JP2019512398A - あらかじめ設定されたタイプのワークピースを生成する装置及び方法 - Google Patents

あらかじめ設定されたタイプのワークピースを生成する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギー使用の最小化及びワークピースのスケール除去時の最小の温度低下が達成されるように、単純な手段によってワークピースの生成を最適化すること。【解決手段】ワークピース12を生成する装置であって、ワークピース12のスケール除去を行うために、液体をワークピース12の表面へ噴射するジェットノズルを有する第1のジェットノズル装置14と、制御装置とを含んでいる前記装置において、制御装置に接続されたデータメモリが設けられており、該データメモリには、ワークピース12についての表面プロセスモデルの目標データをメモリ可能であり、噴射される液体によってワークピース12の表面に負荷を与える特有のエネルギー入力が、該特有のエネルギー入力と、ワークピース12についての温度低減とがそれぞれ最小値をとるように、制御装置を用いて開ループ制御可能、好ましくは閉ループ制御可能である。

Description

本発明は、請求項1の前提部分による、あらかじめ設定されたタイプのワークピースを生成する装置と、請求項8の前提部分による対応する方法とに関するものである。ワークピースは、特に熱間圧延製品である。
従来技術によれば、ワークピース、特に熱間圧延製品のスケール除去のために、ワークピースの表面へ水を高圧で噴射することが知られている。ワークピースの表面の完全なスケール除去のために、高圧噴射水が通常はスケール除去装置の複数のノズルから噴射される。この関係において、スケール、すなわち酸化鉄から成る汚濁物を圧延製品の表面から除去するために設けられたアセンブリが熱間圧延設備におけるスケール除去装置と呼ばれる。
従来技術によれば、ワークピースを生成する生産設備は、これまで、ワークピースのスケール除去のためにあらかじめ設定され、生産設備の動作において変化しない一定の動作値が設定されるように動作する。このような動作態様の欠点は、適当な最大限のスケール除去を達成するために、スケール除去装置には常に最大の圧力で高圧水を供給されることにある。これにより、例えば大きな炭素含有量及び/又は合金成分のわずかな濃度を備えた、容易にスケール除去されるべき鋼製品において、エネルギー及び使用される高圧水の量についての無駄に大きな需要が生じてしまう。容易にスケール除去されるべき鋼製品についての別の欠点は、スケール除去装置のちょうど上述の動作態様により、ワークピースの温度が必要な度合いを超えて低下し、これにより、スケール除去後にワークピースを別の加工ステップの準備のために必要に応じて再加熱する場合に、ここでも大きな加熱エネルギー量が必要となってしまうことにある。同様に、上流の加熱過程の温度コントロールも損なわれてしまう。なぜなら、圧延製品が過剰に大きくあるいは強く加熱され、これにより、ここでも追加的なスケール構造に至るためである。これまでの変化しない生産設備の動作により、スケール除去過程は、これまでの公知の熱的なプロセスモデルにおいて、動的な構成要素として考慮されていなかった。
従来の生産設備において用いられる公知のプロセスモデルは、通常、生産設備における変形技術的な過程及び/又は熱的な過程を閉ループ制御及び開ループ制御する。このとき、多くの場合、変形技術的なプロセスモデルは、パススケジュール構成及び技術的な閉ループ制御によって、最適なストリップ幾何形状を達成するという目的をもって作用する。熱的なプロセスモデルは、目的に合った加熱過程及び冷却過程を介して組織構造の調整及び閉ループ制御に用いられる。
本発明の基礎となる課題は、エネルギー使用の最小化及びワークピースのスケール除去時の最小の温度低下が、変化しない最適な生産結果において達成されるように、単純な手段によってワークピースの生成を最適化することにある。
この課題は、請求項1に記載された特徴を有する装置及び請求項8による方法により解決される。本発明の有利な発展は、各従属請求項に規定されている。
本発明による装置は、あらかじめ設定されたタイプのワークピース、特に熱間圧延製品を生成するために用いられ、ワークピースのスケール除去を行うために、液体、特に水をワークピースの表面へ高圧下で噴射することが可能な複数のジェットノズルを有する少なくとも1つの第1のジェットノズル装置と、制御装置とを含んでおり、信号技術的に制御装置に接続されたデータメモリが設けられている。このデータメモリには、あらかじめ設定されたタイプによるワークピースについての表面プロセスモデルの目標データをメモリすることができる。スケール除去のために、ジェットノズルから噴射される液体によってワークピースの表面に負荷を与える特有のエネルギー入力が、該特有のエネルギー入力と、これに関連する、ワークピースについての温度低減とがそれぞれ最小値をとるように、ワークピースのあらかじめ設定されたタイプについての表面プロセスモデルの目標データに依存して、制御装置を用いて開ループ制御可能、好ましくは閉ループ制御可能である。
同様に、本発明は、あらかじめ設定されたタイプのワークピース、好ましくは熱間圧延製品を生成する方法も意図しており、このワークピースは、複数のジェットノズルを有する少なくとも1つの第1のジェットノズル装置に対して移動方向に沿って移動する。このとき、ワークピースのスケール除去を行うために、液体、特に水がワークピースの表面へ高圧下で噴射される。制御装置は信号技術的にデータメモリに接続されており、このデータメモリには、あらかじめ設定されたタイプによるワークピースについての表面プロセスモデルの目標データがメモリされている。スケール除去のために、ジェットノズルから噴射される液体によってワークピースの表面に負荷を与える特有のエネルギー入力が、該特有のエネルギー入力と、これに関連する、ワークピースについての温度低減とがそれぞれ最小値をとるように、ワークピースのあらかじめ設定されたタイプについての表面プロセスモデルの目標データに依存して、制御装置を用いて開ループ制御され、好ましくは閉ループ制御される。
本発明は、あらかじめ設定されたタイプのワークピースを生成するときに、これまで公知のプロセスモデル、例えば変形技術的なプロセスモデル及び/又は熱的なプロセスモデルを補足する新たな表面プロセスモデルの目標データを考慮するという本質的な認識に基づいている。このような表面プロセスモデルと、この表面プロセスのために設定された、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによるワークピースのための目標データとに基づいて、ジェットノズル装置から散布される液体によってワークピースの表面に負荷を与える特有のエネルギー入力が、常にワークピースのあらかじめ設定されたタイプに適合されるとともに、あらかじめ設定された質的なスケール除去結果がまさに達成されるまで制御装置を用いて適切に開ループ制御され、好ましくは閉ループ制御される。スケール除去の各動作パラメータから得られるワークピースの冷却は、連続的にプロセスモデルへ提供される。様々な鋼等級のスケール除去に必要な様々な強度と、ジェットノズル装置の本発明による開ループ制御/閉ループ制御に応じた特有のエネルギー入力の変更とにより、高圧下での水の噴射によるワークピースの冷却率が異なることとなる。
表面プロセスモデルと、この表面プロセスモデルのために設定された、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによるワークピースについての目標データとの統合により、全プロセスモデル内で、特に熱的なプロセスモデル内で、スケール除去の前又は後に配置されたプロセスステップの設定及び作動を新たに構成することが可能となる。これらプロセスステップは、特にスケール除去過程の前に設定された加熱装置の作動であり、及び/又はスケール除去過程の後に設定された別の加熱装置、多くは誘導ヒータの作動である。ワークピースをわずかな特有のエネルギー入力によってのみスケール除去することが必要な場合については、加熱装置の温度を低減させることができる。ワークピースをより大きな特有のエネルギー入力によってスケール除去することが必要な場合については、各加熱装置の温度を上昇させることが可能である。
このようにして、本発明による方法も実行される。
本発明は、あらかじめ設定されたタイプのワークピース、好ましくは熱間圧延製品を生成するための装置及び方法を意図したものである。本発明の範囲では、ワークピースについて質的にまさに十分なスケール除去結果を達成し、これにより生じるワークピース/熱間圧延ストリップの冷却効果を設備制御のための拡張されたプロセスモデルを介して用いるために、生産設備は、その動作パラメータがちょうど必要な特有のエネルギー入力へ開ループ制御及び/又は閉ループ制御されるように動作される。このとき、あらかじめ設定された表面及び通常はスケールのない表面を得る目的で、ワークピースのスケール除去のための例えばスケール除去装置あるいはジェットノズル装置の開ループ制御及び/又は閉ループ制御に表面プロセスモデルが影響を与え、特有のエネルギー入力及びこれに関連する温度低下は、できる限りわずかに調整又は閉ループ制御される。
生産設備は、例えば熱間圧延設備である。ワークピースは、熱間圧延製品あるいは熱間圧延ストリップであり得る。ワークピースは、その移動方向において、1つ又は複数の加熱過程、冷却過程、スケール除去過程及び変形過程にさらされる。
本発明により、あらかじめ設定されたタイプのワークピースを生成するときに、このワークピースのスケール除去のための少なくとも1つの第1のジェットノズル装置が、ワークピースの実際に処理されるタイプに常に適合して、例えば所定の鋼等級をもって動作されるという利点が得られる。この目的のために、ワークピースのこの所定のタイプについてのデータメモリには、特に表面プロセスモデルの関連する目標データがメモリされている。目標データをメモリすることは、あらかじめ設定された値に基づきメモリされることができるデータにも、またモデル内の演算過程により連続的に生成され得るデータにも関するものである。そして、この目標データは、制御装置によって読み出され、適切に処理される。ジェットノズル装置のこのような需要に応じた動作態様により、ワークピースの過剰なスケール除去も、また不十分なスケール除去も回避される。ワークピースのそれぞれ所定のタイプに対応して調整される可変の動作パラメータは、有利には、スケール除去過程中の可変の、すなわち好ましくは低減されたワークピースの冷却において表出する。
様々な鋼等級は、異なる大きさの炭素含有量により区別される。このとき、ワークピースのスケール除去が容易になればなるほど、炭素含有量が大きくなるという規則が当てはまる。このことは、特に、加えて比較的大きな炭素含有量を有する非合金の鋼についても当てはまる。この背景において、本発明により、スケール除去の目的でワークピースに負荷を与える特有のエネルギー入力が、常にワークピースの所定のタイプ、及び好ましくはその炭素含有量及び合金成分含有量に適合され、これにより、水及びエネルギーの削減が保証されている。
本発明の有利な発展においては、ワークピースを加熱する加熱装置と、第1のジェットノズル装置に隣接して、及び近傍に配置された温度測定装置とが設けられており、加熱装置及び温度測定装置は、それぞれ信号技術的に制御装置に接続されている。温度測定装置を用いて、ワークピースの温度をその表面において測定することが可能である。この関係において、同様に、このデータメモリには、特に、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによるワークピースについての表面プロセスモデルの目標データもメモリされるようになっている。このとき、制御装置は、温度測定装置を用いて測定されたワークピースの温度が熱的なプロセスモデルの目標データによる目標温度と比較されるようにプログラム技術的に設置されており、この比較に基づき、加熱装置の温度が閉ループ制御可能であるか、あるいは閉ループ制御される。これにより、ワークピースの測定された温度、あるいは実際の温度がその目標温度へ一致されるという利点が得られる。合目的には、このとき、加熱装置は、ワークピースの移動方向に関して第1のジェットノズル装置の上流に配置されることができる。
スケール除去のための高圧液体の上述の最小の特有の体積流量の結果、最小限必要な熱量のみがワークピースから除去される。このような低減された冷却により、以下の利点が得られる:
−ジェットノズル装置の上流に配置された加熱装置あるいは炉の最終温度と、スケール除去装置の上流又はロールスタンドの可変の数による中間加熱に対して下流に設けられた誘導ヒータの最終温度の低減。これにより、炉あるいは誘導ヒータの加熱出力についての直接的なエネルギー削減が得られ、これにより、炉ローラが設けられている場合には、炉ローラの寿命も延長される。
−加熱装置あるいは炉の温度を維持する場合に、変形過程に必要なエネルギー需要が低減され、すなわち、ワークピースの低減された冷却に基づくワークピースのより高い温度により変形過程に必要なエネルギー需要が低減される。
−炉の温度が維持され、生じるより高い温度が低減された最終厚さを有するワークピースあるいは圧延製品を生成するために使用される場合の、生成されるべきワークピースについての製品範囲の拡大。
本発明の有利な発展においては、信号技術的に制御装置に接続された表面検査装置を設けることができ、この表面検査装置は、ワークピースの移動方向に関して、ジェットノズル装置の下流において、このジェットノズルの直近に配置されている。制御装置は、表面検査装置の信号に基づいてワークピースの表面品質を特定し、この表面品質が、ワークピースのあらかじめ設定されたタイプについての表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値と比較されるように、プログラム技術的に設置されている。この態様においては、本発明に実行に際して、表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値と比較することで、ワークピースのスケール除去品質の直接的なチェックを行うことが可能である。
本発明の有利な発展においては、ジェットノズル装置のジェットノズルと連通し、ジェットノズルに液体を供給する、信号技術的に制御装置と接続された高圧ポンプユニットが設けられている。高圧ポンプユニットは、液体をジェットノズルへ供給する圧力及び/又は体積流量が特にあらかじめ設定されたタイプによるワークピースについての表面プロセスモデルの目標データへ適合されるように、制御装置を用いて開ループ制御され、好ましくは閉ループ制御される。例えばワークピースの表面品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された適当な目標値を上回るべき場合には、ジェットノズルへ供給される液体についての圧力及び/又は体積流量が対応して低減される。このことは、逆の場合についての同様である。ワークピースの表面品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された対応する目標値を下回るべき場合には、ジェットノズルへ供給される液体についての圧力及び/又は体積流量が対応して増大される。この態様においては、ちょうど十分なスケール除去結果に必要な値にのみ特有のエネルギー入力が設定されることが保証される。上述のように、これにより、エネルギーが削減され、同時にワークピースの過剰な冷却が防止される。
高圧ポンプユニットのできる限り正確な作動のために、この高圧ポンプユニットが少なくとも1つの周波数制御器を備えていれば合目的である。
上述のように、スケール除去されるべきワークピースの表面品質が表面検査装置を用いて特定され、この表面品質が表面プロセスモデルの適当な目標値と比較される場合には、本発明の有利な発展によれば、あらかじめ設定されたタイプのワークピースの表面へジェットノズルから散布あるいは噴射される液体によって負荷を与える特有のエネルギー入力を、上記比較に依存して、制御装置を用いて開ループ制御、好ましくは閉ループ制御することが可能である。
本発明の有利な発展においては、ワークピースの表面品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を下回る場合に、ワークピースの移動方向におけるワークピースの送り速度を低減させることが可能である。逆の推論では、ワークピースの表面品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値をまだ維持する限り、ワークピースの移動方向におけるワークピースの送り速度を増大させることも可能である。これにより、本発明について、ワークピースの生成時の向上した生産性が保証される。なぜなら、上述のように、ワークピースが生産設備において移動する送り速度が、ワークピースについてのスケール除去品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値をまだ維持する限界値の方向において高められるためである。
本発明の有利な発展においては、ワークピースの表面に対してジェットノズル装置が有する間隔を、制御装置を用いて開ループ制御、好ましくは閉ループ制御することが可能である。その過程で、ワークピースの表面品質があらかじめ設定されたタイプについての表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を下回れば、ワークピースの表面に対するジェットノズル装置の間隔が低減される。逆の推論では、ワークピースの表面品質がワークピースのあらかじめ設定されたタイプについての表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を維持する限り、ワークピースの表面に対するジェットノズル装置の間隔が増大される。この態様では、表面プロセスモデルの目標データによる所望のスケール除去品質を達成するために、ジェットノズル装置が圧延製品表面に対して設けられたジェットノズルの間隔が、小さすぎるわけではなく、高圧液体によってワークピースの表面のスケール除去を行うための特有のエネルギー入力がまだ十分大きい値へ設定されることが、本発明により保証される。
本発明の有利な発展においては、第1のジェットノズル装置に隣接した配置された、複数のジェットノズルを有する第2のジェットノズル装置を設けることが可能である。ワークピースの表面品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を下回る場合には、ワークピースのスケール除去の目的で、第2のジェットノズル装置からもワークピースの表面へ液体を高圧下で散布するために、この第2のジェットノズル装置を、第1のジェットノズル装置に加えてオンすることができる。したがって、ワークピースのスケール除去が第1のジェットノズル装置の動作によるだけでは不十分であり、いずれにしてもワークピースについての所望の表面品質が達成されない場合には、上述のように、ワークピースのスケール除去を最適化あるいは強化するために、第2のジェットノズル装置が更にオンされる。
本発明の別の利点は、低減されたメンテナンスコスト及びジェットノズルの低減された摩耗にある。同様に、高圧ポンプユニットの寿命も延長され、この高圧ポンプユニットのメンテナンスコストが上述の低減された圧力レベルにより同様に低減される。
以下に、本発明の様々な実施形態及びその詳細を概略化し簡略化した図面に基づいて詳細に説明する。
本発明を実行可能な生産設備の原理的に簡略化された側面図である。 表面プロセスモデルと、熱的なプロセスモデルと、変形技術的なプロセスモデルと、これらプロセスモデルが互いにどのように通信するかという動作態様とを明確に示すための図である。 本発明を実行するためのフローチャートである。 信号技術的な接続を有する本発明による装置の概略的な側面図である。 別の実施形態に基づく本発明による装置の原理的に簡略化された平面図である。 本発明の実施を明確に示すブロック図である。 本発明の実施を明確に示すブロック図である。
本発明は、あらかじめ設定されたタイプのワークピースを生成するための装置及び方法を意図したものである。このために生産設備1が設けられており、この生産設備の構成要素が、図1において概略的で簡易化された側面図で図示されている。この生産設備1ではワークピース12が生成され、このワークピースは、好ましくは熱間圧延ストリップである。ワークピース12を、以下では常に熱間圧延ストリップと呼ぶが、これに限定されるものではない。熱間圧延ストリップ12は、所定の移動方向において、生産設備1を通って移動し、この移動は、図1では符号「X」を有する矢印で象徴化されている。
生産設備1は、とりわけ、以下の構成要素を含んでいる:
−図1では符号2.1及び2.2を有する、以下では単に「ヒータ」と呼ばれる複数の加熱装置、
−以下ではそれぞれ一般的に「ジェットノズル装置」と呼ばれ符号14を有する複数のスケール除去装置、
−熱間圧延ストリップ12が冷却、加熱及び/又はスケール除去され得る中間スタンド範囲6、
−熱間圧延ストリップ12の移動方向Xに見て中間スタンド範囲6の下流に配置された1つ又は複数の冷却装置7、
−冷却装置7の下流に配置された切断機8、及び
−熱間圧延ストリップ12を巻き取るための巻取り装置9。
ジェットノズル装置14は、複数のジェットノズル16を含んでいるとともに、図4及び図5を参照して詳細について後述される本発明による装置10の一部である。ここで、熱間圧延ストリップの表面を適切にスケール除去するために、装置10及びそのジェットノズル装置14を用いて液体18、好ましくは水が高圧下で熱間圧延ストリップ12へ噴射されることにあらかじめ言及しておく。
本発明の実行のために、すなわち、本発明による装置10及び対応する方法の動作時に、場合によっては熱的なプロセスモデル及び変形技術的なプロセスモデルに対して補足的に設けられる表面プロセスモデルが重要である。これらプロセスモデルは、図2の図表において見て取れる。この図表には、これら個々のプロセスモデルについての本質的なパラメータがマトリクスの形態で挙げられている。
表面プロセスモデルは、熱間圧延ストリップ12のための最小のエネルギー使用においてあらかじめ設定された表面品質が達成されることを基礎としている。このために、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによる熱間圧延ストリップ12についての表面プロセスモデルの目標データが、装置のデータメモリ21(図4参照)にメモリされている。
熱的なプロセスモデルは、簡易化して定式化されて、熱間圧延ストリップ12の組織構造(微細構造)に適合し、熱間圧延ストリップ12のための加熱/冷却に関連している。
変形技術的なプロセスモデルは、簡易化して定式化されて、とりわけパススケジュール演算装置(計算機、コンピュータ)、生産設備1のための設備セットアップ及び幾何学的なストリップ品質に関するものである。
図2によるマトリクスにおいて見られるように、上述の3つの全てのプロセスモジュールのためにアクチュエータが設けられている。さらに、図表は、横方向において個々の双方向矢印で象徴化されているように、個々のプロセスモデル間の可能な相互作用を明確に示している。
図3にはフローチャートが示されており、このフローチャートに基づき本発明を実行することができる。詳細には、上述の3つのプロセスモデルを有する制御ループが図3において明確に示されている。スケール除去後に熱間圧延ストリップ12の表面がスケール除去品質についてチェックされることが本質的に重要である。このことは、本発明の範囲においては表面検査装置26(図4参照)によって行われ、この表面検査装置は、熱間圧延ストリップ12の移動方向Xに関してジェットノズル装置14の下流において、この直近に配置されている。表面検査装置26によって測定された熱間圧延ストリップ12の表面の品質は、表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値と比較される。このために制御装置22が設けられており、この制御装置には、表面プロセスモデルの目標データをメモリしているデータメモリ21が信号技術的に接続されている。
図の右方において示され、「目標結果達成?」という項目を有する図3による判断部(ひし形)により、熱間圧延ストリップ12の表面において測定された表面品質が目標値を達成していない場合には、スケール除去のために、ジェットノズル18から噴射される液体によって熱間圧延ストリップ12のこの表面に負荷を与える特有のエネルギー入力が高められる。必要であれば、各プロセスモデルの関連するアクチュエータがこの目的のために適合される。
これに対して、熱間圧延ストリップ12において表面検査装置26によって測定された品質がこれについてあらかじめ設定された目標結果を達成している場合には、判断部から下方へ分岐した「イエス」により、熱間圧延ストリップ12のスケール除去のための特有のエネルギー入力が低減されることが明確に示されている。同様に、必要であれば、各プロセスモデルの関連するアクチュエータがこれに適合される。したがって、必要なスケール除去品質の達成にまさに必要であるように、熱間圧延ストリップ12の表面が常にこのように高い特有のエネルギー入力をもって、高圧下で散布される液体によって負荷を受けることが本発明によって保証される。これにより、スケール除去に必要なエネルギー及び液体の量の削減も、また熱間圧延ストリップ12のできる限りわずかな冷却も達成される。
図3によるフローチャートは、熱間圧延ストリップ12をスケール除去する所望の特有のエネルギー入力Eを設定するか、あるいは調整するための制御ループを明確に示している。このとき、熱間圧延ストリップ12についての表面品質があらかじめ設定された(図3では「目標結果」と呼ばれる)目標値が達成されるまで、上述の可能性が行われるか、あるいは適用される。
図4には、本発明による装置10の一実施形態が原理的に単純化された側面図で示されている。この実施形態によれば、装置10はいわゆるロータスケール除去装置の形態で形成されており、このロータスケール除去装置では、ジェットノズル装置14がロータヘッドの形態を備えており、このロータヘッドは、図4では単純化して「M」で象徴化された駆動手段によって回転軸線R周りに回転する。上述のように、ジェットノズル装置には複数のジェットノズル16が設けられており、これらジェットノズルから、それぞれ液体が噴射方向Sにおいて熱間圧延ストリップ12の表面20へ噴射される。ロータヘッド14は、その回転軸線Rについて垂直方向に対して角度Yだけ傾斜して配置されており、その結果、噴射方向Sは、熱間圧延ストリップ12の表面20に対する直交線と角度αをなしているとともに、移動方向Xに対して反対へ向けられている。
ジェットノズル装置14の駆動手段Mは信号技術的に制御装置22に接続されており、これは、図4の図示において点線23.3で象徴化されている。これにより、ジェットノズル装置14のロータ回転数の制御がなされる。
図4の図示では、熱間圧延ストリップ12が装置10において傍らを移動し、また装置のジェットノズル装置14が傍らを移動する移動方向が、同様に矢印「X」で象徴化されている。さらに、ここでは、熱間圧延ストリップについての送り速度が「v」で示されている。
ジェットノズル装置14は、例えば、図4において単純化して双方向矢印「H」で象徴化されている高さ調整可能なブラケットに取り付けることで、高さ調整可能に形成されている。このようなブラケットHは、アクチュエータ(図面には不図示)を備えることが可能である。このアクチュエータは信号技術的に制御装置22に接続されており、図4では点線23.5で象徴化されている。したがって、必要であれば、ジェットノズル装置14が熱間圧延ストリップ12の表面20に対して有する間隔Aは、このアクチュエータの作動によって制御装置22を用いて調整されることができる。間隔Aの低減時あるいは増大時には、これに対応して、液体18を熱間圧延ストリップ12の表面20へ噴射する、生じる特有のエネルギー入力が増大あるいは低減される。
装置10は高圧ポンプユニット24を含んでおり、この高圧ポンプユニットは制御装置22に信号技術的に接続されており、これが図4において点線23.1によって象徴的に明示されている。このとき、ジェットノズル装置14のジェットノズル16は、接続管路あるいは圧力供給管路Dを介して高圧ポンプユニット24に接続されているため、ジェットノズル16には、この圧力供給管路Dを通して液体が供給される。高圧下でジェットノズル16から熱間圧延ストリップ12の表面20へ噴射される液体18は、好ましくは水であるが、本発明において媒体である水に限定するとみなされるべきではない。
高圧ポンプユニット24の少なくとも1つのポンプは、周波数制御器25を備えている。これにより、液体18をジェットノズル16へ供給する圧力を小さなステップにおいても変更するために、高圧ポンプユニット24を制御装置22によって特に無段階に作動させることが可能である。
上述のように、装置10のデータメモリ21も同様に制御装置22に信号技術的に接続されている。これは、図4において点線23.4で象徴化されている。データメモリ21には、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによる熱間圧延ストリップ12のためのプロセスモデル、特に表面プロセスモデルの目標データがメモリされている。好ましくは、データメモリ21には、熱間圧延ストリップ12の複数の異なるあらかじめ設定されたタイプについてのプロセスモデルについての目標データがメモリされている。本発明の意味合いにおいては、ワークピースあるいは熱間圧延ストリップ12のあらかじめ設定されたタイプは、例えば、それぞれスケール除去されるべき熱間圧延ストリップの種類に応じて、あるいは異なる鋼等級について異なり得る材料等級及び材料厚さと理解される。この関係において、各熱間圧延ストリップ12についての炉内待機時間及び炉雰囲気も重要である。
表面検査装置26は光学的な測定原理に基づくことができ、この測定原理では、熱間圧延ストリップ12の表面20について3D測定がなされ、これに基づき熱間圧延ストリップ12の表面20についての高さプロファイルが導出される。
さらに、図4の図示は、表面検査装置26が熱間圧延ストリップ12の移動方向Xに関してジェットノズル装置14の下流に配置されているとともに、点線23.2で象徴化されているように制御装置22と信号技術的に接続されていることを明示している。したがって、表面検査装置26と、制御装置22における適当な評価とを用いて、熱間圧延ストリップ12の表面20におけるスケールあるいは残留スケールを検出することが可能である。このようにして、表面検査装置26は、スケール検出装置の機能を果たす。この目的のために、熱間圧延ストリップ12の上側も、また下側もチェックあるいは分析され得るように表面検査装置26が形成されている。
加えて、ここで、表面検査装置26は、スペクトル分析の測定原理に基づくことも可能であることに言及しておく。
図4による実施形態に関して、ここでは、ロータスケール除去装置としてのジェットノズル装置14の形成が本発明の説明のために例示的にのみ理解されるべきことを強調しておく。このことは、ジェットノズル装置14が同様に固定された噴射バーの形態、すなわちロータヘッドなしでも形成されることができることを意味し、個々のジェットノズルは、位置固定されて熱間圧延ストリップの表面20の方向へ向けられている。
熱間圧延ストリップ12についての送り速度vを調整あるいは変更することができるように、制御装置22も同様に装置10の適当な手段に信号技術的に接続されている。これは、図4において点線23.6で象徴化されている。
図5には、本発明による装置10の一実施形態が原理的に単純化された平面図で示されている。図4におけるものと同一の特徴には、ここではそれぞれ同一の符号が付されている。図5による平面図は、図1の生産設備1の部分範囲であり得る。
図5の実施形態では、符号14.1で第1のジェットノズル装置が示されており、この第1のジェットノズル装置は、図4による実施形態であり得る。さらに、熱間圧延ストリップ12の移動方向Xに見て第1のジェットノズル装置14.1の下流には、第2のジェットノズル装置14.2が配置されており、この第2のジェットノズル装置は、例えば複数のジェットノズル16を有する固定された冷却バーの形態で形成されることができる。両ジェットノズル装置14.1,14.2は、図4に関連して上述したように、そのジェットノズル16と共に高圧ポンプユニット24に接続されている。
図5の実施形態では、表面検査装置26は、第2のジェットノズル装置14.2の下流に配置されているとともに、同様に上述したように、信号技術的に制御装置22に接続されている。
本発明の通常動作においては、図5の実施形態について、液体18が単独で第1のジェットノズル装置14.1のジェットノズル16から熱間圧延ストリップ12の表面20へ高圧下で噴射されるように設定されている。換言すれば、このとき、第2のジェットノズル装置14.2は差し当たり動作していない。この第2のジェットノズル装置14.2は、後述するように、必要な場合にオンされる。
高圧下における液体18、好ましくは水の噴射により、ワークピース12の表面20が特有のエネルギー入力E(あるいは「噴射エネルギー」)で負荷を受け、このエネルギー入力は、以下のとおり特定される:
Figure 2019512398
ここで、
E:特有のエネルギー入力[kJ/m
I:衝撃圧[N/mm
V’spez(「’」は数式中の文字上に記載されたドットを意味する。以下同じ。):熱間圧延ストリップの幅のメートルごとの特有の体積流量[l/s・m]
v:熱間圧延ストリップの送り速度[m/s]
である。
ここで、液体18が熱間圧延ストリップ12の表面20に当たる衝撃圧は、液体がジェットノズル16から噴射される圧力及び体積にも、また、熱間圧延ストリップ12の表面20からのジェットノズル16の間隔にも依存するものである。
さらに、特有の体積流量V’spezは以下のとおり特定される:
Figure 2019512398
ここで、
V’spez:熱間圧延ストリップの幅のメートルごとの特有の体積流量[l/s・m]
V’:噴射される液体の体積流量[l/s]
b:移動方向Xにおける噴射幅[m]
である。
本発明は、以下のように機能する:
熱間圧延ストリップ12の表面20の所望のスケール除去のために、この熱間圧延ストリップは、本発明による装置10に対して移動方向Xにおいて移動する。このとき、液体18が、ジェットノズル16から高圧下で熱間圧延ストリップ12の表面20へ、好ましくはその上側にも、またその下側にも噴射される。
スケール除去されるべき熱間圧延ストリップ12の複数のあらかじめ設定されたタイプについてのプロセスモジュール、特に表面プロセスモジュールの目標データがデータメモリ21にメモリされていることを上述した。加えて、データメモリには、熱的なプロセスモデル及び/又は変形技術的なプロセスモデルについての目標データもメモリすることができ、これについて、図2のフローチャート及び対応する説明において言及している。
(不図示の)操作パネル又はこれに類するものにより、熱間圧延ストリップ12のどのタイプが装置10の傍らあるいはそのジェットノズル装置14の傍らを実際に移動するかを設定することができる。これに基づき、熱間圧延ストリップ12のまさにこのタイプについての目標データを、制御装置22によって読み出すことができるとともに、プリセット設定としてスケール除去装置あるいはジェットノズル装置14の動作のために用いることが可能である。
図6及び図7には、それぞれ本発明の更なる説明のためのブロック図が示されている。
ジェットノズル装置14(図6では「スケール除去装置」で示されている)に隣接して、及び近傍において、熱間圧延ストリップ12の温度が測定され、測定されたこの温度が「T1」で示されている。さらに、目標温度が「T2」で示されており、この目標温度は、例えばワークピース12のあらかじめ設定されたタイプの熱的なプロセスモデルによってデータメモリ21にメモリされている。これに基づき、制御装置22を用いて比較演算が実行され、この比較演算時には、測定された温度T1が目標温度T2と比較される。
図6のブロック図によれば、熱間圧延ストリップ12の移動方向Xに関してジェットノズル装置14の上流には炉46が配置されている。この炉は、図1のヒータ2.1であり得る。炉46は、当該炉46の温度が制御装置22によって調整され得るように、信号技術的に制御装置22と接続されている。このような設備構成は、図7の図示において象徴化し単純化して示されている。加えて、例えばジェットノズル14と炉46の間に加熱装置48を設けるように構成することが可能である。
図7における図示によれば、図6に関連して説明したようにジェットノズル装置14に隣接して、及び近傍で測定されるワークピース12の温度は、ジェットノズル装置14(図7では「スケール除去装置」として示されている)の下流でも、また上流でも測定されることが可能である。このことは、図7において、T(=上流)あるいはT(=下流)によって象徴化されている。このとき、これら測定される両温度T及びTは、互いに関連付けられ、つづいて、あらかじめ設定されたタイプの熱間圧延ストリップの目標温度T2と比較される。
図7のブロック図は、図5の実施例において同様に示し、説明したように、ワークピース12の移動方向Xに沿って相前後して配置された複数のジェットノズル装置14を設けることが可能であることを明確に示している。図7において右方の図示範囲において示されたジェットノズル装置14の上流及び下流において測定される温度は、ここではそれぞれ「T」及び「Tn+1」で示されている。
図7では、様々なロールスタンドが「W」によって象徴化されており、これらロールスタンドWの間には、それぞれ本発明によるスケール除去装置あるいはジェットノズル装置14が配置されている。
スケール除去後に被圧延材温度を、このためにそれぞれひつような液体18の体積流量に基づき実際に行われる熱間圧延ストリップ12の冷却へ目的に合わせて変更するために、実際の温度T1あるいは実際の温度T及びTを目標温度T2と比較する比較演算に基づき、被圧延材温度を、制御装置22を用いて、例えば炉温度あるいは誘導加熱温度の適切な制御によって調整することが可能である。
これに加えて、及び/又はこれに代えて、図6あるいは図7によるブロック図について、炉46の温度を、プロセスモデルの実際の温度T1(あるいはT及びT)及び目標温度T2に関する比較演算に依存して制御装置22を用いて調整あるいは制御することが可能である。このことは、図6に図示された制御ループによって明確に示されている。
図5の実施形態あるいは図7のブロック図を参照して、本発明によれば、図5の実施形態では符号「14.2」で示された追加的なジェットノズル装置を必要があればオンすることが可能であることに個別に言及しておく。このことは、熱間圧延ストリップ12についての表面品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を下回るべき場合には第2のジェットノズル装置14.2がオンされることを意味し、その結果、熱間圧延ストリップのスケール除去を行うために、第1のジェットノズル装置14.1のジェットノズル16からも、また第2のジェットノズル装置14.2のジェットノズル16からも液体18が高圧下で熱間圧延ストリップ12の表面20へ噴射される。もはや必要なくなると、すなわち熱間圧延ストリップ12についての必要な表面品質が再び満たされると、第2のジェットノズル装置14.2のオンが再び取り消される。換言すれば、このとき、第2のジェットノズル装置14.2は、再びオフされるか、あるいは動作停止される。
本発明の通常動作においては、唯一のジェットノズル装置、上述の例では第1のジェットノズル装置14.1のみが用いられるという事実は、エネルギー、高圧水の削減に貢献するとともに、熱間圧延ストリップのスケール除去時に熱間圧延ストリップ12の所望の最小な冷却を保証するものである。
本発明の実行時には、装置10の動作パラメータの適合も行うことができる。制御装置22を用いて高圧ポンプユニット24の適切な作動によって、液体18がジェットノズル16へ供給される圧力は、認識可能な残留スケールが最小の特有のエネルギー入力Eを下回るまで低減され、そして、この圧力は容易に再び上昇される必要がある。このとき、ジェットノズル16へ供給される液体18についての圧力は、表面品質が表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値に達する十分大きな値へ設定される。
これに加えて、及び/又はこれに代えて、特有のエネルギー入力Eの変更も、熱間圧延ストリップ12に対するジェットノズル装置の間隔Aを変更することで行われる。この目的のために、ブラケットH(図4参照)のサーボモータが制御装置22によって適切に作動される。例えば、間隔Aの拡大により特有のエネルギー入力Eが低減され、またその逆も同様である。
最後に、本発明の別の実施形態によれば、データメモリ21にメモリされた各プロセスモデルの目標データについての、装置10についての個々の動作パラメータに関する認識(情報)を考慮するか、あるいは目標データをこの認識(情報)に適合させることが可能である。この目的のために、熱間圧延ストリップ12の所定のタイプについての、データメモリ21にメモリされた目標データを、制御装置22を用いて適合あるいは書き換えることが可能である。本発明による装置10のこのような動作態様は、データメモリ21と制御装置22の間の信号技術的な接続23.4(図4参照)についての双方向矢印によって象徴化されているとともに、データメモリ21及びこのデータメモリにメモリされたプロセスモデルの目標データに関するいわゆる「ティーチイン(Teach−in)」に対応している。
1 生産設備
2.1;2.2 ヒータ
4 粗圧延機
6 中間スタンド範囲
7 冷却装置
8 切断機
9 巻取り装置
10 (本発明による)装置
12 ワークピース(特に熱間圧延ストリップ)
13 (ワークピースの)側方の縁部
14 ジェットノズル装置
14.1 第1のジェットノズル装置
14.2 第2のジェットノズル装置
16 ジェットノズル
18 液体
20 (ワークピース12の)表面
21 データメモリ
22 制御装置
23.1〜23.6 信号技術的な接続
24 高圧ポンプユニット
25 周波数制御器
26 表面検査装置
A ワークピースの表面に対するジェットノズル装置14の間隔
D 圧力供給管路
L (ジェットノズルの)長手軸線
R 回転軸線
S 噴射方向
v (ワークピースの)送り速度
X (ワークピースの)移動方向

Claims (16)

  1. あらかじめ設定されたタイプのワークピース(12)、特に熱間圧延製品を生成する装置(10)であって、前記ワークピース(12)のスケール除去を行うために、液体(18)、特に水を前記ワークピース(12)の表面(20)へ高圧下で噴射することが可能な複数のジェットノズル(16)を有する少なくとも1つの第1のジェットノズル装置(14;14.1)と、制御装置(22)とを含んでいる前記装置において、
    信号技術的(23.4)に前記制御装置(22)に接続されたデータメモリ(21)が設けられており、該データメモリ(21)には、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによる前記ワークピース(12)についての表面プロセスモデルの目標データをメモリ可能であり、スケール除去のために、前記ジェットノズル(16)から噴射される前記液体(18)によって前記ワークピース(12)の表面(20)に負荷を与える特有のエネルギー入力(E)が、該特有のエネルギー入力(E)と、これに関連する、前記ワークピース(12)についての温度低減とがそれぞれ最小値をとるように、前記ワークピース(12)の前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルの前記目標データに依存して、前記制御装置(22)を用いて開ループ制御可能、好ましくは閉ループ制御可能であることを特徴とする装置。
  2. 前記ワークピース(12)を加熱する加熱装置(2.1;2.2)と、前記ワークピース(12)の温度を測定可能な、前記ジェットノズル装置(14;14.1)に隣接して、及び近傍に配置された少なくとも1つの温度測定装置とが設けられており、前記加熱装置及び前記温度測定装置が、それぞれ信号技術的に前記制御装置(22)に接続されており、前記データメモリ(21)には、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによる前記ワークピース(12)についての熱的なプロセスモデルの目標データをメモリ可能であり、前記温度センサを用いて測定された前記ワークピース(12)の温度が前記熱的なプロセスモデルの前記目標データによる目標温度と比較可能であるように、及びこの比較に基づき、前記加熱装置の温度を閉ループ制御可能であるように、前記制御装置(22)がプログラム技術的に設置されていること、並びに好ましくは、前記加熱装置(2.1)が前記ワークピース(12)の移動方向(X)に関して前記第1のジェットノズル装置(14;14.1)の上流に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装置(10)。
  3. 前記制御装置(22)と信号技術的に接続された表面検査装置(26)が設けられており、該表面検査装置が、前記ワークピース(12)の移動方向(X)に関して前記ジェットノズル装置(14)の下流において、該ジェットノズル装置の直近に配置されており、前記ワークピース(12)の表面品質が、前記表面検査装置(26)の信号に基づいて特定され、ワークピース(12)の前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値と比較されるように、前記制御装置(22)がプログラム技術的に設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置(10)。
  4. 前記制御装置(22)と信号技術的に接続された高圧ポンプユニット(24)が設けられており、該高圧ポンプユニットが、前記ジェット噴射装置(14)のジェットノズル(16)と連通しているとともに、前記ジェットノズル(16)へ前記液体(18)を供給し、前記高圧ポンプユニット(24)が、前記制御装置(22)によって開ループ制御可能、好ましくは閉ループ制御可能であり、その結果、前記液体(18)を前記ジェットノズル(16)へ供給する圧力を変更可能であり、好ましくは、前記ワークピース(12)の表面品質があらかじめ設定された目標値を上回るか、又は下回る場合に、前記ジェットノズル(16)へ供給される前記液体(18)についての圧力が対応して低減又は増大されることを特徴とする特に請求項3、又は請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置(10)。
  5. 前記高圧ポンプユニット(24)が少なくとも1つの周波数制御器(25)を備えていることを特徴とする請求項4に記載の装置(10)。
  6. 前記ジェットノズル装置(14;14.1;14.2)が前記ワークピース(12)の表面(20)に対して有する間隔(A)を、前記制御装置(22)を用いて開ループ制御可能、好ましくは閉ループ制御可能であり、前記ワークピース(12)の表面品質がワークピースの前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を下回る場合に、前記ワークピース(12)の前記表面(20)に対する前記ジェットノズル装置(14;14.1;14.2)の前記間隔(A)を低減可能であるか、又は前記ワークピース(12)の表面品質がワークピース(12)の前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を維持する限り、前記ワークピース(12)の前記表面(20)に対する前記ジェットノズル装置(14;14.1,14.2)の前記間隔(A)を拡大可能であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の装置(10)。
  7. 前記第1のジェットノズル装置(14;14.1)に隣接して配置された、複数のジェットノズル(16)を有する第2のジェットノズル装置(14.2)が設けられており、前記ワークピース(12)の表面品質が前記表面プロセスモデルの前記あらかじめ設定された目標値を下回る場合に、前記第1のジェットノズル装置(14;14.1)に加えて前記第2のジェットノズル装置(14.2)をオン可能であり、そして、前記ワークピース(12)のスケール除去を行うために、前記オンされた第2のジェットノズル装置(14.2)から液体(18)を高圧下で前記ワークピース(12)の表面(20)へ噴射可能であることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の装置(10)。
  8. あらかじめ設定されたタイプのワークピース(12)、好ましくは熱間圧延製品を生成する方法であって、前記ワークピースが、複数のジェットノズル(16)を有する少なくとも1つの第1のジェットノズル装置(14;14.1)に対して移動方向(X)に沿って移動し、前記ワークピース(12)のスケール除去を行うために、液体(18)、特に水が前記ワークピース(12)の表面(20)へ高圧下で噴射される、前記方法において、
    制御装置(22)が信号技術的に(23.4)データメモリ(21)に接続されており、該データメモリ(21)には、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによる前記ワークピース(12)についての表面プロセスモデルの目標データがメモリされており、スケール除去のために、前記ジェットノズル(16)から噴射される前記液体(18)によって前記ワークピース(12)の表面(20)に負荷を与える特有のエネルギー入力(E)が、該特有のエネルギー入力(E)と、これに関連する、前記ワークピース(12)についての温度低減とがそれぞれ最小値をとるように、前記ワークピース(12)の前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルの前記目標データに依存して開ループ制御され、好ましくは閉ループ制御されることを特徴とする方法。
  9. 前記データメモリ(21)には、少なくとも1つのあらかじめ設定されたタイプによる前記ワークピース(12)についての熱的なプロセスモデルの目標データがメモリされており、信号技術的に前記制御装置(22)と接続された加熱装置(2.1;2.2)が前記ワークピース(12)を加熱するために設けられており、前記ワークピース(12)の温度が、前記ジェットノズル装置(14;14.1)に隣接して、及び近傍で測定されるとともに、比較演算によって、前記熱的なプロセスモデルの前記目標データによる目標温度と比較され、つづいて、前記加熱装置(2.1;2.2)の温度が、前記制御装置(22)を用いて、前記ワークピース(12)の測定された温度と、前記熱的なプロセスモデルの前記目標データによる前記ワークピースの目標温度とに依存して閉ループ制御され、その結果、前記ワークピース(12)の測定された、あるいは実際の温度がその目標温度へ一致されること、並びに好ましくは、前記加熱装置(2.2)が前記ジェットノズル装置(14;14.1)の上流に配置されていることを特徴とする8に記載の方法。
  10. 前記液体(18)を前記ジェットノズル(16)へ供給する圧力及び/又は体積流量を、あらかじめ設定されたタイプによる前記ワークピース(12)についての前記表面プロセスモデルの前記目標データへ適合させるために、前記ジェットノズル(16)へ前記液体(18)を供給する高圧ポンプユニット(24)が、前記制御装置(22)を用いて開ループ制御され、好ましくは閉ループ制御されることを特徴とする請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記制御装置(22)と信号技術的に(23.2)接続された表面検査装置(26)が設けられており、該表面検査装置が、前記ワークピース(12)の移動方向(X)に関して前記ジェットノズル装置(14;14.1)の下流において、該ジェットノズル装置の直近に配置されており、前記ワークピース(12)の表面(20)に残留したスケールが前記表面検査装置(26)によって検出され、前記ワークピース(12)の表面品質が、前記表面検査装置(26)の信号に基づいて特定され、ワークピース(12)の前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値と比較されるように、前記制御装置(22)がプログラム技術的に設置されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記表面検査装置(26)の信号に基づき特定された表面品質の、あらかじめ設定されたタイプによるワークピース(12)についての前記表面プロセスモデルの適当な目標値との比較に依存して、前記あらかじめ設定されたタイプの前記ワークピース(12)の表面(20)に前記ジェットノズル(16)から噴射される前記液体(18)によって負荷を与える特有のエネルギー入力(E)が前記制御装置(22)を用いて開ループ制御され、好ましくは閉ループ制御されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記ワークピース(12)の表面品質があらかじめ設定された目標値を下回る場合に、前記ジェットノズル(16)へ供給される前記液体(18)についての圧力及び/又は体積流量(V’)が増大されること、又は前記ワークピース(12)の表面品質が前記あらかじめ設定された目標値を維持する限り、前記ジェットノズル(16)へ供給される前記液体(18)についての圧力及び/又は体積流量(V’)が低減されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記ワークピース(12)の表面品質が前記表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を下回る場合に、前記ワークピース(12)のその移動方向(X)における送り速度(v)が低減されること、又は前記ワークピース(12)の表面品質が前記表面プロセスモデルの前記あらかじめ設定された目標値を維持する限り、前記ワークピース(12)のその移動方向(X)における送り速度(v)が増大されることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記ジェットノズル装置(14;14.1;14.2)が前記ワークピース(12)の表面(20)に対して有する間隔(A)を、前記制御装置(22)を用いて開ループ制御し、好ましくは閉ループ制御し、前記ワークピース(12)の表面品質がワークピースの前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を下回る場合に、前記ワークピース(12)の前記表面(20)に対する前記ジェットノズル装置(14;14.1;14.2)の前記間隔(A)が低減され、又は前記ワークピース(12)の表面品質がワークピース(12)の前記あらかじめ設定されたタイプについての前記表面プロセスモデルのあらかじめ設定された目標値を維持する限り、前記ワークピース(12)の前記表面(20)に対する前記ジェットノズル装置(14;14.1,14.2)の前記間隔(A)が拡大されることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記第1のジェットノズル装置(14;14.1)に隣接して配置された第2のジェットノズル装置(14.2)が設けられており、前記ワークピース(12)の表面品質が前記表面プロセスモデルの前記あらかじめ設定された目標値を下回る場合に、前記第1のジェットノズル装置(14;14.1)に加えて前記第2のジェットノズル装置(14.2)がオンされ、そして、前記ワークピース(12)のスケール除去を行うために、前記オンされた第2のジェットノズル装置(14.2)から液体(18)が高圧下で前記ワークピース(12)の表面(20)へ噴射されることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
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