JP2019518665A - 緊急船舶牽引システムおよび方法 - Google Patents

緊急船舶牽引システムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019518665A
JP2019518665A JP2019518169A JP2019518169A JP2019518665A JP 2019518665 A JP2019518665 A JP 2019518665A JP 2019518169 A JP2019518169 A JP 2019518169A JP 2019518169 A JP2019518169 A JP 2019518169A JP 2019518665 A JP2019518665 A JP 2019518665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mooring
line
vessel
restraint
recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019518169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6961251B2 (ja
Inventor
ジェイムズ エヌ. ザ サード バトラー,
ジェイムズ エヌ. ザ サード バトラー,
デイビッド スコット デビルビス,
デイビッド スコット デビルビス,
ケネス リー フィッツジェラルド,
ケネス リー フィッツジェラルド,
クリストファー リンドバーグ,
クリストファー リンドバーグ,
ジョン フィリップ リード,
ジョン フィリップ リード,
ピーター スコット ソールズ,
ピーター スコット ソールズ,
Original Assignee
アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク
アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク, アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク filed Critical アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク
Publication of JP2019518665A publication Critical patent/JP2019518665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6961251B2 publication Critical patent/JP6961251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/56Towing or pushing equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/04Fastening or guiding equipment for chains, ropes, hawsers, or the like
    • B63B21/10Fairleads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/24Anchors
    • B63B21/48Sea-anchors; Drogues
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/56Towing or pushing equipment
    • B63B21/58Adaptations of hooks for towing; Towing-hook mountings
    • B63B21/60Quick releases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B22/00Buoys
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B35/66Tugs
    • B63B35/68Tugs for towing

Abstract

緊急船舶牽引システムは、船舶取付システムと、回収システムと、牽引ラインとを含む。船舶取付システムは、海上の船舶に接続するように構成され、拘束システムと、係船索ラインとを含む。拘束システムは、係船索ラインの近位端に動作可能に接続される。拘束システムは、船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、上甲板にわたって負荷を分散させるように構成される。回収システムは、取付位置において係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される近位端を伴う回収ラインを含む。牽引ラインは、牽引位置において係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年6月17日に出願された米国仮特許出願番号第62/351,610号、および2017年1月18日に出願された米国仮特許出願番号第62/447,520号に基づく利益および優先権を主張しており、これら仮特許出願の両方は、それらの全体が本明細書中に参考として援用される。
背景
世界海洋上の商業航路は、多くの場合、限定された支援基盤および厳格な気象海洋状態を伴う遠隔領域を通過する。そのような航路のうちの1つである、アジアと北米西海岸との間の大圏航路は、偶然にも、世界で最も混雑する商業航路の1つである。それは、直接的にアリューシャン列島およびベーリング海の南方を通過する。大型遠洋航行船上で被られる電気的および機械的なシステム不全、推進力の喪失、ならびに他の課題は、この領域における重大な海洋災害および石油流出につながり得、かつ実際にそれらをもたらしている。牽引するための、航行不能船舶への安全な取付手段の必要性が、存在する。その遠隔性およびこの領域内の船舶交通密度を前提として、必要性は、特に、アラスカならびにベーリング海の沿岸水域において顕著である。
選択された実施形態の詳細な説明
緊急船舶牽引システムは、自由漂流状態にある航行不能船舶に展開され、船舶の運動を制御してもよい。本システムは、船舶への安全な取付方法を提供する。本システムはまた、牽引負荷を船舶の上甲板上の複数の接続点にわたって分散かつ均等化させる。本明細書に使用される船舶とは、商業タンカ、コンテナ船、および撒積船等の任意の遠洋航行船を意味する。本明細書で使用される海洋とは、大洋、海域、または任意の他の水域を意味する。本明細書で使用される牽引とは、ロープ、ケーブル、または任意の他のラインを水中の船舶に取り付け、船舶の1つの場所から別の場所への引動、船舶の回転、および船舶の接岸を含む、船舶の位置または場所の変更、調節、もしくは制御を伴う任意のプロセスを指す。
緊急船舶牽引システムは、航行不能船舶の上甲板に取り付けるように構成される船舶取付システムと、取付位置において船舶取付システムに接続するように構成される回収システムとを含んでもよい。
図1は、船舶取付システムおよび回収システムの上面図である。 図2は、航行不能船舶に展開される索発射銃コードを伴う応答船舶の上面図である。 図3は、応答船舶上の索発射銃コードに動作可能に接続される船舶取付システムおよび回収システムの上面図である。 図4は、航行不能船舶の上甲板に接続される船舶取付システムおよび回収システムの上面図である。 図5は、航行不能船舶の上甲板上の前方係船柱の周囲に巻着される拘束ラインの詳細斜視図である。 図6は、航行不能船舶の上甲板上の索導器の周囲を通る拘束ラインの詳細斜視図である。 図7は、航行不能船舶の上甲板上の後方係船柱上に巻き付けられる拘束ラインの詳細斜視図である。 図8は、航行不能船舶の前方端部における輪止めを通過する拘束ラインの詳細斜視図である。 図9は、応答船舶からの回収ラインに係合する方法の上面図である。 図10は、船舶に取り付けられる船舶取付システムの上面図である。 図11は、船舶取付システムおよび回収システムの代替実施形態の上面図である。 図12は、図11に示される船舶取付システムの係船索軸受筒の斜視図である。 図13は、係船索軸受筒の上面図である。 図14は、係船索軸受筒の正面図である。 図15は、図14の線A−Aに沿って得られる係船索軸受筒の一実施形態の断面図である。 図16は、図14の線A−Aに沿って得られる係船索軸受筒の代替実施形態の断面図である。 図17は、図11に示される船舶取付システムと回収システムとの間の接続の上面図である。 図18は、船舶の上甲板に取り付けられる、図11に示される船舶取付システムの上面図である。 図19は、船舶に取り付けられ、かつ応答船舶からの牽引ラインに取り付けられる、図11に示される船舶取付システムの上面図である。
緊急船舶牽引システムは、自由漂流状態にある航行不能船舶に展開され、船舶の動きを制御してもよい。本システムは、船舶への安全な取付方法を提供する。本システムはまた、牽引負荷を船舶の上甲板上の複数の接続点にわたって分散かつ均等化させる。本明細書に使用される船舶とは、商業タンカ、コンテナ船、および撒積船等の任意の遠洋航行船を意味する。本明細書で使用される海洋とは、大洋、海域、または任意の他の水域を意味する。本明細書で使用される牽引とは、ロープ、ケーブル、または任意の他のラインを水中の船舶に取り付け、船舶の1つの場所から別の場所への引動、船舶の回転、および船舶の接岸を含む、船舶の位置または場所の変更、調節、もしくは制御を伴う任意のプロセスを指す。
緊急船舶牽引システムは、航行不能船舶の上甲板に取り付けるように構成される船舶取付システムと、取付位置において船舶取付システムに接続するように構成される回収システムとを含んでもよい。
図1は、船舶取付システム10と、取付位置における回収システム12とを図示する。船舶取付システム10は、第1の拘束具14と、第2の拘束具16と、係船索アセンブリ18とを含んでもよい。第1および第2の拘束具14、16は、それぞれ、近位端20から遠位端22に延在してもよい。1つの実施形態では、近位端20は、それぞれ、延長ラインへの接続を可能にするように構成される近位小環23を含んでもよい。例えば、延長ラインは、拘束具14および16の近位小環に接続され、拘束具14および16を延長させ、船舶取付システム10をより離間して位置付けられる上甲板付属器具を有する船舶に固着させてもよい。遠位端22は、それぞれ、遠位小環24を含んでもよい。拘束具14および16は、それぞれ、10〜150メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。1つの実施形態では、拘束具14および16は、それぞれ、70〜85メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。拘束具14および16は、それぞれ、24〜152mmの範囲内の外径またはその間の任意の部分範囲を有してもよい。拘束具14および16は、超高分子量のポリエチレンまたは他の合成繊維の複数の撚線から構成されてもよい。1つの実施形態では、第1および第2の拘束具14、16は、68mmのSamson Quantum(登録商標)−12ラインから形成されてもよい。拘束具14および16は、それぞれ、コーティング、塗装、補強、または擦過保護物で被覆され、高応力ならびに高摩擦力の面積における繊維摩滅を防止し得る保護区分22、26、28を含んでもよい。
係船索アセンブリ18は、近位端32から遠位端34に延在する係船索ライン30を含んでもよい。係船索ライン30は、50〜300メートルの範囲内の長さまたはその間の任意の部分範囲と、24〜152mmの範囲内の外径またはその間の任意の部分範囲とを有してもよい。係船索ライン30は、超高分子量ポリエチレン繊維または他の合成繊維で構成されるライン等の、高柔軟性および海水中での正浮力を伴う軽量の高強度化材料から形成されてもよい。例えば、係船索ライン30は、68mmのSamson Amsteel(登録商標)−Blueから形成されてもよい。近位端32は、第1および第2の拘束具14、16の遠位小環24に係合する近位小環36を含んでもよい。近位小環36は、拘束具14および16の遠位端22の遠位小環24との摩擦に起因する擦過に対して保護するためにSamson DC Gardを含んでもよい。係船索ライン30の遠位端34は、遠位小環38を含んでもよい。係船索アセンブリ16はまた、浮標40と、係船索金属筒42とを含んでもよい。浮標40は、係船索ライン30の浮力および可視性を提供してもよい。任意の数の浮標40が、係船索ライン30に接続されてもよい。例えば、1〜10個の浮標40が、係船索ライン30に接続されてもよい。係船索金属筒42は、中心開口部43を含んでもよい。係船索金属筒42は、係船索ライン30の遠位小環38内に配置されてもよい。係船索金属筒42は、Orkot(登録商標)金属筒、または説明された接続のために必要な強度を提供することが可能である任意の他の金属筒から形成されてもよい。
回収システム12は、近位小環48を有する近位端46から遠位小環52を有する遠位端50に延在する回収ライン44を含んでもよい。回収システム12はまた、傘部56および複数のシュラウド58を伴うパイロットアンカ54を含んでもよい。傘部56の中心部は、回収ライン44に取り付けられてもよい。複数のシュラウド58はそれぞれ、傘部56の周囲(すなわち、傘部56の外縁または外部表面)から回収ライン44に延在してもよい。回収システム12はさらに、回収ライン44に取り付けられるマーカブイ60と、遠位小環52に取り付けられるストロボブイ62とを含んでもよい。回収ライン44の近位端46は、近位小環48に係合する回収U型締具64を用いて係船索金属筒42の中心開口部43を通して配置されてもよい。このように、回収システム12は、取付位置において船舶取付システム10に接続される。他の実施形態では、回収システム12は、回収U型締具64を遠位端34の近傍で係船索ライン30に固着される帯紐またはロープ鳩目に接続させることによって、船舶取付システム10に接続されてもよい。回収ライン44は、10〜300メートルの範囲内の長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。回収U型締具64は、ステンレス鋼等の耐久性材料から形成されるねじピンまたはボルトタイプのU型締具等の、回収システム12の回収を可能にするために十分な耐荷重を有する任意のU型締具から形成されてもよい。回収U型締具64は、回収システム12を船舶取付システム10から迅速に接続解除させるための機構を提供してもよい。
図2−9は、航行不能船舶126に緊急船舶牽引システムを展開し、そしてこのシステムを航行不能船舶126の上甲板124に固定する方法を示す。船舶取付システム10および回収システム12は、索発射装置を使用して固定翼航空機、ヘリコプタ、またはボートによって航行不能船舶126に送達されてもよい。例えば、応答船舶130は、海上の航行不能船舶126の場所に進行し、図2に示されるように航行不能船舶126と並んで位置付けてもよい。適切な安全処置を施した後、索発射銃が、発射され、航行不能船舶126の甲板または中央本体を横断して索発射銃コード132を横架させてもよい。ここで図3を参照すると、索発射銃コード132の端部は、応答船舶130上に保持される補助索ライン134の第1の端部に取り付けられてもよい。補助索ライン134は、100〜300メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。例えば、補助索ライン134は、130〜170メートルの長さを有してもよい。補助索ライン134の第2の端部は、補助索U型締具136を用いて、次いで、回収U型締具64および係船索金属筒42を用いて船舶取付システム10に接続される回収システム12の遠位小環52に取り付けられてもよい。索発射銃コード132、補助索ライン134、回収システム12、および船舶取付システム10は、航行不能船舶126上に連続的に引動されてもよい。その後、補助索U型締具136は、回収システム12の遠位小環52から接続解除されてもよい。いくつかの実施形態では、第1および第2の拘束具14、16の近位小環23が、移送のために、拘束具14、16の遠位端20をともに固着させるために使用されてもよい。
船舶取付システム10は、航行不能船舶の上甲板に固着されてもよい。船舶上甲板配列は、変動するが、概して、それぞれの対が1つの左舷係船柱と、1つの右舷係船柱とを含む、前方係船柱と、後方係船柱との対を含む。上甲板配列はまた、ローラタイプまたは台座タイプの索導器と、拘束具14および16を係船柱の配向と整合させるために使用され得る他の付属器具とを含んでもよい。第1および第2の拘束具14、16は、航行不能船舶の上甲板上の任意の付属器具に固着され、好ましくは、第1の拘束具14は、航行不能船舶の左舷側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に係合し、第2の拘束具16は、航行不能船舶の右舷側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に係合してもよい。
図4−8は、船舶取付システム10が、航行不能船舶126の上甲板138に固着される1つの配列を図示する。上甲板138は、前方左舷係船柱140と、前方右舷係船柱142と、後方左舷係船柱144と、後方右舷係船柱146とを含んでもよい。上甲板138はまた、左舷索導器148と、右舷索導器150とを含んでもよい。第1の拘束具14は、前方左舷係船柱140の第1の柱152の周囲に1回巻着され(図5に示される)、左舷索導器148の柱154の周囲を通り(図6に示される)、後方左舷係船柱144の柱156および158に完全に巻き付けられてもよい(図7に示される)。同様に、第2の拘束具16もまた、前方右舷係船柱142の第1の柱の周囲に1回巻着され、右舷索導器150の柱の周囲を通り、後方右舷係船柱146の柱の周囲に完全に巻き付けられてもよい。
第1および第2の拘束具14、16が、上甲板138に接続された後、取付位置における回収システム12ならびに係船索アセンブリ18は、回収システム12の遠位端50で始まり、航行不能船舶126の1つまたはそれを上回る輪止めを通して海中に配索されてもよい。1つの実施形態では、回収システム12および係船索アセンブリ18は、回収システム12の遠位端50で始まり、(図9に示されるように)航行不能船舶126の船首162内の輪止め160を通して海中に配索されてもよい。別の実施形態では、回収システム12は、航行不能船舶126の左舷側面または右舷側面上に位置する1つの輪止めを通して配索されてもよい。代替として、回収システム12は、1つは航行不能船舶126の左舷側面上、1つは航行不能船舶126の右舷側面上にある、2つの輪止めを通して配索されてもよい。
図8に示されるように、第1の拘束具14の保護区分26および第2の拘束具16の保護区分26は、完全に延在されるとき、航行不能船舶126の輪止め160を通して位置付けられてもよい。保護区分26は、輪止め160内の拘束具14および16の移動によって引き起こされ得る、拘束具14および16の摩擦または擦過を防止し得る。保護区分26は、これが、拘束具14および16の別の高応力ならびに高摩擦面積であり得るため、前方左舷係船柱140および前方右舷係船柱142の周囲に位置付けられてもよい。
図4−8に図示される具体的な配列は、船舶取付システム10を上甲板138に固着する方法の一実施形態に過ぎず、当業者によって理解される、本発明の範囲内の他の多くの配列が存在することを理解されたい。船舶取付システム10は、実質的にはいかなる船舶の上甲板にも固着されるように設計された一般的なシステムである。
1つの実施形態では、拘束具14、16、係船索ライン30、および回収システム12は、航行不能船舶126から幾分かの距離をおいて遠位端50またはストロボブイ62を位置付け、遠位端50の安全な回収を可能にするように構成されてもよい。1つの実施形態では、係船索金属筒42は、航行不能船舶から、係船索ライン30が完全に延在されたときに航行不能船の長さの約2分の1である距離を置いて位置付けられる。例えば、航行不能船舶126が、約300メートルの長さを有する場合、拘束具14および16は、輪止め160を越えて約4メートル延在してもよく、係船索ライン30は、約146メートルの長さを有してもよい。
図9に示されるように、取付位置でに取り付けられた船舶取付システム10および回収システム12を用いて、応答船舶130は、回収システム12のブイ60ならびに62の近傍に位置付けられてもよい。回収システム12は、引っ掛け鈎164を用いる等の任意の公知の方法によって応答船舶130上に回収されてもよい。回収システム12が、海中から応答船舶130上に引動された後、回収U型締具64は、係船索金属筒42から接続解除されてもよい。
図10を参照して、回収U型締具64を係船索金属筒42から接続解除させた後、牽引ライン168は、牽引船170および係船索ライン30に固着されてもよい。具体的には、牽引ライン168の近位端172は、係船索ライン30の遠位端34に脱着可能に固着されてもよく、牽引ライン168の遠位端174は、牽引船170に固着されてもよい。牽引船170は、次いで、航行不能船舶126を牽引してもよい。船舶取付システム10は、航行不能船舶126と牽引船170との間の牽引ラインの固着の安全性、信頼性、および汎用性を従来の接続システムよりも改良する。
船舶取付システム10の第1および第2の拘束具14、16は、係船索ライン30からのライン負荷を係船柱140、142、144、146、索導器148、150、ならびに輪止め160等の上甲板付属器具に分散させる。拘束具14および16はそれぞれ、係船柱または同様の上甲板付属器具の2つのセットに取り付けられ、効率的に、牽引ライン168からの等の係船索ライン30に印加されるライン負荷を分散させてもよい。この構成は、緊急牽引のための方法およびシステムよりも改良される負荷負担を提供する。
数値モデリングは、拘束具14、16のそれぞれを、それぞれ、前方係船柱140、142の周囲に1回巻着させ、拘束具14、16のそれぞれを、それぞれ、後方係船柱144、146上に巻き付かせるステップが、ライン負荷の50〜75%を前方係船柱140、142に、かつライン負荷の25〜50%を後方係船柱144、146に分散させることを実証した。この分布は、拘束具材料の摩擦係数および他の要素に依存する。0.13の摩擦係数を有するSamson Rope Quantum(登録商標)−12から形成される拘束具14、16を用いると、ライン負荷の約69%が、前方係船柱140、142に分散され、ライン負荷の約31%が、後方係船柱144、146に分散された。
図11は、本明細書に開示される、回収システム12を伴う船舶取付システムの代替実施形態を図示する。船舶取付システム200は、連続的な拘束具202と、係船索アセンブリ204とを含んでもよい。別様に説明されるようなものを除いて、船舶取付システム200および係船索アセンブリ204は、それぞれ、船舶取付システム10および係船索アセンブリ18と同一の特徴ならびに材料を含んでもよい。これらの構成要素は、図1−10を参照して上記に説明されたように、回収システム12に関連して使用されてよい。
連続的な拘束具202は、第1の端部206から第2の端部208(時として、近位端206、208とも称される)に延在してもよい。第1および第2の端部206、208は、それぞれ、延在ラインへの接続を可能にするように構成される小環を含んでもよい。連続的な拘束具202は、20〜300の長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。1つの実施形態では、連続的な拘束具202は、140〜170メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。連続的な拘束具202は、第1および第2の端部206、208等の高応力ならびに高摩擦の面積内に保護区分を含んでもよい。
係船索アセンブリ204は、近位端32から遠位端34に延在する係船索ライン30を含んでもよい。係船索アセンブリ204はまた、係船索ライン30の近位小環36内に配置される係船索軸受筒210を含んでもよい。連続的な拘束具202は、係船索軸受筒210の中心開口部212を通して摺動自在に配置され、連続的な拘束具202を係船索アセンブリ204に脱着可能に固着させてもよい。連続的な拘束具202は、係船索軸受筒210の中心開口部212を通して配置される区分上に擦過保護部を含んでもよい。
係船索アセンブリ204は、帯紐214をさらに含んでもよい。帯紐214の第1の端部は、遠位端34の近傍で係船索ライン30に取り付けられてもよい。帯紐214の第2の端部は、帯紐小環216を含んでもよい。帯紐214は、小さい合成帯紐またはループから形成され、遠位小環38の基部において係船索ライン30に撚り継ぐまたは別様に取り付けられてもよい。1つの実施形態では、係船索アセンブリ204は、帯紐214の代わりにロープ鳩目を含む。ロープ鳩目は、係船索ライン30の本体(編組部)を通してロープ鳩目の湾曲部を押し込み、延在部にわたって通過させ、効率的に、ロープ鳩目を係船索ライン30上に詰め込むことによって遠位端34の近傍で係船索ライン30に取り付けられてもよい。ロープ鳩目は、高強度ポリエチレン繊維等の高強度合成材料から形成されてもよい。
図12−16を参照して、係船索軸受筒210は、円筒形に成形された金属筒または軸受筒から形成されてもよい。係船索軸受筒210の円周方向表面222は、(図11に示されるように)係船索軸受筒210を係船索ライン30の近位小環36内に固着させるために陥凹溝224を含んでもよい。中心開口部212は、フレア状表面外形227を有してもよく、これは、連続的な拘束具202に沿った係船索軸受筒210の移動を促進し得る。中心開口部212は、平滑な表面を有し、連続的な拘束具202のそれを通す動きを促進してもよい。使用時、連続的な拘束具202が、中心開口部212およびフレア状表面外形227に係合する一方で、係船索ライン30の近位小環36が、陥凹溝224に係合する。係船索軸受筒210は、4〜8インチの幅またはその間の任意の部分範囲と、9〜14インチの外径またはその間の任意の部分範囲とを有してもよい。
図15は、周囲区分228と、周囲区分228内の中心ボア内に配置されるコア区分229とを含む、係船索軸受筒210の1つの実施形態の断面図である。1つの実施形態では、フレア状表面外形227は、図15に示されるように、中心区分229および周囲区分228によって形成される。代替として、フレア状表面外形227は、コア区分229単独で形成されてもよい。いずれの実施形態においても、コア区分229が、平滑表面を提供し、連続的な拘束具202のそれを通す移動を促進する。1つの実施形態では、コア区分229は、高強度化金属(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、またはチタン)から形成され、周囲区分228は、複合物または他の高強度化材料(例えば、CIP MarineTM)から形成される。別の実施形態では、コア区分229および周囲区分228の両方は、中実金属から形成される。使用時、連続的な拘束具202は、コア区分229に係合し、また、周囲区分228(すなわち、フレア状表面外形227)の一部に係合してもよい一方で、係船索ライン30の近位小環36は、周囲区分228(すなわち、その中の陥凹溝224)に係合する。
図16は、係船索軸受筒210の代替実施形態を図示する。この実施形態では、係船索軸受筒210は、単一の一体成形ユニットから形成される。1つの実施形態では、係船索軸受筒210は、中実金属(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、またはチタン)から形成される。別の実施形態では、係船索軸受筒210は、複合物または他の高強度材料(例えば、CIP MarineTM)から形成される。
図17を参照して、回収ライン44の近位端46は、回収U型締具64または他のハードウェアを用いて係船索アセンブリ204の帯紐小環216(または代替実施形態におけるロープ鳩目)に取り付けられてもよい。この構成は、係船索ライン30の遠位端34が、係船索金属筒42の中心開口部を閉塞させることなく、応答船舶の船上に引動されそこに一時的に固着されることを可能にする。したがって、係船索金属筒42の中心開口部は、干渉のない状態であり、牽引船の牽引ラインの近位端に即座に接続されることができる。
ここで図18を参照すると、連続的な拘束具202は、連続的な拘束具202の第1および第2の端部206、208が、甲板230の各側面上に配置されるように、航行不能船舶の上甲板230の各側面(左舷および右舷)上の係船柱の2つのセット上に固着されてもよい。係船索軸受筒210は、連続的な拘束具202に沿って自由に摺動することができ、連続的な拘束具202が、いかに均一に上甲板230の各側面上に配分されたかどうかにかかわらず、かつ航行不能船舶の進行方向に対する係船索ライン30または牽引ラインの角度にかかわらず、左舷係船柱と右舷係船柱との間で略等しい負荷分散が存在するように、係船索ライン30の近位端32が、常時、湾曲部において平衡が保たれることを確実にする。言い換えると、この配列は、連続的な拘束具202の各端部の上甲板230の両側の係船柱への厳密な取付点にかかわらず、負荷分布を上甲板230を横断して均等化させる。
本実施形態において随意に、小さい直径を有する高強度化合成ラインは、回収システム12および船舶取付システム200の、航行不能船舶の上甲板230からの制御された初期展開のための安全ラインとして使用されてもよい。安全ラインは、一方の端部と、他方の端部上の末端上の撚り継がれた小環(アイスプライス)を特徴とする。アイスプライスを船舶の上甲板の索留めまたは他の付属器具にわたって固着させた後、末端は、係船索軸受筒210の中心開口部212を通して通され、緩みを除去した後、索留めまたは甲板付属器具上に完全に巻き付けられてもよい。これは、係船索軸受筒210を安全ラインの湾曲部に固着させる。回収システム12および船舶取付システム200の海中への展開に応じて、安全ラインは、初期負荷を捕らえ、船舶取付システム200が自重で船外に引動されないように防止する。安全ラインは、次いで、索留めまたは甲板付属器具からの巻着部を除去することによって、係船索軸受筒210を、船首前方のその意図される動作位置に滑出させるために使用されることができる。連続的な拘束具202の端部が、次いで、上甲板(左舷および右舷)の各側面上の係船柱に固着されることができ、安全ラインが、除去されることができる。
船舶取付システム200を含む緊急船舶牽引システムは、船舶取付システム10に関連して上記に説明されたものと略同一の様式で展開されてもよい。船舶取付システム200および回収システム12は、索発射装置を使用して航空機またはボートによって航行不能船舶に送達されてもよい。連続的な拘束具202の第1および第2の端部206、208は、図18に示されるように航行不能船舶の上甲板に取り付けられてもよい。船舶取付システム200が航行不能船舶に固着され、回収システム12が海中の係船索金属筒42に取り付けられると、応答船舶は、回収システム12のブイ60、62の近傍に位置付けられてもよい。回収システム12は、応答船舶上で回収され、回収U型締具64は、船舶取付システム200の帯紐小環216(または、代替実施形態における鳩目)から接続解除されてもよい。牽引ライン168は、次いで、係船索ライン30に取り付けられてもよい。
図26は、航行不能船舶の上甲板230に取り付けられる船舶取付システム200を図示する。係船索ライン30の遠位端34は、鈎部材334を通して牽引ライン168に取り付けられてもよい。鈎部材334は、係船索ライン30と牽引ライン168との間の接続の迅速な解放を提供してもよい。加えて、鈎部材334は、この接続において遠隔作動解放を提供してもよい。係船索ライン30が牽引ライン168に取り付けられると、牽引船170は、航行不能船舶を牽引してもよい。
本明細書に開示される各接続は、説明される接続を提供する、金属筒、軸受筒、鳩目、U型締具、ライン小環、および急速解放機構の任意の組み合わせを含み得る。本明細書に説明される各装置、システム、およびアセンブリは、説明される構成要素、特徴、ならびに/もしくは機能の任意の組み合わせを含み得る。本明細書に説明される各方法は、ある説明されるステップがない状態を含む、説明されるステップの任意の順序の任意の組み合わせを含み得る。本明細書に開示される任意の範囲の数値は、その間の任意の部分範囲を含むように解釈されるものとする。
好ましい実施形態が説明されているが、実施形態は、例証にすぎず、かつ本発明の範囲は、その精査から当業者に自然に生じる、最大範囲の均等物、多くの変型例、および修正と調和されるとき、添付の請求項によってのみ定義されることを理解されたい。

緊急船舶牽引システムは、航行不能船舶の上甲板に取り付けるように構成される船舶取付システムと、取付位置において船舶取付システムに接続するように構成される回収システムとを含んでもよい。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
緊急船舶牽引システムであって、
海上の船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを含み、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続され、前記拘束システムは、前記船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の少なくとも4つの付属器具にわたって分散させるように構成される、システムと、
取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムであって、前記回収システムは、回収ラインを含み、前記回収ラインの近位端は、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、システムと、
牽引位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される牽引ラインであって、前記牽引ラインの近位端は、前記牽引位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、ラインと、
を備える、緊急船舶牽引システム。
(項目2)
前記拘束システムは、それぞれがその遠位端に遠位小環を含む拘束具の対を含み、前記係船索ラインは、その近位端において近位小環を含み、前記係船索ラインの近位小環は、前記拘束具の対のそれぞれの遠位小環に係合する、項目1に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目3) 前記拘束具の対はそれぞれ、摩耗を低減させるための保護区分をさらに含む、項目2に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目4)
前記保護区分は、前記拘束具の対のそれぞれの一部の周囲に配置される被覆物を含む、項目3に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目5)
前記拘束具の対はそれぞれ、その近位端において延長ラインをそれに動作可能に取り付けるための近位小環を含む、項目3に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目6)
前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記拘束システムは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置される連続的な拘束ラインを含む、項目1に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目7)
前記連続的な拘束ラインは、摩耗を低減させるための保護区分を含む、項目6に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目8)
前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環を含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される、項目1に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目9)
前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目10)
前記係船索アセンブリは、第1の端部から第2の端部に延在する帯紐をさらに含み、前記第1の端部は、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられ、前記第2の端部は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目11)
前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられる鳩目をさらに含み、前記鳩目の遠位端は、小環を提供し、前記回収システムは、前記鳩目の小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目12)
前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させ、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続する回収U型締具をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目13)
前記回収システムは、傘部を有する予備アンカと、前記傘部の周囲から前記回収ラインに延在する複数のシュラウドとをさらに含む、項目8に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目14)
前記回収システムは、前記回収ラインの遠位端の近傍に動作可能に接続されるエンドブイと、前記予備アンカと前記エンドブイとの間の前記回収ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るマーカブイとをさらに含む、項目13に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目15)
緊急船舶牽引システムであって、
海上の船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、連続的な拘束ラインと、係船索ラインと前記係船索ラインの近位端に固着される係船索軸受筒とを有する係船索アセンブリとを含み、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の前記少なくとも4つの付属器具にわたって分散させ、前記連続的な拘束ラインに沿った前記係船索軸受筒の位置から独立した前記少なくとも4つの付属器具にわたって前記負荷分散を均等化させるように構成される、システムと、
牽引位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される牽引ラインであって、前記牽引ラインの近位端は、前記牽引位置における前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、ラインと、
を備える、システム。
(項目16)
前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位端において遠位小環内に配置され、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置される、項目15に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目17)
前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイまたは浮標をさらに含む、項目16に記載の緊急船舶牽引システム。
(項目18)
海上の船舶に牽引ラインを取り付ける方法であって、
a) 船舶取付システムと、取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムとを提供するステップであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを備え、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続され、前記回収システムは、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される近位端を有する回収ラインを含む、ステップと、
b) 前記取付位置において、前記拘束システムを前記船舶取付システムを伴う前記船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に取り付けるステップと、
c) 前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端に動作可能に接続させることによって前記回収システムを前記船舶取付システムに脱着可能に接続させるステップであって、前記取付位置内に前記船舶取付システムを設置するステップと、
d) 前記係船索ラインの遠位端および前記回収システムの前記海中への位置付けを可能にするために、前記船舶の船首内の1つまたはそれを上回る輪止めを通して前記拘束システムを稼働させるステップと、
e) 前記回収ラインの遠位端を回収するために、牽引船を使用し、そして前記回収システムおよび前記係船索ラインの遠位端を前記牽引船上に引動するステップと、
f) 前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップと、
g) 牽引ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させ、前記牽引ラインの遠位端を前記牽引船に固着させるステップと、
h) 前記係船索ラインの遠位端および前記牽引ラインの近位端を前記海中に解放するステップと、
を含む、方法。
(項目19)
前記拘束システムは、第1の拘束具と、第2の拘束具とを含み、ステップ(b)は、前記第1の拘束具を前記上甲板の左舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記第2の拘束具を前記上甲板の右舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記第1の拘束具を前記上甲板の左舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップと、前記第2の拘束具を前記上甲板の右舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップとをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記拘束システムは、連続的な拘束ラインを含み、前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、ステップ(b)は、前記連続的な拘束ラインの第1の端部を前記上甲板の左舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記連続的な拘束ラインの第2の端部を前記上甲板の右舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記連続的な拘束ラインの第1の端部を前記上甲板の左舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップと、前記連続的な拘束ラインの第2の端部を前記上甲板の右舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップとをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目21)
前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環を含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、中心開口部を有し、前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記取付位置において前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(f)は、前記回収U型締具を前記回収ラインから接続解除させるステップであって、前記回収ラインを前記係船索金属筒の中心開口部から解放し、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目22)
前記係船索ラインは、その遠位端において遠位小環をさらに含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に取り付けられる帯紐と、前記係船索ラインの遠位小環内に設置される係船索金属筒とをさらに含み、前記係船索金属筒は中心開口部を有し、前記帯紐の遠位端は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(f)は、前記回収U型締具を前記帯紐小環から接続解除させ、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップをさらに含む、項目18に記載の方法。

Claims (22)

  1. 緊急船舶牽引システムであって、
    海上の船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを含み、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続され、前記拘束システムは、前記船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の少なくとも4つの付属器具にわたって分散させるように構成される、システムと、
    取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムであって、前記回収システムは、回収ラインを含み、前記回収ラインの近位端は、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、システムと、
    牽引位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される牽引ラインであって、前記牽引ラインの近位端は、前記牽引位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、ラインと、
    を備える、緊急船舶牽引システム。
  2. 前記拘束システムは、それぞれがその遠位端に遠位小環を含む拘束具の対を含み、前記係船索ラインは、その近位端において近位小環を含み、前記係船索ラインの近位小環は、前記拘束具の対のそれぞれの遠位小環に係合する、請求項1に記載の緊急船舶牽引システム。
  3. 前記拘束具の対はそれぞれ、摩耗を低減させるための保護区分をさらに含む、請求項2に記載の緊急船舶牽引システム。
  4. 前記保護区分は、前記拘束具の対のそれぞれの一部の周囲に配置される被覆物を含む、請求項3に記載の緊急船舶牽引システム。
  5. 前記拘束具の対はそれぞれ、その近位端において延長ラインをそれに動作可能に取り付けるための近位小環を含む、請求項3に記載の緊急船舶牽引システム。
  6. 前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記拘束システムは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置される連続的な拘束ラインを含む、請求項1に記載の緊急船舶牽引システム。
  7. 前記連続的な拘束ラインは、摩耗を低減させるための保護区分を含む、請求項6に記載の緊急船舶牽引システム。
  8. 前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環を含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される、請求項1に記載の緊急船舶牽引システム。
  9. 前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶牽引システム。
  10. 前記係船索アセンブリは、第1の端部から第2の端部に延在する帯紐をさらに含み、前記第1の端部は、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられ、前記第2の端部は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶牽引システム。
  11. 前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられる鳩目をさらに含み、前記鳩目の遠位端は、小環を提供し、前記回収システムは、前記鳩目の小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶牽引システム。
  12. 前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させ、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続する回収U型締具をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶牽引システム。
  13. 前記回収システムは、傘部を有する予備アンカと、前記傘部の周囲から前記回収ラインに延在する複数のシュラウドとをさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶牽引システム。
  14. 前記回収システムは、前記回収ラインの遠位端の近傍に動作可能に接続されるエンドブイと、前記予備アンカと前記エンドブイとの間の前記回収ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るマーカブイとをさらに含む、請求項13に記載の緊急船舶牽引システム。
  15. 緊急船舶牽引システムであって、
    海上の船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、連続的な拘束ラインと、係船索ラインと前記係船索ラインの近位端に固着される係船索軸受筒とを有する係船索アセンブリとを含み、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の前記少なくとも4つの付属器具にわたって分散させ、前記連続的な拘束ラインに沿った前記係船索軸受筒の位置から独立した前記少なくとも4つの付属器具にわたって前記負荷分散を均等化させるように構成される、システムと、
    牽引位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される牽引ラインであって、前記牽引ラインの近位端は、前記牽引位置における前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、ラインと、
    を備える、システム。
  16. 前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位端において遠位小環内に配置され、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置される、請求項15に記載の緊急船舶牽引システム。
  17. 前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイまたは浮標をさらに含む、請求項16に記載の緊急船舶牽引システム。
  18. 海上の船舶に牽引ラインを取り付ける方法であって、
    a) 船舶取付システムと、取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムとを提供するステップであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを備え、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続され、前記回収システムは、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される近位端を有する回収ラインを含む、ステップと、
    b) 前記取付位置において、前記拘束システムを前記船舶取付システムを伴う前記船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に取り付けるステップと、
    c) 前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端に動作可能に接続させることによって前記回収システムを前記船舶取付システムに脱着可能に接続させるステップであって、前記取付位置内に前記船舶取付システムを設置するステップと、
    d) 前記係船索ラインの遠位端および前記回収システムの前記海中への位置付けを可能にするために、前記船舶の船首内の1つまたはそれを上回る輪止めを通して前記拘束システムを稼働させるステップと、
    e) 前記回収ラインの遠位端を回収するために、牽引船を使用し、そして前記回収システムおよび前記係船索ラインの遠位端を前記牽引船上に引動するステップと、
    f) 前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップと、
    g) 牽引ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させ、前記牽引ラインの遠位端を前記牽引船に固着させるステップと、
    h) 前記係船索ラインの遠位端および前記牽引ラインの近位端を前記海中に解放するステップと、
    を含む、方法。
  19. 前記拘束システムは、第1の拘束具と、第2の拘束具とを含み、ステップ(b)は、前記第1の拘束具を前記上甲板の左舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記第2の拘束具を前記上甲板の右舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記第1の拘束具を前記上甲板の左舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップと、前記第2の拘束具を前記上甲板の右舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップとをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記拘束システムは、連続的な拘束ラインを含み、前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、ステップ(b)は、前記連続的な拘束ラインの第1の端部を前記上甲板の左舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記連続的な拘束ラインの第2の端部を前記上甲板の右舷側面上の第1の係船柱に巻着させるステップと、前記連続的な拘束ラインの第1の端部を前記上甲板の左舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップと、前記連続的な拘束ラインの第2の端部を前記上甲板の右舷側面上の第2の係船柱に巻き付けるステップとをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  21. 前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環を含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、中心開口部を有し、前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記取付位置において前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(f)は、前記回収U型締具を前記回収ラインから接続解除させるステップであって、前記回収ラインを前記係船索金属筒の中心開口部から解放し、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  22. 前記係船索ラインは、その遠位端において遠位小環をさらに含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に取り付けられる帯紐と、前記係船索ラインの遠位小環内に設置される係船索金属筒とをさらに含み、前記係船索金属筒は中心開口部を有し、前記帯紐の遠位端は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(f)は、前記回収U型締具を前記帯紐小環から接続解除させ、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
JP2019518169A 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶牽引システムおよび方法 Active JP6961251B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662351610P 2016-06-17 2016-06-17
US62/351,610 2016-06-17
US201762447520P 2017-01-18 2017-01-18
US62/447,520 2017-01-18
US15/611,384 US10279870B2 (en) 2016-06-17 2017-06-01 Emergency vessel towing system and method
US15/611,384 2017-06-01
PCT/US2017/037732 WO2017218809A1 (en) 2016-06-17 2017-06-15 Emergency vessel towing system and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019518665A true JP2019518665A (ja) 2019-07-04
JP6961251B2 JP6961251B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=60661139

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019518166A Active JP6955279B2 (ja) 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶抑留システムおよび方法
JP2019518169A Active JP6961251B2 (ja) 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶牽引システムおよび方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019518166A Active JP6955279B2 (ja) 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶抑留システムおよび方法

Country Status (6)

Country Link
US (4) US10279870B2 (ja)
EP (2) EP3472035B8 (ja)
JP (2) JP6955279B2 (ja)
CN (2) CN109311524B (ja)
ES (2) ES2918549T3 (ja)
WO (2) WO2017218809A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102572977B1 (ko) * 2023-06-30 2023-08-31 주식회사 광영산초 식별이 용이하면서 기선과 부선에 연결되어 부선을견인하기 위한 견인로프 장치

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10279870B2 (en) 2016-06-17 2019-05-07 Alaska Maritime Prevention And Response Network Emergency vessel towing system and method
GB2568535B (en) 2017-11-20 2020-12-02 Svitzer As Line handling system for coupling together lines on a tugboat
GB2568533B (en) * 2017-11-20 2020-12-02 Svitzer As Tugboat having a line handling system
GB2568534B (en) 2017-11-20 2020-12-02 Svitzer As Tugboat with a moveable line guide mechanism
CN110411448B (zh) * 2019-06-14 2021-03-02 青岛科技大学 一种船舶感知区域动态网格内代表船的选取方法
CN113928529B (zh) * 2021-11-19 2022-08-19 中国船舶科学研究中心 一种增强水面被拖曳体航向稳定性的自释放阻尼板
WO2023194428A1 (en) * 2022-04-05 2023-10-12 Svitzer A/S Coupler

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1378102A (en) * 1921-05-17 Liam fbogeb
US1016619A (en) * 1909-03-29 1912-02-06 Louis Victor William Froger Towing apparatus.
US1423576A (en) * 1918-03-22 1922-07-25 Miller Thomas Spencer Towing vessels
US2318150A (en) * 1941-07-10 1943-05-04 Henry O Foss Towing device and hook-up
US2536682A (en) 1948-02-25 1951-01-02 Frieder Sea anchor apparatus
US2943591A (en) * 1956-03-21 1960-07-05 Lawrence E Schneider Tow for motor boats
US2920598A (en) * 1957-11-12 1960-01-12 Wesbar Stamping Corp Water ski tow line fastening bar
US2984202A (en) * 1958-01-06 1961-05-16 Thomas T Lunde Lashing arrangement for pusher towboat and barge
US3459151A (en) * 1967-04-06 1969-08-05 Fujikura Parachute Co Ltd Sea anchor
US3472195A (en) * 1967-05-29 1969-10-14 Fujikura Parachute Co Ltd Sea anchor
US3780989A (en) * 1971-08-12 1973-12-25 E Peterson Towing winch
GB1434949A (en) * 1973-09-19 1976-05-12 Hallam Polymers & Eng Ltd Means for protecting a towing or mooring cable bulkable polyester yarns
US4275677A (en) * 1979-01-02 1981-06-30 Nelson Arthur J Tow of barges by tugs
WO1988001586A1 (en) * 1986-08-28 1988-03-10 Newman Geoffrey C A marine aid for marine craft
US4766837A (en) * 1987-04-20 1988-08-30 The B. F. Goodrich Company Recoverable sea anchor
DK172344B1 (da) * 1993-05-05 1998-04-06 Jon Bogi Jensen Indretning til bugsering af et havareret skib
US5529010A (en) 1995-04-21 1996-06-25 Foss Maritime Company Transom link method and apparatus
NL1001302C2 (nl) * 1995-09-27 1997-03-28 Willem Pot Noodsleepvoorziening voor vaartuigen.
NO302514B1 (no) * 1995-11-24 1998-03-16 Scanrope As Utrullingssystem for slepeliner/trosser/wire
NO985595L (no) * 1998-11-30 2000-05-31 Otto M Helgesen Anordning ved store skip, eksempelvis tankbÕter, for Õ muliggjøre eller lette opprettelse av minst én slepetrosseforbindelse mellom skipet og én taubÕt
US6135046A (en) 1999-04-02 2000-10-24 Beech; Joseph Spring biased drift anchor
US6550413B2 (en) 2000-12-15 2003-04-22 Jenero Fiorentino Stabilizer ring for a sea anchor
US7516713B1 (en) * 2006-12-19 2009-04-14 John Eugene Franta Hurricane anchor system
NL2008836C2 (en) 2012-05-16 2013-11-20 Sacar Holding Nv Azimuth friction free towing point.
KR20140049258A (ko) * 2012-10-17 2014-04-25 대우조선해양 주식회사 토윙 시스템을 구비하는 반잠수식 해양 구조물
US10279870B2 (en) * 2016-06-17 2019-05-07 Alaska Maritime Prevention And Response Network Emergency vessel towing system and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102572977B1 (ko) * 2023-06-30 2023-08-31 주식회사 광영산초 식별이 용이하면서 기선과 부선에 연결되어 부선을견인하기 위한 견인로프 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN109415106A (zh) 2019-03-01
ES2922874T3 (es) 2022-09-21
CN109415106B (zh) 2021-06-08
US10279870B2 (en) 2019-05-07
US20190118910A1 (en) 2019-04-25
CN109311524B (zh) 2021-02-19
EP3472037B1 (en) 2022-05-04
EP3472037A4 (en) 2020-01-15
US10933954B2 (en) 2021-03-02
US20170361906A1 (en) 2017-12-21
JP2019518664A (ja) 2019-07-04
EP3472035A4 (en) 2019-12-25
WO2017218809A1 (en) 2017-12-21
JP6961251B2 (ja) 2021-11-05
EP3472037A1 (en) 2019-04-24
US20170361905A1 (en) 2017-12-21
WO2017218770A8 (en) 2018-12-13
US10189546B2 (en) 2019-01-29
JP6955279B2 (ja) 2021-10-27
ES2918549T3 (es) 2022-07-18
WO2017218770A1 (en) 2017-12-21
EP3472035B1 (en) 2022-05-11
EP3472035A1 (en) 2019-04-24
US10933953B2 (en) 2021-03-02
CN109311524A (zh) 2019-02-05
EP3472035B8 (en) 2022-06-22
US20190106181A1 (en) 2019-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019518665A (ja) 緊急船舶牽引システムおよび方法
US5944448A (en) Oil field installation with mooring and flowline system
US5390618A (en) Offshore mooring system
CN102438886A (zh) 操纵缆绳的方法和设备
AU2014321620A1 (en) Tandem and side-by-side mooring offloading systems and associated methods
US2536682A (en) Sea anchor apparatus
CN114096460A (zh) 一种用于操作系泊缆绳的方法和装置
US7347157B2 (en) Static soft rail launch and recovery system
EP0729882B1 (en) Mooring and flowline system
US5566636A (en) Off shore mooring system
US4370783A (en) Yieldable load release connector
EP3154852B1 (en) A tensile overload protection system for offloading systems
EP1777152B1 (en) Quick release, remote and retrievable mooring arrangement
Soles et al. Emergency vessel attachment and towing system (EVATS™): Development and testing of a standalone system for improved safety, reliability, and versatility of towline securement to disabled oceangoing vessels
NO179826B (no) Bergingslinesystem for montering på et fartöy
House Ship Handling: Manoeuvring and Mooring Operations
Rusby RRS Discovery Cruise 124, 9th-18th January 1982. Trials cruise following conversion work
Irish et al. Deployment of the Northern Fish Cage and Mooring, University of New Hampshire-Open Ocean Aquaculture Program, Summer 2000
GB2619041A (en) Method and apparatus for transferring a tensioned mooring line from a winch to a deck fixture, e.g. in mediterranean mooring

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6961251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350