JP2019501881A5 - - Google Patents

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最後に、治療に関連する骨髄抑制による治療中止が、最も一般的な事象として血小板減少症を伴う3.5サイクルの中央値の後に、40例の安全性評価可能患者のうち14例の患者(35%)で発生した。この14例の患者のうち10例が、治療中止になるまで試験を通じて40mgの用量を受けていた。
5 安全性データの考察
臨床試験は、本発明に従って投与されたメルフルフェンの安全性プロファイルが、他のアルキル化剤の安全性プロファイルに類似しており、好中球減少症および血小板減少症が最も一般的なAEであり、貧血および白血球減少症がそれに続くことを示している。メルフルフェン40mg用量を30分かけて投与した後のグレード3および4の好中球減少症および血小板減少症の発生率は、高用量のステロイドと併用した低用量メルファランの投薬計画の調査で観察された発生率に匹敵する(Richardson,P.ら、British Journal of Haematology(2011)第153巻、212〜221頁)。臨床試験では、失神、発作、心室性不整脈、心室頻拍、心室細動、粗動、心室頻拍、または突然死の報告はなかった。総合データは、他のアルキル化剤と比較した場合、上記節3.2および4.2に記載されているように、本発明に従って投与されたメルフルフェンの、毒性増加を伴わない好ましい有効性の結果が観察されたことを示している。
以下に、本願の実施態様を付記する。
[1] メルフルフェンの投薬量(塩の質量を除く)を非経口投薬として1.0〜1.8mg/分の注入速度で投与する、多発性骨髄腫の治療または予防に使用するためのメルフルフェン(メルファランフルフェナミド;L−メルファラニル−4−フルオロ−L−フェニルアラニンエチルエステル)またはその塩。
[2] 前記注入速度が1.2〜1.4mg/分、好ましくは1.3mg/分である、[1]に記載の使用のための化合物。
[3] メルフルフェンの最大総投薬量が45mgである、[1]または[2]に記載の使用のための化合物。
[4] メルフルフェンの前記投薬量が35〜45mgである、[1]〜[3]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[5] 前記投薬量を25〜35分かけて投与する、[1]〜[4]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[6] 35〜45mgのメルフルフェンの投薬量(塩の質量を除く)を非経口投薬として25〜35分かけて投与する、多発性骨髄腫の治療または予防に使用するためのメルフルフェン(メルファランフルフェナミド;L−メルファラニル−4−フルオロ−L−フェニルアラニンエチルエステル)またはその塩。
[7] 37.6〜48.3mgのメルフルフェン塩酸塩の投薬量(塩の質量を含む)を非経口投薬として25〜35分かけて投与する、多発性骨髄腫の治療または予防に使用するためのメルフルフェン塩酸塩。
[8] メルフルフェンの前記投薬量(塩の質量を除く)が37.5〜42.5mg、好ましくは40mgである、[1]〜[7]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[9] メルフルフェンの前記投薬量を約30分かけて投与する、[1]〜[8]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[10] メルフルフェンの前記投薬量を静脈内注入として投与する、[1]〜[9]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[11] 前記多発性骨髄腫が、再発性、不応性および/または再発性不応性多発性骨髄腫であり、例えば、プロテアーゼ阻害剤(PI)、免疫調節薬物(IMiD)またはアルキル化剤から選択される薬物のクラスからの少なくとも1種の薬物に不応、例えば少なくとも1種のアルキル化剤に不応であり、および/または、例えば少なくともポマリドミドおよび/またはダラツムマブに不応である、[1]〜[10]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[12] 前記多発性骨髄腫が、再発性および/または再発性で少なくともレナリドミドに不応であり、殊に、少なくともレナリドミドと少なくとも1種のプロテアーゼ阻害剤(PI)および免疫調節薬物(IMiD)を含む2種、3種または4種の他の薬物に不応である、[1]〜[11]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[13] 前記メルフルフェンを1種以上のさらなる治療薬と同時に、連続的に、または別々に投与する、[1]〜[12]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[14] 前記さらなる治療薬がデキサメタゾンである、[13]に記載の使用のための化合物。
[15] メルフルフェンの前記投薬量が、体積が200〜500ml、好ましくは350mlの医薬溶液として投与される、[1]〜[14]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[16] メルフルフェンの前記投薬量が、生理学的に許容される溶液、例えばグルコース溶液を含む医薬溶液として投与される、[1]〜[15]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[17] メルフルフェンの前記投薬量が医薬溶液として投与され、前記医薬溶液中のメルフルフェンまたはその塩の濃度が1.2mg/mL以下、例えば0.2〜1.2mg/mLである、[1]〜[16]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[18] メルフルフェンの前記投薬量を、メルフルフェンまたはその塩を含み、任意にスクロースを含む凍結乾燥した医薬調製物から調製する、[1]〜[17]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[19] メルフルフェンまたはその塩の前記投薬量が、21日のサイクルまたは28日のサイクルの1日目に摂取される、[1]〜[18]の何れか一つに記載の使用のための化合物。
[20] 前記サイクルが1〜9回、好ましくは2〜7回、例えば4回繰り返される、[19]に記載の使用のための化合物。
[21] デキサメタゾン(例えば40mgのデキサメタゾン)をサイクルの1日目に投与すると共に、21日間のサイクルの8日目および15日目に任意に投与するか、28日間のサイクルの8日目、15日目および22日目に任意に投与する、[19]または[20]に記載の使用のための化合物。
[22] メルフルフェンまたはその塩を患者に投与することを含み、メルフルフェンの投薬量(塩の質量を除く)を非経口投薬として1.0〜1.8mg/分の注入速度で投与する、多発性骨髄腫を治療または予防する方法。
[23] メルフルフェンまたはその塩を患者に投与することを含み、35〜45mgのメルフルフェンの投薬量を非経口注入により約25〜35分かけて投与する、多発性骨髄腫を治療または予防する方法。
[24] メルフルフェンの投薬量(塩の質量を除く)を非経口投薬として1.0〜1.8mg/分の注入速度で投与する、多発性骨髄腫の治療または予防のための医薬品を製造するためのメルフルフェンまたはその塩。
[25] 35〜45mgのメルフルフェンの投薬量を非経口注入により25〜35分かけて投与する、多発性骨髄腫の治療または予防のための医薬品を製造するためのメルフルフェンまたはその塩。
[26] メルフルフェンの投薬量を非経口投薬として0.8mg/分未満(例えば0.3〜1.0mg/分または例えば0.3〜0.8mg/分)の注入速度で投与する、がん、例えば固形がんの治療または予防に使用するためのメルフルフェン(メルファランフルフェナミド;L−メルファラニル−4−フルオロ−L−フェニルアラニンエチルエステル)またはその塩。
[27] メルフルフェンの投薬量を非経口投薬として0.8mg/分未満(例えば0.3〜0.8mg/分)の注入速度で投与する、がん、例えば固形がんの治療または予防に使用するためのメルフルフェン(メルファランフルフェナミド;L−メルファラニル−4−フルオロ−L−フェニルアラニンエチルエステル)またはその塩、および1種以上のさらなる化学療法剤。

Claims (15)

  1. メルフルフェンまたはその塩を含有する、多発性骨髄腫の治療または予防に使用するための組成物であって、前記組成物は、35〜45mgの塩の質量を除くメルフルフェンの投薬量を非経口投薬として1.21.4mg/分の注入速度で投与する、組成物。
  2. 前記注入速度が1.3mg/分である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記投薬量を25〜35分かけて投与する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 塩の質量を除くメルフルフェンの前記投薬量が37.5〜42.5mg、好ましくは40mgである、請求項1〜の何れか一項に記載の組成物。
  5. メルフルフェンの前記投薬量を約30分かけて投与する、請求項1〜の何れか一項に記載の組成物。
  6. メルフルフェンの前記投薬量を静脈内注入として投与する、請求項1〜の何れか一項に記載の組成物。
  7. 前記多発性骨髄腫が、再発性、不応性および/または再発性不応性多発性骨髄腫であり、例えば、プロテアーゼ阻害剤、免疫調節薬物またはアルキル化剤から選択される薬物のクラスからの少なくとも1種の薬物に不応、例えば少なくとも1種のアルキル化剤に不応であり、および/または、例えば少なくともポマリドミドおよび/またはダラツムマブに不応である、請求項1〜の何れか一項に記載の組成物。
  8. 前記多発性骨髄腫が、再発性および/または再発性で少なくともレナリドミドに不応であり、殊に、少なくともレナリドミドと少なくとも1種のプロテアーゼ阻害剤および免疫調節薬物を含む2種、3種または4種の他の薬物に不応である、請求項1〜の何れか一項に記載の組成物。
  9. 前記メルフルフェンを1種以上のさらなる治療薬と同時に、連続的に、または別々に投与例えば前記さらなる治療薬がデキサメタゾンである、請求項1〜の何れか一項に記載の組成物。
  10. メルフルフェンの前記投薬量が、体積が200〜500ml、好ましくは350mlの医薬溶液として投与される、請求項1〜の何れか一項に記載の組成物。
  11. メルフルフェンの前記投薬量が、生理学的に許容される溶液、例えばグルコース溶液を含む医薬溶液として投与される、請求項1〜10の何れか一項に記載の組成物。
  12. メルフルフェンの前記投薬量が医薬溶液として投与され、前記医薬溶液中のメルフルフェンまたはその塩の濃度が1.2mg/mL以下、例えば0.2〜1.2mg/mLである、請求項1〜11の何れか一項に記載の組成物。
  13. メルフルフェンの前記投薬量を、メルフルフェンまたはその塩を含み、任意にスクロースを含む凍結乾燥した医薬調製物から調製する、請求項1〜12の何れか一項に記載の組成物。
  14. メルフルフェンまたはその塩の前記投薬量が、21日のサイクルまたは28日のサイクルの1日目に摂取され、任意に、前記サイクルが1〜9回、好ましくは2〜7回、例えば4回繰り返される、請求項1〜13の何れか一項に記載の組成物。
  15. デキサメタゾンをサイクルの1日目に投与すると共に、21日間のサイクルの8日目および15日目に任意に投与するか、28日間のサイクルの8日目、15日目および22日目に任意に投与する、請求項14に記載の組成物。
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