JP2020001860A - 人流予測方法及び人流予測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の満足度の高いエレベータの運行を低コストで実現する。【解決手段】過去にエレベータに乗った人物の数を含む現地乗降データを生成し、エレベータの乗り場に現れる人物を仮想的に発生させて、発生人数に基づいてエレベータの運行をシミュレートすることによって、エレベータに乗った人物の数を含む仮想乗降データを生成し、発生人数と仮想乗降データとに基づいて、ある時刻より前の仮想乗降データを当該時刻より後の発生人数に変換する第1の変換モデルと、ある時刻より後の仮想乗降データを当該時刻より前の発生人数に変換する第2の変換モデルと、を生成し、第2の変換モデルによって変換された発生人数に基づいて、ある時刻より前の発生人数から当該時刻より後の発生人数を予測する予測モデルを学習し、第1の変換モデル及び予測モデルを用いて、ある時刻より前の現地乗降データから当該時刻より後の発生人数を予測する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばエレベータ等の交通需要の予測に関する。
オフィス等のビルでは、エレベータの輸送能力を向上させるため複数のエレベータを併設し、乗り場での呼び登録に際して、最適なかごを選択して制御するエレベータ群管理システムが導入されている。こういったエレベータ運行制御において、利用者に対する待ち時間等の低減を行うために、エレベータ群管理システムでは、運行データ等を用いて、エレベータ利用状況を予測することで運行制御を行っている。エレベータ利用状況を予測する技術として、例えば特開2014−172718号公報(特許文献1)及び国際公開第2017/006379号(特許文献2)に記載の技術がある。
特許文献1には、「建物内の交通需要を正しく予測できるエレベータ交通需要予測装置を提供する。一実施形態に係るエレベータ交通需要予測装置は、取得部、算出部、特徴量データベース、予測部、及び選択部を備える。取得部は、移動方向別及び階床別の乗車荷重及び降車荷重を含むエレベータ制御結果を取得する。算出部は、前記エレベータ制御結果に基づいて、交通需要のカテゴリーを示すカテゴリー特徴量を含む交通需要の特徴量を算出する。特徴量データベースは、前記算出された交通需要の特徴量を属性情報及び時刻情報に関連付けて特徴量データベースに記録する。予測部は、前記特徴量データベースに含まれる異なるデータを参照して交通需要のカテゴリーを予測して予測値を生成する複数のエキスパートを含み、前記予測値のうちの1つを予測結果として採用する。選択部は、予め用意される複数の制御方式から前記予測結果に応じた制御方式を選択する。」と記載されている。
特許文献2には、「将来の混雑が予測された時刻付近に乗り場にいる利用者に長待ちが発生するのを抑制することで、利用者の輸送能力を向上することができる新規な群管理エレベータ装置及び群管理による乗車号機の割り当て方法を提供することにある。複数の利用者の乗り場到着時間と現在の各乗車号機の運行情報を用いて将来の混雑状況を予測して利用者のグルーピングを行い、このグルーピングされた情報に基づいて各グループに対応する乗車号機の仮割当てを行うと共に、混雑が予測される混雑予測時刻より前に出発する乗車号機が再び乗り場へ到着する到着予想時刻を混雑が予測される混雑予測時刻付近に到着するように所定の条件で調整し、この調整された乗車号機を混雑が予想される混雑予測時刻付近に到着する乗車号機として決定する。これによれば、混雑状況が予測される混雑時刻付近で円滑に乗り場に乗りかごを配車することができる。」と記載されている。
特開2014−172718号公報 国際公開第2017/006379号
階床ごとに将来エレベータホールに到達する人数(すなわち将来の発生人数)及びその行き先階等を予測することが求められている。しかし、特許文献1及び特許文献2では、エレベータのかご乗車人数を用いているため、乗車階床と降車階床の状況は分かるが、エレベータホールの状況は分からない。
エレベータに搭載されたセンサの情報(例えば階床ごとの乗降人数など)を取得して、それに基づいて将来エレベータホールに到達する発生人数を予測するための予測モデルを、機械学習等によって作成しようとすると、発生人数の真値が必要となる。各階床のエレベータホールにカメラ等を設置すれば、発生人数の真値を得ることができるが、その設置のコストは非常に高いため、実際に設置することは困難である。
上記の課題の少なくとも一つを解決するために、本発明は、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する計算機システムが実行する人流予測方法であって、前記人流予測方法は、前記プロセッサが、エレベータに設置されたセンサの情報に基づいて、過去に前記エレベータに乗った人物の数を算出し、算出した前記人物の数を含む現地乗降データを生成する乗降人数算定手順と、前記プロセッサが、前記エレベータを利用するために前記エレベータの各乗り場に現れる人物を仮想的に発生させて、発生人数に基づいて前記エレベータの運行をシミュレートすることによって、少なくとも前記エレベータに乗った人物の数を含む仮想乗降データを生成するシミュレーションデータ生成手順と、前記プロセッサが、前記発生人数と前記仮想乗降データとに基づいて、ある時刻より前の前記仮想乗降データを当該時刻より後の前記発生人数に変換する第1の変換モデルを生成する第1の変換モデル生成手順と、前記プロセッサが、前記発生人数と前記仮想乗降データとに基づいて、ある時刻より後の前記仮想乗降データを当該時刻より前の前記発生人数に変換する第2の変換モデルを生成する第2の変換モデル生成手順と、前記プロセッサが、前記第2の変換モデルによって変換された前記発生人数に基づいて、ある時刻より前の前記発生人数から当該時刻より後の前記発生人数を予測する予測モデルを学習する予測モデル学習手順と、前記プロセッサが、前記第1の変換モデル及び前記予測モデルを用いて、ある時刻より前の前記現地乗降データから当該時刻より後の前記発生人数を予測する予測手順と、を含むことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、エレベータホールのカメラ等の高コストな設備を必要とせずに、利用者の満足度が向上するエレベータの運行を実現することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例1の人流予測装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例1の人流予測装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の人流予測装置が実行する処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施例1の人流予測装置が実行する処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施例1の現地乗降データベースに含まれるかご状態データの説明図である。 本発明の実施例1の現地乗降データベースに含まれる呼び状態データの説明図である。 本発明の実施例1の現地乗降データベースに含まれる現地乗降データの説明図である。 本発明の実施例1のシミュレーションデータベースに含まれる仮想交通需要データの説明図である。 本発明の実施例1のシミュレーションデータベースに含まれるかご状態データの説明図である。 本発明の実施例1のシミュレーションデータベースに含まれる呼び状態データの説明図である。 本発明の実施例1のリアルタイム変換モデル生成部が過去乗降/発生変換モデルを生成する処理の説明図である。 本発明の実施例1のモデルデータベースに含まれる過去乗降/発生変換モデルのパラメータの説明図である。 本発明の実施例1のリアルタイム変換モデル生成部が過去乗降/発生変換モデルを使用して実際の乗り人数等を発生人数に変換する処理の説明図である。 本発明の実施例1の変換発生データベースに含まれる、リアルタイム変換モデル生成部によって生成された発生人数のデータの説明図である。 本発明の実施例1のオフライン変換モデル生成部が未来乗降/発生変換モデルを生成する処理の説明図である。 本発明の実施例1のモデルデータベースに含まれる未来乗降/発生変換モデルのパラメータの説明図である。 本発明の実施例1のオフライン変換モデル生成部が未来乗降/発生変換モデルを使用して実際の乗り人数等を発生人数に変換する処理の説明図である。 本発明の実施例1の変換発生データベースに含まれる、オフライン変換モデル生成部によって生成された発生人数のデータの説明図である。 本発明の実施例1の予測モデル学習部が予測モデルを学習する処理の説明図である。 本発明の実施例1の予測モデル学習部が予測モデルを学習する処理の説明図である。 本発明の実施例1のモデルデータベースに含まれる予測モデルのパラメータの説明図である。 本発明の実施例1の乗降人数算定部及び予測部が実行するリアルタイム処理の説明図である。 本発明の実施例2の人流予測装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例3の人流予測装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例3のエレベータホールカメラが設置されたエレベータホールの説明図である。 本発明の実施例3のホール内発生人数算出部が実行する発生人数の算出の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1の人流予測装置100の構成を示す機能ブロック図である。
本実施例の人流予測装置100は、発生人数予測部101を有する。
発生人数予測部101は、オフライン変換モデル生成部102、リアルタイム変換モデル生成部106、シミュレーションデータ生成部110、予測モデル学習部113、予測部116、乗降人数算定部120、シミュレーションデータベース(DB)121、変換発生データベース(DB)122、モデルデータベース(DB)123及び現地乗降データベース(DB)120を有する。
オフライン変換モデル生成部102は、変換特徴量算出部103、未来乗降/発生変換モデル学習部104及び発生データ変換部105を含む。リアルタイム変換モデル生成部106は、変換特徴量算出部107、過去乗降/発生変換モデル学習部108及び発生データ変換部109を含む。シミュレーションデータ生成部110は、仮想交通需要生成部111及び発生/運行データ生成部112を含む。予測モデル学習部113は、予測特徴量算出部114及び予測モデル学習部115を含む。予測部116は、リアルタイム発生変換部117、予測特徴量算出部118及び予測モデル適用部119を含む。
上記の各部が実行する処理及び各データベースの内容については後述する。
エレベータ130は、例えば一つのビルに設置された複数のかご(図示省略)を有する群管理エレベータであり、それらのかごの運行を制御する制御部(図示省略)を有する。予測部116は、発生人数を予測した結果をエレベータ130に送信し、エレベータ130の制御部はその結果に基づいてかごの運行を制御する。また、制御部は、エレベータ130が取得した各種の情報を人流予測装置100に送信する。乗降人数算定部120は、エレベータ130から取得した情報に基づいて後述する処理を実行する。
なお、本実施例において「発生」とは、エレベータを利用しようとする人物がエレベータホール(すなわちエレベータの乗り場)に到達することを意味し、「発生人数」とは、発生した人物の数である。
図2は、本発明の実施例1の人流予測装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
人流予測装置100は、例えば、相互に接続されたインターフェース(I/F)201、入力装置202、出力装置203、プロセッサ204、主記憶装置205及び補助記憶装置206を有する計算機である。
インターフェース201は、ネットワーク(図示省略)に接続され、ネットワークを介してエレベータ130との通信を行う。入力装置202は、人流予測装置100のユーザが人流予測装置100に情報を入力するために使用する装置であり、例えばキーボード、マウス及びタッチセンサ等の少なくともいずれかを含んでもよい。出力装置203は、人流予測装置100のユーザに情報を出力する装置であり、例えば文字及び画像等を表示する表示装置を含んでもよい。
プロセッサ204は、主記憶装置205に格納されたプログラムに従って種々の処理を実行する。主記憶装置205は、例えばDRAMのような半導体記憶装置であり、プロセッサ204によって実行されるプログラム及びプロセッサの処理に必要なデータ等を格納する。補助記憶装置206は、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリなどの比較的大容量の記憶装置であり、プロセッサ204によって実行される処理において参照されるデータ等を格納する。
本実施例の主記憶装置205には、発生人数予測部101にオフライン変換モデル生成部102、リアルタイム変換モデル生成部106、シミュレーションデータ生成部110、予測モデル学習部113、予測部116及び乗降人数算定部120を実現するためのプログラムが格納される。したがって、以下の説明において上記の各部が実行する処理は、実際には、プロセッサ204が、主記憶装置205に格納された各部に対応するプログラムに従って実行する。
本実施形態の補助記憶装置206は、シミュレーションデータベース121、変換発生データベース122、モデルデータベース123及び現地乗降データベース124を格納する。さらに、発生人数予測部101に含まれる各部に対応するプログラムが補助記憶装置206に格納され、必要に応じて主記憶装置205にコピーされてもよい。また、上記のデータベースの少なくとも一部が必要に応じて主記憶装置205にコピーされてもよい。
図3A及び図3Bは、本発明の実施例1の人流予測装置100が実行する処理を示すシーケンス図である。
人流予測装置100の処理は、シミュレーションによって取得されたデータ、及び、エレベータ130の過去の実際の運行時に取得されたデータに基づいて、現在までの発生人数から未来の発生人数を予測するための予測モデルを学習するオフライン処理300と、学習によって得られた予測モデルを用いて未来の発生人数を予測するリアルタイム処理320と、を含む。まず、オフライン処理300について説明する。
最初に、乗降人数算定部120が、エレベータ130から、過去の実際の運行時に取得された当該エレベータ130の状態に関するデータを取得する(ステップ301)。ここで取得されるデータは、例えば、時刻(又は所定の長さの時間帯)ごとのエレベータ130の各かごの位置、移動方向及び各かごの積載物の重量などを含んでもよい。さらに、乗降人数算定部120は、時刻(又は所定の長さの時間帯)ごとの各階床の呼び状態、すなわち各階床の呼びボタンが押されていたか否かを示すデータを取得してもよい。これらのデータを現地データとも記載する。
さらに、乗降人数算定部120は、取得したデータから、現地乗降データを生成する。例えば、乗降人数算定部120は、各時刻の各かごの重量に基づいて、各時刻に各かごに乗っている人の数を推定してもよい。また、乗降人数算定部120は、各時刻の各かごの位置、移動方向及び重量の変化から、各かごに各階床で乗り込んだ人数、各階床で降りた人数等を推定してもよいし、さらに、各かごの行先階ボタン及び各階床の呼びボタンの操作の記録に基づいて、ある階から乗って別のある階に下りた人物の数を推定してもよい。現地乗降データは、このような情報の少なくともいずれかを含む。上記のような推定は、任意の方法で行うことができるため、ここではその詳細な説明を省略する。
乗降人数算定部120は、取得したかごの状態等のデータ及びそれに基づいて推定された現地乗降データを現地乗降データベース124に格納する(ステップ302)。現地乗降データベース124の内容の一例については後述する(図4A〜図4C参照)。
次に、シミュレーションデータ生成部110の仮想交通需要生成部111が、仮想交通需要を生成する(ステップ303)。例えば、仮想交通需要生成部111は、乱数を使用して、人物が発生する時刻、当該人物が発生する階床、及び当該人物がエレベータ130を使用して行こうとする階床(行先階)を決定し、そのような人物が発生したと仮定してもよい(すなわちそのような人物を仮想的に発生させてもよい)。仮想交通需要生成部111は、後述する運行シミュレーションによってシミュレーションデータを生成するために十分な数の人物を仮想的に発生させる。
このとき、仮想交通需要生成部111は、一切の制約なしにランダムに人物を発生させてもよいが、現地乗降データに基づく制約を加えた上でランダムに人物を発生させてもよい。例えば、仮想交通需要生成部111は、人物が発生する確率の分布が、現地乗降データから計算されるものと同様になるように、人物を発生させてもよい。より具体的には、例えば、現地乗降データから、適切な時間幅を有する時間帯ごとのエレベータ130の乗り人数の分布をポアソン分布によってモデル化してもよい。そして、人物の発生確率の分布が、モデル化したポアソン分布に従うように人物を発生させてもよい。これによって、効率的にシミュレーションデータを生成することができる。
次に、シミュレーションデータ生成部110の発生/運行データ生成部112が、ステップ303で生成された仮想交通需要(すなわち人物の発生)から、エレベータ130の運行データを生成する(ステップ304)。具体的には、発生/運行データ生成部112は、エレベータ130の運行をシミュレートする運行シミュレータを有しており、ステップ303で生成した仮想交通需要、すなわち、いつ、どの階床のエレベータホールに、どの階床に行こうとする人物が発生したか、といった情報を運行シミュレータに入力して運行シミュレーションを実行する。
そして、発生/運行データ生成部112は、運行シミュレーションの結果として仮想的な運行データを生成する。ここで生成される仮想的な運行データは、例えば、シミュレーションによって求められた各時刻にかごに乗っている人物の数、又は、各時刻を始点とする所定の時間帯ごとに乗り降りした人物の数といった仮想的な乗降人数等のデータのほか、シミュレーションによって求められた時刻ごとの各かごの位置、移動方向、各階床における呼び状態等のデータを含んでもよい。
シミュレーションデータ生成部110は、仮想交通需要生成部111が生成した仮想交通需要及び発生/運行データ生成部112が生成した運行データをシミュレーションデータベース121に格納する。シミュレーションデータベース121の内容の一例については後述する(図5A〜図5C参照)。
次に、リアルタイム変換モデル生成部106が、ある時刻より前の乗降人数等の運行データに基づいて、当該時刻より後の発生人数を推定する(言い換えるとある時刻より前の乗降人数等をそれより後の発生人数に変換する)ためのモデルを生成する(ステップ306〜308)。ここで生成されるモデルを、過去乗降/発生変換モデルと記載する。このモデルは、オフライン処理300だけでなくリアルタイム処理320でも使用されるため、リアルタイム変換モデルとも記載される。
なお、本実施例では、ある時間帯の乗降人数等が、それより後の時間帯の発生人数に変換される。ここで変換の元となる運行データの時間帯と、それに基づいて変換された発生人数の時間帯との関係は、前者の時間帯が後者の時間帯より前の時間帯を含んでいれば、両者の少なくとも一部が重複していてもよい。例えば、後者の時間帯がある時刻を終点とする所定の長さの時間帯である場合に、前者の時間帯は、後者の時間帯の始点又はそれより前のいずれかの時刻を終点とする時間帯であってもよいし、後者の時間帯に含まれるいずれかの時刻を終点とし、後者の時間帯の始点より前のいずれかの時刻を始点とする時間帯であってもよい。
以下、リアルタイム変換モデル生成部106の処理を説明する。まず、リアルタイム変換モデル生成部106の変換特徴量算出部107が、シミュレーションデータ生成部110のシミュレーションによって生成された、時間帯ごとの運行データの特徴量を算出する(ステップ306)。次に、リアルタイム変換モデル生成部106の過去乗降/発生変換モデル学習部108が、ステップ306で算出された各時間帯の特徴量と、それぞれの時間帯より後の時間帯の発生人数(すなわち運行シミュレータに入力された仮想交通需要)との組合せを学習データとして機械学習を行うことによって、過去乗降/発生変換モデルを生成する(ステップ307)。生成された過去乗降/発生変換モデルは、モデルデータベース123に格納される(ステップ312)。
次に、リアルタイム変換モデル生成部106の発生データ変換部109が、現地データとして取得された運行データに過去乗降/発生変換モデルを適用することによって、当該運行データに対応する時間帯の発生人数を生成する(ステップ308)。例えば複数の連続する時間帯の運行データに過去乗降/発生変換モデルを適用して、それらの時間帯に対応する時間帯の発生人数を生成することによって、それらの複数の連続する時間帯を統合した期間の中のある期間の運行データと、それと同じ期間の発生人数との組を取得することができる。これによって得られた発生人数は、変換発生データベース122に格納される(ステップ313)。
リアルタイム変換モデル生成部106の処理及びその結果として生成されるデータの一例については後述する(図6〜図9参照)。
一方、オフライン変換モデル生成部102は、ある時刻より後の乗降人数等の運行データに基づいて、当該時刻より前の発生人数を推定する(言い換えるとある時刻より後の乗降人数等をそれより前の発生人数に変換する)ためのモデルを生成する(ステップ309〜311)。ここで生成されるモデルを、未来乗降/発生変換モデルと記載する。このモデルは、オフライン処理300で使用されるため、オフライン変換モデルとも記載される。
なお、本実施例では、ある時間帯の乗降人数等が、それより前の時間帯の発生人数に変換される。ここで変換の元となる運行データの時間帯と、それに基づいて変換された発生人数の時間帯との関係は、前者の時間帯が後者の時間帯より後の時間帯を含んでいれば、両者の少なくとも一部が重複していてもよい。例えば、後者の時間帯がある時刻を始点とする所定の長さの時間帯である場合に、前者の時間帯は、後者の時間帯の終点又はそれより後のいずれかの時刻を始点とする時間帯であってもよいし、後者の時間帯に含まれるいずれかの時刻を始点とし、後者の時間帯の終点より後のいずれかの時刻を終点とする時間帯であってもよい。
以下、オフライン変換モデル生成部102の処理を説明する。まず、オフライン変換モデル生成部102の変換特徴量算出部103が、シミュレーションデータ生成部110のシミュレーションによって生成された、時間帯ごとの運行データの特徴量を算出する(ステップ309)。次に、オフライン変換モデル生成部102の未来乗降/発生変換モデル学習部104が、ステップ309で算出された各時間帯の特徴量と、それぞれの時間帯より前の時間帯の発生人数(すなわち運行シミュレータに入力された仮想交通需要)との組合せを学習データとして機械学習を行うことによって、未来乗降/発生変換モデルを生成する(ステップ310)。生成された未来乗降/発生変換モデルは、モデルデータベース123に格納される(ステップ312)。
次に、オフライン変換モデル生成部102の発生データ変換部105が、現地データとして取得された運行データに未来乗降/発生変換モデルを適用することによって、当該運行データに対応する時間帯の発生人数を生成する(ステップ311)。例えば複数の連続する時間帯の運行データに未来乗降/発生変換モデルを適用して、それらの時間帯に対応する時間帯の発生人数を生成することによって、それらの複数の連続する時間帯を統合した期間の中のある期間の運行データと、それと同じ期間の発生人数との組を取得することができる。これによって得られた発生人数は、変換発生データベース122に格納される(ステップ313)。
オフライン変換モデル生成部102の処理及びその結果として生成されるデータの一例については後述する(図10〜図13参照)。
なお、リアルタイム変換モデル生成部106の処理(ステップ306〜308)及びオフライン変換モデル生成部102の処理(ステップ309〜311)は、どちらが先に実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
次に、予測モデル学習部113が、ある時刻より前の発生人数から、当該時刻より後の発生人数を予測するための予測モデルを学習する(ステップ314〜315)。具体的には、まず、予測モデル学習部113の予測特徴量算出部114が、発生データ変換部109によって変換された発生人数から、時間帯ごとの発生人数の特徴量を算出する(ステップ314)。
次に、予測モデル学習部113の予測モデル学習部115が、ステップ314で算出された時間帯ごとの発生人数の特徴量と、それぞれの時間帯より後の時間帯の発生データ変換部105によって変換された発生人数とに基づいて、ある時間帯の発生人数から、それより後の時間帯の発生人数を予測するための予測モデルを学習するステップ315)。学習によって得られた予測モデルは、モデルデータベース123に格納される(ステップ316)。
予測モデル学習部113が実行する学習の詳細及び格納される予測モデルの一例については後述する(図14A〜図15)。
以上でオフライン処理300が終了する。次に、リアルタイム処理320について説明する。リアルタイム処理320では、予測部116が、過去乗降/発生変換モデル及び予測モデルを用いて、ある時刻より前の現地乗降データからそれより後の発生人数を予測する。具体的な手順は以下のとおりである。
最初に、乗降人数算定部120が、エレベータ130から、過去の実際の運行時に取得された当該エレベータ130の状態に関するデータを取得する(ステップ321)。例えば、現在時刻より後のある時間帯(ここでは予測対象の時間帯と記載する)の発生人数を予測しようとする場合、予測モデル学習部113が生成した予測モデルを用いて予測対象の時間帯の発生人数を予測するために必要な過去の発生人数の時間帯(ここでは予測元の発生人数の時間帯と記載する)を特定し、過去乗降/発生変換モデルを用いて予測元の発生人数の時間帯の発生人数を取得するために必要な当該エレベータ130の状態に関するデータの時間帯を特定し、最終的に特定された時間帯の当該エレベータ130の状態に関するデータを取得してもよい。
次に、予測部116のリアルタイム発生変換部117が、ステップ321で取得されたデータから変換特徴量を算出して、算出した変換特徴量に過去乗降/発生変換モデルを適用することによって、発生人数を取得する(ステップ322)。
次に、予測部116の予測特徴量算出部118が、ステップ322で取得された発生人数の特徴量を算出する(ステップ323)。次に、予測部116の予測モデル適用部119が、ステップ323で算出された特徴量に予測モデルを適用することによって、予測対象の時間帯の発生人数を予測する。
予測部116は、このようにして予測された発生人数をエレベータ130に送信する。エレベータ130は、予測された発生人数に基づいて運行を制御することによって、例えば待ち時間の低減などを実現することによって、利用者の満足度の向上に寄与することができる。
以下、図4A〜図15を参照してオフライン処理300の詳細を説明し、図16を参照してリアルタイム処理320の詳細を説明する。
まず、図4A〜図4Cを参照して、現地乗降データベース124の内容の一例を説明する。
図4Aは、本発明の実施例1の現地乗降データベース124に含まれるかご状態データ400の説明図である。
かご状態データ400は、乗降人数算定部120がエレベータ130から取得して現地乗降データベース124に格納するデータであり(ステップ301及び302)、エレベータ130の過去の実際の運行におけるかごの状態に関する情報を含む。例えば、かご状態データ400は、複数のレコードを含み、各レコードは、日時401、号機402、階床403、重量404及び一つ以上のかごパラメータ(例えばかごパラメータ1_405)を含む。
日時401は、各レコードのデータが取得された日時を示す。号機402は、各レコードのデータが取得されたエレベータ130のカゴを識別する。階床403は、日時401によって特定される時刻における、号機402によって識別されるかごの所在位置を示す。
重量404は、日時401によって特定される時刻における、号機402によって識別されるかごの積載物の重量を示す。これは、エレベータ130に設置された、各かごの積載物の重量を計測する重量センサから得られる値であり、重量そのものであってもよいし、重量から推定される当該かごに乗っている人物の数(これを乗り人数とも記載する)であってもよい。
かごパラメータは、上記以外の各かごの状態を示すパラメータである。例えば、かごパラメータは、各かごの進行方向(例えば上方向又は下方向)、かご内に設置されている行き先階ボタンの状態(例えばどの階のボタンが押されているか)等を含んでもよい。
図4Bは、本発明の実施例1の現地乗降データベース124に含まれる呼び状態データ410の説明図である。
呼び状態データ410は、乗降人数算定部120がエレベータ130から取得して現地乗降データベース124に格納するデータであり(ステップ301及び302)、エレベータ130の過去の実際の運行における、利用者によるかごの呼びに関する情報を含む。例えば、呼び状態データ410は、複数のレコードを含み、各レコードは、日時411、階床412、UP呼び413、DN呼び414及び一つ以上の呼びパラメータ(例えば呼びパラメータ1_415)を含む。
日時411は、各レコードのデータが取得された日時を示す。階床412は、各レコードに対応する階床を示す。UP呼び413は、日時411によって特定される時刻に、階床412によって特定される階床において、上に向かうかごが呼ばれていたか否かを示す。例えばUP呼び413の値「1」は、上に向かうかごが呼ばれていた(すなわち当該階床のエレベータホールの上方向の呼びボタンが押されていた)ことを示している。DN呼び414は、日時411によって特定される時刻に、階床412によって特定される階床において、下に向かうかごが呼ばれていたか否かを示す。
呼びパラメータは、上記以外の呼びに関するパラメータである。例えば、呼びパラメータは、呼びに対するかごの割り当てのアルゴリズムを識別する情報であってもよい。
図4Cは、本発明の実施例1の現地乗降データベース124に含まれる現地乗降データ420の説明図である。
現地乗降データ420は、乗降人数算定部120がかご状態データ400及び呼び状態データ410に基づいて推定して現地乗降データベース124に格納するデータであり(ステップ301及び302)、エレベータ130の利用状況に関する情報を含む。具体的には、現地乗降データ420は、複数のレコードを含み、各レコードは、日時421が示す日時に出発階422が示す階床から行先階423が示す階床までエレベータを利用した人物の数の推定値である人数424を含む。
例えば、図4Cに示す現地乗降データ420の先頭のレコードは、2018年1月1日の7時0分0秒を始点とする所定の時間(例えば1分間)に、1階から5階までエレベータ130を使って移動した人の数が5人であったと推定されたことを示す。
次に、図5A〜図5Cを参照して、シミュレーションデータベース121の内容の一例を説明する。
図5Aは、本発明の実施例1のシミュレーションデータベース121に含まれる仮想交通需要データ500の説明図である。
仮想交通需要データ500は、シミュレーションデータ生成部110の仮想交通需要生成部111が生成し、シミュレーションデータベース121に格納するデータである(ステップ303、305)。具体的には、仮想交通需要データ500は、複数のレコードを含み、各レコードは、日時501、出発階502及び行き先階503を含む。一つのレコードが、いずれかの時刻に、いずれかの階床のエレベータホールに発生したと仮定された一人の人物に対応する。
日時501は、人物が発生した日時を示し、出発階502はその人物が発生した階床を示し、行き先階503は、その人物が行こうとする階床を示す。なお、日時501の値は後述する運行シミュレーションにおける日時であり、必ずしも現実の日時を意味しない。
例えば図5Aの先頭のレコードは、2018年1月1日の7時0分0秒を始点とする所定の時間(例えば1分間)に、1階のエレベータホールに、5階に行こうとする人物が発生したと仮定されたことを示している。このような情報(すなわち仮想交通需要)が運行シミュレータに入力されると、その後、どのようにエレベータ130のかごが呼ばれ、時間の経過に伴ってエレベータ130がどのように運行され、各時刻に各かごがどのような状態になるかがシミュレートされる。
図5Bは、本発明の実施例1のシミュレーションデータベース121に含まれるかご状態データ510の説明図である。
かご状態データ510は、発生/運行データ生成部112に含まれる運行シミュレータが仮想交通需要データ500に基づいて実行したシミュレーションの結果に基づいて生成され、シミュレーションデータベース121に格納されるデータである(ステップ304、305)。
具体的には、かご状態データ510の各レコードは、日時511、号機512、階床513、重量514及び一つ以上のかごパラメータ(例えばかごパラメータ1_515)を含む。これらの項目は、図4Aに示したかご状態データ400の日時401、号機402、階床403、重量404及びかごパラメータ1_405と同様であるため、説明を省略する。ただし、かご状態データ400の各項目には実際の運行によって得られた値が格納されるのに対して、かご状態データ510には、運行シミュレーションによって得られた値が格納される。また、日時511は、仮想交通需要データ500の日時501に対応するものであり、必ずしも現実の日時を意味しない。ただし、仮想交通需要データが現地乗降データの分布に基づいて算出された場合には、日時501には、算出の基となった現地乗降データの日時(例えば図4Aの日時401の値)が格納される。
図5Cは、本発明の実施例1のシミュレーションデータベース121に含まれる呼び状態データ520の説明図である。
呼び状態データ520は、発生/運行データ生成部112に含まれる運行シミュレータが仮想交通需要データ500に基づいて実行したシミュレーションの結果に基づいて生成され、シミュレーションデータベース121に格納されるデータである(ステップ304、305)。
具体的には、呼び状態データ520の各レコードは、日時521、階床522、UP呼び523、DN呼び524及び一つ以上の呼びパラメータ(例えば呼びパラメータ1_525)を含む。これらの項目は、図4Bに示した呼び状態データ410の日時411、階床412、UP呼び413、DN呼び414及び呼びパラメータ1_415等と同様であるため、説明を省略する。ただし、呼び状態データ410の各項目には実際の運行によって得られた値が格納されるのに対して、呼び状態データ520には、運行シミュレーションによって得られた値が格納される。また、日時521は、仮想交通需要データ500の日時501に対応するものであり、必ずしも現実の日時を意味しない。
次に、リアルタイム変換モデル生成部106の処理(ステップ306〜308)の詳細を説明する。
図6は、本発明の実施例1のリアルタイム変換モデル生成部106が過去乗降/発生変換モデルを生成する処理(ステップ306〜307)の説明図である。
発生人数603は、仮想交通需要生成部111によって生成された、ある期間(例えばある1日)における、時間ごとの発生人数を示す。実際の発生人数は、各階床の発生人数を含むため、ベクトル値として表現されるが、ここでは説明のためにスカラー値のように表現している。
一方、乗り人数等601は、発生人数603に基づいて発生/運行データ生成部が運行シミュレーションによって生成した、上記と同じ期間(例えば同じ1日)の運行データに含まれる時間ごとの乗り人数等を示す。発生人数と同様に、乗り人数等も実際にはベクトル値として表現されるが、ここではスカラー値のように表現している。また、乗り人数等601は、シミュレーションによって得られた乗り人数(すなわち重量514から推定される乗り人数)の他に、各かごの所在位置、移動方向、かごパラメータ、各階床における呼び情報等の少なくともいずれかを含んでもよい。
過去乗降/発生変換モデル学習部108は、ある時間帯604の乗り人数等601の特徴量と、それより後の時間帯604の発生人数603との組合せを抽出する。乗り人数等601の特徴量は、変換特徴量算出部107によって算出される(ステップ306)。
過去乗降/発生変換モデル学習部108は、上記と同様の対応関係を有する時間帯の乗り人数等601の特徴量と発生人数603との組合せを多数抽出して、それらを機械学習することによって、過去の乗り人数等601をそれより後の発生人数603に変換する関数(過去乗降/発生変換モデル、すなわちリアルタイム変換モデル)を算出する(ステップ307)。このようにして算出された変換モデルのパラメータがモデルデータベース123に格納される(ステップ312)。
図6には例えばある1日の乗り人数等と発生人数とを示しているが、実際には、より長い期間、すなわち精度のよい過去乗降/発生変換モデルを学習するのに十分な期間の乗り人数及び発生人数が使用される。
図7は、本発明の実施例1のモデルデータベース123に含まれる過去乗降/発生変換モデルのパラメータ700の説明図である。
過去乗降/発生変換モデルのパラメータ700は、複数のレコードを含み、各レコードは、日付701及び複数のモデルパラメータ(例えばモデルパラメータ1_702及びモデルパラメータ2_703)を有する。
日付701は、過去乗降/発生変換モデルの生成の元となったシミュレーションデータの日付を示す。モデルパラメータ1_702及びモデルパラメータ2_703等は、過去乗降/発生変換モデル学習部108が行った機械学習によって算出された過去乗降/発生変換モデルのパラメータである。
なお、既に説明したように、いずれかの日の現地乗降データから算出された発生確率の分布に従って仮想交通需要が生成され、それに基づく運行シミュレーションが行われた場合には、その現地乗降データの日時421が示す日付が日付701として格納されてもよい。その場合、当該仮想交通需要に基づく運行シミュレーションの結果から生成された過去乗降/発生変換モデルのパラメータが、当該日付を含むレコードのモデルパラメータ1_702等に格納される。
一方、現地乗降データに基づく制約なしに仮想交通需要が生成され、それに基づくシミュレーション結果から過去乗降/発生変換モデルが生成された場合には、当該過去乗降/発生変換モデルに対応する日付701は空白でもよい。
図8は、本発明の実施例1のリアルタイム変換モデル生成部106が過去乗降/発生変換モデルを使用して実際の乗り人数等を発生人数に変換する処理(ステップ308)の説明図である。
乗り人数等801は、乗降人数算定部120によって取得され、現地乗降データベースに格納された運行データの乗り人数等のうちある期間(例えばある1日)の時間ごとの値を示したものである。
リアルタイム変換モデル生成部106の発生データ変換部109は、時間帯802の乗り人数等801の特徴量を算出し、それに過去乗降/発生変換モデルを適用することによって、時間帯802より未来の時間帯804の発生人数を取得する。これを各時間帯について実行することによって、上記と同じ期間(例えば同じ1日)の発生人数803を取得することができる。
なお、図8には例えば1日分の乗り人数等801等及び発生人数803を示しているが、実際にはより長い期間の乗り人数等に過去乗降/発生変換モデルを適用することによってそれに対応する期間の発生人数を取得し、それらから所望の1日又は所望の時間帯等、任意の長さの期間の乗り人数等801及び発生人数803を取得してもよい。
図9は、本発明の実施例1の変換発生データベース122に含まれる、リアルタイム変換モデル生成部106によって生成された発生人数のデータの説明図である。
具体的には、図9は、リアルタイム変換モデル生成部106が、生成された過去乗降/発生変換モデルをステップ308で実際の運行データに適用して生成し、ステップ312で変換発生データベース122に格納されるデータの一例を示す。すなわち、これは、図8に示した発生人数803の一部に相当する。
図9に示すデータ900の各レコードは、日時901、出発階902、行先階903及び人数904を含む。これらの項目は、図4Cの現地乗降データ420の日時421、出発階422、行先階423及び人数424と同様であるため、説明を省略する。ただし、図9の各レコードには、生成された過去乗降/発生変換モデルに基づいて変換された発生人数を示す値が格納されるため、それらの値は図4Cの現地乗降データ420に格納されるものとは異なる。また、行先階903は、行先階423と同様の方法で推定されてもよいが、そのような推定を省略して、行先階903を含まないデータ900を生成してもよい。
次に、オフライン変換モデル生成部102の処理(ステップ309〜311)の詳細を説明する。
図10は、本発明の実施例1のオフライン変換モデル生成部102が未来乗降/発生変換モデルを生成する処理(ステップ309〜310)の説明図である。
乗り人数等601及び発生人数603は、図6に示したものと同様である。
未来乗降/発生変換モデル学習部104は、ある時間帯1001の乗り人数等601の特徴量と、それより前の時間帯1002の発生人数603との組合せを抽出する。乗り人数等601の特徴量は、変換特徴量算出部103によって算出される(ステップ309)。
未来乗降/発生変換モデル学習部108は、上記と同様の対応関係を有する時間帯の乗り人数等601の特徴量と発生人数603との組合せを多数抽出して、それらを機械学習することによって、過去の乗り人数等601をそれより前の発生人数603に変換する関数(未来乗降/発生変換モデル、すなわちオフライン変換モデル)を算出する(ステップ310)。このようにして算出された変換モデルのパラメータがモデルデータベース123に格納される(ステップ312)。
なお、図6の場合と同様に、実際にはすなわち精度のよい未来乗降/発生変換モデルを学習するのに十分な期間の乗り人数及び発生人数が使用される。
図11は、本発明の実施例1のモデルデータベース123に含まれる未来乗降/発生変換モデルのパラメータ1100の説明図である。
未来乗降/発生変換モデルのパラメータ1100は、複数のレコードを含み、各レコードは、日付1101及び複数のモデルパラメータ(例えばモデルパラメータ1_1102及びモデルパラメータ2_1103)を有する。
日付1101は、未来乗降/発生変換モデルの生成の元となったシミュレーションデータの日付を示す。モデルパラメータ1_1102及びモデルパラメータ2_1103等は、未来乗降/発生変換モデル学習部104が行った機械学習によって算出された未来乗降/発生変換モデルのパラメータである。
なお、図7の日付701と現地乗降データとの関係に関する説明は、図11の日付1101と現地乗降データとの関係にも適用される。例えば、現地乗降データに基づく制約なしに仮想交通需要が生成され、それに基づくシミュレーション結果から過去乗降/発生変換モデルが生成された場合には、当該過去乗降/発生変換モデルに対応する日付1101は空白でもよい。
図12は、本発明の実施例1のオフライン変換モデル生成部102が未来乗降/発生変換モデルを使用して実際の乗り人数等を発生人数に変換する処理(ステップ311)の説明図である。
乗り人数等801は、図8に示したものと同様である。
オフライン変換モデル生成部102の発生データ変換部105は、時間帯1202の乗り人数等801の特徴量を算出し、それに未来乗降/発生変換モデルを適用することによって、時間帯1202より過去の時間帯1203の発生人数を取得する。これを各時間帯について実行することによって、上記の乗り人数801と同じ期間(例えば同じ1日)の発生人数1201を取得することができる。
なお、図8の場合と同様に、実際にはより長い期間の乗り人数等に未来乗降/発生変換モデルを適用することによってそれに対応する期間の発生人数を取得し、それらから所望の1日又は所望の時間帯等、任意の長さの期間の乗り人数等801及び発生人数1201を取得してもよい。
図13は、本発明の実施例1の変換発生データベース122に含まれる、オフライン変換モデル生成部102によって生成された発生人数のデータの説明図である。
具体的には、図13は、オフライン変換モデル生成部102が、生成された未来乗降/発生変換モデルをステップ311で実際の運行データに適用して生成し、ステップ312で変換発生データベース122に格納されるデータの一例を示す。すなわち、これは、図12に示した発生人数1201の一部に相当する。
図13に示すデータ1300の各レコードは、日時1301、出発階1302、行先階1303及び人数1304を含む。これらの項目は、図4Cの現地乗降データ420の日時421、出発階422、行先階423及び人数424と同様であるため、説明を省略する。ただし、図13の各レコードには、生成された未来乗降/発生変換モデルに基づいて変換された発生人数を示す値が格納されるため、それらの値は図4Cの現地乗降データ420に格納されるもの及び図9のデータ900に格納されるもののいずれとも異なる。また、行先階1303は、行先階423と同様の方法で推定されてもよいが、そのような推定を省略して、行先階1303を含まないデータ1300を生成してもよい。
次に、予測モデル学習部113の処理(ステップ314〜315)の詳細を説明する。
図14A及び図14Bは、本発明の実施例1の予測モデル学習部113が予測モデルを学習する処理の説明図である。
図14Aに示す第1の例では、予測モデル学習部113の予測特徴量算出部114は、時間帯1401の発生人数1201の特徴量を算出する(ステップ314)。予測モデル学習部115は、算出された特徴量から、時間帯1401より後の時間帯1402の発生人数1201を予測する予測モデルを学習する(ステップ315)。
一方、図14Bに示す第2の例では、予測特徴量算出部114は、時間帯1401の発生人数803の特徴量を算出する(ステップ314)。予測モデル学習部115は、算出された特徴量から、時間帯1401より後の時間帯1402の発生人数1201を予測する予測モデルを学習する(ステップ315)。
なお、上記のいずれの例においても、時間帯1401及び1402は一例であり、予測モデル学習部113は、同様の関係を有する時間帯の多数の組合せの発生人数に基づいて、予測モデルを学習することができる。
予測モデル学習部113は、上記に例示したいずれの方法を採用してもよい。
エレベータホールに人物が発生してから、その人物がかごに乗りこむという順序を考慮すると、ある時間帯の発生人数とそれより少し後の時間帯の乗り人数等との間に因果関係がある。このことから、過去乗降/発生変換モデルの精度より、未来乗降/発生変換モデルの精度の方が高いと考えられる。
しかし、後述するように、リアルタイム処理において未来の発生人数を予測しようとするときに、過去の実際の乗り人数等を利用することはできるが、未来の実際の乗り人数等を利用することはできない。このため、過去乗降/発生変換モデルを用いて得られた発生人数803から発生人数1201を予測する予測モデルを作成することによって、実際のリアルタイム処理に適した、ロバストな予測モデルを生成できると考えられる。
図15は、本発明の実施例1のモデルデータベース123に含まれる予測モデルのパラメータ1500の説明図である。
予測モデルのパラメータ1500は、複数のレコードを含み、各レコードは、日付1501及び複数のモデルパラメータ(例えばモデルパラメータ1_1502及びモデルパラメータ2_1503)を有する。
日付1501は、予測モデルの生成に使用した発生人数(例えば図14Bの発生人数803及び1201)の元となった乗り人数等(例えば図8の乗り人数等801)が取得された日の日付を示す。モデルパラメータ1_1502及びモデルパラメータ2_1503等は、予測モデル学習部115が行った機械学習によって算出された予測モデルのパラメータである。
図16は、本発明の実施例1の乗降人数算定部120及び予測部116が実行するリアルタイム処理(ステップ321〜324)の説明図である。
乗降人数算定部120は、現在時刻までの乗り人数等1601を取得する(ステップ321)。予測部116のリアルタイム発生変換部117は、現在時刻より前の時間帯1602の乗り人数等1601の特徴量を算出し、それに過去乗降/発生変換モデルを適用することによって、現在時刻より前の時間帯1604の発生人数を取得する。同様の処理を現在時刻より前の各時間帯について行うことによって、現在時刻より前の発生人数1603を取得する(ステップ322)。
次に、予測部116の予測特徴量算出部118は、現在時刻より前の時間帯1605の発生人数1603の特徴量を算出する(ステップ323)。次に、予測部116の予測モデル適用部119は、ステップ323で算出された特徴量に予測モデルを適用することによって、現在時刻より後の時間帯1607の発生人数1606を予測する(ステップ324)。この予測結果がエレベータ130に送信される。
なお、本実施例では、乗降人数算定部120は、現地データとして、各時刻のエレベータ130の乗り人数だけでなく、かご状態及び呼び状態に関する情報を取得している(図4A、図4B)。また、シミュレーションデータ生成部110は、生成した仮想交通需要に基づいて、各時刻のエレベータ130の乗降データ(例えば各かごに乗っている人数、所定の長さの時間帯に乗り降りした人数など)だけでなく、かご状態(例えば時刻ごとの各かごの所在位置、移動方向及び行先階ボタンの操作状況)及び呼び状態(例えば時刻ごとの各階床の呼びボタンの操作状況)に関する情報を生成している(図5B、図5C)。
リアルタイム変換モデル生成部106及びオフライン変換モデル生成部102は、乗り人数だけでなく、上記のかご状態及び呼び状態も含む変換特徴量を算出して、それに基づく変換モデルを生成する。このとき、リアルタイム変換モデル生成部106及びオフライン変換モデル生成部102は、かご状態及び呼び状態に基づいて算出したパラメータを変換特徴量に含めてもよい。例えば、リアルタイム変換モデル生成部106及びオフライン変換モデル生成部102は、所定の長さの時間帯ごとの各階床におけるかごの到着頻度を計算して、これを変換特徴量に含めてもよい。これによって変換モデルの精度が向上することが期待される。
ただし、リアルタイム変換モデル生成部106及びオフライン変換モデル生成部102は、必ずしも上記の情報の全てを利用しなくてもよい。例えば、リアルタイム変換モデル生成部106及びオフライン変換モデル生成部102は、時刻ごとの各かごの乗降データのみに基づいて変換特徴量を算出してもよいし、必要に応じて最小限の情報を加えて変換特徴量を算出してもよい。
また、本実施例において、予測モデル学習部113は、所定の属性を有する時間帯に対応する予測モデルを学習し、予測部116は、発生人数を予測しようとする時間帯の属性に対応する予測モデルを使用して発生人数を予測してもよい。ここで、所定の属性を有する時間帯とは、例えば、1日の中の、朝の出勤時間帯、昼休みの時間帯、夕方の退勤時間帯又は夜間の時間帯等であってもよいし、所定の曜日であってもよいし、所定のイベントに対応する日(例えばエレベータ130が設置された建物に入居している会社の営業日又は休業日等)であってもよい。
ここで、所定の属性を有する時間帯が月曜日であり、図14Bの方法が使用される場合を例として説明する。予測モデル学習部113は、変換発生データベース122から、月曜日の発生人数803及び1201を抽出する。ここで、月曜日の発生人数803とは、月曜日に取得された現地データの乗り人数等801に過去乗降/発生変換モデルを適用することで変換されたデータであり、月曜日の発生人数1201とは、月曜日に取得された現地データの乗り人数等801に未来乗降/発生変換モデルを適用することで変換されたデータである。
予測モデル学習部113は、月曜日の時間帯1401の発生人数803から月曜日の時間帯1402の発生人数1201を予測する予測モデルを、月曜日の予測モデルとして学習する。この日付が、モデルデータベースの日付1501として保持される。日付1501は、図15に示すように特定の日を示す値であってもよいし、曜日(例えば月曜日)を示す値であってもよいし、1日の中の特定の時間帯に対応する予測モデルが格納される場合には、その時間帯を示す値であってもよい。また、例えば曜日と1日の中の特定の時間帯とを組み合わせた時間帯に対応する予測モデルが格納される場合には、その組合せを示す値であってもよい。
その後、月曜日にリアルタイム処理320が実行される場合、予測部116は、例えば、当日の現在時刻より前の乗り人数等1601に過去乗降/発生変換モデルを適用することによって、発生人数1603を取得し、発生人数1603に月曜日の予測モデルを適用することによって、現在時刻より後の発生人数1606を予測する。
発生人数及び乗り人数等の傾向は、例えば曜日によって、あるいは1日の中の時間帯によって、または建物の入居者の稼働状況等によって異なる場合があるが、上記のように時間帯に応じた予測モデルを生成して、予測する時間帯に対応する予測モデルを使用することによって、より高精度に発生人数を予測できることが期待される。
以上の本発明の実施例1によれば、例えばエレベータのかごの乗降人数、所在位置、移動方向、行き先ボタン及び呼びボタンの操作といった、エレベータそのものから取得できる情報に基づいて、発生人数を予測することができる。これによって、例えばエレベータホールに設置したカメラといった高コストな追加設備を必要とせずに、待ち時間の低減など、利用者の満足度が向上するようなエレベータの運行を実現することができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例2のシステムの各部は、図1〜図16に示した実施例1の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
図17は、本発明の実施例2の人流予測装置1700の構成を示す機能ブロック図である。
実施例2の人流予測装置1700は、実施例1に記載した発生人数予測部101に加えて、行先階予測部1701を有する。行先階予測部1701は、予測特徴量算出部1702、行先階予測モデル生成部1703、行先階確率生成部1704及び行先階割り当て部1705を有する。実施例1と同様に、以下の説明において上記の各部が実行する処理は、実際には、プロセッサ204が、主記憶装置205に格納された各部に対応するプログラムに従って実行する(図2参照)。
例えば、予測特徴量算出部1702は、現地乗降データベース124に格納された過去の現地乗降データに含まれる所定の長さの時間帯ごとの出発階422、行先階423及び人数424の特徴量を計算する。行先階予測モデル生成部1703は、計算された特徴量から、当該特徴量の計算の基礎となった現地乗降データの時間帯より後の時間帯の出発階422、行先階423及び人数424を予測する行先階予測モデルを生成する。
行先階確率生成部1704は、生成された行先階予測モデルに基づいて、各階に発生した人物の何%が何階に行くかを示す行先階確率を生成する。そして、行先階割り当て部1705は、予測部116による発生人数予測結果に行先階確率を乗じることによって、行先階ごとの発生人数の予測結果、すなわち、各階に発生すると予測された人数のうち何人が何階に行くかを予測した結果を、人流予測結果としてエレベータ130に出力する。
このように、本発明の実施例2によれば、各階に発生する人数だけでなく、行先階ごとの発生人数を予測することによって、より実際の需要に適合したエレベータの運行を計画することが可能になり、利用者の満足度の向上が図られる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例3のシステムの各部は、図1〜図16に示した実施例1又は図17に示した実施例2の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
図18は、本発明の実施例3の人流予測装置1800の構成を示す機能ブロック図である。
実施例3の人流予測装置1800は、発生人数予測部1801を有する。発生人数予測部1801は、画像処理部1802が追加されている点を除いて、実施例1の発生人数予測部101と同様である。画像処理部1802は、ホール内待ち人数算出部1803及びホール内発生人数算出部1804を有する。実施例1と同様に、以下の説明において上記の各部が実行する処理は、実際には、プロセッサ204が、主記憶装置205に格納された各部に対応するプログラムに従って実行する(図2参照)。
また、各階床のエレベータ130の乗り場(すなわちエレベータホール)には、エレベータホールカメラ1810が設置されている。エレベータホールカメラ1810は、撮影した画像データを人流予測装置1800に送信する。人流予測装置1800は、インターフェース201を介して受信した画像データを主記憶装置205又は補助記憶装置206に格納する(図2参照)。画像処理部1802は格納された画像データを参照して後述する処理を実行する。
図19は、本発明の実施例3のエレベータホールカメラ1810が設置されたエレベータホールの説明図である。
図19には、例として、エレベータ130が設置された建物のいずれかの階床のエレベータホール1900を示す。三つのドア1901は、エレベータ130に属する3基のエレベータに乗り降りするためのドアである。エレベータホールカメラ1810は、エレベータホール1900内を撮影するために設置されている。しかし、エレベータホール1900は、エレベータホールカメラ1810によって撮影可能な領域1902と、壁等によって視界が遮られるためにエレベータホールカメラ1810による撮影ができない領域1903とを含む。図19の例では、エレベータホール1900にいる7人の人物1904のうち、領域1902にいる5人はエレベータホールカメラ1810によって撮影されるが、領域1903にいる2人は撮影されない。
なお、撮影ができない領域1903は、壁、柱又は建物の備品等によってエレベータホールカメラ1810の視界が遮蔽される領域のほか、他の人物1904によって視界が遮蔽される領域、照明の明度が不足している領域、及び、エレベータホールカメラ1810の視野外の領域等を含んでもよい。
画像処理部1802のホール内待ち人数算出部1803は、エレベータホールカメラ1810によって撮影された時刻ごとの画像データを分析して、撮影された画像に含まれる人物の数を、エレベータホール1900のうち撮影可能な領域1902内の待ち人数として算出する。これは、公知の画像認識技術によって可能であるため、詳細な説明は省略する。
画像処理部1802のホール内発生人数算出部1804は、ホール内待ち人数算出部1803によって算出された時刻ごとの待ち人数から、時刻ごとの発生人数を算出する。
図20は、本発明の実施例3のホール内発生人数算出部1804が実行する発生人数の算出の説明図である。
図20のグラフの横軸は時間、縦軸はホール内待ち人数算出部1803によって算出された待ち人数である。ホール内発生人数算出部1804は、ホール内待ち人数算出部1803によって算出された待ち人数の時間に応じた変化を検出し、待ち人数の増加分を発生人数として算出する。
例えば、時刻t1より前の待ち人数が0人、時刻t1からt2までの待ち人数が2人、時刻t2からt3までの待ち人数が5人、時刻t3からt4までの待ち人数が6人、時刻t4以降の待ち人数が1人である場合、ホール内発生人数算出部1804は、時刻t1、t2、t3における発生人数をそれぞれ2人、3人、1人と算出する。そして、時刻t4にいずれかのエレベータのかごが当該階床に到着して、5人の人物が乗り込んだと算出される。
画像処理部1802は、このようにして算出された時刻ごとの発生人数をシミュレーションデータ生成部110に送信する。シミュレーションデータ生成部110の仮想交通需要生成部111は、受信した発生人数に基づいて仮想交通需要を生成する。
具体的には、図20に示したように、画像処理部1802から送信された発生人数は撮影ができない領域1903に発生した人物の数を含んでいないため、仮想交通需要生成部111は、画像処理部1802から受信した発生人数に、例えばランダムな数を加算することによって仮想交通需要を生成してもよい。このとき、エレベータホール1900の構造に基づいて、加算する人数の上限を定めてもよい。また、他の人物による視界の遮蔽を考慮して、加算する人数の上限を、待ち人数の数が多いほど高くなるように設定してもよい。
このように、本発明の実施例3によれば、実際に観察された発生人数に基づいてシミュレーションデータを生成することによって、より現実的なシミュレーションを行い、精度の高い変換モデル及び予測モデルを効率的に生成することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100、1700、1800 人流予測装置
101、1801 発生人数予測部
102 オフライン変換モデル生成部
103、107 変換特徴量算出部
104 未来乗降/発生変換モデル学習部
105、109 発生データ変換部
106 リアルタイム変換モデル生成部
108 過去乗降/発生変換モデル学習部
110 シミュレーションデータ生成部
111 仮想交通需要生成部
112 発生/運行データ生成部
113、115 予測モデル学習部
114、118、1702 予測特徴量算出部
116 予測部
117 リアルタイム発生変換部
119 予測モデル適用部
120 乗降人数算定部
121 シミュレーションデータベース
122 変換発生データベース
123 モデルデータベース
124 現状乗降データベース
130 エレベータ
1701 行先階予測部
1703 行先階予測モデル生成部
1704 行先階確率生成部
1705 行先階割り当て部
1802 画像処理部
1803 ホール内待ち人数算出部
1804 ホール内発生人数算出部
1810 エレベータホールカメラ

Claims (11)

  1. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する計算機システムが実行する人流予測方法であって、
    前記人流予測方法は、
    前記プロセッサが、エレベータに設置されたセンサの情報に基づいて、過去に前記エレベータに乗った人物の数を算出し、算出した前記人物の数を含む現地乗降データを生成する乗降人数算定手順と、
    前記プロセッサが、前記エレベータを利用するために前記エレベータの各乗り場に現れる人物を仮想的に発生させて、発生人数に基づいて前記エレベータの運行をシミュレートすることによって、少なくとも前記エレベータに乗った人物の数を含む仮想乗降データを生成するシミュレーションデータ生成手順と、
    前記プロセッサが、前記発生人数と前記仮想乗降データとに基づいて、ある時刻より前の前記仮想乗降データを当該時刻より後の前記発生人数に変換する第1の変換モデルを生成する第1の変換モデル生成手順と、
    前記プロセッサが、前記発生人数と前記仮想乗降データとに基づいて、ある時刻より後の前記仮想乗降データを当該時刻より前の前記発生人数に変換する第2の変換モデルを生成する第2の変換モデル生成手順と、
    前記プロセッサが、前記第2の変換モデルによって変換された前記発生人数に基づいて、ある時刻より前の前記発生人数から当該時刻より後の前記発生人数を予測する予測モデルを学習する予測モデル学習手順と、
    前記プロセッサが、前記第1の変換モデル及び前記予測モデルを用いて、ある時刻より前の前記現地乗降データから当該時刻より後の前記発生人数を予測する予測手順と、を含むことを特徴とする人流予測方法。
  2. 請求項1に記載の人流予測方法であって、
    前記第1の変換モデル生成手順において、前記プロセッサは、前記現地乗降データに前記第1の変換モデルを適用することによって、第1の発生人数を算出し、
    前記第2の変換モデル生成手順において、前記プロセッサは、前記現地乗降データに前記第2の変換モデルを適用することによって、第2の発生人数を算出し、
    前記予測モデル学習手順において、前記プロセッサは、ある時刻より前の前記第1の発生人数から、当該時刻より後の前記第2の発生人数を予測する予測モデルを学習することを特徴とする人流予測方法。
  3. 請求項1に記載の人流予測方法であって、
    前記現地乗降データは、各階床の前記エレベータの呼びボタンに対して行われた操作、前記エレベータ内の行先階ボタンに対して行われた操作、及び、各階床における前記エレベータの到着頻度の少なくともいずれかをさらに含み、
    前記シミュレーションデータ生成手順において、前記プロセッサは、前記発生人数に基づいて前記エレベータの運行をシミュレートすることによって、各階床の前記エレベータの呼びボタンに対して行われた操作、前記エレベータ内の行先階ボタンに対して行われた操作、及び、各階床における前記エレベータの到着頻度の少なくともいずれかをさらに含む前記仮想乗降データを生成することを特徴とする人流予測方法。
  4. 請求項1に記載の人流予測方法であって、
    前記予測モデル学習手順において、前記プロセッサは、所定の属性を有する時間帯の前記現地乗降データに前記第2の変換モデルを適用することによって算出された前記発生人数に基づいて、前記所定の属性を有する時間帯のある時刻より前の前記発生人数から当該時刻より後の前記発生人数を予測する、前記所定の属性を有する時間帯に対応する予測モデルを学習し、
    前記予測手順において、前記プロセッサは、前記第1の変換モデル及び前記所定の属性を有する時間帯に対応する予測モデルを用いて、前記所定の属性を有する時間帯のある時刻より前の前記現地乗降データから当該時刻より後の前記発生人数を予測することを特徴とする人流予測方法。
  5. 請求項4に記載の人流予測方法であって、
    前記所定の属性を有する時間帯は、それぞれの日における時間帯、所定の曜日又は所定のイベントに対応する日のいずれかであることを特徴とする人流予測方法。
  6. 請求項1に記載の人流予測方法であって、
    前記シミュレーションデータ生成手順において、前記プロセッサは、前記現地乗降データに基づいて、前記エレベータに乗った人物の数の分布を算出し、算出した分布に基づいて、前記エレベータを利用するために前記エレベータの各乗り場に現れる人物を仮想的に発生させることを特徴とする人流予測方法。
  7. 請求項1に記載の人流予測方法であって、
    前記プロセッサが、前記現地乗降データに基づいて、前記エレベータに乗った人物の行先階を予測する行先階予測モデルを生成する手順と、
    前記プロセッサが、前記行先階予測モデルと、前記予測手順において予測された発生人数と、に基づいて、行先階ごとの前記発生人数を予測する手順と、をさらに含むことを特徴とする人流予測方法。
  8. 請求項1に記載の人流予測方法であって、
    前記プロセッサが、前記エレベータの乗り場を撮影した画像に基づいて、前記画像に含まれる人物の数を算出する画像処理手順をさらに含み、
    前記シミュレーションデータ生成手順において、前記プロセッサは、前記画像処理手順において算出された人数の数に基づいて、前記エレベータを利用するために前記エレベータの各乗り場に現れる人物を仮想的に発生させることを特徴とする人流予測方法。
  9. 請求項8に記載の人流予測方法であって、
    前記シミュレーションデータ生成手順において、前記プロセッサは、前記画像処理手順において算出された人数の数に、所定の方法で算出された数を加算した数の人物を、前記エレベータを利用するために前記エレベータの各乗り場に現れる人物として仮想的に発生させることを特徴とする人流予測方法。
  10. エレベータに設置されたセンサの情報に基づいて、過去に前記エレベータに乗った人物の数を算出し、算出した前記人物の数を含む現地乗降データを生成する乗降人数算定部と、
    前記エレベータを利用するために前記エレベータの各乗り場に現れる人物を仮想的に発生させて、発生人数に基づいて前記エレベータの運行をシミュレートすることによって、少なくとも前記エレベータに乗った人物の数を含む仮想乗降データを生成するシミュレーションデータ生成部と、
    前記発生人数と前記仮想乗降データとに基づいて、ある時刻より前の前記仮想乗降データを当該時刻より後の前記発生人数に変換する第1の変換モデルを生成する第1の変換モデル生成部と、
    前記発生人数と前記仮想乗降データとに基づいて、ある時刻より後の前記仮想乗降データを当該時刻より前の前記発生人数に変換する第2の変換モデルを生成する第2の変換モデル生成部と、
    前記第2の変換モデルによって変換された前記発生人数に基づいて、ある時刻より前の前記発生人数から当該時刻より後の前記発生人数を予測する予測モデルを学習する予測モデル学習部と、
    前記第1の変換モデル及び前記予測モデルを用いて、ある時刻より前の前記現地乗降データから当該時刻より後の前記発生人数を予測する予測部と、を有することを特徴とする人流予測システム。
  11. 請求項10に記載の人流予測システムであって、
    前記第1の変換モデル生成部は、前記現地乗降データに前記第1の変換モデルを適用することによって、第1の発生人数を算出し、
    前記第2の変換モデル生成部は、前記現地乗降データに前記第2の変換モデルを適用することによって、第2の発生人数を算出し、
    前記予測モデル学習部は、ある時刻より前の前記第1の発生人数から、当該時刻より後の前記第2の発生人数を予測する予測モデルを学習することを特徴とする人流予測システム。
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