JP2006049918A - ソレノイド駆動バルブ、高速応答ソレノイド、およびソレノイド駆動バルブ用ソレノイドの動作速度を増加させる方法 - Google Patents

ソレノイド駆動バルブ、高速応答ソレノイド、およびソレノイド駆動バルブ用ソレノイドの動作速度を増加させる方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 十分な駆動出力および十分な作動速度が得られるソレノイド駆動バルブおよび高速応答ソレノイドを提供すること。
【解決手段】 ソレノイド駆動バルブ用ソレノイドは略矩形または略楕円形の断面を有するボビンと、ボビンに対して固定された極板と、コイルにより極板を介して生成された磁界に反応しボビン内部で摺動可能な電機子を備える。ボビンに巻かれたコイルは、略矩形の断面を有し、その短軸辺は幅Wである。幅Wと電機子の断面積と等しい断面積を有する円柱状の仮想鉄芯の直径Dとして、直径Dと幅Wとの比(D/W)は0.4〜0.8の範囲とされる。電機子の長軸辺の長さAの電機子の短軸辺の長さBに対する比(A/B)は3.1以上4.5以下の範囲である。
【選択図】 図3

Description

本発明はソレノイド駆動バルブ、高速応答ソレノイド、およびソレノイド駆動バルブ用ソレノイドの動作速度を増加させる方法に関する。
ソレノイド駆動バルブとしては、ワイヤコイルとして構成された巻き線を支持するボビンを備えたものが知られている。一般的に鉄などの導電材料で形成された固定芯または極板はボビンの中央孔に隣接して配置されている。可動電機子はボビン孔内に摺動自在に配置され、コイルの巻き線内に電流を流すと、前記電機子は前記固定極板に向かって並進するように誘導される。この電機子の並進を機械的に利用し、電機子と当接するとともにバルブ本体内でバルブ装置と当接するプッシュピンを利用し、バルブ装置を駆動する。付勢装置は、通常バルブ装置を元の位置に戻し、これにより電機子も移動し非励磁位置に戻す。したがって、このようなソレノイド駆動バルブの動作サイクルはコイルの励磁開始時から電機子が元の位置に戻るまでとなる。
特定の動作用に最大数のバルブを確保するためにバルブの本体寸法の小型化が望まれる場合、コイルの巻き線の寸法を減らす必要があり、それにより電機子と極板との間の引力および/またはバルブの動作速度が減少する。この問題を解決するため、従来は、ソレノイドの形状を略矩形に形成し、ソレノイドの幅方向におけるコイルの巻き線数が用途に応じた必要量に等しくなるようソレノイドの形状を変更していた。矩形に形成されたコイルとその構造の一例は、特許文献1に開示されている。この特許文献1は、電機子と極板との間に発生する引力と電力消費量を計算する既知の方法についてのものである。
米国特許第6,698,713号
前述した特許文献1は、ソレノイド内側コイルの長軸または長辺の長さAのソレノイド内側コイルの短軸または短辺の長さBに対する比を開示しており、この比(A/B)は1.3以上3.0以下の関係を有する。この特許文献1では比(A/B)の範囲が限定されているためソレノイドの形状が制限されてしまい、よってソレノイドおよびこれを用いたバルブが特定の用途とされる場合(特に、狭くまたはきつく配置される場合)においては、望ましいソレノイドのワット数つまり駆動出力が得られず、バルブとして十分な作動速度を得られないおそれがある。
本発明の目的は、十分な駆動出力および十分な作動速度が得られるソレノイド駆動バルブ、高速応答ソレノイド、およびソレノイド駆動バルブ用ソレノイドの動作速度を増加させる方法を提供することにある。
本発明の好適な実施形態に係るソレノイド駆動バルブおよび高速応答ソレノイドは、断面略矩形を有するボビンを備える。コイルは前記ボビンに巻かれる。固定極板は前記ボビンに対して固定される。電機子は、前記ボビン内部に摺動可能に配置され、前記コイルにより前記極板を介して生成された磁界に反応し、前記極板に向かって摺動する。前記電機子は、略矩形に形成され、短軸辺と長軸辺を有する。前記電機子の長軸辺の長さAの前記電機子の短軸辺の長さBに対する比(A/B)は、3.1以上で4.5以下の範囲を有する。
本発明の他の好適な形態として、前記固定極板はボビンの一端に位置し、前記固定極板のコア部がボビン内部に形成された貫通孔内に延出する。ブッシュは前記貫通孔に配置され、前記ボビンに対し略固定される。前記ブッシュは前記電機子と前記ボビンの内壁との間に位置し、前記電機子と前記ボビンの内壁との間のすべりばめとして機能する。前記ブッシュに使用される真鍮などの非磁性材料により前記電機子から前記ブッシュへの磁力と摩擦は減少され、それにより、ソレノイドに接続されたバルブの非励磁位置復帰速度が増加される。
本発明の効果として、使用可能な動作ワット数が増加されること、取り付けたバルブのサイクルタイムが短縮されること、また移動部品の摩擦による磨耗の起こりにくいソレノイドが提供できることが挙げられる。径の小さいワイヤを用いることにより、ソレノイドの動作力および生成される駆動力が増加されるという効果も得られる。本発明のソレノイドの形状を採用することにより、所定のソレノイドサイズに対するサイクルタイムの短縮を図ることができる。
本発明の更なる適用分野は、以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。尚、本発明の好適な実施形態について説明するが、以下の詳細な説明および具体的な例は単に説明のためのものであり、本発明の範囲を限定するものではないということに留意されたい。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、単に本発明の一例を説明するものであり、本発明の範囲、その用途や利用法を限定するものではない。
図1に示すように、バルブ装置10はバルブ本体14とソレノイド12とを有する。ソレノイド12は、バルブ本体14のバルブ本体取付面16に取り付けられている。
バルブ本体14の内部部品は、通常バルブ装填面18から装填される。バルブ本体14には、例えば図中上側の流体供給面26に吸入口20、吐出口22および排出口24が配置される。なお、本発明において、これらの流体の出入口の向き及び数は特に限定されない。
図2に示すように、ソレノイド12は極板28を備え、この極板28がバルブ本体取付面16に接続され、ソレノイド12とバルブ本体14との界面を構成する。極板28の略外周には磁束フレーム30が形成され、この磁束フレーム30により、コイル32を構成する個々のワイヤの外側境界が規定される。
コイル32は少なくとも一本以上の個々のワイヤ31を一巻以上巻いて構成され、ワイヤ径は0.188mm〜0.150mm(米国のマグネットワイヤサイズで約33.5〜35.5ゲージ)である。極板28の中央のコア部33はコイル32の内部空間に配置される。電機子34もまたコイル32の内部空間に配置される。通常、極板28と電機子34は共に鉄などの導電性および磁性を有する材料で形成される。電機子34は、ブッシュ36内部に摺動自在に設けられ、ブッシュ内壁38と電機子34の外壁40とは互いに摺動可能に当接されている。
ソレノイド12は、外部からソレノイド12を密閉するためのカバー42を備える。
カバー42は、アダプタ44と1つ以上の締付手段46により磁束フレーム30に接続される。カバー42の内部には、リードピン50と直接当接する電流分布板48が配置される。リードピン50は絶縁ブッシュ52の内部に配置され、カバー42から絶縁される。コイル32の巻き線に供給された電流は、リードピン50を経由し電流分布板48、更にはコイルコネクタ54に流される。
電機子34は、ソレノイド12が非励磁状態の時、図2に示される位置にある。この状態で、調整装置56は電機子34に当接し、非励磁位置での電機子34の位置止めとして機能している。調整装置56には、カバー42内における電機子34の位置決めを調整装置56との係合深さで調整できるよう、溝を設けてもよい。
電流がコイル32に流され、コイル32、極板28、電機子34に磁束が生成されると、電機子34は非励磁位置から矢印Xの方向へ移動する。すなわち、電機子34は極板28の方へひきつけられる。この矢印X方向への電機子34の並進により、電機子34に直接当接するプッシュピン58も移動する。クリアランス孔59は極板28内に設けられ、プッシュピン58を、矢印Xで表される励磁方向もしくは矢印Yで表される戻り方向(非励磁方向)へ摺動させる。
プッシュピン58はバルブ本体14内に設けられるバルブ部材60の一端に直接当接する。バルブ部材60は、矢印X、Yの各方向に移動できるようバルブ本体14内に摺動可能に設けられる。
図2に示されるソレノイドの非励磁位置では、バルブ部材60は閉位置にあり、この時、吸入口20における流体圧力は吐出口22、排出口24の両方から隔離されている。端部押さえ手段62はバルブ部材60の他端を摺動可能に支持し、バルブ部材60の摺動動作のポジティブストップとして機能する。
端部押さえ手段62は、通常ねじ山を介して、バルブ本体14に締付可能に接続されている。付勢手段64はバルブ部材60と端部押さえ手段62との間に双方に当接して配置される。
付勢手段64はバルブ部材60を端部押さえ手段62から離間する方向へ付勢し、ソレノイド12が非励磁状態の際、矢印Y方向への垂直不勢力を加え、バルブ部材60およびプッシュピン58を電機子34とともにを矢印Y方向へ戻す。付勢手段64およびバルブ部材60はバルブ本体14のバルブ孔65内部に配置される。バルブ部材60はバルブ部材の各種デザインのうちの一例である。本発明では、バルブ部材60は特定のデザインに限定されない。コイル32は、略矩形または略楕円形のボビン66を中心にコイル32の個々のワイヤが巻かれているため、略矩形または略楕円形に形成される。ボビン66は一端67と他端68を有する。貫通孔69がボビン66内に形成され、極板28のコア部33を摺動可能に支持し、更にブッシュ36を支持する。
図3において、ソレノイド12の断面形状を示す。コイル幅Wは、ソレノイド12の全幅における最大幅である。図中、複数の孔70が示され、各孔70はソレノイド12をバルブ本体14に接続可能に取り付けるため図示しない締付手段へ連通する。コイル幅Wはコイル32の短軸の長さを規定する。ボビン66の貫通孔69内に配置されるブッシュ36は、コイル32の内周長と電機子34の断面積Sを規定する。直径Dを有する円72は、断面積Sと等しい断面積を持つ円柱状の仮想鉄芯を表す。すなわち、円72は、単に理論上の環状鉄芯との比較をするために使われる仮想部材であり、以下の式で表現される。
[数1]
S=(πD/4)
円72の直径Dおよびコイル幅Wは、直径Dと幅Wとの比(D/W)が0.4〜0.8の範囲とされ、以下の式に表される関係を有する。
[数2]
D=(0.4〜0.8)W
電機子34について、電機子34の長軸Aは電機子34の短軸である長さBと関連する。AのBに対する比(A/B)は、3.1以上4.5以下の範囲とされ、以下の式によって表される。
[数3]
3.1≦A/B≦4.5
電機子34のAのBに対する比(A/B)の範囲を上記の通り設定することにより、コイル32に対してより大きな電流およびワット数を使用することができるように、コイル幅Wに対するコイル32の長さLを最大に設定できる。
ソレノイド制御バルブの産業では、通常約4〜5ワットの作動ワット数が使用される。約16ワットの電力を用いることで、より高速で動作するソレノイドを提供することができる。本発明のソレノイド12は、約215ワットまで動作可能である。
このような効果は、第1にコイル32および電機子34の形状と、第2にコイル32のワイヤとして約0.188mm〜0.150mm(33.5〜35.5ゲージ)の細いワイヤを使用すること、により達成される。
ソレノイド12のワット数の増加により、バルブ装置10の作動速度は著しく向上する。ワット数が高いほど、より大きい磁束がコイル32に生成され、それにより電機子34の移動速度が増加するためである。本発明のソレノイド設計により、約3ミリ秒サイクルタイムを有する既存の4ワットのソレノイドバルブ設計と比較して、サイクルタイムを約340マイクロ秒に短縮させることができる。
本実施形態のバルブ装置10では、ブッシュ36に非磁性材料、より好ましくは真鍮を用いることで、更なる改善を図ることができる。
非磁性材料、特に真鍮のような材料をブッシュ36に使用すると、電機子34とブッシュ36との間の摩擦係数が低くなる。更に、ブッシュ36の非磁性特性によって、図2に示す非励磁位置に戻る際、電機子34とブッシュ36との間に磁力の発生する可能性が減少する。これにより、バルブ装置10の動作時間がさらに短縮される。バルブ装置10の動作時間、すなわち動作サイクルは、電流がコイル32に流され始めて電機子34が移動を開始してから図2に示す非励磁位置に電機子34が戻るまでに要する時間により規定される。
このように本実施形態のバルブ装置10によって全体的なサイクルタイムの短縮が達成され、このようなバルブ装置10は、高速度での物質移動や短サイクルタイムの選別機作動用バルブを必要とする選別作業等の作業に適用可能である。
図4は、ソレノイド12の励磁状態におけるバルブ部材60の位置を示す。この位置において、流路Eが吸入口20および吐出口22間に形成される。付勢手段64は加圧され、ソレノイド12が非励磁状態になるとバルブ部材60を図2に示す位置へと戻す付勢力が発生する。
更に図4は、バルブ部材60の上端(図4中)を摺動可能に支持する内壁76を有する挿入部74を示す。流路78はバルブ部材60内の長手方向に貫通して形成され、バルブ部材60が矢印X方向または矢印Y方向へ並進する際、バルブ部材60のいずれか一端にある流体を他端側へと移動させる。付勢手段64により生成される矢印Y方向の付勢力は、バルブ部材60を図2に示す位置へと戻す。付勢手段64の一部を内包する流体/付勢部材室80内の流体もまた流路78を介して移動し、矢印X方向または矢印Y方向のいずれかへのバルブ部材60の並進を可能とする。
以上のように、本実施形態の効果として、より高い動作ワット数を使用できることが挙げられ、ソレノイド駆動バルブのサイクルタイムの短縮、および/またはソレノイド駆動バルブのソレノイド駆動力の増加が達成できる。
さらに、移動部品の摩擦による磨耗が起こりにくいソレノイド装置を提供することができる。また径の小さいワイヤを用いることにより、ソレノイドの動作力およびソレノイドにより生成される駆動力が増加する。さらに本発明のソレノイドの形状を採用することにより、特定の寸法のソレノイドにおいてサイクルタイムの短縮を図ることができる。
以上に述べた本実施形態は、本発明の本質的な一例にすぎない。そして、本発明の要旨を逸脱しない変更は、本発明に含まれるものである。
例えば、出入口は追加してもよいし、図2に示す構成とは向きの異なる出入口を使用してもよい。したがって、デザイン、位置、数量の異なるバルブ口に適合できるようバルブ部材60の形状は変更してもよい。
本発明のバルブ本体の寸法の一例は、長さ約20.6mm(0.81インチ)、高さ約16.6mm(0.66インチ)、奥行約7.9mm(0.31インチ)である。本発明のソレノイドの寸法の一例は、奥行がバルブ本体の奥行に略一致して約7.9mm(0.31インチ)であり、長さおよび高さはバルブ本体の寸法の約3/4である。
これらの寸法は一例に過ぎず、バルブ本体とソレノイドの寸法は変更可能である。上記のような変更は本発明の範囲から逸脱するものとはみなされない。
本発明のソレノイド駆動バルブ用高速応答ソレノイドの斜視図である。 前記図1の2−2断面を示す縦断面図である。 前記図2の3−3断面を示す横断面図である。 前記図2と同様の縦断面図であり、バルブが励磁/開位置にある状態を示す。
符号の説明
10 バルブ装置
12 ソレノイド
14 バルブ本体
28 極板
30 磁束フレーム
31 ワイヤ
32 コイル
33 コア部
34 電機子
36 ブッシュ
58 プッシュピン
60 バルブ部材
62 端部押さえ手段
64 付勢手段
65 バルブ孔
66 ボビン
69 貫通孔

Claims (30)

  1. 断面略矩形の形状を有するボビンと、
    前記ボビンに巻かれたコイルと、
    前記コイルにより生成された磁界に反応して摺動するよう前記ボビン内部に設けられ、短軸辺と長軸辺を有する略矩形に形成された電機子と、を備えたソレノイドであって、
    前記電機子の前記長軸辺の長さAの前記電機子の前記短軸辺の長さBに対する比(A/B)が3.1以上4.5以下の範囲である、ことを特徴とするソレノイド。
  2. 請求項1に記載のソレノイドにおいて、
    前記ボビン内部に形成された貫通孔と、
    前記ボビンの前記貫通孔内に配置され、前記ボビンと前記電機子との間に位置するブッシュ、とを備えたことを特徴とするソレノイド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のソレノイドにおいて、
    前記ボビンに対して固定された極板を備え、前記コイルにより前記極板を介して前記磁界が生成され、
    前記コイルにより前記極板を介して生成された前記磁界に反応して、前記電機子が前記極板に向かって摺動することを特徴とするソレノイド。
  4. 請求項3に記載のソレノイドにおいて、
    前記ボビンは一端および他端を備え、
    前記極板は前記ボビンの前記一端に近接配置され、前記電機子は前記ボビンの前記他端まで摺動可能に支持されることを特徴とするソレノイド。
  5. 請求項4に記載のソレノイドにおいて、前記極板は前記ボビンの前記貫通孔内に位置する極板部を備えたことを特徴とするソレノイド。
  6. 請求項1から請求項5までの何れかに記載のソレノイドにおいて、前記ブッシュが非磁性金属材料で構成されることを特徴とするソレノイド。
  7. 請求項1から請求項6までの何れかに記載のソレノイドにおいて、
    前記コイルの短軸辺の幅Wと、
    電機子の第1断面積と、を備え
    円柱状の仮想鉄芯の直径Dとして、この直径Dと前記幅Wとの比(D/W)が0.4〜0.8の範囲とされ、前記円柱状の仮想鉄芯は前記電機子の第1断面積に等しい第2断面積を有することを特徴とするソレノイド。
  8. 請求項1から請求項7までの何れかに記載のソレノイドにおいて、前記コイルは、直径0.188mm〜0.150mmのワイヤで構成されたことを特徴とするソレノイド。
  9. 断面略矩形の形状を有するボビンと、
    前記ボビンに巻かれたコイルと、
    前記ボビン内部に摺動可能に設けられコイルにより生成された磁界に反応して摺動し、短軸辺と長軸辺と第1断面積を有する略矩形に形成された電機子と、を備えたソレノイドであって、
    前記電機子の前記長軸辺の長さAの前記電機子の前記短軸辺の長さBに対する比(A/B)が3.1以上4.5以下の範囲であり、
    円柱状の仮想鉄芯の直径Dとして、この直径Dと前記幅Wとの比(D/W)が0.4〜0.8の範囲とされ、前記円柱状の仮想鉄芯は前記電機子の第1断面積に等しい第2断面積を有することを特徴とするソレノイド。
  10. 請求項9に記載のソレノイドにおいて、
    前記ボビン内部に形成された貫通孔内に支持され、前記ボビンに対して略固定され前記電機子と前記ボビンとの間に配置されたブッシュを備え、
    前記ブッシュは前記電機子を摺動可能に支持することを特徴とするソレノイド。
  11. 請求項10に記載のソレノイドにおいて、前記ブッシュが非磁性金属材料で構成されることを特徴とするソレノイド。
  12. 請求項10または請求項11に記載のソレノイドにおいて、前記ブッシュが真鍮材料で構成されることを特徴とするソレノイド。
  13. 請求項9から請求項12までの何れかに記載のソレノイドにおいて、
    前記ボビンに接続可能な固定極板と、
    前記電機子に直接当接し、前記固定極板内に貫通して形成された孔内を摺動可能に並進するプッシュピンと、を備え
    前記コイルにより前記固定極板を介して生成された前記磁界に反応して、前記電機子が前記固定極板に向かって摺動することを特徴とするソレノイド。
  14. 請求項13に記載のソレノイドにおいて、前記固定極板は、前記ボビンの前記貫通孔内に配置可能な部分を含むことを特徴とするソレノイド。
  15. 請求項9から請求項14までの何れかに記載のソレノイドにおいて、前記コイルは、直径0.188mm〜0.150mmのワイヤにより構成されたことを特徴とするソレノイド。
  16. バルブと、前記バルブを駆動して開閉を切り替える略矩形のソレノイドと、を備えたソレノイド駆動バルブであって、
    前記ソレノイドは、
    断面略矩形の形状を有するボビンと、
    前記ボビンに巻かれたコイルと、
    前記ボビンに対して固定された固定極板と、
    前記ボビン内部に摺動可能に設けられ、前記コイルにより前記極板を介して生成された磁界に反応して前記極板に向かって摺動し、短軸辺と長軸辺を有する略矩形に形成された電機子と、を備え、
    電機子の長軸辺の長さAの電機子の短軸辺の長さBに対する比(A/B)が3.1以上4.5以下の範囲である、ことを特徴とするソレノイド駆動バルブ。
  17. 請求項16に記載のソレノイド駆動バルブにおいて、
    略矩形のバルブ本体と、
    前記バルブ本体内部に摺動可能に配置されたバルブ部材と、を備えたことを特徴とするソレノイド駆動バルブ。
  18. 請求項17に記載のソレノイド駆動バルブにおいて、前記ソレノイドは、前記電機子に直接当接し前記電機子の動きによってバルブ本体の位置を再配置させるために並進されるプッシュピンを備えたことを特徴とするソレノイド駆動バルブ。
  19. 請求項18に記載のソレノイド駆動バルブにおいて、
    ボビン貫通孔内部に配置可能な前記極板のコア部と、
    前記プッシュピンを摺動可能に支持するように形成された極板貫通孔と、を備えたことを特徴とするソレノイド駆動バルブ。
  20. 請求項17から請求項19までの何れかに記載のソレノイド駆動バルブにおいて、前記バルブ部材を、前記開位置から前記閉位置へと付勢可能な付勢手段を備えたことを特徴とするソレノイド駆動バルブ。
  21. 請求項17から請求項20までの何れかに記載のソレノイド駆動バルブにおいて、前記バルブ本体は、吸入口、吐出口および排出口を備え、前記吸入口は、前記閉位置において前記バルブ部材により前記吐出口および前記排出口から隔離されることを特徴とするソレノイド駆動バルブ。
  22. 請求項16から請求項21までの何れかに記載のソレノイド駆動バルブにおいて、前記コイルは、直径0.188mm〜0.150mmのワイヤで構成されることを特徴とするソレノイド駆動バルブ。
  23. 略矩形断面を有するボビンと、前記ボビンに巻かれたコイルと、前記ボビン内部に摺動可能に配置され短軸辺および長軸辺を有する略矩形に形成された電機子と、を備えたソレノイド駆動バルブ用ソレノイドの動作速度を増加させる方法であって、
    前記電機子の前記長軸辺の長さAの前記電機子の前記短軸辺の長さBに対する比(A/B)が3.1以上4.5以下の範囲であるよう前記電機子を製造する工程と、
    前記コイルを励磁し、前記コイルにより生成され前記電機子を通る磁界を利用して前記電機子を並進させる工程と、を備えたことを特徴とする方法。
  24. 請求項23に記載の方法において、
    プッシュピンを使って前記電機子をバルブ部材に接続する工程と、
    前記励磁工程において、閉位置から開位置へと前記バルブ部材の位置を再配置させる工程と、を備えたことを特徴とする方法。
  25. 請求項24に記載の方法において、
    前記コイルを非励磁させる工程と、
    前記コイルの非励磁によって、前記バルブ部材が前記閉位置へと戻るよう前記バルブ部材を付勢する工程と、を備えたことを特徴とする方法。
  26. 請求項25に記載の方法において、非磁性材料で構成されたブッシュを前記電機子と前記ボビンとの間に配置し、前記電機子と前記ボビンとの間の摩擦と磁力を減少させ、前記電機子の非励磁復帰速度を増加させる工程を備えたことを特徴とする方法。
  27. 請求項23から請求項26までの何れかに記載の方法において、直径0.188mm〜0.150mmのワイヤでコイルを巻く工程を備えたことを特徴とする方法。
  28. 請求項27に記載の方法において、前記励磁工程において、約215ワット以下の電力を前記コイルに流す工程を備えたことを特徴とする方法。
  29. 請求項28に記載の方法において、前記電力および前記ワイヤゲージサイズのうち少なくともいずれか一方を採用し、前記ソレノイドおよびバルブのサイクルタイムを約340マイクロ秒に短縮させる工程を備えたことを特徴とする方法。
  30. 請求項23に記載の方法において、
    前記ボビンに対して極板を固定する工程と、
    極板のコア部を前記ボビンの貫通孔内部に配置する工程と、を備えたことを特徴とする方法。
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