JP2020002555A - 壁高欄用足場設置装置 - Google Patents

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Tetsuji Ota
哲司 太田
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Abstract

【課題】 壁高欄用足場を壁高欄に安全かつ容易に設置することができる、壁高欄用足場設置装置を提供する。【解決手段】 壁高欄用足場10を横倒しの状態で載置して搬送するための台車2と、台車2から壁高欄100上を経て当該壁高欄100の外側に延出されており壁高欄用足場10の梯子固定部13側を壁高欄100の外側までスライド可能とし、かつ揺動可能に支持する固定部側ガイドレール3と、壁高欄用足場10を固定部側ガイドレール3に沿って壁高欄100の外側にスライド移動させる際に壁高欄用足場10の作業床14側を吊り上げるとともに、スライド移動後に壁高欄用足場10の作業床14側を吊り下げながら固定部側ガイドレール3を支点として壁高欄用足場10を回転させて梯子固定部13を壁高欄100に固定する昇降クレーン5とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、高架橋や橋梁の点検作業や補修作業のための足場を壁高欄に設置するための壁高欄用足場設置装置に関するものである。
高速道路等の高架橋や橋梁に用いられるコンクリートや鉄骨は、風雨や紫外線に曝されることにより経年劣化や腐食により強度が低下する。このため、高架橋や橋梁は定期的な点検を行って適切な補修作業を実施する必要がある。高架橋や橋梁の点検・補修作業の際には、前記高架橋や前記橋梁の外側面に仮設の足場が設置される。
このような、高架橋や橋梁に設置される仮設の足場として、特開2015−224514号公報では、高欄の上端部に取付けられる梯子固定枠と、この梯子固定枠に懸吊され、高欄の外側面に沿って垂下する梯子とを有し、前記梯子は、昇降空間を囲む保護枠と、前記昇降空間の下部に作業床を形成する作業床形成部材とを備え、前記保護枠および前記作業床形成部材は、昇降空間を潰して梯子の昇降面に沿って延びる格納位置に変位するように、前記梯子の支柱に枢動可能に連結される高欄用足場装置が提案されている(特許文献1)。
特開2015−224514号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明においては、複数の作業員の手によって高欄用足場装置を運搬し、壁高欄より高い位置まで持ち上げ、前記壁高欄の外側面に沿って垂直に設置しなければならず、設置作業が困難であるという問題がある。特に、高速道路の高架橋や橋梁に設置する場合には、安全性の確保のため交通規制が必要となる。例えば、4車線で計画された道路のうちの2車線のみを暫定的に供用するいわゆる暫定2車線区間では路肩規制では幅(壁高欄から走行車線までの幅)が非常に狭いことから、通行止めによる交通規制を余儀なくされている。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、壁高欄用足場を壁高欄に安全かつ容易に設置することができる、壁高欄用足場設置装置を提供することを目的としている。
本発明に係る壁高欄用足場設置装置は、壁高欄用足場を壁高欄に安全かつ容易に設置するという課題を解決するために、高架橋や橋梁の点検・補修作業のための足場を壁高欄に設置するための壁高欄用足場設置装置であって、壁高欄用足場を横倒しの状態で載置して搬送するための台車と、前記台車から前記壁高欄上を経て当該壁高欄の外側に延出されており前記壁高欄用足場の梯子固定部側を前記壁高欄の外側までスライド可能とし、かつ揺動可能に支持する固定部側ガイドレールと、前記壁高欄用足場を前記固定部側ガイドレールに沿って前記壁高欄の外側にスライド移動させる際に前記壁高欄用足場の作業床側を吊り上げるとともに、スライド移動後に前記壁高欄用足場の作業床側を吊り下げながら前記固定部側ガイドレールを支点として前記壁高欄用足場を回転させて前記梯子固定部を前記壁高欄に固定する昇降クレーンとを有する。
また、本発明の一態様として、壁高欄用足場を壁高欄の外側まで安全かつ容易にスライド移動させるという課題を解決するために、前記台車から前記壁高欄上まで延出されて前記壁高欄用足場の作業床側を前記壁高欄上までスライド可能に支持する作業床側ガイドレールを有しているとともに、当該作業床側ガイドレールに沿って前記昇降クレーンをスライド可能に配置してもよい。
本発明によれば、高欄用足場を壁高欄に安全かつ容易に設置することができる。
本発明に係る壁高欄用足場設置装置の一実施形態であって壁高欄用足場を載置した状態を示す斜視図である。 本実施形態により壁高欄に設置した壁高欄用足場を示す斜視図である。 本実施形態の壁高欄用足場設置装置を運搬車の荷台に搭載した状態を簡略的に示す斜視図である。 図3に示す状態の壁高欄用足場設置装置を運搬車の荷台から車外に引き出して折り畳まれた前輪脚部を開脚させた状態を示す斜視図である。 図4に示す状態からさらに車外に引き出して折り畳まれた後輪脚部を開脚させた状態を示す斜視図である。 本実施形態における高さ調整手段によって載置した壁高欄用足場の位置を高く持ち上げた状態を示す斜視図である。 本実施形態における固定部側ガイドレールおよび作業床側ガイドレールを壁高欄に設置した状態を示す斜視図である。 図7に示す状態であって壁高欄の内側(道路側)から見た状態を示す斜視図である。 本実施形態における壁高欄用足場を固定部側ガイドレールおよび作業床側ガイドレールに沿って壁高欄の上方にスライドさせて昇降クレーンを設置した状態を示す斜視図である。 図9に示す状態であって壁高欄の内側から見た状態を示す斜視図である。 本実施形態における昇降クレーンにより壁高欄用足場の作業床側を吊り上げた状態を示す斜視図である。 図11に示す状態であって壁高欄の内側から見た状態を示す斜視図である。 本実施形態における壁高欄用足場を吊り上げ固定部側ガイドレールに沿って壁高欄の外側までスライド移動させた状態を示す斜視図である。 図13に示す状態であって壁高欄の内側から見た状態を示す斜視図である。 本実施形態における昇降クレーンにより壁高欄用足場の作業床側を吊り下げて前記高欄用足場の梯子固定部を壁高欄の上端部に嵌め入れた状態を示す斜視図である。 図15に示す状態であって壁高欄の内側から見た状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る壁高欄用足場設置装置の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態の壁高欄用足場設置装置1は、図1に示すように、壁高欄用足場10を壁高欄100に設置するための装置であって、壁高欄用足場10を載置する台車2と、この台車2から延出された固定部側ガイドレール3と、前記台車2から延出された作業床側ガイドレール4と、前記壁高欄用足場10の作業床14側を昇降させる昇降クレーン5とを有する。
ここで、本実施形態の壁高欄用足場設置装置1に載置される壁高欄用足場10の構成について簡単に説明する。
壁高欄用足場10は、図2に示すように、壁高欄100の外側面に吊設されて高架橋や橋梁の点検・補修作業のための足場となるものであり、主として、作業時に作業員が高架橋等の外側面に沿って昇降するための梯子部11と、作業員の落下を防止のため前記梯子部11を囲む安全柵12と、前記梯子部11を壁高欄100に固定するための梯子固定部13と、前記梯子部11の下端に設けられて作業スペースとなる作業床14とから構成されている。
前述した壁高欄用足場10の各構成のうち、前記梯子部11には、壁高欄用足場設置装置1の固定部側ガイドレール3および作業床側ガイドレール4を受ける位置にそれぞれレール受部15が設けられている。梯子固定部13側のレール受部15は固定部側ガイドレール3による回転支点となりうるように半円筒状に形成されている。また、梯子部11は、高架橋や橋梁の構造に応じて高さ方向や幅方向に伸縮可能に構成してもよい。
梯子固定部13は、門形または逆コの字状に形成されて壁高欄100の上端部に嵌め込むように構成されている。また、安全柵12は、金属棒等からなるフレーム材により構成されている。なお、安全柵12は、フレーム材からなるものに限定されるものではなく、ロープや鎖等から構成されていてもよい。
作業床14は、作業員が点検作業や補修作業を行うための作業スペースであり、梯子部11の下端部に略水平に形成されており、安全柵12に包囲された昇降スペースより高架橋や橋梁側に延出された部分は前記梯子部11に沿って折り畳めるように構成されている。
次に、本実施形態の壁高欄用足場設置装置1の各構成について詳細に説明する。
台車2は、壁高欄用足場10を横倒しの状態で載置し、所定の場所まで搬送するためのものであり、本実施形態では、前記壁高欄用足場10を載置する台車本体21と、この台車本体21の下面側に設けられる車輪部22とを有する。
台車本体21は、横倒し状態の壁高欄用足場10を搭載可能な寸法に形成されている。本実施形態では、図3に示すように、搭載された壁高欄用足場10とともに搬送車200の荷台に搭載可能な寸法に形成されている。なお、車輪部22は、搬送車200の荷台に搭載し易くするため折り畳み可能な構成を備えており、前記搬送車200から降ろされる際には、図4および図5に示すように、開脚するようになっている。車輪部22の具体的な構成については後述する。
本実施形態の台車本体21は、壁高欄100やこの壁高欄100に設置される雪庇防止柵(図示しない)の高さに応じて、図6に示すように、壁高欄用足場10を任意の高さに昇降可能とするため、ジャッキ機能を有する高さ調整手段23を備えている。具体的には、台車本体21は略矩形状に形成された上方枠材24と、略同形状の下方枠材25と、これら上方枠材24および下方枠材25の間に設けられる高さ調整手段23とを有する。この高さ調整手段23は、2枚の枠状の中間枠材26で構成されており、互いに略X字状に回動自在に連結されているとともに、それぞれの上下端部が前記上方枠材24と前記下方枠材25に連結されている。そして、2枚の中間枠材26のうち、一方の上下端部が前記下方枠材25および前記上方枠材24の端部に回動自在に設けられているとともに、他方の上下端部が前記下方枠材25および前記上方枠材24に沿ってスライド可能に連結されている。これにより油圧ジャッキ等を使って中間枠材26の下端部をスライド移動させることで前記上方枠材24が昇降するようになっている。
なお、高さ調整手段23は、前述した構成に限定されるものでなく、例えば、滑車やロープによる吊り上げ機構や上下方向に螺進させるネジ機構等から適宜選択してもよい。
車輪部22は、壁高欄用足場10を台車2に乗せて作業現場まで搬送するためのものであり、台車本体21の下面に設けられている脚部27と、この脚部27の先端に回転自在に軸支されている車輪28とを有する。本実施形態における脚部27は、台車本体21の前方側に設置される一対の前脚部27aと後方側に設置される一対の後脚部27bとを有し、それぞれ台車本体21に折り畳み可能に構成されている。つまり、図3ないし図5に示すように、搬送車200の荷台に搭載される際には、前脚部27aおよび後脚部27bが前記台車本体21の下面に沿って畳まれるとともに、前記搬送車200の荷台から降ろされる際にはそれぞれが開脚するようになっている。
固定部側ガイドレール3は、台車2に載置された壁高欄用足場10の梯子固定部13側を揺動可能に支持し、壁高欄100の外側までスライド移動させるものである。本実施形態では、壁高欄用足場10に設けられたレール受部15に対してスライド容易でかつ揺動自在に支持するため、円筒状ないし円柱状に形成されている。また、先端部には、壁高欄用足場10が先端から滑り落ちないように、レールの外径よりも大径に形成されたストッパー用突起31が設けられている。
この固定部側ガイドレール3は、図7および図8に示すように、台車2から壁高欄100上を経て当該壁高欄100の外側に延出可能な長さを有している。図示しないが、本実施形態では、外径の異なる管同士を重ね合わせてなる多重管構造とすることで搬送時などにおいては台車2の幅に収まる長さに収縮し、壁高欄用足場10を壁高欄100に設置する際には前記壁高欄100の外側まで伸張するように構成されている。
なお、固定部側ガイドレール3は、伸縮可能なものに限定されるものではなく、例えば、延長用のレール材を台車2に固定されたレール材に連結させることで、壁高欄100上を経て当該壁高欄100の外側まで延出させるようにしてもよい。
作業床側ガイドレール4は、台車2に載置された壁高欄用足場10の作業床14側を支持し、図9および図10に示すように、壁高欄100上までスライド移動させるためのものである。後述するように、壁高欄用足場10は壁高欄100の外側までスライド移動された後に、作業床14側を吊り下げる必要がある。よって、作業床側ガイドレール4は、固定部側ガイドレール3とは異なり、壁高欄100の外側ではなく前記壁高欄100の真上まで伸張されるように設置されている。
また、本実施形態における作業床側ガイドレール4は、固定部側ガイドレール3と同様に、壁高欄用足場10に設けられたレール受部15がスライドし易くするため、円筒状ないし円柱状に形成されているとともに、台車2から壁高欄100上まで伸縮可能または延長可能に構成されている。そして、その先端部にはレールの外径よりも大径に形成されたストッパー用突起41が設けられている。
昇降クレーン5は、壁高欄用足場10を壁高欄100の外側に移動させた後に作業床14側を昇降させるためのものであり、本実施形態では、図9ないし図12に示すように、主として、壁高欄用足場10を吊設するための腕となるブーム51と、このブーム51を支える支柱部52と、前記ブーム51の先端部および基端部に設けられる滑車53にかけられたロープ54を巻き取るウインチ55とを有する。
支柱部52は、垂直に立てられる本支柱56と、この本支柱56を左右斜めから支持する2本の傾斜支柱57とで構成されており、前記本支柱56の上端部にブーム51が連結されている。前記ブーム51は支柱部52に支持されながらその先端部を壁高欄100の外側に延出される。また、前記ブーム51の先端部および基端部には、壁高欄用足場10を昇降させるロープ54をかける滑車53が設けられている。
また、本実施形態におけるブーム51および支柱部52は、各上端部がピン58によって回動自在に連結されており、前記ピン58を支点として折り畳まれるようになっている。これにより、搬送時には、図7および図8に示すように、折り畳まれるとともに横倒しされた状態で台車2に搭載される。
また、支柱部52は、図9および図10に示すように、横倒しされた状態から立ち上げた際に、作業床側ガイドレール4および当該作業床側ガイドレール4に沿って両サイドに設置される補助ガイドレール6に対しスライド可能に設置される。各下端部には、壁高欄用足場10と同様、各下端部にレール受部59が設けられている。そして、本支柱56が前記作業床側ガイドレール4に沿ってスライド移動れることで、図11および図12に示すように、支柱部52は折り畳まれた状態から展開された状態になる。
ウインチ55は、ロープ54を巻き上げたり巻き戻したりするためのものであり、本実施形態では手巻き式のウインチ55が2本の傾斜支柱57の基端部に配置される。また、前記ロープ54の先端には、図示しないがフックが設けられており、壁高欄用足場10の作業床14側に引っ掛けて吊り上げられるようになっている。なお、ロープ54と壁高欄用足場10との連結はフックによるものに限定されるものではなく、例えばロープ54を壁高欄用足場10に括り付けて連結してもよい。
また、本実施形態における昇降クレーン5は、図13および図14に示すように、作業床14側を吊り上げた状態で壁高欄用足場10を壁高欄100の外側までスライドさせる際に、前記壁高欄用足場10とともに作業床側ガイドレール4に沿ってスライドされるようになっている。
なお、昇降クレーン5は、搬送時に台車2に搭載されるものに限定されるものではなく、台車2とは別体に構成して搬送し、使用時に前記台車2に搭載するようにしてもよい。また、昇降クレーン5は、スライド可能なものに限定されるものではなく、例えば、ブーム51を伸縮可能な構成にしてもよい。
次に、本実施形態の壁高欄用足場設置装置1における各構成の作用について壁高欄用足場10の設置手順に沿って説明する。
本実施形態の壁高欄用足場設置装置1は、図3に示すように、壁高欄用足場10を台車2に横倒し状態で載置する。そして、台車2の車輪部22を折り畳み、搬送車200の荷台に搭載される。そして、壁高欄用足場10を設置する高架橋や橋梁の対象現場近傍まで搬送車200に搭載されたまま搬送される。
対象現場近傍に到着すると、壁高欄用足場10を載置させたままの壁高欄用足場設置装置1を搬送車200の荷台から降ろす。本実施形態では、図4に示すように、台車2を車外に引き出して折り畳まれた前脚部27aを開脚させ、さらに引き出して、図5に示すように、後脚部27bを開脚させる。
次に、壁高欄用足場10を載置した壁高欄用足場設置装置1を対象現場の壁高欄100に横付けする。本実施形態では台車2に車輪28が設けられているため、作業員一人でも対象現場まで押して移動させることができる。ここで、台車2は、図6に示すように、壁高欄100の高さに応じて高さ調整手段23により高さを調整する。
次に、図7および図8に示すように、固定部側ガイドレール3を伸張して壁高欄100上を経て当該壁高欄100の外側まで延出し、作業床側ガイドレール4を壁高欄100上まで伸張する。そして、図9およぶ図10に示すように、壁高欄用足場10を固定部側ガイドレール3および作業床側ガイドレール4に沿って壁高欄100上までスライド移動させる。当該壁高欄用足場10は、固定部側ガイドレール3および作業床側ガイドレール4に沿って安全かつ容易に移動できるため、作業員一人でもスライド移動させられる。また、作業床側ガイドレール4の先端部にはストッパー用突起41が設けられているため、壁高欄用足場10が壁高欄100の外側に滑り落ちることを防止している。
次に、昇降クレーン5を台車2に設置し、壁高欄用足場10の作業床14側を吊り上げる。本実施形態では、図9および図10に示すように、横倒しされた状態の昇降クレーン5を立ち上げ、支柱部52の下端部に設けられたレール受部59を作業床側ガイドレール4および補助ガイドレール6を固定部側ガイドレール3および作業床側ガイドレール4に嵌め入れスライド可能に設置する。
また、図11および図12に示すように、本支柱56を前記作業床側ガイドレール4に沿ってスライドさせることで折り畳んだ状態から展開する。そして、ロープ54の先端に設けたフックを壁高欄用足場10の作業床14側に掛止させ、ウインチ55を巻き上げることで前記壁高欄用足場10の作業床14側を吊り上げる。
壁高欄用足場10は、図13および図14に示すように、昇降クレーン5に吊り上げられた状態で壁高欄100の外側までスライド移動される。壁高欄用足場10の作業床14側は昇降クレーン5に吊り上げられているため作業床側ガイドレール4の先端部のストッパー用突起41に引っ掛からずに壁高欄100の外側に移動される。このとき、昇降クレーン5が作業床側ガイドレール4に沿って壁高欄用足場10とともにスライドするため、壁高欄用足場10の作業床14側は吊り上げられた状態で壁高欄100の外側までスライド移動できる。つまり、壁高欄用足場10を壁高欄100の外側までスライド移動させるには、壁高欄用足場10を外側に向けて押すだけでよく、一人で作業することができる。また、壁高欄用足場10は、固定部側ガイドレール3の先端部のストッパー用突起31に引っ掛かるため、押しすぎて壁高欄100の外側に落下させることはない。
その後、図15および図16に示すように、昇降クレーン5によって壁高欄100の外側までスライド移動された壁高欄用足場10の作業床14側を吊り下げる。具体的には、ウインチ55を巻き上げ方向とは逆方向に回転させ、連結しているロープ54を弛ませて壁高欄用足場10の作業床14側を徐々に降下させる。このとき作業床側ガイドレール4が壁高欄100の外側までは伸張されていないため、壁高欄用足場10の作業床14側を前記作業床側ガイドレール4の高さよりも吊り下げることができる。これに対し、梯子固定部13側は固定部側ガイドレール3に係止されている。よって、壁高欄用足場10全体は前記固定部側ガイドレール3を支点として回動する。
壁高欄用足場10の回転に伴って梯子固定部13を壁高欄100の上端部に嵌め入れられる。これにより、前記壁高欄用足場10は前記壁高欄100に固定される。そして、ロープ54のフックを壁高欄用足場10から外すとともに固定部側ガイドレール3および作業床側ガイドレール4を縮めて壁高欄100から外す。これにより、図2に示すように、壁高欄用足場10の設置が完了する。
以上のような本実施形態の壁高欄用足場設置装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
1.高架橋や橋梁の壁高欄100に壁高欄用足場10を安全かつ容易に設置することができる。
2.壁高欄用足場10を複数人で持ち上げる必要なく、設置作業に必要な壁高欄用足場10のスライド移動や昇降クレーン5による吊り上げ・吊り下げ作業を一人または少人数で行うことができる。
3.搬送車200の荷台に積むことができるため、壁高欄用足場10を設置する対象現場へ搬送することも簡単である。
4.暫定2車線区間等の路肩規制の幅の狭い場所でも設置作業が容易であり、通行止めなどの交通規制を行わなくても設置できる。
なお、本発明に係る壁高欄用足場設置装置は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、台車2の高さ調整手段23は台車本体21側ではなく、脚部27を伸縮可能な構成や前記脚部27の開脚の角度を任意の角度で固定可能な構成にしてもよい。また、高さ調整手段23や昇降クレーン5の動力は、手動のものに限定されるものではなく、電気モータ等の機械的な動力を用いてもよい。
1 壁高欄用足場設置装置
2 台車
3 固定部側ガイドレール
4 作業床側ガイドレール
5 昇降クレーン
6 補助ガイドレール
10 壁高欄用足場
11 梯子部
12 安全柵
13 梯子固定部
14 作業床
15 レール受部
21 台車本体
22 車輪部
23 高さ調整手段
24 上方枠材
25 下方枠材
26 中間枠材
27 脚部
27a 前脚部
27b 後脚部
28 車輪
31 ストッパー用突起
41 ストッパー用突起
51 ブーム
52 支柱部
53 滑車
54 ロープ
55 ウインチ
56 本支柱
57 傾斜支柱
58 ピン
59 レール受部
100 壁高欄
200 搬送車

Claims (2)

  1. 高架橋や橋梁の点検・補修作業のための足場を壁高欄に設置するための壁高欄用足場設置装置であって、
    壁高欄用足場を横倒しの状態で載置して搬送するための台車と、
    前記台車から前記壁高欄上を経て当該壁高欄の外側に延出されており前記壁高欄用足場の梯子固定部側を前記壁高欄の外側までスライド可能とし、かつ揺動可能に支持する固定部側ガイドレールと、
    前記壁高欄用足場を前記固定部側ガイドレールに沿って前記壁高欄の外側にスライド移動させる際に前記壁高欄用足場の作業床側を吊り上げるとともに、スライド移動後に前記壁高欄用足場の作業床側を吊り下げながら前記固定部側ガイドレールを支点として前記壁高欄用足場を回転させて前記梯子固定部を前記壁高欄に固定する昇降クレーンと
    を有する、前記壁高欄用足場設置装置。
  2. 前記台車から前記壁高欄上まで延出されて前記壁高欄用足場の作業床側を前記壁高欄上までスライド可能に支持する作業床側ガイドレールを有しているとともに、当該作業床側ガイドレールに沿って前記昇降クレーンをスライド可能に配置している、請求項1に記載の壁高欄用足場設置装置。
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