JP2019214388A - 薬剤供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤を1つずつ確実に吸着して搬送することにより、薬剤を効率よく供給する。【解決手段】搬送部110と、薬剤整列部120とを備える。搬送部110は、少なくとも1つの吸着部111を有する。薬剤整列部120は、複数の薬剤10を搬送部110に向けて移動させつつ複数の薬剤10のうちの少なくとも先頭側の薬剤10を1列に整列させ、複数の薬剤10のうちの先頭に位置する薬剤10fを吸着部111の軌跡上に位置させる。搬送部110は、先頭に位置する薬剤10fを吸着部111によって吸着しつつ搬送する。【選択図】図1
Description
本発明は、薬剤供給装置に関する。
薬剤供給装置の構成を開示した先行文献として、特開2000−109020号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された薬剤供給装置は、収納部内に薬剤を収納し、吸引装置が作動することにより、回転体と底板との間が略真空状態となり、通気口に薬剤が吸着される。通気口に薬剤が吸着された状態で回転体が回転することにより、排出口付近に搬送されて邪魔板に当接した薬剤が排出口に払い出される。
薬剤を吸着して搬送する薬剤供給装置においては、薬剤を1つずつ確実に吸着して搬送することにより薬剤の供給効率を向上することができる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、薬剤を1つずつ確実に吸着して搬送することにより、薬剤を効率よく供給できる、薬剤供給装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく薬剤供給装置は、搬送部と、薬剤整列部とを備える。搬送部は、少なくとも1つの吸着部を有する。薬剤整列部は、複数の薬剤を搬送部に向けて移動させつつ複数の薬剤のうちの少なくとも先頭側の薬剤を1列に整列させ、上記複数の薬剤のうちの先頭に位置する薬剤を吸着部の軌跡上に位置させる。搬送部は、上記先頭に位置する薬剤を吸着部によって吸着しつつ搬送する。
本発明の一形態においては、薬剤整列部は、搬送部に向けて延在しつつ下方に凹んだ凹条部を含む。凹条部が振動することにより、上記複数の薬剤のうちの凹条部内に位置する薬剤が1列に整列しつつ搬送部に向けて移動する。凹条部は、凹条部の延在方向に垂直な断面において、上方にいくほど内幅が広くなっている。
本発明の一形態においては、凹条部は、上記延在方向に垂直な断面において、下方に湾曲した内底面を有する。
本発明の一形態においては、凹条部は、搬送部に近づくにしたがって下方に位置するように傾斜している。
本発明の一形態においては、凹条部は、上記延在方向に見て、吸着部の上記軌跡が上記内幅の中央の位置を通過するように、配置されている。
本発明の一形態においては、搬送部は、回転軸を中心に回転可能に設けられた回転体を含む。吸着部は、上記回転軸に直交する回転体の表面の周縁部に設けられている。
本発明の一形態においては、搬送部は、回転軸を中心に回転可能に設けられた回転体を含む。吸着部は、上記回転軸を中心とした回転体の周面に設けられている。
本発明の一形態においては、薬剤供給装置は、上記先頭に位置する薬剤が上記軌跡上に到達したことを検出する検出部をさらに備える。上記先頭に位置する薬剤が軌跡上に到達したことが検出部によって検出されたとき、薬剤整列部が停止する。
本発明によれば、薬剤を1つずつ確実に吸着して搬送することにより、薬剤を効率よく供給できる。
以下、本発明の各実施形態に係る薬剤供給装置について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置の構成を示す側面図である。図2は、図1の薬剤供給装置をII−II線矢印方向から見た断面図である。図1および図2においては、薬剤供給装置のハウジングなどは図示していない。図1においては、後述する排出部を図示していない。
図1は、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置の構成を示す側面図である。図2は、図1の薬剤供給装置をII−II線矢印方向から見た断面図である。図1および図2においては、薬剤供給装置のハウジングなどは図示していない。図1においては、後述する排出部を図示していない。
図1および図2に示すように、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100は、搬送部に含まれる回転体110と、薬剤整列部120とを備える。薬剤供給装置100は、検出部130、真空ポンプ140および排出部150をさらに備える。
本実施形態においては、回転体110は、円板状の外形を有している。ただし、回転体110の外形は、円板状に限られず、矩形板状または多角形板状などでもよい。
本実施形態においては、回転体110は、回転体110の表面110fが裏面110bより上側に位置するように傾斜した状態で支持されている。ただし、回転体110の表面110fが水平面に対して垂直に位置した状態、または、回転体110の裏面110bが表面110fより上側に位置するように傾斜した状態で、回転体110が支持されていてもよい。
回転体110は、回転軸Cを中心に矢印1で示す一方向に回転可能に設けられている。具体的には、回転体110の裏面110bの中心部に、搬送部に含まれる図示しない駆動モータの軸部が接続されている。駆動モータが駆動することにより、回転体110が回転軸Cを中心に矢印1で示す一方向に回転する。なお、回転体110は、回転軸Cを中心に双方向に回転可能に設けられていてもよく、一定の角度範囲内で揺動するように構成されていてもよい。搬送部は、回転体110を含む構成に限られず、後述するように薬剤を吸着部111によって吸着しつつ搬送可能な構成であればよい。
本実施形態においては、回転体110は、1つの吸着部111を有する。ただし、回転体110が有する吸着部111の数は、1つに限られず、複数であってもよい。回転体110が複数の吸着部111を有する場合、複数の吸着部111は、回転体110の周方向において等間隔に配置されていることが好ましい。
本実施形態においては、吸着部111は、回転軸Cに直交する回転体110の表面110fの周縁部に設けられている。吸着部111の先端は、回転体110の表面110fから僅かに突出している。ただし、吸着部111の先端は、回転体110の表面110f内に位置していてもよいし、回転体110の表面110fから凹んだ位置にあってもよい。吸着部111は、回転体110の裏面110b側からフレキシブル配管141を通じて真空ポンプ140に接続されている。
回転体110は、後述するように先頭に位置する薬剤10fを、吸着部111によって吸着しつつ回転する。図2に示すように、回転体110が回転することにより、吸着部111は円状の軌跡111Lに沿って移動する。
薬剤整列部120は、複数の薬剤10を回転体110の表面110fに向けて移動させつつ複数の薬剤10のうちの少なくとも先頭側の薬剤10を1列に整列させ、複数の薬剤10のうちの先頭に位置する薬剤10fを吸着部111の軌跡111L上に位置させる。本実施形態においては、薬剤整列部120は、電磁フィーダなどの振動フィーダで構成されている。
薬剤整列部120は、回転体110の表面110fに向けて延在しつつ下方に凹んだ凹条部121を含む。凹条部121が振動することにより、複数の薬剤10のうちの凹条部121内に位置する薬剤10が1列に整列しつつ回転体110の表面110fに向けて移動する。
回転体110の表面110fは、凹条部121内に位置する薬剤10のストッパとして機能する。具体的には、回転体110の表面110fにおいて吸着部111以外の部分は、凹条部121内に位置する複数の薬剤10のうち吸着部111に吸着保持されている薬剤以外の薬剤10を、凹条部121内に閉じ込めるように、位置している。
本実施形態においては、図1に示すように、凹条部121は、回転体110の表面110fに近づくにしたがって下方に位置するように傾斜している。なお、凹条部121は、必ずしも傾斜していなくてもよく、水平に配置されていてもよい。
図3は、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置が備える薬剤整列部の凹条部を、凹条部の延在方向に垂直な断面で示す断面図である。図3においては、凹条部121の内幅の中央の位置を1点鎖線で示している。
本実施形態においては、図3に示すように、凹条部121は、凹条部121の延在方向Eに垂直な断面において、上方にいくほど内幅Wが広くなっている。凹条部121は、延在方向Eに垂直な断面において、下方に湾曲した内底面121bを有する。すなわち、凹条部121は、凹条部121の延在方向Eに垂直な断面において、下側に凸状に湾曲している。なお、凹条部121の形状は、上記に限られず、凹条部121内に位置する薬剤10を1列に整列しつつ回転体110の表面110fに向けて移動させることが可能な形状であればよい。
図3に示すように、凹条部121は、凹条部121の延在方向Eに見て、吸着部111の軌跡111Lが内幅Wの中央の位置Mを通過するように、配置されている。本実施形態においては、凹条部121の内底面121bの下端部の直上の位置にて、吸着部111の軌跡111Lが内幅Wの中央の位置Mを通過する。
検出部130は、複数の薬剤10のうちの先頭に位置する薬剤10fが軌跡111L上に到達したことを検出する。本実施形態においては、検出部130は、光電センサで構成されているが、検出部130は、光電センサに限られず、静電センサなどでもよい。検出部130は、凹条部121の回転体110側の上端部に取り付けられている。検出部130は、吸着部111に吸着保持された薬剤10と干渉しない位置に設けられている。なお、検出部130は、必ずしも設けられていなくてもよい。
排出部150は、吸着部111に吸着された薬剤10を回転している回転体110の吸着部111から脱離させて回転体110の表面110f上から排出する。排出部150は、筒状の外形を有している。排出部150は、吸着部111の先端と干渉しないように配置された、回転体110の表面110fに沿う案内壁面151を有している。吸着部111に吸着された薬剤10は、排出部150の案内壁面151によって吸着部111から脱離させられる。
以下、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100の動作について説明する。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、凹条部121内の後端側に複数の薬剤10が投入される。薬剤整列部120が作動して凹条部121が振動することにより、凹条部121内の複数の薬剤10は、回転体110の表面110fに向けて移動する。このとき、先頭側に位置する複数の薬剤10は、1列に整列する。その結果、吸着部111の軌跡111L上に、先頭に位置する薬剤10fのみが到達する。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、凹条部121内の後端側に複数の薬剤10が投入される。薬剤整列部120が作動して凹条部121が振動することにより、凹条部121内の複数の薬剤10は、回転体110の表面110fに向けて移動する。このとき、先頭側に位置する複数の薬剤10は、1列に整列する。その結果、吸着部111の軌跡111L上に、先頭に位置する薬剤10fのみが到達する。
本実施形態においては、先頭に位置する薬剤10fが軌跡111L上に到達したことが検出部130によって検出されたとき、薬剤整列部120が停止する。すなわち、先頭に位置する薬剤10fが軌跡111L上に到達したことが検出部130によって検出されたとき、凹条部121の振動が停止する。
吸着部111の軌跡111L上に到達した薬剤10fは、吸着部111によって吸着され、回転体110の回転により排出部150まで搬送されて排出される。先頭に位置する薬剤10fが吸着部111によって吸着されて搬送されたことにより、軌跡111L上に薬剤10が位置していないことを検出部130が検出すると、薬剤整列部120が作動して凹条部121の振動が再開される。その結果、次に先頭に位置する薬剤10fが、吸着部111の軌跡111L上に到達する。
上記の動作が繰り返されることにより、複数の薬剤10が、1つずつ吸着部111に吸着されて排出部150から順次排出される。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、薬剤整列部120が、複数の薬剤10を回転体110に向けて移動させつつ複数の薬剤10のうちの少なくとも先頭側の薬剤10を1列に整列させ、複数の薬剤10のうちの先頭に位置する薬剤10fを吸着部111の軌跡111L上に位置させ、回転体110が、吸着部111によって先頭に位置する薬剤10fを吸着しつつ回転することにより、薬剤10を1つずつ確実に吸着して搬送することができる。その結果、薬剤供給装置100は、薬剤10を効率よく供給できる。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、凹条部121が、凹条部121の延在方向Eに垂直な断面において、上方にいくほど内幅Wが広くなっていることにより、図3に示すように、形状および寸法の少なくとも一方が互いに異なる薬剤10aおよび薬剤10bの各々を、凹条部121内において1列に整列することができる。
すなわち、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100は、形状および寸法が異なる、錠剤またはカプセル剤などの多種の薬剤に対応可能であり、これらの薬剤10を1つずつ順次供給可能である。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、凹条部121が、凹条部121の延在方向Eに垂直な断面において、下方に湾曲した内底面121bを有していることにより、図3に示すように、扁平な形状を有する、薬剤10aおよび薬剤10bの各々を略同一の姿勢で1列に整列させることができる。すなわち、寸法の小さい複数の薬剤10aを略同一の姿勢で1列に整列させることができるとともに、寸法の大きい複数の薬剤10bを略同一の姿勢で1列に整列させることができる。
仮に、凹条部121の内底面が平坦面であり、凹条部121の内側面が内底面に垂直な1対の面であり、薬剤が扁平な形状である場合、複数の薬剤が内側面に乗りかかって互いに異なる向きに傾いた姿勢となり、複数の薬剤を略同一の姿勢で1列に整列させることができない場合がある。
凹条部121の内底面121bが湾曲面であることにより、扁平な形状の薬剤を略水平な姿勢に保持できるため、複数の薬剤を略同一の姿勢で1列に整列させることができる。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、凹条部121は、回転体110に近づくにしたがって下方に位置するように傾斜していることにより、転がりやすい形状を有する薬剤であっても、薬剤整列部120によって薬剤を回転体110に向けて確実に移動させることができる。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、凹条部121は、凹条部121の延在方向Eに見て、吸着部111の軌跡111Lが内幅Wの中央の位置Mを通過するように、配置されていることにより、凹条部121の延在方向Eに見た薬剤10の外形の中央部の近傍を吸着部111によって吸着することができるため、吸着部111によって薬剤10を確実に吸着することができる。
本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100においては、先頭に位置する薬剤10fが軌跡111L上に到達したことが検出部130によって検出されたとき、薬剤整列部120が停止することにより、列の先頭側に複数の薬剤10が集まって積み重なることを抑制できる。これにより、先頭側に位置する複数の薬剤10を1列に整列させて、吸着部111の軌跡111L上に、先頭に位置する薬剤10fのみ到達させることができる。その結果、吸着部111によって薬剤10を1つずつ確実に吸着して搬送することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置について図を参照して説明する。なお、本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置は、吸着部が回転体の周面に設けられている点が主に、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100と異なるため、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100と同様である構成については説明を繰り返さない。
以下、本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置について図を参照して説明する。なお、本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置は、吸着部が回転体の周面に設けられている点が主に、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100と異なるため、本発明の実施形態1に係る薬剤供給装置100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図4は、本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置の構成を示す正面図である。図5は、図4の薬剤供給装置をV−V線矢印方向から見た断面図である。図4および図5においては、薬剤供給装置のハウジングなどは図示していない。
図4および図5に示すように、本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置200は、搬送部に含まれる回転体210と、薬剤整列部120とを備える。回転体210は、円板状の外形を有している。
本実施形態においては、回転体210は、回転体210の表面210fが水平面に対して垂直に位置した状態で支持されている。ただし、回転体210は、回転体210の表面210fが裏面210bより上側に位置するように傾斜した状態、または、回転体210の裏面210bが表面210fより上側に位置するように傾斜した状態で、支持されていてもよい。
回転体210は、回転軸Cを中心に矢印1で示す一方向に回転可能に設けられている。具体的には、回転体210の裏面210bの中心部に、搬送部に含まれる図示しない駆動モータの軸部が接続されている。駆動モータが駆動することにより、回転体210が回転軸Cを中心に矢印1で示す一方向に回転する。なお、回転体210は、回転軸Cを中心に双方向に回転可能に設けられていてもよく、一定の角度範囲内で揺動するように構成されていてもよい。搬送部は、回転体210を含む構成に限られず、薬剤を吸着部111によって吸着しつつ搬送可能な構成であればよい。
本実施形態においては、回転体210は、1つの吸着部111を有する。ただし、回転体210が有する吸着部111の数は、1つに限られず、複数であってもよい。回転体210が複数の吸着部111を有する場合、複数の吸着部111は、回転体210の周方向において等間隔に配置されていることが好ましい。
本実施形態においては、吸着部111は、回転軸Cを中心とした回転体210の周面210cに設けられている。吸着部111の先端は、回転体210の周面210cから僅かに突出している。ただし、吸着部111の先端は、回転体210の表面210f内に位置していてもよいし、回転体210の表面210fから凹んだ位置にあってもよい。
吸着部111は、回転体210の裏面210b側からフレキシブル配管141を通じて真空ポンプ140に接続されている。フレキシブル配管141は、吸着部111との接続箇所から回転軸Cの位置まで回転体210の径方向に延在し、回転体210の裏面210b側から引き出されている。
回転体210は、吸着部111によって先頭に位置する薬剤10fを吸着しつつ回転する。図5に示すように、回転体210が回転することにより、吸着部111は円状の軌跡111Lに沿って移動する。
薬剤整列部120は、複数の薬剤10を回転体210の周面210cに向けて移動させつつ複数の薬剤10のうちの少なくとも先頭側の薬剤10を1列に整列させ、複数の薬剤10のうちの先頭に位置する薬剤10fを吸着部111の軌跡111L上に位置させる。
薬剤整列部120は、回転体210の周面210cに向けて延在しつつ下方に凹んだ凹条部121を含む。凹条部121が振動することにより、複数の薬剤10のうちの凹条部121内に位置する薬剤10が1列に整列しつつ回転体210の周面210cに向けて移動する。
回転体210の周面210cは、凹条部121内に位置する薬剤10のストッパとして機能する。具体的には、回転体210の周面210cにおいて吸着部111以外の部分は、凹条部121内に位置する複数の薬剤10のうち吸着部111に吸着保持されている薬剤以外の薬剤10を、凹条部121内に閉じ込めるように、位置している。
本実施形態においては、図5に示すように、凹条部121は、回転体210の周面210cに近づくにしたがって下方に位置するように傾斜している。なお、凹条部121は、必ずしも傾斜していなくてもよく、水平に配置されていてもよい。
図5に示すように、凹条部121は、凹条部121の延在方向Eに見て、吸着部111の軌跡111Lが内幅Wの中央の位置Mを通過するように、配置されている。本実施形態においては、吸着部111の軌跡111Lと内幅Wの中央の位置Mとが互いに重なっている。なお、図5においては、見やすくするために、内幅Wの中央の位置Mを吸着部111の軌跡111Lに対して僅かにずらして図示している。
排出部150は、吸着部111に吸着された薬剤10を回転している回転体210の吸着部111から脱離させて回転体210の周面210c上から排出する。排出部150は、筒状の外形を有している。排出部150は、吸着部111の先端と干渉しないように配置された、回転体210の周面210cと面する案内壁面151を有している。吸着部111に吸着された薬剤10は、排出部150の案内壁面151によって吸着部111から脱離させられる。
以下、本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置200の動作について説明する。
本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置200においては、凹条部121内の後端側に複数の薬剤10が投入される。薬剤整列部120が作動して凹条部121が振動することにより、凹条部121内の複数の薬剤10は、回転体210の周面210cに向けて移動する。このとき、先頭側に位置する複数の薬剤10は、1列に整列する。その結果、吸着部111の軌跡111L上に、先頭に位置する薬剤10fのみが到達する。
本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置200においては、凹条部121内の後端側に複数の薬剤10が投入される。薬剤整列部120が作動して凹条部121が振動することにより、凹条部121内の複数の薬剤10は、回転体210の周面210cに向けて移動する。このとき、先頭側に位置する複数の薬剤10は、1列に整列する。その結果、吸着部111の軌跡111L上に、先頭に位置する薬剤10fのみが到達する。
本実施形態においては、先頭に位置する薬剤10fが軌跡111L上に到達したことが検出部130によって検出されたとき、薬剤整列部120が停止する。すなわち、先頭に位置する薬剤10fが軌跡111L上に到達したことが検出部130によって検出されたとき、凹条部121の振動が停止する。
吸着部111の軌跡111L上に到達した薬剤10fは、吸着部111によって吸着され、回転体210の回転により排出部150まで搬送されて排出される。先頭に位置する薬剤10fが吸着部111によって吸着されて搬送されたことにより、軌跡111L上に薬剤10が位置していないことを検出部130が検出すると、薬剤整列部120が作動して凹条部121の振動が再開される。その結果、次に先頭に位置する薬剤10fが、吸着部111の軌跡111L上に到達する。
上記の動作が繰り返されることにより、複数の薬剤10が、1つずつ吸着部111に吸着されて排出部150から順次排出される。
本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置200においては、薬剤整列部120が、複数の薬剤10を回転体210に向けて移動させつつ複数の薬剤10のうちの少なくとも先頭側の薬剤10を1列に整列させ、複数の薬剤10のうちの先頭に位置する薬剤10fを吸着部111の軌跡111L上に位置させ、回転体210が、吸着部111によって先頭に位置する薬剤10fを吸着しつつ回転することにより、薬剤10を1つずつ確実に吸着して搬送することができる。その結果、薬剤供給装置200は、薬剤10を効率よく供給できる。
本発明の実施形態2に係る薬剤供給装置200においては、凹条部121は、凹条部121の延在方向Eに見て、吸着部111の軌跡111Lと内幅Wの中央の位置Mとが互いに重なっていることにより、薬剤10の寸法によらず、凹条部121の延在方向Eに見た薬剤10の外形の中央部の近傍を吸着部111によって吸着することができるため、吸着部111によって薬剤10を確実に吸着することができる。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10,10a,10b,10f 薬剤、100,200 薬剤供給装置、110,210 回転体、110b,210b 裏面、110f,210f 表面、111 吸着部、111L 軌跡、120 薬剤整列部、121 凹条部、121b 内底面、130 検出部、140 真空ポンプ、141 フレキシブル配管、150 排出部、151 案内壁面、210c 周面。
Claims (8)
- 少なくとも1つの吸着部を有する搬送部と、
複数の薬剤を前記搬送部に向けて移動させつつ前記複数の薬剤のうちの少なくとも先頭側の薬剤を1列に整列させ、前記複数の薬剤のうちの先頭に位置する薬剤を前記吸着部の軌跡上に位置させる薬剤整列部とを備え、
前記搬送部は、前記先頭に位置する薬剤を前記吸着部によって吸着しつつ搬送する、薬剤供給装置。 - 前記薬剤整列部は、前記搬送部に向けて延在しつつ下方に凹んだ凹条部を含み、
前記凹条部が振動することにより、前記複数の薬剤のうちの前記凹条部内に位置する薬剤が1列に整列しつつ前記搬送部に向けて移動し、
前記凹条部は、前記凹条部の延在方向に垂直な断面において、上方にいくほど内幅が広くなっている、請求項1に記載の薬剤供給装置。 - 前記凹条部は、前記延在方向に垂直な断面において、下方に湾曲した内底面を有する、請求項2に記載の薬剤供給装置。
- 前記凹条部は、前記搬送部に近づくにしたがって下方に位置するように傾斜している、請求項2または請求項3に記載の薬剤供給装置。
- 前記凹条部は、前記延在方向に見て、前記吸着部の前記軌跡が前記内幅の中央の位置を通過するように、配置されている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
- 前記搬送部は、回転軸を中心に回転可能に設けられた回転体を含み、
前記吸着部は、前記回転軸に直交する前記回転体の表面の周縁部に設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。 - 前記搬送部は、回転軸を中心に回転可能に設けられた回転体を含み、
前記吸着部は、前記回転軸を中心とした前記回転体の周面に設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。 - 前記先頭に位置する薬剤が前記軌跡上に到達したことを検出する検出部をさらに備え、
前記先頭に位置する薬剤が前記軌跡上に到達したことが前記検出部によって検出されたとき、前記薬剤整列部が停止する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
Priority Applications (1)
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JP2018111117A JP2019214388A (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 薬剤供給装置 |
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JP2018111117A JP2019214388A (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 薬剤供給装置 |
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JP2018111117A Pending JP2019214388A (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 薬剤供給装置 |
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2018
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