JP2020006631A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体供給チューブが突っ張って引っ張られることを抑制できる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置11は、液体吐出装置12と液体サーバー30とを接続しており、液体吐出部16から吐出される液体を液体吐出装置12に供給するための液体供給チューブ41と、第1端部50aが液体吐出装置12に固定され、第2端部50bが液体サーバー30に固定されて液体吐出装置12と液体サーバー30を連結する線状連結部材50と、を備え、載置面Fを上側から見て、第1端部50aを中心とし、かつ突っ張った状態の線状連結部材50を半径とした円を仮想円とする場合、液体サーバー30は、仮想円の一部に沿う可動軌跡上を移動可能であり、可動軌跡上に液体サーバー30が位置するときに液体供給チューブ41が弛むように線状連結部材50の第1端部50aから第2端部50bまでの長さが設定されている。【選択図】図1
Description
本発明は、液体吐出装置と、液体サーバーと、液体供給部と液体サーバーとを接続する液体供給チューブとを備える印刷装置に関する。
特許文献1には、液体吐出部に接続される液体供給部を備える液体吐出装置と、液体供給部に液体を供給する液体サーバーと、液体供給部と液体サーバーとを接続する液体供給チューブとを備える印刷装置が開示されている。液体サーバーには、液体を貯留する液体収容体が搭載されている。
しかし、液体吐出装置及び液体サーバーのうちいずれか一方を移動させ、液体吐出装置と液体サーバーとの距離が広がったとき、液体供給チューブが引っ張られる虞がある。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に液体を吐出する液体吐出部を備える液体吐出装置と、載置面より鉛直方向の上側に前記液体吐出装置を支持する脚部と、前記液体吐出装置に対して独立して前記載置面で移動でき、前記液体吐出装置に液体を供給する液体サーバーと、前記液体吐出装置と前記液体サーバーとを接続しており、前記液体吐出部から吐出される液体を前記液体吐出装置に供給するための液体供給チューブと、第1端部が前記液体吐出装置に固定され、第2端部が前記液体サーバーに固定されて前記液体吐出装置と前記液体サーバーを連結する線状連結部材と、を備え、前記載置面を上側から見て、前記第1端部を中心とし、かつ突っ張った状態の前記線状連結部材を半径とした円を仮想円とする場合、前記液体サーバーは、前記仮想円の一部に沿う可動軌跡上を移動可能であり、前記可動軌跡上に前記液体サーバーが位置するときに前記液体供給チューブが弛むように前記線状連結部材の前記第1端部から前記第2端部までの長さが設定されている。
以下、印刷装置の実施形態について、図を参照して説明する。印刷装置は、例えば、液体の一例であるインクを吐出することによって用紙などの媒体に印刷するインクジェット式の大判プリンターである。大判プリンターとは、A3短辺幅(297mm)以上の媒体Mに印刷を行うことが可能なプリンターである。
図1に示すように、載置面Fに載置された印刷装置11は、液体吐出装置12と、液体サーバー30と、液体供給チューブ40と、線状連結部材50と、を備える。媒体Mの幅方向に沿う液体吐出装置12の方向を幅方向Xとする。
液体吐出装置12は、装置用キャスター13が下端に取り付けられた脚部14と、脚部14に支持された略直方体状の装置本体15とを有する。脚部14は液体吐出装置12の幅方向Xの両側に位置している。
図面では、印刷装置11が水平面である載置面F上に置かれているものとして重力の方向と平行な方向をZ軸で示し、鉛直方向Zとする。脚部14は、載置面Fより鉛直方向Zの上側に液体吐出装置12を支持する。脚部14と装置本体15とには補強板金21が固定され、補強板金21により脚部14が補強されている。
液体吐出装置12は、装置本体15内に、液体吐出部16と、液体供給部17と、液体吐出部16の移動を案内するガイド軸18と、媒体Mを支持可能な媒体支持部19と、を備える。液体吐出部16は、媒体Mに液体を吐出する。液体吐出部16は、液体を吐出可能な吐出ヘッド16aを有する。液体供給部17には、液体サーバー30から各色の液体が供給されるようになっている。
液体吐出部16は、ガイド軸18に沿って幅方向Xに移動しながら媒体Mに対して液体を吐出するように構成される。液体の吐出により印刷が施された媒体Mは、鉛直方向Z及び幅方向Xの両方と直交する排出方向に搬送されて装置本体15の外に出た後、垂れ下がる。媒体Mの排出方向と平行な方向を奥行方向Yとする。幅方向X及び奥行方向Yは、実質的に水平面に沿う。
鉛直方向Zに沿った載置面Fと装置本体15の下面との間であり、幅方向Xに沿った一方の脚部14から装置本体15の一端面15bまでには、液体サーバー30が入り込むことのできる空間Sが形成されている。
液体サーバー30は、キャスター31が下面に取り付けられたホルダー32を備える。液体サーバー30は、キャスター31の転動により、載置面Fで液体吐出装置12に対して独立して移動できる。
ホルダー32は、鉛直方向Zの上側から見て矩形状である。ホルダー32には、長手方向及び短手方向それぞれに複数の液体収容体33が着脱自在に装着される。液体収容体33は、液体供給部17に供給される液体を貯留可能なタンクである。液体収容体33は、交換可能な容器であるカートリッジである。
印刷装置11の液体供給部17と、液体サーバー30とは、各色毎の液体供給チューブ40によって接続されている。液体サーバー30から液体供給チューブ40を通って供給された各色の液体は、液体供給部17を介して液体吐出部16へ供給されるようになっている。よって、液体供給チューブ40は、液体吐出部16から吐出される液体を液体吐出装置12の液体供給部17に供給する。
図2に示すように、複数の液体供給チューブ40は保護チューブ41に収容されている。なお、保護チューブ41には、液体吐出装置12と液体サーバー30とを電気的に接続する信号電線が収容されていてもよい。
図3に示すように、保護チューブ41の第1チューブ端部41aは、鉛直方向Zにおける装置本体15の下面15aに接続され、保護チューブ41の第2チューブ端部41bは、液体サーバー30のホルダー32に接続されている。保護チューブ41の第1チューブ端部41aは、幅方向Xに沿った装置本体15の一端面15b寄りに接続されている。また、保護チューブ41の第1チューブ端部41aは、奥行方向Yに沿った装置本体15の後端寄りに接続されている。
保護チューブ41の第2チューブ端部41bは、ホルダー32の長手方向一端に設けられた接続部34に接続されている。接続部34は、鉛直方向Zの上側から見て矩形状の接続面34aを備える。
保護チューブ41に保護された液体供給チューブ40は、装置本体15の下面15aから装置本体15内に引き込まれ、装置本体15内で液体供給部17に接続されている。また、保護チューブ41に保護された液体供給チューブ40は、液体サーバー30の接続部34からホルダー32内に引き込まれ、各液体収容体33と接続されている。よって、液体供給チューブ40の装置本体15への第1接続箇所40aは装置本体15の下面15aに形成され、液体供給チューブ40の液体サーバー30への第2接続箇所40bは接続部34に形成されている。
線状連結部材50は、液体吐出装置12と液体サーバー30とを連結する。線状連結部材50はワイヤ製である。
図4又は図5に示すように、線状連結部材50の第1端部50a及び第2端部50bはリング状に整形されている。そして、線状連結部材50の第1端部50aは、液体吐出装置12の補強板金21に固定されている。線状連結部材50の第1端部50aは、補強板金21を厚さ方向に貫通した取付孔21aに挿通された後、第1端部50aに第2端部50bを通すことで補強板金21に固定されている。線状連結部材50の第2端部50bは、第2端部50bを貫通させた螺子52を接続部34の接続面34aに設けた雌ねじ34bに螺合することで、液体サーバー30に固定されている。
図4又は図5に示すように、線状連結部材50の第1端部50a及び第2端部50bはリング状に整形されている。そして、線状連結部材50の第1端部50aは、液体吐出装置12の補強板金21に固定されている。線状連結部材50の第1端部50aは、補強板金21を厚さ方向に貫通した取付孔21aに挿通された後、第1端部50aに第2端部50bを通すことで補強板金21に固定されている。線状連結部材50の第2端部50bは、第2端部50bを貫通させた螺子52を接続部34の接続面34aに設けた雌ねじ34bに螺合することで、液体サーバー30に固定されている。
図1又は図3に示すように、線状連結部材50の第1端部50aは、液体供給チューブ40の第1接続箇所40aよりも、液体吐出装置12の幅方向Xに沿った中央寄りで液体吐出装置12に固定されるとともに、奥行方向Yに沿った後端寄りで液体吐出装置12に固定されている。線状連結部材50の第2端部50bは、液体吐出装置12の幅方向X及び奥行方向Yにおいて液体供給チューブ40の第2接続箇所40bと同じ位置で液体サーバー30に固定されている。
図1に示すように、線状連結部材50の第1端部50aは、保護チューブ41の第1チューブ端部41aと鉛直方向Zの略同じ位置に配置されている。つまり、線状連結部材50の第1端部50aは、液体供給チューブ40の第1接続箇所40aと鉛直方向Zの略同じ位置に配置されている。線状連結部材50の第2端部50bは、保護チューブ41の第2チューブ端部41bよりも、鉛直方向Zにおける上側に配置されている。つまり、線状連結部材50の第2端部50bは、液体供給チューブ40の第2接続箇所40bよりも、鉛直方向Zの上側に配置されている。
線状連結部材50の第1端部50aから第2端部50bまでの長さを、単に線状連結部材50の長さとし、保護チューブ41の第1チューブ端部41aから第2チューブ端部41bまでの長さを単に保護チューブ41の長さとする。また、液体供給チューブ40の第1接続箇所40aから第2接続箇所40bまでの長さを単に液体供給チューブ40の長さとする。
図6に示すように、液体サーバー30を液体吐出装置12から離れる方向へ移動させる場合、液体サーバー30は線状連結部材50が突っ張るまで移動可能である。そして、載置面Fを上側から見た場合、線状連結部材50の第1端部50aを中心とし、かつ突っ張った状態の線状連結部材50を半径とした円を仮想円Cとすると、液体サーバー30は仮想円Cのうち、装置本体15よりも外側に位置する一部に沿って移動可能である。線状連結部材50が突っ張った状態で液体サーバー30が移動したときの液体サーバー30の軌跡を可動軌跡とする。線状連結部材50の長さは、液体サーバー30が可動軌跡上のいずれの位置に位置しても、液体供給チューブ40及び保護チューブ41を弛ませた状態に維持できる長さに設定されている。
また、線状連結部材50の長さは、液体サーバー30が可動軌跡上にあり、線状連結部材50が突っ張った状態のとき、装置本体15と液体サーバー30との間隔が、人が通ることのできない間隔となるように設定されている。本実施形態では、人が通ることのできない間隔を20cmとしている。このため、液体サーバー30が可動軌跡上にあり、線状連結部材50が突っ張った状態のとき、液体吐出装置12と液体サーバー30との間を人が通ることができず、保護チューブ41に人が引っ掛かる事を無くすことができる。よって、保護チューブ41に人が引っ掛かることによって液体供給チューブ40が突っ張ることを無くし、液体供給チューブ40に過負荷が加わる事を無くすことができる。
次に、印刷装置11の作用について説明する。
図7に示すように、印刷装置11の通常使用時、液体サーバー30の一部は、空間Sに配置されている。このとき、液体サーバー30の接続部34が脚部14に近付くように幅方向Xに沿って液体サーバー30を移動させて空間Sに配置される。
図7に示すように、印刷装置11の通常使用時、液体サーバー30の一部は、空間Sに配置されている。このとき、液体サーバー30の接続部34が脚部14に近付くように幅方向Xに沿って液体サーバー30を移動させて空間Sに配置される。
液体吐出装置12の位置を変更するため、液体吐出装置12を液体サーバー30から離れるように移動させた場合、図1に示すように、液体吐出装置12の移動に伴い線状連結部材50が引っ張られる。液体吐出装置12は、液体サーバー30が可動軌跡上に位置するまで移動可能であり、液体サーバー30の可動軌跡上に位置するまで液体吐出装置12が移動させられると、線状連結部材50が液体吐出装置12側に引っ張られる。線状連結部材50の長さは、線状連結部材50が突っ張っても液体供給チューブ40及び保護チューブ41が弛む長さに設定されている。このため、液体吐出装置12の移動に伴う負荷が線状連結部材50に加わる一方で、保護チューブ41、及び保護チューブ41に収容された液体供給チューブ40が、突っ張って引っ張られることを抑制でき、液体供給チューブ40に過負荷が加わることが抑制される。
また、液体サーバー30の液体収容体33を交換する場合、液体サーバー30を空間Sから移動させ、液体吐出装置12から離れる方向へ移動させる場合がある。液体サーバー30が可動軌跡上まで移動させられると線状連結部材50が引っ張られる。線状連結部材50の長さは、線状連結部材50が突っ張っても液体供給チューブ40及び保護チューブ41が弛む長さに設定されている。このため、液体サーバー30の移動に伴う負荷が線状連結部材50に加わる一方で、保護チューブ41、及び保護チューブ41に収容された液体供給チューブ40が、突っ張って引っ張られることを抑制でき、液体供給チューブ40に過負荷が加わることが抑制される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)液体吐出装置12及び液体サーバー30のうちの一方を他方から離れるように移動させ、液体吐出装置12と液体サーバー30との距離が広がったとき、液体供給チューブ40が引っ張られる前に線状連結部材50が突っ張るため、液体供給チューブ40は弛んだ状態にある。このため、液体吐出装置12及び液体サーバー30のいずれか一方を他方から離れるように移動させたときに、液体供給チューブ40が突っ張って引っ張られることを抑制できる。
(1)液体吐出装置12及び液体サーバー30のうちの一方を他方から離れるように移動させ、液体吐出装置12と液体サーバー30との距離が広がったとき、液体供給チューブ40が引っ張られる前に線状連結部材50が突っ張るため、液体供給チューブ40は弛んだ状態にある。このため、液体吐出装置12及び液体サーバー30のいずれか一方を他方から離れるように移動させたときに、液体供給チューブ40が突っ張って引っ張られることを抑制できる。
(2)印刷装置11においては、脚部14によって液体吐出装置12が支持されていることから、液体吐出装置12の下側に液体サーバー30を入り込ませることができる。このような構成において、線状連結部材50の第1端部50aの固定位置が、液体吐出装置12の幅方向Xの一端面15bよりも中央に近いほど、幅方向Xに沿って液体サーバー30を液体吐出装置12の下側に入り込ませたときの線状連結部材50の突っ張りが抑制されやすくなる。このため、線状連結部材50によって液体吐出装置12と液体サーバー30が連結されていても、液体サーバー30を液体吐出装置12の下側に入り込ませやすい。
(3)弛んだ液体供給チューブ40は、液体サーバー30への第2接続箇所40bから垂れ下がっている。線状連結部材50の第2端部50bが液体供給チューブ40の液体サーバー30への第2接続箇所40bより上側に位置しているため、液体サーバー30寄りで線状連結部材50が液体供給チューブ40の弛んだ部分に交わることを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。また、以下の各変形例について組み合わせ可能なものを適宜組み合わせて更なる変形例としてもよい。
・液体サーバー30に対する線状連結部材50の第2端部50bの固定位置は、接続部34以外であってもよく、例えば、ホルダー32の上面や側面であってもよい。
・液体サーバー30に対する線状連結部材50の第2端部50bの固定位置は、接続部34以外であってもよく、例えば、ホルダー32の上面や側面であってもよい。
・液体サーバー30に対する線状連結部材50の第2端部50bの固定位置は、液体サーバー30に対する液体供給チューブ40の第2接続箇所40bよりも鉛直方向の下側であってもよい。
・可動軌跡上に液体サーバー30が位置するとき、液体供給チューブ40が弛む状態を維持できるのであれば、線状連結部材50の第1端部50aを固定する位置は変更してもよい。例えば、線状連結部材50の第1端部50aは、装置本体15の下面15aにおいて液体吐出装置12の幅方向Xの一端面15bに近い位置であってもよい。
・液体供給チューブ40は保護チューブ41に収容されず露出していてもよい。
・線状連結部材50は、ワイヤ以外であってもよく、金属製のチェーンや、ひもであってもよい。
・線状連結部材50は、ワイヤ以外であってもよく、金属製のチェーンや、ひもであってもよい。
・線状連結部材50の第1端部50aを補強板金21に固定する方法は変更してもよい。例えば、第1端部50aに連結した掛止部材を補強板金21の取付孔21aに通し、補強板金21に掛止して固定してもよいし、第1端部50aを補強板金21に螺子止めして固定してもよい。
・線状連結部材50の第1端部50aは、補強板金21ではなく、脚部14や装置本体15に固定してもよい。
・線状連結部材50の第2端部50bを液体サーバー30の接続部34に固定する方法は変更してもよい。
・線状連結部材50の第2端部50bを液体サーバー30の接続部34に固定する方法は変更してもよい。
・液体供給部17は液体吐出部16に搭載されていてもよい。
・液体サーバー30と液体吐出部16を液体供給チューブ40によって接続し、液体サーバー30から液体吐出部16に直接液体を供給してもよい。
・液体サーバー30と液体吐出部16を液体供給チューブ40によって接続し、液体サーバー30から液体吐出部16に直接液体を供給してもよい。
・液体吐出部16が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などであってもよい。例えば、液体吐出部16は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイまたは面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または色材(画素材料)などの材料が分散または溶解した液状体を噴射する構成にしてもよい。
・印刷装置は、大判プリンターでなくてもよい。
・媒体Mは用紙に限らず、プラスチックフィルムまたは薄い板材でもよいし、捺染装置などに用いられる布であってもよい。また、媒体MはTシャツなど、任意の形状の衣類等であってもよいし、食器または文具のような任意の形状の立体物であってもよい。
・媒体Mは用紙に限らず、プラスチックフィルムまたは薄い板材でもよいし、捺染装置などに用いられる布であってもよい。また、媒体MはTシャツなど、任意の形状の衣類等であってもよいし、食器または文具のような任意の形状の立体物であってもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
[思想1]
媒体に液体を吐出する液体吐出部を備える液体吐出装置と、載置面より鉛直方向の上側に前記液体吐出装置を支持する脚部と、前記液体吐出装置に対して独立して前記載置面で移動でき、前記液体吐出装置に液体を供給する液体サーバーと、前記液体吐出装置と前記液体サーバーとを接続しており、前記液体吐出部から吐出される液体を前記液体吐出装置に供給するための液体供給チューブと、第1端部が前記液体吐出装置に固定され、第2端部が前記液体サーバーに固定されて前記液体吐出装置と前記液体サーバーを連結する線状連結部材と、を備え、前記載置面を上側から見て、前記第1端部を中心とし、かつ突っ張った状態の前記線状連結部材を半径とした円を仮想円とする場合、前記液体サーバーは、前記仮想円の一部に沿う可動軌跡上を移動可能であり、前記可動軌跡上に前記液体サーバーが位置するときに前記液体供給チューブが弛むように前記線状連結部材の前記第1端部から前記第2端部までの長さが設定されていることを特徴とする印刷装置。
[思想1]
媒体に液体を吐出する液体吐出部を備える液体吐出装置と、載置面より鉛直方向の上側に前記液体吐出装置を支持する脚部と、前記液体吐出装置に対して独立して前記載置面で移動でき、前記液体吐出装置に液体を供給する液体サーバーと、前記液体吐出装置と前記液体サーバーとを接続しており、前記液体吐出部から吐出される液体を前記液体吐出装置に供給するための液体供給チューブと、第1端部が前記液体吐出装置に固定され、第2端部が前記液体サーバーに固定されて前記液体吐出装置と前記液体サーバーを連結する線状連結部材と、を備え、前記載置面を上側から見て、前記第1端部を中心とし、かつ突っ張った状態の前記線状連結部材を半径とした円を仮想円とする場合、前記液体サーバーは、前記仮想円の一部に沿う可動軌跡上を移動可能であり、前記可動軌跡上に前記液体サーバーが位置するときに前記液体供給チューブが弛むように前記線状連結部材の前記第1端部から前記第2端部までの長さが設定されていることを特徴とする印刷装置。
この構成によれば、液体吐出装置及び液体サーバーのうちの一方を他方から離れるように移動させ、液体吐出装置と液体サーバーとの距離が広がったとき、液体供給チューブが引っ張られる前に線状連結部材が突っ張るため、液体供給チューブは弛んだ状態にある。このため、液体吐出装置及び液体サーバーのいずれか一方を他方から離れるように移動させたときに、液体供給チューブが突っ張って引っ張られることを抑制できる。
[思想2]
前記液体吐出装置において前記媒体の幅方向に沿う方向を幅方向とすると、前記線状連結部材の前記第1端部は、前記液体吐出装置の幅方向の一端よりも中央寄りで前記液体吐出装置に固定されていることを特徴とする[思想1]に記載の印刷装置。
前記液体吐出装置において前記媒体の幅方向に沿う方向を幅方向とすると、前記線状連結部材の前記第1端部は、前記液体吐出装置の幅方向の一端よりも中央寄りで前記液体吐出装置に固定されていることを特徴とする[思想1]に記載の印刷装置。
印刷装置においては、脚部によって液体吐出装置が支持されていることから、液体吐出装置よりも鉛直方向下側に液体サーバーを入り込ませることができる。このような構成において、線状連結部材の第1端部の固定位置が、液体吐出装置の幅方向一端よりも中央に近いほど、幅方向に沿って液体サーバーを液体吐出装置の下側に入り込ませたときの線状連結部材の突っ張りが抑制されやすくなる。このため、線状連結部材によって液体吐出装置と液体サーバーが連結されていても、液体サーバーを液体吐出装置の下側に入り込ませやすい。
[思想3]
前記線状連結部材の前記第2端部は、前記液体供給チューブの前記液体サーバーへの接続箇所より鉛直方向の上側に固定されていることを特徴とする[思想1]又は[思想2]に記載の印刷装置。
前記線状連結部材の前記第2端部は、前記液体供給チューブの前記液体サーバーへの接続箇所より鉛直方向の上側に固定されていることを特徴とする[思想1]又は[思想2]に記載の印刷装置。
この構成によれば、弛んだ液体供給チューブは、液体サーバーへの接続箇所から垂れ下がっている。線状連結部材の第2端部が、液体供給チューブの液体サーバーへの接続箇所より上側に位置しているため、液体サーバー寄りで線状連結部材が液体供給チューブの弛んだ部分に交わることを抑制できる。
11…印刷装置、12…液体吐出装置、13…装置用キャスター、14…脚部、15…装置本体、15a…下面、15b…一端面、16…液体吐出部、16a…吐出ヘッド、17…液体供給部、18…ガイド軸、19…媒体支持部、21…補強板金、21a…取付孔、30…液体サーバー、31…キャスター、32…ホルダー、33…液体収容体、34…接続部、34a…接続面、34b…雌ねじ、40…液体供給チューブ、40a…第1接続箇所、40b…第2接続箇所、41…保護チューブ、41a…第1チューブ端部、41b…第2チューブ端部、50…線状連結部材、50a…第1端部、50b…第2端部、52…螺子、C…仮想円、F…載置面、M…媒体、S…空間、X…幅方向、Y…奥行方向、Z…鉛直方向。
Claims (3)
- 媒体に液体を吐出する液体吐出部を備える液体吐出装置と、
載置面より鉛直方向の上側に前記液体吐出装置を支持する脚部と、
前記液体吐出装置に対して独立して前記載置面で移動でき、前記液体吐出装置に液体を供給する液体サーバーと、
前記液体吐出装置と前記液体サーバーとを接続しており、前記液体吐出部から吐出される液体を前記液体吐出装置に供給するための液体供給チューブと、
第1端部が前記液体吐出装置に固定され、第2端部が前記液体サーバーに固定されて前記液体吐出装置と前記液体サーバーを連結する線状連結部材と、を備え、
前記載置面を上側から見て、前記第1端部を中心とし、かつ突っ張った状態の前記線状連結部材を半径とした円を仮想円とする場合、前記液体サーバーは、前記仮想円の一部に沿う可動軌跡上を移動可能であり、
前記可動軌跡上に前記液体サーバーが位置するときに前記液体供給チューブが弛むように前記線状連結部材の前記第1端部から前記第2端部までの長さが設定されていることを特徴とする印刷装置。 - 前記液体吐出装置において前記媒体の幅方向に沿う方向を幅方向とすると、前記線状連結部材の前記第1端部は、前記液体吐出装置の幅方向の一端よりも中央寄りで前記液体吐出装置に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記線状連結部材の前記第2端部は、前記液体供給チューブの前記液体サーバーへの接続箇所より鉛直方向の上側に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
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JP (1) | JP2020006631A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7387761B2 (ja) | 2019-12-26 | 2023-11-28 | ローランドディー.ジー.株式会社 | インクジェットプリンタ |
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2018
- 2018-07-11 JP JP2018131460A patent/JP2020006631A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7387761B2 (ja) | 2019-12-26 | 2023-11-28 | ローランドディー.ジー.株式会社 | インクジェットプリンタ |
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