JP2019533305A - 負荷時タップ切換器、及び負荷時タップ切換器を有する調整変圧器、並びに負荷時タップ切換器を切り換えるための方法 - Google Patents

負荷時タップ切換器、及び負荷時タップ切換器を有する調整変圧器、並びに負荷時タップ切換器を切り換えるための方法 Download PDF

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Abstract

負荷時タップ切換器11を切り換えるための方法において、負荷時タップ切換器11は、−1つの微調整選択器20と、−1つの前置選択器40と、−1つの切換開閉器60とを有し、微調整選択器20は、・複数の選択器固定接触子200…208と、・1つの第1選択器アーム26と、・1つの第2選択器アーム36とを有し、複数の選択器固定接触子200…208は、1つの調整変圧器10の1つの主巻線12に接続され得る1つの転位接触子200と、調整変圧器10の1つの調整巻線13の割り当てられた1つのタップにそれぞれ接続され得る複数のタップ接触子201…208とを有し、1つの第1選択器アーム26は、それぞれの前記選択器固定接触子に選択的に接触し得、1つの第2選択器アーム36は、それぞれの選択器固定接触子に選択的に接触し得、1つの前置選択器40は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、調整巻線13と前記主巻線12とに接続され得、・1つの第1前置選択器固定接触子401と、・1つの第2前置選択器固定接触子402と、・1つの第3前置選択器固定接触子403とを有し、1つの第3前置選択器固定接触子403は、その第1位置で第1前置選択器固定接触子401に接続されていて、その第2位置で第2前置選択器固定接触子402に接続されていて、1つの切換開閉器60は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、・1つの第1端子601と、・1つの第2端子602と、・1つの切換部603とを有し、1つの第1端子601は、第1選択器アーム26に接続されていて、1つの第2端子602は、第2選択器アーム36に接続されていて、1つの切換部603は、その第1位置で前記第1端子601に接続されていて、その第2位置602で第2端子に接続されていて、前置選択器が切り換えられなければならないときに、・複数の選択器アームのうちの一方の選択器アームが、転位接触子に接触し、その他方の選択器アームが、いずれのタップ接触子に接触しないように、これらの選択器アームは調整されていて、・選択器の切り換えが終了する前に、切換開閉器の切り換えが開始する当該方法。

Description

本発明は、調整変圧器用の負荷時タップ切換器と、このような負荷時タップ切換器を有する調整変圧器と、このような負荷時タップ切換器を切り換えるための方法とに関する。
知られているように、負荷時タップ切換器は、最も簡単な場合は、調整変圧器の調整巻線の割り当てられた1つのタップにそれぞれ接続されなければならないN個のタップ接触子を有する微調整選択器を含む。したがって、直線状の負荷時タップ切換器とも呼ばれるこの負荷時タップ切換は、N個の位置から成る調整領域を有し、この負荷時タップ切換器を有する調整変圧器が、N個の電圧の電圧調整範囲を有する。当該調整変圧器の電圧調整範囲を拡張するため、タップ切換器とも呼ばれる負荷時タップ切換器の微調整選択器に加えて前置選択器をこの負荷時タップ切換器に装備することが知られている。この前置選択器は、極性切換器、粗調整選択器又は多重粗調整選択器として構成され得る。極性切換器は、当該調整選択器の調整巻線を主巻線とも呼ばれる当該調整変圧器の調整されない巻線に選択的に同じ方向に又は反対の方向に接続することを可能にする。粗調整選択器又は多重粗調整選択器を使用することによって、粗調整タップ又は多重粗調整タップとも呼ばれる主巻線の一部を選択的に遮断又は接続すること、すなわち少なくとも1つの粗調整タップを当該調整巻線に選択的に接続する又は接続しないが可能である。
直線状の負荷時タップ切換器が、例えば、この負荷時タップ切換器のN個のタップ接触子を有する微調整選択器に加えて極性切換器を有するときに、当該微調整選択器は、通常は、この微調整選択器の複数のタップ接触子に加えて、主巻線に接続されなければならない1つの転位接触子を有する。したがって、この負荷時タップ切換器は、通常は、2×N+1個の位置の位置調整範囲を有する、すなわち、極性切換器が調整巻線を主巻線に反対の方向に接続するように、当該極性切換器が調整されているN個の位置の下側の位置調整範囲と、極性切換器が調整巻線を主巻線に同じ方向に接続するように、当該極性切換器が調整されているN個の位置の上側の位置調整範囲と、転位接触子に相当し、微調整選択器が調整巻線をブリッジする1つの中心位置とを有する。このとき、この負荷時タップ切換器を有する調整変圧器が、通常は、2×N+1個の電圧の電圧位置調整範囲を有する。
独国特許出願公開第1178511号明細書は、切換開閉器と極性切換器と非通電式に交互に切り換える2つのタップ選択器とを有する調整変圧器用の負荷時タップ切換器を記載している。各タップ切換器が、調整巻線に接続されている複数の固定接触子を有する。左のタップ選択器が、いずれの巻線にも接続されていなく、特に調整される巻線にも調整されない巻線にも接続されていなく、未使用タップ(Leerstufe)と呼ばれる1つの固定接触子をさらに有する。この既知の負荷時タップ切換器は、調整されない巻線と切換開閉器の出力部との間に一時的な接続を引き起こす1つの切換スイッチをさらに有する。当該左のタップ選択器が、未使用タップに移行し、このときに当該極性切換器が、一方の端部位置から他方の端部位置に切り換えられ、当該他方の端部位置から当該一方の端部位置に切り換えられる期間内に、当該接続は引き起こされているように、これらのタップ選択器は、間欠歯車を介して極性切換器と切換スイッチとに接続されている。
さらに、独国特許出願公開第1178511号明細書は、その図2〜6においてこの既知の負荷時タップ切換器の切換工程の推移を時系列順に記載している。電圧の降圧切り換えの場合、以下の工程が実行される:極性切換器が、調整されない巻線の1つの接触子9に接続されている1つの極性切換器アームを有する。切換スイッチが、接触子9に接続されている1つの切換アームを有する。図2は、この接触子の初期位置を示す。この位置では、この極性切換器アームが、調整巻線の下端部の固定接触子7を当該調整されない巻線の接触子9に接続する。当該高圧切り換えが継続すると、複数のタップ選択器アームが、固定接触子1から固定接触子7まで移行するか又は固定接触子2から固定接触子6まで移行する。この場合、負荷の切り換えが、切換開閉器によって実行される。この場合、図3の位置に到達される。この位置では、当該左のタップ選択器アームが、接触子6に接触し、当該右のタップ選択器アームが、接触子7に接触し、当該極性切換器アームが、接触子7に接触し、当該切換アームが、左の未使用接触子0に接触する。当該切換開閉器が、当該右のタップ選択器アームと接触子7とを接続させる。さらなる切り換え時に、切換スイッチアームが、左の未使用接触子0から当該切換開閉器の出力部に接続されている中心接触子Aに移行する。これに応じて、当該極性切換器アームが、接触子7から1つの未使用接触子0に移行する。この切り換え中に、当該左のタップ選択器アームが、接触子6から当該タップ選択器の未使用タップ8に移行する。この場合、図4の位置に到達される。引き続き、当該切換開閉器が、前もって当該左のタップ選択器アームと未使用タップ8とに切り換えられた後に、当該右のタップ選択器アームが、接触子7から接触子1に移行する。図5の位置に到達される。さらなる切り換え時に、当該極性切換器アームが、未使用接触子0から接触子1に移行し、当該切換スイッチアームが、中心接触子Aから1つの右の未使用接触子0に移行する。当該切換開閉器が、前もって再び当該右の選択器アームと接触子1とに戻り接続された後に、当該左のタップ選択器アームが、この切り換え中に接触子8から接触子2に移行する。この場合、図6の位置に到達される。この位置では、当該極性切換器アームが、当該調整巻線の上端部の接触子1を調整されない巻線の接触子9に接続する。引き続き、当該複数のタップ選択器が、継続する切り換え時に接触子1から接触子7まで移行するか又は接触子2から接触子6まで移行する。この位置では、反対方向に切り換えられた当該調整巻線が、その最も下の位置に到達される。この場合、最小の電圧が取り出される。電圧の昇圧切り換えは、反対の順序で実行される。
独国特許第19743864号明細書は、真空バルブセルを用いて遮断なしに負荷を切り換えるためのリアクトル式の切換原理にしたがう負荷時タップ切換器を記載している。ハウジング内には、それぞれの選択器可動接触子によって接続可能である複数の選択器固定接触子が、それぞれの相に対して設けられている。このハウジング内には、それぞれの前置選択器可動接触子によって接続可能である複数の前置選択器固定接触子が、それぞれの相に対して設けられている。このハウジング内には、それぞれのバイパス固定接触子によって接続可能である複数のバイパス固定接触子が、それぞれの相に対して設けられている。このハウジング内には、1つの蓄勢機構によってその都度操作可能である1つの真空バルブセルが設けられている。独立したハウジング側面部分内には、1つの駆動機構が、全ての可動接触子と全ての真空バルブセルとを対応する切換シーケンスで操作するために設けられている。この既知の負荷時タップ切換器の場合、それぞれの相ごとに分離されて、この相の全ての固定接触子及び全ての可動接触子並びに真空バルブセルが、1つの位相板上に一緒に配置されている。3つの絶縁軸が、当該ハウジングと当該3つの位相板とを貫通する。第1絶縁軸が、全ての選択器可動接触子を操作し、第2絶縁軸が、全ての前置選択器可動接触子を操作し、第3絶縁軸が、全てのバイパス可動接触子と全ての真空バルブセルを操作する。当該駆動機構が、ただ1つのゼネバ歯車を有する。このゼネバ歯車は、1つの駆動軸に結合されている1つのゼネバ駆動輪によって駆動可能であり、第1絶縁軸がそれぞれの切り換え時に1つの切り換えステップに相当する角度だけ回転可能であるように、第1絶縁軸に結合されている。当該駆動機構は、当該第2絶縁軸に作用する第1操作手段と、当該第3絶縁軸に作用する第2操作手段とを有する。当該第1操作手段は、当該ゼネバ歯車上の1つのローラと、対応する1つのレバーとから成る。当該ローラは、当該ゼネバ歯車の所定の位置で当該レバーの一部に係合し、これにより、当該第2絶縁軸が、所定の回転角度だけ旋回可能である。したがって、当該前置選択器可動接触子を操作する当該第2絶縁軸が、当該第1操作手段と当該ゼネバ歯車と当該ゼネバ駆動輪とを介して当該駆動軸に結合されている。したがって、当該選択器可動接触子を操作する当該第1絶縁軸と、当該前置選択器可動接触子を操作する当該第2絶縁軸とが、当該ゼネバ歯車と当該ゼネバ駆動輪とを介して当該駆動軸に一緒に結合されている。
さらに、独国特許第19743864号明細書は、その図7において1つの相に対する1つのタップから隣接した1つのタップへの切り換え時のこの負荷時タップ切換器の通常のシーケンスを示す。左の選択器可動接触子が、左の切換インピーダンスに直列に接続されていて左の分岐部を形成し、右の選択器可動接触子が、右の切換インピーダンスに直列に接続されていて右の分岐部を形成する。真空バルブセルが、当該両分岐部間に接続されていて、負荷切換部への対応する接続が、複数のバイパス固定接触子によって構築される。図7aによる静止切換位置の場合、両選択器可動接触子が、同じ左のタップ、すなわち同じ左の選択器固定接触子に接触している。完全な負荷の切り換え後の図7fによるその次の静止切換位置の場合、左の選択器可動接触子が、左の選択器固定接触子に接触していて、右の選択器可動接触子が、その隣の右の選択器固定接触子に接触している。このシーケンスは、さらなるそれぞれの負荷の切り換えごとに繰り返される。
独国特許出願公開第1178511号明細書 独国特許第19743864号明細書
この背景に対して、本発明は、独立請求項の対象を提唱する。本発明の好適な実施の形態は、従属請求項に記載されている。
以下では、「Aが、Bに結合されていている」の種類の表現は、「Aが、Bに接続されている」の種類の表現に相当し、「Aが、Bに接続されている」の種類の表現は、「Aが、Bに直接に導電接続されている」の意味と、「Aが、Bに間接に、すなわちCを介して導電接続されている」の意味とを含み、「Aが、Bに接合されている」の種類の表現は、「Aが、Bに直接に導電接続されている」の意味を有する。
第1の観点によれば、本発明は、負荷時タップ切換器を切り換えるための方法を提唱する。この場合、当該負荷時タップ切換器は、
−1つの微調整選択器と、
−1つの前置選択器と、
−1つの切換開閉器とを有し、
当該微調整選択器は、
・複数の選択器固定接触子と、
・1つの第1選択器アームと、
・1つの第2選択器アームとを有し、
当該複数の選択器固定接触子は、1つの調整変圧器の1つの主巻線に接続され得る1つの転位接触子と、当該調整変圧器の1つの調整巻線の割り当てられた1つのタップにそれぞれ接続され得る複数のタップ接触子とを有し、
当該1つの第1選択器アームは、それぞれの当該選択器固定接触子に選択的に接触し得、
当該1つの第2選択器アームは、それぞれの当該選択器固定接触子に選択的に接触し得、
当該1つの前置選択器は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、当該調整巻線と当該主巻線とに接続され得、
・1つの第1前置選択器固定接触子と、
・1つの第2前置選択器固定接触子と、
・1つの第3前置選択器固定接触子とを有し、
当該1つの第3前置選択器固定接触子は、その第1位置で当該第1前置選択器固定接触子に接続されていて、その第2位置で当該第2前置選択器固定接触子に接続されていて、
当該1つの切換開閉器は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、
・1つの第1端子と、
・1つの第2端子と、
・1つの切換部とを有し、
当該1つの第1端子は、当該第1選択器アームに接続されていて、
当該1つの第2端子は、当該第2選択器アームに接続されていて、
当該1つの切換部は、その第1位置で当該第1端子に接続されていて、その第2位置で当該第2端子に接続されていて、
当該前置選択器が切り換えられなければならないときに、
・複数の当該選択器アームのうちの一方の選択器アームが、当該転位接触子に接触し、その他方の選択器アームが、いずれのタップ接触子に接触しないように、これらの選択器アームは調整されていて、
・当該選択器の切り換えが終了する前に、当該切換開閉器の切り換えが開始する。
ここでは、当該切換開閉器のこの切り換えは、当該前置選択器が切り換えられなければならないか又は切り換えられる必要があるときに実行される切り換えを意味する。当該前置選択器の切り換えとは違って、当該切換開閉器の「通常の」切り換えは、負荷時の切り換えとも呼ばれる負荷の下での切り換えとみなすことができる。この負荷の切り換えの場合、複数の選択器アームが、異なる選択器固定接触子に接触し、したがって異なる電位にあり、当該調整巻線から当該切換部まで敷設されている電流経路が、遮断なしに当該一方の選択器アームから当該他方の選択器アームに入れ代わる。この入れ代わりは、遮断なしに実行されなければならないので、通常は少なくともの短期間だけ、両選択器アームが、当該切換部に接続されている。その結果、当該両選択器アームで発生する異なる電位に起因して、回路電流が、当該両選択器アームと当該切換開閉器と当該調整巻線とに通電する。
したがって、提唱されている方法によれば、複数の選択器アームのうちの一方の選択器アームが、当該転位接触子に接触し、他方の選択器アームが、いずれの当該タップ接触子に接触しないように、これらの選択器アームが、当該切換開閉器と当該前置選択器とのこれらの切り換え中に調整されている。これらの切り換え中に、例えば、これらの選択器アームのうちの一方の選択器アームが、当該転位接触子に接触し、他方の選択器アームが、当該転位接触子と当該複数のタップ接触子のうちの1つのタップ接触子との間の中間位置に存在し得るが、両選択器アームが、当該転位接触子に接触してもよい。さらに、当該一方の選択器アームが、当該転位接触子に接触し、当該他方の選択器アームが、いずれの当該タップ接触子に接触しないという上記の条件が満たされている限り、これらの選択器アームは、これらの切り換え中に、例えばこれらの選択器アームのそれぞれの位置を変更してもよい。
知られているように、当該負荷時タップ切換器が、この負荷時タップ切換器に接続された制御装置から、実際に調整された開始位置から目的位置へのタップの切り換えを実行する切換命令を受け取るときで、且つa)当該開始位置が、複数の位置調整範囲のうちの一方の位置調整範囲、例えば下若しくは上の位置調整範囲に属し、当該目標位置が、当該複数の位置調整範囲のうちの他方の位置調整範囲、例えば下若しくは上の位置調整範囲に属するときか、又はb)当該開始値が、中心位置であり、当該目的位置が、当該複数の位置調整範囲のうちの1つの位置調整範囲に属するか、又はc)当該目的位置が、中心位置であり、当該開始位置が、当該複数の位置調整範囲のうちの1つの位置調整範囲に属するときに、当該前置選択器が、切り換えられなければならないか又は切り換えられる必要がある。
この方法は、前置選択器と切換開閉器とが少なくとも所定の期間に対して同時に操作されることを可能にする。これにより、当該前置選択器の操作するための追加の時間の労力及び制御の労力が節減される。その結果、タップを切り換えるために必要な負荷時タップ切換器の切換工程が、著しく簡略化され加速される。しかし、この方法は、当該前置選択器の切り換えが開始する前に、当該切換開閉器の切り換えが終了すること、すなわち切換開閉器と前置選択器とが、前後して操作されることも可能にする。
当該負荷時タップ切換器は、必要に応じて任意の方法で、例えば第2の側面にしたがって構成され得る。
特に、
−当該切換開閉器の切り換えは、当該前置選択器の切り換え中に実行され、及び/又は
−当該切換開閉器の切り換えは、一回だけ実行され、及び/又は
−当該前置選択器の第1位置から第2位置への切り換え中に、当該切換開閉器が、その第2位置からその第1位置に切り換えられ、当該前置選択器の第2位置から第1位置への切り換え中に、当該切換開閉器が、その第1位置からその第2位置に切り換えられることが特定されている。
特に、
−回路電流が、当該切換開閉器の切り換え中に通電しないことが特定されている。
これは、例えば、当該複数の選択器アームのうちの一方の選択器アームが、当該転位接触子に接触し、当該複数の選択器アームのうちの他方の選択器アームが、いずれの当該タップ接触子に接触しないことによって達成され得る。
特に、
−当該前置選択器(40)は、1つの前置選択器可動接触子(404)を有し、
・この前置選択器可動接触子(404)は、この前置選択器可動接触子(404)が当該第1前置選択器固定接触子(401)に接触する第1位置と、この前置選択器可動接触子(404)が当該第2前置選択器固定接触子(402)に接触する第2位置と、この前置選択器可動接触子(404)がこれらの前置選択器固定接触子(401,402)に接触しない中間位置とを取り得、
−当該前置選択器(40)を当該第2位置から当該第1位置に切り換えるため、
・ステップa)では、当該前置選択器可動接触子(404)が、その第2位置からその中間位置に移動され、
・ステップb)では、当該切換開閉器(60)が切り換えられ、
・ステップc)では、当該前置選択器可動接触子(404)が、その中間位置からその第1位置に移動され、
また、これとは反対の切り換えが実行されることが特定されている。
したがって、
−当該前置選択器を反対に、すなわちその第1位置からその第2位置に切り換えるため、
・ステップa′)では、当該前置選択器可動接触子が、その第1位置からその中間位置に移動され、
・ステップb′)では、当該切換開閉器が切り換えられ、
・ステップc′)では、当該前置選択器可動接触子が、その中間位置からその第2位置に移動される。
当該前置選択器可動接触子は、必要に応じて任意の方法で、例えば接触フィンガとしてハウジング内に構成され得る。
ステップa)は、例えばステップb)の開始の前に又は同時に又は後に開始され得る。ステップc)は、例えばステップb)の開始と同時に若しくは後に及び/又はステップb)の終了の前に若しくは同時に若しくは後に終了され得る。
ステップa′)は、例えばステップb′)の前に若しくは同時に開始され得る。ステップc′)は、例えばステップb′)と同時に若しくは後に及び/又はステップb′)の前に若しくは同時に若しくは後に終了され得る。
特に、
−当該切換開閉器は、1つの可動切換接触子を有し、
・この可動切換接触子は、この可動切換接触子が当該第1端子に接触する第1位置と、この可動切換接触子が当該第2端子に接触する第2位置と、この可動切換接触子が両端子に接触するブリッジ位置とを取り得、
−ステップb)では、当該切換接触子が、その第1位置からそのブリッジ位置に切り換えられ、その後にこのブリッジ位置からその第2位置に切り換えられ、
・ステップb′)では、当該切換接触子が、その第2位置からそのブリッジ位置に切り換えられ、その後にこのブリッジ位置からその第1位置に切り換えられることが特定されている。
当該切換接触子は、必要に応じて任意の方法で、例えば、可動中心接触子が回転される回転スイッチの当該可動中心接触子のように、又は可動中心接触子が引かれるか又は押されるプルスイッチの当該可動中心接触子のように構成され得る。
特に、
−当該切換開閉器は、
・複数の当該端子間に接続されている1つのスイッチと、
・当該第2端子と当該第2選択器アームとの間に接続されている1つの抵抗器とを有し、
−当該スイッチは、ステップb)中とステップb′)中とに閉じられていることが特定されている。
当該スイッチは、必要に応じて任意の方法で、例えば半導体スイッチ又は真空バルブとして構成され得る。
当該切換開閉器は、必要に応じて任意の方法で構成され得、例えばスイッチを有しないか若しくは追加の少なくとも1つのスイッチを有してもよく及び/又は抵抗器を有しないか若しくは追加の少なくとも1つの抵抗器を有してもよい。
本発明は、第2の観点にしたがって調整変圧器用の負荷時タップ切換器を提唱する。当該負荷時タップ切換器は、
−1つの微調整選択器と、
−1つの前置選択器と、
−1つの切換開閉器と、
−前記前置選択器(40)と前記微調整選択器(20)と前記切換開閉器(60)とのための共通の1つの駆動軸(17)とを有し、
当該微調整選択器は、
・複数の選択器固定接触子と、
・1つの第1選択器アームと、
・1つの第2選択器アームとを有し、
当該複数の選択器固定接触子は、1つの調整変圧器の1つの主巻線に接続され得る1つの転位接触子と、当該調整変圧器の1つの調整巻線の割り当てられた1つのタップにそれぞれ接続され得る複数のタップ接触子とを有し、
当該1つの第1選択器アームは、それぞれの当該選択器固定接触子に選択的に接触し得、
当該1つの第2選択器アームは、それぞれの当該選択器固定接触子に選択的に接触し得、
当該1つの前置選択器は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、当該調整巻線と当該主巻線とに接続され得、
・1つの第1前置選択器固定接触子と、
・1つの第2前置選択器固定接触子と、
・1つの第3前置選択器固定接触子とを有し、
当該1つの第3前置選択器固定接触子は、その第1位置で当該第1前置選択器固定接触子に接続されていて、その第2位置で当該第2前置選択器固定接触子に接続されていて、
当該1つの切換開閉器は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、
・1つの第1端子と、
・1つの第2端子と、
・1つの切換部とを有し、
当該1つの第1端子は、当該第1選択器アームに接続されていて、
当該1つの第2端子は、当該第2選択器アームに接続されていて、
当該1つの切換部は、その第1位置で当該第1端子に接続されていて、その第2位置で当該第2端子に接続されていて、
−当該前置選択器、当該微調整選択器及び当該切換開閉器はそれぞれ、当該駆動軸に独立して結合されている。
当該独立した結合は、簡単でロバストな構成と、負荷時タップ切換器の柔軟で容易な適合と、負荷時タップ切換器の著しく簡略化され加速した切換工程と、エラーのない機能とを可能にする。
特に、
−当該前置選択器は、1つの前置選択器可動接触子を有し、
・当該前置選択器可動接触子は、この前置選択器可動接触子が当該第1前置選択器固定接触子に接触する第1位置と、この前置選択器可動接触子が第2前置選択器固定接触子に接触する第2位置と、この前置選択器可動接触子がこれらの前置選択器固定接触子に接触しない中間位置を取り得ることが特定されている。
特に、当該切換開閉器は、
−1つの可動切換接触子を有し、当該可動切換接触子は、この可動切換接触子が当該第1端子に接触する第1位置と、この可動切換接触子が当該第2端子に接触する第2位置と、この可動切換接触子が両端子に接触するブリッジ位置とを取り得る。
特に、当該切換開閉器は、
−これらの端子間に接続されている1つのスイッチと、
−当該第2端子と当該第2選択器アームとの間に接続されている1つの抵抗器とを有する。
特に、
−当該前置選択器は、
・1つの第1側面と対向している1つの第2側面とを有する1つの前置選択器基板と、
・当該第1側面上の1つの前置選択器駆動輪と、
・当該第1側面上の1つの前置選択器ゼネバ歯車と、
・当該第1側面上の1つの揺動歯車とを有し、
当該前置選択器駆動輪は、当該駆動軸上に相互回転しないように設置されていて、1つの第1前置選択器連動部材を支持し、
前置選択器ゼネバ歯車は、当該前置選択器基板に回転可能に軸支されていて、第2前置選択器連動部材を支持し、
当該揺動歯車は、当該前置選択器基板に旋回可能に軸支されていて、当該第2前置選択器連動部材用の1つの開口部を有し、
−当該駆動軸は、当該前置選択器基板を貫通して延在し、この前置選択器基板に回転可能に軸支されていて、
−複数の当該前置選択器固定接触子及び前置選択器可動切換接触子が、当該前置選択器基板の第2側面上に配置されていて、
−当該揺動歯車は、当該前置選択器可動切換接触子に相互回転しないように結合されていて、
−当該前置選択器駆動輪の完全な一回転時に、当該前置選択器ゼネバ歯車が、完全な一回転の一部だけ回転するように、第1前置選択器連動部材は、当該前置選択器ゼネバ歯車と連動し、この一部は、1つの選択器固定接触子から隣接した1つの選択器固定接触子に向かう当該微調整選択器の切換シーケンスに相当し、
−複数の当該選択器アームのうちの1つの選択器アームが、当該複数のタップ接触子のうちの1つのタップ接触子に接触するときに、当該第2連動部材が、当該前置選択器ゼネバ歯車の一部だけの回転時に当該開口部に係合しないように、この第2連動部材は、当該揺動歯車と連動し、複数の当該選択器アームのうちの一方の選択器アームが、当該転位接触子に接触し、他方の選択器アームが、当該複数のタップ接触子のいずれのタップ接触子に接触しないときに、当該前置選択器可動切換接触子が切り換えられるように、当該第2連動部材が、当該開口部に係合することが特定されている。
特に、
−当該前置選択器固定接触子は、当該第1側面から当該前置選択器基板を貫通して当該第2側面まで敷設されていることが特定されている。
知られているように、当該前置選択器は、当該調整巻線を当該主巻線に任意に接続するために使用され、必要に応じて任意の方法で、例えば極性切換器又は粗調整選択器又は多重粗調整選択器として構成され得る。
特に、
−当該前置選択器は、極性切換器として構成されていて、
−当該第1前置選択器固定接触子は、当該調整巻線の第1端部に接続され得るか又はされなければならず、
−当該第2前置選択器固定接触子は、当該調整巻線の第2端部に接続され得か又はされなければならず、
−当該第3前置選択器固定接触子は、当該主巻線に接続され得るか又はされなければならないことが特定されている。
特にこの場合には、
−当該第3前置選択器固定接触子は、当該転位接触子に常に接続されていることが特定されている。
特に、
−当該前置選択器は、粗調整選択器として構成されていて、
−当該第1前置選択器固定接触子は、当該主巻線の1つの端部に接続され得か又はされなければならず、
−当該第2前置選択器固定接触子は、当該主巻線の1つのタップに接続され得か又はされなければならず、
−当該第3前置選択器固定接触子は、当該調整巻線の1つの端部に接続され得か又はされなければならないことが特定されている。
特にこの場合には、
−当該第1前置選択器固定接触子は、当該転位接触子に常に接続されていることが特定されている。
特に、
−当該前置選択器を当該駆動軸に結合する1つの第1連結機構と、
−当該微調整選択器を当該駆動軸に結合する1つの第2連結機構とを有し、
−これらの連結機構は、互いに独立して構成されていて、及び/又は共通の構成部材を有しないことが特定されている。
特に、当該負荷時タップ切換器は、
−当該切換開閉器を当該駆動軸に結合する1つの第3連結機構を有し、
−当該第3連結機構及び当該第1連結機構及び/又は当該第2連結機構は、互いに独立して構成されていて、及び/又は共通の構成部材を有しない。
当該第1連結機構は、必要に応じて任意の方法で構成され得る、例えば、当該前置選択器駆動輪、当該前置選択器ゼネバ歯車及び当該揺動歯車を有する。
第3の観点によれば、本発明は、
−1つの主巻線と、
−複数のタップ付きの1つの調整巻線と、
−当該第2の観点にしたがって構成されている1つの負荷時タップ切換器とを有する調整変圧器を提唱する。
この場合、
−当該転位接触子は、当該主巻線に接続されていて、当該複数のタップ接触子はそれぞれ、当該調整巻線の割り当てられた1つのタップに接続されていて、
−当該前置選択器は、当該調整巻線と当該主巻線とに接続されている。
例えば、提唱されている複数の方法のうちのいずれか1つの方法が、提唱されているそれぞれの負荷時タップ切換器と、提唱されているそれぞれの調整選択器とによって実行され得る。
例えば、当該提唱されている各切換開閉器と、当該提唱されている各調整選択器とが、当該提唱されている方法のうちのいずれか1つの方法を実行し得るために、当該提唱されている各切換開閉器と、当該提唱されている各調整選択器とは構成され得るか及び/又は使用され得るか及び/又は適し得る。
したがって、本発明の当該複数の側面のうちの1つの側面に対する説明、特にこの側面の個々の特徴に対する説明は、本発明の別の側面に対しても同様に成立する。
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳しく例示する。しかしながら、当該添付図面に起因する特徴は、当該個々の実施の形態に限定されないで、上記の個々の特徴及び/又は別の実施の形態の個々の特徴と結合されてもよく及び/又は組み合わされてもよい。当該図面中の詳細は、例示にすぎず、限定して解釈してはならない。特許請求の範囲に含まれている符号は、本発明の保護範囲を決して限定するものではなくて、当該図面に示された実施の形態を示すだけである。
微調整選択器と前置選択器と切換開閉器とを有する負荷時タップ切換器の好適な実施の形態の概略側面図である。 図1の負荷時タップ切換器用の微調整選択器の好適な実施の形態の第1側面を示す。 ゼネバ歯車を取り外してある図2の微調整選択器の第1側面を示す。 微調整選択器の第2側面を示す。 ゼネバ歯車の一部を切り抜いてある図1の負荷時タップ切換器用の前置選択器の好適な実施の形態の第1側面を示す。 前置選択器の第2側面を示す。 図1の負荷時タップ切換器用の切換開閉器の好適な実施の形態の第1側面を示す。 切換開閉器の第2側面を示す。 図1の負荷時タップ切換器を有する調整変圧器の第1の実施の形態の回路図である。この場合、当該負荷時タップ切換器は、初期位置に存在する。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9の調整変圧器内の負荷時タップ切換器のタップ切り換えの切換シーケンスの第1の実施の形態の個々の回路図である。 図9〜図9hの切換シーケンスのタイミングチャートである。 上記切換シーケンスの第2の実施の形態のタイムチャートである。 上記切換シーケンスの第3の実施の形態のタイムチャートである。 調整変圧器の第2の実施の形態の回路図である。
図1には、負荷時タップ切換器11の好適な実施の形態が概略的に示されている。この実施の形態の場合、負荷時タップ切換器11は、抵抗原理にしたがって構成されていて、3つの微調整選択器20と3つの前置選択器40と3つの切換開閉器60とを有する。各微調整選択器20と各前置選択器40と各切換開閉器60とが、1つの調整変圧器10(図9)の所定の1つの相に割り当てられている。したがって、負荷時タップ切換器11の単相のバリエーションが専ら、1つの微調整選択器20と1つの前置選択器40と1つの切換開閉器60とを有する。各微調整選択器20は、1つの微調整選択器基板21上に取り付けられていて、各前置選択器40は、1つの前置増幅器基板41上に取り付けられていて、各切換開閉器60は、1つの切換開閉器基板61上に取り付けられている。当該個々の基板21,41,61は、好ましくは、例えば合成樹脂又は繊維強化合成樹脂(例えば、ガラス繊維を含むポリアミド又はポリフタラミドから成る混合物)のような絶縁材料から成る。これらの基板21,41,61は、少なくとも1つのロッド16に対して個別に押圧されていて、当該ロッド16によって保持される。これらの基板21,41,61の当該固定は、別の方法で、例えばスペーサ、射出成形されたウェブ又は別の板によって実行されてもよい。共通の1つの駆動軸17が、全ての微調整選択器20、前置選択器40及び切換開閉器60を駆動させる。この実施の形態の場合、この駆動軸17は、これらの基板21,41,61にわたって延在する。この駆動軸17は、特にベベルギヤ18を介して電動機19によって駆動されるものの、中間接続されたギヤなしに電動機19によって直接に駆動されてもよい。
図2、図3及び図4には、複数の微調整選択器20のうちの、好適な実施の形態にしたがって構成されている1つの微調整選択器20が示されている。微調整選択器基板21が、1つの第1側面211と、対向している第2側面212とを有する。図2及び3は、9つの選択器固定接触子200…208(図3)が第1選択器ゼネバ歯車24の後に配置されている第1側面を示す。これらの9つの選択器固定接触子200…208のうちの5つの選択器固定接触子が、5つの導線22に接続されている。これらの5つの選択器固定接触子は、これらの5つの導線22を介して調整変圧器10の1つの調整巻線11の割り当てられた複数のタップに接続され得る。当該選択器固定接触子200…208は、第1側面211から微調整選択器基板21を貫通して第2側面212まで延在する。当該選択器固定接触子200…208は、特に銅から成り、さらに銀メッキされている。第1選択器ゼネバ歯車24が、微調整選択器基板21に面しているこの第1選択器ゼネバ歯車24の後面に半径方向に可動に支承された第1選択器アーム26を支持し、軸23を中心にして回転可能に第1軸受軸25上に支承されている。この軸受軸25は、微調整選択器基板21に機械式に結合されている独立した部材として形成されている。しかしながら、この軸受軸25は、微調整選択器基板21の製造時に一緒に射出成形され、この微調整選択器基板21と一体に形成されてもよい。駆動軸17によって駆動される第1選択器駆動輪27が、第1選択器ゼネバ歯車24に並んで配置されている。この場合、第1選択器駆動輪27は、第1選択器ゼネバ歯車24に係合し、このときにこの第1選択器ゼネバ歯車24を回転させる第1選択器連動部材28を有する。
微調整選択器20の操作時に、第1選択器駆動輪27が、360°だけ回転される。第1選択器ゼネバ歯車24との連動時に、第1選択器駆動輪27の当該完全な回転によって、この第1選択器ゼネバ歯車24は、専ら単位区間ごとに、すなわち完全な一回転の一部だけ回転される。第1選択器駆動輪27と第1選択器ゼネバ歯車24とからの組み合わせによって、第1選択器駆動輪27の連続する回転運動が、第1選択器ゼネバ歯車24のステップごと又は単位区間ごとの回転に変換される。ゼネバ歯車と駆動輪とから成る組み合わせが、停止状態でも、すなわち微調整選択器20の操作の前又は後に、両部材の相互の係止機能を可能にする。
図4は、微調整選択器基板21の第2側面212を示す。第1側面211と同様に、第2選択器アーム36(図示せず)を有する第2選択器ゼネバ歯車34が、第2側面212上に取り付けられている。この第2選択器ゼネバ歯車34は、同様に軸23を中心にして回転可能に第2軸受軸35上に支承されている。第2選択器駆動輪37が、第2選択器ゼネバ歯車34に並んで配置されていて、第1選択器駆動輪27と同じ駆動軸17によって操作される。この場合、第2選択器駆動輪37は、第2選択器ゼネバ歯車34に係合し、このときにこの第2選択器ゼネバ歯車34を回転させる第2選択器連動部材38を有する。第1選択器ゼネバ歯車34及び第2選択器アーム36と同様に、第2選択器ゼネバ歯車34、すなわち第2選択器アーム36が、第2選択器駆動輪37を介して駆動軸17によってステップごとに駆動される。
9つの選択器固定接触子200…208(図示せず)が、第1側面211と同様に第2選択器ゼネバ歯車34の後に配置されている。第1側面211上で4つの導線に接続されていない残りの4つの選択器固定接触子200…208が、4つの別の導線22に接続されている。当該残りの4つの選択器固定接触子200…208は、当該4つの別の導線22を介して調整巻線11の割り当てられたタップに接続され得る。
図5及び図6には、複数の選択器40のうちの、好適な実施の形態にしたがって構成されている1つの選択器40が示されている。前置選択器基板41が、第1側面411と、対向している第2側面412とを有する。図5は、第1側面411を示す。第1軸43を中心にして回転可能に第1軸受軸45上に支承されている前置選択器ゼネバ歯車44が、この第1側面411上に取り付けられている。第1軸受軸45は、前置選択器基板41に機械式に結合されている独立した部材として形成されている。しかしながら、この第1軸受軸45は、前置選択器基板41の製造時に一緒に射出成形され、この前置選択器基板41と一体に形成されてもよい。駆動軸17上に相互回転しないように設置されている前置選択器駆動輪42が、前置選択器ゼネバ歯車44に並んで配置されている。この第1前置選択器駆動輪42は、前置選択器ゼネバ歯車44に係合でき、このときにこの前置選択器ゼネバ歯車44をステップごとに回転させる第1前置選択器連動部材421を有する。さらに、第2軸47を中心にして第2軸受軸48上で揺動可能に支承されている揺動歯車46が、第1側面411上に取り付けられている。第2軸受軸48は、同様に前置選択器基板41に機械式に結合されている独立した部材として形成されている。しかしながら、この第2軸受軸48は、前置選択器基板41の製造時に一緒に射出成形され、この前置選択器基板41と一体に形成されてもよい。揺動歯車46は、この前置選択器基板41に面している前置選択器ゼネバ歯車44の後面から突出している第2前置選択器連動部材441と連動する開口部461を有する。
図6は、前置選択器基板41の第2側面412を示す。前置選択器40の第1、第2及び第3前置選択器固定接触子401,402,403が、第2側面412上に配置されている。第1及び第2前置選択器固定接触子401,402が、第1側面411から前置選択器基板41を貫通して第2側面412まで敷設され、複数の導線49に接続されている。当該第1及び第2前置選択器固定接触子401,402は、これらの導線49を介して調整巻線13の端部に接続され得る。第3前置選択器固定接触子403が、第1側面411から前置選択器基板41を貫通して第2側面412まで敷設されている1つの導線49を介して調整変圧器10の主巻線12に接続され得る。当該前置選択器固定接触子401…403は、特に銅から成り、さらに銀メッキされている。さらに、第2側面412は、接触子ハウジング50内に弾性に支承されている前置選択器可動接触子404を有する。揺動歯車46の旋回運動が、前置選択器可動接触子404に伝達されるように、当該接触子ハウジング50が、軸受軸48に固定結合されている。この前置選択器可動接触子404は、その第1位置で第1前置選択器固定接触子401に接触し、その第2位置で第2前置選択器固定接触子402に接触し、その中間位置でこれらの両接触子に接触しない。
前置選択器40を操作するため、前置選択器駆動輪42が、駆動軸17によって360°だけ回転される。この場合、第1前置選択器連動部材421が、前置選択器駆動輪42のそれぞれの完全な回転ごとに前置選択器ゼネバ歯車44に係合し、この前置選択器ゼネバ歯車44を完全な一回転の一部だけ移動させる。この一部は、1つの選択器固定接触子200…208から隣接した1つの選択器固定接触子200…208までの微調整選択器20の切換工程に相当する。この切換工程の場合、第2前置選択器連動部材441は、この第2前置選択器連動部材441が開口部461に係合する位置にまだ達していないので、揺動歯車46が接触状態にない。2つの選択器アーム26,36のうちの一方の選択器アームが、転位接触子200に接触し、2つの選択器アーム26,36のうちの他方の選択器アームが、いずれのタップ接触子201…208に接触しないときに初めて、第2前置選択器連動部材441が、開口部461に係合し、揺動歯車46が旋回する。第2軸受軸48も、揺動歯車46の旋回運動によって旋回され、したがって前置選択器可動接触子404を有する接触ハウジング50が旋回される。これにより、前置選択器可動接触子404が、切換方向に応じてその第1位置からその第2位置に切り換えられるか又はその第2位置からその第1位置に切り換えられる。
どのようにして、この前置選択器40が調整巻線13と主巻線12とに接続されるのかに応じて、この前置選択器40は、選択的に極性切換器又は粗調整選択器として使用され得る。
図7及び8には、複数の切換開閉器60のうちの、好適な実施の形態にしたがって構成されている1つの切換開閉器60が示されている。切換開閉器基板61が、特に、例えば合成樹脂又は繊維強化合成樹脂(例えば、ガラス繊維を含むポリアミド又はポリフタラミドから成る混合物)のような絶縁材料から成り、第1側面611と、対向している第2側面612とを有する。図7は、第1側面611を示す。この実施の形態では真空バルブとして構成されているスイッチ62が、この第1側面611上でホルダ63によって切換開閉器基板61に固定されている。真空バルブ62は、固定接触子621と可動接触子622とを有する。真空バルブ62は、この可動接触子621によって開かれ又は閉じられる。さらに、カム板64が、第1側面611上で駆動軸17に相互回転しないように取り付けられている。揺動レバー65の端部651が、カム板64の回転時にこのカム板64の輪郭641をなぞることによって、真空バルブ62を操作する、すなわちこの真空バルブ62の可動接触子622を閉じるか又は開くように、揺動レバー65が、カム板64と可動接触子622との間に回転可能に軸支されている。可動接触子622は、その操作時にホルダ内で可動される。
図8は、切換開閉器基板61の第2側面612を示す。抵抗器66が、第2側面612上に配置されている。さらに、第1側面611上のカム板64に対応する第1歯車67が、第2側面612上に回転可能に軸支されている。ここで示された例では、駆動軸17が、カム板64と切換開閉器基板61と第1歯車67とを貫通していて、カム板64と第1歯車67とを駆動させる。さらに、第1歯車67に係合する第2歯車69と連結棒70とからの組み合わせによって駆動される切換要素68が、第2側面612上に取り付けられている。この切換要素68は、駆動軸17を操作することによって歯車67,69と連結棒70を介して操作される。すなわち、ここでは、駆動軸17の回転運動が、切換要素68の線形運動に変換される。この切換要素68は、例示的にブリッジスイッチとして構成されているが、例えば回転スイッチとして構成されてもよい。
個々の部材、特に真空バルブ62、抵抗器66及び切換要素68の配置は、要求に応じて切換開閉器基板61の第1及び/又は第2側面611,612に分配され得る。真空バルブ62及び切換要素68の操作も、必要に応じて任意に、例えば歯車及び/又はゼネバ歯車及び/又は連結棒によって実行され得る。
この実施の形態の場合、切換開閉器11は、前置選択器40を駆動軸70に連結する第1連結機構と、微調整選択器20を駆動軸17に連結する第2連結機構と、切換開閉器60を駆動軸17に連結する第3連結機構とを有する。当該第1連結機構は、前置選択器駆動輪42、前置選択器ゼネバ歯車44及び揺動歯車46を有する。当該第2連結機構は、選択器駆動輪27,37及び選択器ゼネバ歯車24,34を有する。当該第3連結機構は、カム板64、揺動レバー65、歯車67,69及び連結棒70を有する。したがって、これらの3つの連結機構は、互いに独立して構成されていて、共通の構成部材を有しない。
図9には、図1の負荷時タップ切換器11並びに主巻線12及び複数のタップを有する調整巻線13を備える三相調整変圧器10の第1の実施の形態の1つの相の回路図である。転位接触子200が、主巻線12の1つの端部に接続されていて、複数のタップ接触子201…208がそれぞれ、調整巻線13の割り当てられた1つのタップに接続されている。
この実施の形態の場合、前置選択器40が、極性切換器として使用されていて、調整巻線13を主巻線12に選択的に同じ方向又は反対の方向に接続するために使用される。第1前置選択器固定接触子401が、調整巻線13の第1端部に接続されていて、第2前置選択器固定接触子402が、調整巻線13の第2端部に接続されていて、第3前置選択器固定接触子403が、主巻線12の1つの端部に接続されていて、且つ転位接触子200に常に接続されている。
この実施の形態の場合、切換開閉器60は、スイッチ62及び抵抗器66に加えて、第1端子601と、第2端子602と、負荷時タップ切換器11と調整変圧器10との切換部603に接続されている可動切換接触子604とを有する。この切換接触子604は、ブリッジスイッチとして構成されていて、第1位置で第1端子601に接触し、第2位置で第2端子602に接触し、ブリッジ位置で両端子601,602に接触する。この場合、この切換接触子604は、その第1位置で切換部603を第1端子601に接続し、その第2位置で切換部603を第2端子602に接続し、そのブリッジ位置で両端子601,602を切換部603に接続する。第1端子601は、主分岐部14を介して第1選択器アーム26に接続されている。第2端子602は、補助分岐部15を介して第2選択器アーム36に接続されている。この場合、抵抗器66が、第2端子602と補助分岐部15との間に直列に接続されている。スイッチ62が、端子601と端子602との間に接続されている。
図9及び図9a〜hには、負荷時タップ切換器11のタップ切換の切換シーケンスの第1の実施の形態が示されている。負荷時タップ切換器11は、このタップ切換えによって、例えば転位接触子200から第8タップ接触子208に切り換わる。当該切り換えは、負荷時タップ切換器11の位置9から位置8への切り換えとも呼ばれる。位置9では、選択器アーム26,36が、転位接触子200に接触し、前置選択器40が、その第1位置に存在する。位置8では、選択器アーム26,36が、第8タップ接触子208に接触し、前置選択器40が、その第2位置に存在する。したがって、このタップ切り換えの場合、前置選択器40が操作される必要がある。
この切換シーケンスに対する初期位置が、図9に示されている。この初期位置では、負荷時タップ切換器11が、位置9に存在し、切換開閉器60が、第1位置に存在し、スイッチ62が閉じられている。
ステップaでは、前置選択器可動切換接触子404が、第2選択器固定接触子402から分離され、したがってその中間位置に移行される。このとき、負荷時タップ切換器11が、図9aの位置に存在する。
ステップbでは、切換開閉器60が切り換えられる。この場合、最初に、切換接触子604が、図9b1によるブリッジ位置に移動され、その後にさらに図9b2による第2位置に移動される。その後に、スイッチ62が開かれる。これにより、切換開閉器60の第1の切り換えが終了する一方で、回路電流は通電されていない。前置選択器可動接触子404が、まだ第1前置選択器固定接触子401に向かう途中の中間位置にある。このとき、負荷時タップ切換器11は、図9b3の位置に存在する。
ステップcでは、前置選択器可動接触子404が、第1前置選択器固定接触子401に接触され、したがって第2位置に移行される。これにより、前置選択器40の切り換えが終了する。このとき、負荷時タップ切換器11は、図9cの位置に存在する。
次いで、タップを位置8に切り換えるために必要な切り換えステップが続く。
ステップdでは、第1選択器アーム26が、転位接触子200から分離され、第8タップ接触子208に接触される。負荷時タップ切換器11は、図9dの位置に存在する。
ステップeでは、スイッチ62が閉じられる。その結果、補助分岐部15が、スイッチ62を介して主分岐部14に接続されていて、回路電流Icが、負荷時タップ切換器11と調整巻線13とに通電する。このとき、負荷時タップ切換器11は、図9eの位置に存在する。
ステップfでは、最初に、切換接触子604が、図9f1によるブリッジ位置に新たに移動され、その後に図9f2による第1位置にさらに移動される。その結果、スイッチ62が再び開かれる。これにより、補助分岐部15と主分岐部14とが分離され、回路電流Icが消滅する。これにより、切換開閉器60の、負荷の切り換えを示す「通常の」第2の切り換えが終了する。このとき、負荷時タップ切換器11は、図3f3の位置に存在する。
ステップgでは、第2選択器アーム36が、転位接触子200から分離され、第8タップ接触子208に接触される。このとき、負荷時タップ切換器11は、図9gの位置に存在する。
ステップhでは、スイッチ62が閉じられる。これにより、タップ接触子201への負の切り換えが終了し、位置9から位置8へのタップ切り換えも終了する。このとき、負荷時タップ切換器11は、図9hの最終位置に存在する。
例えば、反対方向への、すなわち位置8から位置9へのタップ切り換えが実行されなければならない場合は、図9〜図9hに記載されている切換シーケンスが、正反対の順序で実行される。
図10は、図9〜図9hの切換シーケンスのタイムチャートである。上から下に向かって配置された複数の行は、スイッチ62の位置と、切換接触子604の位置と、選択器アーム26の位置と、第2選択器アーム36の位置と、前置選択器可動接触子404の位置とを、位置8から位置9への又は反対方向の完全なタップ切り換えの時間推移で示す。垂直な破線は、前置選択器40の切り換えが最も遅く終了されなければならない又は最も早く開始されなければならない時点を示す、すなわち複数の選択器アーム26,36のうちの一方の選択器アームが転位接触子200に接触し、他方の選択器アームがタップ接触子208にもはや接触しないか又はまだ接触していないときを示す。
図9〜hに記載されている切換シーケンスの第1の実施の形態に対して、右から左に向かうタイムチャートを読み取ることができる。前置選択器可動接触子404が、ステップaにしたがってその第2位置からその中間位置に移動され、切換接触子604が、部分ステップb1及びb2にしたがって第1位置からブリッジ位置に移動され、そこから第2位置に移動され、その後にスイッチ62が、部分ステップb3にしたがって開かれ、前置選択器可動接触子404が、ステップcにしたがってその中間位置からその第1位置に移動されることが、このタイムチャートに基づいて認識可能である。左から右に向かうタイムチャートを想定する場合、このシーケンスは、正反対に実行される。
図11には、切換シーケンスの第2の実施の形態のタイムチャートが示されている。この実施の形態は、図11の第1の実施の形態に類似するので、以下では特に相違点を詳しく説明する。この実施の形態の場合、第1の実施の形態の場合と同様に、前置選択器可動接触子404が、ステップaにしたがってその中間位置に移動され、切換接触子604が、その第1位置からそのブリッジ位置に移動される。しかしながら、第1の実施の形態の場合と違って、前置選択器可動接触子404が、ステップcにしたがってその中間位置からその第1位置に移動され、同時に切換接触子604が、部分ステップb2にしたがってそのブリッジ位置からその第2位置に移動され、その後にスイッチ62が、部分ステップb3にしたがって開かれる。したがって、この実施の形態の場合は、前置選択器40の切り換えが、切換開閉器60の切り換えの前に終了される。切換シーケンスの第1の実施の形態に対する相違点として、スイッチ62が、前置選択器可動接触子404の前に反対方向に操作される。
図12には、切換シーケンスの第3の実施の形態のタイムチャートが示されている。この実施の形態は、図11の第1の実施の形態に類似するので、以下では特に相違点を詳しく説明する。この実施の形態の場合、両方向への切換シーケンスを想定したときに、切換開閉器60の切り換えと前置選択器40の切り換えとが、同時に開始され同時に終了される。
図13には、調整変圧器10の第2の実施の形態の1つの相の回路図が示されている。この実施の形態は、図9の第1の実施の形態に類似するので、以下では特に相違点を詳しく説明する。この実施の形態の場合、主巻線12が、主巻線12の粗調整ステップの上端部を形成するタップ121を有する。主巻線12の下端部が、粗調整ステップの下端部を示す。
この実施の形態の場合、前置選択器40が、粗調整選択器として使用され、粗調整ステップを調整巻線13に選択的に接続するか又は接続しないために使用される。第1前置選択器固定接触子401が、主巻線12の下端部に接続されていて、転位接触子200に常に接続されている。第2前置選択器固定接触子402が、主巻線12のタップ121に接続されている。第3前置選択器固定接触子403が、調整巻線13の1つの端部に接続されている。
10 調整変圧器
11 負荷時タップ切換器
12 10の主巻線
1 12の主巻線のタップ
13 10の調整巻線
14 11の主分岐部
15 11の補助分岐部
16 ロッド
17 11の駆動軸
18 ベベルギヤ
19 電動機
20 11の微調整選択器
200 20の転位接触子
201…208 20のタップ接触子
200…208 20の選択器固定接触子
21 微調整選択器基板
211/212 21の第1/第2側面
22 導線
23 軸
24 第1選択器ゼネバ歯車
25 第1軸受軸
26 第1選択器アーム
27 第1選択器駆動輪
28 第1選択器連動部材
29 端子
34 第2選択器ゼネバ歯車
35 第2軸受軸
36 第2選択器アーム
37 第2選択器駆動輪
38 第2選択器連動部材
39 端子
40 11の前置選択器
401/402/403 40の第1/第2/第3前置選択器固定接触子
404 40の前置選択器可動接触子
41 前置選択器基板
411/412 41の第1/第2側面
42 前置選択器駆動輪
421 第1前置選択器連動部材
43 第1軸
44 前置選択器ゼネバ歯車
441 第2前置選択器連動部材
45 第1軸受軸
46 揺動歯車
461 46の開口部
47 第2軸
48 第2軸受軸
49 導線
50 接触子ハウジング
60 11の切換開閉器
601/602 60の第1/第2端子
603 60の切換部
604 60の可動切換接触子
61 切換開閉器基板
611/612 61の第1/第2側面
62 スイッチ
621/622 62の固定接触子/可動接触子
63 ホルダ
64 カム板
641 64の輪郭
65 揺動レバー
651 65の端部
66 抵抗器
67 第1歯車
68 切換要素
69 第2歯車
70 連結棒

Claims (13)

  1. 負荷時タップ切換器(11)を切り換えるための方法において、
    前記負荷時タップ切換器(11)は、
    −1つの微調整選択器(20)と、
    −1つの前置選択器(40)と、
    −1つの切換開閉器(60)とを有し、
    前記微調整選択器(20)は、
    ・複数の選択器固定接触子(200…208)と、
    ・1つの第1選択器アーム(26)と、
    ・1つの第2選択器アーム(36)とを有し、
    前記複数の選択器固定接触子(200…208)は、1つの調整変圧器(10)の1つの主巻線(12)に接続され得る1つの転位接触子(200)と、前記調整変圧器(10)の1つの調整巻線(13)の割り当てられた1つのタップにそれぞれ接続され得る複数のタップ接触子(201…208)とを有し、
    前記1つの第1選択器アーム(26)は、それぞれの前記選択器固定接触子(200…208)に選択的に接触し得、
    前記1つの第2選択器アーム(36)は、それぞれの前記選択器固定接触子(200…208)に選択的に接触し得、
    前記1つの前置選択器(40)は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、前記調整巻線(13)と前記主巻線(12)とに接続され得、
    ・1つの第1前置選択器固定接触子(401)と、
    ・1つの第2前置選択器固定接触子(402)と、
    ・1つの第3前置選択器固定接触子(403)とを有し、
    前記1つの第3前置選択器固定接触子(403)は、その第1位置で前記第1前置選択器固定接触子(401)に接続されていて、その第2位置で前記第2前置選択器固定接触子(402)に接続されていて、
    前記1つの切換開閉器(60)は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、
    ・1つの第1端子(601)と、
    ・1つの第2端子(602)と、
    ・1つの切換部(603)とを有し、
    前記1つの第1端子(601)は、前記第1選択器アーム(26)に接続されていて、
    前記1つの第2端子(602)は、前記第2選択器アーム(36)に接続されていて、
    前記1つの切換部(603)は、その第1位置で前記第1端子(601)に接続されていて、その第2位置(602)で前記第2端子に接続されていて、
    前記前置選択器が切り換えられなければならないときに、
    ・複数の前記選択器アーム(26,36)のうちの一方の選択器アームが、前記転位接触子(200)に接触し、その他方の選択器アームが、いずれのタップ接触子(201…208)に接触しないように、これらの選択器アームは調整されていて、
    ・前記選択器(40)の切り換えが終了する前に、前記切換開閉器の切り換えが開始する当該方法。
  2. −前記切換開閉器(60)の切り換えは、前記前置選択器(40)の切り換え中に実行される請求項1に記載の方法。
  3. −前記切換開閉器(60)の切り換えは、一回だけ実行され、
    −回路電流が、前記切換開閉器(60)の切り換え中に通電しない請求項1又は2に記載の方法。
  4. −前記前置選択器(40)は、1つの前置選択器可動接触子(404)を有し、
    ・この前置選択器可動接触子(404)は、この前置選択器可動接触子(404)が前記第1前置選択器固定接触子(401)に接触する第1位置と、この前置選択器可動接触子(404)が前記第2前置選択器固定接触子(402)に接触する第2位置と、この前置選択器可動接触子(404)がこれらの前置選択器固定接触子(401,402)に接触しない中間位置とを取り得、
    −前記前置選択器(40)を前記第2位置から前記第1位置に切り換えるため、
    ・ステップa)では、前記前置選択器可動接触子(404)が、その第2位置からその中間位置に移動され、
    ・ステップb)では、前記切換開閉器(60)が切り換えられ、
    ・ステップc)では、前記前置選択器可動接触子(404)が、その中間位置からその第1位置に移動され、
    −前記前置選択器(40)を前記第1位置から前記第2位置に切り換えるため、
    ・ステップa)では、前記前置選択器可動接触子(404)が、その第1位置からその中間位置に移動され、
    ・ステップb)では、前記切換開閉器(60)が切り換えられ、
    ・ステップc)では、前記前置選択器可動接触子(404)が、その中間位置からその第2位置に移動され、
    −前記切換開閉器(60)は、1つの可動切換接触子(604)を有し、
    ・この可動切換接触子(604)は、この可動切換接触子(604)が前記第1端子(601)に接触する第1位置と、この可動切換接触子(604)が前記第2端子(602)に接触する第2位置と、この可動切換接触子(604)が両端子(601,602)に接触するブリッジ位置とを取り得、
    −ステップb)では、
    ・前記前置選択器(40)のその第2位置からその第1位置への切り換え時に、前記切換接触子(604)が、その第1位置からそのブリッジ位置に切り換えられ、その後にこのブリッジ位置からその第2位置に切り換えられ、
    ・前記前置選択器(40)の反対の切り換え時に、前記切換接触子(604)が、その第2位置からそのブリッジ位置に切り換えられ、その後にこのブリッジ位置からその第1位置に切り換えられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. −前記切換開閉器(60)は、
    ・複数の前記端子(601,602)間に接続されている1つのスイッチ(62)と、
    ・前記第2端子(602)と前記第2選択器アーム(32)との間に接続されている1つの抵抗器(66)とを有し、
    −前記スイッチ(62)は、ステップb)中に閉じられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 調整変圧器(10)用の負荷時タップ切換器(11)において、
    前記負荷時タップ切換器(11)は、
    −1つの微調整選択器(20)と、
    −1つの前置選択器(40)と、
    −1つの切換開閉器(60)と、
    −前記前置選択器(40)と前記微調整選択器(20)と前記切換開閉器(60)とのための共通の1つの駆動軸(17)とを有し、
    前記微調整選択器(20)は、
    ・複数の選択器固定接触子(200…208)と、
    ・1つの第1選択器アーム(26)と、
    ・1つの第2選択器アーム(36)とを有し、
    前記複数の選択器固定接触子(200…208)は、1つの調整変圧器(10)の1つの主巻線(12)に接続され得る1つの転位接触子(200)と、前記調整変圧器(10)の1つの調整巻線(13)の割り当てられた1つのタップにそれぞれ接続され得る複数のタップ接触子(201…208)とを有し、
    前記1つの第1選択器アーム(26)は、それぞれの前記選択器固定接触子(200…208)に選択的に接触し得、
    前記1つの第2選択器アーム(36)は、それぞれの前記選択器固定接触子(200…208)に選択的に接触し得、
    前記1つの前置選択器(40)は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、前記調整巻線(13)と前記主巻線(12)とに接続され得、
    ・1つの第1前置選択器固定接触子(401)と、
    ・1つの第2前置選択器固定接触子(402)と、
    ・1つの第3前置選択器固定接触子(403)とを有し、
    前記1つの第3前置選択器固定接触子(403)は、その第1位置で前記第1前置選択器固定接触子(401)に接続されていて、その第2位置で前記第2前置選択器固定接触子(402)に接続されていて、
    前記1つの切換開閉器(60)は、第1位置から第2位置に切り換えられ得、第2位置から第1位置に切り換えられ得、
    ・1つの第1端子(601)と、
    ・1つの第2端子(602)と、
    ・1つの切換部(603)とを有し、
    前記1つの第1端子(601)は、前記第1選択器アーム(26)に接続されていて、
    前記1つの第2端子(602)は、前記第2選択器アーム(36)に接続されていて、
    前記1つの切換部(603)は、その第1位置で前記第1端子(601)に接続されていて、その第2位置(602)で前記第2端子に接続されていて、
    −前記前置選択器(40)、前記微調整選択器(20)及び前記切換開閉器(60)はそれぞれ、前記駆動軸(17)に独立して結合されている当該負荷時タップ切換器(11)。
  7. −前記前置選択器(40)は、1つの前置選択器可動接触子(404)を有し、
    ・前記前置選択器可動接触子(404)は、この前置選択器可動接触子(404)が前記第1前置選択器固定接触子(401)に接触する第1位置と、この前置選択器可動接触子(404)が第2前置選択器固定接触子(402)に接触する第2位置と、この前置選択器可動接触子(404)がこれらの前置選択器固定接触子に接触しない中間位置を取り得る請求項6に記載の負荷時タップ切換器(11)。
  8. −1つの可動切換接触子(604)と、
    −1つのスイッチ(62)と、
    −1つの抵抗器(66)とを有し、
    前記可動切換接触子(604)は、この可動切換接触子(604)が前記第1端子(601)に接触する第1位置と、この可動切換接触子(604)が前記第2端子(602)に接触する第2位置と、この可動切換接触子(604)が両端子(601,602)に接触するブリッジ位置とを取り得、
    前記スイッチ(62)は、これらの端子(601,602)間に接続されていて、
    前記抵抗器(66)は、前記第2端子(602)と前記第2選択器アーム(36)との間に接続されている請求項6〜7のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換器(11)。
  9. −前記前置選択器(40)は、
    ・1つの第1側面(411)と対向している1つの第2側面(412)とを有する1つの前置選択器基板(41)と、
    ・前記第1側面(411)上の1つの前置選択器駆動輪(42)と、
    ・前記第1側面(411)上の1つの前置選択器ゼネバ歯車(44)と、
    ・前記第1側面(411)上の1つの揺動歯車(46)とを有し、
    前記前置選択器駆動輪(42)は、前記駆動軸(17)上に相互回転しないように設置されていて、1つの第1前置選択器連動部材(421)を支持し、
    前置選択器ゼネバ歯車(44)は、前記前置選択器基板(41)に回転可能に軸支されていて、第2前置選択器連動部材(441)を支持し、
    前記揺動歯車(46)は、前記前置選択器基板(41)に旋回可能に軸支されていて、前記第2前置選択器連動部材(441)用の1つの開口部(461)を有し、
    −前記駆動軸(17)は、前記前置選択器基板(41)を貫通して延在し、この前置選択器基板(41)に回転可能に軸支されていて、
    −複数の前記前置選択器固定接触子(401,402,403)及び前置選択器可動切換接触子(404)が、前記前置選択器基板(41)の第2側面(412)上に配置されていて、
    −前記揺動歯車(46)は、前記前置選択器可動切換接触子(404)に相互回転しないように結合されていて、
    −前記前置選択器駆動輪(42)の完全な一回転時に、前記前置選択器ゼネバ歯車(44)が、完全な一回転の一部だけ回転するように、第1前置選択器連動部材(421)は、前記前置選択器ゼネバ歯車(44)と連動し、この一部は、1つの選択器固定接触子(200…208)から隣接した1つの選択器固定接触子(200…208)に向かう前記微調整選択器(20)の切換シーケンスに相当し、
    −複数の前記選択器アームのうちの1つの選択器アームが、前記複数のタップ接触子(201…208)のうちの1つのタップ接触子に接触するときに、前記第2連動部材(441)が、前記前置選択器ゼネバ歯車(44)の一部だけの回転時に前記開口部(461)に係合しないように、この第2連動部材(441)は、前記揺動歯車(46)と連動し、複数の前記選択器アームのうちの一方の選択器アームが、前記転位接触子(200)に接触し、他方の選択器アームが、前記複数のタップ接触子(201…208)のいずれのタップ接触子に接触しないときに、前記前置選択器可動切換接触子(404)が切り換えられるように、前記第2連動部材(441)が、前記開口部(461)に係合する請求項6〜8のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換器(11)。
  10. −前記前置選択器(40)は、極性切換器として構成されていて、
    −前記第1前置選択器固定接触子(401)は、前記調整巻線(13)の第1端部に接続され得、
    −前記第2前置選択器固定接触子(402)は、前記調整巻線(13)の第2端部に接続され得、
    −前記第3前置選択器固定接触子(403)は、前記主巻線(12)に接続され得、
    −前記第3前置選択器固定接触子(403)は、前記転位接触子(200)に常に接続されている請求項6〜9のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換器(11)。
  11. −前記前置選択器(40)は、粗調整選択器として構成されていて、
    −前記第1前置選択器固定接触子(401)は、前記主巻線(12)の1つの端部に接続され得、
    −前記第2前置選択器固定接触子(402)は、前記主巻線(12)の1つのタップに接続され得、
    −前記第3前置選択器固定接触子(403)は、前記調整巻線(13)の1つの端部に接続され得、
    −前記第1前置選択器固定接触子(401)は、前記転位接触子(200)に常に接続されている請求項6〜10のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換器(11)。
  12. −前記前置選択器(40)を前記駆動軸(17)に結合する1つの第1連結機構と、
    −前記微調整選択器(20)を前記駆動軸(17)に結合する1つの第2連結機構とを有する請求項6〜11のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換器(11)において、
    −これらの連結機構は、互いに独立して構成されていて、及び/又は共通の構成部材を有しない当該負荷時タップ切換器(11)。
  13. −1つの主巻線(12)と、
    −複数のタップ付きの1つの調整巻線(13)と、
    −請求項6〜12のいずれか1項にしたがって構成されている負荷時タップ切換器(11)とを有する調整変圧器(10)において、
    −前記転位接触子(200)は、前記主巻線(12)に接続されていて、前記複数のタップ接触子(201…208)はそれぞれ、前記調整巻線(13)の割り当てられた1つのタップに接続されていて、
    −前記前置選択器(40)は、前記調整巻線(13)と前記主巻線(12)とに接続されている当該調整変圧器(10)。
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