JP2019218444A - 離型フィルム - Google Patents
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Abstract
Description
[1]基材フィルムの少なくとも一方の面に離型層を有する離型フィルムであって、該離型層が炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)と架橋剤(b)とを含有し、架橋剤(b)の含有量が炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)の含有量の2.5質量倍以上であることを特徴とする、離型フィルム。
[2]炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)と架橋剤(b)との合計含有量が、離型層の固形分総量100質量%に対して60質量%以上である、[1]に記載の離型フィルム。
[3]架橋剤(b)がメラミン化合物である、[1]または[2]に記載の離型フィルム。
[4]炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)が、側鎖に炭素数8以上のアルキル基を有するポリビニル樹脂である、[1]〜[3]のいずれかに記載の離型フィルム。
[5]離型層の表面自由エネルギーが20〜35mJ/m2の範囲である、[1]〜[4]のいずれかに記載の離型フィルム。
長鎖アルキル化合物(a)に含まれる長鎖アルキル基は、直鎖状あるいは分岐状のアルキル基を含む。長鎖アルキル基の炭素数は、剥離性を向上させるという観点から、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、14以上が特に好ましい。上記アルキル基の炭素数は30以下が好ましく、28以下がより好ましく、25以下が特に好ましい。
架橋剤(b)としては、例えば、メラミン化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物等が挙げられる。中でも、メラミン化合物は、離型層の耐溶剤性を改善するという観点から有効である。
離型層は、長鎖アルキル化合物(a)と架橋剤(b)とを含有し、架橋剤(b)の含有量が長鎖アルキル化合物(a)の含有量の2.5質量倍以上である。このように、架橋剤(b)を長鎖アルキル化合物(a)に対して大幅に増量させることによって、離型層の耐溶剤性が向上する。
本発明の離型フィルムに用いられる基材フィルムとしては、特に限定されず、各種プラスチックフィルムを使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等のポリオレフィンフィルム、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム等のセルロースフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム、アクリルフィルム、環状オレフィンフィルム、ポリカーボネートフィルム等が挙げられる。
本発明の離型フィルムは、セラミックコンデンサー、ハードディスクドライブ、半導体装置等の精密電子機器の製造工程に用いられる粘着剤層の保護フィルム、粘着シートやセラミックグリーンシートを製造する際のキャリアフィルム、あるいは感光性樹脂層(フォトレジスト層)の支持基材や保護フィルムとして使用することができる。また、回路基板のエポキシ封止樹脂層の離型フィルムとして、また、コンプレッションモールド成型用離型フィルムとして使用することができる。
[測定方法および評価方法]
(1)離型層の表面自由エネルギーの測定
表面自由エネルギーおよびその各成分(分散力、極性力、水素結合力)の値が既知の3種の液体として、水、ジヨードメタン、1−ブロモナフタレンを用い、23℃、65%RH下で、接触角計DropMasterDM501(協和界面科学(株)製)にて、各液体の離型層上での接触角を測定した。1つの測定面に対し5回測定を行いその平均値を接触角(θ)とした。この接触角(θ)の値および各液体の既知の値(Panzerによる方法IV(日本接着協会誌第15巻、第3号、第96頁に記載)の数値から、北崎・畑の式より導入される下記式を用いて各成分の値を計算した。
ここで、γLd、γLp、γLhは、それぞれ測定液の分散力、極性力、水素結合力の各成分を表し、θは測定面上での測定液の接触角を表し、また、γSd、γSp、γShは、それぞれ積層膜表面の分散力、極性力、水素結合力の各成分の値を表し、γLは各液体の表面エネルギーを表す。既知の値およびθを上記の式に代入して得られた連立方程式を解くことにより、測定面(離型層表面)の3成分の値を求めた。
(2)表面粗さSRaの測定
基材フィルムおよび離型層の表面粗さSRaは、光干渉型顕微鏡((株)菱化システム社製、VertScan2.0、型式:R5300 GL−Lite−AC)を用いて、観察モード=Waveモード、面補正=4次、フィルター=530nmWhite、対物レンズ=50倍、測定領域=252.69×189.53μmにて表面形態観察し、求めた。測定は1水準につき10回行い、その平均値から求めた。尚、基材フィルムの表面粗さSRaは、離型層を塗布する面の表面粗さSRaである。
離型フィルムの離型層表面にアクリル系粘着テープ(日東電工(株)製の「No.31B」)の粘着面を自重5kgのゴムローラーで押さえながら一往復させて貼り合わせ、室温(23±2℃)で24時間放置後、引張り試験機((株)島津製作所社製「EZ−SX」品番)にて、300mm/minの速度で、粘着テープ側を180°に引き剥したときの剥離力を測定した。
有機溶剤として、メチルエチルケトン(MEK)、トルエン、酢酸エチルを用いて、それぞれの有機溶剤に対する耐溶剤性を以下の要領で評価した。
B:上記3種の溶剤の中に離型層を白化させる溶剤がある場合
C:上記3種の溶剤の中に離型層を消失させる溶剤がある場合
[基材フィルム]
基材フィルムとして下記のポリエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)およびポリイミドフィルムを用意した。
東レ(株)のポリエステルフィルム(“ルミラー(登録商標)” R75X)を用意した。このポリエステルフィルムは、厚みが25μmであり、表面粗さSRaが25nmであった。
東レ(株)のポリエステルフィルム(“ルミラー(登録商標)” FB40)を用意した。このポリエステルフィルムは、厚みが16μmであり、表面粗さSRaが8nmであった。
東レ(株)のポリエステルフィルム(“ルミラー(登録商標)” S10)を用意した。このポリエステルフィルムは、厚みが100μmであり、表面粗さSRaが25nmであった。
東レ(株)のポリエステルフィルム(“ルミラー(登録商標)” X42)を用意した。このポリエステルフィルムは、厚みが50μmであり、表面粗さSRaが400nmであった。
東レ(株)のポリエステルフィルム(“ルミラー(登録商標)” R80)を用意した。このポリエステルフィルムは、厚みが38μmであり、表面粗さSRaが7nmであった。
ユニチカ(株)のポリエステルフィルム(“エンブレット(登録商標)”S−38)を用意した。このポリエステルフィルムは、厚みが38μmであり、表面粗さSRaが33nmであった。
東レデュポン(株)のポリイミドフィルム(“カプトン(登録商標)”H100)を用意した。このポリイミドフィルムは厚みが25μmであり、表面粗さSRaが50nmであった。
ポリエステルフィルム1の一方の面に、下記の組成物p1をグラビアコーターで塗布し100℃で予備乾燥後、170℃で加熱乾燥し、離型層を形成して離型フィルムを作製した。離型層の厚みは120nmであった。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で25質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で1.8質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p2に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で45質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で3.2質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p3に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で60質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で4.2質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p4に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤;メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で90質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で6.3質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p5に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で190質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で13.3質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p6に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で15質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で1.1質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p7に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(住友化学(株)の「スミマール」M−55)を固形分換算で70質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で4.9質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p8に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)の「ピーロイル」1050)を固形分換算で10質量部
・架橋剤(b);メラミン系架橋剤(DIC(株)の商品名「スーパーベッカミンG」821)を固形分換算で130質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で9.1質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p9に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作製した。
・長鎖アルキル化合物(a);下記合成の長鎖アルキル基含有ポリビニル樹脂a1を10質量部
・架橋剤(b);メラミン系架橋剤(住友化学(株)の「スミマール」M−55)を固形分換算で100質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で7質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
4つ口フラスコにキシレン200質量部、オタデシルイソシアネート600質量部を加え、攪拌下に加熱した。キシレンが還流し始めた時点から、ポリビニルアルコール(平均重合度500、ケン化度88モル%)100質量部を少量ずつ10分間隔で約2時間にわたって加えた。
下記組成物p10に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作成した。
・長鎖アルキル化合物(a);下記合成の長鎖アルキル基含有アクリル樹脂a2を10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で25質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で1.8質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
撹拌機、窒素導入管、冷却管、ラバーセプタムを備えた4つ口フラスコに、メタクリル酸オクタデシル70質量部、アクリル酸ブチル25質量部、アクリル酸5質量部およびトルエン150質量部を入れ、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.4質量部を加え、60℃に加熱して24時間重合反応を行い、アクリル系重合体の粘稠溶液を得た。このアクリル系重合体は、メタクリル酸オクタデシルとアクリル酸ブチルとアクリル酸とのランダム共重合体からなり、側鎖に長鎖アルキル基としてオクタデシル基を有するとともに、官能基としてカルボキシル基を有するものであり、数平均分子量は9.6万であった。
下記組成物p11に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作成した。
・長鎖アルキル化合物(a);上記合成の長鎖アルキル基含有アクリル樹脂a2を10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で90質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で6.3質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p12に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作成した。
・長鎖アルキル化合物(a);上記合成の長鎖アルキル基含有アクリル樹脂a2を10質量部
・架橋剤(b);メラミン化合物(三井化学(株)の「ユーバン」28−60)を固形分換算で20質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で1.4質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
下記組成物p13に変更する以外は、実施例1と同様にして離型フィルムを作成した。
・長鎖アルキル化合物(a);上記合成の長鎖アルキル基含有アクリル樹脂a2を10質量部
・架橋剤(b);イソシアネート化合物(三井化学(株)の「“タケネート(登録商標)”」D−103H)を固形分換算で90質量部
・酸触媒;p−トルエンスルホン酸(テイカ(株)の「TAYCACURE」AC−707)を固形分換算で6.3質量部
・溶媒;混合溶媒(トルエン:メチルエチルケトン:シクロヘキサノン=45:45:10(質量比))で固形分濃度2.0質量%に調整。
基材フィルムをポリエステルフィルム2に変更する以外は、実施例4と同様にして離型フィルムを作製した。
基材フィルムをポリエステルフィルム3に変更する以外は、実施例4と同様にして離型フィルムを作製した。
基材フィルムをポリエステルフィルム4に変更する以外は、実施例4と同様にして離型フィルムを作製した。
基材フィルムをポリエステルフィルム5に変更する以外は、実施例4と同様にして離型フィルムを作製した。
基材フィルムをポリエステルフィルム6に変更する以外は、実施例4と同様にして離型フィルムを作製した。
基材フィルムをポリイミドフィルム1に変更する以外は、実施例4と同様にして離型フィルムを作製した。
[評価]
上記で作製した実施例および比較例の離型フィルムについて、上述の測定方法および評価方法に従って評価した。その結果を表1に示す。
Claims (5)
- 基材フィルムの少なくとも一方の面に離型層を有する離型フィルムであって、該離型層が炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)と架橋剤(b)とを含有し、架橋剤(b)の含有量が炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)の含有量の2.5質量倍以上であることを特徴とする、離型フィルム。
- 炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)と架橋剤(b)との合計含有量が、離型層の固形分総量100質量%に対して60質量%以上である、請求項1に記載の離型フィルム。
- 架橋剤(b)がメラミン化合物である、請求項1または2に記載の離型フィルム。
- 炭素数8以上のアルキル基を含む化合物(a)が、側鎖に炭素数8以上のアルキル基を有するポリビニル樹脂である、請求項1〜3のいずれかに記載の離型フィルム。
- 離型層の表面自由エネルギーが20〜35mJ/m2の範囲である、請求項1〜4のいずれかに記載の離型フィルム。
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