JP2019213252A - 駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び電動車両 - Google Patents

駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2019213252A
JP2019213252A JP2018104359A JP2018104359A JP2019213252A JP 2019213252 A JP2019213252 A JP 2019213252A JP 2018104359 A JP2018104359 A JP 2018104359A JP 2018104359 A JP2018104359 A JP 2018104359A JP 2019213252 A JP2019213252 A JP 2019213252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
drive unit
working fluid
motor housing
cooling system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018104359A
Other languages
English (en)
Inventor
昇悟 竹田
Shogo Takeda
昇悟 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mercedes Benz Group AG
Original Assignee
Daimler AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daimler AG filed Critical Daimler AG
Priority to JP2018104359A priority Critical patent/JP2019213252A/ja
Publication of JP2019213252A publication Critical patent/JP2019213252A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】冷却システム全体の簡素化および小型化の要求に応えることができる駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び駆動ユニットの冷却システムを含む電動車両を提供する。【解決手段】車両に対し駆動力を付与するモータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジング内に設けられ、モータハウジングの外部から供給される作動流体をモータに供給する供給経路と、モータハウジング内に設けられる、供給経路からモータに供給された作動流体をモータハウジングの外部に排出する排出経路と、排出経路に設けられ、作動流体を所定量貯留する作動流体リザーバと、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び駆動ユニットの冷却システムを含む電動車両に関する。
電気自動車等のモータを駆動源とする電動車両において、モータと、複数のギアからなる減速機構とを備え、駆動輪が連結するディファレンシャルギアにモータの駆動力を伝達することができる駆動ユニットが知られている。上記モータにおいて駆動力が発生する場合、当該モータが発熱するため、モータにおいて故障が発生する虞がある。このため、所定の冷却手段を用いてモータを効率的に冷却する必要がある。例えば、特許文献1に開示されるように、上記駆動ユニットに搭載されるモータをより効率的に冷却する手段として、作動流体を循環させる循環回路によりモータを冷却する液冷式の冷却手段が挙げられる。
国際公開第2014/148410号
一方、上記駆動ユニットには、車両への搭載性、及びコスト低減等の観点から、冷却系統を含むシステム全体に対する簡素化および小型化の要求がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷却システム全体の簡素化および小型化の要求に応えることができる駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び駆動ユニットの冷却システムを含む電動車両を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することができる。
本態様に係る駆動ユニットは、車両に対し駆動力を付与するモータと、前記モータを収容するモータハウジングと、前記モータハウジング内に設けられ、前記モータハウジングの外部から供給される作動流体を前記モータに供給する供給経路と、前記モータハウジング内に設けられ、前記供給経路から前記モータに供給された作動流体を前記モータハウジングの外部に排出する排出経路と、前記排出経路に設けられ、前記作動流体を所定量貯留する作動流体リザーバと、を含む。本態様に係る駆動ユニットによれば、作動流体リザーバがモータハウジング内に設けられているため、別体で上記作動流体を貯留するためのタンクを設ける必要がない。また、作動流体リザーバとは別体でタンクを設けた場合、上記タンクから吸入した作動流体をモータへ供給するための供給用ポンプ、及び上記作動流体をモータハウジング22から排出し、タンクへ導入するための排出用ポンプが必要である。一方、本態様に係る駆動ユニットは、上記タンクを設ける必要がないため、上記排出用ポンプだけを設ければよく、上記供給用ポンプを設ける必要がない。このため、本態様に係る駆動ユニットは、部品点数を減らすことができ、冷却システム全体の簡素化及び小型化を図ることができる。これにより、本態様に係る駆動ユニットは、冷却システム全体の簡素化および小型化の要求に応えることができる。
また、好ましくは、本態様に係る駆動ユニットの前記供給経路は、前記モータのモータシャフト、及び前記モータハウジングの内壁面に設けられてもよい。モータシャフトに設けられた供給経路を介して供給された作動流体は、モータシャフトの回転により発生する遠心力により、モータハウジング内に拡散する。また、モータハウジングの内壁面に設けられた供給経路を介して供給された作動流体は、モータの回転に起因してモータハウジングの内部とモータハウジングの外部とで圧力差が生じることにより、モータハウジング内に拡散する。すなわち、本態様に係る駆動ユニットは、モータの動作により、作動流体をモータハウジング内に拡散することができる。これにより、本態様に係る駆動ユニットは、効率的に作動流体をモータに供給することができる。
また、好ましくは、本態様に係る駆動ユニットの前記排出経路は、前記モータハウジングの内壁面の底面に設けられてもよい。本態様に係る駆動ユニットは、重力を考慮して、排出経路をモータハウジングの内壁面の底面に設けている。また、本態様に係る駆動ユニットにおいて、上記モータに供給された作動流体は、重力によりモータハウジング内を流れて、作動流体リザーバに貯留される。これにより、本態様に係る駆動ユニットは、モータハウジング内において効率的に作動流体を循環させることができる。また、本態様に係る駆動ユニットは、効率的に作動流体をモータハウジングから排出することができる。
また、好ましくは、本態様に係る駆動ユニットの前記作動流体リザーバは、前記モータを収容した前記モータハウジングを前記車両に搭載した場合において、前記モータの重力方向の下方に設けられてもよい。本態様に係る駆動ユニットは、重力を考慮して、モータを収容したモータハウジングを電動車両に搭載した場合において、モータの重力方向の下方に作動流体リザーバを設けている。上記モータに供給された作動流体は、重力によりモータハウジング内を流れて、作動流体リザーバに貯留される。これにより、本態様に係る駆動ユニットは、効率的に作動流体をモータハウジングから排出することができる。
また、好ましくは、本態様に係る駆動ユニットは、前記排出経路に設けられ、前記モータの側面に隣り合うサブリザーバをさらに含んでいてよい。サブリザーバは、モータハウジング内における作動流体の貯留量を増大させる役割、並びに作動流体に気泡が混入することを防ぐため、作動流体リザーバにおける作動流体の貯留量を一定に保つ役割を果たしている。これにより、本態様に係る駆動ユニットは、モータハウジング内における作動流体の貯留量を増大させることができる。また、本態様に係る駆動ユニットは、デッドスペースを有効利用することで、モータハウジング内における空間使用効率を向上させることができる。
また、好ましくは、本態様に係る駆動ユニットの前記モータのモータ径方向における前記作動流体リザーバの幅は、少なくとも前記モータのモータ径以上としてもよい。これにより、本態様に係る駆動ユニットは、モータハウジング内における作動流体の貯留量を増大させることができる。また、本態様に係る駆動ユニットは、デッドスペースを有効利用することで、モータハウジング内における空間使用効率を向上させることができる。
また、上記態様に記載された駆動ユニットのいずれか一つと、前記排出経路及び前記供給経路に連結することにより、前記作動流体を循環させる外部循環回路と、前記外部循環回路に設けられる循環ポンプと、前記外部循環回路に設けられ、前記作動流体及び外部要素を熱交換させる熱交換部と、を含む、駆動ユニットの冷却システムであってもよい。
また、上記態様に係る駆動ユニットの冷却システムを含む電動車両であってもよい。
本実施形態に係る駆動ユニットを搭載する電動車両の全体構成を概略的に示す上面図である。 本実施形態に係る駆動ユニットを含む駆動ユニットの冷却システムを示すブロック図である。 本実施形態に係る駆動ユニットを示す外観図である。 図3の線α−αに沿った駆動ユニットの断面図である。 図3の線β−βに沿った駆動ユニットの断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び駆動ユニットの冷却システムを含む電動車両について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
図1は、本実施形態に係る駆動ユニット2を搭載する電動車両100の全体構成を概略的に示す上面図である。まず、図1を参照しつつ、本実施形態に係る電動車両100の全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る電動車両100は、ラダーフレーム110、キャブ120、荷箱130、車輪機構140、駆動装置150、及びバッテリパック160を備える電動トラックである。なお、図1では、電動車両100の上面からキャブ120及び荷箱130を透過するように見た場合の上面図として表している。
本実施形態に係る電動車両100は、走行用駆動源としてモータ(電動機)を備える電気自動車として想定されているが、エンジンを更に備えるハイブリッド自動車であってもよい。また、電動車両100は電動トラックに限定されることなく、車両を駆動するためのバッテリを備える他の商用車であってもよい。
ラダーフレーム110は、左サイドレール111L、右サイドレール111R、及び複数のクロスメンバ112を有する。左サイドレール111L及び右サイドレール111Rは、電動車両100の車長方向Aに延在し、互いに車幅方向Bに対して平行に配置される。複数のクロスメンバ112は、左サイドレール111Lと右サイドレール111Rとを連結している。すなわち、ラダーフレーム110は、いわゆる梯子型フレームを構成している。そして、ラダーフレーム110は、キャブ120、荷箱130、駆動装置150、バッテリパック160、及び電動車両100に搭載されるその他の重量物を支持する。
キャブ120は、図示しない運転席を含む構造体であり、ラダーフレーム110の前部上方に設けられている。一方、荷箱130は、電動車両100によって搬送される荷物等が積載される構造体であり、ラダーフレーム110の後部上方に設けられている。
本実施形態に係る電動車両100において、車両前方に位置する車輪機構140は、車両前方に位置する左右の前輪141、2つの前輪141の車軸としてのフロントアクスル142から構成される。また、車両後方に位置する車輪機構140は、車両後方に位置し且つ左右に各2つ配置された後輪143、これらの後輪143の車軸としてのリアアクスル144から構成される。そして、本実施形態に係る電動車両100においては、後輪143が駆動輪として機能するように駆動力が伝達され、電動車両100が走行することになる。なお、車輪機構140は、図示しないサスペンション機構を介してラダーフレーム110に懸架され、電動車両100の重量を支持する。
駆動装置150は、駆動ユニット2、及びギアユニット152を有する。駆動ユニット2は、モータ21、及びモータ21を収容するモータハウジング22から構成される。ギアユニット152は、複数のギアからなる減速機構155、減速機構155から入力される動力を左右の後輪143に対して振り分ける差動機構156、並びに減速機構155及び差動機構156を収容するギアハウジング157から構成される。
また、駆動装置150は、減速機構155及び差動機構156を介して、モータ21の駆動トルクを車両の走行に適した回転速度に減速してリアアクスル144に駆動力を伝達する。これにより、駆動装置150は、リアアクスル144を介して、後輪143を回転させて電動車両100を走行させることができる。ここで、駆動装置150は、本実施形態に係る電動車両100においては、左サイドレール111L及び右サイドレール111Rに対して車幅方向Bの内側(すなわち、サイドレール間のスペース)に配置され、図示しない支持部材によりラダーフレーム110に支持されている。
バッテリパック160は、電動車両100を走行させるためのエネルギー源としてモータ21に電力を供給するバッテリ161、及びバッテリ161を収容するバッテリハウジング162を有する。バッテリパック160は、電動車両100に必要とされる電力を蓄えるために比較的大型で大容量の二次電池である。ここで、本実施形態に係る電動車両100において、バッテリパック160は、車幅方向Bに対して左サイドレール111Lと右サイドレール111Rとの間、かつ駆動装置150の車両前方に配置される。例えば、バッテリパック160は、図示しない連結部材によりラダーフレーム110に固定又は懸架される。
次に、図2乃至図5を参照しつつ、上記電動車両100に搭載される駆動装置150を構成する駆動ユニット2、および駆動ユニット2を含む冷却システム1を説明する。
図2は、本実施形態に係る駆動ユニット2を含む駆動ユニット2の冷却システム1を示すブロック図である。なお、図2に示す太矢印は、後述するモータハウジング22内における作動流体の流れを示している。図2に示す駆動ユニット2の冷却システム1は、電気自動車等のモータ21を駆動源とする電動車両100に搭載される。駆動ユニット2の冷却システム1は、上記作動流体を循環させることで上記モータ21を冷却する。本実施形態に係る駆動ユニット2の冷却システム1は、駆動ユニット2、及び外部循環回路3を含む。
駆動ユニット2は、モータ21、及びモータハウジング22により構成される。モータ21は、電動車両100に対し駆動力を付与する。モータ21は、モータシャフト(回転軸)Rを中心として所定の方向に回転する。モータハウジング22は、上記モータ21を収容し、作動流体によりモータ21の発熱部位(アクティブ部)を冷却する。モータハウジング22は、例えば、鋳造により製造される。なお、本実施形態における発熱部位は、例えば、ロータ、及びステータである。
本実施形態におけるモータハウジング22は、例えば、上記作動流体の供給経路23及び24、排出経路25及び26、並びに作動流体リザーバ27を含む。供給経路23及び24は、モータハウジング22内に設けられる、モータハウジング22の外部から供給される作動流体をモータ21に供給する。例えば、供給経路23は、モータハウジング22の外壁面に設けられた導入口P1及びモータ21のモータシャフトRに設けられた供給口P2を接続する。上記作動流体は、導入口P1、供給経路23、及び供給口P2を介してモータ21に供給される。また、供給経路24は、上記導入口P1及びモータハウジング22の内壁面に設けられた供給口P3を接続する。上記作動流体は、導入口P1、供給経路24、及び供給口P3を介してモータ21に供給される。
排出経路25及び26は、モータハウジング22内に設けられる、供給経路23及び24からモータ21に供給された作動流体をモータハウジング22の外部に排出する。例えば、排出経路25及び26は、モータハウジング22の内壁面に設けられた排出口P4及びP5、並びにモータハウジング22の外壁面に設けられた導出口P6を接続する。上記作動流体は、排出口P4及びP5、排出経路25及び26、並びに導出口P6を介してモータハウジング22内から排出される。
作動流体リザーバ27は、排出経路25及び26に設けられ、上記作動流体を所定量貯留する。すなわち、作動流体リザーバ27は、モータハウジング22内に設けられる。また、作動流体リザーバ27は、後述する循環ポンプ4の故障、及び作動流体に気泡が混入することを防ぐため、例えば、後述する車高方向(重力方向:Z軸方向)において、上記排出経路25及び26の設置位置より高い位置で作動流体面を保つ程度に、作動流体を貯留する。作動流体リザーバ27は、上記排出口P4及びP5、並びに導出口P6の間に設けられる。作動流体リザーバ27に貯留された作動流体は、上記供給経路23及び24、排出経路25及び26、並びに後述する外部循環回路3により構成される、作動流体の循環経路を循環する。
ここで、本実施形態に係る駆動ユニット2において、作動流体リザーバ27がモータハウジング22内に設けられているため、別体で上記作動流体を貯留するためのタンクを設ける必要がない。また、作動流体リザーバ27とは別体でタンクを設けた場合、上記タンクから吸入した作動流体を駆動ユニット2へ供給するための供給用ポンプ、及び上記作動流体をモータハウジング22から排出し、タンクへ導入するための排出用ポンプが必要である。一方、本実施形態に係る駆動ユニット2は、上記タンクを設ける必要がないため、上記排出用ポンプだけを設ければよく、上記供給用ポンプを設ける必要がない。このため、本実施形態に係る駆動ユニット2は、部品点数を減らすことができ、冷却システム全体の簡素化及び小型化を図ることができる。
外部循環回路3は、排出経路25及び26、並びに供給経路23及び24に連結することにより、上記作動流体を循環させる。外部循環回路3は、第1配管3a、第2配管3b、及び第3配管3cにより構成される。上記外部循環回路3には、循環ポンプ4、及び熱交換部5が設けられる。
循環ポンプ4は、モータハウジング22内から作動流体を排出する。例えば、循環ポンプ4の吸入口P7は、外部循環回路3の第1配管3aを介して、上記導出口P6に接続される。また、循環ポンプ4の吐出口P8は、外部循環回路3の第2配管3bを介して、熱交換部5の導入口P9に接続される。循環ポンプ4は、第1配管3aを介して、駆動ユニット2の作動流体リザーバ27に貯留された作動流体を吸入口P7から吸入する。これにより、循環ポンプ4は、モータハウジング22内から作動流体を排出する。循環ポンプ4は、吸入口P7から吸入した作動流体を吐出口P8から吐出する。循環ポンプ4の吐出口P8から吐出された作動流体は、第2配管3bを介して、熱交換部5の導入口P9に導入される。
熱交換部5の導入口P9から導入された作動流体は、熱交換部5により冷却される。熱交換部5により冷却された作動流体は、熱交換部5の導出口P10から導出される。熱交換部5の導出口P10から導出された作動流体は、第3配管3cを介して、駆動ユニット2の導入口P1へ流れる。これにより、モータハウジング22内に冷却された作動流体が導入され、モータ21を冷却することができる。
なお、本実施形態における循環ポンプ4の動作は、図示しない制御部により制御される。また、上記熱交換部5は、ラジエータ、及びチラー等の熱交換手段からなる。
ここで、本実施形態に係る駆動ユニット2について、図3乃至図5をあ参照して説明する。図3は、本実施形態に係る駆動ユニット2を示す外観図である。図4は、図3の線α−αに沿った駆動ユニット2の断面図である。図5は、図3の線β−βに沿った駆動ユニット2の断面図である。
なお、図3乃至図5では、車高方向(重力方向)をZ軸方向、駆動ユニット2においてモータ21のモータシャフトRが伸びる方向をX軸方向、X軸方向に直交するモータ径方向をY軸方向と定義する。また、図3乃至図5は、本実施形態に係る駆動ユニット2の理解を深めるため、駆動ユニット2を構成する構成部材の部分的な強調、拡大、縮小、又は省略を行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない。すなわち、図3乃至図5に示す構成部材の縮尺や形状は、図2に示す構成部材の縮尺や形状と異なる。また、図3は、駆動ユニット2の斜視図であり、本実施形態に係る駆動ユニット2を例示的に示すものである。また、図3に示すブラケット(支持部材)29の設置空間32、及び作動流体リザーバ27には、図示しないカバーが設置されており、密閉空間となっている。
まず、図3に示すように、本実施形態に係る駆動ユニット2は、少なくともブラケット(支持部材)28及び29により電動車両100に支持される。また、駆動ユニット2のモータハウジング22には、複数の貫通孔30が設けられている。モータハウジング22は、当該複数の貫通孔30各々に設置された図示しない締結部材により、図示しないギアハウジングに締結される。
また、駆動ユニット2における作動流体の導入口P1は、例えば、図3に示すように、モータ21の外周に沿って形成されたモータハウジング22の外壁面に2つ設けられる。
また、駆動ユニット2における作動流体の導出口P6は、例えば、図5に示すように、作動流体リザーバ27の底面、又は作動流体リザーバ27のカバーの下部等の任意の位置に設けられる。なお、図3では、一例として、作動流体リザーバ27のカバーの下部に駆動ユニット2の導出口P6が設けられているため、図示していない。
次に、図3及び図4に示すように、本実施形態に係る駆動ユニット2の供給経路23は、モータハウジング22内に形成される。具体的には、供給経路23は、モータハウジング22内において、モータハウジング22の外壁面に設けられた導入口P1からモータシャフトRの軸受部分に亘って形成された経路23a、及びモータシャフトRの軸受部分からモータシャフトRに設けられた供給口P2に亘って形成された経路23bにより構成される。また、本実施形態に係る駆動ユニット2の供給経路24は、上記導入口P1からモータハウジング22の外壁面に設けられた供給口P3に亘って形成される。
ここで、導入口P1、供給経路23、及び供給口P2を介して供給された作動流体、及び導入口P1、供給経路24、及び供給口P3を介して供給された作動流体は、循環ポンプ4により所定圧力で供給されることにより発生するモータハウジング22内の内圧との間の圧力差(静圧)によって、モータハウジング22内に拡散する。これにより、本実施形態に係る駆動ユニット2は、効率的に作動流体をモータ21に供給することができる。
次に、図5に示すように、本実施形態に係る駆動ユニット2の排出経路25及び26は、モータハウジング22の内壁面より内側で滞留する作動流体の作動流体面より下方に設けられる。例えば、排出経路25及び26は、モータハウジング22の内壁面の底面に設けられる。また、本実施形態に係る駆動ユニット2の作動流体リザーバ27は、駆動ユニット2を電動車両100に搭載した場合において、モータ21の重力方向(Z方向)の下方に設けられる。
ここで、本実施形態に係る駆動ユニット2は、重力を考慮して、排出経路25及び26をモータハウジング22の内壁面の底面に設け、モータ21を収容したモータハウジング22を電動車両100に搭載した場合において、モータ21の重力方向(Z方向)の下方に作動流体リザーバ27を設けている。また、本実施形態において、上記供給口P2及びP3からモータ21に供給された作動流体は、重力によりモータハウジング22内を流れて排出口P4及びP5から排出され、作動流体リザーバ27に貯留される。これにより、本実施形態に係る駆動ユニット2は、駆動ユニット2の外部において、別途排出用ポンプやリザーバータンクを設けることなく、効率的に作動流体をモータハウジング22から排出し、かつ、所定容量を貯留(リザーブ)することができる。
ここで、図3に示すように、本実施形態における作動流体リザーバ27のモータ径方向(Y軸方向)における幅Wrは、少なくともモータ21の径Wm以上である。これにより、作動流体循環に十分な量の貯留を行うことができる。
また、図5に示すように、本実施形態に係る駆動ユニット2は、排出経路25及び26に設けられ、モータ21とX軸方向、又はY軸方向において隣り合うサブリザーバ31をさらに含む。図示の例では、サブリザーバ31はX軸方向においてモータ21と隣り合うように設けられる。サブリザーバ31は、モータハウジング22内における作動流体の貯留量を増大させる役割、並びに循環ポンプ4の故障、及び作動流体に気泡が混入することを防ぐため、作動流体リザーバ27における作動流体の貯留量を一定に保つ役割を果たしている。これにより、本実施形態に係る駆動ユニット2は、モータハウジング22内における作動流体の貯留量を増大させることができる。また、本実施形態に係る駆動ユニット2は、駆動ユニット2におけるデッドスペースを有効利用することで、モータハウジング22内における空間使用効率を向上させることができる。
(総括)
上述の通り、本実施形態に係る駆動ユニット2、駆動ユニット2の冷却システム1、及び駆動ユニット2の冷却システム1を含む電動車両100は、車両に対し駆動力を付与するモータ21、モータ21を収容するモータハウジング22、モータハウジング22内に設けられ、モータハウジング22の外部から供給される作動流体をモータ21に供給する供給経路23及び24、モータハウジング22内に設けられ、供給経路23及び24からモータ21に供給された作動流体をモータハウジング22の外部に排出する排出経路25及び26、並びに上記排出経路25及び26に設けられ、作動流体を所定量貯留する作動流体リザーバ27を含む。
上記構成によれば、本実施形態に係る駆動ユニット2、駆動ユニット2の冷却システム1、及び駆動ユニット2の冷却システム1を含む電動車両100において、作動流体リザーバ27がモータハウジング22内に設けられているため、別体で上記作動流体を貯留するためのタンクを設ける必要がない。また、作動流体リザーバ27とは別体でタンクを設けた場合、上記循環ポンプ4の他に、上記タンクから吸入した作動流体を駆動ユニット2へ供給するための供給用ポンプが必要である。一方、本実施形態に係る駆動ユニット2は、上記タンクを設ける必要がないため、上記循環ポンプ4だけを設ければよく、上記供給用ポンプを設ける必要がない。これにより、本実施形態に係る駆動ユニット2は、部品点数を減らすことができ、冷却システム全体の簡素化及び小型化を図ることができる。
かくして、本実施形態に係る駆動ユニット2、駆動ユニット2の冷却システム1、及び駆動ユニット2の冷却システム1を含む電動車両100は、冷却システム全体の簡素化および小型化の要求に応えることができる。
1 冷却システム
2 駆動ユニット
3 外部循環回路
3a 第1配管
3b 第2配管
3c 第3配管
4 循環ポンプ
5 熱交換部
21 モータ
22 モータハウジング
23、24 供給経路
25、26 排出経路
27 作動流体リザーバ
28、29 ブラケット(支持部材)
30 貫通孔
31 サブリザーバ
100 電動車両
110 ラダーフレーム
111 サイドレール
111L 左サイドレール
111R 右サイドレール
112 クロスメンバ
120 キャブ
130 荷箱
140 車輪機構
141 前輪
142 フロントアクスル
143 後輪
144 リアアクスル
150 駆動装置
152 ギアユニット
155 減速機構
156 差動機構
157 ギアハウジング
160 バッテリパック
161 バッテリ
162 バッテリハウジング
A 車長方向
B 車幅方向
X モータのモータシャフトが伸びる方向
Y X軸方向に直交するモータ径方向
Z 車高方向(重力方向)
R モータシャフト(回転軸)

Claims (8)

  1. 車両に対し駆動力を付与するモータと、
    前記モータを収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジング内に設けられ、前記モータハウジングの外部から供給される作動流体を前記モータに供給する供給経路と、
    前記モータハウジング内に設けられ、前記供給経路から前記モータに供給された作動流体を前記モータハウジングの外部に排出する排出経路と、
    前記排出経路に設けられ、前記作動流体を所定量貯留する作動流体リザーバと、を含む、駆動ユニット。
  2. 前記供給経路は、前記モータのモータシャフト、及び前記モータハウジングの内壁面に設けられる、請求項1に記載の駆動ユニット。
  3. 前記排出経路は、前記モータハウジングの内壁面の底面に設けられる、請求項1、又は請求項2に記載の駆動ユニット。
  4. 前記作動流体リザーバは、前記モータを収容した前記モータハウジングを前記車両に搭載した場合において、前記モータの重力方向の下方に設けられる、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の駆動ユニット。
  5. 前記排出経路に設けられ、前記モータの側面に隣り合うサブリザーバをさらに含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の駆動ユニット。
  6. 前記モータのモータ径方向における前記作動流体リザーバの幅は、少なくとも前記モータのモータ径以上である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の駆動ユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の駆動ユニットと、
    前記排出経路及び前記供給経路に連結することにより、前記作動流体を循環させる外部循環回路と、
    前記外部循環回路に設けられる循環ポンプと、
    前記外部循環回路に設けられ、前記作動流体及び外部要素を熱交換させる熱交換部と、を含む、駆動ユニットの冷却システム。
  8. 請求項7に記載の駆動ユニットの冷却システムを含む電動車両。
JP2018104359A 2018-05-31 2018-05-31 駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び電動車両 Pending JP2019213252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018104359A JP2019213252A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018104359A JP2019213252A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び電動車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019213252A true JP2019213252A (ja) 2019-12-12

Family

ID=68847095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018104359A Pending JP2019213252A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019213252A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6432571B2 (ja) ハイブリッド車両の潤滑装置
JP6809393B2 (ja) 車両用動力伝達装置の潤滑装置
JP6477627B2 (ja) ハイブリッド車両の潤滑装置
JP6127947B2 (ja) オイル供給装置
JP7111006B2 (ja) 車両用動力伝達装置
US9809186B2 (en) Vehicle
US20080120974A1 (en) Integrated hydrostatic transmission for left and right wheel drive
JP6477628B2 (ja) 車両用動力伝達装置の潤滑装置
JP2013119918A (ja) 動力伝達装置
JP2015072054A (ja) 駆動ユニット
WO2019208083A1 (ja) モータユニット
WO2019208081A1 (ja) モータユニットおよび車両駆動装置
JP2019158118A (ja) 車両用動力伝達装置
CN111817499B (zh) 驱动装置
WO2019208084A1 (ja) モータユニットおよびモータユニットの制御方法
JP7092015B2 (ja) 動力伝達装置の潤滑構造
JP5157604B2 (ja) インホイールモータ
WO2020032026A1 (ja) モータユニット
JP2001146951A (ja) 2連ポンプユニット
JP3758631B2 (ja) ハイブリッド電気自動車のモータ冷却構造
JP2019213252A (ja) 駆動ユニット、駆動ユニットの冷却システム、及び電動車両
JP5141346B2 (ja) インホイールモータ冷却構造
CN212033933U (zh) 驱动装置
JP2016168956A (ja) 車両駆動装置
JP2016183717A (ja) 車両用モータ駆動装置