JP2020003541A - 撮像レンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が図られ、歪曲収差と倍率色収差が十分に補正されて良好な性能を有する撮像レンズ、及びこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。【解決手段】撮像レンズは、物体側から順に、正の第1レンズ群G1、絞り、正の第2レンズ群G2、負の第3レンズ群G3からなる。物体側から1番目及び2番目のレンズはともに物体側に凸面を向けた負の単レンズである。第2レンズ群G2は、負レンズと正レンズとからなる接合レンズを含む。合焦時に第2レンズ群G2のみが移動する。第1レンズ群G1、第2レンズ群G2の焦点距離をそれぞれf1、f2とした場合、撮像レンズは、0.7<f1/f2<2を満足する。【選択図】図1

Description

本開示は、撮像レンズ、及び撮像装置に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に適用可能な撮像レンズとして、例えば、下記特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に記載されているような3群構成のレンズ系が知られている。下記特許文献1、特許文献2、及び特許文献3には、インナーフォーカス方式のレンズ系が記載されている。
特開2014−142604号公報 特開2013−125213号公報 特開2013−29658号公報
近年、撮像装置の小型化に伴い、撮像装置に搭載される撮像レンズにも小型化が求められている。また、小型化とともにさらなる高性能化も求められており、その要求レベルは年々高くなっている。
特許文献1に記載のレンズ系は、歪曲収差の補正が十分ではない。特許文献2に記載のレンズ系は、歪曲収差及び倍率色収差の補正が十分ではない。特許文献3に記載のレンズ系は、歪曲収差及び倍率色収差の補正にさらなる改善が望まれる。
本開示は、上記事情に鑑みなされたものである。本発明の一実施形態が解決しようとする課題は、小型化が図られ、歪曲収差と倍率色収差が十分に補正されて良好な性能を有する撮像レンズ、及びこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための具体的手段には、以下の態様が含まれる。
第1の態様に係る撮像レンズは、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、第1レンズ群の物体側から1番目及び2番目のレンズはいずれも物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する単レンズであり、第1レンズ群は少なくとも1枚の正レンズを含み、第2レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとが接合されてなる接合レンズを含み、無限遠物体から最至近物体への合焦時に第2レンズ群のみが光軸に沿って移動し、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2とした場合、
0.7<f1/f2<2 (1)
で表される条件式(1)を満足する。
第2の態様に係る撮像レンズは、第1の態様に係る撮像レンズにおいて、第1レンズ群内の最も屈折率が低い正レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfPL、第1レンズ群内の最も屈折率が低い負レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfNL、第1レンズ群内の最も屈折率が低い正レンズのd線基準のアッベ数をνPL、第1レンズ群内の最も屈折率が低い負レンズのd線基準のアッベ数をνNLとした場合、
−0.015<(θgfPL−θgfNL)/(νPL−νNL)<0 (2)
で表される条件式(2)を満足する。
第3の態様に係る撮像レンズは、第1の態様又は第2の態様に係る撮像レンズにおいて、第1レンズ群内の最も屈折率が高い正レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfPH、第1レンズ群内の最も屈折率が高い負レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfNHとした場合、
−0.05<θgfPH−θgfNH<0 (3)
で表される条件式(3)を満足する。
第4の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第3の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、無限遠物体に合焦した状態において、空気換算距離での撮像レンズのバックフォーカスをBfとし、最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離とBfとの和をTTLとした場合、
2.5<TTL/Bf<5.5 (4)
で表される条件式(4)を満足する。
第5の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第4の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、第1レンズ群の物体側から1番目及び2番目のレンズはいずれもメニスカスレンズであり、第1レンズ群の物体側から2番目のメニスカスレンズの像側にこのメニスカスレンズに連続して正の屈折力を有する単レンズが配置され、第1レンズ群の最も像側に、少なくとも1枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズとが接合されてなり最も像側のレンズ面が凸面である接合レンズが配置される。
第6の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第5の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、第2レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に連続して、両凹レンズと両凸レンズとを物体側から順に接合してなる接合レンズと、両凸形状の単レンズとを含む。
第7の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第6の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、第3レンズ群が、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを含む。
第8の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第7の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、第3レンズ群の最も物体側のレンズ面が凹面であり、第3レンズ群の最も像側のレンズ面が凸面である。
第9の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第8の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、第1レンズ群が、6枚又は7枚のレンズからなる。
第10の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第9の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、第2レンズ群が、3枚のレンズからなる。
第11の態様に係る撮像レンズは、第1の態様から第10の態様に係る撮像レンズのいずれか1つにおいて、第3レンズ群が、2枚又は3枚のレンズからなる。
第12の態様に係る撮像レンズは、第1の態様に係る撮像レンズにおいて、
1<f1/f2<1.8 (1−1)
で表される条件式(1−1)を満足する。
第13の態様に係る撮像レンズは、第2の態様に係る撮像レンズにおいて、
−0.01<(θgfPL−θgfNL)/(νPL−νNL)<0 (2−1)
で表される条件式(2−1)を満足する。
第14の態様に係る撮像レンズは、第3の態様に係る撮像レンズにおいて、
−0.04<θgfPH−θgfNH<0 (3−1)
で表される条件式(3−1)を満足する。
第15の態様に係る撮像レンズは、第4の態様に係る撮像レンズにおいて、
3<TTL/Bf<4.8 (4−1)
で表される条件式(4−1)を満足する。
第16の態様に係る撮像装置は、第1の態様から第15の態様に係る撮像レンズのいずれか1つの撮像レンズを備える。
なお、本明細書の「〜からなり」、「〜からなる」は、挙げられた構成要素以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、並びに、絞り、フィルタ、及びカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、並びに、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、及び手振れ補正機構等の機構部分、等が含まれていてもよいことを意図する。
なお、本明細書の「正の屈折力を有する〜群」は、群全体として正の屈折力を有することを意味する。同様に「負の屈折力を有する〜群」は、群全体として負の屈折力を有することを意味する。「正の屈折力を有するレンズ」と「正レンズ」とは同義である。「負の屈折力を有するレンズ」と「負レンズ」とは同義である。「レンズ群」は、複数のレンズからなる構成に限らず、1枚のみのレンズからなる構成としてもよい。
「単レンズ」は、接合されていない1枚のレンズを意味する。ただし、複合非球面レンズ(球面レンズと、その球面レンズ上に形成された非球面形状の膜とが一体的に構成されて、全体として1つの非球面レンズとして機能するレンズ)は、接合レンズとは見なさず、1枚のレンズとして扱う。非球面を含むレンズに関する、屈折力の符号、及びレンズ面の面形状は、特に断りが無い限り、近軸領域で考えることにする。
条件式で用いている「焦点距離」は、近軸焦点距離である。条件式で用いている「バックフォーカス」は、最も像側のレンズ面から像側の焦点位置までの光軸上の空気換算距離である。条件式で用いている値は、部分分散比以外はd線を基準とした場合の値である。あるレンズのg線とF線間の部分分散比θgFとは、g線、F線、及びC線に対するそのレンズの屈折率をそれぞれNg、NF、及びNCとした場合に、θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)で定義される。本明細書に記載の「d線」、「C線」、「F線」、及び「g線」は輝線であり、d線の波長は587.56nm(ナノメートル)、C線の波長は656.27nm(ナノメートル)、F線の波長は486.13nm(ナノメートル)、g線の波長は435.84nm(ナノメートル)である。
本発明の一実施形態によれば、小型化が図られ、歪曲収差と倍率色収差が十分に補正されて良好な性能を有する撮像レンズ、及びこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像レンズ(本発明の実施例1の撮像レンズ)の構成を示す断面図である。 本発明の実施例2の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例3の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例4の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例5の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例1の撮像レンズの各収差図である。 本発明の実施例2の撮像レンズの各収差図である。 本発明の実施例3の撮像レンズの各収差図である。 本発明の実施例4の撮像レンズの各収差図である。 本発明の実施例5の撮像レンズの各収差図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の正面側の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の背面側の斜視図である。
以下、本開示の撮像レンズの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像レンズの構成を示す断面図である。図1に示す例は後述の実施例1の撮像レンズに対応している。図1では、左側が物体側、右側が像側であり、無限遠物体に合焦した状態を示す。また、図1には光束として、軸上光束2及び最大画角の光束3も併せて示している。
本開示の撮像レンズは、光軸Zに沿って物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる。このように、物体側から像側へ向かって順に、正、正、負の屈折力配列とすることによって、レンズ系の全長の短縮に有利となる。なお、図1に示す開口絞りStは、光軸Z上の位置を示している。
一例として図1に示す撮像レンズは、第1レンズ群G1が、物体側から像側へ向かって順に、レンズL11〜L16の6枚のレンズからなり、第2レンズ群G2が、物体側から像側へ向かって順に、レンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3が、物体側から像側へ向かって順に、レンズL31〜L32の2枚のレンズからなる。ただし、後述の実施例に示すように、各レンズ群を構成するレンズの枚数を図1に示す例と異なる枚数とすることも可能である。
この撮像レンズは、無限遠物体から最至近物体への合焦時に第2レンズ群G2のみが光軸Zに沿って移動し、第1レンズ群G1、開口絞りSt、及び第3レンズ群G3は像面Simに対して固定されているように構成される。すなわち、合焦時に移動するレンズ群(以下、フォーカス群という)は第2レンズ群G2である。第2レンズ群G2のみを合焦時に移動させる構成にすることによって、合焦時に移動させるフォーカシングユニットを小型軽量化することができるので、フォーカス群を駆動する駆動系の負荷の低減、及び合焦の高速化に有利となる。また、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3とを合焦時に固定する構成とすることによって、防塵及び防滴の効果を得ることができる。
図1に示す例では、無限遠物体から最至近物体への合焦時に第2レンズ群G2が物体側へ移動する構成を採っている。図1に示す第2レンズ群G2の下の左方向へ向かう矢印は無限遠物体から最至近物体への合焦時に第2レンズ群G2が物体側へ移動するフォーカス群であることを意味する。
この撮像レンズでは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に開口絞りStが配置される。フォーカス群の物体側直前に開口絞りStを配置することによって、フォーカス群に入射する光線の高さを抑えることができるので、フォーカス群のレンズを小径化することができ、フォーカス群を駆動する駆動系の負荷の低減、及び合焦の高速化に有利となる。
第1レンズ群G1の物体側から1番目及び2番目のレンズはいずれも物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する単レンズである。また、第1レンズ群G1は少なくとも1枚の正レンズを含むように構成される。物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する2枚の単レンズを最も物体側から連続して配置することによって、歪曲収差の補正が容易となり、また、画角を確保しながら撮像レンズの径方向の小型化を図ることができる。そして、これら2枚の負レンズと正レンズとを協働させることによって、色収差及び歪曲収差を良好に補正することができる。
第1レンズ群G1は、上記構成を有した上で、全体が6枚又は7枚のレンズからなるように構成してもよい。このようにした場合は、小型化を考慮しつつ、歪曲収差及び色収差を良好に補正するために必要な枚数のレンズを第1レンズ群G1が含むように構成することができる。また、3つのレンズ群からなり、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に開口絞りStが配置されているレンズ系において、第1レンズ群G1のレンズ枚数を6枚又は7枚とすることによって、レンズ系の中間近傍に開口絞りStを位置させることが容易となるため、開口絞りStの物体側と像側との対称性を向上させることが容易となり、歪曲収差の補正に有利となる。
第1レンズ群G1の物体側から1番目及び2番目の負レンズはいずれもメニスカスレンズであることが好ましく、このようにした場合は歪曲収差の補正が容易となる。さらに、第1レンズ群G1の物体側から2番目のメニスカスレンズの像側にこのメニスカスレンズに連続して正の屈折力を有する単レンズが配置され、第1レンズ群G1の最も像側には、少なくとも1枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズとが接合されてなり最も像側のレンズ面が凸面である接合レンズが配置されることが好ましい。このようにした場合は、第1レンズ群G1を正レンズと負レンズの組合せを含む構成として第1レンズ群G1での色収差の発生を抑制することができ、ひいては第2レンズ群G2が合焦時に移動した際の色収差の変動を抑えることができる。また、第1レンズ群G1の最も像側の面を凸面とすることによって、歪曲収差及び非点収差を補正する効果を得ることができる。なお、第1レンズ群G1の物体側から2番目のメニスカスレンズの像側にこのメニスカスレンズに連続して少なくとも2枚の正の屈折力を有する単レンズが配置されることが好ましく、このようにした場合は、第1レンズ群G1での色収差の発生をより良好に抑制することができる。
具体的には例えば、第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、2枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、2枚又は3枚の物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する単レンズ、及び、両凹レンズと両凸レンズとが物体側から順に接合された接合レンズからなるように構成することができる。あるいは、第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、3枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する単レンズ、及び、両凹レンズと両凸レンズとが物体側から順に接合された接合レンズからなるように構成することができる。
第2レンズ群G2は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとが接合されてなる接合レンズを含むように構成される。第2レンズ群G2が1枚の負レンズと1枚の正レンズとを有することによって、第2レンズ群G2単体の色収差を好適に抑制することができ、また、歪曲収差を抑制する効果も得られる。
第2レンズ群G2は、上記構成を有した上で、全体が3枚のレンズからなるように構成してもよい。このようにした場合は、フォーカス群である第2レンズ群G2の小型化を図りつつ、色収差を含めた諸収差を良好に補正することに有利となる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に連続して、両凹レンズと両凸レンズとを物体側から順に接合してなる接合レンズ、及び、両凸形状の単レンズを含むことが好ましい。このようにした場合は、両凹レンズと両凸レンズとの組合せによって像面湾曲及び非点収差を補正する効果を得ることができると同時に、第2レンズ群G2内で色収差の補正が可能となる。また、両凸形状の正の屈折力を有する単レンズによって球面収差及び歪曲収差を補正する効果を得ることができる。
小型化を良好な光学性能を両立させるためには、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、両凹レンズと両凸レンズとを物体側から順に接合してなる接合レンズ、及び、両凸形状の単レンズからなることが好ましい。
第3レンズ群G3は、全体が2枚又は3枚のレンズからなるように構成してもよい。このようにした場合は、小型化を図りつつ、諸収差を良好に補正することに有利となる。
第3レンズ群G3は、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを含むことが好ましい。第3レンズ群G3が負レンズと正レンズとの両方を含む構成とすることによって、最も像面Simに近いレンズ群においてこのレンズ群単体での色収差の発生を抑える効果を得ることができ、色収差の抑制に有利となる。
第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面は凹面であり、第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面は凸面であることが好ましい。第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面を凹面にすることによって、像面湾曲を補正する効果を得ることができる。第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面を凸面にすることによって、非点収差の発生を抑えることができる。
例えば、第3レンズ群G3は、両凹レンズと両凸レンズとを物体側から順に接合してなる接合レンズからなるように構成することができる。あるいは、第3レンズ群G3は、像側に凸面を向けた2枚の正メニスカスレンズを接合してなる接合レンズ、及び、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなるように構成することができる。またあるいは、第3レンズ群G3は、両凹レンズと両凸レンズと像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとを物体側から順に接合してなる接合レンズからなるように構成することができる
次に、条件式に関する構成について説明する。本開示の撮像レンズは、第1レンズ群G1の焦点距離をf1、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とした場合、下記条件式(1)を満足する。条件式(1)の下限以下とならないようにすることによって、第1レンズ群G1の屈折力が相対的に強くなりすぎるのを抑制することができるため、歪曲収差の発生量を抑えることができる。条件式(1)の上限以上とならないようにすることによって、第2レンズ群G2の屈折力が強くなりすぎないため、第2レンズ群G2単体での倍率色収差の抑制が容易になる。第2レンズ群G2はフォーカス群であるため、第2レンズ群G2単体での倍率色収差を抑制することによって、合焦時の倍率色収差の変動量を抑制することができる。なお、下記条件式(1−1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
0.7<f1/f2<2 (1)
1<f1/f2<1.8 (1−1)
第1レンズ群G1内の最も屈折率が低い正レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfPL、第1レンズ群G1内の最も屈折率が低い負レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfNL、第1レンズ群G1内の最も屈折率が低い正レンズのd線基準のアッベ数をνPL、第1レンズ群G1内の最も屈折率が低い負レンズのd線基準のアッベ数をνNLとした場合、下記条件式(2)を満足することが好ましい。条件式(2)の下限以下とならないようにすることによって、θgfPLとθgfNLの差が大きくなりすぎず、また、νPLとνNLの差が小さくなりすぎないため、2次の色消し効果を十分に得ることが容易となり、2次の倍率色収差を良好に補正することができる。条件式(2)の上限以上とならないようにすることによって、θgfPLとθgfNLの差が小さくなりすぎず、正レンズと負レンズと組み合わせる際に低分散の材料同士の組合せとならないようにできるため、2次の倍率色収差の補正に有効な材料の組合せを選択することが容易となる。なお、下記条件式(2−1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
−0.015<(θgfPL−θgfNL)/(νPL−νNL)<0 (2)
−0.01<(θgfPL−θgfNL)/(νPL−νNL)<0 (2−1)
第1レンズ群G1内の最も屈折率が高い正レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfPH、第1レンズ群G1内の最も屈折率が高い負レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfNHとした場合、下記条件式(3)を満足することが好ましい。一般に、屈折率が高い光学材料は分散が大きい傾向にある。条件式(3)の下限以下とならないようにすることによって、高屈折率の正レンズと高屈折率の負レンズとによって発生する2次の倍率色収差を小さくすることができる。条件式(3)の上限以上とならないようにすることによって、第1レンズ群G1内の負レンズの屈折力を確保することができ、撮像レンズの径方向の小型化に貢献できる。なお、下記条件式(3−1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
−0.05<θgfPH−θgfNH<0 (3)
−0.04<θgfPH−θgfNH<0 (3−1)
無限遠物体に合焦した状態において、空気換算距離での撮像レンズのバックフォーカスをBfとし、最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離とBfとの和をTTLとした場合、下記条件式(4)を満足することが好ましい。条件式(4)の下限以下とならないようにすることによって、最も像側のレンズ群の屈折力が弱くなりすぎないため、非点収差の補正が容易になる。条件式(4)の上限以上とならないようにすることによって、レンズ系の全長の短縮を図ることができる。なお、下記条件式(4−1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
2.5<TTL/Bf<5.5 (4)
3<TTL/Bf<4.8 (4−1)
上述した好ましい構成及び可能な構成は、任意の組合せが可能であり、要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。本開示の技術によれば、小型化が図られ、歪曲収差と倍率色収差が十分に補正されて良好な性能を有する撮像レンズを実現することが可能である。
次に、本発明の撮像レンズの数値実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の撮像レンズの構成を示す断面図は図1に示しており、その図示方法と構成は上述したとおりであるので、ここでは重複説明を一部省略する。実施例1の撮像レンズは、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる。無限遠物体から最至近物体への合焦時に、第2レンズ群G2のみが光軸Zに沿って物体側へ移動する。以上が実施例1の撮像レンズの概要である。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL11〜L16の6枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL31〜L32の2枚のレンズからなる。
実施例1の撮像レンズの基本レンズデータを表1に、諸元を表2に、非球面係数を表3に示す。表1において、Snの欄には最も物体側の面を第1面とし像側に向かうに従い1つずつ番号を増加させた場合の面番号を示し、Rの欄には各面の曲率半径を示し、Dの欄には各面とその像側に隣接する面との光軸上の面間隔を示す。また、Ndの欄には各構成要素のd線に対する屈折率を示し、νdの欄には各構成要素のd線基準のアッベ数を示し、θgFの欄には各構成要素のg線とF線間の部分分散比を示す。
表1では、物体側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を正、像側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を負としている。表1には開口絞りStも示しており、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。表1のDの最下欄の値は表中の最も像側の面と像面Simとの間隔である。
表2に、撮像レンズの焦点距離f、空気換算距離でのバックフォーカスBf、FナンバーFNo.、及び最大全画角2ωの値をd線基準で示す。2ωの欄の(°)は単位が度であることを意味する。
表1では、非球面の面番号には*印を付しており、非球面の曲率半径の欄には近軸の曲率半径の数値を記載している。表3において、Snの欄には非球面の面番号を示し、KA及びAm(m=3、4、5、…)の欄には各非球面についての非球面係数の数値を示す。表3の非球面係数の数値の「E±n」(n:整数)は「×10±n」を意味する。KA及びAmは下式で表される非球面式における非球面係数である。
Zd=C×h/{1+(1−KA×C×h1/2}+ΣAm×h
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に
下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、Am:非球面係数
であり、非球面式のΣはmに関する総和を意味する。
各表のデータにおいて、角度の単位としては度を用い、長さの単位としてはmm(ミリメートル)を用いているが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることもできる。また、以下に示す各表では所定の桁でまるめた数値を記載している。
図6に、実施例1の撮像レンズの無限遠物体に合焦した状態の各収差図を示す。図6では左から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差、及び倍率色収差を示す。球面収差図では、d線、C線、及びF線における収差をそれぞれ実線、長破線、及び短破線で示す。非点収差図では、サジタル方向のd線における収差を実線で示し、タンジェンシャル方向のd線における収差を短破線で示す。歪曲収差図ではd線における収差を実線で示す。倍率色収差図では、C線、及びF線における収差をそれぞれ長破線、及び短破線で示す。球面収差図のFNo.はFナンバーを意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。
上記の実施例1に関する各データの記号、意味、記載方法、及び図示方法は、特に断りが無い限り以下の実施例においても同様であるので、以下では重複説明を省略する。
[実施例2]
実施例2の撮像レンズの構成を示す断面図を図2に示す。実施例2の撮像レンズは実施例1の撮像レンズの概要と同様の構成を有する。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL11〜L16の6枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL31〜L32の2枚のレンズからなる。実施例2の撮像レンズの基本レンズデータを表4に、諸元を表5に、非球面係数を表6に、無限遠物体に合焦した状態の各収差図を図7に示す。
[実施例3]
実施例3の撮像レンズの構成を示す断面図を図3に示す。実施例3の撮像レンズは実施例1の撮像レンズの概要と同様の構成を有する。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL11〜L16の6枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例3の撮像レンズの基本レンズデータを表7に、諸元を表8に、非球面係数を表9に、無限遠物体に合焦した状態の各収差図を図8に示す。
[実施例4]
実施例4の撮像レンズの構成を示す断面図を図4に示す。実施例4の撮像レンズは実施例1の撮像レンズの概要と同様の構成を有する。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL11〜L16の6枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例4の撮像レンズの基本レンズデータを表10に、諸元を表11に、非球面係数を表12に、無限遠物体に合焦した状態の各収差図を図9に示す。
[実施例5]
実施例5の撮像レンズの構成を示す断面図を図6に示す。実施例5の撮像レンズは実施例1の撮像レンズの概要と同様の構成を有する。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL11〜L17の7枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は、物体側から像側へ向かって順に、レンズL31〜L32の2枚のレンズからなる。実施例5の撮像レンズの基本レンズデータを表13に、諸元を表14に、非球面係数を表15に、無限遠物体に合焦した状態の各収差図を図10に示す。
表16に実施例1〜5の撮像レンズの条件式(1)〜(4)の対応値を示す。実施例1〜5はd線を基準波長としている。表16にはd線基準での値を示す。
以上のデータからわかるように、実施例1〜5の撮像レンズは、小型化が図られ、全画角が75度以上90度以下の範囲にあり比較的広角に構成され、歪曲収差と倍率色収差を含む諸収差が良好に補正されて高い光学性能を実現している。
次に、本発明の実施形態に係る撮像装置について説明する。図11及び図12に本発明の一実施形態に係る撮像装置であるカメラ30の外観図を示す。図11はカメラ30を正面側から見た斜視図を示し、図12はカメラ30を背面側から見た斜視図を示す。カメラ30は、交換レンズ20が取り外し自在に装着される、ミラーレスタイプのデジタルカメラである。交換レンズ20は、鏡筒内に収納された本発明の実施形態に係る撮像レンズ1を含んで構成されている。
カメラ30はカメラボディ31を備え、カメラボディ31の上面にはシャッターボタン32、及び電源ボタン33が設けられている。また、カメラボディ31の背面には、操作部34、操作部35、及び表示部36が設けられている。表示部36は、撮像された画像及び撮像される前の画角内にある画像を表示する。
カメラボディ31の前面中央部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口が設けられ、その撮影開口に対応する位置にマウント37が設けられ、マウント37を介して交換レンズ20がカメラボディ31に装着される。
カメラボディ31内には、交換レンズ20によって形成された被写体像に応じた撮像信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路、及びその生成された画像を記録するための記録媒体等が設けられている。このカメラ30では、シャッターボタン32を押すことにより静止画又は動画の撮影が可能であり、この撮影で得られた画像データが上記記録媒体に記録される。
以上、実施形態及び実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、及び非球面係数等は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
また、本発明の実施形態に係る撮像装置についても、上記例に限定されず、例えば、ミラーレスタイプ以外のカメラ、フィルムカメラ、ビデオカメラ等、種々の態様とすることができる。
1 撮像レンズ
2 軸上光束
3 最大画角の光束
20 交換レンズ
30 カメラ
31 カメラボディ
32 シャッターボタン
33 電源ボタン
34、35 操作部
36 表示部
37 マウント
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L11〜L17、L21〜L23、L31〜L33 レンズ
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (16)

  1. 物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
    前記第1レンズ群の物体側から1番目及び2番目のレンズはいずれも物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する単レンズであり、前記第1レンズ群は少なくとも1枚の正レンズを含み、
    前記第2レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとが接合されてなる接合レンズを含み、
    無限遠物体から最至近物体への合焦時に前記第2レンズ群のみが光軸に沿って移動し、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2とした場合、
    0.7<f1/f2<2 (1)
    で表される条件式(1)を満足する撮像レンズ。
  2. 前記第1レンズ群内の最も屈折率が低い正レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfPL、
    前記第1レンズ群内の最も屈折率が低い負レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfNL、
    前記第1レンズ群内の最も屈折率が低い正レンズのd線基準のアッベ数をνPL、
    前記第1レンズ群内の最も屈折率が低い負レンズのd線基準のアッベ数をνNLとした場合、
    −0.015<(θgfPL−θgfNL)/(νPL−νNL)<0 (2)
    で表される条件式(2)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 前記第1レンズ群内の最も屈折率が高い正レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfPH、
    前記第1レンズ群内の最も屈折率が高い負レンズのg線とF線間の部分分散比をθgfNHとした場合、
    −0.05<θgfPH−θgfNH<0 (3)
    で表される条件式(3)を満足する請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
  4. 無限遠物体に合焦した状態において、空気換算距離での前記撮像レンズのバックフォーカスをBfとし、
    最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離とBfとの和をTTLとした場合、
    2.5<TTL/Bf<5.5 (4)
    で表される条件式(4)を満足する請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  5. 前記第1レンズ群の物体側から1番目及び2番目の前記レンズはいずれもメニスカスレンズであり、
    前記第1レンズ群の物体側から2番目の前記メニスカスレンズの像側に前記メニスカスレンズに連続して正の屈折力を有する単レンズが配置され、
    前記第1レンズ群の最も像側に、少なくとも1枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズとが接合されてなり最も像側のレンズ面が凸面である接合レンズが配置される請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  6. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に連続して、両凹レンズと両凸レンズとを物体側から順に接合してなる前記接合レンズと、両凸形状の単レンズとを含む請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  7. 前記第3レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを含む請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  8. 前記第3レンズ群の最も物体側のレンズ面は凹面であり、前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面は凸面である請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  9. 前記第1レンズ群は、6枚又は7枚のレンズからなる請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  10. 前記第2レンズ群は、3枚のレンズからなる請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  11. 前記第3レンズ群は、2枚又は3枚のレンズからなる請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  12. 1<f1/f2<1.8 (1−1)
    で表される条件式(1−1)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
  13. −0.01<(θgfPL−θgfNL)/(νPL−νNL)<0 (2−1)
    で表される条件式(2−1)を満足する請求項2に記載の撮像レンズ。
  14. −0.04<θgfPH−θgfNH<0 (3−1)
    で表される条件式(3−1)を満足する請求項3に記載の撮像レンズ。
  15. 3<TTL/Bf<4.8 (4−1)
    で表される条件式(4−1)を満足する請求項4に記載の撮像レンズ。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の撮像レンズを備えた撮像装置。
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