JP2019512347A - 分析物データを受信するための受信機を作動する方法、受信機、およびコンピュータプログラム製品 - Google Patents

分析物データを受信するための受信機を作動する方法、受信機、およびコンピュータプログラム製品 Download PDF

Info

Publication number
JP2019512347A
JP2019512347A JP2018551242A JP2018551242A JP2019512347A JP 2019512347 A JP2019512347 A JP 2019512347A JP 2018551242 A JP2018551242 A JP 2018551242A JP 2018551242 A JP2018551242 A JP 2018551242A JP 2019512347 A JP2019512347 A JP 2019512347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analyte
receiver
analyte value
interval time
biosensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018551242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7088840B2 (ja
JP2019512347A5 (ja
Inventor
シュウェンカー、カイ−オリヴァー
ミュークリッツ、カールステン
フーバー−トス、アンドレアス
ブーツ、フェリクス
Original Assignee
エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト, エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト filed Critical エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
Publication of JP2019512347A publication Critical patent/JP2019512347A/ja
Publication of JP2019512347A5 publication Critical patent/JP2019512347A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7088840B2 publication Critical patent/JP7088840B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14532Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring glucose, e.g. by tissue impedance measurement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/72Signal processing specially adapted for physiological signals or for diagnostic purposes
    • A61B5/7271Specific aspects of physiological measurement analysis
    • A61B5/7275Determining trends in physiological measurement data; Predicting development of a medical condition based on physiological measurements, e.g. determining a risk factor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/74Details of notification to user or communication with user or patient ; user input means
    • A61B5/746Alarms related to a physiological condition, e.g. details of setting alarm thresholds or avoiding false alarms
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H50/00ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
    • G16H50/30ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for calculating health indices; for individual health risk assessment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

本開示は、分析物値を検出することによって分析物をモニタリングしているバイオセンサから分析物データを受信するための受信機を作動する方法であって、受信機(1)で、第1の間隔時間が適用される時間間隔で分析物をモニタリングするバイオセンサ(8)によって検出された分析物値を受信することと、前記受信機(1)で現在の分析物値を受信することと、前記分析物値の変化レートを提供することと、前記現在の分析物値、前記第1の間隔時間および前記変化レートをもとに将来の分析物値を決定することと、前記分析物値に関する分析物値範囲を提供することと、第2の間隔時間を設定することであって、前記第2の間隔時間は、前記将来の分析物値が前記分析物値範囲の外側にある場合、前記第1の間隔時間より短く、および前記将来の分析物値が分前記析物値範囲内にある場合、前記第1の間隔時間と等しいかそれより長く、ならびに前記受信機(1)において、前記第2の間隔時間が適用される時間間隔で一またはそれ以上の以降の分析物値を受信することとを含む方法に関する。また、受信ユニット(2)と、前記受信ユニット(2)に接続されるプロセッサ(3)とを備える受信機(1)が提供される。さらに、コンピュータ製品が提供される。

Description

本開示は、分析物データを受信するための受信機を作動する方法、受信機、およびコンピュータプログラム製品に関する。
グルコースモニタリングは、糖尿病を患う人々が疾患を管理し、およびそれに関連する問題を回避することに役立つ。人は食物、身体活動、および薬物治療に関する決断を下すためにグルコースモニタリングを使用することができる。グルコースレベルを監視するための一般的な方法は、不連続的モニタリングを行うことである。このような監視は、通常、血液サンプルを得るために自動ランシング装置を用いて指先を穿刺すること、および、その後血液サンプルのグルコースレベルを測定するためにグルコースメータを使用すること、を含む。このようなモニタリングはスポットモニタリングとも称される。
代替的に、または追加で、持続グルコースモニタリング(CGM)が適用されてもよい。CGMのためのシステムは、グルコースレベルを監視するために皮膚下に挿入された人体センサを使用し得る。センサは、数日間から数週間のあいだ、定位置にとどまり、そしてその後、取り換えられなくてはならない。送信器は、グルコースレベルを示す分析物値またはレベルに関する情報を、センサから例えばモニタ装置などの受信機へと無線および/または有線でのデータ送信を介して送る。
特許文献1には、分析物センサシステムにインストールされたバッテリの寿命を延ばすための方法が開示されている。該方法は、第1の時間で第1の分析物値を測定することおよび予想される第2の分析物値と共に測定された第1の分析物値を送信させることとを含んでいる。第2の時間での第2の分析物値を測定し、そして、測定された第2の分析物値と予想された第2の分析物値との間の差異が所定の範囲内にあるかどうかが決定される。差異が所定の範囲内である場合は、測定された第2の分析物値の送信がスキップされる。
特許文献2は、センサユニットおよび受信ユニットを備える医療システムを開示している。センサユニットは、被験者の時間依存的特徴を示すセンサデータを作成するように、そして、作成されたセンサデータ中の時間依存的変化の分析によって決定される間隔で受信機へとデータを送信するように適合されている。受信ユニットは、予め定められていないレートでセンサデータを受信するように適合されている。このような構成により、センサデータは、所定の方針にしたがって必要であると考えられた場合のみ送信され得、したがって、データ送信に関するエネルギー消費を低減する。方針は、実際のセンサデータ値において変化が無いかまたは小さな変化しかない場合にスキップされるようにセンサデータの送信が設定され得る。一方で、センサデータ値における速い変化の場合には、センサデータはより高いレートで送信され得る。
特許文献3は、通信モードから電力削減モードへの切り替えにともなって、受信機の起動頻度を第1の頻度値へと始めに設定することによる、そして、所定の電力削減タイムアウト期間のあいだに通信開始データフレームが受信されない場合には、受信機の起動頻度を第1の頻度値よりも小さい第2の頻度値に設定することによる、血糖システムの構成要素のあいだでの無線でのデータの送信のための方法を開示している。通信開始データフレームは、プリアンブル期間が第1の頻度値に対応するサイクル期間の長さを超えるように送信され、そして、応答期間内にコントローラによって応答が受信されない場合、通信開始データフレームが、プレアンブル期間が増大されて、第2の頻度値に対応するサイクル期間の長さを超えるように、適合され、そして再送信される。
特許文献4は、プラスマイナス5秒の時間ウィンドウ内でランダムに、すなわち時間が替わるように、1分間に一度送信するように構成されているトランスミッタを備えるモニタリングシステムを開示している。電力を浪費しないために、受信機は10秒の受信ウィンドウの全てのあいだは関連する発信器のために待機しておらず、データパケットが対応する送信機から送られてくるであろうことがわかっている所定の時間においてだけ待機する。
特許文献5は、MDテレメトリシステムを備えた携帯式医療装置(MD)およびCDテレメトリを備えた通信装置(CD)を備える医療システムを開示する。CDテレメトリシステムは、MDテレメトリシステムへとメッセージを送るまたはMDテレメトリシステムからメッセージを受信し、ここで、医療装置および通信装置のうちの少なくとも1つが、複数の電子モジュールを備えており、モジュールの少なくとも1つは、使用されていない場合に、少なくとも一部の時間において、起動状態から電力節約状態へと切り替えられ、そして必要とされる場合に起動状態へと再度切り替えられ、および、ここで、MDプロセッサの少なくとも1つは、必要に応じて、複数の電子モジュールへと電力およびクロック信号を適用する。
国際公開第2015/094981号 米国特許出願第2009/0118592号明細書 欧州特許第2011283号明細書 米国特許第8622903号明細書 米国特許第6958705号明細書
本発明は、分析物データを受信するための受信機を作動するための方法、および、分析物データを集めるプロセスにおける作動が改良されている受信機を提供することを目的としている。特には、受信機およびバイオセンサを含む構成においてエネルギーまたは電力消費が低減される。
本発明の開示によれば、独立請求項1および14にそれぞれしたがって、分析物データを受信するための受信機を作動する方法および受信機が提供される。さらに、請求項15にしたがって、コンピュータプログラム製品が提供される。代替的な実施形態は、従属クレームに開示されている。
本開示の一形態によれば、分析物値を検出することによって分析物をモニタリングしているバイオセンサから分析物データを受信するための受信機を作動する方法が提供される。方法は、第1の間隔時間が適用される時間間隔で分析物をモニタリングするバイオセンサによって検出された分析物値を受信機で受信することと、受信機で現在の分析物値を受信することと、分析物値の変化レートを提供し、現在の分析物値、第1の間隔時間および変化レートをもとに将来の分析物値を決定し、そして、分析物値に関する分析物値範囲を提供することと、を含んでいる。第2の間隔時間が設定されるが、ここで、将来の分析物値が分析物値範囲の外側にある場合、第2の間隔時間は第1の間隔時間より短く、および、将来の分析物値が分析物値範囲内にある場合、第2の間隔時間は第1の間隔時間と等しいかよりそれより長い。受信機において、一またはそれ以上の以降の分析物値は、第2の間隔時間が適用される時間間隔で受信される。
他の形態によれば、受信ユニット、および受信ユニットに接続されるプロセッサを備える受信機が提供される。プロセッサは、受信機ユニットを介して、第1の間隔時間が適用される時間間隔で分析物をモニタリングするバイオセンサによって検出された分析物値を受信するように、現在の分析物値を受信するように、分析物値の変化レートを提供するように、現在の分析物値および第1の間隔時間ならびに変化レートに基づいて将来の分析物値を決定しかつ分析物値に関する分析物値範囲を提供するように構成される。第2の間隔時間がセットされる。将来の分析物値が分析物値範囲の外側にある場合、第2の間隔時間は、第1の間隔時間よりも短く、そして、将来の分析物値が分析物値範囲内にある場合、第2の間隔時間は、第1の間隔時間と等しいかまたは長い。第2の間隔時間が適用される時間間隔で一またはそれ以上の以後の分析物値が受信されるように受信機が接続される。
さらなる形態によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。
現在の分析物値、第1の間隔時間、および変化レートをもとに将来の分析物値を決定することは、外挿法と称されるかもしれない。
分析物値に関する変化レートを提供すること、将来の分析物値を決定すること、分析物値に関する分析物値範囲を提供すること、および、第2の間隔時間を設定することのうちの少なくとも1つは、受信機で実施または実行され得る。代替として、このような工程の一またはそれ以上が、データ送信のために受信機におよび任意にはバイオセンサに接続されているリモートコントロール装置中で実行されてもよい。バイオセンサおよび/または例えば薬剤送出ポンプなどのいくつかの他の医療装置を備える携帯用のまたは持ち運び可能な装置を構成することも予測され得る。
以後の分析物値のうちの一番始めのものは、現在の分析物値が受信された後に受信される次の分析物値であり得る。代替的には、以後の分析物値のうちの一番始めのものは、現在の分析物値を受信する工程に続いて受信された一またはそれ以上の追加の分析物値の後に受信され得る。
将来の分析物値およびそれに応じて後に続く工程を決定することは、受信機によって受信された分析物値のそれぞれについて行われてもよい。
変化レートは、時間において起こり得る増加(正の変化レート)または起こり得る減少(負の変化レート)を示し得る。
受信機における分析物値に関する変化レートは、最大の変化レートであってもよい。代替的にまたは追加で、最小の変化レートが第2の間隔時間を設定する際に使用されるために提供されてもよい。最大の変化レートおよび/または最小の変化レートは、それぞれ、最大の生理学的変化レートおよび/または最小の生理学的変化レートであり得る。例えば、グルコースモニタリングの形態において、グルコースレベルの平均の、最大の生理学的変化レートとして約5mg/dLが適用されるかもしれない。生理学的変化レートは、患者にとって、個別化されたまたは患者特異的な生理学的変化レートであり得る。
分析物値範囲は、ユーザインプットの受信に応じて設定され得、したがって、ユーザは、受信機で一またはそれ以上の分析物値を受信する連続的なイベントのあいだの期間を画定する間隔時間の制御を与えられ得る。例えば、ユーザは、ユーザインプットによって第1および第2の閾値を規定することができ、したがって、第1から第2の閾値までに範囲内にある分析物値を参照する分析物値範囲を規定することができる。ユーザインプットは、受信機で受信され得る。
分析物値範囲は、予め規定された分析物値範囲であってもよい。グルコースレベル測定に関して、予め規定された分析物値範囲は、40〜90mg/dLまたは50〜80mg/dLである下限から、140〜200mg/dLまたは160〜180mg/dLである上限までの範囲であるかもしれない。
第1および第2の間隔時間は、それぞれ、受信機で分析物値(複数の分析物値)を受信するという連続的なイベントのあいだの期間を画定する。このような受信は、バイオセンサによって検出された単一の分析物値の受信であってもよい。代替的に、バイオセンサによってそれ以前に検出された一連の分析物値がそのようなイベントにおいて受信されてもよい。分析物値群のうちの分析物値は、例えば平均の分析物値または分析物値の中央値を決定するために、受信機において処理されてもよい。
第1および第2の間隔時間は、等しい時間間隔を画定していてもよく、このような等しいまたは同一の時間間隔は、受信機で分析物値(複数の分析物値)を受信する連続的なイベント間での同じ時間間隔によって特徴づけられ得る。
バイオセンサにおいて、タイムスタンプが受信機に送られた分析物値のそれぞれに割り当てられてもよく、ここでタイムスタンプは、それぞれの分析物値の個々のサンプル時間を示している。サンプル時間は、分析物値がバイオセンサによって感知された、または作成された時点を参照している。サンプル時間周期が画定されてもよく、ここで、サンプル時間周期は、バイオセンサによって分析物値を感知する連続的なイベントのあいだの周期を画定している。サンプル時間周期に関する情報は、受信機に提供され得る。
受信機で受信された一またはそれ以上の以降の分析物値は、バイオセンサによって最も直近で感知されたまたは作成された少なくとも1つの分析物値を含み得る。受信機は、受信された分析物値に関するタイムスタンプ情報を分析し得る。最も直近の分析物値に割り当てられるタイムスタンプによって示されている時点と、最も直近の分析物値の直前に受信された分析物値に割り当てられるタイムスタンプによって示されている時点とのあいだの時間間隔が、第1または第2の間隔時間より大きいと受信機が決定したならば、受信機は、最も直近の分析物値の検出と最も直近の分析物値の直前に受信された分析物値の検出とのあいだのそのような中間の時間周期において感知されたまたは作成された不足している分析物値をバイオセンサに送信するように要求し得る。
分析物値は、受信機で、無線のデータ通信および有線のデータ通信のうちの一つによって受信され得る。受信機は、プロセッサに接続されているトランシーバユニットを備えていてもよい。プロセッサは、分析物値、分析物値範囲、および分析物値の変化レートのうちの少なくとも1つなどのデータを処理するように構成され得る。
受信機は、携帯型装置、ラップトップ、携帯電話およびスマートウオッチなどのモバイル装置、ならびにリモートコントローラ内に備えられ得る。受信機は、例えば薬剤送出医療システムなどの医療システムの作動を制御するように構成され得る。代替的には、受信機は、デスクトップコンピュータなどの非携帯型の装置内に備えられていてもよい。
プロセッサは、現在の分析物値、分析物値の変化レート、分析物値範囲、一またはそれ以上の以降の分析物値、ならびに第1および第2の間隔時間のうちの一つ、のうちの少なくとも1つを表示するためのディスプレイなどのアウトプット装置に接続されていてもよい。受信機は、受信ユニットおよびプロセッサに少なくとも接続されている電力源を備え得る。ディスプレイが存在している場合、電力原は、ディスプレイ装置にも同様に接続され得る。
バイオセンサは、体液中の分析物をモニタリングするように構成されていてもよい。例えば、体液のグルコースレベルがモニタリングされ得る。しかしながら、開示される技術は、他の分析物に関しても同様に使用され得る。
プロセッサは、バイオセンサから分析物のデータを受信するための受信機を作動する方法を実施するための機械可読の指示書を備えていてもよい。
分析物値の受信は、連続的な分析物モニタリングにおいてバイオセンサによって検出された分析物値を受信することを含んでいてもよい。連続的な分析物モニタリングにおいて感知された分析物値は、受信機で定期的に受信され得る。代替的には、分析物値の受信は、断続的な/非連続的なモニタリングにおける分析物値の受信を含んでいてもよい。ユーザが分析物値転送のきっかけをもたらしてもよく、そして、バイオセンサは連続的に測定する。このような実施形態において、バイオセンサからの分析物値を示すデータは、ユーザの要求に応じて受信機によって受信される。分析物値は、不定期で受信される。
方法は、さらに、現在のモニタリングシークエンスにおいてバイオセンサによって検出された分析物値を受信すること、および、現在のモニタリングシークエンスとは異なる過去のモニタリングシークエンスにおいてバイオセンサによって検出された分析物値から分析物値範囲を決定することを含んでいてもよい。本実施形態または他の実施形態に関して、過去のモニタリングを分析することは、また、遡及的分析と称され得る。例えば連続的または非連続的な/不連続な分析物モニタリングにおいて提供される過去のモニタリングシークエンスまたはシリーズは、現在のモニタリングシークエンスが開始される前に終了され得る。例えば、現在のおよび過去のモニタリングシークエンスは、異なる日に行われ得る。代替的には、現在のおよび過去のモニタリングシークエンスは、一日のうちの異なる時間、例えば朝および午後などに行われてもよい。また、過去のおよび現在のモニタリングシークエンスを異なる週で、しかしながら同じ曜日に行うということも予測され得る。最大および最小の分析物値範囲のうちの少なくとも1つが、過去のモニタリングシークエンスでバイオセンサによって検出された分析物値の分析から決定され得る。
変化レートを提供することは、以下の群から選択される変化レートを提供することを含み得る:分析物値に関する、現在の変化レート、最大の生理学的に起こり得るおよび臨床的に(経験的に)決定される変化レート、および患者特異的な変化レート。個別化された変化レートとも呼ばれ得る患者特異的な変化レートは、種々の種類の分析物測定から決定されていてもよい。例えば、患者に関するグルコースレベルの変化レートは、血糖測定から決定され得、一方、例えば間質などに存在する分析物値は、バイオセンサによって検出される。分析物値は、間質液中で測定されてもよい。グルコース測定は、皮下で実行されてもよい。間質液中での測定は、血糖レベルを示すものである。持続的グルコースモニタリングは、ユーザの作用なしに頻繁にまたは自動的に分析物値を提供する/最新のものとする、リアルタイムまたは準連続的なモニタリング手法として実行されてもよいことが予期され得る。
変化レートを提供することは、過去のモニタリングシークエンスにおいてバイオセンサによって検出された分析物値の分析から変化レートを決定することを含んでいてもよい。最大および最小の変化レートのうちの少なくとも1つが、過去のモニタリングシークエンスまたはシリーズにおいてバイオセンサによって検出された分析物値の分析から決定され得る(遡及的分析)。過去のモニタリングから決定される最大の変化レートおよび/または最小の変化レートは、それぞれ、最大の生理学的変化レートおよび/または最小の生理学的変化レートであり得る。過去のモニタリングシークエンスの分析から、個別化されたまたは患者特異的変化レートが、その患者に関して決定され得る。このような代替的な実施形態において、過去のモニタリングおよび現在のモニタリングが、同じ患者に対して実施され得る。過去のモニタリングシークエンスから決定される変化レートの情報は、患者特異的な最大の生理学的変化レートおよび患者特異的な最小の生理学的変化レートのうちの少なくとも一つを示しているデータを含み得る。
変化レートを提供することは、一群の変化レート値から1つの変化レート値を選択することを含んでいてもよく、ここで、変化レート値のそれぞれは、分析物値に関する変化レートを示している。例えば、受信機において、種々の変化レート値が、一日のうちの時間(朝、午後)に依存して与えられるかもしれない。また、種々の変化レート値が、患者の活動、例えば睡眠または身体運動などに依存して適用されてもよい。変化レートは、オフィスで働いている人間とスポーツなどのなんらかの身体運動を行っている人間とでは異なり得る。選択することは、一日のうちの区分(夜/昼)、患者特異的パターン、および特に行動的に関するパターンのうちの少なくとも一つに基づき得る。
方法は、さらに、決定パラメータを決定すること、および、決定パラメータに基づいて変化レート値を選択することを含んでいてもよい。決定パラメータは、例えば、一日のうちの区分、昼間、食事などのイベント、および、例えば身体活動、スポーツ、病気およびストレスなどの人の身体的状態のうちの少なくとも一つを規定し得る。追加で、または代替的に、人(患者)の身体的状態は、例えば、病気および/またはストレスなどの決定基準として考慮され得る。変化レート値は、互いに異なる決定パラメータに関して同じであるかもしれない。例えば、特定の場合において、変化レートは、朝および午後のそれぞれに割り当てられる一日のうちの時間パラメータに関して同じであり得る。代替的な実施形態において、異なる変化レートが、決定パラメータを異ならせるように割り当てられるかもしれない。例えば、身体的に可能な最大の変化レート(最大の身体的変化レート)および/または身体的に可能な最小の変化レート(最小の身体的変化レート)は、異なる決定パラメータ、例えば一日のうちの異なる時間(朝、夜;昼間、夜間)などに関して異なっていてもよい。例として、より低い最大の変化レートが、夜間と比較して昼間に適用され得る。変化レートの異なる限度を提供することに応じて、間隔時間の決定が動的調整プロセスを導くであろう。追加でまたは代替的に、身体的に可能な最大の変化レートおよび/または身体的に可能な最小の変化レートは、人(患者)の身体活動および例えばインシュリン摂取などのいくつかの他のイベントのうちの少なくとも一つに依存して選択され得る。
第2の間隔時間を設定することは、少なくとも一つの以降のステップが次に実行されるのはいつであるのかということを規定する修正のパラメータを決定すること、将来の分析物値を決定すること、および、第2の間隔時間を設定することを含み得る。第2の間隔時間を設定することに加えて、修正のパラメータは、受信機で将来の分析物値を受信するというさらなる形態を規定する。例えば、修正のパラメータは、将来の分析物値の次の決定および第2の間隔時間のさらなる設定に先立って受信される分析物値の数を規定し得る。代替的にまたは追加で、修正のパラメータは、将来の分析物値の次の決定までの周期を画定してもよく、そして、次の工程が実行される。修正パラメータは、例えば、バイオセンサと受信機との間の接続が許されていない最大の時間間隔を画定していてもよく、これによって安全対策が実施され得る。
イベントを検出することに応じて、現在の分析物値が、バイオセンサから受信され得る。イベントは、受信機で受信されるユーザインプットであってもよい。例えば、そのようなユーザインプットは、受信機のアウトプット装置、例えばディスプレイなどを起動すること、および/または受信機で例えば分析物値分析ツールなどのソフトウェアアプリケーションを開始することを意味し得る。第1または第2の間隔時間が設定される時間間隔で分析物値を受信することは、受信機で分析物値を規則的に受信することを規定していてもよい。イベントを検出することに応じて、現在の分析物値が、バイオセンサから受信され得、このような現在の分析物値の受信は、受信機への定期の分析物値送信のモード内にはないものである。
イベントを検出することに応じて、第1または第2の間隔時間が適用される時間の間隔で分析物値の受信が中断されてもよい。イベントを検出することに応じてバイオセンサから受信器への現在の分析物値を送信することは、定期の伝達モードを中断させるであろう。現在の分析物値が受信された後、第1または第2の間隔時間が適用される定期の送信モードが再開され得る。代替的には、第2の間隔時間を設定することは、上述されるような現在の分析物値を受信することおよび分析することに応じてなされてもよい。
現在の分析物値を受信することは、さらに、第1または第2の間隔時間が適用される時間の間隔において分析物値を受信することを中断することのないバックグラウンドプロセスにおいて現在の分析物値を受信することを含んでいてもよい。現在の分析物値を受信する前および後で、送信の定期的なモードは継続している。バックグラウンドプロセスは、現在の分析物値を受信していることについて受信機のユーザに知らせることなく、受信機によって実行され得る。
イベントを検出することは、さらに、受信機および受信機に接続されているコントロール装置のうちの少なくとも一つによってユーザインプットおよび受信機に接続されているセンサによるサンサシグナルのうちの少なくとも一つを検出することを含んでいてもよい。コントロール装置は、コントロール装置のインプットユニットを通じてユーザインプットを受信し得る。コントロール装置は、携帯型または非携帯型の装置において受信機とともに備えられていてもよい。例えば、ユーザインプットはキーボードまたはタッチサンサ式ディスプレイを介して受信され得る。例えば、ユーザは、ユーザインプットを提供することによって現在の分析物値の送信を開始し得る。代替的にまたは追加で、現在の分析物値は、サンサシグナルに応じて受信機で受信されてもよい。例えば、サンサは、日中の光を検出するための光サンサであってもよく、これにより、現在の日中の光/一日のうちの時間に関する情報を提供し得る。代替的にまたは追加で、サンサシグナルは、マイク、加速度計、および/またはカメラによって提供されてもよい。また、受信機の動きおよび/または加速度を検出するサンサもまた備えられていてもよい。代替として、ユーザは、ユーザインプットにより身体活動および/または食事の摂取といったイベントに関する情報を提供してもよい。このような、またはほかの情報は変化レート値を決定するために受信機のプロセッサによって処理され得る。
方法はさらに、将来の分析物値、変化レート、および第2の間隔時間のうちの少なくとも一つに基づいて、制御パラメータが制御パラメータ閾値を超えているかどうかを決定すること、および、もし制御パラメータが制御パラメータ閾値を超えていたら、バイオセンサからの一またはそれ以上の以降の分析物値を受信器で受信することを含んでいてもよく、ここで一またはそれ以上の以降の分析物値は、第2の間隔時間と比較して短い修正された間隔時間内に受信される。将来の分析物値、変化レート、および第2の間隔時間のうちの少なくとも一つは、制御パラメータ閾値と比較される制御パラメータを決定するために処理され得る。これによって、決定された第2の間隔時間が、バイオセンサから分析物値を受信するための受信機を作動する方法において任意に適用され得るいくつかの追加の要件と矛盾することが回避され得る。
第2の間隔時間を設定することは、受信機とバイオセンサとの間を接続するという装置の連続的なイベント間の周期を設定することを含んでいてもよく、ここで、装置の接続は、受信機とバイオセンサとの間でデータ送信のための接続を確立することを含んでいる。第1または第2の間隔時間はそれぞれ、装置の接続を確立するという連続的なイベント間の周期を画定し得る。第1の装置接続プロセスは、装置ペアリングと称される開始プロセスを含んでいてもよく、装置ペアリングは、受信機とバイオセンサとの間の安全かつ暗号化されたデータ送信のための接続を確立することを含んでいてもよい。安全かつ暗号化されたデータ送信のために構成される接続(通信チャネル)を確立することまたは設定することは、2つの装置間で安全なデータ交換のための鍵(安全鍵)を交換することを含んでいてもよい。最初の装置ペアリングが終了した後、装置ペアリングまたは鍵交換を繰り返すことなしに再接続が行われてもよい。再接続することは、接続が中断されたかたまたは停止した後、例えば、時間間隔によって画定されるデータ通信の連続的なイベントの間の周期のあいだ、通信チャネルとも称され得るバイオセンサと受信機との間の接続を確立することを含む。続いて、接続が確立された後、バイオセンサによって検出された分析物値が、受信機で受信され得る。一実施形態において、制御シグナルは、受信機からバイオセンサに送信されてもよく、ここで、制御シグナルは、装置接続プロセスの終わりと一またはそれ以上の分析物値を受信機に送信する開始点とのあいだの時間遅延を画定する。代替的に、第1および/または第2の間隔時間に関して、周期は、一またはそれ以上の分析物値の以前の送信が開始された時点に関連して決定され得る。
次いで、代替の形態が制御パラメータを決定することに関して記載される。
例えば、第2の間隔時間は、制御パラメータを備えていてもよい。このような制御パラメータは、例えばユーザインプットによって受信機に提供される最大の間隔時間(制御パラメータ閾値)と比較され得る。決定された第2の間隔時間が最大の間隔時間よりも長い場合、一またはそれ以上の以降の分析物値の送信は、より早くに、例えば、第2の間隔時間よりも短い最大の間隔時間の経過後に実行されてもよい。
代替的な実施形態でまたは追加で、制御パラメータを制御し、そして、制御パラメータが制御パラメータ閾値を超えていることが発見された場合に警告シグナルを出力するソフトウェアアルゴリズムまたはモジュールがあってもよい。そのような場合には、一またはそれ以上の以降の分析物値の送信は、警告シグナルが出力されたならば、第2の間隔時間の終了の前に開始され得る。
将来の分析物値および第2の間隔時間のうちの少なくとも一つなどの外挿値(複数の外挿値)に基づいて制御パラメータを決定することに先立って、制御パラメータ(現在の制御パラメータ)が、例えば現在の分析物値および第1の間隔時間のうちの少なくとも一つなどの最新値を基に決定されてもよい。続いて、最新のまたは現在の制御パラメータが受信機のメモリに保管され得る。追加でまたは代替的に、制御パラメータを決定しおよびそれを最大の制御パラメータと比較するように構成されているソフトウェアモジュールのコピーが、受信機のメモリに保管されてもよい。
反対に、外挿値(複数の外挿値)に基づいて決定される制御パラメータが、受信機のメモリに保管することから省かれてもよく、これによって、記憶容量を節約することができる。制御パラメータを決定することおよび制御パラメータを最大の制御パラメータと比較することに関連する電子データを、そのような比較が終了した後に受信機において削除することが予期され得る。
代替的な実施形態において、制御パラメータは、例えば少なくとも一つの値に対して適用される決定のための方法またはプロセスなどの方法またはプロセスの結果として提供されてもよい。値としては例えば以下のものが挙げられる:受信された分析物値、分析物値の変化レート、分析物値範囲の範囲内にあるまたは範囲の外側にある分析物値を連続的に受信した時間の周期、一定の周期にわたって投与された基礎のまたは追加のインシュリンの量など。方法またはプロセスは、糖尿病の管理の分野に適用される任意の方法であり得、例えば、
a)一定の時間ウィンドウ内で一定のグルコース濃度範囲から外れるグルコース分析物値であるリスクを決定するために適切な方法、
b)一定の時間ウィンドウ内で低血糖である濃度範囲内にあるグルコース分析物値であるリスクを決定するために適切な方法、
c)患者のグルコース濃度を変化させるために適した基礎量のインシュリンボーラスを決定するために適切な方法であって、一定の時間ウィンドウ内でグルコース濃度を一定の濃度範囲内にさせることのできる方法、および
(d)好ましくは患者のグルコース濃度を変化させるために適切な現在投与されている基礎量の一次的な停止または低減を決定するために適切な方法であって、一定の時間ウィンドウ内でグルコース濃度を一定の濃度範囲内にさせることのできる方法。
このような方法またはプロセスおよび方法またはプロセスによって処理される対応する値、対応する制御パラメータ閾値、および対応するトリガーされた警告の実施形態は、本明細書において開示されているおよび例えば米国特許出願第8562587号明細書、欧州特許出願第2748747号明細書、国際公開第2008/057384号および米国特許出願第2014/0046159号明細書などに開示されている技術において使用され得る。
グルコース測定またはモニタリングに関して、グルコースレベルまたはグルコース値は、例えばスポットモニタリングなどを介して血液試料を分析することによって、および、代替的または追加で、完全にまたは部分的に留置されたサンサを介した持続グルコースモニタリング(CGM)によって決定され得る。一般的に、CGMの意味において、血液中でのグルコース値またはレベルを示す分析物値またはレベルが決定され得る。分析物値は、間質液中で測定されてもよい。測定は、皮下でまたはインビボで実行されてもよい。CGMは、分析物値をユーザからの作用なしに頻繁にまたは自動的に提供する/アップデートするほぼリアルタイムなまたは準連続的なモニタリング手法として実行され得る。代替的な実施形態において、分析物は、点眼薬を通してコンタクトレンズ中のバイオセンサで測定されてもよいし、経皮的測定を介して皮膚上のバイオセンサで汗中で測定されてもよい。
上記の代替的な実施形態は、受信機に準用されてもよい。
代替的な実施形態において、分析物値を検出することによって分析物をモニタリングするバイオセンサからの分析物値を受信するための受信機を作動させる方法が提供され得る。方法は、異なる時点で分析物をモニタリングするバイオセンサによって検出されたグルコースレベルなどの分析物値を受信機に提供すること、例えばグルコースレベルの変化レートなどの分析物値の変化レートを提供すること、分析物値またはレベルの第1の閾値を超える現在の分析物値を決定すること、一またはそれ以上の現在の分析物値が分析物値の第1の閾値を超えた後、現在の分析物値が分析物値の第1の閾値よりも大きいが、分析物値の第2の閾値よりも小さい時間の期間を測定すること、バイオセンサによって検出される将来のまたは以降の分析物値を受信機で受信する次のイベントのための送信時期を、現在の分析物値、変化レートおよび期間から選択される参照の分析物値に基づいて画定すること、とを含む。
分析物値の第1および第2の閾値は、受信機で受信されるユーザインプットをもとに規定されるかまたは設定され得る。例えば、送信時期は、バイオセンサからの分析物値を受信機上で受信するための修正されたまたは新規の間隔時間を画定することによって決定され得る。
このような間隔時間は、分析物値を受信する単一のイベントに、または、分析物値を受信する一連のイベントに適用され得る。このような代替的な方法に関して、上述される形態が準用されてもよい。
バイオセンサから受信機への、ユーザによって規定された分析物値の送信の代替的な実施形態は、受信機の電力消費の、ユーザによる制御を提供する。具体的には、ユーザインプットに応じて、受信機への分析物値の送信の頻度が制御され得る。ユーザは受信機への分析物値の送信をユーザインプットによって頻度をより高くまたはより低く実行するように決定することができる。
一般的に、受信機で分析物値を受信することに適用される時間の間隔は、約10分よりも長くならないように制限されてもよい。代替的な実施形態において、約20分である時間制限が適用されてもよく、また、別の代替的な実施形態において、約30分の時間制限が適用されてもよい。上限は、受信機における時間間隔として設定されてもよい。上限は、受信機におけるユーザインプットに応じて提供され得る。上限は、ユーザ特異的な時間の上限であり得る。
代替的な実施形態において、分析物値を検出することによって分析物をモニタリングするバイオセンサからの分析物値を受信するための受信機を作動する方法が提供される。方法は、受信機において、第1の間隔時間が適用される時間の間隔で分析物をモニタリングするバイオセンサによって検出される分析物値を受信すること、受信機で現在の分析物値を受信すること、分析物値の変化レートを提供すること、現在の分析物値、第1の間隔時間、および変化レートに基づいて将来の分析物値を決定すること、および、将来の分析物値を決定することに応じて、第1の間隔時間とは異なる第2の間隔時間を設定すること、を含む。さらに、第2の間隔時間を決定した後、制限パラメータが制限パラメータ閾値を超えているかどうかが決定される。制限パラメータが制限パラメータ閾値を超えて場合、一またはそれ以上の以降の分析物値がバイオセンサから受信機に受信され、ここで、一またはそれ以上の以降の分析物値は、第2の間隔時間と比較して短い修正された間隔時間内に受信される。修正された間隔時間は、第1の間隔時間とも異なっていてよい。
制御パラメータに関して、それは、本明細書において代替的な実施形態として記載される方法またはプロセスの結果として提供されてもよい。
図1は、バイオセンサおよび受信機を備える医療システムの概略図を示す。 図2は、分析物をモニタリングするバイオセンサからの分析物データまたは分析物値を受信するための受信機を作動する方法に関する概略図を示す。 図3は、現在のグルコース値に依存した間隔時間を図示するものである。 図4は、現在のグルコース値に依存した間隔時間をさらに図示するものである。 図5は、受信機で受信される時間に依存した分析物値の概略図を示す。 図6は、継時的なグルコース濃度を図示する図である。
図1は、グルコースレベルを示す分析物モニタリングデータを自動的に分析するためのシステムの形態を一般的に示している。システムは、一般的に、トランシーバユニット2およびプロセッサ3を備える受信機1を備えている。代替的に、複数のプロセッサが提供されてもよい。プロセッサ3に接続されているトランシーバユニット2は、電子データを受信しおよび送信するように構成されているデータインターフェースを備える。また、受信機1は、プロセッサ3に接続されて例えば機械可読の指示書などである電子データ、例えばソフトウェアアプリケーションなどを保管するためのメモリ4を備える。図1に示されている形態にしたがって、受信機1は、任意には、ユーザインプットを受信するように構成されているインプット装置5、および、例えばディスプレイを通じて電子データを出力するように構成されている出力装置6とを備える。インプット装置5および出力装置6は受信機1に組み込まれるように構成されていてもよい。例えば、共通のハウジングが提供されてもよく、ここで、共通のハウジングは、受信機1、インプット装置5、および出力装置6を備える。代替的に、インプット装置5および出力装置6のうちの少なくとも一つは受信機1から分離可能であってもよい。代替的な実施形態において、無線のデータ通信を介したデータインプットおよびデータ出力のために構成されている外部のトランシーバが受信機1に、取り外し可能に、例えばUSBポートを通して、接続されていてもよい。
ヒューマンマシーンインターフェース7は、出力装置6に、任意にはインプット装置5に、通信可能に接続される。
機械可読の指示書は、システム中で受信機1を作動するためにプロセッサ3によって実行されるように備えられ得る。受信機1を作動するためのシステムおよび方法の様々な実施形態が本明細書においてより詳細に記載されるであろう。
プロセッサ3は、コントローラ、組み込まれている回路、マイクロチップ、コンピュータ、または、機械可読の指示書を実行することのできる任意の他の演算装置であり得る。メモリ4は、RAM,ROM,フラッシュメモリ、ハードドライブ、または機械可読の指示書を保管することのできる任意の他の装置であり得る。
本明細書において記載される実施形態において、プロセッサ3は、受信機1に一体化されていてもよい。しかしながら、複数のプロセッサが備えられている場合、このようなプロセッサは、受信機1、および、例えばグルコースメータ、薬物送出装置、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、例えばラップトップ、タブレットまたはスマートフォンなどの携帯型演算装置、デスクトップコンピュータ、またはクラウドもしくはウェブベースの技術を介して、かつ、少なくとも受信機1に通信可能に接続されているサーバなどでの一またはそれ以上のシステムのさらなる個別な要素内に、離間して位置されていてもよいことが留意されるであろう。少なくとも一つの実施形態において、そのような装置は、タッチスクリーンと、例えば本明細書中で開示されているような演算的アルゴリズムおよび/またはプロセスおよび例えば電子メールプログラム、カレンダーを提供するためのカレンダープログラムなどのアプリケーションを処理する演算能力とを備え得ると同時に、そしてまた、セルラー方式の、無線のおよび/または有線の接続性と、グルコースメータ、デジタルメディアプレーヤ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、GPSナビゲーションユニット、およびウェブページにアクセスを可能にし、かつそれを適切に表示することのできるウェブブラウザのうちの一またはそれ以上の機能とを提供し得ることが理解されるであろう。したがって、システムは、それぞれが、一またはそれ以上の他の要素と通信可能に接続されている少なくとも一つのプロセッサを備える複数の要素を備え得る。よって、システムは、任意のまたは本明細書で記載されている機械可読の指示書を実行するための分散されたコンピューティングアレンジメントを利用し得る。
システムは、さらに、出力装置6からのシグナルを受信し、および、図画での、文字でのおよび/または聴覚性の情報を提示するための受信機1に通信可能に接続されたヒューマン−マシンインターフェース7を備える。ヒューマン−マシンインターフェース7は、例えば、液晶ディスプレイ、薄膜トランジスタディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、容量性または感応性タッチスクリーン、またはプロセッサから、光学出力、または、例えばスピーカー、メディア上の情報を表示するためのプリンターなどの機械出力などへシグナルを転送するための任意の他の装置などの電子ディスプレイ、を備えていてもよい。
本開示の実施形態はまた、機械可読の指示書中にコンパイルまたはアセンブルされ得、および、機械可読のメディアに保管され得る、ロジック、または、例えばプロセッサによって直接実行され得る機械言語などのプログラミング言語、もしくはアセンブリ言語、オブジェクト指向プログラミング、スクリプト言語、マイクロコードなどで書かれたアルゴリズムを含む機械可読の指示書を備えていてもよい。代替的には、ロジックまたはアルゴリズムは、フィールドプログラマブルゲートアレイ構成または特定用途向け集積回路(ASIC)のどちらかを介して実行されるようなハードウェア記述言語、およびそれらの等価物で書かれていてもよい。したがって、機械可読の指示書は、予めプログラムされたハードウェア要素として、または、ハードウェアおよびソフトウェア要素の組み合わせとして、任意の従来のコンピュータプログラミング言語で実行され得る。さらに、機械可読の指示書は、例えば、有線で、広域ネットワークで、ローカルエリアネットワークで、パーソナルエリアネットワークなどで通信可能に接続されている様々な要素上に分配され得る。したがって、システムの任意の要素が、インターネットまたはワールドワイドウェブ上でシグナルを送信することができる。
さらに図1を参照して、図示されている例示のシステムは、生物学的または例えばグルコースなどの分析物の特性を示す分析物データを提供するために、トランシーバユニット2を通じて受信機1に通信可能に接続されているバイオセンサ8を備えていてもよい。トランシーバユニット2は、受信機側のトランシーバを備える。バイオセンサ8は、電子データを送信するおよび受信するように構成されているセンサ側トランシーバを備えている。
受信機1で受信された生物学的または分析物データは、少なくとも部分的には、メモリ4に保管され得る。人体中に少なくとも一部分が埋め込み可能なボディセンサとして提供され得るバイオセンサは、トランシーバユニット2へと直接的に、または、中間装置9を介して、接続され得る。中間装置9は、バイオセンサ8から測定データ(分析物値)を受信するように、および、受信機1への送信前に測定データを中間装置9内でローカルに処理してまたは処理しないで受信機1へと測定データを送信するように、構成され得る。図1にしたがって、バイオセンサ8は、リモート制御装置10に接続されていてもよい。リモート制御装置10は、バイオセンサ8と受信機1とのあいだのデータ送信を、任意には中間装置9を通じて、制御するように構成され得る。例えば、バイオセンサ8は、リモート制御10によって作動/停止(ターンオン/オフ)され得る。一実施形態において、バイオセンサ8は、バッテリ電源を節約するためにリモート制御10によってシグナルの感知をできなくさせる(ターンオフ)ようにされ得る。作動(ターンオン)後、バイオセンサ8は測定データをサンプリングできる状態となり、そのようなサンプリングは受信機1によって制御され得る。別の実施形態において、バイオセンサ8は、データ送信に関してできなくなるようにされ得るが、センサは依然として生物学的または分析物値を示している測定シグナルを感知することはできるような状態にされ得る。
一実施形態において、バイオセンサ8は、患者の皮膚下に載置された時に、グルコースレベル(例えばグルコース濃度)を検出または感知するように構成されているグルコースセンサである。具体的には、皮下に置かれたバイオセンサが提供され得る。例えば、バイオ8は、交換が必要とされるまで2、3日のあいだ皮膚下で着用される使い捨てグルコースセンサであってもよい。上記で記載されているように、バイオセンサ8は、受信機1に通信可能に接続され得る。したがって、グルコースセンサの場合、バイオセンサ8は、例えばスマートフォンもしくはリモート制御装置などの携帯型装置またはスマートグルコースメータなどに通信可能に接続され得、そして、携帯型のCGMデータ、すなわちセンサの寿命のあいだずっと連続的にサンプリングされるグルコースデータを提供し得る。
図2の略図を参照して、受信機1を作動するための方法の実施形態が記載される。
工程20において、受信機1が提供され、直接的にまたは中間装置9を通じて間接的に、無線でおよび/または有線のデータ通信ラインによって、バイオセンサ8へと接続される。バイオセンサ8は、分析物値を検出することによって分析物をモニタリングしている。バイオセンサ8は、患者の皮膚下に部分的にまたは完全に埋め込まれ得る。例えば、バイオセンサ8は、間質液中で、分析物の濃度を皮下測定するように構成され得る。
分析物をモニタリングしているバイオセンサ8によって検出される分析物値は、工程21において受信機1で受信される。分析物値は、第1の間隔時間が適用される時間間隔で受信される。第1の間隔時間は、一またはそれ以上の分析物値を受信する連続的なイベントのあいだの周期を画定する。装置を接続することであって、例えばバイオセンサ8と受信機1との間の(安全な)データ送信のための接続(通信チャネル)を確立する装置を接続することに応じ、その次に、受信することが続く。安全なデータ送信が可能である接続(安全な接続、安全な通信チャネル)は、バイオセンサ8と受信機1との間での鍵の交換によって確立され得る。
初めての装置を接続する場合であって、接続を通じて受信機1で一またはそれ以上の分析物値を実際に受信する前である場合、いわゆる装置ペアリングプロセスが受信機1とバイオセンサ8との間で提供される。装置ペアリングプロセスは、受信機1とバイオセンサ8との間のデータ通信のための接続を確立するための最初のプロセスである。ペアリングプロセスによって、一方向性または二方向性のデータ送信ラインまたは接続が装置間で確立される。例えばブルートゥース(登録商標)装置のペアリングに関してなどで公知の、接続を通じた装置ペアリングの確定に応じて、一またはそれ以上の分析物値が、バイオセンサ8から受信機1へと直ちにまたは時間遅延的様式で送信され得る。
例えばセンサ側トランシーバユニット8aを通じて、バイオセンサ8は、「ペアリング可能」というシグナルを連続的に送り得る。このようなシグナルは、バイオセンサ8がデータ送信のために他の装置とペアリングされ得ることを示している。「ペアリング可能」というシグナルの検出に応じて、受信機1はペアリングプロセスを開始し得る。
一またはそれ以上の分析物値は、バイオセンサ8から受信機1へと直接的に送信され得る。代替的な実施形態において、データ通信は、任意には、中間装置9を通じて提供され得る。中間装置9がデータ通信に寄与する場合、装置ペアリングは、一方で受信機1と中間装置9との間で、および他方で中間装置9とバイオセンサ8との間で行われ得、これにより、中間装置9を通じたバイオセンサ8からの受信機1への間接的なデータ移動が確立される。
装置ペアリングに関連するデータ交換およびそれに続く一またはそれ以上の分析物値に関連するデータの送信の両方に関して、暗号化されたデータが受信機1、バイオセンサ8、および任意には中間装置9などの要素間で送信され得る。例えば、装置ペアリングに関連するデータは暗号化されず、しかしながら一またはそれ以上の分析物値が暗号化されたデータによって送信されてもよい。
ペアリングプロセスは、受信機1のデータ送信の範囲内またはその近辺でのバイオセンサ8の検出に応じて、受信機1によって開始されてもよい。例えば、トランシーバユニット2は、ブルートゥース機能が備えられている装置を検出するための観察機能を同様に含むブルートゥース機能性を備えていてもよい。
装置ペアリングのプロセスが存在する場合、第1の間隔時間は、受信機1で一またはそれ以上の分析物値を受信することが後に続く装置ペアリングの連続的なイベントのあいだの周期を画定し得る。代替的には、第1の間隔時間は受信機1で一またはそれ以上の分析物値を受信することがその後に続く、装置接続/装置再接続の連続的なイベントのあいだの周期を画定してもよい。装置ペアリングに続いて、バイオセンサ8と受信機1との間のデータ送信の接続が装置ペアリングを再び行うことなく、確立または再確立され得る。
周期は、以前の装置ペアリングおよび以前の装置接続のうちの一つが開始された時点に関連して画定され得る。代替的には、バイオセンサ8から受信機1への分析物値の送信である以前のイベントが終了した時点に関連して画定され得、ここで、以前のイベントは、受信機1で一またはそれ以上の分析物値を受信することが次に続く装置ペアリングを含んでいてもよい。
一実施形態において、制御シグナルは、受信機1からバイオセンサ8へと送信され得、これは、ペアリングプロセス/装置接続プロセスの終了と受信機1への一またはそれ以上の分析物値の送信の開始時点とのあいだの時間遅延を画定するものである。代替的には、周期は、以前の一またはそれ以上の分析物値の送信が開始された時点と関連して画定されてもよい。
例えば分析物値を受信するイベントは、受信機1および/またはリモート制御装置10に備えられている制御機構によって引き起こされ得る。制御機構は、少なくとも部分的に、機械可読の指示書によって実行され得る。
工程22において、現在の分析物値が受信機1で受信される。さらに、分析物値の変化レートは、工程23において受信機に提供される。このような変化レートは、分析物値または分析物レベルの時間を経た可能な変化を特徴づける。一実施形態において、変化レートは、最大の変化レート、例えば生理学的に可能である変化レートを規定していてもよい。変化レートは、最も直近の分析物値のシリーズを基に受信機1によって評価され得る。ここで、シリーズは、例えば、最も直近の15、10、5または2分にわたる分析物値を含んでいてもよい。これらの分析物値を結ぶ(近似された(fitted))傾きが変化レートを与える。
現在の分析物値、第1の間隔時間、および変化レートを基に、工程24において、将来の分析物値が決定または予測される。このような決定は、変化レートによって第1の間隔時間に対応する時間にわたって現在の分析物値を推定すること(外挿)を含んでいてもよい。例えば、予想の範囲を規定する第1の間隔時間は、2、5、10または15分であり得る。
工程26において、このような将来の分析物値は、工程25において受信機1に提供された分析物値範囲と比較される。分析物値範囲は、バイオセンサ8によって検出された分析物値に関して可能なまたは許容される範囲を規定する。このような分析物値範囲は、第1および第2の閾値によって規定されてもよい。分析物値範囲は、分析物値の下限および上限を規定していてもよく、このような下限および上限は、第1および第2の閾値を意味している。グルコース測定および分析の場合、上限および下限は、それぞれ、高血糖および低血糖を意味し得る。分析物値範囲は、バイオセンサ8によって分析物値が収集された患者に関する患者特異的な分析物値範囲であってもよい。
分析物値範囲は、ユーザインプットの受信に応じて設定されてもよく、これによって、ユーザは、受信機1で一またはそれ以上の分析物値を受信する連続的なイベントの間の周期を画定する間隔時間の制御を与えられ得る。例えば、ユーザは、ユーザインプットによって第1および第2の閾値の値を規定し得、これによって第1から第2の閾値の値までの範囲における分析物値を意味する分析物値範囲を規定し得る。ユーザインプットは受信機1で受信され得る。
工程27において、第2の間隔時間が設定される。第2の間隔時間は、将来の分析物値が分析物値範囲の外側にあると決定されたならば、第1の間隔時間よりも短くされる。代替的には、第2の間隔時間は、将来の分析物値が受信機1に提供される分析物値範囲内にあるならば、第1の間隔時間よりも長くされるかまたは等しくされる。予測された将来の分析物値が、分析物値範囲内にあるかまたはその外側にあるかに依存して、第2の間隔時間は、第1の間隔時間から異なるように設定される。
工程28において、一またはそれ以上の以降の分析物値が受信機1で受信され、ここで、以降の分析物値は、第2の間隔時間が適用される時間の間隔で受信される、したがって、バイオセンサ8から受信機1への分析物値の動的送信の手順が実行され得る。
バイオセンサ8において、受信機1へと送られた分析物値のそれぞれにタイムスタンプが割り当てられてもよく、ここで、タイムスタンプとはそれぞれの分析物値に関する個々のサンプル時間を示している。サンプル時間は、バイオセンサ8によって分析物値が感知されたまたは検出された時点を意味している。サンプル周期が確定され得、ここで、サンプル周期は、バイオセンサ8によって分析物値を感知する連続的なイベントの間の周期を画定するものである。サンプル周期に関する情報は、バイオセンサ8に、および受信機1にも、もたらされ得る。
受信機1で受信される一またはそれ以上の以降の分析物値は、バイオセンサ8によって最も直近に感知された少なくとも一つの分析物値を含み得る。受信機1は、受信した分析物値のタイムスタンプ情報を分析し得る。受信機1が、最も直近の分析物値に割り当てられたタイムスタンプによって示されている時点と、最も直近の分析物値の一つ前に受信された分析物値に割り当てられたタイムスタンプによって示されている時点とのあいだの時間間隔が第1または第2の間隔時間よりも大きいことを決定すると、受信機1はバイオセンサ8に最も直近の分析物値の検出と最も直近の分析物値の一つ前に受信された分析物値の検出とのあいだの中間時点に感知された紛失した(送信されていない)分析物値を送信するように要求し得る。
図3は、現在のグルコースの値に基づいて、バイオセンサ8と受信機1との間のデータ送信のための装置接続に適用される間隔時間を動的に変化させることの図形的表示を示している。図示されている曲線50は、1分という一定の間隔時間であって変化しない間隔時間を示している第1の範囲51において平坦である。ついで、曲線50の第2の範囲52において、間隔時間は1分から18分へと増加され、減少された間隔時間によって特徴づけられる第3の範囲53が続いている。曲線50の第4の範囲54において、間隔時間は、再び、一定かつ短く(1分)されている。
図4は、現在のグルコースの値に基づいて、バイオセンサ8と受信機1との間のデータ送信のための装置接続に適用される間隔時間を動的に変化させることのさらなる図形的表示を示している。図示されている曲線60は、第1の範囲61で平坦であり、低グルコース値を意味している。平坦な曲線は、変化されない一分である一定の間隔時間を示している。次いで、曲線60の第2の範囲62において、間隔時間が増大され、一定の間隔時間10分で特徴づけられる第3の範囲63が続く。曲線の第4の範囲64において間隔時間は減少され、曲線の第5の範囲65において一定の間隔時間が続く。
図5は、受信機1における経時的な分析物値のシークエンスの図形的表示を示している。曲線70で示されている第1の分析物値は、修正された第1の間隔時間が適用される時間間隔で受信される。第1の間隔時間は、観察時間のあいだ変化されない。これに対して、曲線71で示されている分析物値の第2のシークエンスには、動的第2の間隔時間が適用された。第2の間隔時間は観察時間のあいだ(動的に)変化される。第2の間隔時間は、上述された方法の形態にしたがって決定および設定されている。
様々な実施形態が受信機1を作動する方法へと適用され得る。
第1および第2の間隔時間がそれぞれ適用される間隔時間で分析物値を受信することは、手動のユーザ行為によって中断または停止され得る。例えば、中断または停止のためのユーザインプットは、インプット装置5を通じて受信されてもよい。また、受信機1での時間の間隔で分析物値を受信することに加えて、分析物値の手動の送信がユーザインプットによって起こされてもよい。例えば、ユーザインプットは時間間隔で分析物値を受信する2つのイベントの間で、バイオセンサ8から受信機1への分析物値の送信を引き起こしてもよい。ユーザインプットに応じて、現在の装置ペアリングプロセスが開始され、バイオセンサ8から受信機1への一またはそれ以上の分析物値の送信が続いてもよい。
受信機1は、センサ11を備えていてもよい。センサ11は、昼間の光を検出するように構成されてもよい。センサ11は、ビデオシグナルおよび/または音声シグナルを検出するためのカメラおよび/またはマイクロフォンを備えていてもよい。センサ11によるこのようなシグナルの受信は、バイオセンサ8から受信機1への分析物値の送信を引き起こし得る。センサシグナルに応じて、現在の装置ペアリングプロセスが、開始され、バイオセンサ8から受信機1への一またはそれ以上の分析物値の送信が続いてもよい。追加でまたは代替的に、センサ11によるそのようなセンサ検出は、受信機1で時間間隔で分析物値を受信することを中断してもよいし、また停止させてもよい。
代替的な実施形態において、センサ11は、受信機1または受信機1を備える装置の動きおよび/または加速度を検出するように構成されていてもよい。
代替的にまたは追加で、ユーザインプットおよびセンサインプットのうちの少なくとも一つにより、第1の間隔時間から第2の間隔時間へスイッチングするプロセスが受信機1において開始されてもよい。第2の間隔時間は、それに応じて、上記の概要のように設定されてもよい。第2の間隔時間は、将来の値が分析物値範囲の外側にある場合、第1の間隔時間よりも短く、および、第2の間隔時間は、将来の分析物値範囲が分析物値範囲内にある場合、第1の間隔時間よりも長い。受信機1によって一またはそれ以上の将来の分析物値が第2の間隔時間が適用される時間の間隔で受信される。
したがって、第2の間隔時間の設定に関して、追加の情報またはパラメータ(複数のパラメータ)が考慮されてもよい。例えば、第2の間隔時間は、第1の間隔時間と比較して、一日の時間(朝、午後、夜)によって延長されるまたは短縮されてもよい。また、患者特異的情報が、上記の概要のように決定されてもよい。このような患者特異的情報の決定に応じて、第2の間隔時間はさらに、短縮または延長され得る。
受信機1において将来の分析物値を決定する工程において適用される変化レートは、分析物値のモニタリングの以前のシークエンスから決定されてもよい。例えば、以前のCGM測定は、患者特異的な変化レートを決定するために分析され得る。最大の変化レートが、本実施形態または他の実施形態で決定されてもよい。代替的にまたは追加で、最小の変化レートが決定されてもよい。
第2の間隔時間であって、本明細書において記載されている代替的な実施形態の一つにしたがって補遺のプロセスにおいて決定されている第2の間隔時間を決定した後、制限パラメータが制限パラメータ閾値を超えているかどうかが決定され得、そして制限パラメータが制限パラメータ閾値を超えている場合、バイオセンサからの一またはそれ以上の以降の分析物値が受信機で受信され得、ここで、一またはそれ以上の以降の分析物値は、第2の間隔時間よりも短い修正された間隔時間内で受信される。
制御パラメータは、少なくとも一つの値に適用される決定のための方法またはプロセスなどの方法またはプロセスの結果として提供され得る。値としては、任意の以下のものが挙げられる:受信された分析物値、分析物値の変化レート、一定の分析物値範囲内またはその外側にある分析物値を連続的に受信した期間、一定の期間にわたる基礎または追加の投与量、など。方法またはプロセスは、例えば、a)一定の時間ウィンドウ内で、グルコース分析物値があるグルコースの濃度範囲の外側にある危険性を決定するために適切な方法、b)一定の時間ウィンドウ内で、グルコース分析物値が低血糖濃度範囲にある危険性を決定するために適切な方法、c)患者のグルコースの濃度を変化させて、一定の時間ウィンドウ内で、グルコース濃度をある濃度範囲内にするために適切な基本レートのインシュリンボーラスを決定するために適切な方法、d)患者のグルコースの濃度を変化させて、好ましくは、一定の時間ウィンドウ内でグルコース濃度をある濃度範囲内にするために好ましくは適切である、現在投与されている基本レートの停止または低減を決定するために適切な方法、を含む糖尿病管理の分野において適用される任意の方法であり得る。このような方法またはプロセス、ならびに、方法またはプロセスによって処理される対応する値、対応する制御パラメータ閾値、および、対応する引き起こされた警告の実施形態は、本明細書に開示されている技術に、および、例えば米国特許第8562587号明細書、欧州特許出願第2748747号明細書、国際公開第2008/057384号および米国特許出願第2014/0046159号明細書中などに記載されている技術に使用され得る。
図6は、経時的なグルコース濃度の図形的表示を示している。続いて、方法またはアルゴリズムから制御パラメータを決定するための代替的な実施形態に関して、参照が、予測低血糖時自動注入停止機能(Low Glucose Suspend:pLGS)の方法になされる。pLGSのための方法は、患者の現在の状態のグルコースレベル(グルコースの値および変化レート)を用いるか、または処理する。現状をもとに、患者のグルコースレベルの目標グルコース状態への可能なまたは予測の方法が決定される(図6参照)。低血糖のリスクは、目標のグルコース状態への計算されたパスにしたがって決定される。低血糖になるリスクに基づいて、インシュリン送出はそれに応じて減少される。
例えば、以下の設定が提供され得る:開始状態として140mg/dL、および変化レートとして2mg/dL/min。
目標のグルコース状態(110mg/dL/0mg/dL/min)へ到達する工程が決定される。本例示的な場合において、第一の工程は、最大の増加の割合が適用される場合のグルコースレベルを決定することである。最大の増加の割合は、設定可能なパラメータである。グルコース濃度の最大点が決定された後、目標のグルコース状態へのパスが決定される(図6参照)。増加の割合のパラメータは、体内での最大のグルコースレベルの最大の減少を計算するために使用される。これによって現在のグルコース状態から目標のグルコース状態へのグルコースレベル点が計算され得るであろう。
単一ポイントのリスク値は、以下の式によって算出される(Kovatchevら、“Risk Analysis of Blood Glucose Data; A Quantitative Approach to Optimizing the Control of Insulin Dependent Diabetes”, Journal of Theoretical Medicine, Vol. 3. Pp.1-10):
Figure 2019512347
現在のグルコース状態から目標のグルコース状態へのパスのリスクは、パスに沿ったリスク値の積分である。
得られたリスク値が予測されたリスクレベルよりも高い場合、リスク値は、基礎レート因子(Basal Rate Factor:0−1)へと転換される。この因子は、少数第1位の値に四捨五入され得る。この四捨五入された因子は、インシュリンポンプにおいて現在動作している基礎レートに適用される。新しく決定された因子が変わらなかった場合、因子はインシュリンポンプには送信されない(これは、ポンプ/ここではデータを取り出さないというプッシュの通信間隔を減少させるであろう)。因子は、制御パラメータとして決定され、そして、以前に適用されていた前の因子(制御パラメータ閾値)と比較される。
以前に決定された受信機1で分析物値を受信するための第2の間隔時間は、前の因子と新しい因子との比較に応じて修正され得る。具体的には、次の分析物値を受信することがより早められるようにそれは短くされてもよい。代替的な実施形態において、第2の間隔時間が以前に決定されていなかった場合、したがって、第1の間隔時間がまだ適用されて場合、第1の間隔時間は、第2の間隔時間について記載された(短縮すること)ように、pLGSによって決定された因子についての知見に応じて修正され得る。結果として得られるリスク値は現在のグルコース状態およびpLGS法における変化レートを適用する外挿に基づいて決定される。

Claims (15)

  1. 分析物値を検出することによって分析物をモニタリングしているバイオセンサから分析物データを受信するための受信機を作動する方法であって、
    受信機(1)で、第1の間隔時間が適用される時間間隔で分析物をモニタリングするバイオセンサ(8)によって検出された分析物値を受信することと、
    前記受信機(1)で現在の分析物値を受信することと、
    前記分析物値の変化レートを提供することと、
    前記現在の分析物値、前記第1の間隔時間および前記変化レートをもとに将来の分析物値を決定することと、
    前記分析物値に関する分析物値範囲を提供することと、
    第2の間隔時間を設定することであって、前記第2の間隔時間は、
    前記将来の分析物値が前記分析物値範囲の外側にある場合、前記第1の間隔時間より短く、および
    前記将来の分析物値が分前記析物値範囲内にある場合、前記第1の間隔時間と等しいかそれより長く、ならびに
    前記受信機(1)において、前記第2の間隔時間が適用される時間間隔で一またはそれ以上の以降の分析物値を受信すること
    とを含む方法。
  2. 前記分析物値を受信することは、連続的な分析物モニタリングにおいてバイオセンサによって検出された分析物値を受信することを含む、請求項1記載の方法。
  3. 現在のモニタリングシークエンスにおいて前記バイオセンサ(8)によって検出された分析物値を受信すること、および
    前記現在のモニタリングシークエンスとは異なる過去のモニタリングシークエンスにおいて前記バイオセンサ(8)によって検出された分析物値から前記分析物値範囲を決定すること
    をさらに含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記変化レートを提供することは、以下の
    分析物値に関する、現在の変化レート、最大の生理学的に起こり得るおよび臨床的に決定される変化レート、および患者特異的な変化レート
    である群から選択される変化レートを提供することを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記変化レートを提供することは、
    過去のモニタリングシークエンスにおいて前記バイオセンサ(8)によって検出された前記分析物値の分析から前記変化レートを決定することを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記変化レートを提供することは、一群の変化レート値から1つの変化レート値を選択することを含み、ここで、変化レート値のそれぞれは、分析物値に関する変化レートを示している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 決定パラメータを決定すること、および
    前記決定パラメータに基づいて前記変化レート値を選択すること
    をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第2の間隔時間を設定することは、少なくとも一つの以降のステップが次に実行されるのはいつであるのかということを規定する修正のパラメータを決定することと、前記将来の分析物値を決定することと、前記第2の間隔時間を設定することとを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. イベントを検出することに応じて、前記バイオセンサ(8)から現在の分析物値を受信することをさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. イベントを検出することに応じて、前記第1または第2の間隔時間が適用される時間の間隔で前記分析物値の前記受信を中断することを含む、請求項9記載の方法。
  11. 前記現在の分析物値を受信することは、
    前記第1または第2の間隔時間が適用される時間の間隔において前記分析物値を受信することを中断することのないバックグラウンドプロセスにおいて前記現在の分析物値を受信することをさらに含む、請求項9記載の方法。
  12. 前記イベントを検出することは、
    前記受信機(1)および前記受信機(1)に接続されているコントロール装置(10)のうちの少なくとも一つによるユーザインプット、および
    前記受信機に接続されているセンサ(11)によるサンサシグナル
    のうちの少なくとも一つを検出することをさらに含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記将来の分析物値、前記変化レート、および前記第2の間隔時間のうちの少なくとも一つに基づいて、制御パラメータが制御パラメータ閾値を超えているかどうかを決定すること、および
    前記制御パラメータが前記制御パラメータ閾値を超えている場合、前記バイオセンサからの一またはそれ以上の以降の分析物値を前記受信器(1)で受信することであって、ここで、前記一またはそれ以上の以降の分析物値が前記第2の間隔時間よりも短い修正された間隔時間内に受信されること
    をさらに含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 受信ユニット(2)と、
    前記受信ユニット(2)に接続されるプロセッサ(3)と
    を備える受信機(1)であって、
    前記プロセッサ(3)が、
    第1の間隔時間が適用される時間間隔で分析物をモニタリングするバイオセンサ(8)によって検出された分析物値を、受信機ユニット(2)を介して、受信する、
    現在の分析物値を、受信機ユニット(2)を介して、受信する、
    前記分析物値に関する変化レートを提供する、
    前記現在の分析物値、前記第1の間隔時間、および前記変化レートに基づいて、将来の分析物値を決定する、
    前記分析物値に関する分析物値範囲を提供する、
    第2の間隔時間を、前記第2の間隔時間が
    前記将来の分析物値が前記分析物値範囲の外側にある場合、前記第1の間隔時間より短くなるように、および
    前記将来の分析物値が前記分析物値範囲内にある場合、前記第1の間隔時間と等しいかまたはそれより長くなるように、
    設定する、および
    前記第2の間隔時間が適用される時間間隔で一またはそれ以上の以降の分析物値を、受信機ユニット(2)を介して、受信する
    ように構成されている、受信機(1)。
  15. 好ましくは保管媒体上に保管され、および、医療システムにおける作動のあいだに請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されているコンピュータ製品であって、受信機(1)およびバイオセンサ(8)を備えるコンピュータ製品。
JP2018551242A 2016-03-29 2017-03-29 分析物データを受信するための受信機を作動する方法、受信機、およびコンピュータプログラム製品 Active JP7088840B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP16162661.9 2016-03-29
EP16162661 2016-03-29
EP17163229.2 2017-03-28
EP17163229 2017-03-28
PCT/EP2017/057437 WO2017167815A1 (en) 2016-03-29 2017-03-29 Method of operating a receiver for receiving analyte data, receiver and computer program product

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019512347A true JP2019512347A (ja) 2019-05-16
JP2019512347A5 JP2019512347A5 (ja) 2020-04-30
JP7088840B2 JP7088840B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=58464532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018551242A Active JP7088840B2 (ja) 2016-03-29 2017-03-29 分析物データを受信するための受信機を作動する方法、受信機、およびコンピュータプログラム製品

Country Status (10)

Country Link
US (1) US11369319B2 (ja)
EP (1) EP3435865A1 (ja)
JP (1) JP7088840B2 (ja)
CN (1) CN108882893A (ja)
BR (1) BR112018068937A8 (ja)
CA (1) CA3018351C (ja)
IL (1) IL261594B (ja)
RU (1) RU2717887C1 (ja)
WO (1) WO2017167815A1 (ja)
ZA (1) ZA201806205B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102372113B1 (ko) 2016-10-05 2022-03-07 에프. 호프만-라 로슈 아게 다중 분석물 진단 테스트 엘리먼트들을 위한 검출 시약들 및 전극 배열들, 그리고 그것을 사용하는 방법들
KR20200111492A (ko) * 2019-03-19 2020-09-29 삼성전자주식회사 전자 장치 및 전자 장치에서의 생체 정보 알림 방법
US20220379029A1 (en) * 2021-05-28 2022-12-01 Insulet Corporation Threshold based automatic glucose control response
FR3125696A1 (fr) * 2021-07-27 2023-02-03 Pkvitality Gestion des alertes dans un procédé de détection de la concentration d’un analyte contenu dans un fluide corporel d’un individu

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522579A (ja) * 2000-02-18 2003-07-29 アーゴス インク 非侵襲性組織グルコース濃度モニタリング
JP2008253438A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非侵襲生体情報測定装置
US20110077494A1 (en) * 2009-09-29 2011-03-31 Abbott Diabetes Care Inc. Method and Apparatus for Providing Notification Function in Analyte Monitoring Systems
WO2013046911A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 テルモ株式会社 アナライトモニタシステム
WO2013146242A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 テルモ株式会社 アナライトのモニタシステム及びモニタ方法
US20150123810A1 (en) * 2013-11-07 2015-05-07 Dexcom, Inc. Systems and methods for a continuous monitoring of analyte values
JP2015142665A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 セイコーエプソン株式会社 血糖値測定装置及び血糖値測定方法
JP2016005585A (ja) * 2009-08-31 2016-01-14 アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッドAbbott Diabetes Care Inc. 通信装置
JP2016027460A (ja) * 2014-06-25 2016-02-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 健康管理システム、健康管理装置及び表示方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6505059B1 (en) 1998-04-06 2003-01-07 The General Hospital Corporation Non-invasive tissue glucose level monitoring
US6564105B2 (en) 2000-01-21 2003-05-13 Medtronic Minimed, Inc. Method and apparatus for communicating between an ambulatory medical device and a control device via telemetry using randomized data
US20120065482A1 (en) * 2005-04-08 2012-03-15 Mark Ries Robinson Determination of blood pump system performance and sample dilution using a property of fluid being transported
US20090118592A1 (en) * 2005-12-08 2009-05-07 Novo Nordisk A/S Medical System Comprising a Sensor Device
JP4964946B2 (ja) 2006-04-20 2012-07-04 ライフスキャン・スコットランド・リミテッド 血中グルコースシステムにおけるデータ送信方法および対応する血中グルコースシステム
WO2008057384A2 (en) 2006-11-02 2008-05-15 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and systems for determining an intravenous insulin infusion rate
US20090126859A1 (en) 2007-11-16 2009-05-21 Cadwallader Robert J Process for producing glass laminates
US8822903B2 (en) 2008-09-23 2014-09-02 Nxp, B.V. Detection system for the detection of movements of a movable object, a method of detecting movements of a movable object, and an IC having implemented therein the detection system
US9402544B2 (en) 2009-02-03 2016-08-02 Abbott Diabetes Care Inc. Analyte sensor and apparatus for insertion of the sensor
US8562587B2 (en) 2009-02-25 2013-10-22 University Of Virginia Patent Foundation CGM-based prevention of hypoglycemia via hypoglycemia risk assessment and smooth reduction of insulin delivery
DK3718922T3 (da) * 2009-08-31 2022-04-19 Abbott Diabetes Care Inc Glucoseovervågningssystem og fremgangsmåde
CA3134869C (en) 2010-03-24 2024-03-05 Abbott Diabetes Care Inc. Medical device inserters and processes of inserting and using medical devices
CN106326651A (zh) 2011-08-26 2017-01-11 弗吉尼亚大学专利基金会 用于糖尿病的自适应咨询控制的方法和系统
US20130338629A1 (en) * 2012-06-07 2013-12-19 Medtronic Minimed, Inc. Diabetes therapy management system for recommending basal pattern adjustments
PE20190845A1 (es) 2012-07-27 2019-06-17 Aragon Pharmaceuticals Inc Metodos para determinar resistencia a terapia de receptor de androgeno
EP2890293A4 (en) 2012-08-29 2016-04-20 Univ Sydney Tech METHOD AND DEVICE FOR IDENTIFYING HYPERGLYKEMIA
EP2925404B1 (en) * 2012-11-29 2023-10-25 Abbott Diabetes Care, Inc. Devices and systems related to analyte monitoring
US10149617B2 (en) * 2013-03-15 2018-12-11 i4c Innovations Inc. Multiple sensors for monitoring health and wellness of an animal
CN114947834A (zh) 2013-12-16 2022-08-30 德克斯康公司 用于监测和管理分析物传感器系统电池寿命的系统和方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522579A (ja) * 2000-02-18 2003-07-29 アーゴス インク 非侵襲性組織グルコース濃度モニタリング
JP2008253438A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非侵襲生体情報測定装置
JP2016005585A (ja) * 2009-08-31 2016-01-14 アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッドAbbott Diabetes Care Inc. 通信装置
US20110077494A1 (en) * 2009-09-29 2011-03-31 Abbott Diabetes Care Inc. Method and Apparatus for Providing Notification Function in Analyte Monitoring Systems
WO2013046911A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 テルモ株式会社 アナライトモニタシステム
WO2013146242A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 テルモ株式会社 アナライトのモニタシステム及びモニタ方法
US20150123810A1 (en) * 2013-11-07 2015-05-07 Dexcom, Inc. Systems and methods for a continuous monitoring of analyte values
JP2015142665A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 セイコーエプソン株式会社 血糖値測定装置及び血糖値測定方法
JP2016027460A (ja) * 2014-06-25 2016-02-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 健康管理システム、健康管理装置及び表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
RU2717887C1 (ru) 2020-03-26
CA3018351A1 (en) 2017-10-05
IL261594B (en) 2022-08-01
US20200281538A1 (en) 2020-09-10
BR112018068937A2 (pt) 2019-01-22
JP7088840B2 (ja) 2022-06-21
CA3018351C (en) 2024-02-13
ZA201806205B (en) 2019-07-31
BR112018068937A8 (pt) 2023-03-07
WO2017167815A1 (en) 2017-10-05
IL261594A (en) 2018-10-31
EP3435865A1 (en) 2019-02-06
US11369319B2 (en) 2022-06-28
CN108882893A (zh) 2018-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2020201259B2 (en) Data backfilling for continuous glucose monitoring
US9996668B2 (en) Data backfilling for continuous glucose monitoring
US10568511B2 (en) Diabetes manager for glucose testing and continuous glucose monitoring
JP6193389B2 (ja) 高感度でかつ特異的なアラームを提供するためのシステム及び方法
JP7088840B2 (ja) 分析物データを受信するための受信機を作動する方法、受信機、およびコンピュータプログラム製品
DK3261357T3 (en) PROCEDURE FOR A WIRELESS DATA COMMUNICATION BETWEEN A SENSOR SYSTEM AND A RECEIVER, A SYSTEM FOR A WIRELESS DATA COMMUNICATION AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT
AU2016291569B2 (en) System, device and method of dynamic glucose profile response to physiological parameters
AU2013315054B2 (en) Methods and apparatuses for providing adverse condition notification in analyte monitoring systems
WO2018183345A1 (en) Analyte sensor user interface apparatus and methods
US20230301560A1 (en) Imputation of data using contextual information
WO2019157281A1 (en) Data management system communications with a display device in an analyte monitoring system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200318

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7088840

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150