JP2020002783A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成により触媒の昇温を迅速化したエンジンを提供する。【解決手段】排ガスにより駆動されるターボチャージャ40と、排ガスを浄化処理する触媒コンバータCと、燃焼室から出た排ガスをターボチャージャのタービン41に導入する第1の排ガス流路31と、タービンを通過した排ガスを触媒コンバータに導入する第2の排ガス流路62とを備えるエンジン1を、排ガスを触媒コンバータの上流側の端部における中央部を指向する噴流として第2の排ガス流路内に噴出させるノズル72と、第1の排ガス流路から分岐して設けられノズルに排ガスを導入するバイパス流路71と、バイパス流路に設けられたバイパスバルブ73と、触媒コンバータが所定の低温状態にあるときにバイパスバルブを開状態とする触媒昇温制御を実行する制御部100とを備える構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャ及び触媒コンバータを有するエンジンに関する。
例えば、自動車等に搭載されるガソリンエンジンにおいては、プラチナ、ロジウム、パラジウム等の貴金属を、アルミナ等の担体に担持させた三元触媒を用いて、排ガス中のNOx、CO、HCの浄化処理を行っている。
このような三元触媒は、所定の活性温度まで昇温しなければ十分な排ガス処理性能を得ることが困難であることから、エンジンの冷間始動後に迅速に触媒を昇温するため、触媒をターボチャージャのタービン直後に配置したり、始動直後に点火時期をリタード(遅延)させて排ガスの温度を高める等、触媒暖機の迅速化を図る各種の手法が導入されている。
エンジンの触媒暖機の迅速化に関する従来技術として、特許文献1には、排気通路にターボ過給機のタービンと主触媒および補助触媒が配設されたエンジンにおいて、冷機時に補助触媒を速やかに温度上昇させるため、タービンをバイパスするバイパス通路に補助触媒を設け、主触媒が活性温度に達するまではバイパス通路を開通させ、活性温度に達したときにはタービン側の排気通路を開通させることが記載されている。
特許文献2には、迂回排気通路路に設けられたプリ触媒の昇温を迅速化するため、迂回排気通路の内径が主排気通路の内径の1/3から1/2の大きさに絞られ、流速を速めることが記載されている。
特開平 5−321643号公報 特開平11−141331号公報
上述した先行技術は、いずれもタービンの下流側に配置される主触媒の他に、タービンをバイパスする流路に設けたサブ触媒を用いるものであるが、このような構成とした場合、主に暖機時用のサブ触媒が必要となり、排ガス処理装置の部品点数が増加して構成が複雑化し、コストも増加してしまう。またサブ触媒を設置するスペースの確保も困難である。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、簡単な構成により触媒の昇温を迅速化したエンジンを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、排ガスにより駆動されるターボチャージャと、排ガスを浄化処理する触媒コンバータと、燃焼室から出た排ガスを前記ターボチャージャのタービンに導入する第1の排ガス流路と、前記タービンを通過した排ガスを前記触媒コンバータに導入する第2の排ガス流路とを備えるエンジンであって、排ガスを前記触媒コンバータの上流側の端部における中央部を指向する噴流として前記第2の排ガス流路内に噴出させるノズルと、前記第1の排ガス流路から分岐して設けられ前記ノズルに排ガスを導入するバイパス流路と、前記バイパス流路に設けられたバイパスバルブと、前記触媒コンバータが所定の低温状態にあるときに前記バイパスバルブを開状態とする触媒昇温制御を実行する制御部とを備えることを特徴とするエンジンである。
これによれば、熱容量が大きいため冷間時に排ガスの温度を低下させやすいターボチャージャを通過する前の高温の排ガスを、触媒コンバータの上流側の端部における中央部を指向する噴流として噴出させることにより、触媒の中央部を早期に昇温させ、活性温度に到達させることができる。
また、触媒の中央部に排ガスを噴射することにより、壁面からの放熱が抑制され、触媒暖機に利用される熱量が増加して触媒暖機を促進することができる。
請求項2に係る発明は、前記ノズルは、前記排ガスを前記触媒コンバータの上流側の端部における前記中央部を指向する旋回流として噴出することを特徴とする請求項1に記載のエンジンである。
これによれば、噴出される排ガスの噴流の直進性を向上させ、触媒コンバータの中央部により多くの排ガスを当てることができ、上述した効果を促進することができる。
請求項3に係る発明は、前記タービンの上流側から下流側へ排ガスをバイパスさせるウェイストゲート流路と、前記ウェイストゲート流路に設けられたウェイストゲートバルブとを備え、前記制御部は、前記触媒昇温制御の実行時に、前記ウェイストゲートバルブを閉状態とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンである。
これによれば、ウェイストゲートバルブを閉状態とすることによって、バイパス流路からノズルに供給される排ガス流量を増加させ、上述した効果を促進することができる。
請求項4に係る発明は、前記タービンの上流側から下流側へ排ガスをバイパスさせるウェイストゲート流路と、前記ウェイストゲート流路に設けられたウェイストゲートバルブとを備え、前記制御部は、前記触媒昇温制御の実行時に、排ガスの流量が所定値未満の領域では前記ウェイストゲートバルブを閉状態とし、排ガスの流量が所定値以上の領域では前記ウェイストゲートバルブを開状態とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンである。
これによれば、排ガスの流量が所定値未満の領域ではウェイストゲートバルブを閉状態とすることによって、排ガスの全量をバイパス流路からノズルに供給することができ、上述した効果を促進することができる。
一方、排ガスの流量が所定値以上の領域ではウェイストゲートバルブを開状態とすることによって、排ガスの一部をウェイストゲート流路に導入し、バイパス流路のキャパシティを超えた排ガスを通過させて排気圧力の過度な上昇を抑制することができる。
請求項5に係る発明は、前記ウェイストゲートバルブが開状態であるときに、前記燃焼室から出る排ガスの流量の増加に応じて前記ウェイストゲートバルブの開度を増加させることを特徴とする請求項4に記載のエンジンである。
これによれば、触媒暖機促進効果と排気圧力の抑制とのバランスをとることができる。
請求項6に係る発明は、前記制御部は、エンジンの目標出力が所定値以上の領域においては、排ガスの流量に関わらず前記ウェイストゲートバルブを閉状態とすることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエンジンである。
これによれば、エンジンの目標出力が所定値以上の領域においてはウェイストゲートバルブを閉状態とすることにより、排ガスをタービンに導入して過給圧を発生させ、エンジンの出力を向上させることができる。
請求項7に係る発明は、前記バイパス流路の流路断面積が前記ウェイストゲート流路の流路断面積よりも小さいことを特徴とする請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載のエンジンである。
これによれば、バイパス流路は小負荷時の排ガスを通流させるキャパシティ(通流可能な流量)があれば足りることから、バイパス流路を小径化して表面積を小さくし、放熱を抑制して高温の排ガスを触媒コンバータに噴射することができる。
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成により触媒の昇温を迅速化したエンジンを提供することができる。
本発明を適用したエンジンの実施形態の構成を模式的に示す図である。 図1のII部拡大図である。 実施形態のエンジンのノズルの断面図である。 実施形態のエンジンのバイパスバルブ及びウェイストゲートバルブの制御概略を示すフローチャートである。 実施形態のエンジンにおける車両走行中のバイパスバルブ及びウェイストゲートバルブの状態推移の一例を示す図である。
以下、本発明を適用したエンジンの実施形態について説明する。
実施形態のエンジンは、例えば、乗用車等の自動車に走行用動力源として搭載される水平対向4気筒のガソリン直噴ターボ過給エンジンである。
図1は、実施形態のエンジンの構成を模式的に示す図である。
エンジン1は、クランクシャフト10、シリンダブロック20、シリンダヘッド30、ターボチャージャ40、インテークシステム50、エキゾーストシステム60、触媒暖機システム70、エンジン制御ユニット(ECU)100等を有して構成されている。
クランクシャフト10は、エンジン1の出力軸となる回転軸である。
クランクシャフト10の一方の端部には、図示しない変速機等の動力伝達機構が接続されている。
クランクシャフト10には、図示しないコネクティングロッド(コンロッド)を介して、ピストンが連結されている。
クランクシャフト10の端部には、クランクシャフトの角度位置を検出するクランク角センサ11が設けられている。
クランク角センサ11は、クランクシャフト10の回転に応じてパルス信号を出力する。
クランク角センサ11の出力は、ECU100に伝達される。
シリンダブロック20は、クランクシャフト10を、車体に縦置き搭載する場合における左右方向から挟みこむように二分割として構成されている。
シリンダブロック20の中央部には、クランクシャフト10を収容するとともに、クランクシャフト10を回転可能に支持するメインベアリングを有するクランクケース部が設けられている。
クランクケース部を挟んで左右に配置されるシリンダブロック20の左右バンクの内部には、ピストンが挿入され内部で往復するシリンダが例えば一対ずつ(4気筒の場合)形成されている。
シリンダヘッド30は、シリンダブロック20のクランクシャフト10とは反対側の端部(左右端部)にそれぞれ設けられている。
シリンダヘッド30は、燃焼室31、点火プラグ32、吸気ポート33、排気ポート34、吸気バルブ35、排気バルブ36、吸気カムシャフト37、排気カムシャフト38、インジェクタ39等を備えて構成されている。
燃焼室31は、シリンダヘッド30のピストン冠面と対向する箇所を、例えばペントルーフ状に凹ませて形成されている。
点火プラグ32は、燃焼室31の中央に設けられ、ECU100からの点火信号に応じてスパークを発生し、混合気に点火するものである。
吸気ポート33は、インテークマニホールド57から供給される燃焼用空気(新気)を燃焼室31に導入する流路である。
排気ポート34は、燃焼室31から既燃ガス(排ガス)を排出し、エキゾーストマニホールド61に導入する流路である。
吸気バルブ35、排気バルブ36は、吸気ポート33、排気バルブ34を所定のバルブタイミングで開閉するものである。
吸気バルブ35、排気バルブ36は、各気筒に例えば2本ずつ設けられる。
吸気バルブ35、排気バルブ36は、クランクシャフト10の1/2の回転数で回転する吸気カムシャフト37、排気カムシャフト38によって開閉される。
吸気カムシャフト37、排気カムシャフト38のカムスプロケット部には、各カムシャフトの位相を進角・遅角させて各バルブの開弁時期、閉弁時期を変化させる図示しないバルブタイミング可変機構が設けられている。
インジェクタ39は、ECU100が発する開弁信号に応じて、燃焼室31内に燃料を噴射して混合気を形成するものである。
ターボチャージャ40は、エンジン1の排気が有するエネルギを利用して、燃焼用空気(新気)を圧縮し、過給する過給機である。
ターボチャージャ40は、タービン41、コンプレッサ42、エアバイパス流路43、エアバイパスバルブ44、ウェイストゲート流路45、ウェイストゲートバルブ46等を備えている。
タービン41は、エンジン1の排ガスによって回転駆動される。
コンプレッサ42は、タービン41に同軸に取り付けられ、タービン41によって回転駆動され空気を圧縮する。
エアバイパス流路43は、コンプレッサ42の下流側から空気を抽出し、コンプレッサ42の上流側に還流させるものである。
エアバイパスバルブ44は、エアバイパス流路43に設けられ、ECU100からの指令に応じてエアバイパス流路43を閉塞する閉状態と、エアバイパス流路43を空気が通過可能な開状態とを、二段階に切換えるものである。
エアバイパスバルブ44は、電動アクチュエータによって開閉駆動される弁体を有する電動バルブとなっている。
エアバイパスバルブ44は、例えば、スロットルバルブ56を急激に閉じた場合等に、ターボチャージャ40のサージング防止やブレードの保護等を図るため開状態とされ、コンプレッサ42よりも下流側の吸気管内の空気をコンプレッサ42の上流側に還流させ、余剰圧力を低減させる。
ウェイストゲート流路45は、過給圧制御等を目的として、タービン41の上流側から排ガスの一部を抽出し、タービン41の下流側にバイパスさせるものである。
ウェイストゲート流路45は、タービン41のハウジングに一体に形成されている。
ウェイストゲートバルブ46は、ウェイストゲート流路45に設けられ流路を開閉する弁体を有し、ウェイストゲート流路45を通過する排ガスの流量を制御するものである。
ウェイストゲートバルブ46は、ECU100からの指令に応じて弁体を開閉駆動する電動アクチュエータを有する電動ウェイストゲートバルブである。
ウェイストゲートバルブ46には、その開度位置を検出する位置エンコーダである位置センサ46aが設けられる。
位置センサ46aの出力は、ECU100に伝達される。
電動アクチュエータは、ECU100によって、位置センサ46aにより検出される位置が所定の目標位置になるようフィードバック制御される。
ウェイストゲートバルブ46は、全開状態と全閉状態とを切換可能であるとともに、これらの中間位置においても任意の開度設定が可能となっている。
インテークシステム50は、燃焼用の空気を導入して吸気ポート33に導入するものである。
インテークシステム50は、インテークダクト51、チャンバ52、エアクリーナ53、エアフローメータ54、インタークーラ55、スロットルバルブ56、インテークマニホールド57、吸気圧センサ58等を備えて構成されている。
インテークダクト51は、外気を導入して吸気ポート33に導入する流路である。
チャンバ52は、インテークダクト51の入口部近傍に連通して設けられた空間部である。
エアクリーナ53は、インテークダクト51におけるチャンバ52との連通箇所の下流側に設けられ、空気を濾過してダスト等を取り除くものである。
エアフローメータ54は、エアクリーナ53の出口近傍に設けられ、インテークダクト51内を通過する空気流量を計測するものである。
エアフローメータ54の出力は、ECU100に伝達される。
ターボチャージャ40のコンプレッサ42は、エアフローメータ54の下流側に設けられている。
インタークーラ55は、インテークダクト51におけるコンプレッサ42の下流側に設けられ、例えば走行風等との熱交換によって、圧縮され高温となった空気を冷却する熱交換器である。
スロットルバルブ56は、インテークダクト51におけるインタークーラ55の下流側に設けられ、空気の流量を調節してエンジン1の出力を制御するバタフライバルブである。
スロットルバルブ56は、ドライバによる図示しないアクセルペダル操作等に応じて、図示しないスロットルアクチュエータによって開閉駆動される。
また、スロットルバルブ56には、その開度を検出するスロットルセンサが設けられ、その出力はECU100に伝達される。
インテークマニホールド57は、スロットルバルブ56の下流側に設けられ、空気を各気筒の吸気ポート33に分配する分岐管である。
吸気圧センサ58は、インテークマニホールド57内の空気の圧力(吸気圧力)を検出するものである。
吸気圧センサ58の出力は、ECU100に伝達される。
エキゾーストシステム60は、排気ポート34から排出された排ガスを外部に排出するものである。
エキゾーストシステム60は、エキゾーストマニホールド61、エキゾーストパイプ62、フロント触媒63、リア触媒64、サイレンサ65等を有して構成されている。
エキゾーストマニホールド61は、各気筒の排気ポート34から出た排ガスを集合させる集合管である。
エキゾーストマニホールド61は、本発明にいう第1の排ガス流路として機能する。
ターボチャージャ40のタービン41は、エキゾーストマニホールド61の下流側に配置されている。
エキゾーストパイプ62は、タービン41から出た排ガスを外部に排出する管路である。
エキゾーストパイプ62におけるフロント触媒63よりもタービン41側の領域は、本発明にいう第2の排ガス流路として機能する。
フロント触媒63、リア触媒64は、エキゾーストパイプ62の中間部分に設けられ、排ガス中のHC、NOx、CO等を浄化する三元触媒をそれぞれ備えている。
フロント触媒63は、タービン41の出口に近接して設けられ、リア触媒64はフロント触媒の出口側に設けられている。
三元触媒Cは、例えばアルミナ等によって形成された担体に、プラチナ、ロジウム、パラジウム等の貴金属を担持させて構成された触媒コンバータである。
担体の外形は円筒状に形成され、エキゾーストパイプ62に対して拡径されたハウジングの内部に収容されている。
サイレンサ65は、エキゾーストパイプ62の出口近傍に設けられ、排ガスの音響エネルギを低減するものである。
触媒暖機システム70は、エンジン1の冷間始動後に、ターボチャージャ40を通過する前の高温の排ガスをフロント触媒63の三元触媒Cの上流側の端部(端面)における中央部に噴射して、三元触媒Cを中央部から加熱するものである。
触媒暖機システム70は、バイパス流路71、ノズル72、バイパスバルブ73等を有して構成されている。
バイパス流路71は、エキゾーストマニホールド61から導入される排ガスを、ノズル72に供給する管路である。
バイパス流路71の上流側の端部は、エキゾーストマニホールド61の中間部から分岐した状態でエキゾーストマニホールド61と接続され、エキゾーストマニホールド61の内部と連通している。
バイパス流路71の流路断面積は、例えば、冷間始動後における排ガスの全量を、ポンプ損失増加による燃費悪化等を発生させない程度の排気圧力で通流可能な程度に設定され、ウェイストゲート流路45の流路断面積に対して小さく設定されている。
ノズル72は、バイパス流路71から供給される排ガスを、フロント触媒63の三元触媒Cの入口側(上流側・タービン41側)の端面における中央部を指向する噴流として噴出させるものである。
図2は、図1のII部拡大図である。
バイパス流路71の下流側(フロント触媒63側)の端部は、エキゾーストパイプ62におけるフロント触媒63の入口に近接した領域に、ノズル72を介して接続されている。
ノズル72は、エキゾーストパイプ62の外周面に形成された開口を介して、エキゾーストパイプ62の内部に排ガスを噴出可能となっている。
ノズル72は、その噴出方向(軸方向)を、エキゾーストパイプ62の径方向に対して、噴流の進行方向がフロント触媒63側に指向するように傾斜して配置されている。
ノズル72は、その噴出孔と、フロント触媒63の三元触媒Cの入側(上流側)の端面における中央部CCとを結んだ直線Lを回転中心軸として旋回しながら進行する旋回流Tを形成する。
図3は、実施形態のエンジンのノズルの断面図である。
ノズル72は、円筒部721、中心軸722、スクリュ部723等を有する。
円筒部721は、円筒状に形成された部材であって、一方の端部にバイパス流路71が接続され、排ガスが導入される。
円筒部721の他方の端部は、エキゾーストパイプ62に接続され、その内部に排ガスを噴出する。
中心軸722は、円筒部721の内径側に設けられた円柱状の部材であって、円筒部721と同心に配置されている。
スクリュ部723は、円筒部721の内周面と中心軸722の外周面との間にわたして配置された板状の部材であって、中心軸722の周囲にらせん状に巻き回されている。
円筒部721の一方の端部から導入された排ガスは、円筒部721と中心軸722との間隔を、スクリュ部723に沿ったらせん状に旋回しながら進行することによって、円筒部721の他方の端部から旋回流Tとして噴出する。
バイパスバルブ73は、バイパス流路71の中間部に設けられた電磁弁である。
バイパスバルブ73は、ECU100からの指令に応じて、エキゾーストマニホールド61とノズル72とを連通させる開状態と、遮断する閉状態とを切り換えられる。
エンジン制御ユニット(ECU)100は、エンジン1及びその補機類を統括的に制御するものである。
ECU100は、CPU等の情報処理手段、RAMやROM等の記憶手段、入出力インターフェイス及びこれらを接続するバス等を備えて構成されている。
また、ECU100には、ドライバによる図示しないアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルセンサ101が設けられている。
ECU100は、アクセルペダルセンサ101の出力等に基づいて、ドライバ要求トルクを設定する機能を備えている。
ECU100は、エンジン1が実際に発生するトルクが、設定されたドライバ要求トルクとなるよう、スロットルバルブ開度、過給圧、燃料噴射量、点火時期、バルブタイミング等を制御する。
また、ECU100は、エンジン1の冷間始動後に、フロント触媒63を早期に昇温させ、活性温度に到達させる触媒暖機制御を行う。
この触媒暖機制御は、例えば点火時期をリタード(遅延)させることによって排ガス温度を向上させるとともに、ターボチャージャ40のウェイストゲートバルブ46、及び、触媒暖機システム70のバイパスバルブ73の状態を以下説明するように制御することにより行われる。
図4は、実施形態のエンジンのバイパスバルブ及びウェイストゲートバルブの制御概略を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<ステップS01:イグニッションオン判断>
ECU100は、エンジン1の運転が停止されたイグニッションオフ状態から、エンジン1の運転が許可されたイグニッションオン状態への推移があったか否かを検出する。
イグニッションオン状態への推移があった場合にはステップS02に進み、その他の場合には一連の処理を終了する。
<ステップS02:触媒暖機要否判断>
ECU100は、フロント触媒63が暖機(昇温)を必要とする所定の低温状態であるか(活性温度に到達しているか)否かを判別する。
ECU100は、例えば、エンジン1の冷却水温や、前回運転時以来のソーク時間、外気温などに基づいて、触媒暖機の要否を判定する。
触媒暖機が必要であると判定された場合はステップS03に進み、触媒暖機が不要であると判定された場合はステップS05に進む。
<ステップS03:ウェイストゲートバルブ閉・バイパスバルブ開>
ECU100は、ウェイストゲートバルブ46を全閉状態とするとともに、バイパスバルブ73を開状態とする。
その後、ステップS04に進む。
<ステップS04:エンジン始動>
ECU100は、クランキング、燃料噴射、点火を開始してエンジン1を始動する。
例えばクランクシャフト10の回転速度が所定値以上となり、完爆(始動完了)判定が成立した後、ステップS07に進む。
<ステップS05:ウェイストゲートバルブ開・バイパスバルブ閉>
ECU100は、ウェイストゲートバルブ46を全開あるいは中間開度の開状態とするとともに、バイパスバルブ73を閉状態とする。
その後、ステップS06に進む。
<ステップS06:エンジン始動>
ECU100は、ステップS04と同様にエンジン1を始動する。
完爆判定が成立した後、ステップS13に進む。
<ステップS07:排ガス流量判断>
ECU100は、エンジン1から排出される排ガスの流量を推定する。
排ガスの流量は、例えば、吸入空気量、吸気管圧力、EGR率、燃料噴射量、点火時期などから推定することができる。
ECU100は、推定された排ガスの流量を予め設定された閾値である所定値と比較する。
この所定値は、ウェイストゲートバルブ46を全閉のままで、バイパス流路71のみによって全量の排ガスを通流可能な程度の排ガス流量を考慮して設定されている。
排ガス流量が所定値以上である場合は、ステップS08に進み、所定値未満である場合は、ステップS09に進む。
<ステップS08:要求トルク判断>
ECU100は、現在のエンジン1のドライバ要求トルクが比較的大きく、出力トルクをドライバ要求トルクと一致させるために、ターボチャージャ40による過給を必要とする過給域であるか、過給を行わなくてもドライバ要求トルクとなる出力トルクが発生可能なNA領域であるか否かを判別する。
ドライバ要求トルクが過給域である場合は、ステップS11に進み、NA領域である場合はステップS10に進む。
<ステップS09:ウェイストゲートバルブ閉・バイパスバルブ開>
ECU100は、ウェイストゲートバルブ46を全閉状態とし、バイパスバルブ73を開状態とする。
これによって、排ガスは、全量がバイパス流路71を流れ、ノズル72からフロント触媒63の三元触媒Cに噴射される。
その後、ステップS12に進む。
<ステップS10:バイパスバルブ開・ウェイストゲートバルブ排ガス流量制御>
ECU100は、バイパスバルブ73及びウェイストゲートバルブ46をともに開状態とする。
ウェイストゲートバルブ46は、その開度を、排ガスの流量増加に応じて増加させる制御が行われる。
ウェイストゲートバルブ46の開度は、バイパス流路71のみでは通流させることが難しい排ガス流量を、ウェイストゲート流路45に通流させることを考慮して設定される。
その後、ステップS12に進む。
<ステップS11:バイパスバルブ閉・ウェイストゲートバルブ過給圧フィードバック制御>
ECU100は、バイパスバルブ73を閉状態とする。
ウェイストゲートバルブ46は、ターボチャージャ40による過給圧が、ドライバ要求トルクに応じて設定される目標過給圧となるよう過給圧フィードバック制御が行われる。
ウェイストゲートバルブ46は、目標過給圧に対して実過給圧が低い場合には全閉とされる。
また、実過給圧が目標過給圧に達した場合には、オーバーシュートを防ぐために開状態とされ、ウェイストゲートバルブ46の開度は、実過給圧の目標過給圧からの乖離(超過)度合に応じて適宜設定される。
その後、ステップS12に進む。
<ステップS12:触媒暖機完了判断>
ECU100は、フロント触媒63の暖機が完了したか否かを判別する。
暖機が完了したか否かは、例えば、エンジン始動後における経過時間や、エンジン始動後の排ガス流量の累積値に基づいて判別することができる。
触媒暖機が未了である場合は、ステップS07に戻り以降の処理を繰り返す。
触媒暖機が完了している場合は、ステップS13に進む。
<ステップS13:バイパスバルブ閉・WGV過給圧FB制御>
ECU100は、バイパスバルブ73を閉状態とし、ウェイストゲートバルブ46は、通常の過給圧フィードバック制御を行う。
すなわち、ドライバ要求トルクがNA領域である場合には、ウェイストゲートバルブ46は全開状態とされ、過給領域である場合には、目標過給圧が実過給圧に達するように開度制御が行われる。
その後、一連の処理を終了する。
図5は、実施形態のエンジンにおける車両走行中のバイパスバルブ及びウェイストゲートバルブの状態推移の一例を示す図である。
図5において、縦軸は車速を表し、横軸は時間を表している。
図5に示すように、エンジン始動後から触媒暖機終了までは、過給域を用いる高負荷状態の場合を除き、バイパスバルブ73を開状態とすることによって、ノズル72からフロント触媒62の三元触媒Cに高温の排ガスを噴射して触媒暖機の促進を図っている。
停車時から発進直後の領域R1においては、エンジン1が発生する排ガスの流量が小さく、全量をバイパス流路71から排出することが可能であるため、ウェイストゲートバルブ46は閉状態となっている。
なお、厳密には排ガスはタービン41を通過することも可能であるが、タービン41は流路抵抗、圧力損失が大きいことから、排ガスの全量はバイパス流路71に流入する。
その後、車速が増加して領域R2に入ると、バイパス流路71のみでは排ガスの全量を通過させることができなくなることから、ウェイストゲートバルブ46を開いて、ウェイストゲート流路45にも排ガスを通流させる。
このとき、ウェイストゲートバルブ46の開度及びウェイストゲート流路45の排ガス流量は、エンジン1が発生する排ガスの流量増加に応じて増加するようになっている。
その後、さらに車速が増加してエンジン1のドライバ要求トルクが過給域となる領域R3に入ると、過給圧を発生させるためにバイパスバルブ73及びウェイストゲートバルブ46が閉じられ、その後実過給圧が目標過給圧に近づくと過給圧フィードバック制御が開始される。
その後、触媒暖機が終了し、車両が定速走行や減速を行なう領域R4に入ると(エンジン負荷が低い場合)、バイパスバルブ73は閉状態とされ、NA領域でのエンジン1の運転のため、ウェイストゲートバルブ46は全開状態とされる。
また、触媒暖機終了後でありかつ加速時等のエンジン1の負荷が大きい領域R5に入ると、バイパスバルブ73は閉状態とされ、ウェイストゲートバルブ46は過給圧フィードバック制御が行われる。
以上のように、本実施形態においては、触媒の暖機状態、排ガスの流量、ドライバ要求トルク(目標過給圧)に応じて、ウェイストゲートバルブ46及びバイパスバルブ73を制御することによって、触媒の暖機促進とエンジン性能(出力及びドライバビリティ)とを両立することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)触媒暖機が必要である場合に、熱容量が大きいため冷間時に排ガス温度を低下させやすいターボチャージャ40を通過する前の高温の排ガスを、バイパス流路71によって抽出し、ノズル72からフロント触媒63三元触媒Cの上流側の端部における中央部CCを指向する噴流として噴出させることにより、三元触媒Cの中央部CCを早期に昇温させ、活性温度に到達させることができる。
また、三元触媒Cの中央部CCに排ガスを噴射することにより、フロント触媒63のハウジングの壁面からの放熱が抑制され、触媒暖機に利用される熱量が増加して触媒暖機を促進することができる。
(2)ノズル72が排ガスを旋回流Tとして噴出することにより、噴流の直進性を向上させ、三元触媒Cの中央部CCにより多くの排ガスを当てることができ、上述した効果を促進することができる。
(3)エンジン1の始動後、排ガスの流量が所定値未満の領域ではウェイストゲートバルブ46を閉状態とすることによって、排ガスの全量をバイパス流路71からノズルに供給することができ、上述した効果を促進することができる。
一方、排ガスの流量が所定値以上の領域ではウェイストゲートバルブ46を開状態とすることによって、排ガスの一部をウェイストゲート流路45に導入し、バイパス流路71のキャパシティを超えた排ガスを通過させ、排気圧力の過度な上昇を抑制することができる。
(4)ウェイストゲートバルブ46を開状態とした際の開度を、排ガスの流量増加に応じて増加させることにより、触媒暖機促進効果と排気圧力の抑制とのバランスをとることができる。
(5)ドライバ要求トルクが過給域である場合に、ウェイストゲートバルブ46を閉状態とすることにより、排ガスをタービン41に導入して過給圧を発生させ、エンジン1の吸入空気量を増大させ出力を向上させることができる。
(6)バイパス流路71の流路断面積を、ウェイストゲート流路45の流路断面積に対して小さくしたことによって、バイパス流路71を小径化して表面積を小さくし、放熱を抑制して、高温の排ガスをフロント触媒63に噴射して触媒暖機促進効果を高めることができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)エンジンや触媒暖機システムの構成は、上述した実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
例えば、エンジンの気筒数、シリンダレイアウト、燃料噴射方式や補器類の構成などは、実施形態に限定されず、適宜変更することが可能である。
また、実施形態においては、エンジンは火花点火式のガソリンエンジンであったが、ガソリン以外の燃料を用いる火花点火式エンジンや、予混合圧縮着火を行うエンジンにも本発明は適用することができる。
(2)実施形態は、ガソリンエンジンの三元触媒の暖機を行うものであったが、本発明は、例えばディーゼルエンジンの酸化触媒(DOC)など、他種の触媒コンバータの昇温にも利用することが可能である。
(3)ノズルが旋回流を形成するための構成は、実施形態の構成に限定されず適宜変更することが可能である。
例えば、ノズルの少なくとも一部が、複数の管路をらせん状(ツイスト状)に撚りあわせて構成されるようにしてもよい。
また、触媒コンバータに対するノズルの配置や噴出方向も特に限定されない。
(4)実施形態において、バイパス流路はエキゾーストマニホールドから分岐して設けられる構成であったが、これに限らず、例えばシリンダヘッド内に形成される排ガス流路である排気ポートから排ガスを抽出する構成としてもよい。
1 エンジン 10 クランクシャフト
11 クランク角センサ 20 シリンダブロック
30 シリンダヘッド 31 燃焼室
32 点火プラグ 33 吸気ポート
34 排気ポート 35 吸気バルブ
36 排気バルブ 37 吸気カムシャフト
38 排気カムシャフト 39 インジェクタ
40 ターボチャージャ
41 タービン 42 コンプレッサ
43 エアバイパス流路 44 エアバイパスバルブ
45 ウェイストゲート流路 46 ウェイストゲートバルブ
46a 位置センサ
50 インテークシステム 51 インテークダクト
52 チャンバ 53 エアクリーナ
54 エアフローメータ 55 インタークーラ
56 スロットルバルブ 57 インテークマニホールド
58 吸気圧センサ
60 エキゾーストシステム 61 エキゾーストマニホールド
62 エキゾーストパイプ 63 フロント触媒
64 リア触媒 65 サイレンサ
C 三元触媒 CC 中央部
T 旋回流
70 触媒暖機システム 71 バイパス流路
72 ノズル 721 円筒部
722 中心軸 723 スクリュ部
73 バイパスバルブ
100 エンジン制御ユニット(ECU)
101 アクセルペダルセンサ

Claims (7)

  1. 排ガスにより駆動されるターボチャージャと、
    排ガスを浄化処理する触媒コンバータと、
    燃焼室から出た排ガスを前記ターボチャージャのタービンに導入する第1の排ガス流路と、
    前記タービンを通過した排ガスを前記触媒コンバータに導入する第2の排ガス流路と
    を備えるエンジンであって、
    排ガスを前記触媒コンバータの上流側の端部における中央部を指向する噴流として前記第2の排ガス流路内に噴出させるノズルと、
    前記第1の排ガス流路から分岐して設けられ前記ノズルに排ガスを導入するバイパス流路と、
    前記バイパス流路に設けられたバイパスバルブと、
    前記触媒コンバータが所定の低温状態にあるときに前記バイパスバルブを開状態とする触媒昇温制御を実行する制御部と
    を備えることを特徴とするエンジン。
  2. 前記ノズルは、前記排ガスを前記触媒コンバータの上流側の端部における前記中央部を指向する旋回流として噴出すること
    を特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記タービンの上流側から下流側へ排ガスをバイパスさせるウェイストゲート流路と、
    前記ウェイストゲート流路に設けられたウェイストゲートバルブと
    を備え、
    前記制御部は、前記触媒昇温制御の実行時に、前記ウェイストゲートバルブを閉状態とすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記タービンの上流側から下流側へ排ガスをバイパスさせるウェイストゲート流路と、
    前記ウェイストゲート流路に設けられたウェイストゲートバルブと
    を備え、
    前記制御部は、前記触媒昇温制御の実行時に、排ガスの流量が所定値未満の領域では前記ウェイストゲートバルブを閉状態とし、排ガスの流量が所定値以上の領域では前記ウェイストゲートバルブを開状態とすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
  5. 前記制御部は、前記ウェイストゲートバルブが開状態であるときに、前記燃焼室から出る排ガスの流量の増加に応じて前記ウェイストゲートバルブの開度を増加させること
    を特徴とする請求項4に記載のエンジン。
  6. 前記制御部は、エンジンの目標出力が所定値以上の領域においては、排ガスの流量に関わらず前記ウェイストゲートバルブを閉状態とすること
    を特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエンジン。
  7. 前記バイパス流路の流路断面積が前記ウェイストゲート流路の流路断面積よりも小さいこと
    を特徴とする請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載のエンジン。
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