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Description
[関連出願]
本出願は、「方向性イオンを使用したパターンフィーチャの形成技法」と題する、2016年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/398032号に対する優先権を主張し、これは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本出願は、「方向性イオンを使用したパターンフィーチャの形成技法」と題する、2016年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/398032号に対する優先権を主張し、これは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本実施形態は、デバイス処理技術に関し、より詳細には、デバイスの製造中に層に複雑な形状を形成することに関する。
半導体デバイスの寸法が小さくなるにつれ、フィーチャのパターニングがますます困難になっている。今日のフォトリソグラフィツールは、193nmの波長の光を使用して、10nm〜30nm程度の小さい寸法を有し得る半導体デバイスにパターニングすることができる。
例えば、線、長方形パッド、円などの比較的小さい形状をパターニングするための課題に加えて、複雑な構造をパターニングする能力にはより多くの課題がある。回折などの光学的制限のために、明確に定義された縁部、特に角を有するフィーチャのパターニングは困難である。この理由から、今日の技術における最小パターンの多くは1次元であり、すなわち線と空間に制限されており、そのようなフィーチャは一方向にだけ沿って延びている。これらのフィーチャは、第1の層の上に配置される、該第1の層とは異なる方向に延びる線と空間を有し得る追加の層を使用して設計通りに接続され得る。このアプローチによれば、より小さなパターンが可能になる一方で、回路設計の柔軟性が制限される。
他の例では、単一のデバイス層内の2つのオフセット領域間に電気的接続を形成するための既知のフィーチャは、「L」字型、または千鳥形状、または他の二次元形状を含む。従来のリソグラフィ技術を使用してそのような形状をプリントする能力には限りがあり、光学リソグラフィのための高度な光近接効果補正(OPC)技術でさえ、そのような形状を適切にプリントできない場合がある。一例では、直線状の端縁を有するように設計された千鳥構造は、リソグラフィ処理後は丸みを帯びた形状を有し得る。この丸みにより、その上に乗る他のフィーチャに対する面積が元の設計よりも小さくなる可能性があり、さらには、金属フィーチャなどのその後に堆積される材料が他の金属フィーチャと望ましくない方法で重なり合うオーバーレイマージンエラーが生じる可能性がある。この丸みは、パターンの寸法が約20nm以下である場合に特に一般的である。
しがたって、小さな2次元パターンを生成する能力によって設計の柔軟性は増す一方で、このパターニングを達成するためのプロセスは、特に、50nm未満のサイズのパターンフィーチャを画定するためには不十分である。
これらおよび他の考慮事項に関して、本開示を提供する。
一実施形態において、基板のパターニング方法は、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャを、基板上に配置された層内に千鳥配置で設けるステップを含むことができる。この方法はまた、反応種を含む反応性雰囲気の存在下で、第1の露光において第1のイオンを第1の表面フィーチャの第1の面および第2の表面フィーチャの第1の面に向けるステップを含み、第1の露光は、第1の表面フィーチャの第1の面および第2の表面フィーチャの第1の面をエッチングする。イオンを向けた後、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャは併合して第3の表面フィーチャを形成することができる。
他の実施形態において、基板上に配置された層のパターニング方法は、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャを層内に千鳥配置で設けるステップを含むことができる。この方法は、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャを露光にさらすステップをさらに含むことができる。露光は、反応種を含む反応性雰囲気の存在下で、第1のイオンを第1の表面フィーチャの第1の面および第2の表面フィーチャの第1の面に向けることと;同時に、第2のイオンを第1の表面フィーチャの第2の面および第2の表面フィーチャの第2の面に向けることと、を含むことができる。露光は、第1の表面フィーチャの第1の面および第2の表面フィーチャの第1の面をエッチングし、かつ第1の表面フィーチャの第2の面および第2の表面フィーチャの第2の面をエッチングすることができる。イオンを向けた後、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャは併合して第3の表面フィーチャを形成することができる。
さらに他の実施形態におい、デバイス構造の形成方法は、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャを、基板上に配置された第1の層内に千鳥配置で設けるステップを含むことができる。この方法はまた、反応種を含む反応性雰囲気の存在下で、露光において第1のイオンを第1の表面フィーチャの第1の面および第2の表面フィーチャの第1の面に向けるステップを含むことができる。露光は、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャの第1の面をエッチングし、イオンを向けた後、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャは併合して、凹部を含む第3の表面フィーチャを形成することができる。この方法は、第3の表面フィーチャを導電性材料で充填するステップをさらに含むことができる。
ここで、いくつかの実施形態が示されている添付の図面を参照して、本実施形態を以下により完全に説明する。本開示の主題は、多くの異なる形態で具現化することができるものであり、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。これらの実施形態は、この開示が徹底的かつ完全なものとなり、そして主題の範囲を当業者に十分に伝えるように提供されるものである。図中、同様の符号は、全体を通して同様の要素を示している。
本実施形態は、基板をパターニングするための新規な技術を提供し、特には、表面フィーチャなどの、基板上に配置されたフィーチャを形成するための新規な技術を提供する。本明細書で使用されるとき、「基板」という用語は、半導体ウェハ、絶縁ウェハ、セラミック、およびその上に配置された任意の層または構造などの実体を指し得る。したがって、表面フィーチャ、層、一連の層、または他の実体が基板上に配置されているとみなすことができ、ここで、基板は、シリコンウェハ、酸化物層などのような構造の組合せを表し得る。さらに、「基板をパターニングする」という用語は、基板上に配置された層内に表面フィーチャをパターニングすることを含み、基板上に配置された1つの層または複数の層をパターニングすることを含むと理解され得る。
様々な実施形態において、表面フィーチャは、他のフィーチャとの間の接続を提供する目的、表面フィーチャの下に配置された層をパターニングする目的、または他の目的を含む、任意の目的で使用することができる。表面フィーチャの例には、本明細書で複雑な2次元フィーチャ、または「複雑な2Dフィーチャ」と呼ばれるものが含まれる。様々な実施形態において、複雑な2Dフィーチャは、後述するように複雑な2D形状を有することができ、複雑な2Dフィーチャの最小寸法は、100nm未満、場合によっては30nm未満である。様々な実施形態において、複雑な2Dフィーチャは、基板内に形成された凹部、または基板内の他の層上に配置された層内に形成された凹部であり得る。複雑な2Dフィーチャの形状の例には、L字型、大文字のT字型、小文字のt字型、ジグザグ形状、または図に関して本明細書に開示される形状などの他の形状が含まれる。単純な形状の例には、線、円、正方形、長方形または他の単純な形状が含まれる。様々な実施形態では、他の特徴の中でもとりわけ、明確に画定された角を有する複雑な2D形状を有する凹部を生成するための技術および装置が提供される。
ここで、図面を参照すると、図1A〜1Cは、本開示の様々な実施形態に従う、表面フィーチャを形成するために含まれる様々な動作の平面図を示している。図1D〜1Eは、図1AのA−A断面に沿って示す、図1B〜1Cの動作の側断面図を示している。デバイス構造(明示的には示されていない)は、基板100内に形成することができ、基板100は、任意の数の層および他のフィーチャを表し得るものである。デバイス構造は、ここでは層101として示される、基板100のある層内に形成されるべき表面フィーチャから形成され得る。例えば、本実施形態によれば、図1Cに示されるように、表面フィーチャ120として示される凹部構造が層101内に形成され得る。表面フィーチャ120は、共通の端縁の一部に沿って互いに隣接し、かつ一方向に沿って互いにオフセットしている2つの長方形からなる、ジグザグ形状を有するものとして特徴付けられ得る。このような表面フィーチャは、例えば、該表面フィーチャ120を導電性材料で充填することによって、複雑な電気的相互接続として使用することができる。
図1Gは、本開示の実施形態に従って形成されたデバイス構造150の平面図を示す。この例において、表面フィーチャ120は、材料127として示されるような導電性材料で充填されて、該表面フィーチャ120の複雑な2D形状を有する相互接続部126を形成することができる。図示するように、相互接続部126は、金属線130Aを他の金属線130Dに電気的に接続するように機能することができ、金属線130Aおよび金属線130Dは、当該技術分野において既知のように、デバイス構造150の異なる層またはレベルに形成され得る。特に、図示するように、デカルト座標系のZ軸に沿って導電性ビア140Aおよび導電性ビア140Bを形成して、相互接続部126の異なる部分をそれぞれ金属線130Aおよび金属線130Dに接合することができる。同時に、鋭角を有する明確な形状を形成することによって、導電性材料が金属線130Cまたは金属線130Bと重ならないように相互接続部126を配置することができる。この配置は、金属線が相互接続部126と同じレベルに形成されている場合や、相互接続部126のレベルと金属線を含むレベルとの間の間隔が小さい場合に有利であり得る。重なりを回避することによって、層を通る潜在的な短絡経路または望ましくない電界または他の望ましくない影響を回避することができる。
図1Aに戻って、図を参照すると、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bが層101に形成された第1の例が示されている。上述のように、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bは、図1Dにも示されるように、層101内に形成された陥凹フィーチャであり得る。表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bは、例えば、既知のリソグラフィおよびエッチング技術に従って形成することができる。表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bは、単純な矩形形状を有し、該単純な矩形形状は、適切なリソグラフィック媒体に印刷され、場合によっては層101などの他の層に転写され得る。限定的ではないが、様々な実施形態において、層101は、既知のSiOC(シリコン−酸素−炭素)材料または既知のSiON(シリコン−酸素−窒素)材料、アモルファスシリコンを含むシリコン材料、TEOS(テトラエチルオルトシリケート)酸化物などの既知の酸化物、または他の材料とすることができる。さらに、層106として示される基板100の下層の第1の材料は、層101の第2の材料とは異なる材料とすることができる。例えば、層106は、既知の酸化シリコン、窒化シリコン、窒化チタン、シリコン、または他の材料とすることができる。実施形態は、これに限定されない。
表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bは単純な形状を有しているので、これらのフィーチャは、設計された形状に従って既知のリソグラフィ技術を用いて忠実に形成され得る。このような単純な形状は、Y軸に沿ってなど、最小寸法の方向に10nm〜30nm程度の小さい寸法でさえも忠実に形成され得る単純な矩形を含む。
図1Aに示すように、第1の表面フィーチャである表面フィーチャ102A、および第2の表面フィーチャである表面フィーチャ102Bは、以下にさらに詳細に説明するように、千鳥配置を形成する。簡潔に言えば、千鳥配置とは、第1の表面フィーチャの少なくとも一端が、第2の表面フィーチャの少なくとも一端に対して第1の軸に沿ってオフセットしている状態をいう。この状態は、表面フィーチャ102Aの上端160が、表面フィーチャ102Bの上端162に対してX軸に沿ってオフセットしているように特に描かれている。さらに、図1Aの特定の例では、表面フィーチャ102Aの下端164が、表面フィーチャ102Bの下端166に対してオフセットしている。この異なる表面フィーチャの千鳥配置は、以下に詳述するように、新規なエッチングプロセスを使用して複雑な2Dフィーチャを形成するために利用することができる。2つの異なる表面フィーチャの両端が所与の軸に沿って互いに整列している配置は、本明細書で使用される「千鳥配置」を構成しない。例えば、上端160が上端162とX軸に沿って整列し、下端164が下端166とX軸に沿って整列している場合、結果として得られる構成は千鳥配置ではない。特に、表面フィーチャ102Bが表面フィーチャ102Aよりも短く、上端160が上端162と整列しておらず、下端164が下端166Aと整列している実施形態では、この後者の構成もまた千鳥配置と見なされ得る。
図1Aにさらに示すように、第2の表面フィーチャである表面フィーチャ102Bは、基板平面(X−Y平面)内で、Y軸によって表される第2の軸に沿って、第1の表面フィーチャである表面フィーチャ102Aからオフセットしている。特に、表面フィーチャ102Aの表面フィーチャ102Bからのオフセットは、以下のように説明することができる。第1の表面フィーチャである表面フィーチャ102Aは、X軸として示される第1の軸に沿って、第1の位置P1から第2の位置P2まで延在し得る。様々な実施形態によれば、P1およびP2間の距離は、図1Cに示すように、表面フィーチャ120を形成するための処理が完了した後に結果として生じる表面フィーチャの少なくとも一部において保たれ得る。図1Aにさらに示すように、第2の表面フィーチャである表面フィーチャ102Bは、X軸として示される第1の軸に沿って、第3の位置P3から第4の位置P4まで延在し得る。様々な実施形態によれば、第3の位置P3および第4の位置P4間の距離もまた、図1Cに示すように、表面フィーチャ120を形成するための処理が完了した後に結果として生じる表面フィーチャの少なくとも一部において保たれ得る。さらに、表面フィーチャ102AのX軸に沿う反対側の端を表す少なくとも一方の第1の位置P1または第2の位置P2は、表面フィーチャ102Bにおける対応する第3の位置P3または第4の位置P4からオフセットしていてもよい。このように、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bの少なくとも一方の端縁間に、X軸に沿うオフセットが設けられている。以下に詳述するように、このオフセットは、上述のように、本実施形態の新規な技術を使用して複雑な2D形状を製造するために利用することができる。
特に、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bは互いに分離されているが、これは、表面フィーチャ102Aと表面フィーチャ102Bとの間に配置された層101の材料が存在していることを意味する。特に、表面フィーチャ102Aはまた、Y軸に沿って表面フィーチャ102Bから変位しているか、オフセットしている。例えば、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Aは、線分として印刷されていてもよく、Y軸に沿った線分間の空間は、Y軸に沿った線分の幅に等しい。実施形態は、これに限定されない。そのような線/空間パターンの形成は、10nm〜30nmの範囲の寸法について、既知のリソグラフィ技術を使用した製造能力の範囲内である。
ここで、図1B〜1Dを参照すると、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bを第1の露光にさらし、第1の露光が層101の材料をエッチングする後続の動作が示されている。特に、図1Bおよび図1Dを参照すると、第1の露光は、イオン112として示される第1のイオンを、方向性イオンとして表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bに、特に、一方向に向けることを含み、幾何学形状の詳細は以下に記載する。特に、図1Bおよび図1Dを参照すると、第1の露光は、イオン112として示される第1のイオンを、方向性イオンとして、特に一方向に、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bに向けることを含み、幾何学的形状の詳細は以下に記載する。要するに、反応種122として示される反応性雰囲気の存在下で、イオン112を一方向イオンとして供給することにより、第1の露光は、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bをエッチングしてそれらを併合し、第3の表面フィーチャを形成する効果を有する。この場合、第3の表面フィーチャの目標形状または設計形状は、図1Bに設計形状104として示され、また図1Cに最終的な処理済みのフィーチャである表面フィーチャ120によって表される、複雑な形状を有する複雑な2Dフィーチャである。特に、イオン112は、側面114によって表される、表面フィーチャ102Aの第1の面に向けられる一方で、イオン112は、同様に側面114として示される、表面フィーチャ102Bの第1の面にも向けられる。
詳細には、イオン112のイオン軌道は、概して、図中の一方向矢印の向きによって表される。図1Aの平面図に見られるように、イオン112のイオン軌道は、基板平面(X−Y平面)内におけるイオン112のイオン軌道の投影がY軸に平行である、第1の方向に沿って延びることができる。したがって、平面視におけるイオン112は、Y軸に平行に移動するように見える。図1Dに示すように、イオン112のイオン軌道は、基板平面(X−Y平面)の垂直線121(この場合には、Z軸に沿って延びている)に対してθとして示される、ゼロではない入射角を形成することができる。特に、θの値は、0度超かつ90度未満であり得る。特定の実施形態では、表面フィーチャ120のY軸に沿った幅および表面フィーチャ120のZ軸に沿った高さに応じて、ゼロではない入射角を15度〜75度とすることができる。
さらに図1Aに示すように、平面図におけるイオン112の軌道は側面115と平行に延び、ここで、側面115は、X軸に沿って表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bの端縁を形成している。したがって、イオン112は、側面115に衝突せずに済む。このようにして、この一方向性プロセスは、側面115をエッチングせずに側面114を選択的にエッチングすることができる。この選択的エッチングは、最終的な構造体である表面フィーチャ120を生成することができる。表面フィーチャ120では、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bの寸法および位置がX軸に沿って維持され、同時に、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bが図示するように1つの複雑なフィーチャに併合される。本発明者らは、平面内の第1の方向に20nm〜100nmの初期寸法を有する表面フィーチャの一方向エッチングに成功した。特に、そのようなフィーチャについては、第1の方向に沿った材料のエッチングが、表面フィーチャの寸法を第1の方向に沿って1nm〜40nmだけ増加させるように達成されたが、その一方で、第1の方向に垂直である第2の方向には、顕著な物質は観察されなかった。したがって、再び図1Cを参照すると、X軸に沿ったエッチングが回避されて、Y軸にだけ沿ったエッチングにより表面フィーチャ120が形成されるため、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bの端縁のX軸に沿った位置(第1の位置P1,第2の位置P2,第3の位置P3および第4の位置P4)が維持される。換言すれば、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャをエッチングして第3の表面フィーチャを形成する場合、第3の表面フィーチャは、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャの特定の端縁の位置を維持することができる。特に、複雑な2Dフィーチャである表面フィーチャ120は、表面フィーチャ120を形成するために使用された表面フィーチャの同じ位置、第1の位置P1,第2の位置P2,第3の位置P3,および第4の位置P4にX軸に沿って配置された一組の端縁を有する。
図1Gおよび1Hを参照すると、ここには、本開示の実施形態に従って形成された、他のデバイス構造であるデバイス構造180の平面図が示されている。この幾何学的形状は、金属線130Bおよび130Cが存在しない場合、一般に図1Hに示す配置に反映される。図1Hの幾何学的形状では、デバイス構造を形成するための様々な追加の実施形態と同様に、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャをエッチングして第1の層内に第3の表面フィーチャを形成した後に、第2の層を形成することができる。第2の層は、第1の層の上に配置することができ、少なくとも2つの導電線を含むことができる。ある特定の実施形態では、金属線130Aのような第1の金属線および金属線130Bのような第2の金属線は、図1Hに示すように、第3の表面フィーチャが第1の金属線および第2の金属線と重なるように第2の層内に形成され得る。したがって、これらの実施形態は、第1の層に配置された複雑な2Dフィーチャと、第2の層に千鳥状に配置された複数の線と、の正確な位置合わせを提供することができる。
図1Dに示すように、また様々な実施形態によれば、反応種122として黒点で図示される反応種の存在下で、イオン112を表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bに向けることができる。イオン112および反応種122は、反応種およびイオンビームを基板に同時に提供することができる適切な装置によって提供され得る。そのような装置の例には、抽出開口部を通してイオンを抽出してそのイオンを基板に向ける、抽出システムを有するプラズマベースの装置が含まれる。図1Dおよび図1Fは、プラズマ134からイオン112を抽出するための抽出開口部132を含む、抽出アセンブリ133の一例を示す。プラズマ134は、抽出アセンブリ133に隣接するプラズマチャンバ内で、任意の既知の技術によって形成することができる。
垂直線121に対するイオン112のゼロでない入射角であるθは、知られているように、他の要因の中でも特に、プラズマ出力、ガス圧力、開口サイズ、および抽出プレートの異なる部分間の変位を含む、プラズマシステムのパラメータを制御することによって制御され得る。いくつかの例において、イオンは、互いに平行な軌道を有するように、あるいはそれらの間で+/−5度だけ異なる軌道を有するように抽出され得る。この幾何学的形状により、イオン112を、目標の方向に沿う平行なイオンビームとして向けることが可能となる。図1Aの例において、抽出アセンブリは、プレート130およびプレート131を含むことができ、ここで、プレート130およびプレート131は、Z軸に沿って互いにオフセットしている。この幾何学的形状は、イオン112を生成するように配向されたプラズマメニスカスを形成する傾向があり、ここで、プラズマ134を出るときのイオン112は、矢印で示される軌道に沿って向けられる。プレート130および131は、図1Fの平面図に示されるように、互いに接合して抽出開口部132を画定していてもよい。他の実施形態では、概して示されるように、単一のプレートがイオン112を基板100に向ける開口部を含み得る。
図1Fは、特に、抽出アセンブリ133の変形例を示す。この変形例における抽出開口部132は、X軸に平行な第2の方向に沿って細長い。すなわち、抽出開口部132のX軸に沿った寸法が抽出開口部132のY軸に沿った寸法よりも大きいことを意味している。いくつかの例において、抽出開口部132のX軸に沿った寸法は、100mmよりも大きいが、抽出開口部132のY軸に沿った寸法は、30mm未満であり、1mm〜3mm程度に狭くてもよい。実施形態は、これに限定されない。したがって、イオン112は、X軸に沿って高度の均一性を有するリボンビームを形成することができ、イオン112の軌道は、図示するように、Y軸に沿って高度に整列したものとなる。換言すれば、イオン112は、第1の軸(X軸)に平行な長軸117と、第1の軸に対して垂直である第2の軸(Y軸)に平行な短軸と、を有するリボンビームを形成することができる。抽出開口部132に対して、基板100を方向140に沿ってスキャンすることによって、基板100の大部分または全体をリボンビーム、すなわちイオン112にさらすことができる。
したがって、反応種122は、中性物質、イオン、ラジカル、または中性物質、イオン、ラジカルの組合せとして、基板100に直接あるいは抽出開口部132を介して提供され得る。イオン112それ自体は、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの不活性イオンであってもよく、あるいは反応種を含んでいてもよい。イオン112と反応種122の組合せには、酸化シリコン層、SiON層、SiOC層、窒化シリコン層、シリコン層、炭素層、および他の材料系を含む、材料の反応性イオンエッチングを実行するための既知のレシピが含まれ得る。実施形態はこれに限定されない。
イオン112が反応種122とともに使用されて、反応種が反応性イオンエッチングを促進するように設計されている場合、この構成によって新規の「一次元反応性イオンエッチング」プロセスが可能になる。一次元の反応性イオンエッチングプロセスは、反応性イオンエッチングを基板表面上の標的のフィーチャに限定して、他のフィーチャには影響を与えない。一次元の反応性イオンエッチングは、垂直方向および垂直方向に垂直である基板平面内の2つ以上の方向に沿って材料をエッチングすることができる従来の反応性イオンエッチングとは異なり得る。例えば、層内に形成されたビア構造のアッシングなどの従来の反応性イオンエッチングでは、ビア構造の直径がX方向およびY方向に沿って非選択的に増大する場合がある。
図1Bおよび図1Dの例では、上述したように、エッチングは、層101内に設けられた表面フィーチャの選択された表面上で実行され得る。さらに、イオン112および反応種122は、反応性イオンエッチングのための雰囲気を形成するので、図1Bおよび1Dに示されるエッチングは、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bの異なる面について選択的であるだけでなく、他の材料の表面についても選択的である。特に、反応種122の少なくともいくつかは中性であり得る。このように、反応種は、特定の方向性を有することなく抽出開口部132を通過することができ、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102B内の層106の露出面125と同様に層101の様々な表面に衝突することができる。上述したように、そして様々な実施形態によれば、イオン112は、側面115に衝突しないが側面114に衝突するように制限され得る。さらに、イオン112は、層101の上面124に衝突する場合がある。露出面125に関して、イオン112および反応種122は、層106の材料に対して層101の材料を選択的にエッチングするように設計されていてもよく、これは、層101の材料のエッチング速度が層106のエッチング速度よりも大きいことを意味する。ある特定の例では、層106を酸化シリコンとし、層101を窒化シリコンとすることができる。したがって、イオン112および反応種122は露出面125に衝突する場合があるが、図1Bおよび図1Dのシナリオでは、表面フィーチャ102Aまたは表面フィーチャ102B内の層106のエッチングは、ほとんど生じないか、あるいは全く生じない。したがって、図1Bおよび1Dに示すように、イオン112に最初にさらされた後、層101の材料は表面フィーチャ120を生成するようにエッチングされるが、露出面125はエッチングされないままである。特に、イオン122と反応種122の組合せが層101の材料を選択的にエッチングするように設計されているため、層101の上面124は、イオン112および反応種122の影響を受けるので、層101の厚さもまた減少し得る。Y軸に沿ったエッチング速度に対する、Z軸に平行な層101の相対的なエッチング速度は、例えば、θの値を調整することによって制御することができる。さらには、図1Eに示すように、表面フィーチャ120を形成するためのエッチングプロセスの終了後に層101の材料が残るように、層101に、Z軸に沿って適切な初期厚さを提供することができる。したがって、表面フィーチャ120内に構造を形成し、あるいは後続の処理において層106などの下層をパターニングするのに適切な厚さが残る限り、イオン112への暴露中における層101の厚さの損失は、場合によっては許容することができる。さらに、層101の材料は反応性イオンエッチングプロセスによって除去されるので、一度エッチングされた層101の材料は揮発したままであり、デバイス構造150の他の表面に再堆積することはなく、図1Gに示すように、デバイス構造150のためのきれいで正確な形状が与えられる。
図2A〜2Cは、本開示の様々な追加の実施形態に従って表面フィーチャを形成するために含まれる様々な動作の平面図を示す。図2Dは、図2AのA−A断面に沿って示す、図2Bの操作の側面図である。図2Dおよび図2Eはまた、本開示の他の実施形態に従う抽出アセンブリの断面視および平面視をそれぞれ示している。図2Aを参照すると、表面フィーチャの初期構成は、図1Aに関して上述したように、基板100内に設けることができる。図2Bおよび図2Dを参照すると、イオン202およびイオン204を表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bの側面114および116に向ける、後続の処理動作または一連の処理動作が示されている。同時に、イオン202およびイオン204の軌道は、図示するように、側面115に衝突しないように配置することができる。このようにして、表面フィーチャ102Aおよび表面フィーチャ102Bのエッチングは、概して、図1Bおよび図1Dに関して上述したように進行することができるが、その違いは、Y軸に沿ったエッチング場所の幾何学的形状にあり、この例では、右方向と左方向に向かってエッチングしている。
特に、図2Dに示すように、抽出アセンブリ220を使用して図2Bの動作を実行することができ、抽出アセンブリ220は、抽出プレート222として示される平坦な抽出プレートを含み、抽出開口部224として示される平面状の開口部を含む。抽出アセンブリ220は、ビーム遮断器206をさらに含むことができ、ビーム遮断器206は、抽出開口部224内に配置されており、図2Eに示すように細長い形状を有することができる。このようにして、ビーム遮断器206および抽出開口部224は、メニスカス232およびメニスカス234として示される一対のプラズマメニスカスを発生させることができ、次に、これらのメニスカスはそれぞれ、一対のリボンイオンビームとして、イオン202およびイオン204を発生させる。特に、イオン202および204は同時に発生するので、基板100はイオン202およびイオン204によって同時にエッチングされる。
このようにして、一次元の反応性イオンエッチングは、X−Y平面内におけるイオン軌道の投影がY軸などの共通軸に平行である、一対の同時のイオンビームを使用して行われる。さらに図2Dに示すように、イオン202およびイオン204によって表される第1のイオンビームおよび第2のイオンビームは、X−Z平面の周りに鏡像を形成することができ、それによってイオン202およびイオン204は対向面である側面114および側面116に同時に衝突することができる。
特に、イオン112に関して上述したように、イオン202、は第1の方向に沿って延びる性質および軌道を有することができ、第2のイオンであるイオン204は、第2のイオン軌道を有することができる。この場合、第2のイオン軌道は、図2Bおよび図2Dに矢印で示される第2の方向に延びる。第2のイオン軌道の、基板平面(X−Y平面)内における第2の方向の投影はまた、図2Bに示すようにY軸に平行であり得る。イオン204の第2のイオン軌道はまた、−θとして示されるように、垂直線121に対してゼロではない入射角を形成することができる。イオン204の第2の方向は、イオン202の第1の方向と反対であるとみなすことができる。これは、例えば、図2Bに示すように、X−Y平面におけるイオン204の軌道の投影が、X−Y平面におけるイオン202の軌道の投影と反対である、ということを意味する。いくつかの実施形態によれば、θの値は、−θの値と等しくてもよい。
図2Bおよび図2Dの操作によって生成された最終構造は、図1Cの構造と同様または同一であり得るものであり、この場合、同様に表面フィーチャ120として示される。図2Dに特に示される実施形態では、イオン202およびイオン204は、1回の露光において基板100に同時に向けられているが、他の実施形態では、イオン202およびイオン204は、別々の動作で基板100に連続的に向けられてもよい。様々な実施形態において、第1の露光において、第1のイオンを第1の表面フィーチャの第1の面および第2の表面フィーチャの第1の面に向け、第1の露光後に、基板を基板平面に対して垂直に回転させることができる。続いて、第2の露光では、反応種を含む反応性雰囲気の存在下で、第2のイオンを第1の表面フィーチャの第2の面および第2の表面フィーチャの第2の面に向けることができる。このようにして、第1の露光と第2の露光の組合せを用いて、表面フィーチャ120によって表されるような第3の表面フィーチャを形成することができる。例えば、第1の露光では、抽出アセンブリ133を用いて、第1の側面である基板100の側面114にイオン202を向けることができる。続いて、第1の露光と第2の露光との間に、X−Y平面内で基板を180度回転させることによって、第2の露光では、抽出アセンブリ133を用いて、第2の側面である側面116にイオン204を向けることができる。
上述の実施形態は、最終的に千鳥形状またはジグザグ形状を有する2次元の表面フィーチャの形成を例示しているが、本実施形態は、多くの他の種類の形状を有する表面フィーチャを形成するために使用することができる。図3A〜3Bは、本開示の他の実施形態に従う、デバイス構造を処理するための様々な操作の平面図を示し、ここでは、設計形状302が示されている。この2次元の設計形状を生成するために、正方形形状の表面フィーチャ304および矩形形状の表面フィーチャ306が、千鳥状に配置されている。この例において、表面フィーチャ304および表面フィーチャ306の上端は、X軸に沿って点P5に位置合わせされていてもよい。表面フィーチャは、先に一般的に説明した技法に従って反応性雰囲気内でイオン112を使用して処理することができ、その結果、設計形状302の形状を有する最終的な表面フィーチャ310が得られる。
さらに別の実施形態では、上述した技法に従って3つ以上の孤立した表面フィーチャを処理して、最終的な複雑な2D構造を生成することができる。図4は、表面フィーチャ102A、表面フィーチャ102B、および表面フィーチャ102Cとして示される、X軸に沿って互いにオフセットした3つの孤立した表面フィーチャを生成し、イオン112を使用してこれらをY軸に沿ってエッチングして、表面フィーチャ402として示される階段形状を生成する例を示す。
図5は、本開示の追加の実施形態に従うプロセスフロー500を示す。ブロック502では、基板上に層を設ける。いくつかの実施形態において、層は、既知のSiOC(シリコン−酸素−炭素)材料あるいは既知のSiON(シリコン−酸素−窒素)材料、アモルファスシリコンを含むシリコン材料、TEOS(テトラエチルオルトシリケート)酸化物などの既知の酸化物、または他の材料とすることができる。さらに、基板の下層の第1の材料は、当該層の第2の材料とは異なる材料であってもよい。非限定的な例において、基板の材料は、既知の酸化シリコン、窒化シリコン、窒化チタン、シリコン、または他の材料とすることができる。
ブロック504では、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャを層内に千鳥配置で設ける。千鳥配置の一例は、第1の表面フィーチャの少なくとも一端が、第2の表面フィーチャの少なくとも一端に対して、第1の軸に沿ってオフセットしている場合である。ブロック506では、反応種を含む雰囲気の存在下で、露光において第1のイオンを第1の表面フィーチャの第1の側面および第2の表面フィーチャの第1の側面に向ける。露光は、該露光によって第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャの第1の側面をエッチングすることにより、第1の表面フィーチャおよび第2の表面フィーチャを併合して第3の表面フィーチャを形成するのに適切な継続時間を有し得る。
本実施形態は、基板内に複雑な2次元フィーチャを画定するための従来の処理を超える様々な利点を提供する。1つの利点は、複数の陥凹フィーチャの長さを増すことなく、該陥凹フィーチャの幅を広げることができることにある。この利点は、フィーチャのサイズを一方向にのみ沿って選択的に増大させる方向性エッチングプロセスを使用して、もともと分離されていた2つのフィーチャを併合すことによって複雑なフィーチャを形成することができる、という関連する利点をもたらす。他の利点は、基板層内に複雑な2次元形状を形成することができ、これによって複雑な相互接続構造のような構造の目標形状を50nm以下の寸法で忠実に生成することが可能になることである。
本開示は、本明細書に記載される特定の実施形態によって範囲が限定されるべきではない。実際に、本明細書に記載されたものに加えて、本開示の他の様々な実施形態および本開示に対する修正が、上述の説明および添付の図面から当業者には明らかであろう。したがって、そのような他の実施形態および修正は、本開示の範囲内に含まれる傾向にある。さらに、本開示は、特定の目的のために、特定の環境における、特定の実装の文脈で本明細書に説明されているが、有用性はそれらに限定されず、本開示が、様々な目的のために、様々な環境で、有益に実装され得ることを当業者は認識するであろう。したがって、以下に記載する特許請求の範囲は、本明細書に記載されるような本開示の全範囲および精神を考慮して解釈されるべきである。
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