JP2019512658A - 空気調和機とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、湿度の調節と冷暖房と空気清浄および換気が簡単な構造によって具現され得る空気調和機とその制御方法を提供することにその目的がある。これを実現するための本発明は、両端が室内と連結された第1空気流路、両端が室外と連結された第2空気流路、前記第1空気流路上に備えられた第1領域と、前記第2空気流路上に備えられた第2領域と、回転によって前記第1領域と第2領域を交互に通過する吸着材からなるロータ部材、前記第1領域に向かって流動する空気と熱交換が行われる第1熱交換器と、前記第2領域に向かって流動する空気と熱交換が行われる第2熱交換器を含み、前記第1熱交換器と第2熱交換器が凝縮機と蒸発器として交互に作動するようにすることによって、前記第1空気流路を流動する空気の加熱および冷却が行われるようにするヒートポンプ、前記ロータ部材の回転と前記ヒートポンプを制御する制御部を含む。【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機とその制御方法に関するものであって、より詳細には湿度の調節モードと冷/暖房モードと空気清浄モードおよび換気モード運転が可能な空気調和機とその制御方法に関するものである。
一般に空気調和機は、使用者の要求により室内の温度と湿度を調節したり室内空気を換気させて室内を快適に維持する装置である。
最近では空気調和機に除湿、加湿、冷房、暖房、空気浄化、換気などの多様な機能を付加させることによって、使用者の選択により季節の変化に合わせて室内空気を快適に維持できるようにする技術が開発されている。
このような空気調和機は、室内空気の湿度を増加させる加湿器と室内空気の湿度を減少させる除湿機がある。また、室内冷/暖房機能と室内空気を換気させる機能は冷暖房機または換気装置として別途の装置で具現されたり、除湿機または加湿器のうちいずれか一つと結合された装置として具現された。
したがって、加湿と除湿、冷房と暖房、空気浄化および換気機能を一つの装置で実現するためには構造が複雑とならなければならないため、実用化が困難な問題点があった。
このような問題点を解決するための従来技術として大韓民国登録特許10−0943356「四季用換気型冷暖房設備」が公開されている。
しかし、前記した従来技術は、室内空気と室外空気が必ず第1熱交換器を通過するように構成された換気型であるため暖房時にも冷たい室外空気を加熱するためのエネルギー消耗量が増加し、上水道から供給された冷却水を噴射して室内に供給される空気を冷却させるようになっているため冷却能力が低く実効性に劣り、冷却水を噴射するため衛生的ではない問題点がある。
また、他の従来技術として、大韓民国公開特許2001−0111601「室内除湿システムと室内加湿システムを有する空気調和システムおよびその運転制御方法」が公開されている。
しかし、前記した従来技術は室外に空気を吐出する吐出口14を2個、室内に空気を吐出する吐出口13a、13bを2個具備しなければならず、吐出口の個数が多いためこれに連結される配管構造が複雑となる問題点がある。また、2個の吐出口13a、13bはそれぞれ別途の開閉板を駆動させるようになっているため構成が複雑な問題点がある。
本発明は前述した諸般の問題点を解決するために案出されたものであって、湿度の調節と冷暖房と空気清浄および換気が簡単な構造によって具現され得る空気調和機とその制御方法を提供することにその目的がある。
前述した目的を達成するための本発明の空気調和機は、両端が室内と連結された第1空気流路110、両端が室外と連結された第2空気流路210、前記第1空気流路110上に備えられた第1領域310と、前記第2空気流路210上に備えられた第2領域320と、回転によって前記第1領域310と第2領域320を交互に通過する吸着材からなるロータ部材300、前記第1領域310に向かって流動する空気と熱交換が行われる第1熱交換器150と、前記第2領域320に向かって流動する空気と熱交換が行われる第2熱交換器250を含み、前記第1熱交換器150と第2熱交換器250が凝縮機と蒸発器として交互に作動するようにすることによって、前記第1空気流路110を流動する空気の加熱および冷却が行われるようにするヒートポンプ600、前記ロータ部材300の回転と前記ヒートポンプ600を制御する制御部を含む。
前記ヒートポンプ600は、圧縮機610、前記圧縮機610から供給された冷媒を、前記第1熱交換器150と第2熱交換器250が凝縮機と蒸発器、蒸発器と凝縮機として作動転換がなされるように、前記冷媒の流動方向を転換させる四方バルブ620を含むことができる。
前記第1熱交換器150が凝縮機として作動する場合には、前記第1領域310に流動する空気を加熱して室内加湿または暖房が行われ、前記第2熱交換器250が蒸発器として作動する場合には、前記第1領域310に流動する空気を冷却して室内除湿または冷房が行われ得る。
前記ヒートポンプ600は、前記第1領域310と第2領域320をそれぞれ通過した空気と熱交換が行われる第3熱交換器170と第4熱交換器270をさらに含むことができる。
室内加湿または室内暖房時には前記第1熱交換器150と第4熱交換器270が凝縮機と蒸発器として作動し、室内除湿または室内冷房時には前記第2熱交換器250と第3熱交換器170が凝縮機と蒸発器として作動することができる。
前記室内加湿または室内暖房時、冷媒は、圧縮機610、四方バルブ620、第1熱交換器150、第1膨張バルブ630−1、第4熱交換器270、圧縮機610の順で形成される冷媒循環経路640−1に沿って循環して、前記第1熱交換器150と第4熱交換器270が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動し、前記室内除湿または室内冷房時、冷媒は圧縮機610、四方バルブ620、第2熱交換器250、第2膨張バルブ630−2、第3熱交換器170、圧縮機610の順で形成される冷媒循環経路640−2に沿って循環して、前記第2熱交換器250と第3熱交換器170が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動するものであり得る。
前記第2領域320の出口側と一側の室外間を連結する第2空気流路210上には第2送風機260が備えられ、前記第2空気流路210には他側の室外に連結されるバイパス流路285−2が連結され、前記第2空気流路210とバイパス流路285−2の交差地点には、前記第2空気流路210を流動する空気の流動方向を前記バイパス流路285−2と前記他側の室外のうちいずれか一方向に選択するためのダンパー280−2が備えられ得る。
前記第1空気流路110と第2空気流路210が交差する地点には、前記第1空気流路110と第2空気流路210の流路方向を転換させる流路転換部400、700が備えられ得る。
前記第2領域320の入口側に連結された第2空気流路210上には第2送風機260が備えられ、前記第2空気流路210には室外に連結されるバイパス流路285−1が連結され、前記第2空気流路210とバイパス流路285−1の交差地点には前記第2空気流路210を流動する空気の流動方向を前記バイパス流路285−1と第2領域320のうちいずれか一方向に選択するためのダンパー280−1が備えられ得る。
前記流路転換部400は、室内空気が流入する第1流入口410、室外空気が流入する第2流入口420、前記第2領域320と連結される第2排出口440、前記第1領域310と連結される第1排出口430で構成され得る。
前記流路転換部700は、換気モード時に室内空気と室外空気間に全熱交換が行われるようにする全熱交換器760を含むことができる。
前記流路転換部700は、前記第1空気流路110の入口部110aに連結される第1空間部701、前記第1空気流路110を通じて前記第1領域310に連結される第3空間部703、前記第2空気流路210の入口部210aに連結される第2空間部702、前記第2空気流路210を通じて前記第2領域320に連結される第4空間部704を含み、前記全熱交換器760は前記第1空間部701に流入した室内空気が第4空間部704に流動し、前記第2空間部702に流入した室外空気が第3空間部703に流動する場合、熱交換が行われ得る。
前記第1〜第4空間部601、602、603、604の一側を閉鎖するカバープレート650には、前記第1空間部601と第1空気流路110を連通させる第1連通孔611、前記第3空間部603と第1空気流路110を連通させる第3連通孔613、前記第2空間部602と第2空気流路210を連通させる第2連通孔612、前記第4空間部604と第2空気流路210を連通させる第4連通孔614が形成され、前記第1空間部601が前記第1連通孔611を通じて前記第1空気流路110に連通するようにするか前記全熱交換器660を通じて前記第4空間部604に連通するように開閉方向が設定される少なくとも一つのダンパー671と、前記第2空間部602が前記第2連通孔612を通じて前記第2空気流路110に連通するようにするか前記全熱交換器660を通じて前記第3空間部403に連通するように開閉方向が設定される少なくとも一つのダンパー672が備えられ得る。
前記吸着材に水分を供給するための水分供給部500が備えられ、前記吸着材が回転して前記第1領域310に位置するようになると、前記第1空気流路110を流動する空気によって前記水分が蒸発して前記室内に流入するものであり得る。
前記ロータ部材300には、前記第1領域310および第2領域320と分離された第3領域330が形成され、前記水分供給部500は前記第3領域330の吸着材に水分を供給するものであり得る。
前記水分供給部500は、加湿空気流路540上に備えられて水分を含有する加湿フィルタ520、前記加湿空気流路540上に備えられて加湿フィルタ520を通過した加湿空気を流動させるための第3送風機510から構成され得る。
前記第1空気流路110を通じて室内に排出される空気に水分を供給するための水分供給部500−1が備えられ得る。
前記水分供給部500−1は、前記第1空気流路110を通過する空気に水分を供給する加湿フィルタ520−1と、前記加湿フィルタ520−1に水分が吸着するように水分を供給する水分供給手段で構成され得る。
本発明の空気調和機の制御方法は、両端が室内と連結された第1空気流路110、両端が室外と連結された第2空気流路210、前記第1空気流路110上に備えられた第1領域310と前記第2空気流路210上に備えられた第2領域320と回転によって前記第1領域310と第2領域320を交互に通過する吸着材からなるロータ部材300を含む空気調和機の制御方法であって、前記第1領域310に向かって流動する空気と熱交換が行われる第1熱交換器150と前記第2領域320に向かって流動する空気と熱交換が行われる第2熱交換器250で前記空気の加熱または冷却が行われるようにヒートポンプ600の冷媒の流動方向が転換されるように制御することで構成される。
前記ヒートポンプ600は、前記第1領域310と第2領域320をそれぞれ通過した空気と熱交換が行われる第3熱交換器170と第4熱交換器270をさらに含み、室内加湿または室内暖房時、前記第1熱交換器150と第4熱交換器270が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動するように冷媒は第1冷媒循環経路640−1に沿って循環し、室内除湿または室内冷房時、前記第2熱交換器250と第3熱交換器170が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動するように冷媒は第2冷媒循環経路640−2に沿って循環し、前記ヒートポンプ600の四方バルブ620で前記第1冷媒循環経路640−1と第2冷媒循環経路640−2の選択がなされるように制御するものであり得る。
前記室内暖房時、前記第2空気流路210上に備えられたダンパー280−1、280−2の流動方向を転換して、前記第2空気流路210を流動する室外空気は前記第2領域320を通過せずに室外に排出されるものであり得る。
本発明によると、ヒートポンプを利用して、少なくとも2個の熱交換器を凝縮機と蒸発器としてそれぞれ機能するようにすることによって、室内冷暖房と湿度の調節を一つの装置で実現することができ、冷暖房能力および湿度の調節能力を向上させることができる。
また、第1空気流路と第2空気流路が交差する地点に流路転換部を具備することによって、簡単な構造によって湿度の調節と冷暖房と空気清浄および換気モードを一つの装置で実現することができる。
また、加湿と同時に暖房をする場合には、室外空気がロータ部材の第2領域を通過しないようにバイパス流路とダンパーを具備することによって,熱損失を防止することができる。
また、第1空気流路と第2空気流路に、ロータ部材の前後にそれぞれ一対の熱交換器を具備して前記熱交換器を交互に作動させることによって、各空気流路の内部を常に乾燥した状態に維持することができるため、空気調和機を清潔な状態に維持することができる。
また、水分供給部から水分をロータ部材に供給することによって室内湿度の調節能力を向上させることができる。
また、ロータ部材を3個の領域に分離し、水分供給部から水分が供給される第3領域を第1領域および第2領域と分離することによって、湿気が供給される吸着材の部分に異物が吸着することを防止して細菌の繁殖を防止することができる。
また、換気モード時、室外空気は第1空気流路と第2空気流路に備えられた多くのフィルタで濾過された後に室内に流入するため、きれいな空気を室内に供給することができる。
本発明の第1実施例による空気調和機の構成を示す図面。 本発明の第1実施例による空気調和機で無給水加湿モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第1実施例による空気調和機で給水加湿モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第1実施例による空気調和機で除湿モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第1実施例による空気調和機で冷房モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第1実施例による空気調和機で換気モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第1実施例による空気調和機で加湿換気モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第2実施例による空気調和機の構成を示す図面。 本発明の第2実施例による空気調和機で無給水加湿モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第2実施例による空気調和機で暖房および給水加湿モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第2実施例による空気調和機で除湿および冷房モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第2実施例による空気調和機で空気清浄モード時の動作状態を示す図面。 本発明の第2実施例による空気調和機で換気モード時の動作状態を示す図面。 (a)は本発明の他の実施例による流路転換部で換気モード時の動作状態を示す平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図。 (a)は図14の流路転換部で流路転換が行われて換気モードを除いた残りのモードでの動作状態を示す平面図、(b)はC−C断面図、(c)はD−D断面図。 水分供給部が第1空気流路に配置された実施例を示す図面。
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例についての構成および作用を詳細に説明する。
<第1実施例>
図1を参照して本発明の第1実施例による空気調和機の構成について説明する。
第1実施例の空気調和機は、両端が室内と連結された第1空気流路110、両端が室外と連結された第2空気流路210、前記第1空気流路110上に備えられた第1領域310と前記第2空気流路210上に備えられた第2領域320と回転によって前記第1領域310と第2領域320を交互に通過する吸着材からなるロータ部材300、第1熱交換器150と第2熱交換器250が凝縮機と蒸発器で交互に機能するようにすることによって前記第1空気流路110を流動する空気の加熱および冷却が行われるようにするヒートポンプ600、前記ロータ部材300の回転と前記ヒートポンプ600を制御する制御部(図示されず)を含む。
前記第1空気流路110は、一側の室内空気が流入する入口部110aと、前記ロータ部材300の第1領域310を通過する中間部110bと、前記流入した室内空気を再び室内の他側に吐出するための出口部110cで構成される。前記第1空気流路110は空気が流動する経路を示すものであって、空気が流動する配管だけでなく空気が流動する空間だけで構成されてもよく、前記第2空気流路210も同様である。
前記第1空気流路110には、複数のフィルタ120、130、140、第1熱交換器150、第1送風機160が順次備えられる。
前記複数のフィルタ120、130、140は、フリーフィルタ120と、機能性フィルタ130、HEPAフィルタ140で構成され得る。
前記フリーフィルタ120は、第1空気流路110の入口部110aに備えられて室内空気に含まれた比較的大きい粒子の異物を濾過するようになる。前記機能性フィルタ130は、坑菌、抗ウイルス、アレルギーなどの有害要素を除去するためのフィルタである。前記HEPAフィルタ140は空気中の微粒子を濾過するための高性能フィルタである。
前記第1熱交換器150は前記ヒートポンプ600を構成するものであって、凝縮機または蒸発器として機能する。
前記第1送風機160は室内空気または室外空気を第1空気流路110に吸入するための吸入力を提供するものであって、第1空気流路110の出口部110c側に備えられている。
前記第2空気流路210は、一側の室外空気が流入する入口部210aと、前記ロータ部材300の第2領域320を通過する中間部210bと、前記流入した室外空気を再び室外の他側に吐出するための出口部210cで構成される。
前記第2空気流路210には、複数のフィルタ220、230、第2送風機260、第2熱交換器250、ダンパー280−1が順次備えられる。
前記第2送風機260は室外空気または室内空気を第2空気流路210に吸入するための吸入力を提供するものであって、前記第2領域320の入口側に連結された第2空気流路210の中間部210bに備えられている。
前記第2熱交換器250は前記ヒートポンプ600を構成するものであって、凝縮機または蒸発器として機能する。
前記ダンパー280−1は、前記第2熱交換器250と第2領域320との間であって、前記第2空気流路210の中間部210bとバイパス流路285−1が交差する地点に備えられる。前記バイパス流路285−1は室外に連結されている。
前記ダンパー280−1は、第2空気流路210の中間部210bを流動する空気を第2領域320とバイパス流路285−1のうちいずれか一方向に流動させるために流路方向を転換するためのものである。
前記第2空気流路210の中間部210bとバイパス流路285−1が連結されるように前記ダンパー280−1の方向が設定された場合には、第2空気流路210の入口部210aを通じて流入した室外の冷たい空気がバイパス流路285−1を通じて再び室外に排出されるため、第2領域320には室外空気が流動しない。
もし、冷たい室外空気が第2領域320を通過するようになると、第2領域320で温度が下がった吸着材が回転して第1領域310に位置するようになるため、室内に流入する空気の温度が下がって熱損失が発生するようになる。したがって、ダンパー280−1とバイパス流路285−1が備えられることによって冷たい室外空気によって熱損失が発生することを防止することができる。
前記ロータ部材300にはその内部に空気の水分を吸着するための吸着材が備えられる。前記第1領域310は第1空気流路110に連結される領域であり、第2領域320は第2空気流路210に連結された領域である。
前記第1領域310と第2領域320との間には、水分供給部500により水分が供給される第3領域330が形成されている。前記第2領域320では室外空気が通過しながら異物が吸着され得る。このように、第2領域320で異物が吸着された吸着材に水分を供給するとかびが発生し得るため、清潔な状態に維持することが難しくなる。
したがって、本実施例では水分供給部500から供給される水分が第1領域310および第2領域320と独立した第3領域330に供給されるものとして構成した。
ただし、第3領域330を独立して形成せず、第3領域330を第2領域320と一つの領域にして構成することも可能である。この場合、水分供給部500から供給される水分は第2領域320に供給されるものとして構成することができる。
除湿モード時に第1領域310に位置した吸着材は、第1空気流路110を流動する室内空気に含まれた水分を吸着し、水分を吸着した吸着材が回転して第2領域320に位置するようになると、第2空気流路210を流動する空気に水分を放出させることによって室内空気を除湿するようになる。
これと反対に加湿モード時に第3領域330に位置した吸着材は加湿空気流路540を流動する空気から水分を吸着し、水分を吸着した吸着材が回転して第1領域310に位置するようになると、第1空気流路110を流動する空気に水分を放出させることによって室内空気を加湿するようになる。
前記第1領域310と第2領域320および第3領域330は互いに分離されており、前記ロータ部材300の吸着材は中央に備えられた軸を中心に駆動部(図示されず)により回転するようになっている。
前記吸着材の表面には高分子除湿剤がコーティングされ得る。前記高分子除湿剤(Desiccant Polymer)は電解質高分子物質であって、水分と接触するとイオン化されるが、吸着材に水分が接触するようになるとイオンの濃度差による浸透圧現象により細菌が吸着材から除去されるため、坑菌効果を発生させる。
また、悪臭を発生させるアンモニアや硫化水素なども極性分子でイオン化された高分子除湿剤に付着されて奪取効果を発生させる。前記コーティングされる高分子除湿剤としては、シリカ(Silica)またはゼオライト(zeolite)が使われ得る。
前記流路転換部400は、室内空気が流入する第1流入口410、室外空気が流入する第2流入口420、前記第1領域310と連結される第1排出口430、前記第2領域320と連結される第2排出口440で構成される。
前記流路転換部400は一例として四方バルブで構成され得、その内部には前記第1流入口410を第1排出口430または第2排出口440に連結させ、前記第2流入口420を第1排出口430または第2排出口440に連結させるように連結方向転換が行われる方向転換ゲート(図示されず)が備えられ得る。
前記水分供給部500は、加湿空気流路540上に備えられて加湿空気を流動させるための第3送風機510、前記第3送風機510により供給される空気が通過する時に水分を供給するための加湿フィルタ520、前記加湿フィルタ520の下端の一部を浸漬させるための水が貯蔵される水槽530、前記水槽530に水を供給するための給水バルブ550、前記水槽530の水を排水するための排水バルブ560で構成される。
前記水槽530の内部には水が所定の水位に満たされており、前記加湿フィルタ520は前記水に下端の一部が浸漬されるように備えられている。前記加湿フィルタ520は駆動部(図示されず)により回転するものとして構成することができる。
前記加湿フィルタ520を空気が通過するようになると、加湿フィルタ520に吸着された水分が蒸発して湿った空気となって加湿空気流路540に沿って第3領域330に流動する。前記第3領域330の吸着材に水分が吸着された後、乾燥した空気は再び第3送風機510により加湿フィルタ520に流動するようになる。このように加湿空気流路540は閉流路で構成され得る。
前記給水バルブ550が備えられた給水管570は水道水が供給されるように連結され得る。前記排水バルブ560が備えられた排水管580は空気調和機の外部に連結されて水槽530の水を外部に排水可能に構成されている。
このように水分供給部500を具備するようになると、加湿量の調節が可能であり、加湿能力を向上させることができるため、快適な室内環境を作ることができる。
本実施例では、加湿フィルタ520が水に一部が浸漬されるものと例示したが、加湿フィルタ520に水を噴射するための噴射手段を具備し、前記噴射手段から噴射した水が加湿フィルタ520を濡らすものとして構成することもできる。この場合、給水管570の端部には噴射手段としてノズルが備えられ得る。
前記加湿空気流路540の内部に細菌が増殖する場合、これを除去するために紫外線を照射する紫外線殺菌ランプを具備することによって加湿空気流路540を衛生的に維持することができる。
前記ヒートポンプ600は、暖房時を基準として説明すると、冷媒を高温高圧の気体冷媒に圧縮させる圧縮機610、前記圧縮機610で圧縮された冷媒を中温高圧の液体冷媒に凝縮させる第1熱交換器150、前記第1熱交換器150で凝縮された冷媒を低温低圧の冷媒に減圧させる膨張バルブ630、前記膨張バルブ630で減圧された冷媒を低温低圧の気体冷媒に蒸発させる第2熱交換器250、前記圧縮機610の出口側に設置されて冷房と暖房時に冷媒の流れ方向を転換させる四方バルブ620で構成される。
このようなヒートポンプ600が暖房作動する場合、冷媒は圧縮機610、四方バルブ620、第1熱交換器150、膨張バルブ630、第2熱交換器250、四方バルブ620、圧縮機610に沿って循環する。以下ではこのような冷媒の循環経路を第1冷媒循環経路という。
この場合、第1熱交換器150は凝縮機として作動して第1空気流路110を流動する空気を加熱し、第2熱交換器250は蒸発器として作動して第2空気流路210を流動する空気を冷却させる。
前記ヒートポンプ600が冷房作動する場合、冷媒は圧縮機610、四方バルブ620、第2熱交換器250、膨張バルブ630、第1熱交換器150、四方バルブ620、圧縮機610に沿って循環する。以下ではこのような冷媒の循環経路を第2冷媒循環経路という。この場合、第2熱交換器250は凝縮機として作動して第2空気流路210を流動する空気を加熱し、第1熱交換器150は蒸発器として作動して第1空気流路110を流動する空気を冷却させる。
前記第1熱交換器150で加熱されるか冷却された空気はロータ部材300の第1領域310方向に流動し、前記第2熱交換器250で加熱されるか冷却された空気はロータ部材300の第2領域320方向に流動する。
以下、図2〜図7を参照して本発明による空気調和機の制御方法について説明する。
図2を参照して無給水加湿モードについて説明する。
無給水加湿モードとは、水分供給部500から第3領域330に水分が供給されていない状態で、室外空気に含まれた水分を利用して室内加湿をするモードを意味する。
流路転換部400は第1流入口410と第1排出口430が連結され、第2流入口420と第2排出口440が連結されるように方向転換ゲートは第1位置に設定される。また、第1送風機160と第2送風機260および圧縮機610がオン(On)となり、ロータ部材300は回転する。ダンパー280−1は第2送風機260から供給された室外空気が第2領域320方向に流動するように方向が設定される。
前記圧縮機610がオン(On)になると、冷媒は前記第1冷媒循環経路に沿って循環する。この場合、第1熱交換器150は凝縮機として作動して第1空気流路110を流動する空気を加熱し、第2熱交換器250は蒸発器として作動する。
一方、第1送風機160の稼動によって第1空気流路110の入口部110aを通じて流入した室内空気は、フリーフィルタ120、流路転換部400の第1流入口410と第1排出口430、機能性フィルタ130、HEPAフィルタ140を順次経た後、第1熱交換器150を通過しながら加熱された後、第1領域310を通過する。
また、第2送風機260の稼動によって第2空気流路210の入口部210aを通じて流入した室外空気は、フィルタ220、230、流路転換部400の第2流入口420と第2排出口440、第2熱交換器250を順次経た後、第2領域320を通過する。この場合、室外空気は第2領域320の吸着材に水分が吸着され、前記第2熱交換器250が蒸発器として作動して通過する室外空気の温度が低くなり、水分の吸着量が多くなる。
前記第2領域320で室外空気の水分が吸着された吸着材がロータ部材300の回転によって第1領域310に位置すると、第1熱交換器150を通過しながら加熱された室内空気が第1領域310に吸着材を通過しながら水分を蒸発させて湿った室内空気を形成させる。前記第1領域310を通過した室内空気は第1空気流路110の出口部110cを経て室内に排出される。
一方、前記第1熱交換器150で加熱によって室内空気は温度が上がってから室内に排出されるため、室内暖房の効果もある。
図3を参照して給水加湿モードについて説明する。
給水加湿モードとは、水分供給部500から第3領域330に水分を供給する状態で室内空気を加湿するモードを意味する。
流路転換部400で方向転換ゲートが第1位置に設定され、第1送風機160と第2送風機260がオン(On)となり、圧縮機610がオン(On)となって冷媒が第1冷媒循環経路に沿って循環され、ロータ部材300が回転するのは無給水加湿モードと同じである。
給水加湿モードでは、水分供給部500から第3領域330に水分が供給され、ダンパー280−1の方向がバイパス流路285−1に連結される点で無給水加湿モードと差がある。
第1送風機160の稼動によって室内空気が第1空気流路110を流動し、圧縮機610の稼動によって第1熱交換器150は凝縮機として作動することによって第1空気流路110を流動する空気を加熱するようになり、第2熱交換器250は蒸発器として作動する。
一方、水分供給部500は第3領域330に水分の供給のために給水バルブ550が開放されて水槽530には水が満たされており、第3送風機510がオン(On)となって加湿空気流路540を循環する空気は加湿フィルタ520を経ながら湿った空気となってロータ部材300の第3領域330に流動する。前記第3領域330で吸着された水分はロータ部材300の回転によって第1領域310に位置するようになる。
前記第1熱交換器150を通過しながら加熱された室内空気は、ロータ部材300の第1領域310を通過するようになる。この場合、第1領域310には第3領域330で水分を吸着した吸着材が回転して位置しているため、前記加熱された室内空気が第1領域310を通過しながら吸着材の水分を蒸発させて湿った室内空気を形成させる。前記第1領域310を通過した室内空気は第1空気流路110の出口部110cを経て室内に排出される。これによって室内加湿と共に室内暖房がなされる。
この場合、ダンパー280−1は第2空気流路210の中間部210bでバイパス流路285−1に連結されるように方向が設定され、前記第2熱交換器250を通過した室外空気は第2領域320を通過せずにバイパス流路285−1を通じて室外に排出される。
もし、冷たい室外空気を、第2領域320を通過した後、第2空気流路210の出口部210cを通じて外部に排出されるようにすると、吸着材が第2領域320から第1領域310に回転することによって冷たい室外空気の温度が伝達されるため、室内暖房のためのエネルギーがより多く消耗する問題点がある。そこで、本願発明は冷たい室外空気が第2領域320を通過せずにバイパス流路285−1を通じて室外に排出されるようにすることによって、エネルギー損失を最小化することができる。
図4を参照して除湿モードについて説明する。
除湿モードが稼動されると、流路転換部400で方向転換ゲートが第1位置に設定され、第1送風機160と第2送風機260および圧縮機610がオン(On)となり、ロータ部材300が回転し、水分供給部500から水分を供給せず、ダンパー280−1の流路方向が室外空気が第2空気流路210の出口部210c方向に流動するように設定されるのは無給水加湿モードと同じである。
除湿モード時に圧縮機610がオン(On)になると、冷媒は第2冷媒循環経路に沿って循環する。この場合、第1熱交換器150は蒸発器として作動し、第2熱交換器250は凝縮機として作動する。
第1送風機160が稼動されると、第1空気流路110の入口部110aを通じて流入した室内空気は第1熱交換器150を通過して冷却され、冷却された空気は第1領域310を通過しながら室内空気に含まれた水分が第1領域310の吸着材に吸着される。
前記第1領域310で水分が除去された室内空気は第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出される。この場合、室内に排出される空気の温度は低くなるため、室内冷房の効果もある。
第2送風機260が稼動されると、第2空気流路210の入口部210aを通じて流入した室外空気は第2熱交換器250を通過しながら加熱され、加熱された空気は第2領域320を通過するようになる。前記第1領域310で室内空気の水分を吸着したロータ部材300の吸着材が回転して第2領域320に位置するようになると、第2領域320を通過する加熱された室外空気によって吸着材の水分が蒸発し、室外空気は湿った空気状態になって第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出される。
このような過程によって室内空気の除湿がなされ、快適な室内環境を維持することができる。
図5を参照して冷房モードについて説明する。
冷房モードでは、流路転換部400で方向転換ゲートが第1位置に設定され、第1送風機160と第2送風機260がオン(On)となり、圧縮機610がオン(On)となって冷媒が第2冷媒循環経路に沿って循環され、水分供給部500から水分を供給しない点で除湿モードと同じである。したがって、第1熱交換器150は蒸発器として作動し、第2熱交換器250は凝縮機として作動する。この場合、ロータ部材300は回転するものとして構成してもよく、回転しないものとして構成してもよい。
冷房モードでは、ダンパー280−1の流路方向が第2熱交換器250を通過した室外空気がバイパス流路285−1を通じて室外に排出されるように方向が設定されることによって、室内冷房のための熱損失を最小化できる点で除湿モードと差がある。
すなわち、ダンパー280−1は第2空気流路210の中間部210bでバイパス流路285−1に連結され、第2領域320方向への連結が遮断されるように方向が設定される。したがって、前記第2熱交換器250を通過した室外空気は第2領域320を通過せずにバイパス流路285−1を通じて室外に排出される。
もし、第2熱交換器250で加熱された室外空気が第2領域320を通過した後、第2空気流路210の出口部210cを通じて外部に排出されるようにすると、第2領域320で熱を吸収した吸着材が第1領域310に回転した後、第1領域310を通過する室内空気に熱を伝達することによって、第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出される空気の温度が高くなるため、室内冷房のためのエネルギーがより多く消耗する問題点がある。そこで、本願発明は加熱された室外空気が第2領域320を通過せずにバイパス流路285−1を通じて室外に排出されるようにすることによって、冷房のためのエネルギー損失を最小化することができる。
このような過程によって室内冷房がなされる。
図6を参照して換気モードについて説明する。
換気モードが稼動されると、第1送風機160と第2送風機260が稼動される。この場合、流路転換部400の方向転換ゲートは第1流入口410と第2排出口440が連結され、第2流入口420と第1排出口430が連結される第2位置となるように設定される。また、圧縮機610はオフ(Off)状態で、水分供給部500では水分の供給が行われない。
前記第2送風機260の稼動によって第1空気流路110の入口部110aに吸入された室内空気は、流路転換部400を経て第2領域320を通過した後、第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出される。
これと同時に前記第1送風機160の稼動によって第2空気流路210の入口部210aに吸入された室外空気は、流路転換部400を経て第1領域310を通過した後、第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出される。
このような過程によって室内空気は室外に排出され、室外空気は複数のフィルタ220、130、140を経て室内に流入することによって室内空気の換気がなされる。
前記のように流路転換部400で流路転換がなされるように構成すると、換気モード時、室外空気は第2空気流路210に備えられたフィルタ220、230で濾過された後、第1空気流路110に備えられたフィルタ130、140でも濾過されるため、第1空気流路110と第2空気流路210に備えられた多くのフィルタ220、230、130、140を経ながら濾過された後に室内に流入するため、きれいな空気を室内に供給することができる。
図7を参照して加湿換気モードについて説明する。
加湿換気モードとは、水分供給部500から第3領域330に水分を供給して室内空気を加湿すると共に室内空気を換気させるモードを意味する。
加湿換気モードが稼動されると、第1送風機160と第2送風機260が稼動し、流路転換部400の方向転換ゲートが第2位置となるように設定される点では換気モードと同じである。
また、水分供給部500から第3領域330に水分が供給され、ダンパー280−1の方向がバイパス流路285−1方向に連結され、圧縮機610の稼動によって第1熱交換器150は凝縮機として作動し、第2熱交換器250は蒸発器として作動する点では給水加湿モードと同じである。
給水加湿モードで説明したのと同じ方法で、水分供給部500から供給された水分がロータ部材300の第3領域330で吸着材に吸着され、前記第3領域330で水分が吸着された吸着材はロータ部材300の回転によって第1領域310に位置するようになる。
前記第1送風機160の稼動によって第2空気流路210の入口部210aに吸入された室外空気は、流路転換部400を経て第1熱交換器150で加熱され、加熱された室外空気は第1領域310を通過しながら吸着材の水分を蒸発させて湿った空気を形成させる。前記第1領域310を通過した室外空気は第1空気流路110の出口部110cを経て室内に排出される。
前記第2送風機260の稼動によって第1空気流路110の入口部110aに吸入された室内空気は、流路転換部400を経て第2熱交換器250を通過する。この場合、ダンパー280−1は第2空気流路210の中間部210bでバイパス流路285−1に連結されるように方向が設定されている。したがって、前記第2熱交換器250を通過した室外空気は、第2領域320方向に流動せずにバイパス流路285−1を通じて室外に排出される。
もし、第2熱交換器250を経ながら冷却された室内空気が第2領域320を通過するようになると、第2領域320で温度が下がった吸着材が第1領域310に回転することによって室内に流動する室外空気の温度を低下させる可能性があるため、第1熱交換器150で室外空気の加熱のための熱エネルギーがより多く消耗し得る。そこで、本願発明は第2熱交換器250で冷却された室内空気が第2領域320を通過せずにバイパス流路285−1を通じて室外に排出されるようにすることによって、エネルギー損失を最小化することができる。
このような過程によって室内空気の加湿と共に換気がなされる。
<第2実施例>
図8を参照して本発明の第2実施例による空気調和機の構成について説明する。
第2実施例の空気調和機は、第3熱交換器170と第4熱交換器270と第1膨張バルブ630−1と第2膨張バルブ630−2が備えられたヒートポンプ600を含み、ダンパー280−2とバイパス流路285−2および第2送風機260の位置が異なる点で第1実施例と差があり、残りの構成は同じである。
前記第3熱交換器170は第1領域310と第1送風機160との間に備えられ、第1領域310を通過した空気と熱交換が行われる。前記第4熱交換器270は第2領域320と第2送風機260との間に備えられ、第2領域320を通過した空気と熱交換が行われる。
圧縮機610から供給された冷媒は、四方バルブ620で第3冷媒循環経路640−1と第4冷媒循環経路640−2のうちいずれか一つの冷媒流路を通じて循環する。前記第3冷媒循環経路640−1上には、第1熱交換器150と第1膨張バルブ630−1と第4熱交換器270が備えられる。前記第4冷媒循環経路640−2上には、第2熱交換器250と第2膨張バルブ630−2と第3熱交換器170が備えられる。
室内加湿および暖房時には前記第1熱交換器150と第4熱交換器270が凝縮機と蒸発器として作動し、室内除湿および冷房時には前記第2熱交換器250と第3熱交換器170が凝縮機と蒸発器として作動する。
また、第2空気流路210で第2領域320の出口と一側の室外間を連結する第2空気流路210には、ダンパー280−2と第4熱交換器270および第2送風機260が順次備えられる。前記ダンパー280−2が位置した第2空気流路210には、バイパス流路285−2が交差するように連結されている。前記ダンパー280−2は、空気の流動方向を設定することによってバイパス流路285−2を通じて流入した室外空気を第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出させるようにしたり、第2領域320を通過した空気を第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出させるようにする。
このような構成によると、第1空気流路110の内部と第2空気流路210の内部は常に乾燥した状態が維持され、湿気を含有した汚染された空気が室内に流入しない。すなわち、第4熱交換器270が蒸発器として作動する時、第2空気流路210の出口部210cに結露の発生は可能であるが、室内に流入せずにすべて室外に排出されるようになっており、空気流路の内部を清潔な状態に維持することができる。
また、第1熱交換器150が蒸発器として作動する時、第1空気流路110の中間部110bに結露の発生は可能であるが、水分を含有した空気が第1領域310で通過する時に第1領域310の吸着材で水分の吸着がなされるため、第1空気流路110の内部を乾燥した状態に維持することができる。また、4個の熱交換器150、250、170、270と流路転換部400が備えられることによって、一つの装置で室内冷暖房と湿度の調節、空気清浄および換気のすべてが可能である。
以下、図9〜図13を参照して本発明による空気調和機の制御方法について説明する。
図9を参照して無給水加湿モードについて説明する。
流路転換部400で方向転換ゲートが第1位置に設定され、第1送風機160と第2送風機260および圧縮機610がオン(On)となり、ロータ部材300が回転するのは第1実施例の無給水加湿モードと同じである。また、ダンパー280−2は、室外空気が第2領域320を通過した後、第2空気流路210の出口部210c方向に流動するように方向が設定される点においても第1実施例と同じである。
圧縮機610がオン(On)になると、冷媒は、四方バルブ620、第1熱交換器150、第1膨張バルブ630−1、第4熱交換器270、圧縮機610に沿って循環する。この時、冷媒が流動する経路を第3冷媒循環経路640−1という。
第1送風機160の稼動によって第1空気流路110の入口部110aを通じて流入した室内空気は、凝縮機として作動する第1熱交換器150を通過しながら加熱された後、第1領域310を通過する。
第2送風機260の稼動によって第2空気流路210の入口部210aを通じて流入した室外空気は、第2領域320を通過する。この場合、室外空気に含まれた水分は第2領域320の吸着材に吸着される。前記第2領域320を通過した室外空気は蒸発器として作動する第4熱交換器270を経た後、室外に排出される。
前記第2領域320で室外空気の水分が吸着された吸着材がロータ部材300の回転によって第1領域310に位置すると、第1熱交換器150を通過しながら加熱された室内空気が第1領域310に吸着材を通過しながら水分を蒸発させて湿った室内空気を形成させる。前記第1領域310を通過した室内空気は、第1空気流路110の出口部110cを経て室内に排出されることによって室内加湿がなされる。
この場合、第2熱交換器250と第3熱交換器170には冷媒が流れないため、室内空気と室外空気に全く影響を及ぼさない。
図10を参照して暖房および給水加湿モードについて説明する。
暖房および給水加湿モード時、流路転換部400で方向転換ゲートが第1位置に設定され、第1送風機160と第2送風機260および圧縮機610がオン(On)となり、ロータ部材300が回転するのは無給水加湿モードと同じである。また、冷媒は第3冷媒循環経路640−1に沿って流動し、第1熱交換器150が凝縮機として作動し、第4熱交換器270が蒸発器として作動する点においても同様である。
暖房および給水加湿モードでは、水分供給部500から第3領域330に水分が供給され、ダンパー280−2の方向がバイパス流路285−1から第2空気流路210の出口部210cに連結される点で無給水加湿モードと差がある。
第1送風機160の稼動によって室内空気が第1空気流路110を流動し、圧縮機610の稼動によって第1熱交換器150は凝縮機として作動し、第2熱交換器250は蒸発器として作動する。
前記第1熱交換器150を通過しながら加熱された室内空気は、ロータ部材300の第1領域310を通過するようになる。この場合、第3領域330で水分を吸着した吸着材が回転して第1領域310に位置し、前記加熱された室内空気が第1領域310を通過しながら吸着材の水分を蒸発させて湿った室内空気を形成させる。前記第1領域310を通過した室内空気は第1空気流路110の出口部110cを経て室内に排出される。これによって室内加湿と共に室内暖房がなされる。
一方、第2送風機260の稼動によって、室外空気はバイパス流路285−2を通じて流入し、第4熱交換器270を経て第2空気流路210の出口部210cを通じて他側の室外に排出される。したがって、冷たい室外空気が第2領域320を通過しないため、冷たい室外空気が第1領域310を通過する空気の温度に影響を及ぼすことを防止することができ、エネルギー損失を最小化することができる。
図11を参照して除湿および冷房モードについて説明する。
除湿および冷房モード時、流路転換部400で方向転換ゲートが第1位置に設定され、第1送風機160と第2送風機260および圧縮機610がオン(On)となり、ロータ部材300が回転し、水分供給部500から水分が供給されない点は無給水加湿モードと同じである。
除湿モード時に圧縮機610がオン(On)になると、冷媒は圧縮機610、四方バルブ620、第2熱交換器250、第2膨張バルブ630−2、第3熱交換器170、圧縮機610に沿って循環する。この時、冷媒が流動する経路を第4冷媒循環経路640−2という。
この場合、第2熱交換器250が凝縮機として作動し、第3熱交換器170が蒸発器として作動する。
第1送風機160が稼動されると、室内空気は第1領域310を通過して室内空気に含まれた水分が第1領域310の吸着材に吸着される。前記第1領域310で水分が除去された室内空気は第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出される。この場合、室内に排出される空気の温度は第3熱交換器170で低くなるため、室内冷房の効果がある。
第2送風機260が稼動されると、第2空気流路210の入口部210aを通じて流入した室外空気は第2熱交換器250を通過しながら加熱され、加熱された空気は第2領域320を通過するようになる。前記第1領域310で室内空気の水分を吸着したロータ部材300の吸着材が回転して第2領域320に位置するようになると、第2領域320を通過する加熱された室外空気によって吸着材の水分が蒸発し、室外空気は湿った空気状態になって第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出される。
このような過程によって室内空気の除湿がなされ、快適な室内環境を維持することができる。
図12を参照して空気清浄モードについて説明する。
空気清浄モード時には第1送風機160がオン(On)となり、流路転換部400の方向転換ゲートが第1位置に設定される。圧縮機610はオフ(Off)となり、水分供給部500では水分の供給が行われない。
前記第1送風機160の稼動により第1空気流路110の入口部110aを通じて流入した室内空気は、フリーフィルタ120で粒子が大きい異物の1次濾過がなされ、機能性フィルタ130でアレルギーなどの有害要素が除去された後、HEPAフィルタ140で微粒子が除去される。
前記HEPAフィルタ140を通過した室内空気は第1領域310を通過した後、第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出されることによって室内空気の清浄作用がなされる。
この場合、室内空気の臭いを除去しようとする場合には、ロータ部材300を回転させ、第2送風機260を稼動させる。
前記ロータ部材300の吸着材の表面には高分子除湿剤がコーティングされており、室内空気が吸着材の表面に接触すると臭い除去がなされる。
図13を参照して換気モードについて説明する。
換気モードが稼動されると、第1送風機160と第2送風機260が稼動される。この場合、流路転換部400の方向転換ゲートは第2位置となるように設定される。圧縮機610はオフ(Off)となり、水分供給部500では水分の供給が行われない。
前記第2送風機260の稼動によって第1空気流路110の入口部110aに吸入された室内空気は、フリーフィルタ120、流路転換部400の第1流入口410と第2排出口440を経てロータ部材300の第2領域320を通過した後、第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出される。
これと同時に前記第1送風機160の稼動によって第2空気流路210の入口部210aに吸入された室外空気は、フリーフィルタ220、ミディアムフィルタ230、流路転換部400の第2流入口420と第1排出口430、機能性フィルタ130、HEPAフィルタ140を順次経てロータ部材300の第1領域310を通過した後、第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出される。
このような過程によって室内空気は室外に排出され、室外空気は複数のフィルタ220、230、130、140を経て室内に流入することによって室内空気の換気がなされる。
前記のように流路転換部400で流路転換がなされるように構成すると、換気モード時、室外空気は第2空気流路210に備えられたフリーフィルタ220、ミディアムフィルタ230で濾過された後、第1空気流路110に備えられた機能性フィルタ130とHEPAフィルタ140でも濾過されるため、第1空気流路110と第2空気流路210に備えられた多くのフィルタ220、230、130、140を経ながら濾過された後に室内に流入するため、きれいな空気を室内に供給することができる。
また、機能性フィルタ130とHEPAフィルタ140は、加湿モード、暖房モード、空気清浄モード、除湿モード時に第1空気流路110の入口部110aを通じて流入した室内空気を濾過できるだけでなく、換気モード時に第2空気流路210の入口部210aを通じて流入した室外空気も濾過するようになるため、室内空気と室外空気を濾過するためのフィルタをそれぞれ別途具備する必要がない。
前記のような構成によると、ヒートポンプ600を利用して、2個または4個の熱交換器を利用して凝縮機と蒸発器としてそれぞれ機能させることによって、室内冷暖房と湿度の調節を一つの装置で実現することができ、冷暖房能力および湿度の調節能力を向上させることができる。
また、室内空気と室外空気の流路110、210が交差する地点に流路転換部400を具備することによって、簡単な構造によって湿度の調節と暖房と空気清浄および換気モードをすべて実現することができる。
また、第1空気流路110と第2空気流路210に、ロータ部材300の前後にヒートポンプ600を構成する4個の熱交換器150、250、170、270を具備し、前記熱交換器150、250、170、270を交互に作動させることによって各空気流路の内部を常に乾燥した状態に維持することができるため、空気調和機を清潔な状態に維持することができる。
<全熱交換可能な流路転換部>
前記では流路転換部400をダンパーで構成して流路転換だけがなされるように構成した実施例を例示したが、以下図14〜図15を参照して、流路転換部700で流路転換だけでなく全熱交換もなされるように構成した実施例について説明する。
本実施例は流路転換部400を全熱交換が行われる流路転換部700に代替したことを除いては、前述した構成が同様に備えられている。
前記流路転換部700は、第1空気流路110が入口部110aに連結されて室内空気が流入する第1流入口710、前記第1流入口710に連通する第1空間部701、第2空気流路210の入口部210aに連結されて室外空気が流入する第2流入口720、前記第2流入口720に連通する第2空間部702、前記第1空気流路110の中間部110bに連通し、前記第2空間部702と対角方向に対向するように位置する第3空間部703、前記第2空気流路210の中間部210bに連通し、前記第1空間部701と対角方向に対向するように位置する第4空間部704、前記第1〜第4空間部701、702、703、704で囲まれて室内空気と室外空気間に熱交換が行われるようにする全熱交換器760で構成される。
前記第1〜第4空間部701、702、703、704は隔壁791、792、793、794により空間的に互いに分離されている。
図14を参照する。前記第1〜第4空間部701、702、703、704の一側面を形成するカバープレート750には、第1〜第4空間部701、702、703、704に対応する位置に第1〜第4連通孔711、712、713、714がそれぞれ形成されている。
前記第1連通孔711を通じて第1空間部701と第1空気流路110の中間部110bが互いに連通し、第3連通孔713を通じて第3空間部703と第1空気流路110の中間部110bが互いに連通する。
前記第2連通孔712を通じて第2空間部702と第2空気流路210の中間部210bが互いに連通し、第4連通孔714を通じて第4空間部704と第2空気流路210の中間部210bが互いに連通する。
前記第1空間部701には第1ダンパー771が備えられている。前記第1ダンパー771は、第1空間部701の空気が全熱交換器760と第1空気流路110の中間部110bのうちいずれか一方向に流動することを許容したり遮断するためのものである。
前記第2空間部702には第2ダンパー772が備えられている。前記第2ダンパー772は、第2空間部702の空気が全熱交換器760と第2空気流路210の中間部210bのうちいずれか一方向に流動することを許容したり遮断するためのものである。
換気モードが稼動されると、図14(b)に示された通り、第1ダンパー771がヒンジ781を回転中心として回転することによって実線で表示された水平方向に位置して第1連通孔711を遮断し、図14(c)に示された通り、第2ダンパー772がヒンジ782を回転中心として回転することによって実線で表示された水平方向に位置して第2連通孔712を遮断する。
この状態で第1送風機160と第2送風機260を稼動させると、図14(b)に示された通り、室内空気は第1空気流路110の入口部110aと第1流入口710を通じて第1空間部701に流入し、第1空間部701に流入した室内空気は全熱交換器760を通過した後、第4空間部704、第2空気流路210の中間部210b、第2領域320を順次経て第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出される。
また、図14(c)に示された通り、室外空気は第2空気流路210の入口部210aと第2流入口720を通じて第2空間部702に流入し、第2空間部702に流入した室外空気は全熱交換器760を通過して前記全熱交換器760を通過する室内空気と熱交換が行われた後、第3空間部703、第1空気流路110の中間部110b、第1領域310を順次経て第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出される。
このような過程によって室内空気の換気がなされ、換気と同時に室内空気と室外空気間に全熱交換が行われるので、エネルギー消耗を減らすことができる。
前記した換気モードを除いた残りの加湿モード、暖房モード、空気清浄モード、除湿モード時流路転換部700の動作を図15を参照して説明する。
この場合、第1ダンパー771は図14(b)でのように、ヒンジ781を回転中心として回転することによって点線で示された垂直方向に位置して第1空間部701の空気が全熱交換器760方向に流動するのを遮断し、第2ダンパー772は図14(b)でのようにヒンジ782を回転中心として回転することによって点線で示された垂直方向に位置して第2空間部702の空気が全熱交換器760方向に流動するのを遮断する。
この状態で第1送風機160と第2送風機260を稼動させると、図15(b)に示された通り、第1空間部701に流入した室内空気は、第1連通孔711、第1空気流路110の中間部110b、第1領域310、第1空気流路110の出口部110cを順次経た後、室内に排出される。
また、図15(c)に示された通り、第2空間部702に流入した室外空気は、第2連通孔712、第2空気流路210の中間部210b、第2領域320を順次経て第2空気流路210の出口部210cを通じて室外に排出される。
したがって、この場合には室内空気と室外空気が全熱交換器760を通過しない。
図14と図15に示された流路転換部700を具備すると、室内空気と室外空気の流動方向を簡単な構造によって転換できると共に、必要な場合、室内空気と室外空気間に全熱交換が行われるようにすることができるため、空気調和機を多様なモードで運転することが可能である。
前記流路転換部700では、第1ダンパー771を第1連通孔711方向と全熱交換器760方向のうちいずれか一方向を択一的に開閉する構成にして例示したが、第1連通孔711を開閉するダンパーと第1空間部701から全熱交換器760への流動を開閉するダンパーを別途に構成することも可能である。これと同様に一つの第2ダンパー771の代わりに2個のダンパーで第2連通孔712と全熱交換器760への流動をそれぞれ開閉するものとして構成することもできる。
<室内空気流路に設置された水分供給部>
図16を参照する。室内空気流路である第1空気流路110上に水分供給部500−1が備えられている点で前述した各実施例と差があり、残りの構成は同じである。
前記水分供給部500−1は、第1空気流路110の出口部110cを通じて室内に排出される空気に水分を供給するようになっている。前記水分供給部500−1は、前記第1空気流路110の出口部110cを通過する空気に水分を供給する加湿フィルタ520−1と、前記加湿フィルタ520−1に水分が吸着するように水分を供給する水分供給手段であって、前記加湿フィルタ520−1の下端の一部を浸漬させるための水が貯蔵される水槽530−1と、前記水槽530−1に水を供給するために給水管570−1に備えられた給水バルブ550−1と、前記水槽530−1の水を外部に排水するために排水管580−1に備えられた排水バルブ560−1で形成されている。
このように加湿フィルタ520−1を第1空気流路110の出口部110c上に位置させ、第1送風機160の稼動によって加湿がなされるようにすると、前述した各実施例のように、別途の加湿空気流路540と第3送風機510を具備する必要がなく、ロータ部材300にも第3領域330を構成する必要がないため、製品の構成が簡単になる。
図16に示された空気調和機においても、加湿モード、暖房モード、空気清浄モード、除湿モード、冷房モード、換気モードの作動が可能である。このような各モードの動作は前述した実施例の内容に基づいて通常の技術者であれば理解できるはずであるため、詳細な説明は省略する。
以上説明した通り、本発明は前述した実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求される本発明の技術的思想から逸脱することなく当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって自明な変形実施が可能であり、このような変形実施は本発明の範囲に属する。
110 第1空気流路
120 フリーフィルタ
130 機能性フィルタ
140 HEPAフィルタ
150 第1熱交換器
160 第1送風機
210 第2空気流路
220 フリーフィルタ
230 ミディアムフィルタ
250 第2熱交換器
260 第2送風機
300 ロータ部材
310 第1領域
320 第2領域
330 第3領域
400、700 流路転換部
410 第1流入口
420 第2流入口
430 第1排出口
440 第2排出口
500、500−1 水分供給部
510 第3送風機
520、520−1 加湿フィルタ
530、530−1 水槽
540 加湿空気流路
550、550−1 給水バルブ
560、560−1 排水バルブ
570、570−1 給水管
580、580−1 排水管
600 ヒートポンプ
701 第1空間部
702 第2空間部
703 第3空間部
704 第4空間部
710 第1流入口
711 第1連通孔
712 第2連通孔
713 第3連通孔
714 第4連通孔
720 第2流入口
750 カバープレート
760 全熱交換器
791、792、793、794 隔壁

Claims (21)

  1. 両端が室内と連結された第1空気流路(110)、
    両端が室外と連結された第2空気流路(210)、
    前記第1空気流路(110)上に備えられた第1領域(310)と、前記第2空気流路(210)上に備えられた第2領域(320)と、回転によって前記第1領域(310)と第2領域(320)を交互に通過する吸着材からなるロータ部材(300)、
    前記第1領域(310)に向かって流動する空気と熱交換が行われる第1熱交換器(150)と、前記第2領域(320)に向かって流動する空気と熱交換が行われる第2熱交換器(250)を含み、前記第1熱交換器(150)と第2熱交換器(250)が凝縮機と蒸発器として交互に作動するようにすることによって、前記第1空気流路(110)を流動する空気の加熱および冷却が行われるようにするヒートポンプ(600)、
    前記ロータ部材(300)の回転と前記ヒートポンプ(600)を制御する制御部、を含む、
    空気調和機。
  2. 前記ヒートポンプ(600)は、圧縮機(610)、前記圧縮機(610)から供給された冷媒を前記第1熱交換器(150)と第2熱交換器(250)が凝縮機と蒸発器、蒸発器と凝縮機として作動転換がなされるように、前記冷媒の流動方向を転換させる四方バルブ(620)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第1熱交換器(150)が凝縮機として作動する場合には、前記第1領域(310)に流動する空気を加熱して室内加湿または暖房が行われ、前記第2熱交換器(250)が蒸発器として作動する場合には、前記第1領域(310)に流動する空気を冷却して室内除湿または冷房がなされることを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記ヒートポンプ(600)は、前記第1領域(310)と第2領域(320)をそれぞれ通過した空気と熱交換が行われる第3熱交換器(170)と第4熱交換器(270)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  5. 室内加湿または室内暖房時には前記第1熱交換器(150)と第4熱交換器(270)が凝縮機と蒸発器として作動し、室内除湿または室内冷房時には前記第2熱交換器(250)と第3熱交換器(270)が凝縮機と蒸発器として作動することを特徴とする、請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記室内加湿または室内暖房時、冷媒は、圧縮機(610)、四方バルブ(620)、第1熱交換器(150)、第1膨張バルブ630−1、第4熱交換器(270)、圧縮機(610)の順で形成される冷媒循環経路(640−1)に沿って循環して、前記第1熱交換器(150)と第4熱交換器(270)が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動し、前記室内除湿または室内冷房時、冷媒は、圧縮機(610)、四方バルブ(620)、第2熱交換器(250)、第2膨張バルブ(630−2)、第3熱交換器(170)、圧縮機(610)の順で形成される冷媒循環経路(640−2)に沿って循環して、前記第2熱交換器(250)と第3熱交換器(170)が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動することを特徴とする、請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記第2領域(320)の出口側と一側の室外間を連結する第2空気流路(210)上には第2送風機(260)が備えられ、前記第2空気流路(210)には他側の室外に連結されるバイパス流路(285−2)が連結され、前記第2空気流路(210)とバイパス流路(285−2)の交差地点には、前記第2空気流路(210)を流動する空気の流動方向を前記バイパス流路(285−2)と前記他側の室外のうちいずれか一方向に選択するためのダンパー(280−2)が備えられたことを特徴とする、請求項4に記載の空気調和機。
  8. 前記第1空気流路(110)と第2空気流路(210)が交差する地点には、前記第1空気流路(110)と第2空気流路(210)の流路方向を転換させる流路転換部(400、(700))が備えられたことを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  9. 前記第2領域(320)の入口側に連結された第2空気流路(210)上には第2送風機(260)が備えられ、前記第2空気流路(210)には室外に連結されるバイパス流路(285−1)が連結され、前記第2空気流路(210)とバイパス流路(285−1)の交差地点には前記第2空気流路(210)を流動する空気の流動方向を前記バイパス流路(285−1)と第2領域(320)のうちいずれか一方向に選択するためのダンパー(280−1)が備えられたことを特徴とする、請求項8に記載の空気調和機。
  10. 前記流路転換部(400)は、室内空気が流入する第1流入口(410)、室外空気が流入する第2流入口(420)、前記第2領域(320)と連結される第2排出口(440)、前記第1領域(310)と連結される第1排出口(430)で構成されたことを特徴とする、請求項8に記載の空気調和機。
  11. 前記流路転換部(700)は、換気モード時に室内空気と室外空気間に全熱交換が行われるようにする全熱交換器(760)を含むことを特徴とする、請求項8に記載の空気調和機。
  12. 前記流路転換部(700)は、前記第1空気流路(110)の入口部(110a)に連結される第1空間部(701)、前記第1空気流路(110)を通じて前記第1領域(310)に連結される第3空間部(703)、前記第2空気流路(210)の入口部(210a)に連結される第2空間部(702)、前記第2空気流路(210)を通じて前記第2領域(320)に連結される第4空間部(704)を含み、前記全熱交換器(760)は前記第1空間部(701)に流入した室内空気が第4空間部(704)に流動し、前記第2空間部(702)に流入した室外空気が第3空間部(703)に流動する場合、熱交換が行われることを特徴とする、請求項11に記載の空気調和機。
  13. 前記第1〜第4空間部(601、602、603、604)の一側を閉鎖するカバープレート(650)には、前記第1空間部(601)と第1空気流路(110)を連通させる第1連通孔(611)、前記第3空間部(603)と第1空気流路(110)を連通させる第3連通孔(613)、前記第2空間部(602)と第2空気流路(210)を連通させる第2連通孔(612)、前記第4空間部(604)と第2空気流路(210)を連通させる第4連通孔(614)が形成され、前記第1空間部(601)が前記第1連通孔(611)を通じて前記第1空気流路(110)に連通するようにするか、前記全熱交換器(660)を通じて前記第4空間部(604)に連通するように開閉方向が設定される少なくとも一つのダンパー(671)と、前記第2空間部(602)が前記第2連通孔(612)を通じて前記第2空気流路(110)に連通するようにするか、前記全熱交換器(660)を通じて前記第3空間部(403)に連通するように開閉方向が設定される少なくとも一つのダンパー(672)が備えられたことを特徴とする、請求項12に記載の空気調和機。
  14. 前記吸着材に水分を供給するための水分供給部(500)が備えられ、前記吸着材が回転して前記第1領域(310)に位置するようになると、前記第1空気流路(110)を流動する空気によって前記水分が蒸発して前記室内に流入することを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  15. 前記ロータ部材(300)には、前記第1領域(310)および第2領域(320)と分離された第3領域(330)が形成され、前記水分供給部(500)は前記第3領域(330)の吸着材に水分を供給することを特徴とする、請求項14に記載の空気調和機。
  16. 前記水分供給部(500)は、加湿空気流路(540)上に備えられて水分を含有する加湿フィルタ(520)、前記加湿空気流路(540)上に備えられて加湿フィルタ(520)を通過した加湿空気を流動させるための第3送風機(510)、で構成されたことを特徴とする、請求項15に記載の空気調和機。
  17. 前記第1空気流路(110)を通じて室内に排出される空気に水分を供給するための水分供給部(500−1)が備えられたことを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  18. 前記水分供給部(500−1)は、前記第1空気流路(110)を通過する空気に水分を供給する加湿フィルタ(520−1)と、前記加湿フィルタ(520−1)に水分が吸着するように水分を供給する水分供給手段で構成されたことを特徴とする、請求項17に記載の空気調和機。
  19. 両端が室内と連結された第1空気流路(110)、両端が室外と連結された第2空気流路(210)、前記第1空気流路(110)上に備えられた第1領域(310)と前記第2空気流路(210)上に備えられた第2領域(320)と回転によって前記第1領域(310)と第2領域(320)を交互に通過する吸着材からなるロータ部材(300)を含む空気調和機の制御方法であって、
    前記第1領域(310)に向かって流動する空気と熱交換が行われる第1熱交換器(150)と前記第2領域(320)に向かって流動する空気と熱交換が行われる第2熱交換器(250)で前記空気の加熱または冷却が行われるように、ヒートポンプ(600)の冷媒の流動方向が転換されるように制御する、
    空気調和機の制御方法。
  20. 前記ヒートポンプ(600)は、前記第1領域(310)と第2領域(320)をそれぞれ通過した空気と熱交換が行われる第3熱交換器(170)と第4熱交換器(270)をさらに含み、室内加湿または室内暖房時、前記第1熱交換器(150)と第4熱交換器(270)が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動するように冷媒は第1冷媒循環経路(640−1)に沿って循環し、室内除湿または室内冷房時、前記第2熱交換器(250)と第3熱交換器(170)が凝縮機と蒸発器としてそれぞれ作動するように冷媒は第2冷媒循環経路(640−2)に沿って循環し、前記ヒートポンプ(600)の四方バルブ(620)で前記第1冷媒循環経路(640−1)と第2冷媒循環経路(640−2)の選択がなされるように制御することを特徴とする、請求項19に記載の空気調和機の制御方法。
  21. 前記室内暖房時、前記第2空気流路(210)上に備えられたダンパー(280−1、280−2)の流動方向を転換して、前記第2空気流路(210)を流動する室外空気は前記第2領域(320)を通過せずに室外に排出されることを特徴とする、請求項20に記載の空気調和機の制御方法。
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