JP2019210597A - 手洗システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的駆動弁によって開閉される水栓を設けながらも、施工性を向上し得る手洗システムを提供する。【解決手段】手洗システム1は、便器3に内蔵された電源部4にケーブル10を介して接続される電気的駆動弁19によって開閉される水栓20が設けられ、前記便器から離間して設置される手洗ボウル21と、この手洗ボウルの排水側に接続され、前記便器の排水側に接続される排水管7と、壁面8に沿って配設される前記ケーブル及び前記排水管を覆う配管カバー30と、該配管カバーに設けられ、前記便器側と前記手洗ボウル側とに分割された前記ケーブルの便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16とを保持するコネクタホルダ40と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、便器から離間して設置される手洗ボウルを備えた手洗システムに関する。
従来より、便器から離間して設置される手洗器が知られている。このような手洗器としては、手洗水制御ユニットによって手洗水制御弁を開閉させて吐水と止水とがなされる構成とされたものがあった(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2008−303624号公報
しかしながら、上記のような手洗器においては、手洗水制御弁に給電するケーブルを壁内等に施工する必要があるなど更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電気的駆動弁によって開閉される水栓を設けながらも、施工性を向上し得る手洗システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る手洗システムは、便器に内蔵された電源部にケーブルを介して接続される電気的駆動弁によって開閉される水栓が設けられ、前記便器から離間して設置される手洗ボウルと、この手洗ボウルの排水側に接続され、前記便器の排水側に接続される排水管と、壁面に沿って配設される前記ケーブル及び前記排水管を覆う配管カバーと、該配管カバーに設けられ、前記便器側と前記手洗ボウル側とに分割された前記ケーブルの便器側コネクタと手洗ボウル側コネクタとを保持するコネクタホルダと、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る手洗システムは、上述のような構成としたことで、電気的駆動弁によって開閉される水栓を設けながらも、施工性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る手洗システムの一例を模式的に示す概略斜視図である。 同手洗システムの一部を省略した概略正面図である。 図2におけるY1−Y1線矢視に対応させた一部破断概略側面図である。 (a)は、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部省略概略横断面図、(b)は、(a)に対応させた概略分解横断面図である。 (a)、(b)は、同手洗システムが備えるコネクタホルダの一例を模式的に示す概略背面図である。 (a)は、図2におけるY2−Y2線矢視に対応させた一部省略概略縦断面図、(b)は、(a)に対応させた一部省略概略分解縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、手洗システムを設置した状態を基準として、上下方向等を説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る手洗システムの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る手洗システム1は、図1に示すように、水栓20が設けられ、便器3から離間して設置される手洗ボウル21と、この手洗ボウル21の排水側に接続され、便器3の排水側に接続される排水管7(図2参照)と、を備えている。
便器3は、腰掛式(いわゆる洋式)とされ、トイレ空間内の床や壁等の設置部に設置される。この便器3には、上方に向けて開口するすり鉢状とされたボウル部(便鉢)や、起倒自在(回転自在)とされた便座、便蓋5等が設けられている。この便器3には、水道管等の給水管に接続される給水機構や、床側または壁側の排水管に接続される排水機構等が設けられている。給水管は、例えば、便器奥行方向奥側の奥壁面8から導出された水道管等に止水栓を介して接続されたものでもよい。また、便器3を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、いわゆるタンクレスタイプとした例を示している。
また、この便器3には、内蔵された電源部4(図2参照)に接続された電気機器が設けられている。このような電気機器としては、便座や便蓋5を開閉する開閉装置や、ボウル部内を脱臭する脱臭装置、便座を温める加熱装置、局部を洗浄する局部洗浄装置、これらを操作するリモコン装置の各種信号を送受信する送受信装置、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサー、制御部等が挙げられる。また、電気機器としては、ボウル部の底部に設けられた排水口に接続された筒状トラップを回動させて排水及び封水する構成とされたいわゆる機械式排出機構の駆動機構でもよい。
電源部4は、商用電源を直流に整流して上記した各種電気機器に給電する構成とされたものでもよい。なお、便器3には、電源部4に加え、上記した種々の電気機器に信号線等を介して接続され、これらを制御する制御部等が設けられている。また、電源部4は、トイレ空間を区画する奥壁面8や側壁面9に設けられた差込接続器(コンセント)にケーブルを介して接続される。
手洗ボウル21は、便器3の幅方向一方側の側壁面9に沿うように設置される手洗装置2に設けられている。この手洗装置2は、手洗ボウル21の一内側面を構成するように、かつ側壁面9に沿って立ち上がるように設けられた立上壁部を備えている。この立上壁部に付設状に水栓20が設けられている。この水栓20は、便器3に内蔵された電源部4にケーブル10を介して接続される電気的駆動弁19(図2参照)によって開閉される。また、この水栓20には、手洗側給水管6(図2参照)が接続されている。この手洗側給水管6は、手洗装置2に設けられた立上壁部内を経て水栓20に接続されている。
電気的駆動弁19は、手洗側給水管6の途中部位に介在され、水栓20への給水と止水とが電気的に切替可能とされている。このような電気的駆動弁19としては、ソレノイドによって開閉される電磁弁でもよく、モーターによって開閉される電動弁でもよい。
また、この電気的駆動弁19は、開閉制御部20a(図2参照)によって開閉がなされるものでもよい。この開閉制御部20aは、電源部4にケーブル10を介して接続され、水栓20に設けられた吐水スイッチや赤外線センサー等でもよい。また、このような開閉制御部20aの操作または検知に基づいて電気的駆動弁19の開閉を制御する制御部は、便器3に設けられたものでもよく、または、手洗装置2に設けられたものでもよい。なお、この制御部には、信号線を構成するケーブル10を介して電気的駆動弁19及び開閉制御部20aが接続される。また、上記のような開閉制御部20aを設けた態様に代えて、または加えて、便器3の洗浄操作に連動して電気的駆動弁19の開閉制御がなされるものでもよい。
また、手洗装置2には、手洗ボウル21の下方側に位置するように収納部22が設けられている。図示を省略しているが、この収納部22に、手洗側給水管6や電気的駆動弁19、手洗側に設けられる場合の制御部、手洗ボウル21の排水側に接続されたトラップ部等が収納される。また、この収納部22の便器奥行方向奥側の側壁部(奥壁面8側の側壁部)を貫通するように、手洗側給水管6やトラップ部に接続された排水管7(図2参照)、ケーブル10が配設される。
なお、この収納部22は、このような機器や配管、配線等の収納に加えて、掃除用具等の種々の物品の収納が可能な構成とされたものでもよい。この場合は、収納部22を、床上に設置されるキャビネット状とされたものでもよい。
また、手洗装置2は、収納部22の便器奥行方向奥側の側壁部から側壁面9に沿って延びるように設けられる棚板23を備えている。この棚板23の下方側にペーパーホルダー等を設けた構成としてもよい。
また、手洗システム1は、図1〜図3に示すように、壁面(奥壁面)8に沿って配設されるケーブル10及び排水管7を覆う配管カバー30を備えている。本実施形態では、この配管カバー30を、奥壁面8に沿って水平状に配される横配管カバーとしている。また、手洗システム1は、この配管カバー30に加えて、手洗装置2の収納部22の側壁部から導出され、側壁面9に沿って便器奥行方向に沿う方向に延びるように配されるケーブル10、手洗側給水管6及び排水管7を覆う側方配管カバー24を備えている。また、手洗システム1は、この側方配管カバー24の奥壁面8側端部に連通するように設けられ、上下方向に延びるように配されるケーブル10、手洗側給水管6及び排水管7を覆う縦配管カバー27を備えている。
側方配管カバー24は、便器奥行方向に沿う方向に延びる長尺筒状とされ、手洗装置2の収納部22の側壁部から奥壁面8までの便器奥行方向に沿う寸法に応じた長さとされている。また、この側方配管カバー24は、図2に示すように、側壁面9に固定される取付ベース25と、この取付ベース25に保持されるカバー本体26と、を備えている。本実施形態では、カバー本体26は、取付ベース25に対して着脱自在に取り付けられる構成とされている。
取付ベース25は、側壁面9に沿うように固定される平板状部と、この平板状部の幅方向両端部(上下方向両端部)から側壁面9に対向する側壁面(不図示)に向けて突出するように設けられ、先端部に係止部25a,25aを有した係合片部と、を備えている。図例では、係止部25a,25aを、平板状部の幅方向外側に向けて突出する係止爪状とした例を示している。
カバー本体26は、側壁面9と平行状に配される表面板状部と、この表面板状部の幅方向両端部(上下方向両端部)から側壁面9に向けて延びるように設けられた上側板状部及び下側板状部と、を備えている。つまり、カバー本体26は、側壁面9に向けて開口する略U字状(略C字状)とされている。また、このカバー本体26の上側板状部及び下側板状部は、取付ベース25の上下両側の係合片部の上下方向外側に位置するように配される構成とされている。つまり、取付ベース25の上下両側の係合片部は、カバー本体26の上側板状部及び下側板状部によって覆われる構成とされている。
また、このカバー本体26の上側板状部及び下側板状部の先端部には、取付ベース25の係止部25a,25aに脱離可能に係止される被係止部26a,26aが設けられている。これら被係止部26a,26aは、係止部25a,25aに対応させて、互いに向き合う方向に向けて突出する係止爪状とされている。
なお、カバー本体26を取付ベース25に対して着脱自在に取り付ける態様としては、このような係止部25a,25aや被係止部26a,26aを設けた態様に代えて、ねじ等の止具によって取り付ける態様等としてもよく、その他、種々の変形が可能である。
また、このカバー本体26の下側板状部の奥壁面8側の端部には、ケーブル10、手洗側給水管6及び排水管7が挿通される切欠部が縦配管カバー27に連通するように設けられている。また、取付ベース25の下側の係合片部の奥壁面8側の端部にも切欠部を設けた態様としてもよい。
縦配管カバー27は、上下方向に延びる筒状とされている。この縦配管カバー27は、側壁面9と奥壁面8との入隅部に沿うように、かつ上端部を側方配管カバー24内に差し入れた状態で配される構成とされている。
また、この縦配管カバー27は、上記と概ね同様、図2及び図4に示すように、固定対象となる奥壁面8に固定される取付ベース28と、この取付ベース28に保持されるカバー本体29と、を備えている。また、カバー本体29は、取付ベース28に対して着脱自在に取り付けられる構成とされている。
取付ベース28は、奥壁面8に沿うように固定される平板状部と、この平板状部の幅方向(便器幅方向に沿う方向)両端部から便器奥行方向手前側に向けて突出するように設けられ、先端部に係止部28a,28cを有した係合片部と、を備えている。この取付ベース28は、後記する配管カバー30の側壁面9側の端部の上方側に位置するように配される構成とされている。
カバー本体29は、奥壁面8と平行状に配される表面板状部と、この表面板状部の幅方向(便器幅方向に沿う方向)両端部から奥壁面8に向けて延びるように設けられた両側板状部と、を備えている。つまり、カバー本体29は、奥壁面8に向けて開口する略U字状(略C字状)とされている。このカバー本体29は、図3に示すように、下端部が配管カバー30の側壁面9側の端部に当接されて配管カバー30に支持される構成とされている。このカバー本体29の下端部には、配管カバー30のカバー本体36を受け入れる切欠状の凹所が下方側及び奥壁面8に向けて開口するように設けられている。
また、カバー本体29の両側板状部の先端部には、取付ベース28の係止部28a,28cに脱離可能に係止される被係止部29a,29aが設けられている。
また、本実施形態では、奥壁面8に交差する側壁面9側のカバー本体29の側板状部及び取付ベース28の係合片部のうちの一方が他方と側壁面9との間に挟まれるように配される構成とされている。また、側壁面9側のカバー本体29の側板状部の被係止部29aと取付ベース28の係合片部の係止部28cとは、他方側(反側壁面側)の被係止部29a及び係止部28aよりも容易に係止解除可能な構成とされている。このような構成とすれば、縦配管カバー27を側壁面9に近接させて、つまり、壁際に設置可能でありながらも、取付ベース28に対するカバー本体29の取外性を向上させることができる。
本実施形態では、上記と概ね同様、カバー本体29の両側板状部によって取付ベース28の幅方向両側の係合片部を覆う構成としている。つまり、側壁面9側のカバー本体29の側板状部が側壁面9側の取付ベース28の係合片部と側壁面9との間に挟まれるように配される構成とされている。
また、係止部28a,28cを、平板状部の幅方向外側に向けて突出する係止爪状とし、被係止部29a,29aを、これら係止部28a,28cに対応させて、互いに向き合う方向(幅方向中央側)に向けて突出する係止爪状としている。また、側壁面9側の係止部28cの奥壁面8側に向く係止面28d及び被係止部29aの反奥壁面側(便器奥行方向手前側)に向く被係止面29bのうちの少なくとも一方を、この一方が設けられた部位の垂直面に対して鈍角状となるように設けた構成としている。
図例では、側壁面9側の係止部28cの係止面28dと係合片部の側壁面9側に向く面とのなす角を鈍角状(図例では、120度程度)とした例を示している。また、側壁面9側の被係止部29aの被係止面29bと側板状部の反側壁面側に向く面とのなす角を直角状とした例を示している。なお、このように一方を直角状とした態様に代えて、両方を鈍角状とした態様としてもよい。また、上記鈍角状とされるなす角は、120度に限られず、100度〜150度程度であってもよい。
また、図例では、反側壁面側の係止部28aの係止面28bと係合片部の反側壁面側に向く面とのなす角を直角状とし、反側壁面側の被係止部29aの被係止面29bと側板状部の側壁面9側に向く面とのなす角を直角状とした例を示している。なお、このような態様に代えて、反側壁面側の係止部28aの係止面28b及び被係止部29aの被係止面29bのうちの少なくとも一方を、この一方が設けられた部位の垂直面に対して鋭角状となるように設けた構成としてもよい。
なお、カバー本体29を取付ベース28に対して着脱自在に取り付ける態様としては、上記同様、係止部28a,28cや被係止部29a,29aを設けた態様に代えて、ねじ等の止具によって取り付ける態様等としてもよく、その他、種々の変形が可能である。
また、側方配管カバー24及び縦配管カバー27の各取付ベース25,28に、ケーブル10、手洗側給水管6及び排水管7を保持する保持部や、ねじ等の止具が挿通される挿通孔を設けた構成としてもよい。
配管カバー30は、縦配管カバー27の下端部と便器3との間に延びるように設けられている。この配管カバー30には、図2及び図5に示すように、便器3側と手洗ボウル21側とに分割されたケーブル11,15の便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16とを保持するコネクタホルダ40が設けられている。また、本実施形態では、配管カバー30及びコネクタホルダ40のうちの一方に、他方に設けられた係止部34a,35aに対して脱離可能に係止される被係止部42,42を設けた構成としている。また、配管カバー30を、奥壁面8に固定され、コネクタホルダ40が取り付けられる取付ベース31と、この取付ベース31に対して脱離可能に保持されるカバー本体36と、を備えた構成としている。
取付ベース31は、側壁面9側の端部が上記した縦配管カバー27の取付ベース28の反側壁面側の端部の下方側に位置するように配される構成とされている。この取付ベース31の反側壁面側の端部は、便器3に近接させて配されるものでもよい。
この取付ベース31は、図6(a)、(b)に示すように、奥壁面8に沿うように固定される平板状の固定片部32を備えている。この固定片部32に、ねじ等の止具が挿通される挿通孔を設けた構成としてもよい。
また、取付ベース31は、固定片部32の上端部から便器奥行方向手前側に向けて突出するように設けられた下片部34を備えている。この下片部34の先端部には、上方側に向けて突出するように係止部34aが設けられている。
また、取付ベース31は、奥壁面8との間に隙間を設けるように、下片部34の突出方向途中部位から上方側に向けて立ち上がるように設けられた立上片部33を備えている。
また、取付ベース31は、立上片部33の上端部から便器奥行方向手前側に向けて突出するように設けられた上片部35を備えている。この上片部35の突出寸法は、下片部34の突出寸法よりも大とされている。また、この上片部35の突出方向途中部位の下面側には、下片部34の係止部34aと対向するように、下方側に向けて突出する係止部35aが設けられている。なお、上片部35の突出寸法は、後記するカバー本体36の保持性等の観点から適宜の寸法としてもよい。
カバー本体36は、取付ベース31の立上片部33と奥壁面8との隙間に差し込まれる差込片部37と、この差込片部37の上端部から便器奥行方向手前側に向けて突出するように設けられた上方カバー片部38と、を備えている。このカバー本体36は、差込片部37が取付ベース31の立上片部33と奥壁面8との隙間に差し込まれ、上方カバー片部38が取付ベース31の上片部35に載置されて取付ベース31に対して脱離可能に保持される。このカバー本体36は、側方配管カバー24及び縦配管カバー27のカバー本体26,29をそれぞれの取付ベース25,28から取り外した状態で、取付ベース31に対して着脱されるものでもよい。
また、カバー本体36は、上方カバー片部38の先端部から垂れ下がるように設けられた前方カバー片部39を備えている。つまり、カバー本体36は、下方側に向けて開口する略U字状(略C字状)とされている。また、配管カバー30は、上記した側方配管カバー24及び縦配管カバー27とは異なり、カバー本体36を取付ベース31に取り付けた状態でも筒状とならずに下方側に向けて開口する形状とされている。
前方カバー片部39の上下方向に沿う寸法及び上記した上方カバー片部38の便器奥行方向に沿う寸法は、便器奥行方向手前側から見た際に、これらによって覆われる排水管7や取付ベース31、コネクタホルダ40等が目立ち難くなるように適宜の寸法としてもよい。図例では、前方カバー片部39の上下方向に沿う寸法を、取付ベース31の上下方向に沿う寸法の1/2程度の寸法とした例を示しているが、このような寸法に限られない。前方カバー片部39の上下方向に沿う寸法を、取付ベース31に取り付けられたコネクタホルダ40の少なくとも上側半部を正面視して覆い得る寸法としてもよい。また、このカバー本体36の便器幅方向に沿う寸法は、取付ベース31の便器幅方向に沿う寸法以上としてもよい。
なお、取付ベース31に、上記のような固定片部32を設けた態様に代えて、立上片部33の下方側部位に奥壁面8に当接される突段部を設けた構成とし、この下方側部位を奥壁面8に固定される固定部としてもよい。配管カバー30の取付ベース31としては、その他、種々の形状とされたものでもよい。
また、取付ベース31に対して脱離可能にカバー本体36を保持させる態様としては、上記したような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。また、カバー本体36を、ねじ等の止具によって脱離可能に取付ベース31に保持させる態様等としてもよい。
また、配管カバー30を下方側に向けて開口する形状とした態様に代えて、側方配管カバー24及び縦配管カバー27と概ね同様、カバー本体36を取付ベース31に取り付けた状態で筒状となるものとしてもよい。例えば、カバー本体36を、奥壁面8に向けて開口する略U字状(略C字状)としてもよく、その他、種々の形状とされたものとしてもよい。
手洗装置2の収納部22の側壁部から導出されるケーブル10、手洗側給水管6及び排水管7は、上記した側方配管カバー24及び縦配管カバー27に収容されるように配される。また、ケーブル10、手洗側給水管6及び排水管7は、縦配管カバー27の下方側において便器3側に向けて屈曲されて配管カバー30の取付ベース31に沿うように配され、カバー本体36に覆われる。なお、手洗側給水管6は、奥壁面8に設けられた水道管等との接続部の位置に応じて、配管カバー30によって覆われずに縦配管カバー27の下方側から下方側に向けて露出するように配されるものでもよい。
また、排水管7の便器3側の端部は、便器3の側方や背面側から便器3内に導入されて便器3の排水側となるトラップ部やトラップ部を収容するケース部等に接続されたものでもよい。
ケーブル10は、図2に示すように、便器3の電源部4等に接続された便器側ケーブル11と、手洗装置2の電気的駆動弁19等に接続された手洗ボウル側ケーブル15と、に分割されている。本実施形態では、このケーブル10を、配管カバー30が設けられる箇所において便器側ケーブル11と手洗ボウル側ケーブル15とに分割した構成としている。
便器側コネクタ12は、図5に示すように、便器側ケーブル11の手洗ボウル21側の端部に設けられている。手洗ボウル側コネクタ16は、手洗ボウル側ケーブル15の便器3側の端部に設けられている。これら便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16とが接続されることで、便器側ケーブル11と手洗ボウル側ケーブル15とが電気的に接続される。
また、これら便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16は、一方が雌型とされ、他方がこの雌型に着脱自在に接続される雄型とされている。図例では、便器側コネクタ12を、差込穴13を設けた雌型とし、手洗ボウル側コネクタ16を、差込穴13に差し込まれる差込部17を設けた雄型とした例を示している。また、便器側コネクタ12の上下両側(設置された状態における上下両側)に、反手洗ボウル側コネクタ側に向く段壁面14,14が形成されるように突段部を設けた構成としている。また、手洗ボウル側コネクタ16の上下両側(設置された状態における上下両側)に、接続解除時に操作される、反便器側コネクタ側に延びるアーム状の操作片部を設けた構成としている。なお、便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16としては、図例のような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。
コネクタホルダ40は、図3に示すように、設置された状態において便器奥行方向手前側の斜め上方側から見た状態では、カバー本体36によって略覆い隠される構成とされている。このコネクタホルダ40は、図5に示すように、本実施形態では、便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16を収容し、一方向に開口する収容凹所49を設けた形状とされている。また、コネクタホルダ40は、図2及び図6に示すように、この収容凹所49を区画する底壁部41が室内側に位置するように、収容凹所49の開口側を取付ベース31に向けて取付ベース31に取り付けられる構成とされている。
このコネクタホルダ40は、収容凹所49の開口方向に見て概ね方形状とされている。図例では、コネクタホルダ40を、便器幅方向に長尺状とした例を示している。また、このコネクタホルダ40は、便器奥行方向に沿う寸法が比較的に小とされた薄型状とされている。
また、このコネクタホルダ40は、取付ベース31の下片部34と上片部35との間に挟まれるように保持される構成とされている。このコネクタホルダ40の上下端部には、下片部34及び上片部35の係止部34a,35aにそれぞれ係止される被係止部42,42が設けられている。これら被係止部42,42は、コネクタホルダ40の底壁部41から奥壁面8側に向けて突出するように設けられた係合片部の先端部から上下方向外側に向けて突出するように爪状に設けられている。また、これら被係止部42,42には、係止部34a,35aの奥壁面8側に向く係止面に係止される被係止面が設けられている。これら被係止部42,42は、これらが設けられた係合片部の弾性変形を伴って取付ベース31の係止部34a,35aに対して係止及び係止解除されるものでもよい。
また、図例では、被係止部42,42を、コネクタホルダ40のケーブル長手方向(便器幅方向)両端部の上下端部のそれぞれに設けた例を示している。
なお、取付ベース31及びコネクタホルダ40の係止部34a,35a及び被係止部42,42としては、このような構成とされたものに限られず、その他、種々の変形が可能である。また、コネクタホルダ40を取付ベース31に対して脱離可能に取り付ける態様としては、ねじ等の止具によって取り付ける態様等としてもよい。
また、このコネクタホルダ40には、底壁部41の厚さ方向一方側となる背面側から奥壁面8に向けて突出するように、かつ四周を囲むように縦壁部43,43及び横壁部44,44が設けられている。コネクタホルダ40のケーブル長手方向両側に設けられた縦壁部43,43には、ケーブル10,10が挿通される挿通部43a,43aが切欠状に設けられている。
これら挿通部43a,43aは、奥壁面8側に向けて開口するように、かつ各縦壁部43,43を厚さ方向に貫通するように設けられている。本実施形態では、このコネクタホルダ40に、2本のケーブル10,10(11,15,11,15)が並列状に保持される構成としている。そのため、これら縦壁部43,43のそれぞれに、上下に間隔を空けて2つの挿通部43a,43aを設けた構成としている。また、2本のケーブル10,10のうちの一方(図例では、上方側)のケーブル10を、他方よりも大径状とし、これに対応させて上方側の挿通部43a,43aを下方側の挿通部43a,43aよりも大径状とした例を示している。このようなケーブル10,10としては、一方が駆動電源供給用のケーブルで他方が信号線等であってもよい。また、図例では、上方側に配される便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16の上下方向に沿う寸法を下方側に配される便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16の上下方向に沿う寸法よりも大とした例を示している。
また、上下両側の横壁部44,44は、上記した被係止部42,42が設けられた係合片部の弾性変形を許容するように、係合片部との間に隙間が形成されるように設けられている。
また、コネクタホルダ40には、底壁部41の厚さ方向一方側となる背面側から奥壁面8に向けて突出するように、かつ縦壁部43,43及び横壁部44,44に囲まれた空間を上下に区画するように横仕切壁部45が設けられている。この横仕切壁部45は、ケーブル長手方向両側の縦壁部43,43間の全体に亘ってケーブル長手方向に延びるように設けられている。また、この横仕切壁部45によって上下に区画された空間のそれぞれに収容凹所49,49が設けられている。図例では、上方側空間の上下方向に沿う寸法が下方側空間の上下方向に沿う寸法よりも大となるように横仕切壁部45を設けた例を示している。
また、コネクタホルダ40には、これら上下両側の収容凹所49,49のケーブル長手方向両側を区画するように縦仕切壁部46,46が設けられている。つまり、上側の収容凹所49は、底壁部41、上側の横壁部44、横仕切壁部45及び両側の縦仕切壁部46,46によって区画され、下側の収容凹所49は、底壁部41、下側の横壁部44、横仕切壁部45及び両側の縦仕切壁部46,46によって区画されている。なお、上下の収容凹所49,49は、上記のように上下方向に沿う寸法が異なる寸法とされた上下の便器側コネクタ12,12及び手洗ボウル側コネクタ16,16に対応させて上下方向に沿う寸法が異なる寸法とされている。これら上下の収容凹所49,49は、上下方向に沿う寸法以外の構成が概ね同様であるので、以下では、一方の収容凹所49を例にとって説明する。
また、両側の縦仕切壁部46,46は、上下両側の横壁部44,44間の全体に亘って上下方向に延びるように設けられている。また、これら縦仕切壁部46,46のそれぞれには、ケーブル10,10が挿通される2つの挿通部46a,46aが上下に間隔を空けて設けられている。
また、これら縦壁部43,43、横壁部44,44、横仕切壁部45及び縦仕切壁部46,46は、突出方向先端面が同一平面状とされている。これら縦壁部43,43、横壁部44,44、横仕切壁部45及び縦仕切壁部46,46の突出方向先端面は、当該コネクタホルダ40が取付ベース31に取り付けられた状態で、立上片部33の手前側面に当接または近接される構成とされている(図6(a)参照)。
また、コネクタホルダ40には、接続状態で収容凹所49に収容された便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16の両方または一方を保持する保持部48が設けられている。本実施形態では、収容凹所49を、接続状態とされた雌型(便器側コネクタ12)及び雄型(手洗ボウル側コネクタ16)がケーブル長手方向においていずれ側に位置した状態でも収容し保持可能な構成としている。つまり、収容凹所49は、ケーブル長手方向一方側に雌型(便器側コネクタ12)が位置し他方側に雄型(手洗ボウル側コネクタ16)が位置するように接続状態とされた便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16を収容し保持可能な構成とされている。また、収容凹所49は、ケーブル長手方向他方側に雌型(便器側コネクタ12)が位置し一方側に雄型(手洗ボウル側コネクタ16)が位置するように接続状態とされた便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16を収容し保持可能な構成とされている。この収容凹所49は、開口方向に見て、当該収容凹所49のケーブル長手方向中心線を対象軸として線対称状の形状とされている。図例では、コネクタホルダ40自体を、収容凹所49の開口方向に見て、ケーブル長手方向中心線を対象軸として線対称状の形状とした例を示している。
また、本実施形態では、収容凹所49の上下両側を区画する横仕切壁部45及びこれに対向する横壁部44から互いに向き合う方向に向けて突出するように設けられた突部を保持部48,48としている。これら互いに向き合う保持部48,48間に便器側コネクタ12が挟まれるように保持される。図例では、これら保持部48,48が便器側コネクタ12の上下両側に設けられた突段部に当接される構成とした例を示している。これら互いに向き合う保持部48,48間の寸法は、これらの間に圧入された便器側コネクタ12の保持が可能なように、便器側コネクタ12の突段部が設けられた部位の上下方向に沿う寸法よりも僅かに小とされたものでもよい。
また、コネクタホルダ40に、ケーブル長手方向に間隔を空けて2組の保持部48,48,48,48を設けた構成としている。つまり、ケーブル長手方向一方側に位置するように配された便器側コネクタ12を保持する第1組の保持部48,48と、ケーブル長手方向他方側に位置するように配された便器側コネクタ12を保持する第2組の保持部48,48と、を設けた構成としている。
また、本実施形態では、コネクタホルダ40に、接続状態で保持された便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16との接続解除側への移動を抑制する規制部47,47を設けた構成としている。本実施形態では、便器側コネクタ12の段壁面14に近接対面される規制部47と、手洗ボウル側コネクタ16の操作片部の先端面18に近接対面される規制部47と、をケーブル長手方向に間隔を空けて、かつケーブル長手方向に対向するように設けた構成としている。
段壁面14に近接対面される規制部47から先端面18に近接対面される規制部47までのケーブル長手方向に沿う寸法は、接続状態の便器側コネクタ12の段壁面14から手洗ボウル側コネクタ16の先端面18までの同方向に沿う寸法よりも僅かに大とされている。つまり、便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16との接続が不十分である場合には、便器側コネクタ12及び手洗ボウル側コネクタ16が各規制部47,47に干渉して収容凹所49への収容が不能となる構成としている。
また、上下両側の段壁面14,14のそれぞれに近接対面される規制部47,47を設け、上下両側の操作片部の先端面18,18のそれぞれに近接対面される規制部47,47を設けた構成としている。
つまり、4つの規制部47,47,47,47によって接続状態とされた便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16との接続解除側への移動を抑制する構成としている。また、コネクタホルダ40に、ケーブル長手方向に間隔を空けて2組の規制部47,47,47,47,47,47,47,47を設けた構成としている。つまり、便器側コネクタ12がケーブル長手方向一方側に位置した状態での移動を抑制する第1組の規制部47,47,47,47と、便器側コネクタ12が同方向他方側に位置した状態での移動を抑制する第2組の規制部47,47,47,47と、を設けている。
図例では、収容凹所49の上下両側を区画する横仕切壁部45及びこれに対向する横壁部44から互いに向き合う方向に向けて突出するように設けられた突部のケーブル長手方向両側面を、段壁面14に近接対面される規制部47とした例を示している。また、横壁部44と縦仕切壁部46との入隅部及び横仕切壁部45と縦仕切壁部46との入隅部に、操作片部の先端面18に近接対面される規制部47を設けた例を示している。
なお、コネクタホルダ40、側方配管カバー24、縦配管カバー27及び配管カバー30は、合成樹脂系材料や金属系材料から形成されたものでもよい。
本実施形態に係る手洗システム1は、上述のような構成としたことで、電気的駆動弁19によって開閉される水栓20を設けながらも、施工性を向上させることができる。
つまり、電気的駆動弁19によって開閉される水栓20を設けた構成としているので、手動で開閉する必要があるものと比べて、使い勝手を向上させることができる。また、電気的駆動弁19に接続されるケーブル10を、便器3に内蔵された電源部4に接続される構成としているので、手洗用に別途に電源部を設けたものと比べて、部品点数を削減することができる。つまり、便器3に設けられた電気機器用の電源部4を手洗用として兼用することができる。
また、手洗ボウル21の排水管7を、便器3の排水側に接続される構成としているので、手洗用に別途に床下等に排水管を敷設する必要がなく、施工性を向上させることができる。また、この排水管7及びケーブル10を覆う配管カバー30を設けているので、壁面(奥壁面8)に沿わせられる排水管7及びケーブル10を目立ち難くすることができる。また、この配管カバー30に、便器側と手洗ボウル側とに分割されたケーブル(便器側ケーブル11及び手洗ボウル側ケーブル15)の便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16とを保持するコネクタホルダ40を設けた構成としている。従って、配管カバー30のケーブル長手方向途中部位において、便器側ケーブル11と手洗ボウル側ケーブル15とを接続することができる。これにより、便器3の電源部4と電気的駆動弁19とを一本のケーブルによって接続したものと比べて、施工性やメンテナンス性を向上させることができる。また、便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16とをコネクタホルダ40によって保持させることができる。これにより、配管カバー30内において移動し難くなり、接続解除状態となることや便器側ケーブル11及び手洗ボウル側ケーブル15の捩れ等を抑制することができ、接続安定性を向上させることができる。
また、本実施形態では、コネクタホルダ40に、接続状態で保持された便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16との接続解除側への移動を抑制する規制部47を設けた構成としている。従って、接続状態でコネクタホルダ40に保持された便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16とが接続解除状態となることをより効果的に抑制することができる。また、便器側コネクタ12と手洗ボウル側コネクタ16との接続が十分になされていない状態では、コネクタホルダ40に保持させ難くなるので、接続不良を抑制することができる。なお、このような規制部47を設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、配管カバー30及びコネクタホルダ40のうちの一方に、他方に設けられた係止部34a,35aに対して脱離可能に係止される被係止部42,42を設けた構成としている。従って、係止部34a,35aに対して被係止部42,42を係止させることで、配管カバー30にコネクタホルダ40を容易に取り付けることができ、ねじ等で取り付ける必要があるものと比べて、施工性やメンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態では、配管カバー30を、奥壁面8に固定され、コネクタホルダ40が取り付けられる取付ベース31と、この取付ベース31に対して脱離可能に保持されるカバー本体36と、を備えた構成としている。従って、カバー本体36を取り外した状態で、取付ベース31に対してコネクタホルダ40を着脱させることができ、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、コネクタホルダ40を、収容凹所49を区画する底壁部41が室内側に位置するように、収容凹所49の開口側を取付ベース31に向けて取付ベース31に取り付けられる構成としている。従って、コネクタホルダ40の開口側を取付ベース31によって覆うことができるので、開口側をトイレ室内側に向けて取り付けられる構成としたものと比べて、コネクタホルダ40内への水や塵埃等の侵入を抑制することができる。また、取付ベース31をコネクタホルダ40の蓋として機能させることができるので、コネクタホルダ40に蓋を設けたようなものと比べて、構造の簡略化を図ることができる。
なお、コネクタホルダ40は、上記のような構成とされたものに限られず、ケーブル10の種類や本数、各コネクタ12,16の形状等に応じて、適宜、変形可能である。
また、本実施形態では、奥壁面8に沿って横方向に延びるように設けられた配管カバー30にコネクタホルダ40を設けた構成としているが、このような態様に限られない。例えば、上記した側方配管カバー24及び縦配管カバー27の両方または一方にコネクタホルダ40を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、手洗装置2と離間して設置される便器3を、腰掛式の便器とした例を示しているが、立位状態で使用する小便器であってもよい。また、本実施形態に係る手洗システム1の各部の構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
1 手洗システム
3 便器
4 電源部
7 排水管
10 ケーブル
12 便器側コネクタ
16 手洗ボウル側コネクタ
19 電気的駆動弁
20 水栓
21 手洗ボウル
30 配管カバー
31 取付ベース
34a 係止部
35a 係止部
36 カバー本体
40 コネクタホルダ
41 底壁部
42 被係止部
47 規制部
49 収容凹所
8 奥壁面(壁面)

Claims (5)

  1. 便器に内蔵された電源部にケーブルを介して接続される電気的駆動弁によって開閉される水栓が設けられ、前記便器から離間して設置される手洗ボウルと、この手洗ボウルの排水側に接続され、前記便器の排水側に接続される排水管と、壁面に沿って配設される前記ケーブル及び前記排水管を覆う配管カバーと、該配管カバーに設けられ、前記便器側と前記手洗ボウル側とに分割された前記ケーブルの便器側コネクタと手洗ボウル側コネクタとを保持するコネクタホルダと、を備えていることを特徴とする手洗システム。
  2. 請求項1において、
    前記コネクタホルダには、接続状態で保持された前記便器側コネクタと前記手洗ボウル側コネクタとの接続解除側への移動を抑制する規制部が設けられていることを特徴とする手洗システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記配管カバー及び前記コネクタホルダのうちの一方には、他方に設けられた係止部に対して脱離可能に係止される被係止部が設けられていることを特徴とする手洗システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記配管カバーは、前記壁面に固定され、前記コネクタホルダが取り付けられる取付ベースと、該取付ベースに対して脱離可能に保持されるカバー本体と、を備えていることを特徴とする手洗システム。
  5. 請求項4において、
    前記コネクタホルダは、前記便器側コネクタ及び前記手洗ボウル側コネクタを収容し、一方向に開口する収容凹所を設けた形状とされ、該収容凹所を区画する底壁部が室内側に位置するように、該収容凹所の開口側を前記取付ベースに向けて該取付ベースに取り付けられる構成とされていることを特徴とする手洗システム。
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