JP2019214270A - 車両吸気構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】バーチカルダクトに高温な空気が吸い込まれる事を抑制する事が出来ると共に荷台が損傷する事も防止する事が出来る車両吸気構造を提供する。【解決手段】キャブ101と荷台との間の空間に垂直に配置されたバーチカルダクト102を備えるキャブオーバ型車両の車両吸気構造100に於いて、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間に設置されると共にエンジンの排熱に起因する高温な空気が隙間を通じバーチカルダクト102に吸い込まれる事を抑制する閉塞部材103を備える車両吸気構造100によって課題を解決する事が出来る。【選択図】図1
Description
キャブと荷台との間の空間に配置されたバーチカルダクトを備える車両吸気構造に関する。
図6に示す様に、トラック等のキャブオーバ型車両では、限られた空間を有効に活用する為、キャブ601と荷台との間の空間に垂直に配置されたバーチカルダクト602を採用している(例えば、特許文献1を参照)。
キャブオーバ型車両では、エンジンの上にキャブ601が配置される為、エンジンの排熱に起因する高温な空気(例えば、50℃程度の空気)がキャブ601とバーチカルダクト602との間の隙間を通じバーチカルダクト602に吸い込まれる。即ち、キャブ601の下部から上方に架けて高温領域Aが広がる。
高温な空気がバーチカルダクト602に吸い込まれると、吸気温度が上昇しターボチャージャが損傷する虞が有る為、ターボチャージャを駆動する事が出来ず、エンジンの出力が低下してしまう。
従って、従来は、図7に示す様に、エンジンとバーチカルダクト602との間に位置するキャブ601の背面に高温な空気を遮蔽する遮蔽板701を設置する事によって、高温な空気がバーチカルダクト602に吸い込まれる事を抑制している(例えば、特許文献2を参照)。
然し乍ら、従来は、キャブ601と荷台702との間の空間を全て塞ぐ様に、キャブ601の背面に遮蔽板701を設置している為、エンジンのメンテナンスの為にキャブ601を前傾(チルト)させる際に遮蔽板701と荷台702とが干渉し、荷台702が損傷する虞が有った。
以上の事情に鑑み、バーチカルダクトに高温な空気が吸い込まれる事を抑制する事が出来ると共に荷台が損傷する事も防止する事が出来る車両吸気構造を提供する事を目的とする。
キャブと荷台との間の空間に垂直に配置されたバーチカルダクトを備えるキャブオーバ型車両の車両吸気構造に於いて、前記キャブと前記バーチカルダクトとの間の隙間に設置されると共にエンジンの排熱に起因する高温な空気が前記隙間を通じ前記バーチカルダクトに吸い込まれる事を抑制する閉塞部材を備える車両吸気構造を提供する。
前記閉塞部材は、変形可能な弾性を有する事が望ましい。
前記閉塞部材は、ゴム又はスポンジによって構成される事が望ましい。
バーチカルダクトに高温な空気が吸い込まれる事を抑制する事が出来ると共に荷台が損傷する事も防止する事が出来る車両吸気構造を提供する事が出来る。
以下、実施の形態を添付図面に順って説明する。
図1及び2に示す様に、実施の形態に係る車両吸気構造100は、キャブ101と荷台との間の空間に垂直に配置されたバーチカルダクト102を備えるキャブオーバ型車両に搭載され、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間に設置されると共にエンジンの排熱に起因する高温な空気が隙間を通じバーチカルダクト102に吸い込まれる事を抑制する閉塞部材103を備える。
キャブ101は、エンジンの上に配置される。バーチカルダクト102は、雨水が入らない様に、吸気口104が上端で折り返されて下方に向けて開口されている。
キャブ101の前面にフロントグリルが形成され、フロントグリルを通じ走行風が取り入れられる。走行風がラジエータを通過する事によってキャブ101の下に配置されたエンジンが冷却され、キャブ101の背面に高温な空気が取り出される。
また、バーチカルダクト102の下方に配置された排気後処理装置105(図6を参照)に起因する高温な空気もバーチカルダクト102の方向に流れる。
高温な空気は、通常であれば、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間を通じ上昇流と成って上方に拡散して行く為、結果的にバーチカルダクト102に吸い込まれる。そうすると、吸気温度が上昇してしまう。
一方、車両吸気構造100では、閉塞部材103によって、高温な空気がキャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間を通る事が抑制され、高温な空気がバーチカルダクト102に吸い込まれる事を抑制する事が出来る。
尚、図1及び2では、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間にバーチカルダクト102の幅よりも小幅の閉塞部材103が設置されているが、バーチカルダクト102の幅と同程度の幅の閉塞部材103を設置しても構わない。即ち、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間の略全体に閉塞部材103を敷き詰めても良い。
これによって、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間を略完全に塞ぐ事が出来る為、高温な空気がキャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間を通る事が出来なく成る。従って、高温な空気がバーチカルダクト102に吸い込まれる事を略完全に防止する事が出来る。
また、図1及び2では、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間に、バーチカルダクト102の幅よりも小幅の閉塞部材103が、キャブ101の上方から下方に架けて垂直に延びているが、図3に示す様に、閉塞部材103をキャブ101の上方から下方に架けて傾斜させても構わない。
キャブ101の外側面から背面に回り込む走行風が閉塞部材103に当たって下方に流れる様に傾斜させる事によって、キャブ101の上方から下方に向かう気流が生成される。そうすると、高温な空気がキャブ101の下方に押し出される為、バーチカルダクト102に向かう高温な空気の流れを阻害する事が出来る。
更に、図1及び2では、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間に閉塞部材103がキャブ101の上方から下方に架けて垂直に延びているが、閉塞部材103がキャブ101の左方から右方に架けて水平に延びていても良い。
即ち、閉塞部材103は、エンジン側から上昇してきた高温な空気がバーチカルダクト102の吸気口104に至らない様に設置されていれば、如何なる配置で設置されても良い。
閉塞部材103は、変形可能な弾性を有する事が望ましく、例えば、ゴム又はスポンジによって構成される事が望ましい。閉塞部材103が弾性を有する事によってキャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間の大きさや形状に合わせて閉塞部材103を変形させる事が出来る。
従って、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間を略完全に塞ぐ事が出来る様に成り、エンジンの排熱に起因する高温な空気が隙間を通じバーチカルダクト102に吸い込まれる事を効果的に抑制する事が出来る。
また、キャブ101と荷台との間の空間の大きさや形状は、車種毎に違う為、キャブ101と荷台との間の空間に遮蔽板を設置する場合は、車種毎に異なる大きさや形状の遮蔽板を用意する必要が有り、製造コストが掛かってしまう。
一方、閉塞部材103は、弾性を有し、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間は、何れの車種でも略同一である為、あらゆる車種に対し1種類の閉塞部材103で対応する事が出来る。
また、閉塞部材103は、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間に配置される為、キャブ101の前傾時に閉塞部材103によって荷台が傷付く事も無い。
図4及び5に示す様に、バーチカルダクト102の吸気口401が車両側面側に開口している場合は、高温な空気の流れが吸気口401に到達する事を阻止すべく、キャブ101とバーチカルダクト102との間の隙間に、吸気口401の周囲を囲むと共に吸気口401側に位置する一部が開口する様に閉塞部材103を配置しても構わない。
これによって、閉塞部材103の使用量を節約することが出来る為、車両吸気構造100の構築に掛かる費用を低減する事が出来る。
以上に説明した様に、実施の形態によれば、バーチカルダクト102に高温な空気が吸い込まれる事を抑制する事が出来ると共に荷台が損傷する事も防止する事が出来る車両吸気構造100を提供する事が出来る。
尚、閉塞部材103は、車両構造の変更を伴わずに搭載する事が出来る為、車両構造の設計変更に掛かる費用等を削減する事も出来る。
100 車両吸気構造
101 キャブ
102 バーチカルダクト
103 閉塞部材
104 吸気口
105 排気後処理装置
301 吸気口
601 キャブ
602 バーチカルダクト
701 遮蔽板
702 荷台
A 高温領域
101 キャブ
102 バーチカルダクト
103 閉塞部材
104 吸気口
105 排気後処理装置
301 吸気口
601 キャブ
602 バーチカルダクト
701 遮蔽板
702 荷台
A 高温領域
Claims (3)
- キャブと荷台との間の空間に垂直に配置されたバーチカルダクトを備えるキャブオーバ型車両の車両吸気構造に於いて、
前記キャブと前記バーチカルダクトとの間の隙間に設置されると共にエンジンの排熱に起因する高温な空気が前記隙間を通じ前記バーチカルダクトに吸い込まれる事を抑制する閉塞部材を備える
事を特徴とする車両吸気構造。 - 前記閉塞部材は、変形可能な弾性を有する
請求項1に記載の車両吸気構造。 - 前記閉塞部材は、ゴム又はスポンジによって構成される
請求項2に記載の車両吸気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018112003A JP2019214270A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | 車両吸気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018112003A JP2019214270A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | 車両吸気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019214270A true JP2019214270A (ja) | 2019-12-19 |
Family
ID=68919302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018112003A Pending JP2019214270A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | 車両吸気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019214270A (ja) |
-
2018
- 2018-06-12 JP JP2018112003A patent/JP2019214270A/ja active Pending
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Legal Events
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