JP2020003456A - 酸素センサの制御装置及び酸素センサの制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す酸素センサの制御装置(以下、単に「制御装置」ともいう)1は、酸素センサ10を制御する装置である。
酸素センサ10は、被測定ガス中の酸素濃度を検知するセンサである。酸素センサ10は、例えば、内燃機関等の空燃比を測定するために、内燃機関から排出される排気ガスの酸素濃度を検出する目的で使用される。酸素センサ10は、センサ本体11と、回路部21とを備える。
センサ本体11は、ポンプセル12と、酸素濃度測定セル13と、測定ガス室14と、ヒータ15とを有する。センサ本体11は、各セルを構成する複数の層状の固体電解質体と、複数の電極と、複数の絶縁層とが積層された積層体である。
ポンプセル12は、第1固体電解質体12Aと、第1固体電解質体12Aを挟むように第1固体電解質体12A上に配置された第1ポンプ電極12B及び第2ポンプ電極12Cとを有する。
第2ポンプ電極12Cは、センサ本体11を構成する積層体の外部と連通する空間に配置されている。また、第2ポンプ電極12Cは、多孔質層12Dに被覆されている。多孔質層12Dは、アルミナ等のセラミックを主成分とする。
酸素濃度測定セル13は、第2固体電解質体13Aと、第2固体電解質体13Aを挟むように第2固体電解質体13A上に配置された第1測定電極13B及び第2測定電極13Cとを有する。
第2測定電極13Cは、補強板16と第2固体電解質体13Aとに挟まれて配置されている。
測定ガス室14は、被測定ガス中の酸素を取り込む部屋である。測定ガス室14には、第1ポンプ電極12B及び第1測定電極13Bが配置されている。
ヒータ15は、ポンプセル12及び酸素濃度測定セル13を加熱し、これらが有する固体電解質体を活性化させる。
回路部21は、センサ本体11を駆動させる回路によって構成される。回路部21は、微小電流供給回路21Aと、ポンプ電流供給回路21Bと、測定部21Cと、PID演算回路21Dと、内部抵抗演算回路21Eと、ヒータ駆動回路21Fとを有する。
AD変換回路21Hは、Vs+端子33から入力されるアナログ信号の電圧値をデジタルデータへ変換し、PID演算回路21Dと内部抵抗演算回路21Eとに出力する。
制御装置1は、マイクロプロセッサ及びRAM、ROM等の記憶媒体を内蔵している。制御装置1は、酸素センサ10の回路部21と接続され、予め記憶されたプログラムを実行することで、酸素センサ10を制御する。
以下、図3のフロー図を参照しつつ、制御装置1が酸素濃度の計測開始時に実行する処理(つまり、酸素センサ10の制御方法)について説明する。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)酸素濃度測定セル13の温度が低い状態で抵抗値の高い内部抵抗に微小電流Icpによる電圧が印加されないため、酸素センサ10の測定開始直後における検知精度の低下を抑制できる。換言すれば、ヒータ15による十分な加熱を待たずに、酸素濃度の検知を早く行うことができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
12…ポンプセル、12A…第1固体電解質体、12B…第1ポンプ電極、
12C…第2ポンプ電極、12D…多孔質層、13…酸素濃度測定セル、
13A…第2固体電解質体、13B…第1測定電極、13C…第2測定電極、
14…測定ガス室、14A,14B…多孔質体、15…ヒータ、16…補強板、
17A,17B…絶縁層、21…回路部、21A…微小電流供給回路、
21B…ポンプ電流供給回路、21C…測定部、21D…PID演算回路、
21E…内部抵抗演算回路、21F…ヒータ駆動回路、21G…基準電圧生成回路、
21H…AD変換回路、31,32,33…端子。
Claims (3)
- 第1固体電解質体と、前記第1固体電解質体上に離間して配置された第1ポンプ電極及び第2ポンプ電極とを有するポンプセルと、
第2固体電解質体と、前記第2固体電解質体上に離間して配置された第1測定電極及び第2測定電極とを有する酸素濃度測定セルと、
前記第1ポンプ電極及び前記第1測定電極が配置された測定ガス室と、
前記ポンプセル及び前記酸素濃度測定セルを加熱するように構成されたヒータと、
前記測定ガス室内の酸素が前記第2測定電極に酸素基準源として送られる向きに前記酸素濃度測定セルに微小電流を供給するように構成された微小電流供給回路と、
前記ポンプセルにポンプ電流を供給するように構成されたポンプ電流供給回路と、
前記酸素濃度測定セルの電極間電圧を測定するように構成された測定部と、
を備える酸素センサの制御装置であって、
前記酸素基準源が機能している状態で酸素濃度の測定を開始する時に、前記微小電流を供給することなく、前記ヒータによる加熱と前記ポンプ電流の供給とを開始する、酸素センサの制御装置。 - 前記ポンプ電流の供給開始から一定時間経過した後に、前記微小電流の供給を開始する、請求項1に記載の酸素センサの制御装置。
- 第1固体電解質体と、前記第1固体電解質体上に離間して配置された第1ポンプ電極及び第2ポンプ電極とを有するポンプセルと、
第2固体電解質体と、前記第2固体電解質体上に離間して配置された第1測定電極及び第2測定電極とを有する酸素濃度測定セルと、
前記第1ポンプ電極及び前記第1測定電極が配置された測定ガス室と、
前記ポンプセル及び前記酸素濃度測定セルを加熱するように構成されたヒータと、
前記測定ガス室内の酸素が前記第2測定電極に酸素基準源として送られる向きに前記酸素濃度測定セルに微小電流を供給するように構成された微小電流供給回路と、
前記ポンプセルにポンプ電流を供給するように構成されたポンプ電流供給回路と、
前記酸素濃度測定セルの電極間電圧を測定するように構成された測定部と、
を備える酸素センサの制御方法であって、
前記酸素基準源が機能している状態で酸素濃度の測定を開始する時に、前記微小電流を供給することなく、前記ヒータによる加熱と前記ポンプ電流の供給とを開始する工程を備える、酸素センサの制御方法。
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