JP2019531533A - 警報ペインアセンブリ - Google Patents

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Abstract

本発明は、下記を有している警報ペインアセンブリ(10,10’)に関する:− 強化ガラスからなっており、かつ、外側表面(I)及び内側表面(II)を有している、少なくとも1つの第一ペイン(1)、− 第一ペイン(1)の内側表面(II)に配置されている、少なくとも1つの透明導電性コーティング(3)、並びに、− 送信ユニット(20.1)、アンテナ(21)、及び評価ユニット(20.2)を有しており、送信ユニット(20.1)が、0.1GHz〜6GHzの周波数fを有している少なくとも1つの高周波電圧シグナルを、アンテナ(21)に送り、かつ、アンテナ(21)が、周波数fの電磁放射を放射し、かつ、評価ユニット(20.2)が、送信ユニット(20.1)の、アンテナ(21)とのインピーダンス整合を計測する、センサユニット(20)、ここで、− 透明導電性コーティング(3)が、少なくとも1つの無コーティングパターン(4)を有している少なくとも1つの領域(9)を有しており、かつ、領域(9)が、アンテナ(21)の、透明導電性コーティング(3)への直交投影のエリアと、少なくとも部分的に、重なり合っており、好ましくは、少なくとも部分的に、このエリアを含んでおり、特に好ましくは、完全にこのエリアを含んでおり、− アンテナ(21)が、透明導電性コーティング(3)に電磁的にカップリングしており、かつ、センサユニット(20)が、計測されたインピーダンス整合が比較値からずれている場合に、警報シグナルを出力する。【選択図】図3C

Description

本発明は、パターン化された透明導電性コーティング、及びアンテナのインピーダンス整合を計測するためのセンサユニットを有している、警報ペインアセンブリ、特には、絶縁性グレージングユニットのための警報ペインアセンブリに関する。本発明は、さらには、この警報ペインアセンブリを操作する方法に関する。
ペインの破壊を検出するために、例えば、侵入又は他の損傷の場合にペインの破壊を検出するために、いわゆる「警報ペイン」が使用される。これらの警報ペインは、大抵は、絶縁性グレージングユニット又は複層グレージングユニットの要素である。原則として、少なくとも1つのペインが、強化されている単層ペイン安全ガラス(SPSG)でできている。損傷の場合には、強化されているペインが、その全エリアにわたって破壊され、小さい断片となる。
評価電子システムによってその抵抗が計測される伝導性ループ、例えば欧州特許出願公開第0058348号明細書から知られているようなものが、慣用的に、警報ペインに配置される。警報ペインが破壊されると、この伝導性ループも破壊され、抵抗における変化が、計測される。評価電子システムが、この場合に、警報シグナルを出力する。そのような伝導性ループは、視覚的にあまり魅力的ではなく、製造するのが高価であり、かつ、接触するのが困難である。
さらに、例えば、独国特許出願公開第19754295号明細書、又は独国特許出願公開第19860872号明細書から知られているのは、透明導電性コーティングを有している警報ペインである。ここにおいても、ペインの破壊の検出が、抵抗の計測によって行われ、それにより、透明導電性コーティングの抵抗における変化の場合に、警報シグナルが出力されるようになっている。
そこで、本発明の目的は、改良された警報ペインアセンブリを提供することからなっており、これは、製造するのが簡便かつ経済的であり、かつ、光学的に比較的見えにくい。さらには、本発明に係る警報ペインアセンブリは、既に存在しているペインを用いた改造プロセスにおいて製造することに、適している。
本発明の目的は、本発明に従って、独立請求項1に係る警報ペインアセンブリによって、達成される。好ましい実施態様が、従属請求項から明らかである。
図1Aは、本発明に係る警報ペインアセンブリの、平面概略図である。 図1Bは、図1Aの切断線A−A’に沿った断面図である。 図2は、本発明に係るセンサユニットの、概略図である。 図3Aは、破損していない第一ペインを伴っている、無コーティングパターンを有する本発明に係る透明導電性コーティングの、細部Zの拡大図である。 図3Bは,破損している第一ペインを伴っている、図3Aの無コーティングパターンを有している本発明に係る透明導電性コーティングの、細部Zの拡大図である。 図3Cは、破損していない第一ペインを伴っている、無コーティングパターンを有している本発明に係る代替的な透明導電性コーティングの、細部Zの拡大図である。 図3Dは、破損している第一ペインを伴っている、図3Cの無コーティングパターンを有している本発明に係る代替的な透明導電性コーティングの、細部Zの拡大図である。 図3Eは、破損していない第一ペインを伴っている、無コーティングパターンを有している別の代替的な透明導電性コーティングの、細部Zの拡大図である。 図3Fは、破損していない第一ペインを伴っている、無コーティングパターンを有している別の代替的な透明導電性コーティングの、細部Zの拡大図である。 図3Gは、図3Eの正方形無コーティングパターンの拡大図である。 図3Hは、代替的な無コーティングパターンの拡大図である。 図4Aは、本発明に係る代替的な警報ペインアセンブリの、平面概略図である。 図4Bは、図4Aの切断線A−A’に沿った断面図である。 図5は、比較例を伴っている、本発明に係る警報ペインアセンブリ10に関する、S11パラメータのシミュレート経過である。
本発明に係る警報ペインアセンブリは、少なくとも下記を有している:
− 強化ガラスからなっており、かつ、外側表面(I)及び内側表面(II)を有している、少なくとも1つの第一ペイン、
− 第一ペインの内側表面(II)に配置されている、少なくとも1つの透明導電性コーティング、
− 送信ユニット、アンテナ、及び評価ユニットを有しているセンサユニット、ここで、送信ユニットが、アンテナに、0.1GHz〜6GHzの周波数fを有している少なくとも1つの高周波電圧シグナルを送り、かつ、アンテナが、周波数fの電磁放射を発し、かつ、評価ユニットが、送信ユニットの、アンテナに対するインピーダンス整合を計測する、
ここで、
− 透明導電性コーティングが、少なくとも1つの無コーティングパターンを有している少なくとも1つの領域を有しており、かつ、この領域が、アンテナの、透明導電性コーティングへの直交投影のエリアと、少なくとも部分的に重なり合っており、好ましくは、少なくとも部分的に含んでおり、特に好ましくは、完全に含んでおり、
− アンテナが、電磁的に、透明導電性コーティングにカップリングしており、かつ、計測されたインピーダンス整合が比較値からずれている場合に、センサユニットが、警報シグナルを出力する。
無論、アンテナは、パターン化された透明導電性コーティングに、すなわち、無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングに、電磁的にカップリングしている。
本発明は、多くのペイン、特には絶縁ガラスペインが、既に、良好な導電性を有している透明コーティングを有しているという知識に基づいている。これらの透明導電性コーティングは、多様な目的を有しており、例えば、赤外放射を反射すること、又はlow−E特性を有している。本発明に係る警報ペインアセンブリは、センサを有しているペインの一体性を無接触で監視しかつペインの破壊の場合に警報シグナルを出力するセンサユニットを、有している。透明導電性コーティングの複雑な接触が、無接触監視によって、排除される。そのような接触は、慣用的にはんだ付けされており、劣化への感受性が高い。なぜならば、はんだ接続部における接触抵抗が、劣化プロセスによって変化するからである。このことは、ここで開示されている監視方法では、問題とならない。なぜならば、透明導電性コーティングの直接的な電気接触が、排除されているからである。既に存在している透明導電性コーティングを使用することができるので、別個の製造工程、例えば、導電体ループを印刷する別個の製造工程が、排除される。透明導電性コーティングは、光学的にほとんど可視できず、結果として、非常に美的である。それは、例えば、反射防止特性を有していてもよく、ペインを通した可視性をさらに改善させて良い。これらの全ては、予測できなかったものであり、かつ、発明者にとって驚くべきものであった。
本発明は、さらに、透明導電性コーティングが、少なくとも1つの無コーティングパターンを有している少なくとも1つの領域を有しているという事実に基づいている。この領域は、アンテナの、透明導電性コーティングへのカップリング領域に、配置されている。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な改善では、第一ペインが、透明な、導電性要素又はコーティングのみを、有している。
本発明に係る警報ペインアセンブリの別の有利な改善では、第一ペインが、透明導電性コーティング又は別の透明導電性コーティング以外の導電性要素を有していない。
無コーティングパターンの形状、寸法、及び数が調和され、それにより、無コーティングパターンが、アンテナによって放射される電磁放射と相互作用するようになっており、かつ、アンテナの、アンテナ及び無コーティング領域を有している透明導電性コーティングのシステムに対するインピーダンス整合に、影響するようになっている。無コーティングパターンにおける変化、又は、それらの周囲における、特には境界領域における、透明導電性コーティングにおける変化は、インピーダンス整合において大きな変化を引き起こし、それにより、そのような変化が、高精度及び高感受性で計測されうるようになっている。
第一ペインが、第一ペインへの作用の場合に、損傷したときには、例えば、侵入の試み、外的物体の衝突、例えば石の衝突、又は別の力の場合に、損傷したときには、ペインが強化されていることに起因して、ペインが、粉々になって、小さい断片になる。断片は、無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングの導電性における変化を、引き起こす。結果として、インピーダンス整合における大きな変化が、起こる。第一ペインがカップリング領域において完全に除去された場合には、インピーダンス整合が、顕著に変化する。
例えば、侵入の試みにおいて、金属箔又は金属プレートが、無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングを有している第一ペインの代わりに配置された場合には、インピーダンス整合が、無コーティングパターンの欠如に起因して、同様に、顕著に変化する。インピーダンス整合への無コーティングパターンの特徴的な影響に起因して、警報ペインアセンブリの改ざんが、事実上不可能となる。同時に、無コーティングパターンは、それらの小さい寸法及び透明導電性コーティングとの低い光学的コントラストに起因して、視覚的にほとんど認識できず、第一ペインの美的外観を妨害しない。アンテナを有しているセンサユニットは、また、非常に小さく、かつ、容易に隠すことができ、例えば、第一ペインの端部領域に隠すことができる。
本発明に係る警報ペインアセンブリにおいては、少なくとも1つの無コーティングパターンを有している領域が、アンテナの、透明導電性コーティング上への直交投影によって生ずるエリアと、少なくとも部分的に、重なり合っている。このようにして、誤警報に対する優れた障害防止性とともに、警報ペインアセンブリの高い感受性が、達成されうる。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な改善では、少なくとも1つの無コーティングパターンを有している領域が、アンテナの、透明導電性コーティング上への直交投影から生じるエリアを、少なくとも部分的に、含んでいる。このようにして、誤警報に対する優れた障害防止性とともに、警報ペインアセンブリの向上した感受性が、達成されうる。
本発明に係る警報ペインアセンブリの別の有利な改善においては、少なくとも1つの無コーティングパターンを有している領域が、アンテナの、透明導電性コーティング上への直交投影から生じるエリアを、完全に含んでいる。このようにして、誤警報に対する優れた障害防止性とともに、警報ペインアセンブリのさらに比較的高い感受性が、達成されうる。
本発明に係る警報ペインアセンブリは、外側表面(I)及び内側表面(II)を有している少なくとも1つの第一ペインを、有している。第一ペインは、通常は、内部空間から、例えば、建物の、ディスプレイケースの、又は乗り物の内部空間から、外部空間を分離する役割を果たす。この場合には、外側表面(I)が、外部に向いていてよく、すなわち、外向きであってよく、かつ、内側表面(II)が、内部に向いていてよく、すなわち、内向きであってよい。
盗難又は損傷に対して内部空間を保護するための警報ペインアセンブリの使用の場合には、外側表面(I)が、いわゆる「露出面」であろう。通常は、この露出面から、侵入が起こる。この場合には、誘導型センサ及びセンサユニットを有している内側表面(II)が、改ざんに対して保護されるであろう。なぜならば、これらは、第一ペインの破壊及び除去の後でなければ、アクセスすることができないであろうからである。
破壊を監視するための警報ペインアセンブリの場合には、例えば、乗り物において、例えば列車又は航空機において、破壊を監視するための警報ペインアセンブリの場合には、内側表面(II)が、潜在的な攻撃、例えば、危険時における緊急ハンマーによる破壊に対して、露出されていてもよい。この場合には、センサユニットの意図的な改ざんは、ありそうもない。
無論、第一ペインの外側表面(I)が、さらなるコーティング、例えば、さらなる透明導電性コーティングを有していてもよい。本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、センサの感受性が選択されてよく、それにより、第一ペインの内側表面(II)における透明導電性コーティングの一体性のみが監視されるようなっていてよく、又は、さらには、第一ペインの外側表面(I)における別の導電性コーティングの一体性も監視されるようになっていてよい。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、透明導電性コーティングが、第一ペインの破壊のときに透明導電性コーティングが損傷するように、第一ペインに結合されている。このために、透明導電性コーティングが、好ましくは、第一ペインの内側表面(II)に直接に、特に好ましくは薄いフィルム積層体として、積層されている。これのために特に適している方法は、カソードスパッタリング((マグネトロン)スパッタリング)、化学気相成長(CVD)、及び/又は熱蒸着である。これは、第一ペインの破壊の信頼性のある検出を可能にするために、特に有利である。
第一ペインの破壊の検出、又は透明導電性コーティングへの関連する損傷の検出が、アンテナを有しているセンサユニットを介して行われる。アンテナが、周波数fを有している電磁放射を射出する。これのために、センサユニットが、送信ユニット、アンテナ、及び評価ユニットを有しており、ここで、送信ユニットが、周波数fを有している高周波電圧シグナルをアンテナに送り、アンテナが、周波数fの電磁放射を射出し、かつ、評価ユニットが、アンテナの、送信ユニットに対するインピーダンス整合を、計測する。
周波数fは、1つの特定の周波数、複数の特定の周波数、1つの周波数バンド、若しくは複数の周波数バンドであり、又は、これらの組み合わせであり、ここで、周波数fは、0.1GHz〜6GHz、好ましくは0.4GHz〜3GHz、特には0.8GHz〜3GHzの範囲から選択される。
本発明は、アンテナが、パターン化されている透明導電性コーティングにカップリングされており、特には電磁的にカップリングされており、かつ、送信ユニットと、アンテナとの計測されたインピーダンス整合、特には、送信ユニットと、アンテナに電磁的にカップリングされているパターン化された透明導電性コーティングを伴っているアンテナとの計測されたインピーダンス整合が、比較値からずれたときに、センサユニットが警報シグナルを出力する、という原則に基づいている。
送信ユニットの、アンテナ、第一ペイン、及び第一ペイン上の透明導電性コーティングからなるアセンブリに対する計測されたインピーダンス整合を、任意の適切な計測手段によって決定してよい。
インピーダンス整合は、有利には、アンテナに送られたシグナルの振幅Vと、アンテナによって反射されたシグナルの振幅Rとの間の定在波比(SWR)によって、計測されうる。定在波比は、SWR=(V+R)/(V−R)によって、定義される。
シグナルの振幅は、例えば、電圧として計測してよく、かつ、電圧定在波比(VSWR)を示してよい。
反射がないとき(R=0)は、定在波比は、1である。全反射のとき(R=V)には、これは、無限である。これが意味するのは、高い定在波比の場合には、アンテナに送られるシグナルが、反射し返されており、かつ、少ないシグナルのみが、アンテナから射出されているということである。対照的に、定在波比が1の場合には、完全なシグナルが、アンテナによって射出されている。定在波比を計測するための適切な電子回路が、当業者に良く知られており、例えば、Maxim Integrated社の「LF−to−2.5GHz Dual Logarithmic Detector/Controller for Power, Gain, and VSWR Measurements(出力、ゲイン、及びVSWR計測用低周波〜2.5GHzデュアル対数検出器/制御器)」(MAX2016)を使用する。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様においては、計測された電圧定在波比が比較値から1.5超:1、好ましくは2超:1、特に好ましくは3超:1ずれたときに、センサユニットが、警報シグナルを出力する。
高周波送信システムにおいて、アンテナが透明導電性コーティングと相互作用しているときに、定在波比は、高周波シグナルがアンテナによっていかに良好に射出されうるかの尺度である。
代替的には、インピーダンス整合を、送信ユニット及びそれに接続されているアンテナからなるシステムのS11パラメータによって、有利には、計測してよい。高周波送信システムにおいて、アンテナが透明導電性コーティングと相互作用しているときに、S11パラメータは、高周波シグナルがアンテナによっていかに良好に射出されうるかの尺度である。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、計測されたS11パラメータが比較値から1デシベル(1dB)超、好ましくは3dB超、特に好ましくは5dB超ずれたときに、センサユニットが、警報シグナルを出力する。
本件発明者の調査が明らかにしたように、送信ユニットの、アンテナ、第一ペイン、及び無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングからなるアセンブリに対するインピーダンス整合が、無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングの配置及び一体性に、感受性高く、依存している。第一ペインの破壊、並びに透明導電性コーティング及び無コーティングパターンの関連する損傷の場合に、インピーダンス整合の大きな乱れが生ずる。換言すると、計測されるインピーダンスシグナルが、大きく変化する。
したがって、インピーダンス整合は、第一ペイン及び警報ペインアセンブリ全体の一体性を計測するために、かつ、侵入又は改ざんの試みを検出するために、良好かつ感受性の高い指標である。
第一ペインが領域において損傷を受けた場合には、第一ペインが強化されているという事実の結果として、第一ペインが、第一ペイン全体にわたって、多数の小さい断片へと破壊される。無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングへの関連する損傷が、警報ペインアセンブリによって、高い正確性及び信頼性で、検出されうる。導電性コーティングの位置における、例えばアルミニウム又は銅製である金属箔又は金属プレートの付着による、無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングの置換でさえも、無傷の、無コーティングパターンを有している透明導電性コーティングから、高い正確性及び信頼性で、区別しうる。本発明に係る警報ペインアセンブリは、損傷、侵入の試み、又は他の改ざんの試みの検出に、非常に適している。
無論、本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、アンテナが、透明導電性コーティングから、電気的に分離されている。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、アンテナと透明導電性コーティングとの間の距離が、0.1mm〜20mm、好ましくは0.2mm〜10mm、特には0.5mm〜5mmである。
当業者に知られているすべての適切なアンテナを、アンテナとして使用することができる。有利なものは、例えば、単純なラインアンテナ、ループアンテナ、パッチアンテナ、モノポールアンテナ、及び/又はダイポールアンテナである。特に適切なのは、10mm〜100mmの長さb及び0.5mm〜5mmの幅を有しているモノポールアンテナとしての、ラインアンテナである。なぜならば、これらは、視覚的に邪魔にならず、かつ、統合するのが容易だからである。
第一ペインは、強化ガラスでできている。第一ペインの有利な実施態様では、第一ペインの破壊の場合に断片がアンテナの検出領域よりも小さくなるように、好ましくは5倍小さく、特に好ましくは10倍小さくなるように、第一ペインが、強化されている。断片が比較的小さい場合には、例えば断片が検出領域よりも小さい面積を有しているために又は検出領域よりも小さい最大直径を有しているために断片が比較的小さい場合には、少なくとも1つの破断ラインがセンサの検出領域内にあることが保証され、第一ペインの破壊の信頼性のある検出が、可能となる。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、アンテナが、長さbを有しており、かつ、アンテナの検出領域が、第一ペインの内側表面(II)へのアンテナの中心MAの直交投影によって規定される円の中心MKを有している少なくとも1つの円であって、0.5×b超、好ましくは1×b超、特に好ましくは3×b超、特には0.5×b〜3×bの直径dを有している少なくとも1つの円を、有している。非線形状アンテナの場合には、長さbは、最長寸法の最大計測値によって、定義される。
本発明に係る警報ペインアセンブリの別の有利な実施態様では、断片が、無コーティングパターンよりも小さい。換言すると、断片の平均最大直径が、無コーティングパターンの最大寸法wよりも小さく、又は、異なるサイズの無コーティングパターンの場合には、断片の平均最大直径が、無コーティングパターンの最も大きい最大寸法wよりも小さい。
本発明の警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、無コーティングパターンが、矩形、ひし形、台形の形状、特には正方形の形状を有している。代替的には、無コーティングパターンが、十字形、長円形、又は円形の形状を有していてよい。代替的には、無コーティングパターンが、六角形、特には等しい長辺を有している規則的な六角形、又は八角形、特には規則的な八角形の形状を有していてよい。
これらの形状である場合には、高周波電磁放射に対する特に高い透過性を達成することが可能であり、したがって、送信ユニットと、アンテナ、コーティング、及び第一ペインを有しているシステムとの間における、特に特徴的なインピーダンス整合を得ることが、可能である。
別の有利な実施態様では、本発明に係る無コーティングパターンが、0.5mm〜3.0mm、好ましくは0.8mm〜0.21mmのライン幅gを有している。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、無コーティングパターンが、透明導電性コーティングによって、完全に隣接されている。換言すると、無コーティングパターンが、その外向き端部の領域において、かつその内向き端部の領域において、透明導電性コーティングによって、完全に取り囲まれている。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な改善では、無コーティングパターンが、外側無コーティングパターン及び少なくとも1つの内側無コーティングパターンからなる二重パターン又は多重パターンからなっている。透明導電性コーティングが、完全に又は部分的に、2つのパターンの間に配置されている。
外側無コーティングパターン及び内側無コーティングパターンが、特には、同一の形状を有している。特に有利な実施態様では、外側無コーティングパターン及び内側無コーティングパターンが、互いに対して同心状に配置されている。換言すると、両方の無コーティングパターンが、共通の中心を有しており、かつ、同じ形状を伴って、パターンの無コーティングラインの間において、一定の距離を有している。
この実施態様では、外側無コーティングパターン及び内側無コーティングパターンのライン幅gが、有利には、10μm〜1000μm、好ましくは10μm〜200μm、特に好ましくは10μm〜110μmである。そのような幅のラインは、レーザー脱コーティング操作において特に簡便にパターン処理され、かつ、結果として、特に経済的であり、かつ同時に、特に美的である。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、内側無コーティングパターンと外側無コーティングパターンとの間の距離vが、0.3mm〜2.5mm、好ましくは0.5mm〜2.0mm、特に好ましくは1.0mm〜1.6mmである。
外側無コーティングパターン及び少なくとも1つの内側無コーティングパターンからなるこのような無コーティング二重パターンは、特に有利であり、なぜならば、これらが、アンテナとパターン化されている透明導電性コーティングとの間におけるインピーダンス整合及び電磁カップリングの観点から、内側無コーティングパターンと外側無コーティングパターンとの間の中間空間が完全に脱コーティングされている無コーティングパターンに、非常に類似して作動するからであり、すなわち、これらが、対応する大きなライン幅g=vを有している1つの単一無コーティングパターンに相当するからである。しかしながら、そのような二重パターンは、製造するのがはるかに比較的速くかつ比較的簡便であり、例えば、外側無コーティングパターンのための単一のレーザー脱コーティング経路及び内側無コーティングパターンのための単一のレーザー脱コーティング経路によって、製造するのがはるかに比較的速くかつ比較的簡便である。同時に、無コーティング二重パターンは、対応する幅広の単一パターンと比較して、比較的美的であり、かつ、視覚的に比較的妨害性が低い。
無論、無コーティング単一パターンに関して既に言及されたすべての形状は、外側無コーティングパターン及び少なくとも1つの内側無コーティングパターンからなる二重又は多重の無コーティングパターンに関しても、使用することができる。本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、無コーティング二重パターンの外側及び内側無コーティングパターンが、矩形、ひし形、台形、特には正方形の形状を有している。代替的には、外側及び内側無コーティングパターンが、十字形、長円形、又は円形の形状を有していてよい。代替的には、外側及び内側無コーティングパターンが、六角形、特には、等しい長辺を有している規則的な六角形、又は八角形、特には規則的な八角形の形状を、有している。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、外側無コーティングパターンが、透明導電性コーティングによって、完全に隣接されている。換言すると、外側無コーティングパターンが、その外向き端部の領域において、透明導電性コーティングによって完全に取り囲まれている。
本発明に係るペインの別の有利な実施態様では、内側無コーティングパターンが、その内向きの端部において、透明導電性コーティングによって完全に隣接されている。
別の有利な実施態様では、外側無コーティングパターンと内側無コーティングパターンとの間の中間領域が、透明導電性コーティングによって完全に充填されている。結果として得られる二重パターンは、少しの構造化の努力のみを伴って、高周波電磁放射に関する高透過性を達成し得るという特に有利な点を有している。同時に、処理の時間及び処理のコストを、低く維持することができる。
別の有利な実施態様では、内側無コーティングパターンの内側領域が、透明導電性コーティングで完全に充填されており、又は、追加的な比較的小さい外側無コーティングパターン及び追加的な比較的小さい内側無コーティングパターンでできている1又は複数の追加的な二重パターンを、有している。これにより、少しの構造化の努力のみを伴って、高周波電磁放射に関する特に高い透過性を達成することができる。同時に、処理の時間及び処理のコストを、低く維持することができる。
本発明に係る警報ペインアセンブリの別の有利な実施態様では、外側無コーティングパターン及び内側無コーティングパターンが、少なくとも1つの追加的な無コーティングラインによって、好ましくは、2〜100の追加的な無コーティングラインによって、互いに接続されている。追加的な無コーティングラインが、好ましくは、無コーティングパターンに対して、線状にかつ/又は直交して配置されている。ライン間の距離は、好ましくは、高周波電磁の波長λの4分の1未満、特に好ましくは、λ/20〜λ/500である。代替的には、追加的な無コーティングラインが、湾曲している経路、例えば正弦曲線の経路を、有していてよい。追加的な無コーティングラインは、特に有利であり、問題が比較的少ない電磁場誘起電流が、外側無コーティングパターンと内側無コーティングパターンとの間に形成され得る。これにより、高周波電磁放射に関して特に高い透過性が達成されうる。特に有利な実施態様では、外側無コーティングパターンと内側無コーティングパターンとの間の追加的な無コーティングラインの領域が、外側無コーティングパターンと内側無コーティングパターンとの間における中間領域の面積の、0.1%〜25%、好ましくは1%〜5%である。これにより、少ない構造化の努力のみを伴って、高周波電磁放射に関する高透過性を達成し得る。同時に、処理の時間及び処理のコストを、低く維持することができる。
本発明に係る警報ペインアセンブリの別の有利な実施態様では、同一又は異なる形状を有している、複数の無コーティングパターンが、第一ペインの透明導電性コーティングにおける領域に配置されている。これは、複数の周波数範囲及び異なる極性に関して、大きいバンド幅を達成し得るという特に有利な点を有している。
本発明に係る警報アセンブリの有利な改善では、隣接する無コーティングパターンの間の最小の距離hが、1mm〜100mm、好ましくは1mm〜20mmである。代替的には、又はこれと組み合わせて、少なくとも2つの隣接する無コーティングパターンを、無コーティングの様式で、互いに結合させうる。用語「組み合わせて」は、2以上の無コーティングパターンが互いに接続されており、かつ、他の隣接している無コーティングパターンが、それらから最小の距離hを有している、ということを意味している。
無コーティングパターンの寸法、特には、無コーティングパターンの最大寸法wが、好ましくは、10mm〜150mmである。最大寸法wが、アンテナが射出する周波数バンド又は複数の周波数バンドと調和している。さらには、最大寸法wは、高周波電磁放射の波長、透明導電性コーティングのシート抵抗、及び実効誘電率εeff、並びに第一ペインの厚みに依存する。
GSM(商標)900バンドにおける電磁放射に関しては、最大寸法wは、好ましくは35mm〜120mm、特に好ましくは40mm〜60mmである。1.8GHzからの範囲では、最大寸法wは、好ましくは15mm〜35mmである。低い送信損失及び十分なバンド幅を有している最適な最大寸法wは、シミュレーション及び実験との関連において、当業者が決定することができる。
別の好ましい実施態様では、無コーティングパターンの最大寸法wが、シート抵抗を無視して、以下である。
Figure 2019531533
ここで、λは、アンテナによって射出される周波数fを有している電磁放射に対応する波長を示している。
最大寸法wは、好ましくは、おおよそ以下である。
Figure 2019531533
本件発明者らの調査が示したように、この範囲における最大寸法wを有しているパターンは、低い送信損失及び十分なバンド幅を有している。
無コーティングパターンの側部は、矩形、正方形、又は台形の形状の場合には、好ましくは、アンテナの向きに対して直交して配置されている。特に有利なのは、設置位置において水平に延在している無コーティングパターンのラインであり、なぜならば、これらは、水平でなく又は垂直でなく延在しているラインよりも、視覚的に妨害性が低く、かつ、生じる迷光が少なく、かつ、反射が比較的少ないからである。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、無コーティングパターンを取り囲んでいる領域が、少なくとも5、好ましくは5〜10000、特に好ましくは9〜100の無コーティングパターンを有している。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、無コーティングパターンの全て又は大部分が、無コーティング領域を介して互いに接続されている。それらは、好ましくは、規則的又は不規則的なグリッドを形成している。そのようなグリッド様のパターンは、製造するのが特に簡便でありかつ速い。
透明導電性コーティングにおける無コーティングパターンの脱コーティングは、好ましくは、レーザー光線によって行われる。薄い金属フィルムをパターン処理するための方法が、例えば、欧州特許出願公開第2200097号明細書、又は欧州特許出願公開第2139049号明細書から知られている。脱コーティングの幅は、好ましくは、10μm〜1000μm、特に好ましくは25μm〜300μm、特には70μm〜140μmである。この範囲において、レーザー光線による、特に清浄でかつ残渣のない脱コーティングが行われる。レーザー光線による脱コーティングは、特に有利であり、なぜならば、脱コーティングされたラインは、光学的に非常に目立ちにくく、かつ、外観、及び通して見る視界に、わずかな影響しか及ぼさないからである。レーザー切断の幅よりも広い幅gを有するラインの脱コーティングは、レーザー光線によってラインを繰り返し摩滅させることによって行われる。結果として、ライン幅の増加に伴って、処理の時間及び処理のコストが増加する。代替的には、脱コーティングを、機械的切除によって行ってよく、化学的又は物理的エッチングによって行ってよい。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、センサユニットが、第一ペインの内側、すなわち、第一ペインの内側表面(II)によって規定される側に、配置されている。これは、センサユニットを、露出面からの、すなわち、第一ペインの、外側表面(I)によって規定される側からの、損傷及び改ざんの試みに対して保護することに関して、特に有利である。
本発明に係るセンサユニットは、アンテナ及び評価ユニットに加えて、他の電子コンポーネントを有していてよい。有利には、センサユニットが、比較器を有している。比較器は、評価ユニットのシグナルを比較値又は閾値と比較し、かつ、参照値からの適切なずれの場合に、警報シグナルを出力する。警報シグナルは、出力増幅器を介して、さらなるシグナル処理に供給されてよい。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様においては、センサユニットが、警報送信ユニット、好ましくは、周波数が100kHz〜100GHzの範囲である無線シグナルを有している無線警報送信ユニットを有している。無線警報送信ユニットは、特に好ましくは、ブルートゥース(登録商標)送信器又はWLAN送信器である。代替的には、警報送信ユニットが、赤外線送信器であってもよい。警報送信ユニットは、受信器との通信のために機能し、特には、センサユニットがペインの破壊を検出した場合に、警報シグナルを送信する機能を有する。警報送信ユニットの統合は、特に有利であり、センサユニットが、警報シグナルを送る外部リード線を必要とせず、したがって、非常に簡便で、経済的で、かつ場所に支配されない設置が、可能となる。さらには、センサユニットが改ざんされる可能性が排除され、それによって、警備が向上する。これは、慣用的に外部に対して封止されている絶縁性グレージングにおいて、センサユニットを使用し又はセンサユニットを後付けするために、特に有利である。無論、他のデータを、警報送信ユニットを介して送信することもでき、例えば、センサユニットの機能状況、バッテリー若しくは蓄電器の充電状況、又は、他のセンサ、例えば温度若しくは圧力センサによって提供される他のパラメータを、送信することもできる。
本発明に係る警報ペインアセンブリの別の有利な実施態様においては、警報送信ユニットと通信する受信器が、第一ペインの、警報送信ユニット及びアンテナと同じ側に、すなわち、第一ペインの内部側に、配置されているであろう。これは、盗難又は損傷に対する内部の保護のために警報ペインアセンブリを使用する場合に特に有利であり、なぜならば、センサユニット、警報送信ユニット、及び受信器が、損傷及び改ざんに対して保護されるからであり、かつ、第一ペインの破壊の後にのみアクセス可能であろうからである。例えば、乗り物において、例えば列車又は航空機において破壊を監視するための警報ペインアセンブリの場合には、透明導電性コーティングを有している第一ペイン又はその近傍が送信器のシグナルに対して十分に透過性である限りは、受信器は、第一ペインのどちらの側に配置されていてもよい。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、センサユニットが、エネルギー供給源、好ましくはバッテリー、蓄電器、超コンデンサ、熱電発電器、及び/又は太陽電池を有している。センサユニットは、有利には、外部電気供給源へのリード線を有しておらず、エネルギーを自給できる。代替的には、エネルギー供給を、例えば、誘導充電装置を介して、連続的又は非連続的な充電によって、行ってもよく、又は補完してもよい。これは、センサユニットが外部リード線を必要とせず、したがって非常に簡便で、経済的で、かつ場所に支配されない設置を可能にするという特別な利点を有している。さらには、センサユニットが改ざんされる可能性が排除され、これは、警備を向上させる。これは、慣用的に外部に対して封止されている絶縁性グレージングユニットにおいてセンサユニットを使用するために又は後付けするために、特に有利である。
本発明に係る警報ペインアセンブリは、単一ペイン、又は複層ペイングレージングの一部として使用してよく、例えば、絶縁グレージング、二重絶縁性グレージング、三重絶縁性グレージング、耐火性グレージング、又は複合ペインを有している安全グレージングの一部として、使用してよい。
本発明に係る警報ペインの有利な実施態様では、第一ペインが、少なくとも1つのスペーサ、好ましくはペインの端部を完全に取り囲んでいる周縁スペーサを介して、少なくとも1つの他のペインに結合している。スペーサは、第一ペインと他のペインとの間に位置しており、かつ、好ましくは、スペーサとペインとの間における接着性結合によって固定されている。スペーサは、好ましくは、少なくとも2つの平行なペイン接触壁、ガス耐漏洩性絶縁層を有している少なくとも1つの外側壁、及びグレージング内側壁を有している、少なくとも1つの中空本体を有している。
本体としては、従来技術に従って知られているすべての中空体プロファイル材を、それらの材料組成に係わらず、使用することができる。例示としてここで言及するのは、ポリマー又は金属の本体である。
ポリマー本体は、好ましくは、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリニトリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフラレート(PET)、ポリブチレンテレフラレート(PBT)、特に好ましくは、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、アクリロニトリルスチレンアクリルエステル(ASA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン−ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、PET/PC,PBT/PC,及び/又は、これらのコポリマー若しくは混合物を含有している。ポリマー本体は、随意に、他の要素を含んでいてもよく、例えば、ガラス繊維を含んでいてもよい。使用されるポリマー材料は、原則として、ガス透過性であり、そのため、この透過性が望ましくない場合には、さらなる方策を取る必要がある。
金属本体は、好ましくは、アルミニウム製又はステンレス鋼製であり、かつ、好ましくは、ガス透過性を有していない。
有利な実施態様では、本体の壁が、ガス透過性である。本体の、そのような透過性が望ましくない領域は、例えば、ガス耐漏洩性絶縁層によって封止してよい。特には、ポリマー本体が、そのようなガス耐漏洩性絶縁層と組み合わせて使用される。
本体は、好ましくは、乾燥剤、好ましくは、シリカゲル、CaCl,NaSO、活性炭、シリケート、ベントナイト、ゼオライト、及び/又はそれらの混合物、特に好ましくは分子ふるいを有している中空チャンバを、有している。これにより、乾燥剤による大気湿分の吸収が可能となり、したがって、ペインの曇り、特には誘導型センサの曇りが、防止される。
第一ペインと、もう一つのペインと、スペーサとの間の外側中間空間が、好ましくは、少なくとも1つの封止化合物によって、ペインの外側の空間に対して、封止されている。封止化合物は、好ましくは、有機ポリスルフィド、シリコーン、RTV(室温加硫)シリコーンゴム、HTV(高温加硫)シリコーンゴム、過酸化物加硫シリコーンゴム、及び/若しくは添加加硫シリコーンゴム、ポリウレタン、ブチルゴム、並びに/又はポリアクリレートを含有している。随意の実施態様においては、劣化抵抗性を増加させるための添加剤、例えばUV安定剤が、含まれてもよい。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様においては、第一ペインが、スペーサを介して第二ペインに結合しており、二重グレージングを有している絶縁性ガラスペインを形成している。
特に有利な実施態様では、第一ペインが、その内側表面(II)を介して、スペーサを介して第二ペインに結合している。
別の特に有利な実施態様では、センサユニットが、第一ペインと第二ペインとの間における中間空間に、配置されている。これは、特に有利であり、センサ及びセンサユニットが、外部の影響、例えば湿分及びチリに対して保護されるだけではなく、改ざん及び損傷に対しても、特に良好に保護される。
第一ペイン及び第二ペインを有しているアセンブリにおいては、アンテナが、有利には、ペインの間において正確に中央に配置されてはおらず、透明導電性コーティングを有している、監視対象の第一ペインに比較的近づいて、配置されている。無論、このアセンブリでは、両方のペインが、透明導電性コーティングを有していてもよく、これらを、共通のアンテナによって又は2つのアンテナによって監視してよい。
第一ペイン又は第二ペインは、別のスペーサを介して別の第三ペインに結合されてよく、そのようにして、三重グレージングを有している絶縁性グレージングペインを形成してよい。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、第一ペインが、フラットガラス、フロートガラス、ソーダ石灰ガラス、石英ガラス、又はホウケイ酸ガラス製である。
第一ペインは、強化されており、好ましくは、DIN 12150−1:Glass in Building−Thermally Toughened Soda Lime Single−Pane Safety Glass − Part 1:Definition and Description(建物におけるガラス − 熱強化されたソーダ石灰単層ペイン安全ガラス−第1部:定義及び記載)に基づいて強化されており、特に好ましくは、100N/mm超の表面圧縮応力、特には100N/mm〜150N/mmの表面圧縮応力で、強化されている。強化に起因して、第一ペインが、損傷の場合に、粉々になり、好ましくは、1cm未満のサイズを有しており鋭くない端部を有している断片となる。
第二、第三、又はさらなるペインが、好ましくは、ガラス、特に好ましくは平坦ガラス、フロートガラス、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス、又はクリアプラスチック、好ましくは剛性クリアプラスチック、特にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルクロリド、及び/又はそれらの混合物を含有している。適切なガラスが、例えば、欧州特許第0847965号明細書から知られている。
第一、第二、第三又はさらなるペインの厚みは、非常に広い範囲の値であってよく、かつ、そのようにして、個別の場合の要件に理想的に適合してよい。好ましくは、1.0mm〜50mm、好ましくは3mm〜16mmの標準的な厚みを有しているペインが、使用される。ペインのサイズは非常に広い範囲の値であってよく、かつ、本発明に係る使用のサイズによって決定される。
本発明の有利な実施態様では、第一ペインが、誘電体特性を有しており、かつ、比誘電率値6〜8、特には約7の比誘電率値を有している。
ペインは、任意の三次元形状を有していてよい。好ましくは、三次元形状は影の区域を有しておらず、それにより、ペインを、例えば、カソードスパッタリングによって、コーティングできるようになっている。好ましくは、ペインは、平坦であり、又は、1又は複数の空間的な方向において、わずかに若しくは大幅に湾曲している。ペインは、無色であってよく、又は着色されていてよい。
本発明に係る警報ペインアセンブリの好ましい実施態様では、第一ペインが、その外側表面(I)及び少なくとも1つの中間層、好ましくは熱可塑性中間層を介して第二ペインに面状に結合して、複合ペインを形成している。そして、第二ペインが、別の中間層を介して、さらなる第三ペインに面状に結合していてよい。第二ペイン及び/又は第三ペインは、好ましくは、プラスチックを含有している。そのような複合ペインは、外部からの侵入に対して特に耐侵入性であり、それにより、高い安全クラスを得ることが可能となっている。複合ペインのペインは、少なくとも1つの中間層によって、互いに結合している。中間層は、好ましくは、熱可塑性プラスチック、例えばポリビニルブチラール(PVB)、エチレンビニルアセテート(EVA)、ポリウレタン(PU)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、又はそれらの複数の層を有しており、好ましくは、0.3mm〜0.9mmの厚みを有している。
本発明に係る警報ペインアセンブリの有利な実施態様では、透明導電性コーティングが、第一ペインの向こう側を見る領域の、少なくとも70%、好ましくは80%〜100%、特に好ましくは98%〜100%に配置されている。向こう側を見る領域は、第一ペインの、視界が枠、スペーサ、又は他の取り付け部品によって妨げられていない領域である。
本発明に係る警報ペインアセンブリの代替的で有利な実施態様では、透明導電性コーティングが、第一ペインの内側表面の面積の、少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、特に好ましくは80%〜100%、特には95%〜99%に、配置されている。特には、第一ペインの狭い周縁端部領域が、無コーティングであってよく、それによって、透明導電性コーティングの、端部から進入する腐食が、回避される。
本発明に係る透明導電性コーティングは、電磁放射、好ましくは300nm〜1300nmの波長の電磁放射、特には390nm〜780nmの可視光に対して、透過性である。用語「透過性」は、ペインの合計透過率、特には可視光に関するペインの合計透過率が、好ましくは70%超、特には75%超の透過性であることを意味している。特定の用途のためには、比較的低い透過率も望ましい可能性があり、これのためには、「透過性」は、10%〜70%の光透過率も意味し得る。そのような用途は、例えば、多くの光照射に露出されるべきではない対象物、例えば絵画又はテクスタイルの保護のためのグレージングである。
透明導電性コーティングは、好ましくは、機能性コーティング、特に好ましくは、太陽光防護作用を有している機能性コーティングである。太陽光防護作用を有しているコーティングは、赤外線範囲において反射特性を有しており、したがって、太陽光放射の範囲において、反射特性を有している。このようにして、太陽光の結果としての乗り物又は建物の内部の加熱が、低減される。そのようなコーティングは、当業者に知られており、かつ、典型的には、少なくとも1つの金属、特には銀又は銀含有合金を含有している。透明導電性コーティングは、一連の複数の別個の層、特には、少なくとも1つの金属層及び誘電体層を有していてよい。誘電体層は、例えば、少なくとも1つの酸化金属を含有している。酸化金属は、好ましくは、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、又はこれ等に類似するもの、及びこれらの1若しくは複数の組み合わせを含んでいる。誘電体材料は、窒化ケイ素、炭化ケイ素、又は窒化アルミニウムを含有していてもよい。
この層構造は、一般に、真空法、例えば磁場援用カソードスパッタリングによって行われる一連の堆積操作によって、得られる。非常に細微な金属層、特にはチタン又はニオブを含有している非常に細微な金属層が、銀層の両側に提供されていてもよい。下方金属層は、接着及び結晶化層として機能する。上方金属層は、保護及びゲッター層として機能して、さらなるプロセス工程の間における銀の変化を防止する。
特に適している透明導電性コーティングは、少なくとも1つの金属、好ましくは銀、ニッケル、クロム、ニオブ、スズ、チタン、銅、パラジウム、亜鉛、金、カドミウム、アルミニウム、ケイ素、タングステン、若しくはこれらの合金、並びに/又は少なくとも1つの酸化金属層、好ましくは、スズでドープされている酸化インジウム(ITO)、アルミニウムでドープされている酸化亜鉛(AZO)、フッ素でドープされている酸化スズ(FTO,SnO:F)、アンチモンでドープされている酸化スズ(ATO,SnO:Sb)、並びに/又はカーボンナノチューブ、並びに/又は光学的に透明な導電性ポリマー、好ましくは、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)、ポリスチレンスルホン酸、ポリ(4,4−ジオクチル−シクロペンタジチオフェン)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン、並びに/若しくは、これらの混合物及び/若しくはコポリマーである。
透明導電性コーティングの厚みは、広い範囲の値であってよく、かつ、個別の場合の要件に適合してよい。ここで必要なことは、透明導電性コーティングの厚みが、電磁放射、好ましくは300nm〜1300nmの波長の電磁放射、特には390nm〜780nmの可視光に対してそれが非透過性になってしまうほどに、大きくないことである。透明導電性コーティングは、好ましくは、10nm〜5μm、特に好ましくは30nm〜1μmの層厚を有している。
透明導電性コーティングのシート抵抗は、好ましくは、0.35オーム/スクエア〜200オーム/スクエア、好ましくは0.5オーム/スクエア〜200オーム/スクエア、最も特に好ましくは0.6オーム/スクエア〜30オーム/スクエア、特には2オーム/スクエア〜20オーム/スクエアである。透明導電性コーティングは、原則として、0.35オーム/スクエアよりも低いシート抵抗を有していてもよく、特には、それらが使用される場合に低い光透過性のみが要求される場合には、そうであってよい。そのようなシート抵抗は、第一ペインの破壊の場合に導電性コーティングへの損傷を検出するために、特に適している。透明導電性コーティングは、好ましくは、良好な赤外線反射特性、及び/又は特に低い放射率(low−E)を有している。
本発明の別の側面は、本発明に係る警報ペインアセンブリを操作するための方法を含んでおり、ここで、計測シグナルの計測が、連続的に、又は周期的に、好ましくは0.2秒〜100秒の周期長で行われ、かつ、センサユニットによって、出力シグナルとして出力される。出力シグナルの出力は、連続的に、又は周期的に、好ましくは0.2秒〜100秒の周期長で行われてよい。
本発明の別の態様は、本発明に係る警報ペインアセンブリの、展示ケース、ショーケースのグレージングとしての、好ましくは、例えば博物館又は宝石店において、貴重な物品、例えば絵画、テクスタイル、宝石を保護するための展示ケース、ショーケースのグレージングとしての、又は、建築グレージング、絶縁性グレージング、二重絶縁性グレージング、三重絶縁性グレージング、耐火性グレージング、安全グレージングとしての、又は、陸上、水上、若しくは空中における乗り物におけるグレージングとしての、例えば、自動車、バス、列車、若しくは航空機におけるグレージングとしての、使用を含んでいる。
本発明の別の態様は、アンテナを有している本発明に係るセンサユニットの、強化ガラス製の第一ペイン及び内側表面(II)における透明導電性コーティングを有しているグレージングを改造して警報ペインアセンブリを形成するための使用、を含んでいる。
以下では、本発明を、図面及び例示を参照して、詳細に説明する。図面は、完全には縮尺通りではない。本発明は、図面によっては、決して制限されない。
図1Aは、本発明に係る警報ペインアセンブリ10の、外側表面Iの平面概略図を描写している。図1Bは、図1Aの切断線A−A’に沿った断面図を描写している。
警報ペインアセンブリ10が、内部を外部環境から分離している。警報ペインアセンブリ10は、例えば、博物館又は宝石店において、内部の、例えば、展示ケース内の、貴重な物品を、外部アクセスに対して保護するために、適している。
警報ペインアセンブリ10が、第一ペイン1を有しており、これの内側表面IIに、透明導電性コーティング3が、配置されている。この例では、透明導電性コーティング3が、第一ペイン1のペイン端部から例えば10mmの幅を有している端部無コーティングを除いて、第一ペイン1の内側表面II全体に、配置されている。端部無コーティングは、ペイン端部を介して湿分が侵入してくることに対する腐食防護として機能する。
透明導電性コーティング3は、例えば、赤外線反射層として機能する。これが意味することは、進入してくる太陽光からの熱放射の割合が、大部分、反射されるということである。建築グレージングにおける第一ペイン1の使用では、これは、太陽光放射による内部の、低減された加熱をもたらす。透明導電性コーティング3が、例えば、欧州特許第0847965号明細書から知られており、これは、2つの銀層を含んでおり、これら銀層が、それぞれ、複数の金属及び金属酸化物層の間に埋め込まれている。透明導電性コーティング3は、約4オーム/スクエアのシート抵抗を有している。
第一ペイン1は、例えば、1mの幅、1.5mの長さ、及び4mmの厚みを有している強化されたソーダ石灰ガラスペインである。第一ペイン1は、DIN12150−1に従って、例えば120N/mmの表面圧縮応力で、強化されている。強化に起因して、第一ペインは、損傷時に、1cm未満のサイズを有しており尖っていない端部を有している断片に、粉砕される。
描写されている例示では、センサユニット20が、第一ペイン1の内部側に配置されている。ここで、「内部側」は、内側表面IIの方に向いている領域を意味しており、この面の上に、透明導電性コーティング3が配置されている。センサユニット20がアンテナ21を有しており、このアンテナが、透明導電性コーティング3に、電磁的にカップリングしている。無論、アンテナ21がセンサユニット20の残りと同一の筐体内に取り込まれている必要は、必ずしもない。
アンテナ21の、透明導電性コーティング3からの距離aは、例えば、0.5mmである。アンテナ21及び透明導電性コーティング3は、互いに電気的に分離されている。センサユニット20内における評価ユニット20.2が、送信ユニット20.1の、このアセンブリのアンテナ21に対するインピーダンス整合を計測し、かつ、計測された値を、比較値と比較する。比較値は、損傷していない透明導電性コーティング3を有している損傷していない第一ペイン1によって、特定される。センサユニット20は、ずれ、すなわち、評価ユニット20.2の計測シグナルの、比較値からの違い、を決定し、かつ、規定の許容範囲よりも大きいずれの場合に、警報シグナルを出力する。警報シグナルは、例えば、別のニュートラルな出力シグナルとは異なる特定のレベル及び/又はパルス持続時間を有している電圧又は電圧パルスであり、これによって、警報状態を特定することができる。そのようなずれは、典型的には、第一ペイン1の損傷及びこれに関連する透明導電性コーティング3の損傷の際に、生じる。
警報シグナルは、例えば、(図示されていない)警報送信ユニットを介して受信器に送られて、そこで、音響シグナルに変換され、又は、緊急コールが発せられる。
図2は、本発明に係るセンサユニット20の概略図を描写している。センサユニット20が、アンテナ21を有している。アンテナ21が、リード線を介して、送信ユニット20.1及び評価ユニット20.2に接続されている。距離aは、アンテナ21の、透明導電性コーティング3からの距離である。
センサユニット20が、例えば、複数の構造段階を有している。アンテナ21が、送信ユニット20.1に接続されている。送信ユニット20.1が、評価ユニット20.2を介して、比較器20.3に接続されている。比較器20.3が、計測されたシグナルを比較値と比較し、かつ、適切な場合に、出力増幅器20.4を介して、出力22に、警報シグナルを出力する。例えば、電圧定在波比VSWR又はS11パラメータが、計測される。
検出領域25は、透明導電性コーティング3における変化が特に正確に計測されうる場所である。検出領域25は、アンテナ21の設計、及びアンテナ21と透明導電性コーティング3との間の距離aによって、規定される。
この例では、アンテナ21が、ダイポールアンテナであり、かつ55mmの長さbを有している。ここで、例えば、検出領域25は、1.1×bの、すなわち約60mmの直径dを有している円であり、ここで、円の中心MKが、アンテナ21の中心MAの、第一ペイン1の内側表面(II)への直交投影によって、規定される。
図3Aは、損傷していない第一ペイン1を伴っている線形状無コーティングパターン4.7の例を用いて、無コーティングパターン4を有している本発明に係る透明導電性コーティング3の細部Zの拡大図を、描写している。線形無コーティングパターン4.7が、以下において3×6グリッドとしても言及されるように、6つの列を有している3つの行で、配置されている。したがって、18の線形状無コーティングパターン4.7が、透明導電性コーティング3における領域9に、配置されている。それぞれの線形無コーティングパターン4.7が、その長さに対応している15mmの最大の寸法w、及び1mmのライン幅gを有している。透明導電性コーティング3は、特には、アンテナ21の検出領域25において、損傷を受けていない。
図3Bは、破壊された第一ペイン1を伴っている、無コーティングパターン4,4.7を有している、本発明に係る透明導電性コーティング3の細部Zの拡大図を描写している。損傷によって、例えば第一ペイン1を通る侵入の試みに起因する損傷によって、このペインが、その強化に起因して、小さい断片へと粉砕されている。これは、破断ライン30による透明導電性コーティング3の遮断をもたらす。断片は、それぞれ、検出領域25よりも小さく、それにより、少なくとも1つの破断ライン30が、検出領域25に配置されるようになっている。破断ライン30による透明導電性コーティング3の遮断によって、アンテナ21のインピーダンス整合が変化し、かつ、警報シグナルが出力されうる。無コーティングパターン4、4.7の配置は、少なくとも1つの破断ライン30、及び通常は複数の破断ライン30が、無コーティングパターン4及びこれを取り囲んでいる透明導電性コーティング3の下において第一ペイン1を通って延在しているように、選択される。これが、アンテナ21の、無コーティングパターン4を有している透明導電性コーティング3へのカップリングを、感受性高く、変化させる。高い感受性は、アンテナ21のインピーダンス整合における大きい変化に関係している。
図3Cは、損傷していない第一ペイン1を伴っている、無コーティングパターン4を有している代替的な透明導電性コーティング3の細部Zの拡大図を描写している。ここでは、透明導電性コーティング3が、正方形の無コーティングパターン4.1の3×3グリッドを有している。ここでは、最大寸法wが、正方形の無コーティングパターン4.1の辺長に対応しており、かつ、15mmである。ライン幅gが、例えば、0.8mmである。
図3Dは、破壊された第一ペインを伴っている、図3Cの無コーティングパターン4を有している本発明に係る代替的な透明導電性コーティング3の細部Zの拡大図を描写している。ここでも、無コーティングパターン4の寸法及び配置によって、少なくとも1つの破断ライン30、及び通常は複数の破断ライン30が、無コーティングパターン4及びこれを取り囲んでいる透明導電性コーティング3の下で、第一ペイン1を通って延在することが、確保される。これが、アンテナ21の、無コーティングパターン4を有している透明導電性コーティング3へのカップリングを、感受性高く、変化させる。高い感受性は、アンテナ21のインピーダンス整合における大きい変化に関連している。
図3Eは、損傷していない第一ペイン1を伴っている、無コーティングパターン4を有している別の代替的な透明導電性コーティング3の細部Zの拡大図を描写している。ここでは、無コーティングパターン4が、例えば、正方形の無コーティングパターン4.1、円形の無コーティングパターン4.2、十字型の無コーティングパターン4.3、楕円形の無コーティングパターン4.4、矩形の無コーティングパターン4.5、及び六角形の無コーティングパターン4.6が交互に配列しているものである。
それぞれの十字型無コーティングパターン4.3が、例えば15mmの、最大寸法wを有しており、かつ、例えば2mmの、ライン幅gを有している。それぞれの円形無コーティングパターン4.2が、その直径に対応する、例えば19mmの、最大寸法wを有しており、かつ、例えば1.5mmの、ライン幅gを有している。それぞれの楕円形無コーティングパターン4.4が、軌道長半径に沿ったその直径に対応する、例えば17mmの、最大寸法wを有しており、かつ、例えば1.5mmの、ライン幅gを有している。それぞれの六角形無コーティングパターン4.3が、その最大直径に対応する、例えば17mmの、最大寸法wを有しており、かつ、例えば1.2mmの、ライン幅gを有している。
無論、ここで描写されているすべての実施態様又はより広範なすべての実施態様において、領域が、異なる数の行及び列を有していることがあり得る。したがって、1〜10000のm及び1〜10000のnを有している、好ましくは、10〜500のm及び1〜500のnを有している、又は、1〜500のm及び10〜500のnを有しているm×n形状のグリッドを、使用することができる。境界的な場合では、領域9が、1つの列(n=1)、又は1つの行(m=1)の無コーティングパターン4のみからなっていてもよい。
グリッド又は領域9は、正方形又は矩形である必要はない。むしろ、無コーティングパターン4が、ダイアモンド型、円形、又は任意の、領域9を形成してよく、非対称の領域9を形成することさえ可能である。
無論、さらには、本発明は、隣接する無コーティングパターン4の間において均等な距離を有している厳密なグリッドに制限されない(図3F参照)。
図3Fは、損傷していない第一ペイン1を伴っている、無コーティングパターン4を有している別の代替的な透明導電性コーティング3の細部Zの拡大図を描写している。ここでは、例えば、正方形無コーティングパターン4.1、円形無コーティングパターン4.2、及び十字型無コーティングパターン4.3を有している無コーティングパターン4が、それらの間において異なる距離を伴って、かつ、グリッド形状ではなく、配置されている。図3Fでは、領域9の上方右コーナーにおいて、例えば、円形無コーティングパターン4.2が、無コーティングの様式で、十字型無コーティングパターン4.3に接続している。換言すると、パターン4.2と4.3の間に、透明導電性コーティング3が全く配置されていない場所、又はサブ領域がある。
図3Gは、図3Eの正方形無コーティングパターン4.1の拡大図を描写している。図3Gでは、無コーティングパターン4.1が、その内部において、完全に透明導電性コーティング3がない単一のパターンであることが、分かる。結果として、正方形無コーティングパターン4.1が、単一の無コーティング区域7からなっている。透明導電性コーティング3が、正方形無コーティングパターン4.1の内側において完全に実施されており、かつ、正方形無コーティングパターン4.1の無コーティング区域7によってのみ、区切られている。ライン幅gは、例えば、0.8mmである。最大寸法wは、辺長に対応しており、かつ、例えば、15mmである。
図3Hは、外側無コーティングパターン5.1及び内側無コーティングパターン5.2を有している二重パターンの例を用いて、代替的な無コーティングパターン4.1の拡大図を描写している。外側無コーティングパターン5.1のライン幅gが、例えば、100μmである。内側無コーティングパターン5.1のライン幅gが、例えば、同様に、100μmである。外側無コーティングパターン5.1の、内側無コーティングパターン5.2からの距離vが、例えば、1.5mmである。透明導電性コーティング3が、例えば、外側無コーティングパターン5.1及び内側無コーティングパターン5.2の間、並びに内側無コーティングパターン5.2の内側において、完全に形成されている。
相応に大きい0.8mmのライン幅gを有している図3Gの単一パターンとしての無コーティング正方形パターン4.1は、アンテナ21の、パターン化された透明導電性コーティング3への電磁的なカップリングの観点において、それぞれ100μmのライン幅gを有している図3Hの二重パターンとしての無コーティングパターン4.1と、類似した挙動を示す。しかしながら、図3Hの無コーティング正方形パターン4.1は、脱コーティングされる領域が比較的小さいことに起因して、製造が迅速であり、かつ、プロセス技術の観点から、製造が比較的単純であり、かつ、視覚的に妨害性が比較的低い、という利点を有している。
無論、無コーティングパターン4は、外側無コーティングパターン5.1及び少なくとも1つの内側無コーティングパターン5.2を有している二重パターンとして、他の形状、例えば、正方形、矩形、ひし形、台形、六角形、及び八角形、十字、長円形、又は円形を有していてもよい。
図4Aは、本発明に係る代替的な警報ペインアセンブリ10’の、平面概略図を描写している。図4Bは、図4Aの切断線A−A’に沿った断面図を描写している。警報ペインアセンブリ10’は、例えば、図1A及び図1Bの警報ペインアセンブリ10を有している絶縁性ガラスペインである。さらには、第一ペイン1が、周縁スペーサ2を介して、第二ペイン6に結合している。ここでは、アンテナ21を有しているセンサユニット20が、第一ペイン1、第二ペイン6、及びスペーサ2によって形成されている中間空間に、配置されている。センサユニット20は、例えば、スペーサ2の下方部分に接着的に結合しており、そのようにして、滑りに対して強固に固定されている。センサユニット20は、例えば、蓄電器及び太陽電池を有しており、太陽電池が蓄電池を充電する。さらには、センサユニット20が、例えば、警報送信ユニットを有しており、この警報送信ユニットが、ブルートゥース(登録商標)接続を介して、警報ペインアセンブリ10’の外に配置されている(ここでは図示されていない)受信器に、警報シグナルを送信する。センサユニット20は、エネルギー自給型であり、エネルギー供給のためであれ又は警報シグナルを送るためであれ、外部に向かうリード線を必要としない。センサユニット20は、例えば、単純な様式で、既に存在している絶縁性ガラスユニットへと取り付けることができる。
図5は、本発明に係るアンテナ21の電磁放射の周波数fの関数として、S11パラメータのシミュレーションの図を描写している。S11パラメータは、デシベル(dB)で表されている。破線の、垂直のガイドラインが、周波数f=2.4GHzのところに概略的に描かれている。
曲線#4は、図3Hの本発明に係る警報ペインアセンブリ10による、S11パラメータのシミュレーション経過を描写している。この警報ペインアセンブリでは、パターン化された透明導電性コーティング3が、アンテナ21から4mmの距離のところに配置されている。透明導電性コーティング3の導電率は、ここでは、例えば、2オーム/スクエアである。アンテナ21は、2.4GHzの周波数fに最適化されている。S11パラメータが、2.4GHzにおいて、−11.2dBである。
比較例として、曲線#2は、無コーティング領域を有していない全面透明導電性コーティングがアンテナ21から4mmの距離のところに配置されている警報ペインアセンブリによる、S11パラメータのシミュレーション経過を描写している。透明導電性コーティングの導電率は、ここでは、たとえば、同様に、2オーム/スクエアである。アンテナ21は、2.4GHzの周波数fに最適化されている。2.4GHzにおけるS11パラメータが、−1.1dBである。
別の比較例として、曲線#1は、第一ペイン1を有しておらず、したがってパターン化された透明導電性コーティング3も有してない、曲線#4の警報ペインアセンブリ10の、S11パラメータの経過を描写している。これは、第一ペイン1が、例えば侵入の試みの間に、完全に除去された場合に対応している。S11パラメータが、2.4GHzの周波数fにおいて、−17.2dBに低下している。
別の比較例として、曲線#3は、透明導電性コーティング3を有している第一ペイン1が、辺長60mmを有している0.2mm厚の正方形銅プレートによって置き換えられている、曲線#2の警報ペインアセンブリ10の、S11パラメータの経過を描写している。これは、例えば侵入の試みの間に、警報ペインアセンブリ10を回避するために、第一ペイン1が金属プレートによって置き換えられている場合に相当する。この場合には、S11パラメータが、2.4GHzの周波数fにおいて、−2.7dBに低下している。
シミュレーションが示していることは、ここではS11パラメータによってシミュレートされているインピーダンス整合が、警報ペインアセンブリの構造に非常に感度高く依存しているということであり、かつ、インピーダンス整合を変化させることによる警報ペインアセンブリの構造の改ざんが、高い感度をもって計測されうるということである。これは、予期しなかったことであり、かつ、当業者にとって驚くべきことであった。
本発明は、さらに、以下の態様を有している。
警報送信ユニットが、無線警報送信ユニットであり、これが、アンテナ(21)又は第二アンテナを介して、その無線シグナルを送信しかつ/又は受信する、本発明に係る警報ペインアセンブリ(10,10’)。
センサユニット(20)が、エネルギー供給源、好ましくは、バッテリー、蓄電器、超コンデンサ、熱電発生器、及び/又は太陽電池を有しており、かつ、好ましくは、外部電源へのリード線を有してない、本発明に係る警報ペインアセンブリ(10,10’)。
第一ペイン(1)が、少なくとも1つのスペーサ(2)、好ましくは、第一ペイン(1)の端部を完全に取り囲むスペーサ(2)を介して、少なくとも1つの第二ペイン(6)に結合している、請求項1〜10のいずれか一項に係る、本発明の警報ペインアセンブリ(10’)。
センサユニット(20)が、第一ペイン(1)と第二ペイン(6)の間の中間空間に配置されている、請求項11に係る、本発明の警報ペインアセンブリ(10’)。
第一ペイン(1)が、平坦ガラス、フロートガラス、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、若しくはソーダ石灰ガラスでできており、かつ/又は実効比誘電率εeffが、6〜8である、請求項1〜11のいずれか一項に係る、本発明の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
無コーティングパターン(4)の最大寸法wが、下記である、本発明に係る警報ペインアセンブリ:
Figure 2019531533
ここで、εeffは、実効誘電率であり、かつ、λが、周波数fを有している電磁放射の波長である。
透明導電性コーティング(3)が、少なくとも1つの金属、好ましくは銀、ニッケル、クロム、ニオブ、スズ、チタン、銅、パラジウム、亜鉛、金、カドミウム、アルミニウム、ケイ素、タングステン、若しくはそれらの合金、及び/若しくは、少なくとも1つの酸化金属層、好ましくは、スズでドープされているインジウム酸化物(ITO)、アルミニウムでドープされている亜鉛酸化物(AZO)、フッ素でドープされているスズ酸化物(FTO,SnO:F),アンチモンでドープされているスズ酸化物(ATO、SnO:Sb)、及び/若しくはカーボンナノチューブ、及び/若しくは光学的に透明な導電性ポリマー、好ましくは、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)、ポリスチレンスルホン酸、ポリ(4,4−ジオクチルシクロペンタジチオフェン)、2,3−ジクロロー5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン、これらの混合物並びに/若しくはコポリマーを含有しており、かつ/又は、透明導電性コーティング(3)が、0.35オーム/スクエア〜200オーム/スクエア、好ましくは0.6オーム/スクエア〜30オーム/スクエアのシート抵抗を有している、本発明に係る警報ペインアセンブリ。
透明導電性コーティング(3)が、第一ペインの内側表面(II)の面積の、少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、特に好ましくは80%〜100%、特には95%〜99%に配置されている、本発明に係る警報ペインアセンブリ。
本発明に係る警報ペインアセンブリの、展示ケース、ショーケースのグレージングとしての、好ましくは、例えば博物館若しくは宝石店における、貴重品の保護のための展示ケース、ショーケースのグレージングとしての、又は、建築グレージング、絶縁グレージング、二重絶縁グレージング、三重絶縁グレージング、耐火グレージング、安全グレージングとしての、又は、陸上、水上、若しくは空中における乗り物におけるグレージングとしての、例えば、自動車、バス、列車、若しくは航空機におけるグレージングとしての、使用。
1 第一ペイン
2 スペーサ
3 透明導電性コーティング
4 無コーティングパターン
4.1 正方形無コーティングパターン
4.2 円形無コーティングパターン
4.3 十字型無コーティングパターン
4.4 楕円形無コーティングパターン
4.5 矩形無コーティングパターン
4.6 六角形無コーティングパターン
4.7 線形状無コーティングパターン
5.1 外側無コーティングパターン
5.2 内側無コーティングパターン
6 第二ペイン
7 無コーティング区域
9 領域
10、10’ 警報ペインアセンブリ
20 センサユニット
20.1 送信ユニット
20.2 評価ユニット
20.3 比較器
20.4 出力増幅器
21 アンテナ
22 出力
25 検出領域
30 破断ライン
A−A’ 切断線
a アンテナ21と透明導電性コーティング3との間の距離
b アンテナ21の長さ
d 直径
f 周波数
g 無コーティングパターン4のライン幅
h 隣接している無コーティングパターン4の間の最小距離
m 行の数
n 列の数
MA アンテナ21の中心
MK 円の中心
v 外側無コーティングパターン5.1と内側無コーティングパターン5.2との間の距離
w 最大寸法
Z 細部

I 第一ペイン1の外側表面
II 第一ペイン1の内側表面
III 第二ペイン6の外側表面
IV 第二ペイン6の内側表面

Claims (17)

  1. 下記を有している、警報ペインアセンブリ(10,10’):
    − 強化ガラスからなっており、かつ、外側表面(I)及び内側表面(II)を有している、少なくとも1つの第一ペイン(1)、
    − 前記第一ペイン(1)の前記内側表面(II)に配置されている、少なくとも1つの透明導電性コーティング(3)、並びに、
    − 送信ユニット(20.1)、アンテナ(21)、及び評価ユニット(20.2)を有しており、前記送信ユニット(20.1)が、0.1GHz〜6GHzの周波数fを有している少なくとも1つの高周波電圧シグナルを前記アンテナ(21)に送り、かつ、前記アンテナ(21)が、前記周波数fの電磁放射を放射し、かつ、前記評価ユニット(20.2)が、前記送信ユニット(20.1)の、前記アンテナ(21)とのインピーダンス整合を計測する、センサユニット(20)、
    ここで、
    − 前記透明導電性コーティング(3)が、少なくとも1つの無コーティングパターン(4)を有している少なくとも1つの領域(9)を有しており、かつ、前記領域(9)が、前記アンテナ(21)の、前記透明導電性コーティング(3)への直交投影のエリアと、少なくとも部分的に重なり合っており、好ましくは、このエリアを少なくとも部分的に含んでおり、特に好ましくは、このエリアを完全に含んでいる、
    − 前記アンテナ(21)が、前記透明導電性コーティング(3)に電磁的にカップリングしており、かつ、計測されたインピーダンス整合が比較値からずれている場合に、前記センサユニット(20)が、警報シグナルを出力する。
  2. 前記無コーティングパターン(4)のライン幅gが、10μm〜3.0mmである、請求項1に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  3. 前記無コーティングパターン(4)が、正方形、矩形、ひし形、台形、六角形、八角形、十字型、長円形、又は円形の形状を有している、請求項1又は2に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  4. 前記領域(9)が、少なくとも9、好ましくは9〜10000、特に好ましくは16〜100の、無コーティングパターン(4)を有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  5. 前記無コーティングパターン(4)が、5mm〜150mmの、少なくとも1つの最大寸法wを有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  6. 隣接している無コーティングパターン(4)の間の最小距離hが、1mm〜50mm、好ましくは1mm〜10mmであり、かつ/又は、少なくとも2つの隣接している無コーティングパターン(4)が、無コーティングの様式で、互いに結合している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  7. 前記無コーティングパターン(4)が、その内側端部及び/又はその外側端部において、前記透明導電性コーティング(3)によって完全に隣接されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  8. 前記透明導電性コーティング(3)が、前記第一ペイン(1)と結合しており、それにより、前記第一ペイン(1)の破壊の場合に、前記透明導電性コーティング(3)が損傷するようになっており、かつ、好ましくは、前記透明導電性コーティング(3)が、前記第一ペイン(1)の前記内側表面(II)に直接に堆積されており、特に好ましくは、薄いフィルム積層体として、直接堆積されており、特には、カソードスパッタリング(スパッタリング)、化学気相成長(CVD)、及び/又は熱蒸着によって、直接堆積されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  9. 前記インピーダンス整合が、電圧定在波比VSWR=(V+R)/(V−R)を計測することによって決定され、ここで、Vは、前記送信ユニット(20.1)から前記アンテナ(21)に送られる電圧シグナルであり、かつ、Rが、前記アンテナ(21)によって前記送信ユニット(20.1)に反射される電圧シグナルである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  10. 前記インピーダンス整合が、前記送信ユニット(20.1)によって前記アンテナ(21)に送られるS11パラメータを計測することによって決定され、かつ/又は、計測されたS11パラメータが、比較値から1デシベル(1dB)超、好ましくは3dB超、特に好ましくは5dB超ずれている場合に、前記センサユニット(20)が、警報シグナルを出力する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  11. 前記無コーティングパターン(4)が、外側無コーティングパターン(5.1)及び少なくとも1つの内側無コーティングパターン(5.2)からなっており、ここで、前記透明導電性コーティング(3)が、前記外側無コーティングパターン(5.1)と前記内側無コーティングパターン(5.2)との間及び前記内側無コーティングパターン(5.2)の内側に存在しており、かつ、好ましくは、前記外側無コーティングパターン(5.1)と前記内側無コーティングパターン(5.2)のライン幅gが、10μm〜1000μmであり、特に好ましくは、10μm〜200μmであり、特には、10μm〜110μmであり、かつ、好ましくは、前記外側無コーティングパターン(5.1)と前記内側無コーティングパターン(5.2)との間の距離vが、0.3mm〜2.5mm、特に好ましくは0.5mm〜2.0mm、特には1.0mm〜1.6mmである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  12. 前記アンテナ(21)と前記透明導電性コーティング(3)との間の距離aが、0.1mm〜20mm、好ましくは0.2mm〜10mm、特には0.5mm〜5mmである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  13. 前記ペイン(1)が、強化されており、それにより、前記第一ペイン(1)の破壊の場合に、断片が、前記アンテナ(21)の検出領域(25)よりも小さく、好ましくは5倍小さく、特に好ましくは10倍小さくなるようになっており、かつ/又は、断片が、前記無コーティングパターン(4)よりも小さくなるようになっている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  14. 前記アンテナ(21)が、長さbを有しており、かつ、前記アンテナ(21)の前記検出領域(25)が、0.5×b超、好ましくは1×b超、特に好ましくは3×b超、特には0.5×b〜3×bの直径dを有している少なくとも1つの円を有しており、かつ、前記円の中心MKが、前記アンテナの中心MAの、前記第一ペイン(1)の前記内側表面(II)への直交投影によって規定され、かつ、特には、前記無コーティングパターン(4)を有している前記領域(9)が、前記検出領域(25)を完全に含んでいる、請求項13に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  15. 前記センサユニット(20)が、警報センターと通信するための、警報送信ユニット、好ましくは無線警報送信ユニット、特に好ましくは、ブルートゥース(商標)及び/若しくはWLANのための警報送信ユニット、又は、赤外線送信器を有している、請求項1〜14のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)。
  16. 計測シグナルの計測が、連続的に又は周期的に行われ、好ましくは、0.2秒〜100秒の周期長で行われ、かつ、前記センサユニット(20)によって出力シグナルとして出力される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)を操作する方法。
  17. アンテナ(21)を有しているセンサユニット(20)の使用であって、強化ガラス製でありかつ前記内側表面(II)上に透明導電性コーティング(3)を有している第一ペイン(1)を有するグレージングを改造して、請求項1〜15のいずれか一項に記載の警報ペインアセンブリ(10,10’)を形成するための、使用。
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