JP2019211107A - 乾燥風供給装置 - Google Patents

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茂 大石
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勝也 山下
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Abstract

【課題】バーナの吹き出し音を抑制しつつ穀物を速やかに乾燥する乾燥風供給装置を提供する。【解決手段】穀物が入れられた乾燥室8内に乾燥風を供給して穀物を乾燥させる乾燥風供給装置3であって、熱風を吹き出すバーナ4と、バーナ4から乾燥室8に向かって延びるように形成されてバーナ4から吹き出された熱風を先端部側へ導く炎導管5と、炎導管5から乾燥室8に向かってそれぞれ延びるように配置され、炎導管5で導かれた熱風を乾燥室8に向かって吹き出すことにより乾燥室8内に乾燥風を供給する複数の供給管12aおよび12bとを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、乾燥風供給装置に係り、特に、穀物が入れられた乾燥室内に乾燥風を供給して穀物を乾燥させる乾燥風供給装置に関する。
従来から、籾などの穀物が入れられた乾燥室内に乾燥風を供給して穀物を乾燥させる乾燥風供給装置が実用化されている。例えば、熱風を吹き出すバーナを配置し、このバーナから吹き出される熱風を外気と混合して乾燥室内に供給することで、乾燥室内の穀物を乾燥させることができる。ここで、穀物の乾燥速度に応じて乾燥風供給装置の駆動音、例えばバーナから熱風を吹き出す吹き出し音が大きくなる場合があり、この駆動音を低減しつつ穀物を速やかに乾燥させることが求められている。
そこで、乾燥風供給装置の駆動音を低減する技術として、例えば、特許文献1には、ヒータを熱源とする第2燃焼手段を燃焼装置に追加して、乾燥運転の騒音を低減すると共に排気ガスを低減する穀物乾燥機が提案されている。この穀物乾燥機は、昼間時はバーナを熱源として穀物を乾燥させ、夜間時はセラミックヒータを熱源として穀物を乾燥させるため、夜間時の駆動音を低減すると共にセラミックヒータとバーナにより穀物を速やかに乾燥させることができる。
特開2001−133153号公報
しかしながら、乾燥風供給装置の駆動音を低減するためにバーナを停止させるため、穀物乾燥機の機能が制限されるといった問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、バーナの吹き出し音を抑制しつつ穀物を速やかに乾燥する乾燥風供給装置を提供することを目的とする。
この発明に係る乾燥風供給装置は、穀物が入れられた乾燥室内に乾燥風を供給して穀物を乾燥させる乾燥風供給装置であって、熱風を吹き出すバーナと、バーナから乾燥室に向かって延びるように形成されてバーナから吹き出された熱風を先端部側へ導く炎導管と、炎導管から乾燥室に向かってそれぞれ延びるように配置され、炎導管で導かれた熱風を乾燥室に向かって吹き出すことにより乾燥室内に乾燥風を供給する複数の供給管とを備えるものである。
ここで、複数の供給管は、炎導管の延在方向に並んで配置することができる。
また、複数の供給管は、炎導管の周方向に並んで配置することができる。
また、複数の供給管は、横断面の面積を互いに足し合わせた総面積が炎導管の横断面の面積以上になるように形成することができる。
また、炎導管は、乾燥室において穀物が流下する流下方向に対して交差する方向にバーナから延びるように配置された主管と、主管から上方に延びるように配置されて乾燥室に側部が対向する対向管とを有し、複数の供給管が、対向管の側部から乾燥室に向かってそれぞれ延びるように配置されることが好ましい。
また、複数の供給管の延長線に重なるように配置され、複数の供給管から吹き出される熱風の流れを乱すように形成された乱流形成部をさらに有することが好ましい。
乱流形成部は、板形状を有すると共に複数の供給管にそれぞれ対応して配置され、複数の供給管の先端部近傍から複数の供給管の延長線上に張り出すように配置された複数の乱流板を有し、複数の乱流板を避けるように熱風の流れが乱されて外気と混合された乾燥風が乾燥室内に供給されることが好ましい。
また、複数の乱流板は、基端部から先端部に向かって幅が徐々に小さくなるように形成することが好ましい。
この発明によれば、複数の供給管が、対向部から乾燥室に向かってそれぞれ延びるように配置され、対向部へ導かれた熱風を乾燥室に向かって吹き出すことにより乾燥室内に乾燥風を供給するので、バーナの吹き出し音を抑制しつつ穀物を速やかに乾燥する乾燥風供給装置を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る乾燥風供給装置を備えた穀物乾燥機の構成を示す図である。 乾燥風供給装置の構成を示す図である。 複数の供給管と乱流形成部の構成を示す図である。 乾燥室の要部を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(a)および(b)に、この発明の実施の形態に係る乾燥風供給装置を備えた穀物乾燥機の構成を示す。ここで、図1(a)は正面図であり、図1(b)は側面図である。この穀物乾燥機は、乾燥機本体1と、搬送部2と、乾燥風供給装置3とを有する。
乾燥機本体1は、上下方向D1に長く形成された箱形状を有し、内部に穀物を入れて乾燥させるための乾燥室が形成されている。穀物としては、例えば籾および麦などが挙げられる。
搬送部2は、乾燥機本体1の一側部1aに沿って上下方向D1に延びるように配置され、乾燥機本体1の下部から上部に穀物を順次搬送して、上部から乾燥機本体1の乾燥室に穀物を投入するものである。これにより、乾燥機本体1の乾燥室を穀物が順次流下し、乾燥機本体1の下部に達した穀物が再び搬送部2で搬送されることにより穀物が循環される。搬送部2は、例えば、バケットを昇降させて穀物を搬送する、いわゆるバケット式の搬送装置を用いることができる。
乾燥風供給装置3は、乾燥機本体1の一側部1a側に配置されたバーナ4を有し、このバーナ4が炎導管5を介して生成部6に接続されている。また、乾燥機本体1において一側部1aの反対側に位置する他側部1bには排気ファン7が配置されている。
バーナ4は、熱風を生成して吹出口4aから熱風を吹き出すもので、上下方向D1に直交する幅方向D2に熱風を吹き出すように配置されている。
炎導管5は、バーナ4から吹き出された熱風を生成部6に導くもので、管形状を有し、バーナ4の吹出口4aから生成部6に向かって延びるように形成されている。
生成部6は、炎導管5で導かれた熱風を外気と混合して乾燥風を生成するためのもので、箱形状を有し、その内部に乾燥風を生成するための生成室が形成されている。また、生成部6には、生成室に外気を取り入れるための取入口6aが設けられている。この取入口6aには、外気中の藁くずなどの大きなゴミおよびネズミなどの小動物などが生成室に入らないようにメッシュ状のフィルタが配置されている。
排気ファン7は、乾燥機本体1の乾燥室に接続され、生成部6から乾燥室内に供給される乾燥風を乾燥機本体1の他側部1b側から外部に排出するものである。
次に、乾燥風供給装置3の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、生成部6は、乾燥機本体1の乾燥室8に対向するように配置されている。乾燥機本体1の一側部1aには、乾燥室8に開口する2つの開口部8aおよび8bが形成されており、生成部6は、この開口部8aおよび8bを覆うように配置されている。また、生成部6の内部には、開口部8aおよび8bを介して乾燥室8と連通する生成室11が形成されている。
炎導管5は、バーナ4から乾燥機本体1の乾燥室8に向かってL字状に延びるように配置されている。具体的には、炎導管5は、バーナ4から幅方向D2に延びるように配置、すなわち乾燥室8を流下する穀物の流下方向と直交する方向に延びるように配置された主管9と、主管9から上方に延びるように配置された対向管10とを有する。
主管9は、円管形状を有し、バーナ4の吹出口4aに接続されてバーナ4から吹き出される熱風を幅方向D2に導くものである。
対向管10は、円管形状を有し、主管9の先端部近傍に接続されて主管9で導かれた熱風を上方に導くものである。対向管10は、上半部が生成部6の生成室11内に配置されており、その側部が乾燥室8の一側部1aに対向して対向部10aを形成する。
ここで、対向管10には、対向部10aから乾燥室8に向かって延びるように形成された複数の供給管12aおよび12bが配置されている。具体的には、複数の供給管12aと複数の供給管12bは、対向部10aの周方向に異なる位置において対向部10aの延在方向に並ぶように配置されている。複数の供給管12aは、乾燥機本体1の開口部8aに対応して配置されており、開口部8aに向かって延びるように形成されている。一方、複数の供給管12bは、乾燥機本体1の開口部8bに対応して配置されており、開口部8bに向かって延びるように形成されている。
さらに、複数の供給管12aの先端部近傍に乱流形成部13aが配置され、複数の供給管12bの先端部近傍に乱流形成部13bが配置されている。
乱流形成部13aは、複数の供給管12aにわたるように上下方向D1に延びる板形状を有し、複数の供給管12aの間に対応する部分を切り欠いて隙間Gが形成されている。これにより、互いに連結された複数の乱流板14aが、複数の供給管12aに対応して配置されることになる。複数の乱流板14aは、複数の供給管12aの先端部近傍から乾燥室8側に張り出すように配置され、基端部から先端部に向かって幅が徐々に小さくなるように形成されている。
同様に、乱流形成部13bは、複数の供給管12bにわたるように上下方向D1に延びる板形状を有し、複数の供給管12bの間に対応する部分を切り欠いて隙間Gが形成されている。これにより、互いに連結された複数の乱流板14bが、複数の供給管12bに対応して配置されることになる。複数の乱流板14bは、複数の供給管12bの先端部近傍から乾燥室8側に張り出すように配置され、基端部から先端部に向かって幅が徐々に小さくなるように形成されている。
次に、複数の供給管12aおよび12bと乱流形成部13aおよび13bの構成について詳細に説明する。
図3(a)に乾燥機本体1の他側部1b側から一側部1a側に見た時の正面図を示し、図3(b)に上面図を示す。このように、複数の供給管12aと複数の供給管12bは、対向部10aの延在方向に並んで配置されると共に対向部10aの周方向に並んで配置されている。また、複数の供給管12aおよび12bは、横断面P1の面積を互いに足し合わせた総面積が対向管10の横断面P2の面積以上になるように形成されている。ここで、横断面P1は、複数の供給管12aおよび12bの延在方向に直交する断面であり、横断面P2は、対向管10の延在方向に直交する断面である。
また、乱流形成部13aおよび13bは、それぞれ、複数の供給管12aおよび12bの延長線に重なるように配置されている。具体的には、複数の乱流板14aおよび14bが、複数の供給管12aおよび12bの先端部近傍から複数の供給管12aおよび12bの延長線上に張り出すように配置されている。
これにより、複数の供給管12aおよび12bから吹き出される熱風の流れが、複数の乱流板14aおよび14bを避けるように乱される。そして、熱風の流れが乱されることにより、熱風が外気と混合されて乾燥風を生成し、その乾燥風が乾燥機本体1の乾燥室8に供給されることになる。
次に、乾燥機本体1の乾燥室8の構成について詳細に説明する。
図4に示すように、乾燥室8には、乾燥風を流通させるための複数の流通室15a,15b,15c,15dおよび15eと、穀物が流下する複数の流下室16a,16b,16cおよび16dとが配置されている。
複数の流通室15a〜15eと複数の流下室16a〜16dは、幅方向D2に交互に並んで配置されている。すなわち、流通室15aと流通室15bの間に流下室16aが配置されると共に、流通室15bと流通室15cの間に流下室16bが配置され、流通室15cと流通室15dの間に流下室16cが配置され、さらに流通室15dと流通室15eの間に流下室16dが配置されている。
ここで、流通室15dに対応して開口部8aが形成されており、開口部8aを介して生成室11から流通室15dに乾燥風が供給される。同様に、流通室15bに対応して開口部8bが形成されており、開口部8bを介して生成室11から流通室15bに乾燥風が供給される。一方、流通室15a,15cおよび15eは、排気ファン7に接続されている。
複数の流下室16a〜16dは、それぞれ穀物が流下するように形成されている。また、複数の流通室15a〜15eと複数の流下室16a〜16dとの間に配置された隔壁17には、複数の開孔部18が形成されている。これにより、流通室15bおよび15dに供給された乾燥風は、複数の開孔部18を介して流下室16a〜16dに流入し、そのまま流下室16a〜16dを横断して流通室15a,15cおよび15eから排気ファン7により外部に排出される。
次に、この実施の形態の動作について説明する。
まず、図1に示すように、乾燥機本体1に収容された穀物が搬送部2により乾燥機本体1の下部から上部に搬送されて、乾燥機本体1の上部から内部に順次投入される。乾燥機本体1内に投入された穀物は、乾燥機本体1内を流下して乾燥機本体1の下部まで達すると、再度、搬送部2により搬送される。これにより、乾燥機本体1と搬送部2の間で穀物が循環することになる。
また、乾燥風供給装置3および排気ファン7が駆動されて、バーナ4から熱風が吹き出され、その吹き出された熱風が炎導管5により生成部6へ導かれる。具体的には、図2に示すように、バーナ4から炎導管5の主管9に熱風が吹き出されると、その熱風が主管9の先端部近傍まで導かれ、その後、対向管10により生成部6の生成室11に向かって上方に導かれる。そして、対向管10の対向部10aに導かれた熱風は、複数の供給管12aおよび12bから乾燥機本体1の開口部8aおよび8bに向かって吹き出される。
このとき、複数の供給管12aおよび12bは、対向部10aから開口部8aおよび8bに向かって延びるように形成されているため、熱風の吹き出し音を乾燥機本体1に向かって指向性を持たせて伝搬させることができる。このため、例えば対向管10に複数の開口を形成して熱風を吹き出す場合と比較して、吹き出し音を乾燥機本体1側の狭い範囲に伝搬させることができ、吹き出し音が外部に漏れることを抑制することができる。また、炎導管5を長く形成することなく、複数の供給管12aおよび12bを配置するだけで熱風の吹き出し音を抑制するため、炎導管5をコンパクトに形成して省スペース化することができる。
また、図3(a)および(b)に示すように、複数の供給管12aおよび12bは、横断面P1の面積を互いに足し合わせた総面積が対向管10の横断面P2の面積以上になるように形成されている。これにより、対向管10内の圧力が高まることを抑制することができ、複数の供給管12aおよび12bから熱風をスムーズに吹き出して熱風の吹き出し音を抑制することができる。
このようにして、複数の供給管12aおよび12bから吹き出された熱風は、複数の供給管12aおよび12bの延長線上に張り出すように配置された複数の乱流板14aおよび14bに妨げられて流れが乱される。ここで、生成室11には、排気ファン7の排気に従って取入口6aから外気が取り入れられている。このため、複数の乱流板14aおよび14bで熱風の流れが乱されることにより、熱風を外気と混合して温度が平均化された乾燥風を簡単に生成することができる。
このとき、複数の乱流板14aおよび14bは、互いの間に隙間Gが形成されているため、複数の乱流板14aおよび14bを避けた熱風が隙間Gを通して大きく蛇行するように流通させることができ、熱風が外気と充分に混合された乾燥風を生成することができる。
また、複数の乱流板14aおよび14bは、基端部から先端部に向かって幅が徐々に小さくなるように形成されているため、複数の乱流板14aおよび14bを避けた熱風をスムーズに外気と混合させることができ、熱風の吹き出し音を抑制しつつ熱風を外気と混合させることができる。
さらに、図3(b)に示すように、複数の乱流板14aおよび14bは、複数の供給管12aおよび12bから吹き出される熱風の流れをスムーズに変えるような角度で複数の供給管12aおよび12bに配置されている。このため、熱風の吹き出し音を抑制しつつ熱風を外気と混合させることができる。
また、複数の供給管12aおよび12bから熱風を吹き出すため、例えば対向管10から熱風を一度に吹き出すものと比較して、乾燥室8の幅広い範囲に熱風を吹き出すことができ、乾燥室8内の穀物を速やかに乾燥させることができる。
ここで、複数の供給管12aおよび12bは、対向部10aの延在方向および周方向に並んで配置されているため、乾燥室8の幅広い範囲に的確に熱風を吹き出すことができ、乾燥室8内の穀物をより速やかに乾燥させることができる。
さらに、対向管10は、主管9から上方に延びるように配置、すなわち穀物の流下方向に沿うように配置されているため、例えば乾燥室8の下側から熱風を供給する場合と比較して、穀物の間を通すように乾燥風を供給することができ、乾燥室8内の穀物をより速やかに乾燥させることができる。
このようにして、熱風を外気と混合して生成された乾燥風は、図4に示すように、開口部8aおよび8bを介して流通室15bおよび15dに供給される。ここで、流通室15a,15cおよび15e内の空気は排気ファン7により外部に順次排気されている。このため、流通室15bおよび15dに供給された乾燥風は、隔壁17に形成された複数の開孔部18を介して、流通室15a,15cおよび15eに向かって流下室16a〜16dを横断するように流通する。このとき、流下室16a〜16dには、乾燥機本体1の上部から投下された穀物が順次流下しており、流下室16a〜16dを流通する乾燥風により穀物を乾燥させることができる。
このとき、乱流形成部13aおよび13bが、熱風と外気を充分に混合して乾燥風を生成するため、流下室16a〜16dの穀物を一様に乾燥させることができる。
本実施の形態によれば、複数の供給管12aおよび12bが、対向管10の対向部10aから乾燥室8に向かってそれぞれ延びるように配置され、対向部10aへ導かれた熱風を乾燥室8に向かって吹き出すことにより乾燥室8内に乾燥風を供給する。このため、複数の供給管12aおよび12bから吹き出される熱風を乾燥室8の幅広い範囲に吹き出すと共に熱風の吹き出し音を乾燥室8に向かって伝搬させることができ、バーナ4の吹き出し音を抑制しつつ穀物を速やかに乾燥することができる。
なお、上記の実施の形態では、炎導管5は、乾燥室8の一側部1aに対向管10の対向部10aが対向するように配置されたが、乾燥室8に対向部10aが対向すればよく、これに限られるものではない。例えば、炎導管5は、乾燥室8の底部に対向部10aが対向するように配置することができる。すなわち、複数の供給管12aおよび12bが、乾燥室8の底部に向かって延びるように配置されて、乾燥室8の底部に向かって熱風を吹き出すこともできる。
また、上記の実施の形態では、複数の供給管12aおよび12bは、対向部10aの延在方向に並んで配置されると共に対向部10aの周方向に並んで配置されているが、対向部10aから乾燥室8に向かって延びるように配置されていればよく、これに限られるものではない。例えば、複数の供給管12bを除いて、複数の供給管12aのみを対向部10aに配置することもできる。
また、上記の実施の形態では、複数の供給管12aおよび12bは、乾燥室8に対向する対向管10の対向部10aに配置されたが、炎導管5から乾燥室8に向かってそれぞれ延びるように配置されていればよく、これに限られるものではない。
また、上記の実施の形態では、複数の供給管12aおよび12bは、横断面P1の面積を互いに足し合わせた総面積が対向管10の横断面P2の面積以上になるように形成されたが、横断面P1の面積を互いに足し合わせた総面積が炎導管5の横断面の面積以上になるように形成されていればよく、これに限られるものではない。
また、上記の実施の形態では、乱流形成部13aおよび13bが、複数の供給管12aおよび12bから吹き出される熱風の流れを乱すように配置されたが、乾燥室8内に乾燥風を供給できればよく、乱流形成部13aおよび13bを除いて、複数の供給管12aおよび12bから吹き出される熱風を外気と自然に混合させて乾燥風を生成することもできる。
また、上記の実施の形態では、乾燥風は、複数の供給管12aおよび12bから吹き出される熱風と外気を混合して生成されたが、乾燥室8内の穀物を乾燥させることができればよく、これに限られるものではない。例えば、複数の供給管12aおよび12bから吹き出される熱風を乾燥風として乾燥室8に直接供給することもできる。
また、上記の実施の形態では、乱流形成部13aおよび13bは、複数の供給管12aおよび12bの先端部近傍から張り出すように配置された複数の乱流板14aおよび14bから構成されたが、複数の供給管12aおよび12bの延長線に重なるように配置されて熱風の流れを乱すことができればよく、複数の乱流板14aおよび14bに限られるものではない。
また、上記の実施の形態では、複数の乱流板14aおよび14bは、互いに連結するように形成されたが、複数の供給管12aおよび12bの延長線上に張り出すように形成されていればよく、互いに分離して配置してもよい。
1 乾燥機本体、1a 一側部、1b 他側部、2 搬送部、3 乾燥風供給装置、4 バーナ、4a 吹出口、5 炎導管、6 生成部、6a 取入口、7 排気ファン、8 乾燥室、8a,8b 開口部、9 主管、10 対向管、10a 対向部、11 生成室、12a,12b 複数の供給管、13a,13b 乱流形成部、14a,14b 複数の乱流板、15a〜15e 流通室、16a〜16d 流下室、17 隔壁、18 開孔部、D1 上下方向、D2 幅方向、G 隙間、P1 供給管の横断面、P2 対向管の横断面。

Claims (8)

  1. 穀物が入れられた乾燥室内に乾燥風を供給して前記穀物を乾燥させる乾燥風供給装置であって、
    熱風を吹き出すバーナと、
    前記バーナから前記乾燥室に向かって延びるように形成されて前記バーナから吹き出された熱風を先端部側へ導く炎導管と、
    前記炎導管から前記乾燥室に向かってそれぞれ延びるように配置され、前記炎導管で導かれた前記熱風を前記乾燥室に向かって吹き出すことにより前記乾燥室内に乾燥風を供給する複数の供給管とを備えることを特徴とする乾燥風供給装置。
  2. 前記複数の供給管は、前記炎導管の延在方向に並んで配置されることを特徴とする請求項1に記載の乾燥風供給装置。
  3. 前記複数の供給管は、前記炎導管の周方向に並んで配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の乾燥風供給装置。
  4. 前記複数の供給管は、横断面の面積を互いに足し合わせた総面積が前記炎導管の横断面の面積以上になるように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の乾燥風供給装置。
  5. 前記炎導管は、前記乾燥室において前記穀物が流下する流下方向に対して交差する方向に前記バーナから延びるように配置された主管と、前記主管から上方に延びるように配置されて前記乾燥室に側部が対向する対向管とを有し、
    前記複数の供給管が、前記対向管の側部から前記乾燥室に向かってそれぞれ延びるように配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の乾燥風供給装置。
  6. 前記複数の供給管の延長線に重なるように配置され、前記複数の供給管から吹き出される前記熱風の流れを乱すように形成された乱流形成部をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の乾燥風供給装置。
  7. 前記乱流形成部は、板形状を有すると共に前記複数の供給管にそれぞれ対応して配置され、前記複数の供給管の先端部近傍から前記複数の供給管の延長線上に張り出すように配置された複数の乱流板を有し、
    前記複数の乱流板を避けるように前記熱風の流れが乱されて外気と混合された乾燥風が前記乾燥室内に供給されることを特徴とする請求項6に記載の乾燥風供給装置。
  8. 前記複数の乱流板は、基端部から先端部に向かって幅が徐々に小さくなるように形成されることを特徴とする請求項7に記載の乾燥風供給装置。
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