JP2020005348A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で耐久性に優れたブラシレスモータを提供する。【解決手段】ブラシレスモータ10はステータ31とロータ32とを備え、ステータ31はそれぞれコイル54が巻回される複数のティース52と絶縁用のインシュレータ53とを有し、モータケース11は、ステータ31を保持する円筒部13と、折返し部23が設けられた底壁部12とを有している。折返し部23の径方向内側にベアリング保持部26が形成され、コイル54およびインシュレータ53の端部が入り込む収容部27が折返し部23の径方向外側に形成される。収容部27に注入されるコーティング剤の溜まり部61が収容部27内に形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、円筒部と底壁部とが一体となったモータケースを有するブラシレスモータに関する。
ブラシレスモータは、シャフトが設けられたロータと、コイルが設けられたステータとを有し、ステータはモータケースに保持され、ロータのシャフトはモータケースに回転自在に支持される。ロータの位置は磁気感応素子であるホール素子により検出され、ホール素子の検出信号に基づいてコイルに対する通電タイミングがインバータにより制御される。ロータには、ロータの外周に複数のマグネットを貼り付けられた表面磁石型(SPM)と、複数の永久磁石をロータに埋め込んだ埋込磁石型(IPM)とがある。さらに、ロータにはリングマグネットを備えたタイプがあり、このタイプのロータは、磁性材料からなる円筒部材に磁極としてのN極とS極が円周方向にずらして交互に着磁されたリングマグネットを備えている。
シャフトの先端部をモータケースの一端から突出させ、シャフトの基端部をモータケース内で回転自在に支持するようにしたモータにおいては、モータケースの底壁部内に装着されるベアリングによりシャフトの基端部が支持され、モータケースの開口部側のブラケットに装着されるベアリングによりシャフトの先端部が支持される。特許文献1には、モータケースがケース底部と筒状ハウジングとに分離され、ステータコアの外周面が外部に露出された形態の電動モータが記載されている。ベアリングが装着されるベアリング保持部がモータケースの底壁部の径方向中央部に設けられており、ベアリング保持部は軸方向外方に突出している。
特開2015−159670号公報
モータケースを円筒部とこれと一体となった底壁部とを有する有底円筒状とし、ステータの全体をモータケース内に収容すると、モータケースを構成する部品点数を少なくすることができる。しかし、底壁部を軸方向外方に突出させて底壁部内にベアリングを支持するための保持部を形成すると、モータケースの軸方向長さが長くなり、モータを小型化することができないという欠点がある。
一方、ステータのコイルにコイルのばらけ防止や、放熱性向上等を目的としてコーティング剤が塗布されることがある。コーティング剤がコイルやステータに連なった形状となって確実に固定されていないと、コーティング剤の一部が剥落してモータケース内に飛散し、飛散したコーティング剤が異物となるおそれがある。モータケース内に異物が飛散するとモータの耐久性を低下させる。
本発明の目的は、小型で耐久性に優れたブラシレスモータを提供することにある。
本発明のブラシレスモータは、モータケース内に配置されるステータと、シャフトが挿通され前記ステータの内部に回転自在に軸支されるロータとを備えたブラシレスモータであって、前記ステータは、それぞれコイルが巻回される複数のティースと、それぞれの前記ティースと前記コイルとの間に設けられる絶縁用のインシュレータと、を有し、前記モータケースは、前記ステータを保持する円筒部と、軸方向内部側に突出する折返し部が設けられた底壁部と、を有し、前記シャフトを回転自在に保持するベアリングが装着されるベアリング保持部を前記折返し部の径方向内側に形成し、前記コイルおよび前記インシュレータの端部が入り込む収容部を前記折返し部の径方向外側に形成し、コーティング剤が前記コイルに塗布され、前記コイルに接触するコーティング剤の溜まり部を前記収容部内に形成する。
モータケースの底壁部には、モータケースの軸方向内部側に突出する折返し部が設けられており、折返し部の径方向内側にベアリング保持部が形成され、折返し部の径方向外側に収容部が形成されている。ベアリング保持部にはシャフトを回転自在に支持するベアリングが装着され、収容部にはコイルおよびインシュレータの端部が収容される。これらの端部とベアリングが径方向にオーバーラップするので、モータケースの軸方向の長さを短くすることができ、ブラシレスモータの小型化が達成される。コイルに塗布されるコーティング剤により収容部内にコーティングの溜まり部が形成され、溜まり部はコイルに接触するので、コーティング剤はコイルの外面から溜まり部にまで連なった状態となる。これにより、コーティング剤の一部が剥落してモータケース内に飛散することが防止され、モータの耐久性を高めることが可能となる。
一実施の形態であるブラシレスモータを示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 図2の拡大横断面図である。 図2におけるA部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2に示されるように、ブラシレスモータ10はモータケース11を備えている。モータケース11は、金属板を深絞り等のプレス加工を施すことにより形成され、図2に示されるように、底壁部12と円筒部13を有し、円筒部13の開口端部14にはフランジ部15が設けられている。フランジ部15には、樹脂材料からなるブラケット16が複数のねじ部材17により取り付けられる。
ブラケット16には複数のカラー18が取り付けられており、それぞれのカラー18を貫通するねじ部材により、ブラシレスモータ10は図示しない部材に取り付けられる。このブラシレスモータ10は、自動車のブレーキ装置駆動用として適用することができ、その場合には、モータケース11はカラー18を貫通するねじ部材により減速機に取り付けられる。
図2に示されるように、モータケース11の底壁部12には、モータケース11の内部に向けて底壁部12から軸方向に屈曲した内側の屈曲部21が環状に設けられている。この屈曲部21の内方端からモータケース11の外部に向けて軸方向に反転して屈曲する外側の屈曲部22が底壁部12に環状に設けられている。内側の屈曲部21と外側の屈曲部22は重なっており、両方の屈曲部21、22により、底壁部12の軸方向内側に突出する折返し部23が形成される。この折返し部23を境界部として、底壁部12は、径方向内側の中央部24と、それよりも径方向外側の外側部25とからなる。中央部24と外側部25は、略同一平面状となっており、円筒部13に対して略直角の平坦面となっている。
折返し部23の径方向内側にはベアリング保持部26が形成され、折返し部23の径方向外側には収容部27が形成され、モータケース11の底部は、折返し部23によりベアリング保持部26と収容部27とに仕切られている。
金属板を素材として折返し部23を有するモータケース11をプレス加工により成型すると、屈曲部21、22が重なり合った部分には、成型後にメッキや塗装等の表面処理を行うことができない。したがって、通常の鋼板を使用して折返し構造を有するモータケース11を製造すると、耐腐食性が低下する。そこで、モータケース11をプレス加工するための金属板としては、表面に耐食性のメッキ層が表面処理されたメッキ鋼板が使用される。これにより、メッキ鋼板製のモータケース11は、成型後に表面処理を施すことなく、ブラシレスモータ10の耐久性を向上させることができる。
耐食性のメッキ層が施されて成型後に表面処理を施すことなく、製品化できるメッキ鋼板としては、例えば、日新製鋼株式会社製の亜鉛・アルミニウムが6%、マグネシウムが3%の溶融メッキ鋼板であるZAM(登録商標)を使用することができる。
モータケース11の円筒部13には、ステータ31が固定され、ステータ31の内部にはロータ32がエアギャップつまり隙間33を介して回転自在に軸支される。ロータ32はモータのシャフト34を有し、シャフト34は基端部側のベアリング35と先端部側のベアリング36により回転自在に保持される。基端部側のベアリング35はベアリング保持部26に装着され、先端部側のベアリング36はブラケット16に取り付けられたホルダー37に装着される。ベアリング保持部26を形成する環状の折返し部23の内径は、ベアリング35の外径に対応している。
シャフト34の図2における下端部をシャフト34の基端部とし、上端部を先端部とすると、先端部にはピニオンギヤ38が取り付けられる。ピニオンギヤ38の回転は、図示しない減速歯車機構を介して送りねじ軸に伝達される。送りねじ軸は、ブレーキ装置のキャリパに軸方向に往復動自在に装着された往復動部材にねじ結合されている。往復動部材とこれに対向するキャリパの爪部とには、それぞれ自動車の電動ブレーキ装置のブレーキディスクに押圧されるパッドが設けられており、ブラシレスモータ10により自動車には制動力が加えられる。
図3に示されるように、ロータ32は円筒形状のロータコア41を有し、ロータコア41の挿通孔42にはシャフト34が貫通して挿入される。ロータコア41の外周には接着剤43によりリングマグネット44が固定される。挿通孔42には複数の凹溝45が軸方向に延びて設けられている。ロータコア41は、プレス加工により略環状に打ち抜かれた金属板(電磁鋼板)を複数枚積層することにより形成される。それぞれの金属板には、積層時の位置決め用の貫通孔46が設けられている。さらに、金属板にはロータコア41の軽量化のための図示しない貫通孔が設けられている。
リングマグネット44は、磁性材料からなる円筒形状の部材に、磁極としてのN極とS極とを円周方向にずらして交互に着磁することにより形成される。図3に示されるリングマグネット44には、円周方向に10個の磁極が着磁されており、ロータ32は10極の極数を有している。図3においては、リングマグネット44の磁極の境界部分が破線で示されている。このように、ブラシレスモータ10をリングマグネット型とすると、前述のように、表面磁石型や埋込磁石型のロータと相違して、円周方向に均等に磁極を割り付けることができるとともに、少ない組み立て工数でロータ32を製造することができる。
ロータ32としては、上述した表面磁石型としても良く、埋込磁石型としても良い。表面磁石型のロータは、円筒形状の部材の外周面に貼り付けられた円弧形状の磁石が外れることが考えられるが、リングマグネット型とすることにより、モータの耐久性を向上させることができる。
ステータ31は、略円筒形状のステータコア51を有している。ステータコア51は、図3に示されるように、9つのティース52を円周方向に組み合わせることにより形成される。それぞれのティース52は、プレス加工により打ち抜かれた金属板(電磁鋼板)を複数枚積層することにより形成される。それぞれの金属板には、積層時の位置決め用の図示省略した貫通孔が設けられている。それぞれのティース52には絶縁用の樹脂材料からなるインシュレータ53が装着され、インシュレータ53の外側にはコイル54が巻回つまり巻き付けられている。9つのティース52にコイル54が巻き付けられており、図3に示されるステータ31は、9つのコイル54を有している。
図2に示されるように、ステータ31がモータケース11の円筒部13内に装着されると、インシュレータ53およびコイル54の底壁部12側の端部は収容部27内に入り込む。したがって、折返し部23を境界として、その内側にはベアリング35が配置され、その外側にはインシュレータ53とコイル54の端部、つまりステータ31の端部が収容されるので、ベアリング35とステータ31の端部とが、相互に径方向にオーバーラップする。これにより、モータケース11の軸方向の長さを短くすることができ、ブラシレスモータ10を小型化することができる。
このように、モータケース11は底壁部12と円筒部13とが一体となった有底円筒形状であり、底壁部12にモータケース11の内部に突出した折返し部23を設けたので、モータの小型化を達成することができる。モータケース11の成型後に、折返し部23に表面処理層を形成することができないことから、耐食性のメッキ層が施されたメッキ鋼板を用いてモータケース11を製造するようにしたので、ブラシレスモータ10の小型化を達成しつつ、耐久性を向上させることができる。
それぞれのコイル54は、円周方向に順にU相、V相、W相の3相を構成し、それぞれの相は、3つのコイル54により形成される。図2に示されるように、ステータ31の先端側の端面にはバスバーユニット55が配置されている。バスバーユニット55により各コイル54の端子と外部電源とが電気的に接続される。シャフト34には、ロータ32の回転方向の位置を検出するために、センサディスク56が取り付けられている。センサディスク56には、図示しないマグネットが設けられている。ブラケット16には、センサディスク56に対向してセンサ基板57が取り付けられており、センサディスク56に設けられたマグネットの磁力に感応するホール素子58が設けられている。
図2には、ホール素子58が1つ示されているが、3相のコイルに対応させて3つのホール素子がセンサ基板57に設けられている。それぞれのホール素子は、センサディスク56に設けられたマグネットの磁束を検出することにより、ロータ32の磁極部の極性がN極からS極の中性点となったときに検出信号を出力する磁界検出素子であり、ホール素子からの検出信号に基づいてロータ32の位置を検出し、それぞれのコイル54に対する通電切換動作が行われる。回転位置を検出するためのセンサとしては、ホール素子のみに限られず、コンパレータの機能を有する電子素子とホール素子をワンチップ化したホールICを用いるようにしても良い。
ホール素子58に接続されるリード線は、図1に示されるように、ブラケット16に設けられたケーブルガイド59aを通って外部に案内される。さらに、各相のコイルの一方の接続端子を外部のインバータ回路に接続するリード線はケーブルガイド59bを通って案内される。
コイル54がばらけたり、断線したりするのを防止するために、それぞれのコイル54にはコーティング剤が塗布される。コイル54に対するコーティング剤の塗布は、モータケース11の内部にステータ31が組み込まれた後に行われる。ステータ31は、それぞれのティース52にインシュレータ53が取り付けられ、インシュレータ53にコイル54が巻き付けられることにより、組み立てられる。
ステータ31をモータケース11の円筒部13内に挿入する際には、ステータコア51の図2における上側の端面を基準位置として、その基準位置と円筒部13内の取付位置とを一致させることにより設定される。この取付位置にステータ31が挿入されたときには、インシュレータ53の図2における下側の端面は、底壁部12の底面つまり収容部27の底面には接触しておらず、インシュレータ53と収容部27の底面との間には、空隙60が設けられる。
ステータ31のモータケース11内への挿入位置を、インシュレータ53が底壁部12の底面に接触する位置とすると、ステータ31のモータケース11に対する組立精度は、インシュレータ53の加工精度に依存する。これに対して、ステータコア51の端面をステータ31の円筒部13に対する組立時の基準位置とすると、ステータコア51の組立精度は、インシュレータ53の寸法精度よりも高精度であるので、ステータ31の組立精度を高めることができる。
ステータ31がモータケース11に挿入されて位置決め保持された状態のもとで、液状のコーティング剤がコイル54の外面に塗布される。このときには、図3に示されるように、ティース52にインシュレータ53を介して巻き付けられたコイル54の相互間には隙間があるので、その隙間からコーティング剤を滴下してコイル54に塗布される。コーティング剤はコイル54の上下に延びる部分を伝って、収容部27の内部に入り込む。これにより、コーティング剤の溜まり部61が収容部27に形成される。したがって、溜まり部61のコーティング剤は、その一部がインシュレータ53の基端部側の端部内に入り込んで、コイル54の外側に付着したコーティング剤と連なった状態になる。
コーティング剤がステータ31に塗布され、収容部27内に溜まり部61が形成されたた後には、コーティング剤は加熱炉において加熱されて硬化される。これにより、モータケース11内に供給されたコーティング剤は、全体的に連なって固まった状態になる。
図4には、収容部27に注入されたコーティング剤の溜まり部61が点を付して示されている。図4に示されるように、収容部27の内面から溜まり部61の上面までの溜まり部61の高さHは、収容部27の底面からインシュレータ53の端面までの高さ(A)よりも高く、収容部27の底面から折返し部23の先端までの高さ(B)よりも低い位置に設定される。
コーティング剤の塗布量が少なく、溜まり部61の上面が高さAよりも低い位置となると、コイル54に塗布されて収容部27内に滴下されたコーティング剤は、ツララ状ないし糸状となる。ツララ状のコーティング剤は、モータ使用時に欠け落ちてモータケース11の内部に異物となって残留して飛散してしまうことが考えられる。一方、溜まり部61の上面が高さBよりも高くなるように、コーティング剤がモータケース11内に注入されると、コーティング剤が折返し部23を超えてベアリング保持部26内に入り込んでしまう。コーティング剤がベアリング保持部26内に入り込むと、ベアリング35をベアリング保持部26に装着する前に、ベアリング保持部26を清掃する工程が必要となる。
したがって、溜まり部61の高さHは、収容部27の底面からインシュレータ53の端面までの高さ(A)よりも高く、収容部27の底面から折返し部23の先端までの高さ(B)よりも低い位置に設定される。これにより、コーティング剤は、インシュレータ53の端部に浸るとともに、ベアリング保持部26内へコーティング剤が流入することが防止される。これにより、コーティング剤が異物となってモータケース11内に飛散することが防止され、ブラシレスモータ10の耐久性を向上させることができる。
上述したブラシレスモータ10を組み立てるには、ステータ31とロータ32は別々に組み立てられる。モータケース11は耐食性のメッキ層が表面処理されたメッキ鋼板を素材としてプレスにより成型される。モータケース11の円筒部13にはステータ31が圧入される。このときには、上述のように、ステータコア51の端面を位置決めの基準位置としてステータ31はモータケース11内に組み込まれる。
ステータ31がモータケース11内に組み込まれた後に、モータケース11の開口端部14を上向きとして、図示しないノズルからコーティング剤をコイル54に塗布する。コーティング剤としては、エポキシ樹脂等が用いられる。コイル54に塗布されたコーティング剤はコイル54を伝って収容部27の内部に入り込む。これにより、収容部27内に、コーティング剤の溜まり部61が形成される。コーティング剤の塗布が完了したら、コーティング剤は加熱硬化される。
次いで、ステータ31にバスバーユニット55を配置し、各コイル54の端子がバスバーユニット55に接続される。ロータ32は、ベアリング保持部26に装着されたベアリング35にシャフト34の基端部を挿入することにより、ステータ31の内部に組み込まれる。
このように、モータケース11の底壁部12に折返し部23を設けることにより、底壁部12の内側にベアリング保持部26と収容部27とを形成し、収容部27にステータ31の端部を入り込ませるとともにコーティング剤の溜まり部61を形成し、溜まり部61によりステータ31の端面を覆うようにしたので、モータの小型化と耐久性の向上とを達成することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ロータ32の磁極の数は10極に限られず、2極、4極、8極等とすることも可能である。また、コイル54が巻回されるティース52の数は、図示した9つに限られず、3個、6個等としても良い。さらに、また、ロータ32としては、シャフト34とこれに取り付けられるロータコア41の部分が一体となったタイプとすることができ、その場合には、シャフト34に設けられ大径の部分の外周面にリングマグネット44が取り付けられる。
10 ブラシレスモータ
11 モータケース
12 底壁部
13 円筒部
21、22 屈曲部
23 折返し部
24 中央部
25 外側部
26 ベアリング保持部
27 収容部
31 ステータ
32 ロータ
34 シャフト
35、36 ベアリング
41 ロータコア
51 ステータコア
52 ティース
53 インシュレータ
54 コイル
60 空隙
61 コーティング剤の溜まり部

Claims (6)

  1. モータケース内に配置されるステータと、シャフトが挿通され前記ステータの内部に回転自在に軸支されるロータとを備えたブラシレスモータであって、
    前記ステータは、
    それぞれコイルが巻回される複数のティースと、
    それぞれの前記ティースと前記コイルとの間に設けられる絶縁用のインシュレータと、
    を有し、
    前記モータケースは、
    前記ステータを保持する円筒部と、
    軸方向内部側に突出する折返し部が設けられた底壁部と、
    を有し、
    前記シャフトを回転自在に保持するベアリングが装着されるベアリング保持部を前記折返し部の径方向内側に形成し、前記コイルおよび前記インシュレータの端部が入り込む収容部を前記折返し部の径方向外側に形成し、
    コーティング剤が前記コイルに塗布され、前記コイルに接触するコーティング剤の溜まり部を前記収容部内に形成する、ブラシレスモータ。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータにおいて、
    前記モータケースは、耐食性のメッキ層が表面処理されたメッキ鋼板からなる、ブラシレスモータ。
  3. 請求項2記載のブラシレスモータにおいて、前記耐食性のメッキ鋼板は、亜鉛、アルミニウム、マグネシウムにより溶融メッキされた鋼板からなる、ブラシレスモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記収容部の底面から前記コーティング剤の溜まり部の上面までの高さは、
    前記収容部の底面から前記インシュレータの前記底壁部の側の端面までの高さより高く、
    前記収容部の底面から前記折返し部の先端までの高さより低い、ブラシレスモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記インシュレータと前記収容部の内面との間には空隙が設けられる、ブラシレスモータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
    ブレーキ装置駆動用のモータとして使用される、ブラシレスモータ。
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