JP2019513004A5 - - Google Patents
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Description
ある態様では、本キットは、診断キットであり、前記説明書は本明細書に記載の方法に向けられる。
本発明は以下の通りである。
[1]抗体および/またはその結合フラグメントであって、軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んでなり、前記軽鎖可変領域が相補性決定領域(CDR)CDR−L3を含んでなり、前記重鎖可変領域がCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3を含んでなり、前記CDRのアミノ酸配列が以下に示される配列:
CDR−L3:配列番号123、126〜130、142、148もしくは149のいずれか1つから選択される;
CDR−H1:配列番号121もしくは124;
CDR−H2:配列番号122もしくは125;および/または
CDR−H3:配列番号196〜226のいずれか1つから選択される、
のうち1以上を含んでなる、抗体および/またはその結合フラグメント。
[2]CDRが、場合により、以下に示されるような配列番号142〜226から選択されるアミノ酸配列:
軽鎖可変領域:
CDR−L3:配列番号142〜156のいずれか1つから選択される;
重鎖可変領域:
CDR−H1:配列番号157〜174のいずれか1つから選択される;
CDR−H2:配列番号175〜195のいずれか1つから選択される;および/または
CDR−H3:配列番号196〜226のいずれか1つから選択される
を含んでなる、上記[1]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[3]軽鎖可変領域が、以下に示されるアミノ酸配列:
CDR−L1:配列番号140;および/または
CDR−L2:配列番号141
を含んでなるCDR−L1および/またはCDR−L2を含んでなる、上記[1]または[2]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[4]抗体および/またはその結合フラグメントが、モノクローナル抗体、免疫グロブリン分子、Fab、Fab’、F(ab)2、F(ab’)2、Fv、ジスルフィド結合Fv、scFv、ジスルフィド結合scFv、一本鎖ドメイン抗体、scFab、ダイアボディ、ダイマー、ミニボディ、二重特異性抗体フラグメント、キメラ抗体、ヒト化抗体およびポリクローナル抗体からなる群から選択される、上記[1]〜[3]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[5]αKlothoポリペプチドが、哺乳類αKlothoポリペプチドである、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[6]哺乳類αKlothoポリペプチドが、ヒトαKlothoポリペプチドである、上記[5]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[7]哺乳動物αKlothoが、齧歯類αKlothoポリペプチドである、上記[5]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[8]齧歯類αKlothoポリペプチドが、マウスαKlothoポリペプチドまたはラットαKlothoポリペプチドである、上記[7]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[9]αKlothoポリペプチドが、折り畳まれたαKlothoポリペプチドおよび/または可溶性αKlothoポリペプチドである、上記[1]〜[8]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[10]抗体および/またはその結合フラグメントが、尿、血漿、および/または血清中に見られる可溶性の折り畳まれたαKlothoポリペプチドと結合する、上記[9]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[11]抗体および/またはその結合フラグメントが、折り畳まれたαKlothoポリペプチドを含んでなる複合体と結合する、上記[1]〜[10]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[12]折り畳まれたαKlothoポリペプチドが、線維芽細胞増殖因子(FGF)受容体、場合によりFGFR1cと複合体を形成する、上記[11]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[13]抗体および/または結合フラグメントが、検出可能なタグで標識される、上記[1]〜[12]のいずれかに記載の抗体および/または結合フラグメントである。
[14]検出可能なタグが、Hisタグ、HAタグ、GSTタグ、またはFLAGタグである、上記[13]に記載の抗体および/または結合フラグメント。
[15]上記[1]〜[14]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントとαKlothoポリペプチドとを含んでなり、場合によりFGFR1cをさらに含んでなる、抗体複合体。
[16]エピトープAと結合する抗体をさらに含んでなる、上記[15]に記載の抗体複合体。
[17]軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んでなり、前記軽鎖可変領域がCDR−L3を含んでなり、前記重鎖可変領域がCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3を含んでなり、前記CDRのアミノ酸配列が以下に示される配列:
CDR−L3:配列番号123、126〜130、142、148もしくは149のいずれか1つから選択される;
CDR−H1:配列番号121もしくは124;
CDR−H2:配列番号122もしくは125;および/または
CDR−H3:配列番号196〜226のいずれか1つから選択される、
のうち1以上を含んでなる抗体および/またはその結合フラグメントをコードする核酸。
[18]配列番号229〜316:
(ここで、
CDR−L3:配列番号229〜243のいずれか1つから選択される;
CDR−H1:配列番号244〜262のいずれか1つから選択される;
CDR−H2:配列番号263〜285のいずれか1つから選択される;および/または
CDR−H3:配列番号286〜316のいずれか1つから選択される)
から選択される核酸配列を含んでなる、上記[17]に記載の核酸。
[19]前記軽鎖可変領域が、以下に示される核酸配列:
CDR−L1:配列番号227および/または
CDR−L2:配列番号228
を含んでなるCDR−L1および/またはCDR−L2を含んでなる、上記[17]または[18]に記載の核酸。
[20]上記[17]〜[19]のいずれか1つの核酸を含んでなるベクター。
[21]上記[17]〜[19]のいずれかに記載の核酸または上記[20]に記載のベクターを含んでなる、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントを生産する組換え細胞。
[22]上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/もしくはその結合フラグメント、上記[17]〜[19]のいずれかに記載の核酸、上記[20]に記載のベクター、または上記[21]に記載の組換え細胞を含んでなる、組成物。
[23]抗体および/またはその結合フラグメントを生産する方法であって、
工程が
a.宿主細胞内で上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントのアミノ酸配列をコードする核酸を発現させること;
b.前記宿主細胞を培養して抗体および/またはその結合フラグメントを生産すること
;ならびに
c.前記宿主細胞から抗体および/またはその結合フラグメントを単離および精製すること
を含んでなる、方法。
[24]前記核酸が、配列番号229〜316:
CDR−L3:配列番号229〜243;
CDR−H1:配列番号244〜262;
CDR−H2:配列番号263〜285;および/または
CDR−H3:配列番号286〜316
から選択される核酸配列を含んでなる、上記[23]に記載の方法。
[25]上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントを含んでなる、イムノアッセイ。
[26]イムノアッセイが、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)である、上記[25]に記載のイムノアッセイ。
[27]ELISAが、捕捉抗体および検出抗体を含んでなるサンドイッチELISAであり、前記捕捉抗体および/または検出抗体が上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントである、上記[26]に記載のイムノアッセイ。
[28]前記捕捉抗体および検出抗体が、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント、ならびにそれぞれ配列番号11および12のアミノ酸配列を含んでなる軽鎖および重鎖可変領域を有する抗体から選択される、上記[27]に記載のイムノアッセイ。
[29]前記捕捉および検出抗体の一方が、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントであり、かつ、前記捕捉および検出抗体の他方が、それぞれ配列番号11および12のアミノ酸配列を含んでなる軽鎖および重鎖可変領域を有する抗体である、上記[27]または[28]に記載のイムノアッセイ。
[30]イムノアッセイを作製する方法が、
a.固相支持体を捕捉抗体でコーティングすること;
b.前記捕捉抗体をサンプルと、捕捉抗体:αKlotho複合体を形成する条件下で接触させること;
c.結合していないサンプルを除去すること;
d.捕捉抗体:αKlotho複合体を検出抗体と接触させること;
e.結合していない検出抗体を除去すること;および
f.前記捕捉抗体:αKlotho複合体を検出および/または測定すること
を含んでなる、サンプル中のαKlothoポリペプチドを検出および/または測定するための、上記[27]〜[29]のいずれかに記載のイムノアッセイ。
[31]ELISAが、競合的ELISAである、上記[26]に記載のイムノアッセイ。
[32]サンプル中のαKlothoポリペプチドのレベルを検出および/または測定する方法であって、
a.サンプルを上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントと、抗体:αKlotho複合体を形成する条件下で接触させること;および
b.抗体:αKlotho複合体を検出および/または測定すること
を含んでなる、方法。
[33]可溶性αKlothoを検出および/または測定するアッセイであって、
方法が、
a.体液であるサンプルを上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントと、抗体:可溶性αKlotho複合体を形成する条件下で接触させること;ならびに
b.前記抗体:可溶性αKlotho複合体を検出および/または測定すること
を含んでなる、アッセイ。
[34]抗体:αKlotho複合体が、免疫沈降、イムノブロット、免疫組織化学、免疫細胞化学および蛍光活性化細胞選別(FACS)により検出される、上記[32]または[33]に記載のアッセイ。
[35]対象において慢性腎臓病(CKD)および急性腎障害(AKI)から選択される腎臓病態を診断または検出するスクリーニング方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの低下が、前記対象がCKDまたはAKIから選択される腎臓病態を有することを示す、方法。
[36]前記CKDが、早期CKD、場合により、病期1または病期2、または病期3、病期4、病期5または病期6である、上記[35]に記載の方法。
[37]前記サンプルが、新鮮組織サンプル、冷凍サンプルおよび軽度固定サンプルなどの固定サンプルから選択される、上記[35]または[36]に記載の方法。
[38]αKlothoのレベルが、免疫沈降により決定される、上記[35]〜[37]のいずれかに記載の方法。
[39]AKI後の回復の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のAKI後の回復の見込みがより高いことを示す、方法。
[40]AKI後の長期合併症の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のAKI後の長期合併症が少ない見込みがより高いことを示す、方法。
[41]CKDの進行速度の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のCKDの進行速度がより遅い見込みがより高いことを示す、方法。
[42]CKDにおける腎外合併症の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のCKD関連の腎外合併症が少ない見込みがより高いことを示す、方法。
[43]上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント、参照薬剤ならびに場合によりその使用説明書を含んでなる、キット。
[44]それぞれ配列番号11および12のアミノ酸配列を含んでなる軽鎖および重鎖可変領域を有する抗体および/または結合フラグメントをさらに含んでなる、上記[43]に記載のキット。
本発明は以下の通りである。
[1]抗体および/またはその結合フラグメントであって、軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んでなり、前記軽鎖可変領域が相補性決定領域(CDR)CDR−L3を含んでなり、前記重鎖可変領域がCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3を含んでなり、前記CDRのアミノ酸配列が以下に示される配列:
CDR−L3:配列番号123、126〜130、142、148もしくは149のいずれか1つから選択される;
CDR−H1:配列番号121もしくは124;
CDR−H2:配列番号122もしくは125;および/または
CDR−H3:配列番号196〜226のいずれか1つから選択される、
のうち1以上を含んでなる、抗体および/またはその結合フラグメント。
[2]CDRが、場合により、以下に示されるような配列番号142〜226から選択されるアミノ酸配列:
軽鎖可変領域:
CDR−L3:配列番号142〜156のいずれか1つから選択される;
重鎖可変領域:
CDR−H1:配列番号157〜174のいずれか1つから選択される;
CDR−H2:配列番号175〜195のいずれか1つから選択される;および/または
CDR−H3:配列番号196〜226のいずれか1つから選択される
を含んでなる、上記[1]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[3]軽鎖可変領域が、以下に示されるアミノ酸配列:
CDR−L1:配列番号140;および/または
CDR−L2:配列番号141
を含んでなるCDR−L1および/またはCDR−L2を含んでなる、上記[1]または[2]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[4]抗体および/またはその結合フラグメントが、モノクローナル抗体、免疫グロブリン分子、Fab、Fab’、F(ab)2、F(ab’)2、Fv、ジスルフィド結合Fv、scFv、ジスルフィド結合scFv、一本鎖ドメイン抗体、scFab、ダイアボディ、ダイマー、ミニボディ、二重特異性抗体フラグメント、キメラ抗体、ヒト化抗体およびポリクローナル抗体からなる群から選択される、上記[1]〜[3]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[5]αKlothoポリペプチドが、哺乳類αKlothoポリペプチドである、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[6]哺乳類αKlothoポリペプチドが、ヒトαKlothoポリペプチドである、上記[5]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[7]哺乳動物αKlothoが、齧歯類αKlothoポリペプチドである、上記[5]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[8]齧歯類αKlothoポリペプチドが、マウスαKlothoポリペプチドまたはラットαKlothoポリペプチドである、上記[7]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[9]αKlothoポリペプチドが、折り畳まれたαKlothoポリペプチドおよび/または可溶性αKlothoポリペプチドである、上記[1]〜[8]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[10]抗体および/またはその結合フラグメントが、尿、血漿、および/または血清中に見られる可溶性の折り畳まれたαKlothoポリペプチドと結合する、上記[9]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[11]抗体および/またはその結合フラグメントが、折り畳まれたαKlothoポリペプチドを含んでなる複合体と結合する、上記[1]〜[10]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[12]折り畳まれたαKlothoポリペプチドが、線維芽細胞増殖因子(FGF)受容体、場合によりFGFR1cと複合体を形成する、上記[11]に記載の抗体および/またはその結合フラグメント。
[13]抗体および/または結合フラグメントが、検出可能なタグで標識される、上記[1]〜[12]のいずれかに記載の抗体および/または結合フラグメントである。
[14]検出可能なタグが、Hisタグ、HAタグ、GSTタグ、またはFLAGタグである、上記[13]に記載の抗体および/または結合フラグメント。
[15]上記[1]〜[14]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントとαKlothoポリペプチドとを含んでなり、場合によりFGFR1cをさらに含んでなる、抗体複合体。
[16]エピトープAと結合する抗体をさらに含んでなる、上記[15]に記載の抗体複合体。
[17]軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んでなり、前記軽鎖可変領域がCDR−L3を含んでなり、前記重鎖可変領域がCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3を含んでなり、前記CDRのアミノ酸配列が以下に示される配列:
CDR−L3:配列番号123、126〜130、142、148もしくは149のいずれか1つから選択される;
CDR−H1:配列番号121もしくは124;
CDR−H2:配列番号122もしくは125;および/または
CDR−H3:配列番号196〜226のいずれか1つから選択される、
のうち1以上を含んでなる抗体および/またはその結合フラグメントをコードする核酸。
[18]配列番号229〜316:
(ここで、
CDR−L3:配列番号229〜243のいずれか1つから選択される;
CDR−H1:配列番号244〜262のいずれか1つから選択される;
CDR−H2:配列番号263〜285のいずれか1つから選択される;および/または
CDR−H3:配列番号286〜316のいずれか1つから選択される)
から選択される核酸配列を含んでなる、上記[17]に記載の核酸。
[19]前記軽鎖可変領域が、以下に示される核酸配列:
CDR−L1:配列番号227および/または
CDR−L2:配列番号228
を含んでなるCDR−L1および/またはCDR−L2を含んでなる、上記[17]または[18]に記載の核酸。
[20]上記[17]〜[19]のいずれか1つの核酸を含んでなるベクター。
[21]上記[17]〜[19]のいずれかに記載の核酸または上記[20]に記載のベクターを含んでなる、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントを生産する組換え細胞。
[22]上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/もしくはその結合フラグメント、上記[17]〜[19]のいずれかに記載の核酸、上記[20]に記載のベクター、または上記[21]に記載の組換え細胞を含んでなる、組成物。
[23]抗体および/またはその結合フラグメントを生産する方法であって、
工程が
a.宿主細胞内で上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントのアミノ酸配列をコードする核酸を発現させること;
b.前記宿主細胞を培養して抗体および/またはその結合フラグメントを生産すること
;ならびに
c.前記宿主細胞から抗体および/またはその結合フラグメントを単離および精製すること
を含んでなる、方法。
[24]前記核酸が、配列番号229〜316:
CDR−L3:配列番号229〜243;
CDR−H1:配列番号244〜262;
CDR−H2:配列番号263〜285;および/または
CDR−H3:配列番号286〜316
から選択される核酸配列を含んでなる、上記[23]に記載の方法。
[25]上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントを含んでなる、イムノアッセイ。
[26]イムノアッセイが、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)である、上記[25]に記載のイムノアッセイ。
[27]ELISAが、捕捉抗体および検出抗体を含んでなるサンドイッチELISAであり、前記捕捉抗体および/または検出抗体が上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントである、上記[26]に記載のイムノアッセイ。
[28]前記捕捉抗体および検出抗体が、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント、ならびにそれぞれ配列番号11および12のアミノ酸配列を含んでなる軽鎖および重鎖可変領域を有する抗体から選択される、上記[27]に記載のイムノアッセイ。
[29]前記捕捉および検出抗体の一方が、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントであり、かつ、前記捕捉および検出抗体の他方が、それぞれ配列番号11および12のアミノ酸配列を含んでなる軽鎖および重鎖可変領域を有する抗体である、上記[27]または[28]に記載のイムノアッセイ。
[30]イムノアッセイを作製する方法が、
a.固相支持体を捕捉抗体でコーティングすること;
b.前記捕捉抗体をサンプルと、捕捉抗体:αKlotho複合体を形成する条件下で接触させること;
c.結合していないサンプルを除去すること;
d.捕捉抗体:αKlotho複合体を検出抗体と接触させること;
e.結合していない検出抗体を除去すること;および
f.前記捕捉抗体:αKlotho複合体を検出および/または測定すること
を含んでなる、サンプル中のαKlothoポリペプチドを検出および/または測定するための、上記[27]〜[29]のいずれかに記載のイムノアッセイ。
[31]ELISAが、競合的ELISAである、上記[26]に記載のイムノアッセイ。
[32]サンプル中のαKlothoポリペプチドのレベルを検出および/または測定する方法であって、
a.サンプルを上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントと、抗体:αKlotho複合体を形成する条件下で接触させること;および
b.抗体:αKlotho複合体を検出および/または測定すること
を含んでなる、方法。
[33]可溶性αKlothoを検出および/または測定するアッセイであって、
方法が、
a.体液であるサンプルを上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメントと、抗体:可溶性αKlotho複合体を形成する条件下で接触させること;ならびに
b.前記抗体:可溶性αKlotho複合体を検出および/または測定すること
を含んでなる、アッセイ。
[34]抗体:αKlotho複合体が、免疫沈降、イムノブロット、免疫組織化学、免疫細胞化学および蛍光活性化細胞選別(FACS)により検出される、上記[32]または[33]に記載のアッセイ。
[35]対象において慢性腎臓病(CKD)および急性腎障害(AKI)から選択される腎臓病態を診断または検出するスクリーニング方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの低下が、前記対象がCKDまたはAKIから選択される腎臓病態を有することを示す、方法。
[36]前記CKDが、早期CKD、場合により、病期1または病期2、または病期3、病期4、病期5または病期6である、上記[35]に記載の方法。
[37]前記サンプルが、新鮮組織サンプル、冷凍サンプルおよび軽度固定サンプルなどの固定サンプルから選択される、上記[35]または[36]に記載の方法。
[38]αKlothoのレベルが、免疫沈降により決定される、上記[35]〜[37]のいずれかに記載の方法。
[39]AKI後の回復の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のAKI後の回復の見込みがより高いことを示す、方法。
[40]AKI後の長期合併症の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のAKI後の長期合併症が少ない見込みがより高いことを示す、方法。
[41]CKDの進行速度の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のCKDの進行速度がより遅い見込みがより高いことを示す、方法。
[42]CKDにおける腎外合併症の予後を診断する方法であって、
a.対象由来のサンプル中のαKlothoのレベルを、場合により、上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体もしくはそのフラグメントを用いて、または上記[25]〜[34]のいずれかに記載のアッセイを用いて測定すること;ならびに
b.前記サンプル中のαKlothoのレベルを対照と比較すること
を含んでなり、
対照と比較した前記サンプル中のαKlothoのレベルの上昇が、前記対象のCKD関連の腎外合併症が少ない見込みがより高いことを示す、方法。
[43]上記[1]〜[16]のいずれかに記載の抗体および/またはその結合フラグメント、参照薬剤ならびに場合によりその使用説明書を含んでなる、キット。
[44]それぞれ配列番号11および12のアミノ酸配列を含んでなる軽鎖および重鎖可変領域を有する抗体および/または結合フラグメントをさらに含んでなる、上記[43]に記載のキット。
Claims (12)
- αKlothoポリペプチドに特異的に結合する抗体またはその結合フラグメントであって、前記抗体またはその結合フラグメントが、
軽鎖可変領域(ここで、前記軽鎖可変領域が相補性決定領域(CDR)CDR−L1、CDR−L2およびCDR−L3を含んでなり、前記CDR−L1、CDR−L2およびCDR−L3がそれぞれアミノ酸配列QSVSSA(配列番号140)、SAS(配列番号141)およびQQSSYSLIT(配列番号142)を含んでなる)と、
重鎖可変領域(ここで、前記重鎖可変領域がCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3を含んでなり、前記重鎖可変領域が以下に示される群:
(i)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLYSYS(配列番号157の残基1〜8)、
ISSSSGST(配列番号175の残基2〜9)、および
ARGWGGGYWFYPVYGIDY(配列番号196)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(ii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNISSSS(配列番号159の残基1〜8)、
ISSSYSST(配列番号177の残基2〜9)、および
ARSSGGGYYHWWVVPYAMDY(配列番号198)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(iii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLSSSY(配列番号160の残基1〜8)、
IYPSYGST(配列番号178の残基2〜9)、および
ARGVVPSYYYWFWPYGAIDY(配列番号199)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(iv)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARPYSAYYWAWYGPGGALDY(配列番号200)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(v)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLSSSS(配列番号163の残基1〜8)、
ISPSYGST(配列番号181の残基2〜9)、および
ARSGYYSGAYWHWWVVPYAMDY(配列番号202)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(vi)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARGFSSSAHWYWSWYGPGGGFDY(配列番号207)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(vii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARGWYAAYSVYWFGGHASYGLDY(配列番号208)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(viii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARGYPSSGAAWFWFSHPGSAMDY(配列番号209)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(ix)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLYYSY(配列番号164の残基1〜8)、
ISPYSGST(配列番号187の残基2〜9)、および
ARSGFSSWWWVVSYAFDY(配列番号213)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(x)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARAGWYSSWWWSAWGAGGGLDY(配列番号214)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xi)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
IYSSYGYT(配列番号188の残基2〜9)、および
ARAAHYGYYVHSGLDY(配列番号215)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLSSSS(配列番号163の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARHGYGYFFWGYYGPGSAMDY(配列番号216)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xiii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLYSSS(配列番号166の残基1〜8)、
ISPYYSYT(配列番号189の残基2〜9)、および
ARSVYSWYWSSWGPGSALDY(配列番号217)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xiv)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSSGST(配列番号190の残基2〜9)、および
ARAYHSYFYGSYWSYGWAGALDY(配列番号219)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xv)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARYVVGGWWYHYGMDY(配列番号220)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xvi)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号194の残基2〜9)、および
ARASGWFSHFYPAAVSGMDY(配列番号224)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに
(xvii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARAVSFYYWAWYGPGFAMDY(配列番号226)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域
から選択される)と
を含んでなる、抗体またはその結合フラグメント。 - 抗体またはその結合フラグメントが、モノクローナル抗体、免疫グロブリン分子、Fab、Fab’、F(ab)2、F(ab’)2、Fv、ジスルフィド結合Fv、scFv、ジスルフィド結合scFv、一本鎖ドメイン抗体、scFab、ダイアボディ、ダイマー、ミニボディ、二重特異性抗体フラグメント、キメラ抗体、ヒト化抗体およびポリクローナル抗体からなる群から選択される、請求項1に記載の抗体またはその結合フラグメント。
- αKlothoポリペプチドが、哺乳類αKlothoポリペプチドであり、場合によりヒトαKlothoポリペプチドである、請求項1または2に記載の抗体またはその結合フラグメント。
- αKlothoポリペプチドが、折り畳まれたαKlothoポリペプチドまたは可溶性αKlothoポリペプチドである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗体またはその結合フラグメント。
- 抗体またはその結合フラグメントが、尿、血漿、および/または血清中に見られる可溶性の折り畳まれたαKlothoポリペプチドと結合する、請求項4に記載の抗体またはその結合フラグメント。
- 抗体またはその結合フラグメントが、折り畳まれたαKlothoポリペプチドを含んでなる複合体と結合する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の抗体またはその結合フラグメント。
- 折り畳まれたαKlothoポリペプチドが、線維芽細胞増殖因子(FGF)受容体、場合によりFGFR1cと複合体を形成する、請求項6に記載の抗体またはその結合フラグメント。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の抗体またはその結合フラグメントとαKlothoポリペプチドとを含んでなり、場合によりFGFR1cをさらに含んでなる、抗体複合体。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の抗体および/もしくはその結合フラグメントを含んでなる、組成物。
- αKlothoポリペプチドと特異的に結合する抗体またはその結合フラグメント、参照薬剤ならびに場合によりa)その使用説明書および/またはb)配列番号11および12のアミノ酸配列をそれぞれ含んでなる軽鎖および重鎖可変領域を有する抗体または結合フラグメントを含んでなるキットであって、
前記抗体またはその結合フラグメントが、
軽鎖可変領域(ここで、前記軽鎖可変領域が相補性決定領域(CDR)CDR−L1、CDR−L2およびCDR−L3を含んでなり、前記CDR−L1、CDR−L2およびCDR−L3がそれぞれアミノ酸配列QSVSSA(配列番号140)、SAS(配列番号141)およびQQSSYSLIT(配列番号142)を含んでなる)と、
重鎖可変領域(ここで、前記重鎖可変領域がCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3を含んでなり、前記重鎖可変領域が以下に示される群:
(i)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLYSYS(配列番号157の残基1〜8)、
ISSSSGST(配列番号175の残基2〜9)、および
ARGWGGGYWFYPVYGIDY(配列番号196)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(ii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNISSSS(配列番号159の残基1〜8)、
ISSSYSST(配列番号177の残基2〜9)、および
ARSSGGGYYHWWVVPYAMDY(配列番号198)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(iii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLSSSY(配列番号160の残基1〜8)、
IYPSYGST(配列番号178の残基2〜9)、および
ARGVVPSYYYWFWPYGAIDY(配列番号199)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(iv)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARPYSAYYWAWYGPGGALDY(配列番号200)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(v)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLSSSS(配列番号163の残基1〜8)、
ISPSYGST(配列番号181の残基2〜9)、および
ARSGYYSGAYWHWWVVPYAMDY(配列番号202)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(vi)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARGFSSSAHWYWSWYGPGGGFDY(配列番号207)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(vii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARGWYAAYSVYWFGGHASYGLDY(配列番号208)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(viii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARGYPSSGAAWFWFSHPGSAMDY(配列番号209)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(ix)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLYYSY(配列番号164の残基1〜8)、
ISPYSGST(配列番号187の残基2〜9)、および
ARSGFSSWWWVVSYAFDY(配列番号213)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(x)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARAGWYSSWWWSAWGAGGGLDY(配列番号214)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xi)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
IYSSYGYT(配列番号188の残基2〜9)、および
ARAAHYGYYVHSGLDY(配列番号215)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLSSSS(配列番号163の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARHGYGYFFWGYYGPGSAMDY(配列番号216)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xiii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNLYSSS(配列番号166の残基1〜8)、
ISPYYSYT(配列番号189の残基2〜9)、および
ARSVYSWYWSSWGPGSALDY(配列番号217)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xiv)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSSGST(配列番号190の残基2〜9)、および
ARAYHSYFYGSYWSYGWAGALDY(配列番号219)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xv)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARYVVGGWWYHYGMDY(配列番号220)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;
(xvi)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号194の残基2〜9)、および
ARASGWFSHFYPAAVSGMDY(配列番号224)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに
(xvii)CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれ以下:
GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、
ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)、および
ARAVSFYYWAWYGPGFAMDY(配列番号226)
に示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域
から選択される)と
を含んでなる、キット。 - αKlothoポリペプチドに特異的に結合する抗体またはその結合フラグメントであって、前記抗体またはその結合フラグメントが、
軽鎖可変領域(ここで、前記軽鎖可変領域が相補性決定領域(CDR)CDR−L1、CDR−L2およびCDR−L3を含んでなり、前記CDR−L1、CDR−L2およびCDR−L3がそれぞれアミノ酸配列QSVSSA(配列番号140)、SAS(配列番号141)およびQQSSYSLIT(配列番号142)を含んでなる)と、
重鎖可変領域(ここで、前記重鎖可変領域がCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3を含んでなり、前記CDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3がそれぞれアミノ酸配列GFNFSSSS(配列番号161の残基1〜8)、ISSSYGYT(配列番号179の残基2〜9)およびARPYSAYYWAWYGPGGALDY(配列番号200)を含んでなる)と
を含んでなる、抗体またはその結合フラグメント。 - 請求項11に記載の抗体またはその結合フラグメントであって、重鎖可変領域の国際ImMunoGeneTicsデータベース(IMGT)39、55および65番のアミノ酸がそれぞれイソロイシン、セリンおよびチロシンである、抗体またはその結合フラグメント。
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