JP2019503880A - 炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、およびリン酸カルシウムの塩粒子を利用する、食品加工機器のドライクリーニングのためのシステム、ならびに、それを使用するドライクリーニングの方法 - Google Patents

炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、およびリン酸カルシウムの塩粒子を利用する、食品加工機器のドライクリーニングのためのシステム、ならびに、それを使用するドライクリーニングの方法 Download PDF

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Abstract

限定されるものではないが、スチールベルトベーキング表面などのような、食品関連の機器および表面のためのクリーニングシステムは、クリーニングされることとなる表面の上方に排出マニホールドを位置決めするために、並進可能で枢動可能なアームを有している。アームは、塩組成のための供給ラインおよび戻りラインを有しており、塩組成は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、およびリン酸カルシウムのうちの1つまたは複数を含み、液体成分を含まない。塩は、表面に衝突し、動力学的におよび化学的に表面をクリーニングする。排出された塩は、戻りラインを通してフィルターユニットへ塩を引き込むことによって収集される。並進可能で枢動可能なアームは、戻りラインのためのテレスコープ式の導管を形成するテレスコープ式のセクションから構成され得、または、戻りラインを形成する非テレスコープ式のセクションから構成され得る。クリーニングシステムは、オープンループモードで動作する。【選択図】図1

Description

本開示は、限定されるものではないが、コンベヤー、フリーザー、ドライヤー、ベイクオーブン、クーラー、スチームクッカーのような、食品関連の機器、ならびに、限定されるものではないが、中実ベルト、有孔ベルト、ワイヤーメッシュベルト、およびプレートなどのような、表面のためのクリーニングシステムに関する。より具体的には、本開示は、ドライクリーニングプロセス、すなわち、別個の液体成分を含まないプロセスにおける、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、およびリン酸カルシウムのうちの1つまたは複数を含む組成を有する粒子の動力学的な衝突、ならびに、その粒子との化学反応のうちの1つまたは複数による、食品関連の機器および表面、たとえば、コンベヤー、食品加工機器のベーキング表面、および加熱表面などの連続的で自動的なクリーニングのための装置および関連の方法に関する。
以下に続く説明において、特定の構造体および/または方法が参照される。しかし、以下の参照は、これらの構造体および/または方法が先行技術を構成するという承認として解釈されるべきではない。出願人は、そのような構造体および/または方法が本発明に対する先行技術としての資格がないということを実証する権利を明示的に保留する。
食品関連の機器および表面、たとえば、コンベヤー、食品加工機器のベーキング表面、および加熱表面は、準備および調理の間に、および、その後のハンドリングおよびパッケージングの間に、食品製品に接触する。しかし、これらのプロセスの間に、食品関連の機器の表面および表面は、残留食品材料によって、または、食品加工副産物と食品加工機器との反応によって、不浄にされるか、汚されるか、または汚染され、それにより、食品製品の汚染の可能性が増加する。したがって、食品加工機器のそのようなベーキング表面および加熱表面は、食品製品の安全で効果的な生産の継続を可能にするためには、適切な間隔で、クリーニング、殺菌、および/または交換を必要とする。
典型的に、食品加工産業は、影響を受けた表面をクリーニングするために苛性ソーダを使用する。代替的に、高い圧力および/または温度を伴う他の酸またはドライアイスシステムが、このクリーニング目的のために使用されている。これらのケースのいずれかにおいて、プロセスは、従業員および/または環境にとって危険である可能性があり、ならびに/または、クリーニングされている表面およびパーツを腐食または摩耗させる。
現在使用されている方法および製品の有害な付属的効果なしに、食品加工機器のコンベヤー、ベーキング表面、および加熱表面について必要なレベルの清浄度を得ることが有利である。
現在使用されている方法および製品の代わりに、別個の液体成分を含まない環境において、すなわち、ドライ環境において、塩の粒子によって、クリーニングされることとなる表面に激突する、食品加工機器をクリーニングするためのシステムおよび方法が開発されてきた。塩の粒子の組成は、炭酸ナトリウム(NaCO)、重炭酸ナトリウム(NaHCO)、およびリン酸カルシウム(それは、リン酸一カルシウム(Ca(HPO)、リン酸二カルシウム(CaHPO)、およびリン酸三カルシウム(Ca(PO)のうちの1つまたは複数であることが可能である)のうちの1つまたは複数の組み合わせである。塩は、機械的に、高い速度で表面に激突することによって、および、化学的に、塩を表面の上の残留物と反応させることの両方によって、表面を浸食することなく、機器の表面、好ましくは、スチールベルトベースの機器の表面をクリーニングする。
一般的に、クリーニングシステムは、アプリケーターユニット、伸縮自在のアームを備えたモジュラーアームユニット、バッファーユニット、フィルターユニット、真空または吸引ユニット、および、関連の接続ホースを含む。
複数の塩粒子によって表面に機械的に激突するクリーニングシステムの例示的な実施形態は、アプリケーターユニットと、フィルターユニットと、真空ユニットとを含み、アプリケーターユニットは、伸縮自在のアームおよびバッファーユニットを備えたモジュラーアームユニットを含み、伸縮自在のアームは、テレスコープ式の導管を形成する複数のセクションと、アームの第1の長手方向の端部におけるアプリケーションヘッドと、フィルターユニットへの動作可能な接続のための、アームの第2の長手方向の端部における出口部とを含み、テレスコープ式の導管のセクションは、ガイドアームに沿って長手方向に、第2の長手方向の端部に対して並進可能になっており、アプリケーションヘッドは、封じ込めフードおよび排出マニホールドを含み、封じ込めフードは、内側体積部を囲み、また、テレスコープ式の導管を含む通路を介して、アームの第2の長手方向の端部において出口部と動作可能な接続をしているベース端部と、内側体積部への開口部を有する遠位端部とを有しており、排出マニホールドは、複数の塩粒子のための貯蔵体積部に動作可能な接続をしている入口端部における入口ポートと、排出端部における排出ポートのアレイと、入口ポートおよび排出ポートのアレイと動作可能に連通している複数の排出ラインとを有しており、アプリケーターユニット、フィルターユニット、および真空ユニットは、アプリケーターユニットのアプリケーションヘッドの排出マニホールドを出て行く複数の塩粒子をフィルターユニットに引き込むように接続可能になっている。
複数の塩粒子によって表面に機械的に激突するクリーニングシステムの別の例示的な実施形態は、アプリケーターユニットと、フィルターユニットと、真空ユニットとを含み、アプリケーターユニットは、導管を備えたアームを含む位置決めサポート構造体を含み、導管は、アームの第1の長手方向の端部におけるアプリケーションヘッドと、フィルターユニットへの動作可能な接続のための、アームの第2の長手方向の端部における出口部とを接続しており、アームは、複数の装着構造体によってガイドアームサポートベースの上に支持されており、ガイドアームサポートベースに対して長手方向に並進可能になっており、アプリケーションヘッドは、封じ込めフードおよび排出マニホールドを含み、封じ込めフードは、内側体積部を囲み、また、導管と動作可能な接続をしているベース端部と、内側体積部への開口部を有する遠位端部とを有しており、排出マニホールドは、複数の塩粒子のための貯蔵体積部に動作可能な接続をしている入口端部における入口ポートと、排出端部における排出ポートのアレイと、入口ポートおよび排出ポートのアレイと動作可能に連通している複数の排出ラインとを有しており、アプリケーターユニット、フィルターユニット、および真空ユニットは、アプリケーターユニットのアプリケーションヘッドの排出マニホールドを出て行く複数の塩粒子をフィルターユニットに引き込むように取り付け可能になっている。
クリーニングシステムによって食品関連の機器の表面をクリーニングする例示的な方法は、アプリケーションヘッドの封じ込めフードの遠位端部の中の開口部を、クリーニングされることとなる食品関連の機器の表面の上方に位置付けするように、アプリケーターユニットのアームを位置決めすることであって、位置決めすることは、テレスコープ式のセクションを並進させること、非テレスコープ式の導管を並進させること、および、位置決めサポート構造体を枢動させることのうちの1つまたは複数を含み、クリーニングされることとなる表面が、排出マニホールドの排出ポートのアレイを出て行く塩の激突ゾーンの中に位置付けされるようになっている、ことと、封じ込めフードの内側体積部の上に吸引力が引き込まれるように、クリーニングされることとなる表面に対して封じ込めフードの遠位端部の表面を位置決めすることによって、激突ゾーンをシールすることと、供給ラインを通して排出マニホールドへ塩を送ることと、激突ゾーンの中に位置付けされているクリーニングされることとなる表面に衝突するように、排出マニホールドから塩を排出することと、封じ込めフードの内側体積部に吸引力を印加し、排出された塩をテレスコープ式のまたは非テレスコープ式の導管を通してフィルターユニットへ引き込むことによって、排出された塩をフィルターユニットの中に収集することとを含む。
好適な実施形態の以下の詳細な説明は、添付の図面に関連して読むことが可能であり、図面において、同様の数字は、同様のエレメントを指定している。
アプリケーターユニット、伸縮自在のアームを備えたモジュラーアームユニット、バッファーユニット、フィルターユニット、真空または吸引ユニット、および、関連の接続ホースを示す、例示的なクリーニングシステムの斜視図である。 食品加工機器に対して位置決めされている、図1の伸縮自在のアームを備えたモジュラーアームユニット、アプリケーターユニット、およびバッファーユニットの一部分の斜視俯瞰図である。 伸縮自在のアームを備えたモジュラーアームユニットの例示的なアーム、および、例示的な位置決めサポート構造体の実施形態の概略図を側面図で示す図である。 伸縮自在のアームを備えたモジュラーアームユニットの例示的なアーム、および、例示的な位置決めサポート構造体の実施形態の概略図を上面図で示す図である。 図3Aおよび図3Bに示されている伸縮自在のアームを備えた例示的なモジュラーアームユニットおよび例示的な位置決めサポート構造体の部分的な切り欠き図での概略斜視図である。 伸縮自在のアームの第1の例示的なアプリケーションヘッドの概略図を斜視図で示す図である。 伸縮自在のアームの第1の例示的なアプリケーションヘッドの概略図を部分的な切り欠き斜視図で示す図である。 伸縮自在のアームの第2の例示的なアプリケーションヘッドの概略図を斜視図で示す図である。 伸縮自在のアームの第2の例示的なアプリケーションヘッドの概略図を切り欠き側面図で示す図である。 側面斜視図を示す、例示的な第1の排出マニホールドの概略図である。 切り欠き側面図を示す、例示的な第1の排出マニホールドの概略図である。 入口端面図を示す、例示的な第1の排出マニホールドの概略図である。 排出端面図を示す、例示的な第1の排出マニホールドの概略図である。 側面斜視図を示す、例示的な第2の排出マニホールドの概略図である。 切り欠き側面図を示す、例示的な第2の排出マニホールドの概略図である。 入口端面図を示す、例示的な第2の排出マニホールドの概略図である。 排出端面図を示す、例示的な第2の排出マニホールドの概略図である。 排出マニホールドの例示的な実施形態の分解斜視図である。 斜視図を示す、例示的な位置決めサポート構造体の概略図である。 上面図を示す、例示的な位置決めサポート構造体の概略図である。 伸縮自在のアームを備えたモジュラーアームユニットおよびアプリケーションヘッドを備えた、図10Aおよび図10Bの例示的な位置決めサポート構造体の概略図を斜視図で示す図である。 伸縮自在のアームを備えたモジュラーアームユニットおよびアプリケーションヘッドを備えた、図10Aおよび図10Bの例示的な位置決めサポート構造体の概略図を上面図で示す図である。 例示的なフィルターユニットおよび例示的な真空ユニットの斜視図の概略図である。 クリーニングされることとなる表面、および、クリーニングからの使用済の塩組成および残留物を収集するための収集手段に対する、クリーニングシステムの配置を示す、例示的なクリーニングシステムの概略的な側面図である。
以下の詳細な説明では、添付の図面が参照され、図面は詳細な説明の一部を形成している。図面において、異なる図面における同様のまたは同じ符号の使用は、文脈上そうでないことが示されていない限り、典型的に、同様のまたは同一のアイテムを示している。
詳細な説明、図面、および特許請求の範囲において説明されている例示目的の実施形態は、限定することを意味していない。他の実施形態も利用され得、ここで提示されている主題の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の変形が行われ得る。
本明細書において説明されているコンポーネント(たとえば、動作)、デバイス、対象物、および、それらに付随する議論は、概念の明確さのために、例として使用されており、さまざまな構成の修正が企図されるということを当業者は認識することとなる。結果的に、本明細書で使用されているように、述べられている特定の事例および付随する議論は、それらのより一般的なクラスの代表であることが意図されている。一般的に、任意の特定の事例の使用は、そのクラスの代表であることが意図されており、特定のコンポーネント(たとえば、動作)、デバイス、および対象物を含まないことは、限定としてみなされるべきではない。
本出願は、提示の明確化のために、形式的なアウトラインの見出しを使用する。しかし、このアウトラインの見出しは提示目的のためのものであるということ、および、異なるタイプの主題が本出願の全体を通して議論され得る(たとえば、デバイス/構造体は、プロセス/動作の見出しの下で説明され得、および/または、プロセス/動作は、構造体/プロセスの見出しの下で議論され得、および/または、単一のトピックの説明は、2つ以上のトピックの見出しに及ぶ可能性がある)ということが理解されるべきである。したがって、形式的なアウトラインの見出しの使用は、決して限定することを意図していない。
図1は、例示的なクリーニングシステム10を図示している。例示的なクリーニングシステム10は、アプリケーターユニット20、フィルターユニット40、および真空ユニット60を含む。アプリケーターユニット20は、バッファーユニット20Aおよびモジュラーアームユニット20Bを含み、モジュラーアームユニット20Bは、アプリケーションヘッドまたはフードを有する伸縮自在のアームを備えている。図1は、クリーニングシステム10のコンポーネントの例示の配置を示しており、そこでは、フィルターユニット40の出口部42が、第1のホースまたはチュービング44によって、真空ユニット60の入口部62に動作可能に接続されており、フィルターユニット40の入口部46は、第2のホースまたはチュービング48によって、アプリケーターユニット20の出口部22に動作可能に接続されている。
真空ユニット60は、低減された圧力を生成させる真空モーター64または同様のデバイスを含み、それは、第1のホースまたはチュービング44を通して、フィルターユニット40の第1のチャンバー50に接続されており、アプリケーターユニット20の中に吸引力を結果として生じさせ、吸引力は、アプリケーターユニット20によって適用された塩を第2のホースまたはチュービング48を通してフィルターユニット40の中へ引き込む。フィルターユニット40の内部では、出口部42が、曲がりくねった進路または機械的なフィルターによって、入口部46から分離されており、機械的なフィルターは、大気が第1のホースまたはチュービング44を通して真空ユニット60の入口部62へ引き込まれることを可能にし、一方、大気のフローの中に同伴されている塩は、大気から除去され、典型的に、重力によって補助されて、フィルターユニット40の第2のチャンバー52の中へ収集される。また、真空ユニット60は、ULPAフィルターのグループ(最大0.12μmに対して効率99.99971%を有するH14/U15)などのようなフィルターシステムを含み、それは、フィルターユニット40から来る残留粒子が戻るかまたは部屋の中へ広がることを許容しない。
システム10を通る塩の移動は、オープンループになっている。塩は、アプリケーターユニット20の中の塩供給体積部またはポートに供給される。塩は、アプリケーターユニット20の発射ユニット(launch unit)24部分から圧縮空気によって発射され、発射ユニット24は、供給ライン32を通して、モジュラーアームユニット20Bの伸縮自在のアーム80(以下の図を参照)のアプリケーションヘッド26の中の排出マニホールドへ塩を供給し、そこで、塩は、クリーニングされることとなる表面に対して衝突させられる。圧縮空気は、アプリケーターユニット20の外部の供給源から、たとえば、適切な接続部を通して供給されるか、または、アプリケーターユニットの内部の圧縮空気供給源から、たとえば、発射ユニット24の中の圧縮空気貯蔵容器から供給されるかのいずれかである。随意的な封じ込めフード28が、排出マニホールドを囲み、排出マニホールドからの激突ゾーンへ塩を制限し、激突ゾーンにおいて、塩は、高い速度で、典型的に、4〜6barにおいて約800km/hで、クリーニングされることとなる表面に激突する。クリーニングされることとなる表面に激突した後に、塩(任意の除去された残留物を伴う)は、フィルターユニット40とともに真空ユニット60によって収集される。中実のスチールベルトのような中実の表面がクリーニングされるときには、塩および残留物の全量が、真空ユニット60の真空作用によって表面の上部から収集される。有孔ベルトまたはワイヤーメッシュベルトのような、非中実の表面がクリーニングされるときには、塩および残留物の公称的に3分の1が、真空ユニット60の真空作用によって表面の上部から収集され、公称的に3分の2が、適切な手段によって、たとえば、クリーニングされることとなる表面の下方の収集トラフによって収集される。
図1の例示的な実施形態では、アプリケーターユニット20は、発射ユニット24の中に貯蔵タンク(図示せず)を含み、それは、塩供給体積部を含有するバッファータンク30に接続されている。塩は、供給ライン32(たとえば、ホースなど)を通してアプリケーションヘッド26の中の排出マニホールドへ供給され、そこで、塩は、クリーニングされることとなる表面に衝突させられる。圧縮空気または他の適切な手段が使用され、塩のための原動力を提供し、供給ライン32を通して塩を押し込むことが可能である。たとえば、圧縮空気の供給源は、接続部に接続されており、それによって、圧縮空気を貯蔵タンクおよび/またはバッファータンク30に提供することが可能である。排出マニホールドを囲んで塩の激突ゾーンを制限する封じ込めフード28は、アプリケーターユニット20の出口部22に動作可能な接続をしており、アプリケーターユニット20に印加される吸引力が、激突ゾーンから、アプリケーターユニット20のモジュラーアームユニット20Bの中の適切な通路または導管を通して、出口部22へ、そして、第2のホースまたはチュービング48を通してフィルターユニット40の中へ塩を引き込むようになっており、フィルターユニット40において、それは、第2のチャンバー52の中、たとえば、第2のチャンバー52の内部のバッグの中に収集される。
クリーニングシステム10のコンポーネントは、食品加工機器などのような機器の周りでのコンポーネントの移動および位置付けのしやすさのために、一緒にまたは別々に装着され得る。追加的にまたは代替的に、クリーニングシステム10のコンポーネントは、ホイール70を含むことが可能であり、ホイール70は、コンポーネントに直接的に取り付けられているか、または、個々のまたは集合的に装着されているコンポーネントのベース72に取り付けられており、コンポーネントの移動および位置付けをさらに容易にする。
図2は、食品加工機器100に対して位置決めされている、図1の例示的なアプリケーターユニット20の一部分の斜視的俯瞰図を示している。アプリケーターユニット20は、位置決めサポート構造体(図2の視点では、バッファータンク30の後ろに位置付けされている)と、ハウジング82を備えた伸縮自在のアーム80とを含む。封じ込めフード28を備えたアプリケーションヘッド26は、伸縮自在のアーム80の第1の長手方向の端部84にあり、また、第2の長手方向の端部86は、位置決めサポート構造体に調節可能に固定されている。伸縮自在のアーム80は、アーム80の第2の長手方向の端部86に対して、および、位置決めサポート構造体に対して、伸縮自在のアーム80の長手方向軸線に沿って、長手方向(L)に並進可能である。ハウジング82の内部に、伸縮自在のアーム80は、内部通路を含み、排出マニホールドを囲んで塩の激突ゾーンを制限する封じ込めフード28の内部体積部を、アプリケーターユニット20の出口部22に接続し、アプリケーターユニット20によって印加される吸引力が激突ゾーンから塩を引き込むようになっている。ハウジング82の一部分は、ベローズ88を含み、ベローズ88は、アーム80の長手方向の並進に相応して、伸張および後退することが可能である。供給ライン32は、ハウジング82の外部に示されている。供給ライン32は、発射ユニット24(それは、圧縮されたガスを供給し、供給ライン32を通して塩組成を押し込み、また、それは、原動力を塩組成に提供する)から、伸縮自在のアーム80に沿って、第1の長手方向の端部84へ延在しており、アプリケーションヘッド26の入口部に接続されている。供給ライン32は、適切なコイル巻きまたは他の特徴を含み、(直交座標系130に関して)y方向へのアーム80の伸張および後退に適応し、一方では、所望の圧力および体積でアプリケーションヘッド26に塩を供給するために、動作可能な接続を提供する。図2の視点では、第2のホースまたはチュービング48は、アプリケーターユニット20の出口部22に接続されている(そして、フィルターユニット40に動作可能な接続をしている)ように示されている。
例として、および、図2に示されているように、食品加工機器100の一部分は、スチールベルト105を含み、スチールベルト105は、機器によって加工された食品のための調理表面またはベーキング表面として機能する。スチールベルト105は、食品加工機器100の中の連続的なベルトとして配置されており、また、加熱機器110を出て行くように示されている。クリーニングシステム10は、調理/ベーキング機器の出口または入口に位置決めされ得る。
図3Aおよび図3Bは、アプリケーターユニット20のモジュラーアームユニット20Bの例示的な伸縮自在のアーム80の実施形態の概略図を示しており、また、例示的な位置決めサポート構造体120を側面図(図3A)および上面図(図3B)で示している。伸縮自在のアーム80は、第1の長手方向の端部84において封じ込めフード28を備えたアプリケーションヘッド26と、テレスコープ式の導管123(図4を参照)を形成する複数のテレスコープ式のセクション122と、1つまたは複数のガイドロッド124と、位置決めサポート構造体120とを有している。伸縮自在のアーム80の内部の構造および特徴を見ることができるようにするために、ハウジング82は省略されているということに留意されたい。例示的な位置決めサポート構造体120は、伸縮自在のアーム80の第2の長手方向の端部86に位置付けされており、一連の枢動点126a、126b、および、テンショニングメカニズム128、たとえばクランプなどを含み、望まれるように位置決めされるとアーム80を固定する。例示的な位置決めサポート構造体120は、伸縮自在のアーム80が(直交座標系130に関して)x方向およびz方向に調節可能に枢動させられることを可能にし、また、テレスコープ式のセクション122および1つまたは複数のガイドロッド124は、(直交座標系130に関して)y方向への伸縮自在のアーム80の調節可能な伸張および後退を可能にする。ガイドロッド124は、テレスコープ式の導管123を形成する複数のテレスコープ式のセクション122のうちの1つのセクションに固定して取り付けられており、伸縮自在のアーム80が調節可能に伸張および後退させられるときに、ガイドロッド124は、テレスコープ式のセクション122に関連付けられたガイド孔132の中をスライド可能に移動し、方向誘導および支持をテレスコープ式のセクション122に提供する。他の安定化構造体、たとえば、サポートチューブ134、および、ハウジング82のための接続点などが、随意的に、テレスコープ式のセクション122の構造体の中へ組み込まれ得る。
以前に述べられているように、アプリケーターユニット20の出口部22に印加される吸引力は、アプリケーションヘッド26の中の激突ゾーンから、テレスコープ式の導管123を通して、出口部22へ塩を引き込む。追加的に、および、例として、フランジ接続140および非テレスコープ式の導管142は、アプリケーションヘッド26をテレスコープ式の導管123に動作可能に接続している。アプリケーションヘッド26の激突ゾーンおよび内側体積部が、出口部22と動作可能な接続をしており、アプリケーターユニット20の出口部22に印加される吸引力が、アプリケーションヘッド26の中の激突ゾーンからテレスコープ式の導管123を通して出口部22へ塩を引き込むようになっている限りにおいて、アプリケーションヘッド26、封じ込めフード28、フランジ接続140、および非テレスコープ式の導管142は、任意の適切な形状をとることが可能であり、任意の適切な配向になっていることが可能であり、図3Aおよび図3Bに示されている特定の形状および配向を有する必要はない。
図4は、図3Aおよび図3Bに示されている例示的なアーム80および位置決めサポート構造体120の部分的な切り欠き図での概略斜視図を示している。部分的な切り欠き図では、テレスコープ式のセクション122、および、テレスコープ式の導管123の同心円状のテレスコープ式の性質が、より明確に見ることができる。また、テレスコープ式の導管123の同心円状に配置されたセクションに関連付けられたスライド軸受136、および、非テレスコープ式の導管142を通る部分的な断面図も見ることができる。
塩のための供給ライン32(図4には示されていない)は、いくつかの実施形態では、例示的なアーム80の外部にあり(たとえば、図1および図2を参照)、たとえば、発射ユニット24の塩貯蔵タンクとアプリケーションヘッド26の入口点とを接続するチューブであることが可能である。供給ライン32は、所望の圧力および体積でアプリケーションヘッド26に塩を提供する。
図5Aおよび図5Bは、アプリケーションヘッド26の例示的な第1の実施形態を斜視図(図5A)および部分的な切り欠き斜視図(図5B)で示している。アプリケーションヘッド26のベース端部180において、アーム80の第1の長手方向の端部84におけるテレスコープ式の導管123または非テレスコープ式の導管142への開口部に接続するための開口部182が存在している。開口部182を介して、ベース端部180は、テレスコープ式の導管123によって形成された通路を介して、アーム80の第2の長手方向の端部86において、出口部22に流体接続しており、そして、第2のホースまたはチュービング48を通して、フィルターユニット40に流体接続している。アプリケーションヘッド26の遠位端部190において、開口部192を備えた封じ込めフード28が存在しており、排出マニホールド200からの塩は、開口部192から出て行くことが可能であり、激突ゾーンの中で、クリーニングされることとなる表面に激突することが可能である。ゴムガスケットなどのような柔軟なシール194は、クリーニングされることとなる表面とのシールを提供し、封じ込めフード28の中の吸引力の生成を促進させ、排出された塩が、アーム80のテレスコープ式の導管123を介してフィルターユニット40に収集および移動させられ得るようになっている。また、柔軟なシール194は、封じ込めフード28とクリーニングされることとなる表面との間にクッション性の高い接触を提供し、それぞれの構造体に対する損傷を最小化または防止するようになっている。柔軟なシール194は、封じ込めフード28の遠位端部190の表面の上に、開口部192の少なくとも一部分の周りに位置決めされている。また、アプリケーションヘッド26のベース端部180は、アプリケーションヘッド26を通して貫通部202を含み、直接的に、または、封じ込めフード28の内部のさらなる導管204によって、供給ライン32(図示せず)を排出マニホールド200に動作可能に接続する。排出マニホールド200は、ブレース206または他の適切な装着構造体によって、封じ込めフード28の内部体積部の中の適切な場所に保持されている。
図6Aおよび図6Bは、アプリケーションヘッド26の例示的な第2の実施形態を斜視図(図6A)および部分的な切り欠き側面図(図6B)で示している。アプリケーションヘッド26のベース端部220において、アーム80の第1の長手方向の端部84におけるテレスコープ式の導管123または非テレスコープ式の導管142およびフランジ接続140への開口部に接続するための開口部222およびフランジ224が存在している。開口部222を介して、ベース端部220は、テレスコープ式の導管123によって形成された通路を介して、アーム80の第2の長手方向の端部86において、出口部22に流体接続しており、そして、第2のホースまたはチュービング48を通して、フィルターユニット40に流体接続している。アプリケーションヘッド26の遠位端部230において、開口部232を備えた封じ込めフード28が存在しており、排出マニホールド200からの塩は、開口部232から出て行くことが可能であり、激突ゾーンの中で、クリーニングされることとなる表面に激突することが可能である。開口部232のフレア付きの縁部234は、クリーニングされることとなる表面とのシールを提供することに貢献し、封じ込めフード28の中の吸引力の生成を促進させ、排出された塩が、アーム80のテレスコープ式の導管123を介してフィルターユニット40に収集および移動させられ得るようになっている。随意的に、柔軟なシール(図5Aおよび図5Bのアプリケーションヘッド26の第1の実施形態に関連して示されて説明されている柔軟なシール194のような)が、アプリケーションヘッド26の第2の実施形態の中に含まれ得る。また、アプリケーションヘッド26のベース端部220は、供給ライン240を含み、供給ライン240は、開口部222を介してアクセス可能であるか、または、開口部222から外向きに延在しており、直接的に、または、封じ込めフード28の内部のさらなる導管242によって、供給ライン32(図示せず)を排出マニホールド200に動作可能に接続する。排出マニホールド200は、ブレース206または他の適切な装着構造体によって、封じ込めフード28の内部体積部の中の適切な場所に保持されている。
アプリケーションヘッド26の例示的な第1の実施形態または第2の実施形態のいずれかにおいて組み立てられるときに、排出マニホールド200は、貫通部202と供給ライン32との間の適切な導管またはチューブによって、貫通部202および供給ライン204を介して塩組成を供給され、供給ライン32の少なくとも一部分、たとえば、貫通部202に取り付けられている適切な導管またはチューブが、伸縮自在のアーム80の外部に装着されるようになっている。アーム80の外部に、または、アーム80の内部に、供給ラインのすべてを有することは代替例である。
アプリケーションヘッドの例示的な第1の実施形態および例示的な第2の実施形態のうちの一方または両方のいずれかの中の排出マニホールドは、クリーニングされることとなる表面に塩粒子を動力学的に衝突させるために、供給ラインからの塩組成を搬送する経路を提供する、入口部、出口部、および内部構成体の任意の適切な形態または形状および配置を有することが可能である。図7Aから図7Dおよび図8Aから図8Dは、2つの例示の排出マニホールドを図示している。示している排出マニホールドのいずれかが、本明細書で開示および説明されているアプリケーションヘッドのいずれにおいて使用され得る。
図7Aから図7Dは、例示的な第1の排出マニホールドの概略図であり、側面斜視図(図7A)、切り欠き側面図(図7B)、入口端面図(図7C)、および排出端面図(図7D)を示している。例示的な第1の排出マニホールド300は、第1の端部304において入口部302を含み、第2の端部308において排出ポート306のアレイを含み、また、複数の排出ライン310を含み、複数の排出ライン310は、入口部302と排出ポート306のアレイとを動作可能に接続し、供給ライン32から入口部302へ供給される塩組成が排出ポート306に搬送され、クリーニングされることとなる表面に動力学的に衝突させられることを可能にする。入口部302は、チャンバー312の中へ開口しており、チャンバー312は、入口部302と個々の排出ライン310との間の塩組成のための経路を提供している。いくつかの実施形態では、チャンバー312は、排出ライン310のすべてに対する共通のプレナムである。他の実施形態では、チャンバー312は、排出ライン310のサブセットに関連付けられた別々のプレナムへと分割され得る。
図8Aから図8Dは、例示的な第2の排出マニホールドの概略図であり、側面斜視図(図8A)、切り欠き側面図(図8B)、入口端面図(図8C)、および排出端面図(図8D)を示している。例示的な第2の排出マニホールド330は、第1の端部334において入口部332を含み、第2の端部338において排出ポート336のアレイを含み、また、複数の排出ライン340を含み、複数の排出ライン340は、入口部332と排出ポート336のアレイとを動作可能に接続し、供給ライン32から入口部332へ供給される塩組成が排出ポート336に搬送され、クリーニングされることとなる表面に動力学的に衝突させられることを可能にする。入口部332は、チャンバー342の中へ開口しており、チャンバー342は、入口部332と個々の排出ライン340との間の塩組成のための経路を提供している。いくつかの実施形態では、チャンバー342は、排出ライン340のすべてに対する共通のプレナムである。他の実施形態では、チャンバー342は、排出ライン340のサブセットに関連付けられた別々のプレナムへと分割され得る。
例示的な第1の排出マニホールド300の全体的な形状は、等角多角形ブロックであり、すなわち、縁部表面が、同じ角度で、好ましくは、90度の角度で、隣接する縁部表面に出会い、角部を形成している。例は、等角の長方形である。また、例示的な第2の排出マニホールド330の全体的な形状は、概して長方形であるが、第2の排出マニホールド330の概して長方形の形状は、1つまたは複数の湾曲した縁部表面344を含み、少なくともいくつかの角部346は丸みを帯びている。代替的にまたは追加的に、排出マニホールドのいずれかは、図7Aから図7Dに示されているものなどのような、面取りした角部を含むことが可能である。
図9は、排出マニホールド360の例示的な実施形態の分解斜視図である。排出マニホールド360は、第1のベース構造体362および第2のベース構造体364を含み、第1のベース構造体362および第2のベース構造体364は、たとえば、締結具孔366に関連して締結具を用いることによって、一緒に接合され、排出マニホールド360の本体部を形成することが可能である。第1のベース構造体362および第2のベース構造体364のうちの少なくとも1つ(代替的に両方)の表面368は、複数の溝部またはチャネル370を含み、一緒に接合された状態で囲まれるようになり、図7Dおよび図8Dに図示されている個々の排出ライン310、340などのような、個々の排出ラインを形成している。
また、排出マニホールド360は、第1の端部380において入口部を含む。入口部は、第1のベース構造体362および第2のベース構造体364のうちの一方もしくは他方の中にあることが可能であり、または、図9に示されているように、排出マニホールド360が一緒に接合された状態になっているときに、第1のベース構造体362および第2のベース構造体364の一方または両方の中の部分的な開口部382の嵌め合いによって形成され得る。入口部は、体積部384につながり、体積部384は、排出マニホールド360が一緒に接合された状態になっているときに、図7Dおよび図8Dに図示されているチャンバー312、342などのようなチャンバーを形成する。また、排出マニホールド360は、プレート390を含み、プレート390は、排出マニホールド360の第2の端部392に位置決めされている。プレート390は、たとえば、締結具孔394に関連して締結具を用いることによって、排出マニホールド360に取り付けられ得、または、第1のベース構造体362および第2のベース構造体364の第2の端部における溝付けまたは他のリテイナーフィーチャーによって拘束され得、また、排出マニホールド360が一緒に接合された状態になっているときに、プレート390の縁部部分の上を覆う(go over)ようにサイズ決めされ得る。プレート390は、複数の排出ポート396を含む。排出ポート396は、個々のポートの異なる場所、配置、およびサイズのうちの1つまたは複数を含む、異なる設計を有することが可能であり、また、異なる材料から作製され得る。
図10Aおよび図10Bは、伸縮自在のアームのための別の位置決めサポート構造体の概略図であり、斜視図(図10A)および上面図(図10B)を示している。位置決めサポート構造体400は、ガイドアームサポートベース402を含み、ガイドアームサポートベース402は、第1の端部404と第2の端部406との間に長手方向に延在している。図示されている実施形態では、位置決めサポート構造体400は、2つの装着構造体408a、408bを含む。
第1の装着構造体408aは、ガイドアームサポートベース402の第1の端部404に向けて位置付けされているガイドレール410にスライド可能に装着されている。第1の装着構造体408aのベース412は、ガイドレール410とインターフェース接続しており、長手方向の並進(T)、すなわち、ガイドアームサポートベース402の長手方向の並進(T)を可能にしている。たとえば、ガイドレール410は、ベース412の中のガイド孔を通過することが可能である。クランプ、戻り止め、締結具、または、同様の構造体が、第1の装着構造体408aが所望の場所に位置決めされた後に、ガイドレール410に対してベース412を固定するために使用され得る。第1のチューブ420および第2のチューブ422を含む装着タワーが、ベース412に取り付けられている。第1のチューブ420は、ベース412に固定されており、第2のチューブ422は、ガイドアームサポートベース402に対して装着プレート424の高さを調節するために、第1のチューブ420にスライド可能に装着されている。
第2の装着構造体408bは、たとえば、ベース430をガイドアームサポートベース402に固定する締結具によって、ガイドアームサポートベース402の第2の端部406に向けて固定して装着されている。第1のチューブ432および第2のチューブ434を含む装着タワーが、ベース430に取り付けられている。第1のチューブ432は、ベース430に固定されており、第2のチューブ434は、ガイドアームサポートベース402に対して装着プレート436の高さを調節するために、第1のチューブ432にスライド可能に装着されている。複数の回転可能な軸受442、好ましくは、軸線方向に回転可能な軸受を含むアームサポートユニット440が、たとえば、締結具によって、装着プレート436に固定して装着されている。代替的に、第2の装着構造体408bは、第1の装着構造体408aに関するものと同様の様式で、ガイドアームサポートベース402の第2の端部406に向けてスライド可能に装着され得る。
チューブとして説明されているが、「チューブ」という用語の使用は、その特徴の実際の物理的な形状を限定することを意図しておらず、また、スライド可能に装着することを可能にする、および、ガイドアームサポートベース402に対して装着プレートの高さを調節することを可能にする、任意の形状が、第1および第2の装着構造体408a、408bにおいて使用され得る。
テレスコープ式のまたは非テレスコープ式の導管(または、そのような特徴を形成するセクション122)、たとえば、以前に説明されたテレスコープ式の導管123または非テレスコープ式の導管142と同様のチューブまたは構造体は、アームサポートユニット440の中に位置決めされ、第1の装着構造体408aの装着プレート424に固定して装着され得る。そのように装着されているときに、回転可能な軸受442は、テレスコープ式の導管123または非テレスコープ式の導管142(または、そのような特徴を形成するセクション122)が第1の装着構造体408aの並進移動(T)によって移動するときに、テレスコープ式の導管123または非テレスコープ式の導管142の並進移動とともに、第2の装着構造体408bに対するテレスコープ式のまたは非テレスコープ式の導管の移動を可能にする。
位置決めサポート構造体の中に装着されているアームの例が、図11Aおよび図11Bに示されており、図11Aおよび図11Bは、アーム500を備えた図10Aおよび図10Bの例示的な位置決めサポート構造体400の概略図であり、アプリケーションヘッド502、および、その中に装着されている戻りライン504の一部分を、斜視図(図11A)および上面図(図11B)で示している。アーム500、アプリケーションヘッド502、および戻りライン504は、たとえば、図1から図8A〜Dに関連して本明細書で説明されているものと同じまたは同様であることが可能である。アーム500は、第1の装着構造体408aのスライド可能な装着、ならびに、第2の装着構造体408bの固定された装着およびアームサポートユニット440を利用する様式で並進(T)させられ得る。そのような並進(T)は、クリーニング幅(W)およびクリーニング長さ(L)にわたって、アプリケーションヘッド502の開口部506を延在させる。クリーニングゾーンは、アプリケーションヘッド502の開口部506に基づいているので、クリーニング幅(W)およびクリーニング長さ(L)は、クリーニングシステムによってサービスを受け得るクリーニングされることとなる表面の範囲を画定する。クリーニングされることとなる表面は、たとえば、食品加工機器(図2の中の移動(M)を参照)のコンベヤー、ベーキング表面、または加熱表面の移動によって、このゾーンに対して移動するので、追加的な表面が、開口部506の下方のクリーニングゾーンの中に位置決めされ、クリーニングシステムによってサービスを受けることが可能である。
図11Aおよび図11Bでは、戻りライン504、たとえば、導管は、非テレスコープ式になっている。戻りライン504の並進(T)を可能にするために、可撓性のホースまたはチューブ510が、戻りライン504の端部512に動作可能に接続され得る(図11Bを参照)。可撓性のホースまたはチューブ510の遠位端部は、クリーニングシステム10のフィルターユニット40まで延在するように動作可能に接続され得、アプリケーターユニット20によって適用される塩を戻りライン504を通してフィルターユニット40の中に引き込むために、真空ユニット60によって生成される吸引力を戻りライン504に印加する。
図12は、アプリケーターユニット600、フィルターユニット620、および真空ユニット640の代替的な実施形態の斜視図の概略図である。図12は、クリーニングシステムのこれらのコンポーネントの例示の配置を示しており、そこでは、フィルターユニット620の第1の出口部622は、第1のホースまたはチュービング624によって、真空ユニット640の入口部644に動作可能に接続されており、フィルターユニット620の入口部626は、第2のホースまたはチュービング628によって、アプリケーターユニット600の出口部602に動作可能に接続されている。
真空ユニット640は、真空モーター642(または、同様のデバイス)を含み、真空モーター642は、吸引力を生成させ、吸引力は、第1のホースまたはチュービング624を通して印加され、フィルターを通された空気をフィルターユニット620から引き込む。パイプ628を通してユニット600から引き込まれた空気、塩、および残留物は、フィルターユニット620に進入し、フィルターユニット620において、630の中に位置付けされているフィルターが、固体部分(塩および残留物)を空気から分離する。フィルターユニット620の内部には、出口部622が、曲がりくねった進路または機械的なフィルターによって、入口部626から分離されており、機械的なフィルターは、大気が第1のホースまたはチュービング624を通して真空ユニット640の入口部644へ引き込まれることを可能にし、一方、大気のフローの中に同伴されている塩は、大気から除去され、典型的に、重力によって補助されて、収集タンク632の中へ収集される。
すでに議論されたように、有孔ベルトまたはワイヤーメッシュベルトのような、非中実の表面がクリーニングされるときには、塩および残留物の公称的に3分の1が、真空ユニット60の真空作用によって表面の上部から収集され、公称的に3分の2が、適切な手段によって、たとえば、クリーニングされることとなる表面の下方の収集トラフによって収集される。図13は、クリーニングシステムの例示的なアプリケーターユニット20の概略側面図であり、適切な収集手段の配置を示している。適切な収集手段は、塩および残留物をクリーニングプロセスから保持することができる、トラフ、ファンネルベイスン(funnel basin)、バケット、または、他の同様のデバイスであることが可能である。図示されている例では、収集手段700は、トラフである。収集手段700は、封じ込めフード28の中の開口部702の下方に位置決めされており、封じ込めフード28の中の開口部702から間隔を離して配置されている。この間隔を離して配置された関係は、クリーニングされることとなる表面を開口部702の下方の激突ゾーンの中に位置決めすることに対応している。収集手段700は、フレームなどのようなサポートシステム704の上に位置する。収集手段700は、導管または他のデバイス(図示せず)との収集手段700の接続に対応するために底部表面の中に開口部706を含むことが可能であり、それによりクリーニングからの使用済の塩組成および残留物などのような、収集手段700の中に収集された材料は、収集手段700から除去または搬送され、処理、廃棄、またはリサイクルされる。
ドライクリーニングプロセス、すなわち、別個の液体成分を含まないプロセスの中の、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、およびリン酸カルシウムのうちの1つまたは複数を含む組成を有する粒子の動力学的な衝突、ならびに、その粒子との化学反応のうちの1つまたは複数によって、本明細書で開示されているクリーニングシステムは、限定されるものではないが、コンベヤー、フリーザー、ドライヤー、ベイクオーブン、クーラー、スチームクッカーのような、食品関連の機器、ならびに、限定されるものではないが、中実ベルト、有孔ベルト、ワイヤーメッシュベルト、およびプレートなどのような、表面の、連続的で自動的なクリーニングのために使用され得る。たとえば、アプリケーターユニットのアームは、クリーニングされることとなる表面の上方にアプリケーションヘッドの封じ込めフードの遠位端部の中の開口部がある状態で位置決めされ得る。位置決めは、テレスコープ式のセクションを並進させること、非テレスコープ式の導管を並進させること、および、位置決めサポート構造体を枢動させることのうちの1つまたは複数を含むことが可能であり、所望のクリーニングされることとなる表面が、排出マニホールドの排出ポートのアレイを出て行く塩の激突ゾーンの中に位置付けされるようになっている。次いで、アプリケーターユニットは、供給ラインを通して排出マニホールドへ塩を送る。排出された塩は、クリーニングされることとなる表面に激突ゾーンの中で衝突し、表面は、塩粒子の運動エネルギー、および、表面の上に存在している食品残留物などのような任意の異物と塩の化学反応の組み合わせによってクリーニングされる。激突ゾーンは、食品関連の機器の表面および表面に対する、封じ込めフード(柔軟なシールの有無にかかわらず)の遠位端部の表面の位置によってシールされている。激突ゾーンまたは食品関連の機器および表面のいずれかは、それぞれに対して移動させられ得(たとえば、アプリケーターアームは、たとえば、並進もしくは枢動することによって移動させられ得、または、クリーニングされることとなる表面は、たとえば、コンベヤー表面を移動させることによって、移動させられ得る)、クリーニングされることとなる表面が変更させられ得るようになっている。次いで、排出された塩は、排出された塩をテレスコープ式のまたは非テレスコープ式の導管を通してフィルターユニットに引き込む、封じ込めフードの内側体積部に印加される吸引力によって回収される。
本発明は、その実施形態に関連して説明されてきたが、具体的には説明されていない追加、削除、修正、および置換が、添付の特許請求の範囲に定義されているような本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行われ得るということが当業者によって認識されることとなる。
本明細書における実質的に任意の複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈および/または用途に適当となるように、複数形から単数形に、および/または、単数形から複数形に変換することが可能である。本明細書において、さまざまな単数形/複数形の置き換えは、明確化のために、明示的には述べられていない。
本明細書で説明されている主題は、異なる他のコンポーネントの中に含有される異なるコンポーネントを図示しており、または、異なる他のコンポーネントに接続されている異なるコンポーネントを図示している場合がある。そのように示されたアーキテクチャーは、単に例示的なものであり、実際に、同じ機能性を実現する多くの他のアーキテクチャーが実装され得るということが理解されるべきである。概念的な意味では、同じ機能性を実現するためのコンポーネントの任意の配置が、所望の機能性が実現されるように効果的に「関連付けされている」。したがって、本明細書において特定の機能性を実現するために組み合わせられる任意の2つのコンポーネントは、アーキテクチャーまたは中間コンポーネントに関係なく、所望の機能性が実現されるように互いに「関連付けられる」ように見ることが可能である。同様に、そのように関連付けられる任意の2つのコンポーネントは、所望の機能性を実現するために互いに「動作可能に接続されている」、または「動作可能に連結されている」ものとして見ることもでき、また、そのように関連付けされることができる任意の2つのコンポーネントは、所望の機能性を実現するために互いに「動作可能に連結可能である」ものとして見ることもできる。動作可能に連結可能であることの特定の例は、限定されるものではないが、物理的に接合可能なおよび/もしくは物理的に相互作用するコンポーネント、ならびに/または、ワイヤレスに相互作用可能なおよび/またはワイヤレスに相互作用するコンポーネント、ならびに/または、論理的に相互作用するおよび/もしくは論理的に相互作用可能なコンポーネントを含む。
いくつかの場合には、1つまたは複数のコンポーネントは、「ように構成されている」、「によって構成されている」、「ように構成可能である」、「ように動作可能な/動作する」、「に適合されている/適合可能である」、「することができる」、「ように一致可能である/一致させられている」などと本明細書で称され得る。そのような用語(たとえば、「ように構成されている」)は、文脈上そうでないことを必要としない限り、一般的に、活性状態のコンポーネント、および/または、非活性状態のコンポーネント、および/または、スタンバイ状態のコンポーネントを包含することが可能であるということを当業者は認識することとなる。
本明細書で説明されている本主題の特定の態様が示されて説明されてきたが、本明細書での教示に基づいて、本明細書で説明されている主題およびそのより広い範囲の態様から逸脱することなく、変形および修正が行われ得、したがって、添付の特許請求の範囲は、すべてのそのような変形および修正例を、本明細書で説明されている主題の真の趣旨および範囲の中にあるものとして、その範囲内に包含するべきであるということが当業者には明らかであろう。一般的に、本明細書で使用されている用語、特に、添付の特許請求の範囲(たとえば、添付の特許請求の範囲の本文)において使用されている用語は、一般的に、「オープン」な用語として意図されている(たとえば、「を含んでいる」という用語は、「を含んでいるが、それに限定されない」と解釈されるべきであり、「を有している」という用語は、「少なくとも〜を有している」と解釈されるべきであり、「を含む」という用語は、「を含むが、それに限定されない」と解釈されるべきである、など)ということが当業者によって理解されることとなる。特定の数の導入された請求項の記載が意図されている場合には、そのような意図は請求項の中で明示的に記載されることとなり、そのような記載がない場合には、そのような意図は存在しないということが当業者によってさらに理解されることとなる。たとえば、理解の一助として例を挙げると、以下の添付の特許請求の範囲は、請求項の記載を導入するために、「少なくとも1つの」および「1つまたは複数の」という導入句の使用を含有する可能性がある。しかし、そのような語句の使用は、不定冠詞の「a」または「an」によって請求項の記載を導入することが、そのような導入された請求項の記載を含有する任意の特定の請求項を、1つのそのような記載だけを含有する請求項に限定しているということを暗示するように解釈されるべきではない。たとえ、同じ請求項が、「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」という導入句、ならびに、「a」または「an」などのような不定冠詞を含む(たとえば、「a」および/または「an」は、典型的に、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味するように解釈されるべきである)ときでも、そのように解釈されるべきではない。同じことが、請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用に関しても当てはまる。それに加えて、特定の数の導入された請求項の記載が明示的に記載されていたとしても、そのような記載は、典型的に、少なくとも記載された数を意味するように解釈されるべきである(たとえば、他の修飾語なしでの「2つの記載」という公然の記載は、典型的に、少なくとも2つの記載、または、2つ以上の記載を意味している)ということを当業者は認識することとなる。そのうえ、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」に類似する表現形式が使用されているこれらの場合では、一般的に、そのような構文は、当業者がこの表現形式を理解することとなる意味に意図されている(たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、AおよびBを一緒に有するシステム、AおよびCを一緒に有するシステム、BおよびCを一緒に有するシステム、ならびに/または、A、B、およびCを一緒に有するシステムなどを含むこととなるが、それに限定されない)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」に類似する表現形式が使用されているこれらの場合では、一般的に、そのような構文は、当業者がこの表現形式を理解することとなる意味に意図されている(たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、AおよびBを一緒に有するシステム、AおよびCを一緒に有するシステム、BおよびCを一緒に有するシステム、ならびに/または、A、B、およびCを一緒に有するシステムなどを含むこととなるが、それに限定されない)。典型的に、2つ以上の代替的な用語を表す離接語および/または離接句は、それが明細書、特許請求の範囲、または図面のいずれの中にあっても、文脈上そうでないことを示していない限り、この用語のうち1つを含む可能性、この用語のうちのいずれかを含む可能性、両方の用語を含む可能性を企図していると理解されるべきであるということが当業者によってさらに理解されることとなる。たとえば、「AまたはB」という語句は、典型的に、「A」である可能性、または、「B」である可能性、または、「AおよびB」である可能性を含むことが理解されることとなる。
添付の特許請求の範囲に関して、当業者は、特許請求の範囲の中で記載されている動作が、一般的に、任意の順序で実施され得るということを理解することとなる。また、さまざまな動作の流れが所定のシーケンスで提示されているが、さまざまな動作は、図示されているものとは異なる他の順序で実施されてもよく、または、同時に実施されてもよいということが理解されるべきである。そのような代替的な順序付けの例は、文脈上そうでないことを示していない限り、重複する順序付け、交互的な順序付け、割り込んだ順序付け、再順序付けされた順序付け、漸次的な順序付け、準備的な順序付け、付加的な順序付け、同時に起こる順序付け、逆の順序付け、または、他の異形の順序付けを含むことが可能である。そのうえ、「に応答して」、「に関連して」などの用語、または、他の過去時制の形容詞は、一般的に、文脈上そうでないことが示されていない限り、そのような変形例を除外することは意図されていない。
先述の特定の例示的なプロセスおよび/またはデバイスおよび/または技術は、本明細書のどこかで、たとえば、本明細書とともに出願された特許請求の範囲の中で、および/または、本出願の中のどこかなどで教示されている、より一般的なプロセスおよび/またはデバイスおよび/または技術を代表しているということを当業者は理解することとなる。
さまざまな態様および実施形態が本明細書で開示されてきたが、他の態様および実施形態が、当業者に明らかになることとなる。本明細書で開示されているさまざまな態様および実施形態は、図示の目的のためのものであり、限定することを意図しておらず、真の範囲および趣旨は、以下の特許請求の範囲によって示されている。

Claims (33)

  1. 複数の塩粒子によって表面に機械的に激突するクリーニングシステムであって、前記クリーニングシステムは、
    アプリケーターユニットと、
    フィルターユニットと、
    真空ユニットと
    を含み、
    前記アプリケーターユニットは、伸縮自在のアームおよびバッファーユニットを備えたモジュラーアームユニットを含み、
    前記伸縮自在のアームは、テレスコープ式の導管を形成する複数のセクションと、前記アームの第1の長手方向の端部におけるアプリケーションヘッドと、前記フィルターユニットへの動作可能な接続のための、前記アームの第2の長手方向の端部における出口部とを含み、
    前記テレスコープ式の導管のセクションは、ガイドアームに沿って長手方向に、前記第2の長手方向の端部に対して並進可能になっており、
    前記アプリケーションヘッドは、封じ込めフードおよび排出マニホールドを含み、前記封じ込めフードは、内側体積部を囲み、また、前記テレスコープ式の導管を含む通路を介して、前記アームの前記第2の長手方向の端部において前記出口部と動作可能な接続をしているベース端部と、前記内側体積部への開口部を有する遠位端部とを有しており、前記排出マニホールドは、前記複数の塩粒子のための貯蔵体積部に動作可能な接続をしている入口端部における入口ポートと、排出端部における排出ポートのアレイと、前記入口ポートおよび前記排出ポートのアレイと動作可能に連通している複数の排出ラインとを有しており、
    前記アプリケーターユニット、前記フィルターユニット、および前記真空ユニットは、前記アプリケーターユニットの前記アプリケーションヘッドの前記排出マニホールドを出て行く前記複数の塩粒子を前記フィルターユニットに引き込むように接続可能になっている、クリーニングシステム。
  2. 前記複数の塩粒子は、炭酸ナトリウム(NaCO)、重炭酸ナトリウム(NaHCO)、リン酸一カルシウム(Ca(HPO)、リン酸二カルシウム(CaHPO)、およびリン酸三カルシウム(Ca(PO)のうちの1つまたは複数を含む組成を有している、請求項1に記載のクリーニングシステム。
  3. 前記クリーニングシステムは、ドライ環境である、請求項1または2に記載のクリーニングシステム。
  4. 前記排出マニホールドを出て行く前記複数の塩粒子は、液体成分を含まない、請求項1または2に記載のクリーニングシステム。
  5. 供給ラインは、前記貯蔵体積部を前記排出マニホールドに動作可能に接続しており、前記テレスコープ式の導管は、前記封じ込めフードの前記内側体積部を、前記アームの前記第2の長手方向の端部における前記出口部に動作可能に接続している戻りラインの少なくとも一部分を形成しており、前記テレスコープ式の導管の少なくとも一部分は、前記供給ラインの長さの少なくとも一部分を取り囲んでいる、請求項1から4のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  6. 前記アプリケーターユニットは、前記複数の塩粒子のための前記貯蔵体積部に圧縮空気を接続するための接続部を含む発射ユニットを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  7. 前記アプリケーターユニットは、位置決めサポート構造体を含み、発射ユニットに対する前記伸縮自在のアームの位置は、前記位置決めサポート構造体を使用して調節可能である、請求項6に記載のクリーニングシステム。
  8. 複数のガイドロッドは、前記テレスコープ式の導管を形成する前記複数のセクションのうちの1つに固定して取り付けられており、前記テレスコープ式の導管を形成する前記複数のセクションのうちの他のものと関連付けられたガイド孔の中をスライド可能に移動する、請求項1から7のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  9. 前記アームの長さに沿った前記供給ラインの前記長さの少なくとも一部分は、前記アームの外部に位置付けされている、請求項1から8のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  10. 前記アームの長さに沿った前記供給ラインの長さ全体が、前記アームの外部に位置付けされている、請求項1から8のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  11. 柔軟なシールは、前記封じ込めフードの前記遠位端部の表面の上に位置決めされている、請求項1から10のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  12. 前記封じ込めフードの前記遠位端部は、フレア付きの縁部を有している、請求項1から10のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  13. 前記クリーニングシステムは、オープンループシステムである、請求項1から12のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  14. 前記アプリケーターユニット、前記フィルターユニット、および前記真空ユニットは、複数の接続ホースによって接続可能である、請求項1から13のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  15. 複数の塩粒子によって表面に機械的に激突するクリーニングシステムであって、前記クリーニングシステムは、
    アプリケーターユニットと、
    フィルターユニットと、
    真空ユニットと
    を含み、
    前記アプリケーターユニットは、導管を備えたアームを含む位置決めサポート構造体を含み、前記導管は、前記アームの第1の長手方向の端部におけるアプリケーションヘッドと、前記フィルターユニットへの動作可能な接続のための、前記アームの第2の長手方向の端部における出口部とを接続しており、
    前記アームは、複数の装着構造体によってガイドアームサポートベースの上に支持されており、前記ガイドアームサポートベースに対して長手方向に並進可能になっており、
    前記アプリケーションヘッドは、封じ込めフードおよび排出マニホールドを含み、前記封じ込めフードは、内側体積部を囲み、また、前記導管と動作可能な接続をしているベース端部と、前記内側体積部への開口部を有する遠位端部とを有しており、前記排出マニホールドは、前記複数の塩粒子のための貯蔵体積部に動作可能な接続をしている入口端部における入口ポートと、排出端部における排出ポートのアレイと、前記入口ポートおよび前記排出ポートのアレイと動作可能に連通している複数の排出ラインとを有しており、
    前記アプリケーターユニット、前記フィルターユニット、および前記真空ユニットは、前記アプリケーターユニットの前記アプリケーションヘッドの前記排出マニホールドを出て行く前記複数の塩粒子を前記フィルターユニットに引き込むように取り付け可能になっている、クリーニングシステム。
  16. 前記複数の塩粒子は、炭酸ナトリウム(NaCO)、重炭酸ナトリウム(NaHCO)、リン酸一カルシウム(Ca(HPO)、リン酸二カルシウム(CaHPO)、およびリン酸三カルシウム(Ca(PO)のうちの1つまたは複数を含む組成を有している、請求項15に記載のクリーニングシステム。
  17. 前記クリーニングシステムは、ドライ環境である、請求項15または16に記載のクリーニングシステム。
  18. 前記排出マニホールドを出て行く前記複数の塩粒子は、液体成分を含まない、請求項15または16に記載のクリーニングシステム。
  19. 前記アプリケーターユニットは、前記複数の塩粒子のための前記貯蔵体積部に圧縮空気を接続するための接続部を含む発射ユニットを含む、請求項15から18のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  20. 柔軟なシールは、前記封じ込めフードの前記遠位端部の表面の上に位置決めされている、請求項15から19のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  21. 前記封じ込めフードの前記遠位端部は、フレア付きの縁部を有している、請求項15から19のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  22. 前記クリーニングシステムは、オープンループシステムである、請求項15から21のいずれか一項に記載のクリーニングシステム。
  23. 請求項7または15に記載のクリーニングシステムによって食品関連の機器の表面をクリーニングする方法であって、前記方法は、
    前記アプリケーションヘッドの前記封じ込めフードの前記遠位端部の中の前記開口部を、クリーニングされることとなる食品関連の機器の前記表面の上方に位置付けするように、前記アプリケーターユニットの前記アームを位置決めすることであって、前記位置決めすることは、前記テレスコープ式のセクションを並進させること、前記非テレスコープ式の導管を並進させること、および、前記位置決めサポート構造体を枢動させることのうちの1つまたは複数を含み、前記クリーニングされることとなる表面が、前記排出マニホールドの前記排出ポートのアレイを出て行く前記塩の激突ゾーンの中に位置付けされるようになっている、ことと、
    前記封じ込めフードの内側体積部の上に吸引力が引き込まれるように、前記クリーニングされることとなる表面に対して前記封じ込めフードの前記遠位端部の前記表面を位置決めすることによって、前記激突ゾーンをシールすることと、
    前記供給ラインを通して前記排出マニホールドへ塩を送ることと、
    前記激突ゾーンの中に位置付けされている前記クリーニングされることとなる表面に衝突するように、前記排出マニホールドから塩を排出することと、
    前記封じ込めフードの前記内側体積部に吸引力を印加し、前記排出された塩を前記テレスコープ式のまたは非テレスコープ式の導管を通して前記フィルターユニットへ引き込むことによって、前記排出された塩を前記フィルターユニットの中に収集することと
    を含む、方法。
  24. 前記食品関連の機器の前記表面に対して前記激突ゾーンを移動させることによって、前記クリーニングされることとなる表面を変更させることをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記食品関連の機器の前記表面に対して前記激突ゾーンを移動させることは、(a)前記アプリケーターアームを並進させること、(b)前記アプリケーターアームを枢動させること、(c)前記食品関連の機器の前記表面を移動させるように、コンベヤーベルトシステムを動作させることのうちの1つまたは複数を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記塩粒子の運動エネルギー、および、前記塩と異物との化学反応の組み合わせが、前記クリーニングされることとなる表面をクリーニングする、請求項23から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記異物は、前記クリーニングされることとなる表面の上に存在する食品残留物である、請求項26に記載の方法。
  28. 前記食品関連の機器は、コンベヤー、フリーザー、ドライヤー、ベーキングオーブン、クーラー、またはスチームクッカーである、請求項27に記載の方法。
  29. 食品関連の機器の前記表面は、中実ベルト、有孔ベルト、ワイヤーメッシュベルト、またはプレートに関連付けられている、請求項23に記載の方法。
  30. 前記複数の塩粒子は、炭酸ナトリウム(NaCO)、重炭酸ナトリウム(NaHCO)、リン酸一カルシウム(Ca(HPO)、リン酸二カルシウム(CaHPO)、およびリン酸三カルシウム(Ca(PO)のうちの1つまたは複数を含む組成を有している、請求項23から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記クリーニングシステムは、ドライ環境である、請求項23または30に記載の方法。
  32. 前記排出マニホールドを出て行く前記複数の塩粒子は、液体成分を含まない、請求項23または30に記載の方法。
  33. 前記アプリケーションヘッドの前記封じ込めフードの前記遠位端部の中の前記開口部の下方に、および、前記遠位端部の中の前記開口部から間隔を離して、収集手段を位置決めすることと、
    (a)前記排出された塩の少なくとも一部分を前記収集手段の中に収集すること、および、(b)前記収集された排出された塩を前記収集手段から離れるように搬送し、前記排出された塩を処理、廃棄、またはリサイクルすることのうちの1つまたは複数
    を含む、請求項23から32のいずれか一項に記載の方法。
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