JP2019219006A - 電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動コアが高速で動作し、しかも、製造が簡単で消費電力が小さくかつ高出力が得られる電磁弁を提供する。【解決手段】円筒部43aを有するコイルボビン43と、コイル44と、固定コア45と、可動コア46とを備える。固定コア45は、バルブボディ部48を有し、円筒部43aに固定されている。可動コア46は、円筒部43aに移動自在に嵌合されている。固定コア45に対して移動するプッシュロッド50と、第1の弁孔52内で移動する弁体24と、弁体24を押すためのばね部材58とを備える。バルブボディ部48は、第1の弁孔52を含む空気通路と、弁体24が接離して空気通路が開閉される弁座54とを有する。第1の弁孔52と弁体24との間をシールして第1の弁孔52内を空気通路側とプッシュロッド50側とに分ける第2のシール部材82(シール部材)を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、高速動作が求められる空気圧機器のパイロット弁としても使用可能な電磁弁に関する。
従来、空気圧機器の動作を制御するパイロット弁は、例えば図5に示すような電磁弁によって構成されている。
図5に示す電磁弁1は、空気通路2を有するバルブボディ部3と、このバルブボディ部3に取付けられたソレノイド部4とを備えている。
空気通路2は、圧縮空気が供給される上流側通路2aと、この上流側通路2aにバルブボディ部3の円形穴5内を介して接続された下流側通路2bとを有している。上流側通路2aと円形穴5との境界部に弁座6が設けられている。
ソレノイド部4は、コイル7と、コイルボビン8と、コイルボビン8の円筒部8a内に挿入されたステンレス製の円筒状のガイド部材9と、このガイド部材9に収容されて溶接された固定コア10と、ガイド部材9内に移動自在に嵌合した可動コア11と、この可動コア11を固定コア10から離れる方向に付勢するばね部材12とを備えている。
固定コア10の中心部には排気通路13の一部となる貫通孔14が穿設されている。
可動コア11の内部には弁体15が設けられている。この弁体15が弁座6に着座することにより上流側通路2aが閉じられ、弁体15が弁座6から離れることにより上流側通路2aが開く。
可動コア11の外周部には排気通路13の一部となる溝16が形成されている。排気通路13は、可動コア11が固定コア10に磁気によって吸着されることによって途中で分断されて非連通状態になり、可動コア11が固定コア10から離れることによって連通状態になる。
この従来の電磁弁1においては、コイル7が励磁されて固定コア10に可動コア11が磁気によって吸着されることにより、弁体15が弁座6から離れ、圧縮空気が上流側通路2aから円形穴5内を通って下流側通路2bに流入する。一方、コイル7への通電が絶たれると、可動コア11がばね部材12のばね力によって押されて固定コア10から離れ、弁体15が弁座6に着座して上流側通路2aが弁体15によって閉塞される。この状態においては、下流側通路2b内の圧縮空気が円形穴5内から可動コア11の溝16と固定コア10の貫通孔14とを通って外部に排出される。
ところで、特許文献1には、可動コアが挿入されるガイドパイプに絶縁テープが巻かれ、この絶縁テープにコイルが直接巻かれたソレノイドが開示されている。この構成を採ることにより、コイルと固定コアとの間のギャップが最小に抑えられ、ソレノイドの小型化、省電力化を図ることができる。
特許第4808236号公報
図5に示す従来の電磁弁1では、コイル7への通電が絶たれている状態で固定コア10と可動コア11の吸着面が圧縮空気に晒される。この圧縮空気は、電磁弁1より下流側で空気圧機器(図示せず)を潤滑するために、ミスト状の潤滑油を含むことが多い。ミスト状の潤滑油は、空気通路2の壁に付着して液状となって流れることがある。また、圧縮空気には、ドレンを含む液体が混ざることもある。このような潤滑油やドレンなどの液体が固定コア10と可動コア11との吸着部分に混入すると、可動コア11が固定コア10に吸着されたときに液体を介して可動コア11が固定コア10に密着するようになる。この密着状態では、コイル7への通電が絶たれたときに油分の粘性抵抗や表面張力などが原因で可動コア11が固定コア10から離れ難くなる。このような場合は、可動コア11の作動遅れが生じる。
また、図5に示す従来の電磁弁1においては、可動コア11をガイドするための円筒状のガイド部材9が固定コア10に溶接されている。このため、電磁弁1を製造する際の作業工数が多くなるという問題があった。
さらに、ガイド部材9がコイルボビン8の中に収容されているために、コイルボビン8の円筒部8aの外径が大きくなり、コイル7の長さあたりのターン数を増やして出力増大を図るにも限界があった。さらにまた、固定コア10とコイル7との間のギャップが大きくなってしまうために、磁束の損失が大きくなり、消費電力が大きくなるという問題もある。固定コア10とコイル7との間のギャップは、特許文献1に記載されている構成を採ることによって狭くすることができる。しかし、このような構成は、絶縁テープを巻く作業が増えてしまうために採用することはできない。
本発明の目的は、可動コアが高速で動作し、しかも、製造が簡単で消費電力が小さくかつ高出力が得られる電磁弁を提供することである。
この目的を達成するために、本発明に係る電磁弁は、円筒部を有するコイルボビンと、前記円筒部に巻回されたコイルと、前記円筒部の軸線と平行な方向に延びる第1の弁孔を有するバルブボディ部が一端部に設けられ、前記円筒部の一端部に固定された固定コアと、前記円筒部の他端部内に移動自在に嵌合され、前記コイルが通電されることにより前記固定コアに磁気によって吸着される可動コアと、前記固定コアに前記軸線と平行な方向に移動自在に支持され、一端が前記第1の弁孔内に挿入されるとともに他端が前記可動コアに接続されたプッシュロッドと、前記第1の弁孔の内部に移動自在に挿入された弁体と、前記弁体を付勢して前記プッシュロッドに押し付けるばね部材とを備え、前記バルブボディ部は、前記第1の弁孔を含む空気通路と、前記弁体が前記第1の弁孔内で往復することにより接離して前記空気通路が開閉される弁座とを有し、前記第1の弁孔と前記弁体との間をシールして前記第1の弁孔内を前記空気通路側と前記プッシュロッド側とに分けるシール部材を備えているものである。
本発明は、前記電磁弁において、さらに、前記バルブボディ部を収容する通路形成部材を備え、前記通路形成部材は、前記第1の弁孔内に圧縮空気を供給する上流側通路と、前記第1の弁孔内に前記弁座を介して接続された下流側通路と、前記下流側通路内に開口して前記弁体の一端部が挿入される第2の弁孔と、前記第2の弁孔に開口する排気通路とを有し、前記弁体は、前記弁座に着座することにより前記第2の弁孔の開口縁から離間しかつ前記弁座から離れることにより前記第2の弁孔の開口縁に接触して前記第2の弁孔を閉じるシート部を有していてもよい。
本発明は、前記電磁弁において、前記コイルボビンおよび前記コイルは、モールド樹脂の中に埋め込まれていてもよい。
本発明は、前記電磁弁において、前記上流側通路と前記第1の弁孔との接続部は、前記第1の弁孔の孔壁面に開口するように前記バルブボディ部に穿設された連通孔によって構成され、前記弁座は、前記第1の弁孔の開口端に設けられ、前記シール部材は、前記弁体に設けられて前記第1の弁孔に移動自在に嵌合していてもよい。
本発明によれば、可動コアが固定コアに磁気によって吸着されることにより、プッシュロッドが固定コアに対して移動し、弁体を押しながら第1の弁孔内に挿入される。また、コイルへの通電が絶たれたときには、ばね部材のばね力で弁体とプッシュロッドおよび可動コアとが初期の位置に戻る。プッシュロッドの移動路は、シール部材によって空気通路とは仕切られている。このため、空気通路内を流れる潤滑油やドレンなどの液体がプッシュロッドの移動路を通って固定コアと可動コアの吸着部分に浸入することはないから、コイルへの通電が絶たれたときに可動コアが固定コアから速やかに離れる。
可動コアは、コイルボビンの円筒部に移動自在に嵌合しているから、専ら可動コアの移動路を形成するガイド部材は不要で、ガイド部材を固定コアに溶接する従来の電磁弁と較べて製造が簡単になる。しかも、コイルボビンの円筒部にコイルを巻き付けることができるから、コイルの長さあたりのターン数を増やして出力増大を図ることができるし、磁束の損失が小さくなって消費電力が小さくなる。
したがって、本発明によれば、可動コアが高速で動作し、しかも、製造が簡単で消費電力が小さく高出力を得られる電磁弁を提供することができる。
本発明に係る電磁弁の断面図である。 本発明に係る電磁弁が搭載されたデュアルバルブを含む空気回路図である。 給気状態における要部を拡大して示す断面図である。 排気状態における要部を拡大して示す断面図である。 従来の電磁弁の断面図である。
以下、本発明に係る電磁弁の一実施の形態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1に示す電磁弁21は、図1において上側に位置するソレノイド22と、このソレノイド22を支持する通路形成部材23と、この通路形成部材23の中に収容された弁体24などを備えている。この実施の形態による電磁弁21は、図2に示すデュアルバルブ25に設けられた二つのパイロット弁26として使用可能なものである。
デュアルバルブ25は、1つのハウジング27の中に2つの弁部28を備えている。これらの弁部28は、互いに並列に接続されている。
弁部28は、プレッシャーリターン形3ポートバルブによって構成されている。上述したパイロット弁26は、弁部28に戻りばね29のばね力が作用する方向とは反対方向に空気圧(パイロット圧)を供給する。このデュアルバルブ25は、圧縮空気源30と空気圧機器31との間に設けられており、パイロット弁26によって動作が制御されて供給形態と排気形態とのいずれか一方の形態を採る。空気圧機器31は、詳細には図示してはいないが、例えばプレス機械のエアクラッチやエアブレーキなどである。
供給形態においては、圧縮空気がデュアルバルブ25から空気圧機器31に供給される。排気形態においては、空気圧機器31とデュアルバルブ25との間の圧縮空気がデュアルバルブ25の空気排出通路32を通して排出される。圧縮空気源とデュアルバルブ25との間の空気供給通路33にはルブリケータ34が設けられている。
電磁弁21のソレノイド22は、図1に示すように、モールド樹脂41で覆われている。このソレノイド22のヨーク42、コイルボビン43およびコイル44は、モールド樹脂41の中に埋め込まれている。ソレノイド22は、図1において上下方向を軸線方向として構成されている。以下において、電磁弁21の構成部品を説明するにあたって、ソレノイド22の軸線方向と平行な方向に対する位置を示す場合は、図1の下側を一端とし、図1の上側を他端として行う。
コイル44は、通電されることにより磁束が発生するもので、コイルボビン43の円筒部43aに巻回されている。円筒部43aは、ソレノイド22の軸線方向に延びている。この円筒部43aの中には固定コア45と可動コア46とが設けられている。
固定コア45は、円筒部43aの一端部に固定された円柱状の本体部47と、この本体部47の一端部に一体に形成されたバルブボディ部48とによって構成されている。本体部47の軸心部には第1の貫通孔49が穿設されている。この第1の貫通孔49には、後述するプッシュロッド50が移動自在に嵌合している。
バルブボディ部48は、円筒状に形成されてソレノイド22から突出しており、後述する通路形成部材23の円形穴51内に嵌合している。バルブボディ部48の軸心部には、ソレノイド22の円筒部43aの軸線Cと平行な方向に延びる第1の弁孔52が形成されている。この実施の形態による第1の弁孔52は、軸線Cと同一軸線上に形成されている。第1の弁孔52の一端の開口縁は、後述する弁体24のシート部53が着座する弁座54として機能する。
このバルブボディ部48の外周面の一端部と他端部とには、それぞれ円形穴51の穴壁面との間をシールするOリング55が装着されている。バルブボディ部48の軸線方向の中央部には環状の溝56が形成されている。この環状の溝56の底には、複数(この実施の形態においては4つ)の連通孔57が穿設されている。これらの連通孔57は、第1の弁孔52の孔壁面と環状の溝56の底とに開口し、第1の弁孔52の内部と環状の溝56の内部とを連通している。
可動コア46は、コイルボビン43の円筒部43aの他端部内に移動自在に嵌合しており、コイル44が通電されることにより固定コア45に磁気によって吸着される。なお、可動コア46は、コイル44への通電が絶たれることにより、後述する通路形成部材23の中に設けられたばね部材58のばね力でコイルボビン43の他端のストッパー43bに当接する。
可動コア46の軸心部であって一端側には、第2の貫通孔61が穿設されている。この第2の貫通孔61には、プッシュロッド50の他端部が移動自在に嵌合している。可動コア46の他端側には、第2の貫通孔61より孔径が大きく形成されて第2の貫通孔61に接続された第3の貫通孔62が穿設されている。第3の貫通孔62内の一端側には、スライド部材63が移動自在に嵌合している。第3の貫通孔62の他端部には栓部材64が固定されている。スライド部材63と栓部材64との間には、圧縮コイルばね65が圧縮状態で挿入されている。スライド部材63は、圧縮コイルばね65のばね力で一端側に付勢され、プッシュロッド50の他端と接触している。
プッシュロッド50は、丸棒状に形成され、第1および第2の貫通孔49,61に移動自在に嵌合している。プッシュロッド50の一端部には、他の部位より大径に形成された押圧部50aが設けられている。プッシュロッド50は、可動コア46がコイルボビン43のストッパー43bに当接している状態で一端が固定コア45の第1の弁孔52内に臨むように形成されている。このプッシュロッド50の一端の押圧部50aには、弁体24がばね部材58のばね力で押されて接触している。
通路形成部材23は、上述した固定コア45のバルブボディ部48を収容する円形穴51と、この円形穴51の周面に開口する上流側通路孔71と、円形穴51の一端に開口する下流側通路孔72および第2の弁孔73と、第2の弁孔73に開口する排気孔74および通気孔75などを有している。
上流側通路孔71は、第1の弁孔52内に圧縮空気を供給する上流側通路76の一部を構成する孔で、ソレノイド22の軸線方向とは直交する方向に延びて円形穴51の穴壁面(内周面)に開口している。上流側通路76の上流端は、デュアルバルブ25の二つの弁部28に圧縮空気を導く供給通路77(図2参照)に接続されている。上流側通路76の下流側端部は、上流側通路孔71と、円形穴51の一部と、バルブボディ部48の連通孔57とによって構成されている。この上流側通路76と第1の弁孔52との接続部は、第1の弁孔52の孔壁面に開口するようにバルブボディ部48に穿設された連通孔57によって構成されている。
下流側通路孔72は、第1の弁孔52内から弁座54を通って流出した圧縮空気をデュアルバルブ25の弁部28に駆動用空気として供給する下流側通路78の一部を構成する孔で、円形穴51の一端からソレノイド22の軸線方向と平行な方向に延びて通路形成部材23の一端に開口している。下流側通路78は、この下流側通路孔72と、弁座54を介して第1の弁孔52に接続される円形穴51の一端部とによって構成されている。この実施の形態においては、この下流側通路78と上述した上流側通路76とが本発明でいう「第1の弁孔を含む空気通路」に相当する。
第2の弁孔73は、底を有する非貫通孔からなり、円形穴51の一端からソレノイド22とは反対方向に延びている。このため、第2の弁孔73は、上述した下流側通路78内に開口している。第2の弁孔73の開口形状は円形である。この第2の弁孔73は、円形穴51および第1の弁孔52と同一軸線上に位置付けられている。
この第2の弁孔73の一端部には通気孔75が接続され、他端部には排気通路79になる排気孔74が接続されている。排気孔74と通気孔75とは、ソレノイド22の軸線方向とは直交する方向に延びて通路形成部材23の側面(図示せず)開口し、大気中に開放されている。
弁体24は、ソレノイド22の軸線方向に延びるスプールによって構成されている。この弁体24の一端部は、第2の弁孔73の孔径より細い一端側小径部24aを有し、第2の弁孔73に第1のシール部材81を介して移動自在に嵌合している。この弁体24の一端部と第2の弁孔73の底との間には、弁体24をソレノイド22に向けて付勢してプッシュロッド50に押し付けるばね部材58が設けられている。
弁体24の他端部は、第1の弁孔52の孔径より細い他端側小径部24bを有し、第1の弁孔52に第2のシール部材82を介して移動自在に嵌合している。この弁体24の他端は、プッシュロッド50の一端に常に接触している。第2のシール部材82は、第1の弁孔52と弁体24との間をシールして第1の弁孔52内を空気通路側(一端側)とプッシュロッド50側(他端側)とに分けている。
この実施の形態においては、第2のシール部材82が本発明でいう「シール部材」に相当する。
弁体24の軸線方向の中央部には、他の部分より外径が大きいシート部53が設けられている。シート部53は、弁体24の大径部24cにスプールゴム83を被せて構成されている。このシート部53は、円形穴51の一端部内であって、バルブボディ部48の弁座54と第2の弁孔73の開口縁73aとの間に位置付けられており、弁体24がソレノイド22の軸線方向に移動することによって、弁座54と第2の弁孔73の開口縁73aとのいずれか一方に接触する。この弁体24が第1の弁孔52内で往復することにより弁座54に接離し、空気通路が開閉される。詳述すると、弁体24が一端側に移動することによって、図3に示すように、シート部53が弁座54から離れて第1の弁孔52が開くとともに、第2の弁孔73の開口縁73aに接触して第2の弁孔73が閉じられる。また、弁体24が他端側に移動することによって、図4に示すように、シート部53が弁座54に着座して第1の弁孔52が閉じられるとともに、第2の弁孔73の開口縁73aから離間して第2の弁孔73が開く。
上述したように構成された電磁弁21においては、コイル44が通電されることにより、可動コア46が固定コア45に磁気によって吸着され、図1に示す位置からソレノイド22の一端側に移動する。この可動コア46の移動に伴ってプッシュロッド50が固定コア45に対して移動し、弁体24をばね部材58のばね力に抗して一端側に押しながら第1の弁孔52内に挿入される。このように弁体24が一端側に移動することにより、図3に示すように、シート部53が弁座54から離間するとともに第2の弁孔73を閉じる。そして、圧縮空気が図3中に矢印で示すように上流側通路孔71からバルブボディ部48の連通孔57を通って第1の弁孔52内に導入される。この圧縮空気は、弁座54を通って円形穴51の一端部に流入し、さらに、下流側通路孔72を通ってデュアルバルブ25の弁部28に駆動用空気として供給される。
一方、コイル44への通電が絶たれたときには、ばね部材58のばね力が弁体24からプッシュロッド50と、スライド部材63、圧縮コイルばね65および栓部材64などを介して可動コア46に伝達され、これらの部材が一端側に移動して初期の位置に戻る。このように弁体24が他端側に移動することにより、図4に示すように、シート部53が第2の弁孔73の開口縁73aから離間するとともに弁座54に着座して第1の弁孔52を閉じる。そして、デュアルバルブ25の弁部28に供給されていた圧縮空気が図4中に矢印で示すように下流側通路孔72を通って円形穴51の一端部内に流入し、ここから第2の弁孔73と排気通路79とを通って電磁弁21の外に排出される。
このように弁体24が往復するときのプッシュロッド50の移動路(固定コア45の第1の貫通孔49)は、第2のシール部材82によって空気通路(上流側通路76と下流側通路78)とは仕切られている。
このため、空気通路内を流れる潤滑油やドレンなどの液体がプッシュロッド50の移動路を通って固定コア45と可動コア46の吸着部分に浸入することはない。この結果、コイル44への通電が絶たれたときに可動コア46が固定コア45から速やかに離れることができる。
可動コア46は、コイルボビン43の円筒部43aに移動自在に嵌合しているから、専ら可動コア46の移動路を形成するためのガイド部材は不要で、ガイド部材を固定コアに溶接する従来の電磁弁と較べて製造が簡単になる。しかも、コイルボビン43の円筒部43aにコイル44を直接巻き付けることができるから、コイル44の長さあたりのターン数を増やして出力増大を図ることができるし、磁束の損失が小さくなって消費電力が小さくなる。
したがって、この実施の形態によれば、可動コア46が高速で動作し、しかも、製造が簡単で消費電力が小さく高出力を得ることが可能な電磁弁21を提供することができる。
この実施の形態による電磁弁21は、バルブボディ部48を収容する通路形成部材23を備えている。通路形成部材23は、第1の弁孔52内に圧縮空気を供給する上流側通路76と、第1の弁孔52内に弁座54を介して接続された下流側通路78と、下流側通路78内に開口して弁体24の一端部が挿入される第2の弁孔73と、第2の弁孔73に開口する排気通路79とを有している。
弁体24は、弁座54に着座することにより第2の弁孔73の開口縁73aから離間しかつ弁座54から離れることにより第2の弁孔73の開口縁73aに接触して第2の弁孔73を閉じるシート部53を有している。
このため、この実施の形態によれば、動作速度が高い3方向電磁弁21が得られる。この電磁弁21をデュアルバルブ25のパイロット弁26として使用することによって、高速動作の信頼性が高いデュアルバルブを実現することができる。
この実施の形態によるコイルボビン43およびコイル44は、モールド樹脂41の中に埋め込まれている。
このため、コイルボビン43の円筒部43aがモールド樹脂41によって補強されるから、円筒部43aによって可動コア46を強固に支持できるようになる。したがって、可動コア46の動作が安定するから、高速動作の信頼性がより一層高くなる。
この実施の形態による電磁弁21において、上流側通路76と第1の弁孔52との接続部は、第1の弁孔52の孔壁面に開口するようにバルブボディ部48に穿設された連通孔57によって構成されている。弁座54は、第1の弁孔52の開口端に設けられている。第2のシール部材82は、弁体24に設けられて第1の弁孔52に移動自在に嵌合している。
この構成が採られていることにより、図3に示すように、上流側通路76と下流側通路78とが互いに連通されている状態で弁体24に作用する圧力がソレノイド22の軸線方向において釣り合うようになる。このため、コイル44への通電が絶たれて弁体24がばね部材58のばね力で初期の位置に戻るときに空気圧が抵抗になることがない。
したがって、より一層の高速動作が可能な電磁弁が得られる。
21…電磁弁、23…通路形成部材、24…弁体、41…モールド樹脂、43…コイルボビン、43a…円筒部、44…コイル、45…固定コア、46…可動コア、48…バルブボディ部、50…プッシュロッド、52…第1の弁孔、53…シート部、54…弁座、57…連通孔、58…ばね部材、73…第2の弁孔、76…上流側通路(空気通路)、78…下流側通路(空気通路)、82…第2のシール部材(シール部材)。

Claims (4)

  1. 円筒部を有するコイルボビンと、
    前記円筒部に巻回されたコイルと、
    前記円筒部の軸線と平行な方向に延びる第1の弁孔を有するバルブボディ部が一端部に設けられ、前記円筒部の一端部に固定された固定コアと、
    前記円筒部の他端部内に移動自在に嵌合され、前記コイルが通電されることにより前記固定コアに磁気によって吸着される可動コアと、
    前記固定コアに前記軸線と平行な方向に移動自在に支持され、一端が前記第1の弁孔内に挿入されるとともに他端が前記可動コアに接続されたプッシュロッドと、
    前記第1の弁孔の内部に移動自在に挿入された弁体と、
    前記弁体を付勢して前記プッシュロッドに押し付けるばね部材とを備え、
    前記バルブボディ部は、前記第1の弁孔を含む空気通路と、前記弁体が前記第1の弁孔内で往復することにより接離して前記空気通路が開閉される弁座とを有し、
    前記第1の弁孔と前記弁体との間をシールして前記第1の弁孔内を前記空気通路側と前記プッシュロッド側とに分けるシール部材を備えたことを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1記載の電磁弁において、
    さらに、前記バルブボディ部を収容する通路形成部材を備え、
    前記通路形成部材は、
    前記第1の弁孔内に圧縮空気を供給する上流側通路と、
    前記第1の弁孔内に前記弁座を介して接続された下流側通路と、
    前記下流側通路内に開口して前記弁体の一端部が挿入される第2の弁孔と、
    前記第2の弁孔に開口する排気通路とを有し、
    前記弁体は、前記弁座に着座することにより前記第2の弁孔の開口縁から離間しかつ前記弁座から離れることにより前記第2の弁孔の開口縁に接触して前記第2の弁孔を閉じるシート部を有していることを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1または請求項2記載の電磁弁において、
    前記コイルボビンおよび前記コイルは、モールド樹脂の中に埋め込まれていることを特徴とする電磁弁。
  4. 請求項2記載の電磁弁において、
    前記上流側通路と前記第1の弁孔との接続部は、前記第1の弁孔の孔壁面に開口するように前記バルブボディ部に穿設された連通孔によって構成され、
    前記弁座は、前記第1の弁孔の開口端に設けられ、
    前記シール部材は、前記弁体に設けられて前記第1の弁孔に移動自在に嵌合していることを特徴とする電磁弁。
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