JP2019212864A - 超電導コイル集合体および超電導機器 - Google Patents

超電導コイル集合体および超電導機器 Download PDF

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Abstract

【課題】磁場の均一性を向上させることが可能な超電導コイル集合体および超電導機器を提供する。【解決手段】超電導コイル集合体10は、積層配置された複数の超電導コイル1a〜1dを備える。複数の超電導コイル1a〜1dのそれぞれの厚さT1〜T4と複数の超電導コイルの厚さの平均値Tavとの差(T1−Tav)、(T2−Tav)、(T3−Tav)、(T4−Tav)の絶対値の平均値の、上記厚さの平均値Tavに対する割合が1%以下である。【選択図】図1

Description

この発明は、超電導コイル集合体および超電導機器に関する。
従来、酸化物超電導体を含む超電導線材を巻回した超電導コイルを複数積層した超電導コイル集合体が知られている。特開2017−33977号公報には、このような超電導コイル集合体を、たとえば磁場共鳴診断装置(MRI:Magnetic Resonance Imaging)や核磁気共鳴分析装置(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)などの超電導機器に適用することが提案されている。
特開2017−33977号公報
上述した超電導機器の一例であるMRIでは、特に磁場の均一性が求められる。磁場の均一性を向上させるためには、当該超電導コイル集合体の形状および寸法を設計値に沿って正確に設定する必要がある。
一方、超電導コイル集合体が従来適用されてきた、たとえば検査装置や実験装置などの用途においては、高い磁場強度が求められる一方で、上述したMRIにおいて求められるような高いレベルでの磁場の均一性は求められていなかった。そのため、超電導コイル集合体を構成する超電導コイルの厚さ等の寸法については、ある程度の製造ばらつきが許容されていた。しかし、このような超電導コイルを積層して超電導コイル集合体を構成した場合、たとえば超電導コイル集合体の中心軸方向の厚さが設計値に対してばらつき、上述したMRIなどにおいて要求される高いレベルの磁場の均一性を確保することは困難であった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、磁場の均一性を向上させることが可能な超電導コイル集合体および超電導機器を提供することである。
本発明の一態様に係る超電導コイル集合体は、積層配置された複数の超電導コイルを備える。複数の超電導コイルの数をn、複数の超電導コイルのそれぞれの厚さをTiとし、iは1からnまでの任意の整数とし、複数の超電導コイルの厚さの平均値をTavとしたときに、下記の式(1)を満足する。
Figure 2019212864
上記によれば、磁場の均一性を向上させることが可能な超電導コイル集合体および超電導機器を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る超電導コイル集合体の斜視模式図である。 本発明の実施の形態に係る超電導機器の模式図である。 図2に示した超電導機器の超電導コイル部の模式図である。 超電導コイル集合体を構成する超電導コイルの製造方法を説明するためのフローチャートである。 超電導コイルの製造方法を説明するための平面模式図である。 図5の線分VI−VIにおける断面模式図である。 実施例において検討した超電導コイル集合体の配置を説明するための図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係る超電導コイル集合体は、積層配置された複数の超電導コイルを備える。複数の超電導コイルの数をn、複数の超電導コイルのそれぞれの厚さをTiとし、iは1からnまでの任意の整数とし、複数の超電導コイルの厚さの平均値をTavとしたときに、下記の式(1)を満足する。
Figure 2019212864
このようにすれば、超電導コイル集合体を構成する超電導コイルの厚さのばらつきが小さくなっているので、超電導コイル集合体の厚さ(複数の超電導コイルの積層方向における厚さ)が、複数の超電導コイルの厚さのばらつきに起因して変動することを抑制できる。このため、超電導コイル集合体の厚さの寸法精度を向上させることができる。したがって、たとえば複数の超電導コイル集合体をその厚さ方向に並べて磁場を発生させる場合に、当該超電導コイル集合体の厚さ方向における寸法や配置の設計値に対するばらつきを抑制できる。この結果、発生させる磁場の分布について設計値からのずれを抑制でき、高い均一性を有する磁場を形成できる。
(2)上記超電導コイル集合体では、複数の超電導コイルのすべてにおいて、厚さと上記厚さの平均値との差の絶対値の、上記厚さの平均値に対する割合が1%以下であってもよい。この場合、超電導コイル集合体を構成するすべての超電導コイルについて厚さのばらつきが抑制されているので、高い寸法精度を有する超電導コイル集合体を実現できる。このため、発生させる磁場の分布について設計値からのずれを抑制でき、高い均一性を有する磁場を形成できる。
(3)上記超電導コイル集合体では、下記の式(2)を満足するように構成されていてもよい。
Figure 2019212864
この場合、超電導コイル集合体を構成する超電導コイルの厚さのばらつきが抑制されているので、超電導コイル集合体の厚さ(複数の超電導コイルの積層方向における厚さ)が、複数の超電導コイルの厚さのばらつきに起因して変動することを抑制できる。このため、超電導コイル集合体の厚さの寸法精度を向上させることができる。したがって、たとえば複数の超電導コイル集合体をその厚さ方向に並べてにより磁場を発生させる場合に、当該超電導コイル集合体の厚さ方向における寸法や配置の設計値に対するばらつきを抑制できる。この結果、発生させる磁場の分布について設計値からのずれを抑制でき、高い均一性を有する磁場を形成できる。
(4)上記超電導コイル集合体では、複数の超電導コイルのすべてにおいて、厚さと上記厚さの平均値との差の絶対値の、上記厚さの平均値に対する割合が0.3%以下であってもよい。この場合、超電導コイル集合体を構成するすべての超電導コイルについて厚さのばらつきが抑制されているので、高い寸法精度を有する超電導コイル集合体を実現できる。このため、発生させる磁場の分布について設計値からのずれを抑制でき、より高い均一性を有する磁場を形成できる。
(5)上記超電導コイル集合体において、複数の超電導コイルの少なくとも1つはダブルパンケーキコイルである。ダブルパンケーキコイルは、第1超電導コイル要素と、第2超電導コイル要素と、中間層とを含む。第2超電導コイル要素は、第1超電導コイル要素と電気的に接続されるとともに、第1超電導コイル要素と間隔を隔てて積層される。中間層は、上記間隔を充填するように配置される。中間層は、樹脂の内部にガラス繊維が埋設されたものである。この場合、第1超電導コイル要素および第2超電導コイル要素を構成する超電導線材のサイズにばらつきがあっても、中間層において当該ばらつきを吸収して、超電導コイルの厚さを設計値に近い値となるように調整できる。
(6)本発明の一態様に係る超電導機器は、上記超電導コイル集合体を備える。この場合、高い均一性を有する磁場を形成可能な超電導機器を実現できる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰返さない。
<超電導コイル集合体の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る超電導コイル集合体の斜視模式図である。図1に示すように、超電導コイル集合体10は、複数の超電導コイル1a〜1dと、複数の伝熱板2とを主に備える。超電導コイル1a〜1dは超電導線材が中心軸を中心に巻回されたコイル体である。超電導線材としては、たとえばテープ状の形状を有する酸化物超電導線材を用いることができる。酸化物超電導線材は、たとえば、その延在方向に延びるビスマス(Bi)系超電導体と、この超電導体を被覆するシースとを有する。シースは、たとえば銀や銀合金により形成されている。超電導コイル1a〜1dはいわゆるパンケーキコイルであってもよい。
超電導コイル集合体10は、超電導コイル1a〜1dの中心軸に沿って超電導コイル1a〜1dと伝熱板2とが交互に積層されている。伝熱板2は、冷却装置と接続されて超電導コイル1a〜1dを冷却するために用いられる。伝熱板2の材料は、たとえば金属などの良好な熱伝導率を有する材料であれば任意の材料を用いることができる。たとえば、伝熱板2の材料として銅、アルミニウム、および銅またはアルミニウムを含む合金などを用いることができる。また、伝熱板2の厚さT5は、任意の値に設定できる。
積層された超電導コイル1a〜1dおよび伝熱板2の固定方法は、任意の方法を採用できる。たとえば、積層方向の両端に、複数の超電導コイルおよび伝熱板2を挟むようにフランジ部材を配置し、当該フランジ部材間を繋ぐフランジ固定部材を配置してもよい。当該フランジ固定部材は、複数の超電導コイル1a〜1dに対してフランジ部材が押圧力を発生させるように構成されていてもよい。
超電導コイル集合体10を構成する超電導コイル1a〜1dの中心軸方向または積層方向における厚さT1〜T4の平均値をTavとする。超電導コイル1aについて、厚さT1と平均値Tavとの差(T1−Tav)を算出する。また、他の超電導コイル1b〜1dについても、同様に厚さと平均値Tavとの差を算出する。これらの差の絶対値を合計し、超電導コイル1a〜1dの個数である4で当該合計を割り算することで、上記差の絶対値の平均値を算出する。上記超電導コイル集合体10では、上記厚さの平均値Tavに対する上記差の絶対値の平均値の割合は1%以下となっている。
なお、超電導コイル集合体10を構成する超電導コイル1a〜1dの個数は4以外でもよい。たとえば、2以上の任意の個数の超電導コイルにより超電導コイル集合体10を構成してもよい。この場合も、超電導コイル集合体10は上記の条件を満足する。すなわち、超電導コイル集合体10は、積層配置された複数の超電導コイル1a〜1dを備える。複数の超電導コイル1a〜1dのそれぞれの厚さT1〜T4と複数の超電導コイルの厚さの平均値Tavとの差(T1−Tav)、(T2−Tav)、(T3−Tav)、(T4−Tav)の絶対値の平均値の、上記厚さの平均値Tavに対する割合が1%以下である。具体的には、以下の式(1)を超電導コイル集合体10は満足する。
Figure 2019212864
また、上記超電導コイル集合体10は、上記割合が0.3%以下であってもよい。すなわち、複数の超電導コイル1a〜1dのそれぞれの厚さT1〜T4と複数の超電導コイルの厚さの平均値Tavとの差の絶対値の平均値の、上記厚さの平均値Tavに対する割合が0.3%以下であってもよい。具体的には、下記の式(2)を超電導コイル集合体10が満足してもよい。
Figure 2019212864
なお、上記式(1)および式(2)において、nは超電導コイル集合体を構成する超電導コイルの数を示し、Tiはi番目の超電導コイルの厚さを示す。
上記超電導コイル集合体10では、複数の超電導コイル1a〜1dのすべてにおいて、厚さT1,T2,T3,T4と上記厚さの平均値Tavとの差の絶対値の、上記厚さの平均値Tavに対する割合が1%以下であってもよい。すなわち、超電導コイル集合体10を構成するすべての超電導コイル1a〜1dそれぞれの厚さと上記厚さの平均値Tavとの差(T1−Tav)、(T2−Tav)、(T3−Tav)、(T4−Tav)の絶対値が、それぞれ上記厚さの平均値Tavに対して1%以下となっていてもよく、0.3%以下となっていてもよい。
上述した複数の超電導コイル1a〜1dの厚さT1,T2,T3,T4は、たとえば以下のような方法により測定できる。すなわち、たとえば超電導コイル1aについて、その周方向に等間隔で位置する4カ所において、当該超電導コイル1aの端部での厚みを測定する。そして、4つの測定値の平均値を超電導コイル1aの厚さT1とする。
<超電導機器の構成>
図2は、本発明の実施の形態に係る超電導機器の模式図である。図3は、図2に示した超電導機器の超電導コイル部の模式図である。図2および図3を用いて本発明の実施の形態に係る超電導機器の構成を説明する。
図2に示す超電導機器は、超電導マグネット装置であって、たとえばMRI装置に適用され得る。図2を参照して、実施の形態に係る超電導機器100は、超電導コイル部91と、断熱容器111と、冷却装置121と、ホース122と、コンプレッサ123と、ケーブル131と、電源132と、制御装置140とを主に備える。
断熱容器111は、中空円筒状の形状を有しており、その内部に超電導コイル部91を収容する。断熱容器111の内部は、真空状態に維持されている。真空状態とは、大気圧よりも断熱を維持できる程度の減圧状態であることを意味する。
超電導コイル部91は、図1に示した超電導コイル集合体を含む。つまり、超電導機器100は図1に示した超電導コイル集合体10を備える機器である。なお、超電導コイル部91の具体的な構成は後述する。超電導コイル部91は、冷却装置121によって冷却される。冷却装置121は、超電導コイル部91に熱的に接続された冷却ヘッド120を有する。冷却装置121は、たとえばギフォード・マクマホン式冷凍機、パルス管冷凍機またはスターリング式冷凍機である。冷却装置121は、ホース122を介して、コンプレッサ123につながっている。冷却装置121は、超電導コイル部91を構成する超電導コイル集合体に含まれる酸化物超電導材料の臨界温度以下の極低温を冷却ヘッド120に発生させる。冷却ヘッド120で得られた極低温は、伝熱板を介して超電導コイル部91に伝熱される。なお、超電導コイル部91を冷却する冷却部としては、冷却装置121を用いずに、断熱容器111内に収容された液体ヘリウムまたは液体窒素などの冷媒に超電導コイル部91を浸漬させる構成としてもよい。
ケーブル131は、超電導コイル部91と電源132との間に配設される。電源132からケーブル131を経由して超電導コイル部91に通電電流が与えられることにより、超電導コイル部91は磁場(磁束)を発生する。断熱容器111の円筒中心部の空間には、図中の点線で示す範囲内に、MRI装置の撮像領域FOV(Field of View)が形成されている。撮像領域FOVは、断熱容器111の外側に位置し、室温かつ大気圧に保持可能である。このため、被検者は、自身の被検査領域を撮像領域FOVの中に収めることができる。
制御装置140は、超電導コイル部91の通電電流を制御する。一例として、制御装置140は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶部とを含むマイクロコンピュータを主体として構成される。
図3は、図2に示した超電導コイル部91の構成例を概略的に示す図である。図3を参照して、超電導コイル部91は、複数の超電導コイル集合体と、傾斜磁場コイル21と、シム22,24とを含む。
図3の構成例では、複数の超電導コイル集合体は、6個の超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20により構成されている。6個の超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20は、基本的に図1に示した超電導コイル集合体10と同様の構成を備え、コイル中心軸を共通にして、互いに間隔を隔てて配置される。コイル中心軸は、赤道面8に垂直となるZ軸に一致するように設定されている。
超電導コイル集合体14,16は、赤道面8を対称面として対向配置されている。超電導コイル集合体12,18は、赤道面8を対称面として対向配置されている。超電導コイル集合体10,20は、赤道面8を対称面として対向配置されている。6個の超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20にそれぞれ一定電流を流すことにより、撮像領域FOVにZ軸方向の磁場を発生させることができる。
超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20の内周側には、コイル中心軸をZ軸に一致させて傾斜磁場コイル21が配置されている。傾斜磁場コイル21は、撮像領域FOV内の位置情報を得る目的で、撮像領域FOVの均一磁場に重畳する形で、磁場を空間的に変化させた傾斜磁場を生成する。
シム22,24は、傾斜磁場コイル21と超電導コイル集合体10,12,14,17,18,20との間に設けられる。シム22は、傾斜磁場コイル21の外周側の側壁に沿うように配置される。シム24は、断熱容器111の内周側の側壁に沿うように配置される。シム22,24は、撮像領域FOVの均一磁場の均一度をさらに向上させるための磁場調整用鉄材である。撮像領域FOVに発生している磁場の測定結果に基づいてシムを取り付ける位置およびシムの厚さを調整することにより、撮像領域FOVの均一度を調整することができる。
超電導機器100が稼働すると、撮像領域FOVには、白矢印方向の静磁場Bcが発生する。超電導機器100がMRI装置である場合には、静磁場Bcは、3T程度の高強度であって、5ppm程度の高い均一度を有することが求められる。本実施の形態に係る超電導機器100では、超電導コイル部91を構成する超電導コイル集合体10、12,14,16,18,20の寸法精度が高く、上述した磁場の均一度を得ることができる。
<超電導コイル集合体の製造方法>
図4は、超電導コイル集合体を構成する超電導コイルの製造方法を説明するためのフローチャートである。図5は、超電導コイルの製造方法を説明するための平面模式図である。図6は、図5の線分VI−VIにおける断面模式図である。図4〜図6を用いて、本発明の実施の形態に係る超電導コイルおよび超電導コイル集合体の製造方法を説明する。
図4に示すように、本発明の実施の形態に係る超電導コイルの製造方法では、まずコイル準備工程(S10)を実施する。この工程(S10)では、中心軸を中心として超電導線材を巻回したコイル体を準備する。当該コイル体は、第1超電導コイル要素210a(図6参照)と第2超電導コイル要素210b(図6参照)とが電気的に接続され、互いに中心軸が揃うように配置された、ダブルパンケーキコイルを構成する。
次に、コイル体を冶具に固定する工程(S20)を実施する。この工程(S20)では、図6に示すように、当該コイル体の中心軸に沿った方向から一対の冶具201によりコイル体を挟む。このとき、第1超電導コイル要素210aと第2超電導コイル要素210bとの間には緩衝部材としてのガラス繊維紙211を配置しておく。さらに、コイル体を挟むようにセパレータ部材212を配置する。セパレータ部材212は、第1超電導コイル要素210aと冶具201との間、および第2超電導コイル要素210bと冶具201との間に配置される。セパレータ部材212の材料としては、任意の絶縁体を用いることができるが、たとえばガラス繊維強化プラスチック(GFRP)や他の樹脂などを用いてもよい。
また、冶具201の間にはスペーサ203がコイル体とともに配置されている。このスペーサ203は、得られる超電導コイルの厚さを規定する。スペーサ203は、コイル体の外周側および内周側にそれぞれ複数個配置されていてもよい。
一対の冶具201は、固定部材202a、202bにより互いに固定される。また、固定部材202a、202bは、矢印220に示す方向の力を一対の冶具201に加える。固定部材202a、202bは、たとえばそれぞれボルトとナットとの組であってもよい。
図5および図6に示すように、一対の冶具201の平面形状は、コイル体の平面形状に対応した円環状の形状である。平面視において複数の固定部材202aはコイル体の外周を囲むように環状に配置されている。複数の固定部材202bはコイル体の内周側において環状に配置されている。コイル体の中心軸から見て、内周側の固定部材202bと外周側の固定部材202aとは重ならない位置に配置されている。すなわち、コイル体の中心軸から見て、内周側に位置する複数の固定部材202bの周方向における位置は、外周側に位置する複数の固定部材202aの周方向における位置とずれている。
このようにすれば、コイル体の中心軸から見て径方向に重なるように外周側の固定部材202aと内周側の固定部材202bとを配置する場合より、固定部材202a、202bを平面視において冶具201の表面に分散して配置できる。このため、固定部材202a、202bにより冶具201を矢印220に示す方向に押圧する力を、冶具201全体により均等に加えることができる。このため、一対の冶具201間の間隔、つまり得られる超電導コイルの厚さの精度を向上させることができる。
つぎに、樹脂含浸工程(S30)を実施する。この工程(S30)では、冶具201により挟まれたコイル体に樹脂を含浸する。この結果、コイル体の表面を覆うように樹脂が配置される。また、第1超電導コイル要素210aと第2超電導コイル要素210bとの間に位置する緩衝部材としてのガラス繊維紙211に樹脂が含浸される。この状態で樹脂を硬化させる。その後、当該樹脂が硬化してコイル体と一体となった超電導コイルを冶具201から取り外す。このようにして、本実施の形態に係る超電導コイルが得られる。得られた超電導コイルはダブルパンケーキコイルである。超電導コイルは、第1超電導コイル要素210aと、第2超電導コイル要素210bと、ガラス繊維紙211に樹脂が含浸された中間層とを含む。第2超電導コイル要素210bは、第1超電導コイル要素210aと電気的に接続されるとともに、第1超電導コイル要素210aと間隔を隔てて積層される。中間層は、上記間隔を充填するように配置される。中間層は、樹脂の内部にガラス繊維の一例であるガラス繊維紙211が埋設されたものである。
超電導コイルの厚さはスペーサ203により規定された一対の冶具201の間隔により正確に規定されている。また、第1超電導コイル要素210aおよび第2超電導コイル要素210bを構成する超電導線材のサイズ(幅)に製造誤差がある場合、第1超電導コイル要素210aおよび第2超電導コイル要素210bのサイズにばらつきが発生する。このような場合であっても、緩衝部材としてのガラス繊維紙211は十分柔らかく変形可能であるため、第1超電導コイル要素210aおよび第2超電導コイル要素210bのサイズのばらつきをガラス繊維紙211により吸収できる。
上記のような工程により複数の超電導コイルを準備し、当該複数の超電導コイルを伝熱板2とともに積層配置し固定することで、図1に示すような超電導コイル集合体10を得ることができる。なお、積層された超電導コイルの固定方法は、任意の方法を採用できる。たとえば、積層方向の両端に、複数の超電導コイルを挟むようにフランジ部材を配置し、当該フランジ部材間を繋ぐフランジ固定部材を配置してもよい。
<作用効果>
上述した本実施の形態に係る超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20は、積層配置された複数の超電導コイルを備え、下記の式(1)を満足する。
Figure 2019212864
また、上記超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20は、下記の式(2)を満足してもよい。
Figure 2019212864
このようにすれば、超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20を構成する超電導コイル1a〜1dの厚さT1〜T4のばらつきが小さくなっているので、超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20の厚さ(図3に示す複数の超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20の積層方向における厚さ)が、複数の超電導コイル1a〜1dの厚さT1〜T4のばらつきに起因して変動することを抑制できる。このため、超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20の厚さの寸法精度を向上させることができる。したがって、図3に示すように複数の超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20をその厚さ方向に並べてにより磁場を発生させる場合に、当該超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20の厚さ方向における寸法や配置の設計値に対するばらつきを抑制できる。この結果、発生させる磁場の分布について設計値からのずれを抑制でき、高い均一性を有する磁場を形成できる。
超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20では、複数の超電導コイル1a〜1dのすべてにおいて、厚さと上記厚さの平均値Tavとの差の絶対値の、上記厚さの平均値Tavに対する割合が1%以下であってもよく、当該割合が0.3%以下であってもよい。この場合、超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20を構成するすべての超電導コイルについて厚さのばらつきが抑制されているので、高い寸法精度を有する超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20を実現できる。このため、発生させる磁場の分布について設計値からのずれを抑制でき、高い均一性を有する磁場を形成できる。
上記超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20において、複数の超電導コイル1a〜1dの少なくとも1つはダブルパンケーキコイルである。この場合、第1超電導コイル要素210a(図6参照)および第2超電導コイル要素210b(図6参照)を構成する超電導線材のサイズにばらつきがあっても、樹脂含浸工程(S30)において、中間層となるガラス繊維紙211により当該ばらつきを吸収して、超電導コイル1a〜1dの厚さを設計値に近い値となるように調整できる。
本実施の形態に係る超電導機器100は、上記超電導コイル集合体10,12,14,16,18,20を備える。この場合、高い均一性を有する磁場を形成可能な超電導機器を実現できる。
本実施の形態に係る超電導コイルの製造方法では、図4〜図6に示すように、中心軸を中心として超電導線材を巻回したコイル体を準備する工程であるコイル準備工程(S10)を実施する。次に、当該コイル体を、中心軸に沿った方向から一対の冶具201により挟む工程である冶具に固定する工程(S20)を実施する。次に、冶具201により挟まれたコイル体に樹脂を含浸する樹脂含浸工程(S30)を実施する。工程(S20)では、一対の冶具201の間にコイル体とともにスペーサ203を配置する。当該スペーサ203は、得られる超電導コイルの厚さを規定する。
このようにすれば、樹脂含浸工程(S30)において冶具201の間隔をスペーサ203により正確に規定できるので、樹脂含浸後の超電導コイルの厚さを正確に規定することができる。この結果、厚さの寸法精度の高い超電導コイル1a〜1dを得ることができる。
上記超電導コイル集合体10の製造方法では、上記超電導コイルの製造方法を用いて複数の超電導コイル1a〜1dを製造する工程を実施する。次に、複数の超電導コイル1a〜1dを積層する工程を実施する。
このようにすれば、正確に厚さが規定された複数の超電導コイル1a〜1dを用いるので、厚さの寸法精度の高い超電導コイル集合体10を得ることができる。
(実施例)
本発明の実施の形態の効果を確認するためにシミュレーション計算を行った。以下、具体的に説明する。
<シミュレーション条件>
図7は、実施例において検討した超電導コイル集合体の配置を説明するための図である。図7の横軸は、超電導コイル集合体を6個並べて構成される超電導コイル部の、中心軸に沿った方向であるZ軸を示している。当該Z軸の原点は、超電導コイル部の中心になっている。図7の縦軸は、超電導コイル部の中心軸から径方向に向かうX軸を示している。図7に示すように、超電導コイル部は6個の超電導コイル集合体231〜236を含む。
超電導コイル集合体231〜236の内周側半径は345mmである。超電導コイル集合体231について、外周側半径は410mm、Z軸方向における両端部の位置は−539mmおよび−377mmである。超電導コイル集合体232について、外周側半径は396mm、Z軸方向における両端部の位置は−238mmおよび−162mmである。超電導コイル集合体233について、外周側半径は381mm、Z軸方向における両端部の位置は−99mmおよび−23mmである。超電導コイル集合体234について、外周側半径は381mm、Z軸方向における両端部の位置は23mmおよび99mmである。超電導コイル集合体235について、外周側半径は396mm、Z軸方向における両端部の位置は162mmおよび238mmである。超電導コイル集合体236について、外周側半径は410mm、Z軸方向における両端部の位置は377mmおよび539mmである。超電導コイル集合体231〜233と超電導コイル集合体236,235,234とは、Z軸方向の原点を通り、当該Z軸に垂直な面に対して面対称となるように配置されている。
また、各超電導コイル集合体231〜236について、超電導コイル集合体231,236のターン数が130〜135、超電導コイル集合体232,235のターン数が100〜105、超電導コイル集合体233,234のターン数が70〜75、通電電流が295A〜300A、という条件を用いた。
シミュレーションの対象とした構成としては、超電導コイル集合体231〜236を構成する超電導コイルの厚さがすべて1%小さくなった場合、つまり超電導コイル集合体231〜236のZ軸方向における長さが1%小さくなった場合を構成例1とした。また、超電導コイル集合体231〜236のZ軸方向における長さが1%長くなった場合を構成例2とした。また、超電導コイル集合体231〜236のZ軸方向における長さが0.3%短くなった場合を構成例3とした。また、超電導コイル集合体231〜236のZ軸方向における長さが0.3%長くなった場合を構成例4とした。
各構成例1〜4について、Z軸方向の原点(Z=0の点)を通りZ軸に垂直な面において、Z軸を中心としX軸方向に沿った短軸を200mm、X軸およびZ軸にそれぞれ垂直なY軸方向に沿った長軸を250mmとした楕円の評価領域を設定した。なお、当該評価領域は図2に示した撮像領域FOVに対応する。当該評価領域における、磁場強度のばらつきを評価した。評価方法としては、当該評価領域の中心(Z軸との交点)における磁場強度に対する、評価領域内の他の位置での磁場強度の差分を求めた。当該差分の、上記中心における磁場強度に対する割合を評価値として算出した。
<結果>
構成例1および構成例2に関して、評価領域内の各位置における上記評価値は、概ね±4ppmの範囲に入っていた。また、構成例3および構成例4に関して、評価領域内の各位置における上記評価値は、概ね±3ppmの範囲に入っていた。このような評価値のばらつきの程度であれば、図3に示したシム22,24などによる調整によって実用上問題の無い均一な磁場とすることができる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a,1b,1d 超電導コイル
2 伝熱板
8 赤道面
10,12,14,16,17,18,20,231,232,233,234,235,236 超電導コイル集合体
21 傾斜磁場コイル
22,24 シム
91 超電導コイル部
100 超電導機器
111 断熱容器
120 冷却ヘッド
121 冷却装置
122 ホース
123 コンプレッサ
131 ケーブル
132 電源
140 制御装置
201 冶具
202a,202b 固定部材
203 スペーサ
210a 第1超電導コイル要素
210b 第2超電導コイル要素
211 ガラス繊維紙
212 セパレータ部材
220 矢印

Claims (6)

  1. 積層配置された複数の超電導コイルを備え、
    前記複数の超電導コイルの数をn、前記複数の超電導コイルのそれぞれの厚さをTiとし、iは1からnまでの任意の整数とし、前記複数の超電導コイルの前記厚さの平均値をTavとしたときに、下記の式(1)を満足する、超電導コイル集合体。
    Figure 2019212864
  2. 前記複数の超電導コイルのすべてにおいて、前記厚さと前記厚さの前記平均値との差の絶対値の、前記厚さの前記平均値に対する割合が1%以下である、請求項1に記載の超電導コイル集合体。
  3. 下記の式(2)を満足する、請求項1または請求項2に記載の超電導コイル集合体。
    Figure 2019212864
  4. 前記複数の超電導コイルのすべてにおいて、前記厚さと前記厚さの前記平均値との差の絶対値の、前記厚さの前記平均値に対する割合が0.3%以下である、請求項3に記載の超電導コイル集合体。
  5. 前記複数の超電導コイルの少なくとも1つはダブルパンケーキコイルであり、
    前記ダブルパンケーキコイルは、
    第1超電導コイル要素と、
    前記第1超電導コイル要素と電気的に接続されるとともに、前記第1超電導コイル要素と間隔を隔てて積層された第2超電導コイル要素と、
    前記間隔を充填するように配置され、樹脂の内部にガラス繊維が埋設された中間層と、を含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超電導コイル集合体。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の超電導コイル集合体を備える、超電導機器。
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