JP2020003128A - 電子制御装置および電子制御用半導体集積回路装置並びにガスコンロ - Google Patents

電子制御装置および電子制御用半導体集積回路装置並びにガスコンロ Download PDF

Info

Publication number
JP2020003128A
JP2020003128A JP2018122570A JP2018122570A JP2020003128A JP 2020003128 A JP2020003128 A JP 2020003128A JP 2018122570 A JP2018122570 A JP 2018122570A JP 2018122570 A JP2018122570 A JP 2018122570A JP 2020003128 A JP2020003128 A JP 2020003128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
semiconductor integrated
clock signal
integrated circuit
electronic control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018122570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7116304B2 (ja
Inventor
智貴 瀬川
Tomoki Segawa
智貴 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2018122570A priority Critical patent/JP7116304B2/ja
Priority to KR1020190062991A priority patent/KR102650821B1/ko
Priority to CN201910578094.3A priority patent/CN110657458B/zh
Publication of JP2020003128A publication Critical patent/JP2020003128A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7116304B2 publication Critical patent/JP7116304B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/19Monitoring patterns of pulse trains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/12Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24C3/126Arrangement or mounting of control or safety devices on ranges
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements
    • F23N5/242Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements using electronic means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/10Arrangement or mounting of ignition devices
    • F24C3/103Arrangement or mounting of ignition devices of electric ignition devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/22Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Microcomputers (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Abstract

【課題】電磁ノイズに強いウォッチドッグ機能を備えた電子制御装置およびそれを構成する電子制御用IC並びにガスコンロを提供する。【解決手段】複数個の半導体集積回路装置を備え、制御対象の機器に対する制御信号を生成し出力する電子制御装置において、複数個の半導体集積回路装置のそれぞれは、所定周波数のクロック信号を出力する機能および他の半導体集積回路装置から入力される前記クロック信号の周波数もしくは周期を判定する機能を有し、複数個の半導体集積回路装置は、他の半導体集積回路装置から入力されるクロック信号を相互に監視するように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロコンピュータとアナログ・フロント・エンドのような複数の半導体デバイス間でウォッチドッグ信号を相互監視する技術に関し、例えばガスコンロなど比較的大きな電磁ノイズが発生する機器の電子制御装置およびそれを構成する電子制御用IC(半導体集積回路)に適用して有効な技術に関する。
従来、ウォッチドッグ機能を備えた電子制御装置の一例としてガスコンロの制御装置がある。ガスコンロは点火回路(イグナイタ)を備えており、イグナイタによる放電の際に比較的大きな電磁ノイズが発生しそれによってマイクロコンピュータのプログラムの暴走するおそれがあり、それを防止するためウォッチドッグ機能を設けている。かかるガスコンロの電子制御装置において、ウォッチドッグ用クロック信号がなくなったときの他、ウォッチドッグ用クロック信号のパルス周期が正常範囲よりも短くなったときも電磁弁への電源供給を遮断するようにした発明が提案されている(特許文献1)。
また、特許文献2には、2つの安全制御部同士が相互に異常を監視し合い、異常を検出した場合には、電磁弁への電源供給を遮断する安全回路を設けるようにした発明が記載されている。
特開2017−133757号公報 特開2016−011807号公報 特開平06−4353号公報
特許文献2に記載されている発明は、燃焼温度センサによる安全制御部を2重化した上で、安全制御部同士で相互に異常を監視し合うようにした発明であり、メイン制御部と安全制御部とが相互に異常を監視し合うものではない。
特許文献1に記載されている発明は、電子制御システムにおいてマイクロコンピュータの暴走による制御装置の誤動作を防止するには有効である。一方、ガスコンロの電子制御装置は、マイクロコンピュータと、炎や温度を検出するセンサの信号を扱うアナログ・フロント・エンドICとから構成されることがある。そのような場合、アナログ・フロント・エンドICの暴走によって制御装置が誤動作を起こすおそれがあるので、アナログ・フロント・エンドICの動作を監視して暴走を防止する必要がある。
従来、複数のICを備えたシステムにおいて、相互にウォッチドッグ用クロック信号を監視する技術が知られている(特許文献3)。しかしながら、従来のウォッチドッグ用クロック信号を出力する機能を有するマイクロコンピュータその他のICは、一般に、動作クロック信号を生成するため水晶振動子のような外付けの発振子を有する発振回路を備え、その発振回路の発振信号を分周して生成したクロック信号に基づいてウォッチドッグ用クロック信号を生成している。
水晶振動子のような発振子は、インピーダンスが高く、そのため、発振子を接続した外部端子にノイズが飛び込み易く、その外部端子に飛び込んだノイズによってウォッチドッグの機能が損なわれるおそれがある。特に、ガスコンロの電子制御装置においては、イグナイタによる放電の際に比較的大きな電磁ノイズが発生するため、発振子を接続した外部端子に電磁ノイズが飛び込んでウォッチドッグ機能が損なわれるおそれが高くなるという課題があることが分かった。
この発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、マイクロコンピュータとアナログ・フロント・エンドのような複数の半導体デバイスとからなるガスコンロ電子制御装置において、相互に暴走を監視し合って誤動作を検出し電磁弁を遮断することができるようにすることにある。
この発明の他の目的は、電磁ノイズに強いウォッチドッグ機能を備えた電子制御装置およびそれを構成する電子制御用IC並びにガスコンロを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、複数個の半導体集積回路装置を備え、制御対象の機器に対する制御信号を生成し出力する電子制御装置において、
前記複数個の半導体集積回路装置のそれぞれは、所定周波数のクロック信号を出力する機能および他の半導体集積回路装置から入力される前記クロック信号の周波数もしくは周期を判定する機能を有し、
前記複数個の半導体集積回路装置は、他の半導体集積回路装置から入力される前記クロック信号を相互に監視するように構成したものである。
上記のような構成によれば、クロック信号を相互に監視し合う構成であるので、いずれか1つの半導体集積回路装置が暴走した場合にそれを検出することができる。
ここで、望ましくは、前記複数個の半導体集積回路装置のうち一つはマイクロコンピュータであり、当該マイクロコンピュータから出力される所定周波数のクロック信号はウォッチドッグ機能により生成され、
前記マイクロコンピュータを除く半導体集積回路装置は、所定周波数のクロック信号を生成する発振回路を備え、当該発振回路により生成された発振信号に基づくクロック信号を異常監視用のクロック信号として出力するように構成する。
かかる構成によれば、マイクロコンピュータが備えるウォッチドッグ機能を利用することで、電子制御装置を効率良く設計することができる。
さらに、望ましくは、前記マイクロコンピュータを除く半導体集積回路装置は、
発振子を使用せずに所定周波数のクロック信号を生成する発振回路と、他の半導体集積回路装置から入力されるクロック信号の数を計数可能なカウンタ回路と、当該カウンタ回路により計数された値と所定の判定値とを比較する比較回路とを備え、
前記カウンタ回路は前記発振回路により生成されたクロック信号に基づいて計数動作され、当該カウンタ回路により計数された値が前記所定の判定値を超えた場合に異常信号を出力するように構成する。
かかる構成によれば、発振子を使用しない発振回路により生成されたクロック信号によってカウンタ回路が計数動作してその計数値に基づいて異常の有無を判定するので、クロック信号が外部からのノイズによって異常を起こすのを回避して誤判定を防止することができ、半導体集積回路装置のノイズ耐性を高めることができる。
本出願の他の発明に係るガスコンロは、上記のような構成を有する電子制御装置と、ガスバーナと、当該ガスバーナの近傍に配設されてガスを着火させるための着火手段と、前記ガスバーナに接続されたガス管の途中に設けられたガス調整弁および電磁弁と、前記電磁弁への通電をオン、オフするためのスイッチ回路とを備え、
前記異常信号および前記マイクロコンピュータのウォッチドッグ機能により検出され生成された異常信号によって前記スイッチ回路が制御され、いずれかの異常信号が出力された場合に前記電磁弁を閉じるように構成したものである。
かかる構成によれば、電子制御装置を構成するマイクロコンピュータと半導体集積回路装置は、相互に相手からのクロック信号を相互に監視し合うので、いずれかが暴走した場合にそれを検出することができるとともに、電磁弁を閉じることでガスの供給を遮断するので、ガスコンロの安全性を高めることができる。
本出願のさらに他の発明に係る電子制御用半導体集積回路装置は、
ガスバーナの近傍に配設された着火手段を制御するための信号を出力する出力端子と、
他の半導体集積回路装置から供給されるクロック信号を受けるための入力端子と、
他の半導体集積回路装置との間でデータの送受信を行う通信回路と、
発振子を使用して前記通信回路の動作に必要なクロック信号を生成する第1の発振回路と、
発振子を使用せずに所定周波数のクロック信号を生成する第2発振回路と、
他の半導体集積回路装置から前記入力端子に入力されたクロック信号の数を計数可能なカウンタ回路と、
前記カウンタ回路により計数された値と所定の判定値とを比較する比較回路と、
を備え、
前記カウンタ回路は前記第2発振回路に生成されたクロック信号に基づいて計数動作され、当該カウンタ回路により計数された値が前記所定の判定値を超えた場合に異常を示す信号を出力するように構成したものである。
かかる構成によれば、発振子を使用しない発振回路により生成されたクロック信号によってカウンタ回路が計数動作してその計数値に基づいて異常の有無を判定するので、クロック信号が外部からのノイズによって異常を起こすのを回避して誤判定を防止することができ、半導体集積回路装置のノイズ耐性を高めることができる。また、発振子を使用して通信回路の動作に必要なクロック信号を生成する発振回路を備えるため、当該発振回路の発振周波数を、発振子を使用しない発振回路の発振周波数よりも高くすることが容易であり、またその高い周波数のクロック信号を通信回路に使用することで他の半導体集積回路装置との間のデータ送受信を高速で行うことができる。
本発明に従うと、マイクロコンピュータとアナログ・フロント・エンドのような複数の半導体デバイスとからなるガスコンロ電子制御装置において、相互に暴走を監視し合って誤動作を検出して電磁弁を遮断することができる。また、電磁ノイズに強いウォッチドッグ機能を備えた電子制御装置およびそれを構成する電子制御用IC並びにガスコンロを実現することができるという効果がある。
本発明に係るガスコンロ電子制御装置の一実施形態を示す回路構成図である。 実施形態のアナログ・フロント・エンドIC(AFE-IC)の具体的な構成例を示すブロック図である。 AFE-IC内に設けられるウォッチドッグ回路の具体例を示す回路図である。 (A),(B)はマイクロコンピュータ(MCU)とAFE-ICにおける点火スイッチ処理の手順の一例を示すフローチャートである。 (A),(B)はマイクロコンピュータ(MCU)とAFE-ICにおける初期設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態のガスコンロ電子制御装置の第1変形例を示す回路構成図である。 実施形態のガスコンロ電子制御装置の第2変形例を示す回路構成図である。 (A),(B)は本発明に係るガスコンロ電子制御装置の他の実施形態を示すブロック構成図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るガスコンロ電子制御装置の一実施形態の概略構成を示す。図1において、一点鎖線Aで囲まれた部分がガスコンロ電子制御装置10である。また、一点鎖線Bで囲まれた部分がガスコンロ20であり、図2には主要部品であるコンロバーナ21と、ガス管22の途中に設けられた火力調整用電磁弁23および電磁弁からなるフェイルセーフ用の安全弁24が示されている。
また、コンロバーナ21の近傍には炎を検知するための熱電対25と、コンロバーナ21の上方のコンロ部に載置された鍋やフライパンなどの調理器具の底部等の温度を検出するためのサーミスタ26、点火用のイグナイタ27が配設されている。符号28が付されているのは、イグナイタ27に通電させるためのイグニッションスイッチである。火力調整用電磁弁23は、モータを備え該モータによって弁の角度を変えることでガス流量を調整できる構成のものでも良いし、開閉可能な電磁弁をPWM(パルス幅変調)方式で駆動制御することでガス流量を調整するように構成したものでも良い。
本実施形態のガスコンロ電子制御装置10は、マイクロコンピュータ(以下、MCUと記す)11と、熱電対25やサーミスタ26などのセンサからの信号を検出するアナログ・フロント・エンドIC(以下、AFE-ICと記す)12とから構成され、周辺デバイスとして、イグナイタ27に電流を流す電流スイッチ・トランジスタ13、警報音を発するブザー14、火力調整用の電磁弁23を駆動するドライバ回路15、安全弁24を作動させるトランジスタ・スイッチ回路16が設けられている。また、AFE-IC12に電源電圧を供給する電池17が設けられている。MCU11の電源電圧も電池17から供給することができる。
さらに、AFE-IC12には、内部の発振回路で所定の周波数のクロック信号を生成するために、発振子18が外付け素子として接続されている。図示しないが、MCU11も同様に、チップ内部で使用するシステムクロック信号を生成するため、内部発振回路および発振子を接続するための外部端子を備える。MCU11は、外部で生成されたクロック信号を受ける入力端子を備え、外部から供給されるクロック信号で動作する形式のものであっても良い。符号19が付されているのは、電源電圧(電池電圧)が供給もしくは投入されていること、もしくはコンロの異常を示すパイロットランプとしてのLED(発光ダイオード)である。
MCU11とAFE-IC12は、それぞれチップ内部に、ウォッチドッグ用もしくは異常監視用のクロック信号を生成する機能と、外部から入力されたウォッチドッグ用クロックを監視する機能が設けられている。そして、AFE-IC12には、内部で生成したクロック信号を異常監視用クロックとして出力する端子CLKOおよびMCU11からのウォッチドッグ用クロックWDPを入力する端子WDIが設けられている。MCU11は、いずれかの汎用のIOポート(入出力ポート)GPIOでAFE-IC12からの異常監視用クロックWCKの入力を受け、他の汎用のIOポートGPIOからウォッチドッグ用クロックWDPを出力するように構成されている。
上記のように、各々が生成したウォッチドッグ用や異常監視用のクロックWDP、WCKを互いに監視し合うことで、他方のICが暴走した場合にそれを検知することができる。AFE-IC12には、ウォッチドッグ用クロックWDPの異常を検出した際に信号を出力する端子OUTが設けられ、MCU11は、異常監視用クロックWCKの異常を検出した際に汎用のIOポートGPIOから異常信号を出力するように構成されている。MCU11がどの汎用IOポートGPIOを使用してクロックWCKの入力を受け、クロックWDPや異常信号を出力するかは、内部のユーザプログラムによって自由に設定することができる。
なお、AFE-IC12には、MCU11からのチップ選択信号CS、シリアル通信の同期クロック信号SCK、シリアルデータSDATAを入力するための外部端子と、マイクロコンピュータ11へシリアルデータを出力するための外部端子SOUTとが設けられている。AFE-IC12が、前記熱電対25やサーミスタ26などのセンサからの信号により検出した温度データは、外部端子SOUTからMCU11へ送出されるように構成されている。
また、AFE-IC12には、イグニッションスイッチ28からの信号を受ける入力端子SW、イグナイタ27を動作させる信号を出力する端子IG、ブザー14を鳴動させる信号を出力する端子BZが設けられている。
一方、MCU11には、汎用のIOポートGPIOより電磁弁23を作動させる信号を生成し出力する機能が設けられている。
AFE-IC12の端子OUTとMCU11の汎用IOポートGPIOから出力されるウォッチドッグ用や異常監視用のクロックの異常信号は、トランジスタ・スイッチ回路16へ供給され安全弁24を制御する。つまり、クロックの異常信号は、安全弁24を作動させる信号となる。
トランジスタ・スイッチ回路16は、直列形態に接続された2個のPNPバイポーラ・トランジスタTR1,TR2と各々のベースに接続された抵抗Rb1,Rb2とエミッタ・ベース間に接続された抵抗Re1,Re2とを備えており、トランジスタTR1のエミッタ端子が電源電圧端子VCCに接続されている。
これにより、トランジスタTR1,TR2は常態においてコレクタ電流を流し、安全弁24のソレノイドへ通電してこれを励磁させることで弁を開状態に制御する。その結果、ガスが安全弁24を通して電磁弁23へ供給される。そして、AFE-IC12の端子OUTまたはMCU11の汎用IOポートGPIOのいずれかからウォッチドッグ用クロックの異常を示すハイレベルの検出信号が出力されると、トランジスタTR1またはTR2がオフ状態にされる。その結果、安全弁24への通電が遮断されてソレノイドを消磁させることで弁を閉状態に制御する。そのため、安全弁24が遮断されてガスが電磁弁23へ供給されなくなるセーフ機能が働くこととなる。
また、トランジスタ・スイッチ回路16と安全弁24との間には、トランジスタTR1,TR2と直列に接続された2個の抵抗R1,R2が設けられ、抵抗R1とR2の接続ノードの電位がAFE-IC12のアナログ入力端子ANINに入力されており、AFE-IC12はこの端子の入力電位により安全弁24の状態を検知することができるようになっている。具体的には、端子ANINの入力電位が高ければ安全弁24が開であることを、また端子ANINの入力電位が低ければ安全弁24が閉であることを検知することができる。
図2には上記実施形態のAFE-IC12の具体的な回路構成例が示されている。
図2に示されているように、AFE-IC12は、電源電圧端子VCCに印加されている電池電圧の低下を検知する電源電圧検知回路31と、イグニッションスイッチ28からの信号を受けるイグニッションスイッチ入力回路32と、サーミスタ26を活性化させるバイアス電圧及び内部回路用電源電圧を生成して出力するレギュレータ回路33と、電源投入時に内部をリセットするパワーオンリセット信号を生成するパワーオンリセット回路34を備える。
また、AFE-IC12は、温度を検出する複数個(図では5個)のサーミスタ26と直列に接続される分圧抵抗値を切り替えるサーミスタスイッチ回路35と、サーミスタの検出電圧をデジタルコードに変換するAD変換回路36と、調理器具の底部等の温度を検出する複数のサーミスタ26、電源電圧検知回路31の中の1つの検出電圧をAD変換回路36へ供給するマルチプレクサ37aと、複数個(図では6個)の熱電対25の中から1つの検出信号を選択するマルチプレクサ37bと、選択された検出信号を増幅する増幅器38を備える。この増幅器38で増幅された信号および汎用のアナログ入力端子AIN1〜AIN4への入力信号は、上記マルチプレクサ37aを介してAD変換回路36へ供給されてデジタルコードに変換される。
さらに、AFE-IC12は、マイクロコンピュータ11との間でシリアルデータ通信を行うシリアルインターフェース回路39と、該シリアルインターフェース回路39のクロック信号を生成する発振回路40を備え、発振回路40には、外付けの発振子18が接続されている。また、AFE-IC12は、チップの内部回路を所定の順序で動作させるシーケンサ41と、シーケンサ41の指令コードおよびAD変換回路36からのデジタルコードに応じて内部制御信号を生成するコントロールロジック42と、発振回路40からのクロック信号によって計時動作を行うタイマー回路43と、安全弁24を作動させる信号を生成する安全弁制御回路44を備える。
さらに、AFE-IC12は、所定周波数のクロック信号を生成するためのリングオシレータなどからなる内部発振回路(発振子を使用しない発振回路)45、該内部発振回路45により生成されたクロック信号によって動作するウォッチドッグ回路46を備える。
なお、上記発振回路40の発振周波数は例えば数100kHz〜数MHzのような高い値に設定されるのに対して、内部発振回路45の発振周波数は例えば数kHz〜数10kHzのような低い値に設定される。
本実施形態のAFE-IC12においては、外付けの発振子を用いることなく所定周波数の信号を生成する内部発振回路45によりウォッチドッグ機能のためのクロック信号を生成する構成であり、内部発振回路45を構成する素子やクロック信号を伝送する配線がプラスチックパッケージで被覆されているため、イグナイタ27による放電の際に比較的大きな電磁ノイズが発生しても、内部発振回路45に電磁ノイズが飛び込んでウォッチドッグ機能が損なわれるおそれが少ない。すなわちノイズ耐性の高いクロック監視回路を有するガスコンロ電子制御装置を実現することができる。
また、イグナイタ27の放電電極がAFE-IC12から離れた位置にある場合でも、ガスコンロ筐体内には高圧ケーブルが配線されるため、外付けの発振子を使用する場合には、発振子を接続する外部端子に高圧ケーブルから点火時に発生するノイズがAFE-IC12の内部回路に悪影響を与え、誤動作を招くおそれがあるが、本実施形態のAFE-IC12においては、内部発振回路45により生成されたクロック信号によってウォッチドッグ回路46が動作するため、イグナイタ27の放電時のノイズによる誤動作を回避することができる。
図3には本実施形態におけるウォッチドッグ回路46の具体的な回路構成例が示されている。
図3に示されているように、本実施形態のウォッチドッグ回路46は、内部発振回路45により生成されたクロック信号の立上りもしくは立下りのエッジを検出するエッジ検出回路51と、MCU11から端子WDIへ入力されるウォッチドッグ用クロックWDPのエッジを検出するエッジ検出回路52と、ウォッチドッグ用クロックWDPのエッジ検出回数を計数するW/Dカウンタ回路53と、W/Dカウンタ回路53により計数された値とレジスタ54A,54Bに設定されている判定値(最大値)および判定値(最小値)とを比較する比較回路55A,55Bと、比較回路55A,55Bの出力の論理和をとるORゲート56と、回路の動作を試験するためのテスト用回路57を備える。
なお、上記レジスタ54A,54Bには、ウォッチドッグ用クロックWDPの許容最大周波数に相当するカウンタ値と許容最小周波数に相当するカウンタ値が判定値として設定される。ウォッチドッグ回路46は、コントロールロジック42の制御信号によって動作され、ORゲート56の出力はコントロールロジック42へ供給され、コントロールロジック42は、異常が検出されると、安全弁制御回路44に対して安全弁24を遮断させるための信号を出力するよう動作する。また、W/Dカウンタ回路53は、テストモード時にテスト用回路57によって値を書き込むことができるように構成されている。
ウォッチドッグ回路46によるMCU11からのウォッチドッグ用クロックWDPの異常判定は、図3に示すように、端子WDIへ入力されるウォッチドッグ用クロックWDPを、内部発振回路(内部OSC)45からのクロック信号によって動作するW/Dカウンタ回路53で所定時間(例えば1秒間)計数し、パルス周波数に換算してその周波数が例えば1kHz〜10Hzの範囲にないと判定した場合にウォッチドッグ用クロックWDPに異常があると判断する。
そして、異常があると判断すると、安全弁コントロールレジスタの全ビットをクリアすることで安全弁24を遮断させるための信号(異常信号)を出力させるとともに、例えばウォッチドッグ用ステータスレジスタの異常フラグに1をセットする。このウォッチドッグ用ステータスレジスタのビットをMCU11へ送信することで、MCU11にウォッチドッグ用クロックWDPの異常を認知させることができる。
また、本実施形態のウォッチドッグ回路46は、発振回路(OSC)40により生成されたクロック信号φcを分周する分周回路58と、分周された信号を異常検出用クロックWCKとして端子CKLOよりチップ外部へ出力するためのバッファ59を備える。この異常検出用クロックWCKをMCU11へ入力してプログラムによって監視させることで、MCU11にAFE-IC12の動作異常を検出させることができる。なお、内部発振回路(内部OSC)45により生成されたクロック信号を異常検出用クロックWCKとしてチップ外部へ出力してように構成しても良い。
次に、図1に示すガスコンロ電子制御装置において、イグニッションスイッチ28がオン操作された場合におけるマスタICとしてのマイクロコンピュータ(MCU)11とスレーブICとしてのアナログ・フロント・エンドIC(AFE-IC)12による点火スイッチ処理の手順を、図4のフローチャートを用いて説明する。図4のうち(A)はMCU11のフローチャート、(B)はAFE-IC12のフローチャートである。
イグニッションスイッチ28がオン操作され、マイクロコンピュータ(MCU)11にイグニッションスイッチ28のオン信号が入力されると図4に示す点火スイッチ処理が開始され、先ずMCU11からAFE-IC12へ初期設定を指令する設定指令(コマンドコード)が送信され、AFE-IC12によって初期設定処理が実行される(ステップS11,S21)。なお、この初期設定処理の具体的な内容については、図4を用いて詳しく説明する。
初期設定が終了すると、MCU11はAFE-IC12に対してシーケンサを起動させる起動指令を送信し、AFE-IC12は起動指令を受信しシーケンサの起動処理を行う(ステップS12,S22)。これにより、ウォッチドッグ用クロックWDPの異常を判定する異常監視が開始される。その後、MCU11は、例えばAFE-IC12内のステータスレジスタを読み込むことで着火が成功したか否か判定し(ステップS13)、着火に成功した(Yes)と判定するとスリープ状態へ移行する。
一方、AFE-IC12は、シーケンサ起動指令の受信、起動処理(ステップS22)が終了すると、イグナイタ27に電流を流す電流スイッチ・トランジスタ13をオンさせてイグナイタ27による放電を開始(ステップS23)した後、スイッチ回路16のトランジスタTR1をオンさせて安全弁24を開放してガスの供給を開始する(ステップS24)。
続いて、熱電対25の起電力を読み込んで炎を検出したか判定する(ステップS25)。そして、炎を検出した場合には着火に成功したと判断してイグナイタ27の放電を停止し(ステップS26)、炎を検出しなかった場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。
また、ステップS26でイグナイタ27の放電を停止した後はステップS27へ進んで、電池電圧が設定値以上であるか判定し、設定値以上でない場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。電池電圧が設定値以上である場合には、ステップS28へ進んで、サーミスタ26の検出電圧を読み込んで設定値以上であるか判定し、設定値以上でない場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。そして、サーミスタ26の検出電圧を読み込んで設定値以上である場合には、ステップS29へ進んで、熱電対25の起電力を読み込んで炎を検出しているかつまりコンロバーナ21が立ち消えしていないか判定し、炎を検出していない場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。炎を検出している場合には、ステップS27へ戻って上記処理を繰り返す。
次に、マスタIC(MCU11)とスレーブIC(AFE-IC12)のそれぞれにおける初期設定処理(ステップS11,S21)の具体的な手順を、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、初期設定処理が開始されると、先ずMCU11は汎用ポート(入出力ポート)の初期設定を行うとともに、AFE-IC12へ、異常監視用クロック出力の有効/無効、割り込み出力の有効/無効、イグナイタ制御出力の有効/無効、ブザー制御出力の有効/無効などAFE-ICの汎用ポートの初期設定を指令する設定指令(コマンドコード)を送信し、AFE-IC12によって受信されポートの設定が行われる(ステップS31,S41)。
続いて、MCU11ではウォッチドッグ用クロックWDPの生成、出力が開始され(ステップS32)、AFE-IC12では異常監視用クロックWCKの生成、出力が開始される(ステップS42)。その後、MCU11からAFE-IC12へウォッチドッグ回路46の初期設定を指令する設定コマンドが送信され、AFE-IC12によって受信され、設定が行われ(ステップS33,S43)、MCU11ではAFE-IC12からの異常監視用クロックWCKの監視が開始される(ステップS34)。
次に、MCU11からAFE-IC12へAD変換回路36の初期設定を指令する設定コマンドが送信され、AFE-IC12によって受信され、設定が行われる(ステップS35,S44)。
その後、MCU11からAFE-IC12へサーミスタスイッチ回路35の初期設定を指令する設定コマンドが送信され、AFE-IC12によって受信され、設定が行われる(ステップS36,S45)。また、MCU11からAFE-IC12へ電源電圧検知回路31の初期設定を指令する設定コマンド、ウォッチドッグ回路46のレジスタ54A,54Bに判定値の設定を指令する設定コマンドが送信され(ステップS37,S38)、AFE-IC12によって受信され、設定が行われる(ステップS46,S47)。
(変形例)
次に、上記実施形態のガスコンロ電子制御装置の変形例について、図6および図7を用いて説明する。このうち、図6は第1の変形例を、図7は第2の変形例を示すもので、同一もしくは相当する部品や回路には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
第1の変形例は、図6に示すように、安全弁24を動作させる直列のトランジスタTR1,TR2からなるスイッチ回路16を使用する代わりに、トランジスタTR1とORゲートG1とによりスイッチ回路16を構成し、ORゲートG1の入力端子へMCU11とAFE-IC12からの信号を入力するように構成したものである。MCU11とAFE-IC12の機能は、図1のものと同じである。
なお、図6におけるORゲートG1は、例えばカソード端子同士を結合した2個のダイオードからなるダイオードOR回路で構成することができ、図1のスイッチ回路16に比べて構成素子数を減らすことができる。
第2の変形例は、図7に示すように、MCU11とAFE-IC12を1つのパッケージPK内に封止して1個の半導体デバイスとして構成したものである。なお、MCU11とAFE-IC12の回路を1つの半導体チップ上に形成して、1個のシステムLSIとして構成するようにしても良い。
図8には、本発明に係るガスコンロ電子制御装置の第2の実施形態が示されている。
この実施形態は、電子制御装置が3個のICで構成されているものに適用したものであり、このような構成の具体例としては、例えばMCU11とAFE-IC12と電源制御IC61とを有する制御装置が考えられる。
このような制御装置においては、図8(A)に示すように、MCU11の2つの汎用I/OポートからウォッチドッグクロックWDP1,WDP2を出力して、AFE-IC12と電源制御IC61へそれぞれ入力してチップ内部のウォッチドッグ回路W/Dで監視するとともに、AFE-IC12と電源制御IC61から異常監視用クロックWCKをそれぞれ出力させてMCU11へ入力して監視する。
また、図8(B)に示すように、MCU11の汎用I/OポートからウォッチドッグクロックWDP1を出力してAFE-IC12へ入力し、AFE-IC12から異常監視用クロックWCK1を出力して電源制御IC61へ入力し、電源制御IC61から異常監視用クロックWCK2を出力してMCU11へ入力して相互に監視し合うように構成しても良い。同様の考え方で、電子制御装置が4個以上のICで構成されているものにも適用することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、W/Dカウンタ回路53により計数された値とレジスタ54A,54Bに設定されている判定値(最大値および最小値)とを比較する2つの比較回路55A,55Bを設けたものを示したが、このレジスタおよび比較回路は一方だけ設けるようにしてもよい。また、上記実施例では、W/Dカウンタ回路53により計数された値とレジスタ54A,54Bに設定されている判定値(最大値)および判定値(最小値)とを比較する例を挙げたが、レジスタに設定されている値ではなく、固定値として予め設定した判定値と比較してもよい。
また、上記実施形態では、ウォッチドッグ回路46においてMCUからのウォッチドッグ用クロックWDPの周波数に基づいて異常の有無を判定しているが、WDPの周期を計時して周期の長さに基づいて異常の有無を判定するようにしてもよい。
また、前述したように、AFE-IC12は、マイクロコンピュータ11との間でシリアルデータ通信を行うシリアルインターフェース回路39と、該シリアルインターフェース回路39のクロック信号を生成する発振回路40を備え、発振回路40には、外付けの発振子18が接続されている。また、AFE-IC12は、チップの内部回路を所定の順序で動作させるシーケンサ41と、シーケンサ41の指令コードおよびAD変換回路36からのデジタルコードに応じて内部制御信号を生成するコントロールロジック42と、発振回路40からのクロック信号によって計時動作を行うタイマー回路43と、安全弁24を作動させる信号を生成する安全弁制御回路44を備えており、AFIC12のシーケンサ動作による自立した異常監視動作を行うが、本構成のAFE-IC12は、マニュアル動作によるマイクロコンピュータ11からの指令に基づいた異常監視動作を行うことも可能である。
また、上記実施形態では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるガスコンロの電子制御装置に適用した場合を説明したが、この発明はそれに限定されるものでなく、食材を調理するレンジなどノイズが発生し易い機器の電子制御システムや車載用のエンジン制御システムなどに利用することができる。
11…マイクロコンピュータ(MCU)、12…アナログ・フロント・エンドIC(AFE-IC)、13…電流スイッチ・トランジスタ、14…ブザー、15…ドライバ回路、16…トランジスタ・スイッチ回路、20…ガスコンロ、21…コンロバーナ、23…火力調整用の電磁弁、24…安全弁、25…熱電対、26…サーミスタ、27…点火用のイグナイタ、28…イグニッションスイッチ、45…内部発振回路、46…ウォッチドッグ回路

Claims (5)

  1. 複数個の半導体集積回路装置を備え、制御対象の機器に対する制御信号を生成し出力する電子制御装置であって、
    前記複数個の半導体集積回路装置のそれぞれは、所定周波数のクロック信号を出力する機能および他の半導体集積回路装置から入力される前記クロック信号の周波数もしくは周期を判定する機能を有し、
    前記複数個の半導体集積回路装置は、他の半導体集積回路装置から入力される前記クロック信号を相互に監視するように構成されていることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記複数個の半導体集積回路装置のうち一つはマイクロコンピュータであり、当該マイクロコンピュータから出力される所定周波数のクロック信号はウォッチドッグ機能により生成され、
    前記マイクロコンピュータを除く半導体集積回路装置は、所定周波数のクロック信号を生成する発振回路を備え、当該発振回路により生成された発振信号に基づくクロック信号を異常監視用のクロック信号として出力するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記マイクロコンピュータを除く半導体集積回路装置は、
    発振子を使用せずに所定周波数のクロック信号を生成する発振回路と、他の半導体集積回路装置から入力されるクロック信号の数を計数可能なカウンタ回路と、当該カウンタ回路により計数された値と所定の判定値とを比較する比較回路とを備え、
    前記カウンタ回路は前記発振回路に生成されたクロック信号に基づいて計数動作され、当該カウンタ回路により計数された値が前記所定の判定値を超えた場合に異常信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 請求項3に記載の電子制御装置と、ガスバーナと、当該ガスバーナの近傍に配設されてガスを着火させるための着火手段と、前記ガスバーナに接続されたガス管の途中に設けられたガス調整弁および電磁弁と、前記電磁弁への通電をオン、オフするためのスイッチ回路とを備え、
    前記異常信号および前記マイクロコンピュータのウォッチドッグ機能により検出され生成された異常信号によって前記スイッチ回路が制御され、いずれかの異常信号が出力された場合に前記電磁弁を閉じるように構成されていることを特徴とするガスコンロ。
  5. ガスバーナの近傍に配設された着火手段を制御するための信号を出力する出力端子と、
    他の半導体集積回路装置から供給されるクロック信号を受けるための入力端子と、
    他の半導体集積回路装置との間でデータの送受信を行う通信回路と、
    発振子を使用して前記通信回路の動作に必要なクロック信号を生成する第1の発振回路と、
    発振子を使用せずに所定周波数のクロック信号を生成する第2発振回路と、
    他の半導体集積回路装置から前記入力端子に入力されたクロック信号の数を計数可能なカウンタ回路と、
    前記カウンタ回路により計数された値と所定の判定値とを比較する比較回路と、
    を備え、
    前記カウンタ回路は前記第2発振回路に生成されたクロック信号に基づいて計数動作され、当該カウンタ回路により計数された値が前記所定の判定値を超えた場合に異常を示す信号を出力するように構成されていることを特徴とする電子制御用半導体集積回路装置。
JP2018122570A 2018-06-28 2018-06-28 電子制御装置および電子制御用半導体集積回路装置並びにガスコンロ Active JP7116304B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122570A JP7116304B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 電子制御装置および電子制御用半導体集積回路装置並びにガスコンロ
KR1020190062991A KR102650821B1 (ko) 2018-06-28 2019-05-29 전자 제어 장치, 전자 제어용 반도체 집적 회로 장치 및 가스 풍로
CN201910578094.3A CN110657458B (zh) 2018-06-28 2019-06-28 电子控制装置、电子控制用半导体集成电路装置及燃气灶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122570A JP7116304B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 電子制御装置および電子制御用半導体集積回路装置並びにガスコンロ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020003128A true JP2020003128A (ja) 2020-01-09
JP7116304B2 JP7116304B2 (ja) 2022-08-10

Family

ID=69028721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018122570A Active JP7116304B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 電子制御装置および電子制御用半導体集積回路装置並びにガスコンロ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7116304B2 (ja)
KR (1) KR102650821B1 (ja)
CN (1) CN110657458B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4303493A1 (en) * 2021-03-02 2024-01-10 Industrial Atilla Ltda Rapid flame controller with continuously variable response

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4681084A (en) * 1985-05-28 1987-07-21 George Catsouras Burner control system
JPH01288934A (ja) * 1988-05-16 1989-11-21 Sumitomo Electric Ind Ltd ダブルマイコンシステムの暴走防止回路
JPH10220750A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Rinnai Corp 加熱装置
JPH11134212A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Nec Home Electron Ltd マイクロプロセッサ診断装置
JP2010067130A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Mitsumi Electric Co Ltd ウォッチドッグタイマ回路およびガスコンロの電子制御装置
CN103175232A (zh) * 2011-12-25 2013-06-26 西安兴仪科技股份有限公司 厨房智能节能平台的设计方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064353A (ja) 1992-06-17 1994-01-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 複数のマイクロコンピュータの相互監視回路
JP2005049970A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Renesas Technology Corp 半導体集積回路
JP5951429B2 (ja) * 2012-02-01 2016-07-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 ウォッチドッグ回路、電源ic、及びウォッチドッグ監視システム
JP6317194B2 (ja) 2014-06-30 2018-04-25 アイシン精機株式会社 燃焼装置および燃料電池システム
JP6638425B2 (ja) 2016-01-28 2020-01-29 株式会社ノーリツ 燃焼機器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4681084A (en) * 1985-05-28 1987-07-21 George Catsouras Burner control system
JPH01288934A (ja) * 1988-05-16 1989-11-21 Sumitomo Electric Ind Ltd ダブルマイコンシステムの暴走防止回路
JPH10220750A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Rinnai Corp 加熱装置
JPH11134212A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Nec Home Electron Ltd マイクロプロセッサ診断装置
JP2010067130A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Mitsumi Electric Co Ltd ウォッチドッグタイマ回路およびガスコンロの電子制御装置
CN103175232A (zh) * 2011-12-25 2013-06-26 西安兴仪科技股份有限公司 厨房智能节能平台的设计方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20200001980A (ko) 2020-01-07
KR102650821B1 (ko) 2024-03-26
CN110657458A (zh) 2020-01-07
JP7116304B2 (ja) 2022-08-10
CN110657458B (zh) 2023-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7343509B2 (en) Car-mounted electronic control device
US5812061A (en) Sensor condition indicating system
US7240222B1 (en) Using ACPI power button signal for remotely controlling the power of a PC
EP1870794B1 (en) Microcomputer with reset pin and electronic control unit with the same
JP2010013988A (ja) 車載電子制御装置
US8742937B2 (en) Alarm unit
JP4397621B2 (ja) 異常監視装置
JP7116304B2 (ja) 電子制御装置および電子制御用半導体集積回路装置並びにガスコンロ
RU2002131893A (ru) Устройство обнаружения ошибок или неисправностей в цифровом устройстве обработки сигналов
CN110657459B (zh) 电子控制用半导体集成电路装置和燃气灶电子控制装置
KR20040098577A (ko) 레귤레이터 보호 회로 및 이를 구비한 전력 공급 장치
US20030135309A1 (en) Electronic control system and method thereof
JP5983588B2 (ja) 車両用マイコンの異常判定装置
JP4657339B2 (ja) 火災警報器
JP3476418B2 (ja) 液晶表示装置の電源回路
JP2006246367A (ja) 半導体集積回路及び半導体集積回路のリセット解除方法
JPH0778941A (ja) 半導体集積回路における過熱保護回路
KR100731506B1 (ko) 와치독 회로를 가지는 마이크로 컨트롤러와 그 제어 방법
JPH103409A (ja) マイクロコンピュータ監視システム及びこれに用いられる半導体集積回路装置
JP6716927B2 (ja) 燃焼機器
JP2003130732A (ja) 電子体温計
US20200088771A1 (en) Semiconductor device
JP2004070722A (ja) マイクロコンピュータ
JP3159891B2 (ja) Cpu暴走検出回路
EP1654629B1 (en) Modifying clock signals output by an integrated circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7116304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150