JP2019503738A - ワイヤー締め装置 - Google Patents

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Abstract

組立性および耐久性が向上するために、上面に収容隔壁部が備えられたベースボディ部と、該収容隔壁部内に回転自在に配置されて回転時にワイヤーが選択的に巻き取られるリール部と、下端が収容隔壁部に結合され内周の上端にラチェットギヤが突設した締結隔壁部およびリール部の上端が拘束されるようにラチェットギヤの下部に沿って半径方向内側に突設され中央部に昇降孔が形成された区画板を含むハウジング部と、昇降孔に沿って昇降し下降時にリーブ部と一体に回転するように結合され外周に安着段差部が突設されたギアボディ部、安着段差部の外周に設けられラチェットギヤに一方向の回転が拘束されるように結合される弾性翼部および安着段差部の下面に突設され昇降孔の縁部の上下面に選択的に弾発支持される昇降固定延長部を含む昇降ギア部と、昇降ギア部の上部に結合されて一体に昇降および回転するカバー部と、を備えるワイヤー締め装置を提供する。【選択図】図3A

Description

本発明はワイヤー締め装置に関し、より詳しくは、組立性および耐久性が向上したワイヤー締め装置に関する。
一般的に運動靴などの履物は、使用者の足サイズに密着するように靴紐をジグザグに配置して締めることにより履物と足の密着性を高めて快適な歩行を実現する。
しかし、小学校の低学年或いは未就学の児童や老人の場合、靴紐を解いたり結んだりすることが容易ではない。
また登山や競輪などの運動中に固定されていない靴紐の端部や結び目が激烈な動きや外部物体に引っかかって解けることがある。この場合、記録の低下は勿論、安全事故による負傷の危険も増加するので、靴紐の解れは必ず予防しなければならない。
なお、十分な休息のためには、きつく締められた靴紐を解く必要がある。従って、最も好ましくは、靴紐は容易に締めることができ、締められた状態を堅固に維持でき、必要時には容易に解くことができることが良い。
よって、互いに相反する靴紐の締めおよび解けを円滑にするための装置が多数開発されている。
図1は従来の靴紐締め装置が装着された履物の斜視図であり、図2は従来の靴紐締め装置の分解斜視図である。
図1および図2に示されているように、従来の靴紐締め装置10は靴のタン(T;Tongue)に備えられ、回転カバー51を回転させると中間部材53と巻取り部材55が結合して一体に回転する。この時、巻取り部材に靴紐Lが巻き取られ、中間部材の嵌合拘束部53zがハウジング57の一方向ラチェットギヤ(ratchet gear)57cに拘束されて逆方向には回転できず拘束される。
その後、回転カバー51を上方に引っ張ると、回転軸61の係止段部62が弾性手段59を弾発的に加圧して広げながら上側に移動し、中間部材53が上昇する。これにより、中間部材53および巻取り部材55の間の結合状態が解除されて巻取り部材55が自由回転するので、靴紐Lを引いて解くことができる。
このためには薄い金属からなるU字形状の弾性手段59を別途製造して複雑な組立過程を通じて靴紐締め装置10に設けなければならない。
またこのような靴紐締め機10は、靴紐を解くために回転カバー51を上方に引っ張る時、弾性手段59が元位置から離脱すると、製品の故障を引き起こして製品の耐久性および信頼度が低下する。なお、この問題を解決するために、弾性手段59が結合されるハウジング57の下部構造を複雑に変形すると、構造が複雑になり、部品数が増加して製品の生産性が低下する。
さらに回転カバー51と回転軸61がボルト部材によって締結されるので、ボルト部材が完全に締結されないと、動作ミスが発生することがある。また回転カバー51の強制操作時には樹脂射出物である回転軸61が金属材質のボルト部材により破損されてしまう問題もある。
上記問題を解決するために、本発明は組立性および耐久性が向上したワイヤー締め装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は、上面に収容隔壁部が備えられたベースボディ部と、該収容隔壁部内に回転自在に配置されて回転時にワイヤーが選択的に巻き取られるリール部と、下端が収容隔壁部に結合され内周の上端にラチェットギヤが突設した締結隔壁部およびリール部の上端が拘束されるようにラチェットギヤの下部に沿って半径方向内側に突設され中央部に昇降孔が形成された区画板を含むハウジング部と、昇降孔に沿って昇降し下降時にリーブ部と一体に回転するように結合され外周に安着段差部が突設されたギアボディ部、安着段差部の外周に設けられラチェットギヤに一方向の回転が拘束されるように結合される弾性翼部および安着段差部の下面に突設され昇降孔の縁部の上下面に選択的に弾発支持される昇降固定延長部を含む昇降ギア部と、昇降ギア部の上部に結合されて一体に昇降および回転するカバー部と、を含むワイヤー締め装置を提供する。
本発明によるワイヤー締め装置は、以下のような効果を奏する。
第一に、昇降ギア部の上端から下方に向けて延長した昇降固定延長部は、ハウジング部の昇降孔の縁部に弾発的に係止する。これにより、従来の回転軸、弾性部材などの追加部品がなくてもリール部の自由回転および一方向回転制限のための昇降状態が維持でき、部品数の減少により製品の生産性および組立性が向上される。
第二に、昇降固定延長部がリール部の上端を拘束するように突設された区画板の内側端に対面するように延長する。これにより係止突起の弾発係止のための別途の突出または陥没構造が要らず、ハウジング部の構造を単純化できるので、部品成型および製造が容易になり、製品の生産性が向上する。
第三に、リール部の上面に突設されたレール結合部が区画板のレール案内部により案内されて、従来の回転軸のような追加部品がなくてもリール部の安定的な回転が可能であり、製品の生産性が改善される。またリール部内側のワイヤー間の連結部分に対する回転軸の干渉が除去されて、ワイヤーの設置および交替時の便宜性が増加する。
第四に、ワイヤーの両端が上下方向にずれて配置された一対のワイヤー締結孔に拘束されて上下に分離されて巻き取られる。これにより、ワイヤー間の縺れや絡みを最小化してリール部の反復的な一方向および逆方向の回転時にも安定的な締めや解けが可能であり、製品の作動信頼度が向上する。
従来の靴紐締め装置が装着された履物の斜視図 従来の靴紐締め装置の分解斜視図 本発明の一実施形態によるワイヤー締め装置の分解斜視図 本発明の一実施形態によるワイヤー締め装置の分解斜視図 本発明の一実施形態によるワイヤー締め装置の断面図 本発明の一実施形態によるワイヤー締め装置の断面図
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態によるワイヤー締め装置について詳細に説明する。
図3Aおよび図3Bは本発明の一実施形態によるワイヤー締め装置の分解斜視図であり、図4Aおよび図4Bは本発明の一実施形態によるワイヤー締め装置の断面図である。
図3Aないし図4Bに示すように、ワイヤー締め装置200は、ベースボディ部210、リール部220、ハウジング部230、昇降ギア部240およびカバー部250を含む。
ベースボディ部210は、履物などの締め対象物に固定される支持構造物であって、一定以上の強度を有しつつ弾性的な素材である強化プラスチックなどの樹脂材質からなることが好ましい。
ハウジング部230は、内部にリール部220が結合され、上部に昇降ギア部240およびカバー部250が結合された状態でベースボディ部210上に着脱される。
即ち、ハウジング部230、リール部220、昇降ギア部240およびカバー部250の組立体がベースボディ部210上に結合する。またリール部220は、ハウジング部230およびベースボディ部210の結合時に形成された収容空間に収容されて回転する。
ここで、昇降ギア部240はハウジング部230に一方向Rの回転が拘束されるように設けられ、下降時にリール部220と一体に逆方向CR回転するように結合される。
カバー部250は、ベースボディ部210を介して締め対象物に固定されたハウジング部230から独立して回転および昇降できるようにハウジング部230の上端に結合される。
この時、カバー部250は昇降ギア部240と一体に回転および昇降するように結合され、カバー部250の操作により昇降ギア部240が昇降および逆方向CR回転する。
昇降ギア部240が下降してリール部220と一体に結合された状態でカバー部250が逆方向CR回転すると、締め対象物に連結されたワイヤーLがリール部220に巻き取られる。
この時、リール部220は昇降ギア部240により一方向Rの回転が制限され、ワイヤーLの巻取り状態が維持される。
カバー部250を上方に引っ張ると、昇降ギア部240が上昇してリール部220から分離され、リール部220が自由回転可能な状態に転換されて巻き取られたワイヤーLが解ける。
勿論、ワイヤーLが巻き取られたり解れたりするためのリール部220、昇降ギア部240、カバー部250の回転方向は、以下述べる各構成部品の形状を反転することにより容易に設計変更できる。
図3Aおよび図3Bに示すように、ベースボディ部210はタン支持部212および収容隔壁部215を含む。タン支持部212は履物のタンなどに密着支持されるように下面がラウンド形状に形成され、上面の中央部には収容隔壁部215が上方に向けて突設される。
収容隔壁部215の円周の一側には所定の挿入角度の開口部215cが形成される。即ち、収容隔壁部215は円の中心角である360°から挿入角度を除いた角度の円弧形に形成される。
収容隔壁部215は開口部215cに対向する円周の他側の内周面に半径方向外側に拘束溝部215bが陥没形成される。
タン支持部212の上面には開口部215cに対応する一側に半径方向に弾発変形されるように締結弾性片214が上方に向けて突設され、締結弾性片214の内周にはハウジング組立突起(図示せず)が突設される。
一方、図3Aないし図4Aに示すように、リール部220は強化プラスチックなどの樹脂材質からなることが好ましく、収容隔壁部215の内径未満の外径を有して収容隔壁部215内で回転可能に配置される。
この時、リール部220の側壁部には半径方向の内側に陥没され、リール部220の回転方向に対応する円周形にワイヤー巻取溝227が形成され、ワイヤー巻取溝227には一対のワイヤー締結孔227a、227bが貫通形成される。
ここで、ワイヤー締結孔227a、227bは、ワイヤー巻取溝227とリール部220の内部に形成された結び目収容溝228が互いに連通するように半径方向に貫通して形成される。
この時、ワイヤーLは、各々のワイヤー締結孔227a、227bを通過した両端が結び目収容溝228で結びまたはその他の固定手段により互いに連結されることにより、各々のワイヤー締結孔227a、227bのワイヤー巻取溝227側の縁部に拘束される。
これにより、リール部220の回転時にワイヤーLがワイヤー巻取溝227に沿って巻き取られて締め対象物が締められる。
ここで、各々のワイヤー締結孔227a、227bは、互いに異なる高さ範囲に形成されて上下方向にずれて配置されることが好ましい。即ち、ワイヤー締結孔のうちのいずれか一方227bはワイヤー巻取溝227の上側に形成され、他方227aはワイヤー巻取溝227の下側に形成される。
この時、リール部220が回転すると、上側のワイヤー締結孔227bに固定されたワイヤーLの一端と下側のワイヤー締結孔227aに固定されたワイヤーLの他端がワイヤー巻取溝227内で上下に分離されて巻き取られる。
従って、リール部220の一方向Rおよび逆方向CR回転の反復時にもワイヤーLが各々のワイヤー締結孔227a、227bに拘束されて巻き取られる。これにより、ワイヤーLの両端間の縺れや絡みを最小化して、安定的な締めおよび解け駆動により製品の作動信頼度および耐久性が向上される。
リール部220の上面の中央部には、昇降ギア部240の下降時に一体に回転するようにギア結合部224が形成され、ギア結合部224の外側にレール結合部226が形成される。
一方、ハウジング部230は締結隔壁部230aおよび区画板230bを含み、強化プラスチックなどの樹脂材質からなる。
締結隔壁部230aはリール部220の上下方向の高さを超える高さで形成され、内周がリール部220の最大外径部以上の内径を有する連続した外周面を有するように形成される。これにより、リール部220が締結隔壁部230a内で回転可能に収容される。
締結隔壁部230aは収容隔壁部215の内径に対応する外径を有し、外周の一側に開口部215cに挿入される嵌合カバー突起234が突設される。
即ち、嵌合カバー突起234は、締結弾性片214により分割された開口部215cの一側および他側の空間に対応するように一対が形成され、開口部215cの一側および他側の空間に嵌挿される。
この時、嵌合カバー突起234の間に対応する締結隔壁部230aの一側外周の下端には、ハウジング組立突起(図示せず)にフック結合するように締結突起235cが突設される。
締結隔壁部230aの他側の外周には、拘束溝部215bに挿入されるベース組立突起235aが突設される。
詳しくは、嵌合カバー突起234が開口部215cの一側および他側空間に対向配置されると、締結隔壁部230aが収容隔壁部215内に挿入される。
この時、締結弾性片214が半径方向の外側に弾発変形された状態でベース組立突起235aが収容隔壁部215の内面に沿ってスライドされて拘束溝部215b側に移動する。
ベース組立突起235aが拘束溝部215bに挿入されると、収容隔壁部215の内周に締結隔壁部230aの外周が密着し、締結弾性片214が半径方向の内側に弾発復元される。
この時、ベース組立突起235aが拘束溝部215bの上端に拘束されて、ハウジング組立突起(図示せず)と締結突起235cが互いに係止してベースボディ部210およびハウジング部230が組み立てられる。
ここで、ベースボディ部210およびハウジング部230が組み立てられると、嵌合カバー突起234により開口部215cがカバーされる。収容隔壁部215、締結隔壁部230aおよびタン支持部212によってリール部220が収容される収容空間が形成される。
ハウジング部230およびベースボディ部210が結合された状態で締結弾性片214を半径方向の外側に加圧して締結隔壁部230aを上方の対角線方向に引っ張ると、ハウジング部230がベースボディ部210から分離される。
締結隔壁部230aの内周にはリール部220の下端が弾発係止するように半径方向の内側にリール組立突起235bが突設されることが好ましい。ここで、リール組立突起235bは同じ高さ範囲で円周方向に複数形成されることが好ましい。
詳しくは、第2隔壁部234には一対のワイヤー貫通孔234a,234bが貫通形成され、締め対象物に連結されたワイヤーLがワイヤー貫通孔234a,234bを通過してリール部220のワイヤー締結孔227a,227bに拘束される。
ワイヤー貫通孔234a,234bを通過したワイヤーLがワイヤー締結孔227a,227bに拘束されると、リール部220が締結隔壁部230aの下部開口を介して締結隔壁部230a内に挿入される。
即ち、リール部220はハウジング部230およびベースボディ部210が分離された状態で締結隔壁部230aに挿入され、下端がリール組立突起235bに弾発係止することにより締結隔壁部230aに組み立てられる。
この時、リール部220はカバー部250および昇降ギア部240がハウジング部230に組み立てられた後に組み立てられることもでき、カバー部250および昇降ギア部240の組立前に予め組み立てることもできる。
これにより、ハウジング部230、リール部220、昇降ギア部240およびカバー部250が組み立てられてモジュール化し、モジュール化された上部組立体がベースボディ部210に着脱される。
よって、締め対象物に連結されたワイヤーLをリール部220に連結する作業と、締め対象物にベースボディ部210を裁縫または接着剤などで固定する作業を分離できるので、製品の組立便宜性が向上される。
リール部220を含む上部組立体をベースボディ部210から容易に分離して老朽化したワイヤーや部品を交替することができるので、製品の維持補修および使用便宜性が顕著に改善される。
締結隔壁部230aの上端の内周にはラチェットギヤ233が突設され、区画板230bはリール部220の上端が拘束されるようにラチェットギヤ233の下部に沿って半径方向の内側に突出して形成される。
区画板230bの中央部にはリール部220の断面積未満でかつギア結合部224を超える大きさの昇降孔231が貫通する。この時、リール組立突起235bから区画板230bの下面までの間隔は、リール部220の上下方向の高さを超えることが好ましい。
ここで、区画板230bがリール部220の上端を拘束するとは、収容空間のリール部220がラチェットギヤ233側に流動しないようにリール部220の上側方向の移動を制限するという意味であろう。
区画板230bの下面にはレール案内部236が形成されることが好ましく、レール案内部236およびレール結合部226はリール部220の回転を案内するように互いに係合する。
このために、レール案内部236およびレール結合部226は互いに嵌合するリング型断面の溝/突起で形成されることができる。即ち、図示したように、一方の内周が他方の外周を回転支持して結合するように互いに対向して突設された一対のリング型突起を形成することができる。
即ち、レール結合部226はリール部220の上面の縁部に沿って上方に向けて突設したリング型突起で形成され、レール案内部236は区画板230bの下面に沿って下方に向けて突設したリング型突起で形成される。
ここで、レール案内部236およびレール結合部226は、リール部220の下端がリール組立突起235bに係止した状態で互いの重畳間隔が、リール部220の上面からレール案内部236の下端までの間隔および区画板230bの下面からレール結合部226の上端までの間隔のうち小さい方より大きく形成されることが好ましい。
この時、リール部220が締結隔壁部230aに挿入されてリール部220の下端の縁部がリール組立突起235bに係合する。またレール結合部226がレール案内部236および締結隔壁部230aの内周の間に挿入されて回転支持される。
これにより、ワイヤーLを締めたり緩めたりする円周方向に沿ってリール部220が正確に回転される。
即ち、レール結合部226がレール案内部236により案内されて回転されることにより別途の回転軸(図2における61参照)がなくてもリール部220が安定的に回転できるので、構成部品が減少して製品の生産性および組立性が向上される。
リール部220の内側即ち、結び目収容溝228に配置されるワイヤーL間の連結部分に対する回転軸の干渉が除去されるので、ワイヤーLの設置および交替便宜性を改善できる。
一方、図3Bおよび図4Aに示すように、昇降ギア部240は、ギアボディ部240a、弾性翼部240cおよび昇降固定延長部240bを含む。この時、昇降ギア部240は一定以上の強度を有しながら弾性的な素材である強化プラスチックなどの樹脂材質からなることが好ましい。
ギアボディ部240aは昇降孔231に沿って昇降するように昇降孔231の内径未満の外径を有する円柱形に形成され、下降時にリール部220と一体に回転するように下面にギア嵌合部244が備えられる。
詳しくは、ギア結合部224およびギア嵌合部244は、互いに嵌挿されるギア溝/ギア突起または互いに嵌合するギア突起/ギア突起からなる。
例えば、リール部220のギア結合部224は、一方向R側の端部が垂直段差を有して形成され、逆方向CR側の端部が傾斜して形成されたギア突起が円周方向に沿って複数配置される。
ギア嵌合部244は、一方向R側の端部が傾斜して形成され、逆方向CR側の端部が垂直段差を有して形成されたギア突起が円周方向に沿って複数配置される。
これにより、昇降ギア部240の下降時に各々のギア突起の傾斜部が互いに接触して柔らかく係合し、逆方向CRの回転時に各々のギア突起の段差面が互いに接触して昇降ギア部240の回転力がリール部220に正確に伝達される。
ギアボディ部240aの外周には安着段差部247が突設され、安着段差部247の外周に沿って弾性翼部240cが備えられ、安着段差部247の下面に沿って昇降固定延長部240bが備えられる。
図3Aおよび図3Bに示したように、弾性翼部240cは安着段差部247の外周に連結された逆方向CR側の端部から一方向Rにラウンドして延びた円弧形に形成され、一方向R側の端部が半径方向に弾発変形される。
この時、弾性翼部240cの一方向R側の端部には、ラチェットギヤ233に一方向Rの回転が拘束されるように結合されるラチェット結合部243が備えられる。
即ち、ラチェット結合部243は、一方向R側の端部が垂直段差を有して形成され、逆方向CRの端部が傾斜して形成された一つ以上の歯車からなる。ラチェットギヤ233は、一方向Rの端部が傾斜して形成され、逆方向CRの端部が垂直段差を有して形成された複数の歯車からなる。
ここで、ラチェット結合部243は弾性翼部240cの弾性力により半径方向の外側に弾発支持されてラチェットギヤ233に係合する。
詳しくは、ラチェット結合部243に一方向Rの回転力が加えられると、ラチェット結合部243およびラチェットギヤ233の垂直断面が互いに接触して係合することにより昇降ギア部240の一方向Rの回転が拘束される。
またラチェット結合部243に逆方向CRの回転力が加えられると、ラチェット結合部243およびラチェットギヤ233の傾斜面が互いに接触してスライドする。弾性翼部240cが半径方向の内外側に弾発変形してクリック感が付与された状態で昇降ギア部240が逆方向CRに回転できる。
この時、弾性翼部240cは安着段差部247の外周に沿って複数個所に形成される。
勿論、弾性翼部240cおよび安着段差部247の間には補助弾性片(図示せず)或いは変形制限突起(図示せず)が形成されることが好ましい。これにより弾性翼部240cの過度な変形が防止され、ラチェット結合部243およびラチェットギヤ233間の安定的な係合を維持できる。
詳しくは、図3A乃至図4Bに示したように、ギアボディ部240aが外力により下降すると、ギア結合部224およびギア嵌合部244が密着して係合し、ギアボディ部240aおよびリール部220が一体に回転する。
ギアボディ部240aが逆方向CRに回転すると、リール部220がギアボディ部240aと共に逆方向CRに回転してワイヤーLが巻き取られる。
この時、使用者が締め対象物を着用した状態で移動したりしてワイヤーLに外力が加えられると、リール部220に一方向Rの回転力が印加される。
ここで、リール部220はギアボディ部240aに結合しているので、リール部220の回転力はギア結合部224の垂直段差面を介してギア嵌合部244およびギアボディ部240aに伝達される。
この時、ギアボディ部240aは弾性翼部240cにより一方向Rの回転が拘束されているので、リール部220の一方向Rの回転が制限されて既に巻き取られているワイヤーLを緩めず、巻き取られた状態を維持するこどができる。
反面、ギアボディ部240aが外力により上昇すると、ギア結合部224およびギア嵌合部244が分離され、リール部220がギアボディ部240aから独立して自由回転が可能である。この時、ワイヤーLを引っ張ると、リール部220に巻き取られているワイヤーLが解ける。
一方、昇降固定延長部240bは、ギアボディ部240aの昇降時に昇降孔231の縁部の上下面に選択的に弾発支持される。
ここで、昇降孔231の縁部は区画板230bの半径方向の内側端部と同じ意味であろう。昇降孔231の縁部の上下面は区画板230bの半径方向の内側端部に連結された区画板230bの上下面を意味すると理解できる。
詳しくは、昇降固定延長部240bは半径方向の厚さが小さく円周方向の幅が広い円弧形に形成されて半径方向の内外側に弾発変形する。この時、昇降固定延長部240bは円周方向に沿って複数形成され、複数形成された各々の昇降固定延長部240bが互いに同じ角度間隔で離隔配置されることが好ましい。
昇降固定延長部240bは外面が昇降孔231の縁部に接するように配置され、内面がギアボディ部240aの外周面から離隔配置されるように安着段差部247の下面に下方に向けて突設される。
昇降固定延長部240bは昇降ギア部240が上昇した状態で下端が昇降孔231の縁部から下側に突出するように延長して形成されることが好ましい。これにより、ギア結合部224およびギア嵌合部244が分離されてリール部220の回転が自由になる。
ここで、外面とは半径方向の外側面を意味し、内面とは半径方向の内側面を意味する。
この時、昇降固定延長部240bは昇降孔231の縁部に対面する外面に、ギアボディ部240aの昇降時に昇降孔231の縁部の上下面に対向するように、半径方向の外側に係止突起241が突設されることが好ましい。
即ち、係止突起241はギアボディ部240aの昇降時に昇降孔231の縁部の上下面に弾発支持され、係止突起241により昇降ギア部240の昇降状態が維持される。
この時、係止突起241は、昇降固定延長部240bの外面から最大外径部までの間隔が、昇降固定延長部240bの内面からギアボディ部240aの外周までの間隔以下であることが好ましい。
これにより、昇降固定延長部240bが半径方向の外側に弾発変形し、係止突起241が昇降孔231の縁部を通過して上下方向に移動できる。
係止突起241が昇降孔231の縁部を通過すると、昇降固定延長部240bが半径方向の内側に弾発復元されることにより係止突起241が昇降孔231の縁部の上下面に弾発支持される。
この時、係止突起241は、ギア結合部224およびギア嵌合部244が互いに係合する昇降ギア部240の下降位置において上端が昇降孔231の縁部の下面に弾発係止するように突設されることが好ましい。
詳しくは、昇降ギア部240の下降位置において、係止突起241は昇降固定延長部240bの弾性力により半径方向の内側に弾発支持され、係止突起241の上端が昇降孔231の縁部の下面に係止する。
この時、昇降ギア部240に昇降固定延長部240bの弾性力以下の上方向の外力が加えられる場合、係止突起241の弾発係止状態が維持されて昇降ギア部240が上昇しない。即ち、昇降ギア部240に昇降固定延長部240bの弾性力を超える上方向の外力が加えられた場合にのみ昇降ギア部240が上昇する。
よって昇降ギア部240の下降状態が安定的に維持され、ギアボディ部240aのギア嵌合部244とリール部220のギア結合部224が安定的に係合する。
これにより逆方向CRの回転によりワイヤーLが巻き取られ、一方向Rの回転は制限されて巻き取られたワイヤーLが巻き戻されないリール部220および昇降ギア部240の一体回転状態が安定的に維持される。
即ち、使用者による直接操作ではない運動などの衝撃により昇降ギア部240が上昇するなどの誤作動を防止することができる。これにより、昇降ギア部240の誤作動による思いがけないワイヤーLの巻き戻し或いは安全事故を予防して製品の安全性が向上される。
また係止突起241および昇降孔231の縁部即ち、区画板230bの半径方向の内側端の上下方向の厚さの合計は、昇降ギア部240およびギアボディ部240aの昇降間隔を超えることが好ましい。
ここで、昇降間隔とは、リール部220および昇降ギア部240が一体に回転するためにギア結合部224およびギア嵌合部244が密着する昇降ギア部240の位置からリール部220が昇降ギア部240から独立して自由回転するようにギア結合部224およびギア嵌合部244が分離された昇降ギア部240の位置までの間隔を意味する。
この時、ギア結合部224およびギア嵌合部244が分離されるように昇降ギア部240が上昇すると、係止突起241が昇降孔231の縁部を通過して上側に移動する。また係止突起241の下端が昇降孔231の縁部の上面に弾発支持される。
詳しくは、昇降ギア部240の上昇位置において、係止突起241は昇降固定延長部240bの弾性力により半径方向の内側に弾発支持され、係止突起241の下端が昇降孔231の縁部の上面に弾発支持される。
これにより昇降ギア部240の上昇状態即ち、リール部220の自由回転状態が維持される。昇降ギア部240の内側に一回引っ張るだけで別途の操作がなくてもワイヤーLを解くことができるので、製品の使用便宜性が改善される。
ワイヤーLの解除完了時、昇降ギア部240を下側に加圧すると、ギア結合部224およびギア嵌合部244が結合された状態に容易に転換できる。
このように昇降ギア部240bの上端即ち、安着段差部247から下方に伸びた昇降固定延長部240bがハウジング部230の昇降孔231の縁部に弾発係止して昇降ギア部240の昇降状態が維持される。
これにより、従来、昇降ギア部240の乗降状態を維持するために必要であった回転軸(図2における61参照)、弾性部材(図2における59参照)などの追加部品が不要になり、部品数が5つ以下になって製品の生産性および組立性が改善される。
昇降固定延長部240bがリール部220の上端を拘束するように突設された区画板230bの内側端即ち、昇降孔231の縁部に対面するように伸びて昇降固定延長部240bに突設された係止突起241が昇降孔231の縁部に弾発係止される。
これにより、突起、段差部、溝など係止突起241の弾発係止のための別途の突出・陥没構造が要らないため、ハウジング部230の構造を単純化することができる。またハウジング部230の成型および製造難易度が低くなって製品の生産性が向上する。
ここで、係止突起241の上下端には、昇降孔231の縁部に接触して昇降固定延長部240bの弾発変形を誘導する勾配面241b,241cが形成されることが好ましい。
詳しくは、昇降孔231の縁部は区画板230bの半径方向の内側端部即ち、区画板230bの半径方向の内側断面およびこれに連結された上下端の縁部を包括する概念である。
この時、係止突起241の上端側の勾配面241bは半径方向の外側に行くほど下方に向けて勾配し、係止突起241の下端側の勾配面241cは半径方向の外側に行くほど上方に向けて勾配するように形成されることが好ましい。勿論、勾配面241b,241cの同じ傾斜方向に形成された傾斜面に代替することができる。
よって、各々の勾配面241b,241cが昇降孔231の縁部に接して柔らかくスライドして昇降固定延長部240bの半径方向外側の弾発変形を誘導することができる。
これにより、リール部220の自由回転および一方向Rの回転拘束状態の転換のための昇降ギア部240の昇降動作が一層柔らかくなり製品の使用便宜性が改善される。
なお、カバー部250は強化プラスチックなどの樹脂材質からなることが好ましく、昇降ギア部240上に結合され、昇降ギア部240はカバー部250を介して伝達された外力によって昇降および回転する。
この時、カバー部250は伏せた容器型に備えられ、側壁部250aがハウジング部230の上端を超える内径を有する。これにより、ハウジング部230の上端および昇降ギア部240の弾性翼部240cが側壁部250a内に挿入される。
詳しくは、ギアボディ部240aの上面にカバー締結部242が形成され、カバー部250の上板250bの下面にギア組立弾性片252が突設されることが好ましい。
ここで、ギア組立弾性片252の外面には半径方向の外側にギア組立突起252aが突設され、カバー締結部242はギア組立弾性片252の円周方向の幅に対応する円周方向の幅を有する溝或いは孔で形成されることができる。
この時、カバー締結部242の上端にギア組立突起252aが係止する段差部が備えられる。ここで、ギア組立突起252aの上端からカバー部250の上板250bの下面までの間隔は、段差部の下端からギアボディ部240aの上面間の間隔に対応する。
これによりギア組立突起252aが段差部に係合すると、カバー部250の上板250bとギアボディ部240aの上面が密着結合される。これと同時に、ギア組立弾性片252の円周方向の両端がカバー締結部242の両端に拘束されるので、昇降ギア部240およびカバー部250が一体に回転および昇降する。
勿論、カバー部250の上板250bの下面にカバー締結部が形成され、ギアボディ部240aの上面にギア組立弾性片が突設されることもできる。
カバー部250の側壁部250aの内周には、締結隔壁部230aの外面に突設された締結段差部232にフック結合されるフック突起251が突設されることが好ましい。
即ち、カバー部250の側壁部250aは締結段差部232の外径に対応する内径を有し、側壁部250aの内周から半径方向内側に突設したフック突起251が締結段差部232の下端に係止することができる。
この時、フック突起251の下端は半径方向の内側に行くほど上方に向けて傾き、上端は平坦に形成される。締結段差部232の上端は半径方向の外側に行くほど下方に向けて傾き、下端は平坦に形成される。
これにより、フック突起251の傾いた下端が締結段差部232の傾いた上端をスライドしてフック突起251が締結段差部232の下部に柔らかく移動する。またフック突起251の平坦な上端が締結段差部232の平坦な下端に係止してカバー部250およびハウジング部230が安定的にフック結合される。
このようにハウジング部230、昇降ギア部240、カバー部250などの構成部品が隣接した2つの部品を上下方向に加圧する単純な過程により結合されるので、製品の組立性および生産性が向上される。
図4Aおよび図4Bに示すように、フック突起251は締結段差部232にフック結合された状態でギアボディ部240aの乗降間隔に対応する裕隔間隔bを有することが好ましい。
裕隔間隔bとは、フック突起251が締結段差部232の下部に位置するフック結合状態において、カバー部250の上下方向の最大昇降範囲を意味する。
このために、カバー部250の側壁部250aの長さおよびフック突起251の位置は、ギア結合部224およびギア嵌合部244が密着する昇降ギア部240の下降位置においてフック突起251の上端から締結段差部232の下端までの間隔が昇降間隔に対応するように設定されることが好ましい。
即ち、フック突起251の上端が締結段差部232の下端から離隔した状態で昇降ギア部240およびリール部220が密着する。またフック突起251の上端が締結段差部232の下端に密着する位置で昇降ギア部240およびリール部220が分離される。
これにより、ハウジング部230およびカバー部250の結合が維持された状態で昇降ギア部240がリール部220に結合する下降位置からリール部220から分離される上昇位置まで円滑に昇降できる。
裕隔間隔bはギア結合部224およびギア嵌合部244の係合間隔以上であることが好ましい。これにより裕隔間隔bによるカバー部250の昇降時に昇降ギア部240およびリール部220の結合および分離状態が正確に転換される。
この時、ラチェットギヤ233およびラチェット結合部243は、カバー部250の最大上昇時に分離され、カバー部250の下降時に再結合される。
勿論、ラチェットギヤ233およびラチェット結合部243間の係合高さaが裕隔間隔b以上であることができる。この時、ラチェットギヤ233およびラチェット結合部243が結合された状態を維持し、カバー部250が昇降され、リール部220および昇降ギア部240の結合および分離状態が転換される。
このように、ワイヤー締め装置200を構成するハウジング部230、昇降ギア部240、カバー部250およびベースボディ部210が隣接した2つの部品を上下方向に加圧する単純なフック結合により組み立てられる。これにより、各々の構成部品は別途の固定手段がなくても容易に組み立てることができる。
かかる製品組立性の改善とともに、外力による操作時に固定手段として使用された金属材部品による樹脂材部品の破損が源泉的に遮断されて、製品の耐久性が改善される。
リール部220の自由回転および一方向回転状態の転換のために昇降する昇降ギア部240が昇降固定延長部240bを介して昇降孔231の縁部に弾発的に支持されて昇降状態が維持される。
これにより下降状態において振動および衝撃による誤作動が防止でき、昇降ギア部240の上昇状態においてワイヤーの解除が容易であるので、製品の安全性および使用便宜性が向上される。
昇降固定延長部240bが昇降ギア部240に一体に備えられるので、昇降ギア部240の下降状態を維持するための弾性部材(図2における59参照)のような構成部品の数が減少し、製品の生産性および組立性が改善される。
勿論、本発明によるワイヤー締め装置200は履物のみに適用されることではない。本発明によるワイヤー締め装置200は、帽子、ヘルメット、ベルト、手袋、かばんのようなアクセサリー、スノーボード、水上スキーのような運動機構、その他の衣服などワイヤー或いは紐を締めることにより着用する多数の装置に適用することができる。また本発明の技術的思想が適用されるその他の装置への適用も本発明の権利範囲に属する。
以上、本発明は、限定された実施形態と図面により説明されたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する分野における通常の知識を有した者であればこのような記載から多様な修正および変形が可能である。従って本発明の範囲は、説明された実施形態に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって定められる。
本発明はワイヤー締め装置を提供することにより、ワイヤー或いは紐の締めを用いる多数の装置製造のための産業に適用することができる。

Claims (5)

  1. 上面に収容隔壁部が備えられたベースボディ部と、
    前記収容隔壁部内に回転自在に配置されて回転時にワイヤーが選択的に巻き取られるリール部と、
    下端が前記収容隔壁部に結合され内周の上端にラチェットギヤが突設した締結隔壁部および前記リール部の上端が拘束されるように前記ラチェットギヤの下部に沿って半径方向内側に突設され中央部に昇降孔が形成された区画板を含むハウジング部と、
    前記昇降孔に沿って昇降し下降時に前記リーブ部と一体に回転するように結合され外周に安着段差部が突設されたギアボディ部、前記安着段差部の外周に設けられ前記ラチェットギヤに一方向の回転が拘束されるように結合される弾性翼部および前記安着段差部の下面に突設され前記昇降孔の縁部の上下面に選択的に弾発支持される昇降固定延長部を含む昇降ギア部と、
    前記昇降ギア部の上部に結合されて一体に昇降および回転するカバー部と、を備える
    ことを特徴とするワイヤー締め装置。
  2. 前記昇降固定延長部は、前記昇降孔の縁部に対面するように延長し、外面に前記ギアボディ部の昇降時に前記昇降孔の縁部の上下面に対向するように半径方向の外側に係止突起が突設され、
    前記係止突起の上下端には、前記昇降孔の縁部に接触して前記昇降固定延長部の弾発変形を誘導する勾配面が形成される
    請求項1に記載のワイヤー締め装置。
  3. 前記カバー部の側壁部の内周には、前記締結隔壁部の外面に突設された締結段差部にフック結合され、フック結合時に前記締結段差部から前記ギアボディ部の乗降間隔に対応する裕隔間隔を有するようにフック突起が突設される
    請求項1に記載のワイヤー締め装置。
  4. 前記リール部の上面および前記区画板の下面には、前記リール部の回転を案内するように互いに係合するレール結合部およびレール案内部を備え、
    前記リール部の側壁部には、前記ワイヤーの両端が貫通拘束され、拘束された各々が回転時に互いに分離して巻き取られるように上下方向にずれて配置された一対のワイヤー締結孔が形成される
    請求項1に記載のワイヤー締め装置。
  5. 前記締結隔壁部の内周には、前記リール部の下端が弾発係止するように半径方向の内側にリール組立突起が突設される
    請求項1に記載のワイヤー締め装置。
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