JPH03216474A - エレベータの群管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、エレベータの群管理装置に係り、さらに詳
しくは、ホテル等における宿泊予定者の人数及び到着予
定時間に基づいて、エレベータの運行を円滑に行うよう
にした群管理装置に関するものである。

［従来の技術］ 近年、複数台のエレベータの運行を制御する群管理装置
は、々イクロコンピュータの採用によって大量な情報の
演算処理と高度な制御を実現することが可能になってき
た。大規模なホテル等では毎日のように多数の宿泊客が
訪れてくるので、日々異なるエレベータの利用者の乗降
需要については精度よく予測する必要がある。この予測
手段としては、過去の統計量に基づいた同一の時間帯等
において発生すると思われる乗客数を予測する学習機能
を備えたものが提案されている。

例えば、エレベータ利用者数の発生予測は、時刻又は１
日を一定数に分割した時間帯ごとに、エレベータの乗り
込んだ乗客数をかご定員に対して何バーセントの乗車率
であったかを秤装置によって検出し、この検出値を統計
量として階床、上下方向ごとに制御装置のメモリに記憶
させることにより実現できる。

〔発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来のエレベータの群管理装置では、予測
対象となる日時における利用者数は過去の統計に基づい
たデータによってのみ設定されるので、例えばホテルの
ような場合、宿泊者数が日によって大きく変動したり、
またパーティや結婚式等のイベントの有無によって利用
者数が著しく増減するなど、確度の良好なエレベータ利
用者数の予測を行うことか困難であるという問題があっ
た。

この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、ホテルあるいはイベント会場等における宿泊者
や入場者等が日によって大きく変動しても、この変動に
対応して確度の高い予測を行うことができるエレベータ
の群管理装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るエレベータの群管理装置は、あらかじめ
日時別に判明して到着する利用者数を入力する利用者情
報入力手段と、制御する日時の到着者数と当日の利用者
数内の所定人数との比較、及び制御する日時の到着者数
に対応する乗客重量とかごの定員重量範囲内の所定重量
との比較を行い、これらの比較結果によって特定のエレ
ベータ運行を行うために必要なかご呼びの割当てを行う
運転制御手段とを備えたものである。

［作　用］ この発明においては、あらかじめ判明している制御日時
における利用者の到着者数と当日の利用者数内の所定人
数との比較、及び上記到着者数に対応する乗客重量とか
ごの定員重量範囲の所定重量との比較を行うことにより
、特定階よりのエレベータ利用度の大小を判断し、この
利用度が集中して発生する場合には特定のエレベータ運
行のためのかご呼び割当てを行う。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。図において、（１）はかごや乗場からエレベータ
利用客数に関する情報をとりだし、運転指令等を出力す
る運転制御手−段、（２）はホテルのフロント等に設置
されたキーボード、あるいはこのキーボード及び予約用
コンピュータに接続して宿泊予定者数やこれらの到着予
定時刻を入力する宿泊情報入力手段、（３）は外部機器
とエレベータ群管理装置との信号伝達のためのインター
フェイスとなる外部通信制御手段、（４）は宿泊情報入
力手段（２）から送られてくるデータを記憶しておくた
めのメモリ、（５）は乗場及びかごと群管理装置との信
号伝達のインターフエイスとなる各台伝送制御手段で、
乗場及びかごに必要な情報が流れるローカルバス（９）
を経て乗場呼びの登録及び予報灯・到着灯の制御を行う
乗場制御手段（７）と、各かごのかごの呼び登録及び戸
開閉の制御を行うかご制御手段（８）とに接続されてい
る。（６）は通信及び伝送に必要な情報が流れるシステ
ムバスである。

次に、上記のように構成したこの発明の動作を説明する
。第２図は宿泊情報入力手段（２）より入力された宿泊
情報のデータフォーマットであり、到着日、到着時刻及
び到着人数が入力される情報である。到着日は宿泊客の
到着する日を年・月・日の項目で、到着時刻は宿泊客の
到着する時刻を例えば１０分単位で、到着人数は該当日
時内に到着すると予測される宿泊客の人数をそれぞれ入
力する。

このようにして入力された宿泊情報は、群管理装置内の
メモリ（４）に記憶され、この記憶された情報に基づい
て運転制御手段（１）により当日の宿泊客が何時何分頃
に何人位到着するのかを判断し、エレベータの運行を制
御する。

第３図及び第４図は上記動作の手順を示すフローチャー
トであり、第３図は宿泊者の到着人数を予測する手順、
第４図はこの予測した到着人数に基づいた動作の手順の
一例を示す。

第３図において、ステップＳ３１で当日に該当するデー
タがあるか否かをメモリ（４）内のデータから検出し、
該当するデータがあればステップＳ３２に進み、現在時
刻に該当するデータがあるか否かをメモリ（４）のデ′
一夕から検出する。そして、現在時刻に該当するデータ
があればステップＳｌ３に進む。以上のステップＳ３１
及びＳ３２におけるメモリ（４）内よりのデータの検出
は、運転制御手段（１）に内蔵された時計の月日、時刻
によって行なわれる。ステップ５３３に進むと、ここで
該当する到着人数を予測して次に述べるエレベータ運行
のための基本データが得られる。

次に、第４図のフローチャートを参照して上記で得られ
る到着人数の予測に基づくチェックインサービスの選択
条件の手順を説明する。ここで、チェックインサービス
とは、チェックインする宿泊者によってエレベータが特
定階（フロント階）より集中して利用されるときに、こ
の特定階にあらかじめ複数台のかごを待機させておく動
作のことであり、この動作は運転制御手段（１）からの
指令によって行われる。

従来のエレベータの運行は、過去のデータによる学習結
果などの統計データによってチェックインサービスが選
択されていたが、ここでは、上述のステップＳ３１−Ｓ
３３で得られた宿泊者情報に基づいて選択を行う。すな
わち、第４図におけるステップＳ４１において現在時刻
があらかじめ設定されているチェックインサービスの選
択許可範囲内であるか否かを判定し、範囲内であればス
テップＳ４２に進み、上述のステップＳ３３で予測した
現在時刻における到着予定人数と当日の全宿泊者数とを
比較し、到着予定人数が所定値（例えば全宿泊者数の５
％）を超えているか否かを判定して、所定値を超えてい
ればステップＳ４３に進む。

次に、ステップＳ４３において、到着予定人数より判断
して、かご負荷が所定値（例えば所定重量の４０％）以
上で特定階より出発すると予測できるかごの有無を判定
し、所定値以上で出発するかごがあるであろうと判定し
たら、ステップＳ４４に進み、複数台のかごをあらかじ
め特定階に待機させておくようにする上述のチェックイ
ンサービスの選択を行う。以上の手順によって宿泊情報
に基づいたエレベータの群管理装置を行うことにより、
特定階において利用度が集中的に大きくなっても円滑な
エレベータ運行ができる。

なお、上記の説明では、この発明をホテルのエレベータ
に実施した例を示したが、その他の施設のエレベータに
も同様に実施することができる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、ホテルのフロント等
に設けた予約のキーボード、あるいはこのキーボード及
び予約用コンピュータに接続して宿泊者数やこれらの到
着予定時刻を入力する宿泊情報入力手段を設け、あらか
じめ時間帯別に当日の到着予定人数を予測し、この到着
予定人数と当日の全宿泊者数に基づく所定値とを比較し
、この比較結果に基づいて定員重量に基づく所定値を超
えるかごの運行が発生すると予測されると、チェックイ
ンサービスを選択する運転制御手段を設けるように構成
したので、到着客が特定階に集中する時間帯に複数台の
かごを待機させることによってエレベータの運行が円滑
になり、エレベータ利用者に対するサービス向上が実現
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第２図は第１図における宿泊情報入力手段より入力され
た宿泊情報のデータフォーマット、第３図及び第４図は
この発明の動作手順を説明するためのフローチャートで
ある。 図において、（１）は運転制御手段、（２）は宿泊情報
入力手段、（３）は外部通信制御手段、（４）はメモリ
、（５）は各台伝送制御手段、（６）はシステムバス、
（７）は乗場制御手段、（８）はかご制御手段、（９）
はローカルバスである。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　複数台のエレベータを一群として運行を制御するエレ
   ベータ装置において、 あらかじめ日時別に判明した到着する利用者数を入力す
   る利用者情報入力手段と、上記日時別の到着者数と当日
   の利用者数に基づく所定値との比較、及び上記日時別の
   到着者数に対応する重量とかごの定員重量に基づく所定
   値との比較を行い、これらの比較結果によって特定のエ
   レベータ運行のためのかご呼びの割当てを行う運転制御
   手段とを備えたことを特徴とするエレベータの群管理装
   置。