眼型のヘッドマウントディスプレイとなる。
表示デバイス11は、例えば有機EL、LEDアレイ、有機LED、量子ドット発光型無機EL等に代表される自発光型の表示素子であり、2次元の表示面11aにカラーの静止画又は動画を形成する。表示デバイス11は、不図示の駆動制御回路に駆動されて表示動作を行う。表示デバイス11は、自発光型の表示素子に限らず、LCDその他の光変調素子で構成され、当該光変調素子を光源によって照明することによって画像を形成するものであってもよい。
投射光学部材12は、表示デバイス11の表示面11aから射出された画像光GLを受けて投射する投影レンズである。投射光学部材12は、複数の球面又は非球面の要素レンズ(不図示)を含み、これらの要素レンズは、YZ面に平行で上下方向に対して傾いた斜め方向に延びる光軸AXに沿って配列されている。投射光学部材12は、表示デバイス11の表示面11aに形成された画像を適宜拡大した中間像IIを後段のプリズム部材13中に形成する。中間像IIをプリズム部材13中に形成することで、プリズム部材13等を含めた光学系のサイズを小型化することが容易になる。また、中間像IIを後述する入射面13fにかからないように形成することにより、入射面13fの表面のゴミが結像に影響することを回避して像ムラが形成されることを防止できる。さらに、中間像IIを後述する第1接合面13h又は半透過反射面31にかからないように、第1接合面13hから離れた位置に形成することによっても、ゴミや気泡が結像に影響することを回避して像ムラが形成されることを抑制できる。中間像IIの像面は、後に詳述するように湾曲している。投射光学部材12は、レンズ素子のみで構成されるものに限らず、光路を折り曲げる折曲げミラー、各種機能を有するフィルター等を含むものとできる。
プリズム部材13は、投射光学部材12の直下に配置されている。プリズム部材13は、投射光学部材12から射出された画像光GLを入射させて、射出瞳EPの位置に射出する。プリズム部材13は、投射光学部材12からの画像光GLが入射する第1プリズム13aと、第1プリズム13aよりも全体として射出瞳EP側又は瞳EY側に配置される第2プリズム13bとを有する。第1及び第2プリズム13a,13bは、いずれもX軸方向に延びる三角プリズムである。
第1プリズム13aは、画像光GLが入射する入射面13fと、入射面13fから入射した画像光GLを全反射する第1反射面13gと、半透過反射面31を介して第2プリズム13bと接合される第1接合面13hとを有する。ここで、入射面13fは、光軸AXに対して直交する方向に延びる。入射面13fは、図示の例では平面であるが、光学的パワーを持たせることもできる。入射面13fは、+Y方向と−Z方向との中間方向に傾斜している。一方、第1反射面13gは、鉛直のXY面に沿って傾きなく延びる平面である。第1反射面13gは、光路に沿って入射する相対的に大きい入射角の画像光GLに対しては、内面での全反射を用いることで、高い反射率のミラーつまり全反射面として機能する。第1接合面13hは、光軸AXに対して傾斜した平面であり、Y方向やZ方向に対しても傾斜した平面である。第1接合面13hには、その表面に沿って半透過反射面31が形成されている。
第2プリズム13bは、半透過反射面31を介して第1プリズム13aの第1接合面13hと接合される第2接合面13iと、第1プリズム13aの第1反射面13gと対向して平行に配置される第2反射面13jと、第2反射面13jに隣接して下部に配置される集光反射面13kとを有する。第2接合面13iは、第1接合面13hに合わせて平面である。第2反射面13jは、第2接合面13iからの画像光GLを集光反射面13kに向けて全反射し、集光反射面13kからの画像光GLを第2接合面13iに向けて全反射する。第2反射面13jは、光路に沿って第1プリズム13aから最初に入射する相対的に大きい入射角の画像光GLと、集光反射面13kから逆行して入射する相対的に大きい入射角の画像光GLとに対しては、内面での全反射を用いることで高い反射率のミラーつまり全反射面として機能するが、光路に沿って前方の第2接合面13i側又は半透過反射面31側から入射する相対的に小さい入射角の画像光GLに対しては、画像光GLを透過させる通過面又は屈折面として機能する。つまり、第2反射面13jは、集光反射面13k、第2反射面13j、及び半透過反射面31で順次反射され全体として−Z方向に進む画像光GLを通過させる。第1反射面13gと第2反射面13jとが平行であるため、プリズム部材13は、半透過反射面31を無視すれば、平行平板として機能する部分を有する。
第1接合面13hと第2接合面13iとに挟まれた半透過反射面31は、第1プリズム13aから第2プリズム13bへ入射する画像光GLを部分的に通過させる。また、半透過反射面31は、これを通過した後に第2反射面13jで全反射され、後述する集光反射面13kを経て逆行し、第2反射面13jで再度全反射されて戻されて来た画像光GLを部分的に反射して、第2反射面13j越しに射出瞳EPの位置に射出させる。
上記のように、半透過反射面31は、集光反射面13kから戻ってきた画像光GLを第2反射面13jの法線方向である−Z方向に送り出す役割を有する。半透過反射面31は、上下方向又は鉛直方向に相当するY軸に対して45°以上、より好ましくは45°より大きな角度θをなしている。つまり、半透過反射面31の法線は、Y軸に対して45°以上、より好ましくは45°より大きな角度θをなし、具体的には60°程度の角度を成している。一方、半透過反射面31は、第1プリズム13aの第1反射面13gに対して45°以下、より好ましくは45°未満の角度φをなし、これに合わせて、半透過反射面31を通過させた画像光GLを集光反射面13kに直接入射させるのではなく、全反射として機能する第2反射面13jを介して集光反射面13kに入射させている。同様に、集光反射面13kで反射された画像光GLを半透過反射面31に直接入射させるのではなく、全反射面として機能する第2反射面13jを介して半透過反射面31に入射させている。このように、反射面13g,13jを介在させて半透過反射面31を鉛直方向に対して45°より大きく傾けること、つまり半透過反射面31を第1反射面13gに対して45°未満とすることで、射出瞳EP側又は瞳EYの前方のZ方向に延びる光軸AXに対して交差する方向に画像光GLを導いて非偏芯型の集光反射面13kによってコリメートするにも関わらず、プリズム部材13のZ方向の厚みを低減できる。
第1プリズム13aの第1反射面13gと、第2プリズム13bの第2反射面13jとは、互いに平行であり、半透過反射面31は、半透過性を有する。これにより、外界光OLが平行平板状のプリズム部材13を通過することになるので、外界のシースルー視が可能になる。半透過反射面31の画像光GLや、外界光OLに対する反射率は、画像光GLの輝度確保や、シースルーによる外界光の観察を容易にする観点で、想定される画像光GLの入射角範囲において10%〜50%程度とする。特に、半透過反射面31の透過率を50%程度とした場合、半透過反射面31の反射率と半透過反射面31の透過率とを略等しくできる。この場合、光利用効率を最大にすることができる。
集光反射面13kは、内面反射型のミラーである。集光反射面13kは、非偏芯型の反射面であり、全体として球面状である。具体的には、集光反射面13kは、光学的パワーを有する球面、非球面等とでき、集光反射面13kの対称軸は、光軸AX方向に沿って延び、+Y方向と−Z方向との中間方向に傾斜している。集光反射面13kは、球面等に限らず、自由曲面その他の非軸対称面としてもよい。
上記のように、集光反射面13kは、球面又は球面に近い形状を有する。集光反射面13kの曲率半径(近似的曲率半径である場合を含む)Rmは、集光反射面13kから中間像IIまでの物理的距離Diの2倍である2×Diとなっている。曲率半径Rmをその空気換算値Rm/nで考えた場合、集光反射面13kから中間像IIまでの空気換算長がDa=Di/nであるとして、Rm/n=Da×2が成り立つ。ここで、nは、第2プリズム13b等の屈折率である。これにより、中間像IIからの画像光GLをコリメートすることができ、射出瞳EP側又は瞳EYに遠方の虚像に対応する画像光GLを入射させることができる。この際、集光反射面13kに関して絞りに対応する位置に配置される射出瞳EPが、実質的な主光線を考えて集光反射面13kから曲率半径の空気換算値Rm/n程度の光学的距離だけ離れた位置に配置されることが望ましい。つまり、射出瞳EPから集光反射面13kまでの空気換算長Lは、収差を抑制して性能を出しやすくする観点で、L≒Rm/nとすることが望ましい。これにより、集光反射面13kから略垂直に射出された画像光GLが射出瞳EPに入射するので、コマ収差、非点収差等を略ゼロに低減することができる。ここで、空気換算長Lは、上記空気換算値Rm/nに対して具体的には誤差15%以下とされる。集光反射面13kの曲率半径Rmは、集光反射面13kが球面である場合、その球面の曲率半径となるが、集光反射面13kが非球面又は自由曲面である場合、これに球面をフィッティングさせた場合の近似的な曲率半径となる。また、プリズム部材13c中に形成される中間像IIを集光反射面13k側に凸とするとともに、中間像IIを全体として球面に近い形状とし、集光反射面13kの曲率半径Rmの半分の(1/2)×Rm程度の近似的曲率半径を有するものとすることで、より収差を低減できる。
以上で説明したヘッドマウントディスプレイ100によれば、第1プリズム13aが入射面13fからの画像光GLを全反射する第1反射面13gを有し、第2プリズム13bが第1プリズム13aから入射した画像光GLを全反射する第2反射面13jと、第2反射面13jで全反射された画像光を第2反射面13jに向けて反射する集光反射面13kとを有し、第1及び第2プリズム13a,13b間の半透過反射面31を通過した画像光GLは、集光反射面13kによって半透過反射面31に戻され、半透過反射面31に戻された画像光GLは、半透過反射面31によって第2反射面13jを透過させるように反射されるので、半透過反射面31の傾斜角を大きくしてプリズム部材13の厚みを薄くできる。これにより、ヘッドマウントディスプレイ100による表示の画角を従来に比較して同等又は広くしつつ光学系を小型化することができる。なお、集光反射面13kから射出瞳EPまでの光学的距離又は光路長、つまり射出瞳EPに対する集光反射面13kの空気換算長での位置については、ヘッドマウントディスプレイ100の画角に応じて変わる。ここで、集光反射面13kから射出瞳EPまでの光学的距離は、射出瞳EPからプリズム部材13までの距離であるアイレリーフ、プリズム部材13の厚み等を、屈折率を考慮して加算したものとなる。ヘッドマウントディスプレイ100の画角は、例えば45°に設定される。このような画角に応じた集光反射面13kから射出瞳EPまでの光学的距離を実現できるように、例えばプリズム部材13の厚みが調整される。
図2は、具体的な実施例1のヘッドマウントディスプレイ100Aの光学的構成を説明する断面図である。このヘッドマウントディスプレイ100Aは、図1示すヘッドマウントディスプレイ100と同じ基本構造を有しており、表示デバイス11と、投射光学部材12と、プリズム部材13とを備える。図2のヘッドマウントディスプレイ100Aの場合、投射光学部材12は、第1〜第3レンズ12h,12i,12jを含んでいる。これらの第1〜第3レンズ12h,12i,12jは、球面又は非球面で構成される。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイについて説明する。なお、第2実施形態のヘッドマウントディスプレイは、第1実施形態のヘッドマウントディスプレイを部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイについて説明する。なお、第2実施形態のヘッドマウントディスプレイは、第1実施形態のヘッドマウントディスプレイを部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態のヘッドマウントディスプレイ100は、表示デバイス11と、投射光学部材12と、プリズム部材13とを備える。プリズム部材13において、半透過反射面231は、偏光分離膜であり、例えばP偏光を透過させS偏光を反射する。集光反射面13kの内側には、波長板232が配置されている。波長板232は、具体的には1/4波長板である。この場合、表示デバイス11から射出される画像光GLは、例えばP偏光のみとされている。表示デバイス11自体が偏光を発生するものとしてもよいが、表示デバイス11によって形成された画像光から所定方向の偏光を選択して使用することもできる。表示デバイス11からの画像光GLは、プリズム部材13に入射し第1反射面13gで反射されて中間像IIを形成した後、半透過反射面231を殆どロス無く通過する。半透過反射面231を通過したP偏光の画像光GLは、第2反射面13jで反射され、波長板232を通過して集光反射面13kによって逆方向に反射され、第2反射面13jを経て半透過反射面231に再度入射する。半透過反射面231に再度入射する画像光GLは、波長板232によって偏光方向が90°回転してS偏光となっている。これにより、画像光GLは、半透過反射面231で殆どロス無く反射され、射出瞳EPには明るい画像光GLが入射する。
〔変形例その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態のヘッドマウントディスプレイ100では、表示デバイス11として有機EL素子等の自発光型の表示素子を用いているが、これに代えて、レーザー光源とポリゴンミラー等であるスキャナーとを組みあわせたレーザスキャナーを用いた表示素子を組み込むこともできる。
第1プリズム13aの第1反射面13gについては、金属等をコートしたミラーとすることもできる。この場合、外界光OL又は外界像を観察しないタイプのヘッドマウントディスプレイになる。
第1プリズム13aの第1反射面13gや第2プリズム13bの第2反射面13jは、ハードコート層や反射防止膜を形成したものとできる。
第2実施形態において、波長板232は、図示の位置に限らず、半透過反射面231から集光反射面13kまでの間に配置することができ、例えば半透過反射面231に隣接して集光反射面13k側に組み込むこともできる。
表示デバイス11、投射光学部材12、及びプリズム部材13を一組とする片眼の光学系は、図示の状態からZ軸に平行な光軸のまわりに例えば90°回転させた配置とすることもできる。
以上では、ヘッドマウントディスプレイ100が頭部に装着されて使用されることを前提としたが、上記ヘッドマウントディスプレイ100は、頭部に装着せず双眼鏡のようにのぞき込むハンドヘルドディスプレイとしても用いることができる。
11…表示デバイス、12…投射光学部材、13…プリズム部材、13a…第1プリズム、13b…第2プリズム、13f…入射面、13g…第1反射面、13h…第1接合面、13i…第2接合面、13j…第2反射面、13k…集光反射面、31,231…半透過反射面、232…波長板、80…フレーム、100…ヘッドマウントディスプレイ、AX…光軸、EP…射出瞳、EY…瞳、GL…画像光、II…中間像、OL…外界光
Claims (9)
- 表示素子と、
前記表示素子から射出された画像光を入射させて投射する投射光学部材と、
前記投射光学部材から射出された画像光を入射させて、射出瞳の位置に射出するプリズム部材とを備え、
前記プリズム部材は、前記投射光学部材からの画像光が入射する第1プリズムと、第2プリズムとを有し、
前記第1プリズムは、画像光が入射する入射面と、前記入射面から入射した画像光を全反射する第1反射面と、第2プリズムと接合される第1接合面とを有し、
前記第2プリズムは、半透過反射面を介して前記第1接合面と接合される第2接合面と、前記第2接合面を介して前記第1プリズムから入射した画像光を全反射する第2反射面と、前記第2反射面で全反射された画像光を前記第2反射面に向けて反射する集光反射面とを有し、
前記半透過反射面は、前記集光反射面を経て前記第2反射面で全反射された画像光を、前記第2反射面を透過させるように反射する、ヘッドマウントディスプレイ。 - 前記第2反射面は、前記第1反射面と対向して平行に配置される、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記投射光学部材は、前記プリズム部材中に中間像を形成する、請求項1及び2のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記中間像は、前記第1接合面から離れた位置に形成される、請求項3に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記集光反射面の曲率半径は、前記集光反射面から前記中間像までの光学的距離の略2倍となっている、請求項3及び4のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記集光反射面から前記射出瞳までの光学的距離は、前記集光反射面の曲率半径に略等しい、請求項5に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記半透過反射面の反射率と前記半透過反射面の透過率とが略等しい、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記第1プリズムの前記第1反射面と、前記第1及び第2プリズム間の前記半透過反射面とのなす角度は45°未満である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記半透過反射面は、偏光分離膜によって形成され、前記半透過反射面から前記集光反射面までの間に波長板が配置されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
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