JP2020006883A - 電力制御ユニット - Google Patents

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【課題】他の機器との干渉に強い電力制御ユニットを提供すること。【解決手段】電力制御ユニットは、電力制御ユニットケースの側面に配置されている接続部を備える。電力制御ユニットは、接続部の背面を覆う背面保護壁と、接続部の側面を覆う側面保護壁を備えたカバー部を備える。側面保護壁の一部が、電力制御ユニットケースの側面から第1距離を有して電力制御ユニットケースの側面に固定されている。電力制御ユニットは、カバー部の背面保護壁を覆う板状部材を備える。電力制御ユニットは、電力制御ユニットケースの側面に第1距離以下の高さを有して配置されている突出部を備える。突出部は、背面保護壁の法線方向からみたときにカバー部の側面保護壁のうち電力制御ユニットケースに固定されていない部分と重なるように配置されている。カバー部は接続部よりも強度が高い。板状部材はカバー部よりも強度が高い。【選択図】図8

Description

本明細書が開示する技術は、自動車のフロントコンパートメントに搭載されている電力制御ユニットに関する。
近年の自動車は電子化が進み、車両のフロントコンパートメントに様々な電気機器が搭載されるようになってきている。特に、電気自動車は、直流電源の電力を走行用のモータを駆動する交流電源に変換する電力制御ユニットなども加わり、多くの電気機器が狭いフロントコンパートメントに搭載されている(例えば特許文献1)。
特開2018−1810号公報
電力制御ユニットの筐体には、走行用のモータのための直流電源の電力伝送のためのケーブルのコネクタが接続される。車両が衝突した際、フロントコンパートメント内の機器が移動し、電力制御ユニットのコネクタが他の機器と干渉してコネクタが破損するおそれがある。すると、高電圧が印加されている金属端子同士が短絡してしまうおそれがある。本明細書は、他の機器との干渉に強い電力制御ユニットを提供する。
本明細書は、自動車のフロントコンパートメントに搭載される、直流電源の電力を走行モータ駆動用の交流電力に変換する電力制御ユニットを開示する。電力制御ユニットは、電力制御ユニットケースを備える。電力制御ユニットは、電力制御ユニットケースの側面に配置されており、電力制御ユニットと直流電源とを電気的に接続する接続部を備える。電力制御ユニットは、接続部の電力制御ユニットケースと対向する面と反対側の面である背面を覆う背面保護壁と、接続部の側面を覆う側面保護壁を備えたカバー部を備える。側面保護壁の電力制御ユニットケースと対向する端面の一部が、電力制御ユニットケースの側面から第1距離を有して電力制御ユニットケースの側面に固定されている。電力制御ユニットは、カバー部の背面保護壁の少なくとも一部を覆う板状部材を備える。電力制御ユニットは、電力制御ユニットケースの側面に第1距離以下の高さを有して配置されている突出部を備える。突出部は、背面保護壁の法線方向からみたときにカバー部の側面保護壁のうち電力制御ユニットケースに固定されていない部分と重なるように配置されている。カバー部は接続部よりも強度が高い。板状部材はカバー部よりも強度が高い。
自動車が衝突した際にフロントコンパートメント内の機器が移動し(あるいは電力制御ユニット自体が移動し)、カバー部の背面保護壁に他の機器が干渉してしまう場合がある。このような場合においても、背面保護壁を覆う板状部材によって、背面保護壁の全体に衝突荷重を分散させることができるため、カバー部の破損を防止することができる。そして、カバー部の側面保護壁のうち、電力制御ユニットケースの側面に固定されている部分は、固定機構によって、カバー部が電力制御ユニットケースへ近づく方向の変位が規制される。また、カバー部の側面保護壁のうち、電力制御ユニットケースに固定されていない部分は、側面保護壁と重なるように配置してある突出部によって、カバー部が電力制御ユニットケースへ近づく方向の変位が規制される。これにより、カバー部の変形を抑制することが可能になる。カバー部が変形してしまった結果、接続部に衝突荷重が入力されて接続部が破損してしまうような事態の発生を防止することができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
ハイブリッド車のフロントコンパートメント内のデバイスレイアウトを示す斜視図である。 ハイブリッド車の電力制御ユニットとその周辺機器のブロック図である。 電力制御ユニットとブレーキアクチュエータの位置関係を示す側面図である。 電力制御ユニットの後面とDCパワーコネクタとの接続関係を示した部分斜視図である。 DCパワーコネクタとカバー部との配置関係を示した部分斜視図である。 DCパワーコネクタがカバー部で覆われた構造をケースの後面に垂直な方向から見た図である。 DCパワーコネクタがカバー部で覆われた構造を車両前方向から見た図である。 図7のA−A線における断面図である。 図8のB−B線における断面図である。 比較例の断面図である。
図面を参照して実施例の電力制御ユニットを説明する。実施例の電力制御ユニットは、走行用にエンジンとモータを備えているハイブリッド車に適用されている。図1は、ハイブリッド車100のフロントコンパートメント90の中のデバイスレイアウトを示す斜視図である。なお、図中の座標系は、F軸の正方向が車両前方を示しており、V軸の正方向が車両上方を示している。H軸の正方向は車両の左側方を示している。なお、図1では、フロントコンパートメント90に搭載されているデバイスを模式化して描いてある。
フロントコンパートメント90には、エンジン95、トランスアクスル30、電力制御ユニット10、補機バッテリ5、ブレーキアクチュエータ91が収容されている。フロントコンパートメント90には他にも様々なデバイスが収容されているが、それらの図示と説明は省略する。
ハイブリッド車100は、走行用に、2個のモータ7a、7bとエンジン95を備えている。2個のモータ7a、7bは、トランスアクスル30の筐体に収容されている。エンジン95とトランスアクスル30は、車幅方向で隣り合うように連結されている。エンジン95とトランスアクスル30は、車両の構造強度を担保する2本のサイドメンバ92に懸架されている。なお、図1では、一方のサイドメンバは見えていない。
トランスアクスル30の上面に、電力制御ユニット10が固定されている。電力制御ユニット10は、フロントブラケット93とリアブラケット94を介して支持されている。電力制御ユニット10は、不図示のメインバッテリの直流電力を昇圧するとともに、昇圧した直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換するデバイスである。電力制御ユニット10のケース11の後面には、DCパワーコネクタ15が接続されている。DCパワーコネクタ15はカバー部20によって覆われている。電力制御ユニット10の後方には、ブレーキアクチュエータ91が配置されている。
図2に、電力制御ユニット10の内部と電力制御ユニット10に接続されている周辺機器のブロック図を示す。電力制御ユニット10は、その内部に、コンバータ回路12、2個のインバータ回路13a、13b、及び、コンバータ回路12とインバータ回路13a、13bを制御する制御基板14を備えている。
電力制御ユニット10は、DCパワーケーブル25を介してメインバッテリ3と接続されている。符号15は、DCパワーケーブル25の先端に取り付けられているコネクタ(DCパワーコネクタ)を示している。メインバッテリ3の出力は100ボルト以上であり、メインバッテリ3の電力でモータ7a、7bが駆動される。メインバッテリ3の出力電力は、コンバータ回路12に入力される。コンバータ回路12は、メインバッテリ3の出力電圧を昇圧してインバータ回路13a、13bに供給する。インバータ回路13a、13bは、昇圧された直流電力を、モータ駆動に適した交流電力に変換する。インバータ回路13a、13bの出力は、それぞれ、モータコネクタ17とモータパワーケーブル27を介してモータ7a、7bに供給される。
コンバータ回路12とインバータ回路13a、13bは、制御基板14に実装された制御回路によって制御される。制御基板14の制御回路は、補機バッテリ5から電力供給を受けて動作する。制御基板14の制御回路は、外部の上位制御器6からの指令を受けて動作する。補機バッテリ5と上位制御器6は、通信ケーブルと通信コネクタ18を介して電力制御ユニット10の制御基板14と接続されている。
なお、補機バッテリ5は、電力制御ユニット10の中の制御基板14のほか、12ボルトで動作する他の機器にも電力を供給する。ハイブリッド車100に搭載されている機器の中で、12ボルトで動作する機器は、補機と総称される。補機バッテリ5は、フロントコンパートメント90に搭載されている(図1参照)。
図3に、電力制御ユニット10とブレーキアクチュエータ91の位置関係を示す側面図を示す。図3でも、座標系のF軸正方向は車両前方を表し、V軸正方向は上方を表す。H軸の正方向は車両の左側方を指している。また、図3のXYZ座標系は電力制御ユニット10のケース11を基準とした座標系であり、X軸はケース11の底面に平行な方向に延びており、Z軸は筐体の後面に平行な方向に延びている。XYZ座標系は、後に参照する図4の斜視図を理解し易くするために描いてある。
先に述べたように、電力制御ユニット10は、トランスアクスル30の上面30aに、フロントブラケット93とリアブラケット94を介して支持されている。ケース11の左側面にモータコネクタ17が接続されている。ケース11の後面にDCパワーコネクタ15が接続されている。DCパワーコネクタ15はカバー部20によって覆われている。DCパワーコネクタ15およびカバー部20の詳細な構造については後述する。
図4および図5を参照して、実施例におけるケース11とDCパワーコネクタ15とカバー部20の接続構造を説明する。図4は、ケース11の後面11aとDCパワーコネクタ15との接続関係を示した部分斜視図である。図4では、DCパワーコネクタ15は取り外して描いてある。またカバー部20は記載を省略している。ケース11の後面11aには水平方向に延びるフランジ44が設けられている。フランジ44には貫通孔44aが設けられている。DCパワーコネクタ15は、その対向面15bの一部が、フランジ44の対向面44bに接触するように配置される。図中の符号15cが示す破線の矩形が、フランジ44の対向面44bに当接する当接範囲を示している。図中の符号43は、ケース11に設けられた開口であり、開口43の内側に、筐体側の金属端子(不図示)が配置されている。図中の符号15aは、DCパワーコネクタ15に設けられた開口であり、開口15aの内側に、コネクタ側の金属端子(不図示)が配置されている。DCパワーコネクタ15をケース11に取り付けると、筐体側の金属端子とコネクタ側の金属端子が接触し、導通する。DCパワーコネクタ15は、絶縁体である樹脂で形成されている。
図5は、後面11aに接続されているDCパワーコネクタ15と、カバー部20との配置関係を示した部分斜視図である。図5では、カバー部20は取り外して描いてある。DCパワーコネクタ15は、対向面15bと反対側の面である背面15dを備えている。カバー部20は、その背面15dを覆う背面保護壁20aを備える。背面保護壁20aには、背面保護壁20aを覆う板状部材21が配置されている。板状部材21については後述する。またカバー部20は、DCパワーコネクタ15の左側面を覆う側面保護壁20b、右側面を覆う側面保護壁20c、上側面を覆う側面保護壁20dを備える。カバー部20はアルミニウムで形成されている。アルミニウム製のカバー部20は、樹脂製のDCパワーコネクタ15よりも強度が高い。側面保護壁20dは、側面保護壁20bおよび20cよりも電力制御ユニット10側(すなわちX軸の正側)に突出しているフランジ20eを備えている。フランジ20eは側面保護壁20dと平行な面を備えている。フランジ20eにはボルト孔20fが設けられている。フランジ20eの下面がケース11のフランジ44の上面に接するように配置され、ボルト孔20fおよび貫通孔44aを通してボルト41で固定される。換言すると、側面保護壁20dのケース11と対向する端面が、ケース11の後面11aに固定されている。
ケース11の後面11aには、頭頂面が平坦な2個の突出部42が設けられている。突出部42は、ケース11と一体に形成された円筒形状のボスである。突出部42は、カバー部20と対向する位置に設けられている。突出部42は、後面11aに垂直な方向(すなわちX軸の負方向)から見たときに、側面保護壁20bおよび20cとその一部が重なる位置に配置されている。換言すると突出部42は、背面保護壁20aの法線方向(すなわちX軸の負方向)からみたときに、ケース11に固定されていない側面保護壁20bおよび20cと重なるように配置されている(図6、図7参照)。
図6〜図9を参照して、DCパワーコネクタ15およびカバー部20の詳細な構造を説明する。図6は、DCパワーコネクタ15がカバー部20で覆われた構造を、後面11aに垂直な方向(すなわちX軸の負方向)から見た図である。図6では、参考のために突出部42も記載している。図7は、DCパワーコネクタ15がカバー部20で覆われた構造を、車両前方向(すなわちX軸の正方向)から見た図である。図7では参考のために、突出部42の位置を点線で記載している。図8は、図7のA−A線における断面図である。すなわち図8は、DCパワーコネクタ15がカバー部20で覆われた構造を、電力制御ユニット10の横方向(すなわちY軸の正方向)から見た断面図である。図9は、図8のB−B線における断面図である。すなわち図9は、DCパワーコネクタ15がカバー部20で覆われた構造を、電力制御ユニット10の上方(すなわちZ軸の正方向)から見た断面図である。
図8に示すように、カバー部20の側面保護壁20dの端面20dEは、ケース11の後面11aから第1距離D1の位置に固定されている。またケース11の後面11aには、高さH1の突出部42が配置されている。高さH1は第1距離D1以下の高さである。これにより、カバー部20の側面保護壁と突出部42の頭頂面との間に隙間G1を形成することができる。従って、車両が振動した際にも、突出部42とカバー部20との接触を防止することができるため、異音の発生を防止できる。隙間G1の値は、突出部42やカバー部20の寸法バラつきを考慮して決定してもよい。
図6および図8に示すように、カバー部20の背面保護壁20aには、背面保護壁20aの少なくとも一部を覆う板状部材21が配置されている。図6に示すように、板状部材21の最外形は、背面保護壁20aの最外形よりも小さい。また板状部材21は、背面保護壁20aからはみ出さない位置に配置される。板状部材21は、鋼板である。鋼板製の板状部材21は、アルミニウム製のカバー部20の背面保護壁20aよりも強度が高い。板状部材21は、背面保護壁20aと両面テープで接合されている。板状部材21により、背面保護壁20aの剛性を高めることができる。
また図8に示すように、背面保護壁20aの板厚T1は、側面保護壁20dの板厚T2よりも厚くされている。これによっても、背面保護壁20aの剛性を高めることができる。
図9に示すように、板状部材21の右側端辺E1は、カバー部20の側面保護壁20cの板厚T3の範囲内に位置している。同様に、板状部材21の左側端辺E2は、カバー部20の側面保護壁20bの板厚T4の範囲内に位置している。これにより、板状部材21に図9の矢印方向の衝突荷重Fが入力された場合には、衝突荷重Fを側面保護壁20bや20cを介してケース11側へ分散させることができる。カバー部20の破損を抑制することが可能になる。
図6および図8に示すように、背面保護壁20aの上部には、上辺に沿うとともにX軸の負方向に突出しているリブ20gが形成されている。これにより、カバー部20の上方(すなわちZ軸の正方向)から、背面保護壁20aと板状部材21との接着界面に、マイナスドライバ等の工具を差し込むことができない構造が実現されている。従って、人為的に板状部材21が剥がされてしまう事態を防止できる。なお、電力制御ユニット10がフロントコンパートメント90に搭載された状態では、様々な機器が周囲に配置されているため、カバー部20の横側および下方側(すなわちY軸の正負方向およびZ軸の負方向)から工具を差し込むことは困難である。従って、リブ20gは、少なくとも背面保護壁20aの上部に形成すればその機能を発揮することができる。
(効果)
図10の比較例を用いて、効果を説明する。図10の比較例の断面図は、図8の本実施例の断面図と対応している。比較例の構造は、本実施例の構造に比して、突出部42および板状部材21を備えていない。ハイブリッド車100が前方衝突すると、ブラケット93、94(図3参照)が変形し、あるいは、破断し、電力制御ユニット10が後方(図3右側)へ移動する場合がある。電力制御ユニット10の後面には、カバー部で覆われたDCパワーコネクタ15が接続されており、その後方にはブレーキアクチュエータ91が配置されている。電力制御ユニット10が後退すると、カバー部がブレーキアクチュエータ91と干渉する。その結果、カバー部には図10の矢印方向の衝突荷重Fが入力される。カバー部120の上側の側面保護壁120dは、ボルト41による固定機構によって、フランジ44に固定されている。そのため、図10の点線で示すカバー部120Xのように、フランジ44と側面保護壁120dとの界面を回転中心P1として、カバー部120の下部が電力制御ユニット10へ近づくように変形してしまう。また、背面保護壁120aも電力制御ユニット10側にへこんでしまう。その結果、DCパワーコネクタ15内部の樹脂部が圧潰してしまう。DCパワーコネクタ15はメインバッテリと接続されており、コネクタ内部の端子には100ボルト以上の高電圧が加わっている。コネクタが破損し、内部の端子が短絡あるいは露出することは好ましくない。
そこで本明細書に記載の技術では、図8に示すように、後面11aに突出部42が備えられている。図8の矢印方向の衝突荷重Fが入力された場合には、側面保護壁20dは、ボルト41による固定機構によって、電力制御ユニット10へ近づく方向の変位が規制される。また側面保護壁20bの下部に存在している端面20bEは、突出部42と接触することによって、電力制御ユニット10へ近づく方向の変位が規制される。また本明細書に記載の技術では、背面保護壁20aを覆う板状部材21が備えられているため、背面保護壁20aの剛性が高められているとともに背面保護壁20aの全体に衝突荷重を分散させることができる。背面保護壁20aがへこんでしまう事態を防止することができる。以上により、カバー部20の変形を抑制することが可能になるため、DCパワーコネクタ15への衝突荷重の入力を抑制することができる。衝突時にDCパワーコネクタ15内部の樹脂部が破損してしまうような事態の発生を防止することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
(変形例)
突出部42の形状はボス形状に限られず、様々な形状を採用することができる。例えば板形状のリブであってもよい。実施例では、DCパワーコネクタ15に対して2個の突出部42がケース11に設けられているが、この数に限られない。また突出部42は、頭頂面の総面積が大きいほどよい。
板状部材21をカバー部20の背面保護壁20aに接合する方法は、様々であってよい。例えばねじ止めによって接合してもよい。
実施例の接続構造は、電力制御ユニット10以外の電気機器に適用されてもよい。また、実施例の接続構造は、他のコネクタ、例えば、モータコネクタ17に適用されてもよい。本明細書が開示する接続構造は、様々なコネクタに適用可能であるが、特に、100ボルト以上の高電圧が印加されるコネクタに適用することが好適である。
10:電力制御ユニット 11:ケース 11a:後面 15:DCパワーコネクタ 20:カバー部 21:板状部材 25:DCパワーケーブル 30:トランスアクスル 41:ボルト 42:突出部 44:フランジ 44a:貫通孔 90:フロントコンパートメント 91:ブレーキアクチュエータ 100:ハイブリッド車

Claims (1)

  1. 自動車のフロントコンパートメントに搭載される、直流電源の電力を走行モータ駆動用の交流電力に変換する電力制御ユニットであって、
    電力制御ユニットケースと、
    前記電力制御ユニットケースの側面に配置されており、前記電力制御ユニットと前記直流電源とを電気的に接続する接続部と、
    前記接続部の前記電力制御ユニットケースと対向する面と反対側の面である背面を覆う背面保護壁と、前記接続部の側面を覆う側面保護壁を備えたカバー部であって、前記側面保護壁の前記電力制御ユニットケースと対向する端面の一部が前記電力制御ユニットケースの側面から第1距離を有して前記電力制御ユニットケースの側面に固定されている前記カバー部と、
    前記カバー部の前記背面保護壁の少なくとも一部を覆う板状部材と、
    前記電力制御ユニットケースの側面に前記第1距離以下の高さを有して配置されている突出部であって、前記背面保護壁の法線方向からみたときに前記カバー部の前記側面保護壁のうち前記電力制御ユニットケースに固定されていない部分と重なるように配置されている前記突出部と、
    を備え、
    前記カバー部は前記接続部よりも強度が高く、
    前記板状部材は前記カバー部よりも強度が高い、電力制御ユニット。
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