JP2020003231A - レゾルバ - Google Patents

レゾルバ Download PDF

Info

Publication number
JP2020003231A
JP2020003231A JP2018120171A JP2018120171A JP2020003231A JP 2020003231 A JP2020003231 A JP 2020003231A JP 2018120171 A JP2018120171 A JP 2018120171A JP 2018120171 A JP2018120171 A JP 2018120171A JP 2020003231 A JP2020003231 A JP 2020003231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
resolver
electric wire
excitation
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018120171A
Other languages
English (en)
Inventor
正章 井川
Masaaki Igawa
正章 井川
山本 繁
Shigeru Yamamoto
繁 山本
康之 ▲高▼森
康之 ▲高▼森
Yasuyuki Takamori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mabuchi Motor Co Ltd
Original Assignee
Mabuchi Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mabuchi Motor Co Ltd filed Critical Mabuchi Motor Co Ltd
Priority to JP2018120171A priority Critical patent/JP2020003231A/ja
Publication of JP2020003231A publication Critical patent/JP2020003231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】第1コイル及び第2コイルの一方が他方に対して径方向に相対的にズレても、第1コイル及び第2コイルの一方で発生した磁界を他方で確実に検出するレゾルバを提供する。【解決手段】レゾルバ6は、第1電線35Aが螺旋状に配置されて構成された第1コイルと、第2電線48Aが螺旋状に配置されて構成され、第1コイルに対して軸線方向に対向し、第1コイルに対して軸線周りに相対的に回転可能な第2コイルと、を備え、第1電線及び第2電線の一方の少なくとも一部である第1部分48aAは、第1部分を通る径方向Xにおいて、第1電線及び第2電線の他方の少なくとも一部である第2部分35aAよりも幅が狭く、第2部分の一方側の端と他方側の端との範囲内に配置されている。【選択図】図7

Description

本発明は、レゾルバに関する。
従来、例えばモータ等のステータに対するロータの軸線周りの配置角度を検出するのにレゾルバが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のレゾルバでは、励磁相パターン(第1コイル)と検出相パターン(第2コイル)とが軸線方向に対向するように配置されている。
特開平11−325964号公報
しかしながら、検出相パターンが励磁相パターンに対して径方向に相対的にズレると、励磁相パターンで発生した磁界が検出相パターンで検出しにくいという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、第1コイル及び第2コイルの一方が他方に対して径方向に相対的にズレても、第1コイル及び第2コイルの一方で発生した磁界を他方で確実に検出するレゾルバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のレゾルバは、第1電線が螺旋状に配置されて構成された第1コイルと、第2電線が螺旋状に配置されて構成され、前記第1コイルに対して軸線方向に対向し、前記第1コイルに対して前記軸線周りに相対的に回転可能な第2コイルと、を備え、前記第1電線及び前記第2電線の一方の少なくとも一部である第1部分は、前記第1部分を通る径方向において、前記第1電線及び前記第2電線の他方の少なくとも一部である第2部分よりも幅が狭く、前記第2部分の一方側の端と他方側の端との範囲内に配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、第1部分を通る径方向において、第2部分に対して第1部分が第2部分の一方側の端と他方側の端との範囲内で相対的にズレても、第1部分及び第2部分の一方で発生した磁界は他方で検出しやすい。従って、第1コイル及び第2コイルの一方が他方に対して径方向に相対的にズレても、第1コイル及び第2コイルの一方で発生した磁界を他方で確実に検出することができる。
また、上記のレゾルバにおいて、前記第2部分は、前記径方向において、前記第2部分の一方側の端と他方側の端との範囲内に連続的に配置されていてもよい。
この発明によれば、第1部分を通る径方向において、第2部分に対して第1部分が第2部分の一方側の端と他方側の端との範囲内で相対的にズレても、第1部分に対して軸線方向に対向する位置に第2部分が配置されている。従って、第1コイル及び第2コイルの一方が他方に対して径方向に相対的にズレても、第1コイル及び第2コイルの一方で発生した磁界を他方でより確実に検出することができる。
また、上記のレゾルバにおいて、前記第2部分には、前記第2部分の前記径方向の一方側の端と他方側の端との範囲内に隙間が形成されていてもよい。
この発明によれば、第2部分の径方向の一方側の端と他方側の端との範囲内に配置される第2部分を減らし、より少ない構成で、第1コイル及び第2コイルの一方で発生した磁界を他方で確実に検出することができる。
また、本発明の他のレゾルバは、第1電線が螺旋状に配置されて構成された第1コイルと、第2電線が螺旋状に配置されて構成され、前記第1コイルに軸線方向に対向し、前記第1コイルに対して前記軸線周りに相対的に回転可能な第2コイルと、を備え、前記軸線方向にみたときに、前記第1電線と前記第2電線とは交差していることを特徴としている。
この発明によれば、第1コイル及び第2コイルの一方が他方に対して径方向に所定の範囲内で相対的にズレても、第1電線の一部と第2電線の一部とが軸線方向に対向する。
従って、第1コイル及び第2コイルの一方が他方に対して径方向に相対的にズレても、第1コイル及び第2コイルの一方で発生した磁界を他方で確実に検出することができる。
また、本発明の他のレゾルバは、第1電線が螺旋状に配置されて構成された第1コイルと、第2電線が螺旋状に配置されて構成され、前記第1コイルに軸線方向に対向し、前記第1コイルに対して前記軸線周りに相対的に回転可能な第2コイルと、を備え、前記軸線方向にみたときに、所定の範囲の前記第1電線及び前記第2電線は、互いに蛇行するとともに重なっていることを特徴としている。
この発明によれば、蛇行させることで電線どうしが重なる長さを長くすることができ、所定の範囲のいずれの部分においても、第1電線及び第2電線の一方で発生した磁界はこの一方に対して軸線方向に対向する所定の範囲の第1電線及び第2電線の他方で確実に検出される。従って、レゾルバのSN比を大きくすることができる。
また、上記のレゾルバにおいて、前記第1コイルは、第1励磁信号が入力される第1コイル第1部と、前記第1励磁信号とは電気角がずれた第2励磁信号が入力される第1コイル第2部と、を有してもよい。
この発明によれば、第1コイル第1部及び第1コイル第2部から複数種類の励磁信号を入力することにより、第1コイルに対する第2コイルの軸線O周りの相対的な変化量をより正確に検出することができる。
本発明のレゾルバによれば、第1コイル及び第2コイルの一方が他方に対して径方向に相対的にズレても、第1コイル及び第2コイルの一方で発生した磁界を他方で確実に検出することができる。
本発明の第1実施形態のレゾルバが設けられたブラシレスモータの縦断面図である。 図1のA部拡大図である。 同レゾルバの第1絶縁シート及び第1励磁コイルの平面図である。 同レゾルバの第2絶縁シート及び第2励磁コイルの平面図である。 同レゾルバの絶縁シート及び検出コイルの平面図である。 同レゾルバの第1電線の湾曲部及び第2電線の湾曲部の平面図である。 図6中の切断線B1−B1の断面図である。 従来の電線の幅及び距離等を説明する平面図である。 実施例の電線の幅及び距離等を説明する平面図である。 本発明の第1実施形態の変形例のレゾルバの第1電線の湾曲部及び第2電線の湾曲部の平面図である。 図10中の切断線B2−B2の断面図である。 本発明の第2実施形態のレゾルバにおける第2絶縁シート及び第2励磁コイルの平面図である。 同レゾルバの絶縁シート及び検出コイルの平面図である。 同レゾルバの第1電線の湾曲部及び第2電線の湾曲部の平面図である。 図14中の切断線B4−B4の断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例のレゾルバの第2励磁コイル及び検出コイルの要部の平面図である。 本発明の第2実施形態の変形例のレゾルバの第2励磁コイル及び検出コイルの要部の平面図である。 本発明の第2実施形態の変形例のレゾルバの第2励磁コイル及び検出コイルの要部の平面図である。 図18中の切断線B5−B5の断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例のレゾルバの第2励磁コイル及び検出コイルの要部の平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(ブラシレスモータ)
図1は、本実施形態に係るレゾルバ6が設けられたブラシレスモータ1の軸線O方向に沿う断面図(縦断面図)である。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、略有底筒状のモータケース2と、モータケース2の開口部2aを閉塞する略円板状のブラケット3と、モータケース2内に収納されているモータステータ4と、モータステータ4に対して回転自在に設けられたモータロータ5と、モータロータ5の回転位置を検出するレゾルバ6と、を備えている。
なお、以下の説明では、モータロータ5の回転方向を周方向、軸線O方向及び周方向に直交するモータロータ5の径方向を単に径方向、と称する。
これら周方向、径方向は、レゾルバ6の周方向、径方向とそれぞれ一致する。
モータケース2の周壁2bには、内周面に、モータステータ4の外周面が嵌合固定されている。また、モータケース2の底壁2cには、径方向略中央に、モータステータ4側に向かって突出する軸受ハウジング7が設けられている。この軸受ハウジング7に、モータロータ5の回転軸13の一端13a側(図1における下側)を回転自在に支持するための軸受8が設けられている。
モータステータ4は、円筒状のモータステータコア9を有している。このモータステータコア9の外周面が、モータケース2の周壁2bの内周面に嵌合されている。モータステータコア9は、プレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)を軸線O方向に積層してなる。
モータステータコア9の内周面には、径方向内側に向かって突出する複数のティース10が周方向に並んで形成されている。これらティース10には、コイル10aが巻回されている。各コイル10aの端末部は、制御部を介して外部電源(いずれも不図示)に電気的に接続される。そして、制御部によって、各コイル10aに選択的に電流が供給される。各コイル10aに電流が供給されると、モータステータ4に所望の磁束が形成される。
ブラケット3の径方向略中央には、モータステータ4側に向かって突出する軸受ハウジング11が設けられている。軸受ハウジング11には、モータロータ5の回転軸13の他端13b側(図1における上側)を回転自在に支持するための軸受12が設けられている。
また、ブラケット3には、モータステータ4とは反対側の一面3aに、凹部3bが形成されている。この凹部3bに、レゾルバ6の一方を構成するレゾルバステータ21(図2参照)が固定されている。なお、レゾルバ6の詳細構造については、後述する。
モータロータ5は、両端側が各軸受8,12に回転自在に支持されている回転軸13と、回転軸13のモータステータ4に対応する位置に固定されているモータロータコア14と、を備えている。
モータロータコア14は、円柱状に形成されている。モータロータコア14は、プレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)を軸線O方向に積層してなる。
モータロータ5は、不図示のマグネットを備えている。このマグネットの磁束とモータステータ4に形成される磁束との間で、磁気的な吸引力や反発力が生じ、モータステータ4に対してモータロータ5が周方向に回転する。
なお、モータロータ5は、マグネットを備えなくてもよい。その場合は、モータロータ5は、モータステータ4の磁束との間の磁気的な吸引力で回転する。
また、モータロータコア14の径方向略中央には、軸線O方向に貫通する貫通孔14aが形成されている。この貫通孔14aに回転軸13が、例えば圧入等により固定されている。
回転軸13のブラケット3側の他端13bは、軸受12を介して軸線O方向外側に突出されている。この突出した箇所に、レゾルバ6の他方を構成するレゾルバロータ22(図2参照)が固定されている。
(レゾルバ)
図2は、図1のA部拡大図である。なお、図2以降では、説明を分かりやすくするために、各部の縮尺を適宜変更して示している。
図2に示すように、レゾルバ6は、いわゆるシートコイル型レゾルバである。レゾルバ6は、ブラケット3に固定されている円板状のレゾルバステータ21と、レゾルバステータ21のブラケット3とは反対側に所定間隔をあけて配置され、レゾルバステータ21と軸線O方向で対向する円板状のレゾルバロータ22と、を備えている。
(レゾルバステータ)
図2から図4に示すように、レゾルバステータ21は、レゾルバステータ部23と、レゾルバステータコア24と、複数の絶縁シート(絶縁層)25と、複数の第1励磁コイル(第1コイル第1部)26と、複数の第2励磁コイル(第1コイル第2部)27と、ステータトランスコイル(第1コイル)28と、を備えている。なお、複数の第1励磁コイル26及び複数の第2励磁コイル27で、第1コイル29を構成する。
図2に示すように、レゾルバステータ部23は、円板状に形成されている。レゾルバステータ部23の中央には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。
レゾルバステータ部23は、軸線Oと同軸にブラケット3の凹部3bに接するように配置されている。レゾルバステータ部23は、ブラケット3に固定されている。レゾルバステータ部23の貫通孔内に、回転軸13がレゾルバステータ21に対して回転可能に配置されている。
レゾルバステータ部23における貫通孔の開口周縁部には、ブラケット3とは反対側に向かって円筒部31が突出形成されている。円筒部31の内径は、回転軸13の軸径よりも大きい。このような円筒部31を介し、レゾルバステータ21からレゾルバロータ22側に回転軸13の他端13bが突出されている。
レゾルバステータ部23のレゾルバロータ22との対向面には、円筒部31を避けた大部分に軸線O方向からみて円環状の凹部23aが形成されている。この凹部23aに、レゾルバステータコア24が配置されている。なお、凹部23aはコイル等の位置決めを容易にするために設けており、レゾルバステータ部は平板状であってもよい。
レゾルバステータコア24は磁性材料から成り、凹部23aの形状に対応するように、軸線O方向からみて円環状に形成されている。すなわち、レゾルバステータコア24の径方向略中央には、円筒部31が配置される開口部が形成されている。
図2に示すように、複数の絶縁シート25は、本実施形態では2つの絶縁シート25を備えている。
複数の絶縁シート25は、軸線O方向に積層されている。複数の絶縁シート25は、軸線Oと同軸に、レゾルバステータコア24のレゾルバロータ22側の面に配置されている。以下では、複数の絶縁シート25を区別して言う場合には、レゾルバステータ部23側からレゾルバロータ22側に向かって、第1絶縁シート25A、第2絶縁シート25Bと称する。
図3及び図4に示すように、第1絶縁シート25A及び第2絶縁シート25Bは、レゾルバステータコア24の形状に対応するように、それぞれ平坦な円環状に形成されている。絶縁シート25A,25Bの厚さ(軸線O方向の長さ)は、互いに同等である(図2参照)。絶縁シート25A,25Bには、径方向略中央に、円筒部31が配置可能な開口部30A,30Bがそれぞれ形成されている。なお、図3及び図4は、絶縁シート25A,25Bを軸線O方向における回転軸13の他端13b側から一端13a側に向かってみた図である。
複数の絶縁シート25は、例えばポリイミド樹脂で形成されている。
複数の第1励磁コイル26は、例えばsin励磁コイルであり、図3に示すように、本実施形態では2つの第1励磁コイル26である第1励磁コイル26A及び第1励磁コイル26Bを備えている。
図2に示すように、複数の第1励磁コイル26は、第1絶縁シート25Aと第2絶縁シート25Bとの間に配置されている(図2では、複数の第1励磁コイル26のうち1つのみを示す)。
図3に示すように、第1励磁コイル26Aは、軸線O方向からみて半円状の渦巻きコイルにより形成されている。この例では、第1励磁コイル26Aは、第1電線32Aを、大きい半円状のループの内側に小さい半円状のループが形成されるように、かつ内側のループほど円周角が小さくなるように、2重巻きの螺旋状に配置して構成されている。各ループは、第1電線32Aを径方向に延ばした部分と、第1電線32Aを周方向に延ばした部分と、を互いに接続して構成されている。第1電線32Aは、第1絶縁シート25A上にエッチング等により形成されている。
螺旋状に配置された第1電線32Aの各端部には、第1絶縁シート25Aに形成されたスルーホール33Aがそれぞれ接続されている。
なお、この例では、第1励磁コイル26Aが第1電線32Aを2重巻きの螺旋状に配置したものであるとしたが、第1励磁コイル26Aの構成はこれに限定されず、第1電線32Aを1重巻きの螺旋状、及び3重巻き以上の螺旋状に配置したもの等であるとしてもよい。
第1励磁コイル26Aは、第1電線32Aに所定の向きに電流が流れたときにレゾルバロータ22側が第1極になるように巻かれている。なお、第1極は、第1電線32Aに流れる電流の向きにより、N極及びS極の間で切り替わる。
第1励磁コイル26Bは、第1励磁コイル26Aと同様に形成されているが、第1電線32Bに所定の向きに電流が流れたときにレゾルバロータ22側が、第1極とは反対の第2極になるように巻かれている。第1電線32Bの幅及び第1電線32Aの幅は、互いに同等である。
螺旋状に配置された第1電線32Bの各端部には、第1絶縁シート25Aに形成されたスルーホール33Bがそれぞれ接続されている。
第1励磁コイル26A及び第1励磁コイル26Bは、全体として円環状に形成され、軸線Oと同軸に配置されている。
第1励磁コイル26Aと第1励磁コイル26Bとは、スルーホール33A,33B及び図示しないリード線等を介して互いに電気的に直列に接続されている。第1励磁コイル26A及び第1励磁コイル26Bは、制御部を介して外部電源に電気的に接続される。
複数の第2励磁コイル27は、例えばcos励磁コイルであり、図4に示すように、本実施形態では2つの第2励磁コイル27である第2励磁コイル27A及び第2励磁コイル27Bを備えている。
図2に示すように、複数の第2励磁コイル27は、第2絶縁シート25Bのレゾルバロータ22に対向する面に配置されている(図2では、複数の第2励磁コイル27のうち1つのみを示す)。
図4に示すように、第2励磁コイル27Aは、第1励磁コイル26Aと同様に、第1電線35Aが螺旋状に配置されて構成されている。第1電線35Aの幅は、第1電線32A,32Bの幅よりも広い。第2励磁コイル27Aは、第1電線35Aに所定の向きに電流が流れたときにレゾルバロータ22側が第1極になるように巻かれている。第2励磁コイル27Aは、第1励磁コイル26Aに対して軸線O周りに機械角で90°ずれた位置に配置されている。なお、本実施例は1軸倍角のレゾルバであるが、N軸倍角のレゾルバ(Nは2以上の整数)の場合、90°/Nずれた位置に配置する。
螺旋状に配置された第1電線35Aの各端部には、第2絶縁シート25Bに形成されたスルーホール36Aがそれぞれ接続されている。
第2励磁コイル27Bは、第1励磁コイル26Bと同様に形成されていて、第1電線35Bに所定の向きに電流が流れたときにレゾルバロータ22側が第2極になるように巻かれている。第1電線35Bの幅及び第1電線35Aの幅は、互いに同等である。なお、第1電線32A,32Bの幅を、第1電線35A,35Bの幅と同等に広くしてもよい。
螺旋状に配置された第1電線35Bの各端部には、第2絶縁シート25Bに形成されたスルーホール36Bがそれぞれ接続されている。
第2励磁コイル27A及び第2励磁コイル27Bは、全体として円環状に形成され、軸線Oと同軸に配置されている。
第2励磁コイル27Aと第2励磁コイル27Bとは、スルーホール36A,36B及び図示しないリード線等を介して互いに電気的に直列に接続されている。第2励磁コイル27A及び第2励磁コイル27Bは、制御部を介して外部電源に電気的に接続される。
図2に示すように、ステータトランスコイル28は、第2絶縁シート25Bのレゾルバロータ22に対向する面に配置されている。図4に示すように、ステータトランスコイル28は、第1電線37が螺旋状に配置されて構成されている。ステータトランスコイル28は、軸線Oと同軸に第2励磁コイル27A,27Bの径方向内側に配置されている。
ステータトランスコイル28は、リード線38等を介して制御部に電気的に接続される。
なお、ステータトランスコイル28は、第1絶縁シート25Aと第2絶縁シート25Bとの間に配置されていてもよいし、第2絶縁シート25Bのレゾルバロータ22に対向する面、及び、第1絶縁シート25Aと第2絶縁シート25Bとの間にそれぞれ配置されていてもよい。
(レゾルバロータ)
図2に示すように、レゾルバロータ22は、レゾルバロータ部41と、レゾルバロータコア42と、絶縁シート43と、複数の検出コイル(第2コイル)44と、ロータトランスコイル(第2コイル)45と、を備えている。
レゾルバロータ部41は、円板状に形成されている。レゾルバロータ部41の中央には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔には、回転軸13の他端13b側が圧入等により固定されている。これにより、回転軸13とレゾルバロータ22とが一体となって軸線O周りに回転する。
レゾルバロータ部41のレゾルバステータ21との対向面には、径方向中央の大部分に、凹部41aが形成されている。この凹部41aに、レゾルバロータコア42が配置されている。
レゾルバロータコア42は磁性材料により形成されており、前述のレゾルバステータコア24と同様に形成されている。
図2及び図5に示すように、絶縁シート43は、レゾルバロータコア42の形状に対応するように、それぞれ平坦な円環状に形成されている。なお、図5は、絶縁シート43を軸線O方向における回転軸13の他端13b側から一端13a側に向かってみた図である。
図2に示すように、絶縁シート43は、軸線Oと同軸に、レゾルバロータコア42のレゾルバステータ21側の面に配置されている。図5に示すように、絶縁シート43には、径方向略中央に、回転軸13が配置可能な開口部47が形成されている。
複数の検出コイル44は、2つの検出コイル44である検出コイル44A及び検出コイル44Bを備えている。検出コイル44A,44Bは、半円状に形成されている。
検出コイル44Aは、第1励磁コイル26Aと同様に、第2電線48Aが螺旋状に配置されて構成されている。検出コイル44Bは、第1励磁コイル26Bと同様に、第2電線48Bが螺旋状に配置されて構成されている。第2電線48A,48Bの幅は、第1電線35A,35Bの幅よりも狭い。検出コイル44A及び検出コイル44Bは、全体として軸線Oと同軸の円環状に形成されている。
図2に示すように、検出コイル44は、第1励磁コイル26及び第2励磁コイル27に対して軸線O方向にそれぞれ対向している。
ここで、図4に示す第1電線35Aが周方向に延びる部分である湾曲部(第2部分)35aAを例にとって詳細に説明する。湾曲部35aAは、第1電線35Aの一部である。
さらに、図5に示す第2電線48Aが周方向に延びる部分である湾曲部(第1部分)48aAを例にとって詳細に説明する。湾曲部48aAは、第2電線48Aの一部である。
なお、第2部分が第1電線35Aの全体であってもよいし、第1部分が第2電線48Aの全体であってもよい。
図6は、第1電線35Aの湾曲部35aA及び第2電線48Aの湾曲部48aAを軸線O方向にみた平面図である。方向Xは、湾曲部35aAを通る径方向を示している。図6では、湾曲部35aA,48aAの一部を近似的に直線状に示している。図7は、図6中の切断線B1−B1の断面図である。なお、図7中には、レゾルバステータ21の第2絶縁シート25B、及びレゾルバロータ22の絶縁シート43も示している。
図6及び図7に示すように、方向Xにおいて、湾曲部35aAは、湾曲部35aAの一方側の端と他方側の端との範囲内に連続的に配置されている。すなわち、この例では、湾曲部35aAに隙間等は形成されていない。湾曲部48aA及び湾曲部35aAは、軸線O方向に対向している。
方向Xにおいて、湾曲部48aAは、湾曲部35aAよりも幅(方向Xの長さ)が狭い。湾曲部48aAは、湾曲部35aAの一方側の端と他方側の端との範囲内に配置されている。
図2及び図5に示すように、ロータトランスコイル45は、ステータトランスコイル28と同様に構成されている。図5に示すように、ロータトランスコイル45は、第2電線50が螺旋状に配置されて構成されている。
図2に示すように、ロータトランスコイル45は、軸線Oと同軸に、絶縁シート43のレゾルバステータ21側の面に配置されている。ロータトランスコイル45は、ステータトランスコイル28に対して軸線O方向に対向している。
検出コイル44とロータトランスコイル45とは、図示しないリード線等を介して電気的に直列に接続されている。
回転軸13とレゾルバロータ22とが一体となって回転することにより、検出コイル44及びロータトランスコイル45は、第1励磁コイル26及び第2励磁コイル27に対して軸線O周りに相対的に回転可能である。
(レゾルバの作用)
次に、以上のように構成されたレゾルバ6の作用について説明する。
制御部は、予めに外部電源より第1励磁コイル26及び第2励磁コイル27に励磁信号を入力する。より具体的には、第1励磁コイル26に第1励磁信号であるsin相の電圧を入力し、第2励磁コイル27に、第1励磁信号とは電気角がずれた第2励磁信号であるcos相の電圧を入力する。これにより、各励磁コイル26,27に電流が生じ、それに伴ってレゾルバステータ21に交番磁束が発生する。この交番磁束により、レゾルバロータ22の検出コイル44に誘起電圧が生じる。この誘起電圧と第1励磁コイル26に供給されるsin相の励磁信号との位相のずれは、第1励磁コイル26及び第2励磁コイル27に対する検出コイル44の軸線O周りの変化量に応じて変化する。そして、誘起電圧により検出コイル44に交番電流が流れる。
検出コイル44はロータトランスコイル45と直列に接続され、検出コイル44とロータトランスコイル45で閉回路が構成されているので、ロータトランスコイル45にも電流が流れる。すると、レゾルバロータ22に交番磁束が発生する。この交番磁束により、レゾルバステータ21のステータトランスコイル28に誘起電圧が生じ(電磁誘導により)る。ステータトランスコイル28で発生した誘起電圧は、信号として制御部に出力される。
ところで、モータステータ4に対してモータロータ5が軸線O周りに回転することにより、レゾルバステータ21に対してレゾルバロータ22が回転する。レゾルバロータ22が回転して、レゾルバステータ21に対するレゾルバロータ22の位置が変化すると、励磁コイル26,27に入力する高周波の入力信号に対して、検出コイル44から出力される出力信号は回転位置に応じた位相差を持つことになる。
この位相差を検出することにより、制御部は、第1励磁コイル26及び第2励磁コイル27に対する検出コイル44の軸線O周りの変化量、すなわち、モータステータ4に対するモータロータ5の回転位置を検出する。
第1励磁コイル26及び第2励磁コイル27に対して検出コイル44が軸線O周りに回転する際に、方向Xにおいて、湾曲部35aAに対して湾曲部48aAが湾曲部35aAの一方側の端と他方側の端との範囲内で相対的にズレても、湾曲部35aAで発生した磁界は湾曲部48aAで検出しやすい。
以上説明したように、本実施形態のレゾルバ6によれば、第1励磁コイル26及び第2励磁コイル27及び検出コイル44の一方が他方に対して方向Xに相対的にズレても、励磁コイル26,27で発生した磁界を検出コイル44で確実に検出することができる。
方向Xにおいて、湾曲部35aAは、湾曲部35aAの一方側の端と他方側の端との範囲内に連続的に配置されている。方向Xにおいて、湾曲部35aAに対して湾曲部48aAが湾曲部35aAの一方側の端と他方側の端との範囲内で相対的にズレても、湾曲部48aに対して軸線O方向に対向する位置に湾曲部35aAが配置されている。従って、励磁コイル26,27が検出コイル44に対して方向X、すなわち径方向に相対的にズレても、励磁コイル26,27で発生した磁界を検出コイル44でより確実に検出することができる。すなわち、鎖交磁束の変動が小さくなる。
第1コイル29が、複数の第1励磁コイル26及び複数の第2励磁コイル27を備えている。複数の第1励磁コイル26及び複数の第2励磁コイル27から複数種類の励磁信号を入力することにより、複数の第1励磁コイル26及び複数の第2励磁コイル27に対する複数の検出コイル44の軸線O周りの相対的な変化量をより正確に検出することができる。
一般的なコアに巻線を巻き付けるステータを用いたレゾルバで使用される、5〜20kHz(キロヘルツ)程度の周波数帯域では、励磁コイルから検出コイルに磁束が向かうが、本実施形態で励磁信号として用いられる電圧は、例えば500kHz〜2MHz程度のより高い高周波である。このため、軸線O方向にみて励磁コイルと検出コイルの位置がズレると、検出コイルが受ける磁束が大きく減少する。このため、軸線O方向にみて第1電線と第2電線とが重なるように配置することが好ましい。
なお、第2部分がレゾルバステータ21の第1電線35Aの湾曲部35aAであり、第1部分がレゾルバロータ22の第2電線48Aの湾曲部48aAであるとした。しかし、第2部分がレゾルバロータ22の第2電線48Aの湾曲部であり、第1部分がレゾルバステータ21の第1電線35Aの湾曲部である等としてもよい。すなわち、レゾルバステータ21の湾曲部が、レゾルバロータ22の湾曲部よりも幅が狭く構成されてもよい。
ステータトランスコイル28の第1電線37及びロータトランスコイル45の第2電線50が、第2励磁コイル27の第1電線35A及び検出コイル44の第2電線48Aと同様に構成されてもよい。
ここで、従来における電線の幅及び距離等、実施例の電線の幅及び距離等について、図8及び図9を用いて説明する。
この分野の技術の現状として、以下の事項が挙げられる。
・銅箔厚み12.5μm(マイクロメートル)のフレキシブル基板のパターンの幅と間隔の最小値は、それぞれ30μmである。
・一般的な軸受(深溝玉軸受)の転動体と軌道輪との隙間である内部間隔は、例えば、軸受の内径が80mm以下なら最大30μm以下である。
図8に示すように、従来の一般的な電線101の幅λ1は60μm(マイクロメートル)であり、電線101間の間隔λ2は60μmである。このため、電線101間のピッチP1は、120μmである。
図9に示すように、実施例のレゾルバでは、湾曲部35aA間のピッチ、及び湾曲部48aA間のピッチをピッチP1にそれぞれ維持しながら、湾曲部35aAの幅λ3を90μm、湾曲部48aAの幅λ5を30μmにそれぞれしている。このため、湾曲部35aA間の間隔λ4は30μmであり、湾曲部48aA間の間隔λ6は90μmである。
このため、湾曲部35aAに対して湾曲部48aAが方向Xに30μm相対的にズレても、湾曲部35aA及び湾曲部48aAは、軸線O方向に重なる。
なお、以下に示す(1)式や、(2)式を満たすように、湾曲部35aAの幅λ3、及び湾曲部48aAの幅λ5を規定してもよい。
(λ3−λ5)/2≧30μm ・・(1)
λ3/λ5≧3 ・・(2)
なお、本実施形態では、図10及び図11に示すレゾルバ6Aのように、湾曲部35aAには、湾曲部35aAの方向Xの一方側の端と他方側の端との範囲内に隙間35bAが形成されていてもよい。隙間35bAは、湾曲部35aAを軸線O方向に貫通している。
この隙間35bAにより、湾曲部35aAは、湾曲部35cA及び湾曲部35dAという2つの電線に分割される。湾曲部35cA及び湾曲部35dAは、互いに並列に接続されてもよいし、互いに直列に接続されてもよい。
この変形例では、湾曲部35aAの方向Xの一方側の端と他方側の端との範囲内に配置される湾曲部35aAを減らし、より少ない構成で、湾曲部35aAで発生した磁界を湾曲部48aAで確実に検出することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図12から図20を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図12は、本実施形態のレゾルバ55の第2絶縁シート25B及び第2励磁コイル57の平面図である。第2励磁コイル57は、第1電線58を、矩形波状かつ全体として環状に配置して構成されている。第2励磁コイル57は、第1電線58を径方向に延ばした部分と、第1電線58を周方向に延ばした部分と、を互いに接続して構成されている。
図13は、本実施形態のレゾルバ55の絶縁シート43及び検出コイル61の平面図である。検出コイル61は、第2電線62を、矩形波状かつ全体として環状に配置して構成されている。
ここで、図12に示す第1電線58が周方向に延びる部分である湾曲部58aを例にとって詳細に説明する。そして、図13に示す第2電線62が周方向に延びる部分である湾曲部62aを例にとって詳細に説明する。なお、図12及び図13は、絶縁シート25B,43を軸線O方向における回転軸13の他端13b側から一端13a側に向かってみた図である。
図14は、第1電線58の湾曲部58a及び第2電線62の湾曲部62aを軸線O方向にみた平面図である。図15は、図14中の切断線B4−B4の断面図である。
図14に示すように、湾曲部58a,62aはそれぞれ三角波状に形成されている。図14に示す軸線O方向にみたときに、第1電線58の湾曲部58aと第2電線62の湾曲部62aとは交差している。湾曲部58a及び湾曲部62aは、互いに線対称である。
検出コイル61が第2励磁コイル57に対して方向Xに所定の範囲内で相対的にズレても、第1電線58の一部と第2電線62の一部とが軸線O方向に対向する。具体的には、例えば、検出コイル61が第2励磁コイル57に対して方向Xの一方側X1に移動し、距離L1が狭まると、検出コイル61の湾曲部62aの第1部分62a1が第2励磁コイル57に近づいたことにより受ける磁束は増加する。一方で、検出コイル61の湾曲部62aの第2部分62a2と第2励磁コイル57との距離L2は広がる。
これにより、検出コイル61が第2励磁コイル57から受ける磁束は一部では増加し、その他の一部では減少するため、検出コイル61が受ける総磁束量としては増加分と減少分で相殺し、変動が抑制される。
なお、図16に示すように、図14及び図15に示す第2励磁コイル57及び検出コイル61に対して、第2励磁コイル57の周方向に延びる部分58bは、直線状に形成されてもよい。
図17に示すように、第2励磁コイル57の周方向に延びる部分58c、及び第2電線62の周方向に延びる部分62cは、それぞれ正弦波状に形成されていてもよい。
図16及び図17のように構成しても、本実施形態のレゾルバ55と同様の効果を奏することができる。
図18及び図19に示すレゾルバ65のように、軸線O方向にみたときに、所定の範囲の第2励磁コイル66の第1電線67、及び検出コイル69の第2電線70は、互いに蛇行するとともに重なっていてもよい。この変形例では、第1電線67及び第2電線70は、それぞれ三角波状に形成されている。
本変形例のレゾルバ65では、蛇行させることで電線67,70どうしが重なる長さを長くすることができ、所定の範囲のいずれの部分においても、第1電線67で発生した磁界はこの第1電線67に対して軸線O方向に対向する第2電線70で確実に検出される。
特に500kHz〜2MHz程度の高周波帯域では、電線67,70付近に磁束が生じやすいため、レゾルバ65のSN比を大きくすることができる。
なお、この変形例では、図20に示すレゾルバ75のように、第2励磁コイル76の第1電線77、及び検出コイル79の第2電線80は、それぞれ正弦波状に形成されていてもよい。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
例えば、前記第1実施形態及び第2実施形態のレゾルバでは、第1コイルである第1励磁コイル及び第2励磁コイルを入力に用いたが、第2コイルである検出コイルを入力に用いてもよい。
このとき、入力信号は1相(例えばsin相の電圧信号)となり、出力信号が2相(例えばsin相とcos相の電圧信号)となり、励磁コイルは検出コイルに、検出コイルは励磁コイルになる。
つまり、ステータトランスコイルに入力信号を印可して流れる電流によって交番磁束が生じ、ロータトランスコイルはステータトランスコイルで生じた交番磁束を受けて誘起電圧を生じる。これによって、ロータトランスコイルに交番電流が流れ、ロータトランスコイルと直列に接続される励磁コイル(第1実施形態で検出コイルであるもの)に交番電流が流入することで、交番磁束を生じる。この励磁コイルに生じた交番磁束が第1検出コイル(第1実施形態で第1励磁コイルであるもの)、第2検出コイル(第1実施形態で第2励磁コイルであるもの)にそれぞれ誘起電圧を生じ、これらが出力信号となる。そして、これら2つの出力信号からロータの回転位置を求めることができる。
6,6A,55,65,75 レゾルバ
26 第1励磁コイル(第1コイル第1部)
27,57,66,76 第2励磁コイル(第1コイル第2部)
28 ステータトランスコイル(第1コイル)
29 第1コイル
32A,32B,37,58,67,77 第1電線
35aA 湾曲部(第2部分)
35bA 隙間
44,61,69,79 検出コイル(第2コイル)
48A,48B,62,70,80 第2電線
48aA 湾曲部(第1部分)
X 方向(第1部分を通る径方向)

Claims (6)

  1. 第1電線が螺旋状に配置されて構成された第1コイルと、
    第2電線が螺旋状に配置されて構成され、前記第1コイルに対して軸線方向に対向し、前記第1コイルに対して前記軸線周りに相対的に回転可能な第2コイルと、
    を備え、
    前記第1電線及び前記第2電線の一方の少なくとも一部である第1部分は、前記第1部分を通る径方向において、前記第1電線及び前記第2電線の他方の少なくとも一部である第2部分よりも幅が狭く、前記第2部分の一方側の端と他方側の端との範囲内に配置されているレゾルバ。
  2. 前記第2部分は、前記径方向において、前記第2部分の一方側の端と他方側の端との範囲内に連続的に配置されている請求項1に記載のレゾルバ。
  3. 前記第2部分には、前記第2部分の前記径方向の一方側の端と他方側の端との範囲内に隙間が形成されている請求項1に記載のレゾルバ。
  4. 第1電線が螺旋状に配置されて構成された第1コイルと、
    第2電線が螺旋状に配置されて構成され、前記第1コイルに軸線方向に対向し、前記第1コイルに対して前記軸線周りに相対的に回転可能な第2コイルと、
    を備え、
    前記軸線方向にみたときに、前記第1電線と前記第2電線とは交差しているレゾルバ。
  5. 第1電線が螺旋状に配置されて構成された第1コイルと、
    第2電線が螺旋状に配置されて構成され、前記第1コイルに軸線方向に対向し、前記第1コイルに対して前記軸線周りに相対的に回転可能な第2コイルと、
    を備え、
    前記軸線方向にみたときに、所定の範囲の前記第1電線及び前記第2電線は、互いに蛇行するとともに重なっているレゾルバ。
  6. 前記第1コイルは、
    第1励磁信号が入力される第1コイル第1部と、
    前記第1励磁信号とは電気角がずれた第2励磁信号が入力される第1コイル第2部と、
    を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のレゾルバ。
JP2018120171A 2018-06-25 2018-06-25 レゾルバ Pending JP2020003231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018120171A JP2020003231A (ja) 2018-06-25 2018-06-25 レゾルバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018120171A JP2020003231A (ja) 2018-06-25 2018-06-25 レゾルバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020003231A true JP2020003231A (ja) 2020-01-09

Family

ID=69099576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018120171A Pending JP2020003231A (ja) 2018-06-25 2018-06-25 レゾルバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020003231A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102055295B (zh) 旋转角度传感器
US8710829B2 (en) Sheet coil type resolver
JP2007285774A (ja) 磁気レゾルバ及びその製造方法
KR101271340B1 (ko) 회전 검출기용 스테이터의 권선 방법과 그 권선 구조체 및 회전 검출기를 이용한 전동기
JP4603973B2 (ja) 磁気レゾルバ
JPWO2016030948A1 (ja) 回転検出装置
JP2022160497A (ja) ロータ位置感知装置およびこれを含むモータ
JP2019530400A5 (ja)
EP3712565B1 (en) Rotation angle sensor
JP2020003232A (ja) レゾルバ
JP6608830B2 (ja) 回転検出器
JP2018537669A (ja) レゾルバ
JP2020003231A (ja) レゾルバ
JP7118766B2 (ja) レゾルバ
JP2011047672A (ja) シートコイル型レゾルバ
JP4842644B2 (ja) 磁気レゾルバ
JP2011202966A (ja) 回転角センサ
JP7347100B2 (ja) 回転電機
JP2008116353A (ja) フレキシブル基板レゾルバ
JP5331672B2 (ja) 回転角センサ
JP2011232122A (ja) 回転角度センサ
JP2008175553A (ja) 角度検出器
JP2007306695A (ja) 角度位置検出装置および角度位置検出装置用のステータ
KR20180027017A (ko) 로터 위치 감지장치 및 이를 포함하는 모터
JP2017093146A (ja) レゾルバステータ