JP2019529825A - レール車両用の流体力学式の伝動機構 - Google Patents

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    • B61C9/18Transmission systems in or for locomotives or motor railcars with IC reciprocating piston engines hydraulic, including combinations with mechanical gearing using gearing of the hydrokinetic type

Abstract

本発明は、レール車両用の駆動出力を伝達する伝動機構アッセンブリであって、一次軸(3)と、駆動出力を入力することが可能な機械式の伝動機構段と、第1の流体力学式の回路(4+5+6)と、第2の流体力学式の回路(8+10)と、被動軸(29)と、伝動機構ハウジング(1+1a+1b+1c)と、を備え、軸方向(x)で見て相前後して、機械式の伝動機構段の歯車(2)と、第1の回路の羽根付きの一次車(5)と、第2の回路の羽根付きの一次車(10)とが、それぞれ、相対回動不能に一次軸(3)に取り付けられており、第1の回路の羽根付きの二次車(6)と、第2の回路の羽根付きの二次車(8)とが、互いにかつ被動軸に相対回動不能に結合されており、一次軸(3)は、少なくとも3つの軸受箇所(12,13,15+16)を介してハウジング(1+1a+1b+1c)内に、軸方向(x)で見て第1の軸受箇所(12)が歯車(2)の前に、第2の軸受箇所(13)が歯車(2)と第1の回路の一次車(5)との間に、かつ第3の軸受箇所(15+16)が第2の回路の一次車(10)の後に配置されているように軸支されており、第3の軸受箇所は、軸内軸の軸支部として、第1の軸受(15)を半径方向で一次軸(3)と被動軸(29)との間に有し、被動軸受(16)を半径方向で被動軸(29)とハウジング(1+1a+1b+1c)との間に有して形成されている、伝動機構アッセンブリに関する。

Description

本発明は、レール車両用の駆動出力を伝達する伝動機構アッセンブリであって、一次軸と、駆動出力を入力することが可能な機械式の伝動機構段と、第1の流体力学式の回路と、第2の流体力学式の回路と、被動軸と、伝動機構ハウジングと、を備え、軸方向(x)で見て相前後して、機械式の伝動機構段の歯車と、第1の回路の羽根付きの一次車と、第2の回路の羽根付きの一次車とが、それぞれ、相対回動不能に一次軸に取り付けられており、第1の回路の羽根付きの二次車と、第2の回路の羽根付きの二次車とが、互いにかつ被動軸に相対回動不能に結合されている、伝動機構アッセンブリに関する。駆動出力は、一次軸から流体力学式の回路を介して被動軸に伝達される。流体力学式の回路を備える伝動機構アッセンブリは、ターボ伝動機構ともいう。
このようなターボ伝動機構は、例えば独国特許発明第102008011386号明細書において公知である。この場合、このために必要な軸支ならびに高信頼性の潤滑および長寿命の封止は、極めて手間あるいはコストを要し、かつ複雑である。
而るに本発明の課題は、相応の伝動機構アッセンブリを、当該アッセンブリがさらにコンパクトになる、あるいは軸支、潤滑および封止がより簡単かつ頑強になるように発展させることである。
装置に関する上記課題は、本発明により請求項1記載の伝動機構アッセンブリにより解決される。本発明による構成の、当該装置をさらに改良するさらなる有利な特徴は、従属請求項に看取可能である。本発明に係る伝動機構アッセンブリは、一次軸が、少なくとも3つの軸受箇所を介してハウジング内に軸支されていることを特徴とする。この軸支は、具体的には、軸方向xで見て第1の軸受箇所が歯車の前に、第2の軸受箇所が歯車と第1の回路の一次車との間に、かつ第3の軸受箇所が第2の回路の一次車の後に配置されており、第3の軸受箇所が、軸内軸の軸支部(Welle−in−Welle−Lagerung)として、第1の軸受を半径方向で一次軸と被動軸との間に有し、被動軸受を半径方向で被動軸とハウジングとの間に有して形成されているように構成されている。半径方向で〜と〜との間とは、それぞれの軸受が、半径方向で見て、つまり軸方向xに対して垂直に、一次軸と被動軸との間あるいは被動軸とハウジングとの間に、これらをそれぞれ互いに支持するように配置されていることを意味している。このために被動軸は、少なくともその端部領域に、端面に設けられた対応する凹部を有し、これにより第1の軸受を被動軸の内部に収容することが可能である。特に被動軸が、完全にまたは部分的に中空軸として構成されていると、有利である。
本発明による解決手段により、伝動機構アッセンブリは、全体として、回転する部分をハウジングに支持する軸受箇所が、軸方向で見て両回路間には存在しないように構成されている。これにより、両回路間の領域には、1つのシールのみが二次車とハウジングとの間に必要であり、ハウジングは、この領域において軸支部ほど手間あるいはコストを要して加工せず済む。このことは、封止全体を簡単化し、より簡単な潤滑オイル供給を可能にする。二次車は、付加的な軸支部を介して一次軸に支持されていてもよい。さらに本発明による解決手段は、組み立てについての大きな利点を提供するとともに、アッセンブリを特にコンパクトにする。
流体力学式の回路とは、作動媒体を充填可能な作業室内に循環流動を形成することで、トルクを羽根付きの一次車から羽根付きの二次車に伝達することが可能な伝動機構コンポーネントのことをいう。作業室は、一次車と二次車との間に形成される。伝動機構コンポーネントは、例えば流体力学式の継手または流体力学式のリターダまたは流体力学式のコンバータであってもよい。作動媒体は、特にオイルである。流体力学式のコンバータの場合、一次車をポンプホイール、二次車をタービンホイールという。付加的に、流体力学式のコンバータの場合、さらにガイドベーンリングも存在する。
相対回動不能な結合とは、軸に取り付けられた車が、軸の回転運動時に相応に同じ回転数で連れ回ることと解すべきである。
好ましくは、第1の流体力学式の回路は、ポンプホイールとタービンホイールとガイドベーンリングとを有するコンバータとして、かつ第2の流体力学式の回路は、継手として形成されており、コンバータの二次車は、相対回動不能に直接的に継手の二次車に結合されている。直接的に結合されているとは、この関連において、伝動機構段またはさらに別の流体力学式の回路の別の車が軸方向xで見てその間に配置されていないことを意味している。一次軸上の歯車を介して、駆動出力は、入力され、流体力学式の継手および/または流体力学式のコンバータを介して被動軸に伝達される。相応の運転状態における要求に応じて、所望の伝達特性を実現すべく、継手およびコンバータには、相応に作動媒体を充填することができる。その際、コンバータと継手との本発明による組み合わせは、伝達特性の制御についての特別な利点を提供する。
さらに機械式の伝動機構段は、別の歯車を有する入力軸を有し、この別の歯車から一次軸に設けられた歯車へと回転数を高めるように形成され、特に円筒歯車段として形成されていると、有利である。これにより、流体力学式の回路の回転数は、特に内燃機関により駆動される場合、機能にとって最適な領域に移行され得る。流体力学式のトルク伝達は、回転数が高いとき、特に3000〜6000rpmの間にあるとき、特に効率的である。加えてこの変化態様は、特に省スペースに実現可能である。
有利な一構成において、被動側には、別の機械式の伝動機構段が存在し、この別の伝動機構段の歯車は、相対回動不能に被動軸に結合されている。第3の軸受箇所は、軸方向xで見て第2の回路の一次車と、この別の伝動機構段の歯車との間に配置されている。好ましくは、別の機械式の伝動機構段は、被動軸からの回転数が減じられるように構成されている。そして回転数は、再び、駆動機能にとって所望の領域に移行され得る。
有利には、第1の軸受箇所は、固定側軸受、特に円筒ころ軸受と4点接触軸受とからなる組み合わせとして、第2の軸受箇所は、自由側軸受、特に円筒ころ軸受として、かつ第3の軸受箇所は、自由側軸受、特に円筒ころ軸受と玉軸受とからなる組み合わせとして形成されている。軸受箇所とは、必ずしも単一の転がり軸受とだけ解すべきでなく、軸が軸支されている場所と解すべきである。軸受箇所は、空間的な近傍にある複数の転がり軸受により構成されていても全く構わない。
特に好ましくは、アッセンブリは、軸方向xでの第3の軸受箇所の被動軸受と第1の軸受との間の間隔が、被動軸受の孔直径より小さいように構成されている。これにより、第3の軸受箇所が軸内軸の軸支部の十分な安定性を提供することが保証されている。
軸受の簡単なオイル供給を可能にすべく、一次軸は、好ましくは、オイル供給用の貫通した長手方向孔を有している。加えてこうして簡単な製造が可能である。付加的に被動軸は、内側横断面を油密に閉鎖する壁またはディスクを有していると、有利である。好ましくは、壁またはディスクは、組み立てられた状態で一次軸の被動側の端部近傍に配置されているように被動軸内に設けられている。これにより、第3の軸受箇所の第1の軸受に潤滑オイルが一次軸の長手方向孔から供給され得る。このことは、簡単かつ高信頼性の潤滑を可能にする。
一次軸の被動側の端部は、軸方向xで第3の軸受箇所の被動軸受を越えて突出しないと、同じく有利である。これにより、特にコンパクトな構成と、良好な潤滑オイル供給とが可能である。
さらに第1の回路の二次車を一次軸に支持する中間軸受が設けられていてもよい。第2の回路の二次車は、第1の回路の二次車に結合されているので、これにより二次側は、全体として一次軸に支持されている。付加的に一次軸は、オイル供給用の貫通した長手方向孔を有し、潤滑オイル孔が存在し、潤滑オイル孔は、中間軸受に潤滑オイルが供給され得るように、長手方向孔を、一次軸と第1の回路の二次車との間の中間室に接続してもよい。このことは、やはり高信頼性の潤滑オイル供給を可能にし、簡単に製造可能である。
別の好ましい一構成において、一次軸は、オイル供給用の貫通した長手方向孔を有し、第1の回路の一次車は、テーパ締結部を介して一次軸に取り付けられている。付加的にプレスオイル孔が存在し、プレスオイル孔は、長手方向孔と連通しており、テーパ締結部を解くために一次車の下にオイルを導くに好適である。而して長手方向孔は、潤滑オイル供給のためにも、テーパ締結部の着脱のために圧油を供給するためにも使用可能である。特にこの長手方向孔に2つのねじ山が、長手方向孔を一方の側で閉鎖し、他方の側で圧油管路に接続することができるように存在していてもよい。而して十分な圧力が、プレスオイル孔内と、テーパ締結部の下とに発生され得る。
存在する潤滑オイル孔を別途閉鎖する必要がないように、ねじ山の1つは、潤滑オイル孔が両ねじ山間に位置しなくなるまで、長手方向孔の内部奥に配置されていてもよい。
実施例を基に、本発明のさらなる有利な構成について、図面を参照しながら説明する。挙げる特徴は、提示の組み合わせでのみ有利に実施されるわけではなく、個々に互いに組み換えられてもよい。
本発明に係る伝動機構アッセンブリの概略図である。 歯車と一次車とが組み付けられ、軸受箇所を有する一次軸の概略断面図である。
以下に図面についてより詳しく説明する。同一あるいは類似の構成部材またはコンポーネントには、同一の符号を付した。
図1は、駆動出力を伝達する本発明に係る伝動機構アッセンブリを示している。駆動継手25を介して、駆動出力は、例えば原動機から入力軸24に入力される。駆動軸24は、軸受26および28によりハウジング1内に軸支されている。本実施例では2つの歯車27および2からなる円筒歯車段として形成される機械式の伝動機構段を介して、駆動出力は、一次軸3に伝達される。特に駆動部として内燃機関が使用される場合、この伝動機構段は、増速段として構成されている、すなわち、回転数が高められるようになっていると、有利である。これにより、一次軸の回転数は、液圧式の回路にとって効率のよい領域に移行され得る。液圧式の回路にとって効率のよい領域は、比較的高い回転数(3000〜6000rpm)にある。
歯車2の他に、さらに第1の流体力学式の回路の一次車5と、第2の流体力学式の回路の一次車10とが、相対回動不能に一次軸3に取り付けられている。軸方向xで見て、第1の回路の一次車5は、歯車2と、第2の回路の一次車10との間に配置されている。さらに第1の回路の二次車6と、第2の回路の二次車8とが、相対回動不能に互いに結合されている。特に第1の回路と第2の回路との間に別の流体力学式の回路は存在しない。この配置により、伝動機構の特にコンパクトな構成が可能である。
第1の流体力学式の回路は、一次車5としてのポンプホイールと、二次車6としてのタービンホイールと、ガイドベーンリング4とを有するコンバータとして構成されている。第2の流体力学式の回路は、一次車10と二次車8とを有する継手として構成されている。両回路に作動手段としてのオイルを様々に充填することで、ターボ伝動機構内での出力伝達の特性は、適切に制御され、而して所望の運転状態に適合され得る。
一次軸は、本発明により3つの軸受箇所を介して伝動機構ハウジング内に軸支されている。伝動機構ハウジング全体は、ハウジング1およびハウジングカバー1aおよび1bならびに中間壁1cを有している。第1の軸受箇所12は、歯車2の前に、第2の軸受箇所13は、歯車2と一次車5との間に、第1の軸受15と被動軸受16とからなる第3の軸受箇所は、一次車10の後に配置されている(それぞれ軸方向xで見て、かつそれぞれの車のフランジ位置に関して)。軸受配置のこの特別な形態により、両回路間においてハウジング内に軸支する軸受が必要となることは、回避される。すなわち、一次軸3を中間壁1cに支持しなければならない軸受は、存在しない。これにより中間壁は、より簡単に製造されることができ、組み立ては、明らかに簡単になる。このことは、この伝動機構の別の重要な利点である。中間壁1cに対しては、シール17のみが必要である。回路間には、二次車6および8を一次軸3に支持する中間軸受14が存在している。しかし、この中間軸受14は、ハウジングに対する支持作用を有しない。二次車6および8は、継手シェル9を介して被動軸29に結合されて、連れ回る1つのユニットを形成している。その結果、駆動出力は、一方または両方の流体力学式の回路を介して一次軸3から被動軸29に伝達され得る。被動軸29にまたは被動軸29上に取り付けられている別の機械式の伝動機構段は、図示していない。好ましくは、この別の機械式の伝動機構段は、回転数が駆動にとって所望のレベルに再び下げられるように構成されている。
第3の軸受箇所は、「軸内軸の軸支部(Welle−in−Welle−Lagerung)」として構成されている。伝動機構ハウジングに対する支持は、一次軸3を被動軸29内に軸支する第1の軸受15と、被動軸29をハウジング内、ここではハウジングカバー1b内に軸支する被動軸受16とを介して実施される。このことも、伝動機構アッセンブリが特にコンパクトに構成され得ることに寄与する。
図示の構成では、被動軸29は、中空軸として構成されている。このことは、製造を簡単にし、軸の重量を減じる。加えて軸受15の組み付けは、より簡単である。
好ましくは、これらの軸受箇所は、転がり軸受として構成されている。第1の軸受箇所12は、好ましくは固定側軸受である一方、第2の軸受箇所13と第3の軸受箇所15+16とは、自由側軸受として構成されている。第1の軸受箇所12の固定側軸受は、特に円筒ころ軸受と4点接触軸受とからなる組み合わせにより形成され得る。第2の軸受箇所13の自由側軸受は、好ましくは円筒ころ軸受として構成されている。第3の軸受箇所の第1の軸受15は、好ましくは同じく円筒ころ軸受であり、被動軸受16は、好ましくはボールローラベアリング(Kugelrollenlager)である。中間軸受14は、他方、好ましくは円筒ころ軸受として構成されている。全体としてこれらの構成は、簡単化された組み立て可能性に寄与する。
被動軸29は、シールディスク11によりその横断面内で油密に閉鎖されており、その結果、第1の軸受15の潤滑オイルは、伝動機構内部にとどまる。シールディスク11は、本実施例ではフランジとして図示されている。しかし、シールディスク11は、同じく良好に、中空軸として構成される被動軸29の内部にポジショニングされていてもよい。後続のコンポーネントを被動軸29に結合することは、例えば内周部または外周部に設けられた歯列を介して、または別の継手を介して実施されてもよい。
一次軸3は、被動側で、その端部が軸方向xで被動軸受16を越えて突出せず、潤滑オイルの循環のためのスペースが十分に残されているように短く構成されている。図示はしないが、好ましくは、一次軸3内に貫通した長手方向孔が存在している。この長手方向孔を介して潤滑オイルは、ハウジングカバー1a側にある駆動側から伝動機構内に軸受15まで送給され得る。軸受箇所12および13は、歯車2における機械式の伝動機構段の循環するオイルを介して潤滑され得る。中間軸受14は、長手方向孔からのオイル供給を可能にする一次軸3内に設けられた半径方向孔を介して潤滑され得る。本発明による軸受配置により、すべての軸受箇所の簡単かつ高信頼性の潤滑オイル供給が可能である。
図2は、本発明に係る伝動機構アッセンブリの一次軸3を断面図で、一次軸3に取り付けられた車および軸受とともに示している。軸方向xで見て左から右に、まず歯車2が、次に第1の回路の一次車5が、その後、第2の回路の一次車10が、一次軸3に取り付けられている。全3つの車は、テーパ締結部(Kegelpressverband)を介して組み付けられている。両一次車5および10は、プレスオイル孔を介して圧油の力が加えられ得るように構成されており、プレスオイル孔は、テーパ締結部の着脱を可能にする。一次車10におけるプレスオイル孔が、フランジ領域10a内に存在している(図示せず)一方、一次車5用のプレスオイル孔20は、一次軸3内に設けられている。それというのも、フランジ領域5aは、このために厚さが十分でない可能性があるからである。プレスオイル孔20は、貫通した長手方向孔21への接続を有する半径方向孔である。
長手方向孔は、2つの異なる役割を有している。運転中、潤滑オイルノズル18を介してオイルが送給され、長手方向孔21を介してとりわけ軸受15へと案内される。被動軸に設けられた図示しないシールディスクは、潤滑オイル領域を被動側に向かって画定している。半径方向の潤滑オイル孔19を介して中間軸受14への供給が行われる。着脱のために、長手方向孔21内に設けられたねじ山22には、圧油供給部が接続される。ねじ山23内には、閉鎖栓体がねじ込まれる。ねじ山は、長手方向孔21内において、閉鎖栓体がねじ込まれたとき、潤滑オイル孔19が圧油供給部から遮断されているような深さに配置されている。而して一次車5の着脱のために適切にプレスオイル孔20に圧油が供給され得る。
さらに看取可能であるように、第1の軸受箇所は、2つの転がり軸受12の組み合わせにより構成されている。好ましくは、4点接触軸受と円筒ころ軸受の組み合わせが使用される。
1 ハウジング
1a,1b ハウジングカバー
1c 中間壁
2 歯車
3 一次軸
4 ガイドホイール
5 第1の回路の一次車
5a 一次車のフランジ
6 第1の回路の二次車
7 中空軸
8 第2の回路の二次車
9 継手シェル
10 第2の回路の一次車
10a 一次車のフランジ
11 シールディスク
12 第1の軸受箇所
13 第2の軸受箇所
14 中間軸受
15 第3の軸受箇所の第1の軸受
16 被動軸受
17 シール
18 潤滑オイルノズル
19 潤滑オイル孔
20 プレスオイル孔
21 長手方向孔
22,23 ねじ山
24 入力軸
25 駆動継手
27 別の歯車
26,28 軸受
29 被動軸
x 軸方向

Claims (15)

  1. レール車両用の駆動出力を伝達する伝動機構アッセンブリであって、
    一次軸(3)と、
    駆動出力を入力することが可能な機械式の伝動機構段と、
    第1の流体力学式の回路(4+5+6)と、
    第2の流体力学式の回路(8+10)と、
    被動軸(29)と、
    伝動機構ハウジング(1+1a+1b+1c)と、
    を備え、
    軸方向(x)で見て相前後して、前記機械式の伝動機構段の歯車(2)と、前記第1の回路の羽根付きの一次車(5)と、前記第2の回路の羽根付きの一次車(10)とが、それぞれ、相対回動不能に前記一次軸(3)に取り付けられており、
    前記第1の回路の羽根付きの二次車(6)と、前記第2の回路の羽根付きの二次車(8)とが、互いにかつ前記被動軸に相対回動不能に結合されている、
    伝動機構アッセンブリにおいて、
    前記一次軸(3)は、少なくとも3つの軸受箇所(12,13,15+16)を介して前記ハウジング(1+1a+1b+1c)内に、軸方向(x)で見て第1の軸受箇所(12)が前記歯車(2)の前に、第2の軸受箇所(13)が前記歯車(2)と前記第1の回路の前記一次車(5)との間に、かつ第3の軸受箇所(15+16)が前記第2の回路の前記一次車(10)の後に配置されているように軸支されており、
    前記第3の軸受箇所は、軸内軸の軸支部として、第1の軸受(15)を半径方向で一次軸(3)と被動軸(29)との間に有し、被動軸受(16)を半径方向で被動軸(29)とハウジング(1+1a+1b+1c)との間に有して形成されている、
    ことを特徴とする、伝動機構アッセンブリ。
  2. 前記第1の流体力学式の回路は、コンバータ(4+5+6)として、かつ前記第2の流体力学式の回路は、継手(8+10)として形成されており、前記コンバータの前記二次車(6)は、相対回動不能に直接的に前記継手(8)の前記二次車に結合されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 前記機械式の伝動機構段は、別の歯車(26)を有する入力軸(24)を有し、前記別の歯車(26)から前記一次軸(3)に設けられた前記歯車(2)へと回転数を高めるように形成され、特に円筒歯車段として形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の装置。
  4. 別の機械式の伝動機構段を備え、
    前記別の伝動機構段の歯車は、相対回動不能に前記被動軸(29)に結合されており、
    前記第3の軸受箇所(15+16)は、軸方向(x)で見て前記第2の回路の前記一次車(10)と、前記別の伝動機構段の前記歯車との間に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 前記第1の軸受箇所(12)は、固定側軸受、特に円筒ころ軸受と4点接触軸受とからなる組み合わせとして、前記第2の軸受箇所(13)は、自由側軸受、特に円筒ころ軸受として、かつ前記第3の軸受箇所(15+16)は、自由側軸受、特に円筒ころ軸受(15)と玉軸受(16)とからなる組み合わせとして形成されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 軸方向(x)での前記被動軸受(16)と前記第1の軸受(15)との間の間隔は、前記被動軸受(16)の孔直径より小さいことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 前記一次軸(3)は、オイル供給用の貫通した長手方向孔(21)を有することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 前記被動軸(3)は、壁またはディスクを有し、前記壁またはディスクは、内側横断面を油密に閉鎖し、好ましくは、前記一次軸(3)の被動側の端部近傍に、好ましくは、前記第3の軸受箇所の前記軸受(15)に潤滑オイルが前記長手方向孔(21)から供給され得るように配置されていることを特徴とする、請求項7記載の装置。
  9. 前記一次軸(3)の前記被動側の端部は、軸方向(x)で前記第3の軸受箇所の前記被動軸受(16)を越えて突出しないことを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 前記第1の回路の前記二次車(6)を前記一次軸(3)に支持する中間軸受(14)を備えることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 前記一次軸(3)は、オイル供給用の貫通した長手方向孔(21)を有し、
    潤滑オイル孔(19)が存在し、
    前記潤滑オイル孔(19)は、前記中間軸受(14)に潤滑オイルが供給され得るように、前記長手方向孔(21)を、一次軸(3)と前記第1の回路の二次車(6)との間の中間室に接続する、
    ことを特徴とする、請求項10記載の装置。
  12. 前記一次軸(3)は、オイル供給用の貫通した長手方向孔(21)を有し、
    前記第1の回路の前記一次車(5)は、テーパ締結部を介して前記一次軸(3)に取り付けられており、
    プレスオイル孔(20)が存在し、
    前記プレスオイル孔(20)は、前記長手方向孔(21)と連通しており、前記テーパ締結部を解くために前記一次車(5)の下にオイルを導くに好適である、
    ことを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 前記長手方向孔(21)に2つのねじ山(22,23)が、前記長手方向孔(21)を一方の側で栓体により閉鎖し、他方の側で圧油管路に接続することができるように存在していることを特徴とする、請求項12記載の装置。
  14. 前記ねじ山の1つ(23)は、前記潤滑オイル孔(19)が両前記ねじ山(22,23)間に位置しなくなるまで、前記長手方向孔の内部奥に配置されていることを特徴とする、請求項11および13記載の装置。
  15. 前記被動軸(29)は、完全にまたは部分的に中空軸として構成されていることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の装置。
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