JP2019218135A - 紙製容器 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】略直方体の紙製容器1であって、内容物を取り出すための取り出し口16が、天面10a若しくは長側面10cの少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられており、又は、天面10aと長側面10cに跨るように一つ設けられており、底面10bの長辺方向の両端部には、天面10a側に押し込むことで略直線状の掛け具を取り付けるための開口を形成可能な、少なくとも一対の開口形成部11を有しており、一対の開口形成部11は、底面10bの中心点100bに対して点対称の関係となるように、又は、底面10bの、短辺方向中心線若しくは長辺方向中心線に対して線対称の関係となるように、配置される、紙製容器1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、略直方体の紙製容器に関する。
キッチン等で使用される小型のポリ袋、チャック袋、キッチンシート、ティシュ等の各日常製品は、一般的に紙製容器に収納されて上市されるが、これら日常品については、置き場所の確保、すなわち省スペース化が日常生活における課題となっている。また、置き場所によっては、箱を安定して置くことができず、ポリ袋等の内容物をスムーズに取り出すことができないという問題もある。そこで、紙製容器に収納された製品の省スペース化を目的として、例えば、マグネットタイプの直線状の掛け具を紙製容器の底面に取り付けて、冷蔵庫等に掛け具を介して製品を一時的に配置させる方法等が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−246019号公報
しかしながら、特許文献1も同様に、掛け具に焦点を当てて検討されたものであり、掛け具を介して製品を冷蔵庫等に一時的に配置させることにより、省スペース化を図れるものの、内容物の取り出し性については検討されたものではなかった。したがって、本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、省スペース化を実現できるとともに、内容物を良好に取り出すことのできる、紙製容器を提供することを目的とする。
具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、略直方体の紙製容器であって、内容物を取り出すための取り出し口が、前記紙製容器の前記天面若しくは前記長側面の少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられており、又は、前記天面と前記長側面に跨るように一つ設けられており、前記紙製容器の底面の長辺方向の両端部には、天面側に押し込むことで略直線状の掛け具を取り付けるための開口を形成可能な、少なくとも一対の開口形成部を有しており、
各前記開口形成部は、少なくとも一部がミシン線で構成される略半円状又は略楕円状の形状を有しており、一対の開口形成部は、底面の中心点に対して点対称の関係となるように、又は、前記底面の、短辺方向中心線若しくは長辺方向中心線に対して線対称の関係となるように、配置される、紙製容器である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の紙製容器であって、前記一対の開口形成部における、底面の中心点に最も近い端部同士を仮想直線で結んだ場合に、少なくとも一つの仮想直線が、前記底面の中心点から形成される半径15mmの仮想円を通過することを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の紙製容器であって、前記ミシン線は、切込部と非切込部が互いに繰り返される構造を有し、前記ミシン線は、長さが0.5mm以上1.5mm以下である非切込部を少なくとも2つ有することを特徴とするものである。
本発明によれば、紙製容器の底面の略半円状又略楕円状の形状を有する開口形成部に取り付けた掛け具を介して冷蔵庫等に配置することにより省スペース化を実現できるとともに、内容物を良好に取り出すことができる。
本発明の紙製容器の斜視図である。 本発明の紙製容器の斜視図である。 (a)は、本発明の紙製容器の底面図であり、(b)は、(a)における開口形成部のミシン目を開封することで開口を形成し、掛け具を取り付けた態様を示す図面である。 (a)は、本発明の紙製容器の底面図であり、(b)は、(a)における開口形成部のミシン目を開封することで開口を形成し、掛け具を取り付けた態様を示す図面である。 (a)は、本発明の紙製容器の底面図であり、(b)は、(a)における開口形成部のミシン目を開封することで開口を形成し、掛け具を取り付けた態様を示す図面である。 (a)は、本発明の紙製容器の底面図であり、(b)は、(a)における開口形成部のミシン目を開封することで開口を形成し、掛け具を取り付けた態様を示す図面である。 本発明の紙製容器の底面図である。 紙製容器の底面に、マグネットタイプの掛け具を取り付け、冷蔵庫の壁面に取り付けた態様を示す図面である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付する。
本発明の紙製容器1は、略直方体の形状を有しており、紙製容器1の略直方体の形状は、長辺、短辺、及び高さ方向の辺から構成される。本発明の紙製容器1は、天面10aと、天面10aに対向する底面10bと、4つの側面と、から構成され、本明細書では、4つの側面のうち、長辺と高さ方向の辺で形成される、対向する2つの側面を長側面10cとする。また、図においては、長辺方向を図中Xで表しており、短辺方向を図中Yで表している。紙製容器1に収納される内容物は、特に限定されず、小型のポリ袋、チャック袋、キッチンシート、ティシュ等の各日常製品が挙げられる。
紙製容器1の長辺の寸法は、180mm以上350mm以下であることが好ましく、紙製容器1の短辺の寸法は、40mm以上120mm以下であることが好ましく、紙製容器1の高さは20mm以上65mm以下であることが好ましい。紙製容器1の寸法を、上記範囲とすることにより、上記した小型のポリ袋等の各種日常製品を収納することができる。
紙製容器1に用いる板紙の材質は、基材として、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)や広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)等の木材パルプや新聞紙や雑誌等の古紙パルプを使用できる。これらのなかでも、加工適性や印刷適性の観点から、木材パルプが好ましい。
また、紙製容器1の十分な強度を確保するために、紙製容器1に用いる板紙の坪量は200g/m以上500g/m以下であることが好ましい。
紙製容器1には、内容物を取り出すための取り出し口16が所定の態様で設けられている。取り出し口の態様としては、図1に示すように、紙製容器1の天面10a若しくは長側面10cの少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられているか、又は、図2に示すように、天面10aと長側面10cに跨るように一つ設けられるかである。なお、図1では、天面10aと長側面10cの各面に取り出し口16がそれぞれ独立して設けられた態様を示している。
取り出し口16が、容器1の天面10a若しくは長側面10cの少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられることにより、紙製容器1を後述する掛け具15を介して、冷蔵庫等の壁面に設置する際に、周辺のスペースの状況に応じて、取り出し口16を使い分けることができる。特に、低い位置に紙製容器1を設置する際には、長側面10cに取り出し口16を設けることにより、内容物の取り出し性が向上する。この場合において、天面10a若しくは長側面10cにおける取り出し口16の位置は特に限定されないが、各面の中心と取り出し口16の中心が略重複するように配置されることが好ましい。
また、取り出し口16が、天面10aと長側面10cに跨るように一つ設けられることにより、取り出し口16が大きくなり、取出し性がより向上する。
取り出し口16の態様としては、特に限定されない。ミシン目により外周が形成されたもの態様や、さらに、取り出し口の外側の裏面に貼付され、取り出し用のスリットを有する窓貼用フィルムを有する態様を用いることもできるが、封が形成されずに元々開口された態様であってもよい。
<開口形成部>
図3(a)、図4(a)、図5(a)、図6(a)、図7は、一対の開口形成部11の態様がそれぞれ異なる紙製容器1の底面図であり、図3(b)から図6(b)は、各態様において、開口形成部11を天面10a側に押し込むことで開口を形成し、略直線状の掛け具15を取り付けた態様を示す。掛け具15を取り付ける際には、開口に掛け具15の両端をそれぞれ挿入し、掛け具15の両端が、開口よりも外側の位置で、底面10cの内側表面(内容物と接する面)と接するように、掛け具15を取り付ける。これにより、掛け具15を安定的に取り付けることができる。ここで、掛け具15を安定して取り付けられるように、一対の開口形成部11において、一方の開口形成部11と対向する他方の開口形成部11の最外部同士の距離は、掛け具15の全長よりも10mm以上15mm以下短いことが好ましい。
また、図8は、マグネットタイプの掛け具15を取り付け、冷蔵庫の壁面に取り付けた態様を示す図面である。掛け具15としては、設置場所を自由に変更しても繰り返し使用できるマグネットタイプを好適に用いることができる。また、粘着テープを備えた掛け具15でもよく、好ましくは、貼付及び剥離を繰り返し行える粘着テープを備えるものが好ましい。
紙製容器1の底面10bの長辺方向の両端部には、天面10a側に押し込むことで略直線状の掛け具15を掛けるための開口を形成可能な、少なくとも一対の開口形成部11を有しており、各開口形成部11は、少なくとも一部がミシン線で構成される略半円状(図3から図6を参照)又は略楕円状(図7を参照)の形状を有しており、一対の開口形成部11は、底面10bの中心点に対して点対称の関係となるように、又は、底面10bの、短辺方向中心線(図中X−X線)若しくは長辺方向中心線(図中Y−Y線)、に対して線対称の関係となるように、配置される。開口形成部11の数は、特に限定されず、一対でもよいし、図6(a)に示すように、二対であってもよい。
なお、短辺方向中心線とは底面10bの短辺の中心を通過する長辺方向平行線、長辺方向中心線とは底面10bの長辺の中心を通過する短辺方向平行線を指す。
また、図3(a)、図4(a)、図5(a)、図7に示すように、一対の開口形成部11における、底面10bの中心点に最も近い端部同士を仮想直線14で結んだ場合に、少なくとも一つの仮想直線14が、底面10bの中心点から形成される半径15mmの仮想円を通過することが好ましい。一対の開口形成部11を上記のように配置させることにより、掛け具15を介して、冷蔵庫等の壁に設置する際に、内容物を取り出す際に設置面から浮き上がり難くなり、取り出し性が向上する。
各開口形成部11は、少なくとも一部がミシン線で構成される略半円状(図3から図6を参照)又は略楕円状(図7を参照)の形状を有しており、ミシン線は、切込部12aと非切込部12bが互いに繰り返される構造を有する。
切込部12aは、図3から図7に示すように、略円弧状と直線状の形状を組み合わせることが好ましい。ミシン線により開口形成部11を略半円状に形成する場合には、略円弧状の切り込み部で半円を形成し、半円形状の両端部は直線状の切り込み部であることが好ましい(図3から図6を参照)。
また、開口形成部11がミシン線により略半円状に形成される場合において、当該略半円状の直径を構成する部分は、図3から図6に示すように、ミシン線が設けられていないことが好ましく、当該部分は、底面10bの内側に配置されることが好ましい。開口形成部11がミシン線により略楕円状に形成される場合には、一つの開口形成部11の両端に略円弧状の切り込み部で略半円状のミシン線を設け、この略半円状の端部同士のいずれか一方の間に直線状の切り込み部12aが設けられることが好ましく、他方の間にはミシン線が設けられていないことが好ましい(図7を参照)。このように、開口形成部11の一部がミシン線で形成されていないことにより、開口を形成する際に切片が分離して紙製容器1に侵入することを防止することができる。また、ミシン線が設けられていない部分は折れ目用の罫線で構成されていてもよい。
上記の態様でミシン線の一部に直線状の切込部12aを設けることにより、使用時の開口の破れを防止することができる。直線状の切込部12aは、2mm以上10mm以下であることが好ましい。
また、一つの非切込部12bの寸法は0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、略半円部分に設けられる非切込部12bの数は、少なくとも2個以上であることが好ましく、4個以上6個以下であることがより好ましい。ミシン線をこのように調整することにより、使用者はミシン線を容易に開封することができ、未開封時(例えば輸送時)に意図せずミシン線が開封されることを防止することができ、開封する際に容易にミシン線を開封することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 紙製容器
10a 天面
10b 底面
100b 底面の中心点
10c 長側面
11 開口形成部
12a 切込部
12b 非切込部
13 仮想円
14 仮想直線
15 掛け具
16 取り出し口
具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、略直方体の紙製容器であって、内容物を取り出すための取り出し口が、前記紙製容器の面若しくは側面の少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられており、又は、前記天面と前記長側面に跨るように一つ設けられており、前記紙製容器の底面の長辺方向の両端部には、前記天面側に押し込むことで略直線状の掛け具を取り付けるための開口を形成可能な、少なくとも一対の開口形成部を有しており、
各前記開口形成部は、少なくとも一部がミシン線で構成される略半円状又は略楕円状の形状を有しており、前記少なくとも一対の開口形成部は、底面の中心点に対して点対称の関係となるように、又は、前記底面の、短辺方向中心線若しくは長辺方向中心線に対して線対称の関係となるように、配置される、紙製容器である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の紙製容器であって、前記一対の開口形成部における、前記底面の中心点に最も近い端部同士を仮想直線で結んだ場合に、少なくとも一つの前記仮想直線が、前記底面の中心点から形成される半径15mmの仮想円を通過することを特徴とするものである。
紙製容器1には、内容物を取り出すための取り出し口16が所定の態様で設けられている。取り出し口16の態様としては、図1に示すように、紙製容器1の天面10a若しくは長側面10cの少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられているか、又は、図2に示すように、天面10aと長側面10cに跨るように一つ設けられるかである。なお、図1では、天面10aと長側面10cの各面に取り出し口16がそれぞれ独立して設けられた態様を示している。
取り出し口16が、容器1の天面10a若しくは長側面10cの少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられることにより、紙製容器1を後述する掛け具15を介して、冷蔵庫等の壁面に設置する際に、周辺のスペースの状況に応じて、取り出し口16を使い分けることができる。特に、低い位置に紙製容器1を設置する際には、長側面10cに取り出し口16を設けることにより、内容物の取り出し性が向上する。この場合において、天面10a若しくは長側面10cにおける取り出し口16の位置は特に限定されないが、各面の中心と取り出し口16の中心が略重複するように配置されることが好ましい。
また、取り出し口16が、天面10aと長側面10cに跨るように一つ設けられることにより、取り出し口16が大きくなり、取出し性がより向上する。
取り出し口16の態様としては、特に限定されない。ミシン目により外周が形成されたもの態様や、さらに、取り出し口16の外側の裏面に貼付され、取り出し用のスリットを有する窓貼用フィルムを有する態様を用いることもできるが、封が形成されずに元々開口された態様であってもよい。
<開口形成部>
図3(a)、図4(a)、図5(a)、図6(a)、図7は、一対の開口形成部11の態様がそれぞれ異なる紙製容器1の底面図であり、図3(b)から図6(b)は、各態様において、開口形成部11を天面10a側に押し込むことで開口を形成し、略直線状の掛け具15を取り付けた態様を示す。掛け具15を取り付ける際には、開口に掛け具15の両端をそれぞれ挿入し、掛け具15の両端が、開口よりも外側の位置で、底面10の内側表面(内容物と接する面)と接するように、掛け具15を取り付ける。これにより、掛け具15を安定的に取り付けることができる。ここで、掛け具15を安定して取り付けられるように、一対の開口形成部11において、一方の開口形成部11と対向する他方の開口形成部11の最外部同士の距離は、掛け具15の全長よりも10mm以上15mm以下短いことが好ましい。
また、図8は、マグネットタイプの掛け具15を取り付け、冷蔵庫の壁面に取り付けた態様を示す図面である。掛け具15としては、設置場所を自由に変更しても繰り返し使用できるマグネットタイプを好適に用いることができる。また、粘着テープを備えた掛け具15でもよく、その場合は、貼付及び剥離を繰り返し行える粘着テープを備えるものが好ましい。
紙製容器1の底面10bの長辺方向の両端部には、天面10a側に押し込むことで略直線状の掛け具15を掛けるための開口を形成可能な、少なくとも一対の開口形成部11を有しており、各開口形成部11は、少なくとも一部がミシン線で構成される略半円状(図3から図6を参照)又は略楕円状(図7を参照)の形状を有しており、一対の開口形成部11は、底面10bの中心点100bに対して点対称の関係となるように、又は、底面10bの、短辺方向中心線(図中X−X線)若しくは長辺方向中心線(図中Y−Y線)、に対して線対称の関係となるように、配置される。開口形成部11の数は、特に限定されず、一対でもよいし、図6(a)に示すように、二対であってもよい。
なお、短辺方向中心線とは底面10bの短辺の中心を通過する長辺方向平行線、長辺方向中心線とは底面10bの長辺の中心を通過する短辺方向平行線を指す。
また、図3(a)、図4(a)、図5(a)、図7に示すように、一対の開口形成部11における、底面10bの中心点に最も近い端部同士を仮想直線14で結んだ場合に、少なくとも一つの仮想直線14が、底面10bの中心点から形成される半径15mmの仮想円13を通過することが好ましい。一対の開口形成部11を上記のように配置させることにより、掛け具15を介して、冷蔵庫等の壁に設置する際に、内容物を取り出す際に設置面から浮き上がり難くなり、取り出し性が向上する。
各開口形成部11は、少なくとも一部がミシン線で構成される略半円状(図3から図6を参照)又は略楕円状(図7を参照)の形状を有しており、ミシン線は、切込部12aと非切込部12bが互いに繰り返される構造を有する。
切込部12aは、図3から図7に示すように、略円弧状と直線状の形状を組み合わせることが好ましい。ミシン線により開口形成部11を略半円状に形成する場合には、略円弧状の切り込み部で半円を形成し、半円形状の両端部は直線状の切り込み部であることが好ましい(図3から図6を参照)。
また、開口形成部11がミシン線により略半円状に形成される場合において、当該略半円状の直径を構成する部分は、図3から図6に示すように、ミシン線が設けられていないことが好ましく、当該部分は、底面10bの内側に配置されることが好ましい。開口形成部11がミシン線により略楕円状に形成される場合には、一つの開口形成部11の両端に略円弧状の切込部12aで略半円状のミシン線を設け、この略半円状の端部同士のいずれか一方の間に直線状の切込部12aが設けられることが好ましく、他方の間にはミシン線が設けられていないことが好ましい(図7を参照)。このように、開口形成部11の一部がミシン線で形成されていないことにより、開口を形成する際に切片が分離して紙製容器1に侵入することを防止することができる。また、ミシン線が設けられていない部分は折れ目用の罫線で構成されていてもよい。
上記の態様でミシン線の一部に直線状の切込部12aを設けることにより、使用時の開口の破れを防止することができる。直線状の切込部12aは、2mm以上10mm以下であることが好ましい。

Claims (3)

  1. 略直方体の紙製容器であって、
    内容物を取り出すための取り出し口が、前記紙製容器の前記天面若しくは前記長側面の少なくとも一方の面に少なくとも一つ設けられており、又は、前記天面と前記長側面に跨るように一つ設けられており、
    前記紙製容器の底面の長辺方向の両端部には、天面側に押し込むことで略直線状の掛け具を取り付けるための開口を形成可能な、少なくとも一対の開口形成部を有しており、
    各前記開口形成部は、少なくとも一部がミシン線で構成される略半円状又は略楕円状の形状を有しており、
    一対の開口形成部は、底面の中心点に対して点対称の関係となるように、又は、前記底面の、短辺方向中心線若しくは長辺方向中心線に対して線対称の関係となるように、配置される、紙製容器。
  2. 前記一対の開口形成部における、底面の中心点に最も近い端部同士を仮想直線で結んだ場合に、少なくとも一つの仮想直線が、前記底面の中心点から形成される半径15mmの仮想円を通過する、請求項1に記載の紙製容器。
  3. 前記ミシン線は、切込部と非切込部が互いに繰り返される構造を有し、
    前記ミシン線は、長さが0.5mm以上1.5mm以下である非切込部を少なくとも2つ有する、請求項1又は2に記載の紙製容器。
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