JP2019528967A - 電気シェーバ - Google Patents

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Abstract

本発明は、ハンドル(2)と、少なくとも1つの駆動可能なカッター要素(4)を含むシェーバヘッド(3)と、を備える、電気シェーバに関し、シェーバヘッドは、旋回軸線及び/又は傾斜軸線を提供する支持構造体(30)によって、ハンドルに接続されており、シェーバヘッドは、ハンドルに対して旋回又は傾斜することができ、支持構造体は、4関節リンク機構を形成する一対のリンクアーム(31、32)を含み、リンクアームのそれぞれは、シェーバヘッド部分に接続されたヘッドジョイント(31a、32a)と、ハンドル又はハンドルに接続されたベース部に接続されたハンドルジョイント(31b、32b)と、を有している。一対のリンクアームは、シェーバヘッド部分に接続するリンクアームのヘッドジョイントが、ハンドル又はベース部に接続するリンクアームのハンドルジョイントよりも、ハンドルから更に離れている起立構成で配置されていてもよい。

Description

本発明は、角度位置を皮膚の輪郭に自己適合することができるシェーバヘッドを有する電気シェーバに関する。特に、本発明は、ハンドルと、少なくとも1つの駆動可能なカッター要素を含むシェーバヘッドと、を備える、電気シェーバに関し、シェーバヘッドは、旋回軸線及び傾斜軸線を提供する支持構造体によって、ハンドルに接続されており、シェーバヘッドは、旋回軸線及び傾斜軸線を中心にハンドルに対して旋回及び傾斜することができ、支持構造体は、4関節リンク機構を形成する一対のリンクアームを含み、それぞれのリンクアームは、シェーバヘッド部分に接続されたヘッドジョイントと、ハンドル又はハンドルに接続されたベース部に接続されたハンドルジョイントと、を有している。
電気シェーバは、通常、電気駆動ユニットによって、カッター要素が剪断フォイル下で往復運動する振動様式で駆動される1つ以上のカッター要素を有し、そのようなカッター要素又はアンダーカッターは、細長い形状を有し得、それらの長手方向軸線に沿って往復運動し得る。他の型の電気シェーバでは、振動様式又は連続様式で駆動され得る回転カッター要素を用いている。電気駆動ユニットは、電気モータ又は磁気式リニアモータを含み得、この駆動ユニットは、モータの駆動動作をカッター要素に伝達するための細長い駆動伝達部などの要素を有する駆動トレーンを含み得、モータは、シェーバのハンドル部分内に、又は代替的にシェーバのシェーバヘッド内に受容され得る。
駆動ユニット及び駆動トレーンの基本構成に関係なく、カッター要素は、前述の切断動作に加えて、剃毛される皮膚の輪郭に自己適合するように他の方向に移動可能であり得る。例えば、カッター要素は、シェーバのハンドルに対して1つ以上の軸線を中心に回動可能なシェーバヘッドの一部であり得、シェーバヘッドをハンドルに接続する支持構造体は、シェーバヘッドが、細長いカッター要素及び/又はカッター要素の往復軸線に対して実質的に平行に延在する旋回軸線を中心に旋回することを可能にし得る。追加的に又は代替的に、支持構造体は、シェーバヘッドが、ハンドルの長手方向軸線を横断して、かつ細長いカッター要素及び/又はその往復軸線を横断して延在する傾斜軸線を中心に傾斜することを可能にし得る。このようなシェーバヘッドの動きに加えて、又はこれに代えて、カッター要素は、剃毛される皮膚の輪郭に対する位置を調整するように、シェーバヘッドの中に沈降し得る。
シェーバヘッドをハンドルに接続する支持構造体は、前述の旋回運動及び/又は傾斜運動を可能にするように、かつ駆動ユニットからカッター要素まで延在する駆動トレーンとの衝突を回避するように、異なる構成を有し得る。例えば、支持構造体は、一方をハンドルに枢動可能に装着され、他方をシェーバヘッドフレームなどのシェーバヘッド部分に枢動可能に装着されている一対のリンクアームによって形成されるいわゆる4関節リンク機構を含み得る。ハンドル及びシェーバヘッドにそれぞれリンクアームを接続する枢動可能なジョイントは、互いに平行であり、かつかかる4関節リンク機構によって画定される傾斜軸線又は旋回軸線に対して平行である、複数の枢動軸線を画定し得る。リンクアームの回動運動又は回転運動により、シェーバヘッドは、傾斜又は旋回し得て、その回転位置を調整して、皮膚の輪郭により良好に追従することができる。
例えば、先行技術参考文献の米国特許出願公開第2010/0175264(A1)号は、ハンドルに対するシェーバヘッドのこのような4関節リンク機構を示しており、リンクアームは、一種の振り子又は吊り下げ配置で配置されている。ハンドルに取り付けられた介在部(interposer part)は、シェーバヘッドの中へ上向きに突出する2つのポールを含んでおり、リンクアームは、かかるポールの上端部に枢動可能に取り付けられて、ハンドルに向かって逆に下向きに延在するか又は吊り下がる。かかる吊り下げリンクアームの下端部は、シェーバヘッドフレームに枢動可能に接続されている。
ハンドルに向かって「下向きに吊り下がる」リンクアームを備える、シェーバのハンドルに対するシェーバヘッドの類似の4関節リンク機構は、欧州特許出願公開第1621299(A1)号から知られており、かかるシェーバヘッドのカッター要素は、シェーバヘッド内に受容されるモータによって駆動される。シェーバヘッド内部のかかるモータ配置により、シェーバ全体はもはや均衡化されておらず、重量分布の観点から頂部が重い。更に、シェーバヘッド内のモータに必要とされる空間により、第2の枢動軸線、すなわち、ハンドルに対するシェーバヘッドの多軸運動を可能にする傾斜軸線及び旋回軸線を位置付けすることがやや難しい。
電気シェーバのシェーバヘッドを電気シェーバのハンドルに移動可能に接続する類似の支持構造体が、参考文献の特開2016−77464(A)号によって示されており、これはまた、一対の吊り下げリンクアームを含む4関節リンク機構を示している。
電気シェーバのシェーバヘッドを旋回軸線及び傾斜軸線を中心として旋回及び傾斜させることを可能にする別の支持構造体は、欧州特許第2435218(B1)号によって示されており、これは、クレードル様のハンドル部分に枢動可能に装着され、他方では、カッター要素が支持されているカッターフレームを枢動可能に支持するシェーバヘッドフレームを含む、カルダン支持構造体を示唆している。
更に、オーストリア特許第409604(B)号は、カッター要素を有する電気シェーバを示しており、これは、振動切断運動に加えて、剃毛される皮膚に対するカッター要素位置の調整を可能にするように、シェーバの長手方向軸線及びカッター要素の振動軸線に対して垂直な軸線を中心に枢動し得、シェーバハウジングの長手方向軸線に対して平行な軸線を中心に回転振動し得る。駆動モータをカッター要素に接続する伝達トレーンは、シェーバハウジングの長手方向軸線に対して平行な枢動軸線を中心に回転振動する連結構造体を含む。
米国特許出願公開第2009/0025229(A1)号は、電気シェーバのカッター要素のための駆動ユニットを開示しており、駆動ユニットは、シェーバハウジングからシェーバヘッドに向かって延在する伝達ピンを含み、伝達ピンの振動駆動運動が、シェーバヘッド内で振動往復運動のために支持される振動ブリッジを介してカッター要素に適用される。振動ブリッジは、カッター要素の運動を調整可能にするために、しなやかな連結アームを含む。類似の伝達アーキテクチャが、米国特許第7,841,090(B2)号から知られている。
カッター要素の適合運動を可能にする更なる電気シェーバは、米国特許第3,748,371(B)号、仏国特許第1391957(A)号、英国特許第811,207(B)号、及び米国特許第5,704,126(B)号から知られている。
国際公開第2010/000352(A1)号は、一対のリンクアームを有する4関節リンク機構によってハンドルに接続されたシェーバヘッドを有するシェーバを示している。シェーバのカッター要素は、ロッカーバーを横断し、かつシェーバの長手方向軸線を横断する軸線を中心にモータによって回転されるロッカーバーを介して、モータによって駆動される。モータは、シェーバヘッド内に、又はハンドルの上部で一対のリンクアームの間に配置されている。駆動ユニットのこのような配置により、シェーバ全体はもはや均衡化されておらず、頂部が重いのでシェーバの快適な取り扱い性が損なわれている。加えて、シェーバヘッドは、モータがヘッド内に存在するとき、やや嵩張ることになり、これは鼻と唇との間の顔部分などのより小さな皮膚部分を剃毛することを困難にする場合があり、更に、モータがハンドルの上部でリンクアームの間に配置されるとき、4関節リンク機構のキネマティクス(kinematics)が制限される。更に、ロッカーアームの屈曲によって駆動効率が制限される。
米国特許出願公開第2010/0175264(A1)号 欧州特許出願公開第1621299(A1)号 特開2016−77464(A)号 欧州特許第2435218(B1)号 オーストリア特許第409604(B)号 米国特許出願公開第2009/0025229(A1)号 米国特許第7,841,090(B2)号 米国特許第3,748,371(B)号 仏国特許第1391957(A)号 英国特許第811,207(B)号 米国特許第5,704,126(B)号 国際公開第2010/000352(A1)号
本発明の根底にある目的は、従来技術の欠点の少なくとも1つを回避し、かつ/又は既存の解決方法を更に発展させる、改良された電気シェーバを提供することである。本発明の根底にあるより具体的な目的は、駆動トレーンへの制限なしに、かつ駆動ユニットとの衝突による支持構造体のキネマティクスへの制限なしに、シェーバヘッドが、ハンドルに対する位置を自己調整することを可能にすることである。
本発明の根底にある更なる目的は、剃毛される皮膚の輪郭に対するシェーバヘッドの角度位置のより良好な自己適合性を備える、シェーバの簡単な、良好に均衡化された取り扱い性を可能にすることであり、これには、剃毛される皮膚の輪郭に沿ってシェーバヘッドを動かすとき、変化する皮膚の輪郭に対するシェーバヘッドの自己調節的旋回運動及び傾斜運動のより良好な応答性が含まれる。
本発明の根底にあるまた更なる目的は、シェーバのカッター要素の高度に効率的な駆動を達成すること、及びより小さな圧力が、皮膚の輪郭に接触する機能的シェーバヘッド面に加えられる状態で、剃毛される皮膚の輪郭に対するシェーバヘッドの自己調整を達成すること、及び/又はより小さな復元力で中立位置へのシェーバヘッドのより迅速な再調整を達成することである。
前述の目的のうちの少なくとも1つを達成するために、リンクアームは、特に、リンクアームの長さ及びヘッドジョイントとハンドルジョイントとの間の距離は、ハンドルに対してシェーバヘッドを回転又は傾斜させるときにシェーバヘッドの仮想中心点が沿って移動する軌道が、ハンドルに向かって互いから分岐する2つの軌道分岐部を含む2つの勾配の屋根様形体を有するように構成され得る。シェーバヘッドの仮想中心点は、リンクアームのヘッドジョイントに接続されるシェーバヘッド部分が固定され、カッターユニットの中心領域内に位置付けられ、それ故に、傾斜軸線及び旋回軸線に隣接する点であると考えることができる。仮想中心点は、カッター要素自体の点ではないので、カッター要素は、追加の往復運動を実行し、一方で仮想中心点は、4点リンク機構の制御下でシェーバヘッドフレームの回転運動のみを実行する。
換言すれば、4関節リンク機構は、シェーバヘッドが回転又は傾斜されるとき、カッター要素の中心がハンドルに向かって沈降するように構成され得る。カッター要素の中心に位置するシェーバヘッドの点のかかる軌道は、シェーバを取り扱う際の自然な感触を可能にし、加えて、シェーバヘッドの中立位置への容易な復元を可能にする。特に、軌道の前述の2つの勾配の屋根様形体は、シェーバヘッドがその中立位置を離れるときのカッター要素と剪断フォイルとの間の摩擦抵抗を低減し得る。これは、前述の軌道構成により、ハンドルに対するシェーバヘッドの回転が、剪断フォイルに対するカッター要素の移動を全く引き起こさないか、又は非常に小さくしか引き起こさないので、剪断フォイルに対するカッター要素の摩擦抵抗によって引き起こされる、シェーバヘッドの回転に対する抵抗が、より少ないか、又は全くないからである。
軌道は、延在部がハンドルの長手方向軸線を含む平面の近傍によって画定される中央区分に限定されている、やや狭い形体を有していてもよい。特に、前述の2つの軌道の分岐部は、軌道のピーク点から、長手方向ハンドル軸線を含むこの中央平面に対して、やや急にかつ/又はわずかに傾斜する方向に延在してもよい。例えば、軌道は、長手方向ハンドル軸線を含む中央平面から、この平面に対して垂直な方向にシェーバヘッドの延在部全体の+/−25%未満又は+/−10%未満だけ延在する、シェーバの中央部分に限定されてもよい。かかる狭い軌道は、摩擦力に起因する不要な傾斜に対するシェーバヘッドの安定性を改良することができ、しっかりとした取り扱い感覚をユーザに与えることができる。
更なる態様によれば、リンクアームは、剃毛される皮膚に接触するシェーバヘッドの機能面に作用する、シェーバヘッドを傾斜させるための力の方向が、傾斜軸線に対して垂直であり、かつシェーバヘッドの機能面と交差する垂直軸線によって画定されるある点で、シェーバヘッドの傾斜運動の大きな成分方向と実質的に同じであるように構成されてもよい。対照的に、従来技術のリンクアームは、通常、シェーバヘッドの傾斜運動中、仮にあったとしても、小さな運動成分のみがハンドルの方へ向かうように構成されている。結果として、シェーバヘッドはまた、大きな傾斜運動成分と共に、外側横方向に移行することができる。このような既知の配置の軌道は、前述の2つの勾配の屋根様形体とは異なるループを含んでいてもよい。
基本的に、電気モータは、旋回軸線及び傾斜軸線を中心とする回転運動のうちの少なくとも1つに従うように、シェーバヘッド内部に収容されると考えられる。シェーバヘッド内部のかかる配置は、駆動トレーンの長さを短縮し、それ故に、力及び/又はトルクの直接伝達をもたらす。しかしながら、頂部が重い重量分布を避けるように、電気モータは、ハンドルを形成するシェーバハウジング内に収容されてもよく、モータをカッター要素に接続する駆動伝達部は、ハンドルからシェーバヘッドの中に延在する駆動シャフトを含み、それ故に、シェーバヘッドがハンドルに対して傾斜及び/又は旋回することを可能にする支持構造体を通る。特に、モータは、シェーバヘッドとは反対のハンドルジョイントの側でハンドル内に受容されてもよく、リンクアームのハンドルジョイント及びヘッドジョイントによって画定される4関節リンク機構の複数の枢動軸線は、駆動シャフトを横断してその両側に延在する。
特に、一対のリンクアームは、シェーバヘッド部分に接続するリンクアームのヘッドジョイントが、ハンドル又はベース部に接続するリンクアームのハンドルジョイントよりも、ハンドルから更に離れている、起立構成で配置されていてもよい。4点リンク機構がシェーバヘッドとモータとの間に配置され、シャフトがハンドルからシェーバヘッドの中に延在するように、モータをハンドル内部でリンクアームのハンドルジョイントの下方に配置するとき、リンクアームの配置及び位置付けについて制限の少ない、シェーバヘッドの改良されたキネマティクスを達成することができ、かつシェーバの均衡化された取り扱い性を達成することができる。ハンドルの長手方向軸線に対して実質的に平行に、又はハンドルの長手方向軸線に対してわずかに傾斜して延在するシャフトは、回転軸線を有し、回転軸線に対して横断方向に大きな空間を必要としないやや細い要素であるので、4関節リンク機構のための大きな空間が、特に、シェーバ本体の中央領域において存在し、よって、シェーバヘッドの可動式の支持構造体の所望のキネマティクスが可能となる。それでもなお、シェーバは、モータの重量がハンドル内に存在することにより、良好に均衡化されている。加えて、軽量化するために小さい寸法で設計される場合であっても、シャフトがロッカーバーよりも少ない屈曲を受けるやや硬い伝達部であることにより、駆動効率を向上させることができる。
リンクアームの吊り下げ配置又は振り子配置とは反対に、シェーバヘッドがハンドルの上方にある直立位置のシェーバを考慮すると、リンクアームの複数の上端はハンドルに接続され、リンクアームの複数の吊り下げ下端はシェーバヘッドに接続される。このような起立構成は、駆動トレーンのために使用され得る追加の空間をもたらし、シェーバヘッド支持体のより良好なキネマティクスをもたらす。前述のシェーバの直立位置を考慮すると、かかる起立構成において、リンクアームの複数の下端部はハンドル又はベース部に接続され、リンクアームの複数の上端部はシェーバヘッド部分に接続されるので、ハンドル又はベース部は、リンクアームの上端に到達するためにシェーバヘッドの中に深く延在する必要はなく、シェーバヘッドの領域内のかなりの空間を節約し、それ故に、シェーバヘッドを通って延在する駆動トレーンにより多くの解放性及び空間を与える。
支持構造体、特に前述の4関節リンク機構を通るこのような駆動シャフトは、ハンドル及び/又はシェーバヘッドの中央領域内に延在してもよく、4関節リンク機構の前述のリンクアームの中間に延在してもよい。換言すれば、リンクアームは、駆動トレーンの両側に位置付けられてもよく、前述の駆動シャフト又は細長い伝達部をこれらの間に挟んでもよい。代替的に、リンクアームは、駆動トレーン又は伝達部の一方の側に設けることができる。例えば、リンクアームは、駆動トレーンがリンクアームの一方の側で支持構造体を通るように、リンクアームによって画定される回転軸線の方向にオフセットされてもよい。追加的に又は代替的に、リンクアームはまた、リンクアームによって画定される回転軸線に垂直な方向に、かかる伝達部に対してオフセットされると考えられる。
前述のように、駆動シャフトの回転振動を、少なくとも1つのカッター要素の線形振動に変換するように、クランクアームがシャフトに取り付けられてもよく、かかるクランクアームは、シェーバヘッド内に位置付けられてもよく、かつ/又はカッター要素を駆動するための少なくとも1つの駆動ピンを支持してもよい。例えば、かかる駆動ピンは、シャフトに対して実質的に平行に延在してもよく、シャフト軸線に対して偏心して延在するようにクランクアームに固定して取り付けられてもよい。クランクアームが、その中立位置において、カッター要素の所望の線形振動に対して実質的に垂直に延在するとき、かかる駆動ピンは、所望のカッター要素の振動に対して正接する湾曲した経路に沿って動かされ、それ故に、ほぼ線形の振動を実行する。
4関節リンク機構のリンクアームの前述の起立配置により、シェーバヘッドの領域内にはかかる伝達部構造体のための十分な空間が存在し、回転振動シャフトは、リンクアームの間に延在し得る。
これら及び他の利点は、図面及び可能な例に言及する以下の説明から明らかになる。
自己調整シェーバヘッドを備える電気シェーバの斜視図であって、シェーバヘッドの傾斜軸線及び旋回軸線が、シェーバヘッドのカッター要素の往復駆動軸線及び沈降軸線に加えて示される図である。 シェーバヘッド及びシェーバヘッドの支持構造体の断面図であって、支持構造体のリンクアームがシェーバの長手方向軸線を含む中間平面に対して対称であり、かつわずかに傾斜している状態の、中立位置又は非傾斜位置におけるシェーバヘッドを示す部分図である。 シェーバヘッド及びシェーバヘッドの支持構造体の断面図であって、リンクアームが枢動され、シェーバヘッドが左側でハンドルの方に下げられた状態の、傾斜位置におけるシェーバヘッドを示す部分図である。両部分図は、シェーバヘッドの瞬間回転中心と、瞬間回転中心が沿って移動する瞬間回転中心のポールホードと、カッター要素の左側端及び右側端の軌道であって、シェーバヘッドを傾けるときにこの左側端及び右側端が沿って移動する軌道と、を示す図である。 シェーバヘッドのための支持構造体のキネマティクスを例示するための、シェーバヘッドのための支持構造体のより概略的な図である。 代替的な態様によるシェーバヘッドのための支持構造体の概略図であって、シェーバヘッドの傾斜を可能にするための4関節リンク機構が、シェーバヘッドの旋回を可能にする旋回部分上に支持されている図である。 シェーバヘッドが既に傾斜された位置に関する、シェーバヘッドの瞬間回転中心の位置の概略図であって、傾斜力及び接触圧のレバーアームを例示し、それ故に、シェーバヘッドが更に傾斜する容易性を示す図である。 シェーバヘッドが既に傾斜された位置に関する、シェーバヘッドの瞬間回転中心の位置の概略図であって、傾斜力及び接触圧のレバーアームを例示し、それ故に、シェーバヘッドが更に傾斜する容易性を示す図である。 シェーバヘッド及びシェーバヘッドの支持構造体の断面斜視図であり、4関節リンク機構のリンクアーム、及びカッター要素を往復運動様式で駆動するようにハンドルから支持構造体を通ってシェーバヘッドの中に延在する駆動トレーンを示す図である。 シェーバヘッドのための支持構造体の4点リンク機構の分解斜視図である。
カッター要素の皮膚に対する角度位置の応答性自己調整を達成するために、かつカッター要素を駆動するための駆動トレーンと支持構造体との間の衝突を避けるために、4関節リンク機構は、直立、起立構成で配置される一対のリンクアームを含んでいてもよく、シェーバヘッド部分に接続されるリンクアームのヘッドジョイントは、ハンドル又はかかるハンドルに接続されるベース部に接続されるリンクアームのハンドルジョイントよりも、ハンドルから更に離れている。このような起立型リンクアーム構成は、支持構造体の領域内に延在する、より大きな空間を駆動トレーンに与えるだけでなく、起立しているリンクアームが、吊り下げ振り子アームよりも、その位置からより容易に離れるので、シェーバヘッドのキネマティクスが向上し、剃毛される皮膚からの接触圧がより小さくなり、シェーバヘッドの角度調整が可能になる。加えて、このような起立型リンクアーム構成は、シェーバヘッドを回転変位させるとき、瞬間回転中心が沿って移動するポールホード又は経路の改良された配置を可能にする。
シェーバヘッドに対する震動がより少ない、それ故に、剃毛される皮膚に対する震動がより少ない、シェーバの良好に均衡化された取り扱い性及び高い駆動効率を達成するために、電気モータは、ハンドルを形成するシェーバハウジング内に収容されることができる。モータをカッター要素に接続する駆動伝達部は、ハンドルからシェーバヘッドの中に延在する駆動シャフトを含み、それ故に、駆動シャフトは、シェーバヘッドがハンドルに対して傾斜かつ/又は旋回することを可能にする支持構造体を通る。特に、モータは、シェーバヘッドとは反対のハンドルジョイントの側でハンドル内に受容されてもよく、リンクアームのハンドルジョイント及びヘッドジョイントによって画定される4関節リンク機構の複数の枢動軸線は、駆動シャフトを横断してその両側に延在する。
ハンドルの長手方向軸線に対して実質的に平行に、又はハンドルに対してわずかに傾斜して延在するシャフトは、回転軸線を有し、回転軸線に対して横断方向に大きな空間を必要としないやや細い要素であるので、4関節リンク機構のための大きな空間が、特にシェーバ本体の中央領域において存在し、よって、シェーバヘッドの可動式の支持構造体の所望のキネマティクスが可能となる。それでもなお、シェーバは、モータの重量がハンドル内に存在することにより、良好に均衡化されている。加えて、軽量化するために小さい寸法で設計される場合であっても、やや硬い伝達部であって、ロッカーバーよりも少ない屈曲を受けるシャフトによって、駆動効率を向上させることができる。
シャフトは、ハンドル内のモータによって回転振動様式で、すなわち、例えば、モータシャフトと駆動シャフトとの間のクランク型接続によって、限定された角度範囲について前後に回転させられ得る。かかる駆動シャフトの回転振動を、少なくとも1つのカッター要素の線形振動に変換するように、クランクアームがシャフトに取り付けられてもよく、かかるクランクアームは、シェーバヘッド内に位置付けられてもよく、かつ/又はカッター要素を駆動するための少なくとも1つの駆動ピンを支持してもよい。例えば、かかる駆動ピンは、シャフトに対して実質的に平行に延在してもよく、シャフト軸線に対して偏心して延在するようクランクアームに固定的に取り付けられてもよい。クランクアームが、その中立位置において、カッター要素の所望の線形振動に対して実質的に垂直に延在するとき、かかる駆動ピンは、所望のカッター要素の振動に対して正接する湾曲した経路に沿って動かされ、それ故に、ほぼ線形の振動を実行する。
高い駆動効率を達成するために、シャフトは、ハンドルによって回転可能に支持されているが、そうでなければ、駆動ピンの長手方向軸線がハンドルに対して固定された配向に延在するように、ハンドルによって固定して支持されてもよい。駆動ピンの長手方向軸線は、カッター要素の往復軸線を横断して延在してもよい。
4関節リンク機構のリンクアームの前述の起立配置により、シェーバヘッドの領域内にはかかる伝達部構造体のための十分な空間が存在し、回転振動シャフトは、リンクアームの間に延在し得る。
特に、4関節リンク機構のリンクアームは、カッター要素を通ってかつ/又はこれに隣接して延在する経路に沿って移動する瞬間回転中心を画定するように構成されてもよく、かかる経路は、剃毛される皮膚に接触するシェーバヘッドの機能面に向かって凸状である湾曲形状を有していてもよい。シェーバヘッドが4関節リンク機構の制御下でハンドルに対して回転するときの瞬間回転中心が沿って移動する経路は、ポールホード又は中心軌跡と呼ばれる場合がある。理論的には、4関節リンク機構のリンクアームによって画定されるかかるポールホードは、凸曲線だけでなく、閉じた円を画定してもよい。しかしながら、ハンドルに対するシェーバヘッドの移動及び回転の作動範囲を考慮すると、この作動範囲は通常制限されており、瞬間回転中心の経路は、その中心にカッターユニットの領域内に位置付けられたその極点又は頂点を有し得る前述の凸曲線を形成し得る。
カッター要素の機能面に非常に近接して延在する、瞬間回転中心のかかる経路により、剃毛される皮膚に沿うシェーバの摺動による摩擦力は、かかる摩擦力が瞬間回転中心に対して短いレバーアームしか有さないので、シェーバヘッドの不要な角度移動を引き起こさない。他方では、かかる機能面に対して主に有効横断方向又は垂直方向であるシェーバヘッドの機能面への接触圧により、シェーバヘッドは、皮膚の輪郭に追従するように、角度位置を調整する。
リンクアームの形状は、瞬間回転中心がカッター要素、特に、かかるカッター要素の機能面に近接したままであるように、瞬間回転中心の経路が、ほんのわずか湾曲した外形、及び/又は平坦な若しくは浅い外形を有しているように選択され得る。これによって、シェーバヘッドが皮膚に沿って動かされるときに、摩擦力が小さいレバーアームが維持される。例えば、リンクアームは、シェーバヘッドを作動範囲内、すなわち、最大端部位置の間で回転させるとき、瞬間回転中心が沿って移動するポールホード全体が、シェーバヘッド内に延在することができるように構成されてもよい。特に、ポールホードの少なくとも中央区分、例えば、ポールホードの長さのその中心から+/−3分の1が、シェーバヘッドの上半分に延在することができる。かかる上半分とは、ハンドルから更に離れたシェーバヘッドの半分を意味する。
別の態様によれば、瞬間回転中心の経路は、駆動トレーンの駆動ピンとカッター要素との接続又はジョイントの領域内に又はこれに隣接して延在するように適合されてもよい。シェーバヘッドが中立位置にあるとき、又は中立位置に近いとき、又はわずかに回転しているとき、瞬間回転中心の位置に対応する経路の少なくとも中央部分は、カッター要素に対する駆動トレーンの接続ジョイントと基本的に同じ高さに延在するか、又はこの接続ジョイントを通り、かつ長手方向ハンドル軸線に対して垂直な平面に非常に近接して延在することができる。瞬間回転中心の経路が、カッター要素に対する駆動トレーンの接続ジョイントの近くに位置付けられているため、シェーバヘッド及び、それ故に、カッター要素は、シェーバヘッドが傾斜又は旋回しているときであっても、駆動ピンと実質的に同じ高さに留まる。したがって、瞬間回転中心の経路のかかる構成は、駆動トレーンとカッター要素との間の容易な接続を提供するのに役立つ。
シェーバヘッドの中立位置付近の領域におけるシェーバヘッドのより高い安定性を得るために、かつ/又は初期回転がもたらされた後のより容易な更なる回転を可能にするために、4関節リンク機構は、4点リンク機構によって画定された軸線を中心に回転するとき、シェーバヘッドがハンドルに向かって沈降する側であるシェーバヘッドの沈降側から更に離れて瞬間回転中心が移動するように構成されてもよい。例えば、シェーバヘッドが、シェーバヘッドを旋回軸線又は傾斜軸線の方向に見て、シェーバヘッドの右側端がハンドルに向かって移動するように傾斜又は旋回されると、瞬間回転中心はシェーバヘッドの左側端に向かって移動する。瞬間回転中心の、非沈降、反対端の方へのかかる移動により、接触力又は接触圧が瞬間回転中心に対するレバーアームを有する皮膚に接触するシェーバヘッドの機能面の表面部分が増加するので、シェーバヘッドの沈降端はより容易に更に沈降することができる。換言すれば、傾斜力のレバーアームは、瞬間回転中心の動きに起因して増加する。例えば、瞬間回転中心がシェーバヘッドの左端側に向かって動くとき、瞬間回転中心の右側に位置付けられた接触面の全体部分は、シェーバヘッドを瞬間回転中心の周りに更に回転させるレバーアームを有する。換言すれば、機能面上に実質的に垂直に作用する接触圧力は、瞬間回転中心が非沈降側に向かって移動することで、かかる押圧力のレバーアームを増加させるので、シェーバヘッドの回転度と共にトルクを増加させる。
更なる態様によれば、リンクアームは、特に、リンクアームの長さ、及びリンクアームのヘッドジョイントとハンドルジョイントとの間の距離は、シェーバヘッドを回転又は傾斜させるときシェーバヘッドの仮想中心点が沿って動く軌道が、ハンドルに向かって互いから分岐する2つの軌道分岐部を含む2つの勾配の屋根様形体を有するように構成され得る。シェーバヘッドの前述の仮想中心点は、リンクアームのヘッドジョイントに接続されるシェーバヘッド部分で固定され、カッターユニットの中心領域内に位置付けられた点であると考えることができる。仮想中心点は、カッター要素自体の点ではないので、カッター要素は、追加の往復運動を実行し、一方で仮想中心点は、4点リンク機構の制御下で、リンクアームのヘッドジョイントに直接接続されているシェーバヘッドフレームの回転運動のみを実行する。
換言すれば、4関節リンク機構は、シェーバヘッドが回転又は傾斜されるとき、カッター要素の中心がハンドルに向かって沈降するように構成され得る。カッター要素の中心に位置するシェーバヘッドの点のかかる軌道は、シェーバを取り扱う際の自然な感触を可能にし、加えて、シェーバヘッドの中立位置への容易な復元を可能にする。特に、軌道の前述の2つの勾配の屋根様形体は、シェーバヘッドが中立位置を離れるときのカッター要素と剪断フォイルとの間の摩擦抵抗を低減し得る。これは、前述の軌道構成により、ハンドルに対するシェーバヘッドの回転が、剪断フォイルに対するカッター要素の移動を全く引き起こさないか、又は非常に小さくしか引き起こさないので、剪断フォイルに対するカッター要素の摩擦抵抗によって引き起こされる、シェーバヘッドの回転に対する抵抗が、より少ないか、又は全くないからである。
軌道は、延在部がハンドルの長手方向軸線を含む平面の近傍によって画定される中央区分に限定されている、やや狭い構成を有していてもよい。特に、前述の2つの軌道分岐部は、軌道のピーク点から、長手方向ハンドル軸線を含むこの中央平面に対して、やや急にかつ/又はわずかに傾斜する方向に延在してもよい。例えば、軌道は、長手方向ハンドル軸線を含む中央平面から、この平面に対して垂直な方向にシェーバヘッドの延在部全体の+/−25%未満又は+/−10%未満だけ延在する、シェーバの中央部分に限定されてもよい。かかる狭い軌道により、摩擦力に起因する不要な傾斜に対するシェーバヘッドの安定性を改良することができ、しっかりとした取り扱い感覚をユーザに与えることができる。
4点リンク機構は、ハンドルの長手方向軸線に対して実質的に垂直に、かつシェーバヘッドの主軸線に対して実質的に垂直に延在する傾斜軸線を中心にシェーバヘッドを傾けることを可能にするように設けられてもよい。シェーバヘッドのかかる主軸線は、シェーバヘッドのより長い側面に平行に、かつ/又はカッター要素の往復軸線に平行に、かつ/又は細長いカッター要素自体の長手方向軸線に平行に延在していてもよい。例えば、シェーバヘッドが、機能面に隣接する一対のより大きな側面と、機能面及びより大きな側面に隣接する一対のより小さな側面とを有する、実質的に、大まかに言って、矩形のブロック様の形状を有する場合、前述の主軸線は、より大きな側面及び機能面に対して平行に延在してもよい。このようにシェーバヘッドの主軸線を画定すると、前述の傾斜軸線は、ハンドルの長手方向軸線及びシェーバヘッドの主軸線によって画定される平面に対して実質的に垂直に又は横断方向に延在するように画定され得る。
代替的に又は追加的に、前述の4関節リンク機構はまた、シェーバヘッドのための旋回軸線を画定するように設けられてもよく、旋回軸線は、ハンドルの長手方向軸線に対して実質的に垂直に、かつシェーバヘッドの前述の主軸線に対して平行に延在する。
基本的に、2つの4関節リンク機構が存在していてもよく、そのうちの1つは、シェーバヘッドの傾斜を可能にし、他方は、前述の傾斜軸線及び旋回軸線を中心とするシェーバヘッドの旋回を可能にする。しかしながら、代替的に、一態様によれば、前述の傾斜軸線を中心とするシェーバヘッドの傾斜を可能にするための前述の型の4関節リンク機構が提供されてもよく、一方で、シェーバヘッドの旋回は、固定された枢動軸線を画定する孔様の凹部内に回転可能に受容されたシャフト様の軸線を有し得る枢動軸線支持体によって可能とされる。
傾斜支持体と旋回支持体との組み合わせは、異なる方法で選択されてもよい。一態様によれば、シェーバヘッドの傾斜を可能にする4関節リンク機構は、4関節リンク機構及びその一対のリンクアームによって画定される傾斜軸線を中心にハンドルに対して傾斜することができるシェーバヘッドフレームなどのシェーバヘッド部分を支持してもよい。かかる傾斜可能なシェーバヘッド部分は、かかる旋回軸受によって画定される旋回軸線を中心に旋回することができる、カッター要素支持体部分などの更なるシェーバヘッド部分を枢動可能に支持する。換言すれば、旋回支持体又は旋回軸受は、4関節リンク機構によって傾斜可能に支持されている。
代替的に、4関節リンク機構のリンクアームがこれらのハンドルジョイントと接続されるベース部を有し、ハンドルに対して枢動可能に支持されることもまた可能であり、この結果、ベース部は、かかる旋回軸受によって画定される旋回軸線を中心に旋回することができる。このような構成では、シェーバヘッドの傾斜運動を可能にする4関節リンク機構は、ハンドルに対して旋回することができる。
4関節リンク機構によって画定される回転軸線、特に前述の傾斜軸線は、リンクアームの枢動軸線及びそのヘッド/ハンドルジョイントに対して実質的に平行に延在する。特に、リンクアームのヘッドジョイント及びハンドルジョイントは、シェーバヘッド部分、及びハンドル又はベース部に枢動可能に接続することができる。かかるヘッドジョイント及びハンドルジョイントによって画定される全ての枢動軸線は、互いに対して実質的に平行に、かつ/又は細長いリンクアームの長手方向軸線に対して実質的に垂直に延在し得る。
前述のように、4関節リンク機構が傾斜軸線を画定するとき、かかる傾斜軸線は、必ずしもハンドルの長手方向軸線に対して正確に垂直に延在する必要はないが、ハンドルの長手方向軸線に対して鋭角でわずかに傾斜していてもよい。例えば、かかる傾斜軸線は、ハンドルの長手方向軸線に対して75°〜89°の範囲の角度で延在してもよく、しかしながら、傾斜軸線がハンドルの長手方向軸線に対して90°の角度で延在する、正確に垂直な配置を有することも可能である。
ハンドルの長手方向軸線に対する傾斜軸線の傾きに関係なく、シェーバヘッドのためのかかる傾斜軸線を提供する4関節リンク機構のリンクアームは、異なる位置及び/又は配向で配置されてもよい。例えば、リンクアームは、ハンドルの長手方向軸線に対してオフセットされた平面内、及び/又はハンドルのかかる長手方向軸線を含む中心平面内、及び/又は駆動トレーンに対してオフセットされた平面内に位置付けられてもよく、長手方向軸線からのかかるオフセットは、傾斜軸線の方向に与えられてもよい。かかる線形オフセットに加えて又はこれに代えて、リンクアームは、角度オフセットを有するように配置されてもよく、特に、傾斜軸線もまたハンドルの長手方向軸線に対して傾斜しているときには特に、ハンドルの長手方向軸線に対してわずかに傾斜した共通平面内に配置されてもよい。
シェーバヘッドが旋回軸線を中心に旋回し、傾斜軸線を中心に傾斜するように支持されるとき、支持構造体は、互いに近接して、かつ/又はシェーバヘッドの機能面に近接して、かつ/又はカッター要素に近接して位置付けられた旋回軸線及び傾斜軸線を有するように構成されてもよい。特に、旋回軸線は、カッター要素を通って、かつ/又はカッター要素の機能面に隣接して延在する支持構造体によって画定されてもよい。その結果、カッターヘッドの機能面を剃毛される皮膚に沿って動かすとき、旋回軸線を横断する機能面は、かかる旋回軸線に対して、レバーアームを全く有さないか、又は有意なレバーアームを有さないか、又は小さなレバーアームのみを有する。その結果、かかる摩擦力がシェーバヘッドの不要な旋回を引き起こさない。前述のような旋回軸受によってかかる旋回軸線を画定することができ、これにより、旋回軸線は、カッター要素に対する所望の位置に維持される。
更に、傾斜軸線が前述のように4関節リンク機構によって画定されるとき、4関節リンク機構は、瞬間回転中心が旋回軸線に近接して維持されるように構成されてもよい。特に、瞬間回転中心が沿って移動し得るポールホードは、旋回軸線を通って、かつ/又は旋回軸線に近接して延在してもよい。一態様によれば、かかるポールホードは、シェーバヘッドの旋回軸線からハンドルに向かって延在する半球内に、又は換言すれば、旋回軸線のハンドル側に完全に延在してもよい。シェーバヘッドがハンドルの上方にある直立位置のシェーバを考慮すると、瞬間傾斜中心のポールホードは、特に、ポールホードの頂部が、旋回軸線に近接してかつ/又は旋回軸線を通って位置付けられている状態で、旋回軸線の下方に延在してもよい。
例えば、4関節リンク機構のリンクアームは、その中立位置又は非回転位置にあるシェーバヘッドを考慮すると、1つの勾配の屋根様形体、又はΛ形体に配置され得る。この場合、リンクアームのそれぞれは、ハンドルの長手方向軸線を含む中心平面、及び/又はリンクアームのハンドルジョイント間の真中であり、リンクアームのかかるハンドルジョイントを通る枢動軸線に対して平行に延在する中心平面に向かってわずかに傾斜する。例えば、細長いリンクアームは、長手方向軸線と共に、かかる中心平面に対して5°〜45°又は10°〜25°の範囲の鋭角で延在してもよいが、しかしながら一方で、他の構成も可能である。
別の態様によれば、リンクアームのハンドルジョイント間の距離は、リンクアームのヘッドジョイント間の距離よりも大きくてもよく、その距離の差は、異なって選択することができる。例えば、ハンドルジョイント間の距離は、ヘッドジョイント間の距離の105%〜200%又は120%〜150%の範囲であってもよく、しかしながら一方で、かかる距離の差は、リンクアームの長さにつれて変化してもよい。
リンクアームのハンドル点とヘッド点との間の距離の差に関係なく、リンクアームの長さは、ハンドルに対するシェーバヘッドのコンパクトな配置を可能にするようにやや短く選択されてもよい。特に、支持構造体の高い安定性とコンパクトな配置とを組み合わせるように、リンクアームはそれぞれ、リンクアームのハンドルジョイント間の距離よりも短い、かつ/又はリンクアームのヘッドジョイント間の距離よりも短い長さを有していてもよい。
これら及び他の特徴は図面に示す例から明らかになる。図1から分かるように、シェーバ1は、シェーバを保持するためのハンドル2を形成するシェーバハウジングを有することができる。ハンドルは、例えば、シェーバを人間工学的に掴んで保持することを可能にする実質的に円筒形状又は箱形状又は骨形状などの様々な形状を有していてもよく、このようなシェーバハンドル2は、ハンドルの細長い形状によって長手方向軸線20を有している(図1を参照)。
ハンドル2の一端には、シェーバヘッド3がハンドル2に取り付けられており、シェーバヘッド3は、旋回軸線7及び傾斜軸線11を中心に回動可能に支持されてもよい。旋回軸線7及び傾斜軸線11は、互いに対して実質的に垂直に、前述の長手方向ハンドル軸線20に対して垂直に延在してもよい。
シェーバヘッド3の主軸線40を考慮すると、旋回軸線7は、かかる主軸線40に対して平行に延在してもよく、一方で傾斜軸線11は、かかる主軸線40に対して垂直に延在してもよい。かかる主軸線40は、シェーバヘッド3のより大きい側面55及び57に対して平行に、かつ/又は細長いカッター要素4の長手方向軸線に対して平行に、かつ/又は長手方向ハンドル軸線20に対して実質的に垂直に延在すると考えられ得る。図1から分かるように、シェーバヘッド3は、一対のより大きい側面55及び57が、ハンドル2から離れる方向に対向している機能面56の両側に配置されている、実質的に矩形の箱様形状を有していてもよい。シェーバヘッド3は、前述のより大きい側面55及び57並びに機能面56に隣接する2つのより小さい側面58及び59を更に有する。
シェーバヘッド3は、それぞれが細長いカッター要素4を含む一対の細長いカッターユニット100を含んでいてもよく、細長いカッター要素4は、前述の主軸線40に対して平行に延在し得る往復軸線8に沿って往復運動様式で駆動されることができる。カッター要素4は、カッター要素4を覆う剪断フォイル5と協働し、剪断フォイル5の下を往復運動することができる。
カッター要素4は、シェーバヘッド3に対して、特に、シェーバヘッドフレーム6に対して移動可能に支持されてもよく、その結果、一方では、カッター要素4は、旋回軸線7及び傾斜軸線11を中心にシェーバヘッド3と共に旋回及び傾斜することができ、他方では、カッター要素4は、シェーバヘッドフレーム6に対して切断軸線又は往復軸線8に沿って振動することができる。往復軸線8は、細長いカッター要素4の長手方向軸線に対して平行に延在することができる。これらの自由度に加えて、カッター要素4は、追加の軸線に沿ってかつ/又はこれを中心にシェーバヘッドフレーム6に対して移動可能であってもよい。例えば、カッター要素4は、シェーバヘッド3の中に沈降することができ、すなわち、シェーバヘッド3が長手方向ハンドル軸線20に対して実質的に平行な軸線と位置合わせされた位置にあるとき、長手方向ハンドル軸線20に対して実質的に平行な軸線に沿って変位することができる。
シェーバヘッド3は、前述の一対のカッター要素4の間に、又は前述の一対のカッター要素4の側面に沿って配列され得る、長髪カッターなどの更なる機能要素を含んでいてもよい。前述の線形振動する細長いカッター要素4に加えて、又はこれに代えて、回転又は回転振動し得る回転式のカッター要素を設けることもまた可能であると考えられる。
図2及び図3から分かるように、シェーバヘッド3は、支持構造体30によってハンドル2の上に支持されており、支持構造体30は、平行軸線を中心に枢動することができる一対のリンクアーム31及び32を含むことができる4関節リンク機構33を含むことができる。このようなリンクアーム31及び32は、図7に示されるように、U字型の断面を含む棒形状又はフレーム様構造を有していてもよい。
リンクアーム31及び32は、直立の、起立構成に配置されており、シェーバヘッド3に接続されるリンクアーム31及び32の端部は、ハンドル2又はかかるハンドル2に接続されるベース部45に接続されるリンクアーム31及び32の反対側の端部よりも、ハンドル2から更に離れている。換言すれば、シェーバヘッド3がハンドル2の上方にある直立位置のシェーバ1を考慮すると、リンクアーム31及び32の上端部は、シェーバヘッド部分に接続されており、一方でリンクアーム31及び32の下端部は、ハンドル2又はハンドル2に装着されたベース部に接続されている。
シェーバヘッド3の中立位置又は非傾斜位置では、シェーバヘッド3の主軸線40が長手方向ハンドル軸線20に対して実質的に垂直に延在している。リンクアーム31及び32は、長手方向ハンドル軸線20を含み、かつカッター振動軸線8を横断して延在する中心平面に対して対称に配置されてもよい(図2(a)を参照)。特に、リンクアーム31及び32は、かかる中心平面に対して鋭角で傾斜していてもよい。
図2及び図3から分かるように、リンクアーム31及び32がハンドル2又はベース部45に枢動可能に接続されているハンドルジョイント31b及び32bは、ヘッドジョイント31aと32aとの間の距離よりも大きな距離L1で互いに離間しており、リンクアーム31及び32は、シェーバヘッド部分に枢動可能に接続されている。距離L1と距離L2との間の比は、前述のように所望のキネマティクスを達成するように、多様であってもよく、かつ/又はリンクアーム31及び32の長さに適合されてもよい。
特に、リンクアーム31及び32は、前述の中心平面にやや近接して配置されてもよい。例えば、ハンドルジョイント31b、32bの互いからの距離L1は、カッター要素の往復軸線8の方向に測定されるシェーバヘッド3の長さL3の50%未満又は40%未満であってもよい(図2(a)を参照)。
追加的に又は代替的に、リンクアーム31、32の長さlは、空間を省くコンパクトな配置、及び及びシェーバヘッド3の容易に制御可能なキネマティクスを可能にするために、やや短く選択されてもよい。特に、リンクアーム31、32の長さlは、リンクアーム31、32のヘッドジョイント31a、32aの互いからの距離L2よりも小さくてもよく、かつ/又はカッター要素の往復運動軸線8の方向に測定されるシェーバヘッド3の長さL3の30%未満、又は25%未満、又は20%未満であってもよい(図2(b)を参照)。リンクアームの長さlは、リンクアーム31又は32のヘッドジョイント及びハンドルジョイント31a、31b又は32a、32bの互いからの距離に対応し、両方のリンクアーム31、32は同じ長さlを有していてもよい。
図2から分かるように、シェーバヘッドフレーム6は、傾斜軸線11に対して平行な枢動軸線を画定するリンクアーム31及び32のヘッドジョイント31a及び32aにおいて、リンクアーム31及び32に接続されてもよい。その結果として、シェーバヘッドフレーム6は、傾斜軸線11を中心にハンドル2に対して傾斜し得る。
更に、シェーバヘッドフレーム6は、かかるカッター支持フレーム46などの別のシェーバヘッド部分を枢動可能に支持し得て、かかるカッター支持フレーム46は、シェーバヘッドフレーム6とカッター支持フレーム46との間の枢動軸受34によって画定される旋回軸線7を中心に旋回することを可能にし得る。かかる枢動軸受34は、孔又は凹部又はボールソケット内に受容されるシャフト又はボールを含んでいてもよく、旋回軸線7は、シェーバヘッドフレーム6に対して固定されてもよい。
前述のカッター要素4は、カッター支持フレーム46で支持されていてもよく、カッター要素4は、カッター支持フレーム46に対して、往復軸線8に沿う前述の往復駆動運動を実行することが可能であり得る。加えて、カッター要素4は、かかるカッター支持フレーム46に対し、ハンドル2に向かって沈降し得る。
4関節リンク機構33の前述の直立構成によって、シェーバヘッド3は、傾斜後、ハンドル2から離れるように、かつ/又はベース部45から離れる方向にシェーバヘッド3を促す付勢手段70によって、その中立位置又は非傾斜位置に戻され得る。図6から分かるように、かかる付勢手段70は、カッターユニットをハンドル2から離れる方向に促すばね装置を含んでいてもよく、かかるばねは、前述のカッターユニット100と、カッター要素4を往復運動様式で駆動するための駆動トレーン要素との間に位置付けられてもよい。したがって、付勢手段70は、リンクアーム31及び32、並びにシェーバヘッド3をこれらの/この中立の、非傾斜位置に付勢することと、カッターユニット4が沈降かつ/又は浮上することを可能にすることと、を含む、二重の機能又は複数の機能を果たすことができる。
シェーバヘッド構造体に対するカッター要素4のかかる沈降に加えて、又はこれに代えて、カッター要素4を含むシェーバヘッド3全体を沈降させることもまた可能であると考えられる。例えば、前述のリンクアーム31及び32は、ハンドル2に直接接続される必要はなく、ハンドル2の長手方向軸線20に沿って動かされ得るようにハンドル2上に移動可能に支持され得るベース部45に連結されてもよい。換言すれば、ベース部45がリンクアーム31及び32を枢動可能に支持し、それ故に、シェーバヘッド3全体がハンドル2に向かって沈降し得る。付勢装置又はばね装置は、ハンドル2とベース部45との間に設けられて、ベース部45をハンドル2から離れる方向に、かつ/又はシェーバヘッド3に向かって付勢するか又は促すことができ、その結果、シェーバヘッド3は、付勢力又はばね力に抗して沈降し得る。しかしながら、代替的に、かかるベース部45はまた、ハンドル2上に堅固に装着されてもよい。
図2及び図3から分かるように、傾斜運動を可能にする4関節リンク機構33がハンドル2と旋回支持構造体34との間に配置されているので、旋回支持構造体は、傾斜軸線11を中心とする傾斜運動を実行することができる。しかしながら、図4によって示されるように、かかる順序又は構造は、4関節リンク機構33が旋回運動を可能にするように反転されてもよい。特に、ベース部45は、ハンドル2に対して旋回軸線7を中心に旋回することを可能とするためにハンドル2上に枢動可能に支持されてもよく、4関節リンク機構33のリンクアーム31及び32は、ハンドルジョイント31b及び32bにより、かかる旋回するベース部45に接続されてもよい(図4を参照)。
図2及び図3によって示されるように、旋回軸線7は、カッター要素4を通って、又はこれに非常に近接して延在してもよく、旋回軸線7は、一対のカッター要素が設けられる場合、カッター要素4の間に延在してもよい。例えば、旋回軸線7は、シェーバヘッド3の上半分、すなわち、ハンドル2から更に離れたシェーバヘッド3の半分に延在してもよく、又はシェーバヘッド3の最上部4分の1に延在してもよく、又はブロック様カッター要素4が収容されているシェーバヘッド3の頂部を通って延在してもよい。
4関節リンク機構33によって画定される傾斜軸線11は、旋回軸線7に近接して位置付けられてもよい。特に、傾斜軸線11は、4関節リンク機構33並びにリンクアーム31及び32の動きによって移動し得る。図2から分かるように、一方が、リンクアーム31のうちの一方のヘッドジョイント31a及びハンドルジョイント31bを通り、他方が、リンクアーム32のうちの他方のヘッドジョイント32a及びハンドルジョイント32bを通る、2本の直線の交点は、経路又はポールホード60に沿って移動し得る傾斜軸線11に対応する瞬間回転中心61を画定する。
リンクアーム31及び32、特に、リンクアーム31及び32の長さ並びにリンクアーム31及び32のヘッドジョイント及びハンドルジョイントの位置付けは、シェーバの動作時にハンドルに対してシェーバヘッドを傾斜させる限定された作動範囲を考慮すると、瞬間回転中心61の観点から傾斜軸線11が沿って移動し得るポールホード60が、機能表面56に向かって凸状である湾曲した外形を有するように構成されることができる。ポールホード60のかかる凸状曲線は、シェーバヘッド3が傾斜軸線11を中心に傾斜されたときであっても、瞬間回転中心61を旋回軸線7に近接して維持するやや浅い外形を有していてもよい。
図2から分かるように、リンクアーム31及び32は、傾斜軸線11のためのポールホード60が完全にシェーバヘッド3内に延在するように構成されてもよく、かかるポールホード60の主要部分は、シェーバヘッド3の上半分、すなわち、ハンドル2から更に離れたシェーバヘッド3の半分に延在してもよい。例えば、図2aによって示されるような中立の又は非傾斜のシェーバヘッド位置のためのポールホード60の中心点を考慮すると、ポールホード60の左側少なくとも3分の1、及びポールホード60右側少なくとも3分の1が、シェーバヘッド3の上半分に延在してもよい。
リンクアーム31及び32の構成は、シェーバヘッド3を傾斜軸線11を中心に傾けるとき、カッター要素4の領域内のシェーバヘッド3の仮想中心点41を、軌道62に沿って移動させるように選択されてもよく、軌道61は、ハンドル2に向かって互いから分岐する2つの軌道分岐部を含む1つの勾配の屋根様形体を有していてもよい。前述の中心点41は、シェーバヘッド3の非傾斜位置にある旋回軸線7と長手方向ハンドル軸線20との交点付近の領域において、リンクアーム31、32のヘッドジョイント31a、32aに取り付けられたシェーバヘッド部分の固定点であると考えることができる。動作中、シェーバヘッド3の傾斜中の、この中心点41、すなわち、中心点41は、軌道62に沿って移動し、軌道62の外形は4点リンク機構33の構成によって画定される。
図2によって示されるように、軌道62は、シェーバヘッド3の機能面側から軌道62を見たときに凸状の外形を有していてもよく、軌道62は、2つの軌道分岐部がハンドル2に向かって下に行く中心ピークを有していてもよい。かかる凸状の軌道により、中心点41もまた、シェーバヘッド3が傾いたときにわずかに沈降する。
シェーバヘッド3の傾きに対するシェーバヘッド3のキネマティクスにより、輪郭に適合するための良好な制御がもたらされ、シェーバの取り扱い性が改善される。特に、シェーバヘッド3は、シェーバヘッド3が中立位置若しくは非傾斜位置にあるとき、又はわずかに傾けられているとき、傾斜に抗する安定性が増加する一方で、シェーバヘッドは、既にある程度傾けられているときには、より容易に更に傾けられる。換言すれば、傾斜角が増加するにつれて、シェーバヘッドの傾斜容易性が増加する。
これは、図5から分かるが、瞬間回転中心がシェーバヘッド3の端部側から離れる方向に移動する傾斜軸線11を画定することによって達成することができ、又は少なくとも支持されることができ、この端部側で、シェーバヘッド3は、傾斜時にハンドルに向かって沈降する。例えば、図5は、時計回りの傾斜に起因して沈降するシェーバヘッド3の右手側を示す。傾斜軸線11を引き起こす、特に、瞬間回転中心がシェーバヘッド3の左端側に向かってポールホード60に沿って移動することを引き起こす、4関節リンク機構33の構成により、シェーバヘッド3を更に傾けるように促す接触力のレバーアームは、傾斜角度が増加するにつれて増加するレバーアーム80となる。シェーバヘッド3が右側に向かって更に傾けば傾くほど、瞬間回転中心が左側に向かって更に移動し、これは、上で接触圧がレバーアームを得る機能面56の部分を増加させて、シェーバヘッド3を更に傾ける(部分図5bを参照)。
図6から分かるように、各カッター要素4は、ハンドル2を形成するシェーバハウジングから、シェーバヘッド3の中をカッター要素4まで延在する細長い駆動伝達部9によって振動様式で駆動されることができる。かかる細長い駆動伝達部9は、ハンドル2を形成するシェーバハウジングの内部からハンドル2の外部まで延在する(これはシェーバハウジングのシェルを通り、シェーバヘッド3の中に入ることを意味する)剛性シャフト90を含んでいてもよく、駆動ユニットが、ハンドル2を形成するシェーバハウジング内に収容されるモータ93を含んでいて、シャフト90を振動様式で回転させてもよい。かかるモータ93は、好適な様式で、例えば、モータシャフトの回転をシャフト90の回転振動に変換するクランク機構を介して、シャフト90に接続される回転電気モータであってもよい。
シャフト90は、長手方向軸線又は回転軸線190と共に、ハンドル2を形成するシェーバハウジングに対して固定された配向で保持され、特に、シェーバハウジング長手方向軸線20に対して実質的に平行に、又はシェーバハウジング長手方向軸線20に対して、例えば、2°〜20°又は5°〜15°の鋭角でわずかに傾斜して保持される。
図6から分かるように、ハンドルジョイント31b、32b及びヘッドジョイント31a、32bによって画定される4関節リンク機構の枢動軸線は、両側にある駆動シャフト90を横断して延在する。リンクアーム31、32は、駆動シャフト90の両側に位置付けられてもよく、前述の駆動シャフト90を間に挟んでもよい。
図2は、1つの駆動ピン91のみを示しているが、図6から、2つのカッター要素4が存在するときには2つの駆動ピン91が存在してもよいことが明らかであり、かかる細長い駆動ピン91は、互いに平行に延在しており(図6を参照)、又は3つ以上のカッター要素4が存在するときには3つ以上の駆動ピン91が存在してもよい。
駆動ピン91はそれぞれ、前述のシャフト90によって駆動されて、細長いカッター要素4の長手方向延在部に対して実質的に平行な方向に、シェーバヘッド3に対して一軸振動する(図4及び図5を参照)。特に、シャフト90及びクランクアーム92の回転振動により、駆動ピン91は、円形経路に沿って振動を実行する。しかしながら、クランクアーム92は、カッター要素4の振動軸線8に対して実質的に垂直な方向に延在するので、少なくとも、クランクアーム92が前後の逆方向に回転振動する起点であるシャフト90及びクランクアーム92の中立位置又は中間位置を考慮したとき、駆動ピン91が沿って振動する円形経路のセグメントは、振動軸線8に対して接線方向に向いている。回転振動の振幅は制限されているので、円形経路のセグメントは、振動軸線8に対してほぼ平行、かつ/又は振動軸線8に対してほぼ線形かつ平行であると考えることができる。
シャフト90及び駆動ピン91を含む駆動伝達部9全体は、その駆動ピン91の観点から、細長い駆動伝達部9の突出端部がカッター要素4に設けられた内部空間内に延在するように、ハンドル2からカッター要素4の中に延在してもよい。
シャフト90、クランク要素92、及び駆動ピン91を含む駆動伝達部9全体は、回転可能に支持されているが、そうでなければ、各駆動ピン91によって画定された長手方向軸線13がハンドル2に対して固定された配向で延在するように堅固に支持されている剛性構造体を形成する(図2及び図6を参照)。このような長手方向軸線13は、ハンドルの長手方向軸線20に対して実質的に平行であってもよく、又はハンドルの長手方向軸線20に対して鋭角で傾斜していてもよい。
図6から分かるように、細長い駆動伝達部9の駆動ピン91は、カッター要素4と係合するジョイントによってカッター要素4に連結されている。
前述の旋回軸線7及び傾斜軸線11は、カッター要素4を駆動伝達部9に接続する接続点200を含む仮想平面内又は仮想平面のすぐ近くに隣接して延在してもよい(図6を参照)。仮想平面は、駆動シャフト90の長手方向軸線190に対して実質的に垂直に延在する。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。

Claims (15)

  1. ハンドル(2)と、駆動可能なカッター要素(4)及び剪断フォイル(5)を含む少なくとも1つのカッターユニット(100)を含むシェーバヘッド(3)と、駆動伝達部(9)を介して前記カッター要素(4)に接続されたモータ(93)と、を備える、電気シェーバであって、前記シェーバヘッド(3)は、旋回軸線及び傾斜軸線(7、11)を提供する支持構造体(30)によって、前記ハンドル(2)に接続され、前記シェーバヘッド(3)は、前記旋回軸線及び前記傾斜軸線(7、11)を中心に前記ハンドル(2)に対して旋回又は傾斜することができ、前記旋回軸線及び前記傾斜軸線(7、11)は、互いに隣接し、かつ互いに横断する方向に前記カッター要素(4)に隣接して延在しており、前記支持構造体(30)は、4関節リンク機構を形成する一対のリンクアーム(31、32)を含み、前記リンクアーム(31、32)のそれぞれは、シェーバヘッド部分に接続されたヘッドジョイント(31a、32a)と、前記ハンドル(2)又は前記ハンドル(2)に接続されたベース部に接続されたハンドルジョイント(31b、32b)と、を有しており、前記リンクアーム(31、32)は、前記リンクアーム(31、32)の前記ヘッドジョイント(31a、32a)が、前記リンクアーム(31、32)の前記ハンドルジョイント(31b、32b)よりも前記ハンドル(2)から更に離れている、起立構成で装着されており、前記リンクアーム(31、32)は、前記シェーバヘッド(3)の仮想中心点(41)に関して、前記ハンドル(2)に向かって互いから分岐する2つの分岐部を含む2つの勾配の屋根形体を有する軌道(62)を画定するように構成され、前記仮想中心点(41)は、前記リンクアーム(31、32)の前記ヘッドジョイント(31a、32a)に接続された前記シェーバヘッド部分が固定され、かつ前記カッター要素(4)の領域内において、前記カッター要素(4)の中心に位置付けられた点であることを特徴とする、電気シェーバ。
  2. 前記軌道(62)の前記2つの分岐部は、前記軌道(62)のピーク点から、前記ピーク点を通ってかつ前記ハンドル(2)の長手方向軸線に対して平行である中心平面に対して鋭角で延在しており、前記軌道(62)は、前記シェーバヘッド(3)の延在部全体の+/−15%未満だけ、前記平面に対して垂直な方向に、前記平面から延在している、請求項1に記載の電気シェーバ。
  3. 前記リンクアーム(31、32)は、剃毛される皮膚に接触する前記シェーバヘッド(3)の機能面に作用する、前記シェーバヘッドを傾斜させるための力の方向が、前記傾斜軸線(11)に対して垂直であり、かつ前記シェーバヘッドの機能面(56)と交差する垂直軸線(20)によって画定された、前記シェーバヘッドのある点における前記シェーバヘッドの大きい傾斜運動成分の方向と同じであるように構成されている、請求項1又は2に記載の電気シェーバ。
  4. 前記リンクアーム(31、32)は、前記カッター要素(4)を通って、かつ/又は前記カッター要素に隣接して延在し、かつ、前記シェーバヘッドの回転の作動範囲を考慮すると、剃毛される前記皮膚に接触する前記シェーバヘッド(3)の機能面(56)に向かって凸状である湾曲形状を有する、経路(60)に沿って移動する瞬間回転中心を画定するように構成され、前記シェーバヘッド(3)の前記瞬間回転中心(61)は、前記リンクアーム(31、32)によって画定された前記軸線を中心とする回転時に、前記シェーバヘッドが前記ハンドル(2)に向かって沈降する、前記シェーバヘッド(3)の沈降側(58、59)から更に離れる方向に移動している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  5. 前記経路(60)は、前記シェーバヘッド(3)の旋回軸線(7)から前記ハンドル(2)に向かって延在する半球内に完全に延在し、前記旋回軸線(7)は、前記傾斜軸線(7)を横断し、かつ前記ハンドル(2)の前記長手方向軸線(20)を横断して延在し、かつ/又は前記経路(60)は、前記カッター要素(4)の往復軸線(8)に対して垂直な方向に、前記カッター要素(4)の両端部を通る仮想平面間に画定された空間に制限される、請求項4に記載の電気シェーバ。
  6. 前記モータ(93)は、前記シェーバヘッドと反対側の前記ハンドルジョイント(31b、32b)の側で、前記ハンドル(2)内に受容されており、前記駆動伝達部(9)は、前記ハンドル(2)から前記シェーバヘッド(3)の中に延在し、かつ前記リンクアーム(31、32)を通る駆動シャフト(90)を含んでおり、前記ハンドルジョイント(31b、32b)及び前記ヘッドジョイント(31a、32b)によって画定された前記4関節リンク機構の枢動軸線は、前記駆動シャフト(90)の両側で、前記駆動シャフト(90)を横断して延在している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  7. 前記リンクアーム(31、32)は、前記駆動シャフト(90)の回転軸線(190)を横断し、かつ前記カッター要素(4)の往復軸線(8)を横断して延在する、前記傾斜軸線(11)を提供する、請求項6に記載の電気シェーバ。
  8. 前記駆動伝達部(9)は、前記シャフト(90)に堅固に接続されたクランク要素(92)と、前記クランク要素(92)に堅固に接続され、駆動時、前記カッター要素(4)と係合する駆動ピン(91)と、を更に含み、前記シャフト(90)は、前記ハンドル(2)によって回転可能に支持されているが、そうでなければ、前記駆動ピン(91)の長手方向軸線(13)が前記ハンドル(2)に対して一定の配向で延在するように、前記ハンドル(2)によって固定して支持されており、前記駆動ピン(91)の長手方向軸線(13)は、前記カッター要素の往復軸線(8)/前記往復軸線(8)を横断して延在している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  9. 前記駆動シャフト(90)は、前記駆動シャフト(90)の回転軸線(190)と共に、前記ハンドルの長手方向軸線に対して平行に、又は前記ハンドルの長手方向軸線(20)に対して30°未満、若しくは20°未満、若しくは10°未満の鋭角で延在している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  10. 前記リンクアーム(31、32)は、前記シェーバヘッド(3)の中立又は中間又は非傾斜位置において、前記リンクアーム(31、32)の前記ハンドルジョイント(31b、32b)の互いからの距離(L1)が、前記リンクアーム(31、32)の前記ヘッドジョイント(31a、32a)の互いからの距離(L2)よりも大きい、2つの勾配の屋根様形体で配置され、前記ハンドルジョイント(31b、32b)の互いからの前記距離(L1)は、前記カッター要素の往復運動軸線(8)の方向に測定された前記シェーバヘッド(3)の長さ(L3)の50%未満である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  11. 前記リンクアーム(31、32)の長さ(l)は、前記リンクアーム(31、32)の前記ヘッドジョイント(31a、32a)の互いからの距離(L2)/前記距離(L2)よりも小さい、請求項1〜10のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  12. 前記旋回軸線(7)は、前記カッター要素(4)の機能面を通って、かつ/又は前記機能面に隣接して延在し、前記旋回軸線(7)は、前記ハンドル(2)の長手方向軸線(20)を横断し、かつ前記カッター要素(4)の往復軸線(8)/前記往復軸線(8)に対して実質的に平行に延在しており、前記旋回軸線(7)は、前記ハンドル(2)に対して傾斜軸線(11)を中心に傾斜可能なシェーバヘッドフレーム(6)に対して前記カッター要素(4)を旋回させることを可能にし、前記旋回軸線(7)は、固定枢動軸線を提供する枢動軸受(34)によって形成されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  13. 付勢手段(70)は、前記シェーバヘッド(3)を、前記ハンドル(2)から離れる方向に、かつ/又は前記ベース部(45)から離れる方向に付勢するために設けられ、これによって、前記シェーバヘッド(3)を、前記リンクアーム(31、32)の中立又は非傾斜位置へ付勢し、前記カッターユニット(100)の浮上を可能にする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  14. 前記一対のリンクアーム(31、32)は、前記一対のリンクアーム(31、32)のハンドルジョイント(31b、32b)と共に、前記ハンドル(2)に移動可能に支持されている前記ベース部(45)に接続されて、前記ハンドル(2)の前記長手方向軸線(20)に沿って、前記支持構造体(30)全体を、前記ハンドル(2)に向かって沈降させることを可能にしており、付勢装置又はばね装置は、前記ベース部(45)をハンドル(2)から離れる方向に付勢するか又は促すために設けられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
  15. 前記旋回軸線(7)及び前記傾斜軸線(11)は、前記カッター要素(4)を駆動するために、前記カッター要素(4)を前記駆動伝達部(9)に接続する接続点(200)を含む仮想平面内又は前記仮想平面のすぐ近くに隣接して延在し、前記仮想平面は、前記駆動シャフト(90)の前記長手方向軸線(190)に対して実質的に垂直に延在する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の電気シェーバ。
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