JP2019218727A - カーテンウォールユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】枠体の室外側の部材に2列のシール部材を当接するカーテンウォールユニットにおいて、シール部材を枠体に容易に連続して装着する。【解決手段】枠体3は、パネル体2Aとともに室内外を区画する本体ユニット6と、本体ユニット6の室外側に連結され、当該室外側に突出する連結ユニット7を有する。本体ユニット6は、2列のシール部材4、5が装着される2列の本体装着部を有する。連結ユニット7は、本体ユニット6の室外側に位置する建物10の部材と対向する対向部7Aと、対向部7Aに接続して本体ユニット6まで配置された接続部7Cと、対向部7Aに形成されて2列のシール部材4、5が装着される2列の対向装着部と、接続部7Cに形成されて2列のシール部材4、5が装着される2列の接続装着部を有する。シール部材4、5は、本体装着部、接続装着部、及び、対向装着部に連続して装着される。【選択図】 図4

Description

本発明は、枠体の外側に外気圧と等圧となる空間(等圧空間)を形成する2列のシール部材を備えたカーテンウォールユニットに関する。
カーテンウォールユニットは、建物のカーテンウォールに用いられており、建物の壁部に並べて設置されている。また、枠体を備えたカーテンウォールユニットでは、2列のシール部材により、枠体の外側に等圧空間を形成して、枠体の周りの止水性能を確保している。2列のシール部材は、枠体の外周部に装着されて、枠体の外周部と対向する建物の壁材に当接する(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のカーテンウォールユニットでは、シール部材は、横枠である上横枠材の外周部に装着されて、枠体の上方に位置する壁材に当接する。また、シール部材は、縦枠である左右の縦枠材の外周部に装着されて、枠体の側方に位置する壁材に当接する。壁材は、例えば、プレキャストコンクリート板(PC板)であり、建物の躯体に取り付けられている。
一般的なカーテンウォールユニットでは、2列の装着部が縦枠の外周部と横枠の外周部とに形成されて、2列のシール部材が縦枠の装着部と横枠の装着部とに装着される。また、縦枠の装着部と横枠の装着部とが連続するように形成されて、縦枠のシール部材と横枠のシール部材とが連続する。
ところが、建物の壁のデザイン等によっては、建物の部材(例えば、壁材、梁)が横枠の室外側に設けられて、シール部材を横枠の室外側の部材に当接させることがある。この場合には、シール部材が横枠の室外側に配置されるため、室外側のシール部材と縦枠のシール部材とを連続するための構造が枠体に付加される。そのため、枠体の構造が複雑になり、シール部材を連続して装着するための手間やコストが増加する虞がある。
特開2001−11993号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、枠体の室外側の部材に2列のシール部材を当接するカーテンウォールユニットにおいて、枠体の構造が複雑になるのを抑制するとともに、シール部材を枠体に容易に連続して装着することである。
本発明は、枠体と、前記枠体の開口部に配置されたパネル体と、前記枠体に装着されて前記枠体の外側に外気圧と等圧となる空間を形成する2列のシール部材と、を備えたカーテンウォールユニットである。前記枠体は、前記開口部を形成して前記パネル体とともに室内外を区画する本体ユニットと、前記本体ユニットの室外側に連結され、当該室外側に突出する連結ユニットと、を有する。前記本体ユニットは、前記2列のシール部材が装着される2列の本体装着部を有する。前記連結ユニットは、前記本体ユニットの室外側に位置する建物の部材と対向する対向部と、前記対向部に接続して前記本体ユニットまで配置された接続部と、前記対向部に形成されて前記2列のシール部材が装着される2列の対向装着部と、前記接続部に形成されて前記2列のシール部材が装着される2列の接続装着部と、を有する。前記シール部材は、前記本体装着部、前記接続装着部、及び、前記対向装着部に連続して装着される。
本発明によれば、枠体の室外側の部材に2列のシール部材を当接するカーテンウォールユニットにおいて、枠体の構造が複雑になるのを抑制できるとともに、シール部材を枠体に容易に連続して装着することができる。
本実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットを示す正面図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットの枠体を示す斜視図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットの縦断面図である。 本実施形態のカーテンウォールの横断面図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットの縦断面図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットの縦断面図である。 本実施形態のカーテンウォールの斜視図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットの枠体を示す斜視図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットの枠体を示す斜視図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットの枠体を示す斜視図である。
本発明のカーテンウォールユニットの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のカーテンウォールユニットは、建物のカーテンウォールに用いられて、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置される。
図1は、本実施形態のカーテンウォール1を示す正面図であり、建物10の壁部11に設けられたカーテンウォール1の一部を室外側からみて示している。図1において、上下方向が垂直方向であり、左右方向が水平方向である。
図示のように、建物10は、壁部11に、複数の壁材12と開口部13を備えている。複数の壁材12は、例えば、PC板であり、建物躯体(図示せず)に取り付けられている。開口部13は、上下方向に離隔した壁材12の間に形成されている。
カーテンウォール1は、建物10の壁部11に並べて配置された複数のカーテンウォールユニット2を備えている。カーテンウォールユニット2は、カーテンウォール1の一部を構成するユニットであり、隣り合うカーテンウォールユニット2と組み合わされている。カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2は、建物10の開口部13に配置されて、建物10の壁部11に設置されている。ここでは、カーテンウォール1は、連窓であり、複数のカーテンウォールユニット2は、1つの開口部13で左右方向に並べて設置されている。
図2は、本実施形態のカーテンウォールユニット2を示す正面図であり、図1に示すカーテンウォール1の1つのカーテンウォールユニット2を示している。
図示のように、カーテンウォール1の各カーテンウォールユニット2は、パネル体2Aと、パネル体2Aを囲む枠体3と、枠体3に装着されるシール部材4、5(図2のハッチングを付した部分)を備えている。パネル体2Aは、枠体3に取り付けられたパネル状部材であり、枠体3の開口部3Aに配置されている。また、パネル体2Aは、複数のガラス板を有する複層ガラスであり、枠体3に嵌め込まれている。
枠体3は、開口部3Aを形成する開口枠であり、枠体3の方形状の開口部3Aは、方形状のパネル体2Aにより閉鎖されている。シール部材4、5は、弾性変形可能な弾性シール部材であり、環状に形成されて、枠体3の外側に配置されている。シール部材4、5は、枠体3に連続して装着されて、枠体3と建物10の部材との間、又は、隣り合う2つの枠体3の間に配置される。
図3は、本実施形態のカーテンウォールユニット2の枠体3を示す斜視図であり、枠体3の概略構成を示している。
図示のように、枠体3は、開口部3Aを形成する本体ユニット6と、本体ユニット6の室外側に連結された連結ユニット7と、シート状の止水材3Bを有している。本体ユニット6と連結ユニット7は、互いに独立した個別のユニットとして構成されており、その状態で組み合わされて連結される。
本体ユニット6は、枠体3の枠状に形成された本体であり、枠組みされた4つの枠6A〜6C(上枠6A、下枠6B、一対の縦枠6C)を有している。枠6A〜6Cは、例えば、押出成形により形成された形材であり、それぞれパネル体2Aの縁部に沿って配置されている。4つの枠6A〜6Cが方形状に組み合わされて、枠6A〜6Cの長手方向の端部同士が接続されている。上枠6Aと下枠6Bは、横方向(左右方向)に延びる一対の横枠であり、一対の縦枠6Cの間に設けられている。
一対の縦枠6Cは、上枠6Aの端部と下枠6Bの端部の間で縦方向(上下方向)に延びる。上枠6Aと下枠6Bが一対の縦枠6Cの端部(上端部、下端部)の間に配置されて、取付部材(例えば、ビス)により、一対の縦枠6Cの端部が上枠6Aの端部と下枠6Bの端部に取り付けられている。4つの枠6A〜6Cにより、方形状の本体ユニット6が形成されるとともに、本体ユニット6の内側に開口部3Aが形成されている。パネル体2Aは、本体ユニット6に取り付けられて、本体ユニット6に保持されている。本体ユニット6は、開口部3Aに配置されたパネル体2Aとともに室内外を区画している。従って、本体ユニット6及びパネル体2Aにより区画された一方側が、室内外方向における室外側であり、本体ユニット6及びパネル体2Aにより区画された他方側が、室内外方向における室内側である。
止水材3Bは、例えば、ゴム製のシーラーであり、本体ユニット6と連結ユニット7の連結部分3Cに配置されて、本体ユニット6と連結ユニット7の間に挟まれている。連結部分3Cは、枠体3における本体ユニット6と連結ユニット7とが連結された部分である。止水材3Bにより、本体ユニット6と連結ユニット7の連結部分3Cがシールされて、本体ユニット6と連結ユニット7の間への水の浸入が防止される。
連結ユニット7は、本体ユニット6の上部に連結されており、枠体3は、連結ユニット7が位置する上部において室外側に屈曲している。ここでは、連結ユニット7は、本体ユニット6の上枠6Aに連結されており、連結部分3Cは、本体ユニット6の上枠6Aと連結ユニット7とが連結された部分である。止水材3Bは、室外側に位置する上枠6Aの室外側部52で上枠6Aの両端部に設けられて、上枠6A(室外側部52)と連結ユニット7の間に挟まれる。2つの止水材3Bにより、連結部分3Cの両端部がシールされて、連結部分3Cの両端部からの水の浸入が防止される。
図4は、本実施形態のカーテンウォールユニット2の縦断面図であり、図1のX1−X1線で切断したカーテンウォールユニット2と建物10の壁材12を示している。
図3、図4に示すように、連結ユニット7は、本体ユニット6(上枠6A)から室外側に向かって配置される室外側ユニットであり、本体ユニット6の室外側で本体ユニット6に連結されている。また、連結ユニット7は、本体ユニット6から室外側に突出する突出ユニットであり、本体ユニット6の室外側に位置する壁材12(室外側壁材12A)に対して室内側に配置される。
連結ユニット7は、枠状に形成されて、本体ユニット6の室外側に位置する建物10の部材(ここでは、室外側壁材12A)と対向する。室外側壁材12Aは、室外側部材であり、枠体3、本体ユニット6、上枠6A、及び、連結ユニット7よりも室外側に位置する。連結ユニット7は、本体ユニット6の上枠6Aから室外側壁材12Aに向かって突出して、室外側壁材12Aの室内側部12Bと対向する。また、連結ユニット7は、室外側壁材12Aと対向する対向部7Aと、本体ユニット6に取り付けられる取付部7Bと、対向部7Aと取付部7Bに接続する一対の接続部7Cを有している。対向部7A、取付部7B、及び、一対の接続部7Cは、例えば、押出成形により形成された形材であり、方形状に組み合わされて、長手方向の端部同士が接続されている。
対向部7Aと取付部7Bは、横方向に延びる一対の横材であり、一対の接続部7Cの間に設けられている。一対の接続部7Cは、対向部7Aの端部と取付部7Bの端部の間で室内外方向に延びる一対の接続材である。対向部7Aと取付部7Bが一対の接続部7Cの端部の間に配置されて、取付部材(例えば、ビス)により、一対の接続部7Cの端部が対向部7Aの端部と取付部7Bの端部に取り付けられている。対向部7A、取付部7B、及び、一対の接続部7Cにより、方形状の連結ユニット7が形成されるとともに、連結ユニット7の内側に開口部7Dが形成されている。
連結ユニット7は、カーテンウォールユニット2に機能を付加する機能ユニットであり、ここでは、空調装置の通気路14(図4参照)に接続される通気ユニットである。連結ユニット7の開口部7Dは、通気口であり、通気路14の室外側の開口部に接続する。複数のグリル羽根15が、連結ユニット7に取り付けられて、開口部7Dの下側に並列して配置されている。空気は、開口部7D及び通気路14を通って、カーテンウォールユニット2の室外側と室内側との間で流れる。
対向部7Aは、室外側に位置する連結ユニット7の室外側部であり、連結ユニット7の先端部に位置している。取付部7Bは、対向部7Aの室内側に位置しており、対向部7Aに並列して配置されている。接続部7Cは、対向部7Aに接続して、対向部7Aから本体ユニット6まで配置されている。また、接続部7Cは、対向部7Aの端部及び取付部7Bの端部に接続するとともに、対向部7Aの端部から本体ユニット6の上枠6Aの端部及び縦枠6Cの端部(上端部)まで配置されて、上枠6Aの端部及び縦枠6Cの端部に接続している。
図5は、本実施形態のカーテンウォール1の横断面図であり、図1のX2−X2線で切断したカーテンウォール1を示している。また、図5では、横方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の縦枠6C側の部分を示している。図6、図7は、本実施形態のカーテンウォールユニット2の縦断面図である。図6は、図4に示すカーテンウォールユニット2の下枠6B側の部分を示し、図7は、図4に示すカーテンウォールユニット2の上枠6A側の部分を示している。
図示のように、カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2において、枠6A〜6Cのそれぞれの見付け方向は、室内側又は室外側からみたときの各枠6A〜6Cの幅方向である。枠6A〜6Cのそれぞれの見込み方向は、室内側又は室外側からみたときの各枠6A〜6Cの奥行方向である。また、各枠6A〜6Cの見込み方向は、室内外方向である。見込み方向の一方側は、室外側であり、見込み方向の他方側は、室内側である。本体ユニット6の内周側は、本体ユニット6の開口部3A側であり、本体ユニット6の外周側は、本体ユニット6の開口部3Aの反対側である。
カーテンウォールユニット2は、外気圧と等圧となる空間(等圧空間20)を形成する2列のシール部材4、5(第1シール部材4、第2シール部材5)を備えている。2列のシール部材4、5は、枠体3に装着されて、枠体3の外側の等圧空間20をシールする。等圧空間20は、本体ユニット6、連結ユニット7、及び、2列のシール部材4、5により、枠体3の外側に連続して形成される環状の空間であり、枠体3の所定の外側部(枠体3の外側止水部)に沿って形成される。
2列のシール部材4、5は、それぞれ枠体3の本体ユニット6と連結ユニット7に連続して装着されるとともに、互いに離隔した状態で、枠体3の本体ユニット6と連結ユニット7に並列して配置されている。また、2列のシール部材4、5は、枠体3の外側部に沿って環状に配置されて、互いの間に等圧空間20を形成する。等圧空間20は、第1シール部材4に形成された通気孔(図示せず)により、カーテンウォールユニット2の室外と連通しており、第1シール部材4の通気孔を通して、室外との間で空気が出入りする。そのため、等圧空間20内の圧力は、室外の圧力(外気圧)と同じ圧力に維持される。
枠体3は、2列のシール部材4、5が装着される2列の装着部8、9(第1装着部8、第2装着部9)を有している。2列の装着部8、9は、枠体3の本体ユニット6と連結ユニット7に連続して形成されるとともに、互いに離隔した状態で並列して形成されている。また、2列の装着部8、9は、枠体3の外側部に沿って環状に形成されている。シール部材4、5は、装着部8、9のそれぞれに連続して装着されて、装着部8、9に保持されている。
第1シール部材4は、止水部材であるヒレ状のレインバリアであり、第2シール部材5は、気密部材であるチューブ状のウインドバリアである。装着部8、9は、溝状に形成された装着溝であり、シール部材4、5に向かって開放されている。シール部材4、5は、装着部8、9(装着溝)に係止される係止部4A、5Aを有している。係止部4A、5Aは、シール部材4、5の基部(挿入部)であり、装着部8、9内に挿入された状態で装着部8、9に係止される。これにより、係止部4A、5Aが装着部8、9に取り付けられて、シール部材4、5が装着部8、9に装着される。
横方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の組み合わせ部分で(図5参照)、2つのカーテンウォールユニット2の縦枠6Cは、横方向に隣接して、互いに対向して配置されている。また、縦枠6Cは、板状の見込み部30と、パネル体2Aを保持する保持部31と、保持部31に取り付けられた押縁32と、見込み部30に対して本体ユニット6の外周側に位置する2列の装着部8、9(第1装着部8A、第2装着部9A)を有している。縦枠6Cの各部30〜32、8A、9Aは、縦枠6Cの長手方向である縦方向(上下方向)に沿って延びる。
見込み部30は、縦枠6Cの内周部33であり、縦枠6Cの見込み方向に沿って形成されている。縦枠6Cの内周部33は、本体ユニット6の内周部の一部(側部)である。保持部31は、見込み部30の室外側の端部に連続して形成されて、見込み部30よりも室外側に位置する。パネル体2Aの縦縁部は、保持部31に配置されて、押縁32により、保持部31及び縦枠6Cに保持されている。装着部8A、9Aは、縦枠6Cに形成された縦枠装着部であり、縦枠6Cの長手方向の両端部の間で連続して形成されている。
2列の装着部8A、9Aは、縦枠6Cの見込み方向に離隔しており、見込み部30から横方向(側方)に突出している。第1装着部8Aは、縦枠6Cの室外側装着部であり、第1シール部材4は、第1装着部8Aに装着されている。第2装着部9Aは、縦枠6Cの室内側装着部であり、第2シール部材5は、第2装着部9Aに装着されている。縦枠6Cにおいて、第1装着部8A及び第1シール部材4は、第2装着部9A及び第2シール部材5よりも室外側に位置し、第2装着部9A及び第2シール部材5は、第1装着部8A及び第1シール部材4よりも室内側に位置する。
2列のシール部材4、5は、装着部8A、9Aから横方向に突出し、それぞれ横方向に隣接する他のカーテンウォールユニット2のシール部材4、5と当接する。横方向に隣接する2つのカーテンウォールユニット2の縦枠6C(見込み部30、装着部8A、9A)とシール部材4、5により、縦枠6Cの等圧空間20(縦枠等圧空間21)が形成される。等圧空間20の縦枠等圧空間21は、縦枠6Cの長手方向(縦方向)に沿って連続して形成される。縦枠等圧空間21の室外側部分が第1シール部材4によりシールされ、縦枠等圧空間21の室内側部分が第2シール部材5によりシールされる。
なお、カーテンウォールユニット2の横方向に建物10の部材(例えば、壁材12、又は、壁材12に装着されたシール部材)が隣接するときには、縦枠6Cの装着部8A、9A及びシール部材4、5は、建物10の部材と対向する。また、シール部材4、5は、建物10の部材と当接する。この場合には、縦枠等圧空間21は、縦枠6C、シール部材4、5、及び、建物10の部材により形成される。
下枠6B(図6参照)は、本体ユニット6の内周側に位置する内周部40と、本体ユニット6の外周側に位置する外周部41と、パネル体2Aを保持する保持部42と、保持部42に取り付けられた押縁43と、押縁43に取り付けられたガスケット44と、外周部41に形成された2列の装着部8、9(第1装着部8B、第2装着部9B)を有している。下枠6Bの各部40〜44、8B、9Bは、下枠6Bの長手方向である横方向(左右方向)に沿って延びる。下枠6Bの外周部41と装着部8B、9Bは、下枠6Bの下側に位置する建物10の部材(ここでは、壁材12(下側壁材12C))に対して上側に配置されて、下側壁材12Cと対向する。
内周部40は、下枠6Bの見込み方向に沿って形成された見込み部であり、かつ、本体ユニット6の内周部の一部(下部)である。外周部41は、本体ユニット6の外周部の一部(下部)であり、内周部40の下側に位置する。保持部42は、外周部41よりも室外側に位置する。パネル体2Aの下縁部は、保持部42に配置されて、押縁43により、保持部42及び下枠6Bに保持されている。ガスケット44は、水止め部材であるスプラッシュバリアであり、下側壁材12Cと当接する。
2列の装着部8B、9Bは、下枠6Bに形成された下枠装着部であり、下枠6Bの見込み方向に離隔して、下枠6Bの長手方向の全体にわたって形成されている。第1装着部8Bは、下枠6Bの室外側装着部であり、第1シール部材4は、第1装着部8Bに装着されている。第2装着部9Bは、下枠6Bの室内側装着部であり、第2シール部材5は、第2装着部9Bに装着されている。下枠6Bにおいて、第1装着部8B及び第1シール部材4は、第2装着部9B及び第2シール部材5よりも室外側に位置し、第2装着部9B及び第2シール部材5は、第1装着部8B及び第1シール部材4よりも室内側に位置する。
2列のシール部材4、5は、装着部8B、9Bから下側に突出し、それぞれ下側壁材12Cと当接する。下枠6B(外周部41、装着部8B、9B)、シール部材4、5、及び、下側壁材12Cにより、下枠6Bの等圧空間20(下枠等圧空間22)が形成される。等圧空間20の下枠等圧空間22は、下枠6Bの長手方向(横方向)に沿って連続して形成される。下枠等圧空間22の室外側部分が第1シール部材4によりシールされ、下枠等圧空間22の室内側部分が第2シール部材5によりシールされる。
上枠6A(図7参照)は、連結ユニット7が連結される連結枠であり、連結ユニット7の室内側に配置されている。また、上枠6Aは、本体ユニット6の内周側に位置する内周部50と、本体ユニット6の外周側に位置する外周部51と、室外側(連結ユニット7側)に位置する室外側部52と、室内側に位置する室内側部53と、パネル体2Aを保持する保持部54と、板状のカバー55を有している。上枠6Aの各部50〜55は、上枠6Aの長手方向である横方向(左右方向)に沿って延びる。
内周部50は、上枠6Aの見込み方向に沿って形成された見込み部であり、かつ、本体ユニット6の内周部の一部(上部)である。外周部51は、本体ユニット6の外周部の一部(上部)であり、上枠6Aの見込み方向に沿って形成されて、内周部50の上側に位置する。また、外周部51は、室外側部52に対して、本体ユニット6の外周側に位置しており、本体ユニット6の外周側に位置する室外側部52の端部(外周側端部)から室内側に向かって形成されている。
室外側部52は、壁状に形成された室外側壁部であり、連結ユニット7及び取付部7Bの室内側に配置されて、連結ユニット7及び取付部7Bと対向する。室内側部53は、壁状に形成された室内側壁部であり、内周部50の室内側の端部から上側に向かって形成されている。室外側部52と室内側部53は、上枠6Aの見付け方向に沿って形成されている。保持部54は、室外側部52よりも下側、かつ、内周部50よりも室外側に位置する。カバー55は、外周部51の室内側の端部から上方に突出する背板であり、外周部51の室内側の端部、及び、室内側部53の上側の端部に取り付けられている。
本体ユニット6と連結ユニット7の連結部分3Cは、本体ユニット6の上枠6Aと連結ユニット7の取付部7Bとの連結部分である。連結ユニット7は、パネル体2Aの室外側面2Bよりも室内側で本体ユニット6に連結されており、連結部分3Cは、パネル体2Aの室外側面2Bよりも室内側に位置している。また、連結ユニット7は、パネル体2Aよりも本体ユニット6の外周側(上側)で本体ユニット6に連結されており、連結部分3Cは、パネル体2Aよりも本体ユニット6の外周側に位置している。ここでは、連結ユニット7は、パネル体2Aの室内側面2C及び保持部54よりも室内側で本体ユニット6に連結されており、連結部分3Cは、パネル体2Aの室内側面2C及び保持部54よりも室内側に位置している。
上枠6Aは、連結ユニット7との連結位置に配置された連結枠であり、連結ユニット7を保持する。連結ユニット7の取付部7Bは、上枠6Aに保持される被保持部であり、上枠6Aに当接して、固定手段27により、上枠6Aに固定されている。また、取付部7Bは、上枠6Aの長手方向(横方向)に沿って配置されて、上枠6Aに取り付けられている。取付部7Bは、上枠6Aの長手方向の全体にわたって上枠6Aに当接する。取付部7Bに取り付けられた押縁58により、パネル体2Aの上縁部は、保持部54及び上枠6Aに保持されている。取付部7Bは、パネル体2Aの上側に配置されている。
連結ユニット7の取付部7Bは、上枠6Aの室外側部52に固定される固定部60と、上枠6Aの外周部51を覆うカバー部61を有している。固定部60は、壁状に形成された固定壁部であり、上枠6Aの見付け方向に沿って形成されている。また、固定部60は、室外側部52の室外側に配置されて、室外側部52に装着されている。固定部60は、室外側部52と当接する当接部であり、室外側部52に沿って配置されて、固定手段27により、室外側部52に固定されている。固定手段27は、上枠6Aの室外側部52と取付部7Bの固定部60とを貫通するボルト28と、ボルト28がねじ込まれるナット29からなる。
固定部60の室外側部52への固定により、取付部7Bが上枠6Aに取り付けられて、連結ユニット7が本体ユニット6に連結される。カバー部61は、固定部60から室内側に突出する板状の突出部であり、上枠6Aの外周部51に重ね合わせて配置されて、外周部51と当接する。カバー部61は、外周部51に装着されて、外周部51の少なくとも室外側の部分を覆う。また、カバー部61は、固定部60に連続して形成されて、上枠6Aの外周部51と室外側部52の間の角部、及び、連結部分3Cを覆う。
連結ユニット7の対向部7Aは、上枠6A及び取付部7Bの室外側に位置しており、2列の装着部8、9(第1装着部8C、第2装着部9C)を有している。装着部8C、9Cは、対向部7Aの室外側(室外側壁材12A側)に形成され、対向部7Aの長手方向である横方向(左右方向)に沿って延びる。対向部7A及び装着部8C、9Cは、対向部7Aの室外側に位置する建物10の部材(ここでは、壁材12(室外側壁材12A))に対して室内側に配置されて、室外側壁材12Aと対向する。
2列の装着部8C、9Cは、対向部7Aに形成された対向装着部であり、対向部7Aの幅方向(上下方向)に離隔して、対向部7Aの長手方向の全体にわたって形成されている。第1装着部8Cは、対向部7Aの下側装着部であり、第1シール部材4は、第1装着部8Cに装着されている。第2装着部9Cは、対向部7Aの上側装着部であり、第2シール部材5は、第2装着部9Cに装着されている。対向部7Aにおいて、第1装着部8C及び第1シール部材4は、第2装着部9C及び第2シール部材5よりも下側に位置し、第2装着部9C及び第2シール部材5は、第1装着部8C及び第1シール部材4よりも上側に位置する。
2列のシール部材4、5は、装着部8C、9Cから室外側に突出し、それぞれ室外側壁材12Aと当接する。対向部7A、シール部材4、5、及び、室外側壁材12Aにより、対向部7Aの等圧空間20(対向等圧空間23)が形成される。等圧空間20の対向等圧空間23は、対向部7Aの長手方向(横方向)に沿って連続して形成される。対向等圧空間23の下側部分が第1シール部材4によりシールされ、対向等圧空間23の上側部分が第2シール部材5によりシールされる。
図8は、本実施形態のカーテンウォール1の斜視図であり、横方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の一部を斜め下側からみて示している。
図示のように、2つのカーテンウォールユニット2は、互いの縦枠6Cの間に等圧空間20(縦枠等圧空間21)を形成する。また、2つのカーテンウォールユニット2の連結ユニット7の間にも、連結ユニット7の接続部7C(図3参照)とシール部材4、5により、等圧空間20が形成される。横方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の組み合わせ部分で、2つのカーテンウォールユニット2の接続部7Cは、横方向に隣接して、互いに対向して配置されている。
図9、図10、図11は、本実施形態のカーテンウォールユニット2の枠体3を示す斜視図であり、枠体3の上側部分の一部を示している。また、図9、図10は、シール部材4、5を装着していない枠体3を示し、図11は、シール部材4、5を装着した枠体3を示している。図9は、開口部3A側からみた枠体3の上コーナー部を示し、図10、図11は、開口部3Aの外側からみた枠体3の上側部分の一部を示している。
図示のように、連結ユニット7は、縦枠6Cの端部(上端部)に当接して、縦枠6Cの端部に載置されており、縦枠6Cにより支持されている。シーリング材34(図9参照)が、連結ユニット7と本体ユニット6とが接する部分に設けられて、連結ユニット7と本体ユニット6の間の部分をシールしている。
連結ユニット7の接続部7Cは、縦枠6Cの端部から室外側に向かって突出しており、縦枠6Cの端部から対向部7Aの長手方向の端部まで配置されている。対向部7Aは、一対の接続部7Cの室外側の端部(先端部)の間に配置され、対向部7Aの両端部は、それぞれ接続部7Cの室外側の端部と当接する。接続部7Cは、2列の装着部8、9(第1装着部8D、第2装着部9D)を有している。装着部8D、9Dは、接続部7Cにおける連結ユニット7の外側(横側)に形成され、接続部7Cの長手方向である室内外方向に沿って延びる。
2列の装着部8D、9Dは、接続部7Cに形成された接続装着部であり、接続部7Cの幅方向(上下方向)に離隔して、接続部7Cの長手方向の全体にわたって形成されている。第1装着部8Dは、接続部7Cの下側装着部であり、第1シール部材4は、第1装着部8Dに装着されている。第2装着部9Dは、接続部7Cの上側装着部であり、第2シール部材5は、第2装着部9Dに装着されている。接続部7Cにおいて、第1装着部8D及び第1シール部材4は、第2装着部9D及び第2シール部材5よりも下側に位置し、第2装着部9D及び第2シール部材5は、第1装着部8D及び第1シール部材4よりも上側に位置する。
2列のシール部材4、5は、装着部8D、9Dから横方向に突出し、それぞれ横方向に隣接する他のカーテンウォールユニット2のシール部材4、5と当接する。横方向に隣接する2つのカーテンウォールユニット2の接続部7Cとシール部材4、5により(図11参照)、接続部7Cの等圧空間20(接続等圧空間24)が形成される。等圧空間20の接続等圧空間24は、接続部7Cの長手方向(室内外方向)に沿って連続して形成される。接続等圧空間24の下側部分が第1シール部材4によりシールされ、接続等圧空間24の上側部分が第2シール部材5によりシールされる。
なお、カーテンウォールユニット2の横方向に建物10の部材(例えば、壁材12、又は、壁材12に装着されたシール部材)が隣接するときには、接続部7Cの装着部8D、9D及びシール部材4、5は、建物10の部材と対向する。また、シール部材4、5は、建物10の部材と当接する。この場合には、接続等圧空間24は、接続部7C、シール部材4、5、及び、建物10の部材により形成される。
縦枠6C(図10参照)は、第2シール部材5の縦枠6Cへの装着を補助する補助部材35を有している。補助部材35は、第2装着部9Aを有しており、縦枠6Cの端部に取り付けられている。補助部材35の第2装着部9Aは、縦枠6Cの第2装着部9Aの一部であり、室内外方向に沿って配置されている。従って、補助部材35の第2装着部9Aを含む縦枠6Cの第2装着部9Aは、連結ユニット7と連結する縦枠6Cの端部において、室外側に向かって屈曲している。第2シール部材5は、屈曲する第2装着部9Aに連続して装着されて、縦枠6Cの端部において、室外側に向かって屈曲している。
接続部7Cの室外側の端部で、接続部7Cの装着部8D、9Dと対向部7Aの装着部8C、9Cは、それぞれ端部同士を当接させて連続する。また、接続部7Cの室内側の端部で、接続部7Cの装着部8D、9Dと縦枠6Cの装着部8A、9Aは、それぞれ端部同士を当接させて連続する。接続部7Cの装着部8D、9Dは、対向部7Aの装着部8C、9Cの端部から室内側に向かって縦枠6Cの装着部8A、9Aの端部まで連続して延びる。枠体3の2列の装着部8、9のそれぞれは、下枠6B、一対の縦枠6C、一対の接続部7C、及び、対向部7Aに沿って連続して延び、環状に形成されている。
本体ユニット6は、一対の縦枠6Cに形成された2列の縦枠装着部(装着部8A、9A)と、下枠6Bに形成された2列の下枠装着部(装着部8B、9B)を有している。縦枠6Cの装着部8A、9Aと下枠6Bの装着部8B、9Bは、本体ユニット6に形成された本体装着部であり、本体ユニット6は、本体ユニット6の外側部に並列して形成された2列の本体装着部を有している。連結ユニット7は、対向部7Aに形成された2列の対向装着部(装着部8C、9C)と、一対の接続部7Cに形成された2列の接続装着部(装着部8D、9D)を有している。対向部7Aの装着部8C、9Cと接続部7Cの装着部8D、9Dは、連結ユニット7に形成された連結装着部であり、連結ユニット7は、連結ユニット7の外側部に並列して形成された2列の連結装着部を有している。枠体3の2列の装着部8、9は、それぞれ本体ユニット6の本体装着部(装着部8A、9A、装着部8B、9B)と、対向部7Aの対向装着部(装着部8C、9C)と、接続部7Cの接続装着部(装着部8D、9D)を有している。
接続装着部(装着部8D、9D)は、対向装着部の端部(装着部8C、9Cの端部)から本体装着部の端部(装着部8A、9Aの端部)まで配置されて、対向装着部の端部と本体装着部の端部に連続して接続している。2列のシール部材4、5は、それぞれ装着部8、9の本体装着部(装着部8A、9A、装着部8B、9B)、接続装着部(装着部8D、9D)、及び、対向装着部(装着部8C、9C)に連続して装着されている。
具体的には、枠体3の第1装着部8は、順に連続する第1本体装着部(第1装着部8A、第1装着部8B)、第1接続装着部(第1装着部8D)、及び、第1対向装着部(第1装着部8C)を有している。第1シール部材4は、第1装着部8の第1本体装着部、第1接続装着部、及び、第1対向装着部に順に連続して装着されて、第1装着部8に沿って連続して延びる。枠体3の第2装着部9は、順に連続する第2本体装着部(第2装着部9A、第2装着部9B)、第2接続装着部(第2装着部9D)、及び、第2対向装着部(第2装着部9C)を有している。第2シール部材5は、第2装着部9の第2本体装着部、第2接続装着部、及び、第2対向装着部に順に連続して装着されて、第2装着部9に沿って連続して延びる。
2列のシール部材4、5により、枠体3の外側の等圧空間20は、下枠6B、一対の縦枠6C、一対の接続部7C、及び、対向部7Aに沿って連続して形成されて、環状に形成される。一対の縦枠6Cの縦枠等圧空間21と下枠6Bの下枠等圧空間22は、本体ユニット6の外側に形成された本体等圧空間であり、本体ユニット6の外側部に沿って形成されている。対向部7Aの対向等圧空間23と一対の接続部7Cの接続等圧空間24は、連結ユニット7の外側に形成された連結等圧空間であり、連結ユニット7の外側部に沿って形成されている。枠体3の等圧空間20は、順に連続する本体等圧空間(縦枠等圧空間21、下枠等圧空間22)、接続等圧空間24、及び、対向等圧空間23を有しており、2列のシール部材4、5によりシールされる。
以上説明したように、本実施形態のカーテンウォールユニット2では、連結ユニット7を本体ユニット6に連結している。これにより、枠体3の構造が複雑になるのを抑制できるとともに、シール部材4、5を枠体3に容易に連続して装着することができる。そのため、シール部材4、5を連続して装着するための手間やコストを削減することができる。枠体3の外側で、シール部材4、5によるシールを確実に行えるとともに、等圧空間20を本体ユニット6と連結ユニット7に沿って容易に連続して形成することもできる。また、枠体3を簡単に製造することができる。
本体ユニット6と連結ユニット7の間の止水材3B(図3参照)により、本体ユニット6と連結ユニット7の間への水の浸入を防止して、カーテンウォールユニット2の止水性能を向上することができる。連結ユニット7をパネル体2Aの室外側面2Bよりも室内側で本体ユニット6に連結しており(図7参照)、パネル体2Aの室外側面2Bは、本体ユニット6と連結ユニット7の連結部分3Cよりも室外側に位置する。これに伴い、雨水等の水がパネル体2Aにより遮られるため、水が本体ユニット6と連結ユニット7の連結部分3Cまで到達するのを抑制することができる。その結果、カーテンウォールユニット2の止水性能を向上することができる。
連結ユニット7の取付部7Bを本体ユニット6の上枠6A(連結枠)に取り付けることで、連結ユニット7を本体ユニット6に簡単かつ確実に連結することができる。また、連結ユニット7の取付部7Bを上枠6Aの長手方向に沿って配置するため、連結ユニット7の取付部7Bを上枠6Aにより安定して支持でき、本体ユニット6に連結された連結ユニット7を安定させることもできる。取付部7Bの固定部60を上枠6Aの室外側部52の室外側に固定するため、連結ユニット7の取付部7Bを上枠6Aに容易に取り付けることができる。
固定部60の室外側部52への固定に加えて、取付部7Bのカバー部61を上枠6Aの外周部51に装着するため、連結ユニット7の取付部7Bを上枠6Aに安定した状態で取り付けることができる。連結ユニット7と本体ユニット6の連結をより確実に行うこともできる。カバー部61により上枠6Aの外周部51を覆うことで、本体ユニット6と連結ユニット7の連結部分3Cにおいて、本体ユニット6と連結ユニット7の間への水の浸入を抑制することができる。そのため、連結部分3Cにおける止水性能を向上することができる。
なお、装着部8、9は、シール部材4、5が装着可能な部分であればよく、溝状の装着溝以外の装着部であってもよい。また、止水材3B(図3参照)は、上枠6Aの長手方向に沿って配置してもよく、上枠6Aの長手方向の全体にわたって配置してもよい。連結ユニット7を連結する連結枠は、本体ユニット6の上枠6A以外の枠(例えば、下枠6B、縦枠6C)であってもよい。連結ユニット7を本体ユニット6の枠6A〜6C以外の部分に連結してもよい。複数の連結ユニット7を本体ユニット6の複数箇所(例えば、上枠6Aと下枠6B、一対の縦枠6C、上部と下部)に連結してもよい。
連結ユニット7を通気ユニット以外の用途に用いるようにしてもよい。例えば、連結ユニット7の開口部7Dにガラスパネルを設けて、連結ユニット7を副窓ユニットとして用いてもよい。また、連結ユニット7の開口部7Dに装飾部材を設けて、連結ユニット7を装飾ユニットとして用いてもよい。連結ユニット7の開口部7Dに照明装置を設けて、連結ユニット7を照明ユニットとして用いてもよい。これに対し、連結ユニット7に開口部7Dを形成しないようにしてもよい。
本実施形態では、連結ユニット7の対向部7Aが室外側壁材12Aと対向する例について説明したが、対向部7Aと対向する建物10の部材は、他の部材(例えば、室外側壁材12Aに取り付けられた部材、建物10の壁部11に設けられる部材、建物10の梁、建物10の躯体)であってもよい。
1・・・カーテンウォール、2・・・カーテンウォールユニット、2A・・・パネル体、3・・・枠体、3A・・・開口部、3B・・・止水材、3C・・・連結部分、4・・・第1シール部材、5・・・第2シール部材、6・・・本体ユニット、6A・・・上枠、6B・・・下枠、6C・・・縦枠、7・・・連結ユニット、7A・・・対向部、7B・・・取付部、7C・・・接続部、7D・・・開口部、8・・・第1装着部、9・・・第2装着部、10・・・建物、11・・・壁部、12・・・壁材、13・・・開口部、14・・・通気路、15・・・グリル羽根、20・・・等圧空間、21・・・縦枠等圧空間、22・・・下枠等圧空間、23・・・対向等圧空間、24・・・接続等圧空間、27・・・固定手段、28・・・ボルト、29・・・ナット、30・・・見込み部、31・・・保持部、32・・・押縁、33・・・内周部、34・・・シーリング材、35・・・補助部材、40・・・内周部、41・・・外周部、42・・・保持部、43・・・押縁、44・・・ガスケット、50・・・内周部、51・・・外周部、52・・・室外側部、53・・・室内側部、54・・・保持部、55・・・カバー、58・・・押縁、60・・・固定部、61・・・カバー部。

Claims (5)

  1. 枠体と、前記枠体の開口部に配置されたパネル体と、前記枠体に装着されて前記枠体の外側に外気圧と等圧となる空間を形成する2列のシール部材と、を備えたカーテンウォールユニットであって、
    前記枠体は、前記開口部を形成して前記パネル体とともに室内外を区画する本体ユニットと、前記本体ユニットの室外側に連結され、当該室外側に突出する連結ユニットと、を有し、
    前記本体ユニットは、前記2列のシール部材が装着される2列の本体装着部を有し、
    前記連結ユニットは、前記本体ユニットの室外側に位置する建物の部材と対向する対向部と、前記対向部に接続して前記本体ユニットまで配置された接続部と、前記対向部に形成されて前記2列のシール部材が装着される2列の対向装着部と、前記接続部に形成されて前記2列のシール部材が装着される2列の接続装着部と、を有し、
    前記シール部材は、前記本体装着部、前記接続装着部、及び、前記対向装着部に連続して装着されるカーテンウォールユニット。
  2. 請求項1に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記枠体は、前記本体ユニットと前記連結ユニットの間に挟まれた止水材を有するカーテンウォールユニット。
  3. 請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記連結ユニットは、前記パネル体の室外側面よりも室内側で前記本体ユニットに連結されたカーテンウォールユニット。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記本体ユニットは、前記連結ユニットが連結される連結枠を有し、
    前記連結ユニットは、前記連結枠の長手方向に沿って配置されて前記連結枠に取り付けられる取付部を有するカーテンウォールユニット。
  5. 請求項4に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記連結枠は、室外側部と、前記本体ユニットの外周側に位置する外周部と、を有し、
    前記取付部は、前記室外側部の室外側に配置されて前記室外側部に固定される固定部と、前記外周部に装着されて前記外周部を覆うカバー部と、を有するカーテンウォールユニット。
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