JP2019521894A - 複数の位置合わせられるように配列された液滴エジェクタを有するインクジェットプリントヘッドおよびそのインクジェットプリントヘッドの使用方法 - Google Patents

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Abstract

インクジェットプリントヘッドを開示する。それぞれ複数の液滴エジェクタを含む複数のセットを含む複数の行を含む複数の縦列によって配列されてなる2次元エジェクタアレイを含む。各セットにおける液滴エジェクタは基本的に第1方向に沿って位置合せられる。各行におけるセットは第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれている。各縦列における行は第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれている。縦列は第2方向に沿って互いにずれている。2次元アレイの第1方向に沿う幅はWであり、第2方向に沿う長さはLであり、その長さLは幅Wより大きい。各液滴エジェクタは、吐出孔、インク入口、圧力室およびドライバを含む。【選択図】図6

Description

本発明はインクジェット印刷分野に属し、より具体的には、迅速、高信頼性、高解像度のインクジェットプリントヘッドに用いられる液滴エジェクタ配列に関する。
インクジェット印刷は、通常にドロップオンデマンドのインクジェットまたは連続インクジェット印刷によって完成する。ドロップオンデマンドのインクジェットにおいて、液滴は増圧(例えば熱または圧電)ブレーキを備える液滴エジェクタを使用し記録媒体に形成し吐出される。選択的にブレーキを起動することは液滴が形成し吐出されることをもたらし、該液滴はプリントヘッドと記録媒体との間の空間を通過し記録媒体に衝突する。印刷画像の形成は各液滴の形成を制御することによって実現され、これは所望の画像を印刷するメカニズムでもある。
液滴が吐出される間において、記録媒体はプリントヘッドの移動に対しプリントヘッドの静止を保持し液滴が吐出される時記録媒体が前進しプリントヘッドを通るように駆動することであってもよく、または記録媒体の静止を保持しプリントヘッドを移動することであってもよい。プリントヘッド上の液滴エジェクタアレイは記録媒体の幅上に印刷の関心領域を被覆することができるであれば、以前の印刷構造は適切である。このようなプリントヘッドはページ幅プリントヘッドに呼ばれる場合がある。第2タイプのプリンタ構造は摺動フレーム式プリンタであり、ここで、プリントヘッドの液滴エジェクタアレイは記録媒体幅における印刷関心領域より小さく、プリントヘッドを摺動フレームに取付ける。摺動フレーム式プリンタにおいて、記録媒体は媒体前進方向に沿って所定の距離を前進し、停止する。記録媒体が停止すると同時に、摺動フレームは吐出孔が液滴を吐出しているプリントヘッドを載置し摺動フレームの走査方向上に移動し、該摺動フレームの走査方向は基本的に媒体前進方向に垂直である。摺動フレームが印刷媒体を横切ると同時にプリントヘッドはストリップ状画像を印刷し、その後、記録媒体は前進され、摺動フレームの移動方向は逆になり、画像は1つ1つのストリップによって印刷される。
ドロップオンデマンドのインクジェットプリントヘッド内の液滴エジェクタは圧力室および吐出孔を含み、前記圧力室は圧力室にインクを提供するインク入口を有し、前記吐出孔はインク滴を前記室から吐出する。従来技術において、2つの並列している液滴エジェクタを表示し、図1(特許文献1から改訂される)は従来のドロップオンデマンドの熱インクジェット液滴エジェクタの例示とする。分割壁20は基板10に形成され圧力室22を限定する。吐出孔板30は分割壁20に形成され吐出孔32を含み、各吐出孔32は対応な圧力室22に設置される。インクは最初に基板10内の開口または基板10縁部を囲む開口を通し入り、その後インク入口24を通し、図1における矢印に示すように圧力室22に入る。ブレーキとするヒータ35は各圧力室22内の基板10の表面に形成され、選択的な起動に設計され、吐出孔32によってインクを吐出するため、一部のインクを迅速に沸騰させることによって圧力室22内の圧力を増加させる。
図2は液滴エジェクタの従来技術の配列構造を表示し、プリントヘッド50にアレイ方向54に沿って液滴エジェクタ60は線に設置される。簡単のために、各液滴エジェクタ60は圧力室22および吐出孔32のみを表示する。リニアアレイ52において、エジェクタ60の間のアレイ方向に沿う間隔はDyである。記録媒体62およびプリントヘッド50は走査方向56に沿って互いに対し移動し、液滴エジェクタ60は制御可能に記録媒体62にインク滴を吐出することができる。インク滴は記録媒体62に落ちて点を形成する。許可される画像点位置66はピクセル行68およびピクセル列70を含むピクセル格子64によって限定される。ピクセル列70におけるアレイ方向に沿うピクセル間の間隔はDであり、これはリニアアレイ52におけるエジェクタ60の間の間隔と同様である。ピクセル行68における走査方向56に沿うピクセル間の間隔Dは液滴エジェクタ60の点火時期に関連している。走査方向56に沿って等速Vによって互いに対し移動する記録媒体62およびプリントヘッド50に対し、D=Vt=V/fであり、tは液滴エジェクタ60が連続に点火する間の時間間隔であり、fは液滴吐出頻度である。多くタイプのプリントヘッド50に対し、過大な電流需要のため、液滴エジェクタ60は同時に全部点火することができない。このような状況において、リニアアレイ52は通常、本当に直線上に配列されることではない。インク滴は記録媒体62に基本的に直線的にピクセル行68に沿って着陸するように、液滴エジェクタ60は、異なる時間の点火を補償するため、需要に応じてずれる必要がある。
走査方向56に沿う画像解像度Rは1/D=f/V.に等しく、言い換えれば、印刷速度はV=f/Rである。走査方向に沿う所要画像解像度に対し、Rは液滴エジェクタ頻度fに正比例し、印刷速度に反比例する。液滴エジェクタ頻度fは物理的限界が存在する。例えば、吐出した後の圧力室22はインクを充填し、引続き吐出する必要がある。
アレイ方向54に沿う画像解像度Rは1/Dに等しい。リニアアレイ52に対し、高解像度Rを有するため、液滴エジェクタの間隔Dは非常に小さい必要がある。記録媒体62に良好なインク被覆を提供するために、各種類タイプの液滴エジェクタ60は十分なサイズの液滴を吐出するため、一定的なサイズを有する必要がある。熱インクジェット液滴エジェクタにおいて、典型的な実現可能の液滴エジェクタの間隔Dは42.3ミクロンであり、各インチに600の吐出孔に相当する。熱インクジェット液滴エジェクタにおいて、典型的な実現可能の液滴エジェクタの間隔Dyは42.3ミクロンであり、各インチに100の吐出孔に相当する。従来の熱インクジェットプリントヘッドは2つの交差する液滴エジェクタ60のリニアアレイ52を提供することによって、各インチに1200点の解像度Rを提供することができる。
大きい液滴エジェクタ(例えば圧電エジェクタ)が高解像度印刷を実現することができるため、プリントヘッドに複数の互いにずれる液滴エジェクタアレイを設置することができ、例えば従来技術に示すように図3は特許文献2から改訂される。各液滴エジェクタアレイは図3における配列方向54に沿って水平に延伸する。図における各液滴エジェクタは圧力室102および吐出孔100−klを含み、lは行番号を表示し、第1行(l=1)は底部にあり、kは各行内の位置を表示し右に増加する。第1行液滴エジェクタは吐出孔100−11、100−21、100−31を含む。第2行液滴エジェクタは吐出孔100−12、100−22(標識されていない)および100−32(標識されていない)を含む。第2行はアレイ方向54に沿って第1行から距離Pをずれる。合計で6行を有し、従って吐出孔100−11と100−21との間のアレイ方向54における間隔は6Pである。図に示すように記録媒体がプリントヘッドに対し移動すると同時に、液滴エジェクタを適切に適時点火することによって、液滴を記録媒体に落ちて形成する点をアレイ方向54に沿って水平線を構成させることができる。図3において最も左側の点は吐出孔100−11から吐出される。右側の隣接点(最も左側点の右側に位置する距離Pに表示される)は吐出孔100−12から吐出される。このような2次元「交差格子」を使用する液滴エジェクタ配列は、各液滴エジェクタが点間隔Pより大きくても、高解像度印刷を提供することができる。記録媒体が液滴エジェクタの交差格子に対し走査方向56に移動する時、別の水平線を構成する点を印刷することができる。
例えば、従来技術図4(特許文献3から改訂される)に示すように、インク供給および回路に空間を提供するため、熱インクジェットタイプのコンパクト型液滴エジェクタであっても、液滴エジェクタを複数なずれる行に配置しても有益である。プリントヘッドモジュール210(図4において平面図によって示される)は複数のプリントヘッドモジュール210内の1つであり、プリントヘッドの長さを延長するため、それらは突合せ縁部214に端と端がつながるように組立てられる。液滴エジェクタ212のアレイ211はプリントヘッドモジュール210の非突合せ縁部209に対し傾斜形状を呈する。インクはプリントヘッドモジュール210の背面からセグメント化されたインク供給チャネル220によって供給されることができ、前記セグメント化されたインク供給チャネル220は背面から頂部に延伸されるインク供給溝221を含む。そして、インクはインク供給溝221からインク入口24(図1)に流れ込み、インク吐出装置212の圧力室22(図1)に入る。セグメント化されたインク供給チャネル220はインク吐出装置212のアレイ211の傍に設置される。アレイ211と隣接な突合せ縁部214との間に設置されるのは回路230であり、インク吐出装置212を点火し触発する電気パルスを提供する駆動トランジスタと、駆動トランジスタを制御する論理電子機器を含むことができ、正確な液滴エジェクタ212が適切な時期に点火する。電気接点240は1つまたは2つの非突合せ縁部209に沿って延伸し、回路230に電気信号を提供する。プリントヘッドモジュール210に対し、記録媒体(未図示)は走査方向56に沿って前進する。
図5Aおよび5B(特許文献4(JP‘735)に改訂する)に示すように、対応な吐出孔が互いに位置合せされる複数のプリントヘッドを組合せることは、各点が複数のインク滴を有するピクセル点を形成することができる。プリントヘッド2および4は走査方向56に沿って移動する共通摺動フレーム(未図示)に取付けられる。プリントヘッド2および4内の対応な吐出孔18は走査方向56に沿って位置合せする。液滴エジェクタのサイズは、吐出に提供されるインク滴量が記録媒体に所要サイズの点を形成するための液滴量の半分であるように設けられる。図5Aはプリントヘッド2内の吐出孔18のみによって印刷される半分サイズ点40を表示する。図5Bは2つのプリントヘッド2および4の吐出孔18によって形成される重なり点を表示する。特許文献4に、より一般的な吐出孔18に位置合せされる3つまたは複数のプリントヘッドを使用する例を説明し、液滴エジェクタのサイズはプリントヘッドの数に反比例するインク滴量を提供するように設定される。前記組合せの一利点は印刷速度を向上させることができることである。
互いに位置合せられる対応な吐出孔を有する複数のプリントヘッドは特許文献5(JP’135)に説明された。JP’135において、各単行液滴エジェクタの2つのプリントヘッドは図5A(JP‘735から改訂される)に類似な方式によって配置される。JP’135において、2つのプリントヘッドにおける位置合せされる液滴エジェクタは制御可能に点火され、形成される走査線における点は各プリントヘッドからであり、2つのプリントヘッドにおける液滴エジェクタの液滴体積の不均一性を補償する。
プリンタの耐用年数期間中において、液滴エジェクタは故障する可能性がある。例えば、ドライバは電気障害を起こす可能性があり、例えば、熱インクジェット液滴エジェクタ内の抵抗ヒータが故障することである。または、液滴エジェクタの吐出孔を塞ぐことができる。インクジェットプリントヘッド(例えば、図2〜図4に示すとおりである)に対し、片道印刷に用いられ単一な液滴エジェクタによって走査方向56に沿って線上の全ピクセルを印刷する責任を負い、単一な液滴エジェクタの回復不能な障害は画像内に走査方向56に沿って1つの許容できない白い縞を生じる。摺動フレーム型プリンタはマルチプルパス印刷によって液滴エジェクタ故障の影響を覆い隠すことができる。マルチプルパス印刷において、記録媒体は各パスの間に印刷走査方向に沿って前進し、従って摺動フレーム走査方向に沿って印刷する各ストリップの点線は複数の液滴エジェクタによって印刷される。しかし、マルチプルパス印刷は印刷生産量を顕著に低下させる。
インクジェットプリントヘッドにおける液滴エジェクタの配置はすでに進歩しているが、プリントヘッドと印刷システム設計および印刷方向はまだ必要とされ、高速単一パス印刷を使用しても、1つ又は複数の液滴エジェクタが故障する状況においても、高信頼性および画像均一性を有する高解像度印刷を提供することができる。
米国特許No.7,163,278 米国特許No.7,300,127 米国特許No.8,118,405 日本特許出願公開No.10−151735 日本特許出願文献No.10−157135 米国特許No.6、991、318
本発明の一態様によれば、インクジェットプリントヘッドは複数の縦列によって構成される2次元エジェクタアレイを含む。各縦列は複数の行を含み、各行は複数のセットを含む。各セットは複数の液滴エジェクタを含み、基本的に第1方向に沿って位置合せされる。各行内の複数のセットは第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれる。各縦列内の複数の行は第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれる。複数の縦列は第2方向に沿って互いにずれる。該2次元アレイは第1方向に沿って幅Wを有し、第2方向に沿ってWより大きい長さLを有する。該2次元アレイ内の各液滴エジェクタは吐出孔、インク入口、圧力室およびドライバを含む。インク入口は第1インクソースに流体連通される。圧力室は吐出孔およびインク入口に流体連通される。ドライバは選択的に駆動し圧力室に加圧し、吐出孔によってインクを吐出することができる。
本発明の別の態様によれば、インクジェット印刷システムはインクソース、プリントヘッド、1セットの転送メカニズム、画像データソースおよびコントローラを含む。該プリントヘッドは複数の縦列によって構成される2次元エジェクタアレイを含み、各縦列は複数の行を含み、各行は複数のセットを含み、各セットは複数の液滴エジェクタを含む。各セット内の液滴エジェクタは基本的に第1方向に沿って位置合せされる。各行内の複数のセットは第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれる。各縦列内の複数の行は第1方向に沿って互いに間隔をあけて、第2方向に沿って互いにずれる。複数の縦列は第2方向に沿って互いにずれる。該プリントヘッドは液滴エジェクタからインクを選択的に吐出する回路をさらに含む。転送メカニズムは第1方向に基本的に平行である走査方向に沿ってプリントヘッドと記録媒体との間の相対的な移動を提供する。画像データソースは画像データを提供する。コントローラは画像処理ユニット、転送制御ユニットおよび吐出制御ユニットを含み、インク滴を記録媒体に吐出し画像データに対応するパターンドットマトリックスを印刷する。第1セットにおける複数の液滴エジェクタは互いに嵌合するように設置され走査方向に沿って第1セットの直線点を印刷する。
本発明によるプリントヘッドおよびインクジェット印刷システムは利点を有する。印刷走査方向における液滴エジェクタの冗長のため、プリントヘッドを高良質率に製造することができ、長くかつ信頼できる印刷耐用年数を有する。それらは他の利点をさらに有し、高い液滴エジェクタの間隔に対し高解像度印刷を実現する。
本発明の更なる一態様によれば、本インクジェット印刷システムが記録媒体に画像を印刷する方法を提供する。該インクジェット印刷システムは1セットの転送メカニズムと、2次元エジェクタアレイを備えるプリントヘッドを有する。転送メカニズムは記録媒体とプリントヘッドとの間のために走査方向に沿う相対的な移動を提供する。2次元エジェクタアレイを備えるプリントヘッドは第1インクソースに流体連通される。該2次元エジェクタアレイは複数の縦列によって構成され、各縦列は複数の行を有し、各行はN個のセットを有し、各セットはN個の液滴エジェクタを有する。各セット内のN個の液滴エジェクタは走査方向に沿って基本的に位置合せられ、各縦列内のセットは走査方向に垂直である交差軌道方向に沿って互いにずれる。印刷方法は、プリントヘッドに画像データを提供すること、および画像データを使用しエジェクタが起動される時に点火するか否かを制御すること、を含む。第1のストロークの第1サイクル期間中に、各縦列内の各行内の第1セットの最初端の第1液滴エジェクタは起動され点火される。第1のストロークの第2サイクル期間中に、各縦列内の各行内の第1セットの第2液滴エジェクタは起動され点火される。第1セットの第2液滴エジェクタは第1セットの最初端の第1液滴エジェクタに最も隣接する。第1のストローク後の連続サイクル期間中に、各縦列内の各行内の第1セットの全Nメンバがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、順に各縦列内の各行内の第1セットの連続最も隣接する液滴エジェクタを起動して点火する。第1ストロークのN+1サイクル期間中に、各縦列内の各行内の第2セットの最初端の第1液滴エジェクタを起動して点火する。第1ストロークのN+2サイクル期間中に、各縦列内の各行内の第2セットの第2液滴エジェクタを起動して点火する。第2セットの第2液滴エジェクタは第2セットの最初端の第1液滴エジェクタに最も隣接する。第1ストローク後の連続サイクル期間中に、各縦列内の各行内の第2セットの全Nメンバがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、順に各縦列内の各行内の第2セットの連続最も隣接する液滴エジェクタを起動して点火する。第1ストローク後の連続サイクル期間中に、2次元アレイ内の全液滴エジェクタがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、順に各縦列内の各行内の他のセットの液滴エジェクタを起動する。記録媒体がプリントヘッドに対し移動する時、第1ストロークに類似する一連の後続ストロークに2次元アレイ内の液滴エジェクタを起動して、従って、画像データによって画像を完全に印刷するまで、インク滴を吐出することによって記録媒体に点を印刷する。
本発明の更なる一態様によれば、本インクジェット印刷システムが記録媒体に画像を印刷する方法を提供する。該インクジェット印刷システムは1セットの転送メカニズムと、2次元エジェクタアレイを備えるプリントヘッドを有する。転送メカニズムは記録媒体とプリントヘッドとの間のために走査方向に沿う相対的な移動を提供する。2次元エジェクタアレイを備えるプリントヘッドは第1インクソースに流体連通される。該2次元アレイは複数の互いに空間がずれる液滴エジェクタセットを含み、各セットは複数の液滴エジェクタを有し、各セットの液滴エジェクタは基本的に走査方向に沿って配列される。印刷方法は、プリントヘッドに画像データを提供すること、および画像データを使用しエジェクタが起動される時に点火するか否かを制御すること、を含む。記録媒体は走査方向に沿ってプリントヘッドに対し連続に前進する。第1グループの対応な液滴エジェクタは起動されると同時に点火できる。第1グループの各セット内の各液滴エジェクタは、各セットの各メンバがいずれも点火する機会を有するまで、順に点火できる。第2グループの対応な液滴エジェクタは起動されると同時に点火できる。第2グループの各セット内の各液滴エジェクタは順に点火できる。同様に、2次元アレイ内の全液滴エジェクタがいずれも第1ストローク期間中に点火する機会を有するまで、2次元アレイ内の如何なる他のセットも連続に点火される。記録媒体は走査方向に沿ってプリントヘッドに対し移動すると共に、画像データによって同じインクを使用する画像を完全に印刷するまで、後続の一連ストロークにおいて第1ストロークに類似している態様によって2次元アレイ内の液滴エジェクタを起動して点火する。
本発明による方法は以下のような利点を有する。走査方向の各線は複数の液滴エジェクタによって印刷され、よって単一パス印刷のために高い印刷スループットおよびマルチプルパス印刷の画像品質を提供する。これら方法は複数の印刷モードの利点をさらに有し、走査方向の解像度が走査方向に沿う各インチのインク滴エジェクタ数より高い非交差印刷モードと、より高い走査解像度またはアドレス指定能力を実現することができる交差印刷モードと、色域を拡張するため、各ピクセルが複数滴によって印刷することを実現することができる複数滴ピクセルモードと、欠陥があるインク滴エジェクタを補償する冗長液滴エジェクタモードと、インク使用量を減少するため、走査解像度が走査方向に沿う各インチの液滴エジェクタ数より低い低走査解像度モードと、を含む。
従来技術における液滴エジェクタ構造の斜視図 液滴エジェクタのリニアアレイおよび点位置を許可するピクセル格子を有する記録媒体を含む従来技術におけるプリントヘッドを示す説明図 互いに変位する複数列の液滴エジェクタを有する従来技術におけるプリントヘッドを示す説明図 傾斜する液滴エジェクタアレイを有する従来技術におけるプリントヘッドモジュールを示す説明図 従来技術における2つのプリントヘッドの吐出孔対向構造およびそれによって印刷されるパターンドットマトリックスを示す説明図 従来技術における2つのプリントヘッドの吐出孔対向構造およびそれによって印刷されるパターンドットマトリックスを示す説明図 本発明の一実施例のインクジェット印刷システムを示す説明図 本発明の一実施例の走査方向に沿って配列される液滴エジェクタセットを含む2次元アレイ液滴エジェクタのプリントヘッドチップの平面図 図7に類似し、2次元アレイ内の液滴エジェクタの空間関係を示す説明図 図7に類似し、電子部品の詳細を示す説明図 本発明の一実施例の駆動回路およびアドレス指定回路を示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク期間中の連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク期間中の連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク期間中の連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク期間中の連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク期間中の連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク後の第2印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク後の第2印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク後の第2印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第1印刷ストローク後の第2印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第2印刷ストローク後の第3印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第2印刷ストローク後の第3印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第2印刷ストローク後の第3印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、第2印刷ストローク後の第3印刷ストロークの連続時間スナップショットを例示的に示す説明図 本発明の一実施例により、ピクセル格子の一部を表示し、中実丸は図11Aおよび図13Dに示される前の3つの印刷ストローク期間中に印刷する点を示す説明図 本発明の一実施例により、2重交差印刷に用いられる4つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、2重交差印刷に用いられる4つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、2重交差印刷に用いられる4つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、2重交差印刷に用いられる4つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、3重交差印刷に用いられる5つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、3重交差印刷に用いられる5つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、3重交差印刷に用いられる5つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、3重交差印刷に用いられる5つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、3重交差印刷に用いられる5つの印刷ストロークを示す説明図 本発明の一実施例により、各ピクセルに最大に2滴の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、各ピクセルに最大に2滴の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、各ピクセルに最大に2滴の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、各ピクセルに最大に2滴の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、図11A〜11Eに示す順に逆な点火順の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、図11A〜11Eに示す順に逆な点火順の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、図11A〜11Eに示す順に逆な点火順の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、図11A〜11Eに示す順に逆な点火順の印刷を示す説明図 本発明の一実施例により、プリントヘッドチップの上面図を表示し、該プリントヘッドチップは走査方向に沿って分離される1対の2次元液滴エジェクタアレイによって構成されることを示す説明図 従来技術におけるカラー印刷に用いられる液滴エジェクタ配置を示す説明図 本発明の一実施例により、1対の突合せプリントヘッドチップを示す説明図 本発明の一実施例により、異なるインクソースに流体連通される1対のプリントヘッドチップを示す説明図 本発明の一実施例により、1対の2次元液滴エジェクタアレイを有する、1対の突合せプリントヘッドチップを示す説明図 図7に示すように、各縦列内の対応な液滴エジェクタがアレイ方向に沿って位置合せされる、1対の突合せプリントヘッドチップを示す説明図 本発明の一実施例により、隣接する液滴エジェクタ縦列が走査方向に沿って1つの液滴エジェクタ間隔を変位する、1対の突合せプリントヘッドチップを示す説明図 隣接する突合せ縁部が相補方式によって位置決めされるステップを含む、1対の突合せプリントヘッドチップを示す説明図 本発明の一部の実施例に用いることができる、ロールツーロールインクジェット印刷システムを示す説明図 本発明の一部の実施例に用いることができる、摺動フレーム印刷システムを示す説明図 走査方向に沿って完全に位置合せされる2セットの液滴エジェクタを示す説明図 走査方向に沿う1セットの完全に位置合せされる液滴エジェクタおよび1セットの完全に位置合せされていない液滴エジェクタを示す説明図 1対の液滴エジェクタおよび走査方向に沿う最良適合線を示す説明図
説明するまでもないが、図面の目的は本発明の概念を説明することであり、縮尺で描かれていない可能性がある。可能であれば、同様な図面符号を使用し図面に共有する同様な特徴を示す。
本発明は本文に記載の実施形態の様々な組合せを含む。「特定実施例」および類似に対する引用は特徴が少なくとも本発明の一実施例に存在していることである。「一実施例」または「特定実施例」と類似に対するそれぞれの引用は必ずしも同様な単一実施例または複数の実施例を意味するものではなく、しかし、意図的に指摘されるまたは当業者にとって明らかでない限り、これら実施例は排他的ではない。単一の「方法」または複数の「方法」を引用することまたは類似する使用は限定的なものではない。注意すべきのは、本文に他の明確な説明または要求がない限り、本発明内における用語「または」は非排他的な意味で使用される。
現在、図6を参照し本発明を説明する。図6はインクジェット印刷システム1を示す図およびプリントヘッドチップ215の斜視図を含む。画像データソース2はデータ信号を提供し、コントローラ4によって液滴吐出コマンドに翻訳する。コントローラ4は画像処理ユニット3を含み、印刷のために画像を準備する。用語「画像」が本文における意味は画像データによって指定される如何なるパターンドットマトリックスを含むことを意味する。それは画像またはテキスト画像を含むことができる。適切なインクを使用する場合、それは機能デバイスを印刷するパターンドットマトリックスをさらに含むことができる。コントローラ4は転送制御ユニットおよび吐出制御ユニットをさらに含み、前者は転送メカニズム6を制御し、後者は、記録媒体62に画像データに対応するパターンドットマトリックスを印刷するため、インク滴の吐出を制御する。コントローラ4は出力信号を電気パルスソース5を送信し、電気パルスソース5は電気パルスをインクジェットプリントヘッド50に送信する。インクジェットプリントヘッド50は少なくとも1つのインクジェットプリントヘッドチップ215を含む。転送メカニズム6は走査方向56に沿ってインクジェットプリントヘッド50と記録媒体62との間の相対的な移動を提供する。一部の実施例において、プリントヘッド50は静止しており、転送機構6は記録媒体62を移動するように設置される。または転送メカニズム6は静止している記録媒体62を通すようにプリントヘッド50(例えば摺動フレームに取付ける)を移動することができる。摺動フレーム式プリンタによって連続画像ストリップを印刷する時、液滴を吐出する時の走査方向56は反転することができる。
インクジェット印刷に用いられる様々なタイプの記録媒体は紙、プラスチックおよび織物を含む。3Dインクジェットプリンタに用いられる記録媒体は平面建築プラットフォームおよび薄層の粉末材料を含む。また、様々な実施例において、記録媒体62はロールの形式からロールによって送り込みまたは送り込み盤から用紙を一枚ずつ送り込むことができる。
プリントヘッドチップ215は基板201の上面202に形成される液滴エジェクタ212の2次元アレイ150を含み、基板201はシリコンまたは他の適切な材料によって製造されることができる。第1インクソース290はインク供給チャネル220によってエジェクタ212にインクを提供し、インク供給チャネル220は基板201の後面203から上面202に延伸する。インクソース290は本文において、通常、インクジェットプリントヘッドが吐出することができる如何なる物質を含むことに理解される。インクソース290は例えば、青緑色、赤紫色、黄色または黒色のようなカラーインクを含むことができる。または、インクソース290は機能印刷に用いられる導電材料、誘電体材料、磁性材料または半導体材料を含むことができる。インクソース290は生物材料またはその他の材料をさらに含むことができる。簡単のため、液滴エジェクタ212の位置は円形吐出孔によって表示される。圧力室22、インク入口24、ドライバ35(図1)は図6において表示されていない。インク入口24は第1インクソース290に流体連通される。圧力室22および吐出孔32(図1)はインク入口24に流体連通される。ドライバ35は選択的に圧力室22に加圧し、吐出孔32によってインクを吐出することができる。
さらに図1を参照すると、本発明は、さらに追加データのログ収集と統計分析システムを提供する。該システムは、追加データシステムフロントエンドプロセッサと、追加データログサーバーと、追加データメインサーバーと、追加データシステムデータベースと、追加データログデータベースとを含む。
2次元アレイ150は所定の組織構造に応じて配列される。組織構造の基本構成ブロックはセット120である。各セット120はN>1個の液滴エジェクタ212を含む。例えば、図6に示すように、各セット120は4個の液滴エジェクタ212を含む。各セット120内の液滴エジェクタ212は走査方向56に平行である第1方向に沿って基本的に位置合せされる。次の高さ1層の構成ブロックは列130である。各行はN>1個のセット120を含む。各行130におけるセット120は走査方向56に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれる。第2方向は本文においてアレイ方向54である。例えば、図6に示すように、各行130は4個のセット120を含む。次のより1層高い組織構造は縦列140である。各縦列140はN>1個の行130を含む。各縦列140における列130は走査方向56に沿って互いに間隔を空けて配列され、アレイ方向54に沿って互いにずれる。複数の縦列140はアレイ方向54に沿って互いにずれる。2次元アレイ150はN>1個の縦列140を含む。図6における例は9個の縦列140を有し、各縦列140は2個の行130を含む。2次元アレイ150内の液滴エジェクタの合計はN*N*N*Nであり、*は乗算演算子である。図6における例は合計で4*4*2*9=288個の液滴エジェクタ212を有する。2次元アレイ150が走査方向56に沿う幅はWであり、アレイ方向54に沿う長さはLであり、LはWより大きい。アレイ方向54は通常に走査方向56に垂直である。簡単のため、本文に含まれる図面内の2次元アレイの大きさは相対的に小さい。実際のプリントヘッドチップ215は数千個の液滴エジェクタ212を有することができ、長さLは通常に幅Wより大きい。長さLが沿う方向が走査方向56に垂直であることは、単一パスまたは単一ストリップ印刷において大面積の記録媒体62を印刷することを実現する。プリントヘッドチップ215の面積が相対的に小さいであることを保持することは製造コストを低下させることに有益である。従って、有益なサイズは2次元アレイ150の幅WがLよりわずかに小さく、同時に依然として各セット120内の複数の液滴エジェクタ212が走査方向56に沿って位置合せすることを格納し、幅Wは走査方向56に沿って延伸することである。
図7はプリントヘッドチップ215(ここでチップにも称される)の一部の平面図であり、2次元アレイ150の一部を表示する。図7における例は4個の縦列(141,142,143及び144)を表示する。プリントヘッドチップ215の両側線は鋸歯状であり、4個より多い縦列を有することができる。各縦列は2つの行131および132を含む。列131は2つのセット121および122を含み、列132は2つのセット123および124を含む。各セットは例えば、液滴エジェクタ111、112、113および114のような、4つの液滴エジェクタを含む。図7における番号付け規定は各行内の液滴エジェクタが連続番号であることである。例えば、縦列141の行131において、セット121内の液滴エジェクタのセット121の最低位置のメンバから最高位置のメンバの番号は111、112、113および114である。セット122における液滴エジェクタの番号は115、116、117および118である。1セット内の液滴エジェクタは走査方向56に沿って基本的に位置合せされる。図7における例に示すように、N=4、N=2、N=2、N≧4。
図7に類似し、図8は2次元アレイ150内の液滴エジェクタの空間位置関係を表示し、Xは走査軸であり、その座標は走査方向56に沿い、Yはアレイ軸であり、その座標はアレイ方向54に沿う。2次元アレイ150の右下隅に示すように、1セット内の液滴エジェクタは方向56に沿って基本的に均一に間隔を空けて配列され、液滴エジェクタの間の中心間隔はXである(縦列144の行131内の液滴エジェクタ111と112との間に示すように)。1列における隣接するセットの間において、最も隣接する液滴エジェクタの間の走査方向56に沿う中心間隔もXであり、図に示すように縦列144の行131のセット121内の液滴エジェクタ114とセット122内の液滴エジェクタ115との間の中心距離である。従って、1列内の2つの隣接するセットにおいて、対応な液滴エジェクタの間の中心間隔はX=Nに等しい。例えば、縦列141の行131において、セット121内の最低部の液滴エジェクタ111とセット122内の最低部の液滴エジェクタ115との間の間隔はX=4Xである。
各行内の隣接するセットはアレイ方向54に沿って基本的に均一に第1オフセットYによって間隔を空けて配列される。図3の例に示すように、参考線57は走査方向56に平行であり各セット内の液滴エジェクタの中心を通過する。例えば、縦列141の行132において、第1参考線57aはセット124の液滴エジェクタ115、116、117および118の中心を通過し、第2参考線57bはセット123の液滴エジェクタ111、112、113および114の中心を通過する。第1参考線57aと第2参考線57bとの間の距離はアレイ方向54に沿う第1オフセットYに等しい。
走査方向56に沿って1縦列において、第1列と隣接する第2列の最も隣接する液滴エジェクタとの間の間隔はXに等しく、X以上である。例えば、縦列144において、列131のセット122内の液滴エジェクタ118は走査方向56に沿って列132のセット123内の液滴エジェクタ111に最も隣接する。図8に示すように、該2つの液滴エジェクタが走査方向56に沿う距離はXであり、Xより大きい。全ての4つの縦列141、142、143および144の第1列131と隣接する第2列132の最も隣接する液滴エジェクタとの間の間隔はいずれもXである。従って、隣接する列内の対応なセット内の対応な液滴エジェクタの間の中心間隔はX=N*X+X−Xに等しい。X=Xであれば、該表現式はX=N*N*Xに簡略化される。例えば、縦列141の行131の最低部セット121内の最低部の液滴エジェクタ111と列132の最低部セット123内の最低部の液滴エジェクタ111との間の間隔はX=7X+Xである。
各縦列内の隣接する列内の最も隣接するセットはアレイ方向54に沿って第1オフセットYによって間隔を空けて配列される。例えば、縦列141において、第2参考線57bは列132のセット123の液滴エジェクタ111、112、113および114の中心を通過する。隣接する列131内の最も隣接するセットはセット122である。第3参考線57cは隣接する列131のセット122の液滴エジェクタ115、116、117および118の中心を通過する。第2参考線57bと第3参考線57cとの間の距離はアレイ方向54に沿う第1オフセットYに等しい。
第1縦列内のセットと隣接する第2縦列内のセットとの間がアレイ方向54に沿う最小間隔は第1オフセットYに等しい。例えば、縦列141および142がアレイ方向54に沿って最小間隔を有するセットは縦列141の行124および縦列142のセット121である。第1参考線57aは縦列141のセット124の液滴エジェクタの中心を通過する。第4参考線57dは縦列142のセット121の液滴エジェクタの中心を通過する。第1参考線57aと第4参考線57dとの間の距離はアレイ方向54に沿う第1オフセットYに等しい。
言い換えれば、2次元アレイ150において、連続配列されるセット(図8において左から右)はアレイ方向54に沿って第1オフセットYによって等間隔に配列される。記録媒体62(図6)がプリントヘッドチップ215に対し走査方向56に沿って移動すれば、異なるセット内の液滴エジェクタが適切な時期に適時点火すれば、行68内にアレイ方向54に沿う許可可能隣接点位置66(図2)は均一に第1オフセットYによって間隔を空けて配列される。アレイ方向54に沿う点間隔は図2および3に示すように従来技術に類似している。以下のかかる印刷方法に対しより詳細な説明において、走査方向56に沿う点の形成は従来技術と異なる。これら走査方向56に沿う印刷の違いは走査方向56に沿って位置合せされる液滴エジェクタセットによって実現される。プリントヘッドであって、各セットの複数の走査方向56に沿って配列される液滴エジェクタによって構成される2次元アレイ150を含み、該プリントヘッドは記録媒体62に走査方向56に沿って配列される直線的な点を印刷することができ、これら点は1つの単一パスにおいて複数の異なる液滴エジェクタによって協同して印刷される。1セット内の単一液滴エジェクタが故障すれば、単一パス印刷内のこのようなプリントヘッドは従来技術のプリントヘッドのように走査方向56に沿って白い縞を生じる。
上記のように、図4に示されるかかる従来技術は、インク供給および回路に空間を提供することに便利であるため、液滴エジェクタを複数のオフセット行に配置することは有益である。図8および図9に示すように、液滴エジェクタセットのオフセットは類似する利点を提供する。図8を参考し、1列にN=2のセットを有し1縦列にN=2の行を有する状況において、隣接する縦列内の対応なセットの間のアレイ方向54に沿う距離Yは4Yに等しい。より幅広く言えば、隣接する縦列内の対応なセットの間の距離はN*N*Yに等しい。従って、図9に示すように、駆動回路160は隣接する縦列内の対応なセットの間の空間に配置することができる。各液滴エジェクタのドライバは駆動回路160に電気的に接続し、ドライバを起動する。図9はさらにアドレス指定回路170を例示的に表示し、駆動回路160によって液滴エジェクタのドライバを選択的に起動する。例えば、駆動回路160は駆動トランジスタ161(図10)を含むことができ、各ドライバにそれぞれ接続される。駆動回路160の駆動トランジスタに接続するため、アドレス指定回路170はデータ入力線、クロック線およびシフトレジスタとラッチのような論理素子を含むことができ、適切な順によって適切な時間にドライバを起動し、画像データソース2(図6)によって提供される画像を印刷する。
図10は駆動回路160およびアドレス指定回路170の例を表示し、図9に類似する例内のプリントヘッドチップ215を含むことができる。図10の簡単のため、セット121、122、123および124内の各セットに2つの液滴エジェクタ212しか有せず図9に示すような各セットに4つの液滴エジェクタを有することではない。図10においてN個の縦列(141、142〜N)を有し、各縦列は2つの行131および132を有する。アドレス指定回路170は複数のアドレス線171、172、173および174を含む。より幅広く言えば、アドレス線の数は各行内の液滴エジェクタの数(各セットの液滴エジェクタの数と各行のセット数の積であり、即ちN*Nである)に等しい。1列内の各液滴エジェクタは異なるアドレス線に接続される。これは1列内の各液滴エジェクタ212のドライバ(未図示)に接続される駆動トランジスタ161が異なるアドレス線に接続されることを意味する。例えば、列131において、アドレス線171はセット121内の下エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続され、アドレス線172はセット121内の上エジェクタ126に対応な駆動トランジスタ161に接続され、アドレス線173はセット122内の下液滴エジェクタ125に対応なトランジスタ161に接続され、アドレス線174はセット121内の上液滴エジェクタ126に対応な駆動トランジスタ161に接続される。類似するように、列132において、アドレス線171はセット123内の下部液滴エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続され、アドレス線172はセット123内の上部液滴エジェクタ126に対応な駆動トランジスタ161に接続され、アドレス線173はセット124内の下エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続され、アドレス線174はセット124内の上部液滴エジェクタ126に対応な駆動トランジスタ161に接続される。アドレス指定回路170の各アドレス線は各行内の各セット内の対応な位置の1つの液滴エジェクタ212に接続される。例えば、アドレス線171は列131内の下セット121内の下液滴エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続され、アドレス線171も列132内の下セット123内の下液滴エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続される。また、各アドレス線は各縦列内の対応な位置の液滴エジェクタに接続される。例えば、アドレス線171は縦列141内のセット121内の下液滴エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続され、縦列142内のセット121内の下液滴エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続され、縦列N内のセット121内の下液滴エジェクタ125に対応な駆動トランジスタ161に接続される。該アドレス線設置の結果は、例えば、アドレス線171に沿って信号パルスを送信する時、各縦列の各行が対応する下エジェクタ125を同時に点火発射することができることである。実際、前のエジェクタが点火発射するか否かは画像データソース2からの画像データ(図6)によって決められる。図10のアドレス指定によって同時に発射する液滴エジェクタ215を設置することができる最大数は各縦列内の行数および縦列数の積であり、即ちN*N
アドレス指定回路170に関連するのはシーケンサ175であり、アドレス線171、172、173および174が信号を送信する順を決定する。例えば、信号はアドレス線の第1シーケンス171、172、173および174に応じて順に連続送信し、または第1シーケンスと逆の第2シーケンス174、173、172および171に応じて順に連続送信する。言い換えれば、第1シーケンスまたは第1シーケンスと逆の第2シーケンスに応じてドライバを起動するため、アドレス指定回路170の設置は駆動回路160を選択的にサイト選定制御することができる。
ここで説明する例において、各セット内の液滴エジェクタの数Nは偶数である。1セット内の偶数個の液滴エジェクタはアドレス指定にとって好ましいかもしれないが、各セット内に奇数個の液滴エジェクタを有することができる設置も考慮される。
図8内の例に示すように、縦列内において、第1列および隣接する第2列の最も隣接する液滴エジェクタが走査方向56に沿う間隔はXに等しく、X以上である。XがXより大きい場合、異なる列内の異なる位置の液滴エジェクタによって液滴を記録媒体62の適切な位置に吐出することができ、正確な点間隔を実現する。図9に示すように、一部の実施例においてXをXより大きくすることは利点を有し、導線180を第1列131と隣接する第2列132との間に放置する。熱インクジェット液滴エジェクタは相対的な高い電流を必要とし、上記利点はこのような液滴エジェクタにとって特にそうである。通電導線に沿う電圧が過度に低下するこtを避けるため、隣接する列の間に提供する空間に導線180のような追加リード線を加えることは有益かもしれない。
以下、プリントヘッドおよび印刷システムの更なる実施例を説明するが、上記プリントヘッド設置の実施例を考慮する印刷方法は有益である。図11A〜11Eは第1印刷ストローク期間中の順次連続時間のスナップショットを例示的に表示する。1ストロークは複数の印刷サイクルに定義され、該サイクルにおいて2次元アレイ150(図6)内の液滴エジェクタ212が点火され、1ストロークにおいて、2次元アレイ150内の全液滴エジェクタ212(図6)は1回点火されることができる。図11A〜11Cは3つの時間t、tおよびtのスナップショットを表示し、この間に単一縦列内のセット121および123の液滴エジェクタ111〜114がインク滴を吐出し、同時に記録媒体62(図6)はプリントヘッドチップ215に対し走査方向56に沿って移動する。注意すべきことは、記録媒体62とプリントヘッドは走査方向56に沿って相対的に移動することは本文においてプリントヘッド、またはプリントヘッドチップ、または液滴エジェクタに対し移動することに称される場合がある。全てのこれら説明は本文において同等に理解される。該液滴吐出期間の相対的な移動は記録媒体を固定なプリントヘッドを通過するように転送することであってもよく、またはプリントヘッドを静止する記録媒体を通過するように転送することでもよい。簡単のため、図11において記録媒体62(図6)を表示せず、点の位置だけを表示する。液滴エジェクタ、セットおよび列の番号は図7および8に使用される番号に類似する。許可されるピクセル位置300は白丸に表示され、既に使用される印刷点は中実丸に表示される。図11Aにおいて、第1印刷サイクル期間の初期時刻tにおいて、列131のセット121の最下端の液滴エジェクタ111および列132のセット123の対応な最下端の液滴エジェクタ111は同時に点火し記録媒体の第1位置311に第1点301を形成し、時間tに第1位置311は液滴エジェクタ111に位置合せする。実際に上液滴エジェクタ111がインク滴を吐出し第1点301を形成するか否かは画像データソース2(図6)からの画像データによって制御される。
記録媒体は走査方向56に沿って基本的に等速Vによって液滴エジェクタに対し移動し、図11Bに示すような第2時間tにおいて、記録媒体は第1位置311に対する位相距離はVΔtであり、Δt=t−tであり、より一般的はΔt=t−tn−1であり、tは第nの印刷サイクルの開始時間である。第1点301はに第1位置311からtの第2位置312に距離VΔtを移動する。図11Bに示すように、時間遅延Δtが第1セットの第1液滴エジェクタに点火した後、列131のセット121および列132のセット123内の第2液滴エジェクタ112は第2セットの印刷サイクルに起動され点火される。第2印刷サイクル期間中に点火吐出する液滴は第2点302を形成し、点が時間tに液滴エジェクタ112に位置合せする。第2液滴エジェクタ112はそれぞれのセット内の第1最下端の液滴エジェクタ111に最も隣接する。第1点301と第2点302との間の距離(走査方向ピッチpと称される)は液滴エジェクタ111と112との間の間隔から記録媒体が走査方向56においてプリントヘッドチップ215に対しtおよびt時間の間隔内に移動する距離を引くことに等しく、即ちp=X−VΔt。該実施例において、1セット内に点火できる第1液滴エジェクタ111と該セット内に点火できる第2液滴エジェクタ112との間の方向127は記録媒体がプリントヘッドチップに対する進行方向(走査方向56)に同様である。このような実施例において、走査方向ピッチpは液滴エジェクタの間の間隔Xより小さい。走査方向56においてプリントヘッドに各インチの液滴エジェクタ数より高い解像度の印刷(各インチの点数)を実現することに利点を有する。
類似する方式によって印刷サイクルを繰り返し、1つの印刷サイクルから次の印刷サイクルが開始する時間までの間隔はΔt=(X−p)/Vである。図面において第3印刷サイクルを表示していないが、液滴エジェクタ113(液滴エジェクタ112に最も隣接する)は時間t=t+2Δtに第3点303を印刷したが、図11Cは第4印刷サイクルを表示し、液滴エジェクタ114(液滴エジェクタ113に最も隣接する)は時間t=t+3Δtに第4点304を印刷する。第3印刷サイクル以降記録媒体は既に距離VΔtを前進し、従って第3点303と第4点304との間の走査方向に沿うピッチpはp=X−VΔtである。初期位置311に対し、記録媒体は既にプリントヘッドに対し3VΔtの総距離を移動し、セット121および123内の各セットの全4つの液滴エジェクタは既に時間t内に点火し、該例において各セットはN=4個の液滴エジェクタを有する。より幅広く言えば、時間tN1内に各行の第1セット内の全N液滴エジェクタが点火され、記録媒体はプリントヘッドに対し総距離(N−1)*VΔtを移動する。図11A〜11Cは単一列の液滴エジェクタを点に用いる印刷のみを表示する。これに類似するように、2次元アレイ150(図6)の印刷はそのうちの各縦列140を同時に起動する印刷である。言い換えれば、第1のストロークのN個の連続サイクル機関において、各行各列の第1セットの全Nメンバがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、順に起動して各縦列の各行内の第1セットの最も隣接する液滴エジェクタを順に点火する。
類似する方式によって、第1ストロークのN+1サイクル期間中に各縦列内の行131および132の第2セット122および124の最末端の液滴エジェクタ115に対する点火を起動する。そして、第1ストロークのN+2サイクル期間中に、各縦列内の行131および132の第2セット122および124の液滴エジェクタ116(液滴エジェクタ115に最も隣接する)に対する点火を起動する。さらに、第1ストローク後の連続サイクル期間中に、各行各列内の第2セットの全Nメンバがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、各縦列内の各行内の第2セットの最も隣接する液滴エジェクタを連続に起動する。図11Dは時間tに既に印刷した点を表示し、図11A〜11Cに示すような液滴エジェクタ111〜114に続き順に連続点火し、第2セット122および124内の液滴エジェクタ115〜118は順に連続点火され、図11D内の点を印刷する。第1ストローク内の連続印刷サイクルは時間において均一にΔtによって間隔をあけて、(XおよびVは基本的に常数である)走査方向ピッチp=X−VΔtは基本的に一定である。液滴エジェクタ111によって印刷する点301と印刷用紙118によって7つの印刷サイクル以後に印刷する点との間の距離は7pである。図11Dに示すように、記録媒体は液滴エジェクタに対し第1位置311から第8位置318に移動する距離は7VΔtである。
該例において、1列内のセット数はN=2である。列内のセット数が2より大きい場合、2次元アレイ150内の全液滴エジェクタがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、類似する方式によって各行の追加セットの液滴エジェクタに対する点火を順に起動する。
図11Dにおいて、記録媒体はまだ印刷が開始する第2ストロークの位置に位置していない。ピッチpが走査方向56に沿って一定を保持するため、記録媒体は第1ストロークの開始時刻tと次のストロークが開始する時刻tとの間に総距離N*pを移動しなければならなく、図11Eに示すようにN*p=4pである。図11Dにおいてt=t時、記録媒体は第1位置311に対し7VΔt=(N*N−1)*VΔtを移動する。記録媒体はt(図11D)とt(図11E)との間に移動する必要がある余分の距離はN*p−(N*N−1)VΔt=N1*p−(N*N−1)*(X−p)である。従って、各行内の全N*N液滴エジェクタが第1ストロークに点火した後、第2ストロークが開始する前、遅延時間τ1=t−t=(N*p−(N*N−1)*(X−p))/Vを必要とする。
図12A〜12Dは第1印刷ストローク以後の第2印刷ストローク期間中の順次連続時間のスナップショットを例示的に表示する。第2ストローク期間中に印刷する点は中実三角形に表示され、第1ストローク期間中に印刷した点に区分される。図12Aはt=t+Δt時間を表示し、液滴エジェクタ111は第2ストロークの第1点301を印刷する。図12Bは第2ストロークの第4印刷サイクルを表示し、液滴エジェクタ111、112、113および114は既に第2ストローク期間中に順に連続点火され、第2ストロークの第4点304は液滴エジェクタ114に位置合せされる。図12Bは図11Cに類似している。図12Aと12Bとの間において、記録媒体が液滴エジェクタに対し移動する距離は3VΔtである。図12Cは第2ストロークの第8印刷サイクルを表示し、液滴エジェクタ111、112、113、114、115、116、117および118は既に第2ストローク期間中に順に連続点火され、第2ストロークの第8点308は液滴エジェクタ118に位置合せされる。図12Cは図11Dに類似している。図12Aと12Cとの間において、記録媒体が液滴エジェクタに対し移動する距離は7VΔtである。
図12Dは図11Eに類似している。セット121内の液滴エジェクタ111とセット123内の液滴エジェクタ111との間の距離はX+7Xに等しく、または幅広くX+(N*N−1)*X1に表示される。列132内の液滴エジェクタ111および列131内の液滴エジェクタ111は同時に点火され、それらの間にピッチpを有するn整数個の等距離点を提供するため、
等式X+(N*N−1)*X=npに準ずる必要がある。 (1)
言い換えれば、走査方向において、各縦列内の隣接する列内の対応な液滴エジェクタの間の間隔はpの整数倍である。図12Dまたは図13Aにおいて、列131内の液滴エジェクタ111と列132内の液滴エジェクタ111との間の点間隔を計数することは、該例内の等式1はX+7X=13pに簡略化することができる。
[0079] 図13A〜13Dは第2印刷ストローク以後の第3印刷ストローク期間中の順次連続時間のスナップショットを例示的に表示する。第3ストローク期間中に印刷する点は中実正方形に表示され、第1および第2ストローク期間中に印刷した点に区分される。図13A〜13は図12A〜12D内の対応な図に類似していて、点位置および印刷時間に対する詳細な説明を省略する。図13A〜13Dは印刷した点が走査方向56に沿って線351、352、353および354に線形的に延伸することを表示する。図13Cに示すように、隣接する点線はアレイ方向54に沿って第1オフセットYによって分けられ、該オフセットYは隣接するセット内の液滴エジェクタの間がアレイ方向54に沿うずれる距離である。
記録媒体におけるY軸(アレイ方向54に平行である)は交差レールに称される場合がある。走査方向56に沿って記録媒体における特定の交差レール位置に印刷した点は対応なセットのN個の液滴エジェクタと協同して印刷したものである。図8および13D内の例に参照し、線351内の点は縦列141の行131のセット121内の液滴エジェクタ111、112、113および114によって協同して印刷される。1つの線内の全ての点を印刷する単一滴エジェクタはない。従って、1セットのN個の液滴エジェクタ内の1つの液滴エジェクタが故障したら、別の(N−1)個の液滴エジェクタは該線内の残りの点を印刷し、従って白い縞を表示しない。類似するように、線352内の点は縦列141の行131のセット122内の液滴エジェクタ115、116、117および118によって協同して印刷される。線353内の点は縦列141の行132のセット123内の液滴エジェクタ111、112、113および114によって協同して印刷される。線354内の点は縦列141の行132のセット124内の液滴エジェクタ115、116、117および118によって協同して印刷される。
記録媒体がプリントヘッドに対し移動する時、2次元アレイ150内の液滴エジェクタは第1ストロークに類似する点火方式によって一連の後続の点火を行い、例えば、図12A〜12Dに記載な第2ストロークおよび図13A〜13Dに記載な第3ストローク。結果、画像データソース2(図6)により提供される画像データによって、画像印刷が完成するまで、インク滴を吐出し点を記録媒体に印刷する。
図14はピクセル格子250の一部を表示し、中実丸は図13Dに示される前の3つのストローク期間中に印刷する点を表示する。インク滴は記録媒体に吐出し画像点を形成し、許可される画像点位置はピクセル格子250によって限定される。図13D内の印刷点は1つの縦列(図8に示すような縦列141)によって印刷される点線351、352、353および354を代表する。ピクセル格子250は前の3つのストローク期間の縦列142、143、144および複数の別のエジェクタ縦列によって印刷される点をさらに表示する。走査方向56に沿うピクセル間隔は走査方向のピッチpであり、交差レールの方向Yに沿うピクセル間隔は第1オフセットYである。各縦列内の液滴エジェクタセットが交差レール方向に沿って互いに第1オフセットY(図8に示すように)をずれるため、第1縦列内の第1セットと隣接する第2縦列内の第2セットとの間がアレイ方向54に沿う最小間隔は第1オフセットY(図8)に等しいため、ピクセル格子250は均一な交差レールピッチを有し、ピッチは第1オフセットYに等しい。印刷期間中の記録媒体およびプリントヘッドの相対的な移動のため、通常、走査方向ピッチpは走査方向56に沿う液滴エジェクタの間隔Xと異なる。上記図11〜13に記載の例において、p=(X−VΔt)はXより小さい。
図13Dおよび14は記録媒体が走査方向56に沿って液滴エジェクタに対し前進する時、前の3つのストローク期間中にピクセル格子250を充填することを表示する。図13Dに線351のような1つの具体的な線があり、第3ストローク印刷のピクセル(中実正方形によって表示される)は第2ストローク印刷のピクセル(中実三角形によって表示される)の下方に位置し、第2ストローク印刷のピクセルは第1ストローク印刷のピクセルの下方(中実丸によって表示される)に位置する。言い換えれば、記録媒体がプリントヘッドに対し上に移動する時、ピクセル格子250は順による連続なストロークにおいて下から上まで充填される。例えば、線351は、第1ストローク内のセット121内の最頂部の液滴エジェクタ114が印刷する点304(図11C)の上は印刷点を有することができず、記録媒体の相対的な移動は既にアレイ方向54の対応する該部分を最後の1つの液滴エジェクタ114の外に移動する。より幅広く言えば、図14内の線351が境界線251以上におけるピクセル位置は印刷することができない。従って、画像の最前部において、画像処理ユニット3およびコントローラ4(図6)は印刷データおよび点火順を作り、境界線251の上方に対応するピクセルは印刷される。別の方式で考慮する場合、記録媒体62が1枚の用紙である場合、図11A内の時間t1の行131および132内の液滴エジェクタ111に点火準備ができている場合、用紙の前端が列131内の液滴エジェクタ111に着いたばかりである場合、列132内の液滴エジェクタ111の下方に用紙がなく、従って画像処理ユニット3およびコントローラ4は列132内の液滴エジェクタ111がこの時に点火することを許可しない。画像処理ユニット3およびコントローラ4は印刷データおよび点火順をフォーマットし、記録媒体62に所望な画像を形成するため液滴を適切な位置に落ちる。
上記図11A〜13Dに記載の例において、走査方向56に沿って1つの線内の連続に順に印刷される点は1セット内の連続順の液滴エジェクタによって印刷される。例えば、図11C内の点301は液滴エジェクタ111によって印刷され、隣接する点302は隣接する液滴エジェクタ112によって印刷され、次の隣接する点303は次の液滴エジェクタ113によって印刷され、その次の隣接する点304はその次の液滴エジェクタ114によって印刷される。このような印刷タイプはここに非交差印刷に称され、走査方向ピッチpはXより小さいが、任意に小さくすることはできない。1ストローク内の印刷サイクルの間の時間はΔt=(X−p)/Vである。1ストロークにおいてN*N個の印刷サイクルを有するため、2次元アレイ150において全液滴エジェクタを印刷することが必要とする時間はN*N*Δt=N*N*(X−p)/Vであり、記録媒体は2次元アレイのプリントヘッドに対し速度Vで移動する距離はN*N*(X−p)である。該距離はN*p以下である必要がある。言い換えれば、各ストロークを完了させる時間内に、記録媒体とプリントヘッドとの間の走査方向56に沿う移動距離は、記録媒体における走査方向56に沿って形成された第1点と第2点の間の距離以下であり、上記第1点は1列内の1つのセットにおける液滴エジェクタが1滴のインクを吐出することによって形成され、上記第2点は同じ列内の隣接するセットにおける対応する液滴エジェクタが1滴のインクを吐出することによって形成される記録媒体が相対的に移動する距離がN*pより大きい場合、第1ストローク期間中に走査方向56に沿って印刷する点クラスタとその後に第2ストローク期間中に走査方向56に沿って印刷する点クラスタとの間は隙間が存在する。言い換えれば、図11Eに参照し説明する遅延時間τは0以上である必要がある。従って、N*N*(X−p)≦N*pであり、
よってN*(X−p)≦pに簡略化される。 (2)
その結果、図11A〜13Dの例において、非交差印刷の走査方向ピッチの最小値は、
min=N*X/(N+1)である。 (3)
図11A〜13D内の非交差印刷の例において、1列内のセット数N=2であり、最小走査方向ピッチpは走査方向56に沿う液滴エジェクタの間隔Xの3分の2である。例えば、1つの走査方向に沿って各インチに400個の液滴エジェクタを有する2次元アレイはピクセル格子に非交差の点を印刷することができ、該点が走査方向に沿う解像度は各インチ600個の点である。
図7を参照し説明する液滴エジェクタアレイを利用し設置することは、走査方向により高い解像度によって印刷するため、以下のとおりの交差印刷方法を使用しなければならない。図15A〜15Dは2倍のストロークを使用することによってより高い解像度の2重交差印刷方法を表示する。順が連続している2重交差ストロークは以下、奇数ストロークおよび偶数ストロークと称される。簡単のため、図15A〜15Dは列131のセット121および122に対応する液滴エジェクタと点位置のみが表示される。2重交差の例に対し、pは走査方向のピッチである。図15Aは図11Aに類似している。図15Aにおいて第1奇数ストロークの初期時間t(O)において、セット121の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1奇数点411を形成することができる。中空丸はまだ印刷が起動されていない許可される奇数点位置401を表示する。第1奇数ストロークによって印刷される許可される点位置の間の間隔は2pであり、即ち走査方向ピッチpの2倍である。第1奇数ストロークの印刷期間中に、記録媒体は液滴エジェクタに対し走査方向56に速度Vで移動する。上記図11Bにかかる討論に類似し、第1セットの第1液滴エジェクタが点火した後、時間遅延Δtを待ち、列131内のセット121内の第2液滴エジェクタ112は第2印刷サイクル(未図示)に点火し第2点412(図15B)を形成することができる。第1奇数ストロークに印刷される第1奇数点411と第2奇数点412との間の距離は液滴エジェクタ111と112との間の間隔から記録媒体が時間Δtの期間中に移動する距離を引くことに等しく、即ち2p=X−VΔt。第1奇数ストロークの第3〜第8印刷サイクルにおいて、液滴エジェクタ113、114、115、116、117および118は奇数点413、414、415、416、417および418をそれぞれ印刷する。
図15Bにおいて、第1偶数ストロークの初期時間t(E)において、セット121の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1偶数点421を形成することができる。走査方向にピッチpによって交差印刷する点のため、第1奇数ストロークの第1印刷サイクル(図15A)と第1偶数ストロークの第1印刷サイクルとの間において記録媒体が距離3p(図15B)を移動することを許可する。言い換えれば、第1奇数ストロークの開始(液滴エジェクタ111が第1奇数点411を印刷する時)から第1偶数ストロークの開始(液滴エジェクタ111が第1偶数点421を印刷する時)までの時間は3p/Vであり、この間に記録媒体は走査方向56において液滴エジェクタに対し距離3pを移動する。より幅広く言えば、2重交差に対し、各セットにおいてN個の液滴エジェクタを有しNは偶数である場合、第1の奇数ストロークの開始から第1の偶数ストロークの開始までの間の時間は(N−1)*p2/Vに等しい。第1の偶数点421は中実Xによって表示され、第1偶数ストロークにおいて印刷が起動されていない許可される点位置は中空Xによって表示される。
図15Cにおいて、第2奇数ストロークの初期時間t(O)において、セット121の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1奇数点431を形成することができる。一定の走査方向ピッチpを提供するため、第1奇数ストロークの第1印刷サイクル(図15A)と第2奇数ストロークの第1印刷サイクル(図15C)との間において、記録媒体はインク滴エジェクタに対し総距離8pを移動しなければならない。同様に、第1偶数ストロークの第1印刷サイクル(図15B)と第2奇数ストロークの第1印刷サイクル(図15C)との間において、記録媒体は液滴エジェクタに対し5pを移動しなければならない。より幅広く言えば、2重交差に対し、各セットにおいてN個の液滴エジェクタを有しNは偶数である場合、第1の偶数ストロークの開始から第2の奇数ストロークの開始までの間の時間は(N+1)*p/Vに等しい。第1奇数点431は中実三角形によって表示され、第2奇数ストロークにおいて印刷が起動されていない許可される点位置は中空三角形によって表示される。
図15Dにおいて、第2偶数ストロークの初期時間t(E)に、セット121の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1偶数点441を形成することができる。印刷する点が走査方向ピッチpによって交差するため、第2奇数ストロークの第1印刷サイクル(図15C)と第2偶数ストロークの第1印刷サイクル(図15D)との間に、記録媒体が許可される移動距離は3pである。第1偶数点441は中実星形によって表示され、第2偶数ストロークにおいて印刷が起動されていない許可される点位置は中空星形によって表示される。
図15Dの右上部に隣接する部分は線352内の連続印刷する点列を表示する。点433から上に、点433は液滴エジェクタ113によって第2奇数ストロークに印刷され、点421は液滴エジェクタ111によって第1偶数ストロークに印刷され、点434は液滴エジェクタ114によって第2奇数ストロークに印刷され、点422は液滴エジェクタ112によって第1偶数ストロークに印刷され、点411は液滴エジェクタ111によって第1奇数ストロークに印刷され、点423は液滴エジェクタ113によって第1偶数ストロークに印刷され、点412は液滴エジェクタ112によって第1奇数ストロークに印刷され、点424は液滴エジェクタ114によって第1偶数ストロークに印刷され、点413は液滴エジェクタ113によって第1奇数ストロークに印刷される。言い換えれば、上記非交差印刷において、走査方向56に沿って1行に並べる連続点は1セット内の連続する液滴エジェクタによって印刷され、これと異なる交差印刷において、走査方向56に沿って1行に配列される連続点は1セット内の連続する液滴エジェクタによって印刷されていない。上記一部の線352の特殊例において、連続点は液滴エジェクタによって、113、111、114、112、111、113、112、114、113の順に応じて印刷される。
図15A〜15Dを参照し説明する例において、正確に点を位置決めし2重交差を行うため、第1奇数ストロークの開始から第1偶数ストロークの開始までの時間間隔は3p/Vに等しく、より一般的に(N−1)*p/Vに表示され、第1偶数ストロークから第2奇数ストロークの開始までの時間間隔は5p/Vに等しく、より一般的に(N+1)*p/Vに表示される。また、第1の奇数ストロークの開始と第1の偶数ストロークの開始との間の時間間隔は5p/Vに等しいことができ、またはより一般的に(N+1)*p/Vに表示され、第1の偶数ストロークの開始と第2奇数ストロークの開始との間の時間間隔は3p/Vに等しいことができ、またはより一般的に(N−1)*p/Vに表示される。別の観点から見れば、第1の奇数ストロークを第1ストロークに指定しその後の第1の偶数ストロークを後続ストロークに指定するのは任意的なものである。同様に、第1の偶数ストロークを第1ストロークに指定しその後の第2の奇数ストロークを後続ストロークに指定することができる。
2重交差印刷において、走査方向ピッチpは非交差印刷が実現することができる走査方向ピッチより小さいが、任意に小さくすることはできない。2重交差印刷の1ストロークにおいて、印刷サイクルの間の時間はΔt=(X−2p)/Vである。図15A〜15Dに示される例を考慮し、各セットはN=4個の液滴エジェクタを有し、各行にN=2個のセットを有する。1ストロークにおいて、全8個の液滴エジェクタ111〜118が全て点火することが必要とする時間は8(X−2p)/Vである。この期間中に記録媒体は走査方向56に沿って液滴エジェクタに対し速度Vで移動する距離は8(X−2p)である。点クラスタの間に隙間がないため、該距離は3p以下である必要がある。
従って、8(X−2p)≦3pであり、
8X≦19pに表示することができる。 (4)
その結果、図15A〜15Dの例において、2重交差印刷が走査方向ピッチにおける最小値は、
2min=8X/19であり、 (5)
該最小値はXの半分より小さい。
図7に記載の液滴エジェクタアレイ設置を参照し、走査方向により高い解像度によって印刷するため、以下のとおりの上位の交差印刷方法を使用しなければならない。図16A〜16Eは3倍のストローク数を介してより高い解像度によって3重交差印刷を行う方法を表示する。液滴エジェクタおよび点の番号付け規則は図15A〜15Dに類似している。これらよりコンパクトである図面に不要な混乱を増やさないため、図16A〜16Eにおいて少ない単独符号を使用する。図16A〜16Eは5つの連続ストロークA1、A2、A3、B1およびB2内の各第1印刷サイクルを表示する。3重交差の例に対し、p3は走査方向ピッチである。図16Aに示すように、第1ストロークの初期時間t(A)において、第1セットの最末端の液滴エジェクタは第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点(中実丸によって表示される)を形成することができる。図16A内の中空丸はストロークAに許可される点位置を表示するが、まだ印刷が起動されていない。ストロークA期間中に印刷される許可される点位置の間の間隔は3pであり、即ち走査方向ピッチpの3倍である。第1ストロークAの印刷期間中に、記録媒体は液滴エジェクタに対し走査方向56に速度Vで移動する。上記図15Aにかかる討論に類似し、第1セットの第1液滴エジェクタが点火した後、時間遅延Δtを待ち、第1セット内の連続する液滴エジェクタが連続する印刷サイクル(未図示)に点火し、図16Bに中実丸によって表示される連続点を形成する。ストロークAに印刷される連続点の間の距離は隣接する液滴エジェクタの間の間隔から記録媒体が時間Δtの期間中に液滴エジェクタに対し移動する距離を引くことに等しく、即ち3p=X−VΔt。
図16B内の第2ストロークの初期時間t(A)において、第1セットの最末端の液滴エジェクタは第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点(中実Xによって表示される)を形成することができる。印刷する点が走査方向ピッチpによって交差するため、第1ストロークAの第1印刷サイクル(図16A)と第2ストロークAの第1印刷サイクル(図16B)との間において、記録媒体は液滴エジェクタに対し距離4pを移動することを許可する。言い換えれば、第1ストロークAの開始と第2ストロークAの開始との間の時間4p/V内に、記録媒体は走査方向56において液滴エジェクタに対し4pを移動する。より一般的に言えば、3重交差に対し、各セットにおいてN個の液滴エジェクタを有しNは3の倍数ではない場合、第1のストロークの開始から第2のストロークの開始までの間の時間はN*p/Vに等しい。図16B内の中空XはストロークAに許可される印刷点位置を表示するが、まだ印刷が起動されていない。
図16C内の第3ストロークの初期時間t(A)において、第1セットの最末端の液滴エジェクタは第1回印刷サイクルに点火し記録媒体に第1の点(中実正方形によって表示される)を形成することができる。第3ストロークA内の後続印刷は上記図16Aおよび16Bの説明に類似している。
図16D内の第4ストロークの初期時間t(B)において、第1セットの最末端の液滴エジェクタは第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点(中実三角形によって表示される)を形成することができる。第4ストロークB内の後続印刷は上記図16A〜16Cの説明に類似している。
図16E内の第5ストロークの初期時間t(B)において、第1セットの最末端の液滴エジェクタは第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点(中実星形によって表示される)を形成することができる。第5ストロークB内の後続印刷は上記図16A〜16Dの説明に類似している。
3重交差印刷における走査方向ピッチpは2重交差印刷が実現することができるピッチより小さいが、任意に小さくすることはできない。3重交差印刷において、1ストロークにおける印刷サイクルの間の時間はΔt=(X−3p)/Vである。図16A〜16E内の例を考慮し、各セットはN=4個の液滴エジェクタを有し、各行にN=2個のセットを有する。1ストロークにおいて全8個のエジェクタが全て点火することが必要とする時間は8(X−3p)/Vである。この期間中に記録媒体は走査方向56に沿って液滴エジェクタに対し速度Vで移動する距離は8(X−3p)である。各セットの液滴エジェクタが印刷する点クラスタの間に隙間がないため、該距離は4p以下である必要がある。従って、
8(X−3p)≦4pであり、8X≦28pに簡略化される。(6)
結果、図16A〜16Eの例において、3重交差印刷の走査方向ピッチの最小値は、
3min=2X/7であり、 (7)
該最小値はXの3分の1より小さい。
図7に記載の液滴エジェクタアレイ設置を参照し、走査方向により高い解像度によって印刷するため、より上位の交差印刷方法を使用しなければならない。複数交差印刷は本文においてM交差印刷に称され、M=2は2重交差に称され、M=3は3重交差に称される。幅広いM重交差(上記M=2およびM=3に示すように)にとって、第1ストロークの後の(M−1)個の連続後続ストローク系列において、各ストロークが第1ストロークに対し定時し、(M−1)個の連続後続ストローク系列の各後続ストロークにおいて、各セットのインク滴エジェクタの少なくとも1つのエジェクタが吐出されるインク滴は記録媒体に後続ストローク点を形成し、後続ストローク点は走査方向において交差方式によって第1ストロークが記録媒体における許可される点位置の間に印刷する。
上記図15A〜15Dの説明を参照する2重交差の例において、走査方向ピッチp=(X−VΔt)/2。上記図16A〜16Eの説明を参照する3重交差の例において、走査方向ピッチp=(X−VΔt)/3。M重交差に広めて、第1セットの第1点火液滴エジェクタから第1セットの第2点火液滴エジェクタまでの方向が走査方向に同じである時、該実施例における走査方向ピッチp=(X−VΔt)/M。簡単に言えば、p=(X−VΔt)/M、M重交差の走査方向ピッチはpに大ざっぱに表示される。
図15A〜15Dに記載の2重交差印刷の例において、印刷点が2重交差位置に正確に落ちるため、第1奇数ストロークの開始と第1偶数ストロークの開始との間の時間は3p/Vに等しく、またはより一般的に(N−1)*p/Vに表示され、Nは偶数であり、第1偶数ストロークの開始と第2奇数ストロークの開始との間の時間は5p/Vに等しく、またはより一般的に(N+1)*p/Vに表示される。M重交差に広めて、NおよびMの最小公倍数はN*Mより小さく、第1ストロークの開始とその次の後続ストロークの開始との間の時間は(N−1)*p/Vに等しく、第Mの後続ストロークの開始とその次のストロークの開始との間の時間は(N+1)*p/Vに等しい。Mが2より大きい場合、第1ストロークおよび第Mストローク以外に、他の各ストロークの開始とその次のストロークの開始との間の時間はN*p/Vに等しい。さらに、上記2重交差例により観察されるように、ストローク列は重複しているため、どのストロークを第1ストロークに定義することは任意的なものであり、即ちストロークの間の時間(N−1)*p/Vはストロークの間の時間(N+1)*p/Vの前または後に発生するのは任意的なものである。
図16A〜16Eに記載の3重交差印刷の例において、各ストロークの開始とその次のストロークの開始との間の時間は4p/Vに等しく、または幅広くN*p/Vに表示され、N=4、M=3。一般的に分かるように、NおよびMの最小公倍数はN*Mより小さい実施例に対し、M個のストローク内の各ストロークの開始(第1ストロークを含む)とその次のストロークの開始との間の時間はN*p/Vに等しい。
上記交差例において、既に走査方向に高い解像度を有する利点を有することを説明したが、即ち走査方向56に沿う各インチ点数の増加である。一部の実施例において、例えば、圧電インクジェットは、既知の液滴エジェクタは相当に広い範囲を有する液滴体積を吐出することができる。このような実施例において、電気パルスソース5(図6)によって提供される電気パルスは液滴の体積を制御することができ、非交差印刷に比べ、交差印刷を使用する時より小さい点を印刷することができる。このような方式によって、インク被覆率全体は基本的に一定に保持することができる。他の実施例において、例えば、熱インクジェットは、既知の液滴エジェクタは相当に狭い範囲を有する液滴体積を吐出することができる。一部の状況において、交差方法は走査方向56に沿うアドレス指定能力を向上させ、各インチに印刷する点数を大幅に向上させることがない。言い換えれば、ピクセル格子において、各許可されるピクセル位置はいずれも画像を印刷することに用いられることではない。逆に、交差方法は印刷する点の位置を微調整することに用いられる。例えば、走査方向のピッチpは交差レールのピッチY(図6)に基本的に等しい場合、アレイ方向54または走査方向56に平行ではない対角線は鋸歯状に表示することができる。交差印刷方式によって、隣接する交差点ではなく特定の交差点を印刷することを制御することができ、これによって走査方向56に沿う点位置を微調整し、よってスムーズに印刷画像内の線または他の特徴を処理する。
一部の実施例において、同じピクセル位置に複数滴のインクを印刷することはインク被覆率を向上させることおよび色域を拡張することに有利である。図7を参照し説明する液滴エジェクタアレイを使用し設置することは、ストローク数を倍にしストロークを適切に定時することによって、図17A〜17Dは各ピクセルに2滴の液滴の印刷方式を表示する。図15A〜16Eに同じ状況に、簡単のため、図17A〜17Dは列131のセット121および122に対応する液滴エジェクタと点位置のみが表示される。図17Aに示すように、第1ストロークの初期時間t(A)において、第1セット121の最末端の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点451(中実丸によって表示される)を形成することができる。図17A内の中空丸はストロークAに許可される点位置を表示するが、まだ印刷が起動されていない。第1ストロークAにおける許可される点位置の間の間隔は走査方向ピッチpである。第1ストロークAの印刷期間中に、記録媒体は液滴エジェクタに対し走査方向56に速度Vで移動する。上記図15Aにかかる討論に類似し、第1セットの第1液滴エジェクタが点火した後、時間遅延Δtを待ち、第1セットの順に連続する液滴エジェクタが連続する印刷サイクル(未図示)に点火し、図17Bに中実丸によって表示される連続点を形成することができる。ストロークAに印刷される連続点の間の距離は隣接する液滴エジェクタの間の間隔から記録媒体が時間Δtの期間中に液滴エジェクタに対し移動する距離を引くことに等しく、即ちp=X−VΔt。
図17Bにおける第2ストロークの初期時間t(A)において、第1セット121の最末端の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点461(中実星形によって表示される)を形成することができる。連続ストローク期間中に印刷するインク滴が同じ位置に落ちるため、第1ストロークAの第1印刷サイクル(図17A)と第2ストロークAの第1印刷サイクル(図17B)との間において、記録媒体は液滴エジェクタに対し距離2pを移動することを許可する。言い換えれば、第1ストロークAの開始と第2ストロークAの開始との間の時間2p/V内に、記録媒体は走査方向56において液滴エジェクタに対し2pを移動する。図17B内の中空星形はストロークAに許可される点位置を表示するが、まだ印刷が起動されていない。
図17Cに示すように、第3ストロークの初期時間t(B)において、第1セット121の最末端の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点471(中実三角形によって表示される)を形成することができる。連続ストローク期間中に印刷するインク滴が同じ位置に落ちるため、第2ストロークAの第1印刷サイクル(図17B)と第3ストロークBの第1印刷サイクル(図17C)との間において、記録媒体はインク滴エジェクタに対し距離2pを移動することを許可する。言い換えれば、第1ストロークAの開始と第2ストロークAの開始との間の時間2p/V内に、記録媒体は走査方向56において液滴エジェクタに対し2pを移動する。図17C内の中空三角形はストロークBに許可される点位置を表示するが、まだ印刷が起動されていない。図17Cは既に記録媒体の同じ位置に落ちた印刷点をさらに表示する。例えば、第2ストローク期間中に液滴エジェクタ113が印刷する第3点463(中実星形によって表示される)は既に第1ストローク期間中に液滴エジェクタ111が印刷する第1点451(中実丸によって表示される)の上に落ちた。類似するように、第2ストローク期間中に液滴エジェクタ114が印刷する第4点464(中実星形によって表示される)は既に第1ストローク期間中に液滴エジェクタ112が印刷する第2点452(中実丸によって表示される)の上に落ちた。
図17Dにおける第4ストロークの初期時間t(B)において、第1セット121の最末端の液滴エジェクタ111は第1印刷サイクルに点火し記録媒体に第1点481(中実Xによって表示される)を形成することができる。連続ストローク期間中に印刷するインク滴が同じ位置に落ちるため、第2ストロークBの第1印刷サイクル(図17C)と第4ストロークBの第1印刷サイクル(図17D)との間において、記録媒体がインク滴エジェクタに対し移動することを許可する距離は2pである。図17D内の中空XはストロークBに許可される点位置を表示するが、まだ印刷が起動されていない。図17Dは連続ストロークに印刷される他の点が記録媒体の同じ位置に院サルすることをさらに表示する。例えば、第1セット121の液滴エジェクタ113が第3ストロークに印刷する第3点473(中実三角形によって表示される)は第1セット121の液滴エジェクタ111が第2ストロークに印刷する第1点461(中実星形によって表示される)の上に落ちる。また、第2セット122の液滴エジェクタ117が第3ストロークに印刷する第7点477(中実三角形によって表示される)は第2セット122のエジェクタ115が第2ストロークに印刷する第5点465(中実星形によって表示される)の上に落ちる。該例において、第4ストローク後の連続ストロークはピクセル格子内の各許可されるピクセル位置に最大2滴のインクを印刷することができる。
より一般的に広めて、M個のインク滴はM個の連続ストロークに同じ位置に印刷することができ、Mは各セットのインク滴エジェクタの数N以下である。第1ストロークの後の(M−1)個の連続後続ストローク系列において、各ストロークが第1ストロークに対し定時し、(M−1)個の連続後続ストローク系列の各後続ストロークにおいて、各セットのインク滴エジェクタの少なくとも1つのエジェクタが吐出されるインク滴は記録媒体に後続ストローク点を形成し、後続ストローク点は第1ストロークが記録媒体における許可される点位置に印刷する。
図17Cに示す例において、第1および第2ストロークは記録媒体における許可される画像点位置に協同して2滴のインクを印刷する。以上、第1対の点451および463は1つの許可される画像点位置に第1および第2ストロークによって協同して印刷される。第2対の点452および464は他の許可される画像点位置に第1および第2ストロークによって協同して印刷される。ここから広めて、第1ストロークおよび少なくとも1つの(M−1)後続ストローク系列内の後続ストロークによって、記録媒体における許可される画像点位置に1滴のインクより多い協力印刷を実現する。
このような異なるストロークによって同じ位置に点を印刷する機能の他の使用は冗長印刷を提供することであり、単一パス印刷において、1つのインク滴エジェクタが故障したら、それが担当する点は他のインク滴エジェクタによって印刷される。摺動フレームプリンタ(上記背景技術に記載のように)において、記録媒体はアレイ方向に沿って前進した後、マルチプルパス印刷によって異なる液滴エジェクタが記録媒体における特定位置に印刷することを実現することができる。ただし、マルチプルパス印刷は単一パス印刷より著しく遅いである。図7に示すように、複数の走査方向56に沿って位置合せする液滴エジェクタを使用することによって排列することは、単一パス印刷に冗長印刷を提供することができる。図8に示すように、走査方向に沿う線内の点は1セット内の複数の液滴エジェクタが協同して印刷されるため、1セット内の単一液滴エジェクタが故障したら、走査方向56に沿って白い縞を生じることがない。ただし、故障する液滴エジェクタは画像に孤立する白い点が表示されることをもたらす。冗長を有するインク滴エジェクタを使用する印刷は、故障する液滴エジェクタが生成される孤立する白い点を減少し、あるいは削除することができる。
冗長を有する液滴エジェクタの印刷に対し、図17A〜17Dに記載の各ピクセル複数滴印刷方法とのと違いは、冗長を有する液滴エジェクタの印刷方法において、1つの所定の点位置に対し1つのストロークによって印刷される。言い換えれば、第1ストロークおよび(M−1)個の後続ストローク系列内の少なくとも1つの後続ストロークを制御し、記録媒体における許可される画像点位置において最大1滴のインクを協同して印刷することができる。どのストロークが走査方向に沿う点線内の1点を印刷する責任を負うことを交替することによって、このような制御を実施することができる。このような方式によって、故障する液滴エジェクタによって生成される孤立する白い点の数を減少する。または、該方法は認定される印刷欠陥に対する応答措置に用いられることができる。故障したと認定される液滴エジェクタを使用禁止にすることができ、印刷データを対応する点を印刷することができる正常に作動している液滴エジェクタに配分する。このような方式によって、1つ又は複数の液滴エジェクタが故障しても、白い点を削除し高い信頼性によって高品質な画像を印刷することができる。
上記様々な印刷方法実施例において、第1セット121内の点火できる第1液滴エジェクタ111から第1セット121内の点火できる第2液滴エジェクタ112までの方向127(図11B)は記録媒体が液滴エジェクタに対する移動方向(走査方向56)に同じである。このような実施例において、走査方向ピッチpは液滴エジェクタの間の走査方向56に沿う間隔Xより小さい。他の印刷方法実施例において、第1セット内の点火できる第1液滴エジェクタから第1セット内の点火できる第2液滴エジェクタまでの方向は記録媒体が液滴エジェクタに対する移動方向(走査方向56)に逆である。このような実施例において、走査方向ピッチpは液滴エジェクタの間の走査方向56に沿う間隔Xより大きい。
図18A〜18Dはそれぞれ図11A、11C〜11Eに類似し、液滴エジェクタ(111〜118)、セット(121〜124)および列(131〜132)の同じ設置を表示する。図11A〜11Eに示すように、記録媒体は走査方向56に沿って液滴エジェクタに対し移動する。その違いは、図18A〜18Dに示す印刷ストロークにおいて、液滴エジェクタ111〜118が点火する順は逆である。図18A〜18Dにおいて、液滴エジェクタの点火順は111、112、113、114、115、116、117および118ではなく、118、117、116、115、114、113、112および111である。1セット内の点火できる第1液滴エジェクタ118から同じセット内の点火できる第2液滴エジェクタ117までの間の方向128は、液滴エジェクタの走査方向56に逆である。
t=tにおいて、図18Aは1印刷ストローク内の第1印刷サイクル期間中に列131および132内の液滴エジェクタ118によって印刷される点501を表示する。t=tにおいて、図18Bは第4印刷サイクル期間が終了した時、列131および132内の液滴エジェクタ118、117、116および115が点火した後印刷する点を表示する。各印刷サイクルにおいて、記録媒体は走査方向56に沿って液滴エジェクタに対し距離VΔtを移動する。液滴エジェクタ118が第1印刷サイクルに印刷する点501と液滴エジェクタ117が第2印刷サイクルに印刷する点502との間の距離は走査方向ピッチp=X+VΔtである。言い換えれば、Δt=(p−X)/V。t=tにおいて、図18Cは第8印刷サイクルが終了した時、各セット131および132内の全8つの液滴エジェクタ118〜111が点火した後印刷する点を表示する。t=tにおいて、図18Dは次のストロークが開始する準備ができた時、印刷点は液滴エジェクタの位置に対向する。図11Dおよび11Eに対する討論に類似し、走査方向56に沿う走査方向ピッチpを一定に保持するため、記録媒体は第1ストロークの開始時刻tと次のストロークが開始する時刻tとの間に総距離N*pを移動しなければならなく、図11Eに示すようにN*p=4pである。図18Cにおいてt=t時、図18A内の第1位置に対し、記録媒体は7VΔt=(N*N−1)VΔtを移動する。t(図18C)とt(図18D)との間に、記録媒体が移動する必要がある余分の距離はN*p−(N*N−1)VΔt=N*p−(N*N−1)*(p−X)である。従って、第1ストロークの各行内の全N*N液滴エジェクタが点火した後、第2ストロークが開始する前、遅延時間τ=t−t=(N*p−(N*N−1)*(p−X))/Vを必要とする。
他の方式(未図示)は第1セットの第1点火液滴エジェクタから第1セットの第2点火液滴エジェクタまでの方向は走査方向56に逆であり、点火順が図11Bに同じである(方向127)ように保持し、記録媒体の相対的な移動方向を逆転する。図10に記載のように、シーケンサ175は逆点火順に用いられることができ、通常、媒体の移動方向を逆転することよりかんたんであり、単一パス印刷に対し特にそうである。
第1セットの第1点火液滴エジェクタから第1セットの第2点火液滴エジェクタまでの方向が走査方向56に逆であり、走査方向ピッチpを液滴エジェクタ間隔Xより大きくし、その利点はインク被覆率を低下させることである。言い換えれば、図11A〜11Eに記載の点火順および記録媒体の移動方向によって、解像度がより高い印刷モードを提供することができ、図18A〜18Dに記載の逆点火順によって、インク節約印刷モードを提供することができる。以外、インクが異なるタイプの記録媒体における拡散の度合いは異なる。インク拡散が低い記録媒体に対し、図11A〜11Eに記載の点火順および記録媒体の移動方向によって、走査方向56に沿って印刷される点をより隣接させることは有益である。インク拡散が高い記録媒体に対し、図18A〜18Dに記載の逆点火順によって、走査方向56に沿って印刷される点を遠ざけることは有益である。
また、ここでこれら実施例を詳細に説明していないが、交差モードが逆点火順と一緒に使用されることに想到することができる。このような逆点火順を有する交差モードは走査方向ピッチが上記図15A〜16Eの記載と異なる交差モードが実現できる走査方向ピッチを提供することができる。
[0121] 上記印刷方法の実施例において、各縦列の各行内の液滴エジェクタは同時に点火する。他の実施例(未図示)において、異なる縦列の異なるセット内の液滴エジェクタは同時に点火するが、同じ縦列内に他の同時に点火する液滴エジェクタがない。また、上記実施例において、1列内の液滴エジェクタセットは左から右の順によって点火される。他の実施例(未図示)において、1縦列内の液滴エジェクタセットは縦列内に順序なく点火できる。
図6に示すようなインクジェット印刷システム1は液滴エジェクタ212の2次元アレイ150を有するプリントヘッド50を含み、2次元アレイ450は位置が互いにずれる液滴エジェクタ212のセット120を含み、各セットは複数の基本的に走査方向56に沿って位置合せする液滴エジェクタ212を有し、液滴エジェクタ212は共通インクソース290に流体連通される。より一般的な方式によって該インクジェット印刷システム1を説明する印刷方法は、画像データは画像データソース2からであり、画像処理ユニット3およびコントローラ4を通過し、インクジェットプリントヘッド50に提供し、画像データによって液滴エジェクタ212が起動される時点火するか否かを制御することである。インク滴の吐出期間中に、走査方向に沿って、転送メカニズム6は連続的にプリントヘッド50に対し記録媒体62を前進させる。コントローラ4およびアドレス指定回路170(図9)は第1群れのセット120内の対応する液滴エジェクタ212を同時に点火できる。各セットの各メンバがいずれも点火する機会を有するまで、コントローラ4およびアドレス指定回路170(図9)は第1群れ内の各セット120内に順に各液滴エジェクタ212を点火できる。コントローラ4およびアドレス指定回路170(図9)は第2群れのセット120の対応する液滴エジェクタ212を同時に点火できる。コントローラ4およびアドレス指定回路170(図9)は第2群れ内の各セット120内に順に各液滴エジェクタ212を点火できる。コントローラ4およびアドレス指定回路170(図9)は、2次元アレイ150内の全液滴エジェクタがいずれも第1ストローク期間中に点火する機会を有するまで、2次元アレイ150に同じように如何なる他のセットを連続に点火できる。第1ストロークに類似する後続ストロークにおいて、液滴エジェクタ212の2次元アレイの起動点火過程を継続し、同時に記録媒体62は走査方向56に沿ってプリントヘッド50に対し移動し、印刷が完了するまで、画像データに基づいて共通インクソース290からのインクによって画像を印刷する。
図6〜9に対する説明において、プリントヘッドチップ215は構造が同じである液滴エジェクタによって構成され、インクジェットプリントヘッド50の一部(図6)である単一の2次元アレイ150を含む。第1インクソース290内のインクを使用し、このようなプリントヘッドチップ215は単色印刷を行うことができる。図19に示すように、他の実施例において、インクジェットプリントヘッド50はプリントヘッドチップ216を含むことができる。プリントヘッドチップ215は第1液滴エジェクタによって構成される第1の2次元アレイ150および第2液滴エジェクタによって構成される第2の2次元アレイ151を含み、第2の2次元アレイ151および第1の2次元アレイ150は第1方向に沿って、即ち走査方向56に沿って、アレイ間隔Sによって分離される。一部の実施例において、第2の2次元アレイ151は第1インクソース290と異なる第2インクソース291に流体連通される。例えば、カラー印刷に用いられるプリントヘッドチップ216に、インクソース290は青緑色インクであってもよく、インクソース291は赤紫色インクであってもよい。インクジェットプリントヘッド50は他の2次元アレイ(未図示)をさらに含むことができ、それは、例えば黄色インクおよび黒色インクのような対応する他のインクソースに流体連通される。これら他の2次元アレイは同じプリントヘッドチップ216に、または1つの単一のプリントヘッドチップに含まれることができる。
第1液滴エジェクタ212が構成される第1の2次元アレイ150に類似し、第2の2次元アレイ151は第2液滴エジェクタ213の縦列、列およびセットによって構成される。上記様々な印刷方法は、第1の2次元アレイ150の第1液滴エジェクタ212の点火に類似し、第2の2次元アレイ151内の第2液滴エジェクタ213はストローク方式によって点火される。第2アレイ151の第2液滴エジェクタ213の点火ストロークと対応する第1液滴エジェクタ212の点火ストロークとの間は相対的な遅延時間S/Vを有すべきであり、記録媒体は走査方向56に沿ってプリントヘッドチップ216に対し速度Vで移動する。このような方式によって、第2の2次元アレイ151が吐出する液滴および第1の2次元アレイ150が吐出する液滴は同じ点位置のピクセル格子に落ちることができ、画像ソース2からの画像データ(図6)によってカラー印刷画像を形成する。
異なるインクに所要の公称液滴体積を提供するため、第1インクソース290に流体接続される第1の2次元アレイ150内の第1液滴エジェクタ212に比べ、第2インクソース291に流体接続される第2の2次元アレイ151内の第2液滴エジェクタ213と異なる構造を有することは有利である。例えば、吐出孔の直径は異なることができ、圧力室の幾何形状は異なることができ、または液滴エジェクタ212および213のドライバのサイズは異なることができる。
図6に記載のように、2次元アレイ150および151が走査方向56に沿う幅はWであり、アレイ方向54に沿う長さはLであり、LはWより大きい。長さLが走査方向56の方向に垂直であり長いであることは有利であり、単一パス印刷または単一ストリップ印刷に2つのインクソース290および291を使用するインク滴は記録媒体62においてより大きい印刷面積を被覆する。カラープリントヘッドにおいて、液滴エジェクタアレイ設置から2次元アレイのどの次元が走査軸Xに対応し、および2次元アレイのどの次元がアレイ軸Yに対応することを決定することができる。異なる2次元アレイがインク滴を記録媒体の同じ位置に印刷するため、走査軸Xに沿って互いに分離されなければならない。従って、カラープリントヘッド(記録媒体およびプリントヘッドの相対的な移動を提供する転送メカニズムを考慮しなくても)は、2次元アレイの幅サイズW(長さサイズL)が走査方向56に延伸することを決定することができる。
従来技術において、様々な液滴エジェクタの2次元アレイ設置を有する。従来技術において図20は特許文献6における液滴エジェクタアレイを表示し、該特許の図85により記載される(アレイ方向54、走査方向56、長さLおよび幅Wは既に図20に加入される)。図においてインクジェット吐出孔系列361〜363によって構成される一部のアレイ360を表示し、各系列は単一の印刷色(青緑色、赤紫色および黄色)を提供し、カラー印刷に用いられる。図においてアドレス回路364および接続パッド365をさらに表示する。各系列のカラー吐出孔361〜363は2列の位置が間隔を空けて配列されるインクジェット吐出孔368を含む。一見したところ、所定吐出孔系列(例えば吐出孔系列361)内の液滴エジェクタ設置は図7に示すような設置に類似しているようである。一部のアレイ360において、吐出孔系列361の2つの吐出孔列内の各行に3つの吐出孔グループを有し、各グループに5つの吐出孔を有し、グループ間は互いにずれる。上記のように、吐出孔系列361〜363は異なる色に対応し、走査方向56に沿って互いに分離される。従って、各行に5つの吐出孔の3つの吐出孔グループは走査方向56に沿って延伸せず、アレイ法億54に沿って延伸する。(各吐出孔系列の幅Wは走査方向56に沿って延伸せず、アレイ法億54に沿って延伸する。)従って、各グループ内の液滴エジェクタは走査方向56に沿って点を協同して印刷し線を形成することができない。各グループ内の単一吐出孔368は走査方向56に沿う印刷線内の全ての点を印刷することに責任を負う。各吐出孔系列361〜363において、2つの交差する吐出孔368を使用する目的はアレイ方向54に沿ってより高い印刷解像度を提供することであり、特許文献6の図87により明確に分かることができる。
図19に参照し、一部の実施例において、第2インクソース291は第1インクソース290に同じであり、インク滴エジェクタ212および213は異なる構造を有し、同じインクのためにサイズが異なるインク滴を提供する。言い換えれば、グレースケール印刷を実現するため、第1液滴エジェクタ212は小さい点を印刷することができ、第2液滴エジェクタ213は大きい点を印刷することができる。
これら実施例において、特にページ幅プリントヘッドに対し、液滴エジェクタの2次元アレイは延伸し記録媒体を横断することができるほど長いである必要があり、該2次元アレイ内の必要とする全液滴エジェクタを単一プリントヘッドチップに置くことは非現実的である。図21は第1プリントヘッドチップ215および基本的に同じである第2プリントヘッドチップ217を表示し、第2プリントヘッドチップ217は第1プリントヘッドチップ215の位置からアレイ方向54に沿って変位し、それらは突合せ縁部214に沿ってエンドツーエンドに接合する。注意すべきことは、用語「エンドツーエンド」がここにおける意味は2つのプリントヘッドチップの緊密な隣接関係を説明することであり、突合せ縁部214における物理的接触を意味するとは限らない。液滴エジェクタ212の2次元アレイ152は第1の2次元アレイ153および基本的に同じである液滴エジェクタの2次元アレイ154を含み、2次元アレイ153は第1プリントヘッドチップ215に設置され、2次元アレイ154は第2プリントヘッドチップ217に設置される。2次元アレイ153および2次元アレイ154はいずれも第1インクソース290に流体接続するように設置される。図21に示す例において、セット間はアレイ方向54に沿って一致する間隔を保持するため、各列130内の隣接するセット120はアレイ方向54に沿って基本的に均一に第1オフセットYによって間隔を空けて配列され、第1の2次元アレイ153の第1最末端セット191と基本的に同じである2次元アレイ154の第2最末端セット192がアレイ方向54に沿う間隔は第1オフセットYに基本的に等しい。
図22は第1プリントヘッドチップ215および基本的に同じである第2プリントヘッドチップ217を表示し、第2プリントヘッドチップ217はアレイ方向54に沿って第1プリントヘッドチップ215の位置から変位し、第1プリントヘッドチップ215から距離Yを離れる。液滴エジェクタ212の2次元アレイ152は第1プリントヘッドチップ215の第1の2次元アレイ153および第2プリントヘッドチップ217に設置される基本的に同じである液滴エジェクタの2次元アレイ154を含む。第1プリントヘッドチップ215の液滴エジェクタ212はインク入口を含み、該インク入口は第1インクソース290に流体接続するように設置され、基本的に同じである第2プリントヘッドチップ217の液滴エジェクタ212はインク入口を含み、該インク入口は第2インクソース291に流体接続するように設置され、第2インクソース291は第1インクソース290と異なる。分離される距離Yは必要とする領域を提供し、第1プリントヘッドチップ215および第2プリントヘッドチップ217のインク供給チャネルを密閉し分離する。
図23は1対のプリントヘッドチップ218および219を表示し、図21に類似する方式によって、それらは突合せ縁部214に沿ってエンドツーエンドに接合する。プリントヘッドチップ218および219はそれぞれ第1液滴エジェクタによって構成される第1の2次元アレイ150および第2液滴エジェクタによって構成される第2の2次元アレイ151を含み、第2の2次元アレイ151は第1方向に沿って第1の2次元アレイ150に分離され、第1方向は走査方向56でもある。各プリントヘッドチップ218および219内の第1の2次元アレイ150は第1インクソース290に流体接続される。各プリントヘッドチップ218および219内の第2の2次元アレイ151は第2インクソース291に流体接続される。第2インクソース291は第1インクソース290と異なる。プリントヘッドチップ218およびプリントヘッドチップ219の突合せ縁部214はステップの特徴を含み、2次元アレイ150および151の最末端インク滴エジェクタのセットの間の間隔Yを保持することに役立つ。
図24Aは1対のプリントヘッドチップ511および512を表示し、それらは突合せ縁部214にエンドツーエンドに接合する。プリントヘッドチップ511および512の液滴エジェクタ設置は図7に示すものに類似する。縦列141、142、143および144の一番下のセットにおいて、一番下の液滴エジェクタ111はいずれもアレイ方向54に沿って配列される。プリントヘッドチップ511および512の最も隣接する液滴エジェクタの最外縁の間は隙間Gを有する。縁部214に隣接する如何なる電子機器または他の部品に空間を提供し、および隣接する突合せ縁部214の間に小さい間隔を有することを許可するため、選択できる方法は隙間Gを増加させ、同時に2つのプリントヘッドチップ511および512の最末端の隣接する液滴エジェクタセットの間の間隔Yを保持することである。
図24Bは1対のプリントヘッドチップ521および522を表示し、それらは突合せ縁部214にエンドツーエンドに接合する。各プリントヘッドチップ521および522に形成される2次元エジェクタアレイにおいて、隣接するインク滴エジェクタの縦列は走査方向56に沿って距離Xを変位する。結果、縦列141内の液滴エジェクタ112は縦列142内の液滴エジェクタ111に位置合せされ、縦列142内の液滴エジェクタ112は縦列143内の液滴エジェクタ111に位置合せされ、縦列143内の液滴エジェクタ112は縦列144内の液滴エジェクタ111に位置合せされる。走査方向56に沿って、第1縦列141内の液滴エジェクタ111と最後の縦列144内の液滴エジェクタ111との間の距離XはX=3X=(N−1)*Xである。図24Bから分かるように、プリントヘッドチップ521および522の最も隣接する液滴エジェクタの最外縁の間は隙間Gを有し、Gは図24A内のプリントヘッドチップ511および512の最も隣接する液滴エジェクタの最外縁の間は隙間Gより大きいである。隙間GはXの増加に伴って増加する。GとGとの間の違いは図24Aおよび24Bでは大きく見えず、縦列数はN=4であるが、より高い縦列数を有するプリントヘッドチップに対し、GとGとの間の違いはより大きくなる。また、図24内の隣接する縦列の変位はXである。より幅広く言えば、隣接する縦列の変位はm*Xであってもよく、mは整数であり、従ってX=m*(N−1)*Xである。
図25は1対のプリントヘッドチップ531および532を表示し、それらは突合せ縁部533および534にそれぞれエンドツーエンドに接合する。上記直線的突合せ縁部214の実施例に異なり、突合せ縁部533および534はステップ536および535をそれぞれ含む。各プリントヘッドチップ531および532は左側突合せ縁部534および右側突合せ縁部533を有し、左側突合せ縁部534は左側に突出するステップ535を有し、ステップの幅はwであり、右側突合せ縁部533は左側に窪むステップ536を有し、ステップの幅はwである。プリントヘッドチップ531の突合せ縁部533およびプリントヘッドチップ532の突合せ縁部534のステップはプリントヘッドチップ531および532の突合せ部に基本的に互いに補完し合う方式によって位置決めされることができる。このような方式によって2つのプリントヘッドチップ531および532の最末端インク滴エジェクタセットの間は間隔Yを保持する。図25に示すステップ535および536は直角を有するが、応力集中の発生を避けるために、実践においてステップの角は円形であってもよく、該応力集中は構造的な弱点をもたらす可能性がある。
例えば、多くのプリントヘッドチップは通常、一緒に単一シリコンウェーハに製造される。ウェーハ処理が完了した後、各プリントヘッドチップをウェーハと分離しなければならない。直線辺を有するプリントヘッドチップに対し、切断することによってプリントヘッドチップおよびウェーハを分離することができる。ただし、プリントヘッドチップの辺はステップ状である場合、図23および25に示すように、切断する時これらステップの一部は切断される。正確にステップ535および536を形成する方法はエッチングプロセスを使用することであり、例えばシリコン深掘り反応性イオンエッチングは、ウェーハの特徴エッチングを提供することができ、正確度は1ミクロン程度である。他の正確にステップ535および536を形成する方法はレーザ切断プロセスを使用することである。
図26はロールツーロール印刷システム80の例を例示的に表示する。該ロールツーロール印刷システム80はプリントヘッド50を使用することができ、1つ又は複数の上記実施例に記載の液滴エジェクタの2次元アレイを有する。固定インクジェットプリントヘッド50は第1インクソース290に流体接続される。記録媒体62ロールは走査方向56に沿って送りロール81から受けロール82まで前進し、1つ又は複数のロール軸83によってガイドされる。記録媒体62とプリントヘッド50との間の相対的な移動方向は全印刷過程において一定に保持する。上記図22に記載のカラープリントヘッドを使用する場合、複数の2次元アレイを有し異なるインクソースに流体接続され、記録媒体62とプリントヘッド50との間の相対的な移動の一定方向は単一パス印刷における異なる色の順が常に同じであることを意味する。例えば、2次元アレイ150内の液滴エジェクタは常に先ず第1インクソース290のインクを印刷し、そして2次元アレイ151内の液滴エジェクタは第2インクソース291のインクを印刷する。同じ色印刷順を保持することはより一致する視覚画像を提供することに有益である。プリントヘッド50は記録媒体62のロール幅を横断することができるほど長く、または少なくとも記録媒体62の印刷部分のロール幅を横断する。
図27は摺動フレーム印刷システム90の例を例示的に表示し、該摺動フレーム印刷システム90はプリントヘッド50を使用することができ、1つ又は複数の上記実施例に記載の液滴エジェクタの2次元アレイを有する。上記のとおり、2次元アレイはアレイ方向54に沿って長さLを有する。摺動フレーム(未図示)は摺動フレーム経路91に沿ってプリントヘッド50を移動する。第1パス印刷において、摺動フレームは方向92に沿ってプリントヘッド50を前に移動させ、同時に液滴エジェクタは記録媒体62に第1ストリップを印刷する。記録媒体62は上の末端に前進され、媒体前進94によって表示される。第2パス印刷において、摺動フレームは逆方向93に沿ってプリントヘッド50を移動させ、同時に液滴エジェクタは第2ストリップを印刷する。従って、画像は連続する2方向印刷ストリップによって記録媒体62に印刷される。2方向印刷において、各連続するストリップに対する走査方向は逆であるべきである。図11A〜11Eおよび18A〜18Dに記載のように、走査方向ピッチpはエジェクタ間隔Xにより大きいまたは小さいことは点火順次第であり、点火できるセット内の第1エジェクタから第2エジェクタまでの間の方向127は走査方向に同じであり、または点火できるセット内の第1エジェクタから第2エジェクタまでの間の方向128は走査方向に逆である。2方向摺動フレーム印刷システム90に走査方向ピッチがストリップの間に変わらないことを保持するため、各連続するストリップに点火順を逆にしなければならない。連続するストリップを部分的に重ねることを選択することができる。上記実施例に記載の2次元アレイタイプを使用する利点は、各セット内の複数の吐出孔は摺動フレーム経路91に平行である記録媒体62に如何なる所定直線のピクセルを協同して印刷することである。従って、隣接するストリップの間の大量な重ねによって印刷瑕疵を覆い隠す必要がない。ストリップ内の小さい重ねは媒体前進94内のオフセットを覆い隠すことに選択することができる。従来技術における摺動フレーム印刷システムはマルチプルパス印刷を使用し高品質の印刷を実現し、これに比べ小さいストリップの重ねによってより早い印刷出力を実現できる。
図23に示すカラープリントヘッドが2方向インクジェット印刷システム90に用いられる場合、摺動フレームはプリントヘッド50が先ず前の方向92に移動しその後逆の方向93に移動するように駆動し、隣接するストリップ内の異なる色印刷順をもたらし、従って生成する色のオフセットは画像を調整することによって修正する必要がある可能性がある。例えば、正方向92に青緑色の点は赤紫色の点の上に印刷することができ、反対方向93に赤紫色の点は青緑色の点の上に印刷することができ、それにより異なる色を表示する。一部の従来技術のプリントヘッドは鏡面対称のカラー液滴エジェクタ配置を有する。例えば、3色鏡面対称プリントヘッドは5つの液滴エジェクタアレイを有してもよく、中心の黄色アレイと、2つの隣接側の2つの赤紫色アレイと、2つの外側の青緑色アレイを含む。図7の液滴エジェクタによって一実施例を構想することができ、2つの隣接する液滴エジェクタの行の間の距離Xは2Xの大きさではなく、1つの液滴エジェクタアレイを格納することができ第2カラーインクを印刷し、両側の液滴エジェクタ列は第1カラーインクを印刷する。
図22に示すカラープリントヘッドが2方向インクジェット印刷システム90に用いられる場合、色オフセットを修正するため画像を調整する必要がなく、摺動フレームはプリントヘッド50が先ず前の方向92に移動しその後逆の方向93に移動するように駆動し、隣接するストリップ内の色印刷順は変わらない。
上記例において、少なくとも一部の例は理想的な形式によって説明されおよび表示される。例えば、図7においてセット121の液滴エジェクタ111〜114は走査方向56に沿って完全に位置合せされる。現実世界において、ここで各セット内の液滴エジェクタは基本的に走査方向に沿って位置合せされると言う時、完全な位置合せとの小さなオフセットも考慮されている。図7に類似し、図28Aはセット121の液滴エジェクタ111〜114およびセット122の液滴エジェクタ115〜118を表示し、それら走査方向56に沿って完全に位置合せされる。言い換えれば、走査方向56に沿う線551はセット121の全液滴エジェクタ111〜114の中心を貫通し、走査方向56に沿う線552は線551はセット121の全液滴エジェクタ115〜118の中心を貫通する。線552はアレイ方向54に沿って線551に第1オフセットで間隔を空けて配列される。図28Bは走査方向56に沿って完全に位置合せされるセット121の液滴エジェクタセット111〜114および走査方向56に沿って完全に位置合せされていないセット122の液滴エジェクタセット115〜118を表示する。走査方向に沿う最良適合線550は液滴エジェクタ115および117の中心を貫通する。しかし、液滴エジェクタ118の中心は変位Yによって最良適合線550の左側にずれており、液滴エジェクタ116の中心は類似する変位によって最良適合線550の右側にずれる。このような変位は製造公差にかかることができ、またはそれらは意図的に設計されることができる。一部の実施例において、フォトエッチングおよびマイクロエレクトロニクス製造方法を使用し製造される液滴エジェクタは約1ミクロン級の位置精度を有することができる。一部の実施例において、第1オフセットYは1/1200インチまたは約21ミクロンであってもよい。このような実施例において、製造公差は液滴エジェクタが走査方向56に沿って第1オフセットYの10%以内の精度によって位置合せされることを許可する。他の実施例において、方向オフセットの影響を覆い隠すため、一定な量の液滴エジェクタ位置合せオフセットを設計し、完全に位置合せされる液滴エジェクタでも記録媒体62に完全に位置合せされる点を印刷することができない。本文におけるセット内の液滴エジェクタは走査方向に沿って基本的に位置合せされることは、セット内の液滴エジェクタがアレイ方向において最良適合線に対する代々変位Yは第1オフセットYの半分より小さい。例えば、図13における線351の直線度は一部的に小さい最大変位によって決められ、一部の実施例において最大変位Yが0.3Yより小さいことが好ましく、他の実施例において、最大変位Yが0.2Yより小さいことがさらに好ましい。いわゆる最良適合線は通常、様々な方法によって計算することができ、例えば最小2乗法によって適合される線形回帰法である。図28Cは2つの液滴エジェクタ554および555の中心を貫通する線形回帰線553を表示する。線形回帰線553は走査方向56に平行でないため、線形回帰線553は本文において走査方向56に沿う最良適合線ではない。図28Cにおける最良適合線550は走査方向56に沿って延伸する。また、最良適合線550はここに、液滴エジェクタは最良適合線550に対する変位の和は0であることに定義される。図28Cに示す簡単な例において、変位の和は0であるように、液滴エジェクタ554の中心は最良適合線550に対し−Yの変位を有し、液滴エジェクタ555の中心は最良適合線550に対し+Yの変位を有する。
以下、本文における「基本的に」の他の用途を説明する。ここの各セット内の液滴エジェクタが走査方向56に沿って基本的に距離Xによって均一に間隔を空けて配列されることは、該セット内の隣接する液滴エジェクタの間隔距離はX±20%の範囲内に位置することを意味する。ここにおける各行内の隣接するセットはアレイ方向54に沿って基本的に均一に第1オフセットYによって間隔を空けて配列されることは、隣接するセットの間隔距離はY±20%の範囲内にあることを意味する。類似するように、ここに第1の2次元アレイの第1最末端セットおよび第2の2次元アレイの第2最末端セットはアレイ方向に沿って基本的に第1オフセットYに等しい距離によって間隔を空けて配列されることは、それらが間隔を空けて配列される距離はY±20%の範囲内に位置する。
ここにおける第1プリントヘッドチップは第2プリントヘッドチップに基本的に同じであることは、それらの設計が同じであることを意味するが、それら製造公差があるため差異を有する可能性がある。類似するように、ここにおける1つの2次元アレイは他の2次元アレイに基本的に同じであることは、それらの設計が同じであることを意味するが、それら製造公差があるため差異を有する可能性がある。第1プリントヘッドチップの第1縁部におけるステップおよび隣接する第2プリントヘッドチップの隣接する縁部におけるステップは基本的に互いに補完し合う方式によって位置決めされることは、2つの縁部の互いに補完し合い適合する偏差はステップ幅wの20%より小さいことを意味する。
ここにおける記録媒体が走査方向に沿って基本的に一定の速度Vによってプリントヘッドに対し移動することは、液滴を吐出する期間中に、記録媒体はV±20%範囲内の速度によって移動し固定のプリントヘッドを通過し、またはプリントヘッドはV±20%範囲内の速度によって移動し固定の記録媒体を通過することを意味する。
本文は本発明の一部の好ましい実施形態を特別に参考することによって本発明を詳細に説明したが、本発明の宗旨及び範囲内に行われる変更および修正に含まれる。

Claims (47)

  1. インクジェットプリントヘッドであって、
    それぞれ複数の液滴エジェクタを含む複数のセットを含む複数の行を含む複数の縦列によって配列されてなる液滴エジェクタの2次元アレイを含み、
    各セットにおける液滴エジェクタは基本的に第1方向に沿って位置合せられ、各行におけるセットは第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれており、各縦列における行は第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれており、縦列は第2方向に沿って互いにずれており、2次元アレイは第1方向に沿って幅Wを有し、第2方向に沿ってWより大きい長さLを有し、2次元アレイにおける各液滴エジェクタは、
    吐出孔と、
    第1インクソースに流体連通されるように設置されたインク入口と、
    吐出孔およびインク入口に流体連通された圧力室と、
    吐出孔からインクを吐出するように、選択的に圧力室に加圧するように設置されたドライバと、を含む
    ことを特徴とするインクジェットプリントヘッド。
  2. 各液滴エジェクタのドライバに接続され、ドライバを起動する駆動回路と、
    選択的に駆動回路を通じて液滴エジェクタのドライバを起動するアドレス指定回路と、をさらに含む
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  3. アドレス指定回路は複数のアドレス線を含み、1行における各液滴エジェクタは前記アドレス指定回路の異なるアドレス線に接続され、前記アドレス指定回路の各アドレス線は各行における各セット内の対応する位置の1つの液滴エジェクタに接続される
    請求項2に記載のインクジェットプリントヘッド。
  4. 第1シーケンスまたは第1シーケンスと逆の第2シーケンスに従ってドライバを起動するように、アドレス指定回路は、駆動回路を選択的に指定してアクチュエータを励起するように設置される、
    請求項2に記載のインクジェットプリントヘッド。
  5. 前記第1方向は前記第2方向に垂直である
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  6. 各セットは第1数の液滴エジェクタを含み、各行は第2数のセットを含み、各縦列は第3数の行を含む
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  7. 前記第1数は偶数である
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  8. 各セット内の液滴エジェクタは第1方向に沿って基本的に間隔X1で均一に配列されている
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  9. 前記第1方向に沿って、1行における隣接するセットの最も隣接する液滴エジェクタの間の間隔はX1に等しい
    請求項8に記載のインクジェットプリントヘッド。
  10. 前記第1方向に沿って、1縦列における第1行と隣接する第2行の最も隣接する液滴エジェクタとの間の間隔はX1以上である
    請求項9に記載のインクジェットプリントヘッド。
  11. 前記第1方向に沿って、前記縦列における第1行と隣接する第2行の最も隣接する液滴エジェクタとの間の間隔はX1より大きく、リード線は前記第1と第2行との間に設置される
    請求項10に記載のインクジェットプリントヘッド。
  12. 前記2次元アレイにおける隣接する縦列は前記第1方向に沿って距離m*X1で変位し、mは整数である
    請求項8に記載のインクジェットプリントヘッド。
  13. 各行内の隣接するセットは前記第2方向に沿って基本的に均一に第1オフセットで間隔をあけて配列され、各縦列内の隣接する行における最も隣接するセットは前記第2方向に沿って第1オフセットで間隔をあけて配列される
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  14. 第1縦列における第1セットと隣接する第2縦列における第2セットとの間の前記第2方向に沿う最小間隔は第1オフセットに等しい
    請求項13に記載のインクジェットプリントヘッド。
  15. 各セットにおける液滴エジェクタは前記セットに対応する第1方向に該当する最良適合線に沿って設置され、前記セットにおける1つの液滴エジェクタは第2方向にあり、最良適合線からの最大変位は第1オフセットの半分より小さい
    請求項13に記載のインクジェットプリントヘッド。
  16. 前記2次元アレイは第1液滴エジェクタの第1の2次元アレイであり、少なくとも、前記第1の2次元アレイと前記第1の方向に沿って分離される第2液滴エジェクタの第2の2次元アレイをさらに含む
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  17. 各前記液滴エジェクタは、前記第1インクソースと異なる第2インクソースに流体連通されるように設置されたインク入口を含む
    請求項16に記載のインクジェットプリントヘッド。
  18. 前記第2液滴エジェクタの構造は前記第1液滴エジェクタの構造と異なる
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  19. 少なくとも1つの第1チップ、および前記第2方向に沿って前記第1チップから変位する1つの第1チップと基本的に同じである第2チップをさらに含み、
    前記2次元アレイは、第1チップに設置された1つの第1の2次元液滴エジェクタアレイと、第2チップに設置された、前記第1の2次元液滴エジェクタアレイと基本的に同じである1つの2次元液滴エジェクタアレイとを含み、
    第2チップに設置された前記第1の2次元液滴エジェクタアレイと基本的に同じである2次元アレイにおける各液滴エジェクタは、第1インクソースに流体連通されるように設置されたインク入口を含む
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  20. 前記2次元アレイは第1液滴エジェクタの第1の2次元アレイであり、前記第1チップと前記第2チップは、第2液滴エジェクタの第2の2次元アレイをさらに含み、該第2の2次元アレイは前記第1の2次元アレイと第1方向に沿って分離され、第2の2次元アレイにおける各第2液滴エジェクタは、第1インクソースと異なる第2インクソースに流体連通されるように設置されたインク入口を含む
    請求項19に記載のインクジェットプあリントヘッド。
  21. 各行内の隣接するセットは前記第2方向に沿って基本的に均一に第1オフセットで間隔を空けて配列され、前記第1の2次元アレイの第1最末端セットおよび前記基本的に同じである2次元アレイの第2最末端セットは、基本的に第1オフセットと等しい距離で前記第2方向に沿って間隔を空けて配列される
    請求項19に記載のインクジェットプリントヘッド。
  22. 前記第1チップの第1縁部および前記第2チップの隣接する第2縁部はステップを含み、前記第1縁部におけるステップと前記第2縁部におけるステップは基本的に互いに補完し合う方式で位置決められる
    請求項21に記載のインクジェットプリントヘッド。
  23. 少なくとも1つの第1チップ、および前記第2方向に沿って前記第1チップから変位し前記第1チップと間隔をあけて配列された、1つの第1チップと基本的に同じである第2チップをさらに含み、
    前記2次元アレイは、第1チップに設置された1つの2次元液滴エジェクタアレイと、第2チップに設置された第1の2次元液滴エジェクタアレイと基本的に同じである1つの2次元液滴エジェクタアレイとを含み、
    第1チップにおける液滴エジェクタは、第1インクソースに流体連通されるように設置されたインク入口を含み、基本的に同じである第2チップにおける液滴エジェクタは、第1インクソースと異なる第2インクソースに流体連通されるように設置されたインク入口を含む
    請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  24. インクジェット印刷システムであって、
    インクソースと、
    それぞれ複数の液滴エジェクタを含む複数のセットを含む複数の行を含む複数の縦列によって配列されてなる液滴エジェクタの2次元アレイと、液滴エジェクタから選択的にインクを吐出する回路と、を含み、各セットにおける液滴エジェクタは基本的に第1方向に沿って位置合せられ、各行におけるセットは第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれており、各縦列における行は第1方向に沿って互いに間隔を空けて配列され、第2方向に沿って互いにずれており、縦列は第2方向に沿って互いにずれているプリントヘッドと、
    プリントヘッドと記録媒体との間の第1方向に基本的に平行である走査方向に沿う相対的な移動を提供する転送メカニズムと、
    画像データを提供する画像データソースと、
    画像処理ユニットと、転送制御ユニットと、記録媒体に画像データに対応する点模様を印刷するために、インク滴を吐出し、第1セットにおける複数のインク滴エジェクタが協同して走査方向に沿って線形配列された第1点セットを印刷する吐出制御ユニットとを含むコントローラと、を含む
    ことを特徴とするインクジェット印刷システム。
  25. 前記第2方向は前記第1方向に垂直であり、第2セットの液滴エジェクタは第1セットから前記第2方向に沿って第1距離でずれており、前記第2セットにおける複数の液滴エジェクタは、走査方向に沿って線形配列され、第2方向に沿って第1点セットと第1距離で分離される第2点セットを協同して印刷するように設置されている
    請求項24に記載のインクジェット印刷システム。
  26. インクジェット印刷システムによって記録媒体に画像を印刷する方法であって、
    前記インクジェット印刷システムは、走査方向に沿って記録媒体とプリントヘッドとの間の相対的な移動を提供する転送メカニズムを有し、前記プリントヘッドは2次元液滴エジェクタアレイを有し、そのアレイは第1インクソースに流体連通され複数の縦列により構成されるように設置され、各縦列は複数の行を有し、各行は複数のセットN2を有し、各セットは複数の液滴エジェクタN1を有し、各セット内のN1個の液滴エジェクタを走査方向に沿って基本的に位置合せられるようにし、各縦列内のセットを走査方向に垂直である交差レール方向に沿って互いにずれるようにし、該方法は、
    プリントヘッドに画像データを提供することと、
    画像データを使用して液滴エジェクタを起動する時に点火するか否かを制御することと、
    第1ストロークの第1サイクル期間中に、各縦列における各行内の第1セットの第1末端の液滴エジェクタを起動して点火することと、
    第1ストロークの第2サイクル期間中に、各縦列における各行内の、第1セットの第1末端の液滴エジェクタに最も隣接する、第1セットの第2液滴エジェクタを起動して点火することと、
    第1ストロークの連続サイクル期間中に、各縦列における各行内の第1セットの全N1メンバがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、順に各縦列における各行内の第1セットの順に連続する最も隣接する液滴エジェクタを起動して点火することと、
    第1ストロークのN1+1サイクル期間中に、各縦列における各行内の第2セットの第1末端の液滴エジェクタを起動して点火することと、
    第1ストロークのN1+2サイクル期間中に、各縦列における各行内の、第2セットの第1末端の液滴エジェクタに最も隣接する、第2セットの第2液滴エジェクタを起動して点火することと、
    第1ストロークの連続サイクル期間中に、各縦列における各行内の第2セットの全N1メンバがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、順に各縦列における各行内の第2セットの順に連続する最も隣接する液滴エジェクタを起動して点火することと、
    第1ストロークの連続サイクル期間中に、2次元アレイにおける全ての液滴エジェクタがいずれも1滴のインクを吐出する機会を有するまで、順に各縦列における各行内の如何なるその他のセットの液滴エジェクタを起動して点火することと、
    記録媒体がプリントヘッドに対して移動する時、画像データによって画像印刷を完了するまで、2次元アレイにおける液滴エジェクタを起動して第1ストロークに類似する一連の後続ストロークにおいて点火し、それによりインク滴を吐出することにより記録媒体に点を印刷することと、を含む
    ことを特徴とするインクジェット印刷システムによって記録媒体に画像を印刷する方法。
  27. 走査方向に沿って記録媒体における特定の交差レール位置に印刷した点は対応するセットのN1個の液滴エジェクタと協同して印刷したものである
    請求項26に記載の方法。
  28. 各セット内の隣接する液滴エジェクタは走査方向に沿って基本的に等しい液滴エジェクタ間隔X1で間隔を空けて配列される
    請求項26に記載の方法。
  29. 記録媒体は走査方向に沿って基本的に一定の速度Vでプリントヘッドに対して移動する
    請求項28に記載の方法。
  30. 第1セットの第2液滴エジェクタを起動して点火することは、第1セットの第1液滴エジェクタを起動して点火した後、第1セットの第2液滴エジェクタを起動して点火する前に、時間遅延Δtを待機することを含む
    請求項29に記載の方法。
  31. 各ストロークを完了させる時間内に、記録媒体とプリントヘッドとの間の走査方向に沿う進行距離は、記録媒体における走査方向に沿って形成された第1点と第2点の間の距離以下であり、上記第1点は1行内の1つのセットにおける液滴エジェクタが1滴のインクを吐出することによって形成され、上記第2点は同じ行内の隣接するセットにおける対応する液滴エジェクタが1滴のインクを吐出することによって形成される
    請求項30に記載の方法。
  32. 記録媒体に吐出されたインク滴によって形成される許可可能の画像点位置はピクセル格子により限定され、ピクセル格子の走査方向におけるピッチpは液滴エジェクタとの間隔X1と異なる
    請求項30に記載の方法。
  33. 第1セットの第1液滴エジェクタから第1セットの第2液滴エジェクタまでの方向は走査方向と同じであり、走査方向のピッチp=X1−VΔtである
    請求項32に記載の方法。
  34. 走査方向において、各縦列における隣接する行内の対応する液滴エジェクタの間の間隔はpの整数倍である
    請求項33に記載の方法。
  35. 第1ストロークの後の一連の(M−1)個の連続後続ストロークにおける各ストロークは第1ストロークに対して定時され、一連の(M−1)個の連続後続ストロークにおける各後続ストローク期間中、各セットにおける少なくとも1つのインク滴エジェクタに液滴を記録媒体に吐出させて形成した後続ストローク点は走査方向において交差の方式で許可可能な第1ストローク点の位置の間に印刷される
    請求項32に記載の方法。
  36. p=(X1−VΔt)/Mである
    請求項35に記載の方法。
  37. N1とMの最小公倍数はN1*Mより小さく、第1ストロークの開始と次の第1ストロークの後の後続ストロークの開始との間の時間は(N1−1)*p/Vに等しく、第M個の後続ストロークの開始から第M個のストロークの次のストロークの開始までの間の時間は(N1+1)*p/Vに等しい
    請求項35に記載の方法。
  38. Mは2より大きく、第1ストロークと第Mストローク以外に、M個のストロークにおける各ストロークの開始と次のストロークの開始との間の時間はN1*p/Vに等しい
    請求項37に記載の方法。
  39. N1とMの最小公倍数はN1*Mに等しく、M個のストロークにおける各ストローク(第1ストロークを含む)の開始と次のストロークの開始との間の時間はN1*p/Vに等しい
    請求項35に記載の方法。
  40. 第1ストロークの後の一連の(M−1)個の連続後続ストロークにおける各ストロークは第1ストロークに対して定時し、一連の(M−1)個の連続後続ストロークにおける各後続のストローク期間中、各セットにおける少なくとも1つのインク滴エジェクタに液滴を記録媒体に吐出させることによって形成された後続ストローク点は記録媒体における許可可能な第1ストローク点の位置に印刷される
    請求項32に記載の方法。
  41. 記録媒体における許可可能な画像点位置に1滴より多いインクが共同で印刷できるように、第1ストロークと一連の(M−1)個の後続ストロークにおける少なくとも1つの後続ストロークを制御することをさらに含む
    請求項40に記載の方法。
  42. 前記記録媒体における許可可能な画像点位置に最大1滴のインクが共同で印刷できるように、第1ストロークと一連の(M−1)個の後続ストロークにおける少なくとも1つの後続ストロークを制御することをさらに含む
    請求項40に記載の方法。
  43. 第1セットの第1液滴エジェクタから第1セットの第2液滴エジェクタまでの方向は走査方向と逆であり、走査方向のピッチp=X1+VΔtである
    請求項32に記載の方法。
  44. 各縦列内のセットは交差レール方向に沿って第1オフセットで互いにずれており、記録媒体に吐出されたインク滴によって形成された許可可能な画像点位置はピクセル格子によって限定され、ピクセル格子の交差レールピッチは第1オフセットに等しい
    請求項26に記載の方法。
  45. 前記2次元アレイは第1液滴エジェクタの第1の2次元アレイであり、前記プリントヘッドは第2液滴エジェクタの第2の2次元アレイを含み、第2液滴エジェクタは第2インクソースに流体連通され、第2の2次元アレイと第1の2次元アレイは走査方向に沿ってアレイ間隔Sで分離され、
    該方法は、さらに第1液滴エジェクタと類似するストローク方式で第2液滴エジェクタを点火することを含む
    請求項26に記載の方法。
  46. 第2液滴エジェクタの点火ストロークは第1液滴エジェクタに対応する点火ストロークに対して遅延時間S/Vが遅延される
    請求項45に記載の方法。
  47. インクジェット印刷システムによって記録媒体に画像を印刷する方法であって、
    前記インクジェット印刷システムは記録媒体とプリントヘッドとの間の走査方向に沿う相対的な移動を提供する転送メカニズムを有し、1つのプリントヘッドは1つの2次元エジェクタアレイを有し1つの共通インクソースに流体連通され、前記2次元アレイは空間がずれたインク滴エジェクタセットを含み、各セットは基本的に走査方向に沿って位置合せられた複数のインク滴エジェクタを有し、
    該方法は、
    プリントヘッドに画像データを提供することと、
    画像データを使用してインク滴エジェクタを起動する時に点火するか否かを制御することと、
    プリントヘッドに対して走査方向に沿って記録媒体を連続的に進行させることと、
    第1グループにおける対応する液滴エジェクタを起動して同時に点火することと、
    各セットの各メンバがいずれも点火する機会を有するまで、第1グループの各セット内の各液滴エジェクタを起動して順に点火することと、
    第2グループの対応する液滴エジェクタを起動して同時に点火することと、
    第2グループの各セット内の各液滴エジェクタを起動して順に点火することと、
    2次元アレイにおける全ての液滴エジェクタがいずれも第1ストローク期間中に点火される機会を有するまで、連続的に同じ方式で2次元アレイにおける如何なるその他のセットを点火することと、
    記録媒体が走査方向に沿ってプリントヘッドに対して移動する時、画像データに基づき共通インクを使用して画像印刷を完了するまで、第1ストロークに類似する後続ストロークにおいて2次元アレイのインク滴エジェクタを点火することと、を含む
    ことを特徴とするインクジェット印刷システムによって記録媒体に画像を印刷する方法。
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