JP2019519070A - マイクロバッテリの簡略化された気密性パッケージング - Google Patents

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Abstract

【課題】金属シーリング層が、マイクロバッテリのアノード側と、マイクロバッテリのカソード側との間に気密性シールを設けるのに使用される、マクロバッテリを提供する。
【解決手段】本出願によれば、金属シール層が、アノード側に位置する各金属アノード構造の外周まわりに形成され、次いで金属シーリング層が、カソード側にある壁構造のはんだ付け可能金属層に接合される。壁構造は、金属集電構造を露出させる空隙を含有する。空隙は、バッテリ材料で充填される。
【選択図】図13

Description

本出願は、マイクロバッテリに関し、より具体的にはモノリシック金属シール方式を使用するマイクロバッテリの気密性シーリング(すなわち、パッケージング)に関する。
マイクロバッテリの気密性シーリングは、着用式(wearable)および埋込式(implantable)のヘルスケア装置に対して重要である。従来型の着用式および埋込式のヘルスケア装置において、マイクロバッテリのシーリングは、通常、ポリマー材料を使用して達成される。ポリマー・シーリングは、気密性に対して十分ではない。金属シーリングは、気密性を改善した超薄型シーリング構造を提供できることから、ポリマー・シーリングより望ましい。モノリシック金属堆積によって、マイクロバッテリのアノード電極およびカソード電極用として特に有望である、バッチ処理により高い生産効率を得ることができる。
したがって、前述の問題に対処することが、当技術分野において必要とされている。
第1の態様の観点では、本発明は、気密シール壁構造によって金属アノード構造から間隔を空けられた金属集電構造を備え、気密シール壁構造が、金属集電構造と金属アノード構造との間に空隙を画定するとともに、金属アノード構造の表面と直接接触する金属シーリング層を含有する、マイクロバッテリを提供する。
さらに別の態様の観点では、本発明は、マイクロバッテリを形成する方法であって、ハンドラ基板、リリース層、および少なくとも1つの金属アノード構造を含む第1の構造を設けることであって、金属シーリング層が各金属アノード構造の表面上に位置する、設けることと、別のハンドル基板、ポリマー接着剤、およびポリマー接着剤に埋め込まれた、少なくとも1つの金属集電構造を含む、第2の構造を設けることであって、空隙を有する壁構造が、各金属集電構造の表面上に位置し、壁構造が、はんだ付け可能金属を含む、設けることと、第1の構造の金属シーリング層を各壁構造のはんだ付け可能金属に接合することと、ハンドラ基板、別のハンドラ基板、リリース層、およびポリマー接着剤層を除去して、少なくとも1つのマイクロバッテリを提供することと、を含む方法を提供する。
マイクロバッテリのアノード側と、マイクロバッテリのカソード側の間に気密シールを提供するのに金属シーリング層が使用される、マイクロバッテリが提供され、「マイクロバッテリ」という用語は、本出願を通して、10ミクロンから1000ミクロンの最小寸法を有するバッテリを示すのに用いられる。本出願によれば、金属シーリング層は、アノード側に位置する各金属アノード構造の外周まわりに形成され、次いで、金属シーリング層が、カソード側にある壁構造のはんだ付け可能金属層に接合される。壁構造は、金属集電構造を露出させる、空隙を含有し、空隙にはバッテリ材料が充填されている。
本出願の一態様において、マイクロバッテリが提供される。本出願の一実施形態において、マイクロバッテリは、気密シール壁構造によって金属アノード構造から間隔を空けられた金属集電構造を含む。本出願の気密シール壁構造は、金属集電構造と金属アノード構造の間に空隙を画定するとともに、金属アノード構造の表面と直接接触する金属シーリング層を含有する。
本出願の別の態様において、マイクロバッテリを形成する方法が提供される。本出願の実施形態において、前記方法は、ハンドラ基板、リリース層、および少なくとも1つの金属アノード構造を含む第1の構造を設けることを含み、金属シーリング層が、各金属アノード構造の表面上に位置する。別のハンドル基板、ポリマー接着剤、およびポリマー接着剤に埋め込まれた、少なくとも1つの金属集電構造を含む、第2の構造が設けられ、空隙を有する壁構造が、各金属集電構造の表面上に位置するとともに、壁構造は、はんだ付け可能金属を含む。次に、第1の構造の金属シーリング層が、各壁構造のはんだ付け可能金属に接合されて、その後にハンドラ基板、別のハンドラ基板、リリース層、およびポリマー接着剤層が取り除かれて、少なくとも1つのマイクロバッテリを提供する。
次いで、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して、単に例として、説明する。
本出願の一実施形態により使用することのできる、ハンドラ基板、リリース層、および金属シード層を含む、第1の例示的構造の横断面図である。 金属シード層上に複数の金属アノード構造を形成した後の、図1の第1の例示的構造の横断面図である。 各金属アノード構造の物理的に露出された表面の外周まわりに金属シーリング層を形成した後の、図2の第1の例示的構造の上面図である。 各金属アノード構造の物理的に露出された表面の外周まわりに金属シーリング層を形成した後の、図2の第1の例示的構造の横断面図である。 金属シード層の露出された部分を除去した後の、図3〜図4の第1の例示的構造の横断面図である。 本出願の一実施形態によって使用することのできる、半導体基板と、絶縁体層と、絶縁体層上の複数の金属集電構造とを含む、第2の例示的構造の横断面図である。 絶縁体層および各金属集電構造の物理的に露出された表面上にポリマー接着剤を形成し、ポリマー接着剤上にハンドラ基板を形成し、半導体基板を薄肉化した後の、図6の第2の例示的構造の横断面図である。 薄肉化された半導体基板の物理的に露出された表面上の複数のエッチング・マスクを形成した後の、図7の第2の例示的構造の横断面図である。 各エッチング・マスクの物理的に露出された表面上にはんだ付け可能金属を形成した後の、図8の第2の例示的構造の横断面図である。 各空隙が壁構造内部に位置する、複数の空隙を形成する、エッチングを実施した後の、図9の第2の例示的構造の横断面図である。 バッテリ材料で各空隙を充填した後の、図10の第2の例示的構造の横断面図である。 図5の第1の例示的構造と図11の第2の例示的構造を共に接合した後に形成される、複数のマイクロバッテリを含有する接合構造の横断面図である。 各マイクロバッテリの単体化の後の、図12に示された接合構造の横断面図である。 本出願の別の実施形態において使用することのできる、金属アノード構造を含有する別の第1の例示的構造を示す、横断面図である。 本出願のさらに別の実施形態において使用することのできる、金属アノード構造を含有するさらに別の第1の例示的構造を示す横断面図である。
次いで、本出願を、以下の考察と、本発明に添付される図面を参照して、より詳細に説明する。なお、本出願の図面は、説明目的だけで提供されるものであり、そのために、図面は実寸通りに描かれていない。また、同一の、および対応する要素は、同一の参照番号によって参照されることに留意されたい。
以下の説明においては、本出願の様々な実施形態の理解を与えるために、特定の構造、構成要素、材料、寸法、処理ステップ、技法などの、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、当業者によって、本出願の様々な実施形態は、これらの具体的な詳細なしでも実施することが可能であることを、理解されるであろう。別の場合には、周知の構造または処理ステップについては、本出願を分かり難くするのを避けるために、詳細には記載されていない。
層、領域または基板としての要素が、別の要素の「上(on)」または「上方(over)」にあると言及されるときには、その要素は、直接、他の要素の上にあるか、または介在要素が存在することもあることが理解されるであろう。対照的に、要素が、別の要素の「直接上に」または「直接上方に」あると言及されるときには、介在要素は存在しない。また、要素が、別の要素の「下(beneath)」または「下方(under)」にあると言及されるときには、その要素は別の要素の直接下に、または直接下方にあるか、または介在要素が存在することがあることが理解されるであろう。対照的に、要素が、別の要素の「直接下に」または「直接下方に」にあると言及されるときには、介在要素は存在しない。
最初に図1を参照すると、本出願の一実施形態により使用することのできる、ハンドラ基板10、リリース層12および金属シード層14を含む、第1の例示的構造が描かれており、図1〜図5に示された第1の例示的構造は、本出願のマイクロバッテリのアノード側を表わす。図示された実施形態において、図1〜図5に示された第1の例示的構造は、第1の例示的構造が本出願のマイクロバッテリの上端構成要素として使用されることを図示するために、上側に引っくり返して示されている。本出願のマイクロバッテリの下端構成要素は、図6〜図11に示された第2の例示的構造である。
図1の第1の例示的構造は、最初に、ハンドラ基板10を設けることによって、形成することができる。ハンドラ基板10は、それに限定はされないが、ガラスまたはケイ素を含む、任意のハンドラ材料で構成してもよい。本出願において使用してもよい、ハンドラ基板10は、700ミクロンから780ミクロンの厚さであってもよい。前述の厚さ値よりも小さい、またはそれよりも大きい、その他の厚さも、ハンドラ基板10の厚さとして使用してもよい。
ハンドラ基板10を設けた後に、ハンドラ基板10の表面上にリリース層12が形成される。図示のように、リリース層12はハンドラ基板10の表面全体を覆う、連続的な層である。リリース層12には、後続の工程中にハンドラ基板10から容易に除去することのできる、任意の材料を含めてもよい。一実施形態において、リリース層12は、レーザ焼灼可能な(laser ablatable)材料である。「レーザ焼灼可能な材料」とは、レーザ焼灼を使用して除去することのできる、任意の材料を意味する。レーザ焼灼とは、レーザビームを材料に照射することによって、別の材料の表面から材料を除去する工程である。一例において、リリース層12として使用することのできるレーザ焼灼可能な材料は、例えば、3M LTHC(R)のような、カーボン・ブラック・リッチ・ポリマーである。「カーボン・ブラック・リッチ」とは、20重量%を超えるカーボン・ブラックを含有するポリマー材料を意味する。リリース層12は、例えば、化学蒸着、プラズマ強化化学蒸着、気化、またはスピンオン被覆(spin-on coating)などの、堆積工程を使用して形成してもよい。リリース層12は、100nmから2000nmの厚さとしてもよい。前述の厚さ値よりも小さいか、または大きい、その他の厚さも、リリース層12の厚さとして用いてもよい。
リリース層12を設けた後に、リリース層12の表面上に金属シード層14を形成することができる。図示されているように、金属シード層14は、リリース層12の表面全体を覆う、連続的な層である。一部の実施形態においては、金属シード層14の形成を省略してもよい。それを用いるときには、金属シード層14は、別の金属または合金の成長を促進することのできる、金属または合金を含む。本出願に使用することのできる金属シード層14は、それに限定はされないが、Ti(30nm)/Cu(200nm)を含んでもよい。金属シード層14は、物理蒸着(PVD)工程を使用して形成してもよい。金属シード層14は、10nmから500nmの厚さであってもよい。前述の厚さ値よりも小さい、またはそれよりも大きい、その他の厚さも、金属シード層14の厚さとして用いてもよい。
図2を参照すると、金属シード層14上に複数の金属アノード構造16を形成した後の、図1の第1の例示的構造が図示されている。一部の実施形態においては、金属アノード構造16は、リリース層12上に形成してもよい。形成される金属アノード構造16の数は、少なくとも1つの金属アノード構造が形成される限り、変動してもよい。
設けられる各金属アノード構造16は、間隙(本出願の図面には具体的にラベル付けせず)によって互いに間隔が空けられている。図示された実施形態において、各金属アノード構造16間に位置する間隙は、金属シード層14の一部分を露出させる。各金属アノード構造16の形状は変動してもよい。一例において、形成される各金属アノード構造16は、円形であり(すなわち、丸く)、このことは、本出願の図4において、より良く分かる。
各金属アノード構造16は、例えば、ニッケル、ニッケル/亜鉛、または銅のような少なくとも1種の導電性金属アノード材料を含む。一部の実施形態においては、金属アノード構造16は、例えば、チタンのようなバリヤ材料を含めてもよい。バリヤ材料を使用するときには、最初にバリヤ材料が形成されて、続いて、少なくとも1種の第1の導電性金属アノード材料が形成される。本出願の一実施形態において、各金属アノード構造16は、チタンの層、チタンの層の表面上のニッケルの層、およびニッケルの層の表面上の亜鉛の層の材料スタック(すなわち、Ti/Ni/Znスタック)で構成される。
金属アノード構造16は、最初に、金属アノード構造16が得られる、各個別構成要素のブランケット層を形成し、続いてブランケット層をパターン形成することによって、形成してもよい。金属アノード構造16が得られる、各個別構成要素のブランケット層の形成には、1つまたは複数の堆積工程を含めてもよい。一例において、電気メッキを、金属アノード構造16が得られる、各個別構成要素のブランケット層を堆積させるために、使用することができる。
パターン形成は、リソグラフィおよびエッチングによって実施してもよい。リソグラフィは、フォトレジスト材料(図示せず)を、パターン形成しようとする材料または材料スタックの頂上に、形成することを含む。フォトレジスト材料には、ポジ型(positive-tone)フォトレジスト組成物、ネガ型(negative-tone)フォトレジスト組成物またはハイブリッド型(hybrid-tone)フォトレジスト組成物を含めてもよい。フォトレジスト材料は、例えば、スピンオン被覆のような、堆積工程によって形成してもよい。フォトレジスト材料を形成した後に、堆積されたフォトレジスト材料は、照射のパターンに晒される。次に、露出されたフォトレジスト材料は、従来型のレジスト現像装置を使用して現像される。これによって、パターン形成しようとする材料または材料スタックの部分の頂上にパターン形成されたフォトレジストが得られる。パターン形成されたフォトレジスト材料によって得られたパターンは、その後に、少なくとも1種のパターン移転エッチング工程を使用して、下にあるパターン形成しようとする材料層または材料スタック中に移転される。通常、少なくとも1つのパターン移転エッチング工程は、異方性エッチングである。一実施形態において、例えば、反応性イオン・エッチングなどの乾式エッチング工程を使用することができる。別の実施形態においては、化学エッチングを使用することができる。さらに別の実施形態においては、乾式エッチングと湿式エッチングの組合せを使用することができる。
次に図3〜図4を参照すると、各金属アノード構造16の物理的に露出された表面の外周まわりに金属シーリング層18を形成した後の、図2の第1の例示的構造の異なる図が図示されている。金属シーリング層18は、金属アノード構造16の全体を覆わず、代わりに、金属アノード構造16の内側部分が露出されるように、金属アノード構造16の最外部分に限定されている。一例において、金属シーリング層18は、リング(すなわちドーナツ)形である。
金属シーリング層18には、気密性シールを形成するのに使用することのできる、任意の金属または合金を含めることができる。本出願の一実施形態においては、金属シーリング層18は、インジウム含有材料を含めてもよい。「インジウム含有材料」とは、純粋インジウム金属または例えば、インジウム・スズ合金のような、インジウムの合金を意味する。金属シーリング層18は、金属シーリング層18が得られる金属または合金を堆積させて、その後に堆積された金属または合金にパターン形成して、金属シーリング層18を得ることによって形成してもよい。パターン形成は、上記で定義したようなリソグラフィおよびエッチングによって実施してもよい。金属シーリング層18は、1000nmから10000nmの厚さとしてもよい。前述の厚さ値より小さいか、またはそれより大きい、他の厚さを、金属シード層14の厚さとして用いてもよい。
次いで図5を参照すると、金属シード層14の露出された部分を除去した後の、図3〜図4の第1の例示的構造が図示されている。金属シード層14の残りの部分を、以下では金属シード層部分14Pと呼んでもよい。金属シード層14を使用しない、一部の実施形態においては、本出願のこのステップは省略してもよい。
金属シード層14の露出部分の除去は、金属シード層14を除去するのに際して選択的である、エッチングを使用して実施してもよい。そのような実施形態において、各金属アノード構造16および金属シーリング層18を、合成エッチング・マスクとして使用することができる。金属シード層14の露出部分を除去した後に、金属シード層部分14Pは、金属アノード構造の最外部表面と金属シーリング層18の最外表面とに垂直に整列された、最外表面を有する。図示されているように、リリース層12の部分が露出されている。
次に図6を参照すると、半導体基板20、絶縁体層22、および絶縁体層22上の複数の金属集電構造24を含む、第2の例示的構造が図示されている。第2の例示的構造は、本出願において、マイクロバッテリのカソード側を得るために、使用される。本出願のマイクロバッテリのアノード側およびカソード側は、任意の順序で形成できることに留意すべきである。形成された金属集電構造24の数は、形成された金属アノード構造16の数に一致する。また、形成される各金属集電構造24のそれぞれの大きさと形状は、形成されるそれぞれの各金属アノード構造16の大きさと形状に同じである。通常、各金属集電構造24および各金属アノード構造16は、円形形状である。
図6の第2の例示的構造は、最初に、半導体基板20を設けることによって形成することができる。半導体基板20には、半導体特性を有する任意の半導体材料を含めることができる。半導体基板20を設けるのに使用することのできる、半導体材料の例としては、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、ケイ素・ゲルマニウム合金(SiGe)、炭化ケイ素(SiC)、ケイ素・ゲルマニウム・カーバイド(SiGeC)、III−V化合物半導体またはII−VI化合物半導体が挙げられる。III−V化合物半導体は、元素の周期律表のIII族からの少なくとも1種の元素と、元素の周期律表のV族からの少なくとも1種の元素とを含む、材料である。II−VI化合物半導体は、元素の周期律表のII族からの少なくとも1種の元素と、元素の周期律表のVI族からの少なくとも1種の元素とを含む、材料である。
半導体基板20は、通常、バルク半導体基板である。「バルク」とは、半導体基板20全体が、上記で定義されるように、少なくとも1種の半導体材料からなることを意味する。一例において、半導体基板20全体を、ケイ素で構成してもよい。一部の実施形態においては、バルク半導体基板は、上記で定義されるような、少なくとも2種類の異なる半導体材料を含む、多層半導体材料スタックを含んでもよい。一例において、多層半導体材料スタックは、任意の順序で、ケイ素およびケイ素・ゲルマニウム合金のスタックを含んでもよい。
半導体基板20が得られる半導体材料は、単結晶半導体材料としてもよい。半導体基板20は第1の厚さを有してもよい。半導体基板20の第1の厚さは、100ミクロンから780ミクロンである。前述の厚さ範囲より小さい、またはそれよりも大きい、他の厚さも、半導体基板20の厚さとして用いてもよい。
半導体基板10を設けた後に、絶縁体層22が形成される。図示のように、絶縁体層22は、半導体基板20の全表面を覆う、連続的な層である。絶縁体層22には、それに限定はされないが、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、または酸窒化ケイ素、あるいはそれらの組合せを含む、任意の誘電体材料を含めてもよい。絶縁体層22は、例えば、化学蒸着またはプラズマ強化化学蒸着のような堆積工程を使用して形成してもよい。絶縁体層22は、厚さを100nmから5000nmとしてもよい。前述の厚さ値よりも小さい、またはそれよりも大きい、その他の厚さも、絶縁体層22の厚さとして、本出願において用いてもよい。
絶縁体層22を設けた後に、複数の金属集電構造24を絶縁体層22上に形成される。各集電構造24は、例えば、チタンまたは白金などの、少なくとも1種の導電性金属材料を含む。本出願の一実施形態においては、各金属集電構造24はチタンからなる。
金属集電構造24は、最初に、金属集電構造24が得られる、少なくとも1種の導電性金属材料のブランケット層を形成し、続いて、ブランケット層にパターン形成することによって形成してもよい。金属集電構造24が得られる、少なくとも1種の導電性金属材料のブランケット層の形成には、1種または複数の堆積工程を含めてもよい。一例において、金属集電構造24が得られる、少なくとも1種の導電性金属材料のブランケット層を堆積させるために、蒸発を使用することができる。
次に図7を参照すると、絶縁体層22の物理的に露出された表面と、各金属集電構造24との上にポリマー接着剤26を形成し、ポリマー接着剤26上にハンドラ基板28を形成し、半導体基板20を薄肉化した後の、図6の第2の例示的構造が図示されている。薄肉化された半導体基板は、本出願の図面において、要素20Sとラベル付けされている。一部の実施形態においては、半導体基板20の薄肉化は、省略してもよい。
使用されているポリマー接着剤26は、絶縁体層22の露出された表面と同様に、各金属集電構造24の露出された(上壁および側壁を含む)表面上に形成された、連続的な層である。ポリマー接着剤26は、このように、各金属集電構造24を横方向に包囲して、包み込んでいる。ポリマー接着剤材料26には、少なくとも1種のポリマー成分を含有する、任意の接着材料を含めてもよい。一例において、ポリマー接着剤26は、HD3007(R)(HD3007(R)はHD MicroSystemsの登録商標である)のような、非感光性ポリイミドで構成されてもよい。
一実施形態において、ポリマー接着剤26は、例えば、スピンオン被覆のような堆積工程を使用して、図6に示された第2の例示的構造の直接上に形成してもよい。ポリマー接着剤26の厚さは、500nmから5000nmとしてもよい。前述の厚さ値よりも小さい、またはそれよりも大きい、他の厚さも、ポリマー接着剤26の厚さとして用いてもよい。
次いで、ウエハ・ボンディング工程を使用して、ポリマー接着剤層の物理的に露出された表面上に、(第2のハンドラ基板と呼んでもよい)ハンドラ基板28が形成される。ハンドラ基板28には、ハンドラ基板10用に、上記した材料の1種を含めてもよい(ハンドラ基板10は、第1のハンドラ基板と呼んでもよい)。一実施形態において、ハンドラ基板28が得られる材料は、ハンドラ基板10が得られる材料と同一である。さらに別の実施形態において、ハンドラ基板28が得られる材料は、ハンドラ基板10が得られる材料と異なる。ハンドラ基板28は、第1のハンドラ基板10に対して上述した厚さ範囲の厚さであってもよい。
次に、一部の実施形態においては、半導体基板20は、例えば、エッチング、または酸化およびエッチングの組合せのような、薄肉化工程を使用して、薄肉化してもよい。薄肉化された半導体基板20Sは、第1の厚さよりも小さい、第2の厚さであってもよい。
次いで、図8を参照すると、薄肉化された半導体基板20Sの物理的に露出された表面上に複数のエッチング・マスク30を形成した後の、図7の第2の例示的構造が図示されており、半導体基板20が薄肉化されないときには、エッチング・マスク30は、半導体基板20の物理的に露出された表面の直接上に形成される。すなわち、エッチング・マスク30は、半導体材料表面上に形成される。
各エッチング・マスク30は、例えば、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、または酸窒化ケイ素、あるいはそれらの組合せのような誘電体ハード・マスク材料で構成されている。各エッチング・マスク30は、誘電体ハード・マスク材料のブランケット層を設け、その後に、誘電体ハード・マスク材料のブランケット層にパターン形成することによって形成してもよい。誘電体ハード・マスク材料は、例えば、化学蒸着またはプラズマ強化化学蒸着のような堆積工程を使用して設けてもよい。パターン形成は、上記で定義されたようなリソグラフィおよびエッチングによって達成してもよい。各エッチング・マスク30が得られる誘電体ハード・マスク材料は、5nmから25nmの厚さであってもよい。前述の厚さ値よりも小さい、またはそれよりも大きい、他の厚さも、誘電体ハード・マスク材料の厚さとして用いてもよい。各エッチング・マスク30は、金属シーリング層18と同一の大きさおよび形状となるように設計されている。
次いで図9を参照すると、各エッチング・マスク30の物理的に露出された表面上にはんだ付け可能金属32を形成した後の、図8の第2の例示的構造が図示されている。本出願において使用されるはんだ付け可能金属32は、ワークピース間、またはそれに対する永久的接合を生成するのに使用することができる、任意の溶融可能な金属または合金を含む。はんだ付け可能金属32として使用することのできる、はんだ付け可能材料の例としては、それに限定はされないが、金、スズ、およびインジウムが挙げられる。はんだ付け可能金属32は、堆積とパターン形成によって形成してもよい。はんだ付け可能金属32は、5nmから20nmの厚さでもよい。前述の厚さ値よりも小さい、またはそれよりも大きい、他の厚さも、はんだ付け可能金属32の厚さとして用いてもよい。
次いで、図10を参照すると、各空隙34が壁構造(22P、20P、30、32)内部に位置する、複数の空隙34を形成するエッチングを実施した後の、図9の第2の例示的構造が図示されている。各壁構造は、底部から頂部へと、絶縁体層22の残り部分(以後は、絶縁体層部分22P)、半導体基板20の残りの部分または薄肉化された半導体基板20S(以後、半導体材料部分20P)、エッチング・マスク30、およびはんだ付け可能金属32を含む。各壁構造(22P、20P、30、32)は、垂直側壁を有し、下にある金属集電構造24の外周まわりに位置している。各壁構造は、各金属シーリング層18と同一の形状および大きさを有するように設計されている。一実施形態において、各壁構造(22P、20P、30、32)および各金属シーリング層18は円形である。各空隙34は、下にある金属集電構造24の残りの部分を露出させる。
各空隙34を画定するのに使用されるエッチングには、例えば、反応性イオン・エッチングのような、異方性エッチング工程を含めてもよい。エッチングは、エッチング・マスクとして、各エッチング・マスク30を使用する。エッチング・マスクによって、最初に、半導体基板20または薄肉化された半導体基板20S内に開口が設けられ、次いで、エッチングによって、下にある絶縁体層22内に開口が続いて設けられる。
図11を参照すると、各空隙34をバッテリ材料36で充填した後の、図10の第2の例示的構造が図示されている。バッテリ材料36には、例えば、カソード材料、例えばMnOや、電解液、セパレータ、およびヒドロゲルなどの周知の材料を含めてもよい。バッテリ材料36は、ポリマー、液体またはゲル、あるいはそれらの組合せとしてもよく、周知の充填技法を用いて各空隙34に供給することができる。
図12を参照すると、図5の第1の例示的構造と図11の第2の例示的構造を共に接合した後に形成される、複数のマイクロバッテリ(図12において、一例として、3つが示されている)を含有する、接合構造100が図示されている。図5の第1の例示的構造の図11の第2の例示的構造への接合は、第1の例示的構造の金属シーリング層18が、第2の例示的構造のはんだ付け可能金属32と直接的な物理的接触をするように、2つの例示的構造を互いに合わせることによって実施される。接合は、高温によるはんだ付け工程、または高圧縮力での冷間溶接を介して続けられる。「高温」とは、100℃以上の温度を意味する。「高圧縮力」は、10kN以上の力を意味する。図12において、要素32Sは、はんだ付け可能金属32を含む、はんだ付け結合部を表わす。
各マイクロバッテリは、気密シール壁構造によって金属アノード構造16から間隔を空けられている、金属集電構造24を含む。気密シール壁構造は、金属集電構造24と金属アノード構造16の間の空隙を画定する。気密シール壁構造は、金属アノード構造16の表面と直接接触する、金属シーリング層18を含有する。
気密シール壁構造は、はんだ付け可能金属32で構成されたはんだ付け結合部32S、誘電体ハード・マスク材料で構成されたエッチング・マスク30、半導体材料部分20P、および絶縁体部分22Pをさらに含む。通常、気密シール壁構造(18、32S、30、20P、22P)は、リング形である。横方向には気密シール壁構造(18、32S、30、20P、22P)間に位置し、垂直方向には金属集電構造24と金属アノード構造16との間に位置する空隙が、バッテリ材料36で充填される。
図13を参照すると、各マイクロバッテリ(50A、50B、50C)の単体化の後の、図12に示された接合構造が図示されている。単体化は、第1のハンドラ基板10、第2のハンドラ基板28、リリース層12、およびポリマー接着剤層26を除去して、少なくとも1つのマイクロバッテリ(50A、50B、50C)を提供することを含む。一実施形態において、リリース層12と第1のハンドラ基板10を除去するのにレーザ焼灼工程を使用することが可能であり、これに対して、別のレーザ焼灼工程またはエッチングを、ポリマー接着剤層26と第2のハンドラ基板28を除去するのに使用することができる。
上記のように、各マイクロバッテリ(50A、50B、50C)は、気密シール壁構造52によって金属アノード構造16から間隔を空けられた、金属集電構造24を含む。気密シール壁構造52は、金属集電構造24と金属アノード構造16との間の空隙を画定するとともに、金属アノード構造16の表面と直接接触する金属シーリング層18を含有する。気密シール壁構造52は、はんだ金属で構成されるはんだ付け結合部32S、誘電体ハード・マスク材料で構成されるエッチング・マスク30、半導体材料部分20P、および絶縁体部分22Pをさらに含む。通常、気密シール壁構造52はリング形である。横方向には気密シール壁構造52間に位置し、垂直方向には金属集電構造24と金属アノード構造16との間に位置する空隙は、バッテリ材料36で充填される。
次いで図14を参照すると、本出願の別の実施形態において使用することのできる、金属アノード構造(60、62、64)を含有する別の第1の例示的構造が図示されている。本出願のこの実施形態の金属アノード構造は、リリース層12の表面の直接上に位置する金属ベース60、金属ベース60上に位置する低温はんだ62、および低温はんだ上に位置する導電性金属アノード材料64を含む。上記のように定義された金属シーリング層18は、導電性金属アノード材料64上に存在する。
アノード・コレクタとしての役割を果たす金属ベース60は、例えば、ニッケル、銅、または亜鉛のような任意の金属を含む。金属ベース60は、通常、5000nmから20000nmの厚さである。低温はんだ62は、例えば、インジウム、スズ、およびインジウム・スズ合金のような金属はんだを含む。「低温」とは、金属はんだ62の溶融点が169℃未満であることを意味する。導電性金属アノード材料64は、例えば、亜鉛、ニッケルまたは銅のような任意のアノード金属を含む。金属アノード構造(60、62、64)は、当業者に周知の技法を使用して形成することができる。例えば、金属アノード構造(60、62、64)は、最初に、金属ベース60が得られる金属のブランケット層を設けることによって形成することができる。金属ベース60が得られる金属のブランケット層は、電気メッキを含む、堆積工程によって形成してもよい。次いで、金属のブランケット層をパターン形成させる。パターン形成は、リソグラフィおよびエッチングによって達成してもよい。次に、金属はんだを、任意の堆積工程を使用して金属ベース60上に形成する。次いで、導電性金属アノード材料64を、金属はんだ62上に形成する。
次いで、図15を参照すると、本出願のさらに別の実施形態において使用することのできる金属アノード構造(70、72、74)を含有する、さらに別の第1の例示的構造が図示されている。この実施形態の金属アノード構造は、リリース層12の表面の直接上に位置する光画像化ポリマー70、光画像化ポリマー70上、およびその間に位置する導電性パッド72、ならびに導電性パッド72上に位置する導電性金属アノード材料74を含む。図示されているように、導電性パッド72の少なくとも一部分が、光画像化ポリマーに埋め込まれている。上記のように定義された金属シーリング層18が、導電性金属アノード材料74の上にある。
光画像化ポリマー70は、別個のフォトレジスト材料を使用することなく、直接的にパターン形成をすることのできる、任意の光画像化可能ポリマー材料を含む。本出願において使用することのできる光画像化可能ポリマーの例としては、BCB(すなわち、ベンゾシクロブテン)またはPSPI(すなわち、感光性ポリイミド)が挙げられる。光画像化ポリマー70は、当業者に周知の工程を使用して形成することができる。導電性パッド72は、1種または複数種の導電性金属を含む。一例において、導電性パッド72は、Ti/Ni/InまたはTi/Ni/Snを含んでもよい。導電性金属アノード材料74は、例えば、亜鉛またはインジウムのような任意のアノード金属を含む。金属アノード構造(70、72、74)は、当業者に周知の技法を使用して形成することができる。
図14および図15に示される構造は、図11に示された第2の例示的構造に接合し、その後に、上記のように単体化して、個別のマイクロバッテリを提供することができる。
本出願を具体的に示して、その好ましい実施形態を参照して説明したが、当業者によって、形式および詳細における前述の変更、およびその他の変更は、本出願の範囲から逸脱することなく行うことができることを理解するであろう。したがって、本出願は、記述して図示された厳密な形式および詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲内に含めることを意図するものである。

Claims (20)

  1. 気密シール壁構造によって金属アノード構造から間隔を空けられた金属集電構造を備え、前記気密シール壁構造が、前記金属集電構造と前記金属アノード構造との間に空隙を画定するとともに、前記金属アノード構造の表面と直接接触する金属シーリング層を含有する、マイクロバッテリ。
  2. 前記気密シール壁構造が、
    前記金属シーリング層と直接接触するはんだ付け結合部と、
    前記はんだ付け結合部と直接的に物理接触するエッチング・マスクと、
    前記エッチング・マスクと直接接触する半導体材料と、
    前記半導体材料と直接接触する第1の表面、および前記第1の表面の反対側にある、前記金属集電構造の表面と直接接触する第2の表面を有する、絶縁材料と
    をさらに含む、請求項1に記載のマイクロバッテリ。
  3. 前記エッチング・マスクが、窒化ケイ素または酸化ケイ素を含む、請求項2に記載のマイクロバッテリ。
  4. 前記金属アノード構造が、少なくとも導電性金属アノード材料を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のマイクロバッテリ。
  5. 前記金属アノード構造が、金属ベース、金属はんだ、および導電性金属アノード材料を含む、請求項4に記載のマイクロバッテリ。
  6. 前記金属アノード構造が、光画像化ポリマー、導電性パッド、および導電性金属アノード材料を含み、
    前記導電性パッドの少なくとも一部分が、前記光画像化ポリマーに埋め込まれている、請求項1ないし5のいずれかに記載のマイクロバッテリ。
  7. 前記金属集電構造が導電性金属材料を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載のマイクロバッテリ。
  8. 金属シード層が、前記金属アノード構造の別の表面上に位置する、請求項1ないし7のいずれかに記載のマイクロバッテリ。
  9. 前記空隙がバッテリ材料を含有する、請求項1ないし8のいずれかに記載のマイクロバッテリ。
  10. 前記金属シーリング層が、インジウムまたはインジウムの合金を含む、請求項1ないし9のいずれかに記載のマイクロバッテリ。
  11. 前記金属シーリング層がリング形である、請求項1ないし10のいずれかに記載のマイクロバッテリ。
  12. ハンドラ基板、リリース層、および少なくとも1つの金属アノード構造を含む第1の構造を設けることであって、金属シーリング層が各金属アノード構造の表面上に位置する、前記設けることと、
    別のハンドル基板、ポリマー接着剤、および前記ポリマー接着剤に埋め込まれた、少なくとも1つの金属集電構造を含む、第2の構造を設けることであって、空隙を有する壁構造が、各金属集電構造の表面上に位置し、前記壁構造が、はんだ付け可能金属を含む、前記設けることと、
    前記第1の構造の前記金属シーリング層を各壁構造の前記はんだ付け可能金属に接合することと、
    前記ハンドラ基板、前記別のハンドラ基板、前記リリース層、および前記ポリマー接着剤層を除去して、少なくとも1つのマイクロバッテリを提供することと
    を含む、マイクロバッテリを形成する方法。
  13. 前記接合することの前に、前記空隙がバッテリ材料で充填される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記金属シーリング層がインジウムまたはインジウムの合金を含む、請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記金属アノード構造が、少なくとも導電性金属アノード材料を含む、請求項12ないし14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記金属アノード構造が、金属ベース、金属はんだ、および導電性金属アノード材料を含む、請求項12ないし15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記金属アノード構造が、光画像化ポリマー、導電性パッド、導電性金属アノード材料を含み、前記導電性パッドの少なくとも一部分が、光画像化ポリマー中に埋め込まれている、請求項12ないし16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記接合することが、はんだ付け工程を含む、請求項12ないし17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記ハンドラ基板、前記別のハンドラ基板、前記リリース層、および前記ポリマー接着剤層を前記除去することが、少なくとも1つのレーザ焼灼工程を含む、請求項12ないし18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記金属シーリング層が、リング形である、請求項12ないし19のいずれかに記載の方法。
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