JP2020003434A - 包装体 - Google Patents

包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP2020003434A
JP2020003434A JP2018125605A JP2018125605A JP2020003434A JP 2020003434 A JP2020003434 A JP 2020003434A JP 2018125605 A JP2018125605 A JP 2018125605A JP 2018125605 A JP2018125605 A JP 2018125605A JP 2020003434 A JP2020003434 A JP 2020003434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wearer
inspection unit
packaging sheet
unit
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018125605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020003434A5 (ja
JP6920252B2 (ja
Inventor
裕哉 鈴木
Yuya Suzuki
裕哉 鈴木
佐々木 徹
Toru Sasaki
徹 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2018125605A priority Critical patent/JP6920252B2/ja
Priority to CN201980042377.4A priority patent/CN112334102B/zh
Priority to PCT/JP2019/024485 priority patent/WO2020004218A1/ja
Publication of JP2020003434A publication Critical patent/JP2020003434A/ja
Publication of JP2020003434A5 publication Critical patent/JP2020003434A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6920252B2 publication Critical patent/JP6920252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】着用者が手軽に健康状態を検査できる包装体を提供する。【解決手段】包装体1は、吸収性物品10と、吸収性物品10を個別に包装する包装シート20と、着用者の健康状態を検査するための検査部30と、を有する。検査部30は、着用者の排泄物に含まれる対象成分に応じて着用者の健康状態を表示する。検査部30は、包装シート20と固定されている又は包装シート20の一部である。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品を備える包装体に関する。
特許文献1の図1には、着用者の健康状態を検査するための検査部材を有する吸収性物品が開示されている。検査部材は、吸収性物品の肌面側に配置されているセンサを有する。センサが排泄物に含まれる対象成分を検出することで、着用者の健康状態を確認することができる。
特表2003−517584号公報
特許文献1に開示された吸収性物品では、センサが肌面側で露出している。このため、吸収性物品の着用時に、センサが着用者の肌に直接触れてしまうため、吸収性物品に対する着用者の肌触りが悪化するおそれがある。また、センサは、対象成分を検出するための指示薬を含んでいる。従って、吸収性物品の着用時に、センサに含まれる指示薬が着用者の肌に触れるため、指示薬により着用者の肌がダメージを受ける虞がある。
一方で、着用者が、検査部材が取り付けられていない吸収性物品を着用し、当該吸収性物品を交換する際に、吸収性物品が付着した排泄物に対して検査部材を用いることが想定される。しかしながら、この場合には、着用者が検査部材を常に携帯しなければならないため、特に外出先では、着用者が健康状態を手軽に検査できないおそれがある。
そこで、着用者が手軽に健康状態を検査できる包装体が望まれている。
本開示に係る包装体は、吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、着用者の健康状態を検査するための検査部と、を有する。前記検査部は、着用者の排泄物に含まれる対象成分に応じて前記着用者の健康状態を表示する。前記検査部は、前記包装シートと固定されている又は前記包装シートの一部である。
第1実施形態に係る包装体の斜視図である。 第1実施形態に係る検査部の拡大斜視図である。 図1に示すA−A線に沿った断面図である。 第2実施形態に係る検査部の拡大斜視図である。 第2実施形態に係る検査部の使用状態を説明するための断面図である。 第3実施形態に係る検査部の使用状態を説明するための図である。 第4実施形態に係る検査部の斜視図である。 図7に示すB−B線に沿った断面図である。 第5実施形態に係る検査部の斜視図である。 第6実施形態に係る検査部の斜視図である。 第7実施形態に係る包装体の斜視図である。 第8実施形態に係る包装体の斜視図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る包装体は、吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、着用者の健康状態を検査するための検査部と、を有する。前記検査部は、着用者の排泄物に含まれる対象成分に応じて前記着用者の健康状態を表示する。前記検査部は、前記包装シートと固定されている又は前記包装シートの一部である。
本態様によれば、着用者は、接触部が配置されている面と反対側の包装シートの面から排泄物へ、検査部(接触部)を接触させることにより、排泄物及び接触部に触れることなく、接触部へ排泄物を接触させることができる。このため、着用者は、衛生的に健康状態を検査することができる。
好ましい一態様によれば、前記検査部は、前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部を有する。前記接触部は、前記包装シートと厚さ方向で重なっている。着用者は、接触部が配置されている面と反対側の包装シートの面から排泄物へ、検査部(接触部)を接触させることにより、排泄物及び接触部に触れることなく、接触部へ排泄物を接触させることができる。このため、着用者は、衛生的に健康状態を検査することができる。
好ましい一態様によれば、前記検査部は、前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部を有する。前記検査部は、前記包装シートの端縁を跨ぐように配置されている。前記検査部は、前記包装体が開封された状態において前記包装シートの外側へ前記端縁から延出する延出部を有する。前記接触部は、前記延出部に配置されている。延出部は包装シートの外側へ延出しているため、着用者は、包装シートを把持した状態で、延出部に配置されている接触部を排泄物に接触させることで、排泄物からある程度の距離を保つことができる。このため、着用者は、排泄物及び接触部に触れることなく、接触部へ排泄物を接触させることができる。従って、着用者は、衛生的に健康状態を検査することができる。
好ましい一態様によれば、前記検査部は、前記包装体を開封するために前記包装シートから剥がされるリードテープである。リードテープを検査部として用いるため、検査部として新たな部材を包装体へ追加せずにすむ。
好ましい一態様によれば、前記検査部は、指示薬を含み、かつ前記排泄物に含まれる対象成分に応じて前記着用者の健康状態を前記指示薬により表示する表示部を有する。前記表示部の少なくとも一部は、撥水性を有する撥水部に覆われている。着用者が表示部を触ったとしても、撥水性を有する撥水部に覆われている部分に触れることで、着用者が、指示薬に直接触れることを抑制できる。これにより、指示薬が肌にダメージを与え得るものであっても、着用者の安全性を高めることができる。
好ましい一態様によれば、前記表示部が前記撥水部に覆われている状態で、前記健康状態を示す前記指示薬による呈色を視認可能である。表示部が撥水部に覆われていても、着用者は、指示薬による呈色を視認可能である。従って、着用者の安全性を高めつつ、表示部が示す健康状態を容易に把握することができる。
好ましい一態様によれば、前記検査部は、前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部を有する。前記接触部の一部は、撥水性を有する撥水部に覆われている。着用者が、意図せずに接触部に触れそうになったとしても、撥水性を有する撥水部に覆われている部分に触れることで、着用者の指などについた対象成分が、接触部に直接触れることを抑制できる。これにより、検査対象となる排泄物以外から、対称成分が接触部に触れることを抑制でき、検査精度を向上できる。
好ましい一態様によれば、前記検査部は、前記接触部が固定されている本体部を有する。前記接触部は、前記本体部に固定される第1面と、前記第1面と反対側の面である第2面と、前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面と、を有する。前記第2面は、前記撥水部により覆われており、前記第3面の少なくとも一部は、前記撥水部から露出している。接触部の第2面は、本体部に固定される第1面と反対側の面であるため、本体部から露出している部分である。従って、接触部の第2面は、着用者が触れ易い部分である。着用者が触れ易い部分を撥水部で覆うことで、着用者が、接触部に触れることを抑制でき、検査精度を向上できる。一方で、第1面と第2面とをつなぐ第3面は、着用者が触れ難い部分である。着用者が触れ難い部分を撥水部から露出させることで、対象成分を接触部に触れさせることができ、検査を行うことができる。
好ましい一態様によれば、前記検査部は、前記包装シートの一部である。前記包装シートは、前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部と、前記排泄物に含まれる対象成分に応じて前記着用者の健康状態を表示する表示部と、を有する。前記接触部及び前記表示部は、前記包装体の開封前において露出しておらず、かつ、前記包装体の開封により露出する。接触部及び表示部は、包装体の開封前において露出しておらず、かつ包装体の開封により露出するため、接触部及び表示部が、検査前に他のものに接触することを抑制でき、検査精度を向上できる。
(2)包装体の概略構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る包装体の概略構成を説明するなお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、第1実施形態に係る包装体1の斜視図である。図2は、第1実施形態に係る検査部30の拡大斜視図である。図3は、図1に示すA−A線に沿った検査部の断面図であり、検査部の使用状態を説明するための図である。
図1に示すように、包装体1は、互いに直交する長手方向X、幅方向Y、厚さ方向Zを有してよい。長手方向Xは、包装体1(後述する包装シート20)の長さを規定する方向であってよい。幅方向Yは、包装体1(包装シート20))の幅を規定する方向であってよい。厚さ方向Zは、包装体1(包装シート20)の厚さを規定する方向であってよい。
図1に示すように、包装体1は、吸収性物品10と、包装シート20と、検査部30とを有する。
吸収性物品10は、着用者の排泄物を吸収可能な物品である。吸収性物品10は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド、糞便パッドのような吸収性物品であってよい。吸収性物品は、下着のような着用物品の内側に取り付けられて使用される物品であってよい。本実施の形態の吸収性物品10は、生理用ナプキンである。
包装シート20は、吸収性物品10を個別に包装するシートである。吸収性物品10の使用時に包装シート20が外されることにより、吸収性物品10が露出し、使用可能となる。
包装シート20は、例えば、不織布、織布、有孔プラスチックシート、メッシュシート等、任意のシート状の材料から構成されてよい。織布や不織布の素材としては、天然繊維、化学繊維のいずれも使用できる。
図1に示すように、包装シート20は、包装シート20の長手方向Xの端縁である第1端縁21eと第2端縁22eとを有してよい(図11の下図参照)。吸収性物品10が個別に包装された包装状態において、第1端縁21eは、包装体1の外側に位置する端縁であってよく、第2端縁22eは、包装体1の内側に位置する端縁であってよい。なお、包装体1の内側とは、包装状態の包装体1における厚さ方向Zの内側である。
図1に示すように、包装シート20は、吸収性物品10が個別に包装された包装状態において、第1端縁21eを有する第1シート部分21と、第2端縁22eを有する第2シート部分22とを有してよい。第1シート部分21は、包装体1の外側に位置してよく、第2シート部分22の一部は、包装体1の内側に位置してよい。従って、第2シート部分22の一部は、第1シート部分21により厚さ方向Zにおいて覆われてよい。
検査部30は、着用者の健康状態を検査するためのものである。検査部30は、着用者の排泄物に含まれる対象成分に応じて着用者の健康状態を表示する。本実施の形態では、検査部30は、包装シート20と固定されている。従って、包装シート20と検査部30とは別体であることに留意すべきである。
ここで、着用者は、吸収性物品10を使用後に身体から外して、吸収性物品10を交換する。吸収性物品10を交換する際に、着用者は、新しい吸収性物品10を包装シート20から外して使用する。外された包装シート20には、検査部30が当該包装シート20と固定されているため、身体から外した吸収性物品10に付着した排泄物に対して当該検査部30を用いることができる。着用者は、検査部30を別途携帯する必要はないため、健康状態を手軽に検査できる。
検査部30は、着用者の健康状態を指示薬により表示する。より詳細には、検査部30が有する反応部40において、着用者の健康状態を指示薬により表示する。本実施の形態では、健康状態を検査するために、例えば、イムノクロマト法、又は試験紙法を用いることができる。
イムノクロマト法は、抗体を含む標識粒子が敷き詰められた部材(例えば、セルロース膜)上に、排泄物(例えば、血液など)を滴下することで行われる。排泄物中に、検査対象となる対象成分(抗原)が含まれている場合、当該対象成分と抗体とが抗原抗体反応を起こして複合体を形成する。形成された複合体は、毛細管現象によって膜上を移動する。複合体の移動先には、別種の抗体(指示薬)が線状に配置されている。複合体が、別種の抗体と結合して呈色する。呈色(色の変化)の有無により着用者の健康状態が示される。着用者は、呈色の有無を目視により判定することで健康状態を確認することができる。
試験紙法は、検査部30に含まれる指示薬が、排泄物に含まれる対象成分と反応することにより呈色する。呈色(指示薬の色の変化)の有無により着用者の健康状態が示される。着用者は、指示薬による呈色(指示薬の色の変化)を目視により判定することで健康状態を確認することができる。
排泄物は、例えば、血液、尿、大便、汗などが挙げられる。健康状態を示す項目は、例えば、体調関連(pH、鉄欠乏性貧血、腎機能、心筋梗塞、炎症・感染症、栄養状態評価など)、妊娠関連(生理周期予測、排卵予測など)、精神関連(鬱傾向、薬物など)が挙げられる。検査対象となる対象成分は、例えば、尿中老廃物(尿比重)、白血球、水素イオン(pH)、蛋白質、ブドウ糖、ケトン体、ウロビリノーゲン、ビリルビン、尿潜血、亜硝酸塩、ステロイド、ペプチド、芳香族化合物、FSH(卵胞刺激ホルモン)、BUN(Urea nitorogen)、AlB(Albumin)、LPS(リポ多糖)、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)、LH(黄体刺激ホルモン)、U−ALB、CRP(C−リアクディブ・プロテイン)、ミオグロビン、CK−MB、トロポニンI、トロポニンT、ヘモグロビン、ストレップA、HBs抗体、HIV抗体、TP抗体、ロタウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、DNA、O−157、コカイン、マリファナ、モルヒネなどが一例として挙げられる。
反応部40(検査部30)は、接触部42を有する。接触部42は、健康状態を表示させるために排泄物を接触させる部分である。反応部40(検査部30)は、後述するように、表示部44を有してよい。表示部44は、排泄物に含まれる対象成分に応じて着用者の健康状態を指示薬により表示する部分である。
例えば、イムノクロマト法では、接触部42は、抗体を含む標識粒子が配置されている領域を少なくとも含む。排泄物が接触部42に触れることで、排泄物に含まれる対象成分(抗原)と抗体とが抗原抗体反応を起こして複合体を形成する。表示部44は、複合体と結合して呈色する指示薬(別種の抗体)が配置されている領域を少なくとも含む。従って、イムノクロマト法が用いられる場合、接触部42と表示部44とは異なる位置に配置されている。一方、試験紙法では、接触部42は、指示薬が配置されている領域を少なくとも含む。接触部42に含まれる指示薬が対象成分と反応して呈色するため、接触部42と表示部44とが同じ位置に配置されている。従って、この場合、接触部42と表示部44とは、同一のものである。
以上のように、試験紙法が用いられる場合、接触部42、すなわち、表示部44は、着用者の健康状態を表示するための指示薬を含む。イムノクロマト法が用いられる場合、接触部42は、標識粒子を含み、表示部44は、着用者の健康状態を表示するための指示薬を含む。なお、接触部42は、排泄物(対象成分)を表示部44へ誘導させるためにのみ設けられている場合、指示薬を含まなくてよい。
なお、指示薬は、対象成分又は対象成分を由来とする成分(例えば、複合体)と反応することにより呈色する化学物質(無機物、有機物)である。
検査部30は、指示薬を保持できる部材であればよい。本実施の形態では、検査部30は、包装シート20に固定可能な部材であればよい。検査部30は、例えば、紙、不織布、織布、樹脂フィルムなどのいずれかの材料により構成されてよい。
検査部30は、反応部40を支持する本体部32を有してよい。本体部32上に反応部40が固定されてよい。すなわち、本体部32上に反応部40は設けられてよい。検査部30は、包装体1を開封するために包装シートから剥がされるリードテープであってよい。より詳細には、本体部32がリードテープとしての機能を有する。リードテープを検査部30として用いるため、検査部30として新たな部材を包装体1へ追加せずに済む。これにより、包装体1が検査部30を有していても、包装体1の生産効率を低減せずに済む。
なお、検査部30(リードテープ)は、粘着部(不図示)により包装シート20に固定されている。
図1及び図2に示すように、接触部42(反応部40)は、厚さ方向Zにおいて包装シート20と重なってよい。より詳細には、接触部42が厚さ方向Zにおいて包装シート20と重なる領域において、検査部30は、包装シート20と固定されてよい。これにより、図3に示すように、着用者は、接触部42が配置されている面と反対側の包装シート20の面から排泄物Eへ、検査部30(接触部42)を接触させることができる。この場合、着用者の指が排泄物Eに触れることなく、接触部42へ排泄物Eを接触させることができる。このため、着用者は、衛生的に健康状態を検査することができる。また、着用者の指が接触部42へ触れないため、排泄物E以外の対象成分(具体的には、指に付着している対象成分)に指示薬が反応せず、検査精度を向上できる。
図1及び図2に示されるように、検査部30は、包装シート20(すなわち、第1シート部分21)の第1端縁21eを跨ぐように配置されてよい。従って、検査部30は、第1シート部分21と第2シート部分22とに跨がって配置されてよい。また、検査部30(本体部32)は、包装シート20に固定されている固定部32aと、包装体1が開封された開封状態において包装シート20の外側へ第1端縁21eから延出する延出部32bとを有してよい(図3参照)。包装状態では、固定部32aが、第1シート部分21上に配置され、延出部32bが第2シート部分22上に配置されてよい。本実施の形態では、検査部30は、固定部32aにおいて反応部40(接触部42)を有する。
ここで、検査部30が、リードテープである場合、着用者は、延出部32bを把持して、包装体1を開封することがある。従って、固定部32aに反応部40が存在することにより、着用者の指が接触部42へ触れ難くなる。着用者の指が接触部42へ触れないことにより、排泄物E以外の対象成分(具体的には、指に付着している対象成分)に指示薬が反応せず、検査精度を向上できる。
なお、本体部32は、長手方向Xにおける本体部32の端部が折り返されている折り返し部34を有してよい。これにより、着用者は、折り返し部34を把持することにより、リードテープ(検査部30)を剥離し易くできる。
次に、第2実施形態に係る包装体1について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、第2実施形態に係る検査部30の断面図である。図5は、第2実施形態に係る検査部30の使用状態を説明するための断面図である。なお、上述の実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
第2実施形態では、接触部42(反応部40)は、延出部32bに配置されている。この場合、図5に示すように、延出部32bは包装シート20の外側へ延出しているため、着用者は、包装シート20を把持した状態で、延出部32bに配置されている接触部42を排泄物Eに接触させることができる。これにより、着用者の指が、排泄物Eからある程度の距離を保つことができる。このため、着用者は、排泄物E及び接触部42に触れることなく、接触部42へ排泄物Eを接触させることができる。従って、着用者は、衛生的に健康状態を検査することができる。
次に、第3実施形態に係る包装体1について、図6を用いて説明する。図6は、第3実施形態に係る検査部30の使用状態を説明するための図である。なお、上述の各実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
図6に示すように、検査部30(反応部40)は、表示部44を有する。表示部44は、厚さ方向Zにおいて、本体部32と包装シート20との間に配置されている。すなわち、表示部44の一方の主面である第1面44aは、本体部32に覆われており、表示部44の他方の主面である第2面44bは、包装シート20(第1シート部分21)に覆われている。従って、表示部44は、露出していない。これにより、着用者が意図せずに表示部44に触れそうになったとしても、本体部32又は包装シート20に覆われている部分に触れることで、着用者が、指示薬に直接触れることを抑制できる。これにより、指示薬が肌にダメージを与え得るものであっても、着用者の安全性を高めることができる。
また、表示部44が、本体部32及び包装シート20に覆われている状態で、健康状態を示す指示薬による呈色を視認可能であってよい。これにより、表示部44が本体部32及び包装シート20に覆われていても、着用者は、指示薬による呈色を視認可能である。従って、着用者の安全性を高めつつ、表示部44が示す健康状態を容易に把握することができる。
例えば、本体部32は、透過性又は半透過性を有し、着用者は、本体部32を介して呈色を視認可能であってよい。本体部32は、無色透明であってよい。これにより、呈色を視認し易くなる。また、包装シート20は、透過性又は半透過性を有し、着用者は、包装シート20を介して呈色を視認可能であってよい。包装シート20は、無色透明であってよい。これにより、呈色を視認し易くなる。
なお、本発明における「視認可能」とは、昼白色(色温度目安 4600〜5400 K(ケルビン))で明るく照明された室内(目安:500〜750 lx(ルクス))で約30〜50cmの距離で、良好な視力(1.0以上)を両眼に有する被験者が対象物を見たときに視認できる事を意味している。
なお、本実施の形態では、第1面44aは、本体部32に固定されている面であり、第2面44bは、包装シート20に固定されている面である。第1面44a側から指示薬による呈色を視認可能であってよい。第1面44a側の表示部44は、第2面44b側の表示部44よりも指示薬を多く含んでいてもよい。従って、第1面44a側の方が第2面44b側の方よりも指示薬による呈色を視認し易くてよい。指示薬による呈色を第1面44a側でのみ視認可能であってよい。これにより、図6に示すように、着用者は、排泄物Eを付ける面と反対側(本体部32側)の面から呈色を視認できるため、排泄物Eの付着による視認の阻害を抑制できる。これにより、呈色をより正確に確認できる。
また、第2面44b側から指示薬による呈色を視認可能であってよい。第2面44b側の表示部44は、第1面44a側の表示部44よりも指示薬を多く含んでいてもよい。従って、第2面44b側の方が第1面44a側の方よりも指示薬による呈色を視認し易くてよい。指示薬による呈色を第2面44b側でのみ視認可能であってよい。これにより、露出している本体部32が汚れたとしても、包装状態において露出していない第2面44b側から呈色を視認できるため、呈色をより正確に確認できる。
なお、図6に示すように、接触部42の少なくとも一部は、排泄物Eに接触させやすくするために、開封状態において、包装シート20の第1端縁21eから露出してよい。
本体部32及び包装シート20の少なくとも一方は、後述する撥水部50と同様に、撥水性を有してよい。
次に、第4実施形態に係る包装体1について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、第4実施形態に係る検査部30の斜視図である。図8は、図7に示すB−B線に沿った断面図である。なお、上述の各実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
図7及び図8に示すように、検査部30は、接触部42と表示部44とを有する。接触部42の一部は、撥水部50に覆われている。
着用者が意図せずに接触部42に触れそうになったとしても、撥水性を有する撥水部50に覆われている部分に触れることで、着用者の指などについた対象成分が、接触部42に直接触れることを抑制できる。これにより、検査対象となる排泄物以外から、対称成分が接触部42に触れることを抑制でき、検査精度を向上できる。
本実施の形態では、検査部30は、反応部40(接触部42と表示部44)が固定されている本体部32を有する。図8に示すように、接触部42は、第1面42aと第2面42bと、第3面42cと、を有してよい。第1面42aは、本体部32に固定される面である。第2面42bは、第1面42aと反対側の面である。第3面42cは、第1面42aと第2面42bとをつなぐ面である。
第2面42bは撥水部50により覆われている。第3面42cの少なくとも一部は、撥水部50から露出している。例えば、撥水スプレー、コーティング装置などにより、接触部42の一部に撥水剤を付着(塗布)する撥水加工することにより、撥水部50が設けられてよい。検査部30の本体部32を構成する部材を、撥水剤に含浸してもよい。撥水剤を付着させたくない部分(例えば、接触部42(の一部))は、マスキングテープ等により覆っていてよい。反応部40(接触部42)の一部を撥水部50により覆った後にマスキングテープ等を剥がすことにより、接触部42を露出させてよい。第2面42bは、撥水性を有する部材により覆われてよい。
撥水剤は、シリコン系撥水剤でもよく、フッ素系撥水剤でもよい。撥水剤(撥水部50)は、変色し難いものであることが好ましい。撥水剤(撥水部50)は、透過性又は半透過性を有するものであってよい。撥水剤(撥水部50)は、表示部44を覆う場合には、呈色を視認し易くするために、無色透明であるものを用いてよい。
接触部42の第2面42bは、本体部32に固定される第1面42aと反対側の面であるため、本体部32から露出している部分である。従って、接触部42の第2面42bは、着用者が触れ易い部分である。着用者が触れ易い部分を撥水部50で覆うことで、着用者が、接触部42に触れることを抑制でき、検査精度を向上できる。一方で、第1面42aと第2面42bとをつなぐ第3面42cは、着用者が触れ難い部分である。着用者が触れ難い部分を撥水部50から露出させることで、対象成分を接触部42に触れさせることができ、検査を行うことができる。
本実施の形態では、第3面42cの露出面は、本体部32の幅方向の外側縁側に位置してよい。第3面42cが撥水部50に覆われている非露出面は、本体部32の長手方向の端部側に位置してよい。
なお、表示部44も、接触部42と同様に、第1面44aと、第2面44bと、第3面44cと、を有してよい。これにより、着用者が、表示部44に含まれる指示薬に直接触れることを抑制できる。これにより、指示薬が肌にダメージを与え得るものであっても、着用者の安全性を高めることができる。また、表示部44が、撥水部50に覆われている状態で、健康状態を示す指示薬による呈色を視認可能であってよい。これにより、表示部44が撥水部50に覆われていても、着用者は、指示薬による呈色を視認可能である。従って、着用者の安全性を高めつつ、表示部44が示す健康状態を容易に把握することができる。
次に、第5実施形態に係る包装体1について、図9を用いて説明する。図9は、第5実施形態に係る検査部30の斜視図である。なお、上述の各実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
図9に示すように、第3面42cの露出面は、本体部32の幅方向Yの外側縁側だけでなく、本体部32の長手方向Xの端部側にも位置してよい。これにより、第3面42cの露出面積が増加するため、より短時間で検査を行うことができる。一方で、第2面42bは、撥水部50に覆われているため、着用者が、接触部42に触れることを抑制でき、検査精度を向上できる。
次に、第6実施形態に係る包装体1について、図10を用いて説明する。図10は、第6実施形態に係る検査部30の斜視図である。なお、上述の各実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
図10に示すように、第3面42cの露出面は、本体部32の長手方向Xの端部側に位置してよい。一方で、第3面42cが撥水部50に覆われている非露出面は、本体部32の幅方向Yの外側縁側に位置してよい。これにより、着用者が、検査部30(本体部32)の幅方向Yの外側縁を把持したとしても、着用者が、接触部42に触れることを抑制できるため、検査精度を向上できる。
本体部32の長手方向Xの中心側に位置する反応部40の長手方向Xの端部は、撥水部50により覆われてもよく、覆われてなくてもよい。
次に、第7実施形態に係る包装体1について、図11を用いて説明する。図11は、第7実施形態に係る包装体1の斜視図である。図11の上図は、包装体1が開封される前の状態を示し、図11の下図は、包装体1が開封された状態を示す。なお、上述の各実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
上述の実施形態では、検査部30は、包装シート20と固定されていた。本実施の形態では、検査部30は、包装シート20の一部である。従って、包装シート20が、反応部40(接触部42及び表示部44)を有する。
図11の上図に示すように、反応部40(接触部42及び表示部44)は、包装体1の開封前において、露出していない。一方で、図11の下図に示すように、反応部40は、包装体1の開封により露出する。これにより、反応部40が、検査前において他のものに接触することを抑制でき、検査精度を向上できる。また、検査前において指示薬が他のものに触れにくくなり、指示薬が他のものに付着し難くすることができる。従って、着用者の安全性を高めることができる。
図11に示すように、包装シート20上に反応部40(検査部30)が設けられてもよい。従って、検査部30が、包装シート20の一部となっている。本実施の形態では、検査部30は、第1シート部分21の一部となってよい。開封前(包装状態)において第1シート部分21の露出していない面に検査部30が配置されてよい。
反応部40は、開封前において、包装シート20(すなわち、第1シート部分21と第2シート部分22と)の間に挟まれるように配置されていてよい。これにより、吸収性物品10に指示薬が付着することを抑制でき、着用者の安全性を高めることができる。
なお、検査部30を包装シート20(本実施の形態では、第1シート部分21)の一部とするため、着用者の健康状態を表示するための指示薬を包装シート20に塗布してもよく、指示薬を構成する溶液に包装シート20を含浸してもよい。
次に、第8実施形態に係る包装体1について、図12を用いて説明する。図12は、第8実施形態に係る包装体1の斜視図である。図12は、包装体1が開封された状態を示す。なお、上述の各実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
図12に示すように、包装シート20には、包装シート20の一部を検査部30とするためのミシン目25が形成されてもよい。着用者は、ミシン目25を切断することにより、検査部30を取得できてもよい。
反応部40は、吸収性物品10に対向せずに、包装シート20に対向するように配置されてもよい。本実施の形態では、検査部30は、第2シート部分22の一部となってよい。開封前(包装状態)において第2シート部分22の露出していない面に検査部30が配置されてよい。開封前において第1シート部分21の露出していない面に対向するように、検査部30が配置されてよい。これにより、吸収性物品10に指示薬が付着することを抑制でき、着用者の安全性を高めることができる。
なお、図12(及び図11)では、包装体1は、リードテープを有しているが、包装体1は、リードテープを有さなくてよい。第1シート部分21の第1端縁21eを含む長手方向Xの端部は、例えば、接着剤又はヒートシールなどにより接合されてよい。これにより、包装体1の開封口は、封止されてよい。
(3)その他実施形態
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
上述において、反応部40(接触部42及び/又は表示部44)の一部が撥水部50により覆われていたが、これに限られない。反応部40は、例えば、着用者の指が、接触部42に触れたり、指示薬に触れたりすることを抑制できる部材であればよく、撥水性を有さない他の部材により覆われていてもよい。
上述の第1から第6実施形態では、検査部30がリードテープとしての機能を有していたがこれに限られない。検査部30は、リードテープと異なるものであってよい。検査部30は、包装シート20(すなわち、第1シート部分21)の第1端縁21eを跨がないように配置されてよい。例えば、検査部30は、厚さ方向Zにおいて、包装シート20の一方側に露出している第1シート部分21上のみに配置(固定)されてよい。これにより、着用者は、包装体1を開封する前に、検査部30を容易に把握することができる。
また、例えば、検査部30は、包装シート20と別の部材である場合であっても、第7実施形態と同様に、包装状態において、検査部30は、第1シート部分21の露出していない面上に配置(固定)されてよい。第8実施形態と同様に、包装状態において、検査部30は、第1シート部分21の露出していない面に対向するように、第2シート部分22の露出していない面に配置(固定)されてよい。これにより、検査前において指示薬が他のものに触れにくくなり、指示薬が他のものに付着し難くすることができる。従って、着用者の安全性を高めることができる。また、検査部30も汚れが付着し難くなり、検査精度を向上できる。
上述では、検査部30は、直線状の板状であった。本実施形態では、検査部30は、例えば、1以上の折り目を有してよい。従って、検査部30は、例えば、2つ折り又は3つ折りの形状であってよい。検査部30は、Z型に折り畳まれた部材により構成されてよい。これにより、検査部30をコンパクトな状態で、包装シート20へ固定することができる。
また、検査部30は、反応部40が露出しないように折られた状態で、包装シート20に固定されてよい。これにより、使用前に排泄物E以外のものが、接触部42に触れることを抑制でき、検査精度を向上できる。また、検査部材が折られている場合、使用前において、折られた検査部材を伸ばす(広げる)ことができる。これにより、着用者が検査部30を把持する位置を、排泄物Eから遠ざけた状態で、検査部30を排泄物Eに接触させることができる。着用者に排泄物Eが付着し難くなり、着用者は、衛生的に健康状態を検査することができる。
また、検査部30は、粘着部を有する後処理テープ用のテープ部材が反応部40を有することにより構成されてよい。後処理テープ用のテープ部材としての検査部30が有する粘着部により、使用後の吸収性物品を、肌当接面が露出しないように丸めた状態で固定してよい。当該テープ部材としての検査部30を用いることで、吸収性物品を衛生的に処分することができる。このように、着用者は、健康状態を検査した後に、検査部30を後処理テープ用のテープ部材として使用することができ、検査部30を有効活用できる。なお、後処理テープ用のテープ部材は、上述のようにZ型に折り畳まれた形状であってよい。
なお、着用者は、表示部44の呈色を示す呈色情報(画像情報及び/又は映像情報)をネットワーク(管理サーバ)へ送ることで、検査情報を取得してもよい。例えば、着用者は、排泄物Eへ付着させることにより呈色した検査部30(表示部44)を、例えば、着用者(ユーザ)が所有する通信装置に内蔵されたカメラにより撮影することで呈色情報を取得してもよい。着用者は、呈色情報を通信装置を介して管理サーバへ送ることができる。着用者は、呈色情報と共に着用者の情報を示すユーザ情報を送ってもよい。ユーザ情報は、例えば、ユーザの識別子、通信装置の識別子、排泄物の種類を示す情報、吸収性物品10(検査部30)の種類を示す情報、対象成分を特定する情報などの少なくともいずれかである。
また、着用者は、検査部30を、指示薬による呈色反応を検知可能である収容装置へ収容してよい。収容装置は、呈色反応を検知するために、可視光を表示部44へ照射してよい。収容装置は、可視光と異なる特殊な波長を有する特殊光(例えば、可視光よりも短い波長を有する紫外線)を照射することで指示薬による呈色を確認できる検査部30に対して、当該特殊な波長を有する光を表示部44へ照射してよい。収容装置は、収容装置内において、可視光又は特殊光を照射しながら撮影することで呈色情報を取得してもよい。このように、収容装置内で、光を照射しながら表示部44を撮影することで、周囲の環境の影響を受けずに、正確に呈色を確認することができる。
収容装置は、表示部44を撮影することにより取得した呈色情報をネットワーク(管理サーバ)へ送ってもよい。この場合、収容装置は、ユーザ情報として、収容装置の識別子を含めてもよい。また、収容装置は、取得した呈色情報を着用者が所有する通信装置へ送ってもよい。着用者は、呈色情報により示される表示部44を通信装置へ表示することによって、呈色の有無を判定してもよい。これにより、着用者は、より正確に健康状態を確認できる。なお、着用者は、上述と同様に、収容装置から取得した呈色情報を通信装置を介してネットワークへ送ってもよい。
管理サーバは、呈色情報(及びユーザ情報)に基づいて、着用者(ユーザ)の健康状態を判定することができる。管理サーバは、判定結果を示す情報を呈色情報の送信元である通信装置へ送信してもよい。管理サーバは、判定結果を示す判定情報と共に、判定結果に基づくアドバイスを示すアドバイス情報を当該通信装置へ送信してもよい。管理サーバは、収容装置から呈色情報を受け取った場合であっても、収容装置の識別子と関連付けられている通信装置の識別子(ユーザの識別子)に基づいて、関連付けられている通信装置(すなわち、ユーザが所有する通信装置)へ判定情報(及びアドバイス情報)を送信してもよい。 通信装置は、通信装置により受信した判定情報に基づいて、判定結果を表示してよい。これにより、着用者は、表示された判定結果によって健康状態を把握することができる。着用者は、着用者自身の判定によるものではなく、客観的な判定結果を取得できる。また、通信装置は、アドバイス情報を受信した場合には、アドバイスを表示してよい。これにより、着用者は、アドバイスを把握することができる。
通信装置は、上述した各種の処理を実行するためのプログラムを有する。通信装置は、プログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサを有する。プログラムは、ネットワーク(例えば、管理サーバ)から取得可能であってよい。
上述において、各実施形態は、適宜組み合わされてよい。
1 :包装体
10 :吸収性物品
20 :包装シート
21 :第1シート部分
21e :第1端縁
22 :第2シート部分
22e :第2端縁
25 :ミシン目
30 :検査部
32 :本体部
32a :固定部
32b :延出部
34 :折り返し部
40 :反応部
42 :接触部
42a :第1面
42b :第2面
42c :第3面
44 :表示部
44a :第1面
44b :第2面
44c :第3面
50 :撥水部
E :排泄物

Claims (9)

  1. 包装体であって、
    吸収性物品と、
    前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、
    着用者の健康状態を検査するための検査部と、を有し、
    前記検査部は、着用者の排泄物に含まれる対象成分に応じて前記着用者の健康状態を表示し、
    前記検査部は、前記包装シートと固定されている又は前記包装シートの一部である、包装体。
  2. 前記検査部は、前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部を有し、
    前記接触部は、前記包装シートと厚さ方向で重なっている請求項1に記載の包装体。
  3. 前記検査部は、前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部を有し、
    前記検査部は、前記包装シートの端縁を跨ぐように配置されており、
    前記検査部は、前記包装体が開封された状態において前記包装シートの外側へ前記端縁から延出する延出部を有し、
    前記接触部は、前記延出部に配置されている請求項1又は2に記載の包装体。
  4. 前記検査部は、前記包装体を開封するために前記包装シートから剥がされるリードテープである請求項1から3のいずれか1項に記載の包装体。
  5. 前記検査部は、指示薬を含み、かつ前記排泄物に含まれる対象成分に応じて前記着用者の健康状態を前記指示薬により表示する表示部を有し、
    前記表示部の少なくとも一部は、撥水性を有する撥水部に覆われている請求項1から4のいずれか1項に記載の包装体。
  6. 前記表示部が前記撥水部に覆われている状態で、前記健康状態を示す前記指示薬による呈色を視認可能である請求項5に記載の包装体。
  7. 前記検査部は、前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部を有し、
    前記接触部の一部は、撥水性を有する撥水部に覆われている請求項1から6のいずれか1項に記載の包装体。
  8. 前記検査部は、前記接触部が固定されている本体部を有し、
    前記接触部は、前記本体部に固定される第1面と、前記第1面と反対側の面である第2面と、前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面と、を有し、
    前記第2面は、前記撥水部により覆われており、前記第3面の少なくとも一部は、前記撥水部から露出している請求項7に記載の包装体。
  9. 前記検査部は、前記包装シートの一部であり、
    前記包装シートは、
    前記健康状態を表示させるために前記排泄物を接触させる接触部と、
    前記排泄物に含まれる対象成分に応じて前記着用者の健康状態を表示する表示部と、を有し、
    前記接触部及び前記表示部は、前記包装体の開封前において露出しておらず、かつ、前記包装体の開封により露出する請求項1に記載の包装体。
JP2018125605A 2018-06-29 2018-06-29 包装体 Active JP6920252B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018125605A JP6920252B2 (ja) 2018-06-29 2018-06-29 包装体
CN201980042377.4A CN112334102B (zh) 2018-06-29 2019-06-20 吸收性物品和包装体
PCT/JP2019/024485 WO2020004218A1 (ja) 2018-06-29 2019-06-20 吸収性物品、及び包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018125605A JP6920252B2 (ja) 2018-06-29 2018-06-29 包装体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020003434A true JP2020003434A (ja) 2020-01-09
JP2020003434A5 JP2020003434A5 (ja) 2020-03-12
JP6920252B2 JP6920252B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=69099806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018125605A Active JP6920252B2 (ja) 2018-06-29 2018-06-29 包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6920252B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501216A (ja) * 1999-06-11 2003-01-14 エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 活性添加剤を含有する吸収物品及び吸収物品における視覚インディケータの使用
JP3158384U (ja) * 2009-11-04 2010-04-02 安男 坂本 検査試薬付紙おむつ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501216A (ja) * 1999-06-11 2003-01-14 エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 活性添加剤を含有する吸収物品及び吸収物品における視覚インディケータの使用
JP3158384U (ja) * 2009-11-04 2010-04-02 安男 坂本 検査試薬付紙おむつ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6920252B2 (ja) 2021-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2870635C (en) Device for performing a diagnostic test and methods for use thereof
AU2009228014B2 (en) Cotton thread as a low-cost multi-assay diagnostic platform
ES2436154T3 (es) Aparato para pruebas por contacto de flujo lateral
CA2812297C (en) Improved electronic analyte assaying device
JP3553045B2 (ja) バイオセンサ
ITTO980115A1 (it) Dispositivo d'analisi.
US9330580B2 (en) Assay wick with analyte fluid sufficiency indicator
JP2020534521A (ja) 危険汚染物質の試験における高ダイナミックレンジの分析器
EP3443345B1 (en) On-diaper body fluid screening device
CN103212454B (zh) 具有可控样品大小的测定装置
CA3182589A1 (en) Diagnostic test device with improved use and visual detection of an analog test result
JP2022176280A (ja) 吸収性物品
JPH11316224A (ja) 免疫測定装置
CN112512471B (zh) 吸收性物品
CA2906397C (en) Diagnostic test device with audible feedback
JP6920252B2 (ja) 包装体
JP6905959B2 (ja) 吸収性物品
WO2020004218A1 (ja) 吸収性物品、及び包装体
JP6794344B2 (ja) 採血用絆創膏
JP7064992B2 (ja) 吸収性物品
JP2024018954A (ja) 吸収性物品
JP2016521364A (ja) 試験デバイスのためのサンプリング部
JPH1151937A (ja) 検査用デバイス
JPH1096728A (ja) 検査用デバイス
WO2024084726A1 (ja) おりもの用テストストリップを有する吸収性物品、及び、吸収性物品で用いるためのおりもの用テストストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200128

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20200716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6920252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250