JP2019520377A5

JP2019520377A5 -

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Publication number: JP2019520377A5
Application number: JP2018569065A
Authority: JP
Filing date: 2017-06-28
Publication date: 2020-07-27

Claims

第１成分と第２成分とを含む二成分組成物であって、前記第１成分は１００〜６００ｍｇのアセチルサリチル酸と、任意で１種以上の医薬として許容される添加物とを含有し、前記第２成分は少なくとも１種の有機酸の医薬として許容される塩と、任意で１種以上の医薬として許容される添加物とを含有する水溶液を含み、
前記有機酸は、酢酸、乳酸、クエン酸、アスコルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、およびそれらの組合せからなる群より選択され、前記第２成分の水溶液のｐＨは、約８〜１１．５であり、前記水溶液中にアセチルサリチル酸を加えて溶解した後に得られる溶液のｐＨは、５〜８の範囲にある、二成分組成物。
前記第２成分は、クエン酸の塩の水溶液を含む、請求項１に記載の二成分組成物。
前記第２成分は、クエン酸ナトリウムまたはクエン酸カリウムの水溶液を含む、請求項１に記載の二成分組成物。
前記第２成分は、クエン酸の塩および炭酸塩の水溶液を含む、請求項１〜３のいずれか一項に記載の二成分組成物。
前記第２成分の水溶液の量は６ｍＬ〜５０ｍＬの範囲にある、請求項１〜４のいずれか１項に記載の二成分組成物。
前記第２成分の量は８〜１５ｍＬの範囲にある、請求項５に記載の二成分組成物。
前記第１成分中のアセチルサリチル酸の量は３００〜３２５ｍｇの範囲にあり、かつ前記第２成分の量は８〜１５ｍＬの範囲にある、請求項６に記載の二成分組成物。
切迫した心筋梗塞の治療に使用される請求項１〜７のいずれか１項に記載の二成分組成物。
アセチルサリチル酸の水溶液は、前記アセチルサリチル酸を前記第２成分に溶解したときに約２分以下以内に得られる、請求項８に記載の二成分組成物。
アセチルサリチル酸の水溶液は、前記アセチルサリチル酸を前記第２成分に溶解したときに約１分以下以内に得られる、請求項８に記載の二成分組成物。
アセチルサリチル酸の水溶液は前記アセチルサリチル酸を前記第２成分に溶解したときに約１０〜４０秒以内に得られる、請求項８〜１０のいずれか一項に記載の二成分組成物。
切迫した心筋梗塞の治療に使用される二成分組成物であって、
ａ）請求項１〜１１のいずれか１項に記載の二成分組成物を提供するステップと、
ｂ）医薬として許容される量のアセチルサリチル酸を含む第１成分を第２成分に含まれる有機酸の水溶液と混合するステップと、
を含むことによってアセチルサリチル酸の水溶液が得られる、二成分組成物。
前記アセチルサリチル酸の水溶液は、約２分以下以内に得られる、請求項１２に記載の二成分組成物。
前記アセチルサリチル酸の水溶液は、約１分以下以内に得られる、請求項１２に記載の二成分組成物。
第１チャンバおよび第２チャンバを備えたカプセルであって、第１チャンバは治療上許容される量のアセチルサリチル酸と、任意で１種以上の医薬として許容される添加物とを含み、前記第２チャンバは少なくとも１種の有機酸の医薬として許容される塩と任意で１種以上の医薬として許容される添加物とを含有する水溶液を含み、
前記有機酸の塩は、酢酸の塩、クエン酸の塩、アスコルビン酸の塩、およびそれらの組合せからなる群より選択され、前記第２チャンバの水溶液のｐＨは約８〜１１．５であり、前記水溶液中にアセチルサリチル酸を加えて溶解した後に得られる溶液のｐＨは、５〜８の範囲にある、カプセル。
前記第２チャンバは、クエン酸の塩の水溶液を含む、請求項１５に記載のカプセル。
前記第２チャンバは、クエン酸ナトリウムまたはクエン酸カリウムの水溶液を含む、請求項１５に記載のカプセル。
前記第２チャンバはクエン酸の塩および炭酸塩の水溶液を含む、請求項１５〜１７のいずれか一項に記載のカプセル。
切迫した心筋梗塞の治療に使用される、請求項１５〜１８のいずれか一項に記載のカプセル。
切迫した心筋梗塞の治療において使用されるカプセルであって、
ａ）請求項１５〜１９のいずれか１項に記載のカプセルを提供するステップと、
ｂ）医薬として許容される量のアセチルサリチル酸を含む第１チャンバを第２チャンバに含まれる有機酸の水溶液と混合して、アセチルサリチル酸の水溶液を得るステップと、
を含むことによってアセチルサリチル酸の水溶液が得られる、カプセル。
前記アセチルサリチル酸の水溶液は、約２分以下以内に得られる、請求項２０に記載のカプセル。