JP2002361871A - 液体吐出記録ヘッドの制御装置 - Google Patents

液体吐出記録ヘッドの制御装置

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JP2002361871A
JP2002361871A JP2001168234A JP2001168234A JP2002361871A JP 2002361871 A JP2002361871 A JP 2002361871A JP 2001168234 A JP2001168234 A JP 2001168234A JP 2001168234 A JP2001168234 A JP 2001168234A JP 2002361871 A JP2002361871 A JP 2002361871A
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ejection
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Atsuyuki Ninomiya
敬幸 二宮
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する液体吐出部相互間距離の精度に起因
した画質の欠陥を回避することができること。 【解決手段】 ヘッドチップ12Aiおよび12Biが
所謂、千鳥掛け状にベースプレート14上に配列される
もとで、ヘッドチップ12Aiおよび12Biは、それ
ぞれ、中央部に複数形成される吐出口10aiの直径に
比して小なる直径を有し、かつ、相互間距離が比較的小
なる吐出口10bi群および10ci群を両端部にそれ
ぞれ有するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用の液体を吐
出する複数の液体吐出部を含んでなる液体吐出記録ヘッ
ドの吐出量を制御する液体吐出記録ヘッドの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】用紙またはプラスチックフィルム等の記
録媒体の記録面に対してインクを吐出して付着させるこ
とにより、記録動作を行うインクジェット記録装置が、
記録装置として広く実用に供されている。インクジェッ
ト記録装置においては、一般に、インクを記録媒体の記
録面に対して吐出するインク吐出口形成面を有する記録
ヘッドを液体吐出記録ヘッドとして備えている。その記
録ヘッドは、例えば、画像データに応じて供給される駆
動制御信号に基づいて制御される電気機械変換体の圧力
または電気熱変換体の加熱エネルギーにより形成された
インク滴を、インク吐出口形成面を通じて記録媒体の記
録面に対して吐出するものとされる。
【0003】記録ヘッドにおいては、特開平9−286
098号公報にも示されるように、記録速度の高速化を
図るためにそのインク吐出口形成面に形成されるインク
吐出口が、例えば、300dpi〜600dpiのよう
に配列形成される比較的高密度のもの、または、インク
吐出口が記録媒体の全記録領域、例えば、記録媒体の全
幅に亘って形成される、所謂、マルチノズル化され長尺
化したものが利用されている。
【0004】このような記録ヘッドは、例えば、ベース
プレート上に一列に複数配列され、インクを加熱し吐出
させる記録素子が形成される記録素子基板としてのヒー
タボードと、そのヒータボード上に配され、インク吐出
口、インク吐出口に連通するインク流路、および、各イ
ンク流路に連通する共通インク室を形成する天板部材と
を含んで構成されている。
【0005】また、このような記録ヘッドの他の例とし
ては、例えば、図10に示されるように、液体吐出部と
してのヘッドチップ4Aiおよび4Bi(i=1〜n,
nは整数)が基台2上に所謂、千鳥掛け状に設けられる
ものが提案されている。
【0006】即ち、ヘッドチップ4Aiおよび4Bi
は、それぞれ、二列に互いに略平行に配され,かつ、一
方の列において隣接するヘッドチップ4Ai相互間に他
方の列におけるヘッドチップ4Biが対向するように配
列されている。
【0007】ヘッドチップ4Aiおよび4Biは、それ
ぞれ、互いに同一の構造を有しており、上述のヒータボ
ードと(図示されていない)、各ヒータボード上にそれ
ぞれ配されるオリフィスプレート6とを含んで構成され
ている。
【0008】基台2には、ヒータボードに設けられる供
給路およびオリフィスプレート6内に形成されるインク
流路に連通するインク供給路が形成されている。
【0009】また、オリフィスプレート6は、例えば、
所定の相互間隔距離L1で一列に形成される複数のイン
ク吐出口4ai(i=1〜n,nは整数)を有してい
る。その際、ヘッドチップ4Aiのオリフィスプレート
6の端部のインク吐出口4aiと向かい合うヘッドチッ
プ4Biのオリフィスプレート6の端部のインク吐出口
4aiとの相互間距離L2は、距離L1と等しくなるよ
うに設定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のような記録ヘッ
ドにおいて、ヒータボードが比較的短い相互間隔で一列
に設けられる場合、画質の欠陥、所謂、白すじが発生す
る場合がある。これは、隣接するヒータボード相互間に
形成される継ぎ目に対応してインク流路に形成される開
口に起因したものである。このような場合、特開平9−
286098号公報にも示されるように、複数の記録ヘ
ッドユニットにおける隣接するヒータボード相互間に形
成される継ぎ目が互いに重なり合わないように配置する
ことにより、そのような画質の欠陥を回避することが提
案されている。
【0011】しかしながら、記録ヘッドにおいて、ヒー
タボードが上述のように、所謂、千鳥掛け状に配列され
る場合、継ぎ目に起因しない他の原因により所謂、白す
じまたは黒すじが発生する虞がある。
【0012】即ち、製造誤差等に起因して隣接するヘッ
ドチップ相互間距離L2の精度が所望の高精度に設定さ
れない場合、所謂、白すじまたは黒すじが発生する虞が
ある。
【0013】従って、このような場合、製造誤差を極力
小とし、ヘッドチップ相互間距離L2の精度を高めるこ
とが考えられるが、一定の限界がある。
【0014】以上の問題点を考慮し、本発明は、記録用
液体を吐出する複数の液体吐出部を含んでなる液体吐出
記録ヘッドの吐出量を制御する液体吐出記録ヘッドの制
御装置であって、隣接するヘッドチップ相互間距離の精
度に起因した画質の欠陥を回避することができる液体吐
出記録ヘッドの制御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る液体吐出記録ヘッドの制御装置は、
記録用の液体を吐出する吐出口が第1の相互間距離で複
数形成される第1の領域と、吐出口が第1の相互間距離
または第2の相互間距離で第1の領域に連なって複数形
成される第2の領域とを含む吐出口列をそれぞれ有する
とともに、液体を吐出口を通じて吐出させる記録素子を
吐出口に対応してそれぞれ有する複数の液体吐出部と、
液体吐出部が互いに略平行となる複数の列にそれぞれ所
定の間隔で配されるとともに、液体吐出部の第2の領域
が、液体吐出部の配列方向に略直交する方向に沿って異
なる列の液体吐出部の吐出口列における前記第2の領域
と互いに重複するように配される基台と、基台に形成さ
れ、液体吐出部の記録素子近傍に前記液体を供給する液
体供給路と、記録素子に、吐出口列の第2の領域の各吐
出口の吐出量が吐出口列の第1の領域の各吐出口の吐出
量に比して小となるように吐出を行なわせる記録動作制
御部とを備えて構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1および図4は、本発明に係る
液体吐出記録ヘッドの制御装置の第1の実施例に用いら
れるインクジェット記録ヘッドの要部を部分的に示す。
【0017】図4において、例えば、サイドシュータ型
のインクジェット記録ヘッドは、バブルジェット(登録
商標)式とされ、同一色のインクを吐出する液体吐出部
としての複数のヘッドチップ12Aiおよび12Bi
(i=1〜n,nは整数)と、複数のヘッドチップ12
Aiおよび12Biが固定されるベースプレート14
と、共通インク室18CAを有する本体部18とを含ん
で構成されている。
【0018】本体部18は、後述するヘッドチップ12
Aiおよび12Biにそれぞれ対応して内部に共通イン
ク室18CAが複数、形成されている。共通インク室1
8CAは、後述するベースプレート14の供給孔14a
を通じて各ヘッドチップ12AiおよびBiにそれぞれ
供給されるインクが貯留される。
【0019】各共通インク室18CAには、それぞれ、
図示が省略されるメインタンク内のインクを循環させる
インク循環通路における共通のインク供給路に連結され
る分岐インク供給路の一端が接続されている。
【0020】また、各共通インク室18CAには、それ
ぞれ、上述のインク循環通路における共通のインクリタ
ーン通路に連結される分岐リターン通路の一端が接続さ
れている。従って、記録動作中、または所定の回復処理
のとき、そのインク循環通路により、各共通インク室1
8CAにインクが常時供給されることとなる。
【0021】本体部18に固定されるベースプレート1
4は、その共通インク室18CAに対応して細長いイン
ク供給孔14aがそれぞれ設けられている。ベースプレ
ート14は、例えば、アルミナにより薄板状に作られて
いる。
【0022】ベースプレート14上における所定位置に
配されるヘッドチップ12Aiおよび12Biは、互い
に同一の構造を有しているのでヘッドチップ12Aiに
ついて説明し、ヘッドチップ12Biの構造についての
説明は省略する。
【0023】ヘッドチップ12Aiは、図4に示される
ように、記録素子としての電気熱変換体であるヒータ1
6hi(i=1〜n,nは整数)が後述する各吐出口に
対向してそれぞれ形成されるヒータボード16と、ヒー
タボード16におけるヒータ16hiが形成される面を
覆いその共通インク室18CAからのインクを各吐出口
に導く各インク流路を形成するオリフィスプレート10
とを含んで構成されている。
【0024】ヒータボード16は、ベースプレート14
のインク供給孔14aに連通する供給路16aを有して
いる。
【0025】また、インクDPを加熱し後述する吐出口
を通じて吐出させる各ヒータ16hiは、紙面に対して
垂直となる方向に沿って同一平面上に配列形成されてい
る。各ヒータ16hiは、後述する記録動作制御部から
の駆動制御パルス信号群により駆動制御される。
【0026】オリフィスプレート10の内部には、ヒー
タボード16の供給路16aの開口端に対向する位置に
共通液室10Rが形成されている。共通液室10Rは、
ヒータボード16の表面と、その表面に相対向するオリ
フィスプレート10の一対の隔壁とによりそれぞれ囲ま
れて形成される各インク流路の開口端に連通している。
【0027】オリフィスプレート10には、図1に示さ
れるように、各インク流路におけるヒータ16hiに対
向して吐出口が形成されている。
【0028】オリフィスプレート10における1列の吐
出口列は、その中央部分の領域に形成される吐出口10
ai(i=1〜n,nは整数)群と、その一方の端部近
傍に形成される吐出口10bi(i=1〜n,nは整
数)群と、その他方の端部近傍に形成される吐出口10
ci(i=1〜n,nは整数)群とを含んで構成されて
いる。
【0029】図3に示される吐出口10biおよび吐出
口10ciの相互間距離L3は、吐出口10aiの相互
間距離L4の約半分に設定されている。
【0030】また、吐出口10biおよび吐出口10c
iの直径は、吐出口10aiの直径に比して小とされ
る。また、吐出口10biおよび吐出口10ciの直径
は、後述する各ブロック単位における総吐出量が、ひと
つの吐出口10aiの吐出量と等しくなるように設定さ
れている。即ち、吐出口10biおよび吐出口10ci
の直径は、そのひとつの吐出口からの吐出量がひとつの
吐出口10aiの吐出量の1/4程度となるように設定
されている。
【0031】さらに、ヘッドチップ12Aiおよび12
Biは、それぞれ、図1および図2に示されるように、
所謂、千鳥掛け状に配列されている。即ち、ヘッドチッ
プ12Aiおよび12Biは、二列に互いに平行に配さ
れ、かつ、隣接するヘッドチップ12Aiの相互間にひ
とつのヘッドチップ12Biが相対向するように配置さ
れている。その際、ひとつのヘッドチップ12Biまた
は12Aiの吐出口列における吐出口10bi群とヘッ
ドチップ12Aiまたは12Biの吐出口列における吐
出口10ci群とが、吐出口の配列方向に対し略直交す
る方向に沿って重なって向き合うように配置されてい
る。
【0032】また、図2に示されるように、ヘッドチッ
プ12Aiおよび12Biの隣接部分においては、例え
ば、ヘッドチップ12Biにおけるふたつの吐出口10
biと相対向するヘッドチップ12Aiにおけるふたつ
の吐出口10ciとを含み、それぞれ、4個の吐出口か
らなる各ブロックD1、D2、D3単位の吐出口群が形
成されることとなる。
【0033】各ブロックD1、D2、D3単位の吐出口
群の総吐出量は、それぞれ、1個の吐出口10aiの吐
出量と等しくなるように設定されている。
【0034】かかる構成に加えて、本発明に係る液体吐
出記録ヘッドの制御装置の一例においては、図5に示さ
れるように、各ヘッドチップ12Aiおよび12Biの
記録動作制御をそれぞれ行なう記録動作制御部30が設
けられている。
【0035】記録動作制御部30には、図示が省略され
るホストコンピュータからの記録媒体の記録面に記録さ
れるべき画像をあらわす画像データ群DGおよび吐出の
タイミングをあらわす制御データ群CSが供給される。
【0036】記録動作制御部30は、例えば、図6に示
されるような、制御回路を含んで形成されている。
【0037】図6において、各ヘッドチップ12Aiお
よび12Biにおける吐出口10ai群に対応する各ヒ
ータ16hiの一端には、基準電源VAが接続されてい
る。また、各ヒータ16hiの他端には、各ヒータ16
hiの通電を制御するスイッチとしてのトランジスタ3
4のコレクタが接続されている。
【0038】トランジスタ34のエミッタは、接地さ
れ、また、トランジスタ34のベースには、アンド素子
32Aの出力側が接続されている。
【0039】アンド素子32Aの一方の入力端子には、
画像データ群DGに基づくデータDT4、DT5がそれ
ぞれ供給され、アンド素子32Aの他方の入力端子に
は、制御データ群CSに基づき形成される駆動制御パル
ス信号群CP2が供給される。
【0040】また、各ヘッドチップ12Aiおよび12
Biにおける吐出口10bi群および10ci群に対応
する各ヒータ16hiの一端には、同様に基準電源VA
に接続されている。なお、図6においては、吐出口10
bi群および10ci群のうちの一方に対応する部分を
示す。
【0041】また、6個のヒータ16hiの他端には、
各ヒータ16hiの通電を制御するスイッチとしてのト
ランジスタ34のコレクタが接続されている。
【0042】6個のトランジスタ34のうち3個のトラ
ンジスタ34のエミッタは、それぞれ、接地され、ま
た、そのトランジスタ34のベースには、それぞれ、ア
ンド素子32Bの出力側が接続されている。残りのトラ
ンジスタ34のベースは、それぞれ、隣接するトランジ
スタ34のベースとアンド素子32Bの出力側との間に
接続されている。
【0043】アンド素子32Bの一方の入力端子には、
画像データ群DGに基づくデータDT1、DT2、DT
3がそれぞれ上述の各ブロックD1、D2、D3に対応
するように供給され、アンド素子32Aの他方の入力端
子には、制御データ群CSに基づき形成される駆動制御
パルス信号群CP1が供給される。なお、駆動制御パル
ス信号群CP1のパルス幅および駆動周波数は、それぞ
れ、駆動制御信号群CP2のパルス幅および駆動周波数
に比して小、大に設定される。
【0044】かかる構成において、記録動作を行なうに
あたり、図示が省略される記録媒体が吐出口列に対し略
直交する方向、即ち、図1において矢印の示す方向に搬
送されるとき、記録動作制御部30は、制御データ群C
Sおよび画像データDGに基づいて駆動制御パルス信号
群CP1およびCP2を形成しそれらをヘッドチップ1
2Aiおよび12Biの各ヒータ16hiに供給する。
【0045】これにより、ヘッドチップ12Aiおよび
12Biにおける吐出口10aiを通じて吐出されたイ
ンクがその記録媒体の記録面の所定位置に付着すること
により画素がそれぞれ形成される。
【0046】また、図2に示されるように、ヘッドチッ
プ12Aiおよび12Biにおける互いに向かい合う吐
出口10bi列および吐出口10ci列については、記
録動作制御部30は、各ブロックD1〜D3単位におい
て共通のデータに基づく駆動制御パルス信号CP1を形
成し、それを各ブロックD1〜D3ごとに供給する。
【0047】これにより、図2に実線で示されるよう
に、ヘッドチップ12Aiおよび12Biが所定の基準
位置に配され、ヘッドチップ12Biの吐出口10bi
とヘッドチップ12Aiの吐出口10ciとが互いに真
向かいとなる場合、各吐出口10ai列により形成され
る画素の相互間に、例えば、6個の画素が、同一の着弾
位置で重ねて付着されて形成されることとなる。
【0048】一方、図2にニ点鎖線で示されるように、
ヘッドチップ12Aiがヘッドチップ12Biに対し相
対的に一方向に基準位置に対し所定距離ずれて固定され
た場合、ヘッドチップ12Aiおよび12Biの各吐出
口10ai列によりそれぞれ形成される画素群の相互間
に、例えば、12個の画素が形成されることとなる。即
ち、ヘッドチップ12Biの吐出口10biにより形成
された画素の相互間に、続いて、ヘッドチップ12Ai
の吐出口10ciからのインクにより、画素が形成され
ることとなる。
【0049】従って、ヘッドチップ12Aiおよび12
Biの各吐出口10ai列によりそれぞれ形成される画
素群の相互間に、比較的微小なインク滴により画素が比
較的小なる間隔で形成されるのでヘッドチップ12Ai
がヘッドチップ12Biに対し相対的に一方向に基準位
置に対し所定距離ずれて固定された場合においても白す
じまたは黒すじ等の画像の欠陥が生じる虞がない。
【0050】図7は、本発明に係る本発明に係る液体吐
出記録ヘッドの制御装置の第2の実施例に用いられるイ
ンクジェット記録ヘッドの要部を部分的に示す。
【0051】なお、第2の実施例においても、サイドシ
ュータ型のインクジェット記録ヘッドの構造は、上述の
例と同様とされ、ヘッドチップ12’Aiおよび12’
Biが、それぞれ、所謂、千鳥掛け状に配列されてい
る。また、上述の例と同様な記録動作制御部が備えられ
ている。
【0052】オリフィスプレート10’における吐出口
列は、その中央部分の領域に形成される吐出口10’a
i(i=1〜n,nは整数)群と、一方の端部近傍に形
成される吐出口10’bi(i=1〜n,nは整数)群
と、他方の端部近傍に形成される吐出口10’ci(i
=1〜n,nは整数)群とを含んで構成されている。
【0053】その際、吐出口10’biおよび吐出口1
0’ciの相互間距離は、吐出口10’aiの相互間距
離と等しく設定されている。
【0054】また、各吐出口10’biおよび各吐出口
10’ciの直径は、吐出口10’aiの直径に比して
小とされる。また、各吐出口10’biおよび10’c
iの直径は、端部に向かうにつれて直径が徐々に小とな
るように設定されている。
【0055】即ち、1個の吐出口10’aiの吐出量を
例えば、100%とした場合、図7において、吐出口1
0’bi群における左端の吐出口10’biから右端に
向かうにつれてその各吐出量が75、65、55、4
5,35、25%となるように直径が設定されている。
【0056】また、1個の吐出口10’aiの吐出量を
例えば、100%とした場合、図7において、吐出口1
0’ci群における右端の吐出口10’ciから左端に
向かうにつれてその各吐出量が75、65、55、4
5,35、25%となるように直径が設定されている。
このように吐出口10’ci群における右端の吐出口1
0’ciから左端に向かうにつれてその各吐出量が7
5、65、55、45,35、25%となるように直径
が設定されているのは、記録媒体の記録面に形成される
画像における一方のヘッドチップの吐出口10’biか
らのインク、および、隣接する他のヘッドチップの吐出
口10’ciからのインクによる互いに与える影響を低
減するためである。
【0057】従って、図7および8に示されるように、
吐出口10’bi群および吐出口10’ci群におい
て、各ブロックBUにおける互いに向かい合う1個の吐
出口10’biの吐出量と1個の吐出口10’ciの吐
出量とを加算した値が、1個の吐出口10’aiの吐出
量に等しくなる。
【0058】かかる構成において、記録動作を行なうに
あたり、図示が省略される記録媒体が吐出口列に対し略
直交する方向、即ち、図1において矢印の示す方向に搬
送されるとき、記録動作制御部30は、制御データ群C
Sおよび画像データDGに基づいて駆動制御パルス信号
群CP1およびCP2を形成しそれらをヘッドチップ1
2’Aiおよび12’Biの各ヒータ16hiに供給す
る。
【0059】これにより、ヘッドチップ12’Aiおよ
び12’Biにおける吐出口10’aiを通じて吐出さ
れたインクがその記録媒体の記録面の所定位置に付着す
ることにより画素がそれぞれ形成される。
【0060】また、図7に示されるように、ヘッドチッ
プ12’Aiおよび12’Biにおける互いに向かい合
う吐出口10’bi群および吐出口10’ci群につい
ては、記録動作制御部30は、各ブロックBU単位にお
いて共通のデータに基づく駆動制御パルス信号CP1を
形成し、それを各ブロックBUごとに供給する。
【0061】これにより、図2に実線で示されるよう
に、ヘッドチップ12’Aiおよび12’Biが所定の
基準位置に配され、ヘッドチップ12’Biの吐出口1
0’biとヘッドチップ12’Aiの吐出口10’ci
とが互いに真向かいとなる場合、各吐出口10’ai列
により形成される画素の相互間に、例えば、6個の画素
が、同一の着弾位置で重ねて付着されて形成されること
となる。
【0062】一方、図7にニ点鎖線で示されるように、
ヘッドチップ12’Aiがヘッドチップ12’Biに対
し相対的に一方向に基準位置に対し所定距離ずれて固定
された場合、ヘッドチップ12’Aiおよび12’Bi
の各吐出口10’ai列によりそれぞれ形成される画素
群の相互間に、例えば、12個の画素が形成されること
となる。即ち、ヘッドチップ12’Biの吐出口10’
biにより形成された画素の相互間に、続いて、ヘッド
チップ12’Aiの吐出口10’ciからのインクによ
り、画素が形成されることとなる。
【0063】従って、ヘッドチップ12’Aiおよび1
2’Biの各吐出口10’ai列によりそれぞれ形成さ
れる画素群の相互間に、比較的微小なインク滴により画
素が比較的小なる間隔で形成されるのでヘッドチップ1
2’Aiがヘッドチップ12’Biに対し相対的に一方
向に基準位置に対し所定距離ずれて固定された場合にお
いても白すじまたは黒すじ等の画像の欠陥が生じる虞が
ない。
【0064】なお、上述の例においては、吐出口10c
i群および吐出口10bi群は、それぞれ、6個の吐出
口から形成されているが、かかる例に限られることな
く、例えば、ヘッドチップの形態に応じて6個を越える
数量または6個未満の数量であってもよいことは勿論で
ある。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る液体吐出記録ヘッドの制御装置によれば、複数の
液体吐出部が記録用の液体を吐出する吐出口が第1の相
互間距離で複数形成される第1の領域と、吐出口が第1
の相互間距離または第2の相互間距離で第1の領域に連
なって複数形成される第2の領域とを含む吐出口列をそ
れぞれ有するとともに、液体を吐出口を通じて吐出させ
る記録素子を吐出口に対応してそれぞれ有し、また、液
体吐出部が互いに略平行となる複数の列にそれぞれ所定
の間隔で配されるとともに、液体吐出部の第2の領域
が、液体吐出部の配列方向に略直交する方向に沿って異
なる列の液体吐出部の吐出口列における第2の領域と互
いに重複するように基台に配される構成において、記録
動作制御部が、記録素子に、吐出口列の第2の領域の各
吐出口の吐出量が吐出口列の第1の領域の各吐出口の吐
出量に比して小となるように吐出を行なわせるので第2
の領域から吐出される比較的小なる液滴によりその重複
部分に画素が形成されることにより、隣接する液体吐出
部相互間距離の精度に起因した画質の欠陥を回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体吐出記録ヘッドの制御装置の
第1実施例に用いられる液体吐出記録ヘッドのヘッドチ
ップの構成を示す構成図である。
【図2】図1に示される例における要部を拡大して示す
構成図である。
【図3】図1に示される例におけるヘッドチップの一部
を拡大して示す平面図である。
【図4】図1に示される例においてIV−IV線に沿っ
て示す液体吐出記録ヘッドの部分断面図である。
【図5】本発明に係る液体吐出記録ヘッドの制御装置の
第1実施例に備えられる記録動作制御部を示すブロック
図である。
【図6】図5に示される記録動作制御部の要部を示す制
御回路図である。
【図7】本発明に係る液体吐出記録ヘッドの制御装置の
第2実施例における要部を拡大して示す構成図である。
【図8】図7に示される動作説明に供される表である。
【図9】従来の液体吐出記録ヘッドの要部を示す構成図
である。
【符号の説明】
10 オリフィスプレート 10ai,10bi,10ci 吐出口 12Ai,12Bi、12’Ai,12’Bi ヘッ
ドチップ 14 ベースプレート 16hi ヒータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用の液体を吐出する吐出口が第1の
    相互間距離で複数形成される第1の領域と、該吐出口が
    該第1の相互間距離または第2の相互間距離で該第1の
    領域に連なって複数形成される第2の領域とを含む吐出
    口列をそれぞれ有するとともに、該液体を該吐出口を通
    じて吐出させる記録素子を該吐出口に対応してそれぞれ
    有する複数の液体吐出部と、 前記液体吐出部が互いに略平行となる複数の列にそれぞ
    れ所定の間隔で配されるとともに、該液体吐出部の第2
    の領域が、該液体吐出部の配列方向に略直交する方向に
    沿って異なる列の液体吐出部の吐出口列における前記第
    2の領域と互いに重複するように配される基台と、 前記基台に形成され、前記液体吐出部の記録素子近傍に
    前記液体を供給する液体供給路と、 前記記録素子に、前記吐出口列の第2の領域の各吐出口
    の吐出量が前記吐出口列の第1の領域の各吐出口の吐出
    量に比して小となるように吐出を行なわせる記録動作制
    御部と、 を具備して構成される液体吐出記録ヘッドの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出口列の第2の領域の各吐出口の
    第2の相互間距離が前記吐出口列の第1の領域の各吐出
    口の第1の相互間距離に比して小とされることを特徴と
    する請求項1記載の液体吐出記録ヘッドの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記吐出口列の第2の領域における各吐
    出口の吐出量が該吐出口列の端部に向かうにつれて前記
    吐出口列の第1の領域の各吐出口の吐出量に比して徐々
    に減少することを特徴とする請求項1記載の液体吐出記
    録ヘッドの制御装置。
  4. 【請求項4】 異なる列の液体吐出部の吐出口列相互間
    において相対向する前記第2の領域の複数の吐出口の吐
    出量の総量が、前記第1の領域における1個の吐出口の
    吐出量に等しいことを特徴とする請求項1記載の液体吐
    出記録ヘッドの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記相対向する前記第2の領域の2個の
    吐出口の吐出量の総量が、前記第1の領域における1個
    の吐出口の吐出量に等しいことを特徴とする請求項4記
    載の液体吐出記録ヘッドの制御装置。
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