JP2020001426A - 車両の側部構造 - Google Patents
車両の側部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020001426A JP2020001426A JP2018119693A JP2018119693A JP2020001426A JP 2020001426 A JP2020001426 A JP 2020001426A JP 2018119693 A JP2018119693 A JP 2018119693A JP 2018119693 A JP2018119693 A JP 2018119693A JP 2020001426 A JP2020001426 A JP 2020001426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- vehicle
- center pillar
- impact beam
- built
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
このような観音開き式のドアを採用する場合、車体には、ルーフサイドレールとサイドシルとを上下方向に連結する強度部材としてのセンタピラーが設けられないので、例えば、特許文献1に開示されているように、リヤドア内にその上端から下端に渡るハット断面形状のバーチカルレイン(ドア内蔵センタピラー)を設けた構造が知られている。
しかしながら、車両側突時におけるバーチカルレイン(ドア内蔵センタピラー)の耐力向上の観点から、当該バーチカルレインの車幅方向の幅を広くするという点で、改善の余地があった。
また、上述のインパクトビーム後端を第2の側面部に対して車両側面視でオーバラップさせたので、側突時にフロントドア内のインパクトビーム後端の荷重を受けることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2の側面部は上方に向かうに従い前後幅が狭くなるよう形成されたものである。
この発明の一実施態様においては、上記インパクトビームはその後端が車両側面視で上記ドア内蔵センタピラーの下端部およびサイドシルとオーバラップするよう配置されたものである。
この発明の一実施態様においては、上記ドア内蔵センタピラーの第2の側面部の外面と、上記サイドシルを補強するサイドシルレインの外面との車幅方向位置が略同じ位置になるよう構成されたものである。
図面は車両の側部構造を示し、図1は当該側部構造を示す車両右側の側面図(但し、図1ではフロントドアを取外した状態で示す)、図2はリヤドアのドアアウタパネルを取外した状態で示す車両右側の側面図、図3はフロントドアを取付けた状態で示す車両右側の側面図(但し、図3ではフロントドアのドアアウタパネルを取外した状態で示す)、図4はドアアウタパネルおよびラッチ取付けプレートを取外した状態で示すリヤドアの斜視図、図5はドア内蔵センタピラー、上部レイン、インパクトビームを車幅方向内側から見た状態で示す側面図、図6は上部レインを車幅方向内側前方から見た状態で示す斜視図である。
なお、以下の実施例においては、車両右側の構成について述べるが、車両左側の構成は車幅右側のそれと左右対称または左右略対称に構成されている。
図1、図2に示すように、車体上部において前後方向に延びるルーフサイドレール1と、車体後方部において上下方向に延びるリヤピラー2と、該リヤピラー2と連続して下方に延びるリヤボディ3と、車体下部において前後方向に延びるサイドシル4と、図示しない車両前側のヒンジピラーおよびフロントピラーとで囲繞されセンタピラーを有さないドア開口部5が車体側部に形成されている。
なお、上述のルーフサイドレール1、リヤピラー2、サイドシル4、車両前側のヒンジピラー、フロントピラーは何れも閉断面構造に形成された車体強度部材である。
上述のドア開口部5の前側を開閉するフロントドア10は、図3、図7、図9、図10、図11に示すように、ドアインナパネル11とドアアウタパネル12とをヘミング加工にて一体化したもので、図3、図9、図10に示すように、ドアインナパネル11の上側後部にはレインフォースメント13を介してガラスガイド14が取付けられている。
ところで、上述のドア開口部5の後側を開閉するリヤドア30は、図7〜図11に示すように、ドアインナパネル31とドアアウタパネル32とをヘミング加工等により一体化したもので、図1に示すように、これら両パネル31,32によりドア本体部30Mと、当該ドア本体部30Mに対して車幅方向の幅が狭いドアサッシュ部30Sとが一体形成されている。
図2、図3、図4に示すように、上述のドアインナパネル31には、複数の開口部33,34,35,36が開口形成されている。
図2、図3に示すように、リヤドア30内の前端部には、その上端から下端まで上下方向に延びる超高張力鋼板製のドア内蔵センタピラー50(以下、単にセンタピラー50と略記する)が設けられており、図8に示すように、当該センタピラー50の前後方向中間下端部(詳しくは、後述するベース側面部最下端部50k)がラッチ取付けプレート38の下片部38cおよびドアインナパネル31の下部に接合固定されている。
図2、図4に示すように、このセンタピラー50の前端は、車両側面視で略直線状に形成されると共に、リヤドア30の前端ライン30FLの後傾形状に沿って傾斜している。
図2、図3、図5に示すように、当該センタピラー50は、下部側になる程、その前後幅が連続して漸次広くなるよう形成されている。
ところで、図5、図6に示すように、センタピラー50の上端部からベルトライン部BLに渡って当該センタピラー50の上記各面部(前面部50a、後面部50b、ベース側面部50f参照)を一体で補強する上部レイン60(いわゆる裏当て部材)が設けられており、これにより、センタピラー50の上端部からベルトライン部BLに渡るドアサッシュ部30Sの上下を、当該上部レイン60で補強し、ドア本体部30Mに対して車幅方向の厚みが小さいドアサッシュ部30Sの薄さによる剛性低下を、上部レイン60にて補強し、リヤドア30の上下間での剛性差をなくすよう構成したものである。
一方、センタピラー50の下方においては、図8で示したように、ドア下面部としてのドアインナパネル31の下面部31aに、補強レインであるラッチ取付けプレート38が取付けられており、センタピラー50の下端直上には、その上部に対して剛性が低い低剛性部としての開口部58がベース側面部50fに設けられている。
また、低剛性部を開口部58で形成することにより、当該開口部58にて容易にセンタピラー50の下端部近傍の剛性低下を図り、併せて、軽量化をも達成すべく構成している。
図2、図4に示すように、センタピラー50のベース側面部50fにおける前後方向の中間部には、上述の開口部58の直上位置からセンタピラー上端まで上下方向に延び、かつ、車幅方向内側に凹む補強ビード59が上下方向に連続して一体形成されている。
また、図2、図5に示すように、センタピラー50の下端前後両部には、低剛性部となる非フランジ部50i,50j(フランジ部を形成しない所謂ノーフランジ部)が形成されている。そして、図8に示すように、ドアインナパネル31の下端とは、開口部58直下におけるベース側面部50fの最下端部50kのみが接合されている。
また、上述のインパクトビーム18後端を第2の側面部50hに対して車両側面視でオーバラップさせたので、側突時にフロントドア10内のインパクトビーム18後端の荷重を受けることができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記第2の側面部50hは上方に向かうに従い前後幅が狭くなるよう形成されたものである(図2、図5参照)。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記インパクトビーム18はその後端が車両側面視で上記ドア内蔵センタピラー50の下端部およびサイドシル4とオーバラップするよう配置されたものである(図7参照)。
加えて、この発明の一実施形態においては、上記ドア内蔵センタピラー50の第2の側面部50hの外面と、上記サイドシル4を補強するサイドシルレイン8の外面との車幅方向位置が略同じ位置になるよう構成されたものである(図7参照)。
この発明のドア内蔵センタピラーは、実施例のセンタピラー50に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
8…サイドシルレイン
10…フロントドア
18…インパクトビーム
18a…後端内縁部
30…リヤドア
30FL…前端ライン
50…センタピラー(ドア内蔵センタピラー)
50a…前面部
50b…後面部
50c…側面部
50f…ベース側面部
50h…第2の側面部
BL…ベルトライン部
Claims (5)
- 観音開き式ドアのフロントドア内部に設けられたインパクトビームの後端を、リヤドア前端部に内蔵されて前面部と、後面部と、前後両面部の車外端同士を連結する側面部とから成るドア内蔵センタピラーに対して、車幅方向外方側に配設させつつ車両側面視でオーバラップさせた車両の側部構造であって、
上記ドア内蔵センタピラーは、下部側になる程、前後幅が広く形成されており、
上記側面部は、上記インパクトビームの後端内端部よりも車幅方向外方側に位置するベース側面部と、上記インパクトビームの後端内端部よりも車幅方向内方側に位置する第2の側面部とを有し、
該第2の側面部が上記ドア内蔵センタピラー下部の前部寄りに形成され、
上記インパクトビーム後端を上記第2の側面部に対して車両側面視でオーバラップさせたことを特徴とする
車両の側部構造。 - 上記第2の側面部は上方に向かうに従い前後幅が狭くなるよう形成された
請求項1に記載の車両の側部構造。 - 上記リヤドアの前端ラインは、その上方が後傾となるよう傾斜しており、
上記ドア内蔵センタピラーの前端は、リヤドア前端ラインの後傾形状に沿って傾斜しており、
上記ベース側面部はベルトライン部よりも下方が略同じ前後幅に形成され、
上記第2の側面部は車両側面視で上記ベルトライン部の下部を頂部とする三角形状に形成された
請求項2に記載の車両の側部構造。 - 上記インパクトビームはその後端が車両側面視で上記ドア内蔵センタピラーの下端部およびサイドシルとオーバラップするよう配置された
請求項1〜3の何れか一項に記載の車両の側部構造。 - 上記ドア内蔵センタピラーの第2の側面部の外面と、上記サイドシルを補強するサイドシルレインの外面との車幅方向位置が略同じ位置になるよう構成された
請求項4に記載の車両の側部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018119693A JP7081333B2 (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | 車両の側部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018119693A JP7081333B2 (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | 車両の側部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020001426A true JP2020001426A (ja) | 2020-01-09 |
JP7081333B2 JP7081333B2 (ja) | 2022-06-07 |
Family
ID=69098199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018119693A Active JP7081333B2 (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | 車両の側部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7081333B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5782523A (en) * | 1996-01-22 | 1998-07-21 | Ford Global Technologies, Inc. | Reinforced door assembly for pick-up trucks |
JP2003025848A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Mazda Motor Corp | 車両のドア構造 |
JP2004122875A (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-22 | Mazda Motor Corp | 車両のサイドドア構造 |
JP2005096600A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Mazda Motor Corp | 車両の車体構造。 |
JP2005153644A (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-16 | Hino Motors Ltd | 車両のドア構造 |
-
2018
- 2018-06-25 JP JP2018119693A patent/JP7081333B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5782523A (en) * | 1996-01-22 | 1998-07-21 | Ford Global Technologies, Inc. | Reinforced door assembly for pick-up trucks |
JP2003025848A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Mazda Motor Corp | 車両のドア構造 |
JP2004122875A (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-22 | Mazda Motor Corp | 車両のサイドドア構造 |
JP2005096600A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Mazda Motor Corp | 車両の車体構造。 |
JP2005153644A (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-16 | Hino Motors Ltd | 車両のドア構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7081333B2 (ja) | 2022-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9796425B2 (en) | Vehicle side structure | |
JP4385582B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
CN110228531B (zh) | 车辆的车体构造 | |
US20060001294A1 (en) | Rocker assembly for vehicles | |
US9365242B1 (en) | Tubular vehicle roof pillar reinforcement | |
JP2020001429A (ja) | 車両の側部構造 | |
JP4857976B2 (ja) | 車両フロア構造 | |
JP2021017201A (ja) | 車両の車体構造 | |
US11008046B2 (en) | Vehicle body structure | |
JP7159638B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
JP2016002836A (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
JP2021017202A (ja) | 車両の車体構造 | |
JP2021017207A (ja) | 車両の車体構造 | |
JP2010215092A (ja) | 車両の車体下部構造 | |
JP2019151286A (ja) | 車両の車体構造 | |
JP2015089769A (ja) | アウタミラー取付け構造 | |
JP2011131695A (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP2020001427A (ja) | 車両のドア構造 | |
JP2020001426A (ja) | 車両の側部構造 | |
JP2005153820A (ja) | 自動車のセンタピラー構造 | |
JP5756650B2 (ja) | 車両用ドアのドアミラー取付け構造 | |
JP4924628B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP4114454B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP2011098684A (ja) | 車両の上部車体構造 | |
JP2021017206A (ja) | 車両の車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211214 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220509 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7081333 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |