JP2019219467A - 画像形成装置、駆動音制御方法および駆動音制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、駆動音制御方法および駆動音制御プログラム Download PDF

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奈津世 井田
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純一 舛田
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昌宏 野々山
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Abstract

【課題】 駆動音を制御すること。【解決手段】 MFPは、記録媒体に画像を形成する画像形成制御部75と、画像形成部よりも上流に配置された第1搬送経路に沿って記録媒体を準備速度で搬送し、第1搬送経路よりも下流の第2搬送経路に沿って記録媒体を画像形成速度で搬送する搬送制御部71と、記録媒体が第1搬送経路を搬送されている間の音を検知する形成前検知部65と、形成前検知部65により検知された音に基づいて、画像形成速度を決定する速度決定部67と、を備える。【選択図】 図4

Description

この発明は、画像形成装置、駆動音制御方法および駆動音制御プログラムに関し、特に、種類の異なる記録媒体に画像を形成可能な画像形成装置、その画像形成装置で実行される駆動音制御方法、および、その画像形成装置を制御するコンピューターにその駆動音制御方法を実行させる駆動音制御プログラムに関する。
MFP(Multi Function Peripheral)等の画像形成装置は、画像を形成するための用紙を搬送する機械的な部材を備えているため、音が発生する。このため、MFPで発生する音の低減が望まれる。特に、MFPが静かな環境に設置される場合は、音ができるだけ発生しないのが好ましい。
例えば、特開2016−78299号公報には、動作音と周囲音をマイクで取得し、該動作音が可聴音であるか否かを判定し、該可聴音が不快音であるか否かを判定し、取得された動作音が異常音であるか否かを判定し、動作音が不快音または異常音であると判定すると、該不快音と該異常音のうち少なくともいずれかであると判定した動作音を発生する異常音発生部品を特定し、該異常音発生部品を使用した動作を制限するとともに、該異常音発生部品を不使用の動作については通常動作を許可する画像形成装置が記載されている。
しかしながら、特開2016−78299号公報に記載の画像形成装置においては、異常音発生部品で発生する不快音または異常音が発生しないようにできるが、異常音発生部品以外の部品で発生する音の音量を制御できないといった問題がある。
特開2016−78299号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、駆動音を制御することが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、駆動音を制御することが可能な駆動音制御方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、駆動音を制御することが可能な駆動音制御プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するために、この発明のある局面によれば、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段よりも上流に配置された第1搬送経路に沿って記録媒体を準備速度で搬送し、第1搬送経路よりも下流の第2搬送経路に沿って記録媒体を画像形成速度で搬送する搬送手段と、記録媒体が第1搬送経路を搬送されている間の音を検知する形成前検知手段と、形成前検知手段により検知された音に基づいて、画像形成速度を決定する速度決定手段と、を備える。
この局面に従えば、記録媒体が第1搬送経路を搬送されている間の音を検知し、検知された音に基づいて、第2搬送経路に沿って記録媒体を搬送する画像形成速度を決定するので、第2搬送経路に沿って記録媒体が搬送される間の音を制限することができる。その結果、駆動音を制御する画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、記録媒体の種類を示す媒体種別を決定する媒体種類決定手段を、さらに備え、速度決定手段は、さらに、決定された媒体種別に基づいて画像形成速度を決定する。
この局面に従えば、媒体種別に基づいて画像形成速度を決定するので、記録媒体の媒体種別が異なる場合であっても記録媒体を搬送する間の音を制限することができる。
好ましくは、速度決定手段は、形成前検知手段により検知された音のうち予め定められた周波数の音に基づいて、画像形成速度を決定する。
この局面に従えば、記録媒体が第1搬送経路を搬送されている間の音のうち予め定められた周波数の音に基づいて画像形成速度を決定するので、記録媒体を搬送することにより発生する音から画像形成速度を決定することができる。このため、画像形成速度を正確に決定することができる。
この発明の他の局面によれば、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、複数の可動部材を含み、搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送手段と、複数の可動部材ごとに、記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、記録媒体を搬送する画像形成速度を決定する速度決定手段と、を備える。
この局面に従えば、複数の可動部材ごとに、記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、記録媒体を搬送する画像形成速度を決定するので、記録媒体を搬送する間の音を制限することができる。その結果、駆動音を制御する画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、画像形成手段が画像を形成することに応じて、音基準情報を更新する更新手段を、さらに備える。
この局面に従えば、画像を形成することに応じて、音基準情報を更新するので、可動部材の経年劣化を反映することができる。
好ましくは、複数の可動部材のいずれかが交換されることに応じて、交換された可動部材に対応する音基準情報を初期値に設定する初期設定手段を、さらに備える。
この局面に従えば、交換された可動部材に対応する音基準情報を初期値に設定するので、画像形成速度を決定する精度を高めることができる。
好ましくは、画像形成手段は、画像形成速度に対応する画像形成条件に従って記録媒体に画像を形成する。
この局面に従えば、画像形成速度に対応する画像形成条件に従って記録媒体に画像を形成するので、記録媒体に形成される画像の画質が低下しないようにできる。
好ましくは、速度決定手段は、記録媒体に画像が形成されている間の音量が所定の音量以下となるように画像形成速度を決定する。
この局面に従えば、記録媒体に画像が形成されている間の音量が所定の音量以下となるように画像形成速度を決定するので、駆動音が大きくなり過ぎないようにできる。
好ましくは、環境音を検出する環境音検出手段と、検出された環境音に基づいて、所定の音量を決定する音量決定手段と、をさらに備える。
この局面に従えば、環境音に基づいて、所定の音量を決定するので、環境音に対して駆動音が大きくなり過ぎないようにできる。
好ましくは、記録媒体に画像が形成されている間の音を検知する形成時検知手段をさらに備え、速度決定手段は、形成時検知手段により検知された音に基づいて、画像形成速度を変更する。
この局面に従えば、記録媒体に画像が形成されている間の音に基づいて、画像形成速度を変更するので、記録媒体に画像が形成されている間の音が大きくなり過ぎないようにできる。
この発明の他の局面によれば、駆動音制御方法は、画像形成装置で実行される駆動音制御方法であって、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段よりも上流に配置された第1搬送経路に沿って記録媒体を準備速度で搬送し、第1搬送経路よりも下流の第2搬送経路に沿って記録媒体を画像形成速度で搬送する搬送手段と、を備え、記録媒体が第1搬送経路を搬送されている間の音を検知する形成前検知ステップと、形成前検知ステップにおいて検知された音に基づいて、画像形成速度を決定する速度決定ステップと、を含む。
この局面に従えば、駆動音を制御する駆動音制御方法を提供することができる。
この発明の他の局面によれば、駆動音制御方法は、画像形成装置で実行される駆動音制御方法であって、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、複数の可動部材を含み、搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、複数の可動部材ごとに、記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、記録媒体を搬送する画像形成速度を決定する速度決定ステップを含む。
この局面に従えば、駆動音を制御する駆動音制御方法を提供することができる。
この発明の他の局面によれば、駆動音制御プログラムは、画像形成装置を制御するコンピューターで実行される駆動音制御プログラムであって、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段よりも上流に配置された第1搬送経路に沿って記録媒体を準備速度で搬送し、第1搬送経路よりも下流の第2搬送経路に沿って記録媒体を画像形成速度で搬送する搬送手段と、を備え、記録媒体が第1搬送経路を搬送されている間の音を検知する形成前検知ステップと、形成前検知ステップにおいて検知された音に基づいて、画像形成速度を決定する速度決定ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面に従えば、駆動音を制御する駆動音制御プログラムを提供することができる。
この発明の他の局面によれば、駆動音制御プログラムは、画像形成装置を制御するコンピューターで実行される駆動音制御プログラムであって、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、複数の可動部材を含み、搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、複数の可動部材ごとに、記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、記録媒体を搬送する画像形成速度を決定する速度決定ステップを、コンピューターに実行させる。
この局面に従えば、駆動音を制御する駆動音制御プログラムを提供することができる。
第1の実施の形態におけるMFPの外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態におけるMFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるMFPが備える画像形成部および給紙部の一部の内部構成を示す模式的側面図である。 第1の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 速度変換情報の一例を示す図である。 搬送速度と定着温度との関係御一例を示す図である。 第1の実施の形態における画像形成制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 搬送速度決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 音基準情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態における画像形成制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における搬送速度決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 音基準情報更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態における画像形成装置について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。また、以下の説明においては、画像形成装置の一例としてMFPを説明する。さらに、以下に説明するMFPは、画像を形成する対象となる記録媒体として、媒体種別の異なる複数種類の記録媒体のいずれにも画像を形成することが可能である。記録媒体は、紙などの用紙の他、OHP(Overhead projector)シート、布等を含む。また、媒体種別は、記録媒体の種類を区別するための情報であり、記録媒体の坪量および材質を区別する情報を含む。以下の説明では、特に言及しない限り、記録媒体を用紙とする場合を例に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態におけるMFPの外観を示す斜視図である。図2は、第1の実施の形態におけるMFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図1および図2を参照して、MFP100は、画像形成装置の一例であり、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、画像データに基づいて記録媒体に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に記録媒体を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
自動原稿搬送装置120は、原稿トレイ125上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿に形成された画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ127上に排出する。自動原稿搬送装置120は、原稿トレイ125に載置される原稿を検出する原稿検出センサーを備える。
原稿読取部130は、原稿を読み取るための矩形状の読取面を有する。読取面は、例えばプラテンガラスにより形成される。自動原稿搬送装置120は、読取面の1つの辺に平行な軸を中心に回転可能にMFP100の本体に接続され、開閉可能である。自動原稿搬送装置120の下方に、原稿読取部130が配置されており、自動原稿搬送装置120が回転して開いた開状態で、原稿読取部130の読取面が露出する。このため、ユーザーは、原稿読取部130の読取面に原稿を載置可能である。自動原稿搬送装置120は、原稿読取部130の読み取り面が露出する開状態と、読み取り面を覆う閉状態とに状態を変化可能である。自動原稿搬送装置120は、自動原稿搬送装置120の開状態を検出する状態検出センサーを備える。
原稿読取部130は、光を照射する光源と、光を受光する光電変換素子とを含み、読取面に載置された原稿に形成されている画像を走査する。読取領域に原稿が載置されている場合、光源から照射された光は原稿で反射し、反射した光が光電変換素子で結像する。光電変換素子は、原稿で反射した光を受光すると、受光した光を電気信号に変換した画像データを生成する。原稿読取部130は、画像データをメイン回路110が備えるCPU111に出力する。
給紙部150は、後述する第1〜第3の給紙カセットおよび手差しカセットに収納された記録媒体を画像形成部140に搬送する。給紙部150は、画像形成部140に搬送される記録媒体に関する情報を媒体情報として検出する。本実施の形態においては、媒体種別の異なる複数種類の記録媒体として、坪量の異なる薄紙、普通紙、上質紙、および厚紙が給紙部150に収納されている場合を例に説明する。したがって、媒体種別は、用紙の坪量を区別する情報である。
画像形成部140は、CPU111により制御され、周知の電子写真方式により画像を形成するものである。本実施の形態では、画像形成部140は、CPU111から入力される画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。画像が形成された用紙は排紙トレイ159に排出される。CPU111が画像形成部140に出力する画像データは、原稿読取部130から入力される画像データの他、外部から受信されるプリントデータ等の画像データを含む。
メイン回路110は、MFP100の全体を制御するCPU(中央演算処理装置)111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、外部記憶装置118と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる画像データを一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上部に設けられる。操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、例えば、液晶表示装置(LCD)であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。なお、LCDに代えて、画像を表示する装置であれば、例えば、有機EL(electroluminescence)ディスプレイを用いることができる。
操作部163は、タッチパネル165と、ハードキー部167とを含む。タッチパネル165は、静電容量方式である。なお、タッチパネル165は、静電容量方式に限らず、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式等の他の方式を用いることができる。
タッチパネル165は、その検出面が表示部161の上面または下面に表示部161に重畳して設けられる。ここでは、タッチパネル165の検出面のサイズと、表示部161の表示面のサイズとを同じにしている。このため、表示面の座標系と検出面の座標系は同じである。タッチパネル165は、ユーザーが、表示部161の表示面を指示する位置を検出面で検出し、検出した位置の座標をCPU111に出力する。表示面の座標系と検出面の座標系は同じなので、タッチパネル165が出力する座標を、表示面の座標に置き換えることができる。
ハードキー部167は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、例えば接点スイッチである。タッチパネル165は、表示部161の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。ユーザーがMFP100を操作する場合は直立した姿勢となる場合が多いので、表示部161の表示面、タッチパネル165の操作面およびハードキー部167は、上方を向いて配置される。ユーザーが表示部161の表示面を容易に視認することができ、ユーザーは指で操作部163を容易に指示することができる。
通信I/F部112は、ネットワークにMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピューターまたはデータ処理装置と通信する。通信I/F部112が接続されるネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。また、ネットワークは、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶するとともに、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータの画像を用紙に形成する。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
外部記憶装置118は、CPU111により制御され、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)118A、または半導体メモリが装着される。本実施の形態においては、CPU111は、ROM113に記憶されたプログラムを実行する例を説明するが、CPU111は、外部記憶装置118を制御して、CD−ROM118AからCPU111が実行するためのプログラムを読出し、読み出したプログラムをRAM114に記憶し、実行するようにしてもよい。
なお、CPU111が実行するためのプログラムを記憶する記録媒体としては、CD−ROM118Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)などの半導体メモリ等の媒体でもよい。さらに、CPU111がネットワークに接続されたコンピューターからプログラムをダウンロードしてHDD115に記憶する、または、ネットワークに接続されたコンピューターがプログラムをHDD115に書込みするようにして、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図3は、第1の実施の形態におけるMFPが備える画像形成部および給紙部の一部の内部構成を示す模式的側面図である。図3を参照して、MFP100の内部には、太い点線で示される主搬送経路41が基本的に上下方向に伸びるように形成されている。主搬送経路41は、給紙部150から搬送される用紙を、画像形成部140を通して排紙トレイ159へ導くための経路である。本例の主搬送経路41においては、画像形成部140よりも上方に位置する上端部13の反対側の下端部30が給紙部150から用紙を受ける搬入口を構成する。また、主搬送経路41の上端部13が、画像形成後の用紙を排紙トレイ159に排出する排出口を構成する。主搬送経路41の上端部13には、排紙ローラー15が設けられている。主搬送経路41は、下端部30で、後述する給紙部150から伸びる複数の副搬送経路SP1,SP2,SP3に接続される。用紙の搬送方向は、給紙部150から排紙トレイ159に向かう方向である。
給紙部150は、3つの給紙カセット151,152,153および手差しカセット154を含む。3つの給紙カセット151,152,153は、この順で上方から下方に向かって並ぶように積層配置されている。手差しカセット154は、MFP100の側壁101に設けられ、画像形成部140よりも下方に位置する。図3に太い一点鎖線で示すように、給紙部150においては、3つの給紙カセット151,152,153のうち上段に位置する給紙カセット151から主搬送経路41の下端部30へ伸びるように副搬送経路SP1が形成されている。また、手差しカセット154から主搬送経路41の下端部30へ伸びるように副搬送経路SP2が形成されている。さらに、3つの給紙カセット151,152,153のうち中段および下段に位置する給紙カセット152,153それぞれから主搬送経路41の下端部30に伸びる2つの搬送経路152a,153aが形成されている。2つの搬送経路152a,153aそれぞれの主搬送経路41の下端部30から所定の長さの部分は、2つの搬送経路152a,153aで共用される副搬送経路SP3である。
副搬送経路SP1には、給紙カセット151に収納された用紙を主搬送経路41へ供給するための給紙ローラー151rが設けられている。副搬送経路SP2には、手差しカセット154に収納された用紙を主搬送経路41へ供給するための給紙ローラー154rが設けられている。搬送経路152aには、給紙カセット152に収納された用紙を副搬送経路SP3を通して主搬送経路41へ供給するための給紙ローラー152rが設けられている。さらに、搬送経路153aには、給紙カセット153に収納された用紙を副搬送経路SP3を通して主搬送経路41へ供給するための給紙ローラー153rが設けられている。
MFP100においては、用紙への画像形成時に、3つの給紙カセット151,152,153および手差しカセット154のうちから画像形成されるべき用紙が収納されたカセットが対象カセットとして選択される。3つの給紙カセット151,152,153および手差しカセット154のうち対象カセットに対応する給紙ローラーが動作することにより、対象カセットから副搬送経路SP1,SP2,SP3のいずれかを通して主搬送経路41に画像形成されるべき用紙が供給される。
画像形成部140は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックそれぞれの画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kと、中間転写ベルト57と、駆動ローラー55と、ローラー55Aと、転写ローラー47と、タイミングローラー45と、定着ローラー49と、排紙ローラー15と、を備える。画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kの少なくとも1つが駆動されることにより、画像が形成される。画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kのすべてが駆動されると、フルカラーの画像を形成する。画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kには、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの印字用データがそれぞれ入力される。画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kは、取扱うトナーの色彩が異なるのみなので、ここでは、イエローの画像を形成するための画像形成ユニット51Yについて説明する。
画像形成ユニット51Yは、イエローの印字用データが入力される露光ヘッドと、感光体ドラム(像担持体)と、帯電チャージャと、現像器と、転写ローラー53Yとを備える。露光ヘッドは、受取った印字用データ(電気信号)に応じてレーザ光を発光する。発光されたレーザ光は露光ヘッドが備えるポリゴンミラーにより1次元走査され、感光体ドラムを露光する。感光体ドラムを1次元走査する方向は、主走査方向である。感光体ドラムは、帯電チャージャによって帯電された後、露光ヘッドが発光するレーザ光が照射される。これにより、感光体ドラムに静電潜像が形成される。続いて、現像器により、静電潜像上にトナーが載せられてトナー像が形成される。感光体ドラム上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト57上に、転写ローラー53Yにより転写される。
一方、中間転写ベルト57は、駆動ローラー55とローラー55Aとにより弛まないように懸架されている。駆動ローラー55が図中で反時計回りに回転すると、中間転写ベルト57が所定の速度で図中反時計回りに回転する。中間転写ベルト57の回転に伴って、ローラー55Aが、反時計回りに回転する。
これにより、画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kが、順に中間転写ベルト57上にトナー像を転写する。画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kそれぞれが、中間転写ベルト57上にトナー像を転写するタイミングは、中間転写ベルト57に付された基準マークを検出することにより、調整される。これにより、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト57上に重畳される。
上記の主搬送経路41には、下端部30から上端部13にかけて、タイミングローラー45、転写ローラー47、定着ローラー49および排紙ローラー15がこの順で間隔をおいて配置されている。給紙部150から主搬送経路41へ供給された用紙はタイミングローラー45へ送られる。給紙カセット151〜153および手差しカセット154のいずれかからタイミングローラー45までの経路を第1搬送経路という。第1搬送経路に配置された可動部材は、給紙ローラー151r〜154rを含む。また、主搬送経路41のタイミングローラー45よりも下流の部分経路を第2搬送経路という。第2搬送経路に配置された可動部材は、タイミングローラー45と、転写ローラー47と、定着ローラー49と、排紙ローラー15と、を含む。第1搬送経路の近傍にマイクロフォン141が配置される。
用紙は、タイミングローラー45により転写ローラー47に搬送され、転写ローラー47によりトナーが転写され、定着ローラー49によりトナーが定着されることにより、画像が形成される。タイミングローラー45は、中間転写ベルト57に形成されたトナー像が転写ローラー47に到達するタイミングで用紙が転写ローラー47に到達するように、用紙の搬送を開始する。タイミングローラー45により搬送される用紙は、転写ローラー47により中間転写ベルト57に押し当てられ、転写ローラー47を帯電させることにより、中間転写ベルト57上に重畳して形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が用紙に転写される。転写ローラー47の帯電量は、用紙の坪量に適した値となるように、転写ローラー47に印加される電圧がCPU111によって制御される。
トナー像が転写された用紙は、定着ローラー49に搬送され、定着ローラー49により加熱される。これにより、トナーが溶かされて用紙に定着する。その後、画像形成後の用紙は、排紙ローラー15によって主搬送経路41の上端部13から排紙トレイ159上に排出される。定着ローラー49の温度は、用紙の坪量に適した値となるように、CPU111によって制御される。
本実施の形態におけるMFP100には、主搬送経路41内に検出領域DAを有する検出装置59が設けられている。検出装置59は、投光部59aおよび受光部59bを含み、主搬送経路41の下端部30とタイミングローラー45との間の位置で投光部59aおよび受光部59bが主搬送経路41を挟んで互いに対向するように配置されている。投光部59aは、例えば発光ダイオード等の発光素子、発光素子の駆動回路、および光学系を含み、その光軸に沿って光を出射する。投光部59aから検出領域DAに予め定められた光量の光が出射される。受光部59bは、フォトダイオード等の受光素子を含み、受光素子が受ける光の受光量に対応する信号を出力する。
検出装置59は、主搬送経路41内に検出領域DAを有するように配置される。投光部59aの光軸に沿う主搬送経路41内の領域が検出領域DAとなる。検出装置59の検出領域DAは、用紙の進行方向に交差するとともに主搬送経路41を移動する用紙に交差する方向に延びている。検出領域DAは、投光部59aと受光部59bとの間の領域である。検出領域DAの伸びる方向は、投光部59aの中心と受光部59bの中心とを結んだ線と平行である。用紙が主搬送経路41を移動して検出領域DAを横切る間、移動中の用紙の一部に投光部59aから射出される光が照射される。このとき、用紙に照射された光の一部は用紙を透過し、用紙に照射された光の残りは用紙に吸収されるかまたは用紙から反射される。受光部59bは、用紙を透過した光を受光し、その受光量に応じた信号をCPU111に出力する。
図4は、第1の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118Aに記憶された画像形成制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。画像形成制御プログラムは、駆動音制御プログラムを含む。
ここでは、給紙カセット151に、媒体種別が「普通紙」の用紙が格納されており、給紙カセット152に、媒体種別が「厚紙」の用紙が格納されており、給紙カセット153に、媒体種別が「薄紙」の用紙が格納されており、手差しカセット154に、用紙が格納されていない場合を例に説明する。
給紙カセット151〜153および手差しカセット154それぞれに、それに格納される用紙の媒体種別を関連付けた関連テーブルがHDD115に記憶されている。ただし、関連テーブルにおいて、媒体種別が関連付けられていない場合がある。例えば、給紙カセット151に格納する用紙を交換した場合等である。
また、記録媒体を搬送する搬送速度は、その記録媒体の媒体種別に対して媒体速度が予め定められている。第1搬送経路および第2搬送経路に配置された複数の可動部材が、搬送される用紙の坪量が大きい場合、または、材質がポリエチレン等のOHPシートの場合、搬送速度が所定の値以上となると損傷する場合があるからである。
図4を参照して、CPU111は、環境音検出部61と、音量決定部63と、形成前検知部65と、速度決定部67と、形成時検知部69と、搬送制御部71と、媒体情報決定部73と、画像形成制御部75と、透過センサー制御部77と、通知部79を含む。
環境音検出部61は、MFP100の周辺の音を検出する。例えば、MFP100が画像を形成していない状態で、マイクロフォン141が集音する音を環境音として検出する。環境音検出部61は、検出された環境音を音量決定部63に出力する。
音量決定部63は、MFP100で発生することが可能な最大の音量を上限音量TH1として決定する。音量決定部63は、環境音検出部61から入力される環境音に基づいて上限音量TH1を決定する。例えば、音量決定部63は、上限音量TH1が環境音に比例する値に決定する。また、音量決定部63は、上限音量TH1を環境音の音量以下の音量とするのが好ましい。さらに、音量決定部63は、上限音量TH1の下限値を予め定めておき、環境音が所定の値より小さい場合には、上限音量TH1を予め定められた下限値に設定するようにしてもよい。音量決定部63は、上限音量TH1を決定する場合、上限音量TH1を速度決定部67に出力する。
搬送制御部71は、給紙カセット151〜153および手差しカセット154のいずれかに格納されている用紙の搬送を制御する。具体的には、搬送制御部71は、用紙の搬送速度および用紙を搬送するタイミングを制御する。搬送制御部71は、複数の異なる搬送速度で用紙を搬送する。搬送制御部71は、用紙の搬送速度に応じた回転数でモーターMを回転させる。搬送制御部71は、複数の異なる搬送速度のいずれかの搬送速度で用紙が搬送されるように、用紙の搬送速度を制御する。搬送制御部71は、モーターMに印加する電圧のデューティ比を制御することにより、搬送速度に対応する回転数でモーターMを回転させる。
搬送制御部71は、給紙カセット151に格納された用紙のうち1枚目の用紙について、準備速度でタイミングローラー45まで搬送する。準備速度は、予め定められた速度である。本例においては、準備速度を、複数の媒体種別それぞれに対する媒体速度のうち最も遅い搬送速度としている。搬送制御部71は、給紙カセット151に格納された用紙の媒体種別が関連テーブルにより関連付けられているか否かに係わらず、最も遅い媒体速度を準備速度とする。準備速度を最も遅い搬送速度に設定したが、これに限定されることなく、予め定められた速度であってもよい。例えば、後述する媒体情報決定部73が記録媒体の媒体種別を決定することが可能な最大の搬送速度に準備速度を設定してもよい。また、搬送制御部71は、給紙カセット151に格納された用紙の媒体種別が関連テーブルにより関連付けられている場合には、その用紙の媒体速度を準備速度としてもよい。搬送制御部71は、用紙がタイミングローラー45に到達した後、速度決定部67により決定された画像形成速度で、用紙を搬送する。
形成前検知部65は、搬送制御部71が1枚目の用紙の搬送を開始してからタイミングローラー45に用紙が到達する前の準備期間に、マイクロフォン141が集音した音を形成前音として検出する。形成前検知部65は、マイクロフォン141が集音した音のうちから予め定められた周波数の音を抽出することによりノイズを除去する。MFP100が備える複数の可動部材それぞれが記録媒体を搬送する間に発生する音の周波数は予め判っている。このため、形成前検知部65は、マイクロフォン141が集音した音から、複数の可動部材に対応する周波数の音を抽出する。なお、形成前検知部65は、マイクロフォン141が集音した音から、複数の可動部材に対応する周波数以外の予め定められた周波数の音を除外するようにしてもよい。形成前音を、準備期間にマイクロフォン141が集音した音の平均としてもよいし、準備期間にマイクロフォン141が集音した音の最大値としてもよい。形成前検知部65は、検出された形成前音を速度決定部67に出力する。
形成時検知部69は、搬送制御部71がタイミングローラー45から搬送されて排紙トレイ159に排紙されるまでの形成期間に、マイクロフォン141が集音した音を形成音として検出する。形成時検知部69は、マイクロフォン141が集音した音のうちから予め定められた周波数の音を抽出することによりノイズを除去する。形成時検知部69は、マイクロフォン141が集音した音から、複数の可動部材に対応する周波数以外の予め定められた周波数の音を除外するようにしてもよい。形成音を、形成期間にマイクロフォン141が集音した音の平均としてもよいし、形成期間にマイクロフォン141が集音した音の最大値としてもよい。形成時検知部69は、検出された形成音を速度決定部67に出力する。
透過センサー制御部77は、検出装置59を制御して、給紙部150から主搬送経路41に供給された用紙が検出装置59の検出領域DAを移動するときに、用紙の透過率TRを決定する。具体的には、透過センサー制御部77は、検出装置59の受光部59bの出力信号を取得し、出力信号から受光量を算出し、投光部59aが出射した光の光量に対する受光部59bが受光した光の光量の割合を透過率TRとして算出する。透過センサー制御部77は、算出された透過率TRを媒体情報決定部73に出力する。
媒体情報決定部73は、透過センサー制御部77から透過率TRが入力される。媒体情報決定部73は、透過率TRに基づいて、用紙の媒体種別を決定する。媒体情報決定部73は、種別変換情報を用いて透過率TRに対する坪量を決定する。種別変換情報は、坪量と透過率との対応を定める情報である。種別変換情報は、予め実験等することにより生成され、HDD115に記憶されている。また、媒体情報決定部73は、透過率TRに基づき決定された坪量に対する媒体種別を決定する。複数の媒体種別それぞれは、その媒体種別の用紙の坪量が所定の範囲内となることが分かっている。このため、媒体種別と、その媒体種別の用紙の坪量の範囲との対応テーブルを予めHDD115に記憶しておけばよい。媒体情報決定部73は、用紙の媒体種別を速度決定部67および画像形成制御部75に出力する。
速度決定部67は、画像形成速度を決定する。画像形成速度は、1枚目の用紙にあっては、用紙がタイミングローラー45から排紙トレイ159に排紙されるまので搬送速度であり、2枚目以降の用紙にあっては、給紙カセット151〜153または手差しカセット154から排紙トレイ159に排紙されるまでの搬送速度である。
速度決定部67は、予測部83を含む。予測部83は、形成前検知部65から入力される形成前音と、媒体情報決定部73から入力される媒体種別と、に基づいて予測速度を決定する。予測部83は、速度変換情報を用いて媒体種別および形成前音に対する予測速度を決定する。
速度変換情報は、複数の媒体種別ごとに、搬送速度とMFP100で発生する駆動音との対応を定める情報である。速度変換情報は、実験により求めた値であり、HDD115に記憶される。速度変換情報は、MFP100の出荷前の段階で、複数の媒体種別それぞれの記録媒体にMFP100が画像を形成する間に発生する音を、搬送速度を異ならせて計測することにより生成されてもよい。速度変換情報は、テーブルであってもよいし、変換式であってもよい。
予測部83は、速度変換情報を用いて準備速度を変換した駆動音と形成前音との差分から補正量を決定する。準備速度を変換した駆動音と形成前音との差分は、MFP100が有する複数の可動部材が、用紙を搬送することにより摩耗等により劣化することが原因で発生する。補正量は、速度変換情報を用いて準備速度を変換した駆動音に対する増加率である。なお、補正量は、差分そのものを用いてもよい。
さらに、予測部83は、速度変換情報を補正量に基づいて補正する。予測部83は、例えば、速度変換情報を補正量である増加率だけ増加させる。これにより、MFP100が有する複数の可動部材が劣化することが原因で駆動音の増大分を加味することができる。予測部83は、補正後の速度変換情報を用いて、上限音量TH1に対応する搬送速度を予測速度に決定する。
速度決定部67は、予測速度が媒体速度より大きい場合、媒体速度を画像形成速度に決定する。媒体速度は、媒体情報決定部73で決定された媒体種別に対して予め定められた搬送速度である。媒体速度よりも早い速度で用紙を搬送すると、第1搬送経路および第2搬送経路に配置された複数の可動部材が損傷を受ける場合がある。速度決定部67は、予測速度が媒体速度以下の場合、予測速度を画像形成速度に決定する。速度決定部67は、画像形成速度を搬送制御部71に出力する。
画像形成制御部75は、画像形成部140を制御して、媒体情報決定部73から入力される媒体情報、速度決定部67により決定された画像形成速度に基づいて画像形成条件を決定し、画像形成条件に従って印字用データの画像を形成させる。具体的には、画像形成制御部75は、中間転写ベルト57上に形成されたトナー像を画像形成の対象となる用紙に転写されるのに適した電位に転写ローラー47が帯電するように画像形成部140を制御する。また、画像形成制御部75は、媒体情報に基づいて、画像形成の対象となる用紙に適した温度でトナーが定着されるように、定着ローラー49の温度を調整する。さらに、具体的には、画像形成制御部75は、媒体種別および画像形成速度に基づいて、転写ローラー47の電位および定着ローラー49の温度を決定し、決定された電位に転写ローラー47が帯電するように画像形成部140を制御し、定着ローラー49の温度が決定された温度になるように画像形成部140を制御する。
速度決定部67は、速度補正部81を含む。速度補正部81は、形成時検知部69から入力される形成音に基づいて、画像形成速度を変更する。具体的には、速度補正部81は、形成音の音量が上限音量TH1より大きい場合、画像形成速度を遅い値に変更する。例えば、速度補正部81は、画像形成速度を、所定の値だけ小さい値に変更する。なお、速度補正部81は、予測部83により補正された速度変換情報を、形成音と上限音量TH1との差分に基づいて補正し、補正後の速度変換情報を用いて、上限音量TH1に対する搬送速度を画像形成速度に決定するようにしてもよい。速度決定部67は、速度補正部81により画像形成速度が変更される場合、変更後の画像形成速度を搬送制御部71および画像形成制御部75に出力する。
搬送制御部71は、2枚目以降の用紙を画像形成する場合、給紙カセット151〜153または手差しカセット154のいずれかから排紙トレイ159まで、速度決定部67から入力される画像形成速度で用紙を搬送する。搬送制御部71は、速度決定部67から変更後の画像形成速度が入力される場合には、変更後の画像形成速度で用紙を搬送する。
図5は、速度変換情報の一例を示す図である。図5を参照して、横軸に搬送速度を示し、縦軸に駆動音の音量を示している。記録媒体の媒体種別が「薄紙」、「普通紙」、「厚紙」、「上質紙」それぞれについての実験で求めたデータをプロットし、近似した直線を示している。実線200は、記録媒体の媒体種別が「普通紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。点線201は、記録媒体の媒体種別が「薄紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。点線202は、記録媒体の媒体種別が「上質紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。点線203は、記録媒体の媒体種別が「厚紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。媒体種別が「薄紙」、「普通紙」、「上質紙」、「厚紙」の順に、用紙の坪量が大きい。駆動音は坪量に比例する。同じ搬送速度であっても坪量が大きいほど駆動音は大きい。駆動音は搬送速度に比例する。速度変換情報は、実線200、点線201〜203に基づき生成され、テーブルであってもよいし、変換式であってもよい。
図6は、搬送速度と定着温度との関係御一例を示す図である。図6を参照して、横軸に搬送速度を示し、縦軸に定着温度を示している。記録媒体の媒体種別が「薄紙」、「普通紙」、「厚紙」、「上質紙」それぞれについての実験で求めたデータをプロットし、近似したデータを示している。実線210は、記録媒体の媒体種別が「普通紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。実線211は、記録媒体の媒体種別が「薄紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。実線212は、記録媒体の媒体種別が「上質紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。実線213は、記録媒体の媒体種別が「厚紙」の用紙に対応する実験データを近似した直線を示す。定着温度は坪量に比例する。定着温度は搬送速度に比例する。搬送速度と定着温度との関係は、実線210〜213に基づき定められ、テーブルであってもよいし、変換式であってもよい。
図7は、第1の実施の形態における画像形成制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。画像形成制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118Aに記憶された画像形成制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。画像形成制御プログラムは、駆動音制御プログラムを含む。図7を参照して、CPU111は、ジョブの実行指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。ジョブの実行指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS01でNO)、ジョブの実行指示を受け付けたならば処理をステップS10に進める。具体的には、ユーザーが操作部163を操作する場合、ユーザーにより操作部163に入力されるプリントジョブまたはコピージョブの実行指示を受け付ける。また、通信I/F部112が外部のコンピューターからプリントジョブを受信すると、プリントジョブの実行指示を受け付ける。また、スマートフォン等の携帯装置によってMFP100が遠隔操作される場合、通信I/F部112が携帯装置と通信する。通信I/F部112が携帯装置から受信する遠隔操作により入力されるプリントジョブまたはコピージョブの実行指示を受け付ける。
ステップS02においては、対象カセットを決定する。対象カセットは、3つの給紙カセット151,152,153および手差しカセット154のうちで、画像形成の対象となる用紙を格納するカセットである。3つの給紙カセット151,152,153および手差しカセット154のうち実行指示で特定されるカセットを対象カセットに決定する。
ステップS03においては、対象セットに格納されている用紙を、準備速度で搬送を開始し、処理をステップS02に進める。ステップS04においては、形成前音を検出し、処理をステップS05に進める。マイクロフォン141で集音された音を形成前音として検出する。ステップS04が実行される段階は、給紙カセット151〜153または手差しカセット154のいずれかの対象カセットからタイミングローラー45まで用紙が搬送される準備期間である。したがって、形成前音は、準備期間にマイクロフォン141で集音された音である。次のステップS05においては、形成前音からノイズを除去し、処理をステップS06に進める。マイクロフォン141で集音された音から、MFP100が有する複数の可動部材に対応する周波数の音を抽出する。これにより、形成前音をMFP100で発生する音にすることができる。MFP100が有する複数の可動部材それぞれから発生する音の周波数と異なる予め定められた周波数の音を、形成前音から除去してもよい。
ステップS06においては、媒体種別を検出し、処理をステップS07に進める。具体的には、検出装置59を制御して透過率TRを検出し、透過率TRから媒体種別を決定する。透過率TRに対応する坪量を決定し、坪量に対応する媒体種別を決定する。ステップS07においては、関連テーブルを更新し、処理をステップS08に進める。関連テーブルは、3つの給紙カセット151,152,153および手差しカセット154と、それらに格納される記録媒体の媒体種別とを関連付けたテーブルであり、HDD115に記憶される。
ステップS08においては、搬送速度決定処理を実行し、処理をステップS09に進める。搬送速度決定処理の詳細は後述するが、画像形成速度を決定する処理である。ステップS09においては、画像形成条件を決定し、処理をステップS10に進める。ステップS06で決定された媒体種別およびステップS08において決定された画像形成速度に基づいて、媒体情報の用紙に適した画像形成条件を決定する。具体的には、媒体種別および画像形成速度に適した転写ローラー47に印加する電圧、および定着ローラー49の温度を決定する。
ステップS10においては、画像形成部140を制御して、画像形成を開始し、処理をステップS11に進める。ステップS11においては、形成音を検出し、処理をステップS12に進める。マイクロフォン141で集音された音を形成前音として検出する。ステップS12が実行される段階は、用紙がタイミングローラー45から排紙トレイ159に搬送される形成期間である。したがって、形成音は、形成期間にマイクロフォン141で集音された音である。形成音からノイズを除去するようにしてもよい。マイクロフォン141で集音された音から、MFP100が有する複数の可動部材に対応する周波数の音を抽出する。これにより、形成音をMFP100で発生する音にすることができる。第2搬送経路に配置された複数の可動部材それぞれから発生する音の周波数と異なる予め定められた周波数の音を、形成音から除去してもよい。
ステップS12においては、形成音の音量が上限音量TH1より大きいか否かを判断する。上限音量TH1についての詳細は後述するが、ステップS08において搬送速度決定処理が実行されることにより決定され、MFP100から発生する音の音量の上限を定める値である。形成音の音量が上限音量TH1より大きければ処理をステップS13に進めるが、そうでなければ処理をステップS14に進める。ステップS13においては、画像形成速度を、それから定数Cを減算した値に設定し、処理をステップS17に進める。定数Cは予め定められた値である。ステップS14においては、形成音の音量がしきい値TH2以上か否かを判断する。形成音の音量がしきい値TH2以上ならば処理をステップS17に進めるが、そうでなければ処理をステップS15に進める。しきい値TH2は、上限音量TH1を基準に定まる値であり、上限音量TH1より小さな値である。上限音量TH1としきい値TH2との差分は、定数Cより小さいことが好ましい。
ステップS15においては、画像形成速度に定数Cを加算した搬送速度が媒体速度より大きいか否かを判断する。画像形成速度に定数Cを加算した搬送速度が媒体速度より大きいならば処理をステップS16に進め、そうでなければ処理をステップS17に進める。媒体速度は、ステップS06において決定された媒体種別の用紙に対して予め定められた搬送速度である。ステップS15を実行することにより、画像形成速度が媒体速度よりも大きくならない。ステップS16においては、画像形成速度を、それに定数Cを加算した値に設定し、処理をステップS17に進める。
形成音の音量がしきい値TH2以上で、上限音量TH1以下であれば、画像形成速度が変更されない。形成音の音量が上限音量TH1より大きい場合は、画像形成速度が定数Cを減算した値に変更される。形成音の音量がしきい値TH2より小さい場合は、変更後の画像形成速度が媒体速度を超えないことを条件に、画像形成速度が定数Cを加算した値に変更される。
ステップS17においては、画像形成の対象となるページが存在するか否かを判断する。印刷データを参照して、画像を形成する次のページが存在するならば処理をステップS09に戻すが、存在しなければ処理を終了する。
図8は、搬送速度決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。搬送速度決定処理は、画像形成制御処理のステップS08において実行される処理である。画像形成制御処理が実行される前の段階で、媒体種別が決定されており、形成前音が検出されている。図8を参照して、CPU111は、媒体種別に対応する媒体速度を決定し(ステップS21)、処理をステップS22に進める。媒体種別が「薄紙」、「普通紙」、「上質紙」および「厚紙」それぞれに対して、媒体速度が予め定められている。画像形成制御処理で決定された媒体種別に対して予め定められた媒体速度を決定する。
ステップS22においては、環境音から上限音量TH1を決定し、処理をステップS23に進める。上限音量TH1は、MFP100で発生することが可能な最大の音量である。上限音量TH1は、環境音の音量に比例する値である。上限音量TH1は、環境音の音量と同じ音量としてもよい。また、上限音量TH1の下限値を予め定めておき、環境音が所定の値より小さい場合には、上限音量TH1を下限値に設定する。
ステップS23においては、形成前音に基づいて補正量を決定し、処理をステップS24に進める。具体的には、速度変換情報を用いて準備速度を変換した駆動音と形成前音との差分から補正量を決定する。補正量は、速度変換情報を用いて準備速度を変換した駆動音に対する増加率である。なお、補正量は、差分そのものを用いてもよい。
ステップS24においては、補正量で速度変換情報を補正する。速度変換情報を補正量である増加率だけ増加させる。これにより、MFP100が有する複数の可動部材が劣化することが原因で駆動音の増大分を加味することができる。次のステップS25においては、補正後の速度変換情報を用いて予測速度を決定し、処理をステップS26に進める。上限音量TH1に対応して速度変換情報で定められる搬送速度を予測速度に決定する。
ステップS26においては、予測速度が媒体速度以上か否かを判断する。予測速度が媒体速度以上ならば処理をステップS27に進めるが、そうでなければ処理をステップS28に進める。媒体速度よりも早い速度で用紙を搬送すると、第1搬送経路および第2搬送経路に配置された複数の可動部材が損傷する場合がある。このため、ステップS27においては、画像形成速度に媒体速度を設定し、処理を画像形成制御処理に戻す。ステップS28においては、画像形成速度に予測速度を設定し、処理を画像形成処理に戻す。
<第1の変形例>
第1の実施の形態におけるMFP100においては、速度変換情報を、複数の媒体種別ごとに、搬送速度とMFP100で発生する駆動音との対応を定める情報とした。第1の変形例におけるMFP100は、速度変換情報に代えて、第1変換情報と、第2変換情報と、を用いる。第1変換情報は、複数の媒体種別ごとに、搬送速度と準備期間にMFP100で発生する駆動音との対応を定める情報である。準備期間は、搬送制御部71が1枚目の用紙の搬送を開始してからタイミングローラー45に用紙が到達する前までの期間である。第2変換情報は、複数の媒体種別ごとに、搬送速度と形成期間にMFP100で発生する駆動音との対応を定める情報である。形成期間は、用紙がタイミングローラー45から搬送されて排紙トレイ159に排紙されるまでの期間である。
準備期間において、用紙は第1搬送経路を搬送される。第1搬送経路に配置された可動部材は、給紙ローラー151r〜154rを含む。給紙ローラー151r〜151rが駆動することにより発生する駆動音は、用紙を搬送している間と、用紙を搬送していない間とで異なる。第1変換情報は、実験により求めた値であり、HDD115に記憶される。第1変換情報は、MFP100の出荷前の段階で、複数の媒体種別それぞれの記録媒体に画像を形成するMFP100が準備期間に発生する音を、搬送速度を異ならせて計測することにより生成され、HDD115に記憶される。第1変換情報は、テーブルであってもよいし、変換式であってもよい。
形成期間において、用紙は第2搬送経路を搬送される。第2搬送経路に配置された可動部材は、タイミングローラー45と、転写ローラー47と、定着ローラー49と、排紙ローラー15と、を含む。タイミングローラー45、転写ローラー47、定着ローラー49および排紙ローラー15それぞれが駆動することにより発生する駆動音は、用紙を搬送している間と、用紙を搬送していない間とで異なる。第2変換情報は、実験により求めた値であり、HDD115に記憶される。第2変換情報は、MFP100の出荷前の段階で、複数の媒体種別それぞれの記録媒体に画像を形成するMFP100が形成期間に発生する音を、搬送速度を異ならせて計測することにより生成され、HDD115に記憶される。第2変換情報は、テーブルであってもよいし、変換式であってもよい。
第1の変形例における速度決定部67に含まれる予測部83は、形成前検知部65から入力される形成前音と、媒体情報決定部73から入力される媒体種別と、に基づいて予測速度を決定する。第1の変形例における予測部83は、第1変換情報および第2変換情報を用いて媒体種別および形成前音に対する予測速度を決定する。
第1の変形例における予測部83は、第1変換情報を用いて準備速度を変換した駆動音と形成前音との差分から補正量を決定する。準備速度を変換した駆動音と形成前音との差分は、第1搬送経路に配置された複数の可動部材が、用紙を搬送することにより摩耗等により劣化することが原因で発生する。補正量は、第1変換情報を用いて準備速度を変換した駆動音に対する増加率である。
さらに、第1の変形例における予測部83は、第2変換情報を補正量に基づいて補正する。例えば、第2変換情報を補正量である増加率だけ増加させる。これにより、第2搬送経路に配置される複数の可動部材が劣化することが原因で駆動音の増大分を加味することができる。第1の変形例における予測部83は、補正後の第2変換情報を用いて、上限音量TH1に対応する搬送速度を予測速度に決定する。
第1の変形例における速度決定部67は、予測速度が媒体速度より大きい場合、媒体速度を画像形成速度に決定する。媒体速度は、媒体情報決定部73で決定された媒体種別に対して予め定められた搬送速度である。第1の変形例における速度決定部67は、予測速度が媒体速度以下の場合、予測速度を画像形成速度に決定する。第1の変形例における速度決定部67は、画像形成速度を搬送制御部71に出力する。
第1の変形例におけるMFP100は、第1変換情報および第2変換情報を用いて、形成前音に対する予測音量を求めるので、予測音量の予測の精度を高めることができる。
<第2の変形例>
第1の実施の形態におけるMFP100においては、準備期間に、マイクロフォン141が集音した音を形成前音として検出し、形成期間に、マイクロフォン141が集音した音を形成音として検出するようにした。第2の変形例におけるMFP100は、マイクロフォン141とは別のマイクロフォンを第2搬送経路の途中に設ける。そして、準備期間に、マイクロフォン141が集音した音を形成前音として検出し、形成期間に、マイクロフォン141とは別に第2搬送経路の途中に設けられたマイクロフォンが集音した音を形成音として検出する。第2の変形例におけるMFP100は、第2搬送経路に含まれる複数の可動部材で発生する駆動音をより正確に集音することができる。
以上説明したように第1の実施の形態におけるMFP100は、記録媒体が第1搬送経路を搬送されている間の形成前音に基づいて、画像形成速度を決定するので、第2搬送経路に沿って記録媒体が搬送される間の音を制限することができる。
また、MFP100は、記録媒体の媒体種別に基づいて画像形成速度を決定するので、記録媒体の媒体種別が異なる場合であっても記録媒体を搬送する間の音を制限することができる。
また、MFP100は、形成前音のうち予め定められた周波数の音を抽出して、画像形成速度を決定するので、MFP100が記録媒体を搬送することにより発生する音から画像形成速度を決定することができる。
また、MFP100は、画像形成速度に対応する画像形成条件に従って記録媒体に画像を形成するので、記録媒体に形成される画像の画質を向上させることができる。
また、MFP100は、形成音の音量が上限音量TH1以下となるように画像形成速度を決定するので、駆動音が大きくなり過ぎないようにできる。
また、MFP100は、環境音に基づいて、上限音量TH1を決定するので、環境音に対して駆動音が大きくなり過ぎないようにできる。
また、MFP100は、形成音に基づいて、画像形成速度を変更するので、記録媒体に画像が形成されている間の音が大きくなり過ぎないようにできる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態におけるMFP100においては、速度変換情報を用いて予測速度を決定した。第2の実施の形態におけるMFP100は、予測速度を決定するために、速度変換情報に代えて、音基準情報を用いる。以下、第1の実施の形態におけるMFP100と異なる点を主に説明する。
第2の実施の形態におけるMFP100の外観、ハードウェア構成は、図1および図2にそれぞれ示した第1の実施の形態におけるMFP100の外観およびハードウェア構成と同じである。第2の実施の形態におけるMFP100が備える画像形成部および給紙部の内部構成は、第1の実施の形態におけるMFP100の内部構成と同じであり、図3に示した模式的側面図で示される。
図9は、第2の実施の形態におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図9に示す機能が図4に示した機能と異なる点は、形成前検知部65が削除された点、速度決定部67が速度決定部67Aに変更された点、初期設定部91および基準更新部93が追加された点である。その他の機能は、図9に示した機能と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
速度決定部67Aは、速度補正部81と、基準予測部95を含む。速度補正部81は、第1の実施の形態における速度補正部81と同じのなで、ここでは説明を繰り返さない。基準予測部95は、音基準情報を用いて、画像形成速度を決定する。音基準情報は、複数の可動部材ごとに、記録媒体を搬送する搬送速度と、記録媒体を搬送している間に発生する駆動音との関係を定める。複数の可動部材は、第1搬送経路に配置された複数の可動部材と、第2搬送経路に配置された複数の可動部材とを含む。第1搬送経路に配置された複数の可動部材は、給紙ローラー151r〜154rを含む。第2搬送経路に配置された複数の可動部材は、タイミングローラー45、転写ローラー47、定着ローラー49、排紙ローラー15を含む。なお、第2搬送経路に配置される複数の可動部材に、駆動ローラー55、ローラー55A、中間転写ベルト57、画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kを含めるようにしてもよい。
可動部材の駆動音は、搬送する記録媒体の媒体種別によって異なる場合がある。このため、音基準情報は、複数の媒体種別ごとに、搬送速度と駆動音との関係を定める。また、可動部材の駆動音は、可動部材が摩耗等により劣化することにより異なる。このため、音基準情報は、画像を形成した枚数ごとに、搬送速度と駆動音との関係を定める。
図10は、音基準情報の一例を示す図である。ここでは、可動部材の一例としてタイミングローラー45の音基準情報を示している。また、タイミングローラー45が媒体種別「普通紙」の用紙を搬送する場合の音基準情報を示している。図10を参照して、画像形成枚数が、0枚、1000枚、2000枚、3000枚それぞれについての実験で求めたデータをプロットし、近似したデータを示している。実線220は、タイミングローラー45が用紙を搬送した回数が0枚以上1000枚より少ない状態で、媒体種別が「普通紙」の用紙を、搬送速度を異ならせて計測した駆動音をプロットした点を近似した直線を示す。実線221は、タイミングローラー45が用紙を搬送した回数が1000枚以上2000枚より少ない状態で、媒体種別が「普通紙」の用紙を、搬送速度を異ならせて計測した駆動音をプロットした点を近似した直線を示す。実線222は、タイミングローラー45が用紙を搬送した回数が3000枚以上の状態で、媒体種別が「普通紙」の用紙を、搬送速度を異ならせて計測した駆動音をプロットした点を近似した直線を示す。駆動音は搬送速度に比例する。また、駆動音は画像形成枚数に比例する。音基準情報は、実線220〜223に基づき定められ、テーブルであってもよいし、変換式であってもよい。
図9に戻って、基準予測部95は、媒体情報決定部73から入力される媒体種別に基づいて画像形成速度を決定する。基準予測部95は、媒体情報決定部73から入力される媒体種別に対応する媒体速度を決定する。そして、基準予測部95は、予測速度に媒体速度を設定し、音基準情報を用いて、第2搬送経路に配置された複数の可動部材ごとの部材音量を決定する。具体的には、第2搬送経路に配置された複数の可動部材ごとに、音基準情報を用いて、媒体種別で特定される用紙を予測速度で搬送する場合に発生する駆動音を決定する。基準予測部95は、複数の可動部材ごとに決定された駆動音の音量の合計を予測音量に決定する。基準予測部95は、予測音量が、音量決定部63により決定された上限音量TH1以下の場合、予測速度を画像形成速度に決定する。なお、駆動ローラー55、ローラー55A、中間転写ベルト57、画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kについて、搬送速度別の駆動音を予め求めておき、その駆動音の音量を予測音量に加算するようにしてもよい。駆動ローラー55、ローラー55A、中間転写ベルト57、画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kについては、搬送速度が異なれば駆動音の音量が異なるが、媒体種別が異なっても同じである。
基準予測部95は、予測音量が上限音量TH1より大きい場合、予測速度を所定の値だけ小さい値に設定し、音基準情報を用いて、複数の可動部材ごとの部材音量を決定し、予測音量を再度決定する。基準予測部95は、予測音量が上限音量TH1以下となるまで、予測速度を所定の値だけ小さい値に設定する。基準予測部95は、決定した画像形成速度を、搬送制御部71および画像形成制御部75に出力する。
基準更新部93は、画像形成部140により画像が記録媒体に形成されることに応じて、複数の可動部材ごとに定められた音基準情報を更新する。複数の可動部材それぞれがこれまでに用紙を搬送した枚数を、画像形成枚数を積算することにより求め、可動部材に対応する音基準情報を、求められた枚数に対応する音基準情報で更新する。
初期設定部91は、複数の可動部材のいずれかが交換される場合、交換された可動部材に対応する音基準情報を、デフォルトの音基準情報で更新する。デフォルトの音基準情報は、画像形成枚数が0枚に対応する音基準情報である。
図11は、第2の実施の形態における画像形成制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示した第1の実施の形態における画像形成処理と異なる点は、ステップS08がステップS08Aに変更された点である。その他の処理は、図7に示した処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。ステップS08Aにおいては、第2の実施の形態における搬送速度決定処理を実行する。
図12は、第2の実施の形態における搬送速度決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12を参照して、CPU111は、媒体種別に対応する媒体速度を決定し(ステップS21)、処理をステップS22に進める。ステップS22においては、環境音から上限音量TH1を決定し、処理をステップS31に進める。
ステップS31においては、予測速度を媒体速度に設定し、処理をステップS32に進める。ステップS32においては、複数の可動部材のうちから処理対象とする可動部材を選択し、処理をステップS33に進める。ステップS33においては、予測速度に対する部材音量を決定し、処理をステップS34に進める。処理対象の可動部材に対する音基準情報を参照し、媒体種別と予測速度とに対応する音基準情報を抽出する。そして、抽出された音基準情報で、予測速度に対応する駆動音の音量を部材音量に決定する。
ステップS34においては、複数の可動部材のうちに処理対象に選択されていない可動部材が存在するか否かを判断する。未選択の可動部材が存在するならば処理をステップS32に戻すが、存在しなければ処理をステップS35に進める。ステップS35においては、複数の可動部材ごとに決定された部材音量の合計を予測音量に決定し、処理をステップS36に進める。
ステップS36においては、予測音量が上限音量TH1より大きいか否かを判断する。予測音量が上限音量TH1より大きければ処理をステップS37に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。ステップS37においては、予測速度を、それから定数Cだけ減算した値に設定し、処理をステップS32に戻す。ステップS38においては、画像形成速度を予測速度に設定し、処理を画像形成制御処理に戻す。このようにして、予測音量が上限音量TH1以下となる予測速度が画像形成速度に決定される。
図13は、音基準情報更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13を参照して、CPU111は、複数の可動部材のうちいずれかの可動部材が交換されたか否かを判断する。可動部材の有無をセンサーで検出することにより可動部材の交換を検出する。また、可動部材を交換したことを示す操作をユーザーが操作部163に入力する場合、その操作を受け付けることにより交換されたことを検出するようにしてもよい。複数の可動部材のうちいずれかの可動部材が交換されたならば処理をステップS42に進めるが、そうでなければ処理をステップS43に進める。ステップS42においては、交換された可動部材に対応する音基準情報を、デフォルト値に設定し、処理をステップS43に進める。デフォルトの音基準情報は、画像形成枚数が0枚の音基準情報である。
ステップS43においえは、記録媒体に画像が形成されたか否かを判断する。画像が形成されたならば処理をステップS44に進めるが、そうでなければ処理をステップS41に戻す。ステップS44においては、音基準情報を更新し、処理をステップS41に戻す。積算された画像形成枚数に対応する音基準情報で更新する。
第2の実施の形態におけるMFP100は、MFP100が備える複数の可動部材ごとに、記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、記録媒体を搬送する画像形成速度を決定するので、記録媒体を搬送する間の音を制限することができる。
また、MFP100は、画像を形成することに応じて、音基準情報を更新するので、可動部材の経年劣化により増大する音量を反映することができる。
また、MFP100は、複数の可動部材のいずれかが交換されることに応じて、交換された可動部材に対応する音基準情報を初期値に設定するので、画像形成速度を決定する精度を高めることができる。
また、MFP100は、画像形成速度に対応する画像形成条件に従って記録媒体に画像を形成するので、記録媒体に形成される画像の画質を向上させることができる。
また、MFP100は、形成音の音量が上限音量TH1以下となるように画像形成速度を決定するので、駆動音が大きくなり過ぎないようにできる。
また、MFP100は、環境音に基づいて、上限音量TH1を決定するので、環境音に対する駆動音が大きくなり過ぎないようにできる。
また、MFP100は、形成音に基づいて、画像形成速度を変更するので、記録媒体に画像が形成されている間の音が大きくなり過ぎないようにできる。
<第3の変形例>
第1および第2の実施の形態におけるMFP100それぞれに、人を検出する人感センサーを備えるようにしてもよい。人感センサーは、例えば、赤外線センサーである。また、カメラで撮像した画像から動く物体を検出する場合に、人を検出するようにしてもよい。第3の変形例におけるMFP100は、人感センサーが人物を検出する場合に、画像形成速度を決定する。これによれば、MFP100の周辺に人物が存在する場合に、駆動音を制御することができる。
<第4の変形例>
第1および第2の実施の形態におけるMFP100それぞれに、周辺の光の量を検出する明るさセンサーを備えるようにしてもよい。明るさセンサーは、例えば、光電センサーである。第4の変形例におけるMFP100は、明るさセンサーで所定の光量を検出する場合に、画像形成速度を決定する。これによれば、昼間または夜間であっても照明が点灯している場合に、駆動音を制御することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1)人を検出する人物検出手段を、さらに備え、
前記速度決定手段は、前記人物検出手段により人が検出される場合に、前記画像形成速度を決定する、請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。この局面に従えば、周辺に人が存在する場合に、駆動音を制御することができる。
(2)周辺の光の量を検出する光量検出手段を、さらに備え、
前記速度決定手段は、前記光量検出手段により所定の量の光が検出される場合に、前記画像形成速度を決定する、請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。この局面に従えば、周辺の光量が所定の量の場合に画像形成速度を決定するので、昼間に駆動音を制御することができる。
100 MFP、59 検出装置、59a 投光部、59b 受光部、15 排紙ローラー、41 主搬送経路、M モーター、45 タイミングローラー、47 転写ローラー、49 定着ローラー、51Y,51M,51C,51K 画像形成ユニット、55 駆動ローラー、55A ローラー、 57 中間転写ベルト、101 側壁、110 メイン回路、111 CPU、112 通信インターフェース(I/F)部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、118 外部記憶装置、118A CD−ROM、120 自動原稿搬送装置、125 原稿トレイ、127 原稿排紙トレイ、130 原稿読取部、140 画像形成部、141 マイクロフォン、150 給紙部、151,152,153 給紙カセット、154 手差しカセット、151r〜154r 給紙ローラー、152a,153a 搬送経路、159 排紙トレイ、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、167 ハードキー部、61 環境音検出部、63 音量決定部、65 形成前検知部、67,67A 速度決定部、69 形成時検知部、71 搬送制御部、73 媒体情報決定部、75 画像形成制御部、77 透過センサー制御部、79 通知部、81 速度補正部、83 予測部、91 初期設定部、93 基準更新部、95 基準予測部。

Claims (14)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段よりも上流に配置された第1搬送経路に沿って前記記録媒体を準備速度で搬送し、前記第1搬送経路よりも下流の第2搬送経路に沿って前記記録媒体を画像形成速度で搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体が前記第1搬送経路を搬送されている間の音を検知する形成前検知手段と、
    前記形成前検知手段により検知された音に基づいて、前記画像形成速度を決定する速度決定手段と、を備えた画像形成装置。
  2. 前記記録媒体の種類を示す媒体種別を決定する媒体種類決定手段を、さらに備え、
    前記速度決定手段は、さらに、決定された前記媒体種別に基づいて前記画像形成速度を決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記速度決定手段は、前記形成前検知手段により検知された音のうち予め定められた周波数の音に基づいて、前記画像形成速度を決定する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    複数の可動部材を含み、搬送経路に沿って前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    複数の前記可動部材ごとに、前記記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、前記記録媒体を搬送する画像形成速度を決定する速度決定手段と、を備えた画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段が画像を形成することに応じて、前記音基準情報を更新する更新手段を、さらに備えた請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 複数の前記可動部材のいずれかが交換されることに応じて、交換された前記可動部材に対応する前記音基準情報を初期値に設定する初期設定手段を、さらに備えた請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、前記画像形成速度に対応する画像形成条件に従って前記記録媒体に画像を形成する、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記速度決定手段は、前記記録媒体に画像が形成されている間の音量が所定の音量以下となるように前記画像形成速度を決定する、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 環境音を検出する環境音検出手段と、
    検出された前記環境音に基づいて、前記所定の音量を決定する音量決定手段と、をさらに備えた請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録媒体に画像が形成されている間の音を検知する形成時検知手段をさらに備え、
    前記速度決定手段は、前記形成時検知手段により検知された音に基づいて、前記画像形成速度を変更する、請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 画像形成装置で実行される駆動音制御方法であって、
    前記画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段よりも上流に配置された第1搬送経路に沿って前記記録媒体を準備速度で搬送し、前記第1搬送経路よりも下流の第2搬送経路に沿って前記記録媒体を画像形成速度で搬送する搬送手段と、を備え、
    前記記録媒体が前記第1搬送経路を搬送されている間の音を検知する形成前検知ステップと、
    前記形成前検知ステップにおいて検知された音に基づいて、前記画像形成速度を決定する速度決定ステップと、を含む駆動音制御方法。
  12. 画像形成装置で実行される駆動音制御方法であって、
    前記画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    複数の可動部材を含み、搬送経路に沿って前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、
    複数の前記可動部材ごとに、前記記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、前記記録媒体を搬送する画像形成速度を決定する速度決定ステップを含む、駆動音制御方法。
  13. 画像形成装置を制御するコンピューターで実行される駆動音制御プログラムであって、
    前記画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段よりも上流に配置された第1搬送経路に沿って前記記録媒体を準備速度で搬送し、前記第1搬送経路よりも下流の第2搬送経路に沿って前記記録媒体を画像形成速度で搬送する搬送手段と、を備え、
    前記記録媒体が前記第1搬送経路を搬送されている間の音を検知する形成前検知ステップと、
    前記形成前検知ステップにおいて検知された音に基づいて、前記画像形成速度を決定する速度決定ステップと、を前記コンピューターに実行させる駆動音制御プログラム。
  14. 画像形成装置を制御するコンピューターで実行される駆動音制御プログラムであって、
    前記画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    複数の可動部材を含み、搬送経路に沿って前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、
    複数の前記可動部材ごとに、前記記録媒体を搬送する搬送速度と駆動音との関係を定めた音基準情報を用いて、前記記録媒体を搬送する画像形成速度を決定する速度決定ステップを、前記コンピューターに実行させる駆動音制御プログラム。
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